JPH11294390A5 - - Google Patents

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JPH11294390A5
JPH11294390A5 JP1998099433A JP9943398A JPH11294390A5 JP H11294390 A5 JPH11294390 A5 JP H11294390A5 JP 1998099433 A JP1998099433 A JP 1998099433A JP 9943398 A JP9943398 A JP 9943398A JP H11294390 A5 JPH11294390 A5 JP H11294390A5
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Description

【0003】
このようなディフューザを用いる従来の電動送風機では、第1ディフューザ通路から第2ディフューザ通路を経由してケース内風路を通り、この風路の下流側に位置して電動機ケースに設けられたケース排気口に至る一連の風路は、閉じられた風路で形成されており、この一連の風路を通ってファンから吐出された風の全てがケース排気口から外部に排出されるようになっている。
【0005】
前記のように風の方向を変える方向変換部はその風路容積が小さく、そして、この変換部で風が急激に方向変換されることにより、前記方向変換部の静圧が高まって損失を発生し易い。したがって、ファン効率が低く、かつ、このファン効率とモータ効率との掛け算により算出される送風機効率がよくないという問題がある。そのため、掃除機本体に内蔵された電動送風機の動作により、掃除機本体の吸塵口から空気を吸込んで、この吸込んだ空気を掃除機本体に内蔵したフィルタに通して塵埃を捕捉し掃除を行なう電気掃除機にあっても、その吸込み仕事率が低いという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記第1の課題を解決するために、請求項1の発明は、固定子及び回転子を収容した電動機ケースから突出された回転子軸に取付けた遠心型のファンと前記電動機ケースが有するケース内風路との間に前記ファンから吐出される風を前記ケース内風路に導くディフューザを配置するとともに、このディフューザ及び前記ファンを覆って前記電動機ケースにファンカバーを取付け、かつ、前記ディフューザが前記ファンから吐出される風を前記ファンカバーの内周面方向に導く通路を前記ファンの外周に位置して有する電動送風機において、前記通路から前記ケース内風路に至る風の一部を外部に逃がす排出口を備えることを特徴とするものである。
この請求項1の発明においては、ファンから吐出された風をファンカバーの内周面方向に導くディフューザの通路から電動機ケースのケース内風路に至る風の一部を、排出口を通して外部に逃すことにより、前記通路からケース内風路に至る風が急激に方向変換されるにも拘らず、この方向変換部で静圧が上昇することを抑制できる。
【0009】
前記第1の課題を解決するために、請求項2の発明は、固定子及び回転子を収容した電動機ケースから突出された回転子軸に取付けた遠心型のファンと前記電動機ケースが有するケース内風路との間にディフューザを配置し、このディフューザ及び前記ファンを覆って前記電動機ケースにファンカバーを取付け、かつ、前記ディフューザが、ディフューザベースの一面に前記ファンを取囲んでこのファンから吐出される風を前記ファンカバーの内周面方向に導く複数の第1ディフューザ通路を有し、前記ディフューザベースの他面に前記第1ディフューザ通路を通って送り出された風を前記ケース内風路に導く複数の第2ディフューザ通路を有してなる電動送風機において、前記第1ディフューザ通路から前記第2ディフューザ通路に至る風の一部を前記電動機ケースの外部に逃がす排出口を備えることを特徴とするものである。
【0010】
この請求項2の発明においては、第1ディフューザ通路の出口と第2ディフューザ通路の入口とファンカバーの内周面との間に形成された風の方向変換部の風路容積が小さく、しかも、この変換部で風が急激に方向変換されるにも拘らず、前記方向変換部から排出口を通して一部の風を電動機ケース外に逃がすことにより、前記方向変換部の静圧が上昇することを抑制できる。
【0011】
前記請求項2の発明を実施するにあたり、請求項3の発明のように、前記排出口を前記ファンカバーの内周面に沿って延びる細長い孔で形成するとよい。
【0012】
