JPH11290694A - 光触媒体及びこれを含有してなる光触媒性組成物 - Google Patents
光触媒体及びこれを含有してなる光触媒性組成物Info
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Abstract
て持続する光触媒体を提供する。 【解決手段】 リン酸カルシウム系化合物担体に光触媒
酸化チタンを担持せしめてなり、下記式を満足すること
を特徴とする。 (a)0.1≦dx1≦20(μm) (b)0.01≦dx2≦1(μm) (c)50≦Sw1≦500(m2/g) x1:SEM写真により測定した平均粒子径(μm) dx2:水銀圧入法により測定した平均細孔径(μm) Sw1:窒素吸着法によるBET比表面積(m2/g)
Description
系化合物を担体として、光触媒作用のある酸化チタンを
担持せしめた光触媒体及び該光触媒体を含有してなる光
触媒性組成物に関する。
ドギャップ以上のネルギーを持つ波長の光を照射する
と、光励起により伝導帯に電子を、価電子帯に正孔を生
じるが、この光励起して生成する電子と正孔の高い還元
力および酸化力を利用して、抗菌抗黴性、防汚性、有機
物の分解あるいは脱臭、NOx低減能などの用途への利
用が各方面から提案されている。また、該酸化チタン
は、粉末として取り出す場合、1次粒子径が小さいため
粒子間の相互作用により凝集度が大きくなるため、加工
性、コスト面から1次粒子径を保持したゾルまたはスラ
リーのものも用いられている。
機系材料においては、直接、該酸化チタン粉末又はゾ
ル、スラリーを塗布焼結し密着させればよいが、例えば
プラスチックス、ゴム、紙、塗料などの有機系材料を含
む用途に配合した場合、酸化チタンの強い酸化力が、着
色や劣化等を引き起こす点等の問題がある。このような
劣化に対して、特開平2−280818号公報や特開平
3−94814号公報では、セラミック繊維等の無機系
材料を使用しているが、有機系材料は使用できないため
素材の自由性が著しく制限されてしまう。
れるハイドロキシアパタイトは、研磨剤、製紙用顔料も
しくは填剤、塗料用顔料、プラスチックス、ゴム又はフ
ィルム用填剤、食品添加剤、化粧品などに有用である
他、むし歯予防歯磨き剤として実用化されており、また
生化学の分野でアミノ酸やタンパク質等の特異的吸着剤
として利用されている。
タイトが提案されており、特開平8−165208号公
報では、0.3μm以下のセラミックス抗菌剤に光触媒
酸化チタンを併用混合させる方法が提案されているが、
そのようなハイドロキシアパタイト抗菌剤は、銀イオン
を焼成して金属銀にするため比表面積が低下してしまう
上に、一次粒子が凝集したコロイド状と小さく、各種媒
体ミルで酸化チタンを混合した場合、凝集したハイドロ
キシアパタイト内に酸化チタンが取り込まれ光触媒作用
の効率が低下する等の問題点が多い。また、各種バイン
ダーを添加したり、スプレードライヤー等を用いて造粒
又は顆粒にしたものに対しても、前記したように酸化チ
タンが造粒粒子中に取り込まれる結果、光による触媒作
用が低下するばかりでなく、均一で微粒な粒子を作成す
ることはできない。
来の欠点を克服するため、有機系材料の劣化を抑制し、
NOx等の有害物質を吸収し、且つ光触媒作用で分解促
進を同時に満たす光触媒体を簡便かつ安価に提供するこ
とを目的とする。
を解決すべく鋭意検討した結果、リン酸カルシウム系化
合物を担体とし、該担体に光触媒酸化チタンを担持せし
めた光触媒体を用いることによりその目的を達成しうる
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
系化合物からなる担体に光触媒酸化チタンを担持せしめ
てなり、下記の式を満足することを特徴とする光触媒体
