JPH11291146A - 電子写真用円筒部材の研削装置 - Google Patents
電子写真用円筒部材の研削装置Info
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- JPH11291146A JPH11291146A JP9457298A JP9457298A JPH11291146A JP H11291146 A JPH11291146 A JP H11291146A JP 9457298 A JP9457298 A JP 9457298A JP 9457298 A JP9457298 A JP 9457298A JP H11291146 A JPH11291146 A JP H11291146A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の心無し研削装置では、軟質金属材料の
円筒部材を研削した場合、加工表面に、いわゆるスクラ
ッチと呼ばれる、細かなキズが発生するという問題があ
った。 【解決手段】 研削砥石と調整砥石の間に被加工物を支
持するブレードを有し、ブレードと研削砥石と調整砥石
との3点で電子写真用円筒部材を支持しながら研削加工
を行う心無し研削装置において、ブレード内部に流通管
を設け、この流通管からブレード表面に向けて複数の噴
射孔をが設け、各噴射孔から被加工物に向かって流体を
高圧で噴射しながら被加工物をブレードから一定量の高
さで浮上させた状態で研削加工を行うと共に、噴射によ
って被加工物が上方へ飛ばされないようにブレードの対
向方向に被加工物の位置規制を行う被加工物抑制部材を
設けた。
円筒部材を研削した場合、加工表面に、いわゆるスクラ
ッチと呼ばれる、細かなキズが発生するという問題があ
った。 【解決手段】 研削砥石と調整砥石の間に被加工物を支
持するブレードを有し、ブレードと研削砥石と調整砥石
との3点で電子写真用円筒部材を支持しながら研削加工
を行う心無し研削装置において、ブレード内部に流通管
を設け、この流通管からブレード表面に向けて複数の噴
射孔をが設け、各噴射孔から被加工物に向かって流体を
高圧で噴射しながら被加工物をブレードから一定量の高
さで浮上させた状態で研削加工を行うと共に、噴射によ
って被加工物が上方へ飛ばされないようにブレードの対
向方向に被加工物の位置規制を行う被加工物抑制部材を
設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真装置に使
用される、例えば、感光ドラム、搬送ローラー、定着ロ
ーラーおよび現像スリーブなどの円筒部材の表面を研削
する研削装置に関するものであり、特に、前記円筒部材
を心無し研削加工によって、その外周面の真円度、真直
度、振れ精度、表面粗度を高精度に加工する際に使用す
る研削装置に関するものである。
用される、例えば、感光ドラム、搬送ローラー、定着ロ
ーラーおよび現像スリーブなどの円筒部材の表面を研削
する研削装置に関するものであり、特に、前記円筒部材
を心無し研削加工によって、その外周面の真円度、真直
度、振れ精度、表面粗度を高精度に加工する際に使用す
る研削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機、レーザー
ビームプリンタ、ファクシミリ、印刷機などの画像形成
装置において、その電子写真用の感光ドラムや現像スリ
ーブなどには、その基体として、表面が高精度(真円
度、真直度および表面粗度)で、所定の表面粗さに仕上
げられた円筒部材が用いられる。
ビームプリンタ、ファクシミリ、印刷機などの画像形成
装置において、その電子写真用の感光ドラムや現像スリ
ーブなどには、その基体として、表面が高精度(真円
度、真直度および表面粗度)で、所定の表面粗さに仕上
げられた円筒部材が用いられる。
【0003】そして、例えば、電子写真用感光ドラムの
場合は、研削加工にて仕上げられた円筒部材の表面に感
光膜を施すが、円筒部材の加工精度が低くて、表面に起
伏があったり、真円度や真直度が十分でないと、感光膜
に凹凸が生じ、このために、画像形成装置の使用に際し
て、画像に様々な欠陥が発生する。
場合は、研削加工にて仕上げられた円筒部材の表面に感
光膜を施すが、円筒部材の加工精度が低くて、表面に起
伏があったり、真円度や真直度が十分でないと、感光膜
に凹凸が生じ、このために、画像形成装置の使用に際し
て、画像に様々な欠陥が発生する。
【0004】従って、精度の高い画像形成装置を得るた
めには、まず、円筒部材の表面を起伏のない円筒面に加
工することが厳しく要求され、表面粗さ、真直度および
真円度にも極めて高い精度が必要である。
めには、まず、円筒部材の表面を起伏のない円筒面に加
工することが厳しく要求され、表面粗さ、真直度および
真円度にも極めて高い精度が必要である。
【0005】また、電子写真法、静電記録法などによっ
て、感光ドラムの感光膜では、その潜像担持体上に形成
された潜像は、現像スリーブに担持されて、潜像担持体
の表面に運ばれる現像剤によって、顕像化されるため
に、一成分、二成分現像剤、磁性、非磁性現像剤、さら
には、絶縁性、誘電性現像剤を問わず、これら現像剤を
担持して搬送する現像スリーブなどにも、その円筒部材
の表面粗さ、真直度、真円度などに、極めて高い精度が
必要である。
て、感光ドラムの感光膜では、その潜像担持体上に形成
された潜像は、現像スリーブに担持されて、潜像担持体
の表面に運ばれる現像剤によって、顕像化されるため
に、一成分、二成分現像剤、磁性、非磁性現像剤、さら
には、絶縁性、誘電性現像剤を問わず、これら現像剤を
担持して搬送する現像スリーブなどにも、その円筒部材
の表面粗さ、真直度、真円度などに、極めて高い精度が
必要である。
【0006】一般に、このような円筒部材の材料には、
純度が99.5%以上のAlやCuを0.05〜0.2
0%含むCu−Al合金や、Cuを0.05〜0.20
%とMnを1.0〜1.5%含むCu−Mn−Al合
金、あるいは、Siを0.20〜0.60%とMgを
0.45〜0.90%含むSi−Mg−Al合金などが
用いられる。そして、これら材料を押出、引抜工程を経
て、ある程度の形状精度になった円筒を得るのである。
純度が99.5%以上のAlやCuを0.05〜0.2
0%含むCu−Al合金や、Cuを0.05〜0.20
%とMnを1.0〜1.5%含むCu−Mn−Al合
金、あるいは、Siを0.20〜0.60%とMgを
0.45〜0.90%含むSi−Mg−Al合金などが
用いられる。そして、これら材料を押出、引抜工程を経
て、ある程度の形状精度になった円筒を得るのである。
【0007】しかし、このような引抜き円筒は、そのま
までは曲がりが大きく残っているため、通常は、この後
にロール矯正などを行い、所望の形状精度にまで仕上げ
る必要がある。その後、この円筒を所定の長さに切断
し、両端部のバリ除去、端面精度の向上の目的で、切削
加工により、円筒部材の端部を仕上げ、さらに必要に応
じて、円筒部材の外周面に切削加工や研削加工を行っ
て、所望の寸法精度を得るのである。特に、感光ドラム
や現像スリーブなどは、その表面性状や寸法精度が画像
の優劣を左右する重要なポイントになるため、非常に高
精度な加工方法を用いている。
までは曲がりが大きく残っているため、通常は、この後
にロール矯正などを行い、所望の形状精度にまで仕上げ
る必要がある。その後、この円筒を所定の長さに切断
し、両端部のバリ除去、端面精度の向上の目的で、切削
加工により、円筒部材の端部を仕上げ、さらに必要に応
じて、円筒部材の外周面に切削加工や研削加工を行っ
て、所望の寸法精度を得るのである。特に、感光ドラム
や現像スリーブなどは、その表面性状や寸法精度が画像
の優劣を左右する重要なポイントになるため、非常に高
精度な加工方法を用いている。
【0008】この切削加工の最も一般的なものとして
は、旋盤による精密切削がある。これは、通常の旋盤に
よる、いわゆる切削加工のことであるが、特に、電子写
真用の円筒部材、例えば感光ドラム用基体のように、加
工表面精度に対する要求が厳しい場合に、この精密切削
が行われる。
は、旋盤による精密切削がある。これは、通常の旋盤に
よる、いわゆる切削加工のことであるが、特に、電子写
真用の円筒部材、例えば感光ドラム用基体のように、加
工表面精度に対する要求が厳しい場合に、この精密切削
が行われる。
【0009】具体的な加工方法としては、ワーク(被加
工物)の両端を旋盤にチャッキングし、焼結ダイヤモン
ドあるいは天然単結晶ダイヤモンドのバイトで切削を行
う。このような特殊バイトを使用することにより、その
加工面は非常にきれいで、いわゆる鏡面のような加工面
を得ることができる。
工物)の両端を旋盤にチャッキングし、焼結ダイヤモン
ドあるいは天然単結晶ダイヤモンドのバイトで切削を行
う。このような特殊バイトを使用することにより、その
加工面は非常にきれいで、いわゆる鏡面のような加工面
を得ることができる。
【0010】また、その他の方法としては、心無し研削
盤を用いた心無し研削(センターレス研削)加工があ
る。この心無し研削は、一般には、図1に示すような研
削装置を用いて行われる。図1において、符号1は研削
砥石、2は調整砥石、3はブレード、4は被加工物(以
後、ワークと称する)5は研削装置本体側に固定されて
いるブレードベースを示す。
盤を用いた心無し研削(センターレス研削)加工があ
る。この心無し研削は、一般には、図1に示すような研
削装置を用いて行われる。図1において、符号1は研削
砥石、2は調整砥石、3はブレード、4は被加工物(以
後、ワークと称する)5は研削装置本体側に固定されて
いるブレードベースを示す。
