JPH11296490A - マルチエージェントシステム、エージェント提供装置、記録媒体、マルチエージェント運用方法、およびモバイルエージェントシステム - Google Patents

マルチエージェントシステム、エージェント提供装置、記録媒体、マルチエージェント運用方法、およびモバイルエージェントシステム

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JPH11296490A
JPH11296490A JP10293398A JP10293398A JPH11296490A JP H11296490 A JPH11296490 A JP H11296490A JP 10293398 A JP10293398 A JP 10293398A JP 10293398 A JP10293398 A JP 10293398A JP H11296490 A JPH11296490 A JP H11296490A
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將迪 鳥飼
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幹雄 藤井
Yutaka Tsukamoto
豊 塚本
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LAUREL INTELLIGENT SYSTEMS KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エージェント同士が協調して動作するマルチ
エージェントシステムにおいて中立性を要する特定の仕
事が生じた場合にそれを中立性を保ちながら実行する。 【解決手段】 ユーザエージェント26がコンテンツ提
供業者7のデータベース19に格納されている有料コン
テンツを検索したい場合には、第三者機関8の第三者機
関エージェント29をプレース24上に呼出して、その
第三者機関エージェント29に対し検索に必要となるユ
ーザのプロフィール情報を提供し、その第三者機関エー
ジェント29に有料コンテンツの検索の代理を行なって
もらう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、ユーザ
の仕事を代行するエージェントと呼ばれる自律的なソフ
トウェアモジュールが動作するエージェントシステムに
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のエージェントシステムにおい
て、従来から知られているものに、たとえば、特開平9
−179910号公報,特開平5−233574号公
報,特開平5−233596号公報,特開平5−346
910号公報,特開平5−151178号公報等に示す
ようなエージェント同士が協調して動作するマルチエー
ジェントシステムがあった。
【0003】これらの従来のマルチエージェントシステ
ムでは、それぞれに独立の知識を持ったエージェント同
士が協調して仕事を行ない、ある問題を効率的に解決で
きるように構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、たとえば、
ユーザのために働くユーザ側エージェントとそのユーザ
の要求に応えて所定のサービスを提供するサービス業者
側エージェントとが協調してある仕事をする場合に、ユ
ーザ側エージェントと業者側エージェントとからなる当
事者エージェントのみでは解決できない問題が生ずる場
合がある。
【0005】たとえば、サービス業者が有料コンテンツ
を提供する業者であって、ユーザ側エージェントが業者
側エージェントと協調して有料コンテンツを検索して希
望するコンテンツが見つかればそのコンテンツを購入す
る仕事を想定してみる。ユーザ側エージェントがネット
ワーク上を移動してサービス業者側のプレースにまで行
き、そのプレース上で業者側エージェントと打合せ(me
eting )を行ない、有料コンテンツの検索の許可をもら
う。そしてユーザ側エージェントが有料コンテンツのデ
ータベースにアクセスして複数の有料コンテンツを検索
してその中身を吟味し、希望するコンテンツがあるか否
かを判断する。そしてもし希望するコンテンツがあれ
ば、ユーザ側エージェントは所定の金額の料金を支払う
ための購入手続を行なった後希望するコンテンツをユー
ザ側に持ち帰る。
【0006】ところが、ユーザ側エージェントは、ユー
ザのために開発されユーザの利益となるように動作して
仕事を行なうものであり、ユーザの命令に服従する性質
のものである。その結果、ユーザがユーザ側エージェン
トに対し不正を働くように指令した場合やユーザ側エー
ジェントを不正改造して不正を働くエージェントにする
おそれが考えられる。そのようなユーザ側エージェント
が前述した有料コンテンツを検索した場合に、希望する
コンテンツが見つかったとしても業者側エージェントに
対しては何ら希望するコンテンツがなかった旨の報告を
行なって所定の料金を支払うための購入手続を何ら行な
うことなく希望する有料コンテンツをこっそりユーザ側
に持ち帰るという不正が発生するおそれがある。
【0007】そこで、このような不都合を防止するため
に、ユーザ側エージェントが直接コンテンツのデータベ
ースにはアクセスできないようにし、ユーザ側エージェ
ントに代わって業者側エージェントに有料コンテンツの
検索を行なってもらうようにすることが考えられる。具
体的には、たとえば、サービス業者側のプレース上でユ
ーザ側エージェントと業者側エージェントとがmeeting
して、ユーザの嗜好情報等のプロフィール情報や購入希
望価格情報をユーザ側エージェントが業者側エージェン
トに通知し、それを知識として業者側エージェントがコ
ンテンツのデータベースにアクセスして有料コンテンツ
を検索吟味し、ユーザが好むと思われるコンテンツを探
し出してユーザ側エージェントにその結果を通知するよ
うにすることが考えられる。
【0008】ところが、業者側のエージェントは、サー
ビス業者側の利益のみを考慮して開発されて働くもので
あるために、サービス業者側の命令に服従する性質を有
するものであり、その結果、コンテンツの検索結果ユー
ザが好むと思われるコンテンツがたとえなかったとして
もユーザ好みのコンテンツが多数あるという嘘の報告を
ユーザ側エージェントに通知する不都合が生ずるおそれ
がある。
【0009】つまり、ユーザ側エージェントや業者側エ
ージェント等からなる当事者エージェントの場合には、
互いの当事者の利益のためにのみ働く傾向があるため
に、自己の立場の方に有利となる利己的動作を行なうお
それがあり、当事者双方にとって中立性を要する特定の
仕事が生じた場合にその特定の仕事を中立性を守りなが
ら実行することができにくいという欠点が生ずる。
【0010】しかも、ユーザ側エージェントが知識とし
て保有しているユーザのプロフィール情報は、たとえば
ユーザの種々の好みの情報からなる嗜好情報やユーザの
年齢や職業あるいは年収等のような、ユーザが秘密にし
たがる秘密情報を含んでいるのであり、サービス業者側
のプレース上でユーザ側エージェントがそのような秘密
情報を含んでいるプロフィール情報を業者側エージェン
トに通知した場合には、ユーザのプライバシーが損なわ
れるおそれが生じる。つまり、秘密情報を知得した業者
側エージェントがその知得した知識に基づいて仕事を行
なってその知得した知識が不要になれば、その段階でユ
ーザ側エージェントが知得した知識を破棄して消去する
ようにすれば、ユーザのプライバシーも保護されるので
あるが、前述したように業者側エージェントは、サービ
ス業者側の利益のために働くエージェントであるため
に、ユーザのプロフィール情報を知得すればそのような
プロフィール情報を後々までも記憶しておき、顧客管理
やマーケティングに有効利用してサービス業者の利益の
ために活用する可能性が十分ある。なお、ユーザのプラ
イバシーの問題は、秘密情報を知識として保有するユー
ザ側エージェントがサービス業者側のプレースに移動し
ただけでも脅かされるおそれがある。
【0011】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、複数のエージェントが協調し
て動作する場合に、当事者がどうしても自己の利益を優
先する傾向にあることに起因して生ずる種々の不都合を
防止できるようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、それぞに独立の知識を持つエージェント同士が協調
して動作するマルチエージェントシステムであって、当
事者の一方または双方が行なうには不向きな中立性を要
する特定の仕事が発生したことを判定する特定仕事判定
手段を含み、該特定仕事判定手段が前記特定の仕事が発
生した旨の判定を行なった場合に、前記当事者双方に対
し中立性を有する第三者エージェントが前記特定の仕事
を代理して実行することを特徴とする。
【0013】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記第三者エージェントは、
前記特定の仕事を処理するために設立された第三者機関
により運用管理され、前記特定の仕事を行なうために開
発されたエージェントであることを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記特定仕事
判定手段は、前記当事者のそれぞれの側のために働く当
事者エージェント同士が協調して動作しているときに、
該当事者エージェントでは自己の立場の方に有利となる
利己的動作を行なうおそれのある場合に前記特定の仕事
が発生した旨の判定を行なうことを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の本発明は、請求項3に記
載の発明の構成に加えて、有料コンテンツを格納してい
るコンテンツ格納手段をさらに含み、前記当事者の一方
は、前記コンテンツ格納手段内の格納コンテンツを提供
するコンテンツ提供者であり、前記当事者の他方は、前
記コンテンツ提供者が提供するコンテンツ内に入手した
いコンテンツがあるか否かの検索を希望するユーザであ
り、前記特定仕事判定手段は、前記当事者エージェント
のうちのユーザ側エージェントが前記コンテンツ格納手
段に格納されている前記有料コンテンツの検索を希望し
た場合に前記特定の仕事が発生したことを判定すること
を特徴とする。
【0016】請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請
求項4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記第
三者エージェントは、依頼された仕事の実行を通して前
記当事者の一方または双方に違法性があるか否かを監視
する監視機能を有することを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の本発明は、請求項3に記
載したマルチエージェントシステムに用いられる第三者
エージェントを提供するためのエージェント提供装置で
あって、複数種類の第三者エージェントを格納している
エージェント格納手段と、仕事を当事者エージェントに
代わって第三者エージェントにより代理実行してもらい
たい旨の依頼があった場合に、代理の対象となる前記当
事者エージェントに応じた種類の第三者エージェントを
前記エージェント格納手段が格納している前記第三者エ
ージェントの中から検索して提供するエージェント検索
提供手段とを含むことを特徴とする。
【0018】請求項7に記載の本発明は、それぞれに独
立の知識を持つエージェント同士が協調して動作するマ
ルチエージェントシステムに使用され、当事者の一方の
側のために働くエージェントのプログラムを記録してい
る記録媒体であって、コンピュータに、当事者の他方の
エージェントと打合せを行なう第1の打合せ手段と、当
事者の一方または双方が行なうには不向きな中立性を要
する特定の仕事が発生した場合に、前記当事者双方に対
し中立性を有する第三者エージェントと打合せを行なう
第2の打合せ手段と、前記特定の仕事を前記第三者エー
ジェントに代理実行してもらうのに必要な情報を当該第
三者エージェントに通知する必要情報通知手段と、して
機能させるためのプログラムが記録された、コンピュー
タ読取可能な記録媒体。
【0019】請求項8に記載の本発明は、それぞれに独
立の知識を持つエージェント同士を協調的に動作させる
マルチエージェント運用方法であって、当事者の一方ま
たは双方が行なうには不向きな中立性を要する特定の仕
事が発生したことを判定する特定仕事判定ステップと、
前記当事者双方に対し中立性を有する第三者エージェン
トを調達する第三者エージェント調達ステップと、前記
特定仕事判定ステップにより前記特定の仕事が発生した
旨の判定がなされた場合に、前記第三者エージェント調
達ステップで調達された前記第三者エージェントが前記
特定の仕事を実行する実行ステップとを含むことを特徴
とする。
【0020】請求項9に記載の本発明は、エージェント
がネットワーク上を移動して動作するモバイルエージェ
ントシステムであって、ユーザと該ユーザの要求に応え
るサービス業者とからなる当事者における前記ユーザ側
のために働くユーザ側エージェントが、ネットワーク上
を移動して動作するときのワーキングエリアとして機能
し、秘密の漏洩が防止できる秘密保持用ワーキングエリ
アを含み、前記ユーザ側エージェントは、秘密にしたい
秘密データを秘密性が保持できる態様で前記知識として
保有しており、該ユーザ側エージェントが移動して仕事
を行なう際に、前記秘密データを使用する必要が生じた
場合に、前記ユーザ側エージェントは、前記秘密保持用
ワーキクングエリアに移動し、該秘密保持用ワーキング
エリア内で前記秘密データの秘密性を解除して前記仕事
の実行を可能にすることを特徴とする。
【0021】請求項10に記載の本発明は、請求項9に
記載の発明の構成に加えて、前記ユーザ側エージェント
は、前記秘密データを暗号化して保有しており、前記秘
密保持用ワーキングエリアに移動した後前記暗号化され
た秘密データの復号化再生を可能にすることを特徴とす
る。
【0022】請求項11に記載の本発明は、請求項10
に記載の発明の構成に加えて、前記ユーザ側エージェン
トは、前記秘密データの復号に用いられる復号鍵を保有
しておらず、前記秘密保持用ワーキングエリアに移動し
た後前記秘密保持用ワーキングエリア内に取り寄せた前
記復号鍵を用いた前記秘密データの復号を可能にするこ
とを特徴とする。
【0023】請求項12に記載の本発明は、請求項9〜
請求項11のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前
記秘密データは、前記ユーザの本人認証のための秘密鍵
を含んでいることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0025】図1は、情報の検索および配信システムの
全体の概略を説明するための図である。図1を参照し
て、有線系メディアの一例としてのインターネット13
に対し、ユーザ宅17のパーソナルコンピュータ(以下
単にパソコンという)14とコンテンツ提供業者7と第
三者機関8と会員管理センター12と番組関連データ制
作者11とコマーシャルメッセージ(以下単にCMとい
う)制作者10と番組制作者9と放送局2とが接続可能
に構成されている。
【0026】コンテンツ提供業者7は、たとえば書籍情
報や映画情報あるいは音楽情報,ニュース情報等の提供
可能な情報を格納したデータベースを有しており、その
データベース内の格納情報やその要約(アブストラク
ト)とを、インターネット13を経由してまたは無線系
メディアの一例としての放送局2からの衛星放送により
ユーザ宅17のパソコン14に提供する。コンテンツ提
供業者7が提供可能なコンテンツの種類としては、その
