JPH11291618A - インクジェット記録シート - Google Patents
インクジェット記録シートInfo
- Publication number
- JPH11291618A JPH11291618A JP10097218A JP9721898A JPH11291618A JP H11291618 A JPH11291618 A JP H11291618A JP 10097218 A JP10097218 A JP 10097218A JP 9721898 A JP9721898 A JP 9721898A JP H11291618 A JPH11291618 A JP H11291618A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- receiving layer
- recording sheet
- ink receiving
- ink jet
- Prior art date
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- Pending
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、インクジェットプリンターにより画
像形成されるインクジェット記録シートに関するもので
ある。更に詳しくは、ドラム走査方式インクジェットプ
リンターにおけるプリンターの支持ドラムへの巻き付き
不良や、支持ドラムからの脱着不良等のトラブルが発生
せず、搬送性が良好なインクジェット記録シートに関す
るものである。 【解決手段】支持体上にインク受理層を設けたインクジ
ェット記録シートにおいて、該インク受理層の支持体を
挟んだ反対側に裏塗層を有し、該インク受理層側の全乾
燥塗布量に対して、45重量%から75重量%に相当す
る乾燥塗布量を裏塗層側に有することを特徴とする、イ
ンクジェット記録シート。
像形成されるインクジェット記録シートに関するもので
ある。更に詳しくは、ドラム走査方式インクジェットプ
リンターにおけるプリンターの支持ドラムへの巻き付き
不良や、支持ドラムからの脱着不良等のトラブルが発生
せず、搬送性が良好なインクジェット記録シートに関す
るものである。 【解決手段】支持体上にインク受理層を設けたインクジ
ェット記録シートにおいて、該インク受理層の支持体を
挟んだ反対側に裏塗層を有し、該インク受理層側の全乾
燥塗布量に対して、45重量%から75重量%に相当す
る乾燥塗布量を裏塗層側に有することを特徴とする、イ
ンクジェット記録シート。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンターにより画像形成されるインクジェット記録シー
トに関するものである。更に詳しくは、ドラム走査方式
インクジェットプリンターにおけるプリンターの支持ド
ラムへの巻き付き不良や、支持ドラムからの脱着不良等
のトラブルが発生せず、搬送性が良好なインクジェット
記録シートに関するものである。
リンターにより画像形成されるインクジェット記録シー
トに関するものである。更に詳しくは、ドラム走査方式
インクジェットプリンターにおけるプリンターの支持ド
ラムへの巻き付き不良や、支持ドラムからの脱着不良等
のトラブルが発生せず、搬送性が良好なインクジェット
記録シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々の作動
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の記録シ
ートに付着させ、画像・文字等の記録を行なうものであ
る。インクジェットプリンターは、高速印字が可能であ
る、騒音が少ない、記録パターンの融通性が大きい、現
像、定着が不要である等の特長があり、複雑な画像を正
確、且つ迅速に形成することができる点で注目されてお
り、特にコンピューターで作成した文字や各種図形等の
画像情報のハードコピー作成装置として、種々の用途に
おいて、近年急速に普及している。
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の記録シ
ートに付着させ、画像・文字等の記録を行なうものであ
る。インクジェットプリンターは、高速印字が可能であ
る、騒音が少ない、記録パターンの融通性が大きい、現
像、定着が不要である等の特長があり、複雑な画像を正
確、且つ迅速に形成することができる点で注目されてお
り、特にコンピューターで作成した文字や各種図形等の
画像情報のハードコピー作成装置として、種々の用途に
おいて、近年急速に普及している。
【0003】又、インクジェット記録方式では、複数個
のインクノズルを使用することにより、多色記録を行う
ことも容易である。多色インクジェット記録方式では、
多色印刷物やカラー写真に比較して、遜色のない画像を
得ることが可能であり、更に作成部数が少ない用途にお
いては、印刷技術や写真技術よりも安価で済むことから
広く利用されつつある。
のインクノズルを使用することにより、多色記録を行う
ことも容易である。多色インクジェット記録方式では、
多色印刷物やカラー写真に比較して、遜色のない画像を
得ることが可能であり、更に作成部数が少ない用途にお
いては、印刷技術や写真技術よりも安価で済むことから
広く利用されつつある。
【0004】最近、特に注目されているインクジェット
プリンターの利用分野としては、写真に近い高画質が要
求される印刷分野におけるカラープルーフの作成やデザ
イン分野におけるデザインイメージの出力等がある。更
に、コンピューターで作成した文字や画像情報をインク
ジェットプリンターを用いて透明な記録シートに出力
し、これをオーバーヘッドプロジェクターの原稿として
会議のプレゼンテーション等に利用することも一般的に
行われている。
プリンターの利用分野としては、写真に近い高画質が要
求される印刷分野におけるカラープルーフの作成やデザ
イン分野におけるデザインイメージの出力等がある。更
に、コンピューターで作成した文字や画像情報をインク
ジェットプリンターを用いて透明な記録シートに出力
し、これをオーバーヘッドプロジェクターの原稿として
会議のプレゼンテーション等に利用することも一般的に
行われている。
