JPH11292107A - 注出具 - Google Patents
注出具Info
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- JPH11292107A JPH11292107A JP10099485A JP9948598A JPH11292107A JP H11292107 A JPH11292107 A JP H11292107A JP 10099485 A JP10099485 A JP 10099485A JP 9948598 A JP9948598 A JP 9948598A JP H11292107 A JPH11292107 A JP H11292107A
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- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的高粘度の液体に対する液切れ性が良好
な注出具を提供すること。 【解決手段】 本発明による注出具10は、容器12の
口部14に取り付けられ、容器からの液体11を注出す
るノズル26を有する注出具本体16と、ノズルへの流
路を遮るよう注出具本体内に配設された常閉型の自己密
封弁18とを備えるものであって、注出具本体が容器の
口部に取り付けられた状態において、自己密封弁は屈伸
自在な周壁部18cを設けると共に、周壁部の一端を閉
じ且つその中央部にスリット18bを備える弁体からな
り、注出具本体の内部には、周壁部が反転した場合に自
己密封弁との緩衝を防ぐ空間が形成され、ノズルは注出
具本体の頂壁に立設され且つ湾曲されてなることを特徴
としている。かかる構成において、自己密封弁はピスト
ンの如き作用を呈し、注出後のノズル内の液体を吸引す
ることができる。
な注出具を提供すること。 【解決手段】 本発明による注出具10は、容器12の
口部14に取り付けられ、容器からの液体11を注出す
るノズル26を有する注出具本体16と、ノズルへの流
路を遮るよう注出具本体内に配設された常閉型の自己密
封弁18とを備えるものであって、注出具本体が容器の
口部に取り付けられた状態において、自己密封弁は屈伸
自在な周壁部18cを設けると共に、周壁部の一端を閉
じ且つその中央部にスリット18bを備える弁体からな
り、注出具本体の内部には、周壁部が反転した場合に自
己密封弁との緩衝を防ぐ空間が形成され、ノズルは注出
具本体の頂壁に立設され且つ湾曲されてなることを特徴
としている。かかる構成において、自己密封弁はピスト
ンの如き作用を呈し、注出後のノズル内の液体を吸引す
ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を収容した各
種容器の口部に取り付けられる注出具に関し、より詳細
には、見掛けの粘度が100cP(100mPa・s)
を超える比較的高粘度の液体、特にケチャップ、マスタ
ード或いはピザソース等に代表される固形分を含んだ比
較的高粘性を有する液体の注出に適した注出具に関す
る。
種容器の口部に取り付けられる注出具に関し、より詳細
には、見掛けの粘度が100cP(100mPa・s)
を超える比較的高粘度の液体、特にケチャップ、マスタ
ード或いはピザソース等に代表される固形分を含んだ比
較的高粘性を有する液体の注出に適した注出具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ケチャップのような比較的高粘度の液体
は樹脂製容器に収容され、容器口部に取り付けられた注
出具から注出して使用されるのが一般的である。高粘度
液体に対する容器は、通常、液体を容易に押し出すこと
ができるよう、自己復元性の低い薄肉のスクイズタイプ
(絞り出しタイプ)のボトル容器である。また、従来一
般の注出具は、その頂壁に単に突出した筒状のノズルを
有している。
は樹脂製容器に収容され、容器口部に取り付けられた注
出具から注出して使用されるのが一般的である。高粘度
液体に対する容器は、通常、液体を容易に押し出すこと
ができるよう、自己復元性の低い薄肉のスクイズタイプ
(絞り出しタイプ)のボトル容器である。また、従来一
般の注出具は、その頂壁に単に突出した筒状のノズルを
有している。
【0003】
【課題を解決するための手段】このような従来構成にお
いて、容器の口部を下に向け、容器側壁を押圧して高粘
度液体を注出すると、その液体は注出具のノズルから垂
れ落ちる。そして、容器口部を下に向けたまま容器側壁
に対する押圧を停止して注出を止めると、容器自体に復
元力が小さいため高粘度液体に対して吸引力が作用しな
いため、液体は長く滴状に垂れ下がった状態でノズル先
端に残る傾向がある。これは、ケチャップのような固形
分を含んだ高粘度液体において特に顕著となる。液体が
ノズルから垂れ下がった状態で容器を引き起こすと、液
体は注出具や容器の外面に付着する。従って、従来か
ら、液体の付着による容器や注出具の汚れを防止すべ
く、液切れ性の良い高粘度液体用の注出具が要請されて
いる。
いて、容器の口部を下に向け、容器側壁を押圧して高粘
度液体を注出すると、その液体は注出具のノズルから垂
れ落ちる。そして、容器口部を下に向けたまま容器側壁
に対する押圧を停止して注出を止めると、容器自体に復
元力が小さいため高粘度液体に対して吸引力が作用しな
いため、液体は長く滴状に垂れ下がった状態でノズル先
端に残る傾向がある。これは、ケチャップのような固形
分を含んだ高粘度液体において特に顕著となる。液体が
ノズルから垂れ下がった状態で容器を引き起こすと、液
体は注出具や容器の外面に付着する。従って、従来か
ら、液体の付着による容器や注出具の汚れを防止すべ
く、液切れ性の良い高粘度液体用の注出具が要請されて
いる。
【0004】かかる要請に対しては、例えば特開平9−
169355号公報に開示されているように、ノズルの
先端に鍔片を形成した注出具が提案されている。しかし
ながら、この注出具は、固形物が含まれていない高粘度
液体に対しては比較的良好な液切れ性を有しているもの
の、ケチャップのように繊維状の固形物を含む液体の場
合は、ノズル内部に残る液体を容器内に引き戻す作用が
ないために、ノズル先端から液体が垂れ下がるという現
象を回避することはできなかった。
169355号公報に開示されているように、ノズルの
先端に鍔片を形成した注出具が提案されている。しかし
ながら、この注出具は、固形物が含まれていない高粘度
液体に対しては比較的良好な液切れ性を有しているもの
の、ケチャップのように繊維状の固形物を含む液体の場
合は、ノズル内部に残る液体を容器内に引き戻す作用が
ないために、ノズル先端から液体が垂れ下がるという現
象を回避することはできなかった。
【0005】また、特開平8−282703号公報、特
開平8−282704号公報及び特表平8−50630
7号公報等に見られる自己密封弁を備えた注出具を、高
粘度液体に対する液切れ性の改善手段として用いる試み
もある。すなわち、これらは、弁の作用により液体を確
