JPH11289852A - コンバインの刈取装置 - Google Patents

コンバインの刈取装置

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JPH11289852A
JPH11289852A JP10493098A JP10493098A JPH11289852A JP H11289852 A JPH11289852 A JP H11289852A JP 10493098 A JP10493098 A JP 10493098A JP 10493098 A JP10493098 A JP 10493098A JP H11289852 A JPH11289852 A JP H11289852A
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Hitoshi Ichihara
等 市原
Masabumi Takagi
正文 高木
Mutsumi Machida
睦 町田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刈取部が刈取負荷等で横伝動軸を中心に左右
両側が上下に捩じれた場合、横伝動軸上の歯車が破損す
ることがあった。 【解決手段】 刈取部6の上下回動支点より縦連結パイ
プ25を前下方へ延出し、該縦連結パイプ下端にスライ
ド支持ケース27を横設して、該スライド支持ケースに
スライドパイプを摺動自在に支持して、該スライドパイ
プに引き起し装置や刈刃等を装着して左右スライド可能
とする構成において、スライド支持ケースとスライドパ
イプ内にそれぞれ伝動軸63・64を横架し、該伝動軸
上にそれぞれ平歯車72・74を嵌合して互いに噛合さ
せて、縦連結パイプ内の伝動軸より前記伝動軸を介して
刈取部を駆動するようにした。また、前記互いに噛合す
る二つの歯車を「8」字状に構成した連結体73で連結
し、また、前記連結体の外径を前記歯車より大きくし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの前部
に配置し、穀稈を引き起し、刈り取り、脱穀部へ搬送す
る刈取部を、左右にスライド可能とする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバインによる刈取作業は、
圃場の周囲から中央に順次回りながら刈り取る「回り刈
り作業」と、圃場の幅方向の中途部を刈り取って刈取作
業効率を上げる「中割り作業」が行われるが、圃場端の
畦際刈取作業や中割り作業の場合には刈取部を機体中央
側にスライドさせて機体幅全面で刈取作業を行い、回り
刈り作業の場合には未刈り側の穀稈から離れて、未刈り
穀稈を踏みつけたり、切断藁を未刈り側へ排出しないよ
うに、刈取部を未刈り側へスライドさせて刈取作業を行
えようにしたコンバインが公知となっている。例えば、
特開平7−303412号や特開平9−65742号公
報の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平7−303
412号の技術は、刈取入力軸から縦伝動軸を介して、
刈取フレームの下部に横架された伸縮可能な伝動軸に伝
えられ、該伸縮可能な伝動軸から平行に配置された横伝
動軸の側端部に動力が伝達されて、下部搬送装置や引き
起し装置や刈刃等が駆動される構成としていた。しか
し、横伝動軸が側端部より動力が伝達される構成として
いたために、刈取部が刈取負荷等で横伝動軸を中心に左
右両側が上下に捩じれた場合、横伝動軸上の歯車が破損
して作業ができなくなることがあったのである。
【0004】また、前記特開平9−65742号の技術
は、縦伝動軸から横伝動軸に動力を伝え、該横伝動軸を
被覆して支持するスライドパイプは縦伝動軸下端に横設
した支持パイプに左右方向に摺動自在に支持される構成
としていた。しかし、縦伝動軸から横伝動軸に動力を伝
えるために、スライドパイプの左右中央部には縦伝動軸
の先端を挿入して、スライドさせても動力を伝えられる
ように、横方向に長い開口部を設ける必要があるので、
スライドパイプの強度が落ちる不具合があった。また、
この開口からゴミ等が侵入しないようにスライドパイプ
を覆う支持パイプが大きくなり、重量増加やコストアッ
プを招いていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、刈取部の上下回動支点より縦
