JPH11293764A - 柱用プレキャスト埋設型枠 - Google Patents
柱用プレキャスト埋設型枠Info
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- JPH11293764A JPH11293764A JP10117773A JP11777398A JPH11293764A JP H11293764 A JPH11293764 A JP H11293764A JP 10117773 A JP10117773 A JP 10117773A JP 11777398 A JP11777398 A JP 11777398A JP H11293764 A JPH11293764 A JP H11293764A
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Landscapes
- Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】柱の耐震性を低下させることなく鉄筋加工や組
立に要するコストを低減するとともに全体の工期短縮を
図る。 【解決手段】本発明に係る柱用プレキャスト埋設型枠1
は、中空内部を有する筒状体としての角筒2からなり、
該角筒は、繊維補強された硬化材で形成してある。柱用
プレキャスト埋設型枠1を製造するには、まず、埋設型
枠製作用型枠の隙間に鋼繊維、炭素繊維等の短繊維を充
填し、次いで、該隙間内にセメントペースト、モルタル
等の硬化材を注入すればよい。
立に要するコストを低減するとともに全体の工期短縮を
図る。 【解決手段】本発明に係る柱用プレキャスト埋設型枠1
は、中空内部を有する筒状体としての角筒2からなり、
該角筒は、繊維補強された硬化材で形成してある。柱用
プレキャスト埋設型枠1を製造するには、まず、埋設型
枠製作用型枠の隙間に鋼繊維、炭素繊維等の短繊維を充
填し、次いで、該隙間内にセメントペースト、モルタル
等の硬化材を注入すればよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート構造
物の柱を構築する際に使用される柱用プレキャスト埋設
型枠に関する。
物の柱を構築する際に使用される柱用プレキャスト埋設
型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構造物を構築するにあ
たっては、耐震性に十分配慮せねばならないことは言う
までもなく、特に柱に対しては巨大地震に遭遇しても脆
性的破壊に至ることがないよう、十分な靱性を持たせる
ことが重要となる。
たっては、耐震性に十分配慮せねばならないことは言う
までもなく、特に柱に対しては巨大地震に遭遇しても脆
性的破壊に至ることがないよう、十分な靱性を持たせる
ことが重要となる。
【0003】かかる観点から、柱については帯筋あるい
はスパイラル筋を所定のピッチで主筋の周囲に巻き付け
るのが一般的である。かかる帯筋やスパイラル筋を設け
ることにより、柱のせん断耐力を向上させて靱性を高め
るとともに主筋の座屈及びそれに伴うコンクリートのは
らみ出しを防止して圧縮強度を増大させることが可能と
なる。
はスパイラル筋を所定のピッチで主筋の周囲に巻き付け
るのが一般的である。かかる帯筋やスパイラル筋を設け
ることにより、柱のせん断耐力を向上させて靱性を高め
るとともに主筋の座屈及びそれに伴うコンクリートのは
らみ出しを防止して圧縮強度を増大させることが可能と
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな効果を十分に発揮させるためには、鉄筋加工時にお
いて帯筋やスパイラル筋の端部に例えば半円形フックや
鋭角フックを設けておき、組立時にこれらを主筋に掛け
るか、鉄筋組立時に溶接によって固定するかしなければ
ならず、鉄筋加工や組立に手間やコストがかかるという
問題を生じていた。
うな効果を十分に発揮させるためには、鉄筋加工時にお
いて帯筋やスパイラル筋の端部に例えば半円形フックや
鋭角フックを設けておき、組立時にこれらを主筋に掛け
るか、鉄筋組立時に溶接によって固定するかしなければ
ならず、鉄筋加工や組立に手間やコストがかかるという
問題を生じていた。
【0005】また、柱用型枠の組立や解体に時間がかか
るとともに、かかる柱用型枠の立込みを行うにあたって
は、帯筋等の取付けの終了を待たなければならず、工期