を内容とする。 (a)0.1≦dx1≦20(μm) (b)0.01≦dx2≦1(μm) (c)50≦Sw1≦500(m2/g) 但し、 dx1:走査型電子顕微鏡(SEM)写真により測定し
た粒子の平均粒子径(μm) dx2:水銀圧入法により測定した細孔分布により求め
た粒子の平均細孔径(μm) Sw1:窒素吸着法によるBET比表面積(m2/g) 本発明の第2は、上記光触媒体を含有してなる光触媒性
組成物を内容とする。
は、光触媒作用のあるものなら特に制限されないが、1
次粒子径が小さいほど少量で効果があり触媒作用も高く
なることから、好ましくは透過型電子顕微鏡(TEM)
写真により測定した平均粒子径dx3が0.05μm以
下が好ましく、1次粒子径が分散保持されたゾルまたは
スラリーが好適である。更には、後述する水銀圧入法に
より測定した細孔分布により求めた粒子の平均細孔径d
x2以下であることが好ましい。結晶形態はアナターゼ
型及びルチル型のどちらでも構わないが、アナターゼ型
の方がバンドギャップが大きく、触媒作用が高いためよ
り好ましい。
ウム系化合物は、特開平9−25108号公報で開示さ
れているものが例示される。また、リン酸カルシウム系
化合物として特に制限はないが、非晶質リン酸カルシウ
ム(ACP)、リン酸三カルシウム(TCP)、リン酸
水素カルシウム(DCP)、リン酸水素カルシウム二水
和物(DCPD)、フッ素アパタイト(FCP)、塩素
アパタイト(CAP)、Ca10(PO4 )6 (OH)2
で表されるヒドロキシアパタイト(HAP)等が例示で
き、これらは単独又は2種以上組み合わせて使用される
が、安定性が最も高いヒドロキシアパタイトが特に好適
である。本発明における酸化チタンのリン酸カルシウム
系化合物への担持方法は、前記公報に記載のごとく作成
したリン酸カルシウム系化合物スラリーに酸化チタンを
添加すればよい。担体に対する酸化チタンの担持量は、
多いほど光触媒作用が得られやすいが、担体の1次粒子
径によっても異なるが、通常1〜100重量%、好まし
くは5〜70重量%、より好ましくは10〜50重量%
である。1重量%未満では、光触媒効果を十分に発揮さ
せることができず、100重量%を越えると、コスト高
になるばかりか、酸化チタンを十分担持できず、脱落の
原因や担体粒子の均一性、比表面積に悪影響及ぼす傾向
がある。
EM)写真により測定した粒子の平均粒子径dx1は、
0.1〜20μmである。平均粒子径dx1が0.1未
満になると1次粒子径の分散性が保持できず、凝集して
酸化チタンを均一にあるいは十分に担持できず、満足な
光触媒作用を得ることができない。また、20μmを越
える場合は、光触媒作用においては別段問題ないが、特
に合成樹脂用途において成形品の表面が荒れてしまった
り、粒子が脱落し易いため用途が限定される。更に、本
発明の光触媒体は、走査型電子顕微鏡(SEM)写真に
より測定した粒子表面に存在する平均細孔径dx4が、
0.01〜1μmであることが好ましい。
した細孔分布により求めた粒子の平均細孔径dx2は、
0.01〜1μmである。平均細孔径が0.01μm未
満の場合は、酸化チタンを担持保持することができず、
脱落等の原因になる。また、1μmを越える場合は、逆
に孔が大き過ぎるため、酸化チタンを均一に担持せしめ
るためには酸化チタンの量が多くなり、コスト高になる
ばかりでなく、十分に担持保持できず脱落等の原因にな
る。
T比表面積は、50〜500(m2/g)である。BET
比表面積が50(m2/g)未満の場合は、有害物質等の
吸着性あるいは良好な担持が得られない。また、500
(m2/g)を越える場合は、吸着性が高くなり過ぎ、酸
化チタンを均一担持せしめるためには多量の酸化チタン
が必要なためコスト高になるばかりでなく、酸化チタン
が担体の奥に入りこんでしまい十分な触媒作用が得られ
い。
ら、光触媒体は以下の式(e)〜(h)の特徴を兼備す
