JPH11296168A - 演奏情報評価装置、演奏情報評価方法及び記録媒体 - Google Patents

演奏情報評価装置、演奏情報評価方法及び記録媒体

Info

Publication number
JPH11296168A
JPH11296168A JP10095722A JP9572298A JPH11296168A JP H11296168 A JPH11296168 A JP H11296168A JP 10095722 A JP10095722 A JP 10095722A JP 9572298 A JP9572298 A JP 9572298A JP H11296168 A JPH11296168 A JP H11296168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
performance
evaluation
evaluation value
key
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10095722A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3509545B2 (ja
Inventor
Atsushi Tougi
温 東儀
Hiroshi Munekawa
博 宗川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP09572298A priority Critical patent/JP3509545B2/ja
Publication of JPH11296168A publication Critical patent/JPH11296168A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3509545B2 publication Critical patent/JP3509545B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 練習楽曲のテンポに縛られることなく演奏者
の自由なテンポで演奏した場合でも、その演奏者の演奏
タイミングのずれを正確に測定し、それに基づいて演奏
技術を評価できるようにする。 【解決手段】演奏データ供給手段は練習曲に関する演奏
データを供給する。被演奏データ供給手段は、演奏者が
その練習曲を演奏したときの被演奏データを供給する。
抽出手段は演奏データに対応する或る音高の発音タイミ
ングデータが被演奏データのどの被発音タイミングデー
タに対応するのかを抽出する。評価値算出手段は、抽出
された被発音タイミングデータと発音タイミングデータ
の比を評価値とする。この評価値は、演奏データに対し
て被演奏データがどれだけずれて演奏されたかを示す相
対的な値なので、評価手段はこの評価値が他の値と異な
る場合には、その箇所で演奏者が躊躇したり、ミスした
と判定し、演奏者の行った演奏自体の評価を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽器の演奏技術
を評価する演奏情報評価装置及び方法に係り、特に練習
楽曲のテンポに縛られることなく演奏者が自由なテンポ
で演奏した場合の演奏技術を評価する演奏情報評価装置
及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、演奏者の演奏技術を評価するもの
として、演奏者の個々の押鍵によって発生した発音タイ
ミングを、練習曲データ内の発音タイミングの値と順次
比較し、それがどれだけ異なっているかを数値化するも
のがあった。すなわち、練習曲データはMIDIファイ
ルで構成されているので、各音符の発音タイミングすな
わち押鍵タイミングが明確であるから、これと演奏者が
実際に押鍵したタイミングとを比較検討することによっ
て、両者のずれ時間を計測することができ、このずれ時
間に基づいて演奏者の演奏技術を評価していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のようにして演奏
技術を評価する場合、各音高の押鍵に対応する発音タイ
ミングに関する値を用いて各音高の演奏タイミングをそ
れぞれ独立して評価しているので、演奏者は練習データ
に設定されているテンポで演奏するか、又は演奏者が任
意に変更設定したテンポで演奏を行う必要があった。す
なわち、一定のリズムを刻むメトロノームに従って演奏
を行う必要性があった。従って、演奏者の演奏テンポが
全体的にずれてしまったような場合、例えば練習データ
に設定されたテンポより遅いテンポで演奏者が演奏を行
ったような場合には、演奏技術の全体的な評価は低いも
のとなる。また、テンポを自分の技術よりも低めに設定
することによって演奏技術の評価値を向上させることは
できるが、それは評価値が向上しただけで、実際の演奏
技術に対応した評価値ではない。
【0004】さらに、演奏者はある1つの練習曲を練習
する場合、演奏技術的に簡単な部分は滑らかに所定のテ
ンポで演奏することができ、演奏技術的に難解なところ
は演奏のスピードが極端に落ちるものである。従って、
演奏技術の評価を行う際のテンポをどのような値に設定
するかによって、演奏技術の評価がバラバラとなり、演
奏技術の評価としては適切でなく、正確な演奏技術の評
価が行えないという問題があった。すなわち、簡単な演
奏に合わせてテンポの値を早いものにすると、難解な場
所での演奏技術の評価が極端に低くなり、逆に難解な演
奏に合わせてテンポの値を遅いものにすると、簡単な場
所での演奏技術の評価が高くなり過ぎるという、相反し
たものとなる。また、演奏者は予め設定されたテンポに
縛られる形でしか演奏できないということなり、初心者
などのように簡単な箇所や難解な箇所で演奏テンポが一
定しないようなものにとっては演奏技術の評価を得るこ
と自体が困難であり、却って演奏練習効果を薄れさせる
という問題があった。
【0005】この発明は、練習楽曲のテンポに縛られる
ことなく演奏者の自由なテンポで演奏した場合でも、そ
の演奏者の演奏タイミングのずれを正確に測定し、それ
に基づいて演奏技術を評価することのできる演奏情報評
価装置及び方法を提供することを目的とする。 $
【課題を解決するための手段】出願時の請求項1に記載
された本発明に係る演奏情報評価装置は、基準となる演
奏データを供給する演奏データ供給手段と、評価の対象
となる被演奏データを供給する被演奏データ供給手段