【0011】研削は、ほぼ円柱状または円筒状に粗仕上
された被加工物を、ブレードの斜面に対して接触させる
と共に、矢印A方向に回転している調整砥石に接触した
状態で支持し、矢印B方向に高速回転する研削砥石によ
って被加工物の表面に切り込み、被加工物の研削を行な
う。ここでは、被加工物は、調整砥石とブレードの斜面
とに接した位置で安定に保持され、調整砥石の回転によ
って、矢印C方向に回転される。
された被加工物を、ブレードの斜面に対して接触させる
と共に、矢印A方向に回転している調整砥石に接触した
状態で支持し、矢印B方向に高速回転する研削砥石によ
って被加工物の表面に切り込み、被加工物の研削を行な
う。ここでは、被加工物は、調整砥石とブレードの斜面
とに接した位置で安定に保持され、調整砥石の回転によ
って、矢印C方向に回転される。
【0012】このように、矢印C方向に回転している被
加工物を、その周速よりも僅かに速い周速で矢印B方向
に回転している研削砥石に対して接近する方向に進ませ
ることで切り込みを行なうが、研削砥石、調整砥石、ブ
レードは、それぞれ、回転軸の軸線方向に関して真直
度、平行度とも、予め高精度に仕上げられ、取り付けら
れているため、被加工物の外周面が、真円度、真直度と
も高精度に研削加工され、正確な円筒面に研削加工され
る。
加工物を、その周速よりも僅かに速い周速で矢印B方向
に回転している研削砥石に対して接近する方向に進ませ
ることで切り込みを行なうが、研削砥石、調整砥石、ブ
レードは、それぞれ、回転軸の軸線方向に関して真直
度、平行度とも、予め高精度に仕上げられ、取り付けら
れているため、被加工物の外周面が、真円度、真直度と
も高精度に研削加工され、正確な円筒面に研削加工され
る。
【0013】これら、あるいはその他の種々の加工方法
は、円筒部材に要求される精度や加工コストなどによっ
て、適宜、使い分けられている。
は、円筒部材に要求される精度や加工コストなどによっ
て、適宜、使い分けられている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の円筒部材の加工方法には、以下に述べるような幾つか
の欠点を有していた。例えば、旋盤による精密切削は、
高い表面精度を得る上で有効であるが、単結晶ダイヤモ
ンドバイトあるいは焼結ダイヤモンドバイトなどの加工
具が非常に高価であり、また、その加工コストが高い。
また、被加工物の両端をチャックしてから切削するの
で、被加工物が細く長くなるほど、被加工物自体の剛性
が低下し、バイトによる切削抵抗で被加工物が曲がると
いう問題があり、加工精度(真直度、振れ精度など)が
損なわれる。
の円筒部材の加工方法には、以下に述べるような幾つか
の欠点を有していた。例えば、旋盤による精密切削は、
高い表面精度を得る上で有効であるが、単結晶ダイヤモ
ンドバイトあるいは焼結ダイヤモンドバイトなどの加工
具が非常に高価であり、また、その加工コストが高い。
また、被加工物の両端をチャックしてから切削するの
で、被加工物が細く長くなるほど、被加工物自体の剛性
が低下し、バイトによる切削抵抗で被加工物が曲がると
いう問題があり、加工精度(真直度、振れ精度など)が
損なわれる。
【0015】一方、このような加工精度に対する欠点を
補う他の方法として、上述のような心無し研削加工があ
げられる。即ち、この心無し研削加工は、他の研削方法
や旋盤による切削のように、スピンドルによるセンタリ
ングを必要とせず、被加工物自体は、研削砥石、調整砥
石、ブレードの3点によって、しっかりと支持されなが
ら研削されるために、仮に細長いものでも、非常に精度
の高い加工が可能である。
補う他の方法として、上述のような心無し研削加工があ
げられる。即ち、この心無し研削加工は、他の研削方法
や旋盤による切削のように、スピンドルによるセンタリ
ングを必要とせず、被加工物自体は、研削砥石、調整砥
石、ブレードの3点によって、しっかりと支持されなが
ら研削されるために、仮に細長いものでも、非常に精度
の高い加工が可能である。
【0016】この心無し研削装置におけるブレードは、
図2に示すように、被加工物の周面に接する傾斜面を持
った、細長い板状体で構成されたものが一般的であり、
被加工物は、このブレード表面上を摺動回転しながら研
削される。心無し研削装置における、このブレードの役
割は極めて重要で、被加工物を支持するとともに、その
位置を規制することで、この心無し研削装置の極めて高
い加工精度を確保している。
図2に示すように、被加工物の周面に接する傾斜面を持
った、細長い板状体で構成されたものが一般的であり、
被加工物は、このブレード表面上を摺動回転しながら研
削される。心無し研削装置における、このブレードの役
割は極めて重要で、被加工物を支持するとともに、その
位置を規制することで、この心無し研削装置の極めて高
い加工精度を確保している。
【0017】心無し研削加工は、被加工物の位置を、研
削砥石、調整砥石、ブレードの3要素により規制する
が、この3者により構成される3接円は、理論上、一つ
しか存在しないため、被加工物が、この3要素で支持さ
れながら研削されることは、極めて真円度の高い加工精
度を得る上で、重要かつ有効である。
削砥石、調整砥石、ブレードの3要素により規制する
が、この3者により構成される3接円は、理論上、一つ
しか存在しないため、被加工物が、この3要素で支持さ
れながら研削されることは、極めて真円度の高い加工精
度を得る上で、重要かつ有効である。
【0018】換言すれば、研削加工中に、この3要素の
位置、形状が変動すると、これが前記加工精度の変動要
因となるため、この3要素には、その形状、寸法の安定
な材料を用いる必要がある。そこで、特にブレード材料
としては、高い剛性や耐摩耗性を有する超硬合金などの
金属材料が主として使用されてきた。
位置、形状が変動すると、これが前記加工精度の変動要
因となるため、この3要素には、その形状、寸法の安定
な材料を用いる必要がある。そこで、特にブレード材料
としては、高い剛性や耐摩耗性を有する超硬合金などの
金属材料が主として使用されてきた。
【0019】しかしながら、このようなブレードでは、
アルミニウムや黄銅などの軟質金属材料の円筒部材を研
削した場合、加工表面に、いわゆるスクラッチと呼ばれ
る、細かなキズが発生するという問題があった。このス
クラッチが発生する理由は幾つかあるが、一般的には、
次の2つが主な原因として知られている。
アルミニウムや黄銅などの軟質金属材料の円筒部材を研
削した場合、加工表面に、いわゆるスクラッチと呼ばれ
る、細かなキズが発生するという問題があった。このス
クラッチが発生する理由は幾つかあるが、一般的には、
次の2つが主な原因として知られている。
【0020】図3を参照して説明すると、第1の原因
は、研削中に脱落した微細な砥粒や切粉が、ブレードと
被加工物との摺擦によって、被加工物表面に傷を付ける
ことである。これは個々の微細な切粉によって形成され
る傷であり、傷の大きさとしては、比較的小さい傷であ
る。
は、研削中に脱落した微細な砥粒や切粉が、ブレードと
被加工物との摺擦によって、被加工物表面に傷を付ける
ことである。これは個々の微細な切粉によって形成され
る傷であり、傷の大きさとしては、比較的小さい傷であ
る。
【0021】また、第2の原因は、研削中に脱落した微
細な砥粒や切粉が、ブレードと被加工物との摺擦によっ
て発熱・溶融し、ブレード表面に切粉が融着し、その融
着物によって、被加工物表面に傷を付けることである。
ここでは、ブレード表面に一度、切粉が融着してしまう
と、それ以降、継続してスクラッチが発生してしまうた
め、連続的な量産加工においては、重大な問題となるの
である。更に、この融着によって発生するスクラッチの
大きさは、融着物の大きさに比例するため、加工の経過
で、漸次、融着物が増加すると、スクラッチの大きさ、
数が増加し、被加工物の表面平滑性が著しく劣化する。
細な砥粒や切粉が、ブレードと被加工物との摺擦によっ
て発熱・溶融し、ブレード表面に切粉が融着し、その融
着物によって、被加工物表面に傷を付けることである。
ここでは、ブレード表面に一度、切粉が融着してしまう
と、それ以降、継続してスクラッチが発生してしまうた
め、連続的な量産加工においては、重大な問題となるの
である。更に、この融着によって発生するスクラッチの
大きさは、融着物の大きさに比例するため、加工の経過
で、漸次、融着物が増加すると、スクラッチの大きさ、
数が増加し、被加工物の表面平滑性が著しく劣化する。
【0022】このブレード表面に融着が発生するメカニ
ズムについて、図4を用いて説明すると、先ず、研削砥
石によって、被加工物の研削が行なわれると、切粉が発
生する。この切粉は、上から流れてくる研削液と共に、
ブレード表面を伝わって、落下し、回転している被加工
物とブレードとの間に滞留し、この間に被加工物の表面
に摺擦されて、その時に発生した摺擦熱により、瞬間的
に溶解して、ブレード表面に融着する。最初は、小さか
った融着物が、摺擦の過程で、核となり、さらに連続し
て落下してくる切粉によって、徐々に成長して行く。
ズムについて、図4を用いて説明すると、先ず、研削砥
石によって、被加工物の研削が行なわれると、切粉が発
生する。この切粉は、上から流れてくる研削液と共に、
ブレード表面を伝わって、落下し、回転している被加工
物とブレードとの間に滞留し、この間に被加工物の表面
に摺擦されて、その時に発生した摺擦熱により、瞬間的
に溶解して、ブレード表面に融着する。最初は、小さか
った融着物が、摺擦の過程で、核となり、さらに連続し
て落下してくる切粉によって、徐々に成長して行く。
【0023】やがて、それらは、恰も構成刃先のような
役割を果たし、被加工物表面を傷付けるのである。特
