JPH11295149A - 電線の色判定方法 - Google Patents

電線の色判定方法

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JPH11295149A
JPH11295149A JP10099291A JP9929198A JPH11295149A JP H11295149 A JPH11295149 A JP H11295149A JP 10099291 A JP10099291 A JP 10099291A JP 9929198 A JP9929198 A JP 9929198A JP H11295149 A JPH11295149 A JP H11295149A
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JP
Japan
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color
electric wire
hue
saturation
coating layer
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Application number
JP10099291A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Kasahara
司 笠原
Toshiyuki Suzuki
俊之 鈴木
Yasuo Tachibana
康雄 橘
Naoki Ito
直樹 伊東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、カラーカメラにより電線の表
面の各点を撮影すればそれ以降は自動的に演算処理する
ことにより各点の色を正確に判定することできる電線の
色判定方法を提供することにある。 【解決手段】本発明は、予め予想されるN色の内の中の
いくつかの色で構成される電線の色を判定する方法にお
いて、まずカラーカメラにより電線表面を撮影して電線
表面の各点のR(赤),G(緑),B(青)の強度を求
め、それからそれらのR(赤),G(緑),B(青)の
強度等を演算処理することにより各点の色を正確に判定
する電線の色判定方法にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電線の色判定方法に
関するものである。更に詳述すれば本発明は電線の外周
被覆層の色や識別マークの色等を自動的に判定できる電
線の色判定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電線は電力、通信、各種機器等の動脈と
して広く実用されている。
【0003】一般に、電線はその外周に絶縁層やシース
層が被覆されている。これらの絶縁層やシース層は無色
であることがなく、通常絶縁層やシース層材料本来の自
然色のままか或いは顔料や着色剤により白色、灰色、赤
色、橙色、青色、黄色、緑色、紫色、茶色、黒色等の様
々な色に着色されている。
【0004】また、電線によっては外周被覆層の着色ば
かりでなく、その着色した外周被覆層へ様々な識別マー
クを付加することがある。
【0005】図4〜8はこのような電線の外周被覆層の
着色及びその着色した外周被覆層へ識別マークを付与し
た例を示したものである。
【0006】図4は外周絶縁被覆層を着色した電線の斜
視図を示したものである。
【0007】図4において1は導体、2は着色外周絶縁
被覆層である。
【0008】この図4の電線の色は着色外周絶縁被覆層
の1色である。
【0009】図5は外周絶縁被覆層を着色すると共にそ
の外周絶縁被覆層の長手方向に沿って連続的に外周絶縁
被覆層の色とは別色の直線マークを付与した電線の斜視
図を示したものである。
【0010】図5において3は直線マークである。
【0011】この図5の電線の色は着色外周絶縁被覆層
と直線マークの合計2色である。
【0012】図6は外周絶縁被覆層を着色すると共にそ
の外周絶縁被覆層の長手方向に沿って所定間隔をおいて
外周絶縁被覆層の色とは別色のリングマークを付与した
電線の斜視図を示したものである。
【0013】図6において4はリングマークである。
【0014】この図6の電線の色は着色外周絶縁被覆層
とリングマークの合計2色である。
【0015】図7は外周絶縁被覆層を着色すると共にそ
の外周絶縁被覆層の長手方向に沿って外周絶縁被覆層の
色とは別色の直線マークと、更に外周絶縁被覆層の色及