と、前記演奏データの中の各音高の発音タイミングデー
タに対応する被発音タイミングデータを被演奏データの
中から抽出する抽出手段と、或る音高の発音タイミング
データと、それに対応する被発音タイミングデータとの
比を算出し、それを評価値とする評価値算出手段と、前
記演奏データに対する前記被演奏データの演奏評価を前
記評価値に基づいて行う評価手段とを具備するものであ
る。演奏データは演奏者の練習しようとする練習曲に関
するデータであり、被演奏データは演奏者がその練習曲
を演奏したときのデータである。この演奏情報評価装置
は演奏データと被演奏データとを比較検討することによ
って、演奏者がどの程度忠実に演奏することができたの
か、その評価を行う。このとき、演奏者は演奏データ通
りに正確に押鍵するとは限らないし、誤押鍵や押鍵遅れ
などがあったりするので、抽出手段で演奏データに対応
する或る音高の発音タイミングデータが被演奏データの
どの被発音タイミングデータに対応するのかを抽出す
る。評価値算出手段は、抽出された被発音タイミングデ
ータと発音タイミングデータの比を評価値とする。この
評価値は、演奏データに対して被演奏データがどれだけ
ずれて演奏されたかを示す相対的な値なので、演奏者が
基準となるテンポよりも全体的に遅く演奏した場合で
も、ほぼ一定のテンポで演奏すれば、同じような値とな
り、演奏者は全体的に安定した演奏をしたことを示す。
しかし、この評価値が他の値と異なる場合には、その箇
所で演奏者が躊躇したり、ミスしたと判定でき、演奏者
の演奏技術におけるウィークポイントを検出することが
できる。出願時の請求項2に記載された本発明に係る演
奏情報評価装置は、前記請求項1に記載の演奏情報評価
装置の一実施態様として、前記評価手段を、前記評価値
全体の平均値に基づいて前記評価値の評価を行うように
したものである。評価値の全体の平均値は演奏者の演奏
した際の平均的なテンポを示すので、この平均値に基づ
いて評価値の評価を行うことによって、演奏者の平均的
な演奏テンポからずれた押鍵などを容易に検出すること
ができる。出願時の請求項3に記載された本発明に係る
演奏情報評価装置は、前記請求項1に記載の演奏情報評
価装置の一実施態様として、前記評価手段を、前記評価
値の前後する2つの値を比較することによって前記評価
値の評価を行うようにしたものである。前の評価値に比
べて後の評価値が突然増加した場合は、その箇所でミス
押鍵が多発したり、押鍵が著しく遅れたりしたことを意
味するので、この値に基づいて評価値の評価を行うこと
によって、現状の演奏テンポから著しくずれた押鍵を容
易に検出することができる。出願時の請求項4に記載さ
れた本発明に係る演奏情報評価方法は、基準となる演奏
データと評価の対象となる被演奏データとの供給に従っ
て、前記演奏データの中の各音高の発音タイミングデー
タに対応する被発音タイミングデータを被演奏データの
中から抽出するステップと、或る音高の発音タイミング
データと、それに対応する被発音タイミングデータとの
比を算出し、それを評価値とするステップと、前記演奏
データに対する前記被演奏データの演奏評価を前記評価
値に基づいて行うステップとを実施するものである。こ
の発明は、出願時の請求項1に記載の発明に対応した演
奏情報評価方法の発明である。出願時の請求項5に記載
された本発明に係る記録媒体は、機械によって読み取り
可能な記録媒体であって、コンピュータによって実行さ
れる演奏情報評価を制御するためのプログラムについて
の命令群をその記憶内容として有しており、前記演奏情
報評価を制御するプログラムは、基準となる演奏データ
と評価の対象となる被演奏データとを供給するステップ
と、前記演奏データの中の各音高の発音タイミングデー
タに対応する被発音タイミングデータを被演奏データの
中から抽出するステップと、或る音高の発音タイミング
データと、それに対応する被発音タイミングデータとの
比を算出し、それを評価値とするステップと、前記演奏
データに対する前記被演奏データの演奏評価を前記評価
値に基づいて行うステップとを含んでいるものである。
この発明は、出願時の請求項4に記載の演奏情報評価方
法の発明に関するプログラムを記憶した記録媒体に関す
る発明である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してこの発
明の実施の形態を詳細に説明する。図2はこの発明に係
る演奏情報評価装置及び自動演奏装置を内蔵した電子楽
器の実施の形態を示すハード構成ブロック図である。こ
の実施の形態では1つのCPU21によって演奏情報評
価に関する処理等を行う電子楽器を例に説明する。CP
U21はこの電子楽器全体の動作を制御するものであ
る。このCPU21に対して、データ及びアドレスバス
2Pを介してプログラムメモリ22、ワーキングメモリ
23、マウス検出回路25、押鍵検出回路2D、スイッ
チ検出回路2F、表示回路2H、音源回路2J、効果回
路2K、外部記憶装置24、MIDIインターフェイス
2A、通信インターフェイス27及びタイマ2Nが接続
されている。
【0007】CPU21はプログラムメモリ22及びワ
ーキングメモリ23内の各種プログラムや各種データ、
及び外部記憶装置24から取り込まれた楽音制御情報
(MIDIデータ)に基づいて全体の動作を制御する。
この実施の形態では、外部記憶装置24としては、フロ
ッピーディスクドライブ、ハードディスクドライブ、C
D−ROMドライブ、光磁気ディスク(MO)ドライ
ブ、ZIPドライブ、PDドライブ、DVDなどを用い
てもよい。また、MIDIインターフェイス2Aを介し
て他のMIDI機器2BなどからMIDIデータなどを
取り込んでもよい。CPU21は、このような外部記憶
装置24から取り込まれたMIDIデータや鍵盤2Cの
押鍵操作に基づいて生成したMIDIデータを音源回路
2Jに供給する。なお、外部に接続された音源回路を用
いて発音処理を行うようにしてもよい。
【0008】プログラムメモリ22はCPU21のシス
テム関連のプログラム、複数の練習曲データ、各種のパ
ラメータやデータなどを記憶しているものであり、リー
ドオンリメモリ(ROM)で構成されている。ワーキン
グメモリ23はCPU21がプログラムを実行する際に
発生する各種のデータを一時的に記憶するものであり、
ランダムアクセスメモリ(RAM)の所定のアドレス領
域がそれぞれ割り当てられ、レジスタやフラグ等として
利用される。また、前記ROM22に動作プログラム、
各種データなどを記憶させる代わりに、CD−ROMド
