JPH1128739A - 型物発泡成型体及びその製造方法 - Google Patents
型物発泡成型体及びその製造方法Info
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- JPH1128739A JPH1128739A JP9199279A JP19927997A JPH1128739A JP H1128739 A JPH1128739 A JP H1128739A JP 9199279 A JP9199279 A JP 9199279A JP 19927997 A JP19927997 A JP 19927997A JP H1128739 A JPH1128739 A JP H1128739A
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Abstract
であり、表面に硬いスキン層を有するポリカーボネート
系樹脂発泡成型体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 粘度平均分子量が16000〜3100
0のポリカーボネート系樹脂発泡成型体であって、該成
型体の密度0.5g/cm3以下、表層密度0.6g/
cm3以上、かつ0.35≦内部密度/表層密度≦0.
55であることを特徴とするポリカーボネート系樹脂の
型物発泡成型体。アキュムレータを有する押出成型機に
よる該発泡成型体の製造方法。
Description
系樹脂よりなる高強度で、断熱性があり、低密度で表面
に硬いスキン層を有し、気泡が均一な発泡成型体及びそ
の製造方法に関するものである。
ための製造方法として、射出発泡成型法、押出発泡法が
知られている。射出発泡成型法については特公昭56−
27370号公報に、窒素ガスもしくは化学発泡剤を使
用し、密度が0.6g/cm3以上のものが得られるこ
とが知られている。また、押出発泡法については、特公
昭47−43183号公報に、低密度のものが得られる
ことが知られている。
ス発泡剤については密度が0.5g/cm3以下のもの
を得るために発泡剤を多量に入れると、発泡剤が樹脂中
に充分に溶解できずサージング等を起こし、良好なもの
が得られない。また、化学発泡剤については多量に入れ
ると発泡剤の残渣等があるために、成形体が収縮等を起
こし、良好な成形体が得られない。また通常の射出発泡
成型の場合、型締に必要な圧力が高いために、金型及び
成型機自体のコストがかかる等の問題を有している。
が得られているものの、表面密度と内部密度の差が少な
いために機械的強度に欠け、厚みにおいても充分なもの
が得られておらず、また成型体の形状についても限られ
てくる等の問題を抱えている。
見られる前記問題を解決し、高強度で、断熱性があり、
低密度で表面に硬いスキン層を有し、気泡が均一なポリ
カーボネート系樹脂の型物発泡成型体及びその製造方法
を提供することを課題とする。
に見られる前記問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結
果、発泡剤に揮発性発泡剤を用い、アキュムレーターの
使用により、金型に樹脂を素早く充填でき、かつ樹脂注
入時に金型内の圧力を大気圧以上とすることにより、発
泡剤の拡散が抑えられ、表面の発泡が抑えられるため、
高強度で断熱性があり、低密度で表面に硬いスキン層を
有し、気泡が均一なポリカーボネート系樹脂の型物発泡
成型体が得られることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
が、16000〜31000であるポリカーボネート系
樹脂からなる発泡成型体であって、該成型体の密度が
0.5g/cm3以下で、かつ表層密度〔ds〕が0.
