JPH11289683A - ハイブリッド車両用電池の満充電の判定装置及び判定方法 - Google Patents

ハイブリッド車両用電池の満充電の判定装置及び判定方法

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JPH11289683A
JPH11289683A JP10091835A JP9183598A JPH11289683A JP H11289683 A JPH11289683 A JP H11289683A JP 10091835 A JP10091835 A JP 10091835A JP 9183598 A JP9183598 A JP 9183598A JP H11289683 A JPH11289683 A JP H11289683A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイブリッド車両に用いられる電池が満充電
になったかどうかを精度よく判定する電池の満充電の判
定装置及び判定方法を提供する。 【解決手段】 電流計90bは各電池80に流れる電流
を測定する。各電圧計90aは各電池80の端子電圧を
測定する。各温度センサ90cは各電池80の温度を検
出する。マイクロコンピュータ90は、測定電流及び端
子電圧に基づき各電池80の内部抵抗を算出し、測定電
流及び内部抵抗に基づき所定の期間における各電池80
のその内部抵抗によるIR損失を算出し、上記所定の期
間における検出温度の変化を算出し、この検出温度の変
化に対するIR損失の比を所定閾値と比較して各電池8
0の満充電の有無を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電池によ
る電動機の駆動でもってエンジンの動力を補助するハイ
ブリッド車両に採用するに適した電池の満充電の判定装
置及び判定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、燃費向上等の目的のた
め、エンジンと電池によって駆動する電動機とを装備す
るハイブリッド自動車が注目を集めている。このハイブ
リッド自動車の走行制御では、電池は放電と充電を頻繁
に繰り返す。ここで、エンジンの燃費効率は、当該ハイ
ブリッド自動車の加速時等の高負荷運転時に低下するた
め、電池により駆動される電動機のパワーで当該ハイブ
リッド自動車の走行を補えば、高燃費効率の領域でのエ
ンジンの制御が可能となる。
【0003】ところで、電池は一旦放電すると、次回の
放電を可能にするために電池の充電が必要となる。ま
た、電池を充電できるタイミングは、エンジンの高燃費
効率の運転を保っているとき、当該ハイブリッド自動車
の走行に大きなパワーを必要としないとき、及び、当該
ハイブリッド自動車の減速時などの走行エネルギーを回
生できるときに限られる。
【0004】しかしながら、電池を充電する際には必ず
満充電になったかどうかを判定することで、電池の過充
電を防止する必要がある。これを怠ると電池の破損など
の電池の寿命を著しく損なうという不具合が生ずるから
である。従来、電池の満充電判定方法においては、第1
の方法として、電池の端子電圧で判定する方法が知られ
ている。この判定方法は、電池の充電中に端子電圧が一
定値以上にならないよう制御することで行うもので、通
常の自動車の補器用バッテリを充電するオルタネータを
代表とし、主に充電中の電圧変化が大きい鉛電池に対し
よく使われている。
【0005】また、第2の判定方法としては、ニッケル
水素等のアルカリ系電池に対して、この電池の充電終了
時期における充電効率の低下により電池の温度が上昇す
ることを利用して判定する方法が一般的に使われてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第1の
判定方法は、電池の充電中の充電電圧を固定し、当該電
池の満充電時の端子電圧の上昇を利用するものである
が、ハイブリッド自動車では、電池がエネルギーの回生
時に大電流で充電されることがある。このため、電池の
満充電以外にもその端子電圧が上昇することがある。
【0007】ここで、電池が満充電に達しないときの回
生充電によるエネルギーは、できるだけ電池に蓄えてお
くことで燃費向上につながるため、上記第1の判定方法
は、ハイブリッド自動車には適用できないという問題が
ある。さらに、上記第1の判定方法は、充電中の電圧変
化が少なく、電池の満充電時にも端子電圧の上昇度合が
小さいNi−MH電池などのアルカリ系電池には、適用
ができないという問題もある。
【0008】また、ハイブリッド自動車のように、その
加速時には電池を放電し、その減速時には電池を充電す
るというように、電池に大きな充放電電流が頻繁に流れ
る場合には、電池の内部抵抗損失(IR損失)による発
熱が大きくなる。従って、上記第2の判定方法を適用す
ると、電池の温度の上昇はその満充電時の値に到達する
が、電池の過充電による発熱以外に、電池の内部抵抗損
失(IR損失)による発熱があった場合にも満充電にな
ったと誤判定する問題がある。
【0009】本発明は、以上のようなことに対処するた
め、ハイブリッド車両に用いられる電池が満充電になっ
たかどうかを精度よく判定する電池の満充電の判定装置
及び判定方法を提供することを目的とする。かかる目的
の達成にあたり、本発明者は、電池の温度上昇の原因に
つき種々検討してみた。
【0010】図11にて示すグラフは、公称電圧1.2
V(公称容量6.5Ah)の複数のニッケル水素電池
(例えば、240個のニッケル水素電池)を直列に接続
