JPH1128896A - 塗膜転写具 - Google Patents

塗膜転写具

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JPH1128896A
JPH1128896A JP9186135A JP18613597A JPH1128896A JP H1128896 A JPH1128896 A JP H1128896A JP 9186135 A JP9186135 A JP 9186135A JP 18613597 A JP18613597 A JP 18613597A JP H1128896 A JPH1128896 A JP H1128896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製造することができ、簡単な構成で塗
膜転写テープの繰出と使用済みテープの巻取の同期を常
にとることができる塗膜転写具を提供する。 【解決手段】 ケース10内に塗膜転写テープ16を巻
回した繰出リール18と、繰出リール18から繰り出さ
れて使用された使用済みテープ22を巻き取る巻取リー
ル24とをそれぞれ回転可能に設け、繰出リール18と
巻取リール24とのぞれぞれの最外周面同士を常時接触
させて繰出リール18の回転と共に巻取リール24を回
転させるようになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗膜転写テープか
ら塗膜を転写することにより消し具、マーカーまたは糊
等として使用することができる塗膜転写具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の塗膜転写具としては、特
開平5−58097号公報や特開平5−178525号
公報に記載されたものがある。この公報では、塗膜転写
テープを巻回した繰出リールに大歯車が設けられてお
り、一方の使用済みテープを巻き取る巻取リールには上
記大歯車と噛合う小歯車が設けられており、使用時に塗
膜転写テープが繰出リールから繰り出され、繰出リール
が回転すると、大小の歯車を介して巻取リールが回転
し、使用済みテープを自動的に巻き取るように構成され
た塗膜転写具が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の塗膜転写具においては、大小の歯車を使用するた
め、部品点数が多く安価に製造することができないとい
う問題がある。さらに、塗膜転写テープの使用によっ
て、繰出リールの外径が小さくなり、巻取リールの外径
が大きくなっていくと、繰出速度が遅くなる一方、巻取
速度が速くなってしまうため、同期がとれずにテープに
過大な張力がかかる、という問題があり、このため、繰
出リールまたは巻取リールをスリップ可能に構成しなけ
ればならず、複雑になるという問題がある。
【0004】本発明はかかる問題点に鑑みなされたもの
で、請求項1ないし3記載の発明は、安価に製造するこ
とができ、簡単な構成で塗膜転写テープの繰出と使用済
みテープの巻取の同期を常にとることができる塗膜転写
具を提供することをその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の塗膜転写具のうち、請求項1記載の発明は、
ケース内に塗膜転写テープを巻回した繰出リールと、繰
出リールから繰り出されて使用された使用済みテープを
巻き取る巻取リールとをそれぞれ回転可能に設け、繰出
リールと巻取リールとのぞれぞれの最外周面同士を常時
接触させて繰出リールの回転と共に巻取リールを回転さ
せるようになしたことを特徴とする。
【0006】塗膜転写テープが使用されて繰出リールか
ら繰り出されると繰出リールが回転するが、繰出リール
と巻取リールとは互いの最外周面同士が接触しており、
巻取リールも繰出リールと共に反対方向へ回転して使用
済みテープを自動的に巻き取る。また、請求項2記載の
発明は、請求項1記載のものにおいて、前記繰出リール
と巻取リールとが接近する方向に、繰出リールと巻取リ
ールの少なくともいずれか一方を常時付勢する付勢手段
を設けたことを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明は、請求項2記
載のものにおいて、前記付勢手段は、繰出リールと巻取
リールのいずれか一方を回転可能に受ける支持軸と一体
的に形成されることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の塗膜転写具の第1の
実施の形態を表す断面図(ケース内は断面としていな
い)であり、図2は図1の2−2線に沿って見た断面
図、図3は正面図、図4は図1の4−4線に沿って見た
断面図である。
【0009】各図において、10はケースであり、ケー
ス10は、ヒンジ部10aによって開閉可能に形成され
た上蓋部10bと下蓋部10cからなり、上蓋部10b
と下蓋部10cとは、係止部10dにおいて係止されて
内部空間を形成すると共に、ケース10の先端には開口
11が形成されている。このケース10の内部空間に
は、図2に下蓋部10cから上記内部空間へ突設された
突設部10e、10fが形成されており、各突設部10
e、10fにはめ込まれるようにして、固定板12がケ
ース10の下蓋部10c内に固定されている。一方の突
設部10fには固定板12の円筒形の第1支持軸12a
がはめ込まれている。
【0010】さらに固定板12の上には、合成樹脂から
なる可動板20が載置される。可動板20は、固定板1
2の上記第1支持軸12aと、固定板12から突設され