に、アルミニウムや黄銅といった、軟質で低融点の金属
材料は、ブレードとの摺擦熱により、その微細な切粉が
軟化、溶融し易いので、簡単に融着が発生する。そのた
め従来は、感光ドラムのような、非常に高い表面精度が
要求される円筒部材には、この心無し研削加工を用いる
ことが、事実上、困難であった。
役割を果たし、被加工物表面を傷付けるのである。特
に、アルミニウムや黄銅といった、軟質で低融点の金属
材料は、ブレードとの摺擦熱により、その微細な切粉が
軟化、溶融し易いので、簡単に融着が発生する。そのた
め従来は、感光ドラムのような、非常に高い表面精度が
要求される円筒部材には、この心無し研削加工を用いる
ことが、事実上、困難であった。
【0024】このようなスクラッチの発生を防止するた
めに、従来、例えばブレードの表面にテフロン(商品
名)テープなどの、滑性の良いものを貼り付けて、被加
工物表面とブレードとの摺擦を低減していた。しかし、
数百本も研削を行なうと、テフロンテープなどの滑性材
料が摩耗し、頻繁に貼り替えを行なう必要に迫られる。
めに、従来、例えばブレードの表面にテフロン(商品
名)テープなどの、滑性の良いものを貼り付けて、被加
工物表面とブレードとの摺擦を低減していた。しかし、
数百本も研削を行なうと、テフロンテープなどの滑性材
料が摩耗し、頻繁に貼り替えを行なう必要に迫られる。
【0025】以上に説明したように、従来の心無し研削
加工では、円筒部材にアルミニウムや黄銅などの軟質金
属材料が用いられる場合、その円筒部材は、均一で高品
質な表面粗さや高い加工精度を得ることが困難であっ
た。更に、それらの精度を維持するためには、頻繁に滑
性テープの貼り替えや、ブレード自体の交換を行わなけ
ればならず、連続作業の妨げになるという問題があっ
た。
加工では、円筒部材にアルミニウムや黄銅などの軟質金
属材料が用いられる場合、その円筒部材は、均一で高品
質な表面粗さや高い加工精度を得ることが困難であっ
た。更に、それらの精度を維持するためには、頻繁に滑
性テープの貼り替えや、ブレード自体の交換を行わなけ
ればならず、連続作業の妨げになるという問題があっ
た。
【0026】本発明は、上述の技術的課題を解決し、電
子写真用円筒部材について、高品位な表面精度と高い加
工精度を得ることができ、しかも、連続的な作業性に優
れた電子写真用円筒部材の研削装置を提供することを、
その目的としている。
子写真用円筒部材について、高品位な表面精度と高い加
工精度を得ることができ、しかも、連続的な作業性に優
れた電子写真用円筒部材の研削装置を提供することを、
その目的としている。
【0027】即ち、本発明の第1の目的は、ブレードと
円筒部材との摺動による傷発生を防ぎ、高い表面精度を
有する電子写真用円筒部材を得ることである。
円筒部材との摺動による傷発生を防ぎ、高い表面精度を
有する電子写真用円筒部材を得ることである。
【0028】また、本発明の第2の目的は、円筒部材の
長さが、その直径に比べ著しく大きい場合でも、円筒部
材の外径の真直度、振れ精度、表面粗さを、高精度に維
持できるように、仕上げた電子写真用円筒部材を得るこ
とである。
長さが、その直径に比べ著しく大きい場合でも、円筒部
材の外径の真直度、振れ精度、表面粗さを、高精度に維
持できるように、仕上げた電子写真用円筒部材を得るこ
とである。
【0029】更に、本発明の第3の目的は、量産工程に
おいて、安定した加工精度を得るために、ブレード交換
や樹脂テープの貼り替え作業を頻繁に行うことなく、連
続的な作業性を確保し、生産性を高めることで、ローコ
ストな電子写真用円筒部材を得ることである。
おいて、安定した加工精度を得るために、ブレード交換
や樹脂テープの貼り替え作業を頻繁に行うことなく、連
続的な作業性を確保し、生産性を高めることで、ローコ
ストな電子写真用円筒部材を得ることである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明は、研削砥石と調
整砥石の間に被加工物を支持するブレードを有し、前記
ブレードと研削砥石と調整砥石との3点で、被加工物で
ある電子写真用円筒部材を支持しながら、研削加工を行
う心無し研削装置において、前記ブレードが、ブレード
内部に流通管を設け、該流通管からブレード表面に向け
て複数の噴射孔が設けられており、その噴射孔から被加
工物に向かって液体または気体を高圧で噴射しながら被
加工物をブレードから一定量の高さで浮上させた状態で
研削加工を行うと共に、噴射によって被加工物が上方へ
飛ばされないようにブレードの対向方向に被加工物の位
置規制を行う被加工物抑え部材を設けたことを特徴とす
る。
整砥石の間に被加工物を支持するブレードを有し、前記
ブレードと研削砥石と調整砥石との3点で、被加工物で
ある電子写真用円筒部材を支持しながら、研削加工を行
う心無し研削装置において、前記ブレードが、ブレード
内部に流通管を設け、該流通管からブレード表面に向け
て複数の噴射孔が設けられており、その噴射孔から被加
工物に向かって液体または気体を高圧で噴射しながら被
加工物をブレードから一定量の高さで浮上させた状態で
研削加工を行うと共に、噴射によって被加工物が上方へ
飛ばされないようにブレードの対向方向に被加工物の位
置規制を行う被加工物抑え部材を設けたことを特徴とす
る。
【0031】本発明の電子写真用円筒部材の研削装置に
おいて、好ましい噴射流体は空気、あるいは研削液であ
る。
おいて、好ましい噴射流体は空気、あるいは研削液であ
る。
【0032】被加工物抑制部材の被加工物に当接する部
分は、ローラーであることが好ましい。
分は、ローラーであることが好ましい。
【0033】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図5および
図6に、本発明の第1の実施の形態における、円筒部材
を研削する心無し研削装置の概略構成が示されている。
図5は心無し研削装置の正面図であり、図6は斜視図で
ある。ここで、符号1は研削砥石、2は調整砥石、3は
本発明の第1の実施の形態によるブレード、4は被加工
物(以後、ワークと称する)である。また、5は研削装
置本体側に固定されているブレードベースで、ブレード
3をボルト結合により支持している。なお、この実施の
形態では、インフィード方式(送り込み研削)の心無し
研削装置を用いたが、その他のスルーフィード方式(通
し送り研削)の研削装置でも、同様の効果を発揮するこ
とができ、特に、その方式は限定されない。
図6に、本発明の第1の実施の形態における、円筒部材
を研削する心無し研削装置の概略構成が示されている。
図5は心無し研削装置の正面図であり、図6は斜視図で
ある。ここで、符号1は研削砥石、2は調整砥石、3は
本発明の第1の実施の形態によるブレード、4は被加工
物(以後、ワークと称する)である。また、5は研削装
置本体側に固定されているブレードベースで、ブレード
3をボルト結合により支持している。なお、この実施の
形態では、インフィード方式(送り込み研削)の心無し
研削装置を用いたが、その他のスルーフィード方式(通
し送り研削)の研削装置でも、同様の効果を発揮するこ
とができ、特に、その方式は限定されない。
【0034】次に、本発明におけるブレード3の構成に
ついて、図7を用いて具体的に説明する。図7におい
て、3aはブレード内部に設けられた流体管で、不図示
のコンプレッサーから送られてきた高圧の流体をブレー
ド内部に通す役割を果たしている。また、3bは、流体
管3aに貫通する複数の微細な貫通孔で、流体管3aに
供給された流体をブレード3の上面から噴射する噴射孔
として機能する。この噴射孔3bは、ブレードの長手方
向に沿って所定の間隔で設けており、ブレード3全面に
わたって流体をが噴射できるような構造となっている。
符号3cは、ブレード3をブレードベース5に固定する
ための取付孔である。
ついて、図7を用いて具体的に説明する。図7におい
て、3aはブレード内部に設けられた流体管で、不図示
のコンプレッサーから送られてきた高圧の流体をブレー
ド内部に通す役割を果たしている。また、3bは、流体
管3aに貫通する複数の微細な貫通孔で、流体管3aに
供給された流体をブレード3の上面から噴射する噴射孔
として機能する。この噴射孔3bは、ブレードの長手方
向に沿って所定の間隔で設けており、ブレード3全面に
わたって流体をが噴射できるような構造となっている。
符号3cは、ブレード3をブレードベース5に固定する
ための取付孔である。
【0035】次に図8を用いて、本発明におけるブレー
ド3の作用について述べる。ブレード3内部を通る流体
管3aに供給された流体は、噴射孔3bから、ワーク4
に向かって噴射される。この流体は、不図示のコンプレ
ッサーにより高圧で噴射孔3bに送られるために、非常
に強い噴射流となってワーク4に向かって噴射される。
ド3の作用について述べる。ブレード3内部を通る流体
管3aに供給された流体は、噴射孔3bから、ワーク4
に向かって噴射される。この流体は、不図示のコンプレ
ッサーにより高圧で噴射孔3bに送られるために、非常
に強い噴射流となってワーク4に向かって噴射される。
【0036】この噴射流により、ワーク4には上方に押
し上げる力が作用するが、それを抑制し、ワーク4の位
置制御を行うために、ワーク抑制部材6が装置上部に設
けてある。この抑制部材6のワークとの接触部分はロー
ラー6aで構成されており、ワーク4を転がり接触で支
持する。ローラー6aの材質は、ワーク表面を傷つけな
いために、ワーク4よりも軟らかい材料、例えばウレタ
ンゴムのようなものが好ましい。
し上げる力が作用するが、それを抑制し、ワーク4の位
置制御を行うために、ワーク抑制部材6が装置上部に設
