JPH11291851A - 車両の回路遮断装置及びこの回路遮断装置の作動方法 - Google Patents

車両の回路遮断装置及びこの回路遮断装置の作動方法

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JPH11291851A
JPH11291851A JP10094539A JP9453998A JPH11291851A JP H11291851 A JPH11291851 A JP H11291851A JP 10094539 A JP10094539 A JP 10094539A JP 9453998 A JP9453998 A JP 9453998A JP H11291851 A JPH11291851 A JP H11291851A
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JP
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vehicle
circuit breaker
battery
conductor
detecting means
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JP10094539A
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Yoriyuki Miyazaki
順之 宮▲崎▼
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AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Harness System Technologies Research Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載バッテリと車載電装品との間に介設され
た導体部を火薬により破断して電力供給を遮断するよう
にした車両の回路遮断装置であって、車両廃棄時に火薬
を点火する際の作業性を向上する。 【解決手段】 制御部61によりイグニションキーによ
るエンジンキー挿入部5に対する操作が検知される。エ
アバッグECU7によりコネクタ26の嵌合を取り外す
操作が検知される。そして、エアバッグECU7により
イグニションキーがエンジンキー挿入部5に挿入された
状態でオフ位置にあることの検知と、コネクタ26の嵌
合取外しの検知とが行われると、蓄電部の電荷が瞬間的
に放電されてスクイブ22の電気ヒータ線に大電流が供
給され、火薬に点火される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載バッテリと車
載電装品との間に介設された導体部を火薬により破断し
て電力供給を遮断するようにした車両の回路遮断装置及
びこの回路遮断装置の作動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用電気回路等において、
過負荷電流や短絡電流が生じた場合に回路を直ちに遮断
する手段として、ヒューズやヒュージブルリンクが慣用
されている。これらのヒューズやヒュージブルリンク
は、溶断可能な導体部を容器内に有し、この容器の外部
に接続用端子が導出された基本構造をなし、その多くは
電気接続箱等に接続して使用されている。
【0003】しかし、上記ヒューズやヒュージブルリン
クは、過電流の発生によりはじめて溶断し、回路を遮断
するものであるため、自由なタイミングで回路を強制遮
断するといったことができない。従って、車両衝突とい
った緊急時に過電流が流れなくても回路を安全上強制遮
断したい場合には、上記ヒューズやヒュージブルリンク
に代え、もしくはこれらに加えて、外部からの操作で回
路を強制遮断できるようにする必要がある。
【0004】従来、このような回路の強制遮断を可能に
する手段として、特公昭58−47809号公報に示さ
れるような回路遮断器が知られている。
【0005】この遮断器は、出力ヒューズと、火薬と、
この火薬を加熱するためのフィラメントとが単一の封入
ガラス内に封入され、上記フィラメントに接続された入
力端子が上記封入ガラスを貫くようにしてこの封入ガラ
ス外に導出されたものであり、この封入ガラスの表面に
は防爆皮膜が施されている。そして、上記入力端子に一
定以上の電流または電圧を加えてフィラメントを発熱さ
せ、その熱で火薬を爆発させることにより、この爆発力
を利用して上記破断部を強制破断させることができるよ
うになっている。
【0006】このような遮断器を電源と各車載電装品と
の間に介在させれば、車両衝突等の事故発生時、上記入
力端子への入力電流もしくは入力電圧の制御によって任
意のタイミングで回路を遮断することが可能になる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
火薬を用いる部材が搭載されている場合には、安全面及
び環境面を考慮すると、車両を廃棄する際に予め火薬を
点火して確実に作動処理を行っておく必要がある。
【0008】一方、火薬を備えた車載部材として、従
来、エアバッグやシートベルト用プリテンショナー等が
知られているが、例えばエアバッグの車両廃棄のための
作動処理は、 (1) 部品を車両から取り外し、起爆用の電力を供給して
作動させる。 (2) 部品は車両に搭載したままで、起爆用の電力供給ケ
ーブルに介設されているコネクタを取り外し、別途準備
した電源から起爆用の電力を供給して作動させる。 等の手順で各部品毎に行われている。
【0009】しかし、上記回路遮断器についても、エア
バッグなどと同様に上記(1),(2)のような手順で車両廃
棄のための作動処理を行うのは、複雑で面倒な作業とな
り、時間を要するものとなってしまう。そこで、車両廃
棄のための回路遮断器の作動処理において、安全かつ確
実に火薬を点火するとともに、その作業性を向上するこ
とが望まれる。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
車載バッテリと車載電装品との間に介設された導体部を
火薬により破断して電力供給を遮断するようにした車両
の回路遮断装置であって、車両廃棄時に火薬を点火する
際の作業性を向上するようにした車両の回路遮断装置及