したものをハイブリッド自動車に搭載して走行した場合
に、当該複数のニッケル水素電池の充放電電力を当該ハ
イブリッド自動車の走行時間との関係でどのように変化
するかにつき示している。図11において、縦軸の目盛
りが正のとき、複数のニッケル水素電池の放電に対応
し、縦軸の目盛りが負のとき、複数のニッケル水素電池
の充電に対応する。
【0011】図11のグラフによれば、複数のニッケル
水素電池の充放電電力が常に変化していることがわか
る。図12にて示すグラフは、図11におけるような複
数のニッケル水素電池の充放電電力の変化状態におい
て、複数のニッケル水素電池の充電状態が当該ハイブリ
ッド自動車の走行時間との関係でどのように変化するか
につき示す。
【0012】今回の実験では、複数のニッケル水素電池
を実験の開始前にあらかじめ満充電まで充電しておいた
ので、当該ハイブリッド自動車の走行時間が0分の時の
複数のニッケル水素電池の充電状態は100%である。
そして、このような状態を基準にして、複数のニッケル
水素電池に流れる電流を積算することでその充電状態を
算出してみた。
【0013】図12において、走行時間が約110分の
時点で、複数のニッケル水素電池の充電状態が100%
(図12にて符号P参照)に達しており、当該複数のニ
ッケル水素電池は満充電となっていることがわかる。図
13は、図12のグラフにて複数のニッケル水素電池の
うちの一つが満充電となっているときに、各ニッケル水
素電池の温度T及びこの温度Tの時間的変化率(dT/
dt)が当該ハイブリッド自動車の走行時間との関係で
どのように変化するかにつき示している。ここで、温度
Tと当該ハイブリッド自動車の走行時間との関係は、グ
ラフQ1により示されており、温度Tの時間的変化率
(dT/dt)と当該ハイブリッド自動車の走行時間と
の関係は、グラフQ2により示されている。
【0014】なお、温度Tの時間的変化率(dT/dt
)は、1秒毎に測定した複数のニッケル水素電池の温
度を記憶して一分間毎に平均し、一分間の温度変化とし
て求めたものの一つで、上記計測温度Tに対応してい
る。図13によれば、温度Tの時間的変化率(dT/d
t )は、55分、110分、160分、230分の各時
点において大きくなっている。従って、複数のニッケル
水素電池の発熱が大きいことがわかる。
【0015】しかしながら、図12の複数のニッケル水
素電池の充電状態と比較してみると、複数のニッケル水
素電池の充電状態が100%に達しているのは、110
分の時点だけである。従って、図13によれば、温度T
の時間的変化率(dT/dt )は、複数のニッケル水素
電池の充電状態が100%に達したとき以外にも大きく
なることがあり、複数のニッケル水素電池の過充電状態
を正確に判定することができない。
【0016】この根拠としては、当該ハイブリッド自動
車の走行中に複数のニッケル水素電池に大きな電流に基
づく充電(或いは放電)が起こると、複数のニッケル水
素電池のIR損失による発熱が大きくなることが挙げら
れる。以上述べたことから、複数のニッケル水素電池の
満充電を正確に判定するためには、複数のニッケル水素
電池の温度上昇が当該複数のニッケル水素電池のIR損
失による発熱に基づくものか、当該複数のニッケル水素
電池の過充電による発熱に基づくものかが精度よく区別
できればよいことがわかる。
【0017】一般に、電池を空冷する場合のように冷却
速度が非常に遅くなるときには、放熱のエネルギーを無
視すると、発熱に消費される電力Wと電池温度Tとの間
には、以下の数1により示す関係がある。
【0018】
【数1】ΔT∝∫Wdt この数1の式の右辺の項は、ある期間の発熱電力Wを積
分したエネルギーを表し、その単位はWh(ワットアワ
ー)である。また、ΔTはある期間の電池温度変化であ
る。
【0019】従って、次の数2の式が成立する。
【0020】
【数2】ΔT/(∫Wdt)≒K ここで、Kは定数である。この数2の式は、ある期間に
おける発熱エネルギーと電池温度変化との比が一定にな
ることを表す。
【0021】次に、電池の発熱電力につき考えてみる。
電池の充電が過充電になり充電効率が低下すると、充電
の電力がすべて電池の発熱のために消費されるようにな
る。このため、電池の発熱電力は、次の数3の式により
求められるようになる。
【0022】
【数3】 過充電時の発熱電力(W)=端子電圧(V)×電流(A) 一方、過充電になっていないときの電池の発熱は、IR
損失の電力によって発生し、その電力は次の数4の式に
より求められる。
【0023】
【数4】 IR損失電力(W)=IR損失電圧(V)×電流(A) =電流(A)×電流(A)×内部抵抗(Ω) ここで、IR損失電力(W)は、充電の総電力、即ち、
過充電時の発熱電力(W)の一部である。従って、数3
及び数4の両式の間には、次の数5の不等式が成立す
る。
【0024】
【数5】 IR損失電力(W)<<過充電時発熱電力(W) 従って、過充電状態に達しておらず、電池の発熱がIR
損失によるものであれば、数2及び数4の両式から次の
数6の式が成立する。
【0025】
【数6】ΔT/(∫電流(A)×電流(A)×内部抵抗
(Ω))dt=K ところが、過充電状態に達すると、数6の式は成立しな
くなり、代わりに、数2及び数3の両式から次の数7の
式が成立することになる。
【0026】
【数7】 ΔT/(∫端子電圧(V)×電流(A))dt=K このとき、数5の式から次の数8の式が得られる。
【0027】
【数8】ΔT/(∫電流(A)×電流(A)×内部抵抗
(Ω))dt≫ΔT/(∫端子電圧(V)×電流
