JPH11294035A - シール材 - Google Patents

シール材

Info

Publication number
JPH11294035A
JPH11294035A JP10152798A JP10152798A JPH11294035A JP H11294035 A JPH11294035 A JP H11294035A JP 10152798 A JP10152798 A JP 10152798A JP 10152798 A JP10152798 A JP 10152798A JP H11294035 A JPH11294035 A JP H11294035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
fluff
base
sealing material
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10152798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Ohara
康之 大原
Shiyougo Ando
将吾 安藤
Masakatsu Kato
正勝 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TSUCHIYA TEISUKO KK
Original Assignee
TSUCHIYA TEISUKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TSUCHIYA TEISUKO KK filed Critical TSUCHIYA TEISUKO KK
Priority to JP10152798A priority Critical patent/JPH11294035A/ja
Publication of JPH11294035A publication Critical patent/JPH11294035A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】障子やドア等の開閉部材の良好な開閉性と密閉
性とを確保できるシール材を提供する。 【解決手段】基部32と、この基部32上に形成された
毛羽31と、基部32上に立設されたフィルム34とを
備え、前記フィルム34には脆弱部34bを備える。フ
ィルム34には、この脆弱部34bによって可撓性が付
与されているので、このフィルム34が被当接面に当接
されるときに脆弱部34bにおいて倒れやすくなってい
るとともに、反発力が小さくなっている。このため、こ
のシール材30で密閉しようとする部位の開閉時の抵抗
が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、気密性や水密性
等を向上させるために建築用のアルミサッシやサッシド
ア等の特に開閉部位に装着されるシール材に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、各種のアルミサッシやサッシドア
等において、窓枠(枠体)と障子、あるいはドア枠とド
アとの間等の開閉部位の水密性、気密性及び断熱性が要
求されいる。このような部位を密閉するシール材として
は、パイル織物と樹脂製のフィルムとから形成されたも
のが使用されている。このシール材100は、図10に
示すように、細長い帯状の地組織102とこの地組織に
織り込まれたパイル毛104とから形成されたパイル織
物のパイル部位(パイル毛が立毛されている部位)のほ
ぼ中央部に、薄い樹脂製のフィルム106が立設されて
形成され、さらに、地組織102の裏面にコーティング
層108が形成されて構成されている。そして、このコ
ーティング層108の裏面に形成した接着剤層を介し
て、このシール材100は、障子を収容する窓枠等の内
側に装着されるようになっているか、あるいは、窓枠等
の内側に設けた凹部にはめ込んで装着するようになって
いる。かかるシール100材は、図11に示すように、
障子の框110の両外側部に、パイル毛104の毛先側
がサッシの枠体112の内周面を指向するように装着さ
れて、パイル毛104とフィルム106とを枠体112
の内周面に接触させることにより、障子と外枠との間の
隙間を閉塞するようになっている。パイル毛104とフ
ィルム106により障子と外枠との間が閉塞されると、
気密性、水密性、断熱性等が発揮される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】さらに、近年、住宅等
において一層の気密性、断熱性が要求されるようになっ
てきているため、上述のシール材のフィルム106をパ
イル毛104の高さを大きく越えて(約1mm〜4m
