JPH11287718A - 磁歪式トルクセンサ - Google Patents
磁歪式トルクセンサInfo
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- JPH11287718A JPH11287718A JP9005598A JP9005598A JPH11287718A JP H11287718 A JPH11287718 A JP H11287718A JP 9005598 A JP9005598 A JP 9005598A JP 9005598 A JP9005598 A JP 9005598A JP H11287718 A JPH11287718 A JP H11287718A
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Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Power Steering Mechanism (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】温度が変化しても、被検出軸に作用するトルク
を正確に検出できる磁歪式トルクセンサを提供すること
にある。 【解決手段】磁歪材5,6はシャフト2に作用するトル
クに応じた応力が伝達され、シャフト2に作用するトル
クに応じた応力磁気特性を有する。検出用コイル13,
14は処理回路17を介して、シャフト2に作用するト
ルクに応じて磁歪材5,6が歪むことによる磁束の変化
からトルクに応じた電圧ΔEを検出する。磁歪材7はシ
ャフト2に作用する応力が非伝達状態となるようにシャ
フト2に支持される。検出用コイル15は、磁歪材7を
通る磁束の変化からシャフト2の温度に応じた電圧EC
を検出する。コントローラ20はシャフトの温度に応じ
た電圧EC に基づいて、トルクに応じた電圧ΔEを温度
補正し、シャフト2に作用するトルクを算出する。
を正確に検出できる磁歪式トルクセンサを提供すること
にある。 【解決手段】磁歪材5,6はシャフト2に作用するトル
クに応じた応力が伝達され、シャフト2に作用するトル
クに応じた応力磁気特性を有する。検出用コイル13,
14は処理回路17を介して、シャフト2に作用するト
ルクに応じて磁歪材5,6が歪むことによる磁束の変化
からトルクに応じた電圧ΔEを検出する。磁歪材7はシ
ャフト2に作用する応力が非伝達状態となるようにシャ
フト2に支持される。検出用コイル15は、磁歪材7を
通る磁束の変化からシャフト2の温度に応じた電圧EC
を検出する。コントローラ20はシャフトの温度に応じ
た電圧EC に基づいて、トルクに応じた電圧ΔEを温度
補正し、シャフト2に作用するトルクを算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検出軸に作用す
るトルクを歪み磁気特性を利用して検出する磁歪式トル
クセンサに関するものである。
るトルクを歪み磁気特性を利用して検出する磁歪式トル
クセンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の磁歪式のトルクセンサは、シャ
フトの外周面に固定された磁歪材がシャフトに働くトル
クによって捻じれて歪むことによりその透磁率がトルク
に応じて変化し、この透磁率変化に応じた磁束変化に基
づいて検出用コイルに誘導される誘導起電力からトルク
を検出するようになっている。
フトの外周面に固定された磁歪材がシャフトに働くトル
クによって捻じれて歪むことによりその透磁率がトルク
に応じて変化し、この透磁率変化に応じた磁束変化に基
づいて検出用コイルに誘導される誘導起電力からトルク
を検出するようになっている。
【0003】従来、図4に示すように磁歪式のトルクセ
ンサ30では、シャフト31がハウジング32内にベア
リング33を介して回転可能に支持されている。そし
て、このシャフト31の外周面に円筒状の磁歪材34が
固着される。また、ハウジング32内には磁歪材34の
外周面と対向する円筒状のヨーク36が配置されてい
る。ヨーク36には励磁用コイル37,38と検出用コ
イル39,40とが組付けられており、ヨーク36の内
周面は磁歪材34の外周面と所定のギャップで対向して
いる。
ンサ30では、シャフト31がハウジング32内にベア
リング33を介して回転可能に支持されている。そし
て、このシャフト31の外周面に円筒状の磁歪材34が
固着される。また、ハウジング32内には磁歪材34の
外周面と対向する円筒状のヨーク36が配置されてい
る。ヨーク36には励磁用コイル37,38と検出用コ
イル39,40とが組付けられており、ヨーク36の内
周面は磁歪材34の外周面と所定のギャップで対向して
いる。
【0004】磁歪材34の外周面には、その軸線方向に
対して45°の方向に切溝が形成された領域Aが形成さ
れている。また、磁歪材34の外周面には、その軸線方
向に対して−45°の方向に切溝が形成された領域Bが
形成されている。そして、励磁用コイル37に交流電流
が流れることにより、磁束がヨーク36→磁歪材34の
領域A→ヨーク36を通る磁気回路が形成される。ま
た、励磁用コイル38に交流電流が流れることにより、
磁束がヨーク36→磁歪材34の領域B→ヨーク36を
通る磁気回路が形成される。この2つの領域A,Bに
は、シャフト31にトルクが発生すると、一方に引張
力、他方に圧縮力が働くことになる。そして、これら各
領域A,Bにおける透磁率の変化による磁束の変化に応
じて各検出用コイル39,40に誘導される電圧値を処
理回路41が差分することでトルクの検出が行われる。
つまり、処理回路41にて差分した出力電圧ΔEからシ
ャフト31に働くトルクを求めるようになっている。
対して45°の方向に切溝が形成された領域Aが形成さ
れている。また、磁歪材34の外周面には、その軸線方
向に対して−45°の方向に切溝が形成された領域Bが
形成されている。そして、励磁用コイル37に交流電流
が流れることにより、磁束がヨーク36→磁歪材34の
領域A→ヨーク36を通る磁気回路が形成される。ま
た、励磁用コイル38に交流電流が流れることにより、
磁束がヨーク36→磁歪材34の領域B→ヨーク36を
通る磁気回路が形成される。この2つの領域A,Bに
は、シャフト31にトルクが発生すると、一方に引張
力、他方に圧縮力が働くことになる。そして、これら各
領域A,Bにおける透磁率の変化による磁束の変化に応
じて各検出用コイル39,40に誘導される電圧値を処
理回路41が差分することでトルクの検出が行われる。
つまり、処理回路41にて差分した出力電圧ΔEからシ
ャフト31に働くトルクを求めるようになっている。
【0005】具体的には、各検出コイル39,40に誘
導される電圧EA ,EB は次式のようになる。 EA =Eo +ΔET +ΔEA ・・・(10) EB =Eo −ΔET +ΔEB ・・・(11) ただし、Eo は基準温度でのトルク0のときの検出用コ
イル39,40の出力電圧であり、ΔET はトルクの変
化により検出用コイル39,40に誘導される電圧であ
る。また、ΔEA およびΔEB は、基準温度からの温度
変化により各コイル39,40に誘導される電圧であ
る。
導される電圧EA ,EB は次式のようになる。 EA =Eo +ΔET +ΔEA ・・・(10) EB =Eo −ΔET +ΔEB ・・・(11) ただし、Eo は基準温度でのトルク0のときの検出用コ
イル39,40の出力電圧であり、ΔET はトルクの変
化により検出用コイル39,40に誘導される電圧であ
る。また、ΔEA およびΔEB は、基準温度からの温度
変化により各コイル39,40に誘導される電圧であ
る。
【0006】そして、温度の定常状態または領域A,B
を極力接近配置すれば、ΔEA =ΔEB となるので、こ
れら電圧EA ,EB を差分して、次式のようにトルクの