けてある。この抑制部材6のワークとの接触部分はロー
ラー6aで構成されており、ワーク4を転がり接触で支
持する。ローラー6aの材質は、ワーク表面を傷つけな
いために、ワーク4よりも軟らかい材料、例えばウレタ
ンゴムのようなものが好ましい。
【0037】ワーク4は、この抑制部材6との接触点
c、研削砥石との接触点a、および調整砥石との接触点
bの3点により支持され、研削加工が行われる。
c、研削砥石との接触点a、および調整砥石との接触点
bの3点により支持され、研削加工が行われる。
【0038】このとき、ワーク4は、噴射された流体の
圧力により浮上量(d)だけブレード表面から浮いた状
態で研削が行われる。この浮上量(d)は、流体の噴射
圧力、ワーク抑制部材6の位置、研削砥石1の切込量な
どのバランスによって変化するため、最適な浮上量は、
各々の設定条件を実験値によって決めれば良い。本発明
者が得た実験データからは、50μm以上の浮上量があ
れば効果が得られることがわかっている。
圧力により浮上量(d)だけブレード表面から浮いた状
態で研削が行われる。この浮上量(d)は、流体の噴射
圧力、ワーク抑制部材6の位置、研削砥石1の切込量な
どのバランスによって変化するため、最適な浮上量は、
各々の設定条件を実験値によって決めれば良い。本発明
者が得た実験データからは、50μm以上の浮上量があ
れば効果が得られることがわかっている。
【0039】次に、このようにワーク4を浮上させて研
削する理由について以下に説明する。
削する理由について以下に説明する。
【0040】ワーク4が回転しながら研削砥石1側に徐
々に送り込まれると、研削液吐出口(図示せず)より研
削液が供給され、やがて研削砥石1と接触し、研削が開
始される。研削が開始されると、切粉が発生するが、そ
大部分は、研削液の流れとともにブレード3の下部へと
流れて行き、研削液濾過フィルター(図示せず)によ
り、その他の異物とともに濾過される。そして、クリー
ンになった研削液は循環されて、再び研削箇所で利用さ
れる。
々に送り込まれると、研削液吐出口(図示せず)より研
削液が供給され、やがて研削砥石1と接触し、研削が開
始される。研削が開始されると、切粉が発生するが、そ
大部分は、研削液の流れとともにブレード3の下部へと
流れて行き、研削液濾過フィルター(図示せず)によ
り、その他の異物とともに濾過される。そして、クリー
ンになった研削液は循環されて、再び研削箇所で利用さ
れる。
【0041】このように除去される切粉は、比較的大き
い切粉であるが、実は、これよりも更に微細な切粉(粒
径:10μm以下)は、ワーク4の表面全体にわたって
付着した状態にある。これは、例えば研削直後にワーク
4の表面を指で触ってみると、うっすらと、微小な切粉
が指に付着することからも感覚的に分かる。即ち、ワー
ク4の表層部は、微小な切粉で覆われているのである。
い切粉であるが、実は、これよりも更に微細な切粉(粒
径:10μm以下)は、ワーク4の表面全体にわたって
付着した状態にある。これは、例えば研削直後にワーク
4の表面を指で触ってみると、うっすらと、微小な切粉
が指に付着することからも感覚的に分かる。即ち、ワー
ク4の表層部は、微小な切粉で覆われているのである。
【0042】従来のブレードでは、このような非常に微
細な切粉の層がブレード表面と摺擦することによって、
切粉が容易に発熱・溶融し、ブレード表面に融着を引き
起こし、スクラッチが発生する主原因ともなっていた
が、本発明のように、ブレード表面から噴射される高圧
の噴射流体によりワークをブレードより浮上させること
で、ワーク表面に付着した微細な切粉を、ブレードと摺
擦させることなく研削を行うために、ブレード表面での
切粉の融着が発生しないのである。
細な切粉の層がブレード表面と摺擦することによって、
切粉が容易に発熱・溶融し、ブレード表面に融着を引き
起こし、スクラッチが発生する主原因ともなっていた
が、本発明のように、ブレード表面から噴射される高圧
の噴射流体によりワークをブレードより浮上させること
で、ワーク表面に付着した微細な切粉を、ブレードと摺
擦させることなく研削を行うために、ブレード表面での
切粉の融着が発生しないのである。
【0043】このブレード3から噴射する流体は、液体
および気体のいずれでもよい。液体としては、研削液そ
のものを使用しても良い。例えば、研削液の循環経路か
らバイパスを設け、そこから高圧コンプレッサーを介し
て、研削液に圧力をかけてブレードから噴射させる、と
いった構成である。この場合には、噴射後の流体は研削
液と同等に扱えるので、あえて、噴射流体と研削液を分
離して循環させるようなことをしなくても済む。また、
噴射流体として気体を使用する場合には、通常の圧縮エ
アー等を用いればよい。特にその種類は限定しない。
および気体のいずれでもよい。液体としては、研削液そ
のものを使用しても良い。例えば、研削液の循環経路か
らバイパスを設け、そこから高圧コンプレッサーを介し
て、研削液に圧力をかけてブレードから噴射させる、と
いった構成である。この場合には、噴射後の流体は研削
液と同等に扱えるので、あえて、噴射流体と研削液を分
離して循環させるようなことをしなくても済む。また、
噴射流体として気体を使用する場合には、通常の圧縮エ
アー等を用いればよい。特にその種類は限定しない。
【0044】ところで、この噴射流体に加える圧力であ
るが、加工中は研削抵抗がかかるため、この研削抵抗に
負けない力でワークに圧力をかける必要がある。研削抵
抗は、砥石の粒度(番手)、切込量、送り速度などの各
種研削条件によって、それぞれ微妙に変化するため、各
研削条件に合った圧力を適宜設定すれば良い。要は研削
抵抗に負けないでワークを浮上させる圧力であればよ
い。
るが、加工中は研削抵抗がかかるため、この研削抵抗に
負けない力でワークに圧力をかける必要がある。研削抵
抗は、砥石の粒度(番手)、切込量、送り速度などの各
種研削条件によって、それぞれ微妙に変化するため、各
研削条件に合った圧力を適宜設定すれば良い。要は研削
抵抗に負けないでワークを浮上させる圧力であればよ
い。
【0045】また、本発明における流体管や噴射孔の構
成は、先に説明したものに限らず、ワークの直径や長さ
等によって流体管を2本あるいは3本にしたり、噴射孔
の角度を変えてみたりと、その形状は自由である。たと
えば、図9(a)〜(d)に示したような形状、構成で
もよい。図9(a)は、3本の流体管3aに、それぞれ
ほぼ平行に延びる噴射孔3bを設けた例を示す。また図
9(b)は、2本の流体管3aに、それぞれほぼ平行に
延びる噴射孔3bを設けた例を示す。さらに図9(c)
には、3本の噴射孔3bが先端に向かうにしたがって互
いに接近する方向に、また図9(d)には、3本の噴射
孔3bが先端に向かうにしたがって互いに離れる方向
に、それぞれ傾けられた例を示している。
成は、先に説明したものに限らず、ワークの直径や長さ
等によって流体管を2本あるいは3本にしたり、噴射孔
の角度を変えてみたりと、その形状は自由である。たと
えば、図9(a)〜(d)に示したような形状、構成で
もよい。図9(a)は、3本の流体管3aに、それぞれ
ほぼ平行に延びる噴射孔3bを設けた例を示す。また図
9(b)は、2本の流体管3aに、それぞれほぼ平行に
延びる噴射孔3bを設けた例を示す。さらに図9(c)
には、3本の噴射孔3bが先端に向かうにしたがって互
いに接近する方向に、また図9(d)には、3本の噴射
孔3bが先端に向かうにしたがって互いに離れる方向
に、それぞれ傾けられた例を示している。
【0046】また、ブレード3の表面は、図10(a)
に示すように、側面に垂直な平面に対して適当な角度で
傾斜させ、あるいは図10(b)に示すように、V字型
の横断面を有する溝を設けるなど、ブレード表面の形状
も任意に設定することができる。
に示すように、側面に垂直な平面に対して適当な角度で
傾斜させ、あるいは図10(b)に示すように、V字型
の横断面を有する溝を設けるなど、ブレード表面の形状
も任意に設定することができる。
【0047】次に、ワーク4の位置を規制する、抑制部
材6について説明する。ブレード3からの流体の噴射に
よって浮上させられたワーク4は、そのままの状態であ
ると、噴射圧力で飛ばされてしまうし、ワーク4の位置
も不安定になり良好な研削状態を維持できなくなる。そ
こで、このようなことを防ぐために、ワーク4の位置規
制を行うためのワーク抑制部材6をブレードの対向方向
に設けているのである。
材6について説明する。ブレード3からの流体の噴射に
よって浮上させられたワーク4は、そのままの状態であ
ると、噴射圧力で飛ばされてしまうし、ワーク4の位置
も不安定になり良好な研削状態を維持できなくなる。そ
こで、このようなことを防ぐために、ワーク4の位置規
制を行うためのワーク抑制部材6をブレードの対向方向
に設けているのである。
【0048】このワーク抑制部材6の主たる目的は、ワ
ーク4の位置決めを正確に行い、ワークを安定した状態
で加工することにある。つまり研削砥石1と調整砥石2
とワーク抑制部材6との3点(図3のa,b,c)で支
持し、研削加工が行われるのである。
ーク4の位置決めを正確に行い、ワークを安定した状態
で加工することにある。つまり研削砥石1と調整砥石2
とワーク抑制部材6との3点(図3のa,b,c)で支
持し、研削加工が行われるのである。
【0049】したがってワーク抑制部材6はワーク4と
接触するため、接触部はローラー等の摩擦抵抗の少ない
部材、たとえばローラー6aで構成した方が、ワーク4
にキズをつける虞れがないので好ましい。ローラー6a
の材質にはウレタンゴム、硬質ゴムなどの、ワークにキ
ズをつけないものが好ましい。