m)突出させ、フィルム106の先端側をより多く枠体
112の内周面に接触させるようになってきている(図
12参照)。このようにフィルム106と枠体112の
内周面との接触面積が増大するとフィルム106の反発
力も増大し、より強くフィルム106が枠体112の内
周面に付勢されて気密性等が向上する。しかし、その一
方、フィルム106と枠体112の内周面との間の摩擦
抵抗も増大し、障子の開閉時の摺動抵抗あるいはドアの
開閉抵抗が著しく増大し、小さい力では障子やドアのス
ムーズな開閉が困難になるといった問題が生じていた。
【0004】そこで、本発明では、上記した課題を解決
するべく、障子やドア等の開閉部材の良好な開閉性と密
閉性とを確保できるシール材を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明者らは、以下の発明を完成した。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基部と、この基部上に形
成された毛羽と、基部上に立設されたフィルムとを備
え、前記フィルムには脆弱部を備えているシール材であ
る。この発明によると、フィルムには、この脆弱部によ
って可撓性が付与されているので、このフィルムが被当
接面に当接されるときに脆弱部において倒れやすくなっ
ているとともに、反発力が小さくなっている。このた
め、このシール材で密閉しようとする部位の開閉時の抵
抗が低減される。
【0006】請求項2記載の発明は、前記フィルムは前
記毛羽の高さを越える突出部を有する請求項1記載のシ
ール材である。この発明によると、突出部が倒れやすく
なっているとともに、倒れた際の反発力が小さくなって
おり、突出部が被当接面に当接される際の摩擦抵抗や当
たりが低減されている。
【0007】請求項3記載の発明は、前記フィルムに
は、その厚み方向に沿ったいずれの側にも可撓性が付与
されている請求項1記載のシール材である。この発明に
よると、フィルムは厚み方向に沿ったいずれの側にも倒
れやすくなっているので、装着部位を選ばない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明のシール材は、アルミサッシ
やサッシドアの開閉部位に取り付けられて当該部位を密
閉するものである。したがって、本発明のシール材につ
いては、その形状を限定はしないが、多くの場合、アル
ミサッシ等の枠の形状に沿って装着しやすいように、細
長い帯状となっている。本発明のシール材は、開閉部位
そのものを密閉し、あるいは、開閉部位に形成される隙
間を密閉するものである。具体的には、前者としては、
サッシドアのドアの開閉端とドア枠との間の密閉、ルー
バーサッシ枠とルーバー間の密閉、折れ曲がりドアの折
れ曲がり部及び開閉端部とドア枠間の密閉等を挙げるこ
とができ、後者としては、アルミサッシにおいて、枠体
と上框、下框及びたて框との隙間の密閉等を挙げること
ができる。なお、シール材は、木製サッシや木製ドア等
の木製開閉部位においても当然に使用できる。木製開閉
部位は、断熱性が良好であるので、本発明のシール材の
適用が効果的である。シール材は、開閉部位の、枠体側
あるいは開閉部材側のいずれに装着してもよい。
【0009】本発明のシール材には、基部と、毛羽と、
フィルムを備えている。 (基部)基部は、毛羽とフィルムを形成する基部である
とともに、シール材を所望の部位に装着するための基部
でもある。基部は、織物の他、フェルト材、樹脂のシー
ト状体等、特に、その形態を限定することなく用いるこ
とができる。基部の材料は、装着作業性を考慮すると低
温で溶融することが好ましい。耐水性や耐候性を考慮す
ると、防水性及び耐久性の高い材料が好ましい。具体的
には、綿、ポリエステル、ポリプロピレン、アクリル樹
脂、ナイロン及びポリウレタン樹脂を材料として用いる
ことが好ましい。なかでも、ポリプロピレンは、熱溶着
しやすいとともに、非吸水性が高いので好ましい。
【0010】(毛羽)毛羽は、毛羽の先端側が基部の表
面から上方を指向するように基部上に形成される。毛羽
の形態は、必要に応じていかようにでも選択されるが、
通常、帯状の基部の長さ方向に沿って形成される。毛羽
は、基本的には繊維で形成されている。毛羽のための繊
維の材料としては、毛羽が基部に熱溶着される場合に
は、熱溶融するものであって、基部の材料と同質である
ことが好ましい。また、毛羽も、耐水性、耐候性の材料
で形成されることが好ましい。耐水性が良好であれば、
水密効果が良好となり、また、密閉効果の低減が防止さ
れる。耐候性が良好であれば、密閉効果の低減が防止さ
れる。このような材料として、綿、ポリエステル、ポリ
プロピレン、アクリル樹脂、ナイロン及びポリウレタン
樹脂の他、超高分子ポリエチレン、ポリアミド、アラミ