変化による出力電圧ΔEが算出される。
を極力接近配置すれば、ΔEA =ΔEB となるので、こ
れら電圧EA ,EB を差分して、次式のようにトルクの
変化による出力電圧ΔEが算出される。
【0007】 ΔE=(10)−(11)=2ΔET ・・・(12) つまり、トルクの変化により誘導される電圧ΔET のみ
が検出電圧として出力される。
が検出電圧として出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トルクセン
サ30の製造時において、電圧EA を検出する磁歪材の
領域A、励磁コイル37、検出コイル39等からなる検
出部と、電圧EB を検出する磁歪材の領域B、励磁コイ
ル38、検出コイル40等からなる検出部は、全く同一
に製造することはできず個体差が生ずる。この個体差は
ΔEA ≠ΔEB となってあらわれる。つまり、前記した
シャフト31の温度変化に対するコイル39から誘導さ
れる電圧ΔEA と、コイル40から誘導される電圧ΔE
B は相違する。 その結果、式(12)の出力電圧ΔE
は ΔE=2ΔET +ΔΔE ・・・(13) 尚、ΔΔEは個体差による誤差であって、ΔΔE=ΔE
A −ΔEB となる。
サ30の製造時において、電圧EA を検出する磁歪材の
領域A、励磁コイル37、検出コイル39等からなる検
出部と、電圧EB を検出する磁歪材の領域B、励磁コイ
ル38、検出コイル40等からなる検出部は、全く同一
に製造することはできず個体差が生ずる。この個体差は
ΔEA ≠ΔEB となってあらわれる。つまり、前記した
シャフト31の温度変化に対するコイル39から誘導さ
れる電圧ΔEA と、コイル40から誘導される電圧ΔE
B は相違する。 その結果、式(12)の出力電圧ΔE
は ΔE=2ΔET +ΔΔE ・・・(13) 尚、ΔΔEは個体差による誤差であって、ΔΔE=ΔE
A −ΔEB となる。
【0009】つまり、シャフト31に同じトルクが作用
していても、電圧ΔΔEがその時々の温度により変化し
てしまうため、処理回路41での差分後の出力電圧ΔE
も変化してしまう。
していても、電圧ΔΔEがその時々の温度により変化し
てしまうため、処理回路41での差分後の出力電圧ΔE
も変化してしまう。
【0010】より詳しくは、図5に示すようにシャフト
31に働いているトルクが所定値Trであったとして
も、温度が40℃の場合では、差分後の出力電圧はΔE
1 となり、温度が25℃の場合では、出力電圧はΔE2
となる。さらに、温度が−10℃の場合では、出力電圧
はΔE3 となる。
31に働いているトルクが所定値Trであったとして
も、温度が40℃の場合では、差分後の出力電圧はΔE
1 となり、温度が25℃の場合では、出力電圧はΔE2
となる。さらに、温度が−10℃の場合では、出力電圧
はΔE3 となる。
【0011】このように、シャフト31の温度によって
電圧ΔΔEが変化し、差分後の出力電圧ΔEは異なる値
となる。このような温度変化に応じた電圧ΔΔEは、ト
ルクに応じて誘導される電圧ΔET に対し無視できない
程大きく、シャフト31に作用する正確なトルクを検出
することが困難なものとなっていた。
電圧ΔΔEが変化し、差分後の出力電圧ΔEは異なる値
となる。このような温度変化に応じた電圧ΔΔEは、ト
ルクに応じて誘導される電圧ΔET に対し無視できない
程大きく、シャフト31に作用する正確なトルクを検出
することが困難なものとなっていた。
【0012】そこで、本発明の目的は、温度が変化した
としても、被検出軸に作用するトルクを正確に検出でき
る磁歪式トルクセンサを提供することにある。
としても、被検出軸に作用するトルクを正確に検出でき
る磁歪式トルクセンサを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、被検出軸に固着され、前記被検出軸に作用するトル
クに応じた応力磁気特性を有する第1の磁歪材と、前記
第1の磁歪材を通る磁束を発生するための第1のコイル
と、前記被検出軸に作用するトルクに応じて前記第1の
磁歪材が歪むことによる磁束の変化からトルクに応じた
検出値を検出する第1の検出手段とを備えた磁歪式トル
クセンサにおいて、前記被検出軸に支持され、前記被検
出軸に作用するトルクに応じた応力磁気特性が略一定と
なる第2の磁歪材と、前記第2の磁歪材を通る磁束を発
生するための第2のコイルと、前記第2の磁歪材を通る
磁束の変化から被検出軸の温度に応じた検出値を検出す
る第2の検出手段と、前記第2の検出手段により検出す
る被検出軸の温度に応じた検出値に基づいて、前記第1
の検出手段による検出値を温度補正し、前記被検出軸に
作用するトルクを算出する演算処理手段とを備えたこと
を特徴としている。
は、被検出軸に固着され、前記被検出軸に作用するトル
クに応じた応力磁気特性を有する第1の磁歪材と、前記
第1の磁歪材を通る磁束を発生するための第1のコイル
と、前記被検出軸に作用するトルクに応じて前記第1の
磁歪材が歪むことによる磁束の変化からトルクに応じた
検出値を検出する第1の検出手段とを備えた磁歪式トル
クセンサにおいて、前記被検出軸に支持され、前記被検
出軸に作用するトルクに応じた応力磁気特性が略一定と
なる第2の磁歪材と、前記第2の磁歪材を通る磁束を発
生するための第2のコイルと、前記第2の磁歪材を通る
磁束の変化から被検出軸の温度に応じた検出値を検出す
る第2の検出手段と、前記第2の検出手段により検出す
る被検出軸の温度に応じた検出値に基づいて、前記第1
の検出手段による検出値を温度補正し、前記被検出軸に
作用するトルクを算出する演算処理手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記第2の磁歪材は、前記被検出軸に
作用するトルクに応じた応力が非伝達状態となるように
当該検出軸に支持されるものである。
の発明において、前記第2の磁歪材は、前記被検出軸に
作用するトルクに応じた応力が非伝達状態となるように
当該検出軸に支持されるものである。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記演算処理手段を、前記第2の検出
手段による検出値に対する被検出軸の温度に関する温度
データと、被検出軸の温度に対する第1検出手段による
検出値の補正値に関する補正データとを記憶する記憶手
段を備え、そのデータに基づいて被検出軸に作用するト
ルクを算出するものとしている。
の発明において、前記演算処理手段を、前記第2の検出
手段による検出値に対する被検出軸の温度に関する温度
データと、被検出軸の温度に対する第1検出手段による
検出値の補正値に関する補正データとを記憶する記憶手
段を備え、そのデータに基づいて被検出軸に作用するト
ルクを算出するものとしている。
【0016】請求項4に記載の発明は、被検出軸に作用
するトルクに応じた応力が伝達されるように固着され、
前記被検出軸に作用するトルクに応じた応力磁気特性を
有する第1の磁歪材と、前記第1の磁歪材を通る磁束を
発生するための第1のコイルと、前記被検出軸に作用す
るトルクに応じて前記第1の磁歪材が歪むことによる磁
束の変化からトルクに応じた検出値を検出する第1の検
出手段とを備えた磁歪式トルクセンサにおいて、前記被
検出軸に作用するトルクに応じた応力が非伝達状態とな
るように当該検出軸に支持された第2の磁歪材と、前記
第2の磁歪材を通る磁束を発生するための第2のコイル
と、前記第1の検出手段による検出値を温度補正するた
めの前記第2の磁歪材を通る磁束の変化から被検出軸の
温度に応じた検出値を検出する第2の検出手段とを備え
たことを特徴としている。
するトルクに応じた応力が伝達されるように固着され、
前記被検出軸に作用するトルクに応じた応力磁気特性を
有する第1の磁歪材と、前記第1の磁歪材を通る磁束を
発生するための第1のコイルと、前記被検出軸に作用す