【0005】カラープルーフの作成やデザイン分野にお
けるデザインイメージの出力等の用途に用いられるイン
クジェットプリンターでは、所謂ドラム走査方式と呼ば
れ、一般的にカセットから自動的にインクジェット記録
シートを一枚ずつ円筒状の支持ドラム外面にインク受理
層が表となるように巻き付け、支持ドラムを回転させな
がらインクノズルを走査させて連続自動印画を行ってお
り、同箇所への複数回のインク打ち込みが可能であるた
め、非常に高階調かつ、高濃度な品位の高い画像を得る
ことが出来る。
けるデザインイメージの出力等の用途に用いられるイン
クジェットプリンターでは、所謂ドラム走査方式と呼ば
れ、一般的にカセットから自動的にインクジェット記録
シートを一枚ずつ円筒状の支持ドラム外面にインク受理
層が表となるように巻き付け、支持ドラムを回転させな
がらインクノズルを走査させて連続自動印画を行ってお
り、同箇所への複数回のインク打ち込みが可能であるた
め、非常に高階調かつ、高濃度な品位の高い画像を得る
ことが出来る。
【0006】ドラム走査方式は、非常に高品位な画像を
得ることが出来る反面、構造的に複雑であり、支持ドラ
ムへのインクジェット記録シートの給紙、排紙の過程に
おいても複雑な機構を用いて行われる。
得ることが出来る反面、構造的に複雑であり、支持ドラ
ムへのインクジェット記録シートの給紙、排紙の過程に
おいても複雑な機構を用いて行われる。
【0007】給紙は、カセットに装填されたインクジェ
ット記録シートをニップロールに挟み、支持ドラムまで
搬送し、支持ドラムに装着されているクランプに先頭部
を挟み込み固定し、支持ドラムを回転させインクジェッ
ト記録シートを巻き取った後、別のクランプにて末端部
を固定する事により、給紙が完了する。
ット記録シートをニップロールに挟み、支持ドラムまで
搬送し、支持ドラムに装着されているクランプに先頭部
を挟み込み固定し、支持ドラムを回転させインクジェッ
ト記録シートを巻き取った後、別のクランプにて末端部
を固定する事により、給紙が完了する。
【0008】排紙は、前述の給紙時に固定したクランプ
の一つを解除し、支持ドラムの曲率により曲げられてい
るインクジェット記録シートの平面状態への復元力によ
り持ち上がった端部をすくいあげ、ニップロールに挟ん
だ後、支持ドラムを回転させ、インクジェット記録シー
トを押し出し、他方のクランプを解放し、排紙が完了す
る。
の一つを解除し、支持ドラムの曲率により曲げられてい
るインクジェット記録シートの平面状態への復元力によ
り持ち上がった端部をすくいあげ、ニップロールに挟ん
だ後、支持ドラムを回転させ、インクジェット記録シー
トを押し出し、他方のクランプを解放し、排紙が完了す
る。
【0009】以上のように、複雑な過程を経て給紙排紙
が行われており、例えば、カセットに装填されたインク
ジェット記録シートにカールがあれば、ニップロールに
挟む段階で給紙不良が発生する可能性が高く、また印字
後のインクジェット記録シートの復元力が低いと、クラ
ンプを解除したとき端部が持ち上がらず、ニップロール
に挟む段階で排紙不良が発生する可能性が高い。
が行われており、例えば、カセットに装填されたインク
ジェット記録シートにカールがあれば、ニップロールに
挟む段階で給紙不良が発生する可能性が高く、また印字
後のインクジェット記録シートの復元力が低いと、クラ
ンプを解除したとき端部が持ち上がらず、ニップロール
に挟む段階で排紙不良が発生する可能性が高い。
【0010】しかも、インクジェット記録シートを構成
するインク受理層はインク自体が水溶性であることから
水分を吸収しやすい構造になっており、温湿度環境によ
りインク受理層が伸縮し、この伸縮がインクジェット記
録シート全体のカールに影響する。
するインク受理層はインク自体が水溶性であることから
水分を吸収しやすい構造になっており、温湿度環境によ
りインク受理層が伸縮し、この伸縮がインクジェット記
録シート全体のカールに影響する。
【0011】そのため、温湿度環境が極端に低湿あるい
は高湿になると、インクジェット記録シート自体にカー
ルが生じ、これが上記のような給紙不良あるいは排紙不
良の原因となり、問題となっていた。
は高湿になると、インクジェット記録シート自体にカー
ルが生じ、これが上記のような給紙不良あるいは排紙不
良の原因となり、問題となっていた。
【0012】一般的にカールを防止するためには、イン
ク受理層の支持体を挟んだ反対側の面に裏塗層を設ける
ことが行われており、裏塗層側には、従来、支持体を挟
んだ両面のバランスを取るために、インク受理層側の全
乾燥塗布量とほぼ同一の乾燥塗布量が塗布されていた。
ク受理層の支持体を挟んだ反対側の面に裏塗層を設ける
ことが行われており、裏塗層側には、従来、支持体を挟
んだ両面のバランスを取るために、インク受理層側の全
乾燥塗布量とほぼ同一の乾燥塗布量が塗布されていた。
【0013】特開平9−142011においては、イン
ク受容層中のゼラチンの塗工量(A)に対し、バックコ
ート層(裏面層)中のゼラチンの塗工量(B)の重量比
(B/A)が1.1以上1.9以下とする事により、取
り扱い性に優れたインクジェット記録シートについて記
載されているが、搬送性において十分満足できるもので
はなかった。
ク受容層中のゼラチンの塗工量(A)に対し、バックコ
ート層(裏面層)中のゼラチンの塗工量(B)の重量比
(B/A)が1.1以上1.9以下とする事により、取
り扱い性に優れたインクジェット記録シートについて記
載されているが、搬送性において十分満足できるもので
はなかった。
【0014】特開平7−179031においては、ドラ
ム走査方式のインクジェットプリンターに用いられるイ
ンクジェット記録シートにおいて、15℃/20%RH
〜32℃/70%RHの環境条件下、該記録シートの長
さ10cmの片持ち梁の撓み量が、−80〜−10mm
とすることにより、ドラム走査方式インクジェットプリ
ンターにおけるプリンターの支持ドラムへの巻き付き不
良や、支持ドラムからの脱着不良等のトラブルが発生せ
ず、搬送性が良好であるインクジェット記録シートにつ
いて記載されているが、近年、印字サイズの大判化によ
る支持ドラム径の増大、高濃度印字によるインク打ち込
み量の増大が著しく、搬送性について満足できるもので