(A))dt 即ち、IR損失電力を一定期間積分したエネルギーとそ
の間の温度変化の比は、過充電状態に達していないとき
は定数Kである一定値を示すが、過充電状態に達する
と、急激に大きな値をもつようになる。
【0028】従って、数7の式の左辺の項を計算し、予
め閾値を設定しておけば、過充電状態に達したか否かを
判定できる。ここで、数5の式の関係は、対象とする電
池の内部抵抗の大きさ及び電池の冷却方法等の状況によ
り変化するため、過充電状態になったか否かを判定する
閾値も、対象電池や冷却環境により設定する必要があ
る。
【0029】ちなみに、数6乃至数8の各式においてそ
の積分期間を明確にしてみると、数6乃至数8の各式
は、次の数9乃至数11により置き換えることができ
る。ここで、単位時間to当たりのIR損失によるエネ
ルギ損失Wh (to)は、次の数9の式により表される。
【0030】
【数9】Wh (to)=∫to(IB×IB×R)dt ここで、IBは複数のニッケル水素電池の充放電電流を
示し、Rは複数のニッケル水素電池の内部抵抗を示す。
また、∫toは、単位時間内の区間を積分することを意味
している。
【0031】また、複数のニッケル水素電池の単位時間
当たりの温度変化ΔT(to)は、次の数10の式により
与えられる。
【0032】
【数10】ΔT(to)=(TB−Tto) ここで、TBは複数のニッケル水素電池の現実の温度を
示し、Ttoは、複数のニッケル水素電池の単位時間前の
温度を示す。従って、比率{ΔT(to)/Wh (to)}
は次の数11の式により求められる。
【0033】
【数11】ΔT(to)/Wh (to)=(TB−Tto)/
to(IB×IB×R)dt しかしながら、ハイブリッド自動車の停車などにより、
単位時間to以上の電流が複数のニッケル水素電池に流れ
ない状態がしばらく続くと、数9の式のWh ( to)がゼ
ロになり、数11の式による比率ΔT(to)/Wh
to)は、無限大の値となる。従って、IR損による
エネルギー損失に対して、複数のニッケル水素電池の温
度が上昇したと誤判断する場合が生じる。
【0034】そこで、数9の式のWh (to)がゼロにな
らないように、複数のニッケル水素電池の単位充電量A
h0当たりのIR損失エネルギーWh (Ah0 )及び単位充
電量当たりの温度変化T(Aho )を次の数12及び数1
3の両式より求める。
【0035】
【数12】 Wh (Aho )=∫Aho (IB×IB×R)dt
【0036】
【数13】ΔT(Aho )=(TB−TAho ) ここで、TB:複数のニッケル水素電池の現実の温度を
示し、TAho は複数のニッケル水素電池の単位充電量前
の温度を示す。そして、その比率をΔT(Aho )/Wh
Aho )は次の数14の式によって求める。
【0037】
【数14】 ここで、単位充電量Ahoとは、後述する図3及び図4に
示すように、充電のみの電流積算によって得られる値で
ある。また、∫Aho は、累積充電量が図8に示すように
単位充電量Ahoの整数倍に達する時間、即ち、toから
t1、t1からt2、t2からt3の期間を積分するこ
とを意味する。
【0038】また、TAho は、現在の時間がt1からの
ときにt0時の電池温度、現在の時間がt2のときにt
1時の電池温度、現在の時間t3のときにt2時の電池
温度となる。なお、上述のように、数9の式によるWh
to)がゼロにならない処置として、充電電流のみを積
算して単位充電量としたが、放電時の電流も含めて算出
してもよい。これによって、積分期間で必ず充電が行わ
れているため、数12の式によるWh (Aho )はゼロ値
を示すことがなく、数14の式による比率ΔT(Aho
/Wh (Aho )が無限大の値となることもない。
【0039】図9において、グラフS1は、単位充電量
Aho当たりのIR損失Wh (Aho )=Wh /Ahと当該
ハイブリッド自動車の走行時間との関係を示しており、
グラフS2は、単位充電量当たりの電池温度変化ΔT(
Aho )と当該ハイブリッド自動車の走行時間との関係を
示している。また、図10では、グラフUは、比率ΔT
Aho )/Wh (Aho )と当該ハイブリッド自動車の走
行時間との関係を示している。なお、ここでは、単位充
電量Ahoを定格容量6.5Ah に対して3%に相当する
0.2Ahとしたが、10乃至1%の範囲内で設定すれ
ばよい。
【0040】図10によれば、図12にて複数のニッケ
ル水素電池の充電状態が100%(図12にて符号P参
照)に達している当該ハイブリッド自動車の走行時間1
10分の時のみ、比率ΔT(Aho )/Wh (Aho )が、
図10にて符号U1にて示すごとく大きくなっているこ
とがわかる。従って、図10によれば、比率Δ
T(Aho )/Wh (Aho )が予め所定値以上に達したと
きのみ、複数のニッケル水素電池が正しく満充電である
と判定できることがわかる。その結果、このような判定
基準を利用すれば、上記目的の達成が可能となることが
確認できた。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決にあた
り、請求項1及び2に記載の発明によれば、ハイブリッ
ド車両に搭載の少なくとも一つの電池(80)に流れる
電流を測定し、電池の端子電圧を測定し、電池の温度を
検出し、測定電流及び端子電圧に基づき電池の内部抵抗
を算出し、測定電流及び内部抵抗に基づき所定の期間に
おける電池のその内部抵抗によるIR損失を算出し、上
記所定の期間における検出温度の変化を算出し、この検
出温度の変化に対するIR損失の比を所定閾値と比較し
て電池の満充電の有無を判定するようにしたハイブリッ
