JPH11294556A - 自動変速装置 - Google Patents

自動変速装置

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JPH11294556A
JPH11294556A JP9874398A JP9874398A JPH11294556A JP H11294556 A JPH11294556 A JP H11294556A JP 9874398 A JP9874398 A JP 9874398A JP 9874398 A JP9874398 A JP 9874398A JP H11294556 A JPH11294556 A JP H11294556A
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JP
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turbine
rotation
planetary gear
power
impeller
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JP9874398A
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Masahiro Okubo
正博 大窪
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Original Assignee
Exedy Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体を介して動力伝達される際のカップリン
グ領域における動力伝達性能の低下を押さえる。 【解決手段】 この装置は、トルクコンバータ2と、第
1遊星歯車列11と、第1及び第2ロックアップクラッ
チ装置13,12と、一方向クラッチ25とを備えてい
る。第1遊星歯車列11は、タービン16に連結された
リングギアR1と、リングギアR1に噛み合う複数の遊
星ギアP1と、遊星ギアP1を支持するとともに軸Bに
連結されたキャリア18と、遊星ギアP1に噛み合うサ
ンギアS1とを有している。第1ロックアップクラッチ
装置13はインペラ15とタービン16との間で動力を
直接伝達あるいは遮断する。第2ロックアップクラッチ
装置12はインペラ15とキャリア18との間で動力を
直接伝達あるいは遮断する。一方向クラッチ25は、サ
ンギアS1に連結され、トルクコンバータ2の出力回転
方向と逆方向の回転のみを軸Aに伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速装置、特
に、変速機として遊星歯車列を備えた自動変速装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動変速装置として、乗用車用と
しては前進3速又は4速が用いられ、トラック、バス用
としては前進3速〜6速のものが用いられている。これ
らのうちで、特に多段変速タイプである5速あるいは6
速の自動変速装置では、遊星歯車列が3列以上、また遊
星歯車列の回転を制御するためのブレーキ及びクラッチ
装置が5個以上必要であり、変速装置が大きくなり、ま
たブレーキ及びクラッチ装置の制御が非常に複雑にな
る。
【0003】なお、トラック、バス用の大型車両用自動
変速装置において、ほとんど低速でしか使用しない路線
バスや集塵車等では3速あるいは4速の変速段で十分で
あるが、高速走行用車両では5速あるいは6速の変速段
が必要となり、低速用と高速用の2つのタイプの変速機
が必要になる。ここで、従来の自動変速装置として、特
公平6−97065号公報に示されるものがある。この
自動変速装置は、トルクコンバータとトルクコンバータ
からの出力が入力される変速機とを有している。トルク
コンバータは、4要素2段型であり、インペラ、タービ
ン、第1ステータ、第2ステータ等を有し、タービンと
エンジン側の部材であるフライホイールとの間にはロッ
クアップクラッチが設けられている。また変速機は、前
進3速、後進1速であり、キャリアを共有しキャリア上
で互いに噛み合う遊星ギアを有する2組の遊星歯車列
と、この2つの遊星歯車列を制御するブレーキ及びクラ
ッチを有している。
【0004】この自動変速装置では、タービン及び第1
