JPH11287957A - 粗微動駆動装置 - Google Patents

粗微動駆動装置

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JPH11287957A
JPH11287957A JP8882198A JP8882198A JPH11287957A JP H11287957 A JPH11287957 A JP H11287957A JP 8882198 A JP8882198 A JP 8882198A JP 8882198 A JP8882198 A JP 8882198A JP H11287957 A JPH11287957 A JP H11287957A
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JP
Japan
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stage
coarse
handle
movement
rotation
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JP8882198A
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Toshihiko Tanaka
利彦 田中
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ステージの焦点位置への再設定が容易で、試料
と対物レンズとの衝突時における各部損傷を最小限に止
どめ得、電動から手動への切換えが容易で、操作ミスに
よる衝突事故も回避できる粗微動駆動装置を提供。 【解決手段】試料載置用のステージ(11)と、ステージ(1
1)の位置を粗微動調整する粗動ハンドル(13)及び微動ハ
ンドル(12)を有し微動ハンドル(12)によりステージ(11)
が移動限界に到達すると粗動ハンドル(13)が回転開始す
る如く設けられたステージ位置調整機構(10)と、微動ハ
ンドル(12)を回転駆動する電動モータ(23)と、粗動ハン
ドル(13)と共に回転する指標回転体(27)と、指標回転体
(27)の回転を検出する回転検出器(29)と、ステージ(11)
を一方の移動限界に到達させた時に回転検出器(29)から
出力される検出信号に基いて基準位置を設定し基準位置
からの移動量によってステージ(11)を位置合せする手段
(21,22,24,10) とを具備。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顕微鏡の焦点合わ
せ駆動装置等に用いられ、試料載置用のステージに対し
て粗動調整および微動調整を行なうことにより、そのス
テージを目標位置へ迅速かつ精度良く到達させるための
粗微動駆動装置に関し、特にステージの移動制限手段の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光学顕微鏡用の粗微動駆動装置
は、粗動ハンドルによって試料を顕微鏡の対物レンズの
焦点位置付近まで粗調整した後、微動ハンドルによって
当該試料を焦点位置へ高精度に微動調整できるようにな
っている。
【0003】従来のこの種の技術を開示している文献と
して、特公昭52−43688号公報がある。この公報
には、同軸上に微動ハンドルと粗動ハンドルとを設け、
この両ハンドル相互間を減速歯車機構によって連結する
ことにより、単一の案内機構によって粗動調整と微動調
整とを行なえるようにした「精密機械における粗微動装
置」が開示されている。
【0004】顕微鏡用の焦点合わせ駆動装置に用いられ
る粗微動駆動装置としては、試料と対物レンズとが接触
してお互いに損傷を受ける事がないように、両者を接触
させない機構を必要としている。ただし、手動の焦点合
わせ駆動装置に用いられる粗微動駆動装置の場合には、
通常の場合、焦点装置を指定された位置で止める機械的
ストッパーが備えているため、上記問題は解消されてい
る場合が多い。
【0005】また顕微鏡用の粗微動駆動装置としては、
任意の位置へ移動調節されたステージを、試料交換のた
めに一旦下降させたような場合でも、その後、前記移動
調節された位置に容易に再設定できることが要求され
る。
【0006】ところで最近の顕微鏡の焦点合わせ駆動装
置においては、電動モータ式の粗微動駆動装置が増えて