ド車両用電池の満充電の判定方法が提供される。
【0042】これにより、電池の温度上昇がIR損失に
基づく発熱によるものか満充電に伴う過充電による発熱
によるものかが明確に区別され得る。その結果、電池の
満充電の判定が、IR損失による影響を受けることな
く、精度よく行える。ここで、請求項2に記載の発明に
よれば、電池に電流が所定の単位時間以上流れるとき、
IR損失は、測定電流の二乗と内部抵抗との積を上記単
位時間の間積分することで積分値として算出され、検出
温度の変化に対するIR損失の比は検出温度の変化に対
する積分値の比でもって与えられ、電池に電流が上記単
位時間以上流れないとき、IR損失は、所定の単位充電
量あたりの値(以下、単位充電量IR損失値という)と
して算出され、検出温度の変化は、単位充電量あたりの
電池の温度変化(以下、単位充電量温度変化という)と
して算出され、かつ、検出温度の変化に対するIR損失
の比は、単位充電量温度変化に対する単位充電量IR損
失値の比でもって与えられる。
【0043】これにより、電池に電流が上記単位時間以
上流れていてもいなくても、電池の満充電の判定を、精
度よく行える。また、請求項3に記載の発明によれば、
ハイブリッド車両に搭載の少なくとも一つの電池(8
0)に流れる電流を測定し、電池の端子電圧を測定し、
電池の温度を検出し、測定電流及び端子電圧に基づき電
池の内部抵抗を算出し、測定電流及び内部抵抗に基づき
所定の期間における電池のその内部抵抗によるIR損失
を算出し、測定電流及び端子電圧に基づき上記所定の時
間における電池の発熱電力を算出し、上記所定の期間に
おける検出温度の変化を算出し、検出温度の変化に対す
るIR損失の比が検出温度の変化に対する発熱電力の比
よりも大きいとき、電池は満充電である判定するハイブ
リッド車両用電池の満充電の判定方法が提供される。
【0044】これによっても、請求項1と同様の作用効
果を達成できる。ここで、請求項4に記載の発明によれ
ば、請求項1乃至3のいずれか一つに記載のハイブリッ
ド車両用電池の満充電の判定方法において、電池が複数
直列接続されており、これら各電池のうちの一つが満充
電と判定されたとき、満充電判定信号を出力する。
【0045】これにより、全ての電池の充電を停止すれ
ば、各電池のうち満充電となった電池の過充電を防止で
きる。その結果、電池の過充電による破壊等を防止でき
る。また、請求項5及び6に記載の発明によれば、ハイ
ブリッド車両に搭載の少なくとも一つの電池(80)に
流れる電流を測定する電流検出手段(90b)と、電池
の端子電圧を測定する端子電圧測定手段(90a)と、
電池の温度を検出する温度検出手段(90c)と、測定
電流及び端子電圧に基づき電池の内部抵抗を算出する内
部抵抗算出手段(114)と、測定電流及び内部抵抗に
基づき所定の期間における電池のその内部抵抗によるI
R損失を算出するIR損失算出手段(122)と、所定
の期間における検出温度の変化を算出する温度変化算出
手段(131)と、検出温度の変化に対するIR損失の
比を所定閾値と比較して電池の満充電の有無を判定する
満充電判定手段(140)とを備えるハイブリッド車両
用電池の満充電の判定装置が提供される。
【0046】ここで、請求項6に記載の発明によれば、
IR損失算出手段は、電池に電流が所定の単位時間以上
流れるとき、IR損失を、測定電流の二乗と内部抵抗と
の積を上記単位時間の間積分することで積分値として算
出し、電池に電流が上記単位時間以上流れないとき、I
R損失を、所定の単位充電量あたりの値(以下、単位充
電量IR損失値という)として算出し、温度変化算出手
段は、電池に電流が所定の単位時間以上流れるとき、上
記所定の期間における検出温度の変化を算出し、電池に
電流が上記単位時間以上流れないとき、検出温度の変化
を、単位充電量あたりの電池の温度変化(以下、単位充
電量温度変化という)として算出し、満充電判定手段
は、電池に電流が上記単位時間以上流れるとき、検出温
度の変化に対するIR損失の比を所定閾値と比較して電
池の満充電の有無を判定し、電池に電流が上記単位時間
以上流れないとき、検出温度の変化に対するIR損失の
比に代えて検出温度の変化に対する積分値の比でもって
満充電の有無の判定を行う。
【0047】従って、請求項5、6に記載の発明によれ
ば、請求項1、2に記載の発明の作用効果を達成し得る
ハイブリッド車両用電池の満充電の判定装置の提供が可
能である。また、請求項7に記載の発明によれば、ハイ
ブリッド車両に搭載の少なくとも一つの電池(80)に
流れる電流を測定する電流測定手段(90b)と、電池
の端子電圧を測定する端子電圧測定手段(90a)と、
電池の温度を検出する温度検出手段(90a)と、測定
電流及び端子電圧に基づき電池の内部抵抗を算出する内
部抵抗算出手段(114)と、測定電流及び内部抵抗に
基づき所定の期間における前記電池のその内部抵抗によ
るIR損失を算出するIR損失算出手段(122)と、
測定電流及び端子電圧に基づき上記所定の時間における
電池の発熱電力を算出する発熱電力算出手段と、上記所
定の期間における検出温度の変化を算出する温度変化算
出手段(131)と、検出温度の変化に対するIR損失
の比が検出温度の変化に対する発熱電力の比よりも大き
いとき、電池は満充電である判定する満充電判定手段
(142)とを備えるハイブリッド車両用電池の満充電
の判定装置が提供される。
【0048】これにより、請求項5に記載の発明の作用
効果を達成し得るハイブリッド車両用電池の満充電の判
定装置の提供が可能である。また、請求項8に記載の発