又、前記請求項2又は3の発明を実施するにあたり、排出口からの風の流出をより容易にして前記方向変換部の静圧の上昇を一層抑制するための手段として、請求項4の発明のように、前記電動機ケースがその一端開口縁部に形成された円筒部から軸方向に延びる延出部位を有し、この延出部位と対向する前記ファンカバーの開口縁部との間に、前記排出口に対してその下流側に連なる流出ガイド風路を設けるとよい。
【0013】
同様に、前記請求項2から4の発明を実施するにあたり、第1ディフューザ通路の出口から排出口までの距離を長く確保して排出口から流出される風の流れを穏やかにして、前記方向変換部の静圧の上昇を一層抑制するための手段として請求項5の発明のように、前記排出口を、前記電動機ケースの一端開口縁部に形成された円筒部から外側に張り出した外周突部に設けた切欠きと、前記外周突部に嵌合された前記ファンカバーの開口縁部とで形成するとよい。
【0014】
前記請求項2から5の発明を実施するにあたり、各第2ディフューザ通路を通る風の圧力のばらつきを抑制しケース内風路に円滑に風を導入させるための手段として請求項6の発明のように、前記排出口を前記第2ディフューザ通路の数と同数設けるとよい。この請求項6の発明を実施するにあたり、前記方向変換部の静圧の上昇を一層抑制するために請求項7の発明のように、前記各排出口を前記第2ディフューザ通路の入口に対する風の流れ込み方向における上流側入口部分に対応させて設けるとよい。
【0015】
請求項2から7の発明を実施するにあたり、方向変換部の静圧の上昇を抑制しつつ騒音を小さく抑制するための手段として請求項8の発明のように、前記電動機ケースの外側にこのケースを覆う排気カバーを設け、前記ケース内風路の下流側に位置して前記電動機ケースに設けられたケース排気口及び前記排出口と前記排気カバーの内部とを連通させるとともに、前記排気カバーの周壁にカバー排気口を設けるとよい。
【0016】
又、前記第2の課題を解決するために、請求項9の発明は、掃除機本体に電動送風機とこの送風機より上流側に配置されるフィルタとを内蔵し、前記電動送風機の動作により前記掃除機本体の吸塵口から空気を吸込んで、この吸込んだ空気を前記フィルタに通して塵埃を捕捉し掃除を行なう電気掃除機において、前記電動送風機が前記請求項1から8の内のいずれか一項に記載の電動送風機であることを特徴とするものである。
【0017】
この請求項9の発明においては、請求項1から8の内のいずれかの電動送風機を採用したことにより、この送風機の送風機効率の向上に伴って吸込み能力を向上できる。
【0039】
すなわち、電動機ケース15が備える一端開口縁部24の外周突部29に、方向変換部56に臨む複数の排出口19を設けたから、図4中矢印Dに示されるように方向変換して第2ディフューザ通路53の入口に流入しようとする風の一部は、前記ケース内風路43を通ることなく、図4中矢印Eに示すように複数の排出口19を通って前記一端開口縁部24の裏面側に排出される。こうした排気により、方向変換部56での余剰静圧を電動機ケース15外に逃がして、方向変換部56の静圧を下げることができるので、方向変換部56での損失を少なくできる。したがって、ファン効率を向上できるため、このファン効率にモータ効率を乗じた値であらわされる送風機効率を向上できる。
【0041】
その上、前記のようなディフューザ18を用いる構成においては、第2ディフューザ通路53の入口における上流側入口部分が前記方向変換部56の中で最も狭く、それ故に静圧が上がり易い部分であるが、この上流側入口部分に複数の排出口19を夫々対応させて設けて、これらを通して風を外部に流出させ前記上流側入口部分から余剰静圧を逃がすので、前記方向変換部56の静圧の上昇を抑制する効果をより高めることができる。ちなみに、前記上流側入口部分ではなくこれの下流側に連続する下流側入口部分に排出口19を対応させて設け、そこから余剰静圧を逃がす場合にも、方向変換部56の静圧を下げることは可能であるが、前記上流側入口部分での静圧が大きく下がりずらいので、方向変換部56全体としては目標とする程度まで十分に静圧を下げることができない。
【0042】
更に、余剰静圧を逃す各排出口19を電送機ケース15のうち、ケース本体21の円筒部28から張り出した外周突部29に設けた切欠き57と、外周突部29に嵌合したファンカバー17の開口縁部17dとの間に形成したから、方向変換部56から排出口19に至る距離を円筒部28の長さに応じて確保できる。そのため、方向変換部56から排出口19に至る風の流れが穏やかになって、この流路での損失を少なくできるから、前記方向変換部56の静圧の上昇を抑制する効果をより高めることができる。
【0043】