連結パイプを前下方へ延出し、該縦連結パイプ下端にス
ライド支持ケースを横設して、該スライド支持ケースに
スライドパイプを摺動自在に支持して、該スライドパイ
プに引き起し装置や刈刃等を装着して左右スライド可能
とする構成において、スライド支持ケースとスライドパ
イプ内にそれぞれ伝動軸を横架し、該伝動軸上にそれぞ
れ平歯車を嵌合して互いに噛合させて、縦連結パイプ内
の伝動軸より前記伝動軸を介して刈取部を駆動するよう
にしたものである。また、前記互いに噛合する二つの歯
車を「8」字状に構成した連結体で連結し、また、前記
連結体の外径を前記歯車より大きくしたものである。ま
た、前記スライドパイプにおける前記歯車の噛合部に開
口する開口部を平面視V字状に構成し、また、前記スラ
イド支持ケースを左右に分割したものである。また、前
記スライド支持ケースとスライドパイプの間に油圧シリ
ンダーを介装してスライド駆動し、該油圧シリンダーに
圧油を送油する配管を、スライド支持ケースのフランジ
とリブの間から縦連結パイプ、上下回動支点軸を沿わせ
てスライド切換バルブに接続したものである。または、
油圧シリンダーに圧油を送油する配管を、スライドパイ
プ外側端より刈取フレーム、引き起し駆動ケース、揺動
アーム、上下回動支点軸を介してスライド切換バルブに
接続したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施例を説明する。
図1は本発明の刈取装置を装備したコンバインの全体側
面図、図2は同じく平面図、図3は刈取部の側面図、図
4は同じく平面図、図5は刈取スライドの上部ガイド部
の平面図である。
【0007】図1、図2よりコンバインの全体構成から
説明する。クローラー式走行装置1上に機体フレーム2
を支持し、該機体フレーム2の進行方向右側前部上に運
転部3を配置し、該運転部3は前部にフロントコラム4
を立設して、該フロントコラム4上に操向レバーやアク
セルレバー等を配置し、フロントコラム4側部の機体中
央側にサイドコラム5を立設し、該サイドコラム5上に
作業クラッチレバーや変速レバーやスライドレバー等を
配置している。
【0008】そして、機体フレーム2の進行方向左側か
ら前方へ本発明のスライド可能とする刈取部6が突出配
置され、穀稈を引き起こして株元を刈刃によって刈り取
り、搬送装置によって後方へ搬送する。該刈取部6の後
部には脱穀部7が配置され、搬送装置によって搬送され
た穀稈の株元をフィードチェーン8によって挟持して後
方へ搬送しながら、扱胴9によって脱粒する。脱穀後の
排藁は排藁チェーン10によって後方へ搬送され、カッ
ターや結束装置等の排藁処理装置11によって処理され
る。
【0009】前記脱穀部7下部には選別装置が配置さ
れ、該選別装置によって選別された後の二番物は再度扱
胴9または処理胴へ還元され、ゴミ等は排出され、穀粒
は一番コンベアや揚穀コンベア12を介して運転部3後
部に配置したグレンタンク13に搬送される。該グレン
タンク13内の下部には下部コンベアが配置され、該下
部コンベアは排出オーガ14に連通され、該下部コンベ
ア及び排出オーガ14を駆動することによって、グレン
タンク13内の穀粒を排出できるようにしている。ま
た、前記運転部3における座席15下方にはエンジン1
6が配置され、該エンジン16の駆動力を前記クローラ
ー式走行装置1に伝えて走行し、刈取部6、脱穀部7、
選別部等の各部に伝えて、連続的に刈り取り、脱穀・選
別作業を行い穀粒をグレンタンク13に貯留するのであ
る。
【0010】次に、刈取部6の構成を図3、図4より説
明する。機体フレーム2の前部上に回動支点台20・2
1を設け、該回動支点台20・21上部にパイプより構
成された上下回動支点軸22を枢支し、該上下回動支点
軸22は入力ギヤケース23より左右に突出され、該上
下回動支点軸22内には刈取入力軸(伝動1軸)19が
軸支されて、該刈取入力軸19の一端は進行方向右側に
突出されて入力プーリー24を固設している。
【0011】前記入力ギヤケース23より前下方に縦連
結パイプ25が突設され、該縦連結パイプ25の中途部
と機体フレーム2の間に昇降用油圧シリンダー26が介
装されて、該縦連結パイプ25の前端に後述する本発明
のスライド支持ケース27が固設されている。該スライ
ド支持ケース27にスライドパイプ30を摺動自在に支