はなかった。片持ち梁の撓み(たわみ)量とは、記録シ
ートの印画面を上にした状態で端部から10cmの部分を
水平に固定したとき、端部からこの固定点の水平方向の
延長線までの鉛直方向の距離を表し、端部が水平方向の
延長線よりも上にある時を正、下にある時を負の符号で
示し、単位としてmmで表す。
ム走査方式のインクジェットプリンターに用いられるイ
ンクジェット記録シートにおいて、15℃/20%RH
〜32℃/70%RHの環境条件下、該記録シートの長
さ10cmの片持ち梁の撓み量が、−80〜−10mm
とすることにより、ドラム走査方式インクジェットプリ
ンターにおけるプリンターの支持ドラムへの巻き付き不
良や、支持ドラムからの脱着不良等のトラブルが発生せ
ず、搬送性が良好であるインクジェット記録シートにつ
いて記載されているが、近年、印字サイズの大判化によ
る支持ドラム径の増大、高濃度印字によるインク打ち込
み量の増大が著しく、搬送性について満足できるもので
はなかった。片持ち梁の撓み(たわみ)量とは、記録シ
ートの印画面を上にした状態で端部から10cmの部分を
水平に固定したとき、端部からこの固定点の水平方向の
延長線までの鉛直方向の距離を表し、端部が水平方向の
延長線よりも上にある時を正、下にある時を負の符号で
示し、単位としてmmで表す。
【0015】支持ドラム径が増大した結果、巻き付けら
れるインクジェット記録シートの曲率が低下し、排紙時
の持ち上がり量が不足し、これによる排紙不良の発生、
あるいはインク打ち込み量が増大した結果、印字面の重
量が増加し、これによる排紙不良の発生、より複雑化し
た給紙機構において、インクジェット記録シートの反り
によるニップロール挟み不良による給紙不良の発生な
ど、種々の問題が発生していた。
れるインクジェット記録シートの曲率が低下し、排紙時
の持ち上がり量が不足し、これによる排紙不良の発生、
あるいはインク打ち込み量が増大した結果、印字面の重
量が増加し、これによる排紙不良の発生、より複雑化し
た給紙機構において、インクジェット記録シートの反り
によるニップロール挟み不良による給紙不良の発生な
ど、種々の問題が発生していた。
【0016】また、インク自体の改良により、ジエチレ
ングリコールやグリセリンなど水溶性の高沸点有機溶媒
が添加されたインクも多くなり、この高沸点有機溶媒が
印字乾燥後もインクジェット記録シート中のインク受理
層に残留し、インク受理層を膨潤させ、この膨潤により
インクジェット記録シートにカールが生じ、排紙不良を
発生させることもあった。
ングリコールやグリセリンなど水溶性の高沸点有機溶媒
が添加されたインクも多くなり、この高沸点有機溶媒が
印字乾燥後もインクジェット記録シート中のインク受理
層に残留し、インク受理層を膨潤させ、この膨潤により
インクジェット記録シートにカールが生じ、排紙不良を
発生させることもあった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の技術では実現できなかった、ドラム走査方式のインク
ジェットプリンターにおける高い搬送性を有するインク
ジェット記録シートを提供することである。
の技術では実現できなかった、ドラム走査方式のインク
ジェットプリンターにおける高い搬送性を有するインク
ジェット記録シートを提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、該インク
受理層の支持体を挟んだ反対側に裏塗層を有し、該イン
ク受理層側の全乾燥塗布量に対して、45重量%から7
5重量%に相当する乾燥塗布量を裏塗層側に有すること
により、搬送性、特にインク打ち込み量が多い場合での
排紙適性に優れる事を見いだし、本発明を完成するに至
った。
題点を解決するために鋭意検討を重ねた結果、該インク
受理層の支持体を挟んだ反対側に裏塗層を有し、該イン
ク受理層側の全乾燥塗布量に対して、45重量%から7
5重量%に相当する乾燥塗布量を裏塗層側に有すること
により、搬送性、特にインク打ち込み量が多い場合での
排紙適性に優れる事を見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0019】本発明において、支持体としては、紙、フ
ィルム、金属箔、合成紙、布、不織布又はそれらの複合
体を用いることができるが、インク受理層塗布時の支持
体の膨潤による面質の悪化を防ぐために、非液体吸収性
であることが好ましい。このような支持体としては、フ
ィルム、金属箔、樹脂被覆紙又はそれらの複合体を用い
ることができるが、面質やハンドリング性が良好で、写
真ライクな風合いを有するため、樹脂被覆紙あるいはフ
ィルムの使用が特に好ましい。また、支持体の厚さにつ
いては特に制限はないが、ハンドリング性とプリンター
の通紙適性から、100〜300μm程度のものが好ま
しい。
ィルム、金属箔、合成紙、布、不織布又はそれらの複合
体を用いることができるが、インク受理層塗布時の支持
体の膨潤による面質の悪化を防ぐために、非液体吸収性
であることが好ましい。このような支持体としては、フ
ィルム、金属箔、樹脂被覆紙又はそれらの複合体を用い
ることができるが、面質やハンドリング性が良好で、写
真ライクな風合いを有するため、樹脂被覆紙あるいはフ
ィルムの使用が特に好ましい。また、支持体の厚さにつ
いては特に制限はないが、ハンドリング性とプリンター
の通紙適性から、100〜300μm程度のものが好ま
しい。
【0020】本発明において、インク受理層あるいは裏
塗層に用いられるバインダーとしては、石灰処理ゼラチ
ン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチン、ゼラチン誘導
体、例えば、フタール酸、マレイン酸、フマール酸等の
二塩基酸の無水物と反応したゼラチン等の各種ゼラチ
ン、各種ケン化度のポリビニルアルコール、カルボキシ
変性、カチオン変性及び両性のポリビニルアルコール及
びそれらの誘導体、ポリビニルピロリドン及びその誘導
体、酸化澱粉、カチオン化澱粉、エーテル化澱粉等の澱
粉類、カルボキシメチルセルロ−ス、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ビスコース等のセルロ−
ス誘導体、ポリオキシアルキレングリコール類、ポリエ
