JPH1128764A - インフレーションフィルムの製造方法及びその装置 - Google Patents
インフレーションフィルムの製造方法及びその装置Info
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- JPH1128764A JPH1128764A JP10110559A JP11055998A JPH1128764A JP H1128764 A JPH1128764 A JP H1128764A JP 10110559 A JP10110559 A JP 10110559A JP 11055998 A JP11055998 A JP 11055998A JP H1128764 A JPH1128764 A JP H1128764A
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Classifications
-
- B29C47/92—
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 透明で高い強度を有する二軸延伸フイルムを
多品種にわたり製造する。 【解決手段】 環状ダイス1から押し出された溶融管状
フィルム4の外周面を管理冷却筒6aの内周壁に接当さ
せて、フィルム樹脂の温度を管理しつつ冷却する。その
後、加圧盤8aによって管状フィルムの内周面側から加
圧することにより、その加圧による仕切りを境にして管
状フィルムを上流側域と下流側域とに仕切る。そして、
仕切りを経て下流側に出た管状フィルムにその外周から
熱風を吹き付けることにより管状フィルムを拡張延伸で
きるように加熱するとともに、拡張延伸用空気を管状フ
ィルムの内部に吹き込むことにより管状フィルムを二軸
方向に延伸させる。
多品種にわたり製造する。 【解決手段】 環状ダイス1から押し出された溶融管状
フィルム4の外周面を管理冷却筒6aの内周壁に接当さ
せて、フィルム樹脂の温度を管理しつつ冷却する。その
後、加圧盤8aによって管状フィルムの内周面側から加
圧することにより、その加圧による仕切りを境にして管
状フィルムを上流側域と下流側域とに仕切る。そして、
仕切りを経て下流側に出た管状フィルムにその外周から
熱風を吹き付けることにより管状フィルムを拡張延伸で
きるように加熱するとともに、拡張延伸用空気を管状フ
ィルムの内部に吹き込むことにより管状フィルムを二軸
方向に延伸させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱可塑性合成樹脂の
フィルム製造方法及びその装置に関し、さらに詳しくは
インフレーションフィルムの製造方法及びその装置に関
する。
フィルム製造方法及びその装置に関し、さらに詳しくは
インフレーションフィルムの製造方法及びその装置に関
する。
【0002】
【従来技術】従来から、インフレーションフィルムの製
造方法が公知である。図11は従来のインフレーション
フィルムの製造装置を示す概略構成図である。この製造
装置81は、ポリマーを押し出す押し出し機82と、押
し出し機82に取り付けられた環状ダイス84と、管状
フィルム85を冷却するエアーリング86と、管状フィ
ルム85を折り畳むガイドブレート87と、引き取り装
置88と、フィルムの巻き取り装置89とを有してい
る。なお、引き取り装置88はピンチロール90とガイ
ドロール91から構成してある。なお、環状ダイス84
には、溶融した管状フィルム85を膨張させるための空
気を圧送する空気供給管92が貫通させてある。環状ダ
イス84の環状スリット83からは樹脂の融点を100
℃程度上回る温度に加温された溶融管状フィルム85が
押し出され、その押し出された直後の溶融管状フィルム
85内に前記空気供給管92から空気を吹き込んで膨張
させた後、エアーリング86により延伸温度まで冷却
し、引き取り装置88により縦方向に引っ張ることによ
り一軸延伸を達成してインフレーションフィルムを製造
している。
造方法が公知である。図11は従来のインフレーション
フィルムの製造装置を示す概略構成図である。この製造
装置81は、ポリマーを押し出す押し出し機82と、押
し出し機82に取り付けられた環状ダイス84と、管状
フィルム85を冷却するエアーリング86と、管状フィ
ルム85を折り畳むガイドブレート87と、引き取り装
置88と、フィルムの巻き取り装置89とを有してい
る。なお、引き取り装置88はピンチロール90とガイ
ドロール91から構成してある。なお、環状ダイス84
には、溶融した管状フィルム85を膨張させるための空
気を圧送する空気供給管92が貫通させてある。環状ダ
イス84の環状スリット83からは樹脂の融点を100
℃程度上回る温度に加温された溶融管状フィルム85が
押し出され、その押し出された直後の溶融管状フィルム
85内に前記空気供給管92から空気を吹き込んで膨張
させた後、エアーリング86により延伸温度まで冷却
し、引き取り装置88により縦方向に引っ張ることによ
り一軸延伸を達成してインフレーションフィルムを製造
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインフレーションフィルムの製造装置及び製造方法
であれば、下記のような課題がある。上記装置では、環
状ダイス84から押し出された直後の溶融管状フィルム
85内に単純に空気を吹き込んで溶融管状フィルム85
を膨張させる方法なので、 フィルムの縦横の肉厚が不均一になる、 フィルムの縦横のバランスが不良であるのでフィルム
強度が縦横で異なる、 図11に示す構成において、二軸延伸を達成しようと
して、エアーリング86より下流側に加圧空気を送り込
むと、その加圧空気が溶融直後の粘性の低い溶融環状フ
ィルム85に達し、拡張延伸の開始前に管の径が大きく
なってしまい、二軸延伸ができない。という課題があ
る。したがって、上記インフレーション製膜法では、高
い強度を有する安定した品質を有する二軸延伸配向フィ
ルムを作ることは不可能であった。
来のインフレーションフィルムの製造装置及び製造方法
であれば、下記のような課題がある。上記装置では、環
状ダイス84から押し出された直後の溶融管状フィルム
85内に単純に空気を吹き込んで溶融管状フィルム85
を膨張させる方法なので、 フィルムの縦横の肉厚が不均一になる、 フィルムの縦横のバランスが不良であるのでフィルム
強度が縦横で異なる、 図11に示す構成において、二軸延伸を達成しようと
して、エアーリング86より下流側に加圧空気を送り込
むと、その加圧空気が溶融直後の粘性の低い溶融環状フ
ィルム85に達し、拡張延伸の開始前に管の径が大きく
なってしまい、二軸延伸ができない。という課題があ
る。したがって、上記インフレーション製膜法では、高
い強度を有する安定した品質を有する二軸延伸配向フィ
ルムを作ることは不可能であった。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、上記課題を解決できる、イン
フレーションフィルムの製造方法及びその装置を提供す
ることにある。具体的な目的の一例を示すと、以下の通
りである。 (a)管状フィルムのままで二軸延伸をしてフィルムを製
造する場合に、延伸の方向が引き取り装置の引っ張り方
向にかたよる点を解消して、縦横のいずれの方向にも偏
らないバランスのとれた強度のある二軸延伸配向フィル
ムを提供する。 (b)二軸延伸配向と樹脂配勾性をコントロールして、透
明で高い強度を有する二軸延伸配向フイルムを多品種に
わたり製造する方法及び製造装置を提供する。 (c)熱可塑性合成樹脂の材料、特性を変える必要なく、
かつ従来の樹脂押し出し機等を使用でき、一部の新しい
治具の装着によって、透明かつ高い強度性を有する二軸
延伸配向フィルムを製造できる方法と装置を提供する。 なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手
段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明す
る。
であり、本発明の目的は、上記課題を解決できる、イン
フレーションフィルムの製造方法及びその装置を提供す
ることにある。具体的な目的の一例を示すと、以下の通
りである。 (a)管状フィルムのままで二軸延伸をしてフィルムを製
造する場合に、延伸の方向が引き取り装置の引っ張り方
向にかたよる点を解消して、縦横のいずれの方向にも偏
らないバランスのとれた強度のある二軸延伸配向フィル
ムを提供する。 (b)二軸延伸配向と樹脂配勾性をコントロールして、透
明で高い強度を有する二軸延伸配向フイルムを多品種に
わたり製造する方法及び製造装置を提供する。 (c)熱可塑性合成樹脂の材料、特性を変える必要なく、
かつ従来の樹脂押し出し機等を使用でき、一部の新しい
治具の装着によって、透明かつ高い強度性を有する二軸
延伸配向フィルムを製造できる方法と装置を提供する。 なお、上記に記載した以外の発明の課題及びその解決手
段は、後述する明細書内の記載において詳しく説明す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明を、例えば、本発
明の実施の形態を示す図1から図10に基づいて説明す
ると、次のように構成したものである。第1発明は、環
状のスリット3を持った環状ダイス1から溶融管状フィ
ルムを押し出すとともに、環状ダイス1を通して溶融管
状フィルム内に空気を吹き込むインフレーションフィル
ムの製造方法において、前記環状ダイス1から押し出さ
れた管状フィルムの外部にフィルムの外周面に当接する
周壁を備えた管理冷却体6を設け、その管理冷却体6に
よりフィルム樹脂の温度を管理しつつ冷却し、管状フィ
ルムの内部にフィルムの内周面に当接する周壁を備えた
加圧体8を設け、管理冷却体6に保持された管状フィル
ムを加圧体8により加圧することにより、その加圧によ
る仕切りを境にして管状フィルムを上部と下部とに仕切
り、その仕切りを経て上部側に出た管状フィルムにその
外周から熱風を吹き付けることにより管状フィルムを拡
張延伸できるように加熱するとともに、拡張延伸用空気
9を管状フィルムの内部に吹き込むことを特徴とする。
明の実施の形態を示す図1から図10に基づいて説明す
ると、次のように構成したものである。第1発明は、環
状のスリット3を持った環状ダイス1から溶融管状フィ
ルムを押し出すとともに、環状ダイス1を通して溶融管
状フィルム内に空気を吹き込むインフレーションフィル
ムの製造方法において、前記環状ダイス1から押し出さ
れた管状フィルムの外部にフィルムの外周面に当接する
周壁を備えた管理冷却体6を設け、その管理冷却体6に
よりフィルム樹脂の温度を管理しつつ冷却し、管状フィ
ルムの内部にフィルムの内周面に当接する周壁を備えた
加圧体8を設け、管理冷却体6に保持された管状フィル
ムを加圧体8により加圧することにより、その加圧によ
る仕切りを境にして管状フィルムを上部と下部とに仕切
り、その仕切りを経て上部側に出た管状フィルムにその
外周から熱風を吹き付けることにより管状フィルムを拡
張延伸できるように加熱するとともに、拡張延伸用空気
9を管状フィルムの内部に吹き込むことを特徴とする。
【0006】第2発明は、環状のスリット3を持った環
状ダイス1から溶融管状フィルムを押し出すとともに、
環状ダイス1を通して溶融管状フィルム内に空気を吹き
込むインフレーションフィルムの製造方法において、前
記環状ダイス1から押し出された管状フィルムの内部に
フィルムの内周面に当接する周壁を備えた管理冷却体6
を設け、その管理冷却体6によりフィルム樹脂の温度を
管理しつつ冷却し、管状フィルムの外部にフィルムの外
周面に当接する周壁を備えた加圧体8を設け、管理冷却
体6に保持された管状フィルムを加圧体8により加圧す
ることにより、その加圧による仕切りを境にして管状フ
ィルムを上部と下部とに仕切り、その仕切りを経て上部
側に出た管状フィルムにその外周から熱風を吹き付ける
ことにより管状フィルムを拡張延伸できるように加熱す
るとともに、拡張延伸用空気9を管状フィルムの内部に
吹き込むことを特徴とする。なお、第1発明における管
理冷却体6としては管理冷却筒6aなどが例示でき、加
圧体8としては加圧盤8aが例示できる。また、第2発
明における管理冷却体6としては外周壁を備えた管理冷
却体6baが例示でき、加圧体8としては加圧筒8bが
例示できる。
状ダイス1から溶融管状フィルムを押し出すとともに、
