JPH11293509A - ファスナー付き衣服 - Google Patents
ファスナー付き衣服Info
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- JPH11293509A JPH11293509A JP9753398A JP9753398A JPH11293509A JP H11293509 A JPH11293509 A JP H11293509A JP 9753398 A JP9753398 A JP 9753398A JP 9753398 A JP9753398 A JP 9753398A JP H11293509 A JPH11293509 A JP H11293509A
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- JP
- Japan
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- placket
- cloth
- front body
- zipper
- sewn
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 縫製が容易であり、着用時の着用感を良好に
し、かつ洗濯時においてパッカリング等を発生しないよ
うにするファスナー付き衣服を提供する。 【解決手段】 上前身頃布4の上前立て持ち出し2と下
前身頃布5の下前立て3との間に一対のファスナー12
を取り付けた衣服において、上前身頃布4の端部を連続
的に往復反転するように折り返し、該折り返し部をZ状
の折り曲げ形状にすると共に、その延長端部に前記上前
立て持ち出し2を一体に形成し、かつ前記Z状の折り曲
げ形状の布間に上前身頃側のファスナー12を縫着す
る。
し、かつ洗濯時においてパッカリング等を発生しないよ
うにするファスナー付き衣服を提供する。 【解決手段】 上前身頃布4の上前立て持ち出し2と下
前身頃布5の下前立て3との間に一対のファスナー12
を取り付けた衣服において、上前身頃布4の端部を連続
的に往復反転するように折り返し、該折り返し部をZ状
の折り曲げ形状にすると共に、その延長端部に前記上前
立て持ち出し2を一体に形成し、かつ前記Z状の折り曲
げ形状の布間に上前身頃側のファスナー12を縫着す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファスナー付き衣服
に関し、さらに詳しくは、特に上前身頃側ファスナーの
取付け構造を簡略化することにより、縫製、着用感、洗
濯耐久性などを向上したファスナー付き衣服に関する。
に関し、さらに詳しくは、特に上前身頃側ファスナーの
取付け構造を簡略化することにより、縫製、着用感、洗
濯耐久性などを向上したファスナー付き衣服に関する。
【0002】
【従来の技術】作業服には、脱着操作の容易性などを考
慮して、上前身頃布と下前身頃布との間に設ける係合手
段として、ボタンに代えて一対のファスナーを取り付け
たものがある。図1に示す作業服はその一例であり、上
前身頃布4の上前立て持ち出し2と、下前身頃布5の下
前立て3との間に一対のファスナーを取り付けるように
している。
慮して、上前身頃布と下前身頃布との間に設ける係合手
段として、ボタンに代えて一対のファスナーを取り付け
たものがある。図1に示す作業服はその一例であり、上
前身頃布4の上前立て持ち出し2と、下前身頃布5の下
前立て3との間に一対のファスナーを取り付けるように
している。
【0003】しかるに、従来の作業服に取り付けらたフ
ァスナーの取付け構造は、上前身頃布4の上前立て持ち
出し2側では、図5(A),(B)のようであり、また
下前身頃布5の下前立て3側では、図6(A),(B)
のようになっている。
ァスナーの取付け構造は、上前身頃布4の上前立て持ち
出し2側では、図5(A),(B)のようであり、また
下前身頃布5の下前立て3側では、図6(A),(B)
のようになっている。
【0004】すなわち、上前身頃布4の上前立て持ち出
し2側では、図5(A),(B)に示すように、上前身
頃布4、身返し布9、表上前立て布6、裏上前立て布