短縮を図る上で大きなネックとなっていた。
るとともに、かかる柱用型枠の立込みを行うにあたって
は、帯筋等の取付けの終了を待たなければならず、工期
短縮を図る上で大きなネックとなっていた。
【0006】本発明は、上述した事情を考慮してなされ
たもので、柱の耐震性を低下させることなく鉄筋加工や
組立に要するコストを低減するとともに全体の工期短縮
を図ることが可能な柱用プレキャスト埋設型枠を提供す
ることを目的とする。
たもので、柱の耐震性を低下させることなく鉄筋加工や
組立に要するコストを低減するとともに全体の工期短縮
を図ることが可能な柱用プレキャスト埋設型枠を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る柱用プレキャスト埋設型枠は請求項1
に記載したように、中空内部を有する筒状体を繊維補強
された硬化材で形成してなるものである。
め、本発明に係る柱用プレキャスト埋設型枠は請求項1
に記載したように、中空内部を有する筒状体を繊維補強
された硬化材で形成してなるものである。
【0008】また、本発明に係る柱用プレキャスト埋設
型枠は、前記筒状体に縦筋を予め配置したものである。
型枠は、前記筒状体に縦筋を予め配置したものである。
【0009】本発明に係る柱用プレキャスト埋設型枠に
おいては、繊維補強された硬化材で筒状体を形成してあ
るので、硬化材中の繊維の作用により、筒状体すなわち
埋設型枠自体が所定の引張強度やせん断強度を有するこ
ととなる。そのため、筒状体内部にコンクリートを打設
した場合、該コンクリートは、筒状体が有する引張強度
によって側方へのはらみ出しが拘束され圧縮強度が増大
するとともに、筒状体が有するせん断強度によって内部
コンクリートのせん断耐力を補強する。そして、その結
果、帯筋やスパイラル筋の鉄筋量を減らし、場合によっ
てはこれらを省略することが可能となる。
おいては、繊維補強された硬化材で筒状体を形成してあ
るので、硬化材中の繊維の作用により、筒状体すなわち
埋設型枠自体が所定の引張強度やせん断強度を有するこ
ととなる。そのため、筒状体内部にコンクリートを打設
した場合、該コンクリートは、筒状体が有する引張強度
によって側方へのはらみ出しが拘束され圧縮強度が増大
するとともに、筒状体が有するせん断強度によって内部
コンクリートのせん断耐力を補強する。そして、その結
果、帯筋やスパイラル筋の鉄筋量を減らし、場合によっ
てはこれらを省略することが可能となる。
【0010】筒状体は、角形断面若しくは円形断面が主
な対象となるが、かかる形状に限定されるものではな
く、任意の断面形状、例えば多角形断面形状を採用する
ことも可能である。
な対象となるが、かかる形状に限定されるものではな
く、任意の断面形状、例えば多角形断面形状を採用する
ことも可能である。
【0011】硬化材には、セメントペースト、モルタル
等が含まれる。また、硬化材に添加する繊維としては、
例えばその長さを短繊維とし、材質を鋼繊維、ガラス繊
維、炭素繊維、あるいはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、アラミド等で形成された合成繊維などから選択する
ことができる。
等が含まれる。また、硬化材に添加する繊維としては、
例えばその長さを短繊維とし、材質を鋼繊維、ガラス繊
維、炭素繊維、あるいはポリエチレン、ポリプロピレ
ン、アラミド等で形成された合成繊維などから選択する
ことができる。
【0012】本発明に係る柱用プレキャスト埋設型枠を
用いてRC柱を構築する際、従来と同様にして筒状体の
中空内部に縦筋を配筋し、しかる後に筒状体内にコンク
リートを打設するようにしてもよいが、かかる縦筋を筒
状体に予め配置しておけば、上述した筒状体の作用によ
る帯筋あるいはスパイラル筋の省略に加えてさらに縦筋
も省略することが可能となり、現場での配筋作業がほと
んど不要となる。
用いてRC柱を構築する際、従来と同様にして筒状体の
中空内部に縦筋を配筋し、しかる後に筒状体内にコンク
リートを打設するようにしてもよいが、かかる縦筋を筒
状体に予め配置しておけば、上述した筒状体の作用によ
る帯筋あるいはスパイラル筋の省略に加えてさらに縦筋
も省略することが可能となり、現場での配筋作業がほと
んど不要となる。
【0013】縦筋をどのようにして筒状体に配置するか
は任意であり、例えば所定の取付部材を筒状体に取り付
けておき、該取付部材に縦筋を固定するようにしてもよ