環状ダイス1を通して溶融管状フィルム内に空気を吹き
込むインフレーションフィルムの製造方法において、前
記環状ダイス1から押し出された管状フィルムの内部に
フィルムの内周面に当接する周壁を備えた管理冷却体6
を設け、その管理冷却体6によりフィルム樹脂の温度を
管理しつつ冷却し、管状フィルムの外部にフィルムの外
周面に当接する周壁を備えた加圧体8を設け、管理冷却
体6に保持された管状フィルムを加圧体8により加圧す
ることにより、その加圧による仕切りを境にして管状フ
ィルムを上部と下部とに仕切り、その仕切りを経て上部
側に出た管状フィルムにその外周から熱風を吹き付ける
ことにより管状フィルムを拡張延伸できるように加熱す
るとともに、拡張延伸用空気9を管状フィルムの内部に
吹き込むことを特徴とする。なお、第1発明における管
理冷却体6としては管理冷却筒6aなどが例示でき、加
圧体8としては加圧盤8aが例示できる。また、第2発
明における管理冷却体6としては外周壁を備えた管理冷
却体6baが例示でき、加圧体8としては加圧筒8bが
例示できる。
【0007】第3発明は、環状のスリット3を持った環
状ダイス1から溶融管状フィルムを押し出すとともに、
環状ダイス1を通して溶融管状フィルム内に空気を吹き
込むインフレーションフィルムの製造方法において、前
記環状ダイス1から押し出された管状フィルムの内周面
あるいは外周面を管理冷却体6の周壁に接当させて、フ
ィルム樹脂の温度を管理しつつ冷却した後、加圧体8に
よって管状フィルムを前記周壁に当接したフィルム面と
反対側のフィルム面側から加圧することにより、その加
圧による仕切りを境にして管状フィルムを上流側域と下
流側域とに仕切り、その仕切りを経て下流側に出た管状
フィルムにその外周から熱風を吹き付けることにより管
状フィルムを拡張延伸できるように加熱するとともに、
拡張延伸用空気9を管状フィルムの内部に吹き込むこと
を特徴とする。
状ダイス1から溶融管状フィルムを押し出すとともに、
環状ダイス1を通して溶融管状フィルム内に空気を吹き
込むインフレーションフィルムの製造方法において、前
記環状ダイス1から押し出された管状フィルムの内周面
あるいは外周面を管理冷却体6の周壁に接当させて、フ
ィルム樹脂の温度を管理しつつ冷却した後、加圧体8に
よって管状フィルムを前記周壁に当接したフィルム面と
反対側のフィルム面側から加圧することにより、その加
圧による仕切りを境にして管状フィルムを上流側域と下
流側域とに仕切り、その仕切りを経て下流側に出た管状
フィルムにその外周から熱風を吹き付けることにより管
状フィルムを拡張延伸できるように加熱するとともに、
拡張延伸用空気9を管状フィルムの内部に吹き込むこと
を特徴とする。
【0008】第4発明は、前記拡張延伸用空気によって
拡張延伸された管状フィルムが拡張延伸保持筒19の内
周壁に保持されることを特徴とする。第5発明のインフ
レーションフィルムの製造装置は、環状のスリット3か
ら溶融管状フィルムを押し出す環状ダイス1と、環状ダ
イス1を通して拡張延伸用の空気を吹き込む拡張延伸用
空気供給路52と、環状ダイス1の下流側に設置される
とともに周壁によって管状フィルムを保持してその温度
を管理しつつ冷却する管理冷却体6と、管理冷却体6と
組になって管理冷却体6の周壁に保持された管状フィル
ムのフィルム面を前記周壁と反対側から加圧する加圧体
8と、加圧体8による加圧を経て下流側に出た管状フィ
ルムにその外周から熱風を吹き付ける環状熱風吹き出し
装置54と、環状熱風吹き出し装置54による加熱と拡
張延伸用空気9の吹き込みにより拡張延伸された拡張延
伸管状フィルムを保持する拡張延伸保持筒19とを有す
ることを特徴とする。
拡張延伸された管状フィルムが拡張延伸保持筒19の内
周壁に保持されることを特徴とする。第5発明のインフ
レーションフィルムの製造装置は、環状のスリット3か
ら溶融管状フィルムを押し出す環状ダイス1と、環状ダ
イス1を通して拡張延伸用の空気を吹き込む拡張延伸用
空気供給路52と、環状ダイス1の下流側に設置される
とともに周壁によって管状フィルムを保持してその温度
を管理しつつ冷却する管理冷却体6と、管理冷却体6と
組になって管理冷却体6の周壁に保持された管状フィル
ムのフィルム面を前記周壁と反対側から加圧する加圧体
8と、加圧体8による加圧を経て下流側に出た管状フィ
ルムにその外周から熱風を吹き付ける環状熱風吹き出し
装置54と、環状熱風吹き出し装置54による加熱と拡
張延伸用空気9の吹き込みにより拡張延伸された拡張延
伸管状フィルムを保持する拡張延伸保持筒19とを有す
ることを特徴とする。
【0009】第6発明は、前記管理冷却体6が管状フィ
ルムの外部に設けられた管理冷却筒6aとなっており、
前記加圧体8が管状フィルムの内周面に当接する加圧盤
8aになっていることを特徴とする。第7発明は、前記
管理冷却体6が管状フィルムの内部に設けられ、前記加
圧体8が管状フィルムの外周面に当接する加圧筒8bに
なっていることを特徴とする。第8発明は、前記加圧体
8が加熱手段を備えていることを特徴とする。第9発明
は、環状ダイス1から管理冷却体6に至る溶融管状フィ
ルム4の内部に補助空気64を供給できる補助空気供給
路53が環状ダイス1を貫通して設けてあることを特徴
とする。第10発明は、管理冷却体6の周壁の口径と、
加圧体8の口径を、5mm〜1mmの範囲で口径差があ
るものとし、その口径差により管理冷却体6の周壁に保
持された管状フィルムに加圧抵抗を与えることを特徴と
する。
ルムの外部に設けられた管理冷却筒6aとなっており、
前記加圧体8が管状フィルムの内周面に当接する加圧盤
8aになっていることを特徴とする。第7発明は、前記
管理冷却体6が管状フィルムの内部に設けられ、前記加
圧体8が管状フィルムの外周面に当接する加圧筒8bに
なっていることを特徴とする。第8発明は、前記加圧体
8が加熱手段を備えていることを特徴とする。第9発明
は、環状ダイス1から管理冷却体6に至る溶融管状フィ
ルム4の内部に補助空気64を供給できる補助空気供給
路53が環状ダイス1を貫通して設けてあることを特徴
とする。第10発明は、管理冷却体6の周壁の口径と、
加圧体8の口径を、5mm〜1mmの範囲で口径差があ
るものとし、その口径差により管理冷却体6の周壁に保
持された管状フィルムに加圧抵抗を与えることを特徴と
する。
【0010】第11発明は、溶融管状フィルム4の内部
に供給される補助空気64と、管状フィルムを拡張延伸
させる拡張延伸用空気9とを、管理冷却体6に対して加
圧体8を加圧させることによって仕切り、一方の空気圧
力が他方の空気圧力に影響を与えないように圧力を遮断
してフィルムの製造を行なうことを特徴とする。第12
発明は、環状ダイス1の環状スリット3の直径に対して
管理冷却体6の径を0.7〜2.3倍範囲に設定し、管
状フィルムを管理冷却体6に密着させた後、管状フィル
ムの拡張延伸を行なうことを特徴とする。
に供給される補助空気64と、管状フィルムを拡張延伸
させる拡張延伸用空気9とを、管理冷却体6に対して加
圧体8を加圧させることによって仕切り、一方の空気圧
力が他方の空気圧力に影響を与えないように圧力を遮断
してフィルムの製造を行なうことを特徴とする。第12
発明は、環状ダイス1の環状スリット3の直径に対して
管理冷却体6の径を0.7〜2.3倍範囲に設定し、管
状フィルムを管理冷却体6に密着させた後、管状フィル
ムの拡張延伸を行なうことを特徴とする。
【0011】第13発明は、管理冷却体6の出口の直径
と入口の直径とを異ならせて勾配を設けることにより、
管状フィルムの引き取り抵抗をつけることを特徴とす
る。第14発明は、前記管理冷却体6の管状フィルムが
当接する周壁に隆起した凸周部62を設け、この凸周部
62により管状フィルムの引き取り抵抗を制御すること
を特徴とする。第15発明は、拡張延伸保持筒19の上
流側の口径を下流側の口径に比べて小さくすることによ
り、拡張延伸保持筒19の摩擦抵抗を増やすことを特徴
とする。なお、上記した第1発明から第15発明の内容
は、それぞれ、いずれか一つの発明の内容を、その発明
以外の少なくとも一つの発明に組み合わせて実施するこ
とが可能である。
と入口の直径とを異ならせて勾配を設けることにより、
管状フィルムの引き取り抵抗をつけることを特徴とす
る。第14発明は、前記管理冷却体6の管状フィルムが
当接する周壁に隆起した凸周部62を設け、この凸周部
62により管状フィルムの引き取り抵抗を制御すること
を特徴とする。第15発明は、拡張延伸保持筒19の上
流側の口径を下流側の口径に比べて小さくすることによ
り、拡張延伸保持筒19の摩擦抵抗を増やすことを特徴
とする。なお、上記した第1発明から第15発明の内容
は、それぞれ、いずれか一つの発明の内容を、その発明
以外の少なくとも一つの発明に組み合わせて実施するこ
とが可能である。
【0012】
【作用及び効果】第1発明、第2発明であれば、管理冷
却体6によって、環状ダイス1から押し出された管状フ
ィルム樹脂の温度を管理しながら冷却できるので拡張延
伸に最も適した温度に管理することができ、結果的に拡
張延伸前の樹脂の配勾性、結晶化を管理することができ
る。また、その温度管理された状態において、加圧体8
による加圧によって、管状フィルムを上部と下部に仕切
り、上部側で吹き込まれる拡張延伸用空気9が管理冷却
体6のある下部側に達しないようにできる。つまり、図
11に示した従来の装置のように拡張延伸用空気が溶融
樹脂の方に流れ込むことがないので、拡張延伸前のフィ
ルム径が大きくなってしまうようなことはない。さら
に、仕切りを経て上部側に出た管状フィルムにその外周
から熱風を吹き付けることにより拡張延伸できるように
加熱するとともに、拡張延伸用空気9を管状フィルムの
内部に吹き込むので、管状フィルムの引き取り方向とほ
ぼ直交する横方向にも安定した延伸を行うことができ
る。このようにこの製造方法であれば、二軸延伸配向を
実現して、高い強度を有するインフレーションフィルム
を製造することができる。ここで、この製造方法におい
ては加圧体を設けているので、管状フィルムが縦方向、
横方向の二軸に延伸する場合において、縦方向と横方向
において安定した制動を得ることができ、二軸延伸の品
質を高めることができる。さらに、加圧体は加圧盤、加
圧筒などの簡単な安価な部材で構成できるので、安価に
二軸延伸フィルムを製造できる利点がある。
却体6によって、環状ダイス1から押し出された管状フ
ィルム樹脂の温度を管理しながら冷却できるので拡張延
伸に最も適した温度に管理することができ、結果的に拡
張延伸前の樹脂の配勾性、結晶化を管理することができ
る。また、その温度管理された状態において、加圧体8
による加圧によって、管状フィルムを上部と下部に仕切
り、上部側で吹き込まれる拡張延伸用空気9が管理冷却
体6のある下部側に達しないようにできる。つまり、図
11に示した従来の装置のように拡張延伸用空気が溶融
樹脂の方に流れ込むことがないので、拡張延伸前のフィ
ルム径が大きくなってしまうようなことはない。さら
に、仕切りを経て上部側に出た管状フィルムにその外周
から熱風を吹き付けることにより拡張延伸できるように
加熱するとともに、拡張延伸用空気9を管状フィルムの
内部に吹き込むので、管状フィルムの引き取り方向とほ
ぼ直交する横方向にも安定した延伸を行うことができ
る。このようにこの製造方法であれば、二軸延伸配向を
実現して、高い強度を有するインフレーションフィルム
を製造することができる。ここで、この製造方法におい
ては加圧体を設けているので、管状フィルムが縦方向、
横方向の二軸に延伸する場合において、縦方向と横方向
において安定した制動を得ることができ、二軸延伸の品
質を高めることができる。さらに、加圧体は加圧盤、加
圧筒などの簡単な安価な部材で構成できるので、安価に
二軸延伸フィルムを製造できる利点がある。
【0013】第3発明であれば、管状フィルムが下部側
から上部側に流れる場合の構成のみならず、管状フィル
ムが上部側から下部側に流れる場合の構成にも適用する
ことができる。その基本的な作用、効果は前記第1発
明、第2発明とほぼ同様である。第4発明であれば、拡
張延伸された管状フィルムが拡張延伸保持筒19の内周
壁に保持されるので、拡張延伸された管状フィルムの揺
らぎなどを抑制して、均一で性質の安定したフィルムを
提供できる。第5発明であれば、環状ダイス1から押し
出された溶融管状フィルムは、環状ダイス1の下流側に
設置された管理冷却体6の周壁によって保持され、その