ド樹脂、フッ素樹脂等を挙げることができる。さらに、
毛羽の材料としては、復元性及び摺動性の良好なものが
好ましい。摺動性の良好な繊維であれば、毛羽と被当接
面との抵抗を低減することができる。また、復元性の良
好な繊維であれば、毛羽による密閉効果が低減すること
が防止される。具体的には、ポリテトラフッ素樹脂やポ
リプロピレン樹脂である。
【0011】このような基部と毛羽を備えた材料として
は、パイル織物、静電植毛材料、表面が起毛された材料
等、従来から公知のものを必要に応じて選択することが
好ましい。ただし、基部の性質、毛羽の取付強度、毛羽
の形態、サイズ等を考慮すると、パイル織物を使用する
ことが好ましい。なお、パイル織物には、ベルベット、
プラッシュ、別珍、コール天等の各種織り方を必要に応
じて選択することができる。
【0012】(フィルム)本発明のシール材には、フィ
ルムを備えている。フィルムは、毛羽とともに、開閉部
位を密閉するものである。フィルムの形態は必要に応じ
ていかようにも選択されるが、通常は、毛羽の形成方向
に沿って形成される。毛羽の形成部位の全体において必
ずフィルムが存在する必要はないが、毛羽とともに開閉
部位を密閉する以上は、毛羽の形成部位全体においてフ
ィルムも形成されることが好ましい。フィルムは、毛羽
の内部、あるいは毛羽に隣接して形成されることが好ま
しい。より好ましくは、毛羽の内部、特に毛羽の中央部
よりに形成される。毛羽の中央部よりにフィルムが立設
されると、フィルムの折れる方向にかかわらず毛羽とフ
ィルムとで密閉性が確保される。
【0013】フィルムの形状は、特に限定しないが、そ
の先端側は、基部表面から同じ高さに形成されているこ
とが好ましい。開閉部位の被当接面に対して同じような
当接状態を得るためである。必要に応じて、先端側を波
状にしたり、先端側から垂直に複数個の切れ目を入れて
おくこともできる。また、フィルムは、同じ取付部位に
つき、フィルムは1枚あるいは2枚以上とすることがで
きる。2枚とする場合、好ましくは、1枚のフィルムを
2つ折り状として、そのわ状部を基部への取付基部とし
て用いると、装着作業性の点及び取付強度の点において
好ましい。この場合、わ状部を基部の取付部位に配置す
るとともに、わ状部の内側に加熱された溶着装置の先端
を押しつけることにより、容易に位置きめしながら、強
固な溶着固定ができる。また、フィルムは、複数箇所に
分けて取り付けることもできる。毛羽の中央部と毛羽の
両側にも同時に設けてもよい。なお、フィルムを基部上
の立設する場合の取付方法については特に限定しない。
基部や毛羽等の組み合わせにより、適宜好ましい方法が
選択される。例えば、溶着の他、接着、縫着等の方法が
ある。
【0014】フィルムのサイズは、毛羽とともに開閉部
位の密閉性を得るような大きさに形成されていればよい
が、好ましくは、毛羽よりも突出するような高さを有す
るようにする。より高い密閉性を得ることができるから
である。フィルムの突出部は、1mm以上6mm以下で
あることが好ましい。より好ましくは、2mm以上3m
m以下である。また、フィルムの基部表面からの高さ
は、2.5〜19.5mmであることが好ましい。フィ
ルムのこの高さが2.5mmよりも低い場合は、フィル
ムによる密閉性を発揮しにくいからであり、19.5m
mよりも高い場合には、摺動時あるいは開閉時の抵抗が
大きくなりすぎてこれらが阻害されるとともに、摺動音
や開閉音が大きくなりすぎるからである。
【0015】フィルムの厚みは、摺動性及び開閉性を良
好に保つためには、10μm以上300μm以下のもの
が好ましい。厚さが10μmよりも薄い場合には、フィ
ルムは、摺動時あるいは開閉時において摺動方向あるい
は開閉方向に沿って過度に曲がりやすくなり、長さ方向
に沿って曲がりやすくなり、所望の密閉性が得られるな
くなるからである。厚さが300μmよりも厚い場合に
は、シール材と被当接面との抵抗が大きくなりすぎて、
摺動や開閉が著しく阻害される。
【0016】フィルムの材質は、特に限定しないが、合
成樹脂製であることが好ましい。また、耐候性を有する
ものがより好ましい。合成樹脂に耐候性を付与する方法
としては、フィルムを成形する工程で耐候剤を練り込む
方法と、耐候剤を含む加工液をフィルムに被覆する方法
等がある。耐候性の持続性の観点からは、前者が好まし
く用いられる。この場合の耐候剤としては、ヒンダード
アミン系光安定剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤
等を挙げることができる。なお、耐候性を向上させるに
は、紫外線を吸収しやすい、茶色、黒色などの濃色系の
フィルムを採用することもできる。また、フィルムに所
望の色を付与することにより、開閉部材の色調に合わせ
たシール材を提供することができ、開閉部位の外観が向