7、ファスナー12、身返し芯10、前立て芯11とそ
れぞれ独立した7枚のパーツから構成されている。これ
らのパーツは、その役割に応じて芯地が接着されたり、
縫い付け地縫い15、16、17やステッチ縫い18−
1、18−2、18−3などの多数の人手と工程を通
り、しかもこれら地縫いの部分では、それぞれのパーツ
が何回も折り曲げられ、最大10枚もの生地(以下、単
に布と言う)が重なり合い、その部分が非常に厚くて硬
く、伸縮性の無い状態に仕上げられているのが普通であ
る。
し2側では、図5(A),(B)に示すように、上前身
頃布4、身返し布9、表上前立て布6、裏上前立て布
7、ファスナー12、身返し芯10、前立て芯11とそ
れぞれ独立した7枚のパーツから構成されている。これ
らのパーツは、その役割に応じて芯地が接着されたり、
縫い付け地縫い15、16、17やステッチ縫い18−
1、18−2、18−3などの多数の人手と工程を通
り、しかもこれら地縫いの部分では、それぞれのパーツ
が何回も折り曲げられ、最大10枚もの生地(以下、単
に布と言う)が重なり合い、その部分が非常に厚くて硬
く、伸縮性の無い状態に仕上げられているのが普通であ
る。
【0005】また、下前身頃布5の下前立て3側では、
図6(A),(B)のように、下前身頃布5、ファスナ
ー12、身返し布9、身返し芯10の4枚のパーツから
構成され、各パーツが折り曲げられ、ファスナー付け地
縫い20やステッチ21などによってファスナー12が
取り付けられている。しかし、上述した従来の仕様でフ
ァスナーを取り付けた衣服は、次の問題点や欠点を有し
ている。
図6(A),(B)のように、下前身頃布5、ファスナ
ー12、身返し布9、身返し芯10の4枚のパーツから
構成され、各パーツが折り曲げられ、ファスナー付け地
縫い20やステッチ21などによってファスナー12が
取り付けられている。しかし、上述した従来の仕様でフ
ァスナーを取り付けた衣服は、次の問題点や欠点を有し
ている。
【0006】(1)縫製(生産)時において 縫い合せ部、縫い目部が多く工程増加による生産性
の低下。 ミシン設備、縫製人員を多く必要とする。 部位によって布の重ね枚数の差が大きく、縫製条件
が安定しない。 したがって、コストアップや品質低下の原因とな
る。 (2)着用時において ファスナー付け部が厚く硬いため、身体に沿わずに
腹が出たようなシルエットとなり見栄えが悪い。
の低下。 ミシン設備、縫製人員を多く必要とする。 部位によって布の重ね枚数の差が大きく、縫製条件
が安定しない。 したがって、コストアップや品質低下の原因とな
る。 (2)着用時において ファスナー付け部が厚く硬いため、身体に沿わずに
腹が出たようなシルエットとなり見栄えが悪い。
【0007】 汚れが付きやすく、落ちにくい。 重い。 着用快適性、運動性に欠ける。
【0008】(3)洗濯によって 縫い合せ部、縫い目部に縫い縮みによるパッカリン
グが発生しやすい。 芯地の接着部において剥離現象が発生しやすい。 衣服の変形、型崩れが発生しやすい。 重ね枚数の多いファスナー付け部で布のすり切れが
発生しやすい。 身返し布の丈方向に折れジワが付き、取れにくい。 乾燥が遅い。
グが発生しやすい。 芯地の接着部において剥離現象が発生しやすい。 衣服の変形、型崩れが発生しやすい。 重ね枚数の多いファスナー付け部で布のすり切れが
発生しやすい。 身返し布の丈方向に折れジワが付き、取れにくい。 乾燥が遅い。
【0009】上述したように、縫製(生産)、着用、洗
濯等において、多くの問題や欠点があった。
濯等において、多くの問題や欠点があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した従来の問題を解消し、縫製が容易であり、着用時の
着用感を良好にし、かつ洗濯時においてパッカリング等
を発生しないようにするファスナー付き衣服を提供する
ことにある。
した従来の問題を解消し、縫製が容易であり、着用時の
着用感を良好にし、かつ洗濯時においてパッカリング等
を発生しないようにするファスナー付き衣服を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、上前身頃布の上前立て持ち出しと下前身頃布の下