た突設部12bとを摺動可能に収容する長孔20a、2
0bを有しており、これによって、固定板12に対して
ケース10の長手方向にスライド可能となっている。さ
らに可動板20の中央部には開口20cが設けられ、開
口20c内をジグザグに伸びる弾性部20dが可動板2
0と一体に形成されている。弾性部20dは、そのジグ
ザグ形状が変形することにより伸縮自在であり、その素
材の持つ弾性により付勢力を発生することができる。そ
して、弾性部20dの先端は、固定板12に突設された
第2突設部12cに係合している。また、上記開口20
cと上記長孔20bとの間には、円筒形の第2支持軸2
0eが形成されている。
【0011】前記固定板12の第1支持軸12aには、
塗膜転写テープ16を巻回した繰出リール18が回転可
能に嵌合されている。また、可動板20の第2支持軸2
0eには、使用済みテープ22を巻き取る巻取リール2
4が回転可能に嵌合されている。第1支持軸12a及び
第2支持軸20eにはそれぞれ繰出リール18及び巻取
リール24を上から押さえる押板32、34が圧入され
ている。また、第1支持軸12aには繰出リール18及
び巻取リール24を下から支持する支持板36(図2参
照)が圧入されている。
【0012】巻取リール24を支持する第2支持軸20
eは、可動板20の弾性部20dによって常時第1支持
軸12aの方向へ付勢されており、これによって、繰出
リール18と巻取リール24とは、互いの最外周面同士
が常時ある程度の力でもって接触している。塗膜転写テ
ープ16は、例えばプラスチック基材フィルムの上に剥
離剤層を介して、白色塗料層等の目的とする塗膜層を積
層し、さらにその上に感圧接着剤等の粘着剤層を積層し
たものからなり、繰出リール18はハブ18aの回りに
塗膜転写テープ16を粘着剤層が外側になるようにして
巻回したものからなる。また、使用済みテープ22は、
塗膜転写テープ16から塗膜層と粘着剤層が除去された
ものであり、巻取リール24はハブ24aの回りに使用
済みテープ22を剥離層が外側になるようにして巻回し
たものからなる。
【0013】繰出リール18から巻き解かれた塗膜転写
テープ16は、下蓋部10cから突設されたガイドピン
10gにガイドされて、90度ねじれて開口11の方へ
向かっている。開口11には、固定板12から開口11
の両側において上下に伸びる縦壁部12d,12dの間
に回動自在に架設されたローラ30が配設される。ロー
ラ30の表面には多数の凹凸が刻設されていると良く、
これによって塗膜転写テープ16からの塗膜層の剥離が
なされ易くなる。また、開口11の上下には、上蓋部1
0bと下蓋部10cから上覆い部10hと下覆い部10
iがそれぞれ延設されており、それぞれの先端面はロー
ラ30と平行になっている。
【0014】塗膜転写テープ16は、ローラ30の外周
を回りながら使用されて、使用済みテープ22となる。
使用済みテープ22は、開口11から再びケース内の奥
へと向かい再び90度ねじれ、さらに第2突設部12c
にガイドされて巻取リール24へと巻き取られている。
以上のように構成される塗膜転写具を使用する場合に
は、使用者がケース10を持ってローラ30を塗膜した
い例えば紙面上に押し付けながら転動させる。このと
き、上覆い部10hと下覆い部10iの先端面を基準に
して先端面が平行移動するようにケース10を移動させ
るとローラ30をまっすぐに転動させることができる。
こうして、ローラ30を転動させることによって、ロー
ラ30に巻回されている塗膜転写テープ16の粘着剤層
が紙面に粘着して、粘着剤層と共に塗膜層が紙面等へ転
写される。
【0015】このローラ30の転動と共に塗膜転写テー
プ16が繰出リール18から繰り出され、繰出リール1
8が回転するが、繰出リール18と巻取リール24とは
互いの最外周面同士が接触しているため、巻取リール2
4も繰出リール18と共に反対方向へ回転して使用済み
テープ22を自動的に巻き取ることになる。繰出リール
18は、塗膜転写テープ16の粘着剤層が外側になるよ
うにして巻回されているため、繰出リール18と巻取リ
ール24との間にはある程度の粘着力が発生しており、
繰出リール18がすべりを起こすことはなく、常に一緒
に回転することができる。さらに、弾性部20dによっ
て繰出リール18と巻取リール24とは常時ある程度の
力でもって互いの最外周面同士が接触しているため、繰
出リール18がすべりを起こすことはなく、確実に両リ
ール18、24が一緒に回転することができる。こうし
て、繰出リール18が繰り出された塗膜転写テープ16
の長さ分に相当する長さだけ巻取リール24が使用済み
テープ22を巻き取ることになるので、使用済みテープ
22は完全に巻取テープ24に巻き取られ、テープがた
るむことはない。
【0016】使用を続けていくと、繰出リール18の半
径が小さくなっていき、巻取リール24の半径が大きく
なっていくが、塗膜転写テープ16の方が使用済みテー
プ22よりも厚さが厚いので、両リール18、24の半
径の合計は小さくなっていく。この半径の変化に応じ
て、第2支持軸20eは、弾性部20dによって第1支
持軸12aの方へ移動していくので、繰出リール18と
巻取リール24は常に接触した状態を保持することがで
きる。従って、繰出リール18の半径が変化して繰出速
度が変化しても、繰出リール18に最外周面が接触する
巻取リール24は繰出速度と同じ巻取速度を持つので、
テープはたるむことはない。こうして、すべての塗膜転
写テープ16が繰り出されると、図5に示す状態とな
る。
【0017】塗膜転写テープ16をすべて使用した後