び直線マークの色と別色のリングマークを付与した電線
の斜視図を示したものである。
【0016】図7において3は直線マーク、4はリング
マークである。
【0017】この図7の電線の色は着色外周絶縁被覆
層、直線マーク及びリングマークの合計3色である。
【0018】図8は外周絶縁被覆層を着色すると共にそ
の外周絶縁被覆層の長手方向に沿って所定間隔をおいて
外周絶縁被覆層の色とは別色のドッドマークを付与した
電線の斜視図を示したものである。
【0019】図8において5はドッドマークである。
【0020】この図8の電線の色は着色外周絶縁被覆層
とドッドマークの合計2色である。
【0021】a.従来の黙視検査方法 これらの電線の色と識別マークとは製造仕様書に厳格に
規定されており、従って製造した電線は製造直後にそれ
らの色と識別マークとが製作仕様書通りであるか、否か
を検査してから出荷するようになっている。
【0022】この検査手順は次のように行うのが通例で
ある。
【0023】 外周絶縁被覆層の色は何色か? 外周絶縁被覆層に識別マークが付与されているか、
否か? 外周絶縁被覆層に識別マークが付与されているな
ら、その色は何色か? 外周絶縁被覆層に識別マークが付与されているな
ら、その識別マークは適正な形状、寸法で付与されてい
るか、否か? 従来、この〜の検査作業は検査員が黙視検査により
行っていた。
【0024】しかし製造する電線はきわめて長尺なもの
であり、従って検査員が全長に渡って黙視検査すること
は多くの検査工数がかかり、しかも誤認する懸念があ
る。
【0025】b.従来の画像処理検査方法 そこでこのような難点を改善するため画像処理検査方法
の適用が検討された。
【0026】しかし従来の画像処理検査方法は特定の色
を画像の中から抽出検査する方法であって、色の判定や
識別マークの有無の判定ができなく、ましてやその識別
マーク形状の欠陥の有無判定等はできなかった。
【0027】例えば、図6に示すような電線、即ち、こ
の場合には外周絶縁被覆層を濃茶色に着色すると共にそ
の濃茶色に着色した外周絶縁被覆層の長手方向に沿って
所定間隔をおいて薄茶色のリングマークを付与した電線
を採取し、その電線について従来の自動画像処理検査方
法により検査した結果について説明する。
【0028】まず、カラーカメラにより電線の表面を撮
影した。
【0029】次に、3原色分析装置により撮影映像を3
原色信号(R信号、G信号、B信号)の強度を分析し
た。
【0030】図9はカラーカメラが当たる電線の中心位
置から周方向の両側に遠ざかる距離とR信号強度との関
係を示したグラフである。
【0031】図10はカラーカメラが当たる電線の中心
位置から周方向の両側に遠ざかる距離とG信号強度との
関係を示したグラフである。
【0032】図11はカラーカメラが当たる電線の中心
位置から周方向の両側に遠ざかる距離とB信号強度との
関係を示したグラフである。
【0033】図9〜11からわかるように電線のR信
号、G信号、B信号の各強度は、カラーカメラが当たる
電線の中心位置から周方向にずれるに従い大きく変動す
る。これは電線の形状が円柱状であるため、電線表面に
一様な光を照射、反射させることが困難であるためと思
われる。従って、電線の表面をカラーカメラで撮影し、
その映像について3原色信号の強度分析しても電線の色
及びリングマークを判定することが困難である。
【0034】c.R信号、G信号、B信号の明度I、彩
度S、色相Hへの変換方法 そこでR信号、G信号、B信号の各強度を更に明度I、
彩度S、色相Hに変換して検討してみた。
【0035】「東京大学出版会」によれば、6角錐カラ
ーモデルによる変換法、双6角錐カラーモデルによる変
換法、Haydnの定義に基づく変換法等が記載されて
いるが、本発明では独自の計算方法を用いた。即ち、カ
ラーカメラから出力されるR、G、Bの強度が0〜25
5の8bit の範囲をとるものとして、下記の式(2) 、式
(3) 、式(4) により算出した。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】
【数3】
【0039】これらの計算式を利用して、既に色のわか
っている電線より明度、彩度、色相の分布を求めた。
【0040】図12はカラーカメラが当たる電線の中心
位置から周方向の両側に遠ざかる距離と明度Iとの関係
を示したグラフである。
【0041】図13はカラーカメラが当たる電線の中心
位置から周方向の両側に遠ざかる距離と彩度Sとの関係
を示したグラフである。