明によれば、請求項5乃至7のいずれか一つに記載のハ
イブリッド車両用電池の満充電の判定装置において、電
池が複数直列接続されており、満充電判定手段は、各電
池のうちの一つが満充電と判定したとき、満充電判定信
号を出力する。
【0049】これにより、請求項4に記載の発明の作用
効果を達成できるハイブリッド車両用電池の満充電の判
定装置の提供が可能となる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明がハイブリッド自
動車に適用された例を示している。このハイブリッド自
動車は、高負荷時には主に電池により駆動される電動機
で走行し、低負荷時にはエンジンで走行しながら電池の
充電を行う。
【0051】当該ハイブリッド自動車の電子制御ユニッ
ト(以下、ECUという)では、後述するマイクロコン
ピュータ90による制御のもと、ハイブリッド自動車の
通常走行時、エンジン10から得られる動力を、動力分
割機構20により分割し、この動力分割機構20により
分割した動力の一部でもって、発電機30を駆動し、発
電機30からの電力でもってインバータ40を介し交流
永久磁石式同期電動機50を駆動するようになってい
る。また、動力分割機構20により分割された残りの動
力でもって、歯車列60を介し当該自動車の両駆動輪7
0を駆動する。
【0052】このとき、発電機30を駆動する動力と両
駆動輪70を駆動する駆動力との割合は、エンジン10
を最も効率のよい領域で駆動できるように、動力分割機
構20により調整される。また、当該ハイブリッド自動
車の加速時等のエンジンの高負荷時には、複数のNi−
MH型電池80の電力でもってインバータ40により同
期電動機50及び歯車列60を介し両駆動輪70の駆動
用動力を補助することで、エンジン10の効率の低下を
防止する。
【0053】また、当該自動車の減速時には、両駆動輪
70の駆動力が歯車列60を介し同期電動機50を駆動
してこの同期電動機50に発電させ、この発電電力をイ
ンバータ40を介し複数の電池80に蓄える。これによ
り、動力の回生を実現する。具体的には、電池80の容
量が低下すると、エンジン10の駆動力を増加するよう
に図示しないエンジンスロットルを制御し、低負荷時に
インバータ40により電池80を充電する。さらに、減
速時には、車輪70、歯車列60を介して、同期電動機
50を介して発電し、インバータ40を経由し電池80
を充電することでエネルギの回生を実現している。
【0054】上述した複数の電池80は、上記ECU及
びマイクロコンピュータ90と共に当該自動車に搭載さ
れており、これら複数の電池80は、必要な電力を取り
出せるように、所定の電力容量を有し、直列接続されて
いる。マイクロコンピュータ90は、図2乃至図5にて
示すフローチャートに従いコンピュータプログラムを実
行し、この実行中において、複数の電圧計90a、電流
計90b及び複数の電池温度センサ90cの各出力に基
づき複数の電池80の満充電判定及びランプLの点灯の
ための演算処理をする。なお、上記コンピュータプログ
ラムはマイクロコンピュータ90のROMに予め記憶さ
れている。
【0055】複数の電池温度センサ90cは複数の電池
80の温度をそれぞれ検出する。なお、複数の電圧計9
0a及び複数の電池温度センサ90cは、複数の電池8
0にそれぞれ対応して設けた方が、複数の電池80の個
々のばらつきに対応した制御が可能である点で望ましい
が、コストダウンなどの目的から、電圧計や電池温度セ
ンサの各数を減らすことも可能である。
【0056】このように構成した本実施形態において、
当該ハイブリッド自動車のイグニッションスイッチをオ
ンすることで、マイクロコンピュータ90は、図2のフ
ローチャートに従いコンピュータプログラムを実行し始
める。ここで、図2の各満充電判定ルーチンA1乃至A
nの各々は、図2及び図3のフローチャートにより特定
される。また、各満充電判定ルーチンA1乃至Anは、
図1の各電池80の満充電判定処理に対応する。
【0057】まず、満充電判定ルーチンA1において図
1の図示左側電池80の満充電判定処理がなされる。そ
こで、この左側電池80の満充電判定処理につき図3及
び図4のフローチャートに基づき説明する。ステップ1
00において、左側電池80に対する左側電圧計90a
の測定電圧(以下、端子電圧VBという)、電流計90
bの測定電流(以下、充放電電流IBという)及び左側
電池温度センサ90cの検出温度(以下、電池温度TB
という)がマイクロコンピュータ90に入力される。な
お、端子電圧VB、充放電電流IB及び電池温度TB
は、所定の時間間隔Δtの経過毎にサンプリングされて
入力される。
【0058】次に、コンピュータプログラムは内部抵抗
演算ルーチン110(図3及び図5参照)に進む。この
内部抵抗演算ルーチン110のステップ111におい
て、ステップ100におけるサンプリングに基づく端子
電圧VB及びこれに対応する充放電電流IBが、それぞ
れ、組のデータとしてセットされる。ついで、ステップ
112において、ステップ111における組のデータの
数(以下、組データ数Nという)がカウントされる。
【0059】その後、ステップ113において、組デー
タ数Nが所定値No以上か否かが判定される。ここで、
所定値Noは、左側電池80の電池容量の変化を無視で
きる程度の期間に対応する。なお、組データ数Nが所定
数Noに達すればよく、例えば、カウント中の電池容量
変化が所定数Noに達するまでの期間に設定してもよ
い。本実施形態では、150秒間の組のデータをを収集
するように設定した。また、組のデータのセット期間