るトルクに応じて前記第1の磁歪材が歪むことによる磁
束の変化からトルクに応じた検出値を検出する第1の検
出手段とを備えた磁歪式トルクセンサにおいて、前記被
検出軸に作用するトルクに応じた応力が非伝達状態とな
るように当該検出軸に支持された第2の磁歪材と、前記
第2の磁歪材を通る磁束を発生するための第2のコイル
と、前記第1の検出手段による検出値を温度補正するた
めの前記第2の磁歪材を通る磁束の変化から被検出軸の
温度に応じた検出値を検出する第2の検出手段とを備え
たことを特徴としている。
【0017】請求項1に記載の発明によれば、第2の検
出手段は、被検出軸に作用するトルクに応じた応力が加
わっても、応力磁気特性が略一定のため、被検出軸(磁
歪材)の温度の変化に基づく検出値が検出される。従っ
て、該第2の検出手段の検出値からその時の被検出軸
(磁歪材)の温度を求めることができる。第1の検出手
段が検出する検出値は、被検出軸に作用するトルクに応
じた応力に基づく成分と被検出軸の温度の変化に基づく
成分を含む検出値となる。従って、第2の検出手段の検
出値から求められるその時の被検出軸の温度に基づい
て、第1の検出手段が検出する検出値に含まれる被検出
軸のその時の温度に基づく成分を割り出し、その成分を
除く補正をすれば被検出軸に作用するトルクが検出され
る。
出手段は、被検出軸に作用するトルクに応じた応力が加
わっても、応力磁気特性が略一定のため、被検出軸(磁
歪材)の温度の変化に基づく検出値が検出される。従っ
て、該第2の検出手段の検出値からその時の被検出軸
(磁歪材)の温度を求めることができる。第1の検出手
段が検出する検出値は、被検出軸に作用するトルクに応
じた応力に基づく成分と被検出軸の温度の変化に基づく
成分を含む検出値となる。従って、第2の検出手段の検
出値から求められるその時の被検出軸の温度に基づい
て、第1の検出手段が検出する検出値に含まれる被検出
軸のその時の温度に基づく成分を割り出し、その成分を
除く補正をすれば被検出軸に作用するトルクが検出され
る。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、第2の検
出手段は、被検出軸に作用するトルクに応じた応力が伝
達されないため、被検出軸(磁歪材)の温度の変化に基
づく検出値が検出される。従って、該第2の検出手段の
検出値からその時の被検出軸(磁歪材)の温度を求める
ことができる。第1の検出手段が検出する検出値は、被
検出軸に作用するトルクに応じた応力に基づく成分と被
検出軸の温度の変化に基づく成分を含む検出値となる。
従って、第2の検出手段の検出値から求められるその時
の被検出軸の温度に基づいて、第1の検出手段が検出す
る検出値に含まれる被検出軸のその時の温度に基づく成
分を割り出し、その成分を除く補正をすれば被検出軸に
作用するトルクが検出される。
出手段は、被検出軸に作用するトルクに応じた応力が伝
達されないため、被検出軸(磁歪材)の温度の変化に基
づく検出値が検出される。従って、該第2の検出手段の
検出値からその時の被検出軸(磁歪材)の温度を求める
ことができる。第1の検出手段が検出する検出値は、被
検出軸に作用するトルクに応じた応力に基づく成分と被
検出軸の温度の変化に基づく成分を含む検出値となる。
従って、第2の検出手段の検出値から求められるその時
の被検出軸の温度に基づいて、第1の検出手段が検出す
る検出値に含まれる被検出軸のその時の温度に基づく成
分を割り出し、その成分を除く補正をすれば被検出軸に
作用するトルクが検出される。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、記憶手段
に記憶された温度データにて、第2の検出手段の検出値
からその時の被検出軸の温度が求められ、補正データに
て、その時の被検出軸の温度から第1の検出手段が検出
する検出値に含まれる被検出軸のその時の温度に基づく
成分を除くための補正値が求められる。そして、第1の
検出手段が検出する検出値を補正値で減算すれば被検出
軸に作用するトルクが検出される。
に記憶された温度データにて、第2の検出手段の検出値
からその時の被検出軸の温度が求められ、補正データに
て、その時の被検出軸の温度から第1の検出手段が検出
する検出値に含まれる被検出軸のその時の温度に基づく
成分を除くための補正値が求められる。そして、第1の
検出手段が検出する検出値を補正値で減算すれば被検出
軸に作用するトルクが検出される。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、第2の検
出手段は、被検出軸に作用するトルクに応じた応力が伝
達されないため、被検出軸の温度の変化に基づく検出値
が検出される。従って、該第2の検出手段の検出値から
被検出軸に作用するトルクを求めるために必要なその時
の被検出軸の温度を求めることができる。
出手段は、被検出軸に作用するトルクに応じた応力が伝
達されないため、被検出軸の温度の変化に基づく検出値
が検出される。従って、該第2の検出手段の検出値から
被検出軸に作用するトルクを求めるために必要なその時
の被検出軸の温度を求めることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図1〜図3に従って説明する。図1はスリーブ型
磁歪式トルクセンサ1が組付けられた部分における断面
図である。被検出軸としてのシャフト2は、円筒状のハ
ウジング3の内部に挿通された状態でベアリング4を介
して回転可能に支持されている。シャフト2には磁性体
としての磁歪特性を有する円筒状の磁歪材5,6,7が
外嵌されている。第1の磁歪材としての磁歪材5,6の
両端部5a,5b,6a,6bはシャフト2に対して溶
接され固定されている。
形態を図1〜図3に従って説明する。図1はスリーブ型
磁歪式トルクセンサ1が組付けられた部分における断面
図である。被検出軸としてのシャフト2は、円筒状のハ
ウジング3の内部に挿通された状態でベアリング4を介
して回転可能に支持されている。シャフト2には磁性体
としての磁歪特性を有する円筒状の磁歪材5,6,7が
外嵌されている。第1の磁歪材としての磁歪材5,6の
両端部5a,5b,6a,6bはシャフト2に対して溶
接され固定されている。
【0022】一方、第2の磁歪材としての磁歪材7の端
部7a,7bはシャフト2の軸線方向にズレないように
ストッパー8にて支持される。詳述すると、磁歪材7は
シャフトのトルクが伝わらないように、シャフト2に軽
くはめ込まれた状態、つまり、摩擦接触している程度で
ストッパー8を用いてシャフト2に円周方向および軸線
方向にズレないように支持されている。
部7a,7bはシャフト2の軸線方向にズレないように
ストッパー8にて支持される。詳述すると、磁歪材7は
シャフトのトルクが伝わらないように、シャフト2に軽
くはめ込まれた状態、つまり、摩擦接触している程度で
ストッパー8を用いてシャフト2に円周方向および軸線
方向にズレないように支持されている。
【0023】磁歪材5,6,7は磁気歪み効果を有する
ものであって、パーマロイ、鉄・ニッケル・クロム合
金、Ni SpanC等の高透磁率軟磁性材料が使用され、
溶接可能なスリーブに形成されている。また、ストッパ
ー8は非導体かつ非磁性の樹脂にて形成されている。
ものであって、パーマロイ、鉄・ニッケル・クロム合
金、Ni SpanC等の高透磁率軟磁性材料が使用され、
溶接可能なスリーブに形成されている。また、ストッパ
ー8は非導体かつ非磁性の樹脂にて形成されている。
【0024】磁歪材5,7の表面(磁歪膜領域)には、
軸線方向に45°をなす多数の切溝がそれぞれ周方向に
等間隔に形成された被検出領域A,Cが形成されてい
る。さらに、磁歪材6の表面(磁歪膜領域)には、軸線
方向に−45°をなす多数の切溝が周方向に等間隔に形
成された被検出領域Bが形成されている。なお、磁歪材
