JPH11287166A - コモンレールとインジェクションパイプアッシーとの接続構造 - Google Patents

コモンレールとインジェクションパイプアッシーとの接続構造

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JPH11287166A
JPH11287166A JP10105714A JP10571498A JPH11287166A JP H11287166 A JPH11287166 A JP H11287166A JP 10105714 A JP10105714 A JP 10105714A JP 10571498 A JP10571498 A JP 10571498A JP H11287166 A JPH11287166 A JP H11287166A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コモンレールとインジェクションパイプアッ
シーとの接続構造において、亀裂の発生を防止するとと
もに、加工の容易化とコストダウンとを図る。 【解決手段】 コモンレール1に内径が3.5mmの分
岐穴13を形成し、インジェクションパイプアッシーの
カラー22の先端に外径が3mmの細管状の突き出し部
25を形成する。突き出し部25を分岐穴13に遊挿
し、突き出し部25の先端面をコモンレール穴12に対
する分岐穴13の交差開口と略面一にする。分岐穴13
は内径が大きいので容易に形成できる。突き出し部25
と分岐穴13との間に隙間27が生じるから、突き出し
部25はその内周面と外周面とに同じ圧力を受け、発生
応力が抑えられて亀裂の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンのコモンレール式燃料噴射装置におけるコモンレール
とインジェクションパイプアッシーとの接続構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンのコモンレール式燃
料噴射装置において、コモンレールには燃料ポンプを接
続するためのパイプとインジェクタを接続するためのパ
イプ(以下、インジェクションパイプという。)とが接
続される。図5〜図7は、従来例にかかるコモンレール
とインジェクションパイプアッシーとの接合構造を示し
ている。
【0003】図5及び図6に示すように、コモンレール
51の中心部にはレール長方向に延びるコモンレール穴
52が形成され、コモンレール51の筒壁部には、内側
から外側へ順に、コモンレール穴52に交差開口してレ
ール長直角方向に延びる分岐穴53と、テーパー状のシ
ール面54と、内周に雌ネジ56が切られた取付穴55
とが形成されている。インジェクションパイプ61の端
部には小筒状のカラー62が圧入固定され、カラー62
の外周にはフランジ部63が形成され、カラー62の先
端には凸球面状のシール面64が形成されている。イン
ジェクションパイプ61の周りには大筒状のユニオン7
1が通され、ユニオン71の外周には雄ネジ72が切ら
れるとともに六角部73が形成され、ユニオン71の内
周には段部74が形成されている。そして、インジェク
ションパイプ61とカラー62とユニオン71とが、予
めインジェクションパイプアッシー60としてアッセン
ブリ化されている。
【0004】インジェクションパイプアッシー60をコ
モンレール51に接続するには、図6に示すように行
う。すなわち、ユニオン71の雄ネジ72を取付穴55
の雌ネジ56に螺合し、ユニオン71の段部74をカラ
ー62のフランジ部63に係合させて、カラー62のシ
ール面64をコモンレール51のシール面54に強く密
着させればよい。燃料ポンプにより加圧してコモンレー
ル51に送られた燃料は、コモンレール穴52から分岐
穴53に導入され、カラー62の穴を経てインジェクシ
ョンパイプ61からインジェクタに送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のコモ
ンレール51には、次の問題(1)(2)があった。 (1)性能上の要求から、コモンレール51の分岐穴5
3の内径を0.7〜1.0mm程度に小さくする必要が
ある。このような小径の分岐穴53を形成するには、多
大な設備と手間とを要する放電加工や電解バリ取り加工
が必要となるため、設備投資増やコストアップになって
いた。この加工の容易化対策として、分岐穴53の周囲
部分をコモンレール51の本体と別ピースにする案もあ
るが、同案にコスト上の利点はない。
【0006】(2)コモンレール穴52内には燃料ポン
プから送られた加圧燃料により、例えば20←→150