温度を管理しつつ冷却される。これにより溶融管状フィ
ルムの拡張延伸直前の樹脂の配向性、結晶化を精度よく
管理することが可能になる。また、加圧体8により管状
フィルムのフィルム面が加圧されることにより、管状フ
ィルムを上流側域と下流側域とに仕切り、下流側域で行
われる拡張延伸用空気9が管理冷却体6のある上流側域
に達しないようにできる。つまり、図11に示した従来
の装置のように拡張延伸用空気が溶融樹脂の方に流れ込
むことがないので、拡張延伸前のフィルム径が大きくな
ってしまうようなことはない。そして、加圧体8による
加圧を経て下流側に出た管状フィルムに、環状熱風吹き
出し装置54がそのフィルム外周から熱風を吹き付ける
とともに、拡張延伸用空気供給路52から環状ダイス1
を通して拡張延伸用の空気を吹き込むことにより管状フ
ィルムを二軸延伸することができる。したがって、この
第5発明においても、従来は製造が不可能であった性
質、特性の安定した二軸延伸配向フィルムを製造するこ
とができる。また、加圧体8の制動圧力は、管状フィル
ムの移動方法である縦方向と、拡張延伸用空気9の吹き
込みによって膨張する横方向の2方向に働くので、加圧
体8を設けることにより、拡張延伸される管状フィルム
の品質がよくなる利点がある。
から上部側に流れる場合の構成のみならず、管状フィル
ムが上部側から下部側に流れる場合の構成にも適用する
ことができる。その基本的な作用、効果は前記第1発
明、第2発明とほぼ同様である。第4発明であれば、拡
張延伸された管状フィルムが拡張延伸保持筒19の内周
壁に保持されるので、拡張延伸された管状フィルムの揺
らぎなどを抑制して、均一で性質の安定したフィルムを
提供できる。第5発明であれば、環状ダイス1から押し
出された溶融管状フィルムは、環状ダイス1の下流側に
設置された管理冷却体6の周壁によって保持され、その
温度を管理しつつ冷却される。これにより溶融管状フィ
ルムの拡張延伸直前の樹脂の配向性、結晶化を精度よく
管理することが可能になる。また、加圧体8により管状
フィルムのフィルム面が加圧されることにより、管状フ
ィルムを上流側域と下流側域とに仕切り、下流側域で行
われる拡張延伸用空気9が管理冷却体6のある上流側域
に達しないようにできる。つまり、図11に示した従来
の装置のように拡張延伸用空気が溶融樹脂の方に流れ込
むことがないので、拡張延伸前のフィルム径が大きくな
ってしまうようなことはない。そして、加圧体8による
加圧を経て下流側に出た管状フィルムに、環状熱風吹き
出し装置54がそのフィルム外周から熱風を吹き付ける
とともに、拡張延伸用空気供給路52から環状ダイス1
を通して拡張延伸用の空気を吹き込むことにより管状フ
ィルムを二軸延伸することができる。したがって、この
第5発明においても、従来は製造が不可能であった性
質、特性の安定した二軸延伸配向フィルムを製造するこ
とができる。また、加圧体8の制動圧力は、管状フィル
ムの移動方法である縦方向と、拡張延伸用空気9の吹き
込みによって膨張する横方向の2方向に働くので、加圧
体8を設けることにより、拡張延伸される管状フィルム
の品質がよくなる利点がある。
【0014】第6発明のように、管理冷却体6が管状フ
ィルムの外部に設けられた管理冷却筒6aとなってお
り、前記加圧体8が管状フィルムの内周面に当接する加
圧盤8aになっている構成を採用することにより、溶融
弾性の高い樹脂、例えば、中低圧ポリエチレンなどを製
造する場合に好ましいことを実験で確認した。第7発明
のように、管理冷却体6が管状フィルムの内部に設けら
れ、前記加圧体8が管状フィルムの外周面に当接する加
圧筒8bになっている構成を採用することにより、溶融
弾性の低い樹脂、例えば、ホリアミド、ポリエチレンテ
レフテレート、極薄低圧ポリエチレンなどを製造する場
合に好ましいことを実験で確認した。第8発明であれ
ば、加圧体8が加熱手段を備えているので、軟化管状フ
ィルムを拡張延伸に必要な温度まで上げる場合に、熱風
による温度上昇に加えて加熱手段からも熱を供給できる
ので、安定した温度上昇を達成できる。
ィルムの外部に設けられた管理冷却筒6aとなってお
り、前記加圧体8が管状フィルムの内周面に当接する加
圧盤8aになっている構成を採用することにより、溶融
弾性の高い樹脂、例えば、中低圧ポリエチレンなどを製
造する場合に好ましいことを実験で確認した。第7発明
のように、管理冷却体6が管状フィルムの内部に設けら
れ、前記加圧体8が管状フィルムの外周面に当接する加
圧筒8bになっている構成を採用することにより、溶融
弾性の低い樹脂、例えば、ホリアミド、ポリエチレンテ
レフテレート、極薄低圧ポリエチレンなどを製造する場
合に好ましいことを実験で確認した。第8発明であれ
ば、加圧体8が加熱手段を備えているので、軟化管状フ
ィルムを拡張延伸に必要な温度まで上げる場合に、熱風
による温度上昇に加えて加熱手段からも熱を供給できる
ので、安定した温度上昇を達成できる。
【0015】第9発明であれば、環状ダイス1から管理
冷却体6に至る溶融管状フィルムの内部に補助空気64
を供給できるので、管理冷却体6と管状フィルムの密着
を補助空気64で制御することが可能になる。なお、管
状フィルムの外部に管理冷却体6があるときは、溶融管
状フィルムの外周面を管理冷却体6の内周壁に密着させ
るために、前記補助空気64を使用する方が好ましい。
また、管状フィルムの内部に管理冷却体6があるとき
は、溶融管状フィルムの粘弾性によって生じる常圧によ
るネックイン作用により、自然に溶融管状フィルムの内
周面は管理冷却体6の外周壁に密着するので、補助空気
64の吹き込みは密着の程度を制御するものとして使用
できる。
冷却体6に至る溶融管状フィルムの内部に補助空気64
を供給できるので、管理冷却体6と管状フィルムの密着
を補助空気64で制御することが可能になる。なお、管
状フィルムの外部に管理冷却体6があるときは、溶融管
状フィルムの外周面を管理冷却体6の内周壁に密着させ
るために、前記補助空気64を使用する方が好ましい。
また、管状フィルムの内部に管理冷却体6があるとき
は、溶融管状フィルムの粘弾性によって生じる常圧によ
るネックイン作用により、自然に溶融管状フィルムの内
周面は管理冷却体6の外周壁に密着するので、補助空気
64の吹き込みは密着の程度を制御するものとして使用
できる。
【0016】第10発明によれば、口径差により加圧抵
抗を与えるので、簡単な構成で仕切りを行うことがで
き、拡張延伸用空気9が管理冷却体6より上流側へ影響
を与えないようにすることができる。第11発明であれ
ば、管理冷却体6に対して加圧体8を加圧させることに
より仕切るので、補助空気64と拡張延伸用空気9との
間にかなり大きな圧力差があっても、一方の空気圧力が
他方の空気圧力に影響を与えないようにすることができ
る。第12発明であれば、環状ダイス1の環状スリット
3の直径に対して管理冷却体6の径を0.7倍〜2.3
倍範囲に設定することにより、良好なフィルムの引き取
りと、密着性を維持することができる。
抗を与えるので、簡単な構成で仕切りを行うことがで
き、拡張延伸用空気9が管理冷却体6より上流側へ影響
を与えないようにすることができる。第11発明であれ
ば、管理冷却体6に対して加圧体8を加圧させることに
より仕切るので、補助空気64と拡張延伸用空気9との
間にかなり大きな圧力差があっても、一方の空気圧力が
他方の空気圧力に影響を与えないようにすることができ
る。第12発明であれば、環状ダイス1の環状スリット
3の直径に対して管理冷却体6の径を0.7倍〜2.3
倍範囲に設定することにより、良好なフィルムの引き取
りと、密着性を維持することができる。
【0017】第13発明であれば、簡単な構成で適当な
管状フィルムの引き取り抵抗をつけることができ、管理
冷却体6での安定かつ均一な冷却を達成することができ
る。第14発明であれば、凸周部62を設けるという簡
単な構成で、管状フィルムの引き取り抵抗を制御して、
管理冷却体6での安定かつ均一な冷却を達成することが
できる。第15発明は、拡張延伸保持筒19の摩擦抵抗
を増やすことにより拡張延伸フィルムの揺れを抑制する
ことができる。以上のように、上記記載の本発明によれ
ば、図11に示す従来のインフレーション製膜法では達
成不可能であった二軸の樹脂配勾性をコントロールする
方法と装置を開発することができた。本発明によれば、
肉厚が均一で、縦横の強度に優れる高品質な二軸延伸配
向フィルムを提供できる。さらに、近年の多層押し出し
技術との組み合わせによって、従来に比べて、薄くかつ
強度の高い、袋、包装材、梱包材等に使用するフィルム
を、経済的に生産できる。また、管理冷却体6、加圧体
8、熱風吹き出し装置54、拡張延伸保持筒19などの
新規な治具を従来のインフレーション製膜装置に取り付
けることにより実施できるので低コストである。また、
本発明によれば、市場にない樹脂タイプだけでなく、従
来から公知の合成樹脂を使用しても独自性のある新しい
フィルム商品を生産できる利点がある。
管状フィルムの引き取り抵抗をつけることができ、管理
冷却体6での安定かつ均一な冷却を達成することができ
る。第14発明であれば、凸周部62を設けるという簡
単な構成で、管状フィルムの引き取り抵抗を制御して、
管理冷却体6での安定かつ均一な冷却を達成することが
できる。第15発明は、拡張延伸保持筒19の摩擦抵抗
を増やすことにより拡張延伸フィルムの揺れを抑制する
ことができる。以上のように、上記記載の本発明によれ
ば、図11に示す従来のインフレーション製膜法では達
成不可能であった二軸の樹脂配勾性をコントロールする
方法と装置を開発することができた。本発明によれば、
肉厚が均一で、縦横の強度に優れる高品質な二軸延伸配
向フィルムを提供できる。さらに、近年の多層押し出し
技術との組み合わせによって、従来に比べて、薄くかつ
強度の高い、袋、包装材、梱包材等に使用するフィルム
を、経済的に生産できる。また、管理冷却体6、加圧体
8、熱風吹き出し装置54、拡張延伸保持筒19などの
新規な治具を従来のインフレーション製膜装置に取り付
けることにより実施できるので低コストである。また、
本発明によれば、市場にない樹脂タイプだけでなく、従
来から公知の合成樹脂を使用しても独自性のある新しい
フィルム商品を生産できる利点がある。
【0018】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。図1は本発明の第1実施形態を示すインフ
レーションフィルム製造装置の概略的な縦断面図、図2
はその要部拡大図である。この製造装置は、大別する
と、管状フィルム35の進行方向から見て上流側から順
に、溶融樹脂2を押し出す環状ダイス1、管状フィルム
35の温度を管理しながら冷却する管理冷却体6、管状
フィルム35を加圧する加圧体8、管状フィルム35を
圧力空気により膨張させるとともに熱風40(図2参
照)により管状フィルム35を外周から加熱する拡張延
伸部51とを含んで構成してある。なお、管状フィルム
35は溶融樹脂2が環状ダイス1の環状スリット3から
押し出されることにより溶融管状フィルム4となり、管
理冷却体6に当接して管理冷却されることにより軟化管
状フィルム7となり、図示しない引き取り装置の引っ張
り力と拡張延伸用空気9の拡張延伸により、拡張延伸管
状フィルム10となる。上記拡張延伸部51は、外筒2
1の内部に拡張延伸管状フィルム10を保持する拡張延
伸保持筒19を配置し、その外筒21の底壁56に熱風
吹き出し装置54を取り付けた構成となっている。
き説明する。図1は本発明の第1実施形態を示すインフ
レーションフィルム製造装置の概略的な縦断面図、図2
はその要部拡大図である。この製造装置は、大別する
と、管状フィルム35の進行方向から見て上流側から順
に、溶融樹脂2を押し出す環状ダイス1、管状フィルム
35の温度を管理しながら冷却する管理冷却体6、管状
フィルム35を加圧する加圧体8、管状フィルム35を
圧力空気により膨張させるとともに熱風40(図2参
照)により管状フィルム35を外周から加熱する拡張延
伸部51とを含んで構成してある。なお、管状フィルム
35は溶融樹脂2が環状ダイス1の環状スリット3から
押し出されることにより溶融管状フィルム4となり、管
理冷却体6に当接して管理冷却されることにより軟化管
状フィルム7となり、図示しない引き取り装置の引っ張
り力と拡張延伸用空気9の拡張延伸により、拡張延伸管
状フィルム10となる。上記拡張延伸部51は、外筒2
