JPH1129039A - 振子式鉄道車両の制御装置 - Google Patents

振子式鉄道車両の制御装置

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JPH1129039A
JPH1129039A JP18837397A JP18837397A JPH1129039A JP H1129039 A JPH1129039 A JP H1129039A JP 18837397 A JP18837397 A JP 18837397A JP 18837397 A JP18837397 A JP 18837397A JP H1129039 A JPH1129039 A JP H1129039A
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JP
Japan
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vehicle body
origin
actuator
tilt
tilting
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Pending
Application number
JP18837397A
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English (en)
Inventor
Takashi Tanaka
敬 田中
Minoru Aoki
稔 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
T R W S S J KK
Original Assignee
T R W S S J KK
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Publication date
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Priority to DE1998131592 priority patent/DE19831592A1/de
Publication of JPH1129039A publication Critical patent/JPH1129039A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61FRAIL VEHICLE SUSPENSIONS, e.g. UNDERFRAMES, BOGIES OR ARRANGEMENTS OF WHEEL AXLES; RAIL VEHICLES FOR USE ON TRACKS OF DIFFERENT WIDTH; PREVENTING DERAILING OF RAIL VEHICLES; WHEEL GUARDS, OBSTRUCTION REMOVERS OR THE LIKE FOR RAIL VEHICLES
    • B61F5/00Constructional details of bogies; Connections between bogies and vehicle underframes; Arrangements or devices for adjusting or allowing self-adjustment of wheel axles or bogies when rounding curves
    • B61F5/02Arrangements permitting limited transverse relative movements between vehicle underframe or bolster and bogie; Connections between underframes and bogies
    • B61F5/22Guiding of the vehicle underframes with respect to the bogies

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】原点の設定が容易にできる振子式鉄道車両の制
御装置を得る。 【解決手段】アクチュエータ22を駆動して、所定の条
件に基づいて車体1を左右に傾斜させ、そのときの位置
センサ24により検出される駆動量に応じて算出した位
置を原点として設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体を台車枠に傾
斜可能に支持すると共に、アクチュエータを制御して車
体を傾斜させる振子式鉄道車両の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、振子機構を備えた鉄道車両で
は、図13に示すように、車体1側に設けられた振子梁
2の転動面4を、台車枠6に回転可能に設けられたコロ
8,10上に載置し、車体1を傾斜可能に支持するよう
にしている。転動面4は半径rの円弧状に形成されてお
り、その中心Oの位置は、車体重心Gの位置よりも上側
となるように構成されている。そして、曲線路通過時に
は、車体1への遠心力により、更には図示しないアクチ
ュエータによる駆動力により、車体1を曲線路の内側に
傾斜させて、曲線路を高速で通過できると共に、乗心地
の向上等をも図るようにしている。
【0003】尚、振子梁2から突出されたストッパ部材
12が設けられており、台車枠6にはストッパ部材12
に対向して一対の規制部材14,16が設けられてい
る。車体1は、ストッパ部材12が一方の規制部材1
4,16に接触する範囲で傾斜が許容されている。
【0004】また、最近では、より高速で曲線路を通過
できるようにするために、図14に示すように、転動面
4の中心Oの位置を車体重心Gよりも下げ、曲線路を走
行中に図示しないアクチュエータにより車体1を傾斜さ
せ、できるだけ車体重心Gが曲線路の内側に来るように
構成したものも用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来の前者の
ものでは、平坦な軌道上にある場合、車体1の自重によ
り車体1は水平に保たれる。従って、車体1の傾斜位置
を位置センサにより検出して、アクチュエータにより車
体を傾斜させる制御をする装置であっても、平坦な軌道
上にあるときに制御の原点を設定することができる。
【0006】しかし、転動面4の中心Oが車体重心Gよ
りも下にある後者のものでは、車体1の自重が車体1を
より傾斜させるように作用するので、平坦な軌道上に停