は、なんら制限するものではない。
【0060】次に、ステップ114において、左側電池
80の内部抵抗Rが次の数15の式に基づきステップ1
11における各組のデータの端子電圧VB及び充放電電
流IB並びに組データ数Nに応じて算出される。
【0061】
【数15】 ここで、数15の式は最小2乗法を利用したものであ
る。
【0062】ちなみに、組データ数Nからなる各組のデ
ータの端子電圧VB及び充放電電流IBに基づき最小2
乗法により内部抵抗Rをグラフから求める場合について
説明する。まず、図6にて示すように、各組のデータの
端子電圧VB及び充放電電流IBが互いに対応する点
(図6にて符号m参照)をそれぞれプロットする。そし
て、これら各点mの値に対し最小2乗法を適用して直線
(図6にて符号n参照)を描く。これによれば、直線n
の傾き、即ち、この直線nにより決まる直線式の勾配が
内部抵抗Rを表す。
【0063】この内部抵抗Rは、数15の式で求めた内
部抵抗Rと同じである。以上のようにして、内部抵抗R
の算出が終わると、ステップ115において、以後の内
部抵抗Rの更新を可能とするため、ステップ114にて
内部抵抗Rを算出したときの各組のデータ及び組データ
数Nがクリアされた後、内部抵抗演算ルーチン110の
処理が終了される。
【0064】なお、ステップ113にてNOと判定され
た場合には、そのまま内部抵抗演算ルーチン110の処
理が終了される。以上のような内部抵抗演算ルーチン1
10の繰り返しでもって、組データ数Nが所定数No個
以上収集できたとき毎に、ステップ115において内部
抵抗Rが最新の値に更新されていく。
【0065】内部抵抗演算ルーチン110の処理の終了
後、図3のステップ120において、電流計90bを流
れる電流の方向に基づき左側電池80の充電か否かが判
定される。ここで、充電の場合には、ステップ120に
おける判定がYESとなり、次のステップ121におい
て、左側電池80の充電量Ahcが、次の数16の式に基
づき各充放電電流IBの積算でもって算出される。
【0066】
【数16】Ahc=ΣIB なお、充電量Ahcの算出は、この充電量Ahcが単位充電
量Aho(≠0)になるまでなされる。その後、ステップ
130において、充電量Ahcが単位充電量Aho以上に達
したか否かが判定される。なお、単位充電量Ahoは、対
象とする電池の定格容量に対して1乃至10%程度の値
であって、本実施形態では定格容量6.5Ahの3%に
相当する0.2Ahと設定されている。
【0067】しかして、充電量Ahcが単位充電量Aho以
上のときには、ステップ130にてYESと判定され
る。一方、充電量Ahcが単位充電量Aho未満のときに
は、ステップ130における判定がNOとなる。上述の
ごとくステップ120における判定がNOとなる場合に
は、IR損失Wh(Aho)が、ステップ122におい
て、内部抵抗演算ルーチン110で求めた内部抵抗Rを
用いて、次の数17の式に基づき積算される。
【0068】
【数17】Wh(Aho)=Σ(IB2 ×R)・Δt 一方、上述のごとくステップ130にてYESと判定さ
れたときは、ステップ131において、左側電池80の
満充電の判定を行うためのパラメータΔT(Aho)/
Wh(Aho)が次の数18の式に基づき算出される。
【0069】
【数18】 この数18の式において、ΔT(Aho)は、左側電池
80の温度変化を示し、TAho は、ステップ141にお
いて過去のデータとして更新された電池温度を示し、W
h(Aho)は、ステップ122にて演算され値を示
す。
【0070】ステップ131における算出後、ステップ
140において、パラメータΔT(Aho)/Wh(A
ho)が所定の閾値TH以上か否かが判定される。ここ
で、パラメータΔT(Aho)/Wh(Aho)が閾値
TH以上であれば、ステップ140における判定がYE
Sとなる。本実施形態において、パラメータΔT(Ah
o)/Wh(Aho)は、図10のグラフを参考にし
て、60(℃/Wh)以上に達したとき、満充電と判定
するように、閾値THを60(℃/Wh)と設定した。
【0071】なお、この閾値THは、左側電池80の熱
容量や冷却システム等の電池をとりまく環境等を含め
て、設定した方がより正確に満充電を判定できる。上述
のようにステップ140におけるYESとの判定がなさ
れると、ステップ142において、左側電池80は満充
電されていると判定される。この場合、上述のごとく閾
値THが設定されているから、満充電時の過充電に基づ
く温度上昇ををIR損失による温度上昇から精度よく識
別できる。その結果、満充電の判定が精度よくなされ得
る。
【0072】そして、ステップ143において、満充電
出力信号がECUに出力されるとともにランプLにその
点灯信号として出力される。このため、ECUは上記満
充電出力信号に基づきエンジン10及びインバータ40
の制御を行い、ランプLは点灯して左側電池80の満充
電を表示する。ステップ143の処理後、ステップ14
4において、IR損失Wh(Aho)=0及び単位充電
量Aho=0とクリアされ、前回の電池温度TAho =T
Bと更新される。そのご、ステップ145にてマイクロ
コンピュータ90のその後の処理が停止される。これ
は、左側電池80の満充電後も満充電判定ルーチンA1
が繰り返されると、左側電池80がその過充電により破
裂等の故障を招くおそれがあるためである。
【0073】一方、ステップ140における判定がNO
となると、ステップ141において、IR損失Wh(A
ho)=0及び単位充電量Aho=0とクリアされ、前
回の電池温度TAho =TBと更新される。なお、ステッ