1の内部に拡張延伸管状フィルム10を保持する拡張延
伸保持筒19を配置し、その外筒21の底壁56に熱風
吹き出し装置54を取り付けた構成となっている。
【0019】環状ダイス1は図示しない樹脂押し出し機
に取り付けられている。環状ダイス1は、溶融樹脂2が
押し出される環状スリット3と、拡張延伸用空気9が供
給される拡張延伸空気供給管52と、補助空気64を供
給する補助空気供給管53とを備えている。拡張延伸空
気供給管52と補助空気供給管53とは環状スリット3
よりも内側に設けられている。また、環状ダイス1から
押し出された溶融管状フィルム4を風により冷却するエ
アーリング5が環状ダイス1の上方側に設けてある。さ
らに、環状ダイス1の上方位置には加圧体8の一例とし
ての加圧盤8aが立設してある。加圧盤8aは円盤形に
形成してあり、加圧盤8aの外周壁により、管状フィル
ム35をその内周面側から加圧するようにしてある。加
圧盤8aには前記拡張延伸空気供給管52が貫通されて
おり、加圧盤8aの上壁に拡張延伸空気供給管52の圧
搾空気口18を設けてある。
に取り付けられている。環状ダイス1は、溶融樹脂2が
押し出される環状スリット3と、拡張延伸用空気9が供
給される拡張延伸空気供給管52と、補助空気64を供
給する補助空気供給管53とを備えている。拡張延伸空
気供給管52と補助空気供給管53とは環状スリット3
よりも内側に設けられている。また、環状ダイス1から
押し出された溶融管状フィルム4を風により冷却するエ
アーリング5が環状ダイス1の上方側に設けてある。さ
らに、環状ダイス1の上方位置には加圧体8の一例とし
ての加圧盤8aが立設してある。加圧盤8aは円盤形に
形成してあり、加圧盤8aの外周壁により、管状フィル
ム35をその内周面側から加圧するようにしてある。加
圧盤8aには前記拡張延伸空気供給管52が貫通されて
おり、加圧盤8aの上壁に拡張延伸空気供給管52の圧
搾空気口18を設けてある。
【0020】加圧盤8aの外周壁を下流側位置において
外嵌するように管理冷却筒6aが配設してある。この管
理冷却筒6aは前記管理冷却体6の一例として示してあ
る。管理冷却筒6a内には水などの温度コントロール媒
体57が循環されるようにしてある。管理冷却筒6aに
は温度コントロール媒体57を管理冷却筒6a内に入れ
る温度コントロール媒体供給管31と、管理冷却筒6a
から温度コントロール媒体57を排出する温度コントロ
ール媒体回収管32とが設けてある。管理冷却筒6aと
加圧盤8aの間に挟まれた管状フィルム35は、加圧盤
8aにより圧接されるようにしてある。図2に示すよう
に加圧盤8aの外周壁には弾性体のリング41が装着し
てあり、そのリング41により、管状フィルム35を加
圧して、仕切る(シール)するようにしてある。
外嵌するように管理冷却筒6aが配設してある。この管
理冷却筒6aは前記管理冷却体6の一例として示してあ
る。管理冷却筒6a内には水などの温度コントロール媒
体57が循環されるようにしてある。管理冷却筒6aに
は温度コントロール媒体57を管理冷却筒6a内に入れ
る温度コントロール媒体供給管31と、管理冷却筒6a
から温度コントロール媒体57を排出する温度コントロ
ール媒体回収管32とが設けてある。管理冷却筒6aと
加圧盤8aの間に挟まれた管状フィルム35は、加圧盤
8aにより圧接されるようにしてある。図2に示すよう
に加圧盤8aの外周壁には弾性体のリング41が装着し
てあり、そのリング41により、管状フィルム35を加
圧して、仕切る(シール)するようにしてある。
【0021】次に各構成要素の具体的な構成について説
明する。熱風吹き出し装置54は前記管理冷却筒6a、
加圧盤8aを外周から取り囲むように環状に設けてあ
り、その熱風吹き出し装置54は外筒21の底壁56に
連設してある。熱風吹き出し装置54の環状熱風吹き出
し口16は管状フィルム35を外周から加熱するための
ものであり、外気取入口22から取り入れた外気を送風
路13aにより環状熱風吹き出し口16に導く構成にな
っている。即ち、熱風吹き出し装置54は外気を送風機
12により送風路13a内に導き、電熱ヒータ14によ
って熱風とし、熱電対15によって送風路13a内の温
度を管理して、緩衝管部58により送風路13aを流れ
る熱風を環状熱吹き出し口16に対応する整流に変える
ことで均一な動圧と静圧を得るとともに、所望の風量を
得るようにしてある。また、図1、図2に示す構成で
は、管状熱風吹き出し口16の温度を一定に整えるため
に微調コントロールヒータ17が設けてある。なお、図
1に示す構成では、管理冷却筒6aと熱風吹き出し口1
6の間に環状の補助加熱ヒータ55が設けられている。
この補助加熱ヒータ55は必ず必要なものでなく、必要
に応じて設けられるものである。
明する。熱風吹き出し装置54は前記管理冷却筒6a、
加圧盤8aを外周から取り囲むように環状に設けてあ
り、その熱風吹き出し装置54は外筒21の底壁56に
連設してある。熱風吹き出し装置54の環状熱風吹き出
し口16は管状フィルム35を外周から加熱するための
ものであり、外気取入口22から取り入れた外気を送風
路13aにより環状熱風吹き出し口16に導く構成にな
っている。即ち、熱風吹き出し装置54は外気を送風機
12により送風路13a内に導き、電熱ヒータ14によ
って熱風とし、熱電対15によって送風路13a内の温
度を管理して、緩衝管部58により送風路13aを流れ
る熱風を環状熱吹き出し口16に対応する整流に変える
ことで均一な動圧と静圧を得るとともに、所望の風量を
得るようにしてある。また、図1、図2に示す構成で
は、管状熱風吹き出し口16の温度を一定に整えるため
に微調コントロールヒータ17が設けてある。なお、図
1に示す構成では、管理冷却筒6aと熱風吹き出し口1
6の間に環状の補助加熱ヒータ55が設けられている。
この補助加熱ヒータ55は必ず必要なものでなく、必要
に応じて設けられるものである。
【0022】外筒21内の底壁56には拡張延伸部51
内の温度を保証する環状の拡張延伸部保障ヒータ36が
設けられている。さらに、底壁56の最外周域には環状
の緩衝空間部25が設けられ、その緩衝空間部25には
拡張延伸部51の加熱空気を引き込む循環回収口23が
設けられている。そして、外筒21内の加熱空気は緩衝
空間部25、送風路13bを経て前記送風機12に吸い
込まれるように構成してある。外筒21の内部には、そ
の外筒21の中心軸と同心状に拡張延伸保持筒19が配
置してある。また、拡張延伸保持筒19には、その上流
側位置に環状の加熱装置20が外嵌してあり、その下流
側位置に環状の冷却装置37が外嵌してある。加熱装置
20と冷却装置37との間には境界周溝28が設けられ
ている。
内の温度を保証する環状の拡張延伸部保障ヒータ36が
設けられている。さらに、底壁56の最外周域には環状
の緩衝空間部25が設けられ、その緩衝空間部25には
拡張延伸部51の加熱空気を引き込む循環回収口23が
設けられている。そして、外筒21内の加熱空気は緩衝
空間部25、送風路13bを経て前記送風機12に吸い
込まれるように構成してある。外筒21の内部には、そ
の外筒21の中心軸と同心状に拡張延伸保持筒19が配
置してある。また、拡張延伸保持筒19には、その上流
側位置に環状の加熱装置20が外嵌してあり、その下流
側位置に環状の冷却装置37が外嵌してある。加熱装置
20と冷却装置37との間には境界周溝28が設けられ
ている。
【0023】加熱装置20としては誘導発熱や温度コン
トロール媒体液によって加熱するものが採用でき、冷却
装置37としては、例えば、冷却水を循環させる構成が
採用できる。外筒21と、加熱装置20及び冷却装置3
7の間には仕切り筒29が設けられている。仕切り筒2
9を設けることにより、仕切り筒29と外筒21の間に
環状送風路59が形成できるとともに、環状送風路59
を環境保持出口24に向けて下流側に流れる熱風が、加
熱装置20及び冷却装置37によって相互に影響を受け
ないようにすることができる。また、拡張延伸保持筒1
9の入口26の位置は前記循環回収口23よりも下流側
に配置されているので、拡張延伸管状フィルム10が拡
張延伸保持筒19に保持された状態では、環状熱風吹き
出し口16からの熱風は、管状フィルム35を加熱した
後、循環回収口23から回収される熱風と環境保持出口
24に向けて流れる熱風とに分岐されることになる。
トロール媒体液によって加熱するものが採用でき、冷却
装置37としては、例えば、冷却水を循環させる構成が
採用できる。外筒21と、加熱装置20及び冷却装置3
7の間には仕切り筒29が設けられている。仕切り筒2
9を設けることにより、仕切り筒29と外筒21の間に
環状送風路59が形成できるとともに、環状送風路59
を環境保持出口24に向けて下流側に流れる熱風が、加
熱装置20及び冷却装置37によって相互に影響を受け
ないようにすることができる。また、拡張延伸保持筒1
9の入口26の位置は前記循環回収口23よりも下流側
に配置されているので、拡張延伸管状フィルム10が拡
張延伸保持筒19に保持された状態では、環状熱風吹き
出し口16からの熱風は、管状フィルム35を加熱した
後、循環回収口23から回収される熱風と環境保持出口
24に向けて流れる熱風とに分岐されることになる。
【0024】図3はこの発明の第2実施形態を示す概略
縦断面図である。前記第1実施形態では、前記管理冷却
体6が管状フィルム35の外部に設けられた管理冷却筒
6aにしてあり、前記加圧体8が管状フィルム35の内
周面に当接する加圧盤8aにしてある構成を示したが、
この第2実施形態では、管理冷却体6bが管状フィルム
35の内部に設けられ、前記加圧体8が管状フィルム3
5の外周面に当接する加圧筒8bになっていることが異
なっている。さらに、第2実施形態では、管理冷却体6
bが管状フィルム35の内部に配設されるので、温度コ
ントロール媒体を57を供給する供給管31と回収管3
2は環状ダイス1を通して外部と連通する構成になって
いる。この第2実施形態において、拡張延伸部51など
の構成は第1実施形態と略同様となっている。
縦断面図である。前記第1実施形態では、前記管理冷却
体6が管状フィルム35の外部に設けられた管理冷却筒
6aにしてあり、前記加圧体8が管状フィルム35の内
周面に当接する加圧盤8aにしてある構成を示したが、
この第2実施形態では、管理冷却体6bが管状フィルム
35の内部に設けられ、前記加圧体8が管状フィルム3
5の外周面に当接する加圧筒8bになっていることが異
なっている。さらに、第2実施形態では、管理冷却体6
bが管状フィルム35の内部に配設されるので、温度コ
ントロール媒体を57を供給する供給管31と回収管3
2は環状ダイス1を通して外部と連通する構成になって
いる。この第2実施形態において、拡張延伸部51など
の構成は第1実施形態と略同様となっている。
【0025】図4は第2実施形態を例にとり、環状ダイ
ス1の環状スリット3の直径Dを基準長さ1.0とした
ときの各構成要素の長さの比を示した図であり、各構成
要素の長さの範囲は以下の通りに設定することが好まし
い。 環状ダイス1から管理冷却体6の間の距離E=2.5D
〜3.5D 管理冷却体6の入口側の口径G=0.7D〜2.3D 管理冷却体6の入口から出口までの長さF=0.5D〜
2.0D また、延伸管状フィルム10の径Kに対して、拡張延伸
保持筒19の長さJは、J=0.5K〜0.67Kに設
定してある。なお、図4において(I)に示す位置が溶
融樹脂2が環状スリット3から出るところの位置、(I
I)に示す位置が管理冷却体6の入口の位置、(III)に
示す位置が管理冷却体6の出口の位置、(IV)に示す位
置が拡張延伸された拡張延伸フィルム10の位置であ
る。なお、図4におけるA,Bの長さについては後述す
る。
ス1の環状スリット3の直径Dを基準長さ1.0とした
ときの各構成要素の長さの比を示した図であり、各構成
要素の長さの範囲は以下の通りに設定することが好まし
い。 環状ダイス1から管理冷却体6の間の距離E=2.5D
〜3.5D 管理冷却体6の入口側の口径G=0.7D〜2.3D 管理冷却体6の入口から出口までの長さF=0.5D〜
2.0D また、延伸管状フィルム10の径Kに対して、拡張延伸
保持筒19の長さJは、J=0.5K〜0.67Kに設
定してある。なお、図4において(I)に示す位置が溶
融樹脂2が環状スリット3から出るところの位置、(I
I)に示す位置が管理冷却体6の入口の位置、(III)に
示す位置が管理冷却体6の出口の位置、(IV)に示す位
