JPH11291754A - 建設機械におけるキャビン等の透光部構成部材 - Google Patents

建設機械におけるキャビン等の透光部構成部材

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JPH11291754A
JPH11291754A JP10343344A JP34334498A JPH11291754A JP H11291754 A JPH11291754 A JP H11291754A JP 10343344 A JP10343344 A JP 10343344A JP 34334498 A JP34334498 A JP 34334498A JP H11291754 A JPH11291754 A JP H11291754A
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glass
light
plastic
cabin
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Kanichi Sato
寛一 佐藤
Masayuki Oishi
真之 大石
Masanori Sogawa
正典 十川
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建設機械のキャビンにおける天窓や前面ガラ
スなど透光性を要する個所の構成材に、ガラスとプラス
チックとからなる複合部材を使用して、安全で視認性の
よい透光部構成部材を提供する。 【解決手段】 プラスチック板3とガラス板2を透明な
熱可塑性樹脂による接着層4で圧縮成形されて一体に積
層複合させた耐貫通性ならびに耐久性の高い透光部構成
部材1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として建設機械
の運転者を保護するとともに、作業時の視認性と外部か
らの飛来物に対しての安全性を確保し、安全快適に運転
操作ができるようにする機能を備えた建設機械のキャビ
ン等の透光部構成部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧ショベル,ブレーカーなどの
建設機械では、例えば油圧ショベルによる掘削作業時
に、掘削された土砂を掬い上げてダンプトラックなどに
積み込む際、ショベルを高く上げて移動する途中で、そ
のショベル内から掬われた土砂の一部がキャビン上に落
下するようなことが生じる。ときにはショベルに掬い込
まれた岩石が移動途中であふれ出して落下するというこ
ともしばしば発生する。このようなことから、一般にキ
ャビンの天井部に設けられている天窓には強化ガラスま
たは合わせガラスが採用されている。また、プラスチッ
ク製の窓材を使用することもある。しかも、前述のよう
な落下物に対して安全なように、天窓の上部に金属製の
ヘッドガードを取付けて保護するような対策を講じてい
る。
【0003】このようなキャビンの天窓の保護手段とし
ては、一例として図9(a)で示すように、キャビン1
00の天井部全体を覆うようにして格子状にされた金属
製のガード102を取付けて天窓101が保護されるよ
うになされている。あるいは、図9(b)で示されるよ
うに、天窓101の上側に適宜直径の金属棒を多数本並
列に並べて取付けられるような構造のガード103とさ
れたものが知られている。
【0004】また、前記キャビン100における前面ガ
ラス105に対しても掘削作業に際して破砕された比較
的小さい岩石など破砕片が飛び散って飛来するために割
れるのを防止する手段としてガードを設けることが行わ
れている。この場合は、図示省略するが、例えばパンチ
ングメタルのような金属製の穴明き板をキャビンの前面
に配置して飛来物をガラス面の手前で保護するような方
策をとっている。
【0005】また、建設機械などの運転席側面に設けら
れる窓には、作業時の視認性と安全性を確保するため
に、一般にプラスチック板を用いている。一部の機械で