上される。
【0017】また、フィルムは、開閉部位における摺動
音や衝撃音を良好に保つために、測定法ASTM D2
240における硬度が30以上50以下のポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂
等の軟質の合成樹脂が好ましい。硬度が30より小さい
場合には、フィルムは摺動したり衝突したりする際に破
れやすく、所要の耐久度を達成することができなくなる
おそれがある。また、硬度が50を越える場合には、シ
ール材と被当接面との抵抗が増大しすぎて、開閉時の摺
動音や衝撃音が大きなものとなってしまう。
【0018】フィルムを溶着により基部に取り付けする
場合には、フィルムの材質と基部の材質とが同じである
ことが好ましい。これら部材を強固に接合することがで
きるからである。さらに、基部の裏面にコーティング層
が形成される場合には、このコーティング層も同材質で
あることが好ましい。より一層強固にこれらの部材を接
合できるからである。
【0019】(コーティング層)以上説明した基部、毛
羽及びフィルムを備えたシール材において、基部の裏面
には、コーティング層を施してもよい。コーティング層
は、毛羽の固定を強化したり、フィルムの固定を強化し
たりすることができる。特に、コーティング層で毛羽の
根元やフィルムの取付基部を溶着する場合には、コーテ
ィング層の材質は、毛羽やフィルム、さらには基部の材
質と同素材あるいは同等の性質のものを用いるのが好ま
しい。また、コーティング層の裏面には、接着剤からな
る接着層を形成してもよい。開閉部材の開閉時において
シール材が移動することを防止できるからである。接着
層は、開閉部材の摺動時あるいは開閉時において、シー
ル材が移動しないような粘着性を有する接着剤で形成さ
れることが好ましい。このような接着剤として、ゴム
系、アクリル系等の感圧接着剤、ホットメルト系粘着剤
を挙げることができる。なお、感圧接着剤としては、芯
材を有しないもの、あるいは伸びのある芯材を有するも
のが好ましく使用される。
【0020】(脆弱部)本発明のシール材のフィルムは
脆弱部を備えている。脆弱部は、フィルムに可撓性を付
与するために設けられている。具体的には、フィルムが
開閉部位において被当接面に当接する場合に倒れやすい
ように設けられている。脆弱部は、フィルムの全体にわ
たって形成されて、フィルム全体に可撓性が付与されて
いることが好ましいが、部分的に形成されていてもよ
い。通常、脆弱部は、フィルムの厚み方向のいずれか片
側に倒れやすくするように形成されるか、あるいはフィ
ルムの厚み方向のいずれにも倒れやすくするように形成
される。フィルムの厚み方向のいずれか片側に倒れやす
く形成する場合には、フィルムの片側にのみ脆弱部を形
成するか、あるいは、片側により一層脆弱な脆弱部を形
成する。フィルムの厚み方向のいずれの方向にも倒れ易
く形成する場合には、フィルムの両側に脆弱部を形成す
るか、あるいは、両側に均等に脆弱である脆弱部を形成
する。2枚のフィルムを一対状に使用する場合、それぞ
れのフィルムの外側方向に倒れやすくする脆弱部を設け
ることにより、結果的に、いずれの方向にも倒れやすく
することができる。フィルムの厚み方向のいずれの方向
にも倒れ易く形成すると、装着部位を選ばないようにす
ることができ、部品点数が低減される。
【0021】脆弱部の形成部位は、フィルムの高さ方向
における位置や脆弱部の形成領域の大きさ、脆弱化させ
る程度、脆弱化方法に応じて、選択される。脆弱部は、
他のフィルム部分よりも応力が集中しやすい部分であれ
ば足り、形状、形成過程等を特に限定しない。成形上の
処理、化学的処理により、あるいは物理的処理等の各種
処理方法によって形成することができる。化学的処理の
例として、結晶性の樹脂を材料としてフィルムを構成す
る場合、予め脆弱部としようとする部位を加熱してその
後急冷して低結晶化する方法や、加熱してその部位の厚
みを薄くする方法等を挙げることができる。成形上の処
理として、脆弱部としようとする部位を、図7に示すよ
うに、凹部を形成したり、厚みの薄い部分を形成したり
等、応力しやすい形状に予めフィルムを成形する方法を
挙げることができる。物理的処理の例として、フィルム
の脆弱部としようとする部位に、谷状あるいは凹状の傷
を付けたりする方法を挙げることができる。
【0022】本発明のシール材の製造方法は限定しない
が、例えば、基部となるパイル織物の帯状の地組織に対
して、所定の形態の毛羽を形成するようにパイル毛を織
り込んでパイル織物とし、必要あれば、裏面にコーティ
ング層を形成する。さらに、脆弱部が予め形成されてお
り、二つ折りにされたフィルムのわ状部に熱溶着装置の
先端を当てて、このパイル織物の毛羽の中央部位付近に
フィルムを押し当ててフィルムを基部及びコーティング