6g/cm3以上であり、かつ、該表層密度〔ds〕と
内部密度〔di〕との間に、下記関係が成立しているこ
とを特徴とする型物発泡成型体が提供される。 0.35 ≦〔di〕/〔ds〕≦ 0.55 また、本発明によれば、内部の平均気平径が0.1〜
2.0mmで、かつ気泡形状が略球状であることを特徴
とする上記型物発泡成型体が提供される。更に、本発明
によれば、ポリカーボネート系樹脂をアキュムレータを
有する押出成形機を用いて発泡成型体を製造する方法で
あって、粘度平均分子量16000〜31000のポリ
カーボネート系樹脂を揮発性発泡剤と溶融混練し、溶融
混練物をアキュムレータ内に移送し、その際該アキュム
レータ内の圧力を発泡圧以上に保持し、次いで成型用金
型のキャビティー内に該キャビティー内容積未満の溶融
混練物を注入し、その際該キャビティー内の圧力を大気
圧より大に保持し、該溶融混練物の注入中もしくは注入
終了後に、該キャビティー内圧力を開放することにより
該溶融樹脂を発泡させて該キャビティー内に充満させる
ことを特徴とする上記型物発泡成型体の製造方法が提供
される。
は、0.5g/cm3以下であり、好ましくは0.24
g/cm3〜0.48g/cm3である。また、表層密度
は0.6g/cm3以上である。表層密度が、0.6g
/cm3未満では強度が低下してしまうため適当ではな
い。更に該表層密度〔ds〕と内部密度〔di〕との間
に、下記関係が成立しなければならない。 0.35 ≦〔di〕/〔ds〕≦ 0.55 〔di〕/〔ds〕≦ 0.35においては、発泡層の
密度が下がり、強度が弱くなってしまうため適当でな
く、また、〔di〕/〔ds〕≦ 0.55の場合で
は、表層と内部の密度差が小さくなりすぎ、硬い表層が
できないため、強度の低下につながってしまう。本発明
において表層密度とは、成型体表面より、厚さ方向に2
mmまでの間の密度のことを示し、また内部密度とは、
成型体の厚さ方向の中央部の厚さ5mmの間の密度のこ
とを示す。
について説明する。本発明の型物発泡成型体は、内部に
おいて略球状(「略球状」とは、最も大きい方向の平均
気泡径を1とした場合最も小さい方向の平均気泡径が
0.75〜1を意味する)をしていることが好ましい。
また、内部の平均気泡径が0.1〜2.0mmのもので
ある。内部における気泡形状が偏平状等の球状でないも
のは、発泡成型体の強度に方向性が現れるため好ましく
ない。また内部の平均気径が0.1mmより小さいと連
続気泡化しやすくなり、2.0mmより大きいと断熱性
の低下が大きくなり、いずれも好ましくない。尚、本発
明における平均気泡径とは顕微鏡や、電子顕微鏡にて2
0から200倍に拡大して発泡体押出方向垂直断面及び
幅方向垂直断面を観察し、ASTMD−3576に準拠
し、上記断面の気泡を垂直方向及び水平方向に横断する
線分の長さ(L)と該線分に横断される気泡の数(N)
を基に(L/N)÷0.616で求められる各断面の水
平及び垂直方向の平均気泡径の総平均値として算出した
値である。
ト系樹脂は、粘度平均分子量が16000〜31000
であるポリカーボネート系樹脂である。ポリカーボネー
ト系樹脂としては、例えば、2,2−ビス(4−オキシ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−オキシフェニ
ル)ブタン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)シク
ロヘキサン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)ブタ
ン、1,1−ビス(4−オキシフェニル)イソブタン、
1,1−ビス(4−オキシフェニル)エタン等のビスフ
ェノールから製造される芳香族ポリカーボネートが耐熱
性で優れている点で好適である。また、本発明の目的、
効果を逸脱しない範囲においてその他の樹脂や慣用の添
加剤をポリカーボネート系樹脂に添加することができ
る。
ト系樹脂の粘度平均分子量は16000〜31000で
あり、好ましくは18000〜30000である。上記
粘度平均分子量が16000未満のものを使用した場合
には、機械的物性に劣る型物発泡成型体しか得られな
い。具体的には、成型体の単位密度(g/cm3)当たり
の曲げ強度(kfg/cm2)の値が200〔(kfg/
cm2)/(g/cm3)〕以下の劣った型物発泡成型体
しか得られない。一方、上記粘度平均分子量が3100
0を越える物を使用した場合には、金型内への充填性が
極端に悪くなく、金型形状に一致した形状の型物発泡成
型体が得られなくなってしまう。尚、本発明におけるポ
リカーボネート系樹脂の粘度平均分子量は、ウベローデ
型粘度計を用いて以下の手順により測定を行う。 試料0.5gを精秤し、メスフラスコ中で塩化メチレ
ンを使用し、25℃の恒温槽に20分以上浸して溶解さ