は強化ガラスや合わせガラスが使われている。
【0006】一方、キャビンの窓には、事故などの際、
緊急脱出のために、後方窓をハンマーなどで割って運転
者がキャビンの外へ出られるような対策がなされてい
る。このために、後方窓にはハンマーなどで割ることが
容易で、しかも通常時安全性が確保できるものとして強
化ガラスを用いることが必須となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たようなガードを天窓上部に配置したり、前面ガラスの
前方に設けたりすることは、それらガードが視界を遮っ
て視認性を悪くすることになる。そのために、運転者は
ガードの隙間から外部を覗きながら作業を行わねばなら
ず、作業性が著しく低下するという問題点がある。特
に、前面ガラスの前に開口率の低い金属製穴明き板を取
り付けられている場合、僅かな隙間を縫って外部の状況
を判断しなければならず、非常に作業が行い難く、しか
もキャビンの背後側から太陽光を受けるときその太陽光
が穴明き板面で反射して、運転者が前面を確認すること
が非常に困難となるという大きな欠点が生じ、必ずしも
安全であるとは言い切れないという問題点がある。その
結果、危険性はあるがガードを外して視認性を良くし、
作業を行うというような状況にある。
【0008】また、前述のようなガードを取付けること
による問題点として、ヘッドガード付き天窓では、長期
使用中にガードの錆がガラス面に付着して、視認性を損
なうことのみならず、その付着した錆の除去に労力を強
いられると言う問題点がある。
【0009】このようなことから、ガードを省略すると
しても、強化ガラスは比較的大きな物体の落下時に強度
が高く破損まで到ることは少ないが、鋭い角を持つ物体
(例えば破砕されて尖った角を持つ岩石塊など)では簡
単に破損することが知られている。また、合わせガラス
では、ガラスの亀裂に到るまでは早いが、破損時のガラ
スの散乱が抑えられて比較的安全ではあるが低温時(−
10℃以下)では物性が低下して耐貫通性は不充分であ
り、しかもガラス積層体であるために重くて取付部など
の補強が必要になるという問題点がある。このほかプラ
スチック製では砂塵、岩石の破砕粉の落下や付着によっ
て容易に表面に傷がつき視認性を劣化させるという問題
点がある。
【0010】また、キャビンにおける側面窓にプラスチ
ックの板を使用した場合は、表面にハードコートなどを
施したものを使用することが多いが、このような処理を
施していても砂塵の飛来や、雨天でのワイピング等を行
えば、簡単に傷が付いて時間とともに表面が白化し、視
界が悪くなる。強化ガラスや合わせガラスを使用すれ
ば、擦り傷は少なくなるが、ガラスそのものが重く、側
面の大型ガラスでは相当な重量になることから、旋回体
に搭載される運転室(キャビン)などでは旋回時におけ
るエネルギーロスも多くなる。
【0011】このようなことから、側面窓の窓部材(ガ
ラス)を取り外すと作業装置の稼働部分が運転席の近く
で動くような状況では、運転者に危害を及ぼす危険性が
ある。
【0012】また、緊急脱出時に窓を破って脱出する場
合、ガラスをハンマーなどで割って脱出するようなこと
では、ガラスの破片が飛び散り、危険である。そこで、
取り外し可能な窓ガラスを設置する場合、重い強化ガラ
スや合わせガラスでは、機械の稼働時の振動、旋回動作
の加速度などによって窓ガラスの取付部に緩みが発生し
て、振動で外れやすく、また、強固に固定するとサッシ
を備えない窓ガラスでは固定部が振動で欠けたり部分破
損することがある。また、取外したときに作業者のガラ
ス重量による取扱いにくさなどの問題点がある。
【0013】本発明は、前述のような問題点を解消する
ためになされたもので、建設機械のキャビンにおける透
光性を要する個所の構成材に、ガラスとプラスチックと
からなる複合部材を使い、安全で視認性がよく軽量化を
図ることができる透光部構成部材を提供することを目的
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用・効果】前述さ