持し、該スライドパイプ30両側に支持プレート31・
31を固設して、該支持プレート31・31の前部間に
横連結フレーム32固設している。
【0012】該横連結フレーム32より前方に刈取フレ
ーム33・33・・・が前方に突設され、該刈取フレー
ム33・33・・・前端にそれぞれ分草板34・34・
・・が固設されている。該分草板34・34・・・の後
部には3条の引き起しケース35・35・35が立設さ
れ、該引き起しケース35・35・35にはそれぞれタ
イン36・36・・・を設けたチェーンが収納され、該
引き起しケース35・35・35の上部の裏面からそれ
ぞれ動力が入力され、各入力軸は引き起しケース35・
35・35の上方に横設した引き起し駆動ケース37内
の伝動軸と連動連結されている。
【0013】該引き起し駆動ケース37の右側下部には
右側刈取フレーム33より上方に立設した支持フレーム
28が連結されて支持され、引き起し駆動ケース37の
左側下部にはパイプ状に構成した左伝動ケース29が連
結され、該左伝動ケース29の下部はスライドパイプ3
0の左側に連結して、左伝動ケース29内に軸支した伝
動軸を介して引き起しケース35に動力を伝える構成と
している。
【0014】また、前記刈取フレーム33・33・・・
の後部間の下側には刈刃39が横設され、刈取フレーム
33・33・・・上方には、穀稈の株元側を掻き込むス
ターホイル40・40・40と掻込ベルト41・41・
41が配置され、更に上後方へ株元搬送装置42L・4
2Rが配置され、その上方には下部搬送装置43L・4
3R、上部搬送装置44・44が配置されて、前記刈刃
39によって刈り取った後の穀稈が、株元搬送装置42
L・42R、下部搬送装置43L・43R、上部搬送装
置44・44によって後方へ搬送されて一つに合流され
る。更にその後部で機体側に縦搬送装置45と穂先搬送
装置46が配置されて、搬送された穀稈の株元側は縦搬
送装置45、穂先側は穂先搬送装置46に受け継がれ
て、穀稈の株元側は更に前記フィードチェーン8に受け
継がれて脱穀部7へ搬送するようにしている。
【0015】前記縦搬送装置45は後部側が上下回動自
在に支持されて図示しないモーターを駆動することによ
って前側を上下に回動可能とされ、穀稈の長さに合わせ
て上下に回動するように制御されている。また、縦搬送
装置45の前部はリンク等を介して刈取フレーム側から
延出したフレームと連結されて、左右スライドさせた時
に追随して回動され、受け継ぎミスが生じないようにし
ている。
【0016】また、刈取部6の上部を支持するために、
図3、図5に示すように、前記縦連結パイプ25と入力
ギヤケース23からそれぞれ右上方に補強フレーム50
・51が延設され、該補強フレーム50・51の上端部
に上部フレーム52が水平方向に横設され、該上部フレ
ーム52は前後フレーム52aとその先端より左方へ延
設する左右フレーム52bからなり、平面視略L字状に
構成されている。該前後フレーム52aは前記サイドコ
ラム5の側部に配置され、左右フレーム52bは前記引
き起し駆動ケース37の後部に平行に配置される。
【0017】更に、該上部フレーム52の左右フレーム
52bの左端より前後フレーム52aの後部上までの間
にL字状に構成したカバー支持フレーム53が固設され
て、該カバー支持フレーム53と前記上部フレーム52
とで枠状に構成して剛性を高めている。この上部フレー
ム52とカバー支持フレーム53の上部に防塵カバー5
4を固定している。
【0018】前記上部フレーム52の前後フレーム52
aは正面断面視「コ」字状に構成され、該前後フレーム
52aの前後中途部に支点軸55によって揺動フレーム
56の後部を枢支し、該揺動フレーム56の前端はL字
状に形成されて、この先端部に枢支軸57を介して引き
起し駆動ケース37に固設したブラケットに枢支してい
る。また、前記左右フレーム52b上には摺動体59が
嵌合され、該摺動体59は上下二つのローラーを回転自
在に枢支して、左右フレーム52bの上下に配置して左
右摺動自在とし、該摺動体59のケースは引き起し駆動
ケース37の左側に固設されている。
【0019】このように構成することで、刈取部6は縦
連結パイプ25から下方で支持するだけでは、前方へ倒
れてしまうので、刈取部6の上部位置を縦連結パイプ2
5から上方に突出した補強フレーム50・51や上部フ
レーム52や揺動フレーム56等を介して連結支持する