いし、大断面の場合には、筒状体の肉厚断面内に縦筋を
埋設することも考えられる。
は任意であり、例えば所定の取付部材を筒状体に取り付
けておき、該取付部材に縦筋を固定するようにしてもよ
いし、大断面の場合には、筒状体の肉厚断面内に縦筋を
埋設することも考えられる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る柱用プレキャ
スト埋設型枠の実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
スト埋設型枠の実施の形態について、添付図面を参照し
て説明する。なお、従来技術と実質的に同一の部品等に
ついては同一の符号を付してその説明を省略する。
【0015】図1は、本実施形態に係る柱用プレキャス
ト埋設型枠を示した全体斜視図である。同図でわかるよ
うに、本実施形態に係る柱用プレキャスト埋設型枠1
は、中空内部を有する筒状体としての角筒2からなり、
該角筒は、繊維補強された硬化材で形成してある。
ト埋設型枠を示した全体斜視図である。同図でわかるよ
うに、本実施形態に係る柱用プレキャスト埋設型枠1
は、中空内部を有する筒状体としての角筒2からなり、
該角筒は、繊維補強された硬化材で形成してある。
【0016】かかる柱用プレキャスト埋設型枠1を製造
するには、まず、図2に示すような埋設型枠製作用型枠
11を準備する。埋設型枠製作用型枠11は、同図でよ
くわかるように、内側の4枚の側板12及び該各側板の
下縁から外方に延びる4枚の底板13を相互に溶接やボ
ルト等で接合するとともに、各底板13の外方縁部に外
側の4枚の側板14をヒンジ接合してなり、外側の側板
14を立設させた状態で内側の側板12との隙間に硬化
材を注入し硬化させた後、外側の側板14を外側に倒す
ことによって、容易に脱型が行えるように構成してあ
る。また、内側の側板12には、硬化材を注入するため
の注入孔15を設けてある。
するには、まず、図2に示すような埋設型枠製作用型枠
11を準備する。埋設型枠製作用型枠11は、同図でよ
くわかるように、内側の4枚の側板12及び該各側板の
下縁から外方に延びる4枚の底板13を相互に溶接やボ
ルト等で接合するとともに、各底板13の外方縁部に外
側の4枚の側板14をヒンジ接合してなり、外側の側板
14を立設させた状態で内側の側板12との隙間に硬化
材を注入し硬化させた後、外側の側板14を外側に倒す
ことによって、容易に脱型が行えるように構成してあ
る。また、内側の側板12には、硬化材を注入するため
の注入孔15を設けてある。
【0017】次に、埋設型枠製作用型枠11の側板1
2、14及び底板13の内面に必要に応じて剥離剤を適
宜塗布するとともに、側板14を起こして図示しない所
定の治具で固定し、しかる後に図3(a)に示すように、
外側の側板14と内側の側板12との隙間に短繊維21
を充填する。短繊維21としては、例えば長さが数mm
〜数十mm、径が数μm〜数十μm程度のフィラメント
状の鋼繊維や炭素繊維を使用することができる。短繊維
21の含有率は、例えば10%以上に設定すると、十分
な引張強度並びにせん断強度を確保することができる。
2、14及び底板13の内面に必要に応じて剥離剤を適
宜塗布するとともに、側板14を起こして図示しない所
定の治具で固定し、しかる後に図3(a)に示すように、
外側の側板14と内側の側板12との隙間に短繊維21
を充填する。短繊維21としては、例えば長さが数mm
〜数十mm、径が数μm〜数十μm程度のフィラメント
状の鋼繊維や炭素繊維を使用することができる。短繊維
21の含有率は、例えば10%以上に設定すると、十分
な引張強度並びにせん断強度を確保することができる。
【0018】次に、同図(b)に示すように、埋設型枠製
作用型枠11に形成された注入孔15に注入ノズル22
を差し込んでセメントペースト、モルタル等の硬化材2
3を注入する。なお、注入にあたっては、同図に示した
方法に代えて、側板14と側板12の上端に蓋をし、か
かる状態で硬化材を圧入する方法や、側板14と側板1
2との隙間から単に流し込む方法を採用してもよい。
作用型枠11に形成された注入孔15に注入ノズル22
を差し込んでセメントペースト、モルタル等の硬化材2
3を注入する。なお、注入にあたっては、同図に示した
方法に代えて、側板14と側板12の上端に蓋をし、か
かる状態で硬化材を圧入する方法や、側板14と側板1
2との隙間から単に流し込む方法を採用してもよい。