れた目的を達成するために、本発明による建設機械にお
けるキャビン等の透光部構成部材は、プラスチックとガ
ラスを積層複合させて光を透過させる透明体であること
を特徴とするものである。
【0015】このように構成される本発明の透光性構成
部材によれば、ガラスと複合させるプラスチック材に透
明で耐衝撃性が高く機械的強度の高いものを組合わせる
ことにより、外部からの飛来物に対する耐衝撃性・耐貫
通性および視認性が確保できて、ガードを設けることな
くキャビンの透光部を飛来物から保護することができる
という作用効果を奏するのである。また、複合体(透明
体)を構成する一方のガラス層側を外面にしてキャビン
に装着させることにより、飛来物による外面に対しての
耐擦傷性を高めて視認性の低下を防止でき、作業性を向
上させ得るという効果を奏するのである。さらに、複合
させることによって、前述の作用効果を発揮させるとと
もにプラスチック特有の耐候性,耐紫外線の劣る分を表
面ガラスで保護するため耐久性を高めることができると
いう効果を奏するのである。
【0016】また、本発明では、積層複合されるプラス
チックはポリカーボネートであるのがよい。あるいは前
記積層複合されるプラスチックはメタクリレートである
のがよい。こうすると、透明性を維持できて耐衝撃性、
耐貫通性が確保でき落下物や飛来物からキャビン内を保
護できることになる。しかも、この透光部構成部材を軽
量化できて、キャビン全体をも軽量化できるので、従来
のものに比べて旋回体上に搭載される場合、旋回時の消
費エネルギーを低減して省エネルギー化に貢献するとい
う効果を奏するのである。なお、開閉するような場合、
軽量化によって取扱いを容易にするという効果も得られ
る。
【0017】また、本発明では、前記プラスチックは少
なくとも一面にハードコートを施したポリカーボネート
であって、ハードコート面が外面にあるのがよい。こう
することで、積層体の室内側にハードコートされたポリ
カーボネートが配され、室内の曇り除去のためのワイピ
ングでも傷が付かず、また紫外線が反射して室内側から
当った場合でもハードコート層が保護するために、紫外
線劣化を防止することができる。また、万一破損するよ
うな事故が起きた場合でも、室内側がポリカーボネート
であれば、ガラスの層内剥離片やガラスの微粉末の飛散
がないので、運転席を安全に守る役割を持たせることが
できる。
【0018】また、前記透明体はガラスとプラスチック
との間に中間接着層を有しているのが好ましい。透明な
積層複合体を構成するに際して両者の界面に接着層を介
在させることにより、性質の異なる2層が一体化され中
間に空隙が生じないので光の乱反射を防止できて透明度
の低下を防止できるとともに全体の強化が図られ、か
つ、ガラスとプラスチックとの物性の異なる材料が雰囲
気により個々に変動するのを阻止する効果を得ることが
できる。また、前記透明体はガラス−プラスチック−ガ
ラスの組合せであり、それぞれガラス−プラスチック間
に中間接着層を有している構成とするのがよい。こうす
ると、内外両面がガラスによって構成されて耐擦傷性が
高まり粉塵の多い場所での使用に対してより有効とな
る。しかも、プラスチック層がガラスによって閉じ込め
られるので外的影響を少なくして耐久性を高めるほか、
断熱性が上がりエアコンデショニングの効果がより効率
的に得られることになる。
【0019】前記中間接着層が熱可塑性ポリウレタン樹
脂であることが好ましい。このような樹脂を用いて接合
することにより、透明性を維持してガラスとプラスチッ
クとの密接した積層体が得られることになる。また、前
記透明体を構成する積層複合材のプラスチックには光線
の一部を遮る着色を施されているのが好ましい。このよ
うに複合されるプラスチックには着色することが可能で
あるので、例えば、熱線を吸収できる着色を施しておけ
ばキャビン内の温度上昇を低減するのに役立て得る。ま
た、紫外線を吸収できる着色を施せば紫外線から運転者