接触するため、接触部はローラー等の摩擦抵抗の少ない
部材、たとえばローラー6aで構成した方が、ワーク4
にキズをつける虞れがないので好ましい。ローラー6a
の材質にはウレタンゴム、硬質ゴムなどの、ワークにキ
ズをつけないものが好ましい。
【0050】このワーク抑制部材6は、その高さを任意
に設定できるように、上下方向に摺動可能で、ワーク4
の外径、浮上量を考慮して、適宜設定することができる
ように構成するのが望ましい。
に設定できるように、上下方向に摺動可能で、ワーク4
の外径、浮上量を考慮して、適宜設定することができる
ように構成するのが望ましい。
【0051】本発明による研削装置によって研削される
電子写真用円筒部材としては、感光ドラムをはじめと
し、現像スリーブ、搬送ローラー、定着ローラーなど、
各種の円筒部材が含まれるが、これに限定されるもので
はない。
電子写真用円筒部材としては、感光ドラムをはじめと
し、現像スリーブ、搬送ローラー、定着ローラーなど、
各種の円筒部材が含まれるが、これに限定されるもので
はない。
【0052】図11は、上述の本発明のいづれかの実施
の形態において表面処理された円筒部材を用いた、転写
式電子写真装置の概略構成が示されている。図におい
て、符号101は像担持体としての感光ドラムであり、
その軸101aを中心に、矢印方向に所定の周速度で回
転駆動される。
の形態において表面処理された円筒部材を用いた、転写
式電子写真装置の概略構成が示されている。図におい
て、符号101は像担持体としての感光ドラムであり、
その軸101aを中心に、矢印方向に所定の周速度で回
転駆動される。
【0053】感光ドラム101は、その回転過程で、帯
電手段102により、その周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、露光部103にて、像露光
手段(図示せず)により、光像露光L(スリット露光、
レーザービーム走査露光など)を受ける。これにより、
感光ドラム周面には、露光像に対応した静電潜像が順
次、形成される。
電手段102により、その周面に正または負の所定電位
の均一帯電を受け、次いで、露光部103にて、像露光
手段(図示せず)により、光像露光L(スリット露光、
レーザービーム走査露光など)を受ける。これにより、
感光ドラム周面には、露光像に対応した静電潜像が順
次、形成される。
【0054】その静電潜像は、次いで、現像手段104
でトナー現像され、そのトナー現像が、転写手段105
により、感光ドラムの回転と同期して、給紙部(図示せ
ず)から感光ドラム101と転写手段105との間に取
り出され、給送された転写材Pの表面に順次、転写され
る。この像転写を受けた転写材Pは、感光ドラム面から
分離されて、像定着手段108へ導入され、像定着を受
けて、複写物(コピー)として機外へ排出される。
でトナー現像され、そのトナー現像が、転写手段105
により、感光ドラムの回転と同期して、給紙部(図示せ
ず)から感光ドラム101と転写手段105との間に取
り出され、給送された転写材Pの表面に順次、転写され
る。この像転写を受けた転写材Pは、感光ドラム面から
分離されて、像定着手段108へ導入され、像定着を受
けて、複写物(コピー)として機外へ排出される。
【0055】像転写後の感光ドラムの表面は、クリーニ
ング手段106により、転写残りトナーを除去されて清
浄面となり、さらに前露出手段107により除電処理さ
れて、再び、繰り返して像形成に使用される。
ング手段106により、転写残りトナーを除去されて清
浄面となり、さらに前露出手段107により除電処理さ
れて、再び、繰り返して像形成に使用される。
【0056】感光ドラムの均一帯電手段102として
は、コロナ帯電装置が一般に広く使用されている。また
転写装置5にも、コロナ転写手段が一般に広く使用され
ている。なお、電子写真装置として、上述の感光ドラム
や現像手段、クリーニング手段などの構成要素の内、複
数のものを、ユニットとして一体に結合して構成し、こ
のユニットを装置本体に着脱自在に構成してもよい。例
えば、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段の少
なくとも1つを、感光体とともに一体に支持して、ユニ
ットを、装置本体に着脱自在に単一ユニットとし、装置
本体のレールなどの案内手段を用いて、着脱自在の構成
にしてもよい。
は、コロナ帯電装置が一般に広く使用されている。また
転写装置5にも、コロナ転写手段が一般に広く使用され
ている。なお、電子写真装置として、上述の感光ドラム
や現像手段、クリーニング手段などの構成要素の内、複
数のものを、ユニットとして一体に結合して構成し、こ
のユニットを装置本体に着脱自在に構成してもよい。例
えば、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段の少
なくとも1つを、感光体とともに一体に支持して、ユニ
ットを、装置本体に着脱自在に単一ユニットとし、装置
本体のレールなどの案内手段を用いて、着脱自在の構成
にしてもよい。
【0057】また、光像露光Lは、電子写真装置を、複
写機やプリンタとして使用する場合に、原稿からの反射
光や透過光により、あるいは、原稿を読み取り信号化
し、この信号によるレーザービームの走査、LEDアレ
イの駆動、または、液晶シャッターアレイの駆動などに
より、行うことができる。また、ファクシミリのプリン
タとして使用する場合には、光像露光Lは受信データを
プリントするための露光になる。
写機やプリンタとして使用する場合に、原稿からの反射
光や透過光により、あるいは、原稿を読み取り信号化
し、この信号によるレーザービームの走査、LEDアレ
イの駆動、または、液晶シャッターアレイの駆動などに
より、行うことができる。また、ファクシミリのプリン
タとして使用する場合には、光像露光Lは受信データを
プリントするための露光になる。
【0058】
【実施例】[実施例1]本発明による円筒部材の研削装
置を用いて作成した現像スリーブを例にとって、以下に
説明する。現像スリーブ用の基体として、アルミニウム
合金製の引抜円筒素管を、図7に示したブレード3を用
いて、以下の条件で、心無し研削加工を行なった。
置を用いて作成した現像スリーブを例にとって、以下に
説明する。現像スリーブ用の基体として、アルミニウム
合金製の引抜円筒素管を、図7に示したブレード3を用
いて、以下の条件で、心無し研削加工を行なった。
【0059】 (ワーク) ・外径:φ20.15mm ・内径:φ18.4mm ・長さ:L=333mm ・材質:A6063 (研削条件) ・研削方式:インフィード方式(送り込み研削) ・粗研削送り速度:0.0076mm/sec. ・仕上研削送り速度:0.0022mm/sec. ・粗研削代:0.15mm ・仕上研削代:0.02mm ・研削砥石:炭化硅素質(SiC) #120 ・寸法:φ610×375×φ304(クレノートン社製) ・研削砥石回転数:1250rpm (ブレード) ・材質:SUS303 ・幅:16mm ・長さ:333mm ・噴射孔直径:φ1mm ・噴射孔数:一列×80個 ・噴射圧力:1MPa ・噴射流体:研削液(ノリタケES−41) (ワーク抑制部材)・接触部:ローラー形状 ・ローラー材質:ウレタンゴム 研削加工後に、ワークの加工精度を確認するために、真
直度、真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均
粗さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、
測定および観察を行なった。その結果、連続5000本
研削したときの平均値は、真直度:2.6μm、真円
度:3.4μm、振れ:4.7μm、表面粗度:Ra=
0.39μmであった。また、ワークを取り出した後、
ブレードの表面を観察したところ、ブレード表面には、
融着物や付着物もなく、加工前と何等変わることがなか
った。
直度、真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均
粗さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、
測定および観察を行なった。その結果、連続5000本
研削したときの平均値は、真直度:2.6μm、真円
度:3.4μm、振れ:4.7μm、表面粗度:Ra=
0.39μmであった。また、ワークを取り出した後、
ブレードの表面を観察したところ、ブレード表面には、
融着物や付着物もなく、加工前と何等変わることがなか
った。
【0060】その後、取り出したワークを洗浄した後
に、目視にて、加工表面を観察したところ、加工面全周
に渡って、微細なスクラッチなどの発生が全く認められ
ず、非常に良好な表面状態が得られた。また、加工精度
も、上記のように、非常に良く、5000本の連続研削
においても、研削の進行に伴う精度の低下もみられず、
安定した加工精度が得られた。
に、目視にて、加工表面を観察したところ、加工面全周
に渡って、微細なスクラッチなどの発生が全く認められ
ず、非常に良好な表面状態が得られた。また、加工精度
も、上記のように、非常に良く、5000本の連続研削
においても、研削の進行に伴う精度の低下もみられず、
安定した加工精度が得られた。
【0061】次に、こうして得られたワーク4に、その
後、所定の表面粗さに仕上げるために、以下の条件で、
サンドブラスト加工を行った。
後、所定の表面粗さに仕上げるために、以下の条件で、
サンドブラスト加工を行った。
【0062】・砥粒:昭和電工製 アランダム#100 ・吐出圧力:2.8kg/cm2 (27.44×103Pa,27.