びこの回路遮断装置の作動方法を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、車載バッテリ
と車載電装品との間に介設された導体部及びこの導体部
を破断するための火薬からなる回路遮断手段と、車両解
体のために行われる回路取外し操作の検知を行う取外し
検知手段と、特定のスイッチ操作の検知を行う操作検知
手段と、上記回路取外し操作の検知と上記特定のスイッ
チ操作の検知とが行われたときに、上記火薬の点火を行
う点火制御手段とを備えたものである。
【0012】この構成によれば、車両解体のために行わ
れる回路取外し操作の検知と、特定のスイッチ操作の検
知とが行われたときに、車載バッテリと車載電装品との
間に介設された導体部を破断するための火薬の点火が行
われることにより、車両解体のための作業が安全に行わ
れることとなる。また、回路取外し操作の検知に加え
て、特定のスイッチ操作の検知がないと火薬の点火が行
われないので、不用意な火薬の点火が防止される。
【0013】なお、特定のスイッチ操作を回路遮断手段
の配設箇所から離れた位置のスイッチ操作とし、回路取
外し操作より後でスイッチ操作を行うことにすれば、作
業者が火薬点火時に回路遮断手段の配設箇所から確実に
離れていることになり、安全性は更に高まる。
【0014】また、上記点火制御手段は、上記回路取外
し操作の検知から所定時間経過するまでは上記点火を待
機するものであるとすることにより、スイッチ操作の後
に回路取外し操作がされた場合でも、その検知から所定
時間経過するまでは火薬の点火が行われないことによ
り、作業者が回路遮断手段の配設箇所から離れることが
可能になり、作業者の安全が更に高まる。
【0015】また、上記取外し検知手段は、上記導体部
を車載バッテリと上記車載電装品との間から取り外す操
作の検知を行うものとすることにより、作業者が導体部
の廃棄処理をする意志を直接検知できるので、適正な時
期に自動的に爆破することが可能になる。
【0016】また、上記導体部の一端は、車載バッテリ
の端子に直結されており、上記取外し検知手段は、上記
導体部の他端の接続を取り外す操作の検知を行うものと
することにより、車載バッテリの交換作業と明確に区別
することが可能になる。
【0017】また、上記導体部は、スタータモータに接
続されたモータ用電力ケーブルと車載バッテリとの間に
介設されたもので、上記取外し検知手段は、上記モータ
用電力ケーブルと上記導体部との接続を取り外す操作の
検知を行うものであるとしてもよい。
【0018】この構成によれば、取外し操作の検知が容
易に行われるとともに、この回路遮断手段によりモータ
用電力ケーブルの保護が図られる。
【0019】また、上記取外し検知手段は、車載バッテ
リから常に電力供給を受けている特定の車載電装品と車
載バッテリとの接続を取り外す操作の検知を行うもので
あるとしてもよい。この場合において、上記特定の車載
電装品は、その電源端子が車載バッテリと上記導体部と
の間に接続されたものであるとしてもよい。
【0020】この構成によれば、回路取外し操作が単な
る車載電装品のオンオフと明確に区別されることとな
る。
【0021】また、上記特定の車載電装品は、安全動作
用電装品としてもよい。ここで、安全動作用電装品とし
ては、例えば非常時にドアロックを解除するドアロック
装置、非常点灯を行うルームランプやハザードランプ等
を用いればよい。
【0022】また、上記取外し検知手段は、上記導体部
を車載バッテリと車載電装品との間から取り外す第1の
操作及び車載バッテリから常に電力供給を受けている特
定の車載電装品と車載バッテリとの接続を取り外す第2
の操作の両方の操作の検知を行うもので、上記点火制御
手段は、上記第1及び第2の操作の検知と上記特定のス
イッチ操作の検知とが行われたときに、上記火薬の点火
を行うものであるとしてもよい。
【0023】この構成によれば、導体部を車載バッテリ
と車載電装品との間から取り外す第1の操作及び車載バ
ッテリから常に電力供給を受けている特定の車載電装品
と車載バッテリとの接続を取り外す第2の操作の両方の
操作を回路取外し操作とすることにより、車両解体のた
めに行われる操作であることが一層明確になり、不用意
な火薬の点火がより良く防止される。
【0024】また、上記導体部の一端は、車載バッテリ
の端子に直結されており、上記取外し検知手段は、上記
第1の操作として上記導体部の他端の接続を取り外す操
作の検知を行うものとすることにより、第1の操作とし
ての取外し操作が容易に行える。
【0025】また、上記取外し検知手段、上記操作検知
手段及び上記点火制御手段は、上記車載バッテリから供
給される電力を蓄電する蓄電部を備えたものであるとし
てもよい。
【0026】この構成によれば、取外し検知手段、操作
検知手段及び点火制御手段が第1又は第2の操作の取外
し位置を介して車載バッテリに接続されている場合に
は、第1及び第2の操作によって車載バッテリから取外
し検知手段、操作検知手段及び点火制御手段への電力供
給が停止されるが、この場合でも蓄電部に蓄電された電
力により各手段の動作が可能になる。
【0027】また、上記第1の操作の検知と上記第2の
操作の検知との間隔を計時する計時手段を備え、上記点
火制御手段は、上記間隔が所定時間以上のときに上記火
薬の点火を行うものであるとしてもよい。
【0028】一般に、車載バッテリの交換作業では、上
記第1及び第2の操作における取外し箇所の上流側で、
車載バッテリと各部との接続が取り外される。従って、
車載バッテリの交換作業が行われると、上記第1及び第
2の操作の両方の検知が行われてしまうこととなる。こ
こで、実際に第1の操作と第2の操作とが行われる場合
には、それぞれの操作は所定時間以上の間隔をおいて行
われるが、車載バッテリの交換作業の際には、第1の操
作の検知と第2の操作の検知とは、ほぼ同時に行われる
ことになる。
【0029】そこで、この構成によれば、第1の操作の
検知と第2の操作の検知との間隔が所定時間以上のとき
に火薬の点火が行われることにより、車載バッテリの交
換と第1及び第2の操作とが確実に区別されることとな
る。
【0030】また、上記計時手段は、上記車載バッテリ
から供給される電力を蓄電する蓄電部を備えたものであ
るとしてもよい。
【0031】この構成によれば、計時手段が第1又は第
2の操作の取外し位置を介して車載バッテリに接続され
ている場合には、第1及び第2の操作によって車載バッ