【0019】次に、所定時間養生した後、埋設型枠製作
用型枠11を脱型し、柱用プレキャスト埋設型枠1を取
り出す。
用型枠11を脱型し、柱用プレキャスト埋設型枠1を取
り出す。
【0020】製作された柱用プレキャスト埋設型枠1を
用いて鉄筋コンクリート柱を構築するには、図4(a)に
示すように、主筋31を立設するとともに柱用プレキャ
スト埋設型枠1を適宜積み上げる。ここで、主筋31
は、柱用プレキャスト埋設型枠1から控えをとることに
より、鉛直姿勢を保持させることが可能である。
用いて鉄筋コンクリート柱を構築するには、図4(a)に
示すように、主筋31を立設するとともに柱用プレキャ
スト埋設型枠1を適宜積み上げる。ここで、主筋31
は、柱用プレキャスト埋設型枠1から控えをとることに
より、鉛直姿勢を保持させることが可能である。
【0021】次に、柱用プレキャスト埋設型枠1内にコ
ンクリート32を同図(b)に示すように打設し、その養
生を待って鉄筋コンクリート柱33とする。
ンクリート32を同図(b)に示すように打設し、その養
生を待って鉄筋コンクリート柱33とする。
【0022】本実施形態に係る柱用プレキャスト埋設型
枠1においては、短繊維21で補強された硬化材23で
筒状体である角筒2を形成したので、硬化材23中の短
繊維21の作用により、角筒自体が所定の引張強度やせ
ん断強度を有することとなる。
枠1においては、短繊維21で補強された硬化材23で
筒状体である角筒2を形成したので、硬化材23中の短
繊維21の作用により、角筒自体が所定の引張強度やせ
ん断強度を有することとなる。
【0023】以上説明したように、本実施形態に係る柱
用プレキャスト埋設型枠1によれば、短繊維21で補強
された硬化材23で筒状体である角筒2を形成したの
で、該角筒内に現場打設された内部コンクリートは、角
筒2が有する引張強度によって側方へのはらみ出しが拘
束され圧縮強度が増大するとともに、角筒2が有するせ
ん断強度によって内部コンクリート32のせん断耐力を
補強する。
用プレキャスト埋設型枠1によれば、短繊維21で補強
された硬化材23で筒状体である角筒2を形成したの
で、該角筒内に現場打設された内部コンクリートは、角
筒2が有する引張強度によって側方へのはらみ出しが拘
束され圧縮強度が増大するとともに、角筒2が有するせ
ん断強度によって内部コンクリート32のせん断耐力を
補強する。
【0024】したがって、従来、RC柱の靱性を高める
ために不可欠であった帯筋やスパイラル筋を省略するこ
とが可能となり、配筋工程をかなり短縮することができ
るとともに、型枠の組立及び脱型の手間も省くことがで
きるので、結局、RC工事全体の大幅な工期短縮を図る
ことが可能となる。
ために不可欠であった帯筋やスパイラル筋を省略するこ
とが可能となり、配筋工程をかなり短縮することができ
るとともに、型枠の組立及び脱型の手間も省くことがで
きるので、結局、RC工事全体の大幅な工期短縮を図る
ことが可能となる。
【0025】次に、本実施形態に係る柱用プレキャスト
埋設型枠の作用効果を実験によって確認したので、以下
にその概要を説明する。本実験は、繊維補強された中空
円筒体の内部に配置された円筒状母材の両端に圧縮力を
作用させたときの中空円筒体の拘束効果を調べたもので
あり、中空円筒体は、外径を15cm、内径を10c
m、高さを20cmとし、円筒状母材は、外径を10c
m、高さを20cm+α(αは、中空円筒体に圧縮力が
作用しないように該中空円筒体から突出させた分)と
し、中空円筒体については、長さ25mmの鋼繊維を添
加した場合と無添加の場合の2つの供試体をそれぞれモ
ルタルグラウトを流し込んで製作した。表1に実験結果
を、図5に圧縮応力―鉛直変位関係を示す。
埋設型枠の作用効果を実験によって確認したので、以下
にその概要を説明する。本実験は、繊維補強された中空
円筒体の内部に配置された円筒状母材の両端に圧縮力を
作用させたときの中空円筒体の拘束効果を調べたもので
あり、中空円筒体は、外径を15cm、内径を10c
m、高さを20cmとし、円筒状母材は、外径を10c
m、高さを20cm+α(αは、中空円筒体に圧縮力が
作用しないように該中空円筒体から突出させた分)と
し、中空円筒体については、長さ25mmの鋼繊維を添
加した場合と無添加の場合の2つの供試体をそれぞれモ
ルタルグラウトを流し込んで製作した。表1に実験結果
を、図5に圧縮応力―鉛直変位関係を示す。
【0026】