を防護できることになる。
【0020】なお、前述のような積層複合材にてなる透
明体は、キャビンの前面や天窓に使用して、視認性を向
上させるとともに飛来物に対する耐貫通性並びに耐擦傷
性による安全性を確保でき、また、側面窓に使用して視
認性はもちろん、旋回動作に伴なう異物との接触など外
部からの衝撃に対して耐貫通性を有するので運転者を安
全に保護できる。しかも、外表面を耐擦傷性のガラス面
で構成されることにより飛来物や粉塵の付着による清掃
時の払拭による白化が生じないので視認性が損なわれ
ず、粉塵の舞う作業現場においても作業効率の低下を招
くことがない。
【0021】また、窓構成材の軽量化によって、機械振
動による窓構成材の固定部における欠損事故や緩みの発
生が防止できるという効果を奏し、緊急脱出時の取出し
も軽量化された窓構成材により、作業者の取扱いも容易
になる。さらに、ドア用として使用すれば、軽量化によ
って、前記効果に加えて慣性質量の影響を少なくし、ド
ア開放での作業時におけるドアの振動も少なくでき、か
つドア取付機構も軽量化に応じて安価な構造とすること
ができる。また、窓が軽量化できるので、前述のように
振動による脱落をなくすることができ、副次的効果とし
て運転者が片手で外せる重さにできることから、緊急脱
出用の窓を構成するのに役立つことになる。さらにま
た、ダンパー効果を有するプラスチック積層複合材を使
用することで遮音性能が上がり、エンジンの放射音がキ
ャビン内に侵入するのを防止できるという効果もある。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明による建設機械にお
けるキャビン等の透光部構成部材の具体的な実施の形態
につき、図面を参照しつつ説明する。
【0023】図1に本発明に係る透光部構成部材の構成
を表わす実施例の一部拡大断面図が示されている。
【0024】この図で示される透光部構成部材1は、所
要厚みのガラス板2にプラスチック板3を積層してなる
ものである。この透光部構成部材1は、圧縮成形型にお
いてガラス板2とプラスチック板3とを重ねて挿入され
たものに、その両者間の間隙部に透明な熱可塑性樹脂を
加圧注入して圧縮成形することにより、その熱可塑性樹
脂が接着層4となって一体化され、積層複合材として形
成される。
【0025】ここで用いられる前記プラスチック板3に
はポリカーボネート板(以下、説明上プラスチック板と
しての符号3を付す)が採用されている。そして、この
ポリカーボネート板3とガラス板2を一体に接合する接
着層4(本発明の中間接着層に対応)となる熱可塑性樹
脂としては、熱可塑性ポリウレタン樹脂が用いられる。
【0026】このようにして形成される透光部構成部材
1は、いずれも透明な材料を用いられ、しかも熱可塑性
ポリウレタン樹脂による接着層4によってガラス板2と
ポリカーボネート板3とが全面にわたり密着成形される
ので、三者はその透明度を維持して積層体として構成さ
れる。なお、積層体としての構成各材料の厚みについて
一例を挙げると、ガラス板2には約2〜3mm厚のもの
が、またポリカーボネート板3には約6〜8mm厚のも
のが用いられ、接着層4は1mm程度に仕上げられる。
【0027】こうして得られた透光部構成材料1は、例
えば油圧ショベルやブレーカーなどの建設機械(主に建
設車輌)におけるキャビンの前面窓,側面窓,天窓,後
部窓など各部窓構成材として透光部に使用される。例え
ば、天窓の透光部に使用した場合、ガラス板2側を表面
にしてキャビンの屋根部に装着する。こうしておけば、
透光部構成部材1が透明体であるからキャビン内の運転
者は、たとえばショベルを持ち上げて移動させる場合で
もその動きを容易に視認することができ、従来のヘッド
ガードを備えた場合に比べて著しく作業性が向上するこ
とになる。すなわち、作業中に取扱われる破砕岩石など
の落下物が万一天窓を直撃するようなことが生じて表層
のガラス板2が破損しても、内側層のポリカーボネート
板3が一時的に内側に変位する状態から速やかに復元し