【0042】図14はカラーカメラが当たる電線の中心
位置から周方向の両側に遠ざかる距離と色相Hとの関係
を示したグラフである。
【0043】図12からわかるように明度Iは、照明を
強く受けて明るく反射している部分が高く、逆に照明を
弱く受けて暗く反射している部分が低くなっている。
【0044】図13からわかるように彩度Sは明度Iと
は反対に、照明を強く受けて明るく反射している部分が
低く、逆に照明を弱く受けて暗く反射している部分が高
くなっている。
【0045】図14からわかるように色相Hは、カラー
カメラが当たる電線の中心位置から周方向の両側に遠ざ
かる距離に関係なく一定の値が得られる。即ち、色相H
は電線の照明位置、明るさに影響されなく正確に測定す
ることができる。
【0046】なお、外周絶縁被覆層の色相Hとリングマ
ークの色相Hとの差が小さいのは濃茶色と濃茶色の差が
小さいためと思われる。換言すれば外周絶縁被覆層の色
とリングマークの色が異なる色であれば、外周絶縁被覆
層の色相Hとリングマークの色相Hとの差が大きくなる
ものと思われる。
【0047】このように電線の表面をカラーカメラで撮
影し、その映像について3原色信号の強度分析し、更に
そこで得られたR信号、G信号、B信号の各強度を明度
I、彩度S、色相Hに変換することにより、電線の外周
絶縁被覆層の色相Hとリングマークの色相Hとを正確に
判定することができる。
【0048】d.明度I、彩度S、色相Hの上限、下限
判定方法 次に、明度I、彩度S、色相Hの上限、下限判定方法に
ついて述べる。
【0049】色の判定方法ではよく似た二つの色の判定
に困難をきたすことがある。
【0050】そこで代表的な色に着色した外周絶縁被覆
層及び識別マークを有する電線について、明度I、彩度
S、色相Hの上限、下限判定方法について実験してみ
た。
【0051】まず、代表的な色に着色した外周絶縁被覆
層及び識別マークを有する電線を用意した。
【0052】次に、これらの電線の表面を照明した。
【0053】この際カメラを電線の直上から見るように
おいたときに、照明は電線に反射した光が直接カメラに
入らないように側方から当てた。
【0054】次に、カラーカメラにより映像を撮影し
た。
【0055】次に、その撮影映像をR信号、G信号、B
信号に分析した。
【0056】次に、そこで得られたR信号、G信号、B
信号の各強度を明度I、彩度S、色相Hに変換した。
【0057】最後に、それらの明度I、彩度S、色相H
についての度数分布をグラフ化した。
【0058】グラフは横軸が角度(120°角度が照明
の中心位置)、縦軸が明度I、彩度S、色相Hについて
の度数である。
【0059】図15は着色電線についての明度分布グラ
フである。
【0060】図16は着色電線についての彩度分布グラ
フである。
【0061】図17は着色電線についての色相分布グラ
フである。
【0062】イ.明度分布グラフの分析結果 図15から分かるように最も明るい色は空色で、以下桃
色、青色、紫色等が続いている。一方、最も暗い色は茶
色、以下赤色、灰色と続いている。
【0063】電線は形状が丸いため照明を一様に当てる
ことが難しく、その結果明るい所、暗い所が発生する。
従って明度分布は広い範囲に渡って分布し且つそれぞれ
の色が重なり合っている。このことは色の分離ができな
いことを意味している。
【0064】ロ.彩度分布グラフの分析結果 図16から分かるように最も彩度が大きいのは赤色で、
以下橙色、青色と続いている。一方、彩度が最も小さい
のは灰色で、以下桃色、紫色、空色、茶色と続いてい
る。
【0065】ここにおいて彩度が最も小さい灰色は、理
論的には彩度がゼロになる筈であるが、ゼロにならなか
ったのはカラーカメラのR、G、Bのばらつき、照明光
が完全なる白色光でないこと等のためである。
【0066】また、図16から分かるように赤色の彩度
と橙色の彩度とが重なり、そして桃色、紫色、空色、茶
色の各彩度も重なっている。
【0067】ハ.色相分布グラフの分析結果 灰色は広い範囲に渡ってばらついている。
【0068】これに対して灰色以外の色はいずれもばら
つきが小さく、範囲が限られている。
【0069】しかし茶色と橙色とは色相が同一に出る。
【0070】更に、茶色、橙色、赤色、桃色はそれぞれ
重なり合っている部分が見られる。従って茶色、橙色、
赤色、桃色等の色相はそれぞれ上限及び下限を設定した
としてもそれらを分離して特定することができない。
【0071】
【発明が解決しようとする課題】このように電線は外径
が小さい長尺円柱体であることから、その表面をライト
等で一様に照明することが困難である。
【0072】このため代表的な色に着色した外周絶縁被
覆層及び識別マークを有する電線の各色について、それ
らの各色をそれぞれ明度I、彩度S、色相Hに変換した
としても各色の明度I、彩度S、色相Hが相互に重なり
合うことが多い。例えば、外周絶縁被覆層が赤色に着色
した電線は、ある点から見ると橙色に判定されてしまう
ことになるのである。また、ある点の色はどの色にも属
さないことになったりする。
【0073】以上のように従来の技術では、電線の色に
ついて明度I、彩度S、色相Hを測定し、それからそれ
らの明度I、彩度S、色相Hが製作仕様書の上限〜下限
範囲に入っているか、否かを判定することが困難であっ
た。
【0074】本発明はかかる点に立って為されたもので
あって、その目的とするところは前記した従来技術の欠
点を解消し、カラーカメラにより電線の表面の各点を撮
影すればそれ以降は自動的に演算処理することにより各
点の色を正確に判定することできる電線の色判定方法を
提供することにある。
【0075】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、予め予想されるN色の内の中のいくつかの色で構
成される電線の色を判定する電線の色判定方法におい
て、まず前記電線表面をカラーカメラにより撮影するこ
とによりカラー画像を得、次に該カラー画像を画像解析
することにより該カラー画像を細分割したある点のR
(赤),G(緑),B(青)の各強度を演算し、次に該
R(赤),G(緑),B(青)の各強度より明度I、彩
度S、色相Hを演算し、次に前記N色の明度、彩度、色
相をI1 ,S1 ,H1 ,I2 ,S2 ,H2 ,I3
3 ,H3 ,I4 ,S4 ,H4 ………………,In ,S
n ,Hn としたとき下記の式(1) によりLn を演算し、
然る後該Ln の中で最小の値を与える色を前記電線表面
の細分割したある点の色と判定することを特徴とする電
線の色判定方法にある。
【0076】 Ln =Win(I−In 2 +WSN(S−Sn 2 +Whm(H−Hn 2 … (1) 但し、n=1,2,3,4……………N Win、WSN、Whmは、N色について各々定められた明
度、彩度、色相の重みづけの値 即ち、本発明ではある点の色分析結果の明度I、彩度
S、色相Hと、各色の標準的な明度I、彩度S、色相H
とを比較して、その近似度合を数値化することによっ
て、もっとも近いものをその点の色と推定することによ
って目的を達成している。例えば、白、灰、黒では色相
はないので、色相に関する重みづけは0に、その他の色
では色相は照明の明暗に左右されないので、重みづけは
大きくする。明度、彩度ではそのばらつきは、白、灰、
黒などを別にすれば色相よりも大きくなるので、重みづ
けを小さくする。本発明ではさらに、既に色のわかって
いるサンプルから、多くの点の明度I、彩度S、色相H
を求めて集計し、標準値を明度I、彩度S、色相Hの分
布の平均値とし、重みづけはその分散を利用することに
より求めることによって、容易に色判定の基準を得るこ
とにしている。
【0077】
【発明の実施の形態】次に、本発明の電線の色判定方法
の実施の形態について説明する。
【0078】図1は本発明の電線の色判定方法の一実施
例に用いた電線色判定装置を示した斜視図である。
【0079】図1において2は電線、6はライト、7は
レンズ、8はカラーカメラ本体、9は信号電線、10は
フレームメモリ(画像処理ボード)、11はモニタテレ
ビ、12はパソコン、13はパソコンディスプレイであ
る。
【0080】なお、フレームメモリ10はパソコン12
の拡張ボードとしてパソコン内に内蔵したものである。
【0081】(図1に示す電線色判定装置の概要)次
に、図1の電線色判定装置により行った本発明の電線の
色判定方法の一実施例について説明する。
【0082】まず、色を測定する供試電線6を用意す
る。
【0083】次に、ライト6の照明が供試電線6の軸方
向より水平に近い角度で当たるようにする。
【0084】次に、カラーカメラ本体8を供試電線6の
上方に固定する。
【0085】ここにおいてカラーカメラ本体9にはレン
ズ8が一体的に設置されている。そしてカラーカメラ本
体9及びレンズ8から成る撮影装置は、1式でも又は円
周方向に所定角度間隔をおいて設置できるように複数式
でもよい。
【0086】次に、フレームメモリ10、モニタテレビ
11、パソコン12等の電源を入れる。
【0087】次に、カラーカメラ本体8及びレンズ7を
介して供試電線6の色を撮影する。
【0088】モニタテレビ11には供試電線6のカラー
画像が写し出される。
【0089】次に、この供試電線6のカラー画像の映像
信号は信号電線9を介してフレームメモリ10に送信さ
れる。
【0090】次に、映像信号を受信したフレームメモリ
10は、その供試電線6のカラー画像を細分割したある
点について、その点を8ビットの3原色信号(R信号、
G信号、B信号)に変換する。
【0091】次に、フレームメモリ10により変換され
たR信号、G信号、B信号はパソコンの内部バスを介し
てパソコン12のCPUで演算処理される。
【0092】即ち、パソコン12のCPUはR信号、G
信号、B信号を明度I、彩度S、色相Hに演算処理し、
最終的に供試電線6のカラー画像を細分割したある点の
色を正確に判定する。
【0093】このときパソコンディスプレイ13にはR
信号、G信号、B信号、明度I、彩度S、色相H及び供
試電線6のある点の判定色が表示される。
【0094】これらの色の判定作業は自動的に且つ正確
にしかも迅速に行うことができる。
【0095】(本発明の電線の色判定方法の一実施例)
次に、図1の電線色判定装置により行った本発明の電線
の色判定方法の一実施例について説明する。
【0096】まず、一実施例に用いた電線に使用される
コンパウンドの色は空、青、紫、桃、赤、茶、橙、黄、
若草、緑、白、灰、黒の13色で、このうち桃と灰はリ
ングマークの印刷にも使用されるものである。供試電線
の色は全く未知で、直線マーク、リングマークの有無も
未知とする。但し、ドットマークのない種類の供試電線
とする。
【0097】次に、13色を可能性のあるものとして、
3台のカメラを用いて、3方向から電線を写して各点の
色判定を前記した手順に従って行った。
【0098】表1はこれらの色判定結果を示したもので
ある。なお、表1において割合は細分割した各点の色を
判定してから、それらの判定色の割合を示したものであ
る。
【0099】
【表1】
【0100】表1からわかるように、判定結果で赤が5
7.1%の割合なので、これを電線の地色と判断した。
【0101】次に、青の割合が14.6%と多いので青
の直線マーク有りと判定した。
【0102】更に、桃の割合が9.3%であるので、桃
のリングマークが有るものと推定した。
【0103】なお、紫の割合が7.4%と比較的多い
が、これは赤と青の境界部分が装置の分解能の関係によ
って、紫と判定されたものと考えられる。
【0104】従って、この電線は赤、青、桃の3色で構
成されるものと考えられる。
【0105】そこで、この色だけを候補として色の再判
定を行った。
【0106】表2はその再判定結果を示したものであ
る。
【0107】
【表2】
【0108】再判定における出現率は、色の構成を再確
認する以外の意味はないが、この色判定の分布によって
直線マークの形状、リングマークの形状の良否判定が可
能になる。
【0109】図には、3つのカメラから得られた映像を
赤、青、桃の3色に色判定した結果の一部を示したもの
である。
【0110】図2からわかるように赤と青の境目に桃が
出現している。
【0111】そこで、これをゴミとして除去して、桃の
リングマークの形状だけを抜き出したのが図3である。
【0112】図3からリングマークの形状の良否を判定
することができる。
【0113】以上は、最初13色の候補の中から3色を
選び出し、最終的な形状認識を行った例である。
【0114】本発明では、そのほかにも、第1回目の判
定で大ざっぱな色合いを判定し、第2回目の判定で細か
い色合いの判定を行うということもできる。例えば、電
線のコンパウンドに使用される桃と、リングマークの印
刷に使用される桃とは微妙に色合いが異なる。そこで、
第1回目の判定で桃が存在するかどうかを判定し、桃が
電線のコンパウンドとリングマークの両方に使用されて
いると判定するに足る判定率があるならば、第2回目の
判定でコンパウンドとリングマークとで異なる明度I、
彩度S、色相Hの標準値と重みづけにより色別すること
もできる。
【0115】
【発明の効果】本発明の電線の色判定方法によれば電線
の外周絶縁被覆層の色、識別マークの有無、識別マーク
の色、識別マークの形状等を迅速且つ容易にしかも自動
的に判定できるものであり、工業上有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線の色判定方法の一実施例に用いた