ステータの出力が変速機に入力されるようになってお
り、タービンの出力のみを変速機に入力する従来の通常
のトルクコンバータに比較して大きな発進力が得られ、
かつ動力伝達経路の簡素化が実現される。したがってこ
のような自動変速機を利用すれば、小型で、しかも多段
変速の可能な自動変速機が実現できると考えられる。
【0005】そこで、本件出願人は、特開平9−793
46号公報に示されるような、小型かつ簡単な構成で多
段変速を可能にした自動変速装置をすでに提供してい
る。この自動変速装置は、流体継手部と変速機部とを備
えている。そして、流体継手部は、車両用エンジンから
動力が入力される流体継手本体と、流体継手本体の出力
回転をキャリア及び第1サンギアから出力する第1遊星
歯車列と、エンジンからの動力を第1遊星歯車列のキャ
リアに直接伝達するか遮断するロックアップクラッチ装
置と、流体継手の出力回転方向と逆方向の回転のみを出
力側に伝達する一方向クラッチとを有している。
【0006】また変速機部は、第2遊星歯車列と、第3
遊星歯車列と、クラッチ装置と、第1〜第3ブレーキ装
置とを有している。この自動変速装置では、クラッチ装
置及び各ブレーキ装置の作動を制御することにより、減
速比及び回転方向が変更される。そして、ロックアップ
クラッチ装置の連結及び解放分だけ変速段を増やすこと
ができる。
【0007】また、特開昭58−21141号公報で
は、ステータ軸を固定とした単純な2段変速装置をトル
クコンバータ側に設け、変速段を増やすことを提示して
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記の特開平9−79
346号公報に示される自動変速装置では、その図6か
ら明らかなように、前進第1速と第3速では、ロックア
ップクラッチ装置が連結されておらず、流体継手本体を
介して動力の伝達が行われる。また、前記特開昭58−
21141号公報では、ロックアップクラッチ装置が連
結されていない減速状態では流体継手本体を介して動力
の伝達が行われる。このような装置では、インペラとタ
ービンとの回転数が大きく異なる領域においては流体継
手本体を介した動力伝達の方がトルク増幅作用があるの
で好ましい。しかし、インペラとタービンの回転数が近
づいて両者の回転比が「1」に近くなるいわゆるカップ
リング領域においては、インペラとタービンとをロック
アップクラッチ装置によって直結した方が動力伝達特性
はよくなり、流体を介した動力伝達では動力性能が低下
してしまう。
【0009】本発明の課題は、流体継手本体を介して動
力伝達される際のカップリング領域における動力伝達性
能の低下を押さえることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る動力伝達
装置は、エンジンからの動力を流体継手内部で機械的に
変速する装置であって、流体継手部と、第1遊星歯車列
と、第1及び第2ロックアップクラッチ装置と、一方向
クラッチとを備えている。流体継手部は、エンジンから
の動力が入力されるインペラと、インペラに対向して配
置されたタービンと、インペラとタービンとの間に配置
されたステータとを有している。第1遊星歯車列は、タ
ービンに連結された第1リングギアと、第1リングギア
に噛み合う複数の第1遊星ギアと、第1遊星ギアを支持
するとともに第1キャリア軸に連結された第1キャリア
と、第1遊星ギアに噛み合う第1サンギアとを有してい
る。第1ロックアップクラッチ装置はインペラとタービ
ンとの間で動力を直接伝達あるいは遮断する。第2ロッ
クアップクラッチ装置はインペラと第1キャリアとの間
で動力を直接伝達あるいは遮断する。そして、第1サン
ギアは流体継手部の出力回転方向と逆方向の回転のみを
伝達する第1一方向クラッチを介してステータ軸に連結
され、ステータはインペラの回転方向と逆方向の回転の
みを伝達する第2一方向クラッチを介してステータ軸に
連結されている。
【0011】この装置では、第2ロックアップクラッチ
装置のオン(締結)状態では、エンジンからの動力が第
2ロックアップクラッチ装置を介してそのまま第1キャ
リア軸に出力される。一方、第2ロックアップクラッチ
装置のオフ(締結解除)状態では、エンジンからの動力
は流体継手部を介して第1遊星歯車列に入力され、ここ
で第1キャリアと第1サンギアに分配されて第1及び第
2出力軸に伝達される。このようにして、第2ロックア