ることが好ましい。 (g)1≦α≦5 但し α=d50/dx1 (h)0≦β≦2 但し β=(d90−d10)/
d50 (i)95≦ω1≦99(%) (j)70≦ω2≦95(%) 但し、 α :分散係数 d50:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計
により測定した粒子の50%平均粒子径(μm) β :シャープネス d90:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計
により測定した粒子のふるい通過側累計90%粒子径
(μm) d10:マイクロトラックFRAレーザー式粒度分布計
により測定した粒子のふるい通過側累計10%粒子径
(μm) ω1 :JISK5101−91 20.1 顔料試験
方法の静置法による見掛け比容(ml/g)を測定し、
下記の式(h)により計算した静置空隙率(%) ω2:試料0.5gを断面積2cm2 の円筒に充填し、3
0kg/cm2 の圧力で30秒間加圧し、その厚みをノギス
で測定し、下記の式(i)より計算した加圧空隙率
(%)
ルシウム系化合物からなる光触媒体は、分散性、安定性
等、耐候性をさらに高めるため、あるいは目的用途に応
じ、繊維素化合物、シロキサン化合物、脂肪酸、樹脂
酸、アクリル酸、メタクリル酸、シュウ酸、クエン酸、
酒石酸等の有機酸、燐酸、縮合燐酸、フッソ酸等の無機
酸、それら有機酸、無機酸のポリマー、それら有機酸、
無機酸の塩、又はそれら有機酸、無機酸のエステル類等
の表面処理剤、界面活性剤等の分散剤、チタネートカッ
プリング剤、シランカッブリング剤等のカップリング
剤、界面活性剤等の分散剤、光安定剤等を1種又は2種
以上用い、常法に従い添加又は表面処理しても差し支え
ない。また、リン酸カルシウム系化合物担体と酸化チタ
ンとの固着力を一層高めるため、無機系接着剤、有機系
接着剤等の各種バインダーを使用しても差し支えない。
更にAg、Cu等を含む抗菌性を有する金属もしくは酸
化物や錯体物等、又は光触媒作用を助長させる目的で、
シリカ等の高比表面積の粉末の添加、Al等の3価元素
ドーピング等に併用しても何ら差し支えない。
燥解砕し、粉末にして各種用途に用いることができるこ
とはもちろん、用途に応じて水スラリーの状態、あるい
は他の溶媒系でのスラリーとしても有用である。
体の固着力及び光触媒作用がさらに高くなるように、前
記した方法で粉末化させたものを50〜700℃、好ま
しくは100〜500℃、さらに好ましくは200〜3
00℃で熱処理すると一層効果的である。焼成温度が7
00℃を越える場合は、担体の比表面積が著しく低下す
るだけでなく酸化チタンの結晶形態がアナターゼ−型か
らルチル型に転位してしまい光触媒作用の効率も低下す
るので好ましくない。また焼成温度が50℃未満では、
十分な焼成効果が得られない。
ング材料等に配合され光触媒性組成物とされる。合成樹
脂としては特に限定されないが、特に有用である合成樹
脂として、熱可塑性樹脂では、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル
酸エステル、ポリアクリル酸アミド、ポリエステル、ポ
リアクリロニトリル、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン等が挙げられ、熱硬化性樹脂ではフェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
アルキド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、珪素樹脂
等が挙げられる。また、フィルム、繊維用途に関して
は、特にポリオレフィンや飽和ポリエステル、ポリエチ
レンが好適である。合成樹脂製品としては具体的には、
プラスチック成形品、塗料、シーラント、インク等であ
り、その他、製紙、ゴム、天然繊維等に使用可能であ