層に熱溶着する。シール材を枠体側あるいは障子等の開
閉部材に装着するには、装着部位として、装着用の凹部
を予め形成しておきこの凹部に基部をはめ込むことによ
り、あるいは、コーティング層の裏面側に形成した接着
層で装着部位に接着することにより、あるいは装着用凹
部に接着層を介してはめ込みと接着とにより装着するこ
とができる。
【0023】次に、本発明のシール材の作用について説
明する。本発明のシール材によれば、脆弱部によってフ
ィルムに可撓性が付与されているので、フィルムが被当
接面に当接される際に、脆弱部に応力が集中して、この
部分で倒れ易くなる。すなわち、図8に示すように、こ
のシール材30によると、脆弱部34bが形成されてい
るため、フィルム34の長さ方向に沿った摺動抵抗、フ
ィルム34の厚み方向に沿った衝撃抵抗、フィルム34
の高さ方向に沿った衝撃抵抗が低減される。このため、
被当接面に対する反発力が小さくなり、開閉部位に対す
る密着性を保持しながら、開閉部位の摺動抵抗や開閉抵
抗が低減される。摺動抵抗や開閉抵抗が小さくなること
により、摺動音や開閉音も小さくなる。
【0024】さらに、脆弱部を設けたことにより、被当
接面の形状に追従しやすくなり、開閉部位における密閉
性が向上される。特に、アルミサッシ等の枠体側あるい
は障子側のいずれかに、このシール材を取り付けた場
合、枠体に障子を装着するときなど、脆弱部を設けたこ
とにより容易にフィルムが撓むために、作業が容易であ
り、作業時において、フィルムが左右によれたりするこ
となく、一定方向にフィルムが倒れた状態で装着するこ
とが容易となる。
【0025】また、折れ曲がりドアの開閉端や折れ曲が
り部にこのシール材を装着した場合、あるいは、この開
閉端と対向する枠体にこのシール材を装着した場合に
は、開閉時における抵抗が小さくなり、開閉時に発生す
る音も小さくなる。また、サッシドア等のドア側あるい
は枠体側に、このシール材を取り付けした場合、開閉時
の抵抗が減る。特に、閉時における抵抗が低減すること
により、閉時に密閉性を確保しながらも、弱いドアチェ
ッカーで自然にドアが閉まるようにすることができる。
【0026】以下、本発明を実施の形態について具体的
に説明する。図4〜図6に示すように、障子12は、ア
ルミニウム製の框13の内周面に形成された拡合構14
に、ガラス板15が拡合されて構成されている。上框1
3a及び下框13bの外面には、上方又は下方に開回す
るガイド溝16が一対の突出片17により形成されてい
る。また、たて框13cの外面にも、側方に開回するガ
イド溝16が一対の突出片17により形成されている。
【0027】前記各框13の側部には、サッシ11の厚
み方向に開回し、一対の突片18によって開口部が所定
幅に規制されている凹条19が形成されている。すなわ
ち、上框13a及び下框13bの凹条19は、両框13
の一対の突出片17の外側壁にサッシ11の長さ方向に
延びるように形成されている。また、たて框13cの凹
条19は、一対の突出片17の外側壁にサッシ11の高
さ方向に延びるように形成されている。
【0028】枠体としての窓枠20は、アルミニウムに
より、前記障子12を収容するように凹状に形成される
とともに、上枠20a及び下枠20bの内面に障子12
の上框13a及び下框13bのガイド溝16にそれぞれ
入り込むレール21を有している。また、たて枠20c
の内面には、たて框13cの側部のガイド溝16に入り
込む突条21aを有している。
【0029】図示しない移動用ローラは、障子12の上
框13aと下框13bのガイド溝16の内底部に取付け
られ、レール21上を転動できるようになっている。そ
して、障子12が円滑に開閉できるようにしている。
【0030】窓枠20の上枠20aと下枠20bにおい
て障子12の框13と窓枠20との間には、隙問22が
形成されている。また、障子12を閉じた際には、アル
ミサッシ11の側部において、障子12の框13と窓枠
20との間に隙間22が形成されている。
【0031】そして、上部と下部に設けられるフィルム
34入リシール材30は、その毛羽31の毛先及びフィ
ルム34の先端側が窓枠20の内面に接触するように設
けられている。すなわち、図4及び図5に示すように、
上框13a及び下框13bに設けられるシール材30
は、障子12と窓枠20との間において、突出片17の
外側面に設けられた凹条19内に拡合されている。
【0032】また、障子12の側部に設けられるフィル
ム34入リシール材30は、その毛羽31の毛先が窓枠
20の内面に接触するように設けられている。すなわ
ち、図4及び図6に示すように、障子12の側部に設け
られるフィルム34入リシール材30は、障子12と窓
枠20との間において、たて框13cの凹条19内に拡
合されている。そして、障子12を閉じたとき、たて枠
