JPH11291484A - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
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- B41J2/14314—Structure of ink jet print heads with electrostatically actuated membrane
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
るインクジェットヘッドを提供する。 【解決手段】 ノズル22と、ノズル22に連通するイ
ンクチャンネル18と、インクチャンネル18の一部に
設けられた振動板19と、振動板19に設けられた共通
電極34と、共通電極34に対向して設けられた駆動電
極38とを有し、上記共通電極34と上記駆動電極38
間にパルス電圧を印加し、上記振動板19を静電気力に
より変形させ、この変形によって上記ノズル22からイ
ンク滴を記録紙に向けて吐出し印刷を行うインクジェッ
トヘッドにおいて、上記共通電極34と上記駆動電極3
8との間に弾性を有する誘電部材42を設けた。
Description
タ方式のインクジェットヘッドに関する。
ジェットヘッドとして、例えば特開平6−340069
号公報又は特開平7−246706号公報に図8に示す
インクジェットヘッド100が開示されている。このイ
ンクジェットヘッド100は、カバープレート12、チ
ャンネルプレート14及び基板16を一体接合して構成
されている。
レートからなり、異方性エッチングにより複数の溝部が
形成されている。これら溝部が上記カバープレート12
によって覆われることによりそれぞれ、インクを収容す
るインクチャンネル18、インクチャンネル18内のイ
ンクを液滴として吐出するノズル22、インクチャンネ
ル18に補給されるインクを収容する共通インク室2
6、及びインクチャンネル18と共通インク室26とを
連通させるインレット30になっている。
となっており、この振動板19のインクチャンネル18
とは反対側の表面に共通電極34が形成されている。一
方、基板16のインクチャンネル18に対応する位置に
は凹部36が形成され、この凹部36の底面には駆動電
極38が上記共通電極34に対向して形成されている。
は、共通電極34と駆動電極38とに異なる極性の電圧
をそれぞれ印加すると、静電吸引力により両電極34、
38が引き合うために振動板19が駆動電極38側に撓
み変形する。この変形によってインクチャンネル18内
の容積が増加し、それに伴ってインレット30を介して
共通インク室26からインクチャンネル18にインクが
引き込まれる。そして、各電極34、38への電圧印加
が解除されると、振動板19はそれ自体の弾性により元
の状態に復帰する。このとき、インクチャンネル18内
のインクが加圧され、ノズル22からインク滴46が吐
出されるようになっている。
ンクジェットヘッド100では、比較的低い電圧で駆動
しようとすれば、共通電極34と駆動電極38間のギャ
ップを例えば0.3μmと非常に小さく形成する必要が
あり、加工及び組立に極めて高い精度が要求される。一
方、上記ギャップを大きくして加工及び組立を容易にし
ようとすれば、例えば200〜300ボルトという高電
圧で駆動しなければならず、駆動回路が非常に高価にな
るという問題がある。
め、比較的広い電極間ギャップで低電圧駆動できるイン
クジェットヘッドを提供することを目的とする。
本発明は、ノズルと、該ノズルに連通するインク流路
と、該インク流路の一部に設けられた振動板と、該振動
板に設けられた振動板電極と、該振動板電極に対向して
設けられた対向電極とを有し、上記振動板電極と上記対
向電極間にパルス電圧を印加し、上記振動板を静電気力
により変形させ、この変形によって上記ノズルからイン
ク滴を記録紙に向けて吐出し印刷を行うインクジェット
ヘッドにおいて、上記振動板電極と上記対向電極との間
に弾性を有する誘電部材を設けたことを特徴とするもの
である。
部材が空隙部又は気泡を含むようにしてもよい。
ば、振動板電極と対向電極間に誘電部材を設けることに
より同じ電極間ギャップでも電界強度を上げることがで
き、これにより静電気力を強くすることができる。した
がって、振動板について同じ変形量を得ようとする場
合、従来よりも電極間ギャップを広くすることができる
とともに低電圧駆動が可能になる。また、上記誘電部材
はその絶縁性によって振動板電極と対向電極との電気的
短絡を防止する。さらに、上記誘電部材は弾性を有する
ため、電極間に誘電部材を設けても振動板は変形可能で
あり、かつ振動板変形時の衝撃を吸収することによって
振動板電極や対向電極が破損するのを防止できる。