【表1】 同表及び同図でわかるように、繊維補強された中空円筒
体で拘束された円筒状母材の場合には、繊維補強されて
いない場合に比べてその圧縮強度が約2倍になり、ま
た、靱性についても大きく改善されている。
体で拘束された円筒状母材の場合には、繊維補強されて
いない場合に比べてその圧縮強度が約2倍になり、ま
た、靱性についても大きく改善されている。
【0027】本実施形態では、短繊維21の含有率を高
め、その代わりに帯筋やスパイラル筋を省略するように
したが、かかる帯筋やスパイラル筋を併用するように
し、それに応じて短繊維の含有率を適宜落としてもよ
い。かかる構成においても、帯筋等を従来のように細か
く配置する必要はないので、上述の実施形態と同程度の
顕著な工程短縮は難しいとしても、ある程度の工期短縮
を図ることができる点については上述の実施形態と同様
である。
め、その代わりに帯筋やスパイラル筋を省略するように
したが、かかる帯筋やスパイラル筋を併用するように
し、それに応じて短繊維の含有率を適宜落としてもよ
い。かかる構成においても、帯筋等を従来のように細か
く配置する必要はないので、上述の実施形態と同程度の
顕著な工程短縮は難しいとしても、ある程度の工期短縮
を図ることができる点については上述の実施形態と同様
である。
【0028】また、本実施形態では特に言及しなかった
が、互いに嵌合する凹部と凸部を柱用プレキャスト埋設
型枠1の上縁と下縁にそれぞれ設けておき、該型枠を積
み上げる際にこれらの凹部と凸部とを嵌め合わせるよう
にすれば、柱用プレキャスト埋設型枠1同士の水平方向
の位置ずれを防止することが可能となる。
が、互いに嵌合する凹部と凸部を柱用プレキャスト埋設
型枠1の上縁と下縁にそれぞれ設けておき、該型枠を積
み上げる際にこれらの凹部と凸部とを嵌め合わせるよう
にすれば、柱用プレキャスト埋設型枠1同士の水平方向
の位置ずれを防止することが可能となる。
【0029】また、本実施形態では、柱用プレキャスト
埋設型枠1を用いてRC柱33を構築する際、従来と同
様に角筒2の中空内部に縦筋31を配筋し、しかる後に
角筒2内にコンクリート32を打設するようにしたが、
かかる縦筋31を角筒2に予め配置するようにしてもよ
い。
埋設型枠1を用いてRC柱33を構築する際、従来と同
様に角筒2の中空内部に縦筋31を配筋し、しかる後に
角筒2内にコンクリート32を打設するようにしたが、
かかる縦筋31を角筒2に予め配置するようにしてもよ
い。
【0030】図6は、縦筋31を先付けした柱用プレキ
ャスト埋設型枠51、52を示したものであり、同図
(a)に示した柱用プレキャスト埋設型枠51は、取付部
材42を角筒2に取り付けておき、該取付部材に縦筋3
1を固定したものである。また、同図(b)に示した柱用
プレキャスト埋設型枠52は、大断面に適用する場合を
想定したものであり、角筒2の肉厚断面内に縦筋31を
埋設したものである。なお、これらの場合には、柱用プ
レキャスト埋設型枠51、52を例えば一階分の高さで
形成するのがよい。
ャスト埋設型枠51、52を示したものであり、同図
(a)に示した柱用プレキャスト埋設型枠51は、取付部
材42を角筒2に取り付けておき、該取付部材に縦筋3
1を固定したものである。また、同図(b)に示した柱用
プレキャスト埋設型枠52は、大断面に適用する場合を
想定したものであり、角筒2の肉厚断面内に縦筋31を
埋設したものである。なお、これらの場合には、柱用プ
レキャスト埋設型枠51、52を例えば一階分の高さで
形成するのがよい。
【0031】かかる構成によれば、上述した角筒2の作
用による帯筋あるいはスパイラル筋の省略に加えてさら
に縦筋31の施工も省略することが可能となり、現場で
は、配筋作業がなくなって角筒2内へのコンクリート打
設のみとなり、RC工事全体の工期を大幅に短縮するこ
とが可能となる。
用による帯筋あるいはスパイラル筋の省略に加えてさら
に縦筋31の施工も省略することが可能となり、現場で
は、配筋作業がなくなって角筒2内へのコンクリート打
設のみとなり、RC工事全体の工期を大幅に短縮するこ
とが可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1に係る本発
明の柱用プレキャスト埋設型枠によれば、筒状体内に現
場打設されたコンクリートは、筒状体が有する引張強度
によって側方へのはらみ出しが拘束され圧縮強度が増大
するとともに、筒状体が有するせん断強度によって内部