5,6,7には、鉄−アルミニウム系の磁歪材料、アモ
ルファス磁歪材料を使用することもできる。
軸線方向に45°をなす多数の切溝がそれぞれ周方向に
等間隔に形成された被検出領域A,Cが形成されてい
る。さらに、磁歪材6の表面(磁歪膜領域)には、軸線
方向に−45°をなす多数の切溝が周方向に等間隔に形
成された被検出領域Bが形成されている。なお、磁歪材
5,6,7には、鉄−アルミニウム系の磁歪材料、アモ
ルファス磁歪材料を使用することもできる。
【0025】ハウジング3内には磁歪材5,6,7の外
周面と対向する円筒状のヨーク9が配置されている。ヨ
ーク9の内周面には磁歪材5,6,7の各被検出領域
A,BCと対向する位置に3つの凹部が形成され、各凹
部には内側にコイルとしての励磁用コイル10,11,
12が、外側に検出手段としての検出用コイル13,1
4,15が二層に巻回された状態で組付けらている。つ
まり、励磁用コイル10,11,12と検出用コイル1
3,14,15はそれぞれ被検出領域A,B,Cに対向
するように設けられている。なお、これらの組み付け時
において、ヨーク9と磁歪材5,6,7との軸心の一致
が図られ、両者間のギャップは周方向に高い精度で一定
に確保されている。
周面と対向する円筒状のヨーク9が配置されている。ヨ
ーク9の内周面には磁歪材5,6,7の各被検出領域
A,BCと対向する位置に3つの凹部が形成され、各凹
部には内側にコイルとしての励磁用コイル10,11,
12が、外側に検出手段としての検出用コイル13,1
4,15が二層に巻回された状態で組付けらている。つ
まり、励磁用コイル10,11,12と検出用コイル1
3,14,15はそれぞれ被検出領域A,B,Cに対向
するように設けられている。なお、これらの組み付け時
において、ヨーク9と磁歪材5,6,7との軸心の一致
が図られ、両者間のギャップは周方向に高い精度で一定
に確保されている。
【0026】図2はトルクセンサ1の電気的構成を示
す。図2に示すように、交流電源16には励磁用コイル
10,11が直列に接続され、励磁用コイル12は励磁
用コイル10,11に対し並列に接続されている。検出
用コイル13,14,15の一方の端子が接地されると
ともに、他方の端子は、公知の処理回路17に接続され
ている。そして、シャフト2にトルクが発生したとき、
各検出用コイル13,14,15から誘導されて処理回
路17に出力される各電圧EA ,EB ,EC は以下のよ
うになる。
す。図2に示すように、交流電源16には励磁用コイル
10,11が直列に接続され、励磁用コイル12は励磁
用コイル10,11に対し並列に接続されている。検出
用コイル13,14,15の一方の端子が接地されると
ともに、他方の端子は、公知の処理回路17に接続され
ている。そして、シャフト2にトルクが発生したとき、
各検出用コイル13,14,15から誘導されて処理回
路17に出力される各電圧EA ,EB ,EC は以下のよ
うになる。
【0027】第1の検出手段を構成する検出用コイル1
3,14から誘導される電圧EA ,EB は、 EA =Eo +ΔET +ΔEA ・・・(14) EB =Eo −ΔET +ΔEB ・・・(15) Eo は基準温度でのトルクが0の時の検出用コイル1
3,14の出力される電圧である。ΔET はトルクの変
化によって検出用コイル13,14に誘導される電圧で
あって、引張力を受けている時には正、圧縮力を受けて
いる時には負となる。ΔEA ,ΔEB は基準温度からの
温度変化によって検出用コイル13,14に誘導される
電圧である。
3,14から誘導される電圧EA ,EB は、 EA =Eo +ΔET +ΔEA ・・・(14) EB =Eo −ΔET +ΔEB ・・・(15) Eo は基準温度でのトルクが0の時の検出用コイル1
3,14の出力される電圧である。ΔET はトルクの変
化によって検出用コイル13,14に誘導される電圧で
あって、引張力を受けている時には正、圧縮力を受けて
いる時には負となる。ΔEA ,ΔEB は基準温度からの
温度変化によって検出用コイル13,14に誘導される
電圧である。
【0028】一方、第2の検出手段を構成する検出コイ
ル15から誘導される電圧EC は、 EC =Eo +ΔEC ・・・(16) Eo は基準温度でのトルクが0の時の検出用コイル15
の出力される電圧である。ΔEC は基準温度からの温度
変化によって検出用コイル15の出力される電圧であ
る。
ル15から誘導される電圧EC は、 EC =Eo +ΔEC ・・・(16) Eo は基準温度でのトルクが0の時の検出用コイル15
の出力される電圧である。ΔEC は基準温度からの温度
変化によって検出用コイル15の出力される電圧であ
る。
【0029】式(16)において、磁歪材7にはシャフ
ト2からのトルクが伝達されないため、トルクの変化に
よって誘起される電圧は発生しない(ΔET =0であ
る)。演算処理手段を構成する前記処理回路17は、差
動回路18および整流回路19を備えている。差動回路
18は前記検出用コイル13,14からの電圧EA ,E
B を入力する。差動回路18は電圧EA ,EB を減算
し、その減算した出力電圧ΔEを整流回路19に出力す
る。
ト2からのトルクが伝達されないため、トルクの変化に
よって誘起される電圧は発生しない(ΔET =0であ
る)。演算処理手段を構成する前記処理回路17は、差
動回路18および整流回路19を備えている。差動回路
18は前記検出用コイル13,14からの電圧EA ,E
B を入力する。差動回路18は電圧EA ,EB を減算
し、その減算した出力電圧ΔEを整流回路19に出力す
る。
【0030】即ち、差動回路18から出力される電圧Δ
Eは、式(14),式(15)から ΔE=EA −EB =2ΔET +ΔEA −ΔEB ・・・(17) となる。式(17)から明らかなように、出力電圧ΔE
はトルクの変化によって誘導される電圧ΔET の他に、
磁歪材5、励磁用コイル10、検出用コイル13等から
なる検出部と磁歪材6、励磁用コイル11、検出用コイ
ル14等からなる検出部の個体差による誤差ΔΔE(=
ΔEA −ΔEB )が含まれる。
Eは、式(14),式(15)から ΔE=EA −EB =2ΔET +ΔEA −ΔEB ・・・(17) となる。式(17)から明らかなように、出力電圧ΔE
はトルクの変化によって誘導される電圧ΔET の他に、
磁歪材5、励磁用コイル10、検出用コイル13等から
なる検出部と磁歪材6、励磁用コイル11、検出用コイ
ル14等からなる検出部の個体差による誤差ΔΔE(=
ΔEA −ΔEB )が含まれる。
【0031】つまり、図5に示すように、シャフト2に
作用するトルクが所定値Trであっても、出力電圧ΔE
はその時の温度に起因して変動する誤差ΔΔE(=ΔE
A −ΔEB )によって同じ値にならない。そして、この
出力電圧ΔEは整流回路19にて整流され直流電圧に変
換されて演算処理手段を構成するコントローラ20に出
力される。
作用するトルクが所定値Trであっても、出力電圧ΔE
はその時の温度に起因して変動する誤差ΔΔE(=ΔE
A −ΔEB )によって同じ値にならない。そして、この
出力電圧ΔEは整流回路19にて整流され直流電圧に変
換されて演算処理手段を構成するコントローラ20に出
力される。
【0032】また、検出用コイル15からの電圧EC
(=Eo +ΔEC )は、整流回路19にて整流され直流
電圧に変換されてコントローラ20に出力される。な
お、検出用コイル15からの電圧EC は前記したよう
に、基準温度でのトルクが0の時の検出用コイル15の
出力される電圧Eo の他に、温度変化によって検出用コ
イル15に誘導される電圧ΔEC である。そして、電圧
EC は、トルクの変化によって誘導される電圧は含まな
い。従って、図3に示すように、シャフト2にトルクが
作用しているか否かに関係なく、温度が40℃の場合で