20cの突条21aがたて框13cのガイド溝16に入
り込むとともに、シール材30の毛羽31が凹条19の
開口部を通ってたて枠20cの内側面に接触するように
なっている。
【0033】図1及び図3に示すように、第1実施形態
のフィルム34入リシール材30は、合成樹脂製の繊維
よりなる基材としての基部32の表面に摺動性の良い繊
維よりなる毛羽31を有するパイル織物により形成され
ている。合成樹脂製のコーティング層33は、基部32
の裏面に熱溶着され、毛羽31の根元と基部32が接合
されている。また、毛羽31の中間部には、軟質の合成
樹脂製のフィルム34がシール材30の長さ方向に延び
るように配置されている。このフィルム34は、一枚の
フィルム34を断面ほぼU字状をなすように配置される
とともに、高さが毛羽31の高さより高く形成され、毛
羽31の高さを越える突出部を34aを有している。こ
のフィルム34は、熱溶着部36において基部32上に
熱溶着されている。第1実施形態における基部32とし
ては、ポリプロピレン繊維による基部が使用されてい
る。
【0034】前記毛羽31は、同じ大さ、同じ長さの繊
維より形成され、前記基部32の表面から上方を指向し
て延びるように形成されている。本実施形態の毛羽31
としては、基布32と同一の材料であるポリプロピレン
繊維が使用されている。
【0035】図2及び図3に示すように、パイル織物を
構成する基部32は、シール材30の幅方向で波形状を
なす2本の緯糸32bの山と谷の間に2本の経糸32a
が入り込むように形成されている。このとき、基部32
は、シール材30の長さ方向では、波形状をなす2本の
経糸32aの山と谷の間に2本の緯糸32bが入り込む
ように形成されている。そして、毛羽31は、隣接する
毛羽31の列毎にその束が互いに隣り合うように基布3
2表面にパイル織りされている。図3に示すように、本
実施形態のパイル織りは、上記のように形成された基部
32に、パイル糸としての毛羽31を、2本の緯糸32
bに渡って、その下をくぐるようにして織り込む方法で
ある。そして、図1〜図3に示すように、毛羽31は基
部32の表面にパイル織りされた後、基部32の裏面よ
り突出した根元が基部32と熱溶着されることによっ
て、基部32表面より抜け落ちないようになっている。
【0036】前記コーティング層33は、基部32の裏
面及び毛羽31の根元と熱溶着されることから、基部3
2及び毛羽31と同一の材料により形成されることが好
ましい。本実施形態のコーティング層33は、ポリプロ
ピレンを使用している。そして、このコーテイング層3
3は基部32の裏面及び毛羽31の根元と熱溶着され、
基布32のはつれ及び毛羽31の抜け落ちを防止してい
る。さらに、第1実施形態においてコーテイング層33
の裏面には、接着剤よりなる接着層35が形成されてい
る。本実施形態においては、接着層35は、ホットメル
ト系粘着剤が用いられている。
【0037】本実施形態のフィルム34としては、軟質
のポリプロピレン系黒色の合成樹脂(三菱油化社製商品
名SPX 、厚さ100μm、硬度40)により形成されて
いる。そして、このフィルム34の突出部34aの基部
あたり、すなわち、毛羽31の上端が到達する高さ付近
においては、一対状となっているフィルム34のそれぞ
れ外側面側に浅い半円状の凹部34bが形成されてい
る。この凹部34bは、フィルム34の成形加工の際に
同時に形成されたものである。
【0038】次に、本実施形態のシール材30の作用に
ついて説明する。図9(a)に示すように、上記のよう
にして構成されたフィルム34入リシール材30は、障
子12の一対の突出片17の外側壁に設けられた凹条1
9内に嵌合される。図9(a)に示すように、本実施形
態のシール材30は、毛羽31の毛先が窓枠20の内側
壁に接触するように、框13に設けられた凹条19の内
底面に接着層35によって固着されている。この状態
で、一対のフィルム34は、断面ほぼ横J字状に折り曲
げられ、この折り曲げ部が窓枠20の内面と接触してい
る。そして、窓枠20の内面と障子12との間に形成さ
れる隙問22がフィルム34及び毛羽31によってシー
ルされる。フィルムには凹部34bが形成されているた
めに、凹部34bにおいて撓みやすくなっており、窓枠
20の内側壁に接触する際、容易に倒れて突出部34b
が内側壁に接触される。凹部34bが形成されているこ
とにより、小さい反発力で内側壁に接触されているの
で、摩擦抵抗が小さくなっており、障子の摺動抵抗が低
減され適切なものとなる。同時に摺動音も低減される。
また、たて框13cにおいても、小さい反発力で窓枠2
0cの内側壁に接触されるので、障子開閉時の開閉抵抗
が低減され適切なものとなっている。同時に開閉音も低
減される。
【0039】なお、図9(b)に示すように、サッシ部