ップクラッチ装置の締結及び締結解除の分だけ変速段を
増やすことができる。
【0012】ここで、第2ロックアップクラッチ装置の
オフ状態では流体継手部を介して動力が伝達されるの
で、インペラとタービンの回転数が大きく異なる場合は
トルク増幅作用があるので好ましいが、インペラとター
ビンの回転数比が「1」に近くなると、トルク増幅作用
による利点よりも流体を介して動力を伝達しているとい
う不利の方が大きくなる。
【0013】そこで、この発明では、インペラとタービ
ンの回転数比が「1」に近くなった場合には第1ロック
アップクラッチ装置をオン状態とし、インペラの動力を
直接タービンに伝達するようにする。これにより、動力
伝達性能の低下を避けることができる。請求項2に係る
動力伝達装置は、請求項1の装置において、第1キャリ
ア軸及びステータ軸を入力軸とした変速機をさらに備え
ている。
【0014】そして、変速機は、第2及び第3遊星歯車
列と、クラッチ装置と、第1〜第3ブレーキ装置とを備
えている。第2遊星歯車列は、第2出力軸に連結された
第2サンギアと、第2サンギアに噛み合う複数の第2遊
星ギアと、第2遊星ギアを支持する第2キャリアと、第
2遊星ギアに噛み合う第2リングギアとを有している。
第3遊星歯車列は、第1出力軸に連結可能な第3サンギ
アと、第3サンギアに噛み合うとともに第2遊星ギアに
噛み合い第2キャリアに支持された複数の第3遊星ギア
と、第3遊星ギアに噛み合う第3リングギアとを有して
いる。クラッチ装置は第2サンギアと第3サンギアとを
締結あるいは締結解除する。第1ブレーキ装置は第2サ
ンギアの回転を制動する。第2ブレーキ装置は第2リン
グギアの回転を制動する。第3ブレーキ装置は第3リン
グギアの回転を制動する。
【0015】この装置では、クラッチ装置及びブレーキ
装置を制御することにより、減速比及び回転方向が変更
される。請求項3に係る自動変速装置は、請求項1又は
2の装置において、第1ロックアップクラッチ装置は、
タービンに固定された遠心子を含みタービンの回転数が
所定回転以上になったときにクラッチオンとなる機械式
の遠心式クラッチである。
【0016】ここでは、第1ロックアップクラッチ装置
を簡単な構成で実現でき、しかもタービンの回転数を検
出する必要がない。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示す自動変速装置は、エン
ジン1から動力が入力される流体継手部としてのトルク
コンバータ2と、トルクコンバータ2の出力側に設けら
れた変速機3とを有している。これらのトルクコンバー
タ2と変速機3とはハウジング4内に収納されている。
【0018】トルクコンバータ2は、トルクコンバータ
本体10と、トルクコンバータ2内部に配置された第1
遊星歯車列11と、エンジンからの動力をタービンに直
接伝達するための第1ロックアップクラッチ装置13
と、エンジンからの動力を直接出力側に伝達するための
第2ロックアップクラッチ装置12とを有している。ト
ルクコンバータ本体10は、図2に拡大して示すよう
に、エンジンのクランクシャフトに連結されたインペラ
15と、このインペラ15に対向して配置され作動油を
介して連結されたタービン16と、インペラ15とター
ビン16との間に配置されたステータ17とを有してい
る。インペラ15はハウジング4に対して回転自在に支
持されている。インペラ15、タービン16及びステー
タ17はそれぞれシェル及びブレードを有している。
【0019】第1遊星歯車列11は、トルクコンバータ
本体10のタービン内周側に配置されている。第1遊星
歯車列11は、タービン16の内周側に連結されたリン
グギアR1と、リングギアR1に噛み合う複数の遊星ギ
アP1と、中心部に配置され遊星ギアP1に噛み合う筒
状のサンギアS1とを有している。複数の遊星ギアP1
はキャリア18により保持されている。キャリア18
は、各遊星ギアP1を保持する連結部18aを有してお
り、連結部18aの中心部にはサンギアS1の中心部を
貫通して後方に延びる軸B(第1キャリア軸)が設けら
れている。ここで、第1遊星歯車列11において、リン
グギアR1の歯数はZr1、サンギアS1の歯数はZs
1となっている。
【0020】第1ロックアップクラッチ装置13は、円
周方向に複数の部材に分割された円筒状のドラム13a
と、このドラム13aの内周面に固定された遠心子13