置が拡張延伸された拡張延伸フィルム10の位置であ
る。なお、図4におけるA,Bの長さについては後述す
る。
【0026】次に、図1及び図2で示した第1実施形
態、第2実施形態の構成を参照して、本発明のインフレ
ーションフィルム製造方法、インフレーションフィルム
製造装置の特徴構成と作用をさらに詳しく説明する。ま
ず、図1、図2において、環状ダイス1の環状スリット
3から溶融管状フィルム4を大気中に押し出し、エヤー
リング5により溶融管状フィルム4を冷却しながら、管
理冷却体6の入口に当接させる。ここで、環状ダイス1
から出た溶融樹脂2の温度は、その樹脂融点の+100
℃程度である。このときの樹脂は当然のことながら、配
向性、結晶性もなく、フィルムの厚さは例えば、約2m
m〜0.5mm程度になっている。
態、第2実施形態の構成を参照して、本発明のインフレ
ーションフィルム製造方法、インフレーションフィルム
製造装置の特徴構成と作用をさらに詳しく説明する。ま
ず、図1、図2において、環状ダイス1の環状スリット
3から溶融管状フィルム4を大気中に押し出し、エヤー
リング5により溶融管状フィルム4を冷却しながら、管
理冷却体6の入口に当接させる。ここで、環状ダイス1
から出た溶融樹脂2の温度は、その樹脂融点の+100
℃程度である。このときの樹脂は当然のことながら、配
向性、結晶性もなく、フィルムの厚さは例えば、約2m
m〜0.5mm程度になっている。
【0027】(1)管理冷却体の作用 そして、溶融管状フィルム4が図1,図2に示す管理冷
却体6の入口位置(図4において(II)で示す)に達し
たときは、図5に示すように、樹脂融点と樹脂軟化点間
の温度範囲を3等分したときの、樹脂融点より下で軟化
点側の2/3の温度範囲(図5において破線の斜線領域
66で示す)になるように設定する。このときの溶融管
状フィルム4の樹脂は配向性、結晶性もなく、フィルム
の厚さは、例えば約1mm〜0.25mm程度になって
いる。
却体6の入口位置(図4において(II)で示す)に達し
たときは、図5に示すように、樹脂融点と樹脂軟化点間
の温度範囲を3等分したときの、樹脂融点より下で軟化
点側の2/3の温度範囲(図5において破線の斜線領域
66で示す)になるように設定する。このときの溶融管
状フィルム4の樹脂は配向性、結晶性もなく、フィルム
の厚さは、例えば約1mm〜0.25mm程度になって
いる。
【0028】溶融管状フィルム4はその後、管理冷却体
6によって冷却され、管理冷却体6の出口位置(図4の
(III)参照)では、軟化点上で融点側1/3の温度範
囲(図5において一点鎖線の領域60で示す)にまで急
冷されることなる。この急冷により、樹脂は微結晶化し
て、拡張延伸の準備ができたことになる。また、環状ダ
イス1の補助空気供給管53から溶融管伏フィルム4内
に補助空気が送り込まれることにより、図1に示す構成
の場合は、溶融管状フィルム4は管理冷却筒6aの内周
壁に密着して、溶融管状フィルム4を均一に軟化管状フ
ィルム7に移行させる。また、図2に示す構成の場合
は、溶融管状フィルム4はその管理冷却体6bの口径に
まで管状フィルム径が拡大して管理冷却体6bの外周壁
に密着して、溶融管状フィルム4を均一に軟化管状フィ
ルム7に移行させる。これらの作用により、溶融管状フ
ィルム4は、硬度と粘弾性を高め、軟化管状フィルムを
加圧盤8a(図1参照)あるいは加圧筒8b(図2参
照)の加圧換算で59mAq〜8mAqの範囲で圧着す
ることが可能になる。
6によって冷却され、管理冷却体6の出口位置(図4の
(III)参照)では、軟化点上で融点側1/3の温度範
囲(図5において一点鎖線の領域60で示す)にまで急
冷されることなる。この急冷により、樹脂は微結晶化し
て、拡張延伸の準備ができたことになる。また、環状ダ
イス1の補助空気供給管53から溶融管伏フィルム4内
に補助空気が送り込まれることにより、図1に示す構成
の場合は、溶融管状フィルム4は管理冷却筒6aの内周
壁に密着して、溶融管状フィルム4を均一に軟化管状フ
ィルム7に移行させる。また、図2に示す構成の場合
は、溶融管状フィルム4はその管理冷却体6bの口径に
まで管状フィルム径が拡大して管理冷却体6bの外周壁
に密着して、溶融管状フィルム4を均一に軟化管状フィ
ルム7に移行させる。これらの作用により、溶融管状フ
ィルム4は、硬度と粘弾性を高め、軟化管状フィルムを
加圧盤8a(図1参照)あるいは加圧筒8b(図2参
照)の加圧換算で59mAq〜8mAqの範囲で圧着す
ることが可能になる。
【0029】(2)管理冷却体の好ましい構成 管理冷却体6は銑鉄、銑鉄に銅を被覆したもので構成し
た方が好ましい。また、サンドプラスト#240±60
の範囲の研磨表面状態にしてあるので、軟化管状フィル
ム7は均一に冷却され、接触による抵抗傷のない状態を
維持することができる。なお、必要に応じて天然繊維を
管理冷却体6に被膜してもよい。管理冷却体6は、その
フィルムが接当する周壁においてフィルム入口(上流
口)の口径とフィルム出口(下流口)の口径との大きさ
を変え、それらの口径をつなぐように勾配をつけること
が好ましい。具体的には、図4に示す管理冷却体6の長
さFを決定した上で、図3に示すように管理冷却体6b
の入口の口径に対して出口の口径を1.7%〜7.6%
だけ大きくしたり、図1に示すように管理冷却筒6aの
入口の口径に対して出口の口径を1.7%〜7.6%だ
け小さくしたりすることが好ましい。
た方が好ましい。また、サンドプラスト#240±60
の範囲の研磨表面状態にしてあるので、軟化管状フィル
ム7は均一に冷却され、接触による抵抗傷のない状態を
維持することができる。なお、必要に応じて天然繊維を
管理冷却体6に被膜してもよい。管理冷却体6は、その
フィルムが接当する周壁においてフィルム入口(上流
口)の口径とフィルム出口(下流口)の口径との大きさ
を変え、それらの口径をつなぐように勾配をつけること
が好ましい。具体的には、図4に示す管理冷却体6の長
さFを決定した上で、図3に示すように管理冷却体6b
の入口の口径に対して出口の口径を1.7%〜7.6%
だけ大きくしたり、図1に示すように管理冷却筒6aの
入口の口径に対して出口の口径を1.7%〜7.6%だ
け小さくしたりすることが好ましい。
【0030】この勾配をつけることにより、フィルムの
吐出量の変動、溶融管状フィルム4内圧の変動、溶融管
状フィルム4の樹脂熱弾性の変動、引き取り速度の変
動、及び管状拡張延伸フィルム10の拡張部11の変動
を抑制することができる。そしてそれらの変動を抑制す
ることにより、溶融管状フィルム4から軟化管状フィル
ム7に到る間の冷却を均一化することができ、インフレ
ーションフィルムの製膜を一定に制御し、最終的に均一
なインフレーションフィルムを製造できる。なお、前記
勾配は、フィルム必要幅、フィルム厚さによって変化す
る。つまり、フィルム幅が狭くフィルムが薄い程勾配は
小さく、フィルム幅が広くフィルムが厚い程勾配は大き
くする必要がある。
吐出量の変動、溶融管状フィルム4内圧の変動、溶融管
状フィルム4の樹脂熱弾性の変動、引き取り速度の変
動、及び管状拡張延伸フィルム10の拡張部11の変動
を抑制することができる。そしてそれらの変動を抑制す
ることにより、溶融管状フィルム4から軟化管状フィル
ム7に到る間の冷却を均一化することができ、インフレ
ーションフィルムの製膜を一定に制御し、最終的に均一
なインフレーションフィルムを製造できる。なお、前記
勾配は、フィルム必要幅、フィルム厚さによって変化す
る。つまり、フィルム幅が狭くフィルムが薄い程勾配は
小さく、フィルム幅が広くフィルムが厚い程勾配は大き
くする必要がある。
【0031】但し、溶融管状フィルム4から軟化管状フ
ィルム7に至る樹脂特性上の問題で、前記7.6%を超
えて勾配を大きくすると拡張フィルムの性能を、十分に
発揮できない。又、1.7%未満では、制動の目的を達
成することができない。製膜する樹脂の種類によっては
溶融管状フィルムの揺れが大きくなることもあるが、そ
の不足を補う為に、図6(A)、図6(B)に示すよう
に縦断面が略半球形の凸周部、図6(C)に示すように
縦断面が半水滴形の凸周部62を設けることにより、引
き取り抵抗を増大させ、吐出、引き取りフィルムの揺れ
を防止することもできる。この場合、図6(B)に示す
ように凸周部62の周表面63からの高さhは0.3m
m〜4.9mm範囲に設定することが好ましい。なお、
図6では第1実施形態の場合を示しているが、第2実施
形態においては、前記凸周部62は、管理冷却体6bの
外周壁に設けられることは言うまでもない。
ィルム7に至る樹脂特性上の問題で、前記7.6%を超
えて勾配を大きくすると拡張フィルムの性能を、十分に
発揮できない。又、1.7%未満では、制動の目的を達
成することができない。製膜する樹脂の種類によっては
溶融管状フィルムの揺れが大きくなることもあるが、そ
の不足を補う為に、図6(A)、図6(B)に示すよう
に縦断面が略半球形の凸周部、図6(C)に示すように
縦断面が半水滴形の凸周部62を設けることにより、引
き取り抵抗を増大させ、吐出、引き取りフィルムの揺れ
を防止することもできる。この場合、図6(B)に示す
ように凸周部62の周表面63からの高さhは0.3m
m〜4.9mm範囲に設定することが好ましい。なお、
図6では第1実施形態の場合を示しているが、第2実施
形態においては、前記凸周部62は、管理冷却体6bの
外周壁に設けられることは言うまでもない。
【0032】(3)管状フィルムの軟化度を高める温度
の工夫について、前記したように、管理冷却体6の出口
位置(図4の(III)の位置)での管状フィルムの温度
は、図5の一点鎖線の斜線部60に示す温度範囲に制御
される。その軟化管状フィルム7を、拡張延伸が容易に
なる温度として、図5の実線の斜線部61に示す、軟化
点上の融点側3/6〜5/6温度範囲に昇温することに
より、フィルムの二軸延伸が良好に行われることを実験
によって確認することができた。そして、その温度範囲
で加熱制御した環状熱風吹き出し口16からの熱風40
によって加熱を行いつつ、拡張延伸用空気9の投入と縦
方向の引っ張りによって拡張延伸を行なうようにしてい
る。
の工夫について、前記したように、管理冷却体6の出口
位置(図4の(III)の位置)での管状フィルムの温度
は、図5の一点鎖線の斜線部60に示す温度範囲に制御
される。その軟化管状フィルム7を、拡張延伸が容易に
なる温度として、図5の実線の斜線部61に示す、軟化
点上の融点側3/6〜5/6温度範囲に昇温することに
より、フィルムの二軸延伸が良好に行われることを実験
によって確認することができた。そして、その温度範囲
で加熱制御した環状熱風吹き出し口16からの熱風40
によって加熱を行いつつ、拡張延伸用空気9の投入と縦
方向の引っ張りによって拡張延伸を行なうようにしてい
る。
【0033】(4)加圧による仕切りの採用 拡張延伸を行う場合に、もし、上記加圧体8がないと、
拡張延伸フィルム10内に吹き込まれる拡張延伸用空気
9の圧力が管理冷却体6側へ流出して管理冷却体6に密
着していた軟化管状フィルム7が離れてしまい、管理冷
却体6による冷却と横方向の延伸ができなくなってしま
うことが生ずる。そこで、この発明においては管理冷却
体6と組になった加圧体8によりフィルムを加圧して、
拡張延伸フィルム10内の拡張延伸用空気9の圧力が管
理冷却体6側へ流出しないように仕切りを設けるように
している。この仕切りは所定の強さのシールとも言える
ものである。
拡張延伸フィルム10内に吹き込まれる拡張延伸用空気
9の圧力が管理冷却体6側へ流出して管理冷却体6に密
着していた軟化管状フィルム7が離れてしまい、管理冷
却体6による冷却と横方向の延伸ができなくなってしま
うことが生ずる。そこで、この発明においては管理冷却
体6と組になった加圧体8によりフィルムを加圧して、
拡張延伸フィルム10内の拡張延伸用空気9の圧力が管
理冷却体6側へ流出しないように仕切りを設けるように
している。この仕切りは所定の強さのシールとも言える
ものである。
【0034】(5)仕切りの種類 環状熱風吹き出し口16からの熱風のみによって加圧し
て仕切る方法と、管理冷却体6と組になった前記加圧体
8によって仕切る方法とがある。加圧体8を使用せず、
熱風のみによって仕切る方法は、薄いフィルムの製膜に
使用できる。 (6)加圧体の構成 加圧体8としては弾性体を被覆した物を使用することに
よって、フィルム接触部分において機密性を向上させる