は、電圧EC はEC1となり、温度が25℃の場合では、
電圧EC はEC2となる。さらに、温度が−10℃の場合
では、電圧EC はEC3となる。従って、電圧EC はEo
が一定値であるため、温度変化に相対した値となる。そ
の結果、電圧EC がわかればその時のシャフト2(各磁
歪材5,6,7)の温度がわかることになる。詳述すれ
ば、磁歪材5〜7、励磁用コイル10〜12、検出用コ
イル13〜15等からなる各検出部分の温度を知ること
ができる。
(=Eo +ΔEC )は、整流回路19にて整流され直流
電圧に変換されてコントローラ20に出力される。な
お、検出用コイル15からの電圧EC は前記したよう
に、基準温度でのトルクが0の時の検出用コイル15の
出力される電圧Eo の他に、温度変化によって検出用コ
イル15に誘導される電圧ΔEC である。そして、電圧
EC は、トルクの変化によって誘導される電圧は含まな
い。従って、図3に示すように、シャフト2にトルクが
作用しているか否かに関係なく、温度が40℃の場合で
は、電圧EC はEC1となり、温度が25℃の場合では、
電圧EC はEC2となる。さらに、温度が−10℃の場合
では、電圧EC はEC3となる。従って、電圧EC はEo
が一定値であるため、温度変化に相対した値となる。そ
の結果、電圧EC がわかればその時のシャフト2(各磁
歪材5,6,7)の温度がわかることになる。詳述すれ
ば、磁歪材5〜7、励磁用コイル10〜12、検出用コ
イル13〜15等からなる各検出部分の温度を知ること
ができる。
【0033】コントローラ20には中央処理装置(CP
U)21、記憶手段としての読出し専用メモリ(RO
M)22、読出し書替え可能メモリ(RAM)23およ
びA/D変換回路24が備えられている。CPU21は
ROM22に記憶されたプログラムデータに基づいて、
処理回路17からA/D変換回路24を介して入力する
入力値(出力電圧ΔE、および電圧EC の直流値)から
トルクの向きおよび大きさを算出するトルク演算処理を
行う。
U)21、記憶手段としての読出し専用メモリ(RO
M)22、読出し書替え可能メモリ(RAM)23およ
びA/D変換回路24が備えられている。CPU21は
ROM22に記憶されたプログラムデータに基づいて、
処理回路17からA/D変換回路24を介して入力する
入力値(出力電圧ΔE、および電圧EC の直流値)から
トルクの向きおよび大きさを算出するトルク演算処理を
行う。
【0034】前記ROM22には、温度データが予め記
憶されている。温度データは、前記電圧EC (正確には
直流電圧に変換された後にA/D変換回路24にてデジ
タル変換された値)に対する温度のデータである。つま
り、温度データは、予め試験等で各温度条件下で電圧E
C を求めて各温度に対する電圧EC のデータを基に作成
されたものである。従って、例えば、図3において、電
圧EC がEC1の時、ROM22の温度データから温度が
40℃のデータが読み出され、電圧EC がEC2の時、R
OM22の温度データから温度が25℃のデータが読み
出されることになる。
憶されている。温度データは、前記電圧EC (正確には
直流電圧に変換された後にA/D変換回路24にてデジ
タル変換された値)に対する温度のデータである。つま
り、温度データは、予め試験等で各温度条件下で電圧E
C を求めて各温度に対する電圧EC のデータを基に作成
されたものである。従って、例えば、図3において、電
圧EC がEC1の時、ROM22の温度データから温度が
40℃のデータが読み出され、電圧EC がEC2の時、R
OM22の温度データから温度が25℃のデータが読み
出されることになる。
【0035】また、前記ROM22には、補正データが
予め記憶されている。補正データは、前記誤差ΔΔE
(=ΔEA −ΔEB )を消去するためのデータであっ
て、温度に対する補正値Kのデータである。補正値Kの
データは、試験等でシャフト2に作用させる各トルク毎
に、かつ、各温度条件下で誤差ΔΔE(=ΔEA −ΔE
B)を予め求め、その求めた誤差ΔΔEを温度に対する
補正値K(=ΔΔE)のデータとして作成したものであ
る。
予め記憶されている。補正データは、前記誤差ΔΔE
(=ΔEA −ΔEB )を消去するためのデータであっ
て、温度に対する補正値Kのデータである。補正値Kの
データは、試験等でシャフト2に作用させる各トルク毎
に、かつ、各温度条件下で誤差ΔΔE(=ΔEA −ΔE
B)を予め求め、その求めた誤差ΔΔEを温度に対する
補正値K(=ΔΔE)のデータとして作成したものであ
る。
【0036】そして、CPU21はROM22の温度デ
ータからその時の温度を読み出すと、その温度に対する
補正値K(誤差ΔΔE)をROM22の補正データから
読み出すようになっている。CPU21は読み出した補
正値K(誤差ΔΔE)と、前記出力電圧ΔE(正確には
直流電圧に変換された後にA/D変換回路24にてデジ
タル変換された値)とで下記の演算処理を行いシャフト
2に作用しているトルクに相対した電圧ET を抽出す
る。
ータからその時の温度を読み出すと、その温度に対する
補正値K(誤差ΔΔE)をROM22の補正データから
読み出すようになっている。CPU21は読み出した補
正値K(誤差ΔΔE)と、前記出力電圧ΔE(正確には
直流電圧に変換された後にA/D変換回路24にてデジ
タル変換された値)とで下記の演算処理を行いシャフト
2に作用しているトルクに相対した電圧ET を抽出す
る。
【0037】 ET =ΔE−K =2ΔET +ΔEA −ΔEB −K =2ΔET +ΔΔE−K =2ΔET 次に、本実施の形態におけるトルクセンサ1の作用を説
明する。
明する。
【0038】トルクセンサ1の作動中は、交流電源16
から励磁用コイル10,11,12に一定の振幅および
周波数の交流電流が流され、磁束がヨーク9→磁歪材
5,6,7→ヨーク9を通る3つの磁気回路が形成され
る。シャフト2に回転力が加えられてトルクが発生する
と、磁歪材5,6におけるA領域とB領域は、それぞれ
一方が圧縮力を他方が引張力を受ける。このため、A領
域とB領域の磁束の変化を検出する検出用コイル13,
14には、引張力を受けた被検出領域を検出する側で大
きな、圧縮力を受けた被検出領域を検出する側で小さく
なるようなシャフト2のトルクに比例する出力電圧EA
,EB が発生する。具体的に、A領域で引張力を受
け、B領域にて圧縮力を受けた場合には、次式のように
なる。
から励磁用コイル10,11,12に一定の振幅および
周波数の交流電流が流され、磁束がヨーク9→磁歪材
5,6,7→ヨーク9を通る3つの磁気回路が形成され
る。シャフト2に回転力が加えられてトルクが発生する
と、磁歪材5,6におけるA領域とB領域は、それぞれ
一方が圧縮力を他方が引張力を受ける。このため、A領
域とB領域の磁束の変化を検出する検出用コイル13,
14には、引張力を受けた被検出領域を検出する側で大
きな、圧縮力を受けた被検出領域を検出する側で小さく
なるようなシャフト2のトルクに比例する出力電圧EA
,EB が発生する。具体的に、A領域で引張力を受
け、B領域にて圧縮力を受けた場合には、次式のように
なる。
【0039】 EA =Eo +ΔET +ΔEA ・・・(1) EB =Eo −ΔET +ΔEB ・・・(2) そして、検出用コイル13,14に誘導された電圧EA
,EB は処理回路17に入力される。処理回路17
は、検出用コイル13,14から入力電圧を差動回路1
8で減算し、その減算した信号を内部に設けられた整流
回路19で整流して、トルクに応じた電圧を検出する。
ここで、差動回路18での減算後のトルクに応じた電圧
ΔEは、次式のようになる。
,EB は処理回路17に入力される。処理回路17
は、検出用コイル13,14から入力電圧を差動回路1
8で減算し、その減算した信号を内部に設けられた整流
回路19で整流して、トルクに応じた電圧を検出する。