コンクリートのせん断耐力を補強する。したがって、従
来、RC柱の靱性を高めるために不可欠であった帯筋や
スパイラル筋を省略し、あるいは減らすことが可能とな
り、配筋工程をかなり短縮することができるとともに、
型枠の組立及び脱型の手間も省くことができるので、結
局、RC工事全体の大幅な工期短縮を図ることが可能と
なる。
明の柱用プレキャスト埋設型枠によれば、筒状体内に現
場打設されたコンクリートは、筒状体が有する引張強度
によって側方へのはらみ出しが拘束され圧縮強度が増大
するとともに、筒状体が有するせん断強度によって内部
コンクリートのせん断耐力を補強する。したがって、従
来、RC柱の靱性を高めるために不可欠であった帯筋や
スパイラル筋を省略し、あるいは減らすことが可能とな
り、配筋工程をかなり短縮することができるとともに、
型枠の組立及び脱型の手間も省くことができるので、結
局、RC工事全体の大幅な工期短縮を図ることが可能と
なる。
【0033】また、請求項2に係る本発明の柱用プレキ
ャスト埋設型枠によれば、筒状体の作用による帯筋ある
いはスパイラル筋の省略に加えてさらに縦筋の施工も省
略することが可能となり、現場では、配筋作業がなくな
って筒状体2内へのコンクリート打設のみとなり、RC
工事全体の工期を大幅に短縮することが可能となるとい
う効果も奏する。
ャスト埋設型枠によれば、筒状体の作用による帯筋ある
いはスパイラル筋の省略に加えてさらに縦筋の施工も省
略することが可能となり、現場では、配筋作業がなくな
って筒状体2内へのコンクリート打設のみとなり、RC
工事全体の工期を大幅に短縮することが可能となるとい
う効果も奏する。
【0034】
【図1】本実施形態に係る柱用プレキャスト埋設型枠の
全体斜視図。
全体斜視図。
【図2】本実施形態に係る柱用プレキャスト埋設型枠を
製作するための製作用型枠を示した図であり、(a)は全
体斜視図、(b)はA―A線方向の断面図。
製作するための製作用型枠を示した図であり、(a)は全
体斜視図、(b)はA―A線方向の断面図。
【図3】本実施形態に係る柱用プレキャスト埋設型枠を
製作する手順を示した断面図。
製作する手順を示した断面図。
【図4】本実施形態に係る柱用プレキャスト埋設型枠を
用いてRC柱を構築する手順を示した断面図。
用いてRC柱を構築する手順を示した断面図。
【図5】本実施形態に係る柱用プレキャスト埋設型枠の
作用効果を確認するための実験結果を示したグラフ。
作用効果を確認するための実験結果を示したグラフ。
【図6】変形例に係る柱用プレキャスト埋設型枠を示し
た平面図。
た平面図。
1、51、52 柱用プレキャスト埋設型
枠 2 角筒(筒状体) 11 埋設型枠製作用型枠 21 短繊維(繊維) 23 硬化材 31 縦筋
枠 2 角筒(筒状体) 11 埋設型枠製作用型枠 21 短繊維(繊維) 23 硬化材 31 縦筋
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る柱用プレキャスト埋設型枠は請求項1
に記載したように、埋設型枠製作用型枠の外側の側板と
内側の側板との隙間に繊維を充填し、次に硬化材を注入
し、所定時間養生した後、埋設型枠製作用型枠を脱型し
て中空内部を有する筒状体を製造してなるものである。
め、本発明に係る柱用プレキャスト埋設型枠は請求項1
に記載したように、埋設型枠製作用型枠の外側の側板と
内側の側板との隙間に繊維を充填し、次に硬化材を注入
し、所定時間養生した後、埋設型枠製作用型枠を脱型し
て中空内部を有する筒状体を製造してなるものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明に係る柱用プレキャスト埋設
型枠の製造方法は請求項2に記載したように、埋設型枠
製作用型枠の外側の側板と内側の側板との隙間に繊維を
充填し、次に硬化材を注入し、所定時間養生した後、埋
設型枠製作用型枠を脱型して中空内部を有する筒状体か
らなる柱用プレキャスト埋設型枠を取り出すものであ
る。
型枠の製造方法は請求項2に記載したように、埋設型枠
製作用型枠の外側の側板と内側の側板との隙間に繊維を
充填し、次に硬化材を注入し、所定時間養生した後、埋
設型枠製作用型枠を脱型して中空内部を有する筒状体か
らなる柱用プレキャスト埋設型枠を取り出すものであ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】削除
Claims (2)