プ150において、当該ハイブリッド自動車が走行終了
である場合には、YESと判定される。
【0074】一方、ステップ150における判定がNO
となる場合には、コンピュータプログラムが、ステップ
151を介し次の満充電判定ルーチンA2に進む。この
満充電判定ルーチンA2においては、左側電池80に隣
接する電池80(以下、隣接電池80という)の満充電
判定処理が、左側電池80の満充電判定処理と同様に図
3乃至図5のフローチャートに従いなされる。
【0075】この満充電判定ルーチンA2において、図
4のステップ140でYESと判定される場合には、ス
テップ142にて、隣接電池80は満充電と判定され、
その後の各ステップ143乃至145の処理がなされ
る。これにより、満充電判定ルーチンA1の場合と同様
の理由により、マイクロコンピュータ90による処理が
停止される。
【0076】また、ステップ150における判定がNO
となる場合には、コンピュータプログラムは、ステップ
151を介し次の満充電判定ルーチンA3に進む。この
満充電判定ルーチンA3では、上記隣接電池80に隣接
する電池80の満充電判定処理が、左側電池80の満充
電判定処理と同様になされる。以下、残りの各電池80
の満充電判定処理が、満充電判定ルーチンA1の場合と
同様にして、満充電判定ルーチンA4乃至Anに基づき
順次なされる。
【0077】以上説明したように、各満充電判定ルーチ
ンA1乃至Anにおいて、各電池80の満充電の有無
を、IR損失に基づく発熱による温度上昇から満充電に
伴う過充電に基づく温度上昇を区別しつつ判定する。よ
って、各電池80の満充電の有無の判定を精度よく行え
る。ここで、各満充電判定ルーチンA1乃至Anのいず
れかにおいて、ステップ142にて満充電と判定した場
合には、その後の満充電判定ルーチンを行うことなく、
全電池80の充電を停止する。これにより、各電池80
の少なくとも一つが過充電により破壊等することもな
い。
【0078】なお、本発明の実施にあたり、電池80
は、鉛電池やニッケル水素電池等に限ることなく、一般
に2次電池であれば、本発明の適用な可能である。ま
た、本発明の実施にあたり、ステップ140における判
定基準{ΔT(Aho)/Wh (Aho)≧TH}に代え
て、数8の式を採用して実施しても、上記実施形態と同
様の作用効果を達成できる。
【0079】また、本発明の実施にあたり、ハイブリッ
ド自動車に限ることなく、一般に、ハイブリッド車両に
本発明を適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体構成図である。
【図2】図1のマイクロコンピュータの作用を示すフロ
ーチャートである。
【図3】図2の各満充電判定ルーチンの詳細フローチャ
ートを示す前段部である。
【図4】図2の各満充電判定ルーチンの詳細フローチャ
ートを示す後段部である。
【図5】図3の内部抵抗演算ルーチン110の詳細フロ
ーチャートである。
【図6】電池の端子電圧と充放電電流との関係を示すグ
ラフである。
【図7】電池の電流の時間的変化を示すグラフである。
【図8】電池の累積充電量の時間的変化を示すグラフで
ある。
【図9】温度変化ΔT(Aho)とハイブリッド自動車の
走行時間との関係を示すグラフである。
【図10】{ΔT(Aho)/Wh (Aho)}とハイブリ
ッド自動車の走行時間との関係を示すグラフである。
【図11】電池の充放電電力とハイブリッド自動車の走
行時間との関係を示すグラフである。
【図12】電池の充電状態とハイブリッド自動車の走行
時間との関係を示すグラフである。
【図13】{dT(Aho)/dt}とハイブリッド自動
車の走行時間との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
80…電池、90…マイクロコンピュータ、90a…電
圧計、90b…電流計、90c…温度計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // H01M 10/44 H01M 10/44 Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハイブリッド車両に搭載の少なくとも一
    つの電池(80)に流れる電流を測定し、 前記電池の端子電圧を測定し、 前記電池の温度を検出し、 前記測定電流及び前記端子電圧に基づき前記電池の内部
    抵抗を算出し、 前記測定電流及び前記内部抵抗に基づき所定の期間にお
    ける前記電池のその内部抵抗によるIR損失を算出し、 前記所定の期間における前記検出温度の変化を算出し、 この検出温度の変化に対する前記IR損失の比を所定閾
    値と比較して前記電池の満充電の有無を判定するように
    したハイブリッド車両用電池の満充電の判定方法。
  2. 【請求項2】 前記電池に電流が所定の単位時間以上流
    れるとき、前記IR損失は、前記測定電流の二乗と前記
    内部抵抗との積を前記単位時間の間積分することで積分
    値として算出され、前記検出温度の変化に対する前記I
    R損失の比は前記検出温度の変化に対する前記積分値の
    比でもって与えられ、 前記電池に電流が前記単位時間以上流れないとき、前記
    IR損失は、所定の単位充電量あたりの値(以下、単位
    充電量IR損失値という)として算出され、前記検出温
    度の変化は、前記単位充電量あたりの前記電池の温度変
    化(以下、単位充電量温度変化という)として算出さ
    れ、かつ、前記検出温度の変化に対する前記IR損失の