前立てとの間に一対のファスナーを取り付けた衣服にお
いて、前記上前身頃布の端部を連続的に往復反転するよ
うに折り返し、該折り返し部をZ状の折り曲げ形状にす
ると共に、その延長端部に前記上前立て持ち出しを一体
に形成し、かつ前記Z状の折り曲げ形状の布間に上前身
頃側のファスナーを縫着したことを特徴とするものであ
る。
明は、上前身頃布の上前立て持ち出しと下前身頃布の下
前立てとの間に一対のファスナーを取り付けた衣服にお
いて、前記上前身頃布の端部を連続的に往復反転するよ
うに折り返し、該折り返し部をZ状の折り曲げ形状にす
ると共に、その延長端部に前記上前立て持ち出しを一体
に形成し、かつ前記Z状の折り曲げ形状の布間に上前身
頃側のファスナーを縫着したことを特徴とするものであ
る。
【0012】このように本発明の衣服は、上前立て持ち
出しのファスナー付けにおいて、上前身頃布と上前立て
持ち出しとが一枚の布によって構成され、連続的に折り
曲げられた布の間にファスナーを縫着するようにしたた
め、縫製部分におけるパーツの枚数が大幅に低減し、縫
製作業を大幅に軽減することができる。また、縫い合わ
せ部がソフトになるため着用感や見栄えを向上させるこ
とができる。さらに、縫い合わせ部や縫い目に縫い縮み
によるパッカリング等を発生しなくすることができる。
出しのファスナー付けにおいて、上前身頃布と上前立て
持ち出しとが一枚の布によって構成され、連続的に折り
曲げられた布の間にファスナーを縫着するようにしたた
め、縫製部分におけるパーツの枚数が大幅に低減し、縫
製作業を大幅に軽減することができる。また、縫い合わ
せ部がソフトになるため着用感や見栄えを向上させるこ
とができる。さらに、縫い合わせ部や縫い目に縫い縮み
によるパッカリング等を発生しなくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図2および図3は、それぞれ図1
に示す作業服において、本発明のファスナー取付け構造
を備えた上前身頃布4及び上前立て持ち出し2の部分
(図2(A),(B))および下前身頃布5及び下前立
て3の部分(図3(A),(B))を示している。
に示す作業服において、本発明のファスナー取付け構造
を備えた上前身頃布4及び上前立て持ち出し2の部分
(図2(A),(B))および下前身頃布5及び下前立
て3の部分(図3(A),(B))を示している。
【0014】図2(A),(B)に示すように、上前立
て持ち出し2では、上前身頃布4の端部が往復反転する
ようにZ状に折り返され、その延長部分がさらに折り返
され2重に形成した箇所を上前立て持ち出し2とし、上
前身頃布4と一体に形成された構成になっている。そし
て、上前身頃布4が折り返されたZ状の折り曲げ箇所の
布間にファスナー12が地縫い15により縫い付けら
れ、さらにステッチ18−1,18−2,18−3によ
って縫合されている。この上前立て持ち出し2における
ファスナー12の取付け構造には、従来のように芯地1
0が使用されていないことも特徴である。
て持ち出し2では、上前身頃布4の端部が往復反転する
ようにZ状に折り返され、その延長部分がさらに折り返
され2重に形成した箇所を上前立て持ち出し2とし、上
前身頃布4と一体に形成された構成になっている。そし
て、上前身頃布4が折り返されたZ状の折り曲げ箇所の
布間にファスナー12が地縫い15により縫い付けら
れ、さらにステッチ18−1,18−2,18−3によ
って縫合されている。この上前立て持ち出し2における
ファスナー12の取付け構造には、従来のように芯地1
0が使用されていないことも特徴である。
【0015】かかる上前立て持ち出し2およびファスナ
ー12の取り付けは、図4(A)〜(D)の手順にした
がって縫製される。まず、図4(A)に示すように、上
前身頃布4をデザイン仕様に定められた上前立持ち出し
幅でアイロン又はプレスで二つ折りにする。次に、図4
(B)に示すように、二つ折りされた上前立て持ち出し
2の上にファスナー12の表側が接するように重ね合わ
せる。この時、ファスナー12のテープ端を上前立て持