ませたインクジェットヘッドでは、誘電部材がより変形
しやすくなるため、振動板について大きな変形量を得る
ことができるとともに、さらなる低電圧駆動が可能にな
る。
の実施の形態について説明する。図1は本発明にかかる
インクジェットヘッド10の平面図、図2は図1におけ
るA−A線断面図、図3は図2におけるB−B線断面図
である。このインクジェットヘッド10は、カバープレ
ート12、チャンネルプレート14及び基板16を積層
して陽極接合により一体接合されている。
板であり、チャンネルプレート14の上部を覆ってい
る。チャンネルプレート14は例えばシリコンプレート
からなり、その上面には異方性エッチングにより複数の
溝が形成されている。具体的には、インクチャンネル
(インク流路)18となる複数の長溝20が互いに平行
に配列形成されている。また、チャンネルプレート14
の縁部には、ノズル22となる細溝24が上記各長溝2
0に連通して形成されている。さらに、チャンネルプレ
ート14の上記細溝24の反対側には、共通インク室2
6となる横溝28が上記複数の長溝20の配列方向に沿
って延設されている。そして、インクチャンネル18と
なる長溝20と共通インク室26となる横溝28とは、
インレット30となる細溝32によってそれぞれ連通し
ている。これらの溝部20、24、28、32がカバー
プレート12によって覆われることにより、インクチャ
ンネル18、ノズル22、共通インク室26及びインレ
ット30がそれぞれ形成されている。
し、インクチャンネル18内のインクを吐出するように
なっている。また、インクチャンネル18と共通インク
室26とはインレット30を介して連通しており、共通
インク室26から各インクチャンネル18にインクが供
給されて収容されるようになっている。さらに、共通イ
ンク室26はインク供給路29を介して図示しないイン
クタンクに接続され、そこからインクが供給されるよう
になっている。
は、各インクチャンネル18に対応する位置に複数の矩
形凹部15が形成されている。そして、この凹部15の
天井部であって且つインクチャンネル18の底部である
振動板19には、凹部15側の表面に金属材料をスパッ
タリングすることにより共通電極(振動板電極)34が
形成されている。一方、例えばガラス等からなる基板1
6の表面には、金属材料をスパッタリングすることによ
り複数の駆動電極(対向電極)38が上記各共通電極3
4に対向してそれぞれ形成されている。共通電極34と
駆動電極38は、駆動回路40にそれぞれ電気的に接続
されている。
弾性を有する誘電部材42が充填されている。本実施形
態では、この誘電部材42を例えばシリコーンゴムで形
成してある。図3に示すように、誘電部材42と凹部1
5の両側壁との間にスペースをあける方が好ましい。そ
の理由は、振動板19の変形が圧縮されたときに側方に
膨らむスペースがあれば、振動板19の変形に伴って誘
電部材42も撓み変形しやすくなるからである。ただ
し、誘電部材42自体が弾性を有するため、このスペー
スがなくても振動板19は変形可能である。したがっ
て、誘電部材42と凹部15の側壁との間のスペースは
本発明の必須要件ではない。
ッド10のインク吐出動作について説明する。図示しな
いインクタンクからインク供給路29を介して共通イン
ク室26に供給されたインクは、対応するインレット3
0を介して各インクチャンネル18にそれぞれ収容され
ている。この状態で、駆動回路40から駆動電極38に
パルス電圧が印加されると、上記パルス電圧とは異なる
極性の電圧が印加された共通電極34が静電気力によっ
て引き付けられて振動板19が変形する。この変形によ
りインクチャンネル18の容積が増加し、それに伴って
インレット30を介して共通インク室26からインクチ
ャンネル18にインクが引き込まれる。そして、駆動電
極38への電圧印加が瞬時に解除されると、振動板19
はそれ自体の弾性による復元力によって変形前の状態に
復帰する。このとき、インクチャンネル18の容積が急
激に減少して内部のインクが加圧され、ノズル22から
インク滴が吐出される。このインク滴が図示しない用紙
等の記録媒体に付着してドットを形成し、このドットの
集合により画像が記録される。
「振動板の変位体積」及び「振動板の復元圧力」の2つ
が共に所定の値を満足する必要がある。このうち「変位
体積」については吐出させるインク滴の体積によって設
定すべき項目である。一方、「復元圧力」は、インクを
吐出可能な程度に加速するのに必要な圧力以上に設定さ
れなければならない。この復元圧力の値は、例えば現在
最も一般的な水系インクでドット径数十μmの印字を行
う場合、およそ0.3MPa程度になる。この圧力Pは
振動板の材料や厚みなどにかかわらず、次式によって
表される。