電線色判定装置を示した斜視図である。
【図2】本発明の電線の色判定方法の一実施例におい
て、赤色、青色、橙色の3色から構成された供試電線を
とり、まずその供試電線の色が未知なものとして色判定
を行ってそれらの色が前記3色に絞られたことを確認
し、次にこれら3色を候補として更に再色判定を行った
ときの色分布を示したものである。
【図3】本発明の電線の色判定方法により求められたリ
ングマークの形状である。
【図4】外周絶縁被覆層を着色した電線の斜視図を示し
たものである。
【図5】外周絶縁被覆層を着色すると共にその外周絶縁
被覆層の長手方向に沿って連続的に外周絶縁被覆層の色
とは別色の直線マークを付与した電線の斜視図を示した
ものである。
【図6】外周絶縁被覆層を着色すると共にその外周絶縁
被覆層の長手方向に沿って所定間隔をおいて外周絶縁被
覆層の色とは別色のリングマークを付与した電線の斜視
図を示したものである。
【図7】外周絶縁被覆層を着色すると共にその外周絶縁
被覆層の長手方向に沿って外周絶縁被覆層の色とは別色
の直線マークと、更に外周絶縁被覆層の色及び直線マー
クの色と別色のリングマークを付与した電線の斜視図を
示したものである。
【図8】外周絶縁被覆層を着色すると共にその外周絶縁
被覆層の長手方向に沿って所定間隔をおいて外周絶縁被
覆層の色とは別色のドッドマークを付与した電線の斜視
図を示したものである。
【図9】照明が当たる電線の中心位置から周方向の両側
に遠ざかる距離とR信号強度との関係を示したグラフで
ある。
【図10】照明が当たる電線の中心位置から周方向の両
側に遠ざかる距離とG信号強度との関係を示したグラフ
である。
【図11】照明が当たる電線の中心位置から周方向の両
側に遠ざかる距離とB信号強度との関係を示したグラフ
である。
【図12】照明が当たる電線の中心位置から周方向の両
側に遠ざかる距離と明度Iとの関係を示したグラフであ
る。
【図13】照明が当たる電線の中心位置から周方向の両
側に遠ざかる距離と彩度Sとの関係を示したグラフであ
る。
【図14】カラーカメラが当たる電線の中心位置から周
方向の両側に遠ざかる距離と色相Hとの関係を示したグ
ラフである。
【図15】着色電線についての明度分布グラフである。
【図16】着色電線についての彩度分布グラフである。
【図17】着色電線についての色相分布グラフである。
【符号の説明】
1 導体 2 着色外周絶縁被覆層 3 直線マーク 4 リングマーク 5 ドッドマーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 直樹 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め予想されるN色の内の中のいくつかの
    色で構成される電線の色を判定する電線の色判定方法に
    おいて、まず前記電線表面をカラーカメラにより撮影す
    ることによりカラー画像を得、次に該カラー画像を画像
    解析することにより該カラー画像を細分割したある点の
    R(赤),G(緑),B(青)の各強度を演算し、次に
    該R(赤),G(緑),B(青)の各強度より明度I、
    彩度S、色相Hを演算し、次に前記N色の明度、彩度、
    色相をI1 ,S1 ,H1 ,I2 ,S2 ,H2 ,I3 ,S
    3 ,H3 ,I4 ,S4 ,H4 ………………,In
    n ,Hn としたとき下記の式(1) によりLn を演算
    し、然る後該Ln の中で最小の値を与える色を前記電線
    表面の細分割したある点の色と判定することを特徴とす
    る電線の色判定方法。 Ln =Win(I−In 2 +WSN(S−Sn 2 +Whm(H−Hn 2 … (1) 但し、n=1,2,3,4……………N Win、WSN、Whmは、N色について各々定められた明
    度、彩度、色相の重みづけの値
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2025108223A (ja) * 2024-01-10 2025-07-23 矢崎総業株式会社 電線反転確認装置

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JP2025108223A (ja) * 2024-01-10 2025-07-23 矢崎総業株式会社 電線反転確認装置

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