て衝撃に耐え、キャビン内の運転者を安全に保護するこ
とができる。要するに、落下物による耐貫通性を備えて
安全性を確保できるのである。
【0028】ちなみに、前記透光部構成部材1としての
ガラス板2とポリカーボネート板3との複合材の耐貫通
エネルギーについて、従来の合わせガラスや強化ガラス
との対比試験を行った結果を示すと、図2で示す通りで
ある。この試験に用いられた各試験体のデータは次の通
りである。 試験体構成: 本実施例透光部構成部材: 板厚 6.8mm ポリカーボネート3mm,接着層0.8mm,ガラス3
mm 合わせガラス: 板厚 6.8mm ガラス3mm,接着層0.8mm,ガラス3mm 強化ガラス: 板厚 6mm 試験条件:ガラス試験体を支持台(開口部約φ100)
に置き、落錘物(先端15mmR)を落下させ、貫通す
るのに必要なエネルギーを測定した(試験温度:20
℃) ◇試験結果:本実施例透光部構成部材(図中PC/ガラ
スで示している)は、従来品の合わせガラスの約2倍、
強化ガラスの約20倍の耐貫通性を有していることが判
った。
【0029】このように本実施例による透光部構成部材
1は、耐貫通性を備えて、しかも、透明性が確保されて
いるので、キャビンにおける天窓などのガードを省略す
ることが可能になり、作業性の向上のみならず、車輌と
しての軽量化を図ることが容易になるという利点があ
る。また、本実施例による透光部構成部材1は、ガラス
板2にポリカーボネート板3を熱可塑性ポリウレタン樹
脂による接着層4にて一体化されることで、低温時にお
ける耐衝撃性にも優れたものとなる。
【0030】また、図3に透光部構成部材の他の実施例
一部拡大断面図が示されている。この透光部構成部材1
Aは、前述の透光部構成部材1におけるポリカーボネー
ト板3の外面にハードコート層5を施したものである。
したがって、前記実施例と同一の部分については同一の
符号を付して説明を省略する。
【0031】このように、ポリカーボネート板3の表面
にハードコート層5を施した透光部構成部材1Aでは、
そのハードコート層5が室内側に位置するようにして窓
の透光部構成部材を配置するようにすると、室内の曇り
除去のために払拭しても表面に傷が付かず透明性が維持
できる。また、紫外線が反射して室内側から当った場合
でもハードコート層5が保護するので、紫外線劣化を防
止することができて長期使用に耐える窓構成材とするこ
とができる。そのほかに、万一破損するような事故が起
きても、室内側がポリカーボネート板3であるので、ガ
ラスの層内剥離片やガラスの破片の飛来がなく、安全性
が維持される。
【0032】また、ハードコートを施したポリカーボネ
ートは耐擦傷性ではガラスにかなわないもののガラスに
近い耐擦傷性を示す。そこで、合わせガラス,ポリカー
ボネートとガラスの積層体のポリカーボネート面,ハー
ドコートを施されたポリカーボネートとガラスの積層体
のハードコートポリカーボネート面におけるTABER
磨耗試験を実施した結果を図4に示す。この試験で用い
られた試験体のデータは次の通りである。 試験体構成: 本実施例透光部構成部材: 寸法 100mm×100mm サンプル 合わせガラス (ガラス/中間膜/ガラス) ポリカーボネート/ガラス積層体(無処理ポリカーボネート/ 中間膜/ガラス) ハードコートポリカーボネート/ガラス積層体(両面ハードコ ートポリカーボネート/中間膜/ガラス) 試験条件: JIS R 3212(自動車用安全ガラス試験方法)準拠 荷重500g 回転数1000rpm 磨耗ホイール硬さ721RHD サンプル はガラス面 はポリカーボネート面 はハードコートしたポリカーボネート面 を回転式磨耗ホイールで磨耗させた。 試験結果: 試験前と試験後の雲価度(ヘイズ)の変化量で判定した結果、磨耗による ヘイズ変化量はガラスが0.9%、ハードコートしたポリカーボネートが 8.6%、無処理のポリカーボネートが46.1%の順で傷が付き難かった 。
【0033】前述の透光部構成部材1または1Aを構成
するプラスチック板3については、前記ポリカーボネー