テリから計時手段への電力供給が停止されることになる
が、この場合でも、蓄電部に蓄電された電力により計時
手段の動作が可能になる。
【0032】また、上記操作検知手段は、車室内でのス
イッチ操作の検知を行うものであるとしてもよい。
【0033】この構成によれば、車室内でのスイッチ操
作を特定のスイッチ操作とすることにより、作業者が回
路遮断手段の配設箇所、一般にはエンジンルームから離
れていることになり、安全性が更に高まる。なお、回路
取外し操作より後でスイッチ操作を行うことにすれば、
火薬点火時の作業者の安全がより確実に図られる。
【0034】また、上記操作検知手段は、イグニション
キーによるエンジンキー挿入部に対する操作の検知を行
うものであるとしてもよい。
【0035】この構成によれば、既存のキー挿入部を利
用しているので、新たなスイッチを設ける必要がなく、
構成の複雑化及び部品点数の増大が防止される。また、
操作の検知が容易に行われる。
【0036】また、上記操作検知手段は、イグニション
キーによるエンジンキー挿入部に対する挿入操作の検知
を行うものとしてもよい。
【0037】この構成によれば、回路取外し操作に続い
て挿入操作を行い、この挿入操作の直後に点火すること
にすれば、作業者が車室内にいる間に点火されることに
なり、安全性が更に一層高まる。
【0038】また、上記操作検知手段は、イグニション
キーがエンジンキー挿入部に対して所定回数だけ所定時
間内に連続して抜き差しされたことの検知を行うもので
あるとすると、このような抜き差しは一般に行われない
ので、廃棄処理作業であることが一層明確にされる。
【0039】また、上記操作検知手段は、イグニション
キーがエンジンキー挿入部のオフ位置にあることの検知
を行うものとしてもよい。
【0040】また、上記操作検知手段は、イグニション
キーによるエンジンキー挿入部のオフ位置からアクセサ
リオン位置への変更操作の検知を行うものとしてもよ
い。
【0041】この構成によれば、回路取外し操作に続い
て変更操作を行い、この変更操作の直後に点火すること
にすれば、作業者が車室内にいる間に点火されることに
なり、安全性が更に一層高まる。
【0042】また、車載バッテリと車載電装品との間に
介設された導体部及びこの導体部を破断するための火薬
からなる回路遮断手段を備えた車両の回路遮断装置の作
動方法であって、車両解体のために行われる回路取外し
操作の検知と特定のスイッチ操作の検知とが行われたと
きに、上記火薬の点火を行うようにしたものである。
【0043】この方法によれば、車両解体のために行わ
れる回路取外し操作の検知と、特定のスイッチ操作の検
知とが行われたときに、車載バッテリと車載電装品との
間に介設された導体部を破断するための火薬の点火が行
われることにより、車両解体のための作業が安全に行わ
れることとなる。また、回路取外し操作の検知に加え
て、特定のスイッチ操作の検知がないと火薬の点火が行
われないので、不用意な火薬の点火が防止される。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る車両の回路遮
断装置が適用される自動車の第1実施形態の電力供給回
路を示す回路ブロック図である。第1実施形態は、図1
に示すように、バッテリ1、遮断ユニット2、スタータ
モータ3、室外電気接続箱4、エンジンキー挿入部5、
室内電気接続箱6及びエアバッグECU7を備えてい
る。
【0045】遮断ユニット2は、バスバー(導体部)21
及びスクイブ(火薬)22を備えている。バスバー21は
導体からなり、その一端23がバッテリ1の正極端子1
1に接続され、他端24がモータ用電力ケーブル13を
介してスタータモータ3の電源端子31に接続されてい
る。スクイブ22は、電気ヒータ線の周囲に微量の火薬
が詰められたもので、バスバー21の近傍に配設され、
コネクタ25を介してエアバッグECU7に接続されて
いる。
【0046】そして、スクイブ22の電気ヒータ線に電
流が供給されると、電気ヒータ線が発熱して火薬に着火
し、これによってバスバー21が破断されるようになっ
ている。
【0047】スタータモータ3のアース端子32は、エ
ンジン33のアース端子34及びオルタネータ35のア
ース端子36と共通にされ、モータ用アースケーブル1
4を介してバッテリ1の負極端子12に接続されてお
り、このバッテリ1の負極端子12は、バッテリ用アー
スケーブル15を介して車体の導体部16に接続されて
いる。
【0048】室外電気接続箱4には、ヒュージブルリン
ク41や小容量のヒューズ42,43,44などが収容
されており、室内電気接続箱6には、制御部(ECU)6
1が収容されている。
【0049】また、エンジンキー挿入部5は、イグニシ
ョンキーを挿入するためのもので、イグニションキース
イッチ51とキー挿入スイッチ52とを備えている。
【0050】イグニションキースイッチ51は、エンジ
ンキー挿入部5に挿入されたイグニションキーの位置に
応じた信号を各ラインから制御部61に送出するもの
で、アクセサリオン位置(ACC)、イグニションオン位
置(IG)、スタータオン位置(図略)の各信号を出力す
る。キー挿入スイッチ52は、イグニションキーが挿入
されると信号ライン(I/O)を接地するものである。
【0051】バスバー21の他端24は、接続用電力ケ
ーブル17を介してヒュージブルリンク41に接続さ
れ、このヒュージブルリンク41は、分岐してオルタネ
ータ35の電源端子37に接続されるとともに、ヒュー
ズ42を介して制御部61の電源端子に接続され、更
に、ヒューズ43を介してイグニションキースイッチ5
1に接続されている。
【0052】接続用電力ケーブル17に接続された電装
品には、エンジンキー挿入部5に挿入されるイグニショ
ンキーの位置に関わりなく電力供給が行われる。
【0053】また、バスバー21の一端23は、コネク
タ26を介してヒューズ44に接続され、更にヒューズ
44は、室内電気接続箱6の制御部61を介して負荷6
2に接続されている。
【0054】この負荷62は、非常時に動作する安全動
作用電装品で、例えば非常時にドアロックを解除するド
アロック装置、非常点灯を行うルームランプやハザード
ランプ等であり、上述したように、遮断ユニット2を介
することなく、バッテリ1から電力供給を受けている。
【0055】制御部61は、トランジスタなどのスイッ