きている。電動モータ式の装置は一般に駆動能力が大き
いため、制御不能となった場合に、手動の場合に比べて
試料や対物レンズを含む装置各部に大きな損傷を与える
おそれがある。そこで電動モータ式の装置が制御不能に
陥った場合に、電動モータの駆動を停止させるべく所定
箇所にリミットスイッチを配設し、このリミットスイッ
チからの信号により電動モータを停止させるリミット制
御装置が必要となる。
【0007】特開平05−127098号公報には、こ
のようなリミット制御装置が開示されている。この公報
に開示されている装置は、試料と対物レンズとの焦点距
離をあらかじめ記憶しておき、対物レンズの焦点位置か
ら所定の範囲内に限って焦点合わせを可能にするものと
なっている。
【0008】一方、最近の共焦点走査型レーザ顕微鏡シ
ステムや3次元画像構築顕微鏡システムといった顕微鏡
システムでは、核となる顕微鏡として通常の光学顕微鏡
を小改造、若しくは、そのまま使用する場合が多い。こ
の場合、焦点合わせを電動化していない一般的な光学顕
微鏡を上述のシステムに組み込む場合には、手動の微動
ハンドルなどに電動モータを取り付ける等の改変手段が
必要となる。しかし電動で焦点合わせを行なうために
は、試料が対物レンズの焦点位置に対してどの位置にあ
るかを検出する手段を設ける必要がある。このような検
出手段がない場合には、焦点合わせに著しく長い時間を
要したり、対物レンズと試料とを衝突させるおそれがあ
る。そこで対物レンズに対する試料の位置検出手段を別
途設ける必要があった。しかし前記顕微鏡システムに電
動モータユニットを組み込むに際しては、構成ユニット
が多岐に亙るため、生産性が悪くコスト高となる欠点を
有していた。また電動モータを手動のハンドルなどに取
り付けると、手動操作でステージを上下動させたい場合
に不都合が生じる。すなわち、手動操作による粗調整は
可能であるが、手動操作により微調整を行なうためには
電動モータの励磁を切らなければならず、電源をOFF
操作する必要が生じる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の顕
微鏡の焦点合わせ駆動装置に用いられる粗微動駆動装置
は、種々の要求を満たしたものであることが必要であ
り、しかも構成が簡単で低コストで製作可能であること
が強く要請される。
【0010】本発明の目的は、構成が簡単で、ステージ
を一方の移動限界まで移動させることにより、ステージ
の基準位置が自動設定され、ステージの焦点位置への再
設定を容易に実現できる粗微動駆動装置を提供すること
にある。
【0011】さらに本発明の目的は、試料と対物レンズ
とが衝突したような場合でも、電動モータの回転が直ち
に停止し、試料、対物レンズ、ステージ等の損傷を最小
限に止どめ得る粗微動駆動装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の粗微動駆動装置は以下に示す
如く構成されている。 (1)本発明の粗微動駆動装置は、観察用の試料を載せ
るステージと、このステージの位置を粗動調整するため
の粗動ハンドルおよび微動調整するための微動ハンドル
を有し、前記微動ハンドルによる微動調整により前記ス
テージが移動限界に到達すると前記粗動ハンドルが回転
を開始する如く設けられたステージ位置調整機構と、前
記微動ハンドルを回転駆動する電動モータと、前記粗動
ハンドルに付設され、当該粗動ハンドルの回転に伴って
回転する指標回転体と、この指標回転体の回転を検出す
る回転検出器と、前記ステージを一方の移動限界に到達
させたときに前記回転検出器から出力される検出信号に
基づいて基準位置を設定し、設定された基準位置からの
移動量によって前記ステージの位置合わせを行なう手段
とを備えたことを特徴としている。 (2)本発明の粗微動駆動装置は、前記(1)に記載の
装置であって、回転検出器により指標回転体の回転が検
出されたとき、電動モータの回転を停止させる手段を備
えたことを特徴としている。 (3)本発明の粗微動駆動装置は、前記(1)に記載の
装置であって、少なくとも二種類の情報を持つ指標回転
体を用い、この指標回転体の回転方向を、回転検出器に
より検出し、検出された回転方向に応じて電動モータの
励磁を解除または持続させる手段を備えたことを特徴と
している。
【0013】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本発明の