せ、その後塩化メチレンを加え100mlに調整する。 上記試料を粘度計に移し、25℃の恒温槽に浸す。 約10分後内液を測定標線まで上げ、落下秒数を測定
する。 測定値は3回の平均をとる。 塩化メチレンも同様に測定する。 以上の測定より得られた結果を以下の式を使うことで粘
度平均分子量を求める。
泡剤を使用する。該揮発性発泡剤としては、例えば、プ
ロパン、n−ブタン、イソブタン、n−ペンタン、イソ
ペンタン、ヘキサン等の低級脂肪族炭化水素、シクロブ
タン、シクロペンタン、シクロヘキサン等の低級脂環式
炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレン等の低級芳香
族炭化水素、メタノール、エタノール、等の脂肪族低級
一価アルコール、アセトン、メチルエチルケトン等の低
級脂肪族ケトン、1−クロロ−1,1−ジフルオロエタ
ン、ペンタフルオロエタン、1,1,1,2−テトラフ
ルオロエタン、1,1−ジフルオロエタン、エチルクロ
ライド、メチルクロライド等の低沸点ハロゲン化フルオ
ロエタン、1,1−ジフルオロエタン、エチルクロライ
ド等の低沸点ハロゲン化炭化水素等が例示される。以上
に詳記した発泡剤は、単独または2種類以上混合して使
用可能であり、他の発泡剤についても少量であれば添加
してもよい。
方法について説明する。図1に本発明の概略図を示す。
本発明の型物発泡成型体を得るためには、例えば、前述
のポリカーボネート系樹脂1を押出機2にて溶融し、発
泡剤注入口3より発泡剤を注入し、該樹脂1と溶融混練
して、該溶融混練物4をアキュムレーター5内に移送す
る。この際、溶融混練物4が発泡しないように該アキュ
ムレーター5内はピストン6により発泡圧以上に保持さ
れ、該ピストン6を押し下げながら該溶融混練物4をア
キュムレーターに蓄積する。アキュムレーター5にて所
定の量に達した溶融混練物4は、ゲート10を開けると
同時にピストン6を前方に押すことにより成形用金型7
のキャビティー8内に注入された後、直ちにゲート10
が閉められる。この時、該キャビティー8内は窒素ガス
等により大気圧より上になるように圧力を保持され、該
溶融混練物4の発泡剤の拡散を抑えながら注入を行う。
該溶融混練物4の注入量は該キャビティー8の内容積未
満とし、該注入量を制御することで成型体密度を決定す
る。樹脂注入中もしくは注入終了後に、該キャビティー
8内に保持されていた圧力をバルブ9を開放することで
該溶融混練物を発泡させ、該キャビティー8内に充満さ
せる。冷却固化後、型を開き成型体を取りだし、再び型
を閉じて次の工程へ移る。
説明する。
押出成型機にて可塑化溶融し、押出成型機中央よりn−
ペンタンを注入し、アキュムレーターを使用して150
mm×150mm×20mmの板状成型体が得られる金
型に押出し、成型を行った。この際、金型キャビティー
内はあらかじめ圧力3kg/cm2Gの窒素ガスで加圧
しておき、充填終了と同時に圧力を開放した。この時の
成型条件としては、 ビスフェノールAポリカーボネート樹脂 100重量部 n−ペンタン 1.9重量部 押出機先端における溶融混練物温度 280℃ 金型充填量 190g 金型温度 40℃ 充填時間 0.7秒 で行ったところ、冷却して金型から取り出された成形体
は、成型体密度0.42g/cm3、表層密度0.65
g/cm3、内部密度0.31g/cm3であり、内部平
均気泡径0.50mmの均一な気泡を持った成型体が得
られた。成型体の物性、評価等を表1に示す。
ボネートを使い、他は実施例1と同条件にて成型を行っ
たところ、成形体密度、表層密度、内部密度は実施例1
とほぼ同じであったが、気泡形状が粗大で不均一な成型
体であった。成型体の物性、評価等を表1に示す。
ボネートを使い、他は実施例1と同条件にて成形を行っ
たところ、流動性が悪く、金型内に充満しきらなかっ
た。成型体の評価等を表1に示す。
cm2Gとなるように成型を行い、他は実施例1と同条
件にて成型を行ったところ、成型体には激しい収縮が見
られ、良好なものは得られなかった。成型体の評価等を
表1に示す。
にて可塑化溶融し、押出機中央よりnペンタンを注入
し、溶融混練した後、大気下に押出して板状発砲成形体
を製造した。この時の押出条件としては、 ビスフェノールAポリカーボネート樹脂 100重量部 n−ペンタン 1.2重量部 押出機先端における溶融混練物温度 228℃ 押出量 50kg/h で行ったところ、厚さ20mm、成形体密度0.18g
/cm3、表層密度0.28g/cm3、内部密度0.1
7g/cm3であり、di/ds=0.62であること
から、表層に硬いスキン層のない機械的強度に劣るもの
だった。成形体の物性、評価等を表1に示す。
し、成型体体積/金型内容積比をもって、金型充填性を