- 【請求項1】 中空内部を有する筒状体を繊維補強され
た硬化材で形成してなることを特徴とする柱用プレキャ
スト埋設型枠。 - 【請求項2】 前記筒状体に縦筋を予め配置した請求項
1記載の柱用プレキャスト埋設型枠。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10117773A JPH11293764A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 柱用プレキャスト埋設型枠 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10117773A JPH11293764A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 柱用プレキャスト埋設型枠 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11293764A true JPH11293764A (ja) | 1999-10-26 |
Family
ID=14719979
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10117773A Pending JPH11293764A (ja) | 1998-04-13 | 1998-04-13 | 柱用プレキャスト埋設型枠 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11293764A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008025248A (ja) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Kajima Corp | コンクリート構造体の塑性ヒンジ構造及びプレキャスト型枠の製造方法 |
| JP2013204409A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Kajima Corp | コンクリート打継ぎ構造 |
| CN107288028A (zh) * | 2017-07-18 | 2017-10-24 | 中国建筑土木建设有限公司 | 大体积混凝土结构及其施工方法 |
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| JPH0430062A (ja) * | 1990-05-25 | 1992-02-03 | Ohbayashi Corp | 繊維強化コンクリート部材 |
| JPH06134720A (ja) * | 1992-10-29 | 1994-05-17 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 繊維強化セメント製の柱状成形品の製法、及び、装置 |
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| JPH08291591A (ja) * | 1995-04-24 | 1996-11-05 | Haneda Fume Can Kk | コンクリート柱用外郭体及びその製造方法 |
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| JPH102010A (ja) * | 1996-06-18 | 1998-01-06 | Mitsui Constr Co Ltd | 鉄筋コンクリート柱の構築法 |
-
1998
- 1998-04-13 JP JP10117773A patent/JPH11293764A/ja active Pending
Patent Citations (8)
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| CN107288028B (zh) * | 2017-07-18 | 2019-09-27 | 中国建筑土木建设有限公司 | 大体积混凝土结构及其施工方法 |
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|---|---|---|---|
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