第1実施形態に係る粗微動駆動装置の構成を示す図で、
本発明を特公昭52−43688号公報に示されている
ような光学顕微鏡の焦点合わせ駆動装置に適用した例を
示す図である。図1において10は光学顕微鏡のステー
ジ位置調整機構であり、20は駆動制御機構である。図
1に示すように、ステージ位置調整機構10の焦点合わ
せ操作部位には、ステージ11を上下動させる微動ハン
ドル12および粗動ハンドル13が取り付けてある。1
4はステージストッパ、15は観察用の試料、16はス
テージ駆動用のラックである。
【0014】なお上記微動ハンドル12および粗動ハン
ドル13と同様の構造を有する微動ハンドルおよび粗動
ハンドルが、ステージ位置調整機構10の図中左側にも
設けられており(不図示)、上記微動ハンドル12およ
び粗動ハンドル13と連動する如く両者間が連結されて
いる。したがって上記微動ハンドル12および粗動ハン
ドル13の手動による回転操作を、ステージ位置調整機
構10の図中左側においても行なえるものとなってい
る。
【0015】図2は微動ハンドル12および粗動ハンド
ル13の内部構造を示す図である。粗動ハンドル13の
内部には、二段歯車を含む複数の歯車31〜35からな
る歯車機構30がハンドル軸と平行に回転可能に取り付
けてある。
【0016】小歯車31は微動ハンドル(本図には不図
示)12と直結しており、歯車35は前記ステージ11
を上下動させるためのピニオン軸41と直結している。
このピニオン軸41には前記ラック16と噛合している
ピニオン42が取り付けられている。
【0017】小歯車31は歯車32の大歯車部と噛合
し、歯車32の小歯車部は歯車33の大歯車部と噛合
し、歯車33の小歯車部は歯車34の大歯車部と噛合
し、歯車34の小歯車部は大歯車35の大歯車部と噛合
している。
【0018】ステージ位置調整機構10を手動操作して
焦点合わせする場合には、観察者が微動ハンドル12と
粗動ハンドル13とを回転操作し、試料15を載せたス
テージ11を上下に移動させればよい。
【0019】今、観察者が微動ハンドル12を図2の
(a)において右回転させると、この微動ハンドル12
と直結している歯車31が図2の(a)に矢印で示す方
向へ回転する。この歯車31の回転は、歯車32,歯車
33,歯車34を介して歯車35へ減速伝達される。こ
れにより歯車35と直結されているピニオン軸41した
がってピニオン42が矢印方向へ回転する。かくしてラ
ック16は図中上方に微移動しステージ11の位置調整
が行なわれる。微動ハンドル12を上記とは逆に図2の
(a)において左回転させれば、ステージ11に設けら
れたラック16は図中下方に微移動しステージ11の位
置調整が行なわれる。
【0020】次に観察者が粗動ハンドル13を図2の
(b)において矢印で示す如く左回転させると、粗動ハ
ンドル13の内部に設けられている歯車機構30のう
ち、減速歯車32,33,34が小歯車31を中心とし
て公転する。この時、小歯車31に直結している微動ハ
ンドル12の軸は比較的大きな摩擦力を持っているため
小歯車31は回転しない。従って歯車32は小歯車31
の回りを矢印で示す如く自転しながら公転する。これに
伴い歯車33は図中右回転し、歯車34は図中左回転し
ながら公転する。したがって歯車34と噛合している大
歯車35は矢印で示す如く右回転する。この結果、ピニ
オン軸41にしたがってピニオン42が矢印方向へ回転
する。かくしてステージ11に設けられているラック1
6は図中上方向に粗移動する。粗動ハンドル13を上記
とは逆に図2の(b)において右回転させれば、ステー
ジ11に設けられているラック16は図中下方に粗移動
する。
【0021】このような粗微動操作において、ステージ
11が移動限界位置へ到達した場合や試料15が対物レ
ンズ(不図示)と衝突した場合、つまり何らかの原因に
よりステージ11が移動を阻止された場合、ピニオン軸
41と直結している歯車35は回転不能な状態になるた
め、この状態で微動ハンドル12を回転させると減速歯
車32,33,34が公転し、これに伴い粗動ハンドル
13が回転を始める。
【0022】すなわち、ステージ11が停止した状態に
おいて、微動ハンドル12を回転させ、小歯車31を例
えば図2の(a)に矢印で示す如く右回転させると、歯
車32が左回転し、歯車33が右回転し、歯車34が左
回転する。このとき大歯車35は回転しないため歯車3
4は歯車35の回りを転動することになり、公転(図中