bと、ドラム外周面と対向するようにインペラ側に設け
られた円筒状の摩擦材13cと、複数に分割されたドラ
ム13aのそれぞれを内周側に付勢するリターンバネ1
3dとを有している。
【0021】図1及び図3に示すように、変速機3は、
第2遊星歯車列20と、第3遊星歯車列21と、各遊星
歯車列20、21の回転を制御するクラッチ装置22及
びブレーキ装置23からなる回転制御装置とを有してい
る。第2遊星歯車列20は、サンギアS2、遊星ギアP
2及びリングギアR2を有している。なお、この第2遊
星歯車列20には第3遊星歯車列の遊星ギアP3も含ま
れている。そして、遊星ギアP2は、サンギアS2及び
リングギアS2と噛み合うとともに、遊星ギアP3とも
噛み合っている。この噛み合いの状態を図3及び図4に
模式的に示す。サンギアS2は軸A(ステータ軸)及び
第1一方向クラッチ25を介して第1遊星歯車列11の
サンギアS1に連結されるとともに、第2一方向クラッ
チ26を介してトルクコンバータ本体10のステータ1
7に連結されている。ここで、第1一方向クラッチ25
は、第1遊星歯車列11のサンギアS1の出力回転を、
トルクコンバータ2の出力回転(タービン回転)方向と
逆方向にのみ伝達するクラッチである。また、第2一方
向クラッチ26は、ステータ17の回転をタービン16
の回転方向と逆方向にのみ伝達するクラッチである。な
お、第2遊星歯車列20のサンギアS2の歯数はZs2
であり、リングギアR2の歯数はZr2である。
【0022】また、第3遊星歯車列21は、サンギアS
3、遊星ギアP3及びリングギアR3を有している。サ
ンギアS3は第1遊星歯車列11のキャリア18に連結
されている。また、遊星ギアP3は、軸方向において第
2遊星歯車列20部分にまで延びており、サンギアS3
及びリングギアR3と噛み合うとともに第2遊星歯車列
20の遊星ギアP2とも噛み合っている。そして、第2
及び第3の遊星歯車列20、21の遊星ギアP2、P3
はキャリア24を共有しており、キャリア24は出力軸
30に連結されている。なお、この第3遊星歯車列21
のサンギアS3の歯数はZs3であり、リングギアR3
の歯数はZr3である。
【0023】図5に各遊星歯車列の歯数の一例を示す。
回転制御装置は、第2遊星歯車列20のサンギアS2と
第3遊星歯車列21のサンギアS3との締結及び締結解
除を行うためのクラッチ装置22と、第2遊星歯車列2
0のサンギアS2の回転を制動する第1ブレーキ装置B
1と、第2遊星歯車列20のリングギアR2の回転を制
動する第2ブレーキ装置B2と、第3遊星歯車列21の
リングギアR3の回転を制動する第3ブレーキ装置B3
とを有している。
【0024】次に、図6を参考にしながら動作について
説明する。前記構成の実施形態では、変速段は、前進5
速、後進2速となる。〔前進1速〕 この場合は、第3ブレーキ装置B3のみが
オン(作動:制動)され、これにより第3遊星歯車列2
1のリングギアR3の回転が制動される。また、他のブ
レーキ装置B1、B2はオフ(非作動:解放)され、第
1ロックアップクラッチ装置13、第2ロックアップク
ラッチ装置12及びクラッチ装置22はそれぞれオフ
(遮断)される。
【0025】ここでは、エンジンからの動力は、トルク
コンバータ2のタービン16を介して第1遊星歯車列1
1に伝達され、キャリア18とサンギアS1に分配され
る。そして、サンギアS1に分配された動力は第1一方
向クラッチ25、第2遊星歯車列20を介してサンギア
S2に、またキャリア18に分配された動力は第3歯車
列のサンギアS3にそれぞれ入力される。ここで、サン
ギアS3が正回転し、サンギアS2は逆回転するため、
タービン16を介した動力は、第1遊星歯車列11で減
速され、第2及び第3遊星歯車列20、21に入力され
る。そして、第2及び第3遊星歯車列20、21でさら
に減速されて出力軸30から出力される。また、トルク
コンバータ2に入力された動力は、その一部がステータ
17からも第2一方向クラッチ26及び第2遊星歯車列
20を介して第3遊星歯車列21に出力され、先の出力
と合成されて出力軸30から出力される。なお、この場
合の減速比は、図6に示すように、 (Zs3+Zr3)/Zs3+Zs1 ・Zr3 ・(Zs2+Zs3)/(Zs2・Zs3 ・
Zr1) となる。
【0026】なお、図6では締結要素も示しており、