ことで、前方への倒れを防止し、また、刈取部6を左右
スライドさせた場合でも、それに追随して揺動フレーム
56が回動し、また、刈取部6を左側へスライドさせる
と、重心が左側へ移動するが、前記摺動体59によって
左側を支持して刈取部6の左側が傾くことを防止してい
る。
【0020】次に、本発明の要部である動力伝達機構を
収納したスライド部の構成を図6〜図11によって説明
する。図6は刈取スライド駆動部の平面断面図、図7は
同じく要部拡大平面断面図、図8は連結体の側面図、図
9はスライドパイプの開口部の平面図、図10は連結体
を用いずにベアリングで摺動歯車を挟持する実施例を示
す断面図、図11はスライド支持ケースを右端で左右分
割した実施例の平面断面図である。
【0021】図6、図7において、前記縦連結パイプ2
5先端にスライド支持ケース27の左側が固設され、該
縦連結パイプ25内に軸支した伝動二軸62の下端が、
スライド支持ケース27内に挿入されて、伝動二軸62
端部上にベベルギア70を固設し、該ベベルギア70は
スライド支持ケース27内に支持した伝動三軸63の左
端部上に固設したベベルギア71と噛合させている。
【0022】前記伝動三軸63はベアリングを介してス
ライド支持ケース27に左右方向に回転自在に支持さ
れ、該伝動三軸63はスプラインに構成されて、該スプ
ライン上に平歯車より構成した摺動歯車72が摺動自在
にスプライン嵌合され、該摺動歯車72は連結体73に
ベアリングを介して回転自在に支持され、該連結体73
の他側にはベアリングを介して平歯車より構成した歯車
74が回転自在に支持され、該歯車74は前記スライド
パイプ30に回転自在に支持された伝動四軸64上に固
設されて、前記摺動歯車72と歯車74が常時噛合され
ている。つまり、スライドパイプ30が摺動されると、
該スライドパイプ30に支持された伝動四軸64と歯車
74と連結体73と摺動歯車72が一体的に摺動し、該
摺動歯車72が伝動三軸63上を摺動して、動力は伝動
三軸63より摺動歯車72と歯車74を介して伝動四軸
64へ常時伝えるようにしているのである。
【0023】前記連結体73は図8に示すように、
「8」字状に構成され、二つの孔の周囲にそれぞれベア
リング嵌合部73a・73bを設け、それぞれベアリン
グ68・69を嵌合してリング等で係止して抜けないよ
うにし、該ベアリング68の内輪側に摺動歯車72を嵌
合し、前記歯車74は前記伝動四軸64上にキーを介し
て相対回転不能とし、該歯車74と前記ベアリング69
が伝動四軸64上に固設したディスク66とスライドパ
イプ30に固設したボス67の間に挟持する構成として
いるのである。なお、前記ディスク66はギアケース内
に充填したグリースが左右スライド時にスライドパイプ
30内へ入ることを防止している。
【0024】また、前記摺動歯車72を嵌合する連結体
73の外周部分は図7に示すように、その外周部73c
を摺動歯車72の外径より大きく構成して、つまり、半
径をAだけ長くして、たとえ、駆動時に大きな反力によ
って伝動三軸63が撓んでも、摺動歯車72がスライド
支持ケース27の内面に当たることがなく、駆動時にス
ライド支持ケース27の内面を削って破損させたり、摺
動歯車72の歯が欠けたりすることがないようにしてい
る。但し、伝動四軸64上の歯車74の側部には前記ボ
ス67がスライドパイプ30内に固設されて、該ボス7
6にベアリングを介して伝動四軸64を支持しているの
で、伝動四軸64が撓んで歯車74がスライドパイプ3
0内を削ることはない。
【0025】また、前記連結体73を用いることなく、
図10に示すように、歯車74’の歯部両側のボス部7
4a・74a上にベアリング75・75を外嵌して、該
ベアリング75・75の外輪75a・75aの側面が摺
動歯車72の両側を挟持するように配置して、刈取部6
をスライドさせたときには、スライドパイプ30が摺動
されると、該スライドパイプ30に支持された歯車74
が同時に移動して、該歯車74両側のベアリング75・
75が摺動歯車72を挟持したまま一体的に摺動するの
である。
【0026】そして、前記伝動四軸64の右側よりベベ
ルギアや伝動軸等を介して、右側のスターホイル40や
掻込ベルト41や株元搬送装置42Rや下部搬送装置4
3Rを駆動し、前記伝動四軸64の左側よりベベルギア
やリンク等を介して刈刃39を駆動し、更に、ベベルギ
アや伝動軸等を介して、左側及び中央側のスターホイル
