JPH11292049A - 注ぎ口付き中空容器とその成形方法 - Google Patents

注ぎ口付き中空容器とその成形方法

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JPH11292049A
JPH11292049A JP11626498A JP11626498A JPH11292049A JP H11292049 A JPH11292049 A JP H11292049A JP 11626498 A JP11626498 A JP 11626498A JP 11626498 A JP11626498 A JP 11626498A JP H11292049 A JPH11292049 A JP H11292049A
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    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封構造が簡単で不正開封防止を備えた二重
蓋構造の液体密封容器であって、蓋の開閉が容易にでき
て、内容液の注出がし易くて、且つ、注出時に開口部で
の液切れが良好である密封中空容器を安価に製造する。 【解決手段】 熱可塑性合成樹脂を所定の形状に成形し
てなるプリフォームをブロー成形することにより、容器
の胴部15と口頸部12とを一体に成形すると共に容器
の胴部15は肉薄に成形して中空容器11となして、前
記口頸部12先端の注出口部分13に切欠き状の注ぎ口
13aを形成すると共に該注出口の内側に密封片16を
接着可能な平面部12bを形成して、更に、前記注出口
13の外周部にはキャップ状の外蓋17を嵌合可能に形
成して、該中空容器11に所望の液体を収容した後、前
記平面部12bにフィルム状の密封片16を剥離可能に
接着すると共に、前記注出口13の外周部にはキャップ
状の外蓋17を嵌合、固定して密閉して二重密封状態と
なした密封中空容器を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、容器の開口部
を密封したフィルム材を容易に剥離可能に接着すること
により不正開封を防止した中空容器に係わり、特に、容
器の口頸部に注ぎ口を設けて注ぎ易くすると共に、開口
部を密封した剥離が容易なフィルムを保護するキャップ
を口頸部に被着した中空容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性合成樹脂からなる中空容器に於
いて、不正開封を防止する二重密封構造にした容器の代
表的な例ものとしては、従来から特開平5−30594
1号公報や実開平7−9751号公報に記載されるよう
な注出口を設けた中空容器が一般に知られている。これ
等の容器は、内部には醤油や味醂、食用油等の内容液を
収容して、容器の開口部を切除可能な開封片を設けた密
封部を有する口頸部材により完全に密封するようにした
ものであり、その概要は図5及び6に示すように、容器
本体31の開口端31aに、嵌合溝部を有する嵌合筒部
32aの内側上部に注出筒部32bを形成すると共に、
該注出筒部の内側に切除可能な開封片32dを設けた密
封天板を形成してなる注出口32を嵌合、一体かして密
封すると共に、該注出口にネジ蓋等の外蓋体33を嵌着
せしめる二重蓋構造をした密封中空容器である。
【0003】上記のような構造をした中空容器に於いて
は、容器に収容されている内容液を注出するには、外蓋
体33を開封した後に、切除可能に設けられた内蓋であ
る密封天板部分に切除可能に設けられた開封片32dを
摘み片32cと共に引き抜いて除去しなければ、内容液
を注出できないような構造に形成されている。そして、
一度前記開封片32dを除去して内容液を注出した後で
は、再び内容液を補充して、元の状態に復元したりする
ことは不可能な構造をしいる。
【0004】そして、上記のような構造をした注出口を
有する中空容器を形成するには、容器本体の開口部に嵌
合可能な形状をして、且つ、簡単に除去可能な開封片を
有する密封天板を設けてなる注出口体を射出成形により
成形しておいて、これとは別体にブロー成形した容器本
体の開口部に、前記注出口体を嵌合せしめて一体化した
注出口を有する中空容器に成形した後、該中空容器に熱
処理操作を施して耐熱性や機械的強度を付与しなければ
ならず、製造工程が複雑になり、また、このような注出
口を成形するための射出成形金型は、複雑な構造と戦い
精度を必要とする。更には、該注出口部分に螺合して密
閉する外蓋等は、別途成形することが必要である等の種
々の要因から容器の製造コストが高くなる欠点があっ
た。