「OWC」は第1一方向クラッチ25を、「L/U」は
ロックアップクラッチ装置12,13を、「B1〜B
3」は第1〜第3ブレーキ装置B1〜B3を、「C1」
はクラッチ装置22をそれぞれ示している。また、これ
らの入出力回転数の関係を図7に速度線図として示す。
この第1速では、第1遊星歯車列11のリングギアR1
が入力、第3遊星歯車列21の遊星ギアP3が出力にな
るので、その減速比は、図7において、(H0/H1)
で示される。
【0027】このように第1速時には、トルクコンバー
タ2のタービン16及びステータ17からの動力が合成
されて出力される。したがって、図8の牽引特性に示す
ように、大きな発進力を得ることができる。そして、タ
ービン16の回転数が上昇してインペラ15の回転数に
近づき、両者の回転数比が「1」に近くなれば、第1ロ
ックアップクラッチ装置13がオンする(クラッチ連結
状態)。すなわち、タービン16の回転数が設定回転以
上になれば、第1ロックアップクラッチ装置13を構成
するドラム13a及び遠心子13bが遠心力によりリタ
ーンバネ13dの付勢力に抗して外周側に移動する。そ
して、ドラム13aがインペラ15側の摩擦部材13c
の圧接される。すると、エンジン側からの動力はタービ
ン16に直接伝達される。
【0028】したがって、出力回転速度が高い領域(図
8のP領域)では、第1ロックアップ装置が設けられて
いない従来装置の特性(図9のP' 領域)に比較して、
出力トルクが上昇しており、動力伝達性能が向上してい
る。〔前進2速〕 この場合は、第3ブレーキ装置B3がオン
され、第2ロックアップクラッチ装置12がオンされ
る。また、他のブレーキ装置B1、B2及びクラッチ装
置22はオフされる。
【0029】ここでは、エンジンからの動力は、第2ロ
ックアップクラッチ装置12を介して第3遊星歯車列2
1のサンギアS3に直接伝達され、この第3遊星歯車列
21で減速されて出力軸30から出力される。この場合
の減速比は、図6に示すように、 (Zs3+Zr3)/Zs3 となる。また、図7の速度線図では(H0/H2)で示
される。
【0030】なお、この場合においても、タービン16
の回転数が所定の回転数以上になると第1ロックアップ
クラッチ装置13がオンとなるが、先に第2ロックアッ
プクラッチ装置12がオンになっているので、特に第1
ロックアップクラッチ装置13のオンによる影響はな
い。〔前進3速〕 この場合は、第1ブレーキ装置B1のみが
オンされ、第2遊星歯車列20のサンギアS2の回転が
制動される。第2及び第3ブレーキ装置B2、B3と第
2ロックアップクラッチ装置12及びクラッチ装置22
とはオフされる。
【0031】ここでは、エンジンからの動力はトルクコ
ンバータ2のタービン16を介して第1遊星歯車列11
に伝達される。ここで、サンギアS1は第1一方向クラ
ッチ25を介して第1ブレーキ装置B1によりハウジン
グ4に固定されるため、動力は、第1遊星歯車列11に
よって減速されてキャリア18から第3遊星歯車列21
のサンギアS3入力される。このサンギアS3に入力さ
れた動力は第3遊星歯車列21で減速され、出力軸30
から出力される。なお、トルクコンバータ2のステータ
17は第2一方向クラッチ26を介して第1ブレーキ装
置B1によりハウジング4に固定される。この場合の減
速比は、図6に示すように、 (Zs2+Zr3)/Zs3+Zs1 ・Zr3 ・(Zs2+Zs3)/(Zs3・Zr1 ・
Zr3) となる。また図7の速度線図では、(H0/H3)で示
される。
【0032】このように第3速時には、トルクコンバー
タ2からの動力はタービン16からのみ出力されること
となり、第1遊星歯車列11で減速され、さらに第2及
び第3遊星歯車列20、21で減速されて出力される。
そして、第1速の場合と同様に、タービン16の回転数
が上昇すると、第1ロックアップクラッチ装置13がオ
ンとなり、所定回転数以上ではエンジン側からの動力は
タービン16に直接伝達される。
【0033】したがって、出力回転速度が高い領域(図
8のQ領域)では、第1ロックアップ装置が設けられて
いない従来装置の特性(図9のQ' 領域)に比較して、
出力トルクが上昇しており、動力伝達性能が向上してい
る。〔前進4速〕 この場合は、第1ブレーキ装置B1及び第
2ロックアップクラッチ装置12がオンされ、他のブレ
ーキ装置B2、B3及びクラッチ装置22はオフされ
る。