うに電極間ギャップが空隙部である場合、ギャップ間の
誘電率は真空の誘電率とほぼ等しい。したがって、上記
式で圧力Pを上述の0.3MPa以上にするには、電
界強度[V/(d−δ)]≧260V/μmである必要
がある。仮に駆動電圧を50Vとすると、上記条件の電
界強度を得るには、変形後の電極間ギャップ(d−δ)
が0.2μm以下になるようにしなければならず、非常
に難しい高精度の加工及び組立が必要になってくる。
ンンゴムからなる誘電部材42を充填した本実施形態の
インクジェットヘッド10では、シリコーンンゴムの比
誘電率εr=8.5であるため、上記と同様の0.3M
Paの圧力を得るのに必要な電界強度[V/(d−
δ)]は上記式より90V/μmでよいことになる。
したがって、変形後の電極間ギャップ(d−δ)を上記
と同様に0.2μmとすると、駆動電圧は18Vで足り
る。また、変形後の電極間ギャップ(d−δ)を0.4
μmとすると駆動電圧は36Vで済む。
ヘッド10では、電極34、38間に誘電部材42を設
けることによって静電気力を強めることができるので、
比較的広い電極間ギャップで低電圧駆動が可能である。
また、シリコーンゴムからなる誘電部材42は絶縁性を
有するために、共通電極34と駆動電極との間で電気的
短絡が発生するのを防止できる。さらに、誘電部材42
は弾性を有するので、電極間に誘電部材42を充填して
も振動板19は変形可能であり、かつ、振動板19の変
形時の衝撃を吸収することにより共通電極34及び駆動
電極38が破損するのを防止できる。
クジェットヘッド50について説明する。このインクジ
ェットヘッド50では、シリコーンゴム製の誘電部材4
2aがスリット52により複数に分割されて空隙部を含
んでいる。これ以外の構成は上記第1実施形態のインク
ジェットヘッド10と同じである。
ムの誘電部材42を隙間なく充填した場合、振動板19
の変形量はシリコーンゴムの体積弾性率によって決ま
る。シリコーンゴムの体積弾性率はおよそ50MPaで
あるのに対して、上述したように一般的な水系インクで
数十μm径のドットを印字するのに必要な静電吸引力は
0.3MPaなので、シリコーンゴムの圧縮率、すなわ
ち振動板19の電極間ギャップに対する変位割合はせい
ぜい1%程度でしかない。
くするためには、上記インクジェットヘッド50のよう
に、誘電部材42aが撓みやすくなるようにスリット5
2を形成して空隙部を設けることが効果的である。この
場合、誘電部材42aは空隙部よりも誘電率が大きいの
で電束線は誘電部材に集中する。したがって、実効的な
誘電率をほとんど落とさずに実効的な弾性率を下げるこ
とができる。シリコーンゴム製の誘電部材42aが圧縮
により横方向に広がれるようになれば、その実効的な弾
性率はヤング率に等しくなる。シリコーンゴムのヤング
率はおよそ1.5〜5MPa程度であるので、振動板1
9は電極間ギャップに対しておよそ10%程度まで変位
可能になることが分かる。
トヘッド50によれば、空隙部52を設けることにより
誘電部材42aがより変形しやすくなるので、振動板1
9の変形量をさらに大きくすることができ、より一層の
低電圧駆動が可能となる。
インクジェットヘッド60について説明する。このイン
クジェットヘッド60では、シリコーンゴム製の誘電部
材42bの内部に多数の気泡62を含ませて変形しやす
くしたものである。このような誘電部材42bの作製方
法としては、気泡が均一に分散した弾性樹脂を液相状態
で流し込んだ後、冷却して固化させる方法や、あらかじ
め気泡を含んでいる弾性フィルムを電極34、38間に
挟み込む方法などが考えられる。この誘電部材42b以
外の構成は上記第1実施形態のインクジェットヘッド1
0と同一である。
ミクロ的に見ると図6に点線で示すように、誘電部材4
2bに圧力が加わると内部の気泡がつぶれるようして誘
電部材42bは変形することになる。したがって、マク
ロ的に見ると、誘電部材42bはそれ自体の弾性率より
はるかに柔らかくなるので、第2実施形態と同様に、振
動板19の変形量をさらに大きくすることができ、より
一層の低電圧駆動が可能となる。
について、簡易手法によって考察した。図8は、2種類
の気泡率の樹脂フィルムを押圧したときの圧力と圧縮変
形率との関係を示すグラフである。このグラフから、い
ずれの場合も圧縮変形率が気泡率の約3分の1程度にな
るまでは印加圧力の増加に伴ってほぼ直線的に増加する
が、圧縮変形率がそれ以上に大きくなると次第に増加率
が鈍くなっているのが分かる。また、振動板19の変位
体積量が気泡総容量以上になると、すべての気泡がほぼ
完全につぶれた状態になるので、気泡を含ませたことに
よる効果がほとんどなくなる。したがって、誘電部材4
2bに設ける気泡の総容量を振動板19の変位体積量の
1〜3倍の間とすれば、振動板19の変形に応じて誘電