トに代えてメタクリレート(PMMAアクリル樹脂)を
用いても前記のものと同様の作用効果を奏することがで
きる。
【0034】本発明による透光部構成部材1Bとして
は、図5によって示されるように、二枚のガラス板2,
2の間にプラスチック板3(例えば、ポリカーボネー
ト、またはメタクリレート(PMMAアクリル樹脂)の
板)を介在させ、それぞれの接合部に透明性を備える熱
可塑性樹脂、例えば熱可塑性ポリウレタン樹脂による接
着層4を圧縮成形によって注入形成して一体に積層した
構成とすることができる。
【0035】このようにされた透光部構成部材1Bで
は、内外両面がガラス板2であるから、表面に粉塵など
が付着しても擦り傷が付き難く、透光性が失われないの
で粉塵などの多い場所で使用される建設車輌の窓用とし
て使用するのに適している。また、中間層として耐衝撃
性・耐貫通性を有するプラスチック板3が介在されてい
るので、外部からの衝撃を受けても全体が破損して砕け
散ることがなく、キャビンなどこの透光部構成部材1B
によって囲われた個所での運転者など人員に障害が及ぶ
のを未然に防止できる効果を奏するのである。
【0036】また、このような三層構造の透光部構成部
材1Bでは、プラスチック板3を内外両面でガラス板2
によって覆われているから、そのプラスチック板3特有
の耐候性、耐紫外線性の劣る分をガラスによって保護さ
れて耐久性が優れたものになる。しかも、そのプラスチ
ック板3には着色可能であるから、紫外線や熱線の透過
率を下げる機能が簡単に付加できて、断熱性が高めら
れ、その上複合構造による音響ダンピング効果も得られ
てキャビン内での騒音レベルを低下させることができる
など、キャビン内の耐環境性を安価でかつ効率的に向上
させることが可能になる。
【0037】また、この透光部構成部材1Bは、前述の
ように表裏両面がガラス板2であるから、例えばキャビ
ンの前面ガラスとして使用される場合、ワイパーを付設
して粉塵などの拭き取りができるように構成することが
容易となる。しかも、必要に応じて内外両面を同時に拭
き取るようなワイパーを設けても全く支障なく、便利に
使用できる効果がある。
【0038】上述のような機能を備える本実施例の透光
部構成部材1,1A,1Bは、天窓や前面ガラスのみな
らず建設機械の条件に応じてキャビンの周囲に形成され
る各窓部の透光部に使用できる。例えば、図6に示され
るように、パワーショベルのキャビン10における運転
席11の前面ガラス12や屋根部13に設けられる天窓
14、あるいは側面窓15,後面窓16に、それぞれ前
記透光部構成部材1,1Aあるいは1Bを用いることが
できる。このようにすることで、運転者の運転時におけ
る視認性を確保して、同時に飛来物から運転者の保護を
図ることができる。
【0039】また、後面窓16のように緊急時の脱出を
図る必要性のある部分には、透光部構成部材1または1
Aのような軽量化された部材を用いて、内部からワンタ
ッチで窓部が開放できる機構を組み込んだものにしてお
けば、通常時は窓構成部材として振動などによる脱落を
防止できて、緊急時にはロック部などを片手で操作して
開放し、外部への脱出を容易にすることができる。
【0040】あるいは、キャビン10の乗降口のドア1
7における透光部に前述の透光部構成部材1,1Aある
いは1Bを採用すれば、軽量化できるので、ドア17の
支持構造部および開いた時のロック構造を簡単な構造と
してコストダウンを図ることができる。もちろん、プラ
スチックのダンピング効果によってドアを閉じて作業を
行うようなときに、エンジン部などからの機械振動によ
る共振を弱めて運転者の疲労感を低減するのに役立つ効
果が得られる。
【0041】また、前記透光部構成部材1,1Aまたは
1Bは、例えば、図7に示されるような、小型油圧ショ
ベル(ミニショベル)の運転台10Aにおける運転席1
1Aの側面窓15a及びヘッドガード13aに設けられ
た天窓14aに、それぞれを用いることができる。この
ようにすることで、運転者の運転時における視認性を確