【0034】ここでは、第2速時と同様に、エンジンか
らの動力は、第2ロックアップクラッチ装置12を介し
て第3遊星歯車列21のサンギアS3に直接伝達され、
第2及び第3遊星歯車列20、21で減速されて出力軸
30から出力される。この場合の減速比は、第2遊星歯
車列20のサンギアS2が固定されるので、図6に示す
ように、 (Zs2+Zs3)/Zs3 となる。また、図7の速度線図では(H0/H4)で示
される。
【0035】〔前進5速〕 この場合は、クラッチ装置22がオンさ
れ、他のブレーキ装置B2、B3はオフされる。この場
合に、第2ロックアップクラッチ装置12がオンの場合
は動力は直接出力されるが、オフの場合はトルクコンバ
ータ2のタービン16を介して出力される。
【0036】ここでは、エンジンからの動力は、第2ロ
ックアップクラッチ装置12あるいはタービン16を介
して選択的に第2及び第3遊星歯車列20、21のサン
ギアS2、S3に伝達されるが、クラッチ装置22がオ
ンであるので、減速比は「1」となる。〔後進1速〕 この場合は、第2ブレーキ装置B2のみが
オン、他のブレーキ装置B1、B3、第2ロックアップ
クラッチ装置12及びクラッチ装置22はオフされる。
【0037】ここでは、エンジンからの動力伝達経路は
前進1速時と同様であるが、第2遊星歯車列20のリン
グギアR2が固定されるので、第1遊星歯車列11のキ
ャリア18からの正転力は逆転力に変換される。また、
サンギアS1からの逆転力は第2及び第3遊星歯車列2
0、21で減速されて出力される。ここでは、出力軸3
0は逆回転し、この場合の減速比は、 −(Zr2-Zs3)/Zs3-Zs1 ・Zr2 ・(Zs2+Zs3)/(Zs2・Zs3
・Zr1) となる。また、図7の速度線図では、(H0/Hr1)
で示される。
【0038】また、前進1速の場合と同様に、タービン
16が所定回転数以上になると、第1ロックアップクラ
ッチ装置13がオンとなり、動力がインペラ側から直接
タービン16に伝達されるので、出力回転速度が高い領
域では、動力伝達性能が向上する。〔後進2速〕 この場合は、第2ブレーキ装置B2及び第2ロックアッ
プクラッチ装置12がオンされる。ここでの動力伝達経
路は前進2速時と同様であるが、後進1速と同様に出力
回転は逆方向になり、また減速比は、 −(Zr2-Zs3)/Zs3 となる。また、図7の速度線図では(H0/Hr2)で
示される。
【0039】このような実施形態では、前進3速、後進
1速の変速機の構成を変更することなく、前進5速、後
進2速の自動変速装置を実現できる。また、多段化のた
めの第1遊星歯車装置11はトルクコンバータ内に設け
られるので、装置全体が大きくなるのを避けることがで
きる。そして、特に前進1速及び3速において、タービ
ン16の回転数がインペラ15の回転数に近づくカップ
リング領域では、遠心式クラッチである第1ロックアッ
プクラッチ装置13がオンとなり、インペラ15から動
力が直接にタービン16に伝達される。このため、特に
出力回転速度の高回転領域において動力伝達性能が向上
する。
【0040】〔他の実施形態〕 (a)インペラとタービンとを連結する第1ロックアッ
プクラッチ装置13としては、前記実施形態で示した遠
心式のクラッチ装置の他に、図10に示すように、ター
ビンの回転数を検出してクラッチオンあるいはオフとな
る油圧式のクラッチ装置によって構成してもよい。
【0041】(b)トルクコンバータ2の後段に設けら
れる変速機は前記実施形態に限定されるものではなく、
種々の変更が可能である。 (c)トルクコンバータ2は、前記実施形態に示した第
1キャリア軸とステータ軸の2軸を変速機に入力する方
式に限定されるものではなく、ステータ軸を固定し第1
キャリア軸のみを変速機に入力する形態としてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明では、流体継手部の
内部に遊星歯車列を有する多段変速を可能とした動力伝
達装置において、流体による動力伝達時に、所定の領域
でインペラとタービンとを直接連結するためのロックア
ップクラッチ装置を設けたので、出力速度の高回転領域
において動力伝達性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動変速装置の概略
構成図。
【図2】そのトルクコンバータ部分の拡大部分図。