実に注出具から分離させようとするものである。自己密
封弁は、弾性変形可能な板状体ないしは板状部分にスリ
ットを入れたものであり、無負荷時にはスリットは閉
じ、一側から圧力を加えた場合にスリットが開いて液体
が流通可能となる構造である。このような自己密封弁付
きの注出具は、粘度の低い液体には適しているが、高粘
度の液体、特に固形物を含む液体の場合は閉弁時にスリ
ットに液体若しくは固形分が挟まり、弁としての機能が
損なわれてしまう。
開平8−282704号公報及び特表平8−50630
7号公報等に見られる自己密封弁を備えた注出具を、高
粘度液体に対する液切れ性の改善手段として用いる試み
もある。すなわち、これらは、弁の作用により液体を確
実に注出具から分離させようとするものである。自己密
封弁は、弾性変形可能な板状体ないしは板状部分にスリ
ットを入れたものであり、無負荷時にはスリットは閉
じ、一側から圧力を加えた場合にスリットが開いて液体
が流通可能となる構造である。このような自己密封弁付
きの注出具は、粘度の低い液体には適しているが、高粘
度の液体、特に固形物を含む液体の場合は閉弁時にスリ
ットに液体若しくは固形分が挟まり、弁としての機能が
損なわれてしまう。
【0006】そこで本発明は、比較的高粘度の液体に対
する液切れ性が良好な注出具を提供することを目的とし
ている。
する液切れ性が良好な注出具を提供することを目的とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による注出具は、容器の口部に取り付けら
れ、容器からの液体を注出するノズルを有する注出具本
体と、ノズルへの流路を遮るよう注出具本体内に配設さ
れた常閉型の自己密封弁とを備えるものであって、注出
具本体が容器の口部に取り付けられた状態において、自
己密封弁は屈伸自在な周壁部を設けると共に、前記周壁
部の一端を閉じ且つその中央部にスリットを備える弁体
からなり、注出具本体の内部には、前記周壁部が反転し
た場合に自己密封弁との緩衝を防ぐ空間が形成され、ノ
ズルは注出具本体の頂壁に立設され且つ湾曲されてなる
ことを特徴としている。
に、本発明による注出具は、容器の口部に取り付けら
れ、容器からの液体を注出するノズルを有する注出具本
体と、ノズルへの流路を遮るよう注出具本体内に配設さ
れた常閉型の自己密封弁とを備えるものであって、注出
具本体が容器の口部に取り付けられた状態において、自
己密封弁は屈伸自在な周壁部を設けると共に、前記周壁
部の一端を閉じ且つその中央部にスリットを備える弁体
からなり、注出具本体の内部には、前記周壁部が反転し
た場合に自己密封弁との緩衝を防ぐ空間が形成され、ノ
ズルは注出具本体の頂壁に立設され且つ湾曲されてなる
ことを特徴としている。
【0008】このような構成において、容器内の液体は
容器側壁に圧力を加えることで自己密封弁を通過し、ノ
ズルを通って注出される。そして、容器側壁に対する圧
力を解放すると、自己密封弁は閉弁し、次いで元の状態
に復帰する。この動作はピストン的な動作であり、ノズ
ル内の液体が吸引され、ノズルから外に垂れている液体
もノズル内に引き戻される。
容器側壁に圧力を加えることで自己密封弁を通過し、ノ
ズルを通って注出される。そして、容器側壁に対する圧
力を解放すると、自己密封弁は閉弁し、次いで元の状態
に復帰する。この動作はピストン的な動作であり、ノズ
ル内の液体が吸引され、ノズルから外に垂れている液体
もノズル内に引き戻される。
【0009】自己密封弁としては、周壁部が弾性材料か
らなる膨出部を備えてなるものや、周壁部が伸縮可能な
蛇腹構造ないしは蛇腹状可変容量部となっているものが
好ましい。
らなる膨出部を備えてなるものや、周壁部が伸縮可能な
蛇腹構造ないしは蛇腹状可変容量部となっているものが
好ましい。
【0010】周壁部が反転する型式の自己密封弁が使用
された場合、自己密封弁の円滑な動きを確保すべく、前
述したように、注出具本体の内部には、周壁部が反転し
た場合に自己密封弁と干渉しないよう空間が形成されて
いることが好ましい。
された場合、自己密封弁の円滑な動きを確保すべく、前
述したように、注出具本体の内部には、周壁部が反転し
た場合に自己密封弁と干渉しないよう空間が形成されて
いることが好ましい。
【0011】また、ノズルは注出具本体の頂壁に立設さ
れ且つ湾曲されてなるものであるが、前記ノズルの湾曲
部は、前記頂壁から10mm〜40mm離れた中間点で
湾曲されてなることが好適である。前記中間点が前記頂
壁から10mm未満では、繊維状の固形物を含む液体中
の繊維が整流されずに、液体が脈流となってノズルから
排出される傾向があり、また前記中間点が前記頂壁から
40mmを越えるときは圧力損失が大きくなるためにノ
ズル内の液体が吸引されない傾向がある。
れ且つ湾曲されてなるものであるが、前記ノズルの湾曲
部は、前記頂壁から10mm〜40mm離れた中間点で
湾曲されてなることが好適である。前記中間点が前記頂
壁から10mm未満では、繊維状の固形物を含む液体中
の繊維が整流されずに、液体が脈流となってノズルから
排出される傾向があり、また前記中間点が前記頂壁から
40mmを越えるときは圧力損失が大きくなるためにノ
ズル内の液体が吸引されない傾向がある。
【0012】更に、一旦吸い込んだ液体が再び外部に垂
れるのを抑制するために、ノズルの注出端から前記中間
点までの部分の容積が、自己密封弁が変形するときの容
積変化量よりも小さいことが好適である。この構成によ
り、液体はノズルの注出端から十分深い位置まで吸い込
まれる。なお、ノズルの湾曲の角度は60度ないし10
5度、好ましくは85度ないし95度である。ノズルの
湾曲の角度が60度未満ではノズルの先端から液体が垂
れ下がるという現象を回避できない傾向があり、またノ
ズルの湾曲の角度が105度を越えるときは圧力損失が
大きくなるためにノズル内の液体が吸引されない傾向が
ある。
れるのを抑制するために、ノズルの注出端から前記中間
点までの部分の容積が、自己密封弁が変形するときの容
積変化量よりも小さいことが好適である。この構成によ
り、液体はノズルの注出端から十分深い位置まで吸い込
まれる。なお、ノズルの湾曲の角度は60度ないし10
5度、好ましくは85度ないし95度である。ノズルの
湾曲の角度が60度未満ではノズルの先端から液体が垂
れ下がるという現象を回避できない傾向があり、またノ
ズルの湾曲の角度が105度を越えるときは圧力損失が
大きくなるためにノズル内の液体が吸引されない傾向が
ある。
【0013】また、ノズルは、その形状に拘わらず、内
部を流れる液体を整流するよう構成され、その全容積
が、自己密封弁が変形するときの容積変化量よりも小さ
くされていればより好ましい。
部を流れる液体を整流するよう構成され、その全容積
が、自己密封弁が変形するときの容積変化量よりも小さ
くされていればより好ましい。
【0014】この注出具が扱うのに特に適している液体
は、ケチャップ、ソース、マスタード、ピザソース等に
代表される、固形分を含む23℃における見掛けの粘度