他に、たとえば課金のために暗号化された暗号化コンテ
ンツデータやいわゆるネット家電を制御するための制御
用プログラムデータ等が考えられる。
【0027】ユーザのパソコン14は、放送局2からた
とえば衛星1を介して送信されてくる前述したアブスト
ラクトデータを受信し、後述するユーザのエージェント
によりそのアブストラクトを検索して取捨選択し、選択
したアブストラクトデータをユーザに表示してユーザの
選択指示を待つ。あるいは、ユーザにアブストラクト情
報を表示する前に、そのアブストラクト情報の送信元で
あるコンテンツ提供業者7にまで出向いて実際のコンテ
ンツ情報にアクセスして内容を吟味し、本当にユーザが
好むコンテンツであるか否かを確認し、確認後のアブス
トラクトをユーザに表示するようにしてもよい。
【0028】ユーザの指示またはユーザのエージェント
独自の判断により、コンテンツを入手したい要望が発生
すれば、コンテンツ提供業者7は、その選択されたコン
テンツ情報を放送局2に送信して所定の日時に放送して
もらう。その放送予定日時と放送のチャンネル情報を放
送局2から通知を受けたコンテンツ提供業者7は、その
放送日時とチャンネル情報をインターネット13を経由
してユーザのパソコン14に送信する。
【0029】コンテンツ提供業者7が提供するコンテン
ツ内に有料コンテンツが含まれている場合において、そ
の有料コンテンツを販売する際には会員であるユーザの
IDの確認が必要となる場合がある。その場合には、コ
ンテンツ提供業者7は、ユーザのID情報を要求し、そ
のID情報を会員管理センター12に送信し、IDの確
認を行なってもらい、確認済のユーザのみに有料コンテ
ンツの販売を行なう。
【0030】放送局2は、番組制作者9が制作した番組
を入手し、その番組をアンテナ5,衛星1,アンテナ6
を経由してユーザ宅17に向けて放送する。その放送さ
れる番組のためのCMがCM制作者10により制作さ
れ、そのCMデータがインターネット13を経由して放
送局2にまで提供され、番組の合間にCMが挿入されて
放送される。
【0031】放送局2から放送される番組を受信したユ
ーザは、その番組を直接TV(テレビジョン)16によ
り放映したり、パソコン14のCRTにより直接映し出
して閲覧する場合もあるが、一旦VTR(ビデオテープ
レコーダ)15により録画し、後日その録画情報を再生
して閲覧する場合がある。TV16は、このVTR15
やパソコン14と連係して、ユーザが見たい場面だけを
飛ばし飛ばし見るというイントロ再生機能や、複数のカ
メラ・アングルで撮影・放送された番組の場面切換をス
ムーズに実行できるようにする機能を有する。その機能
実現のために、高速なランダム・アクセスが可能なハー
ド・ディスク装置や半導体メモリなどが内蔵されてい
る。また放送局2側では、映像番組に関するインデック
ス情報を加えて放送する。ユーザ側では、受信した番組
データをVTR15に記録させ、受信したインデックス
情報をハード・ディスク装置などに蓄積する。このハー
ド・ディスクは、VTR15から読出した映像データを
一時的に蓄えるためにも使う。一般的に、VTRに蓄積
した映像データは、検索から読出までに時間がかかる。
しかし、VTR15から読出した映像データを一時的に
ハード・ディスクに蓄えれば、映像を再生している間に
VTRの早送りを実行することができ、ユーザから見た
必要な映像を取出すまでの待ち時間が短くなる。
【0032】このようにして、前述したいわゆるイント
ロ再生がスムーズに実行することができる。その結果、
受信した番組内にCMが挿入されている場合には、ユー
ザにしてみれば、その贅肉に相当するCMのみをカット
して番組だけを閲覧したがる傾向にあり、前述したイン
トロ再生機能によりそのCMカット閲覧が容易に実行可
能となる。
【0033】そこで、このようなCMカット閲覧を防止
する方法として、番組関連データをCMに重合させて放
送局2から放送する方法が考えられる。そのための番組
関連データが番組関連データ制作者11により制作され
て放送局2に転送される。この番組関連データとして
は、番組の意見交換用のホームページのアドレスや、番
組に出てくる専門用語の解説等が考えられる。
【0034】CM制作者10は、番組の合間に挿入され
て放送局2から放送される一般的なCMばかりでなく、
ユーザ(消費者)を多数の階層に分類してそれぞれの階
層のみをターゲットにしたCMも作成する。この階層分
けは、たとえば、性別,年齢別,学歴別,職業別,購買
動向別等が考えられる。このようなターゲットを絞った
多数のCMをCM制作者10が制作してデータベースに
蓄積しておく。そして、ユーザのエージェントがそのC
M制作者にまで出向いてデータベースを検索し、ユーザ
が好むと思われるCM情報を検索し、検索されたCM情
報をインターネット13を経由してまたは放送局2から
の放送により受信する。このようなユーザのエージェン
トによって検索されたCM情報も、番組関連データ制作
者11が制作した番組関連データが重合された状態でユ
ーザに届けられるように構成されている。
【0035】図2は、マルチエージェントシステムの構
成を示す説明図である。本実施の形態においては、ゼネ
ラルマジック(General Magic )社が開発した通信用言
語であるテレスクリプトによる自律ソフトウェアとして
のエージェントを採用している。ユーザエージェント2
6は、モバイルエージェントで構成されている。モバイ
ルエージェントとは、分散コンピューティング環境にお
ける移動性を備えたエージェントのことであり、ネット
ワークを介してエージェントがサーバーに転送・処理さ
れること(リモート・プログラミング)が特徴となって
いる。モバイルエージェントが、テレスクリプト・エン
ジンによって提供される共通動作環境であるプレースに
移動して、そのプレース上で他のエージェントと協調し
て相互に動作して仕事を行ない問題を解決する。
【0036】ユーザのパソコン14内で動作しているユ
ーザエージェントが、自己の判断でまたはユーザの操作
指令に応じてコンテンツを検索する場合には、図2
(a)で示すように、コンテンツ提供業者7のテレスク
リプト・エンジン18のプレース24に移動する。プレ
ース24上に移動したユーザエージェント26は、プレ
ース24に常駐している移動先エージェント27と打合
せ(meeting )して、データベース19内のコンテンツ
を検索して希望するコンテンツを見つけ出してパソコン
14にまで持ち帰る(送信する)。
【0037】なお、52はCRT,53はキーボード,
50はICカード挿入口,51はフロッピーディスク
(FD)挿入口,20はWWWサーバー,3は通信装置
である。
【0038】一方、第三者機関8のテレスクリプト・エ
ンジン22のプレース25には、第三者機関常駐エージ
ェント28が常駐している。データベース23内には、
複数種類の第三者機関エージェントが機能別に分類され
て格納されている。この第三者機関8は、当事者(たと
えばユーザとそのユーザの要求に応えてサービスを提供
するサービス業者)のみでは解決困難なまたは解決不可
能な中立性を要する仕事が発生した場合に、そのような
特定の仕事を当事者に代わって代理実行して解決するた
めに設立された機関であり、官庁等の公な機関あるいは
半公共的な機関によって構成するのが望ましい。なお、
図中22aは、第三者機関8が運用管理するコンピュー
タである。
【0039】第三者機関8のデータベース23に格納さ
れている各種第三者機関エージェントは、この第三者機
関8によって運用管理されるものであり、前述した中立
性を要する特定の仕事を中立性を守りながら実行して解
決するために開発された専用のエージェントである。そ
して、ユーザエージェント26には、たとえば、オンラ
インショッピングするためのショッピングエージェン
ト,ニュースソースからニュース記事を検索して必要な
もののみを選び出すニュースフィルタリングエージェン
ト,必要な電子メールのみを選び出す電子メールエージ
ェント,ユーザの嗜好に合致した音楽情報や映画情報を
検索するファイアフライ等の情報収集エージェントな
ど、種々の種類が存在する。そこでそのようなユーザエ
ージェント26の仕事を代理実行する第三者エージェン
トの方も、ユーザエージェント26の種類に合せて機能
別に複数種類用意しておく必要がある。
【0040】コンテンツ提供業者7のプレース24に移
動したユーザエージェント26が移動先エージェント2
7と協調してデータベース19内のコンテンツを検索す
る際に、データベース19内の有料コンテンツを検索し
たい場合には、第三者機関常駐エージェント28と連絡
をとり、データベース23から適した第三者機関エージ
ェントを探し出してもらい、その第三者機関エージェン
トにコンテンツ提供業者7のプレース24にまで出向し
てもらう。
【0041】その状態が図2の(b)に示されている。
出向してきた第三者機関エージェント29は、ユーザエ
ージェント26とmeeting して、ユーザの好み等のプロ
フィール情報をユーザエージェント26から聞き出す。
そして、コンテンツの検索に必要な知識を取得した状態
で第三者機関エージェント29がデータベース19にア
クセスして、ユーザエージェント26に代わってコンテ
ンツの検索を行ないその検索結果をユーザエージェント
26に知らせる。
【0042】第三者機関エージェント29がコンテンツ
を検索するためには、ユーザのプライバシーにかかわる
ような秘密情報(たとえばユーザの年収,学歴,貯蓄額
等)をユーザコンテンツ26から教えてもらわなければ
ならない場合は、コンテンツ提供業者7のプレース24
上でその秘密情報をユーザエージェント26が第三者機
関エージェント29に通知すれば、その秘密情報がコン
テンツ提供業者7に漏れてしまうおそれがある。本実施
の形態では、ユーザエージェント26は、前述したよう
な秘密情報SI(図14参照)を暗号化して暗号化デー
タとして保有しているために、ユーザエージェント26
はコンテンツ提供業者7のプレース24に移動しただけ
では、その秘密情報SIがコンテンツ提供業者7に知ら
れてしまうことはない。しかし、コンテンツ提供業者7
のプレース24上において、第三者機関エージェント2
9が解読できるように暗号化秘密情報SIを復号化して
平文の形で第三者機関エージェント29に教えた場合に
は、その平文の秘密情報SIがコンテンツ提供業者7に
知られる可能性が生ずる。
【0043】そこで、このような秘密情報SIを用いな
ければコンテンツが検索できない場合には、図2(c)
に示すように、ユーザエージェント26が第三者機関8
のテレスクリプト・エンジン22のプレース25にまで
移動し、そこに常駐している第三者機関常駐エージェン
ト28とmeeting して、最適な第三者機関エージェント
を検索してもらい、その検索された第三者機関エージェ
ント29とユーザエージェント26とがmeeting して、
検索に必要となる秘密情報SIを通知する(図2(d)
参照)。
【0044】その後、ユーザエージェント26がコンテ
ンツ提供業者7のプレース24に復帰し、常駐エージェ
ント27とmeeting して有料コンテンツを暗号化した形
で第三者機関8のプレース25に転送してもらう。そし
て転送されてきた有料コンテンツを復号化して第三者機
関エージェント29がユーザエージェント26に代わっ
てその有料コンテンツを検索して評価する。その評価結
果をプレース24上のユーザエージェント26に通知す
る。このようにすれば、ユーザエージェント26が知識
として保有している秘密情報SIがコンテンツ提供業者
7等に漏洩することが防止できる。なお、第三者機関8
のプレース25上では、エージェント同士がいくらmeet
ing しても情報が外部に漏洩することが防止できるよう
に構成されている。
【0045】図3は、ユーザのパソコン14の制御動作
を示すフローチャートである。このユーザのパソコン1
4の制御回路は、図12に基づいて後述する。
【0046】図3を参照して、まずステップS(以下単
にSという)1により、インターネット上のサイトを紹
介する情報を受信したか否かの判断がなされる。この情
報は、放送局2から衛星放送により放送されてユーザの
パソコン14が受信したり、またはインターネット13
経由で受信する。サイト紹介情報を受信していない場合
にはS2に進み、記録対象コンテンツの放送日時になっ
たか否かの判断がなされる。記録対象コンテンツとは、
ユーザの入力指示によりVTR15等に記録する予定と
なっている番組等の放送局2から送られてくるコンテン
ツや、ユーザエージェントが独自の判断で記録予定にし
ている放送局2から送られてくるコンテンツのことであ
る。記録対象コンテンツの放送日時になっていない場合
にはS3に進み、放送番組のアブストラクトを受信した
か否かの判断がなされる。前述したように、放送局2
は、放送する番組の内容の要約(アブストラクト)を事
前にユーザに向けて放送し、ユーザは、そのアブストラ
クト放送を受信してユーザエージェントに番組を録画記
録させるかどうかを判断させる。放送番組のアブストラ
クトを受信していない場合にはS4に進み、ユーザから
エージェントへの指示があったか否かの判断がなされ
る。
【0047】ユーザからエージェントへの指示がない場
合には、S5に進み、コンテンツの再生指示があったか
否かの判断がなされる。ない場合にはS6に進み、鍵S
K1の送信要求があったか否かの判断がなされる。この
鍵SK1は、前述した暗号化されている秘密情報SIを
復号化するために用いられる鍵であり、後述するように
第三者機関常駐エージェント28が必要に応じてユーザ
のパソコン14に対し送信要求を出すものである。SK
1の要求がない場合にはS7に進み、ユーザエージェン
トから放送コンテンツの記録指示があったか否かの判断
がなされる。ユーザのパソコン14内で動作しているユ
ーザエージェントは、後述するように自己の判断に基づ
いて放送番組等の放送コンテンツを自動的に記録する指
示をパソコン14に出す場合がある。
【0048】ユーザエージェントから放送コンテンツの
記録指示がない場合にはS8に進み、放送日時とチャン
ネルを受信したか否かの判断がなされる。ユーザエージ
ェントは、図9に基づいて後述するように、CM作成者
10のプレース25に移動してCMを検索し、希望する
CMが見つかれば、その希望するCMが放送局2から放
送される日時とチャンネルをユーザのパソコン14に送
信してくる。そのユーザエージェントからの放送日時と
チャンネルが送信されてきたか否かがこのS8により判
断される。放送日時とチャンネルを受信していない場合
にはS9に進み、その他の処理がなされてS1に戻る。
【0049】放送局2から放送されたサイト紹介情報あ
るいはインターネット13を経由して送信されてきたサ
イト紹介情報を受信すれば、S1によりYESの判断が
なされてS10に進み、ユーザのパソコン14内で動作
しているユーザエージェントにそのサイト紹介情報を知
らせる処理がなされる。
【0050】S2により、記録対象コンテンツの放送日
時になったと判断された場合にはS11に進み、放送さ
れるチャンネル周波数にチューニングし、S12によ
り、放送コンテンツを受信してVTR15に記録する処
理がなされる。次にS13に進み、記録したコンテンツ
がCMを含むか否かの判断がなされる。含まない場合に
はS1に戻るが、含む場合にはS14に進み、編集時間
があるか否かの判断がなされる。この編集時間とは、ユ
ーザエージェントがCM制作者10のプレース58に移
動して検索して見つけ出したCMと放送局2が放送して
VTR15等に記録させた番組の合間に挿入されている
CMとを差替える編集を行なうのに必要な時間のことで
ある。
【0051】編集時間がある場合にはS15に進み、対
応する番組コンテンツのCM部分を検索したCMに取替
える編集を行なった後S1に戻る。編集時間がない場合
にはS16に進み、番組放映中にCM放送時間が来た瞬
間ユーザエージェントが検索したCMに切換えて放映す