ここで、差動回路18での減算後のトルクに応じた電圧
ΔEは、次式のようになる。
【0040】 ΔE=(1)−(2)=2ΔET +ΔEA −ΔEB ・・・(3) このように、処理回路17は電圧ΔEのレベルが零レベ
ルに対して正側にどれだけの値をとるか、負側にどれだ
けの値をとるかによって、トルクの大きさ及び方向を検
出するようになっている。しかしながら、式(13)の
ΔΔE(=ΔEA −ΔEB )と同様に、式(3)におけ
るΔEA −ΔEB は温度によって変化するため、減算後
の電圧ΔEはシャフト2の温度に応じて変化する。
ルに対して正側にどれだけの値をとるか、負側にどれだ
けの値をとるかによって、トルクの大きさ及び方向を検
出するようになっている。しかしながら、式(13)の
ΔΔE(=ΔEA −ΔEB )と同様に、式(3)におけ
るΔEA −ΔEB は温度によって変化するため、減算後
の電圧ΔEはシャフト2の温度に応じて変化する。
【0041】一方、磁歪材7のC領域では、シャフト2
に作用するトルクによる磁束の変化は起こらず、検出用
コイル15に誘導される電圧EC は次式のようになる。 EC =Eo +ΔEC ・・・(4) 前述した電圧ΔE,EC は整流回路19を介してコント
ローラ20に入力される。この入力電圧はA/D変換回
路24によって、デジタルデータに変換され、CPU2
1に取り込まれる。CPU21は電圧EC を用いて、R
OM22に記憶した温度データからシャフト2の温度を
求める。次に、CPU21は、求めた温度に基づいて、
ROM22に記憶した補正データからその時の温度に対
する補正値K(誤差ΔΔE)を求める。そして、CPU
21はこの求めた補正値K(誤差ΔΔE)と出力電圧Δ
Eとでシャフト2に働く実際のトルクに相対した電圧E
Tを抽出する。
に作用するトルクによる磁束の変化は起こらず、検出用
コイル15に誘導される電圧EC は次式のようになる。 EC =Eo +ΔEC ・・・(4) 前述した電圧ΔE,EC は整流回路19を介してコント
ローラ20に入力される。この入力電圧はA/D変換回
路24によって、デジタルデータに変換され、CPU2
1に取り込まれる。CPU21は電圧EC を用いて、R
OM22に記憶した温度データからシャフト2の温度を
求める。次に、CPU21は、求めた温度に基づいて、
ROM22に記憶した補正データからその時の温度に対
する補正値K(誤差ΔΔE)を求める。そして、CPU
21はこの求めた補正値K(誤差ΔΔE)と出力電圧Δ
Eとでシャフト2に働く実際のトルクに相対した電圧E
Tを抽出する。
【0042】このように本実施の形態は、下記のような
特徴を示す。 (1)磁歪材5,6がシャフト2に作用するトルクに応
じた応力が伝達されるようにシャフト2に溶接され、シ
ャフト2に作用するトルクに応じて磁歪材5,6が歪む
ことによる磁束の変化に応じた検出用コイル13,14
からの入力電圧を処理回路17の差動回路18を用いて
減算し、式(3)のようにトルクに応じた電圧ΔEが検
出される。また、磁歪材7がシャフト2に作用する応力
が非伝達状態となるようにシャフト2にストッパー8を
用いて支持され、磁歪材7を通る磁束の変化からシャフ
ト2の温度に応じて検出用コイル15に誘電される電圧
ECが検出される。そして、コントローラ20によりシ
ャフト2の温度に応じた電圧EC が取り込まれ、この電
圧にEC 基づいて、その時の温度に応じて電圧ΔEを補
正し、シャフト2に作用するトルクが算出される。
特徴を示す。 (1)磁歪材5,6がシャフト2に作用するトルクに応
じた応力が伝達されるようにシャフト2に溶接され、シ
ャフト2に作用するトルクに応じて磁歪材5,6が歪む
ことによる磁束の変化に応じた検出用コイル13,14
からの入力電圧を処理回路17の差動回路18を用いて
減算し、式(3)のようにトルクに応じた電圧ΔEが検
出される。また、磁歪材7がシャフト2に作用する応力
が非伝達状態となるようにシャフト2にストッパー8を
用いて支持され、磁歪材7を通る磁束の変化からシャフ
ト2の温度に応じて検出用コイル15に誘電される電圧
ECが検出される。そして、コントローラ20によりシ
ャフト2の温度に応じた電圧EC が取り込まれ、この電
圧にEC 基づいて、その時の温度に応じて電圧ΔEを補
正し、シャフト2に作用するトルクが算出される。
【0043】その結果、電圧ΔEは、図5に示すように
シャフト2の温度により変化してしまい、シャフト2に
作用するトルクを正確に検出することができないが、シ
ャフト2の温度に応じた電圧EC が検出され、この電圧
EC を用いてコントローラ20が電圧ΔEを補正するこ
とにより、シャフト2に作用するトルクを正確に検出す
ることができる。
シャフト2の温度により変化してしまい、シャフト2に
作用するトルクを正確に検出することができないが、シ
ャフト2の温度に応じた電圧EC が検出され、この電圧
EC を用いてコントローラ20が電圧ΔEを補正するこ
とにより、シャフト2に作用するトルクを正確に検出す
ることができる。
【0044】よって、シャフト2の温度が変化したとし
ても、シャフト2に作用するトルクを正確に検出でき
る。 (2)電圧EC と温度に関する温度データと温度と補正
値Kに関するデータが、ROM22に予め記憶され、コ
ントローラ20により、このデータに基づいて、シャフ
トに作用するトルクが算出される。即ち、このデータを
用いてシャフト2の温度を求め、この温度から補正値K
を求めて電圧ΔEを補正する。従って、コントローラ2
0は複雑な演算処理をすることなく短時間にシャフトに
作用するトルクを正確に検出することができる。
ても、シャフト2に作用するトルクを正確に検出でき
る。 (2)電圧EC と温度に関する温度データと温度と補正
値Kに関するデータが、ROM22に予め記憶され、コ
ントローラ20により、このデータに基づいて、シャフ
トに作用するトルクが算出される。即ち、このデータを
用いてシャフト2の温度を求め、この温度から補正値K
を求めて電圧ΔEを補正する。従って、コントローラ2
0は複雑な演算処理をすることなく短時間にシャフトに
作用するトルクを正確に検出することができる。
【0045】(3)処理回路17の差動回路18で減算
することによって、1つの磁歪材を用いた場合に検出さ
れる検出電圧(ΔET )の2倍の電圧(2ΔET )をコ
ントローラ20に取り込むことができ、さらに、差分す
ることによって大部分の温度変化と、同相ノイズ等の外
乱要因を相殺して補償することができ、精度の高いトル
ク検出を行えるようになっている。
することによって、1つの磁歪材を用いた場合に検出さ
れる検出電圧(ΔET )の2倍の電圧(2ΔET )をコ
ントローラ20に取り込むことができ、さらに、差分す
ることによって大部分の温度変化と、同相ノイズ等の外
乱要因を相殺して補償することができ、精度の高いトル
ク検出を行えるようになっている。
【0046】また、温度を補償するための第2の磁歪材
7を、トルク検出用として設けられた第1の磁歪材5,
6の間に配置したので、温度補償するためにより好まし
いものとなっている。 (4)磁歪材7は、磁歪材5,6に対し同形状かつ同質
材料から形成され、これら磁歪材5,6,7が固定され
るシャフトとの合成インダクタンスを等しくなるように
したので、より精度の高い温度補正によるトルク検出を
行うことができる。
7を、トルク検出用として設けられた第1の磁歪材5,
6の間に配置したので、温度補償するためにより好まし
いものとなっている。 (4)磁歪材7は、磁歪材5,6に対し同形状かつ同質
材料から形成され、これら磁歪材5,6,7が固定され
るシャフトとの合成インダクタンスを等しくなるように
したので、より精度の高い温度補正によるトルク検出を
行うことができる。
【0047】なお、発明の実施の形態は、上記実施の形
態に限定されるものではなく、下記のように実施しても