チレングリコール類など、水溶性高分子を広く使用する
ことが出来る。
塗層に用いられるバインダーとしては、石灰処理ゼラチ
ン、酸処理ゼラチン、酵素処理ゼラチン、ゼラチン誘導
体、例えば、フタール酸、マレイン酸、フマール酸等の
二塩基酸の無水物と反応したゼラチン等の各種ゼラチ
ン、各種ケン化度のポリビニルアルコール、カルボキシ
変性、カチオン変性及び両性のポリビニルアルコール及
びそれらの誘導体、ポリビニルピロリドン及びその誘導
体、酸化澱粉、カチオン化澱粉、エーテル化澱粉等の澱
粉類、カルボキシメチルセルロ−ス、ヒドロキシエチル
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセ
ルロース、エチルセルロース、ビスコース等のセルロ−
ス誘導体、ポリオキシアルキレングリコール類、ポリエ
チレングリコール類など、水溶性高分子を広く使用する
ことが出来る。
【0021】本発明において、バインダーとして特に好
ましい水溶性高分子は、ゼラチン及びその誘導体、セル
ロース及びその誘導体、ポリビニルアルコール及びその
誘導体、ポリビニルピロリドン及びその誘導体であり、
それらを単独で用いても良いし複数種類を併用しても良
い。
ましい水溶性高分子は、ゼラチン及びその誘導体、セル
ロース及びその誘導体、ポリビニルアルコール及びその
誘導体、ポリビニルピロリドン及びその誘導体であり、
それらを単独で用いても良いし複数種類を併用しても良
い。
【0022】インク受理層には、バインダーのほかに、
シリカ、コロイダルシリカ、アルミナゾル、シリコン樹
脂微粒子、ポリスチレン樹脂微粒子、澱粉粒等の透明顔
料、ポリビニルアルコール、澱粉、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルピリジニウムハライド、ポリアクリル酸
ソーダ、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリビニルエーテル、アルキルビニルエーテル
・マレイン酸共重合体、スチレン・マレイン酸共重合
体、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂等の水溶性樹脂、ア
ニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性等の界面活性
剤、活性ハロゲン化合物、ビニルスルフォン化合物、ア
ジリジン化合物、エポキシ化合物、アクリロイル化合
物、イソシアネート化合物等の硬膜剤、防腐剤、染料、
蛍光剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、耐ブロッキング
剤、pH調整剤、消泡剤、無機又は有機の帯電防止剤、
合成樹脂ラテックス等を適宜組み合わせて添加すること
ができる。
シリカ、コロイダルシリカ、アルミナゾル、シリコン樹
脂微粒子、ポリスチレン樹脂微粒子、澱粉粒等の透明顔
料、ポリビニルアルコール、澱粉、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルピリジニウムハライド、ポリアクリル酸
ソーダ、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリ
コール、ポリビニルエーテル、アルキルビニルエーテル
・マレイン酸共重合体、スチレン・マレイン酸共重合
体、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、メラミ
ン樹脂、尿素樹脂、ポリアミド樹脂等の水溶性樹脂、ア
ニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性等の界面活性
剤、活性ハロゲン化合物、ビニルスルフォン化合物、ア
ジリジン化合物、エポキシ化合物、アクリロイル化合
物、イソシアネート化合物等の硬膜剤、防腐剤、染料、
蛍光剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、耐ブロッキング
剤、pH調整剤、消泡剤、無機又は有機の帯電防止剤、
合成樹脂ラテックス等を適宜組み合わせて添加すること
ができる。
【0023】インク受理層の乾燥塗布量は、3〜30g
/m2であることが好ましく、インク受理層の塗布量が3
g/m2未満の場合には、インク吸収性が劣るため、印字
後インクがインク受理層から溢れ、画像の色混じりや擦
れによる汚染が発生しやすくなり、30g/m2を超える
場合には、インク受理層の着色や記録シートのひび割れ
等の問題が発生する。
/m2であることが好ましく、インク受理層の塗布量が3
g/m2未満の場合には、インク吸収性が劣るため、印字
後インクがインク受理層から溢れ、画像の色混じりや擦
れによる汚染が発生しやすくなり、30g/m2を超える
場合には、インク受理層の着色や記録シートのひび割れ
等の問題が発生する。
【0024】裏塗層には、上記水溶性高分子の他に、無
機又は有機の帯電防止剤、合成樹脂ラテックス、硬膜
剤、顔料、界面活性剤等を適宜組み合わせて添加するこ
とができ、裏塗層は実質的にインク受容層の機能を有し
ていても良い。
機又は有機の帯電防止剤、合成樹脂ラテックス、硬膜
剤、顔料、界面活性剤等を適宜組み合わせて添加するこ
とができ、裏塗層は実質的にインク受容層の機能を有し
ていても良い。
【0025】一般的にシート状のインクジェット記録シ
ートにおいて、インク受理層だけではなく、カールバラ
ンスの点から裏塗層を設けることが行われているが、裏
塗層側の全乾燥塗布量とインク受理層側の全乾燥塗布量
の比率により、ドラム走査方式のインクジェットプリン
ターにおける通紙適性が大きく変化する。
ートにおいて、インク受理層だけではなく、カールバラ
ンスの点から裏塗層を設けることが行われているが、裏
塗層側の全乾燥塗布量とインク受理層側の全乾燥塗布量
の比率により、ドラム走査方式のインクジェットプリン
ターにおける通紙適性が大きく変化する。
【0026】一般的に水溶性高分子類を主成分とする塗
布膜は、温湿度環境の変化により、水分を吸放出し、例
えば暴露される温湿度環境が高湿であると空気中の水分
を吸収することにより塗布膜が膨潤し、例えば暴露され
る温湿度環境が低湿であると空気中へ水分を放出し塗布
膜が収縮する。