る。
菌用途に用いられる他の粒子、例えば工業用途では、酸
化チタン、タルク、シリカ、硫酸バリウム等、抗菌用途
では銀、硝酸銀、銅等の銀や銅系の化合物、遠赤外線放
射物質等を併用しても何ら差し支えない。本発明の光触
媒体は、優れた吸収(着)性と分解性とを長期に亘って
持続し、合成樹脂等に練り込まれたり、コーティング材
料に配合され合成樹脂成形品等にコーティングされるこ
とにより、抗菌性、抗臭性、空気浄化性等に優れた照明
カバー、ガラス、空調機、建築資材、サニタリー、トイ
レタリー等を提供することができる。
に具体的に説明するが、これらは本発明を何ら限定する
ものではない。
ムの水懸濁液A及びBの調製方法 炭酸カルシウムの水懸濁液A 比重1.055で温度が8℃の石灰乳(水酸化カルシウ
ムの水懸濁液)7000リッターに、炭酸ガス濃度27
重量%の炉ガスを24m3 の流速で導通しpH9まで炭
酸化反応を行い、その後40〜50℃で5時間攪拌熟成
を行うことにより粒子間のアルカリを溶出させpH1
0.8として分散させ、電子顕微鏡写真より測定した平
均粒子径0.05μmで粒度分布測定器(株式会社島津
製作所製SA−CP3)により測定した平均粒子径が
0.48μmである炭酸カルシウムの水懸濁液Aを調製
した。
ーSSS」(1.2m2/g)に水を添加混合後、TKホモ
ミキサー(5000rpm,15分間)にて攪拌分散さ
せて固形分濃度25重量%の電子顕微鏡写真より測定し
た平均粒子径3μmで粒度分布測定器(株式会社島津製
作所製SA−CP3)により測定した平均粒子径が3.
4μmである炭酸カルシウムの水懸濁液Bを調製した。
付きで、直径0.6mのタービン羽根1枚の攪拌機付き
の0.4m3ステンレスタンクに、希釈により濃度を調整
及び温調した上記炭酸カルシウムA、Bの水懸濁液を投
入し、攪拌下において燐酸の希釈水溶液を滴下混合し、
表1、表2に記載した熟成条件に従い撹拌を行いながら
熟成した。熟成終了後、表1、表2に記載した条件で撹
拌しながら光触媒酸化チタンを添加し、担持せしめた。
常法に従い、脱水、乾燥を行うことにより粒子表面が花
弁状多孔質ヒドロキシアパタイトで被覆された粒子に該
酸化チタンを担持した粒子D1〜D3(実施例1〜3)
とE1、E2(比較例1、2)を調製した。また、光触
媒酸化チタンを添加しないこと以外は、D1〜D3と同
様の方法で作成したリン酸カルシウム系化合物粒子F1
〜F3(比較例3〜5)を調製した。
の粉体物性を表3に、比較例1、2で調製された粒子E
1、E2及び比較例3〜4で調製された粒子F1〜F3
の粉体物性を表4に示す。表3より、本発明の光触媒体
である粒子D1〜D3は、優れた粒子の均一性、分散性
と高い比表面積、空隙率を持つことが確認される。
酸カルシウム化合物を構成する花弁状多孔質粒子の組成
と市販のヒドロキシアパタイトを比較するために、実施
例1の粒子D1のSEM写真(10000倍)を図1に
示す。図1より、本発明で得られた粒子は、花弁状構造
を有していることが確認される。また、X線回折より粒
子D1の組成は、リン酸カルシウム系化合物と炭酸カル
シウム(カルサイト)の他、微量のアナターゼ型酸化チ
タン以外は認められなかった。また、リン酸カルシウム
系化合物の主成分はヒドロキシアパタイト(HAP)で
あることが確認された。
後、各々温度250℃、800℃にて1時間熱処理を行
った得られた粒子D4、D5の粉体物性を表3に示す。
表3より、本発明の光触媒体である粒子D4、D5は、
優れた粒子の均一性、分散性と高い比表面積、空隙率を
持つことが確認される。また、粒子D4、D5をSEM
写真で観察したところ、実施例1で得たD1の粒子と全
く同じであることが確認された。さらにX線回折より、
D4、D5の順でリン酸カルシウム系化合物及び酸化チ
タンの強度が大きくなっていることが認められた。さら