100mPa・s〜5000mPa・sの液体である。
この見掛けの粘度が100mPa・s未満では前記弁体
からの液体の漏れが多くなる傾向があり、またこの見掛
けの粘度が5000mPa・sを越えるときは前記周壁
部の反転を生じない傾向がある。
は、ケチャップ、ソース、マスタード、ピザソース等に
代表される、固形分を含む23℃における見掛けの粘度
100mPa・s〜5000mPa・sの液体である。
この見掛けの粘度が100mPa・s未満では前記弁体
からの液体の漏れが多くなる傾向があり、またこの見掛
けの粘度が5000mPa・sを越えるときは前記周壁
部の反転を生じない傾向がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による注
出具の好適な実施形態について説明する。
出具の好適な実施形態について説明する。
【0016】図1〜図4は、本発明による注出具10の
一実施形態を示す図であり、ケチャップ等の固形分を含
んだ比較的高粘度(100mPa・s〜5000mPa
・s)の液体11が収容された容器12の口部14に取
り付けられた状態を示す断面図である。図示実施形態の
容器12はスクイズタイプのボトル容器であり、LDP
E//EVOH//LDPE構成の一般的な柔軟な、即ち自
己復元性の小さい容器である。
一実施形態を示す図であり、ケチャップ等の固形分を含
んだ比較的高粘度(100mPa・s〜5000mPa
・s)の液体11が収容された容器12の口部14に取
り付けられた状態を示す断面図である。図示実施形態の
容器12はスクイズタイプのボトル容器であり、LDP
E//EVOH//LDPE構成の一般的な柔軟な、即ち自
己復元性の小さい容器である。
【0017】本発明による注出具10は、容器12の口
部14に取り付けられる注出具本体16と、容器口部1
4と注出具本体16との間に配置される自己密封弁18
とから構成されている。
部14に取り付けられる注出具本体16と、容器口部1
4と注出具本体16との間に配置される自己密封弁18
とから構成されている。
【0018】注出具本体16は合成樹脂から一体成形さ
れたものであることが好ましい。成形材料として用いら
れる合成樹脂は、扱う液体11の種類により適宜定めら
れるものであるが、少なくとも液体11が接する内表面
は、後述の液体引込み効果を向上させるために、液体1
1に対してできるだけ親和性の低い樹脂で滑らかに形成
されることが好ましい。例えばケチャップやピザソー
ス、マスタード等に代表される水溶性の液体11につい
ては、フッ素系樹脂、ポリメチルペンテン、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等の水に対する表面張力の低い樹脂
が成形材料として有効であり、オレイン酸アマイド等の
有機滑剤、シリコーンオイルやパラフィン、ワックス等
の撥水剤を成形樹脂中に添加或いは内表面にコーティン
グすると更なる効果が発揮される。
れたものであることが好ましい。成形材料として用いら
れる合成樹脂は、扱う液体11の種類により適宜定めら
れるものであるが、少なくとも液体11が接する内表面
は、後述の液体引込み効果を向上させるために、液体1
1に対してできるだけ親和性の低い樹脂で滑らかに形成
されることが好ましい。例えばケチャップやピザソー
ス、マスタード等に代表される水溶性の液体11につい
ては、フッ素系樹脂、ポリメチルペンテン、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等の水に対する表面張力の低い樹脂
が成形材料として有効であり、オレイン酸アマイド等の
有機滑剤、シリコーンオイルやパラフィン、ワックス等
の撥水剤を成形樹脂中に添加或いは内表面にコーティン
グすると更なる効果が発揮される。
【0019】注出具本体16は、容器12のねじ付きの
口部14に螺合される円筒状の下部部分20を有してい
る。この下部部分20の上部には内向きのフランジ部2
2が設けられている。フランジ部22は、その内径が容
器口部14の内径とほぼ同じとされており、下部部分2
0を容器口部14に締め付けた場合に容器口部14の上
端に当接可能となっている。
口部14に螺合される円筒状の下部部分20を有してい
る。この下部部分20の上部には内向きのフランジ部2
2が設けられている。フランジ部22は、その内径が容
器口部14の内径とほぼ同じとされており、下部部分2
0を容器口部14に締め付けた場合に容器口部14の上
端に当接可能となっている。
【0020】フランジ部22の上面には、円筒状の上部
部分24が下部部分20と同軸に形成されており、この
上部部分24の頂壁の中心からは管状のノズル26が延
びている。ノズル26の横断面形状は、高粘度液体11
を円滑に流通させるため円形であることが好適である。
また、このノズル26は前記頂壁から10mm〜40m
m離れた中間点MにおいてL字状に湾曲されている。よ
り詳細には、ノズル26は、上部部分24と同軸に延び
る直管部分26aと、この直管部分26aに対して60
度〜105度、好ましくは85〜95度の角度をもって
延びる先端の直管部分26bとを備えており、これらの
直管部分26a,26b間には液体11の流通を損なわ
ないよう適当な曲率で湾曲された湾曲部分26cが介設
されている。
部分24が下部部分20と同軸に形成されており、この
上部部分24の頂壁の中心からは管状のノズル26が延
びている。ノズル26の横断面形状は、高粘度液体11
を円滑に流通させるため円形であることが好適である。
また、このノズル26は前記頂壁から10mm〜40m
m離れた中間点MにおいてL字状に湾曲されている。よ
り詳細には、ノズル26は、上部部分24と同軸に延び
る直管部分26aと、この直管部分26aに対して60
度〜105度、好ましくは85〜95度の角度をもって
延びる先端の直管部分26bとを備えており、これらの
直管部分26a,26b間には液体11の流通を損なわ
ないよう適当な曲率で湾曲された湾曲部分26cが介設
されている。
【0021】自己密封弁18は弾性変形可能な材料、例
えば天然ゴム弾性ポリマー、シリコンゴム、ポリビニル
クロリド等から作られた略カップ状の一体成形品であ
り、底壁となる弁部18aの中央には、図5に示すよう
に常閉のスリット18bが入れられている。この自己密
封弁18の周壁部18cの上縁には外向きのフランジ部
18dが連設されている。自己密封弁18は注出具本体
16の下部部分20内に、フランジ部16,18d同士
が接するよう配置される。自己密封弁18の第1の態様
において、このフランジ部18dは、注出具10を容器
12に取り付けた状態において、注出具本体16の下部
部分20のフランジ部22と容器口部14の上端との間
で挟持され、パッキンとして機能するものである。また
第2の態様において、このフランジ部18dは、注出具
10を容器12に取り付けた状態において、注出具本体
16の下部部分20のフランジ部22と容器口部14の
上端との間で挟持され、Oリングとして機能する。ま