左回転)する。これに伴い他の減速歯車32,33も公
転する。かくして粗動ハンドル13は、図2の(b)に
矢印で示す如く左回転する。
【0023】なお、ステージ11の摩擦力と粗動ハンド
ル13の摩擦力とを適切に設定しておけば、ステージ1
1にある程度の負荷がかかっただけでも粗動ハンドル1
3が回転する事になる。
【0024】図1に説明を戻す。21はモータ制御用の
制御ユニットであり、この制御ユニット21にはモータ
停止位置等を記憶する為の記憶装置22が備えられてい
る。この制御ユニット21は駆動ユニット23と接続さ
れている。
【0025】駆動ユニット23は焦点合わせ操作を電動
で行なうためのものであり、ステージ位置調整機構10
に一体的に取付け得る様になっている。駆動ユニット2
3の内部には電動モータ24が固定されており、この電
動モータ24の回転軸25には電動モータ24の回転力
を微動ハンドル12に伝達するためのカップリング部材
26が備え付けてある。
【0026】一方、ステージ位置調整機構10の粗動ハ
ンドル13には、指標回転体27が付設されている。こ
の指標回転体27は粗動ハンドル13に密着固定される
環状部材の一端面円周方向に沿って、例えば短い線状体
を等間隔で円周方向に配したマーキング28を設けたも
のとなっている。このマーキング28の回転を検出可能
な如く、前記駆動ユニット23の内部の所定位置には、
回転検出器29が固定されている。この回転検出器29
の出力端は、前記制御ユニット21の入力端に接続され
ており、前記電動モータ24の入力端は、前記制御ユニ
ット21の出力端に接続されている。
【0027】「駆動制御機構20の基本的動作」制御ユ
ニット21から駆動ユニット23の内部の電動モータ2
4に駆動信号が与えられると、電動モータ24が回転す
る。そうすると電動モータ24の回転が回転軸25、カ
ップリング部材26を介して微動ハンドル12に伝達さ
れ、微動ハンドル12が回転する。したがってピニオン
42が回転し、ラック16が微動する。このとき、粗動
ハンドル13は回転しないため、指標回転体27も回転
せず、回転検出器29の出力は変化しない。
【0028】しかし何らかの原因により、ステージ11
に過負荷が生じた場合には、電動モータ24の回転に伴
って微動ハンドル12が回転すると、前述したように粗
動ハンドル13が回転を始める。このため粗動ハンドル
13に密着固定されている指標回転体27も回転する。
そうすると指標回転体27の一端面に環状に設けられて
いるマーキング28の回転が回転検出器29によって検
出され、回転検出器29の出力が変化する。この回転検
出器29の出力変化は制御ユニット21に伝えられる。
そうすると制御ユニット21は電動モータ24への駆動
信号を断ち、電動モータ24の回転を停止させる。
【0029】「駆動制御機構20の焦点合わせ動作」上
記の基本的動作に基づいて実際の焦点合わせ動作は以下
の様に行なわれる。先ず装置全体の初期調整時におい
て、手動もしくはオートフォーカス機構を用いて焦点合
わせを行なう。始めに制御ユニット21によって電動モ
ータ24を駆動し、ステージ11を試料15が対物レン
ズから離れる第1の方向へ移動させる。ステージ11が
移動限界に到達すると、回転検出器29の出力が変化す
るため電動モータ24の回転が停止する。そこでこの位
置をステージ11の基準位置と定めると共に、この基準
位置から焦点までの移動量等を算出し、記憶装置22に
記憶させる。同様に、他の対物レンズに対しても焦点位
置を記憶させる。また各対物レンズとステージ11とが
衝突する位置に関しても記憶させてもよい。以後、ステ
ージ11を電動で移動させる場合、前記基準位置からの
移動量を監視する事により、ステージ11の位置を検知
して制御することができる。これにより試料15の交換
時等において、ステージ11の位置と焦点位置との位置
関係を繰り返し自動再設定操作することが可能となる。
そして試料15が対物レンズに衝突する位置までステー
ジ11が移動しないように、制御ユニット21でその移
動量を制御することができるため、試料15と対物レン
ズとの衝突を防止できる。
【0030】なお上記記載では、各対物レンズ毎に焦点
位置やステージ11と衝突する位置を記憶させるように
していたが、これに限られるものではなく、用いる顕微
鏡が同一であれば対物レンズの焦点位置はほぼ同位置で
あるため、一つの対物レンズについて焦点位置を記憶し