布膜は、温湿度環境の変化により、水分を吸放出し、例
えば暴露される温湿度環境が高湿であると空気中の水分
を吸収することにより塗布膜が膨潤し、例えば暴露され
る温湿度環境が低湿であると空気中へ水分を放出し塗布
膜が収縮する。
【0027】そしてカールは、支持体上に塗布されたイ
ンク受理層側の全乾燥塗布量と、支持体を挟んで反対側
に塗布された裏塗層側の全乾燥塗布量の収縮力のバラン
スにより変化し、インク受理層側の収縮力が、裏塗層側
の収縮力よりも強ければ、インク受理層側へカールし、
逆に裏塗層側の収縮力が強ければ、裏塗層側へカールす
る。
ンク受理層側の全乾燥塗布量と、支持体を挟んで反対側
に塗布された裏塗層側の全乾燥塗布量の収縮力のバラン
スにより変化し、インク受理層側の収縮力が、裏塗層側
の収縮力よりも強ければ、インク受理層側へカールし、
逆に裏塗層側の収縮力が強ければ、裏塗層側へカールす
る。
【0028】ここで、インク受理層側へカールすると
は、インクジェット記録シートをインク受理層側から見
た場合、凹面となるようなカールを示し、同様に裏塗層
側へカールするとは、インクジェット記録シートを裏塗
層側から見た場合、凹面となるようなカールを示す。
は、インクジェット記録シートをインク受理層側から見
た場合、凹面となるようなカールを示し、同様に裏塗層
側へカールするとは、インクジェット記録シートを裏塗
層側から見た場合、凹面となるようなカールを示す。
【0029】この様に、カールは支持体を挟んで両面に
塗布されている塗布層の収縮力により決定されるが、こ
の収縮力は、水溶性高分子が主成分となった塗布膜で
は、その乾燥塗布量により決定され、同一温湿度条件に
おける乾燥塗布量と収縮力は比例関係にある。
塗布されている塗布層の収縮力により決定されるが、こ
の収縮力は、水溶性高分子が主成分となった塗布膜で
は、その乾燥塗布量により決定され、同一温湿度条件に
おける乾燥塗布量と収縮力は比例関係にある。
【0030】従って、支持体を挟んで塗布されているイ
ンク受理層及び裏塗層等が共に水溶性高分子を主体とす
る場合、インク受理層側と裏塗層側の乾燥塗布量が等し
ければ、低湿低温条件から高湿高温条件まで収縮力がバ
ランスしており、カールは支持体そのもののカールによ
り決定され、温湿度条件によりカールが変化する事は殆
ど無い。
ンク受理層及び裏塗層等が共に水溶性高分子を主体とす
る場合、インク受理層側と裏塗層側の乾燥塗布量が等し
ければ、低湿低温条件から高湿高温条件まで収縮力がバ
ランスしており、カールは支持体そのもののカールによ
り決定され、温湿度条件によりカールが変化する事は殆
ど無い。
【0031】この様に、インク受理層側および裏塗層側
の乾燥塗布量が等しい場合、種々の温湿度条件下におい
ても、インク受理層側あるいは裏塗層側に極端にカール
することなく、良好な平面性を有し、ドラム走査方式イ
ンクジェットプリンターへの給紙適性に優れている。
の乾燥塗布量が等しい場合、種々の温湿度条件下におい
ても、インク受理層側あるいは裏塗層側に極端にカール
することなく、良好な平面性を有し、ドラム走査方式イ
ンクジェットプリンターへの給紙適性に優れている。
【0032】しかしながら、印字、特に高濃度印字を行
うと、インクに含有されている水溶性の高沸点有機溶媒
が印字乾燥後もインク受理層に残留し、インク受理層を
膨潤させる。
うと、インクに含有されている水溶性の高沸点有機溶媒
が印字乾燥後もインク受理層に残留し、インク受理層を
膨潤させる。
【0033】このインク受理層側の膨潤は、湿度による
水分の吸放出による膨潤、収縮とは異なり、湿度による
影響を受けない膨潤であり、印字後のインク受理層側の
膨潤あるいは収縮状態は、水分によるものと、インクに
含有されていた水溶性の高沸点有機溶媒による膨潤が合
わさったものとなる。
水分の吸放出による膨潤、収縮とは異なり、湿度による
影響を受けない膨潤であり、印字後のインク受理層側の
膨潤あるいは収縮状態は、水分によるものと、インクに
含有されていた水溶性の高沸点有機溶媒による膨潤が合
わさったものとなる。
【0034】したがって、高湿条件下、つまり裏塗層側
も膨潤している状態では、大きなカール変化をもたらさ
ないが、低湿条件下では、インク受理層側と裏塗層側が
共に水分を失い収縮するが、インク受理層側はインクに
含有されていた水溶性の高沸点有機溶媒による膨潤があ
るため、裏塗層側の収縮力が優勢となり、裏塗層側への
カールが発生する。
も膨潤している状態では、大きなカール変化をもたらさ
ないが、低湿条件下では、インク受理層側と裏塗層側が
共に水分を失い収縮するが、インク受理層側はインクに
含有されていた水溶性の高沸点有機溶媒による膨潤があ
るため、裏塗層側の収縮力が優勢となり、裏塗層側への
カールが発生する。
【0035】この裏塗層側へのカールはドラム走査方式
のインクジェットプリンターにおいてはドラム表面のカ
ーブにそったカールであり、このカールは、前述した排
紙機構において片方のクランプが解除されたときの、巻
き付けられているインクジェット記録シートの平面状態
への復元力の低下、つまり端部の持ち上がり量の低下を
もたらし、排紙不良の原因となる。
のインクジェットプリンターにおいてはドラム表面のカ
ーブにそったカールであり、このカールは、前述した排
紙機構において片方のクランプが解除されたときの、巻
き付けられているインクジェット記録シートの平面状態
への復元力の低下、つまり端部の持ち上がり量の低下を
もたらし、排紙不良の原因となる。
【0036】以上のように、裏塗層側の乾燥塗布量がイ
ンク受理層側の乾燥塗布量と等しい場合、ドラム走査方
式インクジェットプリンターへの給紙適性には優れてい
るが、低湿条件下での排紙において排紙不良の問題が生
じる。
ンク受理層側の乾燥塗布量と等しい場合、ドラム走査方
式インクジェットプリンターへの給紙適性には優れてい
るが、低湿条件下での排紙において排紙不良の問題が生
じる。
【0037】裏塗層側の乾燥塗布量がインク受理層側の
乾燥塗布量に対して極端に少ない場合、例えば30%に
相当する場合などでは、インク受理層側と裏塗層側の伸
縮がバランスしておらず、インク受理層側と裏塗層側が
共に膨潤状態にある高湿状態では給紙適性、排紙適性と
もに特に問題は生じないが、低湿状態になると、インク