た、注出具本体16を容器口部14に取り付けた場合
に、自己密封弁18の周壁部18cは容器口部14内に
遊びをもって嵌挿される。
えば天然ゴム弾性ポリマー、シリコンゴム、ポリビニル
クロリド等から作られた略カップ状の一体成形品であ
り、底壁となる弁部18aの中央には、図5に示すよう
に常閉のスリット18bが入れられている。この自己密
封弁18の周壁部18cの上縁には外向きのフランジ部
18dが連設されている。自己密封弁18は注出具本体
16の下部部分20内に、フランジ部16,18d同士
が接するよう配置される。自己密封弁18の第1の態様
において、このフランジ部18dは、注出具10を容器
12に取り付けた状態において、注出具本体16の下部
部分20のフランジ部22と容器口部14の上端との間
で挟持され、パッキンとして機能するものである。また
第2の態様において、このフランジ部18dは、注出具
10を容器12に取り付けた状態において、注出具本体
16の下部部分20のフランジ部22と容器口部14の
上端との間で挟持され、Oリングとして機能する。ま
た、注出具本体16を容器口部14に取り付けた場合
に、自己密封弁18の周壁部18cは容器口部14内に
遊びをもって嵌挿される。
【0022】周壁部18cは比較的薄肉に形成されてお
り、容器12の側壁を押圧して容器12の内圧を一定値
(第1の所定値)以上に高めると、図2に示すように反
転して、注出具本体16の上部部分24の内部空間内に
突出するようになっている。なお、このときに自己密封
弁18と注出具本体16の内壁面とが互いに干渉しない
よう、注出具本体16の上部部分24内には適当な大き
さの空間を形成することが望ましい。自己密封弁18が
反転した後、更に容器12の内圧を一定値(第2の所定
値)以上に高めると、スリット18bが開いて開弁状態
となる。
り、容器12の側壁を押圧して容器12の内圧を一定値
(第1の所定値)以上に高めると、図2に示すように反
転して、注出具本体16の上部部分24の内部空間内に
突出するようになっている。なお、このときに自己密封
弁18と注出具本体16の内壁面とが互いに干渉しない
よう、注出具本体16の上部部分24内には適当な大き
さの空間を形成することが望ましい。自己密封弁18が
反転した後、更に容器12の内圧を一定値(第2の所定
値)以上に高めると、スリット18bが開いて開弁状態
となる。
【0023】容器12の側壁に対する押圧力を解除する
と、容器12の内圧が下がり、まずスリット18bが閉
じた後、反転した自己密封弁18は自己の弾性復元力に
より図1、図3又は図4に示す状態に自動的に復帰す
る。このような自己密封弁18としては従来から種々あ
り、図1〜図5は概略的に示したものであるが、例えば
図6に具体的に示すようにスイスのZELLER PL
ASTIK社から「ZelValve」という商品名で
販売されている容器キャップの弁部が好適である。
と、容器12の内圧が下がり、まずスリット18bが閉
じた後、反転した自己密封弁18は自己の弾性復元力に
より図1、図3又は図4に示す状態に自動的に復帰す
る。このような自己密封弁18としては従来から種々あ
り、図1〜図5は概略的に示したものであるが、例えば
図6に具体的に示すようにスイスのZELLER PL
ASTIK社から「ZelValve」という商品名で
販売されている容器キャップの弁部が好適である。
【0024】以上述べた構成において、本発明による注
出具10の作用について、ケチャップ11を注出する場
合を想定して説明する。
出具10の作用について、ケチャップ11を注出する場
合を想定して説明する。
【0025】ケチャップ11の注出時、まず使用者は、
ノズル26の先端面がほぼ水平となるよう容器12を傾
け、次いで容器12の側壁を手で押圧する。この押圧力
はケチャップ11を伝わり、自己密封弁18の弁部18
a及び周壁部18cの外面に作用し、自己密封弁18は
反転して注出具本体16の上部部分24の空間内に突出
する。更に、ケチャップ11を介して作用する圧力によ
り自己密封弁18の弁部18a及び周壁部18cは膨張
してスリット18bが開き、この開いたスリット18b
からケチャップ11は注出具本体16の上部部分24内
に押し出され、ノズル26を通って外部に注出される
(図2参照)。
ノズル26の先端面がほぼ水平となるよう容器12を傾
け、次いで容器12の側壁を手で押圧する。この押圧力
はケチャップ11を伝わり、自己密封弁18の弁部18
a及び周壁部18cの外面に作用し、自己密封弁18は
反転して注出具本体16の上部部分24の空間内に突出
する。更に、ケチャップ11を介して作用する圧力によ
り自己密封弁18の弁部18a及び周壁部18cは膨張
してスリット18bが開き、この開いたスリット18b
からケチャップ11は注出具本体16の上部部分24内
に押し出され、ノズル26を通って外部に注出される
(図2参照)。
【0026】この際、上部部分24に続くノズル26の
入口端から中間点Mまでの長さAが過度に短い場合、或
いは、ノズル26の内径Dが過度に大きい場合、ノズル
26内に空気が残った状態でケチャップ11がノズル2
6内を流れる傾向がある。この状態はケチャップ11の
流れに脈動を与えたり、後述の液体引込み効果を減じる
ため好ましくない。そこで、好適な実施形態では、ノズ
ル26の内径を5〜7mm程度とし、長さを10〜30
mm程度としている。かかる寸法下においては、ノズル
26内に空気が残ることはなく、ケチャップ11は整流
された状態で円滑に流れる。
入口端から中間点Mまでの長さAが過度に短い場合、或
いは、ノズル26の内径Dが過度に大きい場合、ノズル
26内に空気が残った状態でケチャップ11がノズル2
6内を流れる傾向がある。この状態はケチャップ11の
流れに脈動を与えたり、後述の液体引込み効果を減じる
ため好ましくない。そこで、好適な実施形態では、ノズ
ル26の内径を5〜7mm程度とし、長さを10〜30
mm程度としている。かかる寸法下においては、ノズル
26内に空気が残ることはなく、ケチャップ11は整流
された状態で円滑に流れる。
【0027】ケチャップ11が必要量注出されたなら
ば、容器12を傾けた状態のまま使用者は容器側壁への
押圧を停止する。容器側壁に対する押圧力がなくなる
と、容器側壁には自己復元力がないため、容器12の内
圧と大気圧とはほぼ等しくなる。このため、自己密封弁
18は自己の復元力によって、まず最初にスリット18
bが閉じられる。次に、自己密封弁18は反転状態から
図3に示す状態に戻るが、スリット18bが閉じられて
いるため、この動作により注出具本体16の上部部分2
4内が減圧状態となり、上部部分24及びノズル26内
に満たされているケチャップ11は容器12側に引き込
まれる。この時、多くの場合、ケチャップ11はノズル
26の先端から長く滴状にぶら下がっているが、ノズル
26内のケチャップ11が注出具本体16の上部部分2
4に吸引されるのに伴って、ぶら下がっていたケチャッ
プ11も一体的にノズル26内に引き込まれる。