る制御を行なってS1に戻る。
【0052】放送番組のアブストラクトが放送局2から
放送されてそれを受信すればS3によりYESの判断が
なされてS17に進み、ユーザエージェントにその受信
したアブストラクトを知らせる処理がなされる。
【0053】ユーザがキーボード53やマウス等を操作
してエージェントへの何らかの指示を行なえば、S18
に進み、パソコン14内で活動しているユーザエージェ
ントにその指示を知らせる処理がなされる。
【0054】ユーザがキーボード53やマウス等を操作
してコンテンツの再生指示を行なえばS5によりYES
の判断がなされてS19に進み、再生の対象となるコン
テンツが暗号化されたコンテンツであるか否かの判断が
なされる。暗号化コンテンツの場合にはS20によるコ
ンテンツ再生処理を行なった後、S21によるコンテン
ツの出力処理がなされてCRT52やTV16により放
映される。一方、暗号化コンテンツでない場合にはS2
0の処理を行なうことなく直接S21に進み、コンテン
ツ出力処理がなされる。S26のコンテンツ再生処理の
詳細は、図17に基づいて後述する。
【0055】鍵SK1の送信要求があった場合にはS6
によりYESの判断がなされてS22に進み、チャレン
ジデータCHを第三者機関常駐エージェント28へ送信
する処理がなされる。このチャレンジデータCHは、パ
ソコン14が生成した乱数等により構成される。第三者
機関常駐エージェント28は、このチャレンジデータC
Hを受取り第三者機関8の秘密鍵SK3でそれを暗号化
する処理すなわちESK 3 (CH)を算出してレスポンス
データRESとして返信する(SB12,SB23b参
照)。
【0056】このレスポンスデータRESを受信したパ
ソコン14は、S22aによりYESの判断がなされて
S22bに進み、受信したレスポンスデータRESを第
三者機関8の公開鍵で復号化する処理すなわちD
PK3 (RES)を演算し、その演算結果とS22により
送信したチャレンジデータCHとが一致するか否かの判
断が行なわれる。正規の第三者機関8の第三者機関常駐
エージェント28からSK1の要求があったのであれ
ば、CH=DPK3 (RES)となるはずであるために、
その場合にはS22cに進み、鍵SK1を第三者機関8
の公開鍵PK3を用いて暗号化する演算すなわちEPK3
(SK1)を算出して第三者機関常駐エージェント28
へ送信する処理がなされる。一方、S22bより一致し
ないと判断された場合にはS22cの送信処理を行なう
ことなくS1に戻る。
【0057】ユーザエージェントから放送コンテンツの
記録指示があった場合にはS23に進み、その指示のあ
った記録対象コンテンツの放送日時,チャンネルを記憶
する処理がなされる。
【0058】ユーザエージェントから放送日時とチャン
ネルが送信されてくればS8によりYESの判断がなさ
れてS24へ進み、その送信されてきた放送日時とチャ
ンネルすなわち記録対象コンテンツの放送日時とチャン
ネルを記憶する処理がなされる。
【0059】図4〜図6,図10は、ユーザエージェン
トの動作を示すフローチャートである。SA1により、
インターネット上のサイトの紹介情報を受取ったか否か
の判断がなされ、受取っていない場合にはSA2に進
み、番組のアブストラクト情報を受取ったか否かの判断
がなされ、受取っていない場合にはSA3に進み、ユー
ザからの指示を受取ったか否かの判断がなされ、受取っ
ていない場合にはSA4に進み、ユーザエージェントが
移動する時刻が来たか否かの判断がなされ、来ていない
場合にはSA5に進み、その他の処理を行なった後SA
1に戻る。
【0060】放送局2から放送されたサイト紹介情報を
受信した場合やインターネット13経由で送信されてき
たサイト紹介情報を受取った場合には、SA6に進み、
その情報内にコンテンツのアブストラクトが含まれてい
るか否かの判断がなされる。コンテンツのアブストラク
トが含まれている場合にはSA7に進み、そのアブスト
ラクトとサイト紹介情報とでユーザエージェントが評価
を行なう。この評価は、このユーザエージェントの持主
であるユーザが好むサイトであるか否かあるいはユーザ
が好むコンテンツであるか否かを判断することである。
ユーザエージェントは、たとえば後述する図14に示す
ようなユーザの嗜好情報等を含むプロフィール情報96
を知識として保有しており、このプロフィール情報を活
用して評価を行なう。
【0061】一方、コンテンツのアブストラクトが含ま
れていない場合にはSA8に進み、サイト紹介情報のみ
で評価を行なう。次にSA9に進み、評価が所定値以上
であるか否かの判断がなされ、所定値以上でない場合に
はSA1に戻る。一方所定値以上である場合にはSA1
0に進み、そのサイトのアドレスを移動先予定として登
録した後SA1に戻る。
【0062】ユーザのパソコン14が放送番組のアブス
トラクトを受信してS17によりユーザエージェントに
知らせた場合には、SA2によりYESの判断がなされ
てSA11に進み、その番組アブストラクトに基づいて
番組の評価を行なう。この評価は、前述したように、ユ
ーザのプロフィール情報96に基づいてユーザがどの程
度好むかを判断して行なう。そして、SA12により、
その評価が所定値以上であるか否かの判断がなされ、所
定値以上でない場合にはSA1に戻るが、所定値以上の
場合にはSA13に進み、推薦番組リストに登録する処
理がなされる。この推薦番組リストに登録された番組が
ユーザに推薦番組として表示され、後述するようにユー
ザの指示を仰ぐ。ユーザがこの推薦番組の放送を受信し
て閲覧またはVTR15に録画する旨の指示を出せば、
その指示された推薦番組が推薦番組リストから消去され
ることとなる。
【0063】SA14に進み、推薦番組リストに登録さ
れている番組で放送日時が来るものがあるか否かの判断
がなされ、ない場合にはSA1に戻る。この推薦番組リ
ストに登録されているということは、前述したようにユ
ーザに推薦する番組でありながら未だにユーザが閲覧す
るか破棄するかの指示を出していないものであり、その
ようなユーザの指示がまだ出されていない推薦番組の放
送日時が来てしまった場合には、SA15により、その
推薦番組をユーザエージェントの自己判断で自動的に記
録するか否かの判別を行なう。自動記録しないと判断さ
れた場合にはSA16により、推薦番組リストからその
日時が来た番組を消去した後SA1に戻る。一方、自動
記録すると判断された場合にはSA17に進み、その推
薦番組リストに登録されている推薦番組を自動記録番組
リストの方に移し替えて登録する処理がなされる。
【0064】次にSA18に進み、パソコン14に対し
コンテンツの記録指示を出す。その結果、前述したよう
に、S7により、YESの判断がなされてS23により
指示のあった記録対象コンテンツの放送日時,チャンネ
ルが記録される。その結果、放送日時が現時点となるた
めに、S2により即座にYESの判断がなされて、その
放送日時が来た推薦番組を受信して記録する処理がS1
7以降で行なわれる。
【0065】次にSA19に進み、指示を出した番組コ
ンテンツにCMがあるか否かの判断がなされる。ない場
合にはSA16に進み、推薦番組リストから日時が来た
ものを消去する処理がなされる。つまり、推薦番組リス
トに登録されている推薦番組を受信して記録することと
なったために、それ以降推薦番組リストに登録しておく
必要がなくなるために、その記録することとなった推薦
番組を推薦番組リストから消去するのである。
【0066】一方、SA19により、指示を出した番組
コンテンツにCMがあると判断された場合にはSA20
に進み、番組スポンサーに対応するCMを検索する処理
がなされた後SA16に進む。このSA20のスポンサ
ーに対応するCM検索処理は、後述する図10に基づい
て説明する。
【0067】ユーザがユーザエージェントに対し指示を
出した場合にはS18によりその指示がユーザエージェ
ントに知らされ、その結果SA3によりYESの判断が
なされてSA21に進む。SA21では、そのユーザか
らの指示が推薦番組リストの閲覧指示であるか否かの判
断がなされ、閲覧指示の場合にはSA22に進み、推薦
番組リストをCRT52またはTV16により表示する
制御がなされる。一方、推薦番組リストの閲覧指示でな
かった場合にはSA23に進み、自動記録番組リストの
閲覧指示であるか否かの判断がなされる。SA23より
YESの判断がなされた場合にはSA24に進み、自動
記録番組リストをCRT52またはTV16により表示
させる制御がなされる。
【0068】自動記録番組リストの閲覧指示でなかった
場合にはSA25に進み、コンテンツ検索結果の閲覧指
示であるか否かの判断がなされる。ユーザエージェント
がコンテンツを検索した場合には後述するようにその検
索結果をパソコン14に送信するのであり、その検索結
果の閲覧指示であった場合にはSA26により、コンテ
ンツ検索結果をCRT52またはTV16により表示さ
せる制御がなされる。
【0069】コンテンツ検索結果の閲覧指示でなかった
場合にはSA27に進み、推薦番組の記録指示であるか
否かの判断がなされる。SA22により表示された推薦
番組を閲覧したユーザがその推薦番組の中から記録して
閲覧したいものがあった場合にはその記録希望の推薦番
組の記録指示を出す。その結果SA27によりYESの
判断がなされてSA29に進み、その指示された推薦番
組コンテンツの記録指示をパソコン14に出す処理がな
される。その結果、パソコン14では、S7によりYE
Sの判断が行なわれてS23により、その指示された記
録対象コンテンツの放送日時,チャンネルを記録する処
理がなされ、その結果、S2により、その記憶した記録
対象コンテンツの放送日時になった場合にS11以降の
コンテンツの記録処理が実行されることとなる。
【0070】次にSA30に進み、指示を出した番組を
推薦番組リストから消去する処理がなされた後SA19
に進む。
【0071】推薦番組記録指示でなかった場合にはSA
28に進み、ユーザエージェントがその他の処理を実行
してSA1に戻る。
【0072】SA3によりNOの判断がなされた場合に
はSA4に進み、移動時刻が来たか否かの判断がなされ
る。この移動時刻とは、ユーザエージェントがネットワ
ークを介してインターネット上のサイトに移動し、コン
テンツ等の検索を実行する時刻のことであり、予め設定
されている時刻である。未だに移動時刻が来ていない場
合にはSA5に進み、その他の処理を実行した後SA1
に戻る。一方、移動時刻が来た場合にはSA5aに進
み、エージェント移動処理を実行した後SA1に戻る。
このエージェント移動処理は、図5,図6に示されてい
る。
【0073】次に、図5,図6に基づいて、エージェン
ト移動処理のフローチャートを説明する。SA31によ
り、ユーザエージェントを移動させる処理を行なう。こ
のユーザエージェントの移動先は、前述したSA10に
より移動先予定として登録されたアドレスにより特定さ
れる。このユーザエージェントの移動は、実際には、ユ
ーザのパソコン14内のユーザエージェントと全く同じ
ユーザエージェント(クローン)を複製してそれを移動
先に転送する処理である。
【0074】次にSA32に進み、移動先のプレースに
常駐している移動先エージェント27とmeeting (打合
せ)して、種々の必要な情報交換を行なう。次にSA3
3に進み、そのmeeting の結果に基づいて、データベー
ス19内に無料コンテンツがあるか否かの判断を行な
い、無料コンテンツがある場合にはSA34に進み、そ
の無料コンテンツを検索する処理を行ない、SA35に
よりその検索が完了したか否かの判断を行ない、完了す
るまで無料コンテンツの検索処理を続行する。そして完
了した段階でSA36に進む。一方、無料コンテンツが
ないと判断された場合には直接SA36に進む。
【0075】SA36では、データベース19内に有料
コンテンツがあるか否かの判断がなされ、ない場合には
SA38に進み、移動先エージェント27とmeeting し
て、選択したコンテンツのパソコン14への送信指令を
出してもらう。次にSA39に進み、検索結果をパソコ
ン14に送信する処理を行ない、SA40に進み、移動
が終了したか否かの判断がなされる。SA10により登
録された移動先予定をすべて移動した場合には移動終了
と判断されてSA40aに進み、自分自身を消去して終
了する。一方、SA40により移動終了でないと判断さ
れた場合には再びSA31に進み、次の移動予定のアド
レスにユーザエージェントが移動して前述と同様の処理
を行なう。
【0076】一方、SA36により有料コンテンツがあ
ると判断された場合にはSA37に進み、その有料コン
テンツをコンテンツのアブストラクトにより検索する処
理を行なう。そしてSA41によりその検索が完了する
までその検索を続行する。検索が完了した段階でSA4
2に進み、有料コンテンツ内に、所定料金を超える高額
有料コンテンツがあるか否かの判断がなされ、ない場合
にはSA39に進み、有料コンテンツのアブストラクト
による検索結果をパソコン14へ送信する。高額有料コ
ンテンツがある場合にはSA43に進み、その高額有料
コンテンツ内に入手したいものがあるか否かの判断が行
なわれる。この判断は、高額有料コンテンツの前述した
アブストラクトにより判断する。入手したいものがない
場合にはSA39に進むが、入手したいものがある場合
にはSA44に進む。
【0077】以上の説明のように、高額有料コンテンツ
でない低額有料コンテンツに対しては、そのコンテンツ
のアブストラクトのみを検索してその検索結果をパソコ
ン14へ送信し、ユーザの指示を仰ぐ。一方、高額有料
コンテンツ内に入手したいものがある場合には、SA4
4により、その入手希望高額コンテンツの検索に秘密情
報(SI)が必要であるか否かの判断がなされる。必要
でない場合にはSA45に進み、移動先エージェント2
7に自己のエージェントの種類を知らせて最寄りの第三
者機関エージェントに出向依頼を行なう処理がなされ
る。移動先エージェント27は、この依頼を受けて、最
寄りの第三者機関8の第三者機関常駐エージェント28
と交信し、ユーザエージェント26の種類に応じた最適
な種類の第三者機関エージェントの出向(派遣)を依頼
する。その依頼を受けて、第三者機関エージェントが移
動先であるたとえばコンテンツ提供業者7のプレース2
4に出向してくれば、SA46により、YESの判断が
なされてSA64へ進む。
【0078】SA64では、出向してきた第三者機関エ
ージェント29とmeeting (打合せ)して入手希望高額
コンテンツの検索の代理を行なってもらうよう依頼する
(図2(b)参照)。すると、後述するように、第三者
機関エージェント29は、必要なプロフィール情報96
をユーザエージェント26から聞き出してそれに基づい
てデータベース19にアクセスして入手希望高額コンテ
ンツの検索を行ない、ユーザエージェント26の持主で
あるユーザが好むであろうと予想される高額コンテンツ
を検索してその評価を行なう。次にSA66により、ユ
ーザエージェント26が第三者機関エージェント29に
対し検索結果の評価を知らせてもらう。
【0079】次にSA67に進み、検索された有料コン
テンツを購入するか否かの判断をユーザエージェント2
6が行なう。購入しない場合にはSA39に進むが、購
入する場合にはSA68に進み、移動先エージェント2
7とmeeting して、オーダ情報OIと支払い指示PIと
の暗号化情報EPK3 (OI),EPK3 (PI)を受取
る。このオーダ情報OIは、購入を希望する有料コンテ
ンツの種類を特定するコンテンツNOと購入するという
意思表示情報等である。また支払い指示PIとは、たと
えばクレジットかあるいは電子キャッシュか等の支払い
方法とその支払い金額情報である。それらの情報OIと
PIとを第三者機関8の公開鍵PK3で暗号化した情報
を移動先エージェント27からユーザエージェント26
が受取る。