は、係止部10dを解放し、上蓋部10bを開いて、ロ
ーラ30を含み固定板12及び可動板20ごと下蓋部1
0cから外して交換し、新たな塗膜転写テープ16の巻
回された繰出リール18と、またその塗膜転写テープ1
6の先端が連結されたハブ24aとが装填された可動板
20及び固定板12を取り付ける。この際に、テープの
配回しを行う必要はないので、一般使用者が簡単に交換
作業を行うことができる。
【0018】このように本実施の形態によれば、歯車等
を一切使用することなく塗膜転写テープ16の繰出と使
用済みテープ22の巻取を同期して行うことができるの
で、安価に製造することができる。また、塗膜転写テー
プ16の使用量に応じて繰出リール18と巻取リール2
4の半径が変化しても、この変化に拘らず、常に繰出と
巻取の同期関係を維持することができる。
【0019】そして、巻取リール24を繰出リール18
へ向かって接近するように、常時弾性部20dが第2支
持軸である突設部20eを付勢しているため、巻取リー
ル24と繰出リール18は常時接触を保持すると共に、
ある程度の力でもって接触しているのですべりの発生を
防止することができる。また、弾性部20dと第2支持
軸20eとを一体に形成することにより部品点数を抑え
ることができ、安価に製造することができる。
【0020】次に、図6は本発明の塗膜転写具の第2の
実施の形態を表す図1相当断面図であり、図7は図6の
7−7に沿って見た断面図である。第1の実施の形態と
同様の部品については同一の符号を付してその説明を省
略する。本実施の形態では、弾性部を、第2支持軸の形
成された可動板と一体に形成する代わりに、第1支持軸
の形成された固定板と一体に形成したものである。
【0021】即ち、固定板12’には可動板20’の上
方に逆L字状に伸びるアーム12’eが形成されてお
り、アーム12’eは、可動板20’に突設する突設部
20’dに係合して、可動板20’を図において右方
に、言い換えれば巻取リール24を支持する第2支持部
20eを繰出リール18の方へ付勢している。このよう
にしても、第1の実施の形態と同様に作用させることが
でき(仮想線が塗膜転写テープ16をすべて使用した状
態を表す)、また、部品点数も第1の実施の形態に比べ
て増加することもない。
【0022】尚、上記の各実施の形態では、巻取リール
24を支持する第2支持軸20eを可動とし、繰出リー
ル18に接近する方向へ付勢することとしたが、これに
限るものではなく、繰出リール18を支持する第1支持
軸12aを可動とし、巻取リール24に接近する方向へ
付勢することとすることも勿論可能である。また、付勢
手段として、可動板または固定板と一体のものについて
説明したが、別途スプリングや板バネ等の付勢手段を設
けることも勿論可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、歯車等を一切使用することなく簡単な構成
で、塗膜転写テープの繰出と使用済みテープの巻取を同
期して行うことができるので、安価に製造することがで
きる。また、請求項2に係る発明によれば、繰出リール
と巻取リールとが接近する方向に、繰出リールと巻取リ
ールの少なくともいずれか一方を常時付勢する付勢手段
を設けたことにより、繰出リールのすべりを防止し、常
に繰出リールと巻取リールが一緒に回転することができ
る。
【0024】また、請求項3に係る発明によれば、付勢
手段を繰出リールと巻取リールのいずれか一方を回転可
能に受ける支持軸と一体的に形成することにより、部品
点数を抑えることができ、さらに安価に製造することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗膜転写具の第1の実施の形態を表す
断面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って見た断面図である。
【図3】第1の実施の形態の塗膜転写具の正面図であ
る。
【図4】図1の4−4線に沿って見た断面図である。
【図5】塗膜転写テープをすべて使用した後の状態を示
す図1相当図である。
【図6】本発明の塗膜転写具の第2の実施の形態を表す
図1相当断面図である。
【図7】第2の実施の形態の塗膜転写具の図2相当断面
図である。
【符号の説明】
10 ケース 16 塗膜転写テープ 18 繰出リール 20d 弾性部(付勢手段) 20e 突設部(第2支持軸) 22 使用済みテープ 24 巻取リール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に塗膜転写テープを巻回した繰
    出リールと、繰出リールから繰り出されて使用された使
    用済みテープを巻き取る巻取リールとをそれぞれ回転可
    能に設け、繰出リールと巻取リールとのぞれぞれの最外
    周面同士を常時接触させて繰出リールの回転と共に巻取
    リールを回転させるようになしたことを特徴とする塗膜
    転写具。
  2. 【請求項2】 前記繰出リールと巻取リールとが接近す
    る方向に、繰出リールと巻取リールの少なくともいずれ
    か一方を常時付勢する付勢手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の塗膜転写具。
  3. 【請求項3】 前記付勢手段は、繰出リールと巻取リー
    ルのいずれか一方を回転可能に受ける支持軸と一体的に
    形成されることを特徴とする請求項2記載の塗膜転写
    具。
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