【0005】そこで、上記のような種々の欠点をなくし
て、容器の開口部に簡単な構造をした不正開封防止用の
内蓋を設けた二重の密閉構造をした中空容器として、熱
可塑性合成樹脂を用いてブロー成形した中空容器にマヨ
ネーズやケチャップ等を収容して、該容器の口頸部の開
口端を、合成樹脂フィルムその他の薄いシート材からな
るシール材からなる内蓋を熱溶着、接着剤等の接着手段
により密封した後に、前記口頸部にネジ蓋等の外蓋を螺
合もしくは嵌合して二重構造に密封したものが広く知ら
れている。
【0006】しかし、上記のような構造をした二重に密
閉する中空容器は、シール材の接着強度が強すぎると内
蓋を剥がすのに少々手間取ったり、また、このような容
器はマヨネーズやケチャップ等の粘稠な内容物を収容し
ておいて、内容物を絞り出して使用するようなものには
適しているが、シャンプーやリンス、液体洗剤あるいは
食用油等の少しばかりの粘性を有していて、注出時には
開口部での液切れに注意が必要な内容物を収容するのに
は適していない。
【0007】このような欠点をなくして、容易に剥離可
能なシール材からなる内蓋を設けて密封した不正開封防
止の構造にした熱可塑性合成樹脂からなる密封中空容器
として、実開平6−35156号公報に記載するような
容器を、本願出願人は提案している。この容器は、図7
及び8に示すように、注出口を形成する円筒状の中栓体
42を容器本体41の口頸部41aに固着すると共に、
該栓体には頂壁の中央部に注ぎ口43が穿設されてい
て、摘まみ片44aを有するシール材44を頂壁面に剥
離可能に接着して前記注ぎ口42を密閉して、容器の口
頸部41aに外蓋45を螺合して二重構造に密封したも
のである。
【0008】上記の容器は、シール材44の円形基部を
中栓の頂壁部分より若干小さく形成すると共に、摘まみ
片44aが中栓の頂壁段部に突出して外蓋45の内側に
納まるように形成されていて、開封する時には摘まみ片
を引っ張ることによりシール材が破断線に沿って容易に
剥離するように構成したものである。しかし、この容器
を使用するには外蓋を捻って開封しなければならず、シ
ャンプーや液体洗剤等は頻繁に使用する容器では、開口
部を密閉する蓋体も簡単に開閉ができるものが好まれ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の容器に比べて、
構造が簡単にして、不正開封を防止できて、二重蓋の構
造にした粘性液体を収容する容器であって、蓋の開閉が
容易にできて、内容液が注出し易くて、且つ、注出時に
開口部での液切れが良好である容器が安価に製造するこ
とができて、使用する材料が極力少なくて済むようにし
て地球環境への対応にも適した熱可塑性合成樹脂製の中
空容器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】熱可塑性合成樹脂を所定
の形状に成形してなるプリフォームを中空容器にブロー
成形することにより、中空容器の胴部と口頸部とを一体
に成形すると共に胴部は肉薄に成形し、前記口頸部先端
の注出口部分に切欠き状の注ぎ口を形成して、該注出口
の内側にフィルム状の密封片を剥離可能に接着して密封
して、更に、前記注出口の外周部にキャップ状の外蓋を
嵌合、固定して密閉することにより二重密封状態となし
て、前記密封片を保護すると共に注出口内に塵等が侵入
するのを防止した注ぎ口付き中空容器を構成する。
【0011】また、熱可塑性合成樹脂からなるプリフォ
ームを中空容器にブロー成形して、中空容器の胴部と口
頸部とを一体に成形すると共に、口頸部先端の注出口部
分に切欠き状の注ぎ口を形成して、該口頸部の内面には
フィルム状の密封片を剥離可能に接着して密封する環状
に突出した段面を形成して、更に、前記口頸部の外側面
には注出口に嵌合したキャップ状の外蓋に係合して密封
固定する係合突起とネックリングとを形成して、嵌合し
た外蓋により前記密封片を保護すると共に注出口内に塵
等が侵入するのを防止する。
【0012】
【発明の実施の形態】熱可塑性合成樹脂を射出成形によ
り所定形状をしたプリフォームに成形して、口頸部の注
出口部分に注ぎ口を形成すると共に、口頸部の内面に密
封体を接着する段部を、口頸部の外面にキャップ状の保
護蓋を係止する突起が形成されてなる該プリフォーム
を、延伸ブロー成形に適した温度に加熱してからブロー
成形装置に供給して延伸ブロー成形操作を施して中空容
器に成形する。
【0013】続いて、前記中空容器内に内容物を適当量
だけ収容した後、前記口頸部の内面の段部にフィルム状
の密封体を剥離可能に接着して密封すると共に、前記注
出口にキャップ状をした保護蓋を嵌合して突起に係止し
て、不正開封を防止した注出性が良好な液体入りの密封
中空容器を形成する。
【0014】
【実施例】以下に、本願発明の密封中空容器について、
最適な実施例に基づいて、図面を参照しつつ説明する。
ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂を射出成形
装置により、図1に示すように、容器の口頸部分2を形
成する注出口3とネックリング4と、容器の胴体部分を
形成する本体部分5とからなるプリフォーム1を成形す
ると同時に、該プリフォームの注出口3の端部には切欠
き状をした注ぎ口部3aを、口頸部2の外周面にはキャ
ップ状の外蓋体を係止する係止突起2aを、口頸部2の
内周面にはフィルム状の密封体を接着する突起壁2b
を、それぞれ形成した所定形状のプリフォーム1に成形
する。
【0015】続いて、上記プリフォーム1を延伸ブロー
成形装置に移送、供給して、加熱工程部に於いてブロー
成形をするに適した温度に加熱した後、該プリフォーム
1をブロー成形工程部に移送してブロー成形金型内に保
持してから、プリフォーム内に加圧空気を吹き込んで2
軸延伸ブロー成形を行い、必要に応じてヒートセット等
の処理を施してから冷却して、成形金型外に排出して、
図2に示したような壜形をした自立可能な中空容器11
を成形する。
【0016】このようにして成形した中空容器11は、
やや肉厚に成形して強度を有する口頸部12と、それに
続くやや肉薄に成形されて、容易に押圧変形することが
できて、自立可能な形状をした中空胴部15とからな
り、前記口頸部12の先端部に設けた注出口13には、
図4に示すように、筒状壁部の一部を切欠いた形状にし
た注ぎ口13aが形成されていて、また、口頸部12の
内周面には剥離可能に密封片16を接着する突起した平
面部12bが、且つ、外周面には外蓋17を係止する係
合突起12aとネックリング14が形成されたものとな
る。
【0017】次に、前記中空容器11に内容物を適当な
決められた量だけ充填したら、前記口頸部12の内側の
突起した面にフィルム等からなる密封片16を剥離可能
に接着して開口部を密封した後で、別途射出成形等によ
り成形しておいたキャップ状をした外蓋17を、前記注
出口に形成した注ぎ口部分13aを完全に覆い隠すよう
に口頸部12の外周面に被せて、該外蓋17の内面に形
成した凹溝を前記口頸部の係止突起12aに係合せしめ
て係止することにより、前記口頸部内に設けられた内蓋
たる密封片16は保護されると同時に、口頸部内にゴミ
やホコリが進入するのを防止することもできる。そし
て、前記密封片16には、図に示すように、摘み部分1
6aを突出するように設けておけば、開封するのが非常
に簡単となる。
【0018】また、容器の大きさやデザイン等の関係か
ら口頸部の内径の大きさが制約を受けて、上記したよう
に口頸部の内部に剥離可能な密封片を接着するための突
出した平面部12bを設けることが困難な場合には、図
3に示すように、口頸部22の先端寄りの部分を階段状
に大径となした注出口23を形成して、該階段状をした
平面部22bに密封片26を剥離可能に接着できるよう
に形成して、該注出口23の壁面の一部を切欠いた形状
の注ぎ口を形成すると共に、前記口頸部22の外面に外
蓋27を係止するための係止突起22aを設けることに
より、二重蓋により密閉される中空容器21を形成する
ことができる。
【0019】そして、前記したように口頸部の注出口に
切欠き状に設けられる注ぎ口は、図4に示されるよう
に、半円形状または四角形状、台形状等の色々な形状に
切欠いたものとすることができて、容器の形状や大き
さ、容器内に収容した液体の粘性等の条件に合わせて、
自由に選択することができる。そして、これらの注ぎ口
を設ける数は、通常は口頸部の適当な部分に一つだけ設
けておいて充分であるが、二箇所の部分に対称となるよ
うに設けておけば、内容液を注出するのが便利で、特
に、注ぎ口を開閉する際に、外蓋を着脱して開口する代
わりに、外蓋を回動せしめて開口する場合には一層便利
である。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本願の発明は、
内蓋の密封構造を従来よりも簡単にして、且つ、容易に
剥離することができて、また、外蓋の開閉が容易にでき
て、内容液の注出時には液切れが良好である。更に、使
用する合成樹脂材料が少なくて、安価で、簡単に製造す
ることができて、且つ、内蓋である密封片を保護すると
共に注出口内に塵等が侵入するの防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1(a)】本願発明の容器を製造するためのプリフ
ォームを示す斜視図である。
【図1(b)】図1(a)に示したプリフォームの縦断