チ素子やCPU等からなり、以下の機能を有する。 (1) イグニションキースイッチ51及びキー挿入スイッ
チ52からの信号に基づいて、エンジンキー挿入部5に
対するイグニションキーによる操作を検知する操作検知
手段としての機能。これによって、挿入の有無と、挿入
の位置(アクセサリオン位置、イグニションオン位置、
又はアクセサリオン位置でもイグニションオン位置でも
ないオフ位置)が検知される。
【0056】(2) 検知したイグニションキーによる操作
の情報をエアバッグECU7に送出する機能。
【0057】エアバッグECU7は、大容量コンデンサ
などからなる蓄電部70を備え、エアバッグの動作を制
御するとともに、以下の機能を有する。 (1) コネクタ26とヒューズ44との間の回路位置45
の電圧レベルをモニタして、コネクタ26の嵌合を取り
外す操作を検知する取外し検知手段としての機能。
【0058】(2) イグニションキーがエンジンキー挿入
部5に挿入された状態でオフ位置にあることの検知と、
コネクタ26の嵌合取外しの検知とが行われると、蓄電
部70の電荷を瞬間的に放電させてスクイブ22の電気
ヒータ線に大電流を供給して火薬に点火する点火制御手
段としての機能。
【0059】次に、図2のフローチャートを用いて、車
両を廃棄する際に遮断ユニット2を作動させる手順につ
いて説明する。まず、コネクタ26の嵌合が取り外され
たか否かが判別され(ステップ#100)、取り外され
ていなければ(ステップ#100でNO)、このルーチ
ンを終了する。
【0060】コネクタ26の嵌合が取り外されると(ス
テップ#100でYES)、経過時間のカウントが開始
され(ステップ#110)、所定時間(例えば数秒間)経
過したかどうかが判別され(ステップ#120)、経過
していなければ(ステップ#120でNO)、経過する
まで待機し、所定時間が経過すると(ステップ#120
でYES)、イグニションキーがオフ位置に挿入されて
いるか否かが判別される(ステップ#130)。
【0061】そして、イグニションキーがオフ位置に挿
入されていなければ(ステップ#130でNO)、オフ
位置に挿入されるまで待機し、イグニションキーがオフ
位置に挿入されると(ステップ#130でYES)、ス
クイブ22に電流が供給されて火薬が点火され、遮断ユ
ニット2が作動する(ステップ#140)。
【0062】その結果、遮断ユニット2の火薬が処理さ
れるとともに、これによって遮断ユニット2を介するバ
ッテリ1から電装品への電力供給が遮断される。また、
コネクタ26の嵌合の取外しによって遮断ユニット2を
介さないバッテリ1から安全動作用電装品への電力供給
も遮断されているので、上記手順によって全ての電装品
に対する電力供給を遮断することができる。
【0063】従って、遮断ユニット2を容易に回収する
ことができるとともに、以降の車両廃棄作業を安全に行
うことができる。また、特別な作業を行うことなく、遮
断ユニット2の作動処理を行うことができる。
【0064】また、既存のイグニションキーによる操作
を検知しているので、専用の操作スイッチを設けること
なく、構成を複雑化したり部品点数を増大することな
く、遮断ユニット2の作動処理を行うことができる。
【0065】また、イグニションキーがオフ位置に挿入
されていること及びコネクタ26の嵌合が取り外された
ことの双方を遮断ユニット2の作動条件としているの
で、不用意に作動することを防止することができる。
【0066】また、コネクタ26の嵌合の取外しから所
定時間待機しているので、イグニションキーをオフ位置
にした後でコネクタ26の嵌合を取り外した場合でも、
火薬の点火時にはコネクタ26の配設位置から作業者が
離れることができるので、一層安全に遮断ユニット2の
作動処理を行うことができる。
【0067】また、コネクタ26の嵌合の取外しの後
で、イグニションキーの操作を行うことにすれば、遮断
ユニット2が配設されているエンジンルームから作業者
が確実に離れていることとなり、安全性をさらに高める
ことができる。
【0068】また、安全動作用電装品に接続されている
コネクタ26の嵌合の取外しを検知しているので、単な
る電装品のオンオフと明確に区別することができる。
【0069】図3は本発明に係る車両の回路遮断装置が
適用される自動車の第2実施形態の電力供給回路を示す
回路ブロック図、図4はバッテリ1の正極端子11の接
続状態を示す図である。なお、第1実施形態と同一物に
は同一符号を付し、説明を省略する。
【0070】図4(a)において、端子結合金具81
は、正極端子11にこれを抱え込むようにして結合して
おり、遮断ユニット2のバスバー21の一端23側が図
略の金具により端子結合金具81に結合されている。
【0071】一方、バスバー21の他端24側に突設さ
れたスタッドボルト82に、接続用電力ケーブル17の
丸形板端子83及びモータ用電力ケーブル13の丸形板
端子84が嵌められた状態で、当該スタッドボルト82
にナット85が締め付けられることにより、接続用電力
ケーブル17及びモータ用電力ケーブル13が遮断ユニ
ット2を介してバッテリ1の正極端子11に接続され
る。
【0072】スタッドボルト82の近傍には、電圧検知
用端子86が配設されている。この電圧検知用端子86
は、図4(b)に示すように、金属製の端部87及び絶
縁体からなる基部88から構成され、端部87は基部8
8の内部でケーブル89に接続されている。
【0073】電圧検知用端子86は、図4(c)に示す
ように、スタッドボルト82にナット85が締め付けら
れると、丸形板端子83が端部87に接触する位置に配
設されており、この接触により丸形板端子83、遮断ユ
ニット2を介してバッテリ1の正極端子11に接続され
るようになっている。また、電圧検知用端子86のケー
ブル89は、コネクタ25を介してエアバッグECU7
1に接続されている。
【0074】図3において、室外電気接続箱4のヒュー
ズ43はヒューズ44とイグニションキースイッチ51
との間に接続されている。また、ヒューズ43とヒュー
ズ44の接続点は、第1実施形態と同様に制御部61を
介して負荷62に接続されるとともに、更に、制御部6
1の電源端子に接続されている。
【0075】これによって、バッテリ1からイグニショ
ンキースイッチ51及び制御部61への電力供給は、遮
断ユニット2及び接続用電力ケーブル17を経由せず
に、コネクタ26を経由して行われる。
【0076】エアバッグECU71は、大容量コンデン