ライブ等の外部記憶装置24に各種データ及び任意の動
作プログラムを記憶していてもよい。外部記憶装置24
に記憶されている動作プログラムや各種データは、RA
M23等に転送記憶させることができる。これにより、
動作プログラムの新規のインストールやバージョンアッ
プを容易に行うことができる。
【0009】なお、通信インターフェイス27を介して
LAN(ローカルエリアネットワーク)やインターネッ
ト、電話回線などの種々の通信ネットワーク28上に接
続可能とし、他のサーバコンピュータ29との間でデー
タのやりとりを行うようにしてもよい。これにより、サ
ーバコンピュータ29から動作プログラムや各種データ
をダウンロードすることもできる。この場合、クライア
ントとなる楽音生成装置である自動演奏装置から、通信
インターフェイス27及び通信ネットワーク28を介し
てサーバコンピュータ29に動作プログラムや各種デー
タのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サー
バコンピュータ29は、このコマンドに応じて、所定の
動作プログラムやデータを、通信ネットワーク28を介
して他の自動演奏装置に送信する。自動演奏装置では、
通信インターフェイス27を介してこれらの動作プログ
ラムやデータを受信して、RAM23等にこれらのプロ
グラムやデータを蓄積する。これによって、動作プログ
ラム及び各種データのダウンロードが完了する。
【0010】なお、本発明は、本発明に対応する動作プ
ログラムや各種データをインストールした市販のパーソ
ナルコンピュータ等によって、実施させるようにしても
よい。その場合には、本発明に対応する動作プログラム
や各種データを、CD−ROMやフロッピーディスク等
の、パーソナルコンピュータが読み込むことができる記
憶媒体に記憶させた状態で、ユーザーに提供してもよ
い。また、そのパーソナルコンピュータ等が、LAN、
インターネット、電話回線等の通信ネットワークに接続
されている場合には、通信ネットワークを介して、動作
プログラムや各種データ等をパーソナルコンピュータ等
に提供してもよい。
【0011】マウス26はパソコン等に用いられるポイ
ンティングデバイスであり、マウス26からの入力信号
をマウス検出回路25によって位置情報に変換して、デ
ータ及びアドレスバス2Pに供給する。鍵盤2Cは発音
すべき楽音の音高を選択するための複数の鍵を備えてお
り、各鍵に対応したキースイッチを有しており、また必
要に応じて押圧力検出装置等のタッチ検出手段を有して
いる。鍵盤2Cは音楽演奏のための基本的な操作子であ
り、これ以外の演奏操作子でもよいことはいうまでもな
い。押鍵検出回路2Dは発生すべき楽音の音高を指定す
る鍵盤2Cのそれぞれの鍵に対応して設けられたキース
イッチ回路を含むものである。この押鍵検出回路2Dは
鍵盤2Cの離鍵状態から押鍵状態への変化を検出してキ
ーオンイベントを出力し、押鍵状態から離鍵状態への変
化を検出してキーオフイベントを出力すると共にそれぞ
れのキーオンイベント及びキーオフイベントに関する鍵
の音高を示すノートナンバを出力する。押鍵検出回路2
Dはこの他にも鍵押し下げ時の押鍵操作速度や押圧力等
を判別してベロシティデータやアフタタッチデータを出
力する。
【0012】スイッチ検出回路2Fはパネルスイッチ2
E上の各スイッチ群に対応して設けられており、これら
の各スイッチ群の操作状況に応じたスイッチオンイベン
トを出力する。パネルスイッチ2E上のスイッチ群とし
ては、例えば練習曲を選択するための曲選択スイッチ、
演奏の開始を支持するスタートスイッチ、次の練習パー
トに進行させるためのNEXTスイッチ、前の練習パー
トに戻るためのBACKスイッチなどが設けられてい
る。この他にも発生すべき楽音の音色、音量、音高、効
果等を選択、設定、制御するための各種の操作子を有し
ている。これ以外のスイッチも多数存在するがここでは
省略する。なお、これらのハード的なスイッチの他に
は、ディスプレに各種のスイッチを表示し、それをマウ
ス26でソフト的に選択できるようにしてもよい。表示
回路2Hはディスプレイ2Gの表示内容を制御するもの
であり、疑似的な鍵盤やその押鍵の様子が表示される。
ディスプレイ2Gは液晶表示パネル(LCD)等から構
成され、表示回路2Hによってその表示動作を制御され
る。
【0013】音源回路2Jは、複数チャンネルで楽音信
号の同時発生が可能であり、アドレスバス2Pを経由し
て与えられた演奏情報(MIDI規格に準拠したデー
タ)を入力し、この情報に基づき楽音信号を発生する。
音源回路2Jにおいて複数チャンネルで楽音信号を同時
に発音させる構成としては、1つの回路を時分割で使用
することによって複数の発音チャンネルを形成するよう
なものや、1つの発音チャンネルが1つの回路で構成さ
れるような形式のものであってもよい。また、音源回路
2Jにおける楽音信号発生方式はいかなるものを用いて
もよい。
【0014】効果回路2Kは音源回路2Jからの楽音信
号に種々の効果を付与し、効果の付与された楽音信号を
サウンドシステム2Lに出力する。効果回路2Kによっ
て効果の付与された楽音信号は、アンプ及びスピーカか
らなるサウンドシステム2Lを介して発音される。タイ
マ2Nは時間間隔を計数したり、自動伴奏のテンポを設
定したりするためのテンポクロックパルスを発生するも
のである。このテンポクロックパルスの周波数はスイッ
チ群の中のテンポスイッチ(図示していない)によって
調整される。タイマからのテンポクロックパルスはCP
U21に対してインタラプト命令として与えられ、CP
U21はインタラプト処理により自動演奏時における各
種の処理を実行する。
【0015】図3は練習曲データ及び演奏データの構成
例を示す図であり、図3(A)は練習曲データの構成例
を、図3(B)は演奏者が実際に演奏して作成した演奏
データ、すなわち演奏評価の対象となる被演奏データの
構成例を示す図である。1つの練習曲データは、初期設
定データと楽曲データとから構成される。初期設定デー
タは音色、テンポ、音量及び効果設定データに関する種
々のデータからなる。初期設定データにはこれ以外にも
種々の情報が記憶されているがここでは省略する。楽曲
データは、タイミングデータとキーオンデータと音高デ
ータとベロシティデータとの組み合わせからなる発音用
データと、タイミングデータとキーオフデータと音高デ
ータとの組み合わせからなる消音用データとから構成さ
れる。これらの発音用データ及び消音用データが演奏さ
れる楽曲に従ってシーケンシャルに記憶され、楽曲デー