【図3】その変速機部分の拡大部分図。
【図4】第2、第3遊星歯車列の模式的正面図。
【図5】各遊星歯車列のギアの歯数を示す図。
【図6】前記装置の各変速段の締結要素及び減速比を示
す図。
【図7】前記装置の速度線図。
【図8】前記装置の牽引特性図。
【図9】従来装置の牽引特性図。
【図10】他の実施形態による流体継手部分の概略構成
図。
【符号の説明】
1 エンジン 2 トルクコンバータ 3 変速機 10 トルクコンバータ本体 11 第1遊星歯車列 12 第2ロックアップクラッチ装置 13 第1ロックアップクラッチ装置 15 インペラ 16 タービン 20 第2遊星歯車列 21 第3遊星歯車列 22 クラッチ装置 B1,B2,B3 ブレーキ装置 25 一方向クラッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンからの動力を流体継手内部で機械
    的に変速して第1キャリア軸及びステータ軸に伝達する
    自動変速装置であって、 エンジンからの動力が入力されるインペラと、前記イン
    ペラに対向して配置されたタービンと、前記インペラと
    タービンとの間に配置されたステータとを有する流体継
    手部と、 前記タービンに連結された第1リングギアと、前記第1
    リングギアに噛み合う複数の第1遊星ギアと、前記第1
    遊星ギアを支持するとともに第1キャリア軸に連結され
    た第1キャリアと、前記第1遊星ギアに噛み合う第1サ
    ンギアとを有する第1遊星歯車列と、 前記インペラとタービンとの間で動力を直接伝達あるい
    は遮断するための第1ロックアップクラッチ装置と、 前記インペラと第1キャリアとの間で動力を直接伝達あ
    るいは遮断するための第2ロックアップクラッチ装置と
    を備え、 前記第1サンギアは、前記流体継手部の出力回転方向と
    逆方向の回転のみを伝達する第1一方向クラッチを介し
    て前記ステータ軸に連結され、 前記ステータは前記インペラの回転方向と逆方向の回転
    のみを伝達する第2一方向クラッチを介してステータ軸
    に連結されている自動変速装置。
  2. 【請求項2】前記第1キャリア軸及びステータ軸を入力
    軸とした変速機をさらに備え、 前記変速機は、 前記ステータ軸に連結された第2サンギアと、前記第2
    サンギアに噛み合う複数の第2遊星ギアと、前記第2遊
    星ギアを支持する第2キャリアと、前記第2遊星ギアに
    噛み合う第2リングギアとを有する第2遊星歯車列と、 前記第1キャリア軸に連結可能な第3サンギアと、前記
    第3サンギアに噛み合うとともに前記第2遊星ギアに噛
    み合い前記第2キャリアに支持された複数の第3遊星ギ
    アと、前記第3遊星ギアに噛み合う第3リングギアとを
    有する第3遊星歯車列と、 前記第2サンギアと第3サンギアとを締結あるいは締結
    解除するためのクラッチ装置と、 前記第2サンギアの回転を制動するための第1ブレーキ
    装置と、 前記第2リングギアの回転を制動するための第2ブレー
    キ装置と、 前記第3リングギアの回転を制動するための第3ブレー
    キ装置とを備えている、請求項1に記載の自動変速装
    置。
  3. 【請求項3】前記第1ロックアップクラッチ装置は、前
    記タービンに固定された遠心子を含み前記タービンの回
    転数が所定回転以上になったときにクラッチオンとなる
    機械式の遠心式クラッチである、請求項1又は2に記載
    の自動変速装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030035106A (ko) * 2001-10-30 2003-05-09 현대자동차주식회사 토크 컨버터
CN108468764A (zh) * 2018-05-21 2018-08-31 福州钻智汽车科技有限公司 一种电动汽车用双作动器式三挡变速器
JP2020041564A (ja) * 2018-09-07 2020-03-19 株式会社エクセディ トルクコンバータ
CN115143257A (zh) * 2021-03-31 2022-10-04 张连科 一种无极变速系统及其变速方法

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