よい。 ○上記実施の形態では3つの磁歪材を用いるものであっ
たが、図1に示す2つの磁歪材5,7のみを用いて実施
してもよい。この場合、差動回路18には、検出用コイ
ル13から誘導される電圧EA と、予め求めた基準温度
でのトルク0の時の検出用コイル13の出力される電圧
Eo とを入力する。従って、差動回路18から出力され
る電圧ΔEは、 ΔE=EA −Eo =Eo +ΔET +ΔEA −Eo =ΔE
T +ΔEA となる。
態に限定されるものではなく、下記のように実施しても
よい。 ○上記実施の形態では3つの磁歪材を用いるものであっ
たが、図1に示す2つの磁歪材5,7のみを用いて実施
してもよい。この場合、差動回路18には、検出用コイ
ル13から誘導される電圧EA と、予め求めた基準温度
でのトルク0の時の検出用コイル13の出力される電圧
Eo とを入力する。従って、差動回路18から出力され
る電圧ΔEは、 ΔE=EA −Eo =Eo +ΔET +ΔEA −Eo =ΔE
T +ΔEA となる。
【0048】そして、ROM22に記憶した補正データ
を、温度変化に基づく電圧ΔEA を消去するための温度
に対する補正値とする。この補正値のデータは試験等で
シャフト2に作用させる各トルク毎に、かつ、各温度条
件下で電圧ΔEA を予め求め、その求めた電圧ΔEA を
温度に対する補正値(=ΔEA )のデータとして作成す
る。
を、温度変化に基づく電圧ΔEA を消去するための温度
に対する補正値とする。この補正値のデータは試験等で
シャフト2に作用させる各トルク毎に、かつ、各温度条
件下で電圧ΔEA を予め求め、その求めた電圧ΔEA を
温度に対する補正値(=ΔEA )のデータとして作成す
る。
【0049】そして、検出用コイル15からの出力電圧
EC からその時の温度を求め、その求めた温度から補正
値(=ΔEA )を求める。CPU21は読み出した補正
値(=ΔEA )から、前記出力電圧ΔE(=ΔET +Δ
EA )のΔEA を除去する減算処理を行い、シャフト2
に作用しているトルクに相対した電圧ET を抽出する。
EC からその時の温度を求め、その求めた温度から補正
値(=ΔEA )を求める。CPU21は読み出した補正
値(=ΔEA )から、前記出力電圧ΔE(=ΔET +Δ
EA )のΔEA を除去する減算処理を行い、シャフト2
に作用しているトルクに相対した電圧ET を抽出する。
【0050】従って、この場合にも、シャフト2に働く
実際のトルクを温度変化に関係なく算出することができ
る。 ○磁歪材をその表面に切溝のない平滑スリーブとし、平
滑スリーブをクロスヘッド型ピックアップで検出する構
成のトルクセンサにおいて実施してもよい。
実際のトルクを温度変化に関係なく算出することができ
る。 ○磁歪材をその表面に切溝のない平滑スリーブとし、平
滑スリーブをクロスヘッド型ピックアップで検出する構
成のトルクセンサにおいて実施してもよい。
【0051】○各検出用コイル13〜15からの出力値
をA/D変換器を介してCPUに直接入力し、CPUに
おいて減算および整流処理(平均化処理)して、トルク
および温度に応じた検出値を得る構成としてもよい。こ
の構成によれば、処理回路を削減できる。
をA/D変換器を介してCPUに直接入力し、CPUに
おいて減算および整流処理(平均化処理)して、トルク
および温度に応じた検出値を得る構成としてもよい。こ
の構成によれば、処理回路を削減できる。
【0052】○上記実施の形態では、温度検出用の磁歪
材7をトルク検出用の磁歪材5,6の間に設けていた
が、これに限定せず実施してもよい。即ち、磁歪材5,
6,7の配置はどのような組み合わせのものでもよい。
また、第1の磁歪材および第2の磁歪材は、上記実施形
態のように2および1つに限らず、複数の磁歪材を用い
て実施してもよい。
材7をトルク検出用の磁歪材5,6の間に設けていた
が、これに限定せず実施してもよい。即ち、磁歪材5,
6,7の配置はどのような組み合わせのものでもよい。
また、第1の磁歪材および第2の磁歪材は、上記実施形
態のように2および1つに限らず、複数の磁歪材を用い
て実施してもよい。
【0053】○上記実施の形態では、第2の磁歪材であ
る磁歪材7をストッパー8に応力の非伝達状態で取り付
け、磁歪材7の応力磁気特性が略一定となるようにして
いたが、第2の磁歪材として、磁気ひずみ定数がほぼ0
に近い材質、例えば、Fe−78Ni組成のパーマロイ
等を用いて、シャフト2に対して溶接固定して実施して
もよい。この場合、シャフト2にトルクが作用しても磁
気ひずみ定数が略一定(0)となるため、温度を検出す
ることができる。
る磁歪材7をストッパー8に応力の非伝達状態で取り付
け、磁歪材7の応力磁気特性が略一定となるようにして
いたが、第2の磁歪材として、磁気ひずみ定数がほぼ0
に近い材質、例えば、Fe−78Ni組成のパーマロイ
等を用いて、シャフト2に対して溶接固定して実施して
もよい。この場合、シャフト2にトルクが作用しても磁
気ひずみ定数が略一定(0)となるため、温度を検出す
ることができる。
【0054】前記実施の形態から把握され、特許請求の
範囲に記載されていない技術的思想を、その効果ととも
に以下に記載する。 (1)請求項1に記載の発明において、前記第1の磁歪
材は2個であって、被検出軸に作用するトルクに対して
常に互いに異なる方向の応力がそれぞれ発生するように
被検出軸に固着されるものであり、前記第1のコイル
は、それぞれ対応する第1の磁歪材毎に設けられ、それ
ぞれの第1の磁歪材に対して磁束を発生させるものであ
り、前記第1の検出手段は、それぞれ対応する第1の磁
歪材毎に設けられ、それぞれの第1の磁歪材の歪みに応
じた検出値をそれぞれ検出するものであり、演算処理手
段は、前記2個の第1の磁歪材毎に設けられた2つの第
1の検出手段からの検出値を差分し、その差分値を温度
補正するものである磁歪式トルクセンサ。
範囲に記載されていない技術的思想を、その効果ととも
に以下に記載する。 (1)請求項1に記載の発明において、前記第1の磁歪
材は2個であって、被検出軸に作用するトルクに対して
常に互いに異なる方向の応力がそれぞれ発生するように
被検出軸に固着されるものであり、前記第1のコイル
は、それぞれ対応する第1の磁歪材毎に設けられ、それ
ぞれの第1の磁歪材に対して磁束を発生させるものであ
り、前記第1の検出手段は、それぞれ対応する第1の磁
歪材毎に設けられ、それぞれの第1の磁歪材の歪みに応
じた検出値をそれぞれ検出するものであり、演算処理手
段は、前記2個の第1の磁歪材毎に設けられた2つの第
1の検出手段からの検出値を差分し、その差分値を温度
補正するものである磁歪式トルクセンサ。
【0055】従って、差分回路18から出力される電圧
ΔEには、トルクの変化によって誘導される電圧ΔET
を2倍の値にして出力することができるため、感度の高
い検出が行える。また、大部分の温度変化と同相ノイズ
等の外乱を相殺することができる。
ΔEには、トルクの変化によって誘導される電圧ΔET
を2倍の値にして出力することができるため、感度の高
い検出が行える。また、大部分の温度変化と同相ノイズ
等の外乱を相殺することができる。
【0056】(2)請求項2に記載の発明において、第
2の磁歪材(7)は被検出軸(2)に対して摩擦接触し
ている程度にはめ込まれストッパ(9)にて円周方向及
び軸方向にズレないように支持されている磁歪式トルク
センサ。
2の磁歪材(7)は被検出軸(2)に対して摩擦接触し
ている程度にはめ込まれストッパ(9)にて円周方向及
び軸方向にズレないように支持されている磁歪式トルク
センサ。
【0057】従って、第2の磁歪材(7)には被検出軸
(2)に働くトルクに応じた応力はかからない。
(2)に働くトルクに応じた応力はかからない。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜請求項