車させて車体1の自重により原点を設定させることがで
きず、原点の設定が容易でないという問題があった。
【0007】本発明の課題は、原点の設定が容易にでき
る振子式鉄道車両の制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成すべ
く、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即
ち、車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共に、前記車
体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子機構と、前
記アクチュエータによる前記車体の駆動量を検出する位
置センサと、前記位置センサにより検出される前記駆動
量に基づいて原点からの前記車体の変位量を算出する位
置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前記アクチュ
エータを制御し、前記車体を傾斜させる振子式鉄道車両
の制御装置において、前記原点に対して絶対的な姿勢位
置を検出する姿勢センサと、前記姿勢センサにより検出
される姿勢位置に基づいて、前記アクチュエータを制御
し前記車体を駆動制御する初期駆動手段と、前記初期駆
動手段による駆動制御を複数回繰り返す繰り返し手段
と、前記繰り返し後の位置を前記原点として設定する原
点設定手段とを備えたことを特徴とする振子式鉄道車両
の制御装置がそれである。前記姿勢センサは、前記原点
に対して前記車体の絶対的なストローク位置を検出する
ストロークセンサであってもよい。
【0009】車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
式鉄道車両の制御装置において、前記アクチュエータを
駆動して、前記車体を左右傾斜端に傾斜させる初期傾斜
手段と、前記初期傾斜手段により前記左右傾斜端に傾斜
させたときの前記位置センサにより検出される全駆動量
に応じて算出した位置を前記原点として設定する原点設
定手段とを備えたことを特徴とする振子式鉄道車両の制
御装置がそれである。
【0010】車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
式鉄道車両の制御装置において、前記アクチュエータを
駆動して、前記車体を一方の傾斜端に傾斜させる初期傾
斜手段と、前記初期傾斜手段により前記一方の傾斜端に
傾斜させたときに、予め設定された変位量に応じて算出
した位置を前記原点として設定する原点設定手段とを備
えたことを特徴とする振子式鉄道車両の制御装置がそれ
である。
【0011】車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
式鉄道車両の制御装置において、重力による前記車体の
傾斜推力が左右で同じとなる傾斜位置に、前記アクチュ
エータを駆動して傾斜させる初期傾斜手段と、前記初期
傾斜手段により左右に傾斜させたときの前記位置センサ
により検出される全駆動量に応じて算出した位置を前記
原点として設定する原点設定手段とを備えたことを特徴
とする振子式鉄道車両の制御装置がそれである。
【0012】車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
式鉄道車両の制御装置において、重力による前記車体の
傾斜推力が予め設定された推力となる傾斜位置に、前記
アクチュエータを駆動して前記車体を傾斜させる初期傾
斜手段と、前記初期傾斜手段により前記傾斜位置に傾斜
させたときに、予め設定された変位量に応じて算出した
位置を前記原点として設定する原点設定手段とを備えた
ことを特徴とする振子式鉄道車両の制御装置がそれであ
る。
【0013】車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
式鉄道車両の制御装置において、前記アクチュエータを
駆動して前記車体の傾斜推力の方向が反転する傾斜位置
を通過させる初期傾斜手段と、前記初期傾斜手段により
左右に傾斜された際の前記傾斜推力が零となる前記傾斜
位置での前記位置センサにより検出される全駆動量に応
じて算出した位置を前記原点として設定する原点設定手
段とを備えたことを特徴とする振子式鉄道車両の制御装
置がそれである。
【0014】車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
算出する位置算出手段と、前記車両の傾斜を予め設定さ
れた位置で規制するセーフティロック機構とを有し、前
記変位量に応じて前記アクチュエータを制御し、前記車
体を傾斜させる振子式鉄道車両の制御装置において、前
記セーフティロック機構により前記車両の傾斜を規制し
たときの位置を前記原点として設定する原点設定手段を
備えたことを特徴とする振子式鉄道車両の制御装置がそ
れである。また、前記初期傾斜手段及び前記原点設定手
段を複数組備え、該複数組を選択的に切り換える選択手
段を備えるようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。尚、本実施形態では、振子機
構は前述した構成とほぼ同じであり、同じ部材について
は同一番号を付して詳細な説明を省略する。
【0016】図1に示すように、振子梁2と台車枠6と
の間にはアクチュエータ22が取り付けられている。ア
クチュエータ22は、図15に示すように、一端が台車
枠6にピン連結されたロッド30を備え、ロッド30に
はボールねじ部32が形成されている。
【0017】ボールねじ部32には本体ケース34に回
転可能に支持されたボールナット36が螺合されてお
り、ボールナット36は本体ケース34に内蔵された電
動モータ38により回転駆動されるように構成されてい
る。本体ケース34内には電動モータ38の回転角度を
検出する位置センサ24が設けられており、位置センサ
24にはレゾルバタイプのものが用いられている。
【0018】本体ケース34は振子梁2にピン連結され
ており、また、その外周には姿勢センサ28が取り付け
られている。姿勢センサ28には、作動トランス型スト
ロークセンサを用いており、姿勢センサ28のロッド4
0の先端とアクチュエータ22のロッド30の先端とは
連結部材42により連結されている。
【0019】姿勢センサ28は絶対的なロッド40の位
置を検出することができる構成のもので、ロッド40に
は所定位置に予め0点マークが記されており、姿勢セン
サ28はロッド40がこの0点マークよりも突き出され