材の精度の狂い、室内外の気圧の変化等で障子12が外
方へ押された際には、毛羽31の毛先は、窓枠20の内
側面と接触することができなくなる。このとき、シール
材30に設けられたフィルム34の端部が窓枠20の内
側面と接触することにより、シール材30のシール性能
が維持される。
【0040】そして、障子12を閉めた状態にした場
合、側部の窓枠20の突条21aが障子12の側部の框
13のガイド溝16内に入り込む際には、毛羽31の毛
先及びフィルム34の突出部34aが窓枠20の内側壁
に接触することによって、障子12と窓枠20との間に
形成される隙問22がシールされる。
【0041】また、フイルム34が突出部34bを有し
ているので、障子12が外方へ押され毛羽31の毛先が
窓枠20の内側面と接触ですることができなくなった場
合でも、フィルム34の端部が窓枠20の内側面と接触
することによリシール効果を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のフィルム入リシール材を示す斜視
図。
【図2】 図1のII−II線における断面図。
【図3】 図1のIII −III 線における断面図。
【図4】 アルミサッシにシール材を取付けた状態を示
す部分破断斜視図。
【図5】 アルミサッシの上部にシール材を取付けた状
態を示す断面図。
【図6】 アルミサッシの側部にシール材を取付けた状
態を示す断面図。
【図7】フィルムの脆弱部の形態(a)〜(c)を示す
図。
【図8】 開閉部材の開閉時においてシール材のフィル
ムにかかる力を示す図。
【図9】(a)は、窓枠に毛羽の突出部が接触した状態
を示す断面図、(b)は、窓枠に毛羽の先端が接触した
状態を示す断面図。
【図10】従来のシール材を示す図。
【図11】従来のシール材が開閉部位を密閉した状態を
示す図。
【図12】従来のシール材が開閉部位を密閉した状態を
示す図。
【符号の説明】
30 シール材 31 毛羽 32 基部 33 コーティング層 34 フィルム 34a 突出部 34b 脆弱部 35 接着剤層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部と、この基部上に形成された毛羽と、
    基部上に立設されたフィルムとを備え、前記フィルムに
    は脆弱部を備えているシール材。
  2. 【請求項2】前記フィルムは前記毛羽の高さを越える突
    出部を有する請求項1記載のシール材。
  3. 【請求項3】前記フィルムには、その厚み方向に沿った
    いずれの側にも可撓性が付与されている請求項1記載の
    シール材。
JP10152798A 1998-04-13 1998-04-13 シール材 Pending JPH11294035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10152798A JPH11294035A (ja) 1998-04-13 1998-04-13 シール材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10152798A JPH11294035A (ja) 1998-04-13 1998-04-13 シール材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11294035A true JPH11294035A (ja) 1999-10-26

Family

ID=14302953

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10152798A Pending JPH11294035A (ja) 1998-04-13 1998-04-13 シール材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11294035A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515252A (ja) * 2002-10-31 2006-05-25 槌屋ティスコ株式会社 緩衝材及びその製造方法
WO2007125611A1 (ja) * 2006-04-28 2007-11-08 Tsuchiya Tsco Co., Ltd. シャッタ装置用のウエザーストリップ
JP2016501997A (ja) * 2012-10-12 2016-01-21 エージーシー オートモーティヴ アメリカズ アールアンドディー,インコーポレイテッド 窓組立体用の封止材
KR20190071161A (ko) * 2017-12-14 2019-06-24 강선중 도어용 방충 및 방풍장치