ておき、該焦点位置を基に対物レンズの長さ等から対物
レンズがステージ11と衝突する位置も算出・記憶する
ことができる。
【0031】万一、上述の電動制御中において、試料1
5と対物レンズとが衝突した場合には、粗動ハンドル1
3の回転が検出されるため、制御ユニット21によって
電動モータ24の駆動が停止される。このため試料1
5、対物レンズ、ステージ11等の損傷を最小限に抑え
る事ができる。
【0032】一般に、駆動ユニット23の電動モータ2
4が励磁されている状態において、観察者が微動ハンド
ル12や粗動ハンドル13を手動操作するには、電動モ
ータ24の励磁トルクを越える大きな力が必要である。
従って電動モータ24が励磁されている場合にはステー
ジ11を手動操作で微調整することは困難である。また
無理に力を加えると焦点合わせ機構を損傷しかねない。
【0033】しかるに本実施形態においては、観察者が
粗動ハンドル13(実際にはステージ位置調整機構10
の図中左側に設けられている粗動ハンドル)を手動操作
により回転させると、その途端に電動モータ24の励磁
が解除されるため、手動でステージ11の粗微動を行な
う事が可能になる。
【0034】このように本実施形態においては、ステー
ジ11を移動限界まで移動させることにより、ステージ
11の基準位置を設定することができ、ステージ11の
焦点位置への再設定を容易に行なえる上、万一、試料1
5と対物レンズとが衝突したような場合でも、その損傷
を最小限に抑制することができる。また観察者が手動で
ステージ11を動かしたい場合には、一度、粗動ハンド
ル13を上述の場合と同様に回転させることにより、電
動モータ24の励磁が解除され、自由に移動させること
ができる。
【0035】なお指標回転体としては本実施形態に示さ
れたものに限られるものではなく、粗動ハンドル13の
回転を検出する手段としては、粗動ハンドル13に付設
したスリット円板や磁性片を貼り付けた円板の移動を光
学的センサあるいは磁気的センサによって検出するもの
等であってもよい。
【0036】(第2実施形態)図3の(a)(b)
(c)は本発明の第2実施形態を示す図である。この第
2実施形態は,図3の(a)に示す如く、図1に示した
マーキング28の代りに、三種類のマーキング51,5
2,53からなるマーキング列50を設け、上記マーキ
ング51,52,53を3個のセンサ61,62,63
により検出するようにした例である。
【0037】図3の(b)は、前記マーキング51,5
2,53の一部を直線状に展開して示すと共に、各マー
キング51,52,53をそれぞれ検出可能な如く対応
して配置されている3個のセンサ61,62,63を示
した図である。図示の如く、三種類のマーキング51,
52,53は、所定間隔をおいて順次繰り返して配設さ
れている。したがって粗動ハンドル13の回転に伴って
指標回転体27が微少移動した場合でも、どれか一つの
マーキングの移動がセンサ61,62,63により検出
されるように工夫されている。また粗動ハンドル13が
連続的に回転すると、三種類のマーキング51,52,
53がセンサ61,62,63に順次繰り返し検出され
るように設けられている。
【0038】図3の(c)は、各センサ61,62,6
3とマーキング列50との相対的な位置、A,B,C,
D,E,F,G…でのセンサ検出信号を数値化(「1」
はマーク有り、「0」はマーク無し)して図示したもの
である。
【0039】今、粗動ハンドル13の回転に伴って、指
標回転体27が回転を始め、各センサ61,62,63
が相対的にA,B,C…という具合にV方向へ移動すす
る場合を想定すると、この場合のマーキング検出信号が
得られるセンサの順番は、63,61,62,63,6
1,62,63…となる。これとは反対に各センサ6
1,62,63が相対的にG,F,E…という具合にW
方向へ移動すする場合を想定すると、この場合のマーキ
ング検出信号が得られるセンサの順番は、63,62,
61,63,62,61,63…の順となる。したがっ
てマーキング検出信号が得られるセンサの順番およびタ
イミングから、粗動ハンドル13の回転方向や回転速度
等の情報を知ることができる。
【0040】したがってこの第2実施形態においては、
電動モータ24の励磁中に観察者が手動でステージ11
を動かすべく粗動ハンドル13(実際にはステージ位置
調整機構10の図中左側に設けられている粗動ハンド