サなどからなる蓄電部70を備え、エアバッグの動作を
制御するとともに、以下の機能を有する。 (1) 電圧検知用端子86の端部87の電圧レベルをモニ
タして、モータ用電力ケーブル13及び接続用電力ケー
ブル17が遮断ユニット2から取り外される操作を検知
する取外し検知手段としての機能。
【0077】(2) イグニションキーがエンジンキー挿入
部5に挿入された状態でオフ位置にあることの検知と、
電力ケーブル13,17の取外しの検知とが行われる
と、蓄電部70の電荷を瞬間的に放電させてスクイブ2
2の電気ヒータ線に大電流を供給して火薬に点火する点
火制御手段としての機能。
【0078】なお、第2実施形態における車両を廃棄す
る際に遮断ユニット2を作動させる手順については、上
記図2のステップ#100において、電力ケーブル1
3,17が遮断ユニット2から取り外されたか否を判別
することにより、第1実施形態と同様に行うことができ
る。
【0079】その結果、遮断ユニット2の火薬が処理さ
れるとともに、これによって、安全動作用電装品を除い
て、遮断ユニット2を介するバッテリ1から電装品への
電力供給が遮断される。
【0080】従って、遮断ユニット2を容易に回収する
ことができるとともに、以降の車両廃棄作業を安全に行
うことができる。また、特別な作業を行ったり、専用の
操作スイッチを設けることなく、遮断ユニット2の作動
処理を行うことができる。
【0081】また、イグニションキーがオフ位置に挿入
されていること及び電力ケーブル13,17が遮断ユニ
ット2から取り外されたことの双方を遮断ユニット2の
作動条件としているので、不用意に作動することを防止
することができる。
【0082】また、電力ケーブル13,17の取外しか
ら所定時間待機しているので、火薬の点火時には遮断ユ
ニット2の配設位置から作業者が離れることができるの
で、一層安全に遮断ユニット2の作動処理を行うことが
できる。
【0083】また、遮断ユニット2からの電力ケーブル
13,17の取外しを検知しているので、遮断ユニット
2の廃棄処理を行う意志を直接検知することができ、遮
断ユニット2の作動処理を適正に行うことができる。
【0084】また、遮断ユニット2において、バッテリ
1と反対側に接続された電力ケーブル13,17の取外
しを検知しているので、バッテリ1の交換作業と明確に
区別することができる。
【0085】図5は本発明に係る車両の回路遮断装置が
適用される自動車の第3実施形態の電力供給回路を示す
回路ブロック図である。なお、第1、第2実施形態と同
一物には同一符号を付し、説明を省略する。
【0086】第3実施形態において、室外電気接続箱4
と室内電気接続箱6との接続関係は第1実施形態と同様
である。また、遮断ユニット2と接続ケーブル13,1
7との接続構成は、第2実施形態の図4と同様である。
更に、キー挿入スイッチ52が、エアバッグECU72
に接続されている。
【0087】エアバッグECU72は、大容量コンデン
サ等からなる蓄電部70を備え、エアバッグの動作を制
御するものである。なお、エアバッグECU72は、電
力ケーブル13,17及びコネクタ26の取外し操作が
行われてバッテリ1からの電力供給が停止されても、蓄
電部70に保持されている電荷が放電するまでの間は、
その電荷によって制御動作が可能になっている。この電
力供給停止後の動作可能時間は、蓄電部70の容量によ
って決まる。
【0088】また、エアバッグECU72は、以下の機
能を有する。 (1) コネクタ26とヒューズ44との間の回路位置45
の電圧レベルをモニタして、コネクタ26の嵌合を取り
外す操作を検知する取外し検知手段としての機能。
【0089】(2) 電圧検知用端子86の端部87の電圧
レベルをモニタして、モータ用電力ケーブル13及び接
続用電力ケーブル17が遮断ユニット2から取り外され
る操作を検知する取外し検知手段としての機能。
【0090】(3) コネクタ26の取外しと電力ケーブル
13,17の取外しとの間隔を計時する計時手段として
の機能。
【0091】(4) キー挿入スイッチ52からの信号に基
づいてエンジンキー挿入部5に対するイグニションキー
の挿入の有無を検知する操作検知手段としての機能。
【0092】(5) コネクタ26の嵌合の取外しの検知
と、電力ケーブル13,17の取外しの検知とが所定時
間(例えば0.5秒)以上の間隔をおいて行われ、更に、エ
ンジンキー挿入部5に対するイグニションキーの抜き差
しが所定回数(例えば2回)だけ所定間隔(例えば3秒)以
内で連続して行われたことの検知が行われると、蓄電部
70の電荷を瞬間的に放電させてスクイブ22の電気ヒ
ータ線に大電流を供給して火薬に点火する点火制御手段
としての機能。
【0093】次に、図6のフローチャートを用いて、第
3実施形態において、車両を廃棄する際に遮断ユニット
2を作動させる手順について説明する。まず、コネクタ
26の嵌合が取り外されているか否かが判別され(ステ
ップ#150)、取り外されていなければ(ステップ#
150でNO)、次いで電力ケーブル13,17が遮断
ユニット2から取り外されているか否かが判別され(ス
テップ#155)、取り外されていなければ(ステップ
#155でNO)、このルーチンを終了する。
【0094】ステップ#150において、コネクタ26
の嵌合が取り外されていると(ステップ#150でYE
S)、経過時間のカウントが開始され(ステップ#16
0)、次いで電力ケーブル13,17が遮断ユニット2
から取り外されているか否かが判別され(ステップ#1
65)、取り外されていなければ待機し(ステップ#1
65でNO)、取り外されると(ステップ#165でY
ES)、ステップ#185に進む。
【0095】一方、ステップ#155において、電力ケ
ーブル13,17が遮断ユニット2から取り外されてい
ると(ステップ#155でYES)、経過時間のカウン
トが開始され(ステップ#170)、次いでコネクタ2
6の嵌合が取り外されているか否かが判別され(ステッ
プ#175)、取り外されていなければ待機し(ステッ
プ#175でNO)、取り外されると(ステップ#17
5でYES)、ステップ#185に進む。
【0096】次いで、電力ケーブル13,17の取外し
とコネクタ26の取外しとの間隔が所定時間以上である
か否かが判別され(ステップ#180)、所定時間未満
であれば(ステップ#180でNO)、このルーチンを
終了する。
【0097】一方、両方の取外しの間隔が所定時間以上
であれば(ステップ#180でYES)、エンジンキー
挿入部5に対するイグニションキーの抜き差しが所定回
数だけ所定間隔以内で連続して行われたか否かが判別さ
れ(ステップ#185)、行われていなければ待機し
(ステップ#185でNO)、イグニションキーの抜き
差しが所定回数だけ所定間隔以内で連続して行われると
(ステップ#185でYES)、スクイブ22に電流が
供給されて火薬が点火され、遮断ユニット2が作動する
(ステップ#190)。
【0098】その結果、遮断ユニット2の火薬が処理さ
れるとともに、これによって遮断ユニット2を介するバ
ッテリ1から電装品への電力供給が遮断される。また、
コネクタ26の嵌合の取外しによって遮断ユニット2を
介さないバッテリ1から安全動作用電装品への電力供給
も遮断されているので、上記手順によって全ての電装品
に対する電力供給を遮断することができる。
【0099】従って、遮断ユニット2を容易に回収する
ことができるとともに、以降の車両廃棄作業を安全に行
うことができる。
【0100】また、特別な作業を行ったり、専用の操作
スイッチを設けることなく、遮断ユニット2の作動処理
を行うことができる。
【0101】また、イグニションキーの抜き差しが所定
回数行われたこと、コネクタ26の嵌合が取り外された
こと、及び電力ケーブル13,17が遮断ユニット2か
ら取り外されたことの3条件を遮断ユニット2の作動条
件としているので、不用意に作動することを一層確実に
防止することができる。
【0102】また、蓄電部70を備えているので、コネ
クタ26及び電力ケーブル13,17の取外しによりバ
ッテリ1からの電力供給が停止されても、イグニション
キーの抜き差しを検知することができる。
【0103】また、コネクタ26の取外しの検知と電力
ケーブル13,17の取外しの検知との間隔が所定時間
以上かどうかを判定しているので、バッテリ交換の場合
には両取外しの検知がほぼ同時に行われることから、バ
ッテリ交換と確実に区別することができる。
【0104】また、コネクタ26及び電力ケーブル1
3,17の取外しに加えて、一般に行われないイグニシ
ョンキーの所定間隔以内で所定回数の抜き差しを検知し
ているので、廃棄処理作業であることを明確にすること
ができる。
【0105】なお、本発明は上記各実施形態に限られ
ず、以下の変形形態を採用することができる。
【0106】(1)図2のステップ#130でYESの
ときに、続いてエンジンキー挿入部5のイグニションキ
ーがオフ位置からアクセサリオン位置への変化を検知し
たときに、ステップ#140に進むようにしてもよい。
この場合には、火薬の点火時には作業者が確実に運転席
にいることになるので、確実に安全に遮断ユニット2の
作動処理を行うことができる。
【0107】(2)作動処理は、図2に示す手順に代え
て、図7のフローチャートに示す手順で行うようにして
もよい。図7において、ステップ#200は図2のステ
ップ#100と同様である。続いて、ステップ#210
において、イグニションキーがエンジンキー挿入部5の
オフ位置に挿入された状態であるか否かが判別される。
【0108】そして、挿入された状態でなければイグニ
ションキーがエンジンキー挿入部5のオフ位置に挿入さ
れるまで待機する(ステップ#210でNO)。
【0109】一方、イグニションキーがエンジンキー挿
入部5のオフ位置に挿入された状態であれば(ステップ
#210でYES)、再度イグニションキーがエンジン
キー挿入部5のオフ位置に挿入されたか否か、すなわち
ステップ#210でYESの状態から一旦イグニション
キーがエンジンキー挿入部5から引き抜かれて再び挿入
されたか否かが判別され(ステップ#220)、挿入さ
れていなければ再度挿入されるまで待機し(ステップ#
220でNO)、再度挿入されると(ステップ#220
でYES)、点火処理を行う(ステップ#230)。
【0110】この形態によれば、火薬の点火時には作業
者が確実に運転席にいることになるので、所定時間の待
機が不要になり、確実に安全に遮断ユニット2の作動処
理を行うことができるとともに、作動処理時間を短縮す
ることができ、作業性を向上することができる。
【0111】(3)遮断ユニット2は、電気接続箱4,
6に配設したものでもよい。この形態によれば、遮断ユ
ニット2は、他の電装品又はケーブルの保護部材として
の機能を有するものとすることができる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両解体のために行われる回路取外し操作の検知と、特
定のスイッチ操作の検知とが行われたときに、車載バッ
テリと車載電装品との間に介設された導体部を破断する
ための火薬の点火を行うようにしたので、車両解体のた
めの作業を安全に行うことができる。また、回路取外し
操作の検知に加えて、特定のスイッチ操作の検知がない
と火薬の点火が行われないので、不用意な火薬の点火を
防止することができる。
【0113】また、回路取外し操作の検知から所定時間
経過するまでは火薬の点火を待機することにより、スイ
ッチ操作の後に回路取外し操作が行われた場合でも、作
業者が回路遮断手段の配設箇所から離れることができる
ので、安全性を高めることができる。
【0114】また、導体部を車載バッテリと車載電装品
との間から取り外す操作を回路取外し操作とすることに
より、回路遮断手段を取り外して廃棄処理を行う意志を
直接検知することができ、適正な時期に自動的に火薬の
点火を行うことができる。
【0115】また、一端が車載バッテリの端子に直結さ
れた導体部の他端の接続を取り外す操作を回路取外し操
作とすることにより、車載バッテリの交換作業と明確に
区別することができる。
【0116】また、モータ用電力ケーブルと車載バッテ
リとの間に介設された導体部とモータ用電力ケーブルと
の接続を取り外す操作を回路取外し操作とすれば、取外
し操作の検知を容易に行うことができるとともに、この
回路遮断手段によりモータ用電力ケーブルの保護を図る
ことができる。
【0117】また、車載バッテリから常に電力供給を受
けている特定の車載電装品と車載バッテリとの接続を取
り外す操作を回路取外し操作とすることにより、回路取
外し操作が単なる車載電装品のオンオフと明確に区別す
ることができる。
【0118】また、導体部を車載バッテリと車載電装品