タを構成している。被演奏データは、ベロシティデータ
が存在しないだけで、他は楽曲データと同じである。
【0016】タイミングデータはイベントとイベントと
の間の時間を示すデータである。キーオンデータはキー
オンイベントを示すデータである。キーオフデータはキ
ーオフイベントを示すデータである。音高データはキー
オン又はキーオフされた音高に関するデータである。ベ
ロシティデータは発音すべき音の音量に関するデータで
ある。なお、楽曲データの中にはこの他にもピッチベン
ド、ボリューム制御などに関するイベントデータも存在
するがここでは省略してある。
【0017】次に、CPU21によって実行される演奏
情報評価装置の処理の一例である第1の実施例を図1の
演奏評価値の具体例、図4の練習曲データ及び演奏デー
タの概念図、並びに図5から図9までのフローチャート
に基づいて説明する。図5はこの演奏情報評価装置のメ
インフローの一例を示す図である。ステップ51で初期
設定処理が行われる。この初期設定処理では、練習曲の
選択動作、選択された練習曲に対応する楽譜の全体又は
一部の表示動作などが行われる。次のステップ52では
練習開始ボタンが操作され、練習の開始が指示されたか
どうかを判定する。ステップ53〜ステップ56は、ス
テップ52の練習開始指示に伴う初期設定処理であり、
押離鍵発生タイミングバッファTIMEを『0』にセッ
トし、割り込み処理を許可するために走行フラグRUN
に『1』を設定し、前記表示部に表示された楽譜上にお
いて現在押鍵すべき音を示す指示音高(音符)として、
表示されている練習曲楽譜の先頭音符の色を他の音符の
色と異なるものに設定し、演奏及び評価データの記録領
域を確保するなどの処理を行う。押離鍵発生タイミング
バッファTIMEは演奏者が押鍵操作又は離鍵操作した
時の各操作の時間間隔を計測するためのバッファであ
る。また、本実施例では、演奏者の演奏に合わせて表示
部上の押鍵すべき音符の色が順次変更されていく。な
お、この他にも各フラグ及びバッファの初期設定処理を
行ったりするが、省略してある。ステップ57は、走行
フラグRUNが『0』になるまで繰り返される処理であ
る。ここで、走行フラグRUNは現在割り込み処理の実
施を許可するか否かを示すフラグであり、『1』の場合
は練習曲データに基づく演奏練習の許可を、『0』の場
合は演奏練習の許否を示す。従って、演奏情報評価装置
は、このステップ57で走行フラグRUNが0になるま
で、すなわち割り込みが許否されるまで、後述する図6
の割込み処理を所定の割込タイミングで実行し、演奏者
の演奏データを順次所定の記憶領域に記憶する。
【0018】図6は、本実施例の演奏情報評価装置が行
う割込み処理の一例を示す図である。この割込み処理
は、クロックタイミングに相当する時間毎に演奏者の押
鍵操作及び離鍵操作に対応した発音、消音及び判定処理
を実施するものである。この実施の形態では、4分音符
長を8クロック分とするので、4分の4拍子の場合は1
小節分は32クロックに相当する。この自動演奏割込処
理では、まず、ステップ61で走行フラグRUNが
『1』か否かを判定し、『1』の場合に全ての処理を行
い、それ以外は処理を行わないようになっている。ステ
ップ62で鍵操作有りと判定された場合には、それがキ
ーオン(押鍵)操作なのか離鍵(キーオフ)操作なのか
の判定をステップ63で行う。キーオン操作の場合はス
テップ64〜ステップ69の処理を行い、離鍵操作の場
合はステップ6A〜ステップ6Fの処理を実行する。
【0019】ステップ63でキーオン操作有りと判定さ
れた場合、ステップ64でそのキーオンの発音処理を行
い、ステップ65の判定で操作キーの音高が現在の指示
音高と一致している場合には表示部の現在指示音高の色
などを変更し、一致していない場合はなにもしない。そ
して、ステップ67及びステップ68では、押離鍵発生
タイミングバッファTIMEの値、並びにキーオンイベ
ントデータ及び音高データをそれぞれ演奏データの所定
位置に書き込む。そして、ステップ69で次のキーオン
/オフの操作に備えて押離鍵発生タイミングバッファT
IMEをリセットし、ステップ6Gで押離鍵発生タイミ
ングバッファTIMEの値を1だけインクリメントして
割込み処理を終了する。なお、押鍵すべき指示音が和音
である場合には、その和音の構成音の全てが押鍵された
時点で、操作キーの音高と指示音が一致したと見なす。
この場合、和音構成音の各音の押鍵順序は特定されない
ものとする。
【0020】一方、ステップ63でキーオフ操作である
と判定された場合、ステップ6Aで離鍵に該当する音が
発音中であれば当該音の消音処理を行う。そして、ステ
ップ6Bで、キーオフ操作された鍵に対応する音高が練
習曲データの最終音に相当するものかどうかを判定し、
最終音に相当する場合には割込み処理を停止するために
走行フラグRUNを『0』にする。最終音でない場合
は、ステップ6Cの処理をスキップしてステップ6D〜
ステップ6Gの処理により、押離鍵発生タイミングバッ
ファTIMEの値、並びにキーオフイベントデータ及び
音高をそれぞれ演奏データの所定位置に書き込み、消音
用データに関する演奏データを作成し、押離鍵発生タイ
ミングバッファTIMEの値をリセットし、押離鍵発生
タイミングバッファTIMEの値を1だけインクリメン
トして割込み処理を終了する。
【0021】図4は、演奏者によって選択された練習曲
データの一部、並びに演奏者がこの練習曲データを演奏
した際の演奏データの一部を概念的に示すものであり、
図4(A)が練習曲データを、図4(B)が演奏データ
を示す。図4(A)における黒丸は発音タイミングを示
し、図4(B)における黒丸は正解音の押鍵タイミン
グ、黒三角は誤押鍵を示し、アルファベットが音高(キ
ーナンバ)を示す。以下、演奏者が図4(A)のような
練習曲データをお手本にして図4(B)のように演奏し
た場合について説明する。なお、図4ではキーオフイベ
ントについては省略してある。
【0022】図4(A)に示される練習曲データによれ
ば、キーナンバAとキーナンバB、キーナンバBとキー
ナンバC、キーナンバCとキーナンバDの演奏間隔は共
に16クロック相当であり、キーナンバDとキーナンバ
E、キーナンバEとキーナンバFの演奏間隔は共に8ク
ロック相当である。このような練習曲データの下で、図
4(B)のような演奏操作が演奏者によって行われたと
する。まず、演奏者はキーナンバAの鍵を練習開始時点
から2クロック分遅れて押鍵する。その後キーナンバB
〜Fの鍵が順番に押鍵される。なお、キーナンバBの押