MPa程度の圧力変動を伴った超高圧がかかる。この超
高圧により、図7に示すように、コモンレール穴52に
対する分岐穴53の交差開口縁部57に、変動を伴った
引張歪みが繰り返し発生するため、同部57に金属疲労
による亀裂58が発生し易く、品質が不安定となる。こ
の亀裂を防止するために、コモンレール51の浸炭焼入
れ等の硬化処理や、交差開口縁部57の電解バリ取り加
工による曲面化や、材料変更等による強度アップが図ら
れているが、これらの方法では、大幅なコストアップや
重量増になってしまう。
【0007】本発明の目的は、上記課題を解決し、亀裂
の発生を防止して品質の安定化を図ることができるとと
もに、加工の容易化とコストダウンとを図ることができ
るコモンレールとインジェクションパイプアッシーとの
接続構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコモンレールとインジェクションパイプア
ッシーとの接続構造は、コモンレールに内径が2mm以
上の分岐穴を形成し、インジェクションパイプアッシー
の先端に外径が前記分岐穴の内径より小さい細管状の突
き出し部を形成し、前記突き出し部を前記分岐穴に遊挿
したことを特徴とする。分岐穴の内径を2mm以上とし
たのは、分岐穴の加工を容易にするためと、遊挿する突
き出し部が細くなりすぎないようにするためであり、3
mm以上にすることがさらに好ましい。分岐穴の内径の
上限は、数値上は特にないが、コモンレール穴の内径ま
でである。
【0009】ここで、前記突き出し部の先端面をコモン
レール穴に対する前記分岐穴の交差開口と略面一にする
ことが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態例について、図1〜図4を参照して説明する。図4は
ディーゼルエンジンのコモンレール式燃料噴射装置の概
略を示し、コモンレール1の側部には、燃料ポンプ2を
接続するためのパイプ3と、インジェクタ4を接続する
ためのインジェクションパイプアッシー20とが接続さ
れ、コモンレール1の端部には、リリーフバルブ6と圧
力センサ7とが接続される。燃料ポンプ2とインジェク
タ4は電子制御装置8により制御される。図1〜図3
は、本実施形態に係るコモンレール1とインジェクショ
ンパイプアッシー20との接合構造を示している。
【0011】図1及び図2に示すように、金属製のコモ
ンレール1の中心部にはレール長方向に延びるコモンレ
ール穴12が形成され、その内径は11mmである。コ
モンレール1の筒壁部には、内側から外側へ順に、コモ
ンレール穴12に交差開口してレール長直角方向に延び
る分岐穴13と、テーパー状のシール面14と、内周に
雌ネジ16が切られた取付穴15とが形成されている。
分岐穴13の内径は3.5mmであり、この程度の大き
さであれば切削加工により形成可能であるから、本実施
形態の分岐穴13はドリル加工されている。
【0012】インジェクションパイプ5の外径は6.3
5mm、内径は3mmである。インジェクションパイプ
5の端部には金属製の小筒状のカラー22が圧入固定さ
れ、その主要部の外径は8mm、内径は2mmである。
カラー22の外周には拡径したフランジ部23が形成さ
れている。カラー22の途中には凸球面状のシール面2
4が形成され、カラー22の先端には細管状の突き出し
部25が形成されている。シール面24と突き出し部2
5とはカラー22を絞る(縮径させる)方法で圧縮残留
歪みが残るように塑性変形させたものであり、突き出し
部25の長さは分岐穴13の長さと略同一である。そし
て、塑性変形の結果、突き出し部25の外径は前記分岐
穴13の内径より小さい3mm、内径(導入穴26)は
0.7〜1.0mmと、それぞれ縮径している。
【0013】インジェクションパイプ5の周りには取付
部材としての大筒状のユニオン31が通され、ユニオン
31の外周には雄ネジ32が切られるとともに六角部3
3が形成され、ユニオン31の内周には段部34が形成
されている。そして、インジェクションパイプ5とカラ
ー22とユニオン31とが、予めインジェクションパイ
プアッシー20としてアッセンブリ化されている。
【0014】インジェクションパイプアッシー20をコ
モンレール1に接続するには、図2に示すように行う。
すなわち、ユニオン31の雄ネジ32を取付穴15の雌
ネジ16に螺合し、ユニオン31の段部34をカラー2
2のフランジ部23に係合させて、カラー22のシール
面24をコモンレール1のシール面14に強く密着させ
るとともに、突き出し部25を分岐穴13に同心状に遊
挿させて、突き出し部25の先端面をコモンレール穴1
2に対する分岐穴13の交差開口と略面一にすればよ