【0080】次にSA69に進み、その受取った情報と
ともに第三者機関8のプレース25へ移動する。次にS
A70により、第三者機関常駐エージェント28とmeet
ingして(図2(c)参照)、ユーザの秘密鍵SKUを
ユーザの鍵SK1で暗号化した暗号化秘密鍵ESK1 (S
KU)と、前述したEPK3 (OI),EPK3 (PI)と
を第三者機関常駐エージェント28に知らせるととも
に、秘密情報SIの復号鍵SK1をユーザのパソコン1
4から取り寄せてもらう依頼を行なう。
【0081】第三者機関常駐エージェント28は、ユー
ザのパソコン14からSK1を受取ってその鍵を用いて
復号化処理を行ない、SKU,OI,PIを再生し、O
I,PIについてハッシュ化してオーダ情報ダイジェス
トOI′と支払い指示ダイジェストP′を生成し、その
両ダイジェストを合せた状態でユーザの秘密鍵SKUで
暗号化し、そのESKU (OI′,PI′)を生成する。
SA71では、ユーザエージェント26は、そのESKU
(OI′,PI′)を受取り移動先であるコンテンツ提
供業者7のプレース24に復帰する。次にSA72によ
り、移動先エージェント27とmeeting して、E
SKU (OI′,PI′)を通知するとともに、選択した
コンテンツのパソコン14への送信指令を出してもらう
依頼を行なう。そしてその後SA39へ進む。
【0082】前述したユーザの秘密鍵SKUは、たとえ
ばRSA公開鍵暗号方式に用いられる秘密鍵のことであ
り、このユーザの秘密鍵が、エレクトリックコマースに
おける本人認証用のデジタル署名等に用いられる。な
お、SKUの秘密鍵やそれに対応する公開鍵を用いた暗
号化や復号化のアルゴリズムは、RSA公開鍵暗号方式
のアルゴリズムの代わりに、いわゆる楕円曲線暗号のア
ルゴリズムを用いてもよい。
【0083】次に、前述したSA44により、入手希望
高額コンテンツの検索に秘密情報SIが必要であると判
断された場合にはSA47に進み、ユーザ認証が必要で
あるか否かの判断がなされる。コンテンツ提供業者の中
には、高額コンテンツの検索を希望するユーザエージェ
ントに対し、本人認証を要求する場合がある。すなわ
ち、検索対象となるコンテンツの料金が高額であるため
に、閲覧希望を出したユーザエージェントとその持主で
あるユーザが本当に本人自身であるか否かを確かめ、他
人によるなりすましを防止したいと希望するコンテンツ
提供業者が存在する。そのような場合には、SA47に
より、ユーザ認証が必要であると判断され、SA48に
進み、認証対象メッセージNMを暗号化した暗号化認証
対象メッセージEPK3 (NM)をユーザエージェント2
6が移動先エージェント27から受取る。
【0084】このPK3は、前述したように、第三者機
関8の公開鍵である。そしてSA49に進み、最寄りの
第三者機関8へユーザエージェント26が移動し、第三
者機関常駐エージェント28とmeeting して最適な第三
者機関エージェントを検索してもらうとともに、秘密情
報の復号鍵SK1をパソコン14から取り寄せてもらう
依頼を行なう。次にSA51に進み、検索された第三者
機関エージェントとmeeting し、必要な暗号化秘密情報
SK1 (SI)をその第三者機関エージェント29に通
知する。次にSA52に進み、ユーザ認証が必要であっ
たか否かの判断がなされ、必要であった場合にはSA5
3に進み、第三者機関エージェントからESKU (NM)
を受取った後SA54へ進む。
【0085】第三者機関エージェント29は、後述する
ように、EPK3 (NM)を第三者機関の秘密鍵SK3で
復号化して再生されたNMをユーザの秘密鍵SKUで暗
号化した情報すなわちESKU (NM)を生成する。ユー
ザエージェント26は、第三者機関エージェント29と
meeting して、そのESKU (NM)を受取るのである。
なおこの認証対象メッセージNMは、たとえば、移動先
エージェント27が生成した乱数等である。
【0086】次にSA54では、たとえばコンテンツ提
供業者7のプレース24等の移動先へ復帰する処理がな
され、SA55に進み、移動先エージェント27とmeet
ingして、暗号化された入手希望高額コンテンツEPK3
(KC)を第三者機関8に転送してもらう依頼を行な
う。
【0087】第三者機関エージェント29は、E
PK3 (KC)を復号化して再生された入手希望高額コン
テンツKCを検索して評価を行ない、その検索結果の評
価を第三者機関8の秘密鍵であるSK3により暗号化
し、その暗号化データであるESK3 (HK)を移動先の
プレース24上のユーザエージェント26へ転送する。
すると、SA56によりYESの判断がなされてSA5
7に進み、その受取ったデータを第三者機関の公開鍵P
K3で復号化する処理すなわちDPK3 {ESK3 (H
K)}を演算して、評価HKを再生する処理を行なう。
【0088】次にSA58へ進み、再生された評価HK
に基づいて有料コンテンツを購入するか否かの判断がな
行なわれ、購入しない場合にはSA59により処理完了
した旨を第三者機関8へ通知した後SA39へ進む。一
方、購入する場合にはSA60へ進み、移動先エージェ
ント27とmeeting して、オーダ情報OIと支払い指示
PIとの暗号情報EPK3 (OI),EPK3 (PI)を第
三者機関8へ転送してもらう依頼を行なう。第三者機関
常駐エージェント28は、前述と同様に、ESK U (O
I′,PI′)を生成し、それを移動先のユーザエージ
ェント26へ送信する。その結果、SA61によりYE
Sの判断がなされてSA62へ進み、移動先エージェン
ト27とmeeting して、選択したコンテンツの送信指令
を行なってもらうよう依頼する。次にSA63に進み、
処理完了した旨を第三者機関8へ通知した後、SA39
へ進む。
【0089】前述したESKU (OI′,PI′)が、い
わゆるSET(Secure ElectronicTransaction )で規
定されているオ─ダ情報と支払い指示とに対するユーザ
の二重署名である。
【0090】図7は、第三者機関常駐エージェント28
の動作を示すフローチャートである。SB1により、出
向依頼(派遣依頼)があったか否かの判断がなされ、な
い場合にはSB2に進み、ユーザエージェント26が第
三者機関8のプレース25に来たか否かの判断がなさ
れ、来ていない場合にはSB3に進み、ユーザエージェ
ント26から処理完了の旨の通知があったか否かの判断
がなされ、ない場合にはSB4へ進み、移動先エージェ
ント27からEPK3 (OI),EPK3 (PI)が送信さ
れてきたか否かの判断がなされ、送信されてきていない
場合にはSB1へ戻る。
【0091】ユーザエージェント26が第三者機関エー
ジェントの出向依頼を移動先エージェント27に対し行
ない移動先エージェント27が出向依頼があった旨と出
向依頼をしたユーザエージェント26の種類(たとえば
オーソリティ情報)を第三者機関常駐エージェント28
に通知すれば、SB5に進み、第三者機関常駐エージェ
ント28は、通知されたエージェントの種類に基づいて
データベース23にアクセスして第三者機関エージェン
トを検索する処理を行なう。そして、ユーザエージェン
ト26の種類に合致する最適な第三者機関エージェント
29を検索してSB6により、その検索された第三者機
関エージェント29に出向指令を出す処理がなされて、
SB1に戻る。
【0092】前述したSA49またはSA69により、
ユーザエージェント26が第三者機関8のプレース25
に来た場合には、SB2によりYESの判断がなされて
SB7に進み、ユーザエージェント26とmeeting す
る。そして必要な種々の情報交換を行ない、SB8に進
み、ユーザエージェント29が来た目的が、第三者機関
エージェント29への仕事依頼のためなのか否かの判断
が行なわれる。ユーザエージェント26がSA49に基
づいて第三者機関8のプレース25に来たのであれば、
SB8によりYESの判断がなされてSB9に進み、第
三者機関エージェント29を検索する処理がなされる。
【0093】次にSB10に進み、ユーザエージェント
26の出所すなわちパソコン14を呼出し、秘密情報S
Iの暗号化データを復号化するための鍵SK1を要求す
る処理がなされる。この要求を受けたパソコンは、前述
したように、SK1を要求してきた第三者機関8が本当
に正規の第三者機関であるか否かの認証を行なうため
に、乱数を発生させてその乱数をチャレンジデータCH
として返信する。そのチャレンジデータCHを受信した
第三者機関常駐エージェントは、SB11によりYES
の判断がなされてSB12に進み、ESK3 (CH)をレ
スポンスデータRESとしてパソコン14へ送信する。
【0094】パソコン14側では、前述したように、そ
の送信されてきたレスポンスデータRESを第三者機関
の公開鍵PK3で復号化して先ほどのチャレンジデータ
CHと一致するか否かの判断が行なわれ、一致する場合
にのみ鍵SK1を第三者機関の公開鍵PK3で暗号化し
たEPK3 (SK1)を送信する。それを受信した第三者
機関常駐エージェントでは、SB14によりYESの判
断がなされ、SB15に進み、その受信データを第三者
機関8の秘密鍵で復号化する処理すなわちDSK 3 {E
PK3 (SK1)}を演算してSK1を再生する。次にS
B16に進み、検索された第三者機関エージェント29
にそのSK1を通知する処理がなされてSB17へ進
む。
【0095】SB17では、ユーザエージェント26が
移動先すなわちコンテンツ提供業者7のプレース24へ
復帰したか否かの判断が行なわれ、復帰するまで待機す
る処理が行なわれる。第三者機関8のプレース25に移
動してきたユーザエージェント26は、前述したSA5
0〜SA53の処理を行なった後、移動先へ復帰するの
であり(SA54参照)、移動先であるコンテンツ提供
業者7のプレース24へユーザエージェント26が復帰
した段階でSB18へ進み、ユーザエージェント26の
クローンを消去する処理がなされる。これにより、仕事
が終了したユーザエージェント26は、第三者機関エー
ジェント28のプレース25上には存在しない状態とな
る。次にSB19に進み、第三者機関常駐エージェント
28は、第三者機関エージェント29とmeeting して、
ユーザの秘密鍵であるSKUを聞き出す処理を行なった
後、制御がSB1へ戻る。
【0096】ユーザエージェント26が前述したSA6
9に基づいて第三者機関エージェント8のプレース25
に来た場合には、SB8によりNOの判断がなされてS
B20以降の処理がなされる。つまり、ユーザエージェ
ント26がSA69に従って第三者機関8に来るという
ことは、有料コンテンツの購入手続を行なうために必要
な処理を秘密情報の漏洩を防止しながら行なうためであ
る。そのような場合には、第三者機関常駐エージェント
28は、まずSB20により、やってきたユーザエージ
ェント26から、ESK1 (SKU),EPK3 (OI),
PK3 (PI)を受取る。次にSB21により、オーダ
情報OIと支払い指示PIを再生する処理、すなわち、
SK3 {EPK3 (OI)},DSK3 {EPK3 (PI)}
を演算する。
【0097】次にSB22に進み、OIとPIとをハッ
シュ化して両者のダイジェストOI′,PI′を算出す
る処理がなされる。次にSB23へ進み、ユーザエージ
ェント26の出所すなわちパソコン14に対し、SK1
を要求する処理が行なわれる。
【0098】ユーザのパソコン14が前述と同様にチャ
レンジデータCHを送信してくれば、SB23aにより
YESの判断がなされてSB23bに進み、受信したチ
ャレンジデータCHを第三者機関8の秘密鍵SK3で暗
号化したESK3 (CH)をレスポンスデータRESとし
てパソコン14へ送信する処理がなされる。パソコン1
4では、前述したようにESK3 (CH)に基づいて第三
者機関8の認証を行ない、認証結果正しいと判断された
場合にはEPK3 (SK1)を送信する。第三者機関常駐
エージェント28がそれを受信すれば、SB25へ進
み、DSK3 {EPK 3 (SK1)}が演算され、SK1が
再生される。
【0099】次にSB26へ進み、Dsk1 {ESK1 (S
KU)}を演算してユーザの秘密鍵SKUを再生する処
理が行なわれる。次にSB27へ進み、ESKU (O
I′,PI′)を演算してユーザエージェント26に通
知する処理が行なわれる。このE SKU (OI′,P
I′)がオーダ情報と支払い指示に対するユーザの二重
署名となる。3次にSB27aに進み、ユーザエージェ
ントが復帰したか否かの判断がなされる。ユーザエージ
ェント26は、前述したように、SA70の処理を行な
った後移動先であるコンテンツ提供業者7のプレース2
4に復帰するのであり(SA71参照)、ユーザエージ
ェント26が復帰した段階でSB27bに進み、ユーザ
エージェントのクローンを消去する処理がなされた後S
B1へ戻る。
【0100】図8は、第三者機関エージェント29の動
作を示すフローチャートである。SC1により出向指令
があったか否かの判断がなされ、ない場合にはSC2に
進み、ESK1 (SI)を通知されたか否かの判断がなさ
れ、通知されていない場合にはSC1へ戻る。
【0101】このSC1,SC2のループの巡回途中
で、第三者機関常駐エージェント28から出向指令を任
命されれば(SB6参照)、SC1によりYESの判断
がなされてSC3へ進み、たとえばコンテンツ提供業者
7のプレース24等の移動先に移動する処理が行なわれ
る。この移動処理は、具体的には、第三者機関エージェ
ント29をデータベース23内に残したままその第三者
機関エージェント29のクローンを移動先のプレース2
4へ転送する処理である。次にSC4に進み、移動先の
プレース24上において、ユーザエージェント26とme
eting して、入手希望高額コンテンツを通知してもらう
とともに、必要なユーザのプロフィール情報96(図1
4参照)を教えてもらう処理が行なわれる(SA64参
照)。このユーザエージェント26から教えてもらうユ
ーザのプロフィール情報96は、公表可能情報NSI
(図13参照)に限定される。これは、秘密情報の漏洩
が防止可能な第三者機関8のプレース25上でのユーザ
プロフィール情報のやり取りではなく、情報提供業者7
のプレース24上でのユーザプロフィール情報のやり取
りであるために、秘密性が保持できず、そのために秘密
性を保持する必要のない公表可能情報NSIに限定され
るのである。
【0102】次にSC5に進み、入手希望高額コンテン
ツの評価を行なう処理がなされる。この評価は、教えて
もらったユーザプロフィール情報96に基づいて、ユー
ザが好むであろうと推測される度合いを数値化して行な
う。次にSC6に進み、入手希望高額コンテンツは違法
なコンテンツであるか否かの判断がなされる。違法なコ
ンテンツとは、たとえば、麻薬の密輸ルートに関するコ
ンテンツや拳銃の入手経路のに関するコンテンツ等の刑
法に違反するようなコンテンツである。また、風俗営業
法に違反するようなコンテンツも違法コンテンツに含め
てもよい。
【0103】違法なコンテンツでないと判断された場合
にはSC10へ進み、第三者機関エージェント29が自
分自身を消去して終了する。一方、違法なコンテンツで
あると判断された場合にはSC7へ進み、違法のため購
入できない旨の評価をユーザエージェント26に知ら
せ、SC8により、違法である旨の通報を警察に行な
う。次にSC9へ進み、違法コンテンツを第三者機関8
に持ち帰り証拠として保管する処理を行なった後SC1
0へ進む。
【0104】SC1,SC2のループの巡回途中で、ユ
ーザエージェント26により、ユーザのプロフィール情
報のうちの秘密情報SIを暗号化した情報であるEsk1
(SI)が通知された場合(SA51参照)には、SC
2によりYESの判断がなされてSC11に進み、第三
者機関常駐エージェント28とmeeting して、復号化す
るための鍵SK1を教えてもらう処理がなされる。次に
SC12へ進み、DSK 1 {EsK1 (SI)}を演算して