KR20200028926A (ko) * 2020-03-10 2020-03-17 강선중 측부씰링부를 갖는 도어용 방충 및 방풍장치
KR20200028925A (ko) * 2020-03-10 2020-03-17 강선중 회전 도어용 방충 및 방풍장치

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515252A (ja) * 2002-10-31 2006-05-25 槌屋ティスコ株式会社 緩衝材及びその製造方法
WO2007125611A1 (ja) * 2006-04-28 2007-11-08 Tsuchiya Tsco Co., Ltd. シャッタ装置用のウエザーストリップ
JP2016501997A (ja) * 2012-10-12 2016-01-21 エージーシー オートモーティヴ アメリカズ アールアンドディー,インコーポレイテッド 窓組立体用の封止材
US9944052B2 (en) 2012-10-12 2018-04-17 Agc Automotive Americas R&D, Inc. Encapsulants for window assemblies
KR20190071161A (ko) * 2017-12-14 2019-06-24 강선중 도어용 방충 및 방풍장치
KR20200028926A (ko) * 2020-03-10 2020-03-17 강선중 측부씰링부를 갖는 도어용 방충 및 방풍장치
KR20200028925A (ko) * 2020-03-10 2020-03-17 강선중 회전 도어용 방충 및 방풍장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0020136B2 (en) Weatherstrip and method for sealing a gap
US4974656A (en) Shade and method for the manufacture thereof
US7360575B2 (en) Roller blind system
JPH11294035A (ja) シール材
US4335774A (en) Thermal window barrier of soft fabric
NO844458L (no) Tetningslist for montering i en sliss.
RU2382865C2 (ru) Стеклопакет с защитным элементом
US7829174B2 (en) Weatherseals
EP0035845A1 (en) Overhanging barrier fin weatherstrip and method of manufacture
JPH11210345A (ja) フィルム入りシール材
JP2017179843A (ja) ロールスクリーン装置
CN111587310A (zh) 建筑用外板及其组装结构
KR20190127187A (ko) 창호용 필링피스
GB2156735A (en) Surface padding material and method
JPH11210347A (ja) 引違いサッシ用シール材
CN216811508U (zh) 一种密封件及具有该密封件的门套、窗框
JP4433423B1 (ja) 隙間風防止具。
JP2002021440A (ja) 障子用ユニット、障子建具及び障子用シート材
JP6894304B2 (ja) 樹脂製フレームおよび建具
CN213391890U (zh) 门框密封条
KR102523517B1 (ko) 여닫이창호용 기밀재 및 그 제조방법
KR101565912B1 (ko) 양면 문풍지
US20250290375A1 (en) Light-shielding fabric capable of implementing two colors or functions and curtain-type vertical blind using the same
JPH11210346A (ja) シール材
KR100440625B1 (ko) 중간막의 결합구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050222

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070219

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070529

A521 Written amendment

Effective date: 20070712

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070807