ち出し2の裏生地端8から若干離すようにして置く。こ
の状態で上前身頃布4をハネて上前立てファスナー12
の付け縫い15を行う。
ー12の取り付けは、図4(A)〜(D)の手順にした
がって縫製される。まず、図4(A)に示すように、上
前身頃布4をデザイン仕様に定められた上前立持ち出し
幅でアイロン又はプレスで二つ折りにする。次に、図4
(B)に示すように、二つ折りされた上前立て持ち出し
2の上にファスナー12の表側が接するように重ね合わ
せる。この時、ファスナー12のテープ端を上前立て持
ち出し2の裏生地端8から若干離すようにして置く。こ
の状態で上前身頃布4をハネて上前立てファスナー12
の付け縫い15を行う。
【0016】次に、図4(C)のように、上前身頃布4
をファスナー12と前立て持ち出し2を覆い隠す方向に
三つ折りのZ状に折り曲げ、アイロンで整形したのちデ
ザイン仕様に定められた幅で、上前ステッチ18−2を
ファスナーテープを含めて上前身頃4、表裏前立て持ち
出し布2,2の合計4枚の生地を同時に縫う。最後に図
4(D)に示すように、上前身頃布4を上前立てステッ
チ18−1、18−3で縫って完成させる。
をファスナー12と前立て持ち出し2を覆い隠す方向に
三つ折りのZ状に折り曲げ、アイロンで整形したのちデ
ザイン仕様に定められた幅で、上前ステッチ18−2を
ファスナーテープを含めて上前身頃4、表裏前立て持ち
出し布2,2の合計4枚の生地を同時に縫う。最後に図
4(D)に示すように、上前身頃布4を上前立てステッ
チ18−1、18−3で縫って完成させる。
【0017】図3(A),(B)に示すように、下前立
て3側に対するファスナー12を取付け構造は、従来の
構造と本質的に変わりないが、身返し芯10の芯地を設
けない点が異なっている。身返し布9の幅は、3〜8cm
とするのが望ましい。芯地を使用すると、縫製部分の生
地厚さが増加すると共に伸縮性が低下するため、縫い目
の縫糸に余裕が無くなり、洗濯による縫い目パッカリン
グの発生原因の一つになる。
て3側に対するファスナー12を取付け構造は、従来の
構造と本質的に変わりないが、身返し芯10の芯地を設
けない点が異なっている。身返し布9の幅は、3〜8cm
とするのが望ましい。芯地を使用すると、縫製部分の生
地厚さが増加すると共に伸縮性が低下するため、縫い目
の縫糸に余裕が無くなり、洗濯による縫い目パッカリン
グの発生原因の一つになる。
【0018】以上説明したファスナーの取付け縫製にお
いては、ミシン、アイロン・プレスが基本的な縫製手順
であるが、衿13、裾ベルト14の縫製仕様、デザイン
によって若干順番が変ったり、上前立て、上下角縫いが
付け加わったりすることがあるが、ファスナー付け構造
は何等変るものではない。
いては、ミシン、アイロン・プレスが基本的な縫製手順
であるが、衿13、裾ベルト14の縫製仕様、デザイン
によって若干順番が変ったり、上前立て、上下角縫いが
付け加わったりすることがあるが、ファスナー付け構造
は何等変るものではない。
【0019】
【実施例】実施例1 タテ糸にポリエステル100%のフィラメントウーリー
加工糸、ヨコ糸にポリエステル50%、綿50%の混紡
糸を使用した、生地目付け247g/m2 の1/2ツイ
ル織組織で1.8kg/5cm幅加重時の伸長率がタテ方向
に8%、ヨコ方向に6%の織物を使用して、男子工場作
業服として使用するジャンパーを縫製した。
加工糸、ヨコ糸にポリエステル50%、綿50%の混紡
糸を使用した、生地目付け247g/m2 の1/2ツイ
ル織組織で1.8kg/5cm幅加重時の伸長率がタテ方向
に8%、ヨコ方向に6%の織物を使用して、男子工場作
業服として使用するジャンパーを縫製した。
【0020】この衣服の縫製において、上前立てファス
ナー付けおよび上前立て持ち出しの縫製手順は、上記に
説明した図4(A)〜(D)の手順によって縫製した。
この時、上前立てファスナー付け縫い15は上前立て裏
端8よりファスナーテープ端が0.3cm離れた位置に縫
い付けられるようにした。次に、下前立て3のファスナ
ー付けは従来と同じ方法としたが、身返し布9の幅を上