ているのか、あるいは、引き込まれているのかに応じた
信号を出力する。
【0020】アクチュエータ22、位置センサ24、姿
勢センサ28は、電子制御回路50に接続されており、
電子制御回路50は、周知のCPU52、ROM54、
RAM56等を中心に論理演算回路として構成され、外
部と入出力を行う入出力回路58がコモンバス60を介
して相互に接続されている。
【0021】CPU52は、位置センサ24、姿勢セン
サ28からの信号を入出力回路58を介して入力し、こ
れらの信号及びROM54、RAM56内のデータや予
め記憶された制御プログラムに基づいてCPU52は、
入出力回路58を介してアクチュエータ22に駆動信号
を出力する。
【0022】次に、前述した本実施形態の振子式鉄道車
両の制御装置の作動について、図2に示すフローチャー
トと共に説明する。まず、運転開始時には、各種の初期
値の設定を行ってから(ステップ100)、位置センサ
24等からの入力データを取得する(ステップ11
0)。そして、位置センサ24により検出された駆動量
を、変位量に変換する(ステップ120)。本実施形態
では、図14に示すように、車体1が水平な状態にある
ときを原点としている。変位量は、この原点からのずれ
量である。但し、原点設定完了までは、実際の原点がわ
からないため、運転開始時の位置を仮の原点とみなし、
アクチュエータの駆動を行う。
【0023】次に、後述する処理により設定される原点
設定種別フラグが何であるかを判断する(ステップ13
0)。そして、原点設定種別フラグは初期値に0が設定
されるので、ステップ140の処理に進み、原点設定開
始か否かを判断する。原点設定開始か否かの判断は、外
部からの原点設定開始信号により判断する。
【0024】開始すると判断したときには、原点設定種
別フラグをセットすると共に、原点設定状態フラグを0
にし、また、原点設定回数をセットする(ステップ15
0)。原点設定種別フラグや原点設定回数は、通常デフ
ォルト値としてメモリに記録されている値を使用し、外
部からその値を書き換えることで変更する。尚、ステッ
プ130〜150の処理の実行が、請求項9の発明にお
ける選択手段として働く。
【0025】原点設定種別フラグが1にセットされてい
るときには、絶対姿勢による原点設定処理(ステップ2
00)を実行する。絶対姿勢による原点設定処理を、図
3に示すフローチャートによって説明する。尚、この処
理が請求項1の発明に対応する。
【0026】まず、後述する設定回数カウンタの値が0
か否かを判断し(ステップ205)、0でないときには
後述する処理によりセットされるディレイタイマが0か
否かを判断する(ステップ210)。当初は0であるこ
とから、姿勢センサ28により検出される絶対的な姿勢
を読み込む(ステップ215)。そして、この読み込ん
だ姿勢に基づいて、車体1が水平となる方向にアクチュ
エータ22を駆動する信号を算出する(ステップ22
0)。これによって駆動されることにより、車体1は原
点に向かって移動する。
【0027】次に、ディレイタイマに予め設定された所
定の値をセットし(ステップ225)、設定回数カウン
タの設定回数をカウントダウンする(ステップ23
0)。そして、前記ステップ220の処理により設定さ
れた変位量に応じてアクチュエータ22を駆動制御する
(ステップ160)。
【0028】本制御処理を繰り返し実行し、ステップ2
10の処理により0でないと判断されると、ディレイタ
イマをカウントダウンする(ステップ235)。これに
より、ディレイタイマが0となるまで、ステップ21
0,235の処理を繰り返し、0となったときには、ス
テップ215以下の処理を繰り返して、姿勢センサ28
により検出される絶対的な姿勢を再び読み込み、車体1
が水平となる方向に制御する。
【0029】また、前述した処理をステップ230によ
り設定された設定回数だけ繰り返して実行し、繰り返し
実行して設定回数が0となったときには、ディレイタイ
マが0であるか否かを判断する(ステップ240)。設
定回数が0となった当初は、ディレイタイマが0でない
ことから、ディレイタイマをカウントダウンする(ステ
ップ245)。
【0030】本制御処理を繰り返し実行し、ディレイタ
イマが0となったときには、位置データを更新する(ス
テップ250)。即ち、姿勢センサ28により検出され
る絶対的な姿勢が水平となったときにアクチュエータ2
2の駆動が停止されて、車体1はその位置で停止する。
この位置を、位置センサ24から出力される信号の原点
として設定し、以後は、この原点を基準として変位量を
検出する。次に、原点設定種別フラグを0として、本原
点設定処理を終了する。
【0031】尚、原点は、車体1が水平である状態に限
らず、所定角度で傾斜した状態を原点としてもよい。ま
た、ステップ120の処理の実行が位置算出手段として
働き、ステップ210〜225の処理の実行が初期駆動
手段として働き、ステップ205,230の処理の実行
が繰り返し手段として働き、ステップ250の処理の実
行が原点設定手段として働く。
【0032】姿勢センサ28は、姿勢の検出に遅れが生
じるので、ディレイタイマを設けて、遅延時間経過後に
姿勢センサ28により検出される絶対的な姿勢が水平と
なるように制御する。また、遅延時間経過毎に、設定回
数に応じて繰り返すことにより、原点の検出精度が向上
する。
【0033】この絶対姿勢による原点設定処理による
と、姿勢センサ28により絶対的な姿勢を検出して、そ
の姿勢に応じて原点の設定を容易に行うことができる。
また、車体重心Gが転動面4の中心Oの上にある場合で
も、下にある場合でも同様に原点を設定できる。
【0034】一方、原点設定種別フラグに2がセットさ
れているときには、図2に示すように、全駆動量による
原点設定処理(ステップ300)を実行する。全駆動量
による原点設定処理を、図4に示すフローチャートによ
って説明する。尚、この処理が請求項3の発明に対応す
る。
【0035】この処理では、まず、原点設定状態フラグ
の状態を判断する(ステップ305)。原点設定状態フ
ラグは後述する処理によりセットされ、0であるときに
は左方向に傾斜させる処理を、1であるときには右方向
に傾斜させる処理を、2であるときには原点の設定処理
を示す。
【0036】最初は0にセットされているので、アクチ
ュエータ22を駆動して車体1を左方向に傾斜させる信
号をセットする(ステップ310)。これにより、本制
御処理を繰り返し、ステップ160の処理によりアクチ
ュエータ22が駆動されて、車体1が左方向に傾斜さ
れ、ストッパ部材12が規制部材16に突き当ると、そ
れ以上の傾斜は規制される。