44N/cm2 ) ・ノズル距離:120mm ・ブラスト時間:60秒(30秒×2回) ・回転数:60rpm さらに、ワークの円筒面に帯電付与性能を向上するため
に、導電性カーボン:100重量部、グラファイト(平
均粒径7μm):90重量部、フェノール樹脂:100
重量部と、IPA(イソプロピルアルコール)溶剤と
を、固形分35%となるように混合し、ペイントシェー
カーにガラスビーズと共に入れ、5時間の分散を行って
塗工液を調製し、この塗工液を、エアースプレーガンに
より、円筒表面に吹き付け、樹脂層を形成し、150℃
の乾燥炉に、約30分間入れて、塗膜を熱硬化させた。
次いで、マグネットローラーをワーク内に挿入し、最後
に、フランジ部材を圧入して、現像スリーブを作成し
た。
44N/cm2 ) ・ノズル距離:120mm ・ブラスト時間:60秒(30秒×2回) ・回転数:60rpm さらに、ワークの円筒面に帯電付与性能を向上するため
に、導電性カーボン:100重量部、グラファイト(平
均粒径7μm):90重量部、フェノール樹脂:100
重量部と、IPA(イソプロピルアルコール)溶剤と
を、固形分35%となるように混合し、ペイントシェー
カーにガラスビーズと共に入れ、5時間の分散を行って
塗工液を調製し、この塗工液を、エアースプレーガンに
より、円筒表面に吹き付け、樹脂層を形成し、150℃
の乾燥炉に、約30分間入れて、塗膜を熱硬化させた。
次いで、マグネットローラーをワーク内に挿入し、最後
に、フランジ部材を圧入して、現像スリーブを作成し
た。
【0063】上述の方法により、作成した現像スリーブ
を、キヤノン製レーザービームプリンターのプロセスカ
ートリッジに装着し、間欠的な作業順序で、10000
枚の画出し評価を行った結果、ハーフトーン、ベタ黒い
ずれの画像上も、ピッチムラなどの欠陥を発生すること
なく、非常に良好な画像が得られた。
を、キヤノン製レーザービームプリンターのプロセスカ
ートリッジに装着し、間欠的な作業順序で、10000
枚の画出し評価を行った結果、ハーフトーン、ベタ黒い
ずれの画像上も、ピッチムラなどの欠陥を発生すること
なく、非常に良好な画像が得られた。
【0064】振れの測定は、図12に示したように、ワ
ーク4の両端から5mmの位置を基準に、ワークを回転
させて、軸方向に5箇所の位置を、テストインジケータ
ーを用いて測定し、その最大値を振れの値とした。ま
た、表面粗度:Raの測定は、1本のワークについて、
軸方向に任意に3箇所、さらに、周方向に任意に3箇所
を測定し、全ての値の平均値をRaの値とした。
ーク4の両端から5mmの位置を基準に、ワークを回転
させて、軸方向に5箇所の位置を、テストインジケータ
ーを用いて測定し、その最大値を振れの値とした。ま
た、表面粗度:Raの測定は、1本のワークについて、
軸方向に任意に3箇所、さらに、周方向に任意に3箇所
を測定し、全ての値の平均値をRaの値とした。
【0065】[実施例2]図9(b)に示した、噴射孔
を2列に配置した形状のブレードを用いて、実施例1と
同様に、アルミニウム合金製の円筒素管を研削加工した
(この時の研削条件および加工するワーク形状は実施例
1と同一である)。
を2列に配置した形状のブレードを用いて、実施例1と
同様に、アルミニウム合金製の円筒素管を研削加工した
(この時の研削条件および加工するワーク形状は実施例
1と同一である)。
【0066】 (ブレード) ・材質:SUS303 ・幅:16mm ・長さ:333mm ・噴射孔直径:φ1mm ・噴射孔数:2列×80個 ・噴射圧力:1MPa ・噴射流体:研削液(ノリタケES−41) (ワーク抑制部材)・接触部:ローラー形状 ・ローラー材質:ウレタンゴム 加工後にワークの加工精度を確認するために、真直度、
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、連続5000本の平
均値は、真直度:2.3μm、真円度:3.3μm、振
れ:3.4μm、表面粗度:Ra=0.41μmであっ
た。
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、連続5000本の平
均値は、真直度:2.3μm、真円度:3.3μm、振
れ:3.4μm、表面粗度:Ra=0.41μmであっ
た。
【0067】[実施例3]図9(a)に示したように、
噴射孔を3列に配置した形状のブレードを用いて、実施
例1と同様に、現像スリーブを作成し、評価を行った。
(この時の研削条件および加工するワーク形状は実施例
1と同一である)。
噴射孔を3列に配置した形状のブレードを用いて、実施
例1と同様に、現像スリーブを作成し、評価を行った。
(この時の研削条件および加工するワーク形状は実施例
1と同一である)。
【0068】 (ブレード) ・材質:SUS303 ・幅:16mm ・長さ:333mm ・噴射孔直径:φ1mm ・噴射孔数:3列×80個 ・噴射圧力:1MPa ・噴射流体:研削液(ノリタケES−41) (ワーク抑制部材)・接触部:ローラー形状 ・ローラー材質:ウレタンゴム 加工後にワークの加工精度を確認するために、真直度、
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、連続5000本の平
均値は、真直度:2.4μm、真円度:2.7μm、振
れ:2.8μm、表面粗度=Ra=0.4μmであっ
た。
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、連続5000本の平
均値は、真直度:2.4μm、真円度:2.7μm、振
れ:2.8μm、表面粗度=Ra=0.4μmであっ
た。
【0069】[実施例4]実施例1において、噴射流体
を空気とし、実施例1と同様にアルミニウム合金製の引
抜円筒素管を心無し研削加工し、同様に評価してみた。
を空気とし、実施例1と同様にアルミニウム合金製の引
抜円筒素管を心無し研削加工し、同様に評価してみた。
【0070】 (ワーク) ・外径:φ20.15mm ・内径:φ18.4mm ・長さ:L=333mm ・材質:A6063 (研削条件) ・研削方式:インフィード方式(送り込み研削) ・粗研削送り速度:0.0076mm/sec. ・仕上研削送り速度:0.0022mm/sec. ・粗研削代:0.15mm ・仕上研削代:0.02mm ・研削砥石:炭化硅素質(SiC) #120 ・寸法:φ610×375×φ304(クレノートン社製) ・研削砥石回転数:1250rpm (ブレード) ・材質:SUS303 ・幅:16mm ・長さ:333mm ・噴射孔直径:φ1mm ・噴射孔数:一列×80個 ・噴射圧力:1MPa ・噴射流体:空気 (ワーク抑制部材)・接触部:ローラー形状 ・ローラー材質:ウレタンゴム 研削加工後に、ワークの加工精度を確認するために、真
直度、真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均
粗さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、
測定および観察を行なった。その結果、連続5000本
研削したときの平均値は、真直度:2.6μm、真円
度:3.4μm、振れ:4.7μm、表面粗度:Ra=
0.39μmであった。また、ワークを取り出した後、
ブレードの表面を観察したところ、ブレード表面には、
融着物や付着物もなく、加工前と何等変わることがなか
った。
直度、真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均
粗さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、
測定および観察を行なった。その結果、連続5000本
研削したときの平均値は、真直度:2.6μm、真円
度:3.4μm、振れ:4.7μm、表面粗度:Ra=
0.39μmであった。また、ワークを取り出した後、
ブレードの表面を観察したところ、ブレード表面には、
融着物や付着物もなく、加工前と何等変わることがなか
った。
【0071】その後、取り出したワークを洗浄した後
に、目視にて、加工表面を観察したところ、加工面全周
に渡って、微細なスクラッチなどの発生が全く認められ
ず、非常に良好な表面状態が得られた。また、加工精度
も、上記のように、非常に良く、5000本の連続研削
においても、研削の進行に伴う精度の低下もみられず、
安定した加工精度が得られた。
に、目視にて、加工表面を観察したところ、加工面全周
に渡って、微細なスクラッチなどの発生が全く認められ
ず、非常に良好な表面状態が得られた。また、加工精度
も、上記のように、非常に良く、5000本の連続研削
においても、研削の進行に伴う精度の低下もみられず、
安定した加工精度が得られた。
【0072】次に、こうして得られたワーク4に、その
後、所定の表面粗さに仕上げるために、以下の条件で、
サンドブラスト加工を行った。
後、所定の表面粗さに仕上げるために、以下の条件で、
サンドブラスト加工を行った。
【0073】・砥粒:昭和電工製 アランダム#100 ・吐出圧力:2.8kg/cm2(27.44×103Pa,27.4
4N/cm2 ) ・ノズル距離:120mm ・ブラスト時間:60秒(30秒×2回) ・回転数:60rpm さらに、ワークの円筒面に帯電付与性能を向上するため
に、導電性カーボン:100重量部、グラファイト(平
均粒径7μm):90重量部、フェノール樹脂:100
重量部と、IPA(イソプロピルアルコール)溶剤と
を、固形分35%となるように混合し、ペイントシェー
カーにガラスビーズと共に入れ、5時間の分散を行って
塗工液を調製し、この塗工液を、エアースプレーガンに
より、円筒表面に吹き付け、樹脂層を形成し、150℃
の乾燥炉に、約30分間入れて、塗膜を熱硬化させた。
次いで、マグネットローラーをワーク内に挿入し、最後
に、フランジ部材を圧入して、現像スリーブを作成し
た。
4N/cm2 ) ・ノズル距離:120mm ・ブラスト時間:60秒(30秒×2回) ・回転数:60rpm さらに、ワークの円筒面に帯電付与性能を向上するため
に、導電性カーボン:100重量部、グラファイト(平
均粒径7μm):90重量部、フェノール樹脂:100
重量部と、IPA(イソプロピルアルコール)溶剤と
を、固形分35%となるように混合し、ペイントシェー
カーにガラスビーズと共に入れ、5時間の分散を行って
塗工液を調製し、この塗工液を、エアースプレーガンに
より、円筒表面に吹き付け、樹脂層を形成し、150℃
の乾燥炉に、約30分間入れて、塗膜を熱硬化させた。
次いで、マグネットローラーをワーク内に挿入し、最後
に、フランジ部材を圧入して、現像スリーブを作成し
た。
【0074】上述の方法により、作成した現像スリーブ
を、キヤノン製レーザービームプリンターのプロセスカ
ートリッジに装着し、間欠的な作業順序で、10000
枚の画出し評価を行った結果、ハーフトーン、ベタ黒い
ずれの画像上も、ピッチムラなどの欠陥を発生すること
なく、非常に良好な画像が得られた。
を、キヤノン製レーザービームプリンターのプロセスカ