ル)を手動操作により回転させた場合、制御ユニット2
1は3個のセンサ61,62,63からの信号タイミン
グに基づいて、粗動ハンドル13の回転方向が対物レン
ズと試料15とが離れる第1の方向であるのか、接近す
る第2の方向であるのかを認識できる。そこで、対物レ
ンズと試料15とが離れる第1の方向である場合には、
電動モータ14の励磁が解除されて手動操作を許し、粗
動ハンドル13の回転方向が対物レンズと試料15とが
接近する第2の方向である場合には、電動モータ14の
励磁を持続させ、両者が接近し衝突に至るような回転操
作を禁止するように制御する事ができる。
【0041】かくして第2実施形態においては、観察者
が電動から手動に切り替えた場合でも、観察者の操作ミ
スによる試料15と対物レンズとの衝突を防止する事が
できる。
【0042】なお粗動ハンドル13の回転方向を検出す
る手段としては、三種類のマーキング51,52,53
の検出によるものに限らず、指標回転体27の移動に伴
う透過光量の変化、磁力の変化、静電容量の変化などの
情報を検出するものであってもよい。
【0043】(変形例)実施形態に示された粗微動駆動
装置は、下記の変形例を含んでいる。 ・プレート状の指標回転体27を粗動ハンドル13にネ
ジ止め固定したもの。 ・シール状の指標回転体27を粗動ハンドル13に貼り
付け固定したもの。 ・粗動ハンドル13の表面に、指標回転体27のマーキ
ング等に相当するものを印刷したもの。 ・回転検出器29が、赤外線をマーキングに照射し、そ
の反射光を受光する様にした赤外線センサにて構成され
たもの。 ・回転検出器29が、TVカメラの様な撮像装置により
構成されたもの。 ・指標回転体27の指標(マーキング,スリット等)を
粗動ハンドル13の外周面に設けたもの。
【0044】(実施形態についての特徴点) [1]実施形態に示された粗微動駆動装置は、観察用の
試料を載せるステージ(11)と、このステージ(11)の位置
を粗動調整するための粗動ハンドル(13)および微動調整
するための微動ハンドル(12)を有し、前記微動ハンドル
(12)による微動調整により前記ステージ(11)が移動限界
に到達すると前記粗動ハンドル(13)が回転を開始する如
く設けられたステージ位置調整機構(10)と、前記微動ハ
ンドル(12)を回転駆動する電動モータ(23)と、前記粗動
ハンドル(13)に付設され、当該粗動ハンドル(13)の回転
に伴って回転する指標回転体(27)と、この指標回転体(2
7)の回転を検出する回転検出器(29)と、前記ステージ(1
1)を一方の移動限界に到達させたときに前記回転検出器
(29)から出力される検出信号に基づいて基準位置を設定
し、設定された基準位置からの移動量によって前記ステ
ージ(11)の位置合わせを行なう手段(21,22,24,10) と、
を備えたことを特徴としている。
【0045】上記粗微動駆動装置においては、ステージ
(11)を例えば対物レンズから遠隔した側の一方の移動限
界まで移動させることにより、粗動ハンドル(13)が回転
し、それに伴って指標回転体(27)が回転し、それを回転
検出器(29)が検出してステージ(11)の基準位置が自動的
に設定される。そして設定された基準位置からの移動量
によってステージ(11)の位置合わせを行なうことができ
る。このためステージ(11)の焦点位置への再設定を極め
て容易に行なえるものとなる。 [2]実施形態に示された粗微動駆動装置は前記[1]
に記載の装置であって、回転検出器(29)により指標回転
体(27)の回転が検出されたとき、電動モータ(24)の回転
を停止させる手段(21)を備えたことを特徴としている。
【0046】上記粗微動駆動装置においては、電動モー
タ(24)を回転させてステージ位置調整機構(10)を駆動制
御しているとき、何らかの原因により、試料(15)と対物
レンズとが衝突したような場合、粗動ハンドル(13)と共
に指標回転体(27)が回転し、その回転が回転検出器(29)
により検出され、その検出信号に基づいて電動モータ(2
4)が直ちに停止される。このため上記衝突による損傷を
最小限に食い止めることができる。また電動モータ(24)
の励磁中において、観察者が手動でステージ(11)を動か
したい場合には、一度、粗動ハンドル(13)を手動で回転
させることにより、電動モータ(24)の励磁は解除されの
で、他に格別の操作を行なうことなしに、そのまま自由
に手動操作することが可能となる。 [3]実施形態に示された粗微動駆動装置は前記[1]