以上のように第1ディフューザ通路52の出口から第2ディフューザ通路54の入口に至る風の一部を電動機ケース15外に逃がす排出口19を設けて、方向変換部56の静圧上昇を抑制した前記構成の電動送風機11の送風機効率は、図6のグラフに示すようにすべての風量域にわたり上昇することが確かめられた。なお、図6のグラフは、JISに規定される評価法にしたがって前記構成の電動送風機11を掃除機本体1に組込んだ電気掃除機を用いて、その延長管10の先端でどれだけの風量を吸込むことができるかということ(すなわち、吸込み仕事率)を測定し、この仕事率をもって送風機効率をとして評価したものである。
【0053】
請求項1に記載の発明に係る電動送風機によれば、ファンから吐出された風をファンカバーの内周面方向に導くディフューザの通路から電動機ケースのケース内風路に至る風の一部を、排出口を通して外部に逃して、前記通路からケース内風路に至る部分の静圧の上昇を抑制したので、送風効率を向上できる。
請求項2から8に記載の発明に係る電動送風機によれば、第1ディフューザ通路から第2ディフューザ通路に至る風の一部を排出口を通して電動機ケース外に逃がして、第1ディフューザ通路から第2ディフューザ通路に至る部分の静圧の上昇を抑制したので、送風機効率を向上できる。
【0054】
請求項9に記載の発明に係る電気掃除機によれば、請求項1から8に記載の発明に係る電動送風機を用いるから、この電動送風機の送風機効率の向上に伴い、吸込み仕事率を向上できる。

Claims (9)

  1. 固定子及び回転子を収容した電動機ケースから突出された回転子軸に取付けた遠心型のファンと前記電動機ケースが有するケース内風路との間に前記ファンから吐出される風を前記ケース内風路に導くディフューザを配置するとともに、このディフューザ及び前記ファンを覆って前記電動機ケースにファンカバーを取付け、かつ、前記ディフューザが前記ファンから吐出される風を前記ファンカバーの内周面方向に導く通路を前記ファンの外周に位置して有する電動送風機において、
    前記通路から前記ケース内風路に至る風の一部を外部に逃がす排出口を備えることを特徴とする電動送風機。
  2. 固定子及び回転子を収容した電動機ケースから突出された回転子軸に取付けた遠心型のファンと前記電動機ケースが有するケース内風路との間にディフューザを配置し、このディフューザ及び前記ファンを覆って前記電動機ケースにファンカバーを取付け、かつ、前記ディフューザが、ディフューザベースの一面に前記ファンを取囲んでこのファンから吐出される風を前記ファンカバーの内周面方向に導く複数の第1ディフューザ通路を有し、前記ディフューザベースの他面に前記第1ディフューザ通路を通って送り出された風を前記ケース内風路に導く複数の第2ディフューザ通路を有してなる電動送風機において、
    前記第1ディフューザ通路から前記第2ディフューザ通路に至る風の一部を前記電動機ケースの外部に逃がす排出口を備えることを特徴とする電動送風機。
  3. 前記排出口を前記ファンカバーの内周面に沿って延びる細長い孔で形成したことを特徴とする請求項2に記載の電動送風機。
  4. 前記電動機ケースがその一端開口縁部に形成された円筒部から軸方向に延びる延出部位を有し、この延出部位と対向する前記ファンカバーの開口縁部との間に、前記排出口に対してその下流側に連なる流出ガイド風路を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の電動送風機。
  5. 前記排出口を、前記電動機ケースの一端開口縁部に形成された円筒部から外側に張り出した外周突部に設けた切欠きと、前記外周突部に嵌合された前記ファンカバーの開口縁部とで形成したことを特徴とする請求項2から4の内のいずれか一項に記載の電動送風機。
  6. 前記排出口を前記第2ディフューザ通路の数と同数設けたことを特徴とする請求項2から5の内のいずれか一項に記載の電動送風機。
  7. 前記各排出口を前記第2ディフューザ通路の入口に対する風の流れ込み方向における上流側入口部分に対応させて設けたことを特徴とする請求項6に記載の電動送風機。
  8. 前記電動機ケースの外側にこのケースを覆う排気カバーを設け、前記ケース内風路の下流側に位置して前記電動機ケースに設けられたケース排気口及び前記排出口と前記排気カバーの内部とを連通させるとともに、前記排気カバーの周壁にカバー排気口を設けたことを特徴とする請求項2から7の内のいずれか一項に記載の電動送風機。
  9. 掃除機本体に電動送風機とこの送風機より上流側に配置されるフィルタとを内蔵し、前記電動送風機の動作により前記掃除機本体の吸塵口から空気を吸込んで、この吸込んだ空気を前記フィルタに通し塵埃を捕捉して掃除を行なう電気掃除機において、前記電動送風機が前記請求項1から8の内のいずれか一項に記載の電動送風機であることを特徴とする電気掃除機。
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