鍵後22クロック相当経過時点で誤押鍵xが発生し、さ
らにその4クロック相当経過時点で誤押鍵yが発生し、
キーナンバFの押鍵の前2クロック相当の箇所で誤押鍵
zが発生している。以上のような演奏操作の間に、図6
の割込み処理によって図4(B)に対応した演奏データ
が順次記憶されることになる。
【0023】図5のメインフローの説明に戻り、演奏デ
ータの記憶が終了するとステップ57でYESと判断さ
れて動作がステップ58へ移行する。ステップ58は、
記憶された演奏データを練習曲データの内容に従って評
価する処理であり、その詳細は図7に示されている。な
お、ステップ58の処理によって、図4(B)の演奏デ
ータがどのように評価されるのか、図1の評価値の具体
例に基づいて説明する。図1は後述する評価処理によっ
て図4(B)の演奏データがどのような評価値となり、
それがどのように判定されるかを具体的数値で示したも
のである。この実施の形態では、評価値は練習曲データ
の各音高のキーオンタイミングについて作成され、キー
オフについては評価しないものとする。まず、ステップ
71では、演奏データの中で練習曲データの先頭音高と
同一の音高が発生するまで、その演奏データのタイミン
グ値(クロック数)の合計値をその先頭音高に対する評
価値として記憶する。このステップ71では、先頭音の
発音タイミングに関して、それに続く他の音高とは別の
評価を行っている。例えば、このステップによって計測
された発生タイミングの値によって先頭音高に対応する
押鍵が所定クロック数以内になされていない場合には、
演奏者は演奏の開始タイミングがつかめてないものと考
えられ、その演奏の開始タイミングに関する特別の練習
を行わせるようにすればよい。従って、図4(B)のキ
ーナンバAの押鍵についてはその先頭タイミング値であ
る2クロックの値『2』が図1の評価値として格納され
る。
【0024】ステップ72〜ステップ74は、図3
(A)のような練習曲データ及び図3(B)のような演
奏データからそれぞれ第2音目に相当するキーオン/オ
フのタイミング値や音高をそれぞれの対応するバッファ
に格納する。練習曲データタイミングバッファTIME
1は、練習曲データ内の前後して存在する音高に相当す
るキーオン間のクロック数を格納する。練習曲データ音
高バッファTONE1は現在評価対象とされている練習
曲データ内の音高を格納する。演奏データタイミングバ
ッファTIME2は、演奏データ内の前後して存在する
正解キーオン間のクロック数を格納する。演奏データ音
高バッファTONE2は演奏データ内の音高データを順
次読み出して格納する。
【0025】ステップ75では、練習曲データの音列に
対応する音高についてのみ評価値を得るために、練習曲
データ音高バッファTONE1と演奏データ音高バッフ
ァTONE2とが等しいかどうかを判定し、等しい場合
にのみ、ステップ76〜ステップ79の処理を行い、等
しくない場合にはステップ7Aの処理行い、演奏データ
内の続くキーオン/キーオフのタイミング値を演奏デー
タタイミングバッファTIME2に加算する。これによ
って、演奏データタイミングバッファTIME2には、
各正解音高が押鍵されるまでに費やされた正解音の発生
間隔時間が格納されることになるので、演奏者がどの音
高を押鍵する際に躊躇しているかが判断でき、演奏者の
演奏技術におけるウィークポイントを検出することが可
能となる。
【0026】そして、ステップ75でTONE1とTO
NE2が等しいと判定された時点で以下のステップ76
以後の処理を実施する。ステップ76では、演奏データ
タイミングバッファTIME2の値を練習曲データタイ
ミングバッファTIME1で除算した値をその発音タイ
ミングにおける評価値として結果フラグ『0』とともに
所定の記憶領域に順次記憶し、ステップ77でそれぞれ
のバッファTIME1,TIME2の内容をリッセトす
る。そして、練習曲データ内に次のキーオンが有るかど
うかの判定をステップ78で行い、キーオン有り(YE
S)の場合は次のステップ79に進み、そうでない(N
Oの)場合ステップ7Bの結果抽出処理に進む。練習曲
データ内に引き続きキーオンが存在する場合には、ステ
ップ79で練習曲データ内の次のキーオン/オフのタイ
ミング値と音高を練習曲データタイミングバッファTI
ME1、練習曲データ音高バッファTIME1にそれぞ
れ格納する。そして、ステップ7Aで、演奏データ内の
続くキーオン/オフのタイミング値を演奏データタイミ
ングバッファTIME2に加算し、ステップ74にリタ
ーンする。これによって、練習曲データの音列に対応す
る音高について演奏データ内の音高が順次検査され、そ
の評価値が順次計算される。以上の処理によって、図4
(B)の演奏データからは、図1に示されるような評価
値が得られ、各キーナンバに対応付けられて結果フラグ
『0』とともに格納される。(結果フラグの説明は後述
する。)
【0027】ステップ7Bでは、図8又は図9に示すよ
うな結果抽出処理が行われる。図8の結果抽出処理は、
図1に示されるような評価値の平均値を算出し、その平
均値よりも大きな値となっている評価値に対応する音高
をミス音(演奏押鍵時に躊躇が生じた場所)と判定する
ものである。平均値に所定の係数を乗じたもの用いても
よい。まず、最初のステップ81では、先頭音の評価値
を除く2番目の評価値位置を現在の読み出し位置として
セットする。これは、先頭音高以外の音高に対する発音
タイミングの評価を実施するためであり、第2音目に相
当する2番目に記憶されている評価値が本結果抽出の対
象となる。先頭音高の発音タイミングについては前述し
たようにこの結果抽出方法とは異なる方法で評価を行
う。ステップ82では、先頭音高に対応する評価値を除
くそれ以外の全評価値の平均値を算出する。この平均値
は、演奏者の演奏に係るテンポを推定した値に近いもの
となる。例えば、図1(A)に示すように評価値の平均
値が1.525の場合には、演奏者は全体的に練習曲を
標準のテンポの約3分の2に相当する遅さの遅いテンポ
で演奏操作したことを意味する。
【0028】以上のように評価値の平均値が求まった
ら、今度は、ステップ83で各評価値の値を順番に読み
出して、ステップ84で読み出された評価値と平均値と
を比較判定し、平均値よりも評価値が大きい場合にはス
テップ85でその結果フラグに『1』を設定し、ステッ
プ86で評価値の有無を判定しながら、ステップ83〜
ステップ85の一連の処理を全ての評価値に対して行
う。図1(A)の場合は、キーナンバCの評価値が2.