秘密情報SIを再生して記憶する処理がなされる。
【0105】次にSC18へ進み、ユーザ認証が必要で
あるか否かの判断がなされ、必要でない場合にはSC1
5へ直接進むが、必要な場合にはSC14へ進む。SC
14では、ESKU (NM)を演算してユーザエージェン
ト26へ知らせる処理がなされる。このNMは、移動先
エージェント27からユーザエージェント26が受取っ
た認証対象メッセージであり、第三者機関の公開鍵で暗
号化された暗号化情報として受取る(SA48参照)。
そしてこの暗号化認証対象メッセージがユーザエージェ
ント26より第三者機関8のプレース25に持込まれ、
第三者機関常駐エージェント28により復号化されて再
生された認証対象メッセージNMが第三者機関エージェ
ント29に知らされる。第三者機関エージェント29
は、その通知されたNMとSC12により再生されたS
Iの中に含まれているユーザの秘密鍵SKU(図14参
照)に基づいて、ESKU (NM)を演算してユーザに知
らせる。このESKU (NM)が、ユーザの本人認証用の
データとなり、ユーザエージェント26はそれを受取り
(SA53参照)、移動先のプレース24へ復帰して
(SA54参照)、そのプレース24上の移動先エージ
ェント27にESKU (NM)を知らせる。
【0106】次にSC15へ進み、EPK3 (KC)を受
信したか否かの判断がなされ、受信するまで待機する。
SKU (NM)を移動先のプレース24へ持ち帰ったユ
ーザエージェント26は、移動先エージェント27に対
し入手希望高額コンテンツKCを暗号化したEPK3 (K
C)を転送してもらう依頼を行なう(SA55参照)。
これを受けた移動先エージェント27は、EPK3 (K
C)を第三者機関8の第三者機関エージェント28へ送
信する。その送信されてきたEPK3 (KC)を受信すれ
ばSC16へ進み、DPK3 {EPK3 (KC)}を演算し
てKCを再生する処理が行なわれる。次にSC17へ進
み、その入手希望高額コンテンツKCの評価を行なう処
理がなされる。
【0107】次にSC18へ進み、入手希望コンテンツ
は違法なコンテンツであるか否かの判断がなされる。こ
の判断は、前述したSC6と同様に行なわれる。そして
違法なコンテンツである場合にはSC7へ進むが、違法
なコンテンツでない場合にはSC19へ進み、入手希望
高額コンテンツKCの評価HKに対し第三者機関8の秘
密鍵SK3で暗号化したデータすなわちESK3 (HK)
を演算し、SC20により、その演算結果を移動先のプ
レース24上にいるユーザエージェント26に送信する
処理がなされた後SC10へ進む。
【0108】図9は、CM制作者10におけるエージェ
ントの動作を説明するための説明図である。CM制作者
10のテレスクリプト・エンジン57内のCMプレース
58には、常駐エージェント59が存在する。図中、5
6はCM制作者10が制作した多数のCMを格納してい
るデータベース、54はWWWサーバー、55は情報処
理コンピュータである。
【0109】ユーザのパソコン14内で動作しているユ
ーザエージェントは、必要に応じてインターネット13
を経由してCM制作者10のCMプレース58に移動す
る。そのCMプレース58上において、ユーザエージェ
ント26と常駐エージェント59とがmeeting し、両者
協調してユーザが好むと思われるCMを検索する。
【0110】図10は、図4のSA20に示したスポン
サーに対応するCM検索の具体的な動作を示すユーザエ
ージェントのフローチャートである。SA73により、
ユーザエージェントがパソコン14からCMプレース5
8へ移動する。この移動は、パソコン14内のユーザエ
ージェント26を複製してクローンを作成し、そのクロ
ーンをユーザエージェント26としてCMプレース58
へ派遣することにより行なわれる。次にSA74へ進
み、自分のクローンが既にCMプレース58に駐在して
いるか否かの判断がなされ、既に駐在している場合には
SA73に戻り、次のCM制作者10のCMプレース5
8へ移動する。
【0111】このSA73,SA74により、ユーザエ
ージェント26は、自分のクローンが駐在していないC
Mプレース58を見つけ出してそこに移動することとな
る。自分のクローンが駐在していないCMプレースを見
つけ出した場合には、SA75に進み、データベース5
6にアクセスしてCMを検索する処理が行なわれる。次
にSA76へ進み、希望するCMがあったか否かの判断
がなされ、ない場合にはSA81へ進むが、あった場合
にはSA77に進む。SA77では、希望するCMを電
波メディア(無線系メディア)を利用してユーザ宅17
にまで送信するかまたはインターネット等の有線系メデ
ィアを利用して送信するかの判断が行なわれる。電波メ
ディアを利用しないと判断された場合にはSA78へ進
み、希望するCMをインターネット13経由でパソコン
14に送信する処理がなされる。
【0112】一方、電波メディアを利用する場合にはS
A79へ進み、常駐エージェント59とmeeting して、
希望するCMの放送日時とチャンネルを教えてもらう処
理がなされる。次にSA80へ進み、放送日時とチャン
ネルと記録指示をインターネット13を経由してパソコ
ン14へ送信する処理がなされる。
【0113】次にSA81へ進み、ユーザエージェント
26がこのCMプレース58に駐在するか否かの判断が
なされる。駐在しない場合にはSA86へ進み、移動が
終了したか否かの判断がなされ、移動予定となっている
CM作成者の中にまだ移動していないところがある場合
にはSA73に戻り、次の移動先へ移動する。一方、移
動予定となっているすべてのCM作成者10を移動し終
わった場合にはSA78へ進み、ユーザエージェント2
6がユーザのパソコン14へ復帰する処理がなされて制
御が終了する。
【0114】一方、ユーザエージェント26がこのCM
プレース58に駐在すると判断した場合にはSA82へ
進み、自分のクローンを作りそれを移動先予定となって
いる他のCM作成者10のCMプレースに移動させる処
理がなされる。次にSA83へ進み、CMプレース58
に駐在することとなったユーザエージェント26が、常
駐エージェント59とmeeting して、新たなCM作成が
あったか否かの判断がなされる。CM制作者10が新た
なCMを制作してデータベース56に記憶させれば新た
なCMが制作された旨を常駐エージェント59がCMプ
レース58に駐在しているユーザエージェント26に知
らせるのであり、その知らせがあれば、SA83により
YESの判断がなされてSA88へ進む。
【0115】SA88では、CMプレース58に駐在し
ているユーザエージェント26がその新たなCMを検索
して評価する処理がなされる。次にSA89へ進み、評
価の結果その新たなCMの入手を希望するか否かの判断
がなされ、希望しない場合にはSA83へ進むが、希望
する場合にはSA90へ進み、希望するCMのユーザ宅
17への送信方法として、電波メディア(無線系メディ
ア)を利用するか否かの判断がなされる。利用しない場
合には、SA93により、希望するCMをインターネッ
ト13経由でパソコン14へ送信する処理がなされた後
SA83へ進む。一方、電波メディアを利用する場合に
はSA91へ進み、常駐エージェント59とmeeting し
て、入手希望のCMの放送日時とチャンネルを教えても
らい、SA92により、その放送日時とチャンネルと記
録指示とをインターネット13経由でパソコン14へ送
信する処理がなされた後SA83へ進む。
【0116】SA83により、新たなCM作成がないと
判断された場合にはSA84へ進み、駐在を終了させる
か否かの判断がなされ、ユーザエージェント26の駐在
をまだ続行させる場合にはSA83へ進むが、駐在を終
了させる場合にはSA85へ進み、駐在しているユーザ
エージェント26自身を消去する処理がなされて制御が
終了する。
【0117】図11(a)はCMプレース58上の常駐
エージェント59の動作を示すフローチャートであり、
図11(b)は、CM制作者10の情報処理コンピュー
タ55の制御動作を示すフローチャートである。
【0118】まずCMプレース58に常駐している常駐
エージェント59の動作を説明する。
【0119】SD1により、新たなCMが制作されたか
否かの判断がなされ、制作されていない場合にはSD3
に進むが、制作されている場合にはSD2に進む。SD
2では、CMプレース58に駐在しているユーザエージ
ェント26とmeeting して、新たなCMが制作された旨
を知らせる処理がなされる。次にSD3に進み、CM放
送日時とチャンネルの通知依頼があったか否かの判断が
なされ、なかった場合にはSD1に戻る。一方、前述し
たSA79またはSA93に基づいてユーザエージェン
ト26がCM放送日時とチャンネルの通知依頼を行なっ
た場合には、SD3によりYESの判断がなされてSD
4に進む。
【0120】SD4では、通知依頼のあったCMが既に
放送が予定されているものであるか否かの判断がなされ
る。既に放送が予定されているものの場合には、放送予
定日時とチャンネルが既に決まっているために、SD5
に進み、その放送予定日時とチャンネルをCMプレース
58にいるユーザエージェント26に通知する処理がな
された後SD1に戻る。
【0121】一方、放送が予定されていない場合にはS
D6に進み、放送局2にCMを送信して放送依頼を行な
う処理がなされる。次にSD7に進み、放送日時とチャ
ンネルの返信があったか否かの判断がなされ、返信があ
るまで待機する。放送依頼を受けた放送局2は、その依
頼されたCMをいつ放送するかの予定を立て、決まれば
放送日時とチャンネルとをCM制作者10のCMプレー
ス58の常駐エージェント59のにその旨を送信する。
すると、SD7によりYESの判断がななされてSD8
に進み、CM番号毎に分類して返信されてきた放送日時
とチャンネルとを記憶する処理がなされる。次にSD9
に進み、放送日時とチャンネルをCMプレース58上の
ユーザエージェント26に通知する処理がなされた後S
D1に戻る。
【0122】次に情報処理コンピュータ55の動作を説
明する。SE1により、番組関連データを受信したか否
かの判断がなされ、受信していない場合にはSE4へ進
む。図1で説明したように、番組関連データ制作者11
からCM制作者10に番組関連データが送信されて来れ
ば、SE1によりYESの判断がなされてSE2に進
み、対応する番組のCMをデータベース56から検索し
てそのCMと受信したデータである番組関連データとを
重合させる処理を行なう。その結果、データベース56
内のCMは、番組関連データが重合されたCMデータと
なる。また同じCMでも、どの番組に対し放映されるC
Mかによって番組関連データが異なるため、同じCMで
も、対象となる番組毎に異なった番組関連データが重合
された複数のCMデータがデータベース56に格納され
ることとなる。その結果、前述したCD6に従って放送
局に送信されるCMは、そのCMに対応する番組の番組
関連データが重合されたCMデータとなる。また、ユー
ザエージェント26が常駐エージェント59に対しCM
放送日時とチャンネルの通知依頼を行なう場合には、ど
の番組に挿入して放映するCMであるかを通知する。常
駐エージェント59は、その対象となる番組に対応した
番組関連データが重合されたCMデータをデータベース
56から検索して放送局2へ送信する。なお、データベ
ース56を2分割して、CMのみが格納されたCM専用
データベースと番組関連データ制作者11から送信され
てきた番組関連データのみを格納した番組関連データ専
用データベースとで構成し、ユーザエージェント26か
らのCM放送日時とチャンネルの通知依頼を受けたとき
に、そのCMの挿入放映の対象となる番組に関する番組
関連データを常駐エージェント59が検索し、ユーザエ
ージェント26により検索されたCMデータと常駐エー
ジェント59が検索した番組関連データとを重合させて
放送局2へ送信するようにしてもよい。次にSE3に進
み、重合したCMのうち番組とともに放送するCMを放
送局2へ送信する処理がなされる。つまり、番組の合間
に挿入されて放送されるCMがこのSE3により放送局
に送信され、放送局2から番組の放送とともに番組関連
データが重合されたCMが放送される。
【0123】次にSE4に進み、新たに制作されたCM
のデータベース56への入力があったか否かの判断がな
され、ない場合にはSE1に戻る。一方、入力があった
場合にはSE5に進み、その新たなCMをデータベース
56に記録する処理がなされ、次にSE6に進み、その
新たなCMが制作された旨を常駐エージェント59に通
知する処理がなされた後SE1に戻る。
【0124】図12は、前述したSE2により番組関連
データが重合されたCMを受信してユーザ宅17のパソ
コン14のCRT52またはTV16によりそのCMを
放映した画面図である。この図12では、パソコン14
のCRT52によりCMを放映した画面図が示されてい
る。この図12の場合には、コロンボ警部という主人公
が登場するサスペンス番組の合間に挿入されるスーツの
CMの場合である。そして、パソコン14のユーザが、
来年大学を卒業して社会人一年生となる者であり、来年
卒業する情報がユーザのプロフィール情報としてユーザ
エージェント26が知識として保有している。
【0125】ゆえに、ユーザエージェント26は、その
来年卒業という知識に基づいて図12に示すようなCM
を検索した。そして、番組関連データとして、この番組
の意見交換用のホームページのアドレスを表示させたり
(図12(a)参照)、このCMの放映の次に放映され
る番組部分で内容上注目すべき箇所、たとえば「殺人現
場でのコロンボ警部の右手に注目下さい」のメッセージ
表示を行なったりする(図12(b)参照)。また、図
12(c)に示すように、番組に出てくる専門用語の説
明、たとえば「サブリミナル効果:人間が意識できない
一瞬だけ映像を挿入して潜在意識に訴える」の文字表示
等を行なってもよい。このように、SE2による重合と
は、図12に示すように、CMの映像と文字情報等の重
合である。
【0126】図13は、図2に示したコンテンツ提供業
者7の通信装置3とユーザのパソコン14との制御回路
を示すブロック図である。通信装置3は、可変長データ
生成部31、乱数取得部32、暗号処理部33、論理回
路34、通信制御部35、認証処理部36、およびマス
タキー暗号処理部37を備えている。
【0127】可変長データ生成部31は、移動先エージ
ェント27による選択コンテンツの送信指令(SA38
参照)に基づいてテレスクリプト・エンジン18から伝
送されてくるコンテンツの通信容量に応じたサイズの可
変長データを生成する。たとえば静止画像の場合は画像
1枚毎、動画像の場合は1表示画面毎に可変長データを
生成する。この可変長データは任意のビット列からなる
デジタルデータである。乱数取得部32は、コンテンツ
を発振する度に乱数発生装置4から自然乱数を取得す
る。暗号処理部33は、可変長データおよび自然乱数に
基づいて可変長乱数列を生成する。暗号化に際してはS
XAL/MBAL(後述する)を使用する。
【0128】論理回路34は、テレスクリプト・エンジ
ン18から伝送されてきたコンテンツの個々のビットと
暗号処理部33により生成された可変長乱数列との排他
的論理和(イクスクルーシブオア)を判定することで当
該コンテンツをストリーム暗号化するものである。この
ストリーム暗号化された情報を伝送情報とする。通信制
御部35は、各ユーザのパソコン14に対して通信設定
して前記伝送情報や後述の通知情報を送信するととも
に、各ユーザのパソコン14から送られる情報を受信す
るものである。
【0129】認証処理部36は、ユーザのアクセス制御
等に際してのユーザ認証を行なうための処理部である。
マスタキー暗号処理部37は、認証処理部36および会
員管理センター12の管理サーバー69による認証の結
果が正統の場合に暗号処理部33において使用された可