    比は、前記単位充電量温度変化に対する前記単位充電量
    IR損失値の比でもって与えられることを特徴とする請
    求項1に記載のハイブリッド車両用電池の満充電の判定
    方法。
  3. 【請求項3】 ハイブリッド車両に搭載の少なくとも一
    つの電池(80)に流れる電流を測定し、 前記電池の端子電圧を測定し、 前記電池の温度を検出し、 前記測定電流及び前記端子電圧に基づき前記電池の内部
    抵抗を算出し、 前記測定電流及び前記内部抵抗に基づき所定の期間にお
    ける前記電池のその内部抵抗によるIR損失を算出し、 前記測定電流及び前記端子電圧に基づき前記所定の時間
    における前記電池の発熱電力を算出し、 前記所定の期間における前記検出温度の変化を算出し、 前記検出温度の変化に対する前記IR損失の比が前記検
    出温度の変化に対する前記発熱電力の比よりも大きいと
    き、前記電池は満充電である判定するハイブリッド車両
    用電池の満充電の判定方法。
  4. 【請求項4】 前記電池が複数直列接続されており、 これら各電池のうちの一つが満充電と判定されたとき、
    満充電判定信号を出力することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか一つに記載のハイブリッド車両用電池の
    満充電の判定方法。
  5. 【請求項5】 ハイブリッド車両に搭載の少なくとも一
    つの電池(80)に流れる電流を測定する電流検出手段
    (90b)と、 前記電池の端子電圧を測定する端子電圧測定手段(90
    a)と、 前記電池の温度を検出する温度検出手段(90c)と、 前記測定電流及び前記端子電圧に基づき前記電池の内部
    抵抗を算出する内部抵抗算出手段(114)と、 前記測定電流及び前記内部抵抗に基づき所定の期間にお
    ける前記電池のその内部抵抗によるIR損失を算出する
    IR損失算出手段(122)と、 前記所定の期間における前記検出温度の変化を算出する
    温度変化算出手段(131)と、 前記検出温度の変化に対する前記IR損失の比を所定閾
    値と比較して前記電池の満充電の有無を判定する満充電
    判定手段(140)とを備えるハイブリッド車両用電池
    の満充電の判定装置。
  6. 【請求項6】 前記IR損失算出手段は、前記電池に電
    流が所定の単位時間以上流れるとき、前記IR損失を、
    前記測定電流の二乗と前記内部抵抗との積を前記単位時
    間の間積分することで積分値として算出し、前記電池に
    電流が前記単位時間以上流れないとき、前記IR損失
    を、所定の単位充電量あたりの値(以下、単位充電量I
    R損失値という)として算出し、 前記温度変化算出手段は、前記電池に電流が所定の単位
    時間以上流れるとき、前記所定の期間における前記検出
    温度の変化を算出し、前記電池に電流が前記単位時間以
    上流れないとき、前記検出温度の変化を、前記単位充電
    量あたりの前記電池の温度変化(以下、単位充電量温度
    変化という)として算出し、 前記満充電判定手段は、前記電池に電流が前記単位時間
    以上流れるとき、前記検出温度の変化に対する前記IR
    損失の比を所定閾値と比較して前記電池の満充電の有無
    を判定し、前記電池に電流が前記単位時間以上流れない
    とき、前記検出温度の変化に対する前記IR損失の比に
    代えて前記検出温度の変化に対する前記積分値の比でも
    って満充電の有無の判定を行うことを特徴とする請求項
    5に記載のハイブリッド車両用電池の満充電の判定装
    置。
  7. 【請求項7】 ハイブリッド車両に搭載の少なくとも一
    つの電池(80)に流れる電流を測定する電流測定手段
    (90b)と、 前記電池の端子電圧を測定する端子電圧測定手段(90
    a)と、 前記電池の温度を検出する温度検出手段(90a)と、 前記測定電流及び前記端子電圧に基づき前記電池の内部
    抵抗を算出する内部抵抗算出手段(114)と、 前記測定電流及び前記内部抵抗に基づき所定の期間にお
    ける前記電池のその内部抵抗によるIR損失を算出する
    IR損失算出手段(122)と、 前記測定電流及び前記端子電圧に基づき前記所定の時間
    における前記電池の発熱電力を算出する発熱電力算出手
    段と、 前記所定の期間における前記検出温度の変化を算出する
    温度変化算出手段(131)と、 前記検出温度の変化に対する前記IR損失の比が前記検
    出温度の変化に対する前記発熱電力の比よりも大きいと
    き、前記電池は満充電である判定する満充電判定手段
    (142)とを備えるハイブリッド車両用電池の満充電
    の判定装置。
  8. 【請求項8】 前記電池が複数直列接続されており、 前記満充電判定手段は、前記各電池のうちの一つが満充
    電と判定したとき、満充電判定信号を出力することを特
    徴とする請求項5乃至7のいずれか一つに記載のハイブ
    リッド車両用電池の満充電の判定装置。
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JP2012125027A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Denso Corp 2次電池の充電制御装置

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