ことができる。また、加圧体8に弾性を持たせることに
より、例えば、フィルムの厚さが200ミクロンから5
0ミクロンの範囲において、加圧体8の設定を一定条件
にすることができ、繁雑な圧力設定を行わなくてもよく
なり、好都合である。加圧体8の代表的な構造例として
は、金属筒に硬度60度〜75度のシリコンゴム、フッ
ソゴムを被膜した構成が例示できる。
て仕切る方法と、管理冷却体6と組になった前記加圧体
8によって仕切る方法とがある。加圧体8を使用せず、
熱風のみによって仕切る方法は、薄いフィルムの製膜に
使用できる。 (6)加圧体の構成 加圧体8としては弾性体を被覆した物を使用することに
よって、フィルム接触部分において機密性を向上させる
ことができる。また、加圧体8に弾性を持たせることに
より、例えば、フィルムの厚さが200ミクロンから5
0ミクロンの範囲において、加圧体8の設定を一定条件
にすることができ、繁雑な圧力設定を行わなくてもよく
なり、好都合である。加圧体8の代表的な構造例として
は、金属筒に硬度60度〜75度のシリコンゴム、フッ
ソゴムを被膜した構成が例示できる。
【0035】また、一般にシリコンゴム、フッソゴムは
加圧体8の周壁にリング状に設けられる。また、内部に
中空の空気を備えたリング、弾性を有する天然繊維素材
等を被覆したリングも使用することができ、又は、天然
繊維素材等、紙素材等の集積加圧物からなる弾性体を有
した加圧体8も採用することができる。加圧体8は、必
要により内部に加熱手段を備えた構成とすることができ
る。そのように加熱手段としては、電熱ヒーター、誘導
発熱リング等の市販治具を内蔵した構成や、温度コンロ
ール媒体を循環させる構成が例示できる。このような加
熱手段を備えた加圧体8を使用することにより、管状フ
ィルムを短時間に均一昇温することができるとともに、
フィルムの樹脂熱弾性を均一することができる効果があ
る。また、加熱手段を備えることにより加圧体8の加圧
圧力を安定させること及び必要な加圧圧力を低減するこ
とができる利点もある。
加圧体8の周壁にリング状に設けられる。また、内部に
中空の空気を備えたリング、弾性を有する天然繊維素材
等を被覆したリングも使用することができ、又は、天然
繊維素材等、紙素材等の集積加圧物からなる弾性体を有
した加圧体8も採用することができる。加圧体8は、必
要により内部に加熱手段を備えた構成とすることができ
る。そのように加熱手段としては、電熱ヒーター、誘導
発熱リング等の市販治具を内蔵した構成や、温度コンロ
ール媒体を循環させる構成が例示できる。このような加
熱手段を備えた加圧体8を使用することにより、管状フ
ィルムを短時間に均一昇温することができるとともに、
フィルムの樹脂熱弾性を均一することができる効果があ
る。また、加熱手段を備えることにより加圧体8の加圧
圧力を安定させること及び必要な加圧圧力を低減するこ
とができる利点もある。
【0036】また、図1、図2に示す構成では、管理冷
却体6の周壁の口径と、加圧体8の口径を、5mm〜1
mmの範囲で口径差があるものとし、その口径差により
管理冷却体6の周壁に保持された管状フィルムに加圧抵
抗を与えるようにしてある。つまり、加圧体8の弾性体
の変形により所定の加圧抵抗を管状フィルムに与えるよ
うにするのである。なお、図7に示すように、管理冷却
体6bの出口径L2より加圧筒8bの口径L1を小さく
した構成において、管理冷却体6bに対して加圧筒8b
が外嵌しないように、加圧筒8bを下流側へずらして設
けることも可能である。
却体6の周壁の口径と、加圧体8の口径を、5mm〜1
mmの範囲で口径差があるものとし、その口径差により
管理冷却体6の周壁に保持された管状フィルムに加圧抵
抗を与えるようにしてある。つまり、加圧体8の弾性体
の変形により所定の加圧抵抗を管状フィルムに与えるよ
うにするのである。なお、図7に示すように、管理冷却
体6bの出口径L2より加圧筒8bの口径L1を小さく
した構成において、管理冷却体6bに対して加圧筒8b
が外嵌しないように、加圧筒8bを下流側へずらして設
けることも可能である。
【0037】(7)熱風による仕切りと加圧体による仕
切の具体例 なお、フィルムの種類によって、環状熱風吹き出し口1
6からの熱風だけで仕切りを行ったり、加圧体8による
加圧と熱風とを併用したりすることもできる。また、加
圧体8による加圧を行うことにより、熱風によるフィル
ム加圧抵抗を低減することができる。100ミクロン以
下のフィルムでは、内部に加熱手段を備えた加圧体8
と、環状熱風吹き出し口16からの熱風の併用が好まし
く、60ミクロン以下のフィルムでは、加圧体8の加圧
と熱風の併用や選択使用によってフィルム製造を達成で
きる。これに対して、20ミクロン以下薄いフィルムの
製膜においては、加圧体8を使用せず、加熱制御した管
状熱風吹き出し口16からの熱風の加圧抵抗のみで仕切
りを達成することができる。
切の具体例 なお、フィルムの種類によって、環状熱風吹き出し口1
6からの熱風だけで仕切りを行ったり、加圧体8による
加圧と熱風とを併用したりすることもできる。また、加
圧体8による加圧を行うことにより、熱風によるフィル
ム加圧抵抗を低減することができる。100ミクロン以
下のフィルムでは、内部に加熱手段を備えた加圧体8
と、環状熱風吹き出し口16からの熱風の併用が好まし
く、60ミクロン以下のフィルムでは、加圧体8の加圧
と熱風の併用や選択使用によってフィルム製造を達成で
きる。これに対して、20ミクロン以下薄いフィルムの
製膜においては、加圧体8を使用せず、加熱制御した管
状熱風吹き出し口16からの熱風の加圧抵抗のみで仕切
りを達成することができる。
【0038】(8)環状熱風吹き出し口16から吹き出
される熱風の詳細について 図1、図2に示したように、環状熱風吹き出し口16の
リップ径は管理冷却体6の出口の径より15mm〜77
mm範囲の広い径としてある。熱風のゲージ圧力が、
0.009MPa〜0.035MPa範囲ならば、溶融
管状フィルム4内に供給される補助空気64の影響と拡
張延伸用空気9の影響をその仕切りの圧力で遮断するこ
とができることを実験で見いだした。また、拡張延伸フ
ィルム10の拡張延伸空気9の内部圧力は、0.001
〜0.026MPa範囲であり、0.0037MPa以
上では、管状フィルムの引き取りのための移動を停止さ
せることが実験により確認できた。さらに、管理冷却体
6、加圧体8の径よりも78mm以上大きい、管状リッ
プ径からの熱風では、リップ幅×円周×風量の関係で、
熱風は拡散が生じ、拡張延伸フィルム10の拡張延伸部
分11でのブローに揺らぎが生じるために、管状フィル
ム加熱温度に斑を発生させる不都合が生じた。そこで、
多くの実験の結果、熱風のリップ内の送風静圧を8mA
q〜59mAqの範囲で、前記0.009〜0.035
MPaのフィルム加圧を達成できる結果が得られた。こ
の条件を得るためには、送風機の能力として、静圧74
mAq〜9mAq範囲の90立方メートル/分〜2.1
立方メートル/分で達成することができる。また、加圧
体がある構成において、上記熱風による0.009MP
a〜0.035MPaのフィルム加圧を達成するために
は、弾性を有する加圧体の場合、0.73kg/cm2
〜5.78kg/cm2に設定すれば良いことが分かっ
た。
される熱風の詳細について 図1、図2に示したように、環状熱風吹き出し口16の
リップ径は管理冷却体6の出口の径より15mm〜77
mm範囲の広い径としてある。熱風のゲージ圧力が、
0.009MPa〜0.035MPa範囲ならば、溶融
管状フィルム4内に供給される補助空気64の影響と拡
張延伸用空気9の影響をその仕切りの圧力で遮断するこ
とができることを実験で見いだした。また、拡張延伸フ
ィルム10の拡張延伸空気9の内部圧力は、0.001
〜0.026MPa範囲であり、0.0037MPa以
上では、管状フィルムの引き取りのための移動を停止さ
せることが実験により確認できた。さらに、管理冷却体
6、加圧体8の径よりも78mm以上大きい、管状リッ
プ径からの熱風では、リップ幅×円周×風量の関係で、
熱風は拡散が生じ、拡張延伸フィルム10の拡張延伸部
分11でのブローに揺らぎが生じるために、管状フィル
ム加熱温度に斑を発生させる不都合が生じた。そこで、
多くの実験の結果、熱風のリップ内の送風静圧を8mA
q〜59mAqの範囲で、前記0.009〜0.035
MPaのフィルム加圧を達成できる結果が得られた。こ
の条件を得るためには、送風機の能力として、静圧74
mAq〜9mAq範囲の90立方メートル/分〜2.1
立方メートル/分で達成することができる。また、加圧
体がある構成において、上記熱風による0.009MP
a〜0.035MPaのフィルム加圧を達成するために
は、弾性を有する加圧体の場合、0.73kg/cm2
〜5.78kg/cm2に設定すれば良いことが分かっ
た。
【0039】(9)環状熱風吹き出し口からの熱風が管
状フィルムを昇温する部分と、管状フィルムの拡張延伸
を実施する部分の構成について、上記2つの部分は、本
実施形態では上述した拡張延伸部51にて行われる。以
下、この構成について説明する。熱風による管状フィル
ムが所定温度に達して、拡張延伸の準備にある管状フィ
ルムの内部に拡張延伸用空気が供給されると、管状フィ
ルムは引っ張りによる縦方向の延伸と、拡張延伸用空気
の横方向の延伸により二軸に延伸される。そして、管状
フィルムは拡張延伸径を広げていき拡張延伸保持筒19
に接する。拡張延伸保持筒19の径はフィルム折幅に設
定されている。
状フィルムを昇温する部分と、管状フィルムの拡張延伸
を実施する部分の構成について、上記2つの部分は、本
実施形態では上述した拡張延伸部51にて行われる。以
下、この構成について説明する。熱風による管状フィル
ムが所定温度に達して、拡張延伸の準備にある管状フィ
ルムの内部に拡張延伸用空気が供給されると、管状フィ
ルムは引っ張りによる縦方向の延伸と、拡張延伸用空気
の横方向の延伸により二軸に延伸される。そして、管状
フィルムは拡張延伸径を広げていき拡張延伸保持筒19
に接する。拡張延伸保持筒19の径はフィルム折幅に設
定されている。
【0040】(10)拡張延伸保障ヒータの設置につい
て 環状熱風吹き出し口16の熱風が拡張延伸フィルム10
を延伸し、所定寸法の径に達するまでの間に、熱風が拡
散する問題と、熱風の温度が拡張延伸部51内において
不安定になる問題を克服するために、熱風を補助する拡
散延伸保障加熱ヒータ36を底壁56に設置した。この
拡散延伸保障加熱ヒータ36を設置することにより拡張
延伸フィルム10の拡張部11における温度をほぼ均一
化できるとともに拡張延伸に好ましい温度に維持でき
る。また、前述したように循環回収口23から熱風を回
収することにより、筒内で熱風の対流を維持することが
できる。これに対して、熱風だけで管状フィルムを加熱
しようとすると、温度斑、拡散斑、風圧接触斑などの延
伸斑が発生する。また、熱風を使用せず、加熱ヒータの
みで管状フィルムを加熱しようとすると、誘導発熱リン
グ、電熱ヒーター等の表面温度むらによって管状フィル
ムに斑が発生する。また、第1実施形態、第2実施形態
では、熱風40と拡散延伸保障加熱ヒータ36とによ
り、拡張延伸保持筒19内を微陽圧に維持して各種斑の
発生を抑制した状態で安定した加熱を達成するようにし
てある。
て 環状熱風吹き出し口16の熱風が拡張延伸フィルム10
を延伸し、所定寸法の径に達するまでの間に、熱風が拡
散する問題と、熱風の温度が拡張延伸部51内において
不安定になる問題を克服するために、熱風を補助する拡
散延伸保障加熱ヒータ36を底壁56に設置した。この
拡散延伸保障加熱ヒータ36を設置することにより拡張
延伸フィルム10の拡張部11における温度をほぼ均一
化できるとともに拡張延伸に好ましい温度に維持でき
る。また、前述したように循環回収口23から熱風を回
収することにより、筒内で熱風の対流を維持することが
できる。これに対して、熱風だけで管状フィルムを加熱
しようとすると、温度斑、拡散斑、風圧接触斑などの延
伸斑が発生する。また、熱風を使用せず、加熱ヒータの
みで管状フィルムを加熱しようとすると、誘導発熱リン
グ、電熱ヒーター等の表面温度むらによって管状フィル
ムに斑が発生する。また、第1実施形態、第2実施形態
では、熱風40と拡散延伸保障加熱ヒータ36とによ
り、拡張延伸保持筒19内を微陽圧に維持して各種斑の
発生を抑制した状態で安定した加熱を達成するようにし
てある。