【0037】この左端にまで達した状態となったか否か
を判断し(ステップ315)、左端となるまでステップ
305〜315の処理を繰り返す。左端となったか否か
は、例えば、位置センサ24からの信号の変化がなくな
ったか否かにより、あるいは、図示しないリミットスイ
ッチがオンとなったか否かにより判断するようにすれば
よい。
【0038】左端に達したときには、そのときまでに位
置センサ24から出力された信号から算出した駆動量を
記憶する(ステップ320)。この駆動量は運転を開始
したときの状態を基準として算出された値であり、運転
を開始したときの車体1の傾斜状態は毎回異なる。従っ
て、この駆動量は、単に運転を開始したときの傾斜状態
から左端に突き当たるまでの距離に過ぎない。
【0039】次に、原点設定状態フラグに1をセットし
て、再び、本原点設定処理を繰り返す。そして、原点設
定状態フラグは1であることから(ステップ305)、
アクチュエータ22を駆動して車体1を右方向に傾斜さ
せる信号をセットする(ステップ330)。これによ
り、本制御処理を繰り返し、ステップ160の処理によ
りアクチュエータ22が駆動されて、車体1が右方向に
傾斜され、ストッパ部材12が規制部材14に突き当る
と、それ以上の傾斜は規制される。
【0040】この右端にまで達した状態となったか否か
を判断し(ステップ335)、右端に達したときには、
そのときまでに位置センサ24から出力された信号から
算出した駆動量を記憶する(ステップ340)。そし
て、これらの駆動量から、左端から右端に至るまでの距
離である全駆動量を算出する。
【0041】そして、全駆動量の半分の値が右端から原
点までの距離であるので、その値を算出し、原点を割り
出す(ステップ345)。次に、原点設定状態フラグに
2をセットして(ステップ350)、本原点設定処理を
繰り返し実行する。ステップ305の処理により、原点
設定状態フラグが2であると判断されると、アクチュエ
ータ22を駆動して、右端から中央に向かって、全駆動
量の半分だけ移動する信号をセットする(ステップ35
5)。そして、ステップ160の処理により、車体1を
原点に向かって移動する。
【0042】全駆動量の半分だけ車体が移動されて、原
点への移動が完了したか否かを判断し(ステップ36
0)、移動が完了したときには、位置センサ24からの
信号から算出した駆動量をリセットする等により、その
位置でのデータを更新して原点とする(ステップ36
5)。次に、原点設定種別フラグに0をセットして原点
設定処理を終了する(ステップ370)。尚、ステップ
305〜350の処理の実行が初期駆動手段として働
き、ステップ355〜370の処理の実行が原点設定手
段として働く。
【0043】この駆動量による原点設定処理によると、
姿勢センサ28を設けなくても、原点の設定を容易に行
うことができ、構造が簡単になる。また、車体重心Gが
転動面4の中心Oの上にある場合でも、下にある場合で
も同様に原点を設定できる。更に、車体1が水平な軌道
上にない場合でも原点の設定ができる。
【0044】次に、原点設定状態フラグに3がセットさ
れている場合について説明する。3がセットされている
ときには、図2に示すように、半駆動量による原点設定
処理(ステップ400)を実行する。半駆動量による原
点設定処理を、図5に示すフローチャートによって説明
する。尚、この処理が請求項4の発明に対応する。
【0045】まず、原点設定状態フラグの状態を判断す
る(ステップ405)。原点設定状態フラグは後述する
処理の実行によりセットされ、0であるときには左方向
に傾斜させる処理を、1であるときには原点の設定処理
を示す。最初は0にセットされているので、アクチュエ
ータ22を駆動して車体1を左方向に傾斜させる信号を
セットする(ステップ410)。
【0046】これにより、本制御処理を繰り返し、ステ
ップ160の処理によりアクチュエータ22が駆動され
て、車体1が左方向に傾斜され、ストッパ部材12が規
制部材16に突き当ると、それ以上の傾斜は規制され
る。この左端にまで達した状態となったか否かを判断し
(ステップ415)、左端に達したときには、原点を割
り出す処理を行う(ステップ420)。
【0047】原点を両規制部材14,16の中間に設定
すると、その位置が左端からどれだけの距離にあるか
は、その構造により予め分かり、左端から全駆動量の半
分の位置を原点として設定できる。次に、原点設定状態
フラグに1をセットして(ステップ425)、本原点設
定処理を繰り返し実行する。
【0048】ステップ405の処理により、原点設定状
態フラグが1であると判断されると、アクチュエータ2
2を駆動して、左端から中央に向かって、全駆動量の半
分だけ移動する信号をセットする(ステップ430)。
そして、ステップ160の処理により、車体1を原点に
向かって移動する。
【0049】全駆動量の半分だけ車体が移動されて、原
点への移動が完了したか否かを判断し(ステップ43
5)、移動が完了したときには、位置センサ24からの
信号から算出した駆動量をリセットする等により、その
位置でのデータを更新する(ステップ440)。次に、
原点設定種別フラグに0をセットして原点設定処理を終
了する(ステップ445)。尚、ステップ405〜42
5の処理の実行が初期駆動手段として働き、ステップ4
30〜445の実行が原点設定手段として働く。
【0050】この半駆動量による原点設定処理による
と、姿勢センサ28を設けなくても、原点の設定を容易
に行うことができ、装置の構造が簡単になる。また、車
体重心Gが転動面4の中心Oの上にある場合でも、下に
ある場合でも同様に原点を設定できる。更に、車体1が
水平な軌道上にない場合でも原点の設定ができる。
【0051】次に、原点設定状態フラグに4がセットさ
れている場合について説明する。4がセットされている
ときには、図2に示すように、推力バランスによる原点
設定処理(ステップ500)を実行する。推力バランス
による原点設定処理を、図6に示すフローチャートによ
って説明する。尚、この処理が請求項5の発明に対応す
る。
【0052】図10に示すように、車体重心Gが転動面
4の中心Oよりも上にある場合、車体1の重量により、
車体1が傾斜したときに推力Fが作用する。この推力F
は、車体1の重量をmg、傾斜角をθとすると、下記式
で表される。また、この推力Fと傾斜角θとの関係は、
図11に示すグラフの関係にある。
【0053】F=mg・sinθ傾斜角θが大きくなれ
ば、推力Fも大きくなり、また、推力Fの絶対値は、左
右で対象となる。従って、左右で同じ大きさの推力f,