受理層側への強いカールが発生する。
乾燥塗布量に対して極端に少ない場合、例えば30%に
相当する場合などでは、インク受理層側と裏塗層側の伸
縮がバランスしておらず、インク受理層側と裏塗層側が
共に膨潤状態にある高湿状態では給紙適性、排紙適性と
もに特に問題は生じないが、低湿状態になると、インク
受理層側への強いカールが発生する。
【0038】このインク受理層側へのカールは、一般的
に給紙カセット内においては、印字面つまりインク受理
層へのゴミ、指紋などの付着を防止するために印字面を
下にして装填するため、インクジェット記録シートの自
重により押さえられるが、カールの強度が強いため、端
部ではなく、逆に中央部の持ち上がりが発生し、給紙不
良の原因となる。
に給紙カセット内においては、印字面つまりインク受理
層へのゴミ、指紋などの付着を防止するために印字面を
下にして装填するため、インクジェット記録シートの自
重により押さえられるが、カールの強度が強いため、端
部ではなく、逆に中央部の持ち上がりが発生し、給紙不
良の原因となる。
【0039】また、問題なく印字できた場合でも、印字
物周辺の余白部や、残留している水溶性の高沸点有機溶
媒による膨潤が殆ど生じない淡色印字部が、低湿条件に
おいて、インク受理層側の収縮力が強いために、インク
受理層側へのカールが発生し、印字物として劣ったもの
となり、使用に耐えうるものではない。
物周辺の余白部や、残留している水溶性の高沸点有機溶
媒による膨潤が殆ど生じない淡色印字部が、低湿条件に
おいて、インク受理層側の収縮力が強いために、インク
受理層側へのカールが発生し、印字物として劣ったもの
となり、使用に耐えうるものではない。
【0040】逆に、裏塗層側の乾燥塗布量がインク受理
層側の乾燥塗布量と比較して極端に多い場合、例えば1
50%に相当する場合などでは、低湿条件下において裏
塗層側の強い収縮力が、裏塗層側への強いカールをもた
らす。
層側の乾燥塗布量と比較して極端に多い場合、例えば1
50%に相当する場合などでは、低湿条件下において裏
塗層側の強い収縮力が、裏塗層側への強いカールをもた
らす。
【0041】給紙カセット内においては、印字面つまり
インク受理層へのゴミ、指紋などの付着を防止するため
に裏塗層側を上にして装填するため、低湿条件下での裏
塗層側への強いカールは、給紙カセット内での装填状態
において、四隅の持ち上がりを発生させ、給紙段階にお
けるニップロール挟み込み不良、ドラムへの装着不良な
ど、種々の障害が生じ、使用に耐えうるものではない。
インク受理層へのゴミ、指紋などの付着を防止するため
に裏塗層側を上にして装填するため、低湿条件下での裏
塗層側への強いカールは、給紙カセット内での装填状態
において、四隅の持ち上がりを発生させ、給紙段階にお
けるニップロール挟み込み不良、ドラムへの装着不良な
ど、種々の障害が生じ、使用に耐えうるものではない。
【0042】また、印字時が低湿状態でなく、問題なく
印字完了した場合でも、得られた印字物を低湿状態にさ
らしたとき、強い裏塗層側へのカールが発生し、極端な
場合には印字面を外にして筒状に巻き込まれた状態とな
り、ハンドリング性に欠けるなど、印字物として劣った
ものとなり、使用に耐えうるものではない。
印字完了した場合でも、得られた印字物を低湿状態にさ
らしたとき、強い裏塗層側へのカールが発生し、極端な
場合には印字面を外にして筒状に巻き込まれた状態とな
り、ハンドリング性に欠けるなど、印字物として劣った
ものとなり、使用に耐えうるものではない。
【0043】本発明においては、裏塗層側の乾燥塗布量
をインク受理層側の乾燥塗布量の45%から75%とす
ることにより、低湿条件下においても良好な給紙適性、
排紙適性、ハンドリング性をインクジェット記録シート
に付与するものである。
をインク受理層側の乾燥塗布量の45%から75%とす
ることにより、低湿条件下においても良好な給紙適性、
排紙適性、ハンドリング性をインクジェット記録シート
に付与するものである。
【0044】本発明の場合、インク受理層側と裏塗層側
の伸縮がバランスしておらず、インク受理層側と裏塗層
側が共に膨潤状態にある高湿状態では給紙適性、排紙適
性ともに特に問題は生じないが、低湿状態になると、イ
ンク受理層側へのカールが発生する。
の伸縮がバランスしておらず、インク受理層側と裏塗層
側が共に膨潤状態にある高湿状態では給紙適性、排紙適
性ともに特に問題は生じないが、低湿状態になると、イ
ンク受理層側へのカールが発生する。
【0045】しかしながら、一般的に給紙カセット内に
おいては、印字面つまりインク受理層へのゴミ、指紋な
どの付着を防止するために印字面を下にして装填するた
め、インク受理層側へのカールはインクジェット記録シ
ートの自重に押さえられ、顕在化することはなく、給紙
不良が発生することはない。
おいては、印字面つまりインク受理層へのゴミ、指紋な
どの付着を防止するために印字面を下にして装填するた
め、インク受理層側へのカールはインクジェット記録シ
ートの自重に押さえられ、顕在化することはなく、給紙
不良が発生することはない。
【0046】次に、印字、特に高濃度印字を行うと、イ
ンクに含有されている水溶性の高沸点有機溶媒が印字乾
燥後もインク受理層に残留し、インク受理層を膨潤させ
る。
ンクに含有されている水溶性の高沸点有機溶媒が印字乾
燥後もインク受理層に残留し、インク受理層を膨潤させ
る。
【0047】このインク受理層側の膨潤は、高湿条件
下、つまり裏塗層側も膨潤している状態では、大きなカ
ール変化をもたらさないが、低湿条件下では、インク受
理層側と裏塗層側が共に水分を失い収縮するなかで、イ
ンク受理層側は残留しているインクに含有されていた水
溶性の高沸点有機溶媒による膨潤が残ることとなる。
下、つまり裏塗層側も膨潤している状態では、大きなカ
ール変化をもたらさないが、低湿条件下では、インク受
理層側と裏塗層側が共に水分を失い収縮するなかで、イ
ンク受理層側は残留しているインクに含有されていた水
溶性の高沸点有機溶媒による膨潤が残ることとなる。
【0048】しかし、裏塗層側の乾燥塗布量が少ないた
め、裏塗層側の収縮力は弱く、インク受理層側はインク
に含有されていた水溶性の高沸点有機溶媒による膨潤に
より収縮力が弱くなっているため、収縮力がバランス