0で平均値1.525よりも大きいので、キーナンバC
の結果フラグは『1』となる。このように、各評価値の
結果フラグには『0』又は『1』が設定される。結果フ
ラグが『1』ということは、それぞれの音高に対応する
評価値が平均値よりも大きく、演奏者の平均演奏テンポ
より遅いテンポでその評価値に対応する音高が押鍵され
たとことを意味する。従って、この結果フラグが『1』
の箇所は、演奏者が自分のテンポで演奏した場合におい
て、演奏の進行上戸惑った箇所、躊躇した箇所、苦手な
箇所であるということを意味し、適切な評価を行うこと
ができるようになる。
【0029】図9の結果抽出処理は、前述のステップ7
1〜ステップ7Aの処理によって算出され、所定領域に
記憶されている図1に示されるような評価値の前後隣合
う2つの評価値を順次比較し、後側の評価値が前側の評
価値の所定倍以上の値となっている箇所に対応する音高
をミス音(演奏押鍵時に躊躇が生じた場所)として判定
するものである。まず、最初のステップ91では、図8
のステップ81と同様に、先頭音の評価値を除く2番目
の評価値位置を現在の読み出し位置としてセットする。
ステップ92では、評価値を一つ読み出し、すなわち2
番目の評価値を読み出し、それを前評価値バッファO−
VALにセットし、読み出し位置を1つ進める。そし
て、次のステップ93でも同様に評価値を一つ読み出
し、それを現評価値バッファN−VALにセットし、読
み出し位置を1つ進める。これによって、前評価値バッ
ファO−VALと現評価値バッファN−VALには前後
する2者の評価値が格納されるので、次のステップ94
で現評価値バッファN−VALの値が前評価値バッファ
O−VALの値の1.3倍よりも大きいか否かを判定す
る。すなわち、現在の評価値が直前の評価値の30パー
セントを越えてその値が増加している場合を躊躇音(演
奏上問題のあった音)として、その読み出された評価値
に対応する結果フラグに『1』を設定する。図1(B)
に示すような評価値の場合、キーナンバCの許容値は
1.95であるのに対して、実際のキーナンバCの評価
値は2.0なので、キーナンバCの結果フラグは『1』
となる。そして、次の処理に備えて現評価値バッファN
−VALの値を前評価値バッファO−VALにセットす
る。そして、ステップ97で評価値の有無を判定しなが
ら、ステップ93〜ステップ96の一連の処理を全ての
評価値に対して行う。これによって、各評価値の結果フ
ラグには『0』又は『1』が設定される。結果フラグが
『1』ということは、評価値の値が突然増加している箇
所であり、誤押鍵が多発した箇所、又は単に押鍵操作が
遅れた箇所であることを意味する。従って、この結果フ
ラグが『1』の箇所は、演奏者が演奏の進行上戸惑った
箇所、躊躇した箇所、苦手な箇所であるということを意
味し、適切な評価を行うことができるようになる。
【0030】そして、図5のメインフローへ再び戻り、
ステップ52〜ステップ58までの処理が終了したら、
ステップ59で練習曲データ(お手本演奏)を再生させ
る処理を実行したり、評価結果に基づいて特別練習を行
わせる処理を実行したり、その評価結果を表示画面に表
示させる処理を行う。ここで特別練習は、評価結果によ
り演奏者の苦手な(ミスした)区間を抽出し、繰り返し
練習させる。また、苦手区間に含まれる音高をすべて4
分音符長で順次並べた音列を表示して練習させる。これ
によれば、押鍵タイミングを単純化して指の運び方を訓
練することができる。また、苦手区間の楽譜を表示し、
ユーザーのタップ入力(所定領域の鍵盤、所定パッド、
所定スイッチの操作タイミング)に合わせて当該苦手区
間の自動演奏を再生させる。これによって、押鍵位置を
気にすることなく発音タイミング取得の訓練を行うこと
ができる。さらに、苦手区間の指運びに対応する指番号
を順次表示し、表示番号を該当するキーを順次押鍵させ
れば、ゲーム感覚で指使いの練習を行わせることにより
練習に飽きることを防ぐこともできる。また、評価結果
を表示画面に表示することによって、自分のミスした箇
所を認識させ、ミス箇所の練習を促すことができる。表
示されている楽譜上の押鍵ミス音を色等を変更して強調
表示させたり、演奏者の演奏に対応する楽譜を練習曲楽
譜と対応させる等の方法が考えられる。演奏者の演奏に
対応する、記録された演奏データ(及び練習曲データ)
を再生して、演奏者に自分の演奏を聞かせる(練習曲と
比較させる)ようにしてもよい。(その際にミス箇所
を、ベロシティを上げるなどして強調発音させることも
考えられる。)
【0031】なお、上述の実施の形態では音源回路、自
動演奏装置及び演奏情報評価装置を内蔵した電子楽器に
ついて説明したが、電子楽器と、パーソナルコンピュー
タを接続して、パーソナルコンピュータのディスプレイ
上に押鍵すべき楽譜を表示したり、図2のパネルスイッ
チをパーソナルコンピュータのキーボードで代用したり
してもよい。なお、上述の実施の形態では、1つの練習
曲データについて演奏情報評価を行う場合について説明
したが、これ限らず、伴奏データについても評価できる
ようにしてもよい。また、練習曲データの所望区間だけ
評価できるようにしてもよいし、伴奏データの中の所望
パート(例えば、和音演奏パート等)の演奏情報評価を
できるようにしてもよい。この際、例えば、ピアノ演奏
に関する旋律演奏と和音進行演奏なでの複数パートの演
奏情報評価を同時に行えるようにしてもよい。鍵盤楽器
に限らず、弦楽器タイプ、管楽器タイプ、打楽器タイプ
等の形態でもよい。音源装置、自動演奏装置などを内蔵
した電子楽器に限らず、それぞれが別体の装置であり、
MIDIや各種ネットワーク等の通信手段を用いて各装
置を接続するものであってもよい。
【0032】練習曲データや演奏データのフォーマット
は、演奏イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対
時間で表した『イベント+絶対時間』、音符の音高と符
長あるいは休符と休符長で演奏データを表した『音高
(休符)+符長』、又は演奏の最小分解能毎にメモリの
領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応する
メモリ領域に演奏イベントを記憶したいわゆる『ベタ方
式』等、いかなる形式で構成してもよいことはいうまで
もない。また、自動演奏データは,複数のチャンネルの
データが混在した形式であってもよいし、各チャンネル
のデータがトラック毎に分かれているような形式のもの
であってもよい。
【0033】上述の実施の形態では、演奏者の押鍵操作
の遅れ具合に関する判定のみ行っているが、これに加
え、演奏者の押鍵操作が早くなされた場合の判定を取り
入れるようにしてもよい。例えば、結果抽出処理におい
て、平均値より小さい評価値に対応する音高を早とちり
して押鍵したミス音として抽出するようにすればよい。
また、1つの発音タイミングにおいて1音のみが発生す
る練習曲データについて説明したが、本発明を和音のよ
うな1のタイミングに複数音が発生する練習データに適
応してもよい。この場合、例えば、和音構成音の発音タ
イミングはその和音構成音中の一番最初になされた押鍵
のタイミングを用いるようにし、その和音と続く音との
間の時間間隔として、和音構成音の最後に押鍵された音
に対応するタイミングから次の音が押鍵されたタイミン
グまでの値を用いる等の方法が考えられる。また、和音
構成音の全ての音が所定時間以内に押鍵されない場合に
は、その和音をミス音とし、その所定時間の最終タイミ
ングから次の音の押鍵時間までを次の音のタイミング値
とするような方法も考えられる。また、1トラック分の
練習曲データ(及び演奏データ)に対してのみでなく、
複数のトラックから構成される練習曲データ(及び演奏
データ)に上述の実施の形態を適用してもよいことはい
うまでもない。
【0034】上述の実施の形態では、ベロシティに関す
る情報を演奏データに記憶しない場合について説明した
が、ベロシティに関する情報も演奏データとして記憶し
ておき、ユーザの演奏に対する評価にこの情報を用いる
ようにしてもよい。また、実施の形態に記載した演奏デ
ータ内の消音用データを記録しないようにしてもよい。
【0035】上述の実施の形態では、誤押鍵に関する情
報を評価データとして記憶していないが、もちろん誤押
鍵に関する情報(例えば、2つの正解押鍵間に成された
誤押鍵数や各誤押鍵の音高等)を記憶し、演奏者の演奏
に対する評価にこの情報を用いるようにしてもよい。ま
た、評価値の求め方はこの実施の形態のようなものに限
らず、どのような算出方法でもよい。すなわち、練習曲
データと演奏データに対応する音高の発音タイミング値