部材42bも効果的に変形可能であることが分かる。
の材料としてシリコーンゴムを用いたが、勿論これに限
定されるものではなく、低剛性で高誘電率の材料であれ
ば使用可能である。例えば、ネオプレンゴム、ウレタン
ゴム等のゴム系の材料や、ポリエチレン、ポリブチレン
等の比較的弾性率の低い樹脂などが使用できる。これら
の材料の比誘電率は概ね2以上であるので、上記式か
ら算出すると駆動電圧を約30%以上低減できる。ま
た、例えばシリコーンゴム中に高誘電率物質(例えばB
aTiO3:比誘電率εr≒5000)の粉末を分散した
ものを用いると、実効比誘電率を1000以上にするこ
とも可能である。
つ実効的な電界強度が強まるように誘電率の高い物質が
充填されていればよく、充填される材料や構成は特に限
定されるものではない。例えば、以下のようなものであ
っても本発明の目的は達成される。 ・弾性樹脂ビーズを充填する。 ・気体を包含する液体を封入する。 ・ゾル状あるいはゲル状の誘電体を充填する。 ・流動性充填材と弾性材とを混合して充填する。 ・流動性充填材と、内部に気体を包含する可撓性マイク
ロカプセルを混合して充填する。
振動板19側に共通電極34を設けたが、振動板19側
に駆動電極を設けて基板16側に共通電極を設けてもよ
い。また、上記各実施形態では振動板19にスパッタリ
ングにより金属薄膜からなる電極を設けたが、シリコン
からなる振動板にボロンドーピングを施すことにより導
電性を付与して振動板自体を共通電極又は駆動電極とし
て使用する場合にも本発明は適用可能である。
図。
断面図。
断面図。
変形率との関係を調べた結果を示すグラフ。
分断面図。
板、22…ノズル、34…共通電極(振動板電極)、3
8…駆動電極(対向電極)、42,42a,42b…誘
電部材。
Claims (2)
- 【請求項1】 ノズルと、該ノズルに連通するインク流
路と、該インク流路の一部に設けられた振動板と、該振
動板に設けられた振動板電極と、該振動板電極に対向し
て設けられた対向電極とを有し、上記振動板電極と上記
対向電極間にパルス電圧を印加し、上記振動板を静電気
力により変形させ、この変形によって上記ノズルからイ
ンク滴を記録紙に向けて吐出し印刷を行うインクジェッ
トヘッドにおいて、 上記振動板電極と上記対向電極との間に弾性を有する誘
電部材を設けたことを特徴とするインクジェットヘッ
ド。 - 【請求項2】 上記誘電部材は空隙部又は気泡を含むこ
とを特徴とする請求項1のインクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9443098A JPH11291484A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | インクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9443098A JPH11291484A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | インクジェットヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291484A true JPH11291484A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14110032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9443098A Pending JPH11291484A (ja) | 1998-04-07 | 1998-04-07 | インクジェットヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291484A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009174955A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Hitachi Cable Ltd | ケーブル型荷重センサ |
-
1998
- 1998-04-07 JP JP9443098A patent/JPH11291484A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009174955A (ja) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Hitachi Cable Ltd | ケーブル型荷重センサ |
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