保して、同時に飛来物から運転者の保護を図ることがで
きる。
【0042】また、図8に示されるのは、他の形式のミ
ニショベルにおける運転台10Bの一例を表わし、この
ような運転台10Bではその後部に設けられてヘッドガ
ード17とともに運転者を保護するように取り付けられ
ている後部ガラス16aに前記透光部構成部材1,1A
または1Bのいずれかを用いて透光性の確保と飛来物か
らの保護を図ることができる。
【0043】本発明の透光部構成部材は、前述のような
建設機械(建設車輌)のほかに、クレーン車や高層建築
物の建設工事に使用される建設用クレーンのキャビンな
どに使用して運転室の環境改善に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る透光部構成部材の一実施
例拡大断面図である。
【図2】図2は、本発明に係る透光部構成部材と各種ガ
ラスとの耐貫通テストを示すグラフである。
【図3】図3は、透光部構成部材の他の実施例拡大断面
図である。
【図4】図4は、透光部構成部材におけるテーバー磨耗
試験結果を示す図である。
【図5】図5は、透光部構成部材の他の実施例拡大断面
図である。
【図6】図6は、本発明に係る透光部構成部材が採用で
きるパワーショベルにおけるキャビンの窓部を示す図
で、(a)は前側面からみた斜視図、(b)は後側面か
らみた斜視図である。
【図7】図7は、本発明に係る透光部構成部材が採用で
きるミニショベルにおける運転台の一例を示す図であ
る。
【図8】図8は、本発明に係る透光部構成部材が採用で
きるミニショベルにおける運転台の一例を示す図であ
る。
【図9】図9は、従来の建設機械におけるキャビンの天
窓にガードを取り付けた態様を示す図で、(a)は格子
状のガードを取付けたものを、(b)は多数の金属棒を
並列して取付けたものを、それぞれ示している。
【符号の説明】
1,1A,1B 透光部構成部材 2 ガラス板 3 ポリカーボネート板 4 接着層 5 ハードコート層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックとガラスを積層複合させて
    光を透過させる透明体であることを特徴とする建設機械
    におけるキャビン等の透光部構成部材。
  2. 【請求項2】 前記プラスチックはポリカーボネートで
    あることを特徴とする請求項1に記載の建設機械におけ
    るキャビン等の透光部構成部材。
  3. 【請求項3】 前記プラスチックは、少なくとも一面に
    ハードコートを施したポリカーボネートであって、ハー
    ドコート面が外面にあることを特徴とする請求項1に記
    載の建設機械におけるキャビン等の透光部構成部材。
  4. 【請求項4】 前記プラスチックはメタクリレートであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の建設機械における
    キャビン等の透光部構成部材。
  5. 【請求項5】 前記透明体はガラスとプラスチックとの
    間に中間接着層を有している請求項1に記載の建設機械
    におけるキャビン等の透光部構成部材。
  6. 【請求項6】 前記透明体はガラス−プラスチック−ガ
    ラスの組み合わせであり、それぞれガラス−プラスチッ
    ク間には中間接着層を有している請求項1に記載の建設
    機械におけるキャビン等の透光部構成部材。
  7. 【請求項7】 前記中間接着層が熱可塑性ポリウレタン
    樹脂であることを特徴とする請求項5または6に記載の
    建設機械におけるキャビン等の透光部構成部材。
  8. 【請求項8】 前記透明体を構成する積層複合体のプラ
    スチックには光線の一部を遮る着色を施されている請求
    項1〜6のいずれかに記載の建設機械におけるキャビン
    等の透光部構成部材。
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