3に記載の発明によれば、被検出軸の温度が変化して
も、被検出軸に作用するトルクを正確に検出できる優れ
た効果を発揮する。
3に記載の発明によれば、被検出軸の温度が変化して
も、被検出軸に作用するトルクを正確に検出できる優れ
た効果を発揮する。
【0059】請求項4に記載の発明によれば、被検出軸
に作用するトルクを算出するための温度を検出すること
ができる。
に作用するトルクを算出するための温度を検出すること
ができる。
【図1】 実施の形態の磁歪式トルクセンサの断面図。
【図2】 実施の形態の磁歪式トルクセンサの電気的構
成図。
成図。
【図3】 検出コイルの出力電圧の温度特性図。
【図4】 従来技術おける磁歪式トルクセンサの断面
図。
図。
【図5】 従来技術を説明するための出力電圧の温度特
性図。
性図。
1…トルクセンサ、2…被検出軸としてのシャフト、
5,6…第1の磁歪材としての磁歪材、7…第2の磁歪
材としての磁歪材、10,11…第1のコイルとしての
励磁用コイル、12…第2のコイルとしての励磁用コイ
ル、13,14…第1の検出手段としての検出用コイ
ル、15…第2の検出手段としての検出用コイル、17
…演算処理手段を構成する処理回路、20…演算処理手
段を構成するコントローラ、22…記憶手段としてのR
OM。
5,6…第1の磁歪材としての磁歪材、7…第2の磁歪
材としての磁歪材、10,11…第1のコイルとしての
励磁用コイル、12…第2のコイルとしての励磁用コイ
ル、13,14…第1の検出手段としての検出用コイ
ル、15…第2の検出手段としての検出用コイル、17
…演算処理手段を構成する処理回路、20…演算処理手
段を構成するコントローラ、22…記憶手段としてのR
OM。
Claims (4)
- 【請求項1】 被検出軸に固着され、前記被検出軸に作
用するトルクに応じた応力磁気特性を有する第1の磁歪
材と、 前記第1の磁歪材を通る磁束を発生するための第1のコ
イルと、 前記被検出軸に作用するトルクに応じて前記第1の磁歪
材が歪むことによる磁束の変化からトルクに応じた検出
値を検出する第1の検出手段とを備えた磁歪式トルクセ
ンサにおいて、 前記被検出軸に支持され、前記被検出軸に作用するトル
クに応じた応力磁気特性が略一定となる第2の磁歪材
と、 前記第2の磁歪材を通る磁束を発生するための第2のコ
イルと、 前記第2の磁歪材を通る磁束の変化から被検出軸の温度
に応じた検出値を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段により検出する被検出軸の温度に応
じた検出値に基づいて、前記第1の検出手段による検出
値を温度補正し、前記被検出軸に作用するトルクを算出
する演算処理手段とを備えた磁歪式トルクセンサ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁歪式トルクセンサに
おいて、前記第2の磁歪材は、前記被検出軸に作用する
トルクに応じた応力が非伝達状態となるように当該検出
軸に支持されるものである磁歪式トルクセンサ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の磁歪式トルクセンサに
おいて、前記演算処理手段は、前記第2の検出手段によ
る検出値に対する被検出軸の温度に関する温度データ
と、前記被検出軸の温度に対する第1検出手段による検
出値の補正値に関する補正データとを記憶する記憶手段
を備え、そのデータに基づいて被検出軸に作用するトル
クを算出する磁歪式トルクセンサ。 - 【請求項4】 被検出軸に作用するトルクに応じた応力
が伝達されるように固着され、前記被検出軸に作用する
トルクに応じた応力磁気特性を有する第1の磁歪材と、 前記第1の磁歪材を通る磁束を発生するための第1のコ
イルと、 前記被検出軸に作用するトルクに応じて前記第1の磁歪
材が歪むことによる磁束の変化からトルクに応じた検出
値を検出する第1の検出手段とを備えた磁歪式トルクセ
ンサにおいて、 前記被検出軸に作用するトルクに応じた応力が非伝達状
態となるように当該検出軸に支持された第2の磁歪材
と、 前記第2の磁歪材を通る磁束を発生するための第2のコ
イルと、 前記第1の検出手段による検出値を温度補正するための
前記第2の磁歪材を通る磁束の変化から被検出軸の温度
に応じた検出値を検出する第2の検出手段とを備えた磁
歪式トルクセンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9005598A JPH11287718A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 磁歪式トルクセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9005598A JPH11287718A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 磁歪式トルクセンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11287718A true JPH11287718A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=13987911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9005598A Pending JPH11287718A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 磁歪式トルクセンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11287718A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002156296A (ja) * | 2000-09-27 | 2002-05-31 | Abb Ab | トルク変換器 |
| JP2011038917A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Tdk Corp | トルクセンサ及びトルク検出方法 |
| EP3343191A4 (en) * | 2015-10-01 | 2018-08-22 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Magnetostrictive sensor |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP9005598A patent/JPH11287718A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002156296A (ja) * | 2000-09-27 | 2002-05-31 | Abb Ab | トルク変換器 |
| JP2011038917A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Tdk Corp | トルクセンサ及びトルク検出方法 |
| EP3343191A4 (en) * | 2015-10-01 | 2018-08-22 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Magnetostrictive sensor |
| US10281346B2 (en) | 2015-10-01 | 2019-05-07 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Magnetostrictive sensor |
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