−fとなる位置P1,P2を求めれば、それらの中間点
は車体1が水平となる位置である。この中間点を求めて
原点として設定することができる。
【0054】そこで、まず、原点設定状態フラグの状態
を判断する(ステップ505)。原点設定状態フラグは
後述する処理によりセットされ、0であるときには左方
向に傾斜させる処理を、1であるときには右方向に傾斜
させる処理を、2であるときには原点の設定処理を示
す。
【0055】最初は0にセットされているので、アクチ
ュエータ22を駆動して車体1を左方向に所定推力−f
が作用する傾斜位置に移動する信号をセットする(ステ
ップ510)。例えば、推力Fにより車体1を傾斜させ
ようとする作用力に抗して、その傾斜位置を保持するよ
うにアクチュエータ22を駆動する。その際、アクチュ
エータ22には所定の駆動電流が供給され、駆動電流の
大きさを所定値に制御することにより、所定推力−fが
作用する傾斜位置に移動することができる。
【0056】本制御処理を繰り返し、ステップ160の
処理によりアクチュエータ22に所定の駆動電流を供給
して、車体1を左方向に傾斜させると共に、所定推力−
fが作用する傾斜位置に保持する。そして、所定推力−
fが作用している状態となったか否かを判断し(ステッ
プ515)、所定推力−fが作用する状態となるまでス
テップ505〜515の処理を繰り返す。所定推力−f
となっているか否かは、図示しない荷重センサ等により
検出するようにしてもよく、あるいは、アクチュエータ
22への供給電流により判断するようにしてもよい。
【0057】所定推力−fが作用した状態となったとき
には、そのときまでに位置センサ24から出力された信
号から算出した駆動量を記憶する(ステップ520)。
次に、原点設定状態フラグに1をセットして、再び、本
原点設定処理を繰り返す。そして、原点設定状態フラグ
は1であることから(ステップ505)、アクチュエー
タ22を駆動して車体1を右方向に所定推力fが作用す
る傾斜位置に移動する信号をセットする(ステップ53
0)。
【0058】続いて、所定推力fが作用している状態と
なったか否かを判断し(ステップ535)、所定推力f
が作用している状態となったときには、そのときまでに
位置センサ24から出力された信号から算出した駆動量
を記憶する(ステップ540)。そして、これらの駆動
量から、左側から右側の傾斜位置に至るまでの距離であ
る全駆動量を算出する。
【0059】そして、全駆動量の半分の値が原点の距離
であるので、その値を算出し、原点を割り出す(ステッ
プ545)。次に、原点設定状態フラグに2をセットし
て(ステップ550)、本原点設定処理を繰り返し実行
する。ステップ505の処理により、原点設定状態フラ
グが2であると判断されると、アクチュエータ22を駆
動して、右側から中央に向かって、全駆動量の半分だけ
移動する信号をセットする(ステップ555)。そし
て、ステップ160の処理により、車体1を原点に向か
って移動する。
【0060】全駆動量の半分だけ車体1が移動されて、
原点への移動が完了したか否かを判断し(ステップ56
0)、移動が完了したときには、位置センサ24からの
信号から算出した駆動量をリセットする等により、その
位置でのデータを更新する(ステップ565)。次に、
原点設定種別フラグに0をセットして原点設定処理を終
了する(ステップ570)。尚、ステップ505〜55
0の処理の実行が初期駆動手段として働き、ステップ5
55〜570の処理の実行が原点設定手段として働く。
【0061】この推力バランスによる原点設定処理によ
ると、姿勢センサ28を設けなくても、原点の設定を容
易に行うことができ、装置の構造が簡単になる。また、
車体重心Gが転動面4の中心Oの上にある場合でも、下
にある場合でも同様に原点を設定できる。尚、この場合
には、車体1は水平な軌道上にある必要がある。
【0062】次に、原点設定状態フラグに5がセットさ
れている場合について説明する。5がセットされている
ときには、図2に示すように、所定位置推力による原点
設定処理(ステップ600)を実行する。所定位置推力
による原点設定処理を、図7に示すフローチャートによ
って説明する。尚、この処理が請求項6の発明に対応す
る。
【0063】まず、原点設定状態フラグの状態を判断す
る(ステップ605)。原点設定状態フラグは後述する
処理の実行によりセットされ、0であるときには左方向
に傾斜させる処理を、1であるときには原点の設定処理
を示す。最初は0にセットされているので、アクチュエ
ータ22を駆動して車体1を左方向に所定推力−fが作
用する傾斜位置に移動する信号をセットする(ステップ
610)。
【0064】本制御処理を繰り返し、ステップ160の
処理によりアクチュエータ22に所定の駆動電流を供給
して、車体1を左方向に傾斜させると共に、所定推力−
fが作用する傾斜位置に保持する。そして、所定推力−
fが作用している状態となったか否かを判断し(ステッ
プ615)、所定推力−fが作用する状態となるまでス
テップ605〜615の処理を繰り返す。
【0065】所定推力−fとなっているか否かは、図示
しない荷重センサ等により検出するようにしてもよく、
あるいは、アクチュエータ22への供給電流により判断
するようにしてもよい。所定推力−fが作用した状態と
なったときには、原点を割り出す処理を行う(ステップ
620)。図11に示すように、所定推力−fが作用す
る傾斜位置は、予めその構造から分かるので、その関係
を実験等により求めておくことにより、所定推力−fが
作用する傾斜位置と原点との距離を予め設定することが
できる。これにより、所定推力−fが作用する傾斜位置
から原点を割り出すことができる。
【0066】次に、原点設定状態フラグに1をセットし
て(ステップ625)、本原点設定処理を繰り返し実行
する。ステップ605の処理により、原点設定状態フラ
グが1であると判断されると、アクチュエータ22を駆
動して、所定推力−fが作用する傾斜位置から予め設定
された原点までの駆動量を移動する信号をセットする
(ステップ630)。そして、ステップ160の処理に
より、車体1を原点に向かって移動する。
【0067】車体1が移動されて、原点への移動が完了
したか否かを判断し(ステップ435)、移動が完了し
たときには、位置センサ24からの信号から算出した駆
動量をリセットする等により、その位置でのデータを更
新する(ステップ640)。次に、原点設定種別フラグ
に0をセットして原点設定処理を終了する(ステップ6
45)。尚、ステップ605〜625の処理の実行が初
期駆動手段として働き、ステップ630〜645の処理