ば、容器12を傾けた状態のまま使用者は容器側壁への
押圧を停止する。容器側壁に対する押圧力がなくなる
と、容器側壁には自己復元力がないため、容器12の内
圧と大気圧とはほぼ等しくなる。このため、自己密封弁
18は自己の復元力によって、まず最初にスリット18
bが閉じられる。次に、自己密封弁18は反転状態から
図3に示す状態に戻るが、スリット18bが閉じられて
いるため、この動作により注出具本体16の上部部分2
4内が減圧状態となり、上部部分24及びノズル26内
に満たされているケチャップ11は容器12側に引き込
まれる。この時、多くの場合、ケチャップ11はノズル
26の先端から長く滴状にぶら下がっているが、ノズル
26内のケチャップ11が注出具本体16の上部部分2
4に吸引されるのに伴って、ぶら下がっていたケチャッ
プ11も一体的にノズル26内に引き込まれる。
【0028】ここで、この液体引込み時における自己密
封弁18が変形するときの容積変化量、すなわち自己密
封弁18が図2の状態から図3の状態に変化した場合に
おける注出具本体16の内部空間の容積変化量をVと定
義する。仮に、この変化量Vよりもノズル26の注出端
から中間点Mまでの部分の容積が過度に大きく、或いは
その内径Dが過度に大きい場合には、上記液体引込み効
果によってケチャップ11が引き込まれても、ケチャッ
プ11の垂下り部分がノズル26内に入り切らず、又は
一旦引っ込んでも再度下方に垂れることが考えられる。
このため、ノズル先端から中間点Mまでの部分の容積
は、自己密封弁18の引込み時の容積変化量Vよりも小
さくすることが望ましく、より好ましい形態はノズル2
6全体の容積が容積変化量Vよりも小さくすることであ
る。
封弁18が変形するときの容積変化量、すなわち自己密
封弁18が図2の状態から図3の状態に変化した場合に
おける注出具本体16の内部空間の容積変化量をVと定
義する。仮に、この変化量Vよりもノズル26の注出端
から中間点Mまでの部分の容積が過度に大きく、或いは
その内径Dが過度に大きい場合には、上記液体引込み効
果によってケチャップ11が引き込まれても、ケチャッ
プ11の垂下り部分がノズル26内に入り切らず、又は
一旦引っ込んでも再度下方に垂れることが考えられる。
このため、ノズル先端から中間点Mまでの部分の容積
は、自己密封弁18の引込み時の容積変化量Vよりも小
さくすることが望ましく、より好ましい形態はノズル2
6全体の容積が容積変化量Vよりも小さくすることであ
る。
【0029】このようにケチャップ11がノズル26内
に引き込まれた後は、図4に示す如く容器12を引き起
こしても、ケチャップ11がノズル26の外面に付着す
ることはなく、注出具10は清潔な状態で維持される。
に引き込まれた後は、図4に示す如く容器12を引き起
こしても、ケチャップ11がノズル26の外面に付着す
ることはなく、注出具10は清潔な状態で維持される。
【0030】なお、図4から理解されるように、内容物
11の注出が一度行われた後は内容物11が自己密封弁
18の上側の空間内に残留する。従って、ノズル26の
先端部を密封する適当なキャップ28を取り付けること
は、残留した内容物11の乾燥や酸化劣化に対して有効
な手段である。
11の注出が一度行われた後は内容物11が自己密封弁
18の上側の空間内に残留する。従って、ノズル26の
先端部を密封する適当なキャップ28を取り付けること
は、残留した内容物11の乾燥や酸化劣化に対して有効
な手段である。
【0031】以上、本発明の好適な実施形態について詳
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない
ことは言うまでもない。
細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない
ことは言うまでもない。
【0032】例えば、本発明の注出具10に使用可能な
自己密封弁18の形態としては図7に示すようなものが
ある。また、自己密封弁は、注出後に内容物11を引き
込むピストン機能を有するものであればよいので、図8
に示すように、周壁部18c′を伸縮可能な蛇腹形状と
したものであってもよい。このような蛇腹構造の自己密
封弁18′を用いた場合、上部のフランジ部18d′よ
りも周壁部18c′及び弁部18a′が突出することは
ないので、注出具本体16に上部部分24を設ける必要
がなくなる。
自己密封弁18の形態としては図7に示すようなものが
ある。また、自己密封弁は、注出後に内容物11を引き
込むピストン機能を有するものであればよいので、図8
に示すように、周壁部18c′を伸縮可能な蛇腹形状と
したものであってもよい。このような蛇腹構造の自己密
封弁18′を用いた場合、上部のフランジ部18d′よ
りも周壁部18c′及び弁部18a′が突出することは
ないので、注出具本体16に上部部分24を設ける必要
がなくなる。
【0033】ノズル26の形状、寸法等も種々変更可能
である。例えば、上記の液体引込み効果はノズル26の
先端が真下を向いているときに最も効果的であるが、使
い勝手からすると、注出時の姿勢としては容器12は口
部24がやや下向きにした姿勢が好ましい。この点を考
慮して、図9に示すように、注出具本体16の上部部分
24の頂壁から延びる部分を傾斜させることも可能であ
る。また、ノズル26内は一定の内径を保つ必要はな
く、テーパを付けたり、段差をつけることも可能である
が、自己密封弁18が発生する吸引力をノズル26の先
端部分まで伝達するためには、ノズル26の先端部分の
内径は、先端より容器12側の内径と同じか小さめの方
が好ましい。更に、ノズル26の先端部の切れ性を高め
るため、図10に示すような鍔片30をノズル26の先
端に形成することもできる。
である。例えば、上記の液体引込み効果はノズル26の
先端が真下を向いているときに最も効果的であるが、使
い勝手からすると、注出時の姿勢としては容器12は口
部24がやや下向きにした姿勢が好ましい。この点を考
慮して、図9に示すように、注出具本体16の上部部分
24の頂壁から延びる部分を傾斜させることも可能であ
る。また、ノズル26内は一定の内径を保つ必要はな
く、テーパを付けたり、段差をつけることも可能である
が、自己密封弁18が発生する吸引力をノズル26の先
端部分まで伝達するためには、ノズル26の先端部分の
内径は、先端より容器12側の内径と同じか小さめの方
が好ましい。更に、ノズル26の先端部の切れ性を高め
るため、図10に示すような鍔片30をノズル26の先
端に形成することもできる。
【0034】また、本発明の注出具10に使用される液
体11はケチャップには限られず、ピザソースやソー
ス、マスタードに代表される滴状に長く垂れて固まる傾
向の強い繊維状固形分を含む高粘度液体、更にはシャン
プーやリンス、液状ワックス等の比較的高粘度の均一な
流体に適している。勿論、扱う液体が変更された場合に
は、ノズル26の内径や、自己密封弁18の大きさ等は
液体の粘度、流動特性、1回当たりの注出量等に従い任
意に設定される。
体11はケチャップには限られず、ピザソースやソー
ス、マスタードに代表される滴状に長く垂れて固まる傾
向の強い繊維状固形分を含む高粘度液体、更にはシャン
プーやリンス、液状ワックス等の比較的高粘度の均一な
流体に適している。勿論、扱う液体が変更された場合に
は、ノズル26の内径や、自己密封弁18の大きさ等は
液体の粘度、流動特性、1回当たりの注出量等に従い任
意に設定される。
【0035】更にまた、上記実施形態における容器12
は自己復元力の低いものとしたが、PET等の剛性の大
きい、即ち復元力の大きい容器を用いてもよい。この場
合、容器を押す力を止めたり弱めたりすると、容器が完
全に復元する前であっても内圧が低下して即座に自己密
封弁が閉じ無負荷状態に戻ることから、液体引込み効果
をより迅速に且つ確実に発揮させることが可能となる。
は自己復元力の低いものとしたが、PET等の剛性の大
きい、即ち復元力の大きい容器を用いてもよい。この場
合、容器を押す力を止めたり弱めたりすると、容器が完
全に復元する前であっても内圧が低下して即座に自己密
封弁が閉じ無負荷状態に戻ることから、液体引込み効果
をより迅速に且つ確実に発揮させることが可能となる。
【0036】また、図11は、スイスのZELLER
PLASTIK社から「ZelValve」という商品
名で販売されている容器キャップの弁部(図6参照)を
組み込んだ本発明による注出具を示す図であ。この図に
は、参考として各部分の寸法を示してある。
PLASTIK社から「ZelValve」という商品
名で販売されている容器キャップの弁部(図6参照)を
組み込んだ本発明による注出具を示す図であ。この図に
は、参考として各部分の寸法を示してある。
【0037】なお、この明細書中にいう見掛けの粘度
は、B型粘度計を用いるJIS:の7117による測定
方法によって求められたものである。
は、B型粘度計を用いるJIS:の7117による測定
方法によって求められたものである。
【0038】
【実施例】次に、本発明による色々な形態の注出具を実
際に使用した結果について説明する。
際に使用した結果について説明する。
【0039】以下に述べる実施例及び比較例では、注出
具が取り付けられる容器として、カゴメ株式会社製のカ
ゴメトマトケチャップ、チューブ入り500gに用いら
れているLDPE//EVOH//リサイクル層/LDPE
構成のスクイズタイプボトルを用いた。また、内容物
は、前記のトマトケチャップとし、常温で評価した。
具が取り付けられる容器として、カゴメ株式会社製のカ
ゴメトマトケチャップ、チューブ入り500gに用いら
れているLDPE//EVOH//リサイクル層/LDPE
構成のスクイズタイプボトルを用いた。また、内容物
は、前記のトマトケチャップとし、常温で評価した。
【0040】実施例1における注出具は、図1に示す構
成であり、ノズルの内径(D)は6mm、ノズルの曲げ
角度(X)は90度、ノズルの末端から中間点までの長
さ(A)は23mm、中間点から先端までの長さ(B)
は13mmである。また、自己密封弁はスイスのZEL
LER PLASTIK社から「ZelValve」と
いう商品名で販売されている容器キャップの弁部であ
り、容積変化量(V)は1cm3であり、注出具本体の
材料はABS樹脂である。
成であり、ノズルの内径(D)は6mm、ノズルの曲げ
角度(X)は90度、ノズルの末端から中間点までの長
さ(A)は23mm、中間点から先端までの長さ(B)
は13mmである。また、自己密封弁はスイスのZEL
LER PLASTIK社から「ZelValve」と
いう商品名で販売されている容器キャップの弁部であ
り、容積変化量(V)は1cm3であり、注出具本体の
材料はABS樹脂である。
【0041】実施例2の注出具は、注出具本体をポリプ
ロピレン樹脂で作成した点を除き、実施例1のものと同
型である。
ロピレン樹脂で作成した点を除き、実施例1のものと同
型である。
【0042】実施例3の注出具は、図9に示す如く上部
部分の頂壁に対するノズルの直管部分の角度(Y)を6
0度とした点を除き、実施例1と同条件のものである。
部分の頂壁に対するノズルの直管部分の角度(Y)を6
0度とした点を除き、実施例1と同条件のものである。
【0043】実施例4の注出具は、ノズルの曲げ角度
(X)を45度にしたもので、その他の点は実施例1と
同条件である。
(X)を45度にしたもので、その他の点は実施例1と
同条件である。
【0044】実施例5の注出具は、ノズルの曲げ角度
(X)を0度にし、ノズルの全長を36mmにした点を
除き、実施例1と同条件である。
(X)を0度にし、ノズルの全長を36mmにした点を
除き、実施例1と同条件である。
【0045】実施例6の注出具は、ノズルの末端から中
間点までの長さ(A)を28mm、中間点から先端まで
の長さ(B)を38mmとした点を除き、実施例1と同
条件である。
間点までの長さ(A)を28mm、中間点から先端まで
の長さ(B)を38mmとした点を除き、実施例1と同
条件である。
【0046】以上は本発明に従った構成の注出具であ
る。
る。
【0047】また、比較例1の注出具は、実施例1の注
出具から自己密封弁を取り除いたものである。
出具から自己密封弁を取り除いたものである。
【0048】比較例2では、カゴメ株式会社製のカゴメ
トマトケチャップ、チューブ入り500gに用いられて
いたノズルの内径6mm、長さ7mmのヒンジキャップ
を用いた。
トマトケチャップ、チューブ入り500gに用いられて
いたノズルの内径6mm、長さ7mmのヒンジキャップ
を用いた。
【0049】比較例3では、ZELLER PLAST
IK社の「ZelValve」を比較用の注出具として
用いた。
IK社の「ZelValve」を比較用の注出具として
用いた。
【0050】評価方法は、トマトケチャップを充填した
上記スクイズタイプの容器の口部に各注出具を液密に取
り付け、ノズルの先端面が水平となるように容器を傾け
た後、容器側壁を押してトマトケチャップを一定量注出
する。そして、注出直後及び容器を引き起こした直後の
ノズル先端部に付着しているトマトケチャップの状態を
観察した。この方法で、各注出具について続けて10回
注出し、1回ごとの付着の状態を次の採点基準により点
数化して10回分を累計した。この評価を3回行って、
その平均点からケチャップの切れ性評価結果を出した。
上記スクイズタイプの容器の口部に各注出具を液密に取
り付け、ノズルの先端面が水平となるように容器を傾け
た後、容器側壁を押してトマトケチャップを一定量注出
する。そして、注出直後及び容器を引き起こした直後の
ノズル先端部に付着しているトマトケチャップの状態を
観察した。この方法で、各注出具について続けて10回
注出し、1回ごとの付着の状態を次の採点基準により点
数化して10回分を累計した。この評価を3回行って、
その平均点からケチャップの切れ性評価結果を出した。
【0051】1回注出ごとの採点基準は次の通りであ
る。
る。
【0052】 10点:注出後、ノズル先端部に滴状内容物の付着がな