前立て持ち出し2の幅よりも0.5cm広い5cmで上下幅
同一の長方形とした。
ナー付けおよび上前立て持ち出しの縫製手順は、上記に
説明した図4(A)〜(D)の手順によって縫製した。
この時、上前立てファスナー付け縫い15は上前立て裏
端8よりファスナーテープ端が0.3cm離れた位置に縫
い付けられるようにした。次に、下前立て3のファスナ
ー付けは従来と同じ方法としたが、身返し布9の幅を上
前立て持ち出し2の幅よりも0.5cm広い5cmで上下幅
同一の長方形とした。
【0021】この時の各条件、仕様を表1にデザイン・
縫製仕様、表2に縫製(ミシン)条件として示す。
縫製仕様、表2に縫製(ミシン)条件として示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】この様に縫製された男子作業服を実着用し
た後、表3に示す条件で工業洗濯を行い、衣服の外観変
化などを評価した。その結果を表5に示す。上下前立て
部の縫い目のパッカリング(シワ)4−5級、前立て部
の波うち、下前立て身返しの折れジワの発生において仕
上げアイロン、プレスの必要のないレベルであり外観品
位上全く問題なかった。
た後、表3に示す条件で工業洗濯を行い、衣服の外観変
化などを評価した。その結果を表5に示す。上下前立て
部の縫い目のパッカリング(シワ)4−5級、前立て部
の波うち、下前立て身返しの折れジワの発生において仕
上げアイロン、プレスの必要のないレベルであり外観品
位上全く問題なかった。
【0025】更に、実着用の面においても身体、特に腹
へのフイット性、衣服シルエット、着用重量感さらには
洗濯乾燥性等において全く問題がなかった。
へのフイット性、衣服シルエット、着用重量感さらには
洗濯乾燥性等において全く問題がなかった。
【0026】
【表3】
【0027】実施例2 ポリエステル65%、綿35%の混紡糸からなるタテ糸
とヨコ糸とを使用した生地目付け230g/m2 の1/
2ツイル織組織で、1.8kg/5cm幅荷重時2%の織物
を使用して、上前立てファスナー付け、上前立て持ち出
しおよび下前立てを、実施例1と同一の順序で男子工場
作業服を縫製した。
とヨコ糸とを使用した生地目付け230g/m2 の1/
2ツイル織組織で、1.8kg/5cm幅荷重時2%の織物
を使用して、上前立てファスナー付け、上前立て持ち出
しおよび下前立てを、実施例1と同一の順序で男子工場
作業服を縫製した。
【0028】この時のデザイン・縫製仕様、縫製条件に
ついても実施例1と同一とした。この様に縫製された男
子工場作業服を実着用した後、実施例1と同じ工業洗濯
条件で洗濯し衣服外観品位を評価した。その結果を表5
に示すまず、前立て部分の縫い目パッカリングは上前・
下前ともに4級レベルであり、実施例1の4−5級に対
して若干悪いが、実用上品位を損なうものではなく、ア
イロン、プレスで仕上げを必要とするものではなかっ
た。
ついても実施例1と同一とした。この様に縫製された男
子工場作業服を実着用した後、実施例1と同じ工業洗濯
条件で洗濯し衣服外観品位を評価した。その結果を表5
に示すまず、前立て部分の縫い目パッカリングは上前・
下前ともに4級レベルであり、実施例1の4−5級に対
して若干悪いが、実用上品位を損なうものではなく、ア
イロン、プレスで仕上げを必要とするものではなかっ
た。
【0029】また、前立て部の波うちも問題なく、下前
立て身返しの折れジワも問題なかった。更に、実着用の
面においても身体、特に腹へのフイット性衣服シルエッ
ト、着用重量感、さらには洗濯乾燥性等において全く問
題のないレベルであった。
立て身返しの折れジワも問題なかった。更に、実着用の
面においても身体、特に腹へのフイット性衣服シルエッ
ト、着用重量感、さらには洗濯乾燥性等において全く問
題のないレベルであった。
【0030】比較例1 実施例2と同様の生地を使用し、表1に示すデザイン・
縫製仕様で男子工場作業服を縫製した。この時の縫製手
順を図5(A),(B)および図6(A),(B)に基
ずいて説明する。
縫製仕様で男子工場作業服を縫製した。この時の縫製手
順を図5(A),(B)および図6(A),(B)に基
ずいて説明する。