い。この遊挿により、突き出し部25と分岐穴13との
間には周状に0.25mmの隙間27が生じる。
【0015】燃料ポンプ2により加圧してコモンレール
1に送られた燃料は、コモンレール穴12からカラー2
2の突き出し部25の導入穴26に直接導入され、イン
ジェクションパイプ5からインジェクタ4に送られる。
すなわち、本実施形態では突き出し部25の導入穴26
が、従来例の分岐穴53と同様に燃料を導入させる穴と
して機能する。
【0016】本実施形態のコモンレール1によれば、次
の作用・効果(1)(2)が得られる。 (1)前記の通り、コモンレール1の分岐穴13の内径
を3mm程度に大きくするので、切削加工又はその他の
方法により容易に形成することができ、設備投資の軽減
とコストダウンとを図ることができる。なお、インジェ
クションパイプアッシー20としては、カラー22に突
き出し部25を形成する分だけ構造が複雑になるが、そ
の加工は容易であるから、コモンレール1も含めたトー
タルとしては、従来例より製造が容易になり、コストメ
リットが大きい。
【0017】(2)図3に示すように、コモンレール穴
12内の加圧燃料による超高圧は、カラー22の突き出
し部25にかかる。しかし、突き出し部25と分岐穴1
3との間に隙間27が生じていることから、突き出し部
25はその内周面(導入穴26)と外周面とに同じ圧力
を受けるため、発生応力が抑えられて亀裂の発生を防止
することができ、品質が安定する。従って、従来例のよ
うな浸炭焼入れ等の硬化処理や材料変更等による強度ア
ップは不要であるから、大幅なコストアップを図ること
ができ、重量増の心配も無い。なお、超高圧はコモンレ
ール穴12に対する分岐穴13の交差開口縁部17にも
かかるが、その内径が大きいことから、従来より簡単な
方法(例えば流体研磨等)による曲面化等で局部応力集
中を緩和できるので、性能は保障できる。
【0018】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)インジェクションパイプアッシーの構成を変更
し、例えばインジェクションパイプ5の先端に突き出し
部を直接形成し、インジェクションパイプ5の外周にカ
ラーを固定すること。 (2)本発明から外れない範囲で各部の寸法を適宜変更
すること。
【0019】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のコモンレー
ルとインジェクションパイプアッシーとの接続構造によ
れば、亀裂の発生を防止して品質の安定化を図ることが
できるとともに、加工の容易化とコストダウンとを図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るコモンレールとインジ
ェクションパイプアッシーとの接続構造の接続前の断面
図である。
【図2】同接続構造の接続後の断面図である。
【図3】図2の要部拡大断面図である。
【図4】ディーゼルエンジンのコモンレール式燃料噴射
装置の概略図である。
【図5】従来例に係るコモンレールとインジェクション
パイプアッシーとの接続構造の接続前の断面図である。
【図6】同接続構造の接続後の断面図である。
【図7】図6の要部拡大断面図である。
【符号の説明】 1 コモンレール 5 インジェクションパイプ 12 コモンレール穴 13 分岐穴 20 インジェクションパイプアッシー 22 カラー 25 突き出し部 26 導入穴 27 隙間 31 ユニオン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コモンレールに内径が2mm以上の分岐
    穴を形成し、インジェクションパイプアッシーの先端に
    外径が前記分岐穴の内径より小さい細管状の突き出し部
    を形成し、前記突き出し部を前記分岐穴に遊挿したこと
    を特徴とするコモンレールとインジェクションパイプア
    ッシーとの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記突き出し部の先端面をコモンレール
    穴に対する前記分岐穴の交差開口と略面一にした請求項
    1記載のコモンレールとインジェクションパイプアッシ
    ーとの接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002174155A (ja) * 2000-12-05 2002-06-21 Usui Internatl Ind Co Ltd ディーゼルエンジン用燃料噴射管
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