ートリッジに装着し、間欠的な作業順序で、10000
枚の画出し評価を行った結果、ハーフトーン、ベタ黒い
ずれの画像上も、ピッチムラなどの欠陥を発生すること
なく、非常に良好な画像が得られた。
【0075】振れの測定は、図12に示したように、ワ
ーク4の両端から5mmの位置を基準に、ワークを回転
させて、軸方向に5箇所の位置を、テストインジケータ
ーを用いて測定し、その最大値を振れの値とした。ま
た、表面粗度:Raの測定は、1本のワークについて、
軸方向に任意に3箇所、さらに、周方向に任意に3箇所
を測定し、全ての値の平均値をRaの値とした。
ーク4の両端から5mmの位置を基準に、ワークを回転
させて、軸方向に5箇所の位置を、テストインジケータ
ーを用いて測定し、その最大値を振れの値とした。ま
た、表面粗度:Raの測定は、1本のワークについて、
軸方向に任意に3箇所、さらに、周方向に任意に3箇所
を測定し、全ての値の平均値をRaの値とした。
【0076】[実施例5]図9(b)に示した、噴射孔
を2列に配置した形状のブレードを用いて、実施例3と
同様に、アルミニウム合金製の円筒素管を研削加工した
(この時の研削条件および加工するワーク形状は実施例
1と同一である)。
を2列に配置した形状のブレードを用いて、実施例3と
同様に、アルミニウム合金製の円筒素管を研削加工した
(この時の研削条件および加工するワーク形状は実施例
1と同一である)。
【0077】 加工後にワークの加工精度を確認するために、真直度、
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、連続5000本の平
均値は、真直度:2.3μm、真円度:3.3μm、振
れ:3.4μm、表面粗度:Ra=0.41μmであっ
た。
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、連続5000本の平
均値は、真直度:2.3μm、真円度:3.3μm、振
れ:3.4μm、表面粗度:Ra=0.41μmであっ
た。
【0078】[実施例6]図9(a)に示したように、
噴射孔を3列に配置した形状のブレードを用いて、実施
例3と同様に、現像スリーブを作成し、評価を行った。
(この時の研削条件および加工するワーク形状は実施例
1と同一である)。
噴射孔を3列に配置した形状のブレードを用いて、実施
例3と同様に、現像スリーブを作成し、評価を行った。
(この時の研削条件および加工するワーク形状は実施例
1と同一である)。
【0079】 加工後にワークの加工精度を確認するために、真直度、
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、連続5000本の平
均値は、真直度:2.4μm、真円度:2.7μm、振
れ:2.8μm、表面粗度:Ra=0.4μmであっ
た。
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、連続5000本の平
均値は、真直度:2.4μm、真円度:2.7μm、振
れ:2.8μm、表面粗度:Ra=0.4μmであっ
た。
【0080】[実施例7]本発明の円筒部材の研削装置
を用いて、感光ドラムを作成した。感光ドラム用の基体
として、アルミニウム合金製の引抜円筒素管を、図7に
示したブレード3を用いて、以下の条件で、心無し研削
加工を行なった。
を用いて、感光ドラムを作成した。感光ドラム用の基体
として、アルミニウム合金製の引抜円筒素管を、図7に
示したブレード3を用いて、以下の条件で、心無し研削
加工を行なった。
【0081】 (ワーク) ・外径:φ30.15mm ・内径:φ28.4mm ・長さ:L=333mm ・材質:A6063 (研削条件) ・研削方式:インフィード方式(送り込み研削) ・粗研削送り速度:0.0076mm/sec. ・仕上研削送り速度:0.0022mm/sec. ・粗研削代:0.15mm ・仕上研削代:0.02mm ・研削砥石:炭化硅素質(SiC) #180 ・寸法:φ610×375×φ304(クレノートン社製) ・研削砥石回転数:1250rpm (ブレード) ・材質:SUS303 ・幅:16mm ・長さ:333mm ・噴射孔直径:φ1mm ・噴射孔数:3列×80個 ・噴射圧力:1MPa ・噴射流体:空気 (ワーク抑制部材)・接触部:ローラー形状 ・ローラー材質:ウレタンゴム 研削加工後にワークの加工精度を確認するために、真直
度、真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行なった。その結果、連続5000本研
削したときの平均値は、真直度:3.1μm、真円度:
2.6μm、振れ:2.7μm、表面粗度:Ra=0.
22μmであった。また、ワークを取り出した後、ブレ
ードの表面を観察したところ、ブレード表面には、融着
物や付着物もなく、加工前と何等、変わることがなかっ
た。
度、真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行なった。その結果、連続5000本研
削したときの平均値は、真直度:3.1μm、真円度:
2.6μm、振れ:2.7μm、表面粗度:Ra=0.
22μmであった。また、ワークを取り出した後、ブレ
ードの表面を観察したところ、ブレード表面には、融着
物や付着物もなく、加工前と何等、変わることがなかっ
た。
【0082】その後、取り出したワークを洗浄した後
に、目視にて、加工表面を観察したところ、加工面全周
に渡って、微細なスクラッチなどの発生が全く認められ
ず、非常に良好な表面状態が得られた。また、加工精度
も、上記のように、非常に良く、5000本の連続研削
においても、研削の進行に伴う精度の低下もみられず、
安定した加工精度が得られた。
に、目視にて、加工表面を観察したところ、加工面全周
に渡って、微細なスクラッチなどの発生が全く認められ
ず、非常に良好な表面状態が得られた。また、加工精度
も、上記のように、非常に良く、5000本の連続研削
においても、研削の進行に伴う精度の低下もみられず、
安定した加工精度が得られた。
【0083】そこで、得られた基体円筒上に、カゼイン
のアンモニア水溶液(カゼイン:11.2g、28%ア
ンモニア水:1g、水:222ml)を、浸漬コーティ
ング法で塗工し、乾燥して、塗工量1.0g/m2 の下
引層を形成した。次に、アルミニウムクロライドフタロ
シアニン:1重量部、ブチラール樹脂(商品名:エスレ
ックBM−2/積水化学(株)製):1重量部と、イソ
プロピルアルコール:30重量部とを、ボールミル分散
機で4時間分散した。この分散液を、先に形成した下引
層の上に浸漬コーティング法で塗工し、乾燥して、電荷
発生層を形成した。この時の膜厚は0.3μmであっ
た。
のアンモニア水溶液(カゼイン:11.2g、28%ア
ンモニア水:1g、水:222ml)を、浸漬コーティ
ング法で塗工し、乾燥して、塗工量1.0g/m2 の下
引層を形成した。次に、アルミニウムクロライドフタロ
シアニン:1重量部、ブチラール樹脂(商品名:エスレ
ックBM−2/積水化学(株)製):1重量部と、イソ
プロピルアルコール:30重量部とを、ボールミル分散
機で4時間分散した。この分散液を、先に形成した下引
層の上に浸漬コーティング法で塗工し、乾燥して、電荷
発生層を形成した。この時の膜厚は0.3μmであっ
た。
【0084】次に、ヒドラゾン化合物:1重量部、ポリ
スルフォン樹脂(商品名:P1700/ユニオンカーバ
イト社製):1重量部と、モノクロルベンゼン:6重量
部とを、混合し、撹拌機で撹拌・溶解した。この液を電
荷発生層の上に、浸漬コーティング法で塗工し、乾燥し
て、電荷輸送層を形成した。この時の膜厚は12μmで
あった。
スルフォン樹脂(商品名:P1700/ユニオンカーバ
イト社製):1重量部と、モノクロルベンゼン:6重量
部とを、混合し、撹拌機で撹拌・溶解した。この液を電
荷発生層の上に、浸漬コーティング法で塗工し、乾燥し
て、電荷輸送層を形成した。この時の膜厚は12μmで
あった。
【0085】このようにして作成した感光体と、ポリア
セタール樹脂(商品名:「ジュラコンM90−02」ポ
リプラスチック(株)製コポリマー)を射出形成するこ
とにより作成したドラムギアとを結合し、感光ドラムを
構成した。
セタール樹脂(商品名:「ジュラコンM90−02」ポ
リプラスチック(株)製コポリマー)を射出形成するこ
とにより作成したドラムギアとを結合し、感光ドラムを
構成した。
【0086】そして、得られた感光ドラムを、キヤノン
製レーザビームプリンターのプロセスカートリッジに装
着し、間欠による10000枚の画出し評価を行った。
その結果、実施例1と同様に、ハーフトーン、ベタ黒い
ずれの画像上も、ピッチムラなどの欠陥を発生すること
なく、非常に良好な画像が得られた。
製レーザビームプリンターのプロセスカートリッジに装
着し、間欠による10000枚の画出し評価を行った。
その結果、実施例1と同様に、ハーフトーン、ベタ黒い
ずれの画像上も、ピッチムラなどの欠陥を発生すること
なく、非常に良好な画像が得られた。
【0087】[比較例1]第1ないし第3の実施の形態
との対比のために、図1に示した従来の研削装置を用い
た場合について説明する。図1は、従来から使用されて
いる一般的なブレードを示しており、ブレード材質:超
硬、ブレード先端角度:θ=60°であり、ワーク当接
面には研磨加工を施しており、表面粗度:Ra=0.3
μmである。
との対比のために、図1に示した従来の研削装置を用い
た場合について説明する。図1は、従来から使用されて
いる一般的なブレードを示しており、ブレード材質:超
硬、ブレード先端角度:θ=60°であり、ワーク当接
面には研磨加工を施しており、表面粗度:Ra=0.3
μmである。
【0088】このブレードを有する心無し研削装置を用
いて、実施例1と同一の加工条件により、現像スリーブ
用円筒部材を研削加工し、評価を行なった。
いて、実施例1と同一の加工条件により、現像スリーブ
用円筒部材を研削加工し、評価を行なった。
【0089】その結果、研削開始後、わずか5本目でワ
ーク表面全周にわたって、スクラッチが発生した。途中
で、加工を中止して、ブレード表面を目視にて観察した
ところ、ブレード表面の、ワークとの摺動部には、図3
に示すように、アルミニウムの微細な切粉の融着物が発
生していた。そして、ワーク表面のスクラッチが発生し
た位置とブレード上に発生した融着物の位置との関係を
調べてみると、両者の位置が対応していることがわかっ
た。既に、スクラッチが発生し、ワーク表面に傷が発生
したために、現像スリーブとして使用することは困難で
あると判断し、ここで製作を中止した。
ーク表面全周にわたって、スクラッチが発生した。途中
で、加工を中止して、ブレード表面を目視にて観察した
ところ、ブレード表面の、ワークとの摺動部には、図3
に示すように、アルミニウムの微細な切粉の融着物が発
生していた。そして、ワーク表面のスクラッチが発生し
た位置とブレード上に発生した融着物の位置との関係を
調べてみると、両者の位置が対応していることがわかっ
た。既に、スクラッチが発生し、ワーク表面に傷が発生