【0031】まず最初に上前立てを縫製する。すなわ
ち、図5(A),(B)に示すように、それぞれ独立し
た前身頃布4、上前立て持ち出し表・裏布6,7、身返
し布9、および上前立て持ち出し芯11、身返し芯1
0、更にファースナー12の合計7枚のパーツを用意し
た。
ち、図5(A),(B)に示すように、それぞれ独立し
た前身頃布4、上前立て持ち出し表・裏布6,7、身返
し布9、および上前立て持ち出し芯11、身返し芯1
0、更にファースナー12の合計7枚のパーツを用意し
た。
【0032】まず、身返し布9および前立て持ち出しの
裏布6に芯地11を、表4に示す接着条件で接着した。
次に、前身頃布4と身返し布9とを中表に重ね、その間
にファスナー12の表側と前身頃布4の表側が接するよ
うにファスナー12を挟み込み、ファスナー付け地縫い
15を行う。次に、前身頃布4と身返し布9を外表に返
し整形アイロンをかける。
裏布6に芯地11を、表4に示す接着条件で接着した。
次に、前身頃布4と身返し布9とを中表に重ね、その間
にファスナー12の表側と前身頃布4の表側が接するよ
うにファスナー12を挟み込み、ファスナー付け地縫い
15を行う。次に、前身頃布4と身返し布9を外表に返
し整形アイロンをかける。
【0033】次に、上前立て持ち出しの表布6と上前立
て持ち出しの裏布7とを中表に重ね合わせ、上前立て持
ち出し地縫い16をした後、外表に返し整形アイロンを
かける。次に、前立て持ち出し端より0.7cm内側を上
前立てステッチ18−1を縫う。この様に縫製された上
前立て持ち出し2とファスナー12が縫い付けられた前
身頃4を中表に重ね、前立て持ち出し付け地縫い17で
一体化する。
て持ち出しの裏布7とを中表に重ね合わせ、上前立て持
ち出し地縫い16をした後、外表に返し整形アイロンを
かける。次に、前立て持ち出し端より0.7cm内側を上
前立てステッチ18−1を縫う。この様に縫製された上
前立て持ち出し2とファスナー12が縫い付けられた前
身頃4を中表に重ね、前立て持ち出し付け地縫い17で
一体化する。
【0034】次に、身頃側の上前立てステッチ18−3
を小端で、更に0.7cm離れた位置に上前立てステッチ
18−2を縫って完成させた。次に、下前立て3側のフ
ァスナー12を縫製する。その縫い順序を図6(A),
(B)で説明する。
を小端で、更に0.7cm離れた位置に上前立てステッチ
18−2を縫って完成させた。次に、下前立て3側のフ
ァスナー12を縫製する。その縫い順序を図6(A),
(B)で説明する。
【0035】身返し布9に身返し芯10を表4の条件で
接着した。この身返し布9と下前身頃布5を中表に重
ね、ファスナー12の表と下前身頃布5の表側が接する
ように挟み込み、ファスナー付け地縫い20を行った身
返し布9と下前身頃布5が外表になるよう返し、アイロ
ンで整形した。
接着した。この身返し布9と下前身頃布5を中表に重
ね、ファスナー12の表と下前身頃布5の表側が接する
ように挟み込み、ファスナー付け地縫い20を行った身
返し布9と下前身頃布5が外表になるよう返し、アイロ
ンで整形した。
【0036】次に、折り端より0.7cmの位置に下前立
てステッチ21を縫って、下前身頃5側のファスナー付
けを完了した。衣服を作るためのその他の部位、工程は
従来と同一方法で行い男子工場作業服を完成させた。
てステッチ21を縫って、下前身頃5側のファスナー付
けを完了した。衣服を作るためのその他の部位、工程は
従来と同一方法で行い男子工場作業服を完成させた。
【0037】縫製された上前立て持ち出しのファスナー
付け部の最大生地重ね枚数を見ると10枚であり、本発
明による方法の4枚と比べると2.5倍であり、当然そ
の部分は厚くて硬くなっていた。縫製時の上前立て持ち
出しステッチ18−2の上糸張力が270gであり、こ
れ以上弱い張力では縫い目の締まりが悪く、上下縫い目
のバランスがとれず、美しい縫い目を作ることが困難で
あった。
付け部の最大生地重ね枚数を見ると10枚であり、本発
明による方法の4枚と比べると2.5倍であり、当然そ
の部分は厚くて硬くなっていた。縫製時の上前立て持ち
出しステッチ18−2の上糸張力が270gであり、こ