40や掻込ベルト41や株元搬送装置42Lや下部搬送
装置43Lや引き起し装置を駆動するようにしている。
このようにスライドパイプ30の略中央に摺動歯車72
と歯車74の平歯車を噛合させて位置させ、伝動四軸6
4から両側へ動力を伝達するように構成したので、刈取
部6が伝動四軸64を中心に捩じれても、コジが生じる
ことがないのである。
【0027】また、前記スライド支持ケース27は図7
に示すように、左側ケース27Lと右側ケース27Rの
左右半割りに分割構成されて、スライドパイプ30を挿
入するときに後述するシール79・79を組み付けた
り、前記摺動歯車72や歯車74等を組み付けたり、分
解組立やメンテナンス等が容易にできるようにしてい
る。但し、図11に示すように、ケース27L’・27
R’のように右側に割り面を設けることもでき、半割り
位置は中央部に限定するものではない。そして、左側ケ
ース27Lの左側端に縦連結パイプ25と連結するため
の開口部27aが設けられ、該開口部27aには位置決
めブッシュ77が嵌入固定され、該位置決めブッシュ7
7に縦連結パイプ25下端を挿入して、縦連結パイプ2
5とスライド支持ケース27の位置を容易に決めて連結
固定できるようにしている。
【0028】このように、縦連結パイプ25のスライド
支持ケース27への取付位置は左側に偏位して取り付け
られており、刈取部6は左側に縦搬送装置45や駆動部
等が配置しているために、支持部の左右重量バランスが
取れるようにしている。また、スライド支持ケース27
を右側に偏位させて、右側に重量がかかるようにして左
右重量バランスがとれるように貢献している。
【0029】そして、スライド支持ケース27の後部側
内に伝動三軸63をベアリングを介して回転自在に支持
し、前部側にスライドパイプ30を挿入して左右摺動自
在に支持し、該スライドパイプ30を挿入するスライド
支持ケース27の両側内面にはシール79・79が配置
されて、スライド支持ケース27及びスライドパイプ3
0内に水等が浸入しないようにしている。そして、スラ
イド支持ケース27の前後中央部には隔壁を設けず、摺
動歯車72と歯車74が噛合しながら左右に摺動できる
ようにしている。
【0030】一方、前記スライドパイプ30は同径の左
パイプ30Lと右パイプ30Rを中央で前記ボス67に
よって同一軸心上に連結したものであり、中央の連結側
からでも、両側からでも前記シール79をスライドパイ
プ30上に挿入し易くしている。また、前記右パイプ3
0Rには前記歯車74が収納されて、スライド支持ケー
ス27内の摺動歯車72と噛合させるために、開口部3
0aが設けられ、該開口部30aは図9に示すように、
平面視でV字状または円弧状に構成されて、前記シール
79を通すときに引っ掛かったり、傷付けたりしないよ
うにしている。
【0031】そして、図6に示すように、前記左パイプ
30Lの外側(左端)にはベベルギアケース80が嵌合
固定され、右パイプ30Rの外側(右端)にはベベルギ
アケース81が嵌合固定されている。但し、左右一方の
スライドパイプ30とベベルギアケースの間を嵌合、他
方を固定として組立を簡単として、捩じれにも対応でき
るようにすることもできる。そして、該ベベルギアケー
ス81とスライド支持ケース27の間に油圧シリンダー
82が介装されて、刈取部6を左右にスライド駆動でき
るようにしており、該油圧シリンダー82及びスライド
部の上方及び下方は図示しないカバーによって覆い、泥
や土等がスライド部を傷付けたりしないようにしてい
る。また、ベベルギアケース80・81の外側端に前記
支持プレート31・31が固設されて、支持プレート3
1・31前端部が横連結フレーム32と連結固定する構
成としている。
【0032】前記油圧シリンダー82へ圧油を送油する
ための配管83や、扱き深さセンサーや方向指示器85
等の電装品の配線84は刈取部6がスライドしても絡ま
ったり、切断されたりしないようにしている。即ち、図
12に示すように、油圧シリンダー82からの配管82
はスライドパイプ30外側端に固設した前記ベベルギア
ケース81に沿って外側方へ延設し、支持プレート3
1、刈取フレーム33に沿って前方へ延設して、支持フ
レーム28から上方へ延設して、図13に示すように、
引き起し駆動ケース37に沿わせて、揺動フレーム5
6、上部フレーム52、補強フレーム51、上下回動支
点軸22と沿わせて、本機側のスライド切換バルブと接