【0041】(11)外筒内の加熱空気の流れについて 上記対流について、送風管13の送風量を1とした場合
に、その内、循環回収口23から回収される熱風の量が
4/5〜1/2の範囲となるように設定し、その不足分
を外気取入口22の新しい空気で補うようにすることが
好ましい。また、環状熱風吹き出し口16によって供給
される熱風は対流後、その一部は、フィルムを折り畳む
図示しないガイドプレートに向けての環境保持出口24
として自然排出される。この排出風は折り畳むときの品
質を維持する点において、特に硬質フィルム製膜には非
常に有効となる。
に、その内、循環回収口23から回収される熱風の量が
4/5〜1/2の範囲となるように設定し、その不足分
を外気取入口22の新しい空気で補うようにすることが
好ましい。また、環状熱風吹き出し口16によって供給
される熱風は対流後、その一部は、フィルムを折り畳む
図示しないガイドプレートに向けての環境保持出口24
として自然排出される。この排出風は折り畳むときの品
質を維持する点において、特に硬質フィルム製膜には非
常に有効となる。
【0042】(12)拡張延伸保持筒に保持された拡張
延伸管状フィルムの微少な揺らぎを防止する構成につい
て 拡張延伸保持筒19での、前記の微少な揺らぎを防止す
る目的で、本発明は、例えば、図2に示すように、拡張
延伸保持筒19の入口26の口径を、拡張延伸保持筒1
9の出口27の口径より、6、5%〜1.2%の範囲で
広くし、管状フィルムに引き上げ抵抗を与えることによ
って、フィルムの揺らぎを抑制した。また、前記したよ
うに、拡張延伸保持筒19の入口側外周に筒状の加熱装
置20と、拡張延伸保持筒19の出口側外周に筒状の冷
却装置37を取り付けとともに、この中間部分に、外周
側から境界周溝28を設けている。このように構成する
ことにより、加熱装置20が設けられた領域に対応する
加熱域と、冷却装置37が設けられた領域に対応する冷
却域を明確に区画でき、保持された拡張延伸フィルム1
0の揺らぎを抑制あるいは防止できる効果がある。ま
た、外筒21と拡張延伸保持筒19の間に仕切り筒29
を設け、仕切り筒29と外筒21の間に環境保持出口2
4を設けることは、加熱装置20の加熱及び冷却装置3
7の冷却を良好に維持することにおいて有効であり、ま
た、保持された拡張延伸フィルム10の揺らぎを抑制す
ることにおいても有効である。また、この拡張延伸保持
筒19のフィルム当接面をサンドプラスト#240士6
0の範囲の研磨状態の面とすることにより、フィルムの
引き上げ動作において特に問題のない接触状態を維持す
ることができた。
延伸管状フィルムの微少な揺らぎを防止する構成につい
て 拡張延伸保持筒19での、前記の微少な揺らぎを防止す
る目的で、本発明は、例えば、図2に示すように、拡張
延伸保持筒19の入口26の口径を、拡張延伸保持筒1
9の出口27の口径より、6、5%〜1.2%の範囲で
広くし、管状フィルムに引き上げ抵抗を与えることによ
って、フィルムの揺らぎを抑制した。また、前記したよ
うに、拡張延伸保持筒19の入口側外周に筒状の加熱装
置20と、拡張延伸保持筒19の出口側外周に筒状の冷
却装置37を取り付けとともに、この中間部分に、外周
側から境界周溝28を設けている。このように構成する
ことにより、加熱装置20が設けられた領域に対応する
加熱域と、冷却装置37が設けられた領域に対応する冷
却域を明確に区画でき、保持された拡張延伸フィルム1
0の揺らぎを抑制あるいは防止できる効果がある。ま
た、外筒21と拡張延伸保持筒19の間に仕切り筒29
を設け、仕切り筒29と外筒21の間に環境保持出口2
4を設けることは、加熱装置20の加熱及び冷却装置3
7の冷却を良好に維持することにおいて有効であり、ま
た、保持された拡張延伸フィルム10の揺らぎを抑制す
ることにおいても有効である。また、この拡張延伸保持
筒19のフィルム当接面をサンドプラスト#240士6
0の範囲の研磨状態の面とすることにより、フィルムの
引き上げ動作において特に問題のない接触状態を維持す
ることができた。
【0043】(13)本発明において、性能を十分に発
揮できる一構成例を示す。まず、 図4のA=[延伸管状フィルム径−未延伸管状径]/2 が横方向の延伸を示し、図4のB=延伸開始(管理冷却
体6の出口上面)から延伸拡張点終わりまでの長さが縦
方向の延伸を示している。ここで、延伸勾行=B÷Aで
あり、 縦横の延伸倍率差=B−A である。溶融管状フィルムのブロー比によって、各樹脂
タイプの3.2倍〜3.5倍の延伸、配勾率を達成でき
る。また、上記縦横の延伸倍率差を0.5〜1.2範囲
で設定でき、上記延伸勾行を、1.2〜1.4範囲で達
成できる、インフレーション製膜方法による拡張延伸技
術を開発できた。
揮できる一構成例を示す。まず、 図4のA=[延伸管状フィルム径−未延伸管状径]/2 が横方向の延伸を示し、図4のB=延伸開始(管理冷却
体6の出口上面)から延伸拡張点終わりまでの長さが縦
方向の延伸を示している。ここで、延伸勾行=B÷Aで
あり、 縦横の延伸倍率差=B−A である。溶融管状フィルムのブロー比によって、各樹脂
タイプの3.2倍〜3.5倍の延伸、配勾率を達成でき
る。また、上記縦横の延伸倍率差を0.5〜1.2範囲
で設定でき、上記延伸勾行を、1.2〜1.4範囲で達
成できる、インフレーション製膜方法による拡張延伸技
術を開発できた。
【0044】
【実施例】本発明の代表的実施例を示し、さらに従来方
法との比較例を示す。 (実施例1) 樹脂 高密度ポリエチレン(市販配合)
MI3.5 密度 0.956ビカット 軟化点 127℃ 環状スリット径 D=200mm 管理冷却筒比 G=l.6 (G=1.6D=3
20mm) フィルム厚さ 15ミクロン 製膜結果 良好
法との比較例を示す。 (実施例1) 樹脂 高密度ポリエチレン(市販配合)
MI3.5 密度 0.956ビカット 軟化点 127℃ 環状スリット径 D=200mm 管理冷却筒比 G=l.6 (G=1.6D=3
20mm) フィルム厚さ 15ミクロン 製膜結果 良好
【0045】(実施例2) 樹脂 高密度ポリエチレン(市販配合)
MI3.2 密度 0.950ビカット 軟化点 125℃ 環状スリット径 D=200mm 管理冷却筒比 G=l.6 フィルム厚さ 15ミクロン 製膜結果 良好 (実施例3) 樹脂 ポリスチレン(市販配合) Ml
4.1 密度 1.05ビカット 軟化点 98℃ 環状スリット径 D=200mm 管理冷却筒比 G=1.6 フィルム厚さ 15ミクロン 製膜結果 良好
MI3.2 密度 0.950ビカット 軟化点 125℃ 環状スリット径 D=200mm 管理冷却筒比 G=l.6 フィルム厚さ 15ミクロン 製膜結果 良好 (実施例3) 樹脂 ポリスチレン(市販配合) Ml
4.1 密度 1.05ビカット 軟化点 98℃ 環状スリット径 D=200mm 管理冷却筒比 G=1.6 フィルム厚さ 15ミクロン 製膜結果 良好
【0046】(実施例4) 樹脂 ナイロン6 (市販共重合) 密度 1.16ビカット 軟化点 122℃ 環状スリット径 D=200mm 管理冷却筒比 G=1.5 フィルム厚さ 15ミクロン 製膜結果 良好
【0047】(比較例1)図11に示したような従来の
未延伸製膜法の溶融ブローアップ製法を採用 樹脂 ポリスチレン(実施例3と同じ樹脂、
密度、軟化点も同じ) 環状スリット径 D=200mm(実施例3と同じ) 拡張度合 ブローアップ限界の2.8倍 製膜結果 縦方向裂け強く、横方向裂けより縦
裂けに変化バランスフィルム製造不能 (比較例2)図11に示したような従来の未延伸製膜法
の溶融ブローアップ製法を採用 樹脂 高密度ポリエチレン(実施例1と同じ樹
脂、密度、軟化点も同じ) 環状スリット径 D=200mm(実施例1と同じ) 拡張度合 ブローアップ限界の4.5倍 製膜結果 縦横方向とも方向性なく、結晶の規
制なく半透明であった。 (比較例3)図11に示したような従来の未延伸製膜法
の溶融ブローアップ製法を採用 樹脂 ナイロン6(実施例4と同じ樹脂、密
度、軟化点も同じ) 環状スリット径 D=200mm(実施例4と同じ) 拡張度合 ブローアップ限界の1.6倍 製膜結果 縦方向裂け強く、横方向裂けより縦
裂けに変化バランスフィルム製造不能
未延伸製膜法の溶融ブローアップ製法を採用 樹脂 ポリスチレン(実施例3と同じ樹脂、
密度、軟化点も同じ) 環状スリット径 D=200mm(実施例3と同じ) 拡張度合 ブローアップ限界の2.8倍 製膜結果 縦方向裂け強く、横方向裂けより縦
裂けに変化バランスフィルム製造不能 (比較例2)図11に示したような従来の未延伸製膜法
の溶融ブローアップ製法を採用 樹脂 高密度ポリエチレン(実施例1と同じ樹
脂、密度、軟化点も同じ) 環状スリット径 D=200mm(実施例1と同じ) 拡張度合 ブローアップ限界の4.5倍 製膜結果 縦横方向とも方向性なく、結晶の規
制なく半透明であった。 (比較例3)図11に示したような従来の未延伸製膜法
の溶融ブローアップ製法を採用 樹脂 ナイロン6(実施例4と同じ樹脂、密
度、軟化点も同じ) 環状スリット径 D=200mm(実施例4と同じ) 拡張度合 ブローアップ限界の1.6倍 製膜結果 縦方向裂け強く、横方向裂けより縦
裂けに変化バランスフィルム製造不能
【0048】図8は上記実施例1〜実施例4、比較例1
〜比較例3の各サンプルについて、厚み(mm)、ヘイ
ズ(%)、引っ張り破断強度(グラム/m2)、引っ張
り破断伸度(%)、引き裂け強度(R16)、40℃で
の水蒸気透過率(グラム/m2)のそれぞれ値を比較し
て表にしたものである。また、図9は実施例1と比較例
1の縦方向のフィルムの厚さを比較した図、図10は同
じく実施例1と比較例1の横方向のフィルムの厚さを比
較したもの図であり、本実施例1のフィルムは比較例1
に比べて縦方向、横方向ともに厚さの変動が小さいこと
がわかる。
〜比較例3の各サンプルについて、厚み(mm)、ヘイ
ズ(%)、引っ張り破断強度(グラム/m2)、引っ張
り破断伸度(%)、引き裂け強度(R16)、40℃で
の水蒸気透過率(グラム/m2)のそれぞれ値を比較し
て表にしたものである。また、図9は実施例1と比較例
1の縦方向のフィルムの厚さを比較した図、図10は同
じく実施例1と比較例1の横方向のフィルムの厚さを比
較したもの図であり、本実施例1のフィルムは比較例1
に比べて縦方向、横方向ともに厚さの変動が小さいこと
がわかる。
【0049】最後に、上記実施例3の製造の方法を詳し
く説明する。市販ポリスチレン樹脂に少量の改質材を加
え、二軸延伸フィルム用の配合として得た樹脂材料を、
環状ダイス1の環状スリット3の0.8mmリップによ
り、190℃で押し出し、溶融管状フィルム4とする。
管理冷却筒6の入口の口径Gを、環状ダイス1の環状ス
リット口径Dの1.6倍に設定し、前記溶融管状フィル
ム4をブローアップし、管理冷却筒6aに130℃±2
℃で接触を開始した。そして管理冷却筒6aの出口で1
00℃±1℃まで急冷し、加圧盤8aの使用圧力を換算
値で56mmAqで使用した。また、加熱筒8aの温度
を125℃に設定し、管状熱吹き出し口16からの熱風
40を126℃、0.37立方メートル/分で供給し
た。また、延伸保障保障ヒータ36を125℃に設定
し、拡張延伸を2倍として設定して、拡張延伸保持筒1
9に保持させた。そして加熱装置20で拡張延伸保持筒
19の入口温度を130℃に管理し、冷却装置37で拡
張延伸保持筒19の出口温度を60℃に管理して、フィ
ルム製膜を行なった。
く説明する。市販ポリスチレン樹脂に少量の改質材を加
え、二軸延伸フィルム用の配合として得た樹脂材料を、
環状ダイス1の環状スリット3の0.8mmリップによ
り、190℃で押し出し、溶融管状フィルム4とする。
管理冷却筒6の入口の口径Gを、環状ダイス1の環状ス
リット口径Dの1.6倍に設定し、前記溶融管状フィル
ム4をブローアップし、管理冷却筒6aに130℃±2
℃で接触を開始した。そして管理冷却筒6aの出口で1
00℃±1℃まで急冷し、加圧盤8aの使用圧力を換算
値で56mmAqで使用した。また、加熱筒8aの温度
を125℃に設定し、管状熱吹き出し口16からの熱風
40を126℃、0.37立方メートル/分で供給し
た。また、延伸保障保障ヒータ36を125℃に設定
し、拡張延伸を2倍として設定して、拡張延伸保持筒1
9に保持させた。そして加熱装置20で拡張延伸保持筒
19の入口温度を130℃に管理し、冷却装置37で拡
張延伸保持筒19の出口温度を60℃に管理して、フィ