を比較できる値が算出されればよい。また、各評価値と
共に、当該評価値に対応する音高が何であるかを示すデ
ータを記録するようにしてもよい。評価値におけるミス
音の判別には、この実施の形態のようにフラグをたてる
もの以外の方法であってもよい。例えば、どの程度の遅
れが生じているかの程度も含めた情報を各評価値毎に記
録するようにしてもよい。
【0036】上述の実施の形態では、演奏者の演奏を一
度記録したのちに、評価処理を行う場合について説明し
たが、演奏者の演奏と同時にリアルタイムで評価処理を
順次実施してもよい。このような方法の場合、結果抽出
には、図9の結果抽出処理のような方法を用いればよ
く、ミス音として判定される音が所定数以上になった
り、正解押鍵が所定時間以内になされてない場合等に演
奏を中断するような評価方法を導入してもよい。
【0037】上述の実施の形態では、演奏者によって押
鍵された全ての音についての発音処理を行う場合につい
て説明したが、練習曲データの音高に対応する押鍵がな
された場合のみ発音処理を実施するようにしてもよい。
【0038】上述の実施の形態では、2つのキーオン間
の時間間隔を用いてキーオンタイミングに関する評価を
行っているが、キーオフタイミングに関する評価(キー
オフタイミングが遅れている或いは早すぎる等の評価)
をも含めて実施するようにしてもよい。
【0039】図8の結果抽出処理では、全評価値の平均
値を基準としてミス音を推定しているが、これに限ら
ず、例えば、評価の基準とする評価値として、評価値デ
ータのなかでももっとも多く含まれている値や、明らか
に評価値が大きい値と小さい値を除外した上で算出した
平均値などを利用してもよい。
【0040】図9の結果抽出処理では、前後する2つの
評価値からミス音を判定するための所定値は一定として
いるが、この判定のための所定値を自由に設定できるよ
うにしてもよい。この設定により、ミス音の判定を厳し
くしたり或いはやさしくしたりすることが可能となり、
演奏者は自分の演奏技術レベルにあった判定レベルを設
定することができるようになる。
【0041】
【発明の効果】この発明によれば、練習楽曲のテンポに
縛られることなく演奏者の自由なテンポで演奏した場合
でも、その演奏者の演奏タイミングのずれを正確に測定
し、それに基づいて演奏技術を評価することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の演奏情報評価装置によって求められ
た評価値の具体例を示す図である。
【図2】 この発明に係る演奏情報評価装置及び自動演
奏装置を内蔵した電子楽器の実施の形態を示すハード構
成ブロック図である。
【図3】 練習曲データ及び演奏データの構成例を示す
図である。
【図4】 演奏者によって選択された練習曲データの一
部、並びに演奏者がこの練習曲データを演奏した際の演
奏データの一部を概念的に示す図である。
【図5】 この発明に係る演奏情報評価装置のメインフ
ローの一例を示す図である。
【図6】 本実施例の演奏情報評価装置が行う割込み処
理の一例を示す図である。
【図7】 図5の評価処理の詳細を示す図である。
【図8】 図7の結果抽出処理の一例を示す図である。
【図9】 図7の結果抽出処理の別の一例を示す図であ
る。
【符号の説明】
21…CPU、22…ROM、23…RAM、24…外
部記憶装置、25…マウス検出回路、26…マウス、2
7…通信インターフェイス、28…通信ネットワーク、
29…サーバコンピュータ、2A…MIDIインターフ
ェイス、2B…他のMIDI機器、2C…鍵盤、2D…
押鍵検出回路、2E…パネルスイッチ、2F…スイッチ
検出回路、2G…ディスプレイ、2H…表示回路、2J
…音源回路、2K…効果回路、2L…サウンドシステ
ム、2P…アドレス及びデータバス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となる演奏データを供給する演奏デ
    ータ供給手段と、 評価の対象となる被演奏データを供給する被演奏データ
    供給手段と、 前記演奏データの中の各音高の発音タイミングデータに
    対応する被発音タイミングデータを被演奏データの中か
    ら抽出する抽出手段と、 或る音高の発音タイミングデータと、それに対応する被
    発音タイミングデータとの比を算出し、それを評価値と
    する評価値算出手段と、 前記演奏データに対する前記被演奏データの演奏評価を
    前記評価値に基づいて行う評価手段とを具備することを
    特徴とする演奏情報評価装置。
  2. 【請求項2】 前記評価手段は、前記評価値全体の平均
    値に基づいて前記評価値の評価を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の演奏情報評価装置。
  3. 【請求項3】 前記評価手段は、前記評価値の前後する
    2つの値を比較することによって前記評価値の評価を行
    うことを特徴とする請求項1に記載の演奏情報評価装
    置。
  4. 【請求項4】 基準となる演奏データと評価の対象とな
    る被演奏データとの供給に従って、 前記演奏データの中の各音高の発音タイミングデータに
    対応する被発音タイミングデータを被演奏データの中か
    ら抽出するステップと、 或る音高の発音タイミングデータと、それに対応する被
    発音タイミングデータとの比を算出し、それを評価値と
    するステップと、 前記演奏データに対する前記被演奏データの演奏評価を
    前記評価値に基づいて行うステップとを実施することを
    特徴とする演奏情報評価方法。
  5. 【請求項5】 機械によって読み取り可能な記録媒体で
    あって、コンピュータによって実行される演奏情報評価
    を制御するためのプログラムについての命令群をその記
    憶内容として有しており、前記演奏情報評価を制御する
    プログラムは、 基準となる演奏データと評価の対象となる被演奏データ
    とを供給するステップと、 前記演奏データの中の各音高の発音タイミングデータに
    対応する被発音タイミングデータを被演奏データの中か
    ら抽出するステップと、 或る音高の発音タイミングデータと、それに対応する被
    発音タイミングデータとの比を算出し、それを評価値と
    するステップと、 前記演奏データに対する前記被演奏データの演奏評価を
    前記評価値に基づいて行うステップとを含んでいること
    を特徴とする記録媒体。
JP09572298A 1998-04-08 1998-04-08 演奏情報評価装置、演奏情報評価方法及び記録媒体 Expired - Fee Related JP3509545B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09572298A JP3509545B2 (ja) 1998-04-08 1998-04-08 演奏情報評価装置、演奏情報評価方法及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09572298A JP3509545B2 (ja) 1998-04-08 1998-04-08 演奏情報評価装置、演奏情報評価方法及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11296168A true JPH11296168A (ja) 1999-10-29
JP3509545B2 JP3509545B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=14145374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09572298A Expired - Fee Related JP3509545B2 (ja) 1998-04-08 1998-04-08 演奏情報評価装置、演奏情報評価方法及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3509545B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337675A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Yamaha Corp 演奏支援装置および演奏支援方法
JP2003162282A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Yamaha Corp 演奏情報生成方法、演奏情報生成装置およびプログラム