い場合 8点:注出後、ノズル先端部に1mm以下の滴状内容物
の付着がある場合 4点:注出後、ノズル先端部に1mm以上の滴状内容物
の付着があるが、容器引き起こし後、ノズル外壁面には
内容物が流れていない場合 0点:注出後、ノズル先端部に1mm以上の滴状内容物
の付着があり、容器引き起こし後、注出具本体又は容器
の外壁面に内容物が流れて付着している場合 また、切れ性評価結果はS、A、B、C、D、Eで表し
たが、それぞれの内容は次の通りである。
い場合 8点:注出後、ノズル先端部に1mm以下の滴状内容物
の付着がある場合 4点:注出後、ノズル先端部に1mm以上の滴状内容物
の付着があるが、容器引き起こし後、ノズル外壁面には
内容物が流れていない場合 0点:注出後、ノズル先端部に1mm以上の滴状内容物
の付着があり、容器引き起こし後、注出具本体又は容器
の外壁面に内容物が流れて付着している場合 また、切れ性評価結果はS、A、B、C、D、Eで表し
たが、それぞれの内容は次の通りである。
【0053】 評価結果S:評価点95点〜100点。ノズルには内容
物は付着していない状態 評価結果A:評価点85点〜95点。ノズル先端部に僅
かに内容物が残るが、ノズル外壁面には内容物が付着し
ていない状態 評価結果B:評価点75点〜85点。ノズル先端部に内
容物が残り、ノズル外壁面の上部が僅かに汚れる状態 評価結果C:評価点65点〜75点。ノズル先端部に内
容物が残り、ノズル外壁面の全体が僅かに汚れる状態 評価結果D:評価点50点〜65点。ノズル先端部に常
に内容物が残り、ノズルのみならず注出具本体全体も汚
れる状態 評価結果E:評価点50点未満。ノズル先端部に常に内
容物が残り、注出具本体及び容器の外壁面が汚れる状態 このような評価結果の基準をもって、各実施例及び比較
例の資料を評価して表1の結果を得た。
物は付着していない状態 評価結果A:評価点85点〜95点。ノズル先端部に僅
かに内容物が残るが、ノズル外壁面には内容物が付着し
ていない状態 評価結果B:評価点75点〜85点。ノズル先端部に内
容物が残り、ノズル外壁面の上部が僅かに汚れる状態 評価結果C:評価点65点〜75点。ノズル先端部に内
容物が残り、ノズル外壁面の全体が僅かに汚れる状態 評価結果D:評価点50点〜65点。ノズル先端部に常
に内容物が残り、ノズルのみならず注出具本体全体も汚
れる状態 評価結果E:評価点50点未満。ノズル先端部に常に内
容物が残り、注出具本体及び容器の外壁面が汚れる状態 このような評価結果の基準をもって、各実施例及び比較
例の資料を評価して表1の結果を得た。
【0054】
【表1】 ここで、ノズルの表面張力はCOROTEC社製の濡れ
指数試験液を用いて測定した。
指数試験液を用いて測定した。
【0055】表1からも分かるように、比較例2の現行
ヒンジキャップでは評価結果Dであり、ノズルのみなら
ずキャップ全体も汚れが広がっていた。また、比較例3
のキャップでは、弁部のスリットにトマトケチャップの
繊維状固形分が挟まり、使用するごとに内容物が弁部の
上に溜まっていき、判定結果はEと比較例2のキャップ
よりも低い結果となった。
ヒンジキャップでは評価結果Dであり、ノズルのみなら
ずキャップ全体も汚れが広がっていた。また、比較例3
のキャップでは、弁部のスリットにトマトケチャップの
繊維状固形分が挟まり、使用するごとに内容物が弁部の
上に溜まっていき、判定結果はEと比較例2のキャップ
よりも低い結果となった。
【0056】これに対して、本発明による注出具を用い
た実施例1では、使用した材質が比較例1よりも表面張
力の高いABS樹脂であったにも拘わらず、評価結果が
Aであり、内容物の付着がノズル先端部に僅かに残るの
みで、実用上、優れた性能を示した。
た実施例1では、使用した材質が比較例1よりも表面張
力の高いABS樹脂であったにも拘わらず、評価結果が
Aであり、内容物の付着がノズル先端部に僅かに残るの
みで、実用上、優れた性能を示した。
【0057】注出具本体の材質を表面張力の低いポリプ
ロピレン樹脂にした実施例2では評価結果Sと高くな
り、注出具内での内容物の流れが円滑となればなるほ
ど、液切れ性が良くなると推測される。
ロピレン樹脂にした実施例2では評価結果Sと高くな
り、注出具内での内容物の流れが円滑となればなるほ
ど、液切れ性が良くなると推測される。
【0058】ここで、自己密封弁を除いた比較例1をみ
ると、注出具本体については実施例1と同型であるにも
拘わらず評価結果はCとなっており、自己密封弁による
液体引込み効果の高さが認められる。
ると、注出具本体については実施例1と同型であるにも
拘わらず評価結果はCとなっており、自己密封弁による
液体引込み効果の高さが認められる。
【0059】実施例3では、ノズルの基部の角度が実施
例1と異なっているが、このような相違は殆ど液切れ性
に影響がないことが分かった。
例1と異なっているが、このような相違は殆ど液切れ性
に影響がないことが分かった。
【0060】これに対して、実施例4は、ノズルの曲げ
角度を45度と浅くした場合であるが、評価結果はBと
実施例1よりも下がり、更に、この曲げ角度を0度にし
てノズル全体を直管状とした実施例5では評価結果はC
となり、実施例1に比較して明らかに液切れ性は低下し
ている。これは、ノズルの中間の曲がりが少なく或いは
全くないことによって、自己密封弁により発生する吸引
力がノズル先端部まで均等に伝わらず、ノズルの一部分
より空気の進入を許したため、ノズル先端部に内容物が
残ったものと推察される。
角度を45度と浅くした場合であるが、評価結果はBと
実施例1よりも下がり、更に、この曲げ角度を0度にし
てノズル全体を直管状とした実施例5では評価結果はC
となり、実施例1に比較して明らかに液切れ性は低下し
ている。これは、ノズルの中間の曲がりが少なく或いは
全くないことによって、自己密封弁により発生する吸引
力がノズル先端部まで均等に伝わらず、ノズルの一部分
より空気の進入を許したため、ノズル先端部に内容物が
残ったものと推察される。
【0061】実施例6はノズル全体の容積が自己密封弁
の容積変化量である1cm3を越え、ノズル先端部分の
容積も1cm3を僅かに越えているが、評価Bという良
好な結果が得られた。これは、注出具本体の材質がポリ
プロピレン樹脂であったことと、ノズル先端部分の容積
がほぼ1cm3に等しいとみなすことができるからと推
察される。
の容積変化量である1cm3を越え、ノズル先端部分の
容積も1cm3を僅かに越えているが、評価Bという良
好な結果が得られた。これは、注出具本体の材質がポリ
プロピレン樹脂であったことと、ノズル先端部分の容積
がほぼ1cm3に等しいとみなすことができるからと推
察される。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の注出具によ
れば、ケチャップやピザソース等の比較的高粘度の液体
を注出した場合、注出後に液体がノズル先端に残らず、
注出具或いは容器を常に清潔に維持することができる。