したために、現像スリーブとして使用することは困難で
あると判断し、ここで製作を中止した。
【0090】[比較例2]心無し研削装置ではなく、普
通の旋盤を用いて、円筒部材の研削を行った。ここで
は、加工手順としては、まず、実施例1で使用したもの
と同じアルミニウム素管を、旋盤にチャッキングして、
3000rpm回転数にて、ワーク(アルミニウム素
管)を回転させ、送り速度5mm/secでワークの軸
方向にバイトを送りながら、精密切削加工を行い、現像
スリーブ用円筒部材を作成した。
通の旋盤を用いて、円筒部材の研削を行った。ここで
は、加工手順としては、まず、実施例1で使用したもの
と同じアルミニウム素管を、旋盤にチャッキングして、
3000rpm回転数にて、ワーク(アルミニウム素
管)を回転させ、送り速度5mm/secでワークの軸
方向にバイトを送りながら、精密切削加工を行い、現像
スリーブ用円筒部材を作成した。
【0091】 (ワーク)・・・実施例1と同じ (切削条件)・・切削装置:精密旋盤 ・切削工具:粗 (焼結ダイヤモンド、工具ノーズ半径0.05mm、すく い角10°) ・切り込み量:粗0.15mm 仕上げ0.02mm ・ワーク回転数:300rpm ・工具送り速度:5mm/sec(粗、仕上げとも) 加工後にワークの加工精度を確認するために、真直度、
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、真直度:18μm、
真円度:11μm、振れ:29μm、表面粗度:0.3
7μmであった。
真円度、振れ精度、表面粗度(Ra:中心線平均粗
さ)、表面のスクラッチの有無について、それぞれ、測
定および観察を行った。その結果、真直度:18μm、
真円度:11μm、振れ:29μm、表面粗度:0.3
7μmであった。
【0092】また、ワーク洗浄した後に、目視にて、加
工表面を観察したところ、微細なスクラッチなどの発生
が全く認められず、良好な表面状態が得られていた。
工表面を観察したところ、微細なスクラッチなどの発生
が全く認められず、良好な表面状態が得られていた。
【0093】こうして得られた円筒部材に、その後、実
施例1と同様に、サンドブラスト処理、塗工処理を行
い、現像スリーブを作成した。そして、これをキヤノン
製レーザービームプリンターのプロセスカートリッジに
装着し、間欠による10000枚の画出し評価を行っ
た。
施例1と同様に、サンドブラスト処理、塗工処理を行
い、現像スリーブを作成した。そして、これをキヤノン
製レーザービームプリンターのプロセスカートリッジに
装着し、間欠による10000枚の画出し評価を行っ
た。
【0094】その結果、ハーフトーンの画像において、
スリーブ周期の濃度ムラ(ピッチムラ)が顕著に発生し
た。また、ベタ黒画像においても、軽微なピッチムラが
確認された。
スリーブ周期の濃度ムラ(ピッチムラ)が顕著に発生し
た。また、ベタ黒画像においても、軽微なピッチムラが
確認された。
【0095】以上の実施例1〜比較例2の結果をまとめ
て表1に示す。
て表1に示す。
【0096】
【表1】
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果を奏する。即ち、円筒面が高い形状精度に
仕上げられており、しかも、従来は高精度な研削加工が
困難であったアルミニウムや黄銅などの軟質金属材料の
心無し研削加工において、スクラッチの発生を防止し、
非常に高い表面精度を得ることができる。このような円
筒部材を、電子写真用の現像スリーブや感光ドラムの基
体として用いれば、円筒面の真円度、真直度および表面
精度が極めて高く、従って、円筒面の凹凸などによって
画質を低下させる虞がない上に、振れが小さいために、
安定して回転する高性能な現像スリーブや感光ドラムを
得ることが容易である。その結果、高い画質の画像を安
定して得ることのできる画像形成装置を実現することも
できる。
のような効果を奏する。即ち、円筒面が高い形状精度に
仕上げられており、しかも、従来は高精度な研削加工が
困難であったアルミニウムや黄銅などの軟質金属材料の
心無し研削加工において、スクラッチの発生を防止し、
非常に高い表面精度を得ることができる。このような円
筒部材を、電子写真用の現像スリーブや感光ドラムの基
体として用いれば、円筒面の真円度、真直度および表面
精度が極めて高く、従って、円筒面の凹凸などによって
画質を低下させる虞がない上に、振れが小さいために、
安定して回転する高性能な現像スリーブや感光ドラムを
得ることが容易である。その結果、高い画質の画像を安
定して得ることのできる画像形成装置を実現することも
できる。
【図1】従来の心無し研削装置の要部を示す側面図。
【図2】図1の研削装置におけるブレードの作用を示す
説明図。
説明図。
【図3】図1の研削装置においてブレード表面に付着し
た切粉の状態と、この切粉によって形成される被切削物
表面のキズを示す斜視図。
た切粉の状態と、この切粉によって形成される被切削物
表面のキズを示す斜視図。
【図4】ブレード表面に融着が発生するメカニズムを示
す説明図。
す説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態における、円筒部材
を研削する心無し研削装置の概略構成を示す側面図。
を研削する心無し研削装置の概略構成を示す側面図。
【図6】図5の研削装置の要部の斜視図。
【図7】図5の研削装置に用いられたブレードの斜視
図。
図。
【図8】図5の研削装置装置における切削中の切粉の移
動状態を示す説明図。
動状態を示す説明図。
【図9】(a)〜(d)は本発明の切削装置に適用可能
なブレードの形態を示す断面図。
なブレードの形態を示す断面図。
【図10】(a),(b)は本発明の切削装置に適用可
能な他のブレードの形態を示す断面図。
能な他のブレードの形態を示す断面図。
【図11】本発明の切削装置によって表面処理された円
筒部材を用いた、転写式電子写真装置の概略構成を示す
説明図。
筒部材を用いた、転写式電子写真装置の概略構成を示す
説明図。
【図12】現像スリーブの振れを測定する方法を示す説
明図。
明図。
1 研削砥石 2 調整砥石 3 ブレード 3a 流体管 3b 噴射孔 3c 取付孔 4 被加工物(ワーク) 5 ブレードベース 6 ワーク抑制部材 6a ローラー
Claims (5)
- 【請求項1】 研削砥石と調整砥石の間に被加工物を支
持するブレードを有し、前記ブレードと研削砥石と調整
砥石との3点で、被加工物である電子写真用円筒部材を
支持しながら、研削加工を行う心無し研削装置におい
て、前記ブレード内部に流通管を設け、該流通管からブ
レード表面に向けて複数の噴射孔が設けられており、各
噴射孔から被加工物に向かって液体または気体を高圧で
噴射しながら被加工物をブレードから一定量の高さで浮
上させた状態で研削加工を行うと共に、噴射によって被
加工物が上方へ飛ばされないようにブレードの対向方向
に被加工物の位置規制を行う被加工物抑制部材を設けた
ことを特徴とする電子写真用円筒部材の研削装置。 - 【請求項2】 前記噴射流体が空気である請求項1に記
載の電子写真用円筒部材の研削装置。 - 【請求項3】 前記噴射流体が研削液である請求項1に
記載の電子写真用円筒部材の研削装置。 - 【請求項4】 前記被加工物抑制部材の被加工物に当接
する部分がローラーである請求項1の電子写真用円筒部
材の研削装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項に記載
の研削装置によって研削される被加工物としての円筒部
材の材質が、アルミニウムまたはアルミニウム合金であ
ることを特徴とする電子写真用円筒部材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9457298A JPH11291146A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 電子写真用円筒部材の研削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9457298A JPH11291146A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 電子写真用円筒部材の研削装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291146A true JPH11291146A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14114028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9457298A Pending JPH11291146A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | 電子写真用円筒部材の研削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291146A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015141237A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | コマツNtc株式会社 | ワークレスト装置 |
| JP2018202525A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 牧野フライス精機株式会社 | ワーク支持部材 |
| CN110802448A (zh) * | 2019-11-02 | 2020-02-18 | 姚仿英 | 一种钨钢棒材的外圆打磨设备及其防跳动方法 |
| CN117798768A (zh) * | 2023-12-30 | 2024-04-02 | 福优特(洛阳)智能装备有限公司 | 一种圆柱圆锥滚子球基面加工装置 |
-
1998
- 1998-04-07 JP JP9457298A patent/JPH11291146A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015141237A1 (ja) * | 2014-03-20 | 2015-09-24 | コマツNtc株式会社 | ワークレスト装置 |
| JP2018202525A (ja) * | 2017-05-31 | 2018-12-27 | 牧野フライス精機株式会社 | ワーク支持部材 |
| CN110802448A (zh) * | 2019-11-02 | 2020-02-18 | 姚仿英 | 一种钨钢棒材的外圆打磨设备及其防跳动方法 |
| CN117798768A (zh) * | 2023-12-30 | 2024-04-02 | 福优特(洛阳)智能装备有限公司 | 一种圆柱圆锥滚子球基面加工装置 |
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