ルム製膜を行なった。
【図1】図1は本発明の第1実施形態を示すインフレー
ションフィルム製造装置の概略縦断面図である。
ションフィルム製造装置の概略縦断面図である。
【図2】図2は上記第1実施形態の要部拡大図である。
【図3】図3は本発明の第2実施形態を示すインフレー
ションフィルム製造装置の概略縦断面図である。
ションフィルム製造装置の概略縦断面図である。
【図4】図4はインフレーションフィルム製造装置に係
る構成要素の長さ関係を説明するための概略図である。
る構成要素の長さ関係を説明するための概略図である。
【図5】図5は管理冷却体によって実現される温度範囲
と、主に熱風によって実現される温度範囲を説明するた
めの図である。
と、主に熱風によって実現される温度範囲を説明するた
めの図である。
【図6】図6(A)は冷却管理筒の縦破断断面図、図6
(B)(C)はそれぞれその縦断面部分拡大図である。
(B)(C)はそれぞれその縦断面部分拡大図である。
【図7】図7はこの発明の他の実施形態に係るインフレ
ーションフィルム製造装置の構成を示す要部縦断面図で
ある。
ーションフィルム製造装置の構成を示す要部縦断面図で
ある。
【図8】図8は本発明に係る実施例と比較例のフィルム
特性を表形式で示した図である。
特性を表形式で示した図である。
【図9】図9は実施例1と比較例1に係るフィルムの縦
方向の厚さを対比した図である。
方向の厚さを対比した図である。
【図10】図10は実施例1と比較例1に係るフィルム
の横方向の厚さを対比した図である。
の横方向の厚さを対比した図である。
【図11】図11は従来のインフレーションフィルムの
製造装置を示す概略図である。
製造装置を示す概略図である。
1…環状ダイス、3…環状スリット、4…溶融管状フィ
ルム、6,6b…管理冷却体、6a…管理冷却筒、8…
加圧体、8a…加圧盤、8b…加圧筒、9…拡張延伸用
空気、19…拡張延伸保持筒、52…拡張延伸用空気供
給管、54…環状熱風吹き出し装置、62…凸周部、6
4…補助空気。
ルム、6,6b…管理冷却体、6a…管理冷却筒、8…
加圧体、8a…加圧盤、8b…加圧筒、9…拡張延伸用
空気、19…拡張延伸保持筒、52…拡張延伸用空気供
給管、54…環状熱風吹き出し装置、62…凸周部、6
4…補助空気。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 7:00
Claims (15)
- 【請求項1】 環状のスリット(3)を持った環状ダイス
(1)から溶融管状フィルムを押し出すとともに、環状ダ
イス(1)を通して溶融管状フィルム内に空気を吹き込む
インフレーションフィルムの製造方法において、 前記環状ダイス(1)から押し出された管状フィルムの外
部にフィルムの外周面に当接する周壁を備えた管理冷却
体(6)を設け、その管理冷却体(6)によりフィルム樹脂
の温度を管理しつつ冷却し、 管状フィルムの内部にフィルムの内周面に当接する周壁
を備えた加圧体(8)を設け、管理冷却体(6)に保持され
た管状フィルムを加圧体(8)により加圧することによ
り、その加圧による仕切りを境にして管状フィルムを上
部と下部とに仕切り、 その仕切りを経て上部側に出た管状フィルムにその外周
から熱風を吹き付けることにより管状フィルムを拡張延
伸できるように加熱するとともに、拡張延伸用空気(9)
を管状フィルムの内部に吹き込むことを特徴とする、イ
ンフレーションフィルムの製造方法。 - 【請求項2】 環状のスリット(3)を持った環状ダイス
(1)から溶融管状フィルムを押し出すとともに、環状ダ
イス(1)を通して溶融管状フィルム内に空気を吹き込む
インフレーションフィルムの製造方法において、 前記環状ダイス(1)から押し出された管状フィルムの内
部にフィルムの内周面に当接する周壁を備えた管理冷却
体(6)を設け、その管理冷却体(6)によりフィルム樹脂
の温度を管理しつつ冷却し、 管状フィルムの外部にフィルムの外周面に当接する周壁
を備えた加圧体(8)を設け、管理冷却体(6)に保持され
た管状フィルムを加圧体(8)により加圧することによ
り、その加圧による仕切りを境にして管状フィルムを上
部と下部とに仕切り、 その仕切りを経て上部側に出た管状フィルムにその外周
から熱風を吹き付けることにより管状フィルムを拡張延
伸できるように加熱するとともに、拡張延伸用空気(9)
を管状フィルムの内部に吹き込むことを特徴とする、イ
ンフレーションフィルムの製造方法。 - 【請求項3】 環状のスリット(3)を持った環状ダイス
(1)から溶融管状フィルムを押し出すとともに、環状ダ
イス(1)を通して溶融管状フィルム内に空気を吹き込む
インフレーションフィルムの製造方法において、 前記環状ダイス(1)から押し出された管状フィルムの内
周面あるいは外周面を管理冷却体(6)の周壁に接当させ
て、フィルム樹脂の温度を管理しつつ冷却し、 加圧体(8)によって管状フィルムを前記周壁に当接した
フィルム面と反対側のフィルム面側から加圧することに
より、その加圧による仕切りを境にして管状フィルムを
上流側域と下流側域とに仕切り、 その仕切りを経て下流側に出た管状フィルムにその外周
から熱風を吹き付けることにより管状フィルムを拡張延
伸できるように加熱するとともに、拡張延伸用空気(9)
を管状フィルムの内部に吹き込むことを特徴とする、イ
ンフレーションフィルムの製造方法。 - 【請求項4】 前記請求項1ないし請求項3のいずれか
1項に記載のインフレーションフィルムの製造方法にお
いて、前記拡張延伸用空気(9)によって拡張延伸された
管状フィルムが拡張延伸保持筒(19)の内周壁に保持さ
れることを特徴とする、インフレーションフィルムの製
造方法。 - 【請求項5】 環状のスリット(3)から溶融管状フィル
ムを押し出す環状ダイス(1)と、環状ダイス(1)を通し
て拡張延伸用の空気を吹き込む拡張延伸用空気供給路
(52)と、環状ダイス(1)の下流側に設置されるととも
に周壁によって管状フィルムを保持してその温度を管理
しつつ冷却する管理冷却体(6)と、管理冷却体(6)と組
になって管理冷却体(6)の周壁に保持された管状フィル
ムのフィルム面を前記周壁と反対側から加圧する加圧体
(8)と、加圧体(8)による加圧を経て下流側に出た管状
フィルムにその外周から熱風を吹き付ける環状熱風吹き
出し装置(54)と、環状熱風吹き出し装置(54)による
加熱と拡張延伸用空気(9)の吹き込みにより拡張延伸さ
れた拡張延伸管状フィルムを保持する拡張延伸保持筒
(19)とを有することを特徴とする、インフレーション
フィルムの製造装置。 - 【請求項6】 前記請求項5に記載のインフレーション
フィルムの製造装置において、前記管理冷却体(6)が管
状フィルムの外部に設けられた管理冷却筒(6a)となっ
ており、前記加圧体(8)が管状フィルムの内周面に当接
する加圧盤(8a)になっていることを特徴とする、イン
フレーションフィルムの製造装置。 - 【請求項7】 前記請求項5に記載のインフレーション
フィルムの製造装置において、前記管理冷却体(6)が管
状フィルムの内部に設けられ、前記加圧体(8)が管状フ
ィルムの外周面に当接する加圧筒(8b)になっているこ
とを特徴とする、インフレーションフィルムの製造装
置。 - 【請求項8】 前記請求項5に記載のインフレーション
フィルムの製造装置において、前記加圧体(8)が加熱手
段を備えていることを特徴とする、インフレーションフ
ィルムの製造装置。 - 【請求項9】 前記請求項5に記載のインフレーション
フィルムの製造装置において、環状ダイス(1)から管理
冷却体(6)に至る溶融管状フィルム(4)の内部に補助空
気(64)を供給できる補助空気供給路(53)が環状ダイ
ス(1)を貫通して設けてあることを特徴とする、インフ
レーションフィルムの製造装置。 - 【請求項10】 前記請求項5に記載のインフレーショ
ンフィルムの製造装置において、前記管理冷却体(6)の
周壁の口径と、加圧体(8)の口径を、5mm〜1mmの
範囲で口径差があるものとし、その口径差により管理冷
却体(6)の周壁に保持された管状フィルムに加圧抵抗を
与えることを特徴とする、インフレーションフィルムの
製造装置。 - 【請求項11】 前記請求項9に記載のインフレーショ
ンフィルムの製造装置において、溶融管状フィルム(4)
の内部に供給される補助空気(64)と、管状フィルムを
拡張延伸させる拡張延伸用空気(9)とを、管理冷却体
(6)に対して加圧体(8)を加圧させることによって仕切
り、一方の空気圧力が他方の空気圧力に影響を与えない
ように圧力を遮断してフィルムの製造を行なうことを特
徴とする、インフレーションフィルムの製造装置。 - 【請求項12】 前記請求項1ないし請求項3のいずれ
か1項に記載のインフレーションフィルムの製造方法に
おいて、環状ダイス(1)の環状スリット(3)の直径に対
して管理冷却体(6)の径を0.7倍〜2.3倍範囲に設
定し、管状フィルムを管理冷却体(6)に密着させた後、
管状フィルムの拡張延伸を行なうことを特徴とする、イ
ンフレーションフィルムの製造方法 - 【請求項13】 前記請求項1ないし請求項3のいずれ
か1項に記載のインフレーションフィルムの製造方法に
おいて、管理冷却体(6)の出口の直径と入口の直径とを
異ならせて勾配を設けることにより、管状フィルムの引
き取り抵抗をつけることを特徴とするインフレーション
フィルムの製造方法。 - 【請求項14】 前記請求項5に記載のインフレーショ
ンフィルムの製造装置において、前記管理冷却体(6)の
管状フィルムが当接する周壁に隆起した凸周部(62)を
設け、この凸周部(62)により管状フィルムの引き取り
抵抗を制御することを特徴とするインフレーションフィ
ルムの製造装置。 - 【請求項15】 前記請求項4に記載のインフレーショ
ンフィルムの製造方法において、拡張延伸保持筒(19)
の上流側の口径を下流側の口径に比べて小さくすること
により、拡張延伸保持筒(19)の摩擦抵抗を増やすこと
を特徴とする、インフレーションフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10110559A JPH1128764A (ja) | 1997-04-22 | 1998-04-21 | インフレーションフィルムの製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-139074 | 1997-04-22 | ||
| JP13907497 | 1997-04-22 | ||
| JP10110559A JPH1128764A (ja) | 1997-04-22 | 1998-04-21 | インフレーションフィルムの製造方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1128764A true JPH1128764A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=26450165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10110559A Pending JPH1128764A (ja) | 1997-04-22 | 1998-04-21 | インフレーションフィルムの製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1128764A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002240132A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-08-28 | Bridgestone Corp | 樹脂製チューブの製造方法及び装置 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP10110559A patent/JPH1128764A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002240132A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-08-28 | Bridgestone Corp | 樹脂製チューブの製造方法及び装置 |
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