に、D5の酸化チタンは一部ルチル型に転位しているこ
とが認められた。
実施例1と同様の製法で粒子D6のスラリーを得た。粒
子D6の粉体物性を表3に示す。表3より、本発明の光
触媒体である粒子D6は、優れた粒子の均一性、分散性
と高い比表面積、空隙率を持つことが確認できる。ま
た、粒子D6をSEM写真で観察したところ、実施例1
で得たD1の粒子とほぼ同じであることが確認できた。
さらにX線回折より、組成はリン酸カルシウム系化合物
と炭酸カルシウム(カルサイト)の他、アナターゼ型酸
化チタン以外認められなかった。また、リン酸カルシウ
ム系化合物の主成分はヒドロキシアパタイト(HAP)
であることが確認できた。
シアパタイト(米山化学工業株式会社製)(比較例
6)、市販の珪酸カルシウム(商品名:フローライト
R、徳山曹達株式会社製)、市販のA型ゼオライト(触
媒化成工業株式会社製)(比較例8)に酸化チタンを担
持させた粒子G1〜G3を調製した。これらの物性につ
いて表5に示す。
粒子(E1〜E2)、比較例6〜8の粒子(G1〜G
3)の担持性能を確認するため、各水スラリーを常温に
て24時間撹拌後、各水スラリーを常法に従って濾過後
乾燥を行った後、酸化チタンの担持量を蛍光X線を用い
て測定した。これらの結果を表6に示す。表6に示す通
り、本発明の光触媒体である粒子D1〜D6は、水への
溶出が低いことが確認できる。
物に対する分解性能を比較するため、オレフィン系樹脂
に光触媒酸化チタン単独を5重量%配合したフィルム
と、同一量の酸化チタンを含むように実施例1〜6の粒
子(D1〜D6)及び比較例1、2の粒子(E1、E
2)、比較例6〜8の粒子(G1〜G3)を配合したフ
ィルムとについて、担体のみの比較例3〜5の粒子(F
1〜F3)を配合したフィルムをブランクとして、それ
ぞれ屋外暴露にて引っ張り伸度の経時変化を測定した。
これらの結果を表7に示す。表7に示す通り、本発明の
光触媒体である粒子D1〜D6は酸化チタン単独と比べ
樹脂への劣化度が低く、一定に保つことが確認できる。
価 アンモニアを臭気物質として選択し、バイアル瓶中に上
記(2)の実験で用いた各フィルムをそれぞれ一定量入
れた。次いでアンモニアを一定量注入した後、均一にな
るよう気化させて、近紫外光(ブラックライト:2mW
/cm2 )の照射有り又は無しの条件下で所定時間経過後
のアンモニア濃度(初濃度300ppm )をガスクロマト
グラフ(GC)により測定した。その結果を表8に示
す。表8に示す通り、本発明の光触媒体である粒子D1
〜D6は、臭気物質をよく吸着・分解することが確認で
きる。
示法(スメラーテスト)に従い、タバコについての消臭
性能をテストした。
ン単独を30重量%配合したフィルムと、同一量の酸化
チタンを含むように実施例1〜6の粒子(D1〜D6)
及び比較例1、2の粒子(E1、E2)、比較例6〜8
の粒子(G1〜G3)を配合したフィルムを準備し、ま
た担体のみの比較例3〜5の粒子(F1〜F3)を配合
したフィルムをブランクとして準備し、各々容積500
ml三角フラスコ中にセットした。 着火したタバコの煙を使用した。 近紫外線照射(ブラックライト:2mW/cm2 )有り
又は無しの条件下で、タバコの煙を30秒間、該三角フ
ラスコに採取し、一定時間経過後の該三角フラスコ内の
臭気を官能によって下記の基準により6段階評価した。
子D1〜D6は、光末照射条件下においては消臭性能が
低く、さらに黄色に着色したが、光照射条件下では長期
に亘って優れた消臭性能を示し、また着色することな
く、非常に優れていることが確認できる。
応用展開(株式会社技術情報協会発行)」の第185頁
に記載の抗菌効果の測定法に準拠して、抗菌効果の評価
を行った。即ち、抗菌効果の無いバインダー樹脂に、光
触媒酸化チタン単独をコーティングしたものと、同一量
の酸化チタンを含むように実施例1〜6の粒子(D1〜