続する構成としており、配線84は引き起し駆動ケース
37から揺動フレーム56、上部フレーム52、補強フ
レーム51、上下回動支点軸22と沿わせて、本機側の
制御回路や切換スイッチに接続する構成としている。該
配管83及び配線84はできるだけ他の機器と干渉しな
いように配設し、泥や藁等をできるだけ避けて配管が傷
付かないようにしている。
【0033】また、図14に示すように、油圧シリンダ
ー82のシリンダー(ヘッド側)がスライド支持ケース
27側に連結される場合には、配管82をスライド支持
ケース27の左側ケース27Lと右側ケース27Rの合
わせ部に形成したフランジ27bとケース補強用のリブ
27c(図7)の間を通して、配管が途中で破れたり、
引っ掛けられないようにし、更に、縦連結パイプ25に
沿わせて後方へ延設して上下回動支点軸22に沿わせ
て、本機側のスライド切換バルブと接続する構成とする
こともできるのである。但し、前記油圧シリンダー82
の代わりに電動シリンダーによってスライド駆動するこ
とも可能であり、この場合配管の代わりにハーネス等の
配線となる。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、刈取部の上下回動
支点より縦連結パイプを前下方へ延出し、該縦連結パイ
プ下端にスライド支持ケースを横設して、該スライド支
持ケースにスライドパイプを摺動自在に支持して、該ス
ライドパイプに引き起し装置や刈刃等を装着して左右ス
ライド可能とする構成において、スライド支持ケースと
スライドパイプ内にそれぞれ伝動軸を横架し、該伝動軸
上にそれぞれ平歯車を嵌合して互いに噛合させて、縦連
結パイプ内の伝動軸より前記伝動軸を介して刈取部を駆
動するようにしたので、スライド支持ケースを小さく構
成することが可能となり、スライド伝動部をコンパクト
に構成することができる。また、平歯車により動力を伝
達する構成なので、歯車を軸支する伝動軸回りに刈取部
が捩じれても、その捩じれを吸収できて、歯車や伝動軸
を破損するおそれがないのてある。
【0035】また、請求項2野如く、前記互いに噛合す
る二つの歯車を「8」字状に構成した連結体で連結した
ので、簡単な構成で二つの歯車を連結することができ、
摺動する歯車を確実に保持して、スライドさせたときに
も確実に動力を伝達することができるのである。
【0036】また、請求項3の如く、前記連結体の外径
を前記歯車より大きくしたので、歯車を軸支する伝動軸
が負荷等で撓んだときに、連結体の外周がケース内面に
当接して、歯車がケース内面に接触することがなく、歯
車の回転によってケース内面を削ることがなく、歯車も
摩耗することがないのである。
【0037】また、請求項4の如く、前記スライドパイ
プにおける前記歯車の噛合部に開口する開口部を平面視
V字状に構成したので、シールを挿入するときに、開口
部で引っ掛かることがなくスムースに挿入することがで
き、また、開口部で傷ついて破損したり、漏れが生じた
りすることがないのである。
【0038】また、請求項5の如く、前記スライド支持
ケースを左右に分割したので、シールを挿入したり、ス
ライド支持ケース内に収容する歯車等を容易に分解組立
できるのである。
【0039】また、請求項6の如く、前記スライド支持
ケースとスライドパイプの間に油圧シリンダーを介装し
てスライド駆動し、該油圧シリンダーに圧油を送油する
配管を、スライド支持ケースのフランジとリブの間から
縦連結パイプ、上下回動支点軸を沿わせてスライド切換
バルブに接続したので、刈取部を左右スライドさせて
も、配管が絡んだり、捩じれたりして送油が停止するこ
とがなく、油圧シリンダーに送油することが可能とな
り、配管をフランジとリブの間を通すので、配管が保護
され、配管が穀稈搬送の邪魔になったり、穀稈や泥や土
等で配管が傷付けられたりすることがないのである。
【0040】また、請求項7の如く、配管を、スライド
パイプ外側端より刈取フレーム、引き起し駆動ケース、
揺動アーム、上下回動支点軸を介してスライド切換バル
ブに接続したので、配管は穀稈搬送経路を迂回するよう
に配設されて、穀稈の搬送の邪魔になることがなく、他
の機器と干渉することがなく、確実に送油することが可
能となったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の刈取装置を装備したコンバインの全体