変長データと自然乱数(複数の場合にはその使用順の情
報を含む)を伝送マスタキーとし、これを当該ユーザに
固有の鍵に基づいて暗号化するとともに、その暗号化に
より得られた情報を通知情報として通信制御部35から
当該ユーザのパソコン14に対して送信するものであ
る。暗号化にはSXAL/MBAL(後述する)を用い
る。
【0130】会員管理センター12には、会員となって
いるユーザのIDやユーザ認証のための種々の会員情報
がユーザ毎に分類して格納されているデータベース70
が設置されている。管理サーバー69は、このデータベ
ース70にアクセスして格納情報を検索してユーザ認証
を行ない、その結果をインターネット13を経由して通
信制御部30を介して認証処理部36へ送信する。
【0131】ユーザのパソコン14には、制御中枢とし
てのCPU60,プログラムが格納されているROM6
1,CPU60のワーキングエリアとしてのRAM6
2、ならびに電気的に記憶データの消去が可能なEEP
ROM63が設けられている。さらに、外部との信号の
整合性をとるための入出力インターフェイス64が設け
られている。なお、クロック発生回路,アドレスデコー
ド回路,パワーオンリセット回路等は図示を省略してい
る。
【0132】入出力インターフェイス64には、カード
リーダライタ66が接続されており、ユーザのICカー
ド65との信号のやり取りがこのカードリーダライタ6
6,入出力インターフェイス64を介してCPU60と
の間で行なわれる。入出力インターフェイス64にはフ
ロッピーディスクリーダライタ67が接続されており、
フロッピーディスクに対する情報の読取および書込が可
能となる。
【0133】入出力インターフェイス64にはハードデ
ィスクリーダライタ68が接続されており、ハードディ
スクに対する情報の読取および書込が可能となる。入出
力インターフェイス64にはキーボード53が接続され
ており、ユーザがキーボード53を操作することにより
その操作信号が入出力インターフェイス64を介してC
PU60へ入力される。入出力インターフェイス64に
はCRT52が接続されており、CRT表示用制御信号
がCPU60から入出力インターフェイス64を介して
このCRT52へ与えられる。入出力インターフェイス
64にはCD−ROMリーダ68aが接続されており、
CD−ROM68bの記録情報が読取可能となる。この
CD−ROM68bには、前述したユーザエージェント
26が記録されている。ユーザエージェント26は、こ
のCD−ROM68bに記録された状態でエージェント
製造業者からユーザに販売される。なお、ユーザエージ
ェント26の販売は、CD−ROM68bに記録させた
形での販売に代えて、エージェント製造業者がインター
ネット13を経由してオンラインによりユーザエージェ
ント26を配信して販売してもよい。
【0134】図14は、ユーザが所有するICカード6
5の制御回路および記憶データを示す図である。ICカ
ード65には、制御中枢としてのCPU91と、制御用
のプログラムを記憶しているROM92と、CPU91
のワーキングエリアとしてのRAM93と、電気的に記
憶データの消去が可能なEEPROM94と、外部との
信号の入出力を行なうためのI/Oポート90とが設け
られている。ROM92には、ICカード65のための
OS(オペレーティングシステム)が記憶されている。
このOSは、事実上の世界標準であるたとえばMULT
OS(マルチ・アプリケーションICカードの汎用オペ
レーティング・システム)等のICカード汎用OSを用
いるのが望ましい。
【0135】そして、たとえばEEPROM94には、
必要に応じて各種のアプリケーションソフト95が記憶
される。アプリケーションソフトとしては、たとえば、
クレジット,デビット(預金自動引き落し),モンデッ
クス,アクセス制御等の各種ソフトや、電子認証書,エ
ージェント用知識データ,電子カルテ等の各種データが
考えられる。これら各種アプリケーションソフトは、必
要に応じて他の種類のアプリケーションソフトに書換え
られるように構成されている。
【0136】エージェント用知識データ96としては、
秘密性を要しない公表可能情報NSIと、秘密性を要す
る秘密情報SIとに分類されて記憶されている。公表可
能情報NSIとしては、たとえば、ユーザの職業,趣
味,住所,音楽の好み,映画の好み,…ユーザの公開鍵
PKU等である。秘密情報SIとしては、たとえば、ユ
ーザの年収,電話番号,異性の好み,学歴,貯蓄額,財
産,…ユーザの秘密鍵SKU等が考えられる。この秘密
情報SIは、ユーザ固有の秘密鍵であるSK1により暗
号化された状態で記憶されている。
【0137】ユーザは、自己のユーザエージェント26
を利用する場合には、たとえばCD−ROM68bに記
録されているユーザエージェントをCD−ROMリーダ
68aで読取らせ、さらに自己が所有しているICカー
ド65をパソコン14のICカード挿入口50に挿入し
て、エージェント用知識データ96を読取らせ、ユーザ
エージェント96にエージェント用知識データ96を保
有させた状態で、ユーザエージェント26を動作させ
る。このユーザのプロフィール情報96は、転職や引っ
越し等があればユーザが職業や住所等を書換えて更新す
る操作を行なう。また、ユーザエージェント26は、ユ
ーザのために仕事を行ないその結果をユーザに提供する
のであり、その提供された結果に対するユーザの反応
(満足するかまたは不満に思うか等)を観察し、必要が
あればユーザエージェント26自身がユーザのプロフィ
ール情報96を更新したり補充したりする。その結果、
ユーザエージェント26をユーザが活用すればするほど
ユーザのプロフィール情報96がユーザに適した内容の
ものとなり、ユーザエージェント26を活用すればする
ほどユーザの満足のいく仕事を行なうものとなる。
【0138】さらに、ユーザエージェント26が、仕事
の結果を提供したユーザの反応(満足するかまたは不満
に思うか等)を観察し、ユーザのプロフィール情報96
ばかりでなく、ユーザエージェント26自身のプログラ
ムを改良するといういわゆる機械学習を応用したもので
ある場合には、ユーザエージェント26を、EEPRO
M63等の情報の書換えが可能な記憶媒体に記憶させて
おく必要がある。
【0139】また、図14に示したユーザのプロフィー
ル情報96は、どのアドレスにどの種類のプロフィール
情報が記憶されているかあるいはどのようなデータ構造
で記憶させるか等が、世界的規模で統一化されたフォー
マットに従っている。
【0140】図15は、前述したSXAL/MBALの
概要を示す説明図である。図示の例では、平文データで
ある20バイトの可変長データを8バイト(64ビッ
ト)の暗号鍵Kを用いて暗号化して20バイトの可変長
暗号列を求める。図中、P,E,F,G,H,I,Cは
各変換過程におけるデータであり、その添字はバイト数
を表わしている。また、fmは暗号関数である。
【0141】図15を参照して、まず、可変長データP
の左端の8バイトと拡大鍵KOとの排他的論理和(イク
スクルーシブオア)を判定し、判定結果を関数fmによ
りデータ変換する。次に両端の各4バイトを合せてSX
ALによりデータ変換し、残りはそのままとする。続い
てデータの順番を逆にし、暗号関数fmによりデータ変
換した後、データの順番を逆にする。これを暗号関数f
mによりデータ変換し、変換後のデータの左端の8バイ
トと拡大鍵KIとの排他的論理和(イクスクルーシブオ
ア)を判定し、暗号化された可変長暗号列Cを求める。
【0142】本実施の形態では、前記暗号アルゴリズム
が、16バイト以上のデータまたはファイルを1単位と
して暗号化するためメガバイト級の大容量毎の暗号化が
可能な点、前述のように双方向のデータ入換えを複数回
実施して暗号化するから解読が著しく困難となる点、お
よび情報伝達形態において1ビット程度のビット化けや
データ改ざんに遭遇した場合にすべての情報の正常復号
が不可能となる点に着目して、これを大容量情報の高速
伝達を行なう場合のセキュリティ確保に用いるようにし
たものである。特に、1ビット程度のビット化けやデー
タ改ざんに遭遇した場合、DES型の暗号アルゴリズム
では、復号の際にビット化けや改ざん部分の近辺または
その部分以外のみが正常に復号されないため、受信側で
の異常感知が著しく困難となる。これに対し、SXAL
/MBALでは、すべての部分が異常情報に変わるため
その感知が極めて容易であり、通信中の場合は再送要
求、ファイルの場合は保管中のバックアップファイルを
使用するなど、迅速な対応が可能となる。
【0143】図16は、図13に示した送信装置3の動
作を示すフローチャートである。SF1により、コンテ
ンツの送信指令があったか否かの判断がなされ、ない場
合にはSF14に進み、ユーザ認証処理を行なった後S
F1へ戻る。このSF1,SF14のループの巡回途中
で、前述したようにテレスクリプト・エンジン18から
コンテンツの送信指令があった場合には、SF2に進
み、その指令されたコンテンツが既に放送予定となって
いるコンテンツであるか否かの判断がなされる。既に放
送予定となっているコンテンツの場合には、放送日時と
チャンネルが放送局2からコンテンツ提供業者7へ送信
されてきているために、その放送日時とチャンネルをユ
ーザのパソコン14へ送信した後SF1へ戻る。
【0144】一方、送信指令を受けたコンテンツが未だ
に放送予定となっていない新たなコンテンツである場合
にはSF4へ進み、その選択されたコンテンツの送信単
位、たとえば1フレームFsに対応する可変長デー
タ(′′111…1′′)を生成する。次にSF5へ進
み、乱数発生装置4からたとえば2つの自然乱数(R
1,R2)を取得して、暗号処理を行なう。具体的には
可変長データを最初の自然乱数R1を鍵(暗号鍵)とし
て前述したSXAL/MBALにより暗号化し、初期乱
数列kd0(図15の下段の可変長暗号列Cに相当)を
生成する。次に、SF7へ進み、初期乱数列kd0の該
当バイトと基準論理値01hとの排他的論理和(イクス
クルーシブオア)判定により乱数列KS(=kd1,k
d2,…kdi)を生成する。
【0145】ここでkd1はkd0の1バイト目と01
hとの排他的論理和(イクスクルーシブオア)の判定結
果、kd2はkd0の2バイト目と01hとの排他的論
理和判定結果、…である。さらに乱数列KSを次の自然
乱数R2を鍵(暗号鍵)としてSXAL/MBALによ
り暗号化し、新たな乱数列RS(=rd1,rd2,…
rdn:可変長暗号列)を生成する(SF8)。ここで
rd1はkd1の暗号処理結果、rd2はkd2の暗号
処理結果、rdnはデータ量調整されたデータkdiの
暗号結果、…である。
【0146】次にSF9へ進み、前述のようにして生成
された乱数列RSと送信単位Fsとの排他的論理和条件
を判定して伝送情報RDnを生成し、SF10へ進み、
生成された伝送情報RDnを放送局2へ送信する。放送
局2では、伝送情報RDnを受信して、それをいつどの
チャンネルで放送するかを決定し、その決定された放送
日時とチャンネルをコンテンツ提供業者7へ返信してく
る。その返信があればSF11によりYESの判断がな
されてSF12へ進み、コンテンツNO.毎に分類して
放送日時,チャンネルを記憶する処理がなされる。次に
SF13に進み、その放送日時とチャンネルをユーザの
パソコン14へ送信する処理がなされた後SF1へ戻
る。
【0147】図17は、ユーザのパソコン14によるコ
ンテンツ再生処理動作を示すフローチャートであり、図
3に示したS20の具体的なフローチャートである。S
25により、可変長データと乱数(R1,R2)の記憶
があるか否かの判断がなされる。この両データは、ユー
ザのパソコン14を使用してユーザ認証が行なわれた結
果適正である旨の判定がなされたことを条件として後述
するようにコンテンツ提供業者7からユーザのパソコン
14へ送られてくるものである。この両データの記憶が
ない場合にはS26へ進み、まずユーザ認証処理(図1
8に基づいて後述する)を行なった後、S27へ進む。
【0148】S27では、可変長データを最初の自然乱
数R1によりSXAL/MBALにより暗号化し、初期
乱数列kd0を生成する。次に、S28へ進み、初期乱
数列kd0の該当バイトと基準論理値01hとの排他的
論理和(イクスクルーシブオア)判定により乱数列KS
(=kd1,kd2,…kdi)を生成する。次にS2
9へ進み、乱数列KSを次の自然乱数R2を鍵としてS
XAL/MBALにより暗号化し、新たな乱数列RS
(=rd1,rd2,…rdn)を生成する。前記初期
乱数列kd0、乱数列ks,rsは、それぞれ図16に
基づいて説明したものと同一のものである。
【0149】このようにして生成された乱数列RSと受
信した伝送情報RDnとの排他的論理和条件を判定して
送信単位Fsを生成し(S30)、コンテンツを再生す
る(S31)。
【0150】図18は、ユーザ認証処理を示すフローチ
ャートであり、前述したSF14,S26の具体的な動
作を示すフローチャートである。このフローチャート
は、ユーザのパソコン14とコンテンツ提供業者7の通
信装置3と会員管理センター12の管理サーバー69そ
れぞれのフローチャートである。
【0151】ユーザは、まず自己のICカード65をパ
ソコン14のICカード挿入口50へ挿入する。その状
態で、ユーザが暗証番号等を入力してカード認証を行な
い、そのカード認証の結果適正である旨の判定がなされ
たことを条件としてS32の処理がなされる。S32で
は、ICカード65に記憶されている会員IDを読出
し、その読出した会員IDと選択されたコンテンツN
O.とをコンテンツ提供業者7の通信装置3へ送信する
処理がなされる。通信装置3では、SF15により、送
信されてきたそれら情報を会員管理センター12の管理
サーバー69へ中継して送信する処理が行なわれる。管
理サーバー69では、SH1により、データベース70
に格納されている会員管理用の情報を参照して送られて
きた会員IDを確認し、適正である旨の確認が行なわれ
たことを条件として乱数を生成してチャレンジコードC
Cとして送信する処理がなされる。
【0152】コンテンツ提供業者7の通信装置3では、
SF16により、そのチャレンジコードCCを中継して
ユーザのパソコン14へ送信する。ユーザのパソコン1
4では、S33により、ICカード65内に記憶されて
いるユーザのネットキーSKを呼出し、それを鍵を使用
してレスポンスコードRCを生成して返信する処理がな
される。この処理は、RC=ESK(CC)を演算し、そ
の演算結果を返信する処理である。
【0153】コンテンツ提供業者7の通信装置3では、
そのレスポンスコードRCをSF17により中継して会
員管理センター12の管理サーバー69に伝送する処理
がなされる。
【0154】管理サーバー69では、SH2により、そ
の送信されてきたレスポンスコードRCに基づいてユー
ザの本人認証を行なって確認し、適正である旨の確認が
できればその旨をコンテンツ提供業者7の通信装置3へ
返信する処理がなされる。このSH2の処理は、具体的
には、RC=DSK(CC)が成立するか否かに基づいて
行なう。なお、ネットキーSKは、会員管理センター1
2のデータベース70に会員のID毎に分類して格納さ
れており、管理サーバー69が会員IDに相当するSK
を検索してそれを用いてユーザ認証を行なう。
【0155】ユーザ認証の確認情報を受取ったコンテン
ツ提供業者7の通信装置3では、SF18により、ユー
ザが希望するコンテンツに対応する可変長データKHと
乱数(R1,R2)をユーザのネットキーSKで暗号化
して秘匿した形態でユーザのパソコン14へ転送する処
理がなされる。ユーザのパソコン14では、S34によ
り、その転送されてきた情報をネットキーSKにより復
号化し、可変長データK1と乱数(R1,R2)とを再
生して記憶する処理がなされる。このK1と乱数(R
1,R2)とが前述した図17に示したS27以降の処