との間から取り外す第1の操作及び車載バッテリから常
に電力供給を受けている特定の車載電装品と車載バッテ
リとの接続を取り外す第2の操作の両方の操作を回路取
外し操作とすることにより、車両解体のために行われる
操作であることが一層明確になり、不用意な火薬の点火
を防止することができる。
【0119】また、上記取外し検知手段、上記操作検知
手段及び上記点火制御手段は、上記車載バッテリから供
給される電力を蓄電する蓄電部を備えたものであるとす
ることにより、取外し検知手段、操作検知手段及び点火
制御手段が第1又は第2の操作の取外し位置を介して車
載バッテリに接続されている場合には、第1及び第2の
操作によって車載バッテリから取外し検知手段、操作検
知手段及び点火制御手段への電力供給が停止されるが、
この場合でも蓄電部に蓄電された電力により各手段を動
作させることができる。
【0120】また、上記第1の操作の検知と上記第2の
操作の検知との間隔を計時する計時手段を備え、上記点
火制御手段は、上記間隔が所定時間以上のときに上記火
薬の点火を行うものであるとすることにより、第1及び
第2の操作の検知がほぼ同時に行われる車載バッテリの
交換作業と、車両解体のための第1及び第2の操作とを
確実に区別することができる。
【0121】また、上記計時手段は、上記車載バッテリ
から供給される電力を蓄電する蓄電部を備えたものであ
るとすることにより、第1又は第2の操作の取外し位置
を介して計時手段が接続されている場合には、第1及び
第2の操作によって車載バッテリから計時手段への電力
供給が停止されることになるが、この場合でも蓄電部に
蓄電された電力により計時手段を動作させることができ
る。
【0122】また、車室内でのスイッチ操作を特定のス
イッチ操作とすることにより、作業者が回路遮断手段の
配設箇所から離れていることになり、作業者の安全を更
に一層高めることができる。
【0123】また、イグニションキーによるエンジンキ
ー挿入部に対する操作を特定のスイッチ操作とすること
により、既存のキー挿入部を用いているので、新たなス
イッチを設けることなく、構成の複雑化や部品点数の増
大を防止することができる。
【0124】また、イグニションキーがエンジンキー挿
入部に対して所定回数だけ所定時間内に連続して抜き差
しされたことの検知を行うことにより、このような抜き
差しは一般に行われないので、廃棄処理作業であること
を一層明確にすることができる。
【0125】また、イグニションキーによるエンジンキ
ー挿入部に対する操作の検知として、挿入操作の検知、
オフ位置にあることの検知、又はオフ位置からアクセサ
リオン位置への変更操作の検知を行うことにより、検知
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の回路遮断装置が適用される
自動車の第1実施形態の電力供給回路を示す回路ブロッ
ク図である。
【図2】第1実施形態において車両を廃棄する際に遮断
ユニットを作動させる手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】本発明に係る車両の回路遮断装置が適用される
自動車の第2実施形態の電力供給回路を示す回路ブロッ
ク図である。
【図4】(a)(b)(c)はバッテリの正極端子の接
続状態を示す図である。
【図5】本発明に係る車両の回路遮断装置が適用される
自動車の第3実施形態の電力供給回路を示す回路ブロッ
ク図である。
【図6】第3実施形態において車両を廃棄する際に遮断
ユニットを作動させる手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】車両を廃棄する際に遮断ユニットを作動させる
別の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 バッテリ 11 正極端子 12 負極端子 13 モータ用電力ケーブル 17 接続用電力ケーブル 2 遮断ユニット 21 バスバー 22 スクイブ 25,26 コネクタ 3 スタータモータ 31 電源端子 32 アース端子 4 室外電気接続箱 5 エンジンキー挿入部 6 室内電気接続箱 61 制御部 7,71,72 エアバッグECU 70 蓄電部 86 電圧検知用端子

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載バッテリと車載電装品との間に介設
    された導体部及びこの導体部を破断するための火薬から
    なる回路遮断手段と、 車両解体のために行われる回路取外し操作の検知を行う
    取外し検知手段と、 特定のスイッチ操作の検知を行う操作検知手段と、 上記回路取外し操作の検知と上記特定のスイッチ操作の
    検知とが行われたときに、上記火薬の点火を行う点火制
    御手段とを備えたことを特徴とする車両の回路遮断装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の回路遮断装置にお
    いて、上記点火制御手段は、上記回路取外し操作の検知
    から所定時間経過するまでは上記点火を待機するもので
    あることを特徴とする車両の回路遮断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両の回路遮断装
    置において、上記取外し検知手段は、上記導体部を車載
    バッテリと上記車載電装品との間から取り外す操作の検
    知を行うものであることを特徴とする車両の回路遮断装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の車両の回路遮断装置にお
    いて、上記導体部の一端は、車載バッテリの端子に直結
    されており、上記取外し検知手段は、上記導体部の他端
    の接続を取り外す操作の検知を行うものであることを特
    徴とする車両の回路遮断装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の車両の回路遮断装
    置において、 上記導体部は、スタータモータに接続されたモータ用電
    力ケーブルと車載バッテリとの間に介設されたもので、 上記取外し検知手段は、上記モータ用電力ケーブルと上
    記導体部との接続を取り外す操作の検知を行うものであ