の実行が原点設定手段として働く。
【0068】この所定位置推力による原点設定処理によ
ると、姿勢センサ28を設けなくても、原点の設定を容
易に行うことができ、装置の構造が簡単になる。また、
車体重心Gが転動面4の中心Oの上にある場合でも、下
にある場合でも同様に原点を設定できる。尚、この場合
も、車体1は水平な軌道上にある必要がある。
【0069】次に、原点設定状態フラグに6がセットさ
れている場合について説明する。6がセットされている
ときには、図2に示すように、推力0位置による原点設
定処理(ステップ700)を実行する。推力0位置によ
る原点設定処理を、図8に示すフローチャートによって
説明する。尚、この処理が請求項7の発明に対応する。
【0070】車体1が水平状態にあるときを原点とした
ときに、原点付近で車体1をゆっくり一定速度で左右に
傾斜させると、摩擦によるヒステリシスにより、推力が
0となる位置は原点と一致しない。このときの位置Pと
推力Fの関係をグラフで示すと図12のようになる。
【0071】推力が0になる位置が移動方向によって変
わるので、これら推力が0となる位置P1,P2の幅は
摩擦係数等によっても変わるが、原点に対して対称とな
る。従って、位置P1,P2を検出すると、その中間点
が原点となり、推力が0となる位置P1,P2は、推力
の方向の反転により判断すると、検出が容易である。こ
れは、車体重心Gが転動面4の中心Oよりも上にある場
合でも、また、下にある場合でも同様である。
【0072】そこで、まず、原点設定状態フラグの状態
を判断する(ステップ705)。原点設定状態フラグは
後述する処理によりセットされ、0であるときには推力
が0となる方向に傾斜させる処理を、1であるときには
逆方向に傾斜させる処理を、2であるときには原点の設
定処理を示す。
【0073】最初は0にセットされているので、推力方
向のチェックを行う(ステップ710)。推力方向のチ
ェックは、例えば、一旦、アクチュエータ22を駆動し
て、車体1を左右に傾斜させる。そのときに、推力が反
転するので、それによりどちらの方向に車体1を傾斜さ
せると、推力が反転する位置となるかが分かる。また、
推力の検出は、アクチュエータ22への供給電流の大小
により判断する場合や、推力を検出する荷重センサ等に
より検出する場合でもよい。
【0074】次に、推力が0となる方向へアクチュエー
タ22を駆動する信号をセットする(ステップ71
5)。本制御処理を繰り返し、ステップ160の処理に
よりアクチュエータ22を駆動して、車体1を傾斜させ
る。そして、推力が反転したか否かを判断し(ステップ
720)、推力が反転するまでステップ705〜720
の処理を繰り返す。
【0075】推力が反転したと判断されたときには、そ
のときまでに位置センサ24から出力された信号から算
出した駆動量を記憶する(ステップ725)。次に、原
点設定状態フラグに1をセットして(ステップ73
0)、再び、本原点設定処理を繰り返す。
【0076】そして、原点設定状態フラグは1であるこ
とから(ステップ705)、アクチュエータ22を駆動
して車体1を逆方向に傾斜する信号をセットする(ステ
ップ735)。続いて、推力が反転したか否かを判断し
(ステップ740)、反転したときには、そのときまで
に位置センサ24から出力された信号から算出した駆動
量を記憶する(ステップ745)。そして、これらの駆
動量から、その間での全駆動量を算出する。そして、全
駆動量の半分の値が原点の距離であるので、その値を算
出し、原点を割り出す(ステップ750)。次に、原点
設定状態フラグに2をセットして(ステップ755)、
本原点設定処理を繰り返し実行する。
【0077】ステップ705の処理により、原点設定状
態フラグが2であると判断されると、アクチュエータ2
2を駆動して、全駆動量の半分だけ移動する信号をセッ
トする(ステップ760)。そして、ステップ160の
処理により、車体1を原点に向かって移動する。
【0078】全駆動量の半分だけ車体1が移動されて、
原点への移動が完了したか否かを判断し(ステップ76
5)、移動が完了したときには、位置センサ24からの
信号から算出した駆動量をリセットする等により、その
位置でのデータを更新する(ステップ770)。次に、
原点設定種別フラグに0をセットして原点設定処理を終
了する(ステップ775)。尚、ステップ705〜75
5の処理の実行が初期駆動手段として働き、ステップ7
60〜775の処理の実行が原点設定手段として働く。
【0079】この推力0位置による原点設定処理による
と、姿勢センサ28を設けなくても、原点の設定を容易
に行うことができ、装置の構造が簡単になる。また、車
体重心Gが転動面4の中心Oの上にある場合でも、下に
ある場合でも同様に原点を設定できる。尚、この場合に
は、車体1は水平な軌道上にある必要がある。
【0080】次に、原点設定状態フラグに7がセットさ
れている場合について説明する。7がセットされている
ときには、図2に示すように、セーフティロックによる
原点設定処理(ステップ800)を実行する。セーフテ
ィロックによる原点設定処理を、図9に示すフローチャ
ートによって説明する。尚、この処理が請求項8の発明
に対応する。
【0081】例えば、ストッパ部材12を図示しないシ
リンダにより両側から挟んで、車体1の傾斜を規制する
と共に、車体1を水平状態に保持するセーフティロック
機構を備えている鉄道車両もある。セーフティロック機
構を動作させることにより、原点で車体1を保持するこ
とができる。
【0082】そこで、まず、セーフティロック機構を動
作させて、その動作が完了したか否かを判断する(ステ
ップ805)。動作が完了するまで待機し、動作が完了
したときには、位置センサ24からの信号から算出した
駆動量をリセットする等により、その位置でのデータを
更新する(ステップ810)。次に、原点設定種別フラ
グに0をセットして原点設定処理を終了する(ステップ
815)。尚、ステップ805〜815の処理の実行が
原点設定手段として働く。
【0083】このセーフティロックによる原点設定処理
によると、姿勢センサ28を設けなくても、原点の設定
を容易に行うことができ、装置の構造が非常に簡単にな
る。また、車体重心Gが転動面4の中心Oの上にある場
合でも、下にある場合でも同様に原点を設定できる。更
に、車体1が水平な軌道上にない場合でも設定できる。
【0084】以上本発明はこの様な実施形態に何等限定
されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々なる態様で実施し得る。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の振子式鉄道