れ以上弱い張力では縫い目の締まりが悪く、上下縫い目
のバランスがとれず、美しい縫い目を作ることが困難で
あった。
【0038】この男子工場作業服を実施例1と同様条件
で、着用、工業洗濯を行い、外観品位を中心に評価し
た。その結果を表5に示す。上前立ての縫い目パッカリ
ングは2−3級、下前立ては3級と非常に悪く、更に前
立ての波うちの発生も著しく、仕上げアイロン、プレス
をかけない状態では着用出来ない状態であった。また、
下前立ての身返し布に衣服の丈方向に向かってほぼ前立
て全長にわたって鋭い折れジワが発生していた。また、
洗濯後の乾燥速度も、本発明品と比較して約35%遅
く、乾きにくかった。
で、着用、工業洗濯を行い、外観品位を中心に評価し
た。その結果を表5に示す。上前立ての縫い目パッカリ
ングは2−3級、下前立ては3級と非常に悪く、更に前
立ての波うちの発生も著しく、仕上げアイロン、プレス
をかけない状態では着用出来ない状態であった。また、
下前立ての身返し布に衣服の丈方向に向かってほぼ前立
て全長にわたって鋭い折れジワが発生していた。また、
洗濯後の乾燥速度も、本発明品と比較して約35%遅
く、乾きにくかった。
【0039】着用状態では、前立ての波打ちや湾曲の発
生により腹が出たように見え、更にわ身体へのなじみ、
シルエットも悪く衣服重量も重く着用快適性に劣る衣服
であった。
生により腹が出たように見え、更にわ身体へのなじみ、
シルエットも悪く衣服重量も重く着用快適性に劣る衣服
であった。
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【発明の効果】上述したように、本発明によると、上前
立て持ち出しのファスナー付けにおいて、上前身頃布と
上前立て持ち出しとが一枚の布によって構成され、連続
的に折り曲げられた布の間にファスナーを縫着するよう
にしたため、縫製部分におけるパーツの枚数が大幅に低
減し、縫製作業を大幅に軽減することができる。また、
縫い合わせ部がソフトになるため着用感や見栄えを向上
させることができる。さらに、縫い合わせ部や縫い目に
縫い縮みによるパッカリング等を発生しなくすることが
できる。
立て持ち出しのファスナー付けにおいて、上前身頃布と
上前立て持ち出しとが一枚の布によって構成され、連続
的に折り曲げられた布の間にファスナーを縫着するよう
にしたため、縫製部分におけるパーツの枚数が大幅に低
減し、縫製作業を大幅に軽減することができる。また、
縫い合わせ部がソフトになるため着用感や見栄えを向上
させることができる。さらに、縫い合わせ部や縫い目に
縫い縮みによるパッカリング等を発生しなくすることが
できる。
【図1】本発明および従来の衣服上衣の外観図である。
【図2】(A)は本発明の衣服の上前身頃側を内側から
見た正面図であり、(B)は図(A)におけるA−A矢
視図である。
見た正面図であり、(B)は図(A)におけるA−A矢
視図である。
【図3】(A)は本発明の衣服の下前身頃側を内側から
見た正面図であり、(B)は図(A)におけるB−B矢
視図である。
見た正面図であり、(B)は図(A)におけるB−B矢
視図である。
【図4】(A),(B),(C),(D)は、本発明に
おいて上前身頃側の上前立て持ち出しに対するファスナ
ーの取付け工程を順に示した工程図である。
おいて上前身頃側の上前立て持ち出しに対するファスナ
ーの取付け工程を順に示した工程図である。
【図5】(A)は従来の衣服の上前身頃側を内側から見
た正面図であり、(B)は図(A)におけるC−C矢視
図である。
た正面図であり、(B)は図(A)におけるC−C矢視
図である。
【図6】(A)は従来の衣服の下前身頃側を内側から見
た正面図であり、(B)は図(A)におけるD−D矢視
図である。
た正面図であり、(B)は図(A)におけるD−D矢視
図である。
1 衣服上衣 2 上前立て
持ち出し 3 下前立て 4 上前身頃
布 5 下前身頃布 6 表上前立
て布 7 裏上前立て布 8 上前立て
裏生地端 9 身返し布 10 身返し芯 11 前立て芯 12 ファス
ナー 13 衿 14 裾ベル
ト 15 上前立てファスナー付け地縫い 16 上前立て地縫い 17 上前立