面図である。
【図2】本願発明の容器を示す縦断面図である。
【図3】本願発明の容器の別の実例例を示す縦断面図で
ある。
【図4】本願発明の容器の注ぎ口の各種形状を示した斜
視図で、(a)は半円形状に、(b)は四角形状に、
(c)は台形状に、それぞれ切り欠いた斜視図である。
【図5】従来の密封容器の例を示す縦断面図である。
【図6】図5に示した密封容器の斜視図である。
【図7】本願発明の先行例を示す縦断面図である。
【図8】図7に示した密封容器の斜視図である。
【符号の説明】
1. プリフォーム 2. 口頸部 3. 注出口 3a. 注ぎ口部 4. ネックリング 5. 容器本体部 11. 中空容器 12. 容器の口頸部 12b.平面部 13. 容器の注出口 13a.容器の注ぎ口 14. 容器のネックリング 15. 容器の胴部 16. 密封片 17. 外蓋 22. 容器の口頸部 22b.平面部 23. 注出口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29L 22:00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性合成樹脂をブロー成形してなる
    二重に密封可能な中空容器であって、該容器の口頸部先
    端の注出口には注ぎ口が形成されており、また、該口頸
    部の内側には密封片を剥離可能に接着する面が形成さ
    れ、且つ、口頸部の外周面には前記注出口に嵌合して密
    封する外蓋を係止する係合突起が形成されてなることを
    特徴とする注ぎ口付き中空容器。
  2. 【請求項2】 前記密封片を剥離可能に接着する面は、
    注ぎ口の底部より下の位置に環状に突出した平面状に形
    成されてなることを特徴とする請求項1に記載する注ぎ
    口付き中空容器。
  3. 【請求項3】 前記係合突起は、注ぎ口の底部より下の
    位置に環状に突出して形成されてなることを特徴とする
    請求項1に記載する注ぎ口付き中空容器。
  4. 【請求項4】 前記注ぎ口は、注出口の筒状壁の一部を
    切欠いた状態に形成されてなることを特徴とする請求項
    1乃至3記載する注ぎ口付き中空容器。
  5. 【請求項5】 前記注ぎ口は、注出口の筒状壁の対称と
    なる部分の一部を切欠いた状態に形成されてなることを
    特徴とする請求項1乃至3に記載する注ぎ口付き中空容
    器。
  6. 【請求項6】 前記注ぎ口は、注出口の筒状壁の一部を
    半円形状に切欠いてなることを特徴とする請求項4また
    は5に記載する注ぎ口付き中空容器。
  7. 【請求項7】 前記注ぎ口は、注出口の筒状壁の一部を
    四角形状に切欠いてなることを特徴とする請求項4また
    は5に記載する注ぎ口付き中空容器。
  8. 【請求項8】 前記注ぎ口は、注出口の筒状壁の一部を
    台形状に切欠いてなることを特徴とする請求項4または
    5に記載する注ぎ口付き中空容器。
  9. 【請求項9】 上記請求項1乃至4に記載する注ぎ口付
    き中空容器に於いて、該容器の口頸部に嵌合して注出口
    を密封するキャップ状をした外蓋の側壁の一部に、前記
    注ぎ口に対応する開口を形成してなることを特徴とする
    注ぎ口付き中空容器。
  10. 【請求項10】 前記口頸部に嵌合した外蓋は、回動可
    能に口頸部の係合突起に係止されてなることを特徴とす
    る請求項9に記載する注ぎ口付き中空容器。
  11. 【請求項11】 中空容器の注出口を形成する口頸部分
    と胴体部分を形成する本体部分とを備えた所定形状をし
    たプリフォームに熱可塑性合成樹脂を射出成形すると共
    に、前記注出口には切欠き部を、口頸部の内側には突出
    面を、口頸部の外周面には突起部をそれぞれ形成したプ
    リフォームを成形して、前記プリフォームをブロー成形
    するのに適した温度に加熱して、該プリフォームをブロ
    ー成形装置により2軸延伸ブロー成形を行って、やや肉
    厚に成形して強度を有する口頸部と、それに続くやや肉
    薄に成形して押圧変形可能な胴部とからなる中空容器に
    成形すると共に、前記注出口には切欠き状をした注ぎ口
    が形成され、また、口頸部の内面には剥離可能に密封片
    を接着する突起した平面部を、外周面には外蓋を係止す
    る係合突起とネックリングが形成されてなることを特徴
    とする注ぎ口付き中空容器を成形する方法。
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