評価した。 〔基準〕 ○:成型体体積/金型内容積比が0.95〜1 ×:成型体体積/金型内容積比が0.9以下 〈曲げ強度〉 〔方法〕 JISK7221に従って、試験速度10m
m/分、スパン間距離100mmにて測定した。尚、サ
ンプルサイズは150mm×25mm×20mm(厚
み)とした。
ポリカーボネート系樹脂の型物発泡成型体が提供され、
該発泡成型体は、軽量で、断熱性がよく、強度のある成
型体であることから、その特性を活かして、建築用材、
パレット、コンテナ、FRP芯材等の用途に有用であ
る。また、本発明の発泡成型体の製造方法により、上記
優れた物性を有するポリカーボネート系樹脂の型物発泡
成型体を得ることができ、該製造方法は、従来の射出発
泡成型方法に比べ、金型の型締圧が低圧でできることか
ら、金型及び成型機のコストダウンが図れる。
Claims (3)
- 【請求項1】 粘度平均分子量が、16000〜310
00であるポリカーボネート系樹脂からなる発泡成型体
であって、該成型体の密度が0.5g/cm3以下で、
かつ表層密度〔ds〕が0.6g/cm3以上であり、
かつ、該表層密度〔ds〕と内部密度〔di〕との間
に、下記関係が成立していることを特徴とする型物発泡
成型体。 0.35 ≦〔di〕/〔ds〕≦ 0.55 - 【請求項2】 内部の平均気平径が0.1〜2.0mm
で、かつ気泡形状が略球状であることを特徴とする請求
項1記載の型物発泡成型体。 - 【請求項3】 ポリカーボネート系樹脂をアキュムレー
タを有する押出成形機を用いて発泡成型体を製造する方
法であって、粘度平均分子量16000〜31000の
ポリカーボネート系樹脂を揮発性発泡剤と溶融混練し、
溶融混練物をアキュムレータ内に移送し、その際該アキ
ュムレータ内の圧力を発泡圧以上に保持し、次いで成型
用金型のキャビティー内に該キャビティー内容積未満の
溶融混練物を注入し、その際該キャビティー内の圧力を
大気圧より大に保持し、該溶融混練物の注入中もしくは
注入終了後に、該キャビティー内圧力を開放することに
より該溶融樹脂を発泡させて該キャビティー内に充満さ
せることを特徴とする請求項1記載の型物発泡成型体の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9199279A JPH1128739A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 型物発泡成型体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9199279A JPH1128739A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 型物発泡成型体及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1128739A true JPH1128739A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16405157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9199279A Pending JPH1128739A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 型物発泡成型体及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1128739A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999040149A1 (en) * | 1998-02-03 | 1999-08-12 | Jsp Corporation | Polycarbonate resin foam and shock absorber using the same |
-
1997
- 1997-07-09 JP JP9199279A patent/JPH1128739A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999040149A1 (en) * | 1998-02-03 | 1999-08-12 | Jsp Corporation | Polycarbonate resin foam and shock absorber using the same |
| US6191178B1 (en) | 1998-02-03 | 2001-02-20 | Jsp Corporation | Polycarbonate resin foam and shock absorber using the same |
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