に記載の装置であって、少なくとも二種類の情報(51,5
2,53)を持つ指標回転体(27)を用い、この指標回転体(2
7)の回転方向を、回転検出器(61,62,63)により検出し、
検出された回転方向に応じて電動モータ(24)の励磁を解
除または持続させる手段(21,22) を備えたことを特徴と
している。
【0047】上記粗微動駆動装置においては、電動モー
タ(24)の励磁中において、観察者が手動でステージ(11)
を動かすべく粗動ハンドル(13)を回転させた場合、粗動
ハンドル(13)の回転方向が、対物レンズと試料(15)とが
離れる方向である場合には、電動モータ(24)の励磁を解
除して手動操作を許し、粗動ハンドル(13)の回転方向が
対物レンズと試料(15)とが衝突する方向である場合に
は、電動モータ(24)の励磁を持続させ、衝突に至るよう
な観察者の回転操作を禁止するように動作設定する事が
できる。かくして観察者が電動から手動に切り替えた場
合でも、観察者の操作ミスによる試料(15)と対物レンズ
との衝突を防止する事が可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、構成が簡単で、ステー
ジを一方の移動限界まで移動させることにより、ステー
ジの基準位置が自動設定され、ステージの焦点位置への
再設定を容易に実現することができる。
【0049】さらに、試料と対物レンズとが衝突したよ
うな場合でも、電動モータの回転が直ちに停止し、試
料、対物レンズ、ステージ等の損傷を最小限に止どめる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る粗微動駆動装置の
構成を示す図。
【図2】本発明の第1実施形態に係る粗微動駆動装置の
粗動ハンドルおよび微動ハンドルの内部構造を示す斜視
図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る粗微動駆動装置の
要部構成を示す図。
【符号の説明】
10…光学顕微鏡のステージ位置調整機構 11…ステージ 12…微動ハンドル 13…粗動ハンドル 15…観察用の試料 16…ステージ駆動用のラック 21…制御ユニット 22…記憶装置 23…駆動ユニット 24…電動モータ 25…回転軸 26…カップリング部材 27…指標回転体 28…マーキング 29…回転検出器 30…歯車機構 31〜35…歯車 41…ピニオン軸 42…ピニオン 50…マーキング列 51〜53…マーキン
グ 61〜63…センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】観察用の試料を載せるステージと、 このステージの位置を粗動調整するための粗動ハンドル
    および微動調整するための微動ハンドルを有し、前記微
    動ハンドルによる微動調整により前記ステージが移動限
    界に到達すると前記粗動ハンドルが回転を開始する如く
    設けられたステージ位置調整機構と、 前記微動ハンドルを回転駆動する電動モータと、 前記粗動ハンドルに付設され、当該粗動ハンドルの回転
    に伴って回転する指標回転体と、 この指標回転体の回転を検出する回転検出器と、 前記ステージを一方の移動限界に到達させたときに前記
    回転検出器から出力される検出信号に基づいて基準位置
    を設定し、設定された基準位置からの移動量によって前
    記ステージの位置合わせを行なう手段と、 を備えたことを特徴とする粗微動駆動装置。
  2. 【請求項2】回転検出器により指標回転体の回転が検出
    されたとき、電動モータの回転を停止させる手段を備え
    たことを特徴とする請求項1に記載の粗微動駆動装置。
  3. 【請求項3】少なくとも二種類の情報を持つ指標回転体
    を用い、この指標回転体の回転方向を回転検出器により
    検出し、検出された回転方向に応じて電動モータの励磁
    を解除または持続させる手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の粗微動駆動装置。
JP8882198A 1998-04-01 1998-04-01 粗微動駆動装置 Withdrawn JPH11287957A (ja)

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