理に利用される。
【0156】図19は、たとえば有料コンテンツを購入
したユーザが、他のユーザにそのコンテンツを複製して
配布するという不正コピーを防止するための制御回路で
ある。この制御回路は、たとえばユーザのパソコン14
に内蔵されている。コンテンツ提供業者7が提供する有
料コンテンツあるいは放送局2が放送する有料番組をユ
ーザのパソコン14が受信してそのコンテンツをハード
ディスク81等に記録させる。前述したように、有料コ
ンテンツの場合には、一般的に暗号化されたデータとし
て転送されてくるために、その転送データをそのまま暗
号化された状態でパソコン14がハードディスク81に
記録する。このハードディスク81から読出された情報
は、図17で説明したように、所定の復号化手段81a
により復号化され、コンテンツが再生される。
【0157】この復号化された後のコンテンツには、い
わゆる電子透かし技術により、制御信号CCS(Copy C
ontrol Signal )を透かし情報として埋込んでいる。一
般的に、透かし情報は、MEPG2による復号化を行な
うことにより読出すことができる。この復号手段81a
により復号化されたコンテンツデータがMPEG2復号
化器82に入力され、復号化された情報を電子透かし検
出器83に入力することにより、透かし情報である制御
信号CCSを検出することができる。そしてその電子透
かし検出器83により検出されたCCSがAPS86に
入力される。このAPSは、たとえば米Macrovision Co
rp. が開発したAnalog Protection Systemであり、複製
防止処理を行なうものである。
【0158】電子透かし検出器83からグラフィックス
・モジュール84に、透かし情報を含むコンテンツデー
タが与えられ、グラフィックス・モジュール84からコ
ンテンツデータがNTSC(National Tetevison Syste
m Committee )符号化器85に与えられ、NTSC信号
に変換される。そしてNTSC信号がパソコン14のC
RT52,TV16,VTR15等に供給される。
【0159】APS86に与えられるCCSは、たとえ
ば、「コピー禁止」や「1度だけコピー可能」などのコ
ピー制御信号であり、この信号に従ってAPS86が動
作してCCSのデータ内容どおりのコピー禁止等の制御
を行なう。
【0160】図20は、コンテンツ提供業者7と第三者
機関8あるいは放送局2と番組関連データ制作者11と
の間での情報のやり取りを無線系メディアを用いて行な
う例を示す説明図である。この図20は、いわゆるワイ
ヤレス・ローカル網WLL(Wireless Local Loop )を
利用したものを示している。コンテンツ提供業者7,第
三者機関8,放送局2,番組関連データ制作者11に
は、それぞれ、無線装置71,72,74,75が設け
られている。そして、前述したように、第三者機関8と
コンテンツ提供業者7との間での、ユーザエージェント
26,有料コンテンツ,第三者機関エージェント29等
の伝送を、このWLLを利用して行なう。図中76,7
7,78,79,80はWLL用のアンテナである。
【0161】また、放送局2と番組関連データ制作者1
1との間での、番組関連データの伝送等も、WLLを利
用して行なう。なお、1は衛星、5は衛星用のアンテナ
である。
【0162】第三者機関8とコンテンツ提供業者7との
間での情報のやり取りは、多数のユーザエージェントや
多数の第三者機関エージェントや多数のコンテンツが比
較的大量に集まって送受信されるために、そのような大
量のデータをこのWLLを利用して送受信することによ
り、効率的に送受信できる利点がある。
【0163】図21は、不正コピー防止のための他の例
を示す制御回路図である。この制御回路も、たとえばユ
ーザのパソコン14に内蔵されている。ユーザのパソコ
ン14で受信した暗号化されたコンテンツデータは前述
したようにハードディスク81に記録される。この暗号
化コンテンツデータ内には、その暗号化コンテンツを復
号化するための前述した可変長データK1,乱数R1,
R2が前述したユーザのネットキーSKで暗号化された
状態で、透かし情報として組込まれている。
【0164】ハードディスク81に記録されているこの
ような暗号化コンテンツデータがMPEG2復号化器8
2に入力され、そこで復号化されて透かし情報が検出可
能な状態に変換され、そのデータが電子透かし検出器8
3に入力され、透かし情報であるESK(K1,R1,R
2)が検出されてパソコン14のCRT52,TV16
に入力される。一方、電子透かし検出器83からの暗号
化コンテンツデータがグラフィックス・モジュール84
を経由してNTSC符号化器85に入力され、NTSC
信号としてCRT52,TV16,VTR15に与えら
れる。このNTSC信号は、暗号化されたコンテンツデ
ータのNTSC信号であるために、このNTSC信号に
基づいてそのままCRT52,TV16等により放映し
たとしても、暗号化されたデータに従った映像しか放映
されず、ユーザが何ら認識できない映像となる。
【0165】そこで、たとえばユーザのパソコン14の
ICカード挿入口50にユーザのICカード65を挿入
することにより、そのICカード65に記憶されている
ユーザのネットキーSKがパソコン14により読取ら
れ、パソコン14に入力されたESK(K1,R1,R
2)をユーザのネットキーSKより符号化してK1,R
1,R2を再生し、それらデータを用いてNTSC信号
を復号化して通常のコンテンツデータに対するNTSC
信号に変換し、それに基づいてCRT52により映像を
表示するように制御する。
【0166】TV16にもICカード挿入口を形成し、
そこにICカード65を挿入することにより、前述と同
様にTV16によりNTSC信号を復号化して通常のコ
ンテンツデータに対するNTSC信号に変換して放映す
る。
【0167】このように構成することにより、有料コン
テンツを正規に購入したユーザのICカード65を、パ
ソコン14あるいはTV16に挿入しない限り、有料コ
ンテンツを再生して放映することができない。なお、V
TR15には、ICカード挿入口が形成されていないた
め、VTR15に記録されるデータは暗号化されたコン
テンツに対するNTSC信号となる。そしてこのVTR
15に記録されている暗号化されたコンテンツに対する
NTSC信号をCRT52あるいはTV16により再生
する際には、ICカード60を挿入して前述したように
復号化して再生閲覧する。
【0168】この図21に示す別実施の形態により、T
V16でコンテンツを再生する場合には、TV16に図
17に示したコンテンツ再生処理の機能が内蔵されるこ
ととなる。また、CRT52によりコンテンツを再生す
る場合には、パソコン14のICカード挿入口50にI
Cカード65を挿入して再生するのであるが、図21に
示すように、NTSC符号化器85からCRT52に供
給されたNTSC信号に対し復号化を行なうようにし、
パソコン14内でNTSC信号が復号化されてその復号
化されたNTSC信号がたとえばTV16やVTR15
に出力できないように構成されている。
【0169】また、この図21に示す別実施の形態で
は、図18に示したユーザ認証処理を行なって適正なユ
ーザである旨の認証が行なわれた後、可変長データK1
と乱数(R1,R2)とをユーザのネットキーSKで暗
合化したデータを暗号化コンテンツデータに透かし情報
として組込んでその情報を放送局2等を経由してユーザ
のパソコン14に転送するようにする。
【0170】図22〜図24は、図16〜図18に示し
た制御動作の他の例を示す図である。
【0171】図22は、コンテンツ提供業者7の通信装
置3の動作を示すフローチャートであり、図16と対応
している。SF19により、コンテンツの送信指令があ
ったか否かの判断がなされ、ない場合にはSF19aに
進み、ユーザ認証処理を行なった後SF19へ戻る。
【0172】テレスクリプト・エンジン81からコンテ
ンツの送信指令があった場合にはSF20へ進み、既に
放送予定となっているコンテンツであるか否かの判断が
なされ、放送予定となっているコンテンツである場合に
はSF21へ進み、放送日時とチャンネルをパソコン1
4へ送信してSF19へ戻る。一方、未だに放送予定と
なっていない新しいコンテンツについて送信指令があっ
た場合にはSF22へ進み、ユーザの秘密鍵SKUと同
じビット数の乱数RNを生成する処理がなされる。一般
的にRSA等の公開鍵暗号方式で用いられる秘密鍵のビ
ット数は、1024ビットであるために、このSF22
で生成される乱数RNも1024ビットになる可能性が
高い。
【0173】次にSF23へ進み、選択されたコンテン
ツをユーザの秘密鍵SKUと同じビット数(たとえば1
024ビット)ずつに分割して分割コンテンツA(=A
1,A2,…An)を生成する処理がなされる。SKU
と同じビット数に分割した場合には、コンテンツに端数
が生ずるのが一般的である。その場合には、最後の分割
コンテンツAnがSKUのビット数よりも少ないビット
数のデータとなる。次にSF24へ進み、分割コンテン
ツAとSF22により生成された乱数RNとの排他的論
理和(イクスクルーシブオア)を演算する。図22〜図
24ではイクスクルーシブオアとして○の中に+が描か
れた記号を用いているが、明細書では(+)の記号を用
いる。SF24の具体的演算内容は、分割コンテンツA
1,A2,…Anのそれぞれと乱数RNとのイクスクル
ーシブオアを計算するものである。次にSF25へ進
み、SF24による演算結果A(+)RNを放送局2へ
送信する処理がなされる。これを受けた放送局2は、A
(+)RNを放送する日時とチャンネルを決定し、その
決定された放送日時とチャンネルをコンテンツ提供業者
7に返信する。その返信があれば、SF26によりYE
Sの判断がなされてSF27へ進み、コンテンツNO.
毎に分類して放送日時とチャンネルを記憶する処理がな
され、SF28に進み、その放送日時とチャンネルをパ
ソコン14へ送信する処理がなされた後SF19へ戻
る。
【0174】なお、SF24の最後のAn(+)RN
は、分割コンテンツデータAnが端数の関係上SKUよ
りも少ないビット数の分割コンテンツである場合には、
乱数RNの先頭から分割コンテンツAnのビット数だけ
のデータを取出し、そのデータとAnのイクスクルーシ
ブオアを演算する。
【0175】図23は、SF19aおよび後述するS3
6に示されたユーザ認証処理の具体的動作を示すフロー
チャートであり、図18と対応している。
【0176】まずユーザが自己のICカード65をパソ
コン14のICカード挿入口50に挿入して前述と同様
にカード認証を行ない、適正である旨の認証が行なわれ
たことを条件としてS38により、挿入されたICカー
ド65に記憶されているユーザのIDが読取られてその
会員IDと選択されたコンテンツNO.とがコンテンツ
提供業者7の通信装置3へ送信される。通信装置3で
は、その送信されてきた情報をSF19により中継して
会員管理センター12の管理サーバー69に伝送する。
管理サーバー69では、SH3により、データベース7
0にアクセスして送られてきた会員IDを確認して適正
であるか否かの判断を行ない、適正である旨の確認をし
た後乱数を生成してチャレンジコードCCを通信装置3
へ送信する。
【0177】通信装置3では、その送信されてきたチャ
レンジコードCCをSF20により中継してユーザのパ
ソコン14へ送信する。ユーザのパソコン14では、S
39により、ICカード内のネットキーSKを読出し、
そのSKを鍵としてレスポンスコードRCを生成して返
信する処理がなされる。つまり、RC=ESK(CC)を
演算して返信する。通信装置3では、その返信されてき
たRCをSF21により中継して管理サーバー69に送
信する処理が行なわれる。管理サーバー69では、SH
4により、その送信されてきたレスポンスコードRCに
基づいてユーザの本人認証を行ない適正である旨の認証
が行なわれたことを確認した場合にその旨を返信する処
理がなされる。つまり、SH4では、CC=DSK(R
C)が成立するか否かを判断してユーザの本人認証が行
なわれる。
【0178】通信装置3では、ユーザの本人認証の確認
情報を受取れば、選択されたコンテンツをSF23同様
に分割し、分割コンテンツA(=A1,A2,…An)
を管理サーバー69へ送信する処理がなされる。管理サ
ーバー69では、SH5により、 SKU(+){I1(+)(A1(+)RN)}=A1 SKU(+){I2(+)(A2(+)RN)}=A2 ・ SKU(+){In(+)(An(+)RN)}=An を満たすI(=I1,I2,…In)を演算して、ESK
(I)を通信装置3へ送信する処理がなされる。
【0179】ここで、I1,I2,…Inは、それぞ
れ、A1,A2,…Anの分割コンテンツのビット数と
同じビット数(たとえば1024ビット)のデータであ
る。なお、端数の関係上Anが通常より少ないビット数
であった場合には、InもAnに合せた少ないビット数
となる。このI1,I2,…Inの算出は、比較的簡単
に行なえ得る。たとえば、SKUとA1とRNとの最上
位ビットがともに「1」であった場合には、 1(+){I1の最上位ビット(+)(1(+)1)}
=1 となり、I1の最上位ビットは自ずと「0」となる。ま
た、SKUの最上位ビットの次のビットが0で、A1と
RNとの最上位ビットの次のビットがともに1であった
場合には、 0(+){I1の最上位ビットの次のビット(+)(1
(+)1)}=1 となり、I1の最上位ビットの次のビットは自ずと
「1」となる。
【0180】通信装置3では、ESK(I)を受けてSF
23により中継してユーザのパソコン14へ送信する処
理がなされる。ユーザのパソコン14では、S40によ
り、受信した情報を鍵SKにより復号化する処理、すな
わち、TSK{ESK(I)}を演算してIを再生して記憶
する処理がなされる。なお、この別実施の形態では、会
員管理センター12のデータベース70に、会員のID
ごとに分類して会員(ユーザ)の秘密鍵SKUが格納さ
れている。この秘密鍵SKUは、秘密性が保持可能な状
態でデータベース70に格納されており、会員管理セン
ター12のある限られたオペレータのみが管理サーバー
69によりSKUにアクセスできるように構成されてい
る。
【0181】図24は、ユーザのパソコン14の動作を
示すフローチャートであり、図17に示したフローチャ
ートに対応したものである。まずS35により、I(=
I1,I2,…In)を記憶しているか否かの判断がな
される。図23に示したユーザ認証が終了した段階では
Iがユーザのパソコン14により記憶されているために
(S40参照)、S35によりYESの判断がなされて
S37に進むが、まだIが記憶されていない場合にはS
36に進み、図23に示したユーザ認証処理が行なわれ
た後S37へ進む、S37では、 A=SKU(+){I1(+)(A1(+)RN} +SKU(+){I2(+)(A2(+)RN} +SKU(+){I3(+)(A3(+)RN} : +SKU(+){IN(+)(AN(+)RN} を演算して、コンテンツを再生する処理がなされる。
【0182】この別実施の形態では、S37で示したよ
うに、コンテンツAを再生するには、当該ユーザの秘密
鍵であるSKUが必要となる。つまりこのユーザの秘密
鍵SKUを用いて暗号化コンテンツを復号化する処理が
コンテンツAを再生するのに必須の処理となっている。
その結果、暗号化コンテンツを正規に購入したユーザ以
外のユーザが暗号化コンテンツを復号化してコンテンツ
Aを再生するためには、当該暗号化コンテンツを購入し
た正規のユーザの秘密鍵SKUを用いて暗号化コンテン
ツを復号化せざるを得ず、正規のユーザからICカード
65を入手しなければコンテンツAを得ることはできな
い。ゆえに、セキュリティが向上する。
【0183】この図22〜図24の別実施例を別の表現
で簡単に説明すれば、以下のようなものとなる。