し、裏塗層側へのカールはほとんど発生しないか、発生
してもカールの強度が低く、排紙に際して端部の持ち上
がり量の不足をまねくことなく、排紙不良が発生するこ
とはない。
め、裏塗層側の収縮力は弱く、インク受理層側はインク
に含有されていた水溶性の高沸点有機溶媒による膨潤に
より収縮力が弱くなっているため、収縮力がバランス
し、裏塗層側へのカールはほとんど発生しないか、発生
してもカールの強度が低く、排紙に際して端部の持ち上
がり量の不足をまねくことなく、排紙不良が発生するこ
とはない。
【0049】以上のように、裏塗層側の乾燥塗布量がイ
ンク受理層側の乾燥塗布量の45%から75%である場
合、ドラム走査方式インクジェットプリンターへの給紙
適性および、排紙適性に関して問題が生じることはな
い。
ンク受理層側の乾燥塗布量の45%から75%である場
合、ドラム走査方式インクジェットプリンターへの給紙
適性および、排紙適性に関して問題が生じることはな
い。
【0050】本発明において、インク受理層、裏塗層
は、ロッド、ワイヤーバー、スライドホッパー、カーテ
ン、エクストルージョンダイ、エアーナイフ、ロール、
ブレード等の一般的な塗工装置により支持体上に塗布さ
れるが、鏡の様に非常に平滑な塗布面が得られるため、
スライドホッパーあるいはカーテン、エクストルージョ
ンダイの使用が好ましい。
は、ロッド、ワイヤーバー、スライドホッパー、カーテ
ン、エクストルージョンダイ、エアーナイフ、ロール、
ブレード等の一般的な塗工装置により支持体上に塗布さ
れるが、鏡の様に非常に平滑な塗布面が得られるため、
スライドホッパーあるいはカーテン、エクストルージョ
ンダイの使用が好ましい。
【0051】そして、インク受理層、裏塗層は、単層又
は2層以上の多層のいずれであっても良い。多層の場
合、各層を互いに異なる組成とすることも同一の組成と
することもできる。また、多層を形成する場合、2層以
上を一度に塗工しても、1層ずつ逐次塗工しても良い。
は2層以上の多層のいずれであっても良い。多層の場
合、各層を互いに異なる組成とすることも同一の組成と
することもできる。また、多層を形成する場合、2層以
上を一度に塗工しても、1層ずつ逐次塗工しても良い。
【0052】また、インク受理層あるいは裏塗層を塗布
する前に前処理を行うこともできる。
する前に前処理を行うこともできる。
【0053】前処理の方法としては、酸化剤溶液への浸
漬法、火炎処理法、放電処理法、電子衝撃法、紫外線照
射法等による高分子表面の親水化、フランス国特許第8
94,789号、ドイツ国特許第1,040,898号
に開示された如き、親水性コロイドを含んだ溶媒による
サーピング、日本特許第429038号、日本特許第4
29039号等に開示された如き、親水性コロイドを含
む水性高分子エマルジョンの塗布、あるいは特公昭47
−24270号に開示された如きグラフト化ゼラチンを
溶剤に溶解して塗布する方法等がある。
漬法、火炎処理法、放電処理法、電子衝撃法、紫外線照
射法等による高分子表面の親水化、フランス国特許第8
94,789号、ドイツ国特許第1,040,898号
に開示された如き、親水性コロイドを含んだ溶媒による
サーピング、日本特許第429038号、日本特許第4
29039号等に開示された如き、親水性コロイドを含
む水性高分子エマルジョンの塗布、あるいは特公昭47
−24270号に開示された如きグラフト化ゼラチンを
溶剤に溶解して塗布する方法等がある。
【0054】
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが勿論
本発明はこれだけに限定されるものではない。
本発明はこれだけに限定されるものではない。
【0055】実施例1 LBKPからなる坪量100g/m2の上質紙の表面にコ
ロナ放電処理を施した後、溶融押出法により低密度ポリ
エチレン85重量部と二酸化チタン15重量部からなる
樹脂組成物を16g/m2塗布し、裏面にもコロナ放電処
理を施した後、高密度ポリエチレン60重量部と低密度
ポリエチレン40重量部からなる樹脂組成物を16g/
m2塗布して、樹脂被覆紙支持体を作製した。
ロナ放電処理を施した後、溶融押出法により低密度ポリ
エチレン85重量部と二酸化チタン15重量部からなる
樹脂組成物を16g/m2塗布し、裏面にもコロナ放電処
理を施した後、高密度ポリエチレン60重量部と低密度
ポリエチレン40重量部からなる樹脂組成物を16g/
m2塗布して、樹脂被覆紙支持体を作製した。
【0056】この樹脂被覆紙の表面にコロナ放電処理を
施した後、スライドホッパーを用い、下記配合の固形分
濃度10%の裏塗層塗液および、固形分濃度10%のイ
ンク受理層塗液を表1に記載された乾燥塗布量となるよ
うに、逐次塗布乾燥し、インクジェット記録シートを作
製した。
施した後、スライドホッパーを用い、下記配合の固形分
濃度10%の裏塗層塗液および、固形分濃度10%のイ
ンク受理層塗液を表1に記載された乾燥塗布量となるよ
うに、逐次塗布乾燥し、インクジェット記録シートを作
製した。
【0057】 <裏塗層塗液> ゼラチン 90重量部 コロイダルシリカ 10重量部 <インク受理層塗液配合> ゼラチン 49.5重量部 カルボキシメチルセルロース 49.5重量部 コロイダルシリカ 1重量部
【0058】
【表1】
【0059】これらのインクジェット記録シートは、下
記項目について評価を行い、結果を表2にまとめて示し
た。
記項目について評価を行い、結果を表2にまとめて示し
た。
【0060】ドラム走査方式のインクジェットプリンタ
ーとして、シルバー精工(株)製SJ2000を用い、
給紙カセットにインクジェット記録シートを50枚装填
した後、低湿条件(温度25℃相対湿度30%)或いは
高湿条件(25℃相対湿度70%)にて12時間放置
後、以下のテストを行った。
ーとして、シルバー精工(株)製SJ2000を用い、
給紙カセットにインクジェット記録シートを50枚装填
した後、低湿条件(温度25℃相対湿度30%)或いは
高湿条件(25℃相対湿度70%)にて12時間放置
後、以下のテストを行った。
【0061】高湿条件下にて、低濃度印字としてシア
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックを印字可能域全面に
最大濃度の25%にて重色印字を10枚連続行った後、
高濃度印字としてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クを印字可能域全面に最大濃度の75%にて重色印字を
10枚連続で行った。
ン、マゼンタ、イエロー、ブラックを印字可能域全面に
最大濃度の25%にて重色印字を10枚連続行った後、
高濃度印字としてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
クを印字可能域全面に最大濃度の75%にて重色印字を
10枚連続で行った。
【0062】なお、給紙ミスが発生した場合には、イン
クジェット記録シートを取り除いた後にもう一度給紙を
行い、印字枚数を確保した。
クジェット記録シートを取り除いた後にもう一度給紙を
行い、印字枚数を確保した。
【0063】[項目1.高湿度給紙適性]20枚の給紙
が問題なく行えれば○、ニップロール挟み不良やドラム
への巻き付け不良などが発生し、給紙ミスが20枚中2
枚以下であれば△、3枚以上を×とした。
が問題なく行えれば○、ニップロール挟み不良やドラム
への巻き付け不良などが発生し、給紙ミスが20枚中2
枚以下であれば△、3枚以上を×とした。
【0064】[項目2.高湿度低濃度印字排紙適性]低
濃度印字10枚の排紙が問題なく行えれば○、端部持ち
上がり不足などが発生し、排紙排紙ミスが10枚中1枚
以下であれば△、2枚以上を×とした。
濃度印字10枚の排紙が問題なく行えれば○、端部持ち
上がり不足などが発生し、排紙排紙ミスが10枚中1枚
以下であれば△、2枚以上を×とした。
【0065】[項目3.高湿度高濃度印字排紙適性]高
濃度印字10枚の排紙が問題なく行えれば○、端部持ち
上がり不足などが発生し、排紙排紙ミスが10枚中1枚
以下であれば△、2枚以上を×とした。
濃度印字10枚の排紙が問題なく行えれば○、端部持ち
上がり不足などが発生し、排紙排紙ミスが10枚中1枚
以下であれば△、2枚以上を×とした。
【0066】同様に低湿条件下にて、低濃度印字10枚
及び高濃度印字を10枚連続で行った。
及び高濃度印字を10枚連続で行った。
【0067】[項目4.低湿度給紙適性]判定基準は項
目1と同じである。
目1と同じである。
【0068】[項目5.低湿度低濃度印字排紙適性]判
定基準は項目2と同じである。
定基準は項目2と同じである。
【0069】[項目6.低湿度高濃度印字排紙適性]判
定基準は項目3と同じである。
定基準は項目3と同じである。
【0070】
【表2】
【0071】表2の結果から明らかな様に、本発明によ
る実施例1〜3のインクジェット記録シートは、いずれ
も高湿度給紙適性、低湿度給紙適性、高湿度低濃度印字
排紙適性、低湿度低濃度印字排紙適性、高湿度高濃度印
字排紙適性、低湿度高濃度印字排紙適性全てにおいて問
題なく、逆に、インク受理層の乾燥塗布量に対して裏塗
層の乾燥塗布量が45%未満あるいは75%を超える比
較例は何らかの項目にて問題が生じている。
る実施例1〜3のインクジェット記録シートは、いずれ
も高湿度給紙適性、低湿度給紙適性、高湿度低濃度印字
排紙適性、低湿度低濃度印字排紙適性、高湿度高濃度印
字排紙適性、低湿度高濃度印字排紙適性全てにおいて問
題なく、逆に、インク受理層の乾燥塗布量に対して裏塗
層の乾燥塗布量が45%未満あるいは75%を超える比
較例は何らかの項目にて問題が生じている。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、搬送性に優れた、イン
クジェット記録シートを得ることができる。
クジェット記録シートを得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 支持体上にインク受理層を設けたインク
ジェット記録シートにおいて、該インク受理層の支持体
を挟んだ反対側に裏塗層を有し、該インク受理層側の全
乾燥塗布量に対して、45重量%から75重量%に相当
する乾燥塗布量を裏塗層側に有することを特徴とする、
インクジェット記録シート。 - 【請求項2】 前記インク受理層と前記裏塗層が水溶性
高分子を含有することを特徴とする請求項1記載のイン
クジェット記録シート。 - 【請求項3】 前記支持体が非液体吸収性であることを
特徴とする請求項1または2記載のインクジェット記録
シート。 - 【請求項4】 ドラム走査方式のインクジェットプリン
ターに用いられる請求項1〜3の何れか1項に記載のイ
ンクジェット記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10097218A JPH11291618A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | インクジェット記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10097218A JPH11291618A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | インクジェット記録シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11291618A true JPH11291618A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14186500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10097218A Pending JPH11291618A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | インクジェット記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11291618A (ja) |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP10097218A patent/JPH11291618A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040224 |