JP2004101576A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 演奏独習装置
JP2004252158A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Casio Comput Co Ltd 演奏支援装置および演奏支援処理のプログラム
JP2007156308A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Casio Comput Co Ltd コード教習装置およびコード教習プログラム
JP2007236765A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Nintendo Co Ltd 演奏装置および演奏制御プログラム
JP2007271677A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 練習機能付き電子楽器
JP2007286087A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 練習機能付き電子楽器
JP2008132088A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Taito Corp リズムゲーム装置
US7525035B2 (en) 2002-09-04 2009-04-28 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Musical performance self-training apparatus
WO2014189137A1 (ja) * 2013-05-23 2014-11-27 ヤマハ株式会社 演奏解析方法及び演奏解析装置
CN109545172A (zh) * 2018-12-11 2019-03-29 河南师范大学 一种分离式音符生成方法及装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4940636B2 (ja) * 2005-11-16 2012-05-30 カシオ計算機株式会社 演奏練習装置および演奏練習処理のプログラム

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001337675A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Yamaha Corp 演奏支援装置および演奏支援方法
JP2003162282A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Yamaha Corp 演奏情報生成方法、演奏情報生成装置およびプログラム
US7525035B2 (en) 2002-09-04 2009-04-28 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Musical performance self-training apparatus
JP2004101576A (ja) * 2002-09-04 2004-04-02 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 演奏独習装置
US7663044B2 (en) 2002-09-04 2010-02-16 Kabushiki Kaisha Kawai Gakki Seisakusho Musical performance self-training apparatus
JP2004252158A (ja) * 2003-02-20 2004-09-09 Casio Comput Co Ltd 演奏支援装置および演奏支援処理のプログラム
JP2007156308A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Casio Comput Co Ltd コード教習装置およびコード教習プログラム
JP2007236765A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Nintendo Co Ltd 演奏装置および演奏制御プログラム
JP2007271677A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 練習機能付き電子楽器
JP2007286087A (ja) * 2006-04-12 2007-11-01 Kawai Musical Instr Mfg Co Ltd 練習機能付き電子楽器
JP2008132088A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Taito Corp リズムゲーム装置
WO2014189137A1 (ja) * 2013-05-23 2014-11-27 ヤマハ株式会社 演奏解析方法及び演奏解析装置
CN109545172A (zh) * 2018-12-11 2019-03-29 河南师范大学 一种分离式音符生成方法及装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3509545B2 (ja) 2004-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3719124B2 (ja) 演奏指示装置及び方法並びに記憶媒体
JP4111004B2 (ja) 演奏練習装置および演奏練習プログラム
JP3303713B2 (ja) 自動演奏装置
JPH08305356A (ja) 音楽的アミューズメントシステム
JP3509545B2 (ja) 演奏情報評価装置、演奏情報評価方法及び記録媒体
JP2002091290A (ja) 演奏表示装置および演奏表示方法
JP4085810B2 (ja) 音楽ゲーム装置、電子音楽装置、及びプログラム
JP3915807B2 (ja) 奏法自動判定装置及びプログラム
JP3489503B2 (ja) 音信号分析装置、音信号分析方法及び記憶媒体
JP3577561B2 (ja) 演奏分析装置及び演奏分析方法
JP3551014B2 (ja) 演奏練習装置、演奏練習方法及び記録媒体
JP3815249B2 (ja) 楽譜表示装置及び楽譜表示プログラム
JP4808868B2 (ja) 自動演奏装置
JP2007163575A (ja) 電子楽器及び演奏レベル表示方法
JP4069892B2 (ja) 音楽的アミューズメントシステム
JP7331887B2 (ja) プログラム、方法、情報処理装置、および画像表示システム
JP4853054B2 (ja) 演奏データ編集装置及びプログラム
JP2021026141A (ja) コード検出装置及びコード検出プログラム
JP2020003721A (ja) 楽器演奏練習装置及び楽器演奏練習用プログラム
JP4140108B2 (ja) 音楽的アミューズメントシステムおよびその制御装置、その制御方法およびその制御プログラムを記録した記録媒体
JP3672179B2 (ja) 音楽的アミューズメントシステム
JP3827274B2 (ja) 音楽的アミューズメントシステム
JP4743615B2 (ja) 練習機能付き電子楽器
JP3624773B2 (ja) 読譜練習装置、読譜練習方法及び同方法を実現するためのプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2004045695A (ja) 演奏データ処理装置および演奏データ処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20031222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080109

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090109

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100109

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110109

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees