JPH11295237A - フイルムの欠陥検査装置 - Google Patents

フイルムの欠陥検査装置

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JPH11295237A
JPH11295237A JP11588998A JP11588998A JPH11295237A JP H11295237 A JPH11295237 A JP H11295237A JP 11588998 A JP11588998 A JP 11588998A JP 11588998 A JP11588998 A JP 11588998A JP H11295237 A JPH11295237 A JP H11295237A
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film
inspection apparatus
defect inspection
winding
section
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JP11588998A
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English (en)
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Masayuki Nogami
正之 野上
Masahiro Hirano
政弘 平野
Hitoshi Iizuka
均 飯塚
Akira Igarashi
晃 五十嵐
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フイルム走行中にフイルムに皺が発生するこ
とのないフイルムの欠陥検査装置を提供することを目的
とする。 【解決手段】 フイルムFがロール状に巻回されて成る
原反を回転自在に支持する送出部20と、該原反から引
き出されたフイルムFを巻き取る巻取部30と、上記送
出部20と巻取部30との間で走行せるフイルムFの欠
陥を検出する検出部50と、走行せるフイルムFを上記
検出部50の前後で案内する案内体40を備えるフイル
ムの欠陥検査装置において、走行せるフイルムの張力を
所定範囲内に維持する張力制御装置27を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフイルムの欠陥検査
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フイルムそしてシート(以下「フイルム
という」)は製造後ロール状に巻回され原反とされる。
このフイルムに異物等が存在していると欠陥品として扱
われる。フイルムが例えば、プラスチックフイルムの場
合、フイルム樹脂原料の粉粒体が少量でも未溶融状態で
フイルムに存在したり、あるいは上記粉粒体中に異物質
が混在していてそのままフイルムに存在することもあ
り、これが異物として判定される。
【0003】したがって、上記フイルムが製品として良
品であることの確認、あるいは異物を有する不良品であ
るときにはその実体の確認が必要であり、そのために
は、フイルム製造後に欠陥検査が行なわれる。
【0004】このフイルムの欠陥検査は、従来、検査員
の目視によりあるいは光学的検査装置を用いて行われて
いた。フイルムの原反は送出部にて回転自在に支持さ
れ、この原反からフイルムを引き出してこれを巻取部で
巻き取りながら、検査がなされる。目視検査の場合は、
検査員がゆっくりとフイルムを手で巻取操作を行ないな
がら、送出部から引き出されるフイルムを十分に検査で
きるが、概してフイルムはきわめて長いものであり、そ
の作業は非常に能率が悪い。そこで、巻取部にて自動巻
取りを行ないフイルムを連続的に定速走行させながら光
学的に検査が行われることが多い。この方法は、光学的
にフイルムを走査したときに、フイルムの特定部位が周
囲に対して異なるレベルの信号を発した場合、それが異
物であると判定される。そして、その内容、位置が記録
され、後にその記録にもとづいて、フイルムの状態が目
視によっても再判定できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フイル
ムを走行させながら光学的に欠陥検査を行なう場合、フ
イルムに少しでも皺が発生していると、この部位では周
囲と異なるレベル信号になるために、この皺の部位が異
物を有する欠陥として判定されてしまい、製品が良品で
あるにも拘らず不良品とされてしまうこともある。又、
目視により検査を行なうときには、皺と異物とは区別で
きるが、判定しにくいことは避けられず、能率が良くな
い。特に、フイルムが着色されているときには、顕著で
ある。したがって、いずれの場合にも、皺が生じないで
フイルムを走行させることができる欠陥検査装置が望ま
れる。
【0006】フイルムの皺は主としてフイルムの張力が
不適切なときに、又、フイルム自体の厚みむらが大きい
ときに生ずる。すなわち、張力が適切とされる範囲の値
であってもその張力が時間的に不安定だったり、フイル
ムの幅方向で張力が不均一であったりすると皺が発生す
ることが多い。このように、皺の発生を回避すること
は、フイルムの張力を、適切とされる範囲で、どの位置
でも常に安定しているようにすることに帰結される。
【0007】かかる状況に鑑み、本発明は走行中のフイ
ルムに皺を発生させないために、安定かつ均一な張力を
フイルムに与えることのできるフイルムの欠陥検査装置
を提供することを目的とする。又、装置を欠陥の監視が
し易いものとすることも他の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフイルム欠
陥検査装置は、フイルムがロール状に巻回されて成る原
反を回転自在に支持する送出部と、該原反から引き出さ
れたフイルムを巻き取る巻取部と、上記送出部と巻取部
との間で走行せるフイルムの欠陥を検出する検出部と、
走行せるフイルムを上記検出部の前後で案内する案内体
とを備える。かかる装置において、本発明は、上記目的
達成のために、走行せるフイルムの張力を所定範囲内に
維持する張力制御装置を有している。
【0009】上記張力制御装置は、送出部に設けること
も、あるいは送出部と巻取部との間に設けることもでき
る。送出部に設けられる張力制御装置は、設定トルクで
作動する電磁クラッチとすることができ、又送出部と巻
取部との間に設けられるものとしてはフイルムとの接触
状態を可変とする案内体とすることができる。
【0010】上記案内体としての例としては、案内体を
複数のガイドローラで形成し、少なくとも一つのガイド
ローラがフイルムとの接触角を可変としてフイルム張力
を調整できるようにすれば良い。その場合は、少なくと
も一つのガイドローラが他のローラに対して位置が変更
可能となっていれば十分である。又、上記案内体は、フ
イルムを所定接触角をもって案内する曲板状のものであ
ってもよい。
【0011】上記案内体は走行せるフイルムの被検出部
を検査部に対し位置及び角度が変更可能となっているこ
とが望ましく、そうすることにより、張力の調整と共
に、検査部のフイルムに対する相対位置及び角度が最適
なものとされ検査部での感度が向上する。上記検出部、
案内体、張力制御装置(フイルムとの接触状態を可変と
する案内体)を、フイルムの製造ライン中に配置させる
こととすれば、それによって、フイルムを製造中に欠陥
検査し、欠陥部の記憶をさせることができる。
【0012】このように構成されるフイルムの欠陥検査
装置に、走行中のフイルムへ所定時に基準位置マークを
記すマーカを追加的に備えることとすれば、フイルムに
記された基準位置にもとづいて、欠陥位置をフイルム上
で容易に見い出すことができる。
【0013】かかるマーカは、例えば、所定時に直動す
る直動駆動体と、直動を回動に変換する機構を備え、該
機構に設けられた回動部材に筆記具が取りつけられてお
り、上記所定時に筆記具がフイルムに接触して基準位置
マークを記すようにすることによって実現できる。
【0014】さらに、本発明は、冒頭に述べた送出部、
巻取部、検出部そして案内体とを備える装置において、
巻取部は、定速で回転し互に圧接して圧接部分でフイル
ムを引く対ローラと、該対ローラから引き出されたフイ
ルムを巻回するボビンを支持する支持軸とを有し、該支
持軸はボビン上のロール状フイルムの外周の一部が対ロ
ーラのうちの一方のローラと圧接して回転力を受けるよ
うにし、巻取速度を安定させることによっても、上記の
目的は達成できる。この場合、送出部と巻取部は正逆両
方向の運転が可能となっていれば、フイルムを逆走行さ
せて、フイルムを欠陥部位まで巻き戻して再確認でき
る。これは、検査終了後に複数箇所の欠陥を順次連続し
て確認したり、あるいは検査途中で各欠陥毎に確認する
こともできる。このフイルムの逆走行のためには、正走
行の際の送出部そして巻取部がそれぞれ、新たに巻取部
そして送出部として機能するので、上記正走行の際の送
出部のボビン上のロール状フイルムがこの送出部側の対
ローラの一方と圧接することとなる。
【0015】本発明にあっては、検出部が画像処理装置
及び記録装置に接続され、画像処理装置はシート状物欠
陥部を可視像として表示し、記録装置が該欠陥部の位置
を記憶もしくは記録するようになっていることとすれ
ば、検査中に、検査状況が画像処理装置で監視できると
共に、欠陥に関するデータが記録装置によって得られ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面にもとづき、本発
明の実施形態を説明する。
【0017】図1は本実施形態装置の正面から見た概要
構成図である。図1において、装置の基台10上には、
左側部にフイルムの送出部20、右側部に巻取部30、
中間部に案内体40及び検査部50が配設されている。
上記送出部20と巻取部30とは左右対称の構成となっ
ていて逆回転運転することにより、その機能を逆にする
ことができるようになっている。
【0018】送出部20そして巻取部30は、基台10
上に固定して設けられた支持部21,31から垂立せる
アーム(図示せず)により回転自在に支持されている一
対のピンチローラ22(22A及び22B),32(3
2A及び32B)をそれぞれ有している。ピンチローラ
22Aと22Bの一方、あるいはピンチローラ32Aと
32Bの一方は、基台10内に内蔵されているモータ
(図示せず)等により適宜伝動手段を介して回転駆動を
受ける。そして、下方のピンチローラ22B,32Bは
上方のピンチローラ22A,32Aに対して接離自在に
設定されている。上記ピンチローラ22,32は、フイ
ルムを狭圧搬送する際に、ピンチローラ22A,22B
あるいはピンチローラ32A,32Bの周速が、欠陥検
査に最適なフイルム送り速度となるように設定される。
フイルムによって最適速度が異なることもあるので、こ
の周速は可変となっていることが望ましい。
【0019】支持部21,31からは、支持軸23,3
3がそれぞれ横方向に延出している。該支持軸23,3
3にはそれぞれ可動台24,34が横方向に移動可能に
支持されている。該可動台24,34は基台10上に取
りつけられたシリンダ等の駆動手段25,35によって
駆動を受けて上記支持軸23,33上を移動するように
なっている。上記可動台24,34は共に上方に延びて
いて、その上端部にフイルムの原反を回転自在に支持す
る原反支持軸26,36を、そして中間部にフイルム張
力制御装置としての電磁クラッチ27,37がそれぞれ
配設されていて、電磁クラッチ27,37は、それぞれ
原反支持軸26,36とギア等の適宜手段を介して接続
されている。該電磁クラッチは、設定トルク範囲のもと
で作動して送出し側となる原反支持軸26もしくは送出
し側となった場合の巻取部30の原反支持軸36上の原
反に作用するトルクを制御する。
【0020】案内体40は、送出部20と巻取部30と
の間にあって、基台10から垂立せる二つの支持腕(図
示せず)のそれぞれによって回転自在に支持される送出
側ガイドローラ41と巻取側ガイドローラ42とをそれ
ぞれ有している。送出側ガイドローラ41及び巻取側ガ
イドローラ42はそれぞれ複数のローラ、本例では二つ
のローラ41A,41Bそして42A,42Bから成っ
ている。上記の二つの支持腕のそれぞれは適宜姿勢変更
可能になっていて、該支持腕上での二つのローラ41
A,41BのフイルムFに対する相対位置そして二つの
ローラ42A,42BのフイルムFに対する相対位置が
可変に設定できるようになっている。さらには、送出側
ローラ41と巻取側ローラ42との間には、位置を可変
としてフイルムを緊張せしめる張りローラ43も回転自
在に配設されている。
【0021】検査部50は、基台10に取りつけられて
いる支持部材(図示せず)によって支持される光源部5
1と監視カメラ52とを有している。光源部51は、本
例の場合、案内体としてのローラ41Aから張りローラ
43を経てローラ42Aへ向け走行するフイルムFの下
側に位置していて、ランプ51Aとレンズ51Bとを有
している。レンズ51Bは断面が半円柱体をなすように
フイルムFの幅方向(図1にて紙面に直角方向)に延び
ていて、フイルムFの走行方向にあっては特定範囲そし
て幅方向にあって全範囲でほぼ均一に光が該フイルムF
に照射されるようになっている。又、監視カメラ52は
フイルムFの上方に位置していて、フイルムFを透過す
る光を受けるようになっている。かかる監視カメラ52
及び上記光源部51は共に位置及び向きが可変に設定で
き、互の位置関係さらにはフイルムの被検出部との位置
関係を最適なものとすることが可能となっている。かか
る位置にあって、監視カメラ52はフイルムFを幅方向
に走査する。
【0022】上記監視カメラ52は、図2に見られるご
とく、画像処理装置61に接続されている。この画像処
理装置61では監視カメラ52からの電気信号レベルを
三値化処理して欠陥の判定を行なう。すなわち、信号レ
ベル範囲を、欠陥がないとされる良品フイルムから予め
得られた信号の正常レベル範囲と、これに対して高いそ
して低い異常レベル範囲の三つのレベルとに区分し、実
際に検査されたフイルムFの被検出部からの信号がどの
範囲に属するかを判定する機能を有している。この画像
処理装置61自体は公知であり、ここでは詳述しない。
【0023】上記画像処理装置61はコンピュータ62
とモニター63に接続されている。記録装置としてのコ
ンピュータ62は、画像処理装置61からの入力信号に
もとづき、欠陥の種類・大きさそして位置等を図化して
画面に表示そして記録し、又、必要に応じプリンタ64
によってこれを印字することもできる。又、画像処理装
置の一部としてのモニター63は、画像処理装置61に
より三値化された状態でフイルムFの様子を可視像とし
て画面で表示する。
【0024】図1及び図2に見られるごとく、巻取側ロ
ーラ42Aの上方位置に、走行せるフイルムFへ所定時
に基準位置マークを記すマーカ70が設けられている。
該マーカ70は、外部からの指令、例えば上記のコンピ
ュータ62のクロック信号と同期せる信号により所定時
に作動し、ペン等の筆記具により基準位置マークを記入
できるようになっている。この基準位置マークは、原反
からのフイルム引出し開始時期にのみ記しても、あるい
はその後に定間隔をもって間欠的に記してもよい。又、
該マーカ70は検出した欠陥の位置を、欠陥信号にもと
づいてマークするようにすることもできる。
【0025】かかる本実施形態装置にあってフイルムF
の欠陥検査は次の要領のもとに行なわれる。 欠陥検査装置の運転に先立ち、図1において、検査
されるべきフイルムの原反を送出部20の原反支持軸2
6へセットする。送出部20では、可動台24は駆動手
段25により上記原反が上方のピンチローラ22Aと離
間するように位置づけられており、又、下方のピンチロ
ーラ22Bは降下していて上記上方のピンチローラ22
Aと離間している。これに対し、巻取部30では、下方
のピンチローラ32Bは上昇していて上方のピンチロー
ラ32Aに圧接しており、又、原反支持軸36上のボビ
ンは駆動手段35によって上方のピンチローラに圧接し
ている。 検査されるフイルムが選択されると、その特性が特
定されるので、フイルムの張力がこの特性を満足する最
適範囲に収められるように、原反が最大径から最小径へ
と変化する径に対応して設定トルクを求め、電磁ブレー
キ27の設定トルクをこの値に定める。そして、上記フ
イルムの特性にもとづき、最も検出状態が良好、すなわ
ち検出が良感度で行なわれるように、光源部51と監視
カメラ52のフイルムに対する位置及び向きを設定す
る。なお、巻取部30側の電磁ブレーキ37は作動しな
いようにされる。 次に、図1に示すごとく送出部20の原反支持軸2
6上の原反からフイルムFを引き出してローラ22A、
ガイドローラ41B,41A、張りローラ43、ガイド
ローラ42A,42B、そしてピンチローラ32A,3
2Bを経て通し、巻取部30の原反支持軸36上のボビ
ンへフイルムFの先端部を巻きつけておく。 かかる状態で検査装置の運転を開示する。巻取部3
0の一対のピンチローラ32A,32Bは、その一方が
基台10内のモータから駆動を受けて回転し、フイルム
Fを挟圧して実線で示す矢印方向へ定速度で送る。原反
支持軸36上のボビンに巻回されるロール状フイルムは
外周面が上記ピンチローラ32Aに圧接しているため、
該ピンチローラ32Aから摩擦駆動を受けて該ピンチロ
ーラ32Aの周速と同一同速で回転してフイルムFを巻
取って行く。その際、巻取り開始時に、マーカ70によ
りフイルムFへ適宜基準位置マークを記す。 走行せるフイルムFに光源部51から投光された光
はフイルムFを透過し、該フイルムFをその幅方向に走
査する監視カメラ52がこの光を受ける。該監視カメラ
52では、検出された光が電気信号に変換され、この電
気信号は図2に示されている画像処理装置61へもたら
される。 画像処理装置61では、同一種のフイルムに対して
予め欠陥のないフイルムとして判定される信号レベルの
正常レベル範囲と、これに対して高いそして低い異常レ
ベル範囲とが設定されており、上記監視カメラ52から
の電気信号は上記の三つの範囲に区分、すなわち三値化
処理されて、欠陥の存否、その大きさ等が判定される。 三値化処理された信号は、そのままモニター63の
画面で可視像として観察されると共に、コンピュータ6
2へ送られここで記憶され、一定の基準のもとに欠陥に
関するデータが表示され、必要に応じこのデータがプリ
ンタ64にて記録される。 コンピュータ62あるいはモニター63で観察し、
欠陥と判定される部位が発見された場合で、その部位を
目視により再確認したときには、検査終了後あるいは検
査途中でフイルムFを逆方向に送り、欠陥部位を目視位
置にもたらす。そのときに、上記マーカによりフイルム
F上に記された基準位置マークにもとづきフイルムの戻
し量を求めることができる。このフイルムの逆送のとき
には、送出部20と巻取部30とは、その機能を逆にし
なければならず、図1で示す二点鎖線の位置関係に各部
材を位置づける。すなわち、巻取部30の上方ピンチロ
ーラ32Aに対して下方のピンチローラ32Bそして原
反支持軸36Aのロール状フイルムをそれぞれ離間せし
め、送出部20では、上方のピンチローラ22Aに対し
て下方のピンチローラ22Bそして原反支持軸26上の
原反をそれぞれ圧接する。又、基台10内のモータは送
出部20側のピンチローラ22Bを破線方向に駆動する
ように切り替えられ、電磁ブレーキも巻取部30側の電
磁ブレーキ37が設定トルクで作動するように設定され
る。その際、送出部20側の電磁ブレーキは何ら作動し
ない かくして、フイルムFは走行中に欠陥部位が発見さ
れその状態が判定される。しかし、フイルムFは皺が発
生していると、これが欠陥と誤って判定されることがあ
る。この場合には、電磁クラッチの設定トルクの変更、
案内体として各ガイドローラの相対位置を再設定してフ
イルム接触角の変更を行なうことによって、フイルムの
張力を調整し、皺がない状態とする。
【0026】次に、本発明において、ガイドローラによ
る案内体そしてマーカについて、より具体的な実施形態
を図3そして図4にもとづきそれぞれ説明する。なお、
図1に示されたものと共通部箇所には同一符号を付して
その説明は省略する。
【0027】図3に示される案内体は、図1に示された
案内体の送出部側のガイドローラ41に対応している。
したがって、実施の際には、これと対称に構成される案
内体が巻取部側にも設けられることが好ましい。
【0028】図3において、装置の基台10の上面から
は支持腕44が起立して設けられ、その上部に上方のピ
ンチローラ22Aが回転自在に支持されている。一方、
下方のピンチローラ22Bは、その軸が軸受ブロック2
8により回転自在に支持され、該軸受ブロック28が基
台10上のシリンダ装置29のロット29Aに連結され
ている。上記支持腕44は上部にて張出部44Aを有
し、ここにL字状の回動腕45が軸46によって回動自
在に支持されている。
【0029】該回動腕45には、上記軸46の位置で下
方のガイドローラ41Bが、一方の腕部の上端部で軸4
7により上方のガイドローラ41Aが回転自在に支持さ
れている。又、上記張出部44Aには円弧状に溝44B
が形成されていて、上記回動腕45の他方の腕部に設け
られたピン45Aが該溝44Bによって案内されてい
る。又、上記回動腕45は任意の回動位置でその位置が
固定できるようになっている。
【0030】かくして、上記回動腕45の回動位置を変
更そして設定することにより、ガイドローラ41Aの位
置が図3にて二点鎖線で示す位置まで変更可能となる。
このガイドローラ41Aの位置の変更により、フイルム
Fの走行径路、すなわち該フイルムFの走行位置及び角
度が変えられる。又、ガイドローラ41A,41Bにお
けるフイルムFの接触角も変えられるようになる。この
ような、ガイドローラの位置変更を、さらに巻取部側の
案内体でも行なうようにすれば、上記の変更の幅はきわ
めて広くなる。
【0031】又、上記ピンチローラ22A,22Bに関
しては、シリンダ装置29の作動により、それらの接離
を自在に変更可能となる。
【0032】次に、マーカ70は、一例として直動を回
動に変換する機構を用いて簡単に具現化できる。図4に
示す例では、マーカ70のベース72に電磁ソレノイド
73が取りつけられており、該電磁ソレノイド73のロ
ッド73Aにバー部材74が設けられている。該バー部
材74は上面にカム突起74Aを有し、又、その直動を
安定して行なうためにベース72上のガイド部材75に
よって案内されている。
【0033】一方、上記ベース72には支持部材76が
設けられていて、該支持部材76にて腕状の回動部材7
7がピン78により回動自在に支持されている。該回動
部材77は一端側に回転自在なカムフォロワー79を有
しており、他端側で筆記具71を保持している。かかる
マーカ70によれば、所定時に電磁ソレノイド73が励
起されてロッド73Aが駆出され、そのカム突起74A
がカムフォロワー79を上方へ一瞬もち上げる。その結
果、その瞬間、回動部材77はピン78を中心として反
時計まわりに回動し、筆記具が降下してフイルムFに基
準位置マークを記すようになる。なお、電磁ソレノイド
73の励起が解除されたときには、上記ロッド73Aを
没入位置へ復帰させる付勢手段を設けておくことが好ま
しい。
【0034】本発明は、図示した用途には限定されな
い。図示のものは、一旦製品として完成した原反を検査
するための装置としての形態であるが、本発明装置は、
フイルムの製造装置の一部として組込むこともできる。
そうすることにより、フイルムを製造過程において検査
し、欠陥を発見したときには、すぐにも製造条件を変更
すべく対応することができる。
【0035】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フイル
ムを走行させながら欠陥とされる異物等の検査を行なう
に際し、フイルムの諸特性そして走行条件に合わせてフ
イルムの張力を最適に調整できるので、フイルムの皺の
発生を抑制できる。その結果、フイルムの欠陥の誤認が
激減し、検査の信頼性が向上すると共に検査作業の能率
も向上する。しかも、皺発生の防止のための張力制御は
簡単な機構で実現でき、取扱い容易で低コストな検査装
置を得る。又、本発明の検査装置をフイルムの製造設備
に組み入れるならば、欠陥があるときに不良フイルムの
製造を途中で停止し、あるいは条件を適正化して再運転
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態装置の概要構成図である。
【図2】図1装置の適用可能な画像処理のための周辺装
置を示す図である。
【図3】図1装置について適用可能な案内体についての
具体化された実施形態を示す正面図である。
【図4】図1装置について適用可能なマーカについての
具体化された実施形態を示す一部破断正面図である。
【符号の説明】
20 送出部 26 支持軸 27 張力制御装置(電磁クラッチ) 30 巻取部 36 支持軸 37 張力制御装置(電磁クラッチ) 40 案内体 41 ガイドローラ 41A ガイドローラ 41B ガイドローラ 42 ガイドローラ 42B ガイドローラ 50 検出部 61 画像処理装置 62 記録装置(コンピュータ) 64 記録装置(プリンタ) 70 マーカ 71 筆記具 73 直動駆動体(電磁ソレノイド) 74 変換機構(ロッド) 77 変換機構(回動部材)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムがロール状に巻回されて成る原