D6)及び比較例1、2の粒子(E1、E2)、比較例
6〜8の粒子(G1〜G3)をコーティングし、担体の
みの比較例3〜5の粒子(F1〜F3)をコーティング
したものをブランクとして抗菌性を評価した。表10の
結果から明らかなように、本発明の光触媒体である粒子
D1〜D6は、微弱な蛍光灯照射のもとで、酸化チタン
単独とほぼ同等の抗菌効果が得られた。
と分解性とを長期に亘って持続し、合成樹脂等に練り込
まれたり、コーティング材料に配合され合成樹脂成形品
等にコーティングされることにより、抗菌性、抗臭性、
大気浄化性等に優れた照明カバー、ガラス、空調機、建
築資材、サニタリー、トイレタリー等を提供することが
できる。
鏡写真(10000倍)である。
Claims (8)
- 【請求項1】 リン酸カルシウム系化合物からなる担体
に光触媒酸化チタンを担持せしめてなり、下記の式を満
足することを特徴とする光触媒体。 (a)0.1≦dx1≦20(μm) (b)0.01≦dx2≦1(μm) (c)50≦Sw1≦500(m2/g) 但し、 dx1:走査型電子顕微鏡(SEM)写真により測定し
た粒子の平均粒子径(μm) dx2:水銀圧入法により測定した細孔分布により求め
た粒子の平均細孔径(μm) Sw1:窒素吸着法によるBET比表面積(m2/g) - 【請求項2】 リン酸カルシウム系化合物からなる担体
に対して光触媒酸化チタンを1〜100重量%担持せし
めた請求項1記載の光触媒体。 - 【請求項3】 光触媒酸化チタンを担持せしめたリン酸
カルシウム系化合物を50〜700℃で熱処理してなる
請求項1記載の光触媒体。 - 【請求項4】 光触媒酸化チタンを担持せしめたリン酸
カルシウム系化合物を100〜500℃で熱処理してな
る請求項1記載の光触媒体。 - 【請求項5】 光触媒酸化チタンが下記の式を満足する
請求項1〜4のいずれか1項に記載の光触媒体。 (d)dx3≦0.05(μm) (e)dx3≦dx2 但し、 dx3:透過型電子顕微鏡(TEM)写真により測定し
た平均粒子径(μm) - 【請求項6】 更に下記の式を満足する請求項1〜5の
いずれか1項に記載の光触媒体。 (f)0.01≦dx4≦1(μm) 但し dx4:走査型電子顕微鏡(SEM)写真により測定し
た粒子表面に存在する平均細孔径 - 【請求項7】 リン酸カルシウム系化合物が化学式Ca
10(PO4 )6 (OH)2 のヒドロキシアパタイトであ
る請求項1〜6のいずれか1項に記載の光触媒体。 - 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光
触媒体を含有してなる光触媒性組成物。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11616798A JP3851443B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 光触媒体及びこれを含有してなる光触媒性組成物 |
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| JP11616798A JP3851443B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 光触媒体及びこれを含有してなる光触媒性組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11290694A true JPH11290694A (ja) | 1999-10-26 |
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|---|---|
| JP (1) | JP3851443B2 (ja) |
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