側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】刈取部の側面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】刈取スライドの上部ガイド部の平面図である。
【図6】刈取スライド駆動部の平面断面図である。
【図7】同じく要部拡大平面断面図である。
【図8】連結体の側面図である。
【図9】スライドパイプの開口部の平面図である。
【図10】連結体を用いずにベアリングで摺動歯車を挟
持する実施例を示す断面図である。
【図11】スライド支持ケースを右端で左右分割した実
施例の平面断面図である。
【図12】配管構造を示す刈取部の平面図である。
【図13】同じく刈取スライドの上部ガイド部の平面図
である。
【図14】配管の他の実施例を示す刈取部の平面図であ
る。
【符号の説明】
6 刈取部 25 縦連結パイプ 27 スライド支持ケース 30 スライドパイプ 30a 開口部 63 伝動三軸 64 伝動四軸 72 摺動歯車 73 連結体 74 歯車

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刈取部の上下回動支点より縦連結パイプ
    を前下方へ延出し、該縦連結パイプ下端にスライド支持
    ケースを横設して、該スライド支持ケースにスライドパ
    イプを摺動自在に支持して、該スライドパイプに引き起
    し装置や刈刃等を装着して左右スライド可能とする構成
    において、スライド支持ケースとスライドパイプ内にそ
    れぞれ伝動軸を横架し、該伝動軸上にそれぞれ平歯車を
    嵌合して互いに噛合させて、縦連結パイプ内の伝動軸よ
    り前記伝動軸を介して刈取部を駆動するようにしたこと
    を特徴とするコンバインの刈取装置。
  2. 【請求項2】 前記互いに噛合する二つの歯車を「8」
    字状に構成した連結体で連結したことを特徴とする請求
    項1記載のコンバインの刈取装置。
  3. 【請求項3】 前記連結体の外径を前記歯車より大きく
    したことを特徴とする請求項1記載のコンバインの刈取
    装置。
  4. 【請求項4】 前記スライドパイプにおける前記歯車の
    噛合部に開口する開口部を平面視V字状に構成したこと
    を特徴とする請求項1記載のコンバインの刈取装置。
  5. 【請求項5】 前記スライド支持ケースを左右に分割し
    たことを特徴とする請求項1記載のコンバインの刈取装
    置。
  6. 【請求項6】 刈取部の上下回動支点より縦連結パイプ
    を前下方へ延出し、該縦連結パイプ下端にスライド支持
    ケースを横設して、該スライド支持ケースにスライドパ
    イプを摺動自在に支持して、該スライドパイプに引き起
    し装置や刈刃等を装着して左右スライド可能とする構成
    において、前記スライド支持ケースとスライドパイプの
    間に油圧シリンダーを介装してスライド駆動し、該油圧
    シリンダーに圧油を送油する配管を、スライド支持ケー
    スのフランジとリブの間から縦連結パイプ、上下回動支
    点軸を沿わせてスライド切換バルブに接続したことを特
    徴とするコンバインの刈取装置。
  7. 【請求項7】 刈取部の上下回動支点より縦連結パイプ
    を前下方へ延出し、該縦連結パイプ下端にスライド支持
    ケースを横設して、該スライド支持ケースにスライドパ
    イプを摺動自在に支持して、該スライドパイプに引き起
    し装置や刈刃等を装着して左右スライド可能とする構成
    において、前記スライド支持ケースとスライドパイプの
    間に油圧シリンダーを介装してスライド駆動し、該油圧
    シリンダーに圧油を送油する配管を、スライドパイプ外
    側端より刈取フレーム、引き起し駆動ケース、揺動アー
    ム、上下回動支点軸を介してスライド切換バルブに接続
    したことを特徴とするコンバインの刈取装置。
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JP2021003018A (ja) * 2019-06-25 2021-01-14 株式会社クボタ 収穫機

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