車両の制御装置は、原点の設定が容易にできるという効
果を奏する。また、車体重心が転動面の中心の上にある
場合でも、下にある場合でも同様に原点を設定できる。
更に、請求項1の発明によると、姿勢センサにより絶対
的な姿勢を検出して、その姿勢に応じて原点の設定を容
易に行うことができる。請求項3の発明によると、姿勢
センサを設けなくても、原点の設定を容易に行うことが
できるので構造が簡単になり、車体が水平な軌道上にな
い場合でも原点の設定ができる。請求項4の発明による
と、更に、原点の設定を短時間で行うことができる。
【0086】請求項5,7の発明によると、姿勢センサ
を設けなくても、原点の設定を容易に行うことができる
ので構造が簡単になり、請求項6の発明によると、更
に、原点の設定を短時間で行うことができる。請求項8
の発明によると、姿勢センサを設けなくても、原点の設
定を容易に行うことができるので構造が簡単になり、車
体が水平な軌道上にない場合でも原点の設定ができ、更
に、原点の設定を短時間で行うことができる。
【0087】請求項9の発明によると、原点の設定を選
択することができるので、そのときの状態に適した原点
の設定ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての振子式鉄道車両の
制御装置の概略構成図である。
【図2】本実施形態の電子制御回路において行われるア
クチュエータ制御処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図3】本実施形態の電子制御回路において行われる絶
対姿勢による原点設定処理の一例を示すフローチャート
である。
【図4】本実施形態の電子制御回路において行われる駆
動量による原点設定処理の一例を示すフローチャートで
ある。
【図5】本実施形態の電子制御回路において行われる半
駆動量による原点設定処理の一例を示すフローチャート
である。
【図6】本実施形態の電子制御回路において行われる推
力バランスによる原点設定処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図7】本実施形態の電子制御回路において行われる所
定位置推力による原点設定処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図8】本実施形態の電子制御回路において行われる推
力0位置による原点設定処理の一例を示すフローチャー
トである。
【図9】本実施形態の電子制御回路において行われるセ
ーフティロックによる原点設定処理の一例を示すフロー
チャートである。
【図10】本実施形態の車体に作用する推力を説明する
説明図である。
【図11】本実施形態の車体の傾斜角と推力の関係を示
すグラフである。
【図12】本実施形態の摩擦によるヒステリシスを示す
グラフである。
【図13】車体の重心が転動面の中心より下にある鉄道
車両の概略構成図である。
【図14】車体の重心が転動面の中心より上にある鉄道
車両の概略構成図である。
【図15】本実施形態のアクチュエータの拡大断面図で
ある。
【符号の説明】
1…車体 2…振子梁 4…転動面 6…台車枠 12…ストッパ部材 14,16…規制部材 8,10…コロ 22…アクチュエータ 24…位置センサ 28…姿勢センサ 50…電子制御回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
    に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
    機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
    検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
    る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
    算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
    記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
    式鉄道車両の制御装置において、 前記原点に対して絶対的な姿勢位置を検出する姿勢セン
    サと、 前記姿勢センサにより検出される姿勢位置に基づいて、
    前記アクチュエータを制御し前記車体を駆動制御する初
    期駆動手段と、 前記初期駆動手段による駆動制御を複数回繰り返す繰り
    返し手段と、 前記繰り返し後の位置を前記原点として設定する原点設
    定手段とを備えたことを特徴とする振子式鉄道車両の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 前記姿勢センサは、前記原点に対して前
    記車体の絶対的なストローク位置を検出するストローク
    センサであることを特徴とする請求項1記載の振子式鉄
    道車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
    に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
    機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
    検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
    る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
    算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
    記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
    式鉄道車両の制御装置において、 前記アクチュエータを駆動して、前記車体を左右傾斜端
    に傾斜させる初期傾斜手段と、 前記初期傾斜手段により前記左右傾斜端に傾斜させたと
    きの前記位置センサにより検出される全駆動量に応じて
    算出した位置を前記原点として設定する原点設定手段と
    を備えたことを特徴とする振子式鉄道車両の制御装置。
  4. 【請求項4】 車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