れば、ケチャップやピザソース等の比較的高粘度の液体
を注出した場合、注出後に液体がノズル先端に残らず、
注出具或いは容器を常に清潔に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による注出具を示す断面図であり、使用
前の状態を示す図である。
前の状態を示す図である。
【図2】図1の注出具の注出直後の状態を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】図1の注出具において、液体をノズル内に引き
込んだ状態を示す断面図である。
込んだ状態を示す断面図である。
【図4】注出後に容器を引き起こした状態を示す図1と
同様な断面図である。
同様な断面図である。
【図5】図1の注出具に用いられている自己密封弁を示
す平面図である。
す平面図である。
【図6】具体的な自己密封弁を示す断面図であり、
(a)は無負荷で閉弁状態を示し、(b)は開弁状態を
示す図である。
(a)は無負荷で閉弁状態を示し、(b)は開弁状態を
示す図である。
【図7】自己密封弁の別の例を示す断面図であり、
(a)は無負荷で閉弁状態を示し、(b)は開弁状態を
示す図である。
(a)は無負荷で閉弁状態を示し、(b)は開弁状態を
示す図である。
【図8】蛇腹構造の自己密封弁を示す断面図である。
【図9】本発明による注出具の別の実施形態を示す断面
図である。
図である。
【図10】ノズルの変形例を示す部分断面図である。
【図11】本発明による注出具のさらに別の実施形態を
示す断面図である。
示す断面図である。
10…注出具、11…液体、12…容器、14…口部、
16…注出具本体、18…自己密封弁、20…下部部
分、24…上部部分、26…ノズル。
16…注出具本体、18…自己密封弁、20…下部部
分、24…上部部分、26…ノズル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂本 玲子 茨城県新治郡玉里村大字上玉里18−13 呉 羽化学工業株式会社樹枝加工技術センター 内
Claims (5)
- 【請求項1】 容器の口部に取り付けられ、前記容器か
らの液体を注出するノズルを有する注出具本体と、 前記ノズルへの流路を遮るよう前記注出具本体内に配設
された常閉型の自己密封弁とを備える注出具であって、 前記注出具本体が前記容器の口部に取り付けられた状態
において、前記自己密封弁は屈伸自在な周壁部を設ける
と共に、前記周壁部の一端を閉じ且つその中央部にスリ
ットを備える弁体からなり、 前記注出具本体の内部には、前記周壁部が反転した場合
に前記自己密封弁との緩衝を防ぐ空間が形成され、 前記ノズルは前記注出具本体の頂壁に立設され且つ湾曲
されてなることを特徴とする注出具。 - 【請求項2】 前記自己密封弁の屈伸自在な周壁部が弾
性材料からなる膨出部を備えてなり、 前記ノズルの湾曲部が、前記注出具本体の前記頂壁から
10mm〜40mm離れた中間点で湾曲されてなること
を特徴とする請求項1に記載の注出具。 - 【請求項3】 前記自己密封弁の屈伸自在な周壁部が蛇
腹状可変容量部を備えてなり、 前記ノズルの湾曲部が、前記注出具本体の前記頂壁から
10mm〜40mm離れた中間点で湾曲されてなること
を特徴とする請求項1に記載の注出具。 - 【請求項4】 前記ノズルの入口側の端部から前記中間
点までの部分の容積が、前記自己密封弁が変形するとき
の容積変化量よりも小さいことを特徴とする請求項2又
は3に記載の注出具。 - 【請求項5】 前記ノズルは内部を流れる液体を整流す
るよう構成されており、前記液体の見掛けの粘度が10
0mPa・s〜5000mPa・sの液体であることを
特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の注出
具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10099485A JPH11292107A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 注出具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10099485A JPH11292107A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 注出具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11292107A true JPH11292107A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14248618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10099485A Pending JPH11292107A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 注出具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11292107A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008044677A (ja) * | 2001-10-22 | 2008-02-28 | Taro Pharmaceutical Industries Ltd | こぼれにくい配合物を小出しするための容器 |
| JP2008133016A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Tokuyama Dental Corp | 液体用容器 |
| JP2020007017A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 株式会社リッチェル | 飲料容器 |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP10099485A patent/JPH11292107A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008044677A (ja) * | 2001-10-22 | 2008-02-28 | Taro Pharmaceutical Industries Ltd | こぼれにくい配合物を小出しするための容器 |
| JP2008133016A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-12 | Tokuyama Dental Corp | 液体用容器 |
| JP2020007017A (ja) * | 2018-07-10 | 2020-01-16 | 株式会社リッチェル | 飲料容器 |
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