    反を回転自在に支持する送出部と、該原反から引き出さ
    れたフイルムを巻き取る巻取部と、上記送出部と巻取部
    との間で走行せるフイルムの欠陥を検出する検出部と、
    走行せるフイルムを上記検出部の前後で案内する案内体
    を備えるフイルムの欠陥検査装置において、走行せるフ
    イルムの張力を所定範囲内に維持する張力制御装置を有
    していることを特徴とするフイルムの欠陥検査装置。
  2. 【請求項2】 張力制御装置は送出部に設けられている
    こととする請求項1に記載のフイルムの欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 張力制御装置は設定トルクで作動する電
    磁クラッチであることとする請求項2に記載のフイルム
    の欠陥検査装置。
  4. 【請求項4】 張力制御装置は、フイルムとの接触状態
    を可変とする案内体であることとする請求項1に記載の
    フイルムの欠陥検査装置。
  5. 【請求項5】 案内体は複数のガイドローラであり、少
    なくとも一つのガイドローラがフイルムとの接触角が可
    変となっていることとする請求項4に記載のフイルムの
    欠陥検査装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも一つのガイドローラが他のロ
    ーラに対して位置が変更可能となっていることとする請
    求項5に記載のフイルムの欠陥検査装置。
  7. 【請求項7】 案内体は走行せるフイルムの被検出部を
    検査部に対し位置及び角度が変更可能となっていること
    とする請求項1、請求項5そして請求項6のうちの一つ
    に記載のフイルムの欠陥検査装置。
  8. 【請求項8】 請求項1にフイルムの欠陥検査装置と、
    走行中のフイルムへ所定時に基準位置マークを記すマー
    カとを備えることを特徴とするフイルムの欠陥検査装
    置。
  9. 【請求項9】 マーカは、所定時に直動する直動駆動体
    と、直動を回動に変換する機構を備え、該機構に設けら
    れた回動部材に筆記具が取りつけられており、上記所定
    時に筆記具がフイルムに接触して基準位置マークを記す
    ようになっていることとする請求項8に記載のフイルム
    の欠陥検査装置。
  10. 【請求項10】 フイルムがロール状に巻回されて成る
    原反を回転自在に支持する送出部と、該原反から引き出
    されたフイルムを巻き取る巻取部と、上記送出部と巻取
    部との間で走行せるフイルムの欠陥を検出する検出部
    と、走行せるフイルムを上記検出部の前後で案内する案
    内体を備えるフイルムの欠陥検査装置において、巻取部
    は、定速で回転し互に圧接して圧接部分でフイルムを引
    く対ローラと、該対ローラから引き出されたフイルムを
    巻回するボビンを支持する支持軸とを有し、該支持軸は
    ボビン上のロール状フイルムの外周の一部が対ローラの
    うちの一方のローラと圧接して回転力を受けることを特
    徴とするフイルムの欠陥検査装置。
  11. 【請求項11】 送出部と巻取部は正逆両方向の運転が
    可能となっていることとする請求項1又は請求項10に
    記載のフイルムの欠陥検査装置。
  12. 【請求項12】 検出部は画像処理装置及び記録装置に
    接続され、画像処理装置はシート状物欠陥部を可視像と
    して表示し、記録装置は該欠陥部の位置を記憶もしくは
    記録するようになっていることとする請求項1又は請求
    項10に記載のフイルムの欠陥検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113310988A (zh) * 2021-04-19 2021-08-27 上海汇扬智能科技有限公司 基于机器视觉的光学薄膜表面缺陷检测设备及检测方法

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