    に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
    機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
    検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
    る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
    算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
    記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
    式鉄道車両の制御装置において、 前記アクチュエータを駆動して、前記車体を一方の傾斜
    端に傾斜させる初期傾斜手段と、 前記初期傾斜手段により前記一方の傾斜端に傾斜させた
    ときに、予め設定された変位量に応じて算出した位置を
    前記原点として設定する原点設定手段とを備えたことを
    特徴とする振子式鉄道車両の制御装置。
  5. 【請求項5】 車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
    に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
    機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
    検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
    る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
    算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
    記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
    式鉄道車両の制御装置において、 重力による前記車体の傾斜推力が左右で同じとなる傾斜
    位置に、前記アクチュエータを駆動して傾斜させる初期
    傾斜手段と、 前記初期傾斜手段により左右に傾斜させたときの前記位
    置センサにより検出される全駆動量に応じて算出した位
    置を前記原点として設定する原点設定手段とを備えたこ
    とを特徴とする振子式鉄道車両の制御装置。
  6. 【請求項6】 車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
    に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
    機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
    検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
    る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
    算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
    記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
    式鉄道車両の制御装置において、 重力による前記車体の傾斜推力が予め設定された推力と
    なる傾斜位置に、前記アクチュエータを駆動して前記車
    体を傾斜させる初期傾斜手段と、 前記初期傾斜手段により前記傾斜位置に傾斜させたとき
    に、予め設定された変位量に応じて算出した位置を前記
    原点として設定する原点設定手段とを備えたことを特徴
    とする振子式鉄道車両の制御装置。
  7. 【請求項7】 車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
    に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
    機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
    検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
    る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
    算出する位置算出手段とを有し、前記変位量に応じて前
    記アクチュエータを制御し、前記車体を傾斜させる振子
    式鉄道車両の制御装置において、 前記アクチュエータを駆動して前記車体の傾斜推力の方
    向が反転する傾斜位置を通過させる初期傾斜手段と、 前記初期傾斜手段により左右に傾斜された際の前記傾斜
    推力が零となる前記傾斜位置での前記位置センサにより
    検出される全駆動量に応じて算出した位置を前記原点と
    して設定する原点設定手段とを備えたことを特徴とする
    振子式鉄道車両の制御装置。
  8. 【請求項8】 車体を台車枠に傾斜可能に支持すると共
    に、前記車体を傾斜させるアクチュエータを備えた振子
    機構と、前記アクチュエータによる前記車体の駆動量を
    検出する位置センサと、前記位置センサにより検出され
    る前記駆動量に基づいて原点からの前記車体の変位量を
    算出する位置算出手段と、前記車両の傾斜を予め設定さ
    れた位置で規制するセーフティロック機構とを有し、前
    記変位量に応じて前記アクチュエータを制御し、前記車
    体を傾斜させる振子式鉄道車両の制御装置において、 前記セーフティロック機構により前記車両の傾斜を規制
    したときの位置を前記原点として設定する原点設定手段
    を備えたことを特徴とする振子式鉄道車両の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし前記請求項8に記載
    の前記初期傾斜手段及び前記原点設定手段を複数組備
    え、該複数組を選択的に切り換える選択手段を備えたこ
    とを特徴とする振子式鉄道車両の制御装置。
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