    ることを特徴とする車両の回路遮断装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2記載の車両の回路遮断装
    置において、上記取外し検知手段は、車載バッテリから
    常に電力供給を受けている特定の車載電装品と車載バッ
    テリとの接続を取り外す操作の検知を行うものであるこ
    とを特徴とする車両の回路遮断装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の車両の回路遮断装置にお
    いて、上記特定の車載電装品は、その電源端子が車載バ
    ッテリと上記導体部との間に接続されたものであること
    を特徴とする車両の回路遮断装置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の車両の回路遮断装
    置において、上記特定の車載電装品は、安全動作用電装
    品であることを特徴とする車両の回路遮断装置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は2記載の車両の回路遮断装
    置において、 上記取外し検知手段は、上記導体部を車載バッテリと車
    載電装品との間から取り外す第1の操作及び車載バッテ
    リから常に電力供給を受けている特定の車載電装品と車
    載バッテリとの接続を取り外す第2の操作の両方の操作
    の検知を行うもので、 上記点火制御手段は、上記第1及び第2の操作の検知と
    上記特定のスイッチ操作の検知とが行われたときに、上
    記火薬の点火を行うものであることを特徴とする車両の
    回路遮断装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の車両の回路遮断装置に
    おいて、 上記導体部の一端は、車載バッテリの端子に直結されて
    おり、 上記取外し検知手段は、上記第1の操作として上記導体
    部の他端の接続を取り外す操作の検知を行うものである
    ことを特徴とする車両の回路遮断装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の車両の回路遮
    断装置において、上記取外し検知手段、上記操作検知手
    段及び上記点火制御手段は、上記車載バッテリから供給
    される電力を蓄電する蓄電部を備えたものであることを
    特徴とする車両の回路遮断装置。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかに記載の車
    両の回路遮断装置において、上記第1の操作の検知と上
    記第2の操作の検知との間隔を計時する計時手段を備
    え、 上記点火制御手段は、上記間隔が所定時間以上のときに
    上記火薬の点火を行うものであることを特徴とする車両
    の回路遮断装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の車両の回路遮断装置
    において、上記計時手段は、上記車載バッテリから供給
    される電力を蓄電する蓄電部を備えたものであることを
    特徴とする車両の回路遮断装置。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13のいずれかに記載の車
    両の回路遮断装置において、上記操作検知手段は、車室
    内でのスイッチ操作の検知を行うものであることを特徴
    とする車両の回路遮断装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の車両の回路遮断装置
    において、上記操作検知手段は、イグニションキーによ
    るエンジンキー挿入部に対する操作の検知を行うもので
    あることを特徴とする車両の回路遮断装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の車両の回路遮断装置
    において、上記操作検知手段は、イグニションキーによ
    るエンジンキー挿入部に対する挿入操作の検知を行うも
    のであることを特徴とする車両の回路遮断装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の車両の回路遮断装置
    において、上記操作検知手段は、イグニションキーがエ
    ンジンキー挿入部に対して所定回数だけ所定時間内に連
    続して抜き差しされたことの検知を行うものであること
    を特徴とする車両の回路遮断装置。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の車両の回路遮断装置
    において、上記操作検知手段は、イグニションキーがエ
    ンジンキー挿入部のオフ位置にあることの検知を行うも
    のであることを特徴とする車両の回路遮断装置。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の車両の回路遮断装置
    において、上記操作検知手段は、イグニションキーがエ
    ンジンキー挿入部のオフ位置からアクセサリオン位置へ
    の変更操作の検知を行うものであることを特徴とする車
    両の回路遮断装置。
  20. 【請求項20】 車載バッテリと車載電装品との間に介
    設された導体部及びこの導体部を破断するための火薬か
    らなる回路遮断手段を備えた車両の回路遮断装置の作動
    方法であって、 車両解体のために行われる回路取外し操作の検知と特定
    のスイッチ操作の検知とが行われたときに、上記火薬の
    点火を行うようにしたことを特徴とする車両の回路遮断
    装置の作動方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103611719A (zh) * 2013-11-29 2014-03-05 奇瑞汽车股份有限公司 安全气囊报废方法以及系统
JP2015155243A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 本田技研工業株式会社 車両用電源回路及び車両の解体時又は修理時の作業方法

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