て身頃付け地縫い 18−1,18−2,18−3 上前立てステッチ 19 上前立てファスナー側ステッチ 20 下前立
てファスナー付け地縫い 21 下前立てステッチ
持ち出し 3 下前立て 4 上前身頃
布 5 下前身頃布 6 表上前立
て布 7 裏上前立て布 8 上前立て
裏生地端 9 身返し布 10 身返し芯 11 前立て芯 12 ファス
ナー 13 衿 14 裾ベル
ト 15 上前立てファスナー付け地縫い 16 上前立て地縫い 17 上前立
て身頃付け地縫い 18−1,18−2,18−3 上前立てステッチ 19 上前立てファスナー側ステッチ 20 下前立
てファスナー付け地縫い 21 下前立てステッチ
Claims (3)
- 【請求項1】 上前身頃布の上前立て持ち出しと下前身
頃布の下前立てとの間に一対のファスナーを取り付けた
衣服において、前記上前身頃布の端部を連続的に往復反
転するように折り返し、該折り返し部をZ状の折り曲げ
形状にすると共に、その延長端部に前記上前立て持ち出
しを一体に形成し、かつ前記Z状の折り曲げ形状の布間
に上前身頃側のファスナーを縫着したファスナー付き衣
服。 - 【請求項2】 前記Z状の折り曲げ形状の布間に芯地を
介在させることなく前記ファスナーを直接挟持した請求
項1に記載のファスナー付き衣服。 - 【請求項3】 前記下前身頃布の端部と身返し布との間
に芯地を介在させることなく下前身頃のファスナーを直
接挟持した請求項1に記載のファスナー付き衣服。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9753398A JPH11293509A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ファスナー付き衣服 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9753398A JPH11293509A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ファスナー付き衣服 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11293509A true JPH11293509A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14194901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9753398A Pending JPH11293509A (ja) | 1998-04-09 | 1998-04-09 | ファスナー付き衣服 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11293509A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101211377B1 (ko) | 2011-04-25 | 2012-12-13 | (주)프리앤메지스 | 의복의 지퍼부착 방법 및 그에 의한 의복 |
-
1998
- 1998-04-09 JP JP9753398A patent/JPH11293509A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101211377B1 (ko) | 2011-04-25 | 2012-12-13 | (주)프리앤메지스 | 의복의 지퍼부착 방법 및 그에 의한 의복 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040224 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20060515 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070703 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071113 |