【0184】コンテンツ提供業者7が作成したコンテン
ツをAとし、コンテンツ提供業者7は、その有料コンテ
ンツAを乱数等からなる鍵RNにより暗号化してE
RN(A)を演算してそれを放送局2から放送してもら
う。またコンテンツ提供業者7は、DSKU [DI {ERN
(A)}]=Aを満たす鍵Iを生成し、それを鍵SKで
暗号化してインターネット13等を経由してユーザのパ
ソコン14へ送信する。
【0185】ユーザは、放送局2から受信したE
RN(A)をコンテンツ提供業者7から受信して再生した
鍵Iで復号化し、さらにそれを自分の秘密鍵SKUで復
号化する。その結果、コンテンツAを得ることができ
る。
【0186】なお、このようなRNやIやSKU等の鍵
を用いて暗号化,復号化するアルゴリズムを、RSA公
開鍵暗号方式やいわゆる楕円曲線暗号のアルゴリズムを
用いれば、DI {ERN(A)}=EPKU (A)が成立す
る。ゆえに、この式を満たすIをコンテンツ提供業者7
が算出してそれをユーザのパソコン14に送信すれば事
足りることとなり、Iを生成するのにユーザの公開鍵P
KUで事足りユーザの秘密鍵SKUを必要としないこと
となる。
【0187】次に、以上説明した実施の形態の変形例や
特徴点等を以下に列挙する。 (1) 前述した実施の形態では、CM制作者10が制
作したCMに対し番組関連データ制作者11が制作した
番組関連データを重合させて放送し、番組の合間に挿入
されているCMをユーザがカットして番組の部分のみを
閲覧する不都合を防止するためのCMカット閲覧防止シ
ステムの発明が開示されている。
【0188】この発明は、ユーザに閲覧を希望させるた
めのコンテンツの合間にコマーシャルメッセージを挿入
して宣伝を行なう宣伝システム(宣伝方法)を発明の属
する技術分野とする。
【0189】従来から一般的に知られている宣伝システ
ム(宣伝方法)は、テレビ番組等の合間にコマーシャル
メッセージ(CM)を挿入して放送局から放送し、ユー
ザがその放送を受信してTV(テレビジョン)で放映し
てCMを閲覧することにより、CMのスポンサーの宣伝
やスンポンサーの商品の宣伝を行なうものがあった。
【0190】一方、近年、ユーザの家庭にはVTR(ビ
デオテープレコーダ)が普及しており、放送局が放送し
たCMを含む番組を一旦このVTR等に記録させ、後日
それを再生してTVやパソコン等で閲覧するという記録
再生閲覧が増えてきた。
【0191】その結果、番組の合間に挿入されているC
Mはユーザにしてみれば贅肉に相当する部分であるため
に、そのCM部分のみをカットして番組部分のみを再生
して閲覧するというCMカット閲覧が増えることが予想
される。
【0192】このようなCMカット閲覧が増えた場合に
は、民放番組のスポンサーがCMによる利益を見込めな
くなり、スンポンサーによって成り立っている民放が崩
壊するおそれがある。
【0193】つまり、従来の宣伝システム(宣伝方法)
においては、ユーザに閲覧を希望させるためのコンテン
ツの合間に挿入されたコマーシャルメッセージのみをユ
ーザがカットしてコンテンツのみを閲覧するために、コ
マーシャルメッセージの挿入による利益が見込めなくな
るという欠点があった。
【0194】この宣伝システムの発明は、かかる実情に
鑑み考え出されたものであり、その目的は、ユーザによ
る前述したCMカット閲覧を極力防止することである。
【0195】この目的を達成するための手段として、こ
の宣伝システムの発明は、ユーザに閲覧を希望させるた
めのコンテンツの合間にコマーシャルメッセージを挿入
して宣伝を行なう宣伝システムであって、前記コマーシ
ャルメッセージが挿入される対象となる前記コンテンツ
に関連するコンテンツ関連情報を制作する制作者によっ
て制作されたコンテンツ関連情報を前記コマーシャルメ
ッセージと同時に放映する同時放映手段を含むことを特
徴とする。
【0196】このような手段を採用した結果、コマーシ
ャルメッセージと同時にそのコマーシャルメッセージが
挿入されたコンテンツに関連するコンテンツ関連情報が
放映される。コンテンツに興味のあるユーザはそのコン
テンツ関連情報をも閲覧を希望するために、コンテンツ
関連情報を閲覧すれば同時にコマーシャルメッセージも
閲覧する結果となる。ゆえに、コマーシャルメッセージ
をカットしてコンテンツのみを閲覧することが極力防止
できる。
【0197】前記同時放映手段は、前記コマーシャルメ
ッセージが挿入される対象となる前記コンテンツ(番
組)に関連するコンテンツ関連情報(番組の意見交換用
のホームページや番組の重要なポイントに注意を促すメ
ッセージや番組内に登場する専門用語の解説等)を制作
する制作者(番組関連データ制作者11)によって制作
されたコンテンツ関連情報を前記コマーシャルメッセー
ジと重合させる重合手段(SE1,SE2)と、該重合
手段により前記コンテンツ関連情報が重合されたコマー
シャルメッセージを前記コンテンツの合間に放映する放
映手段(SE3,SD3〜DS9,放送局2,パソコン
14あるいはTV16)とを含んでいる。
【0198】前記重合手段は、たとえばテレビ番組の放
映中に地震等が発生した旨の臨時ニュースのメッセージ
を文字情報として表示させるという従来から周知の文字
作成装置等の重合手段を用いればよい。なお、前記重合
手段は、前述した本実施の形態では、CM制作者10の
所に設けられたものを示したが、その代わりに、放送局
2に設けてもよい。その場合には、番組関連データ制作
者11が制作した番組関連データをインターネット13
を経由して放送局2に送信し、放送局2において放送す
るコマーシャルメッセージにその番組関連データを重合
させて放送する。
【0199】また、前述したコマーシャルメッセージカ
ット閲覧を防止する目的を達成する発明として、次のよ
うな手段を有するものであってもよい。
【0200】ユーザに閲覧を希望させるためのコンテン
ツの合間にコマーシャルメッセージを挿入して宣伝を行
なう宣伝方法であって、前記コマーシャルメッセージが
挿入される対象となる前記コンテンツに関連するコンテ
ンツ関連情報を生成するコンテンツ関連情報生成ステッ
プと、該コンテンツ関連情報生成ステップにより生成さ
れた前記コンテンツ関連情報と前記コマーシャルメッセ
ージとを重合させる重合ステップと、該重合ステップに
より前記コンテンツ関連情報が重合した前記コマーシャ
ルメッセージを前記コンテンツの合間に放映する放映ス
テップとを含むことを特徴とする、宣伝方法。
【0201】前述した番組関連データ制作者11が図1
2に示すような番組関連データを制作する説明部分によ
り、前記コンテンツ関連情報生成ステップが構成されて
いる。前記SE2により、前記重合ステップが構成され
る。前記SE3,SD3〜SD9,放送局2,前記S1
3〜S16により、前記放映ステップが構成される。
【0202】(2) 前述した本実施の形態では、ユー
ザが好むと思われるコマーシャルメッセージを検索して
そのユーザに放映閲覧させるという発明が開示されてい
る。この発明は、コマーシャルメッセージによりユーザ
に対し宣伝を行なう宣伝システム(宣伝方法)を発明の
属する技術分野とする。
【0203】この種の宣伝システム(宣伝方法)におい
て、従来から一般的に知られてるものに、たとえば、民
放の番組に対するスポンサーのためのコマーシャルメッ
セージをCM制作者が制作し、その制作されたコマーシ
ャルメッセージが放送局に提供されて番組の合間に挿入
された状態で放送される。ユーザは、放送番組の中から
閲覧を希望する放送を受信してTVやパソコン等により
閲覧をし、その閲覧途中で挿入されたコマーシャルメッ
セージが放映されることにより、ユーザに対しスポンサ
ーの宣伝を行なっていた。
【0204】しかし、この種の従来の宣伝システム(宣
伝方法)では、CM制作者が一方的にスポンサーのCM
を作成してユーザが好むと好まざるとにかかわらず一方
的に制作されたCMを放送局から放送していた。その結
果、ユーザにしてみれば、全く興味のない商品のCMや
自分にほとんど無関係なCMを閲覧する状態となる。た
とえば、アルコールを受けつけないユーザに対しビール
の宣伝をしたところでユーザにとって全く無駄であるば
かりでなくスポンサー側にとっても全く効果のないCM
となってしまう。このように、従来の宣伝システム(宣
伝方法)は、ユーザ側およびスポンサー側双方にとって
無駄の多い利益の少ないものとなってしまうという欠点
があった。
【0205】本発明は、かかる実情に鑑み考え出された
ものであり、その目的は、宣伝者側およびユーザ側の双
方における無駄を極力防止することである。
【0206】この目的を達成する手段として、この発明
は、コマーシャルメッセージによりユーザに対し宣伝を
行なう宣伝システムであって、ユーザを複数種類の属性
毎に分類し、その分類毎に当該分類に属するユーザのみ
をターゲットにして制作されたコマーシャルメッセージ
を格納するコマーシャルメッセージ格納手段と、ユーザ
のプロフィール情報を知識として保有し、当該ユーザの
ために働くユーザエージェントに前記コマーシャルメッ
セージ格納手段に格納されているコマーシャルメッセー
ジを検索させる検索手段と、該検索手段により検索され
たコマーシャルメッセージを前記ユーザエージェントの
持主であるユーザに提供するコマーシャルメッセージ提
供手段とを含むことを特徴とする。
【0207】このような手段を採用した結果、複数種類
の属性に分類されたユーザ毎に当該分類に属するユーザ
のみをターゲットにしてコマーシャルメッセージが制作
され、ユーザエージェントによりそのような複数のコマ
ーシャルメッセージの中からユーザが好むと思われるコ
マーシャルメッセージが検索されて選択され、ユーザに
提供される。その結果、ユーザに適したきめ細かなコマ
ーシャルメッセージがユーザ毎に提供可能となり、ユー
ザにとって不必要なコマーシャルメッセージがユーザに
提供されてしまうという無駄を極力防止することができ
る。
【0208】前記データベース56により、ユーザを複
数種類の属性毎に分類し、その分類毎に当該分類に属す
るユーザのみをターゲットにして制作されたコマーシャ
ルメッセージを格納するコマーシャルメッセージ格納手
段が構成されている。前記テレスクリプト・エンジン5
7により、ユーザのプロフィール情報を知識として保有
し、当該ユーザのために働くユーザエージェント26に
前記コマーシャルメッセージ格納手段に格納されている
コマーシャルメッセージを検索させる検索手段が構成さ
れている。前記SA76〜SA80,SA89〜SA9
3,インターネット13,放送局2,S2,S11〜S
16により、前記検索手段により検索されたコマーシャ
ルメッセージを前記ユーザエージェントの持主であるユ
ーザに提供するコマーシャルメッセージ提供手段が構成
されている。
【0209】前記ユーザを複数種類の属性に分類する具
体例としては、たとえば、ユーザを、年齢別,性別,学
識レベル別,職業別,ユーザの消費動向別,ユーザの各
種好みの嗜好別等に分類することが考えられる。番組等
のコンテンツの合間に挿入されるコマーシャルメッセー
ジの放映時間としては、たとえば、20秒,40秒,6
0秒,80秒,100秒等のように、複数種類の放映時
間を予め規格化しておき、前記コマーシャルメッセージ
格納手段に格納される複数のコマーシャルメッセージ
も、1つのメッセージまたは複数のメッセージを組合せ
て放映することにより前記規格化された時間にちょうど
収まるような長さに制作しておく。
【0210】一方、放送局2からコマーシャルメッセー
ジを含む番組を放送する場合には、番組放送からコマー
シャル放送に切換える直前にコマーシャルメッセージの
放映時間を特定するデータを放送する。ユーザ側におい
ては、パソコン14等により、そのコマーシャルメッセ
ージの放映時間を特定する情報を受信してその情報に基
づいて特定されるコマーシャルメッセージ放映時間だけ
ユーザエージェントが検索したコマーシャルメッセージ
に切換えて放映する。
【0211】一方、ユーザエージェントが予め選択して
予約した番組以外の番組をユーザが見る場合もあり、そ
の場合に対応する方法としては、当日放送される番組の
スポンサーすべてについてコマーシャルメッセージを予
めユーザエージェントが検索してユーザのパソコン14
のハードディスク等に記憶しておくことが考えられる。
【0212】コマーシャルメッセージの記憶は、1つの
スポンサーに対し複数種類検索して記憶しておき、その
複数種類のコマーシャルメッセージを入れ代わり立ち代
わり放映してユーザが飽きないようにすることが望まし
い。
【0213】一方、ユーザが全く不要とするコマーシャ
ルメッセージたとえばアルコールを全く受けつけないユ
ーザに対しビールやウイスキー等のコマーシャルメッセ
ージは、当然ユーザエージェントが検索しない。その結
果、そのようなユーザに対しては、ユーザが見ている番
組のスポンサーになっているにもかかわらずそのユーザ
には当該スンポンサーのコマーシャルメッセージが全く
放映されないという不公平な事態が生ずる。そこで、た
とえば一定の地域内等において、スポンサー同士コマー
シャルメッセージの放映回数が平等となるように調整す
る調整手段を設置するのが望ましい。
【0214】図1に示した衛星放送を利用してコマーシ
ャルメッセージを放映する方法として、たとえば、コマ
ーシャルメッセージばかりを次々と放映する衛星放送を
1チャンネルまたは多数チャンネルにわたって開設し、
ユーザエージェントが前記コマーシャルメッセージ格納
手段にアクセスして検索選択したコマーシャルメッセー
ジが衛星放送によって放送される日時とチャンネルを特
定できるデータをユーザのパソコンに送信する。ユーザ
のパソコン14では、送信されてきた日時が来れば送信
されたチャンネルにチューニングして放送電波をキャッ
チしてその放送内容であるコマーシャルメッセージをハ
ードディスク等に記憶させる。
【0215】ほぼすべてのスポンサーについてコマーシ
ャルメッセージをユーザエージェントが検索してユーザ
のパソコン14のハードディスク等に記憶した段階で
は、その後においては、あるスポンサーについて新たな
コマーシャルメッセージが制作された場合に限り、その
新たなコマーシャルメッセージについてユーザエージェ
ントが検索し必要と判断すればこのコマーシャルメッセ
ージをユーザのパソコン14のハードディスク等に記憶
させる。またあるスポンサーについて古くなって消去さ
れたコマーシャルメッセージも、そのコマーシャルメッ
セージがパソコン14のハードディスクに記憶されてお
ればそのハードディスクから消去する。
【0216】その場合、前記コマーシャルメッセージ格
納手段において、新たに作成されて新たに格納されたコ
マーシャルメッセージあるいは古くて消去されたコマー
シャルメッセージが生ずるごとに、たとえばプッシュ技
術を利用してユーザのパソコン14にまでその旨を伝送
する。ユーザのパソコン14では、その伝送されてきた
情報に基づいてハードディスクの記憶内容を更新する。
【0217】さらに、ユーザエージェント26が検索し
たコマーシャルメッセージについてより詳細なデータを
入手したい場合には、インターフェイス13経由で所定
のWWWサーバーへアクセスして入手できるようにする
べく、そのコマーシャルメッセージについてのWWWサ
ーバーのアドレスをユーザのパソコン14に伝送するの
が望ましい。そのWWWサーバーのアドレスデータの送
信は、たとえば衛星データ配信・放送を利用したり、テ
レビ放送用の地上波を利用したデータ多重放送により配
信する。
【0218】(3) 前述した本実施の形態では、図2
2〜図24に示したように、有料コンテンツ等の情報の
セキュリティを確保するシステム(または方法)が開示
されている。
【0219】この発明は、情報提供者側が情報要求者側
に提供する情報に対するセキュリティシステム(または
セキュリティを確保する方法)を発明の属する技術分野
とする。
【0220】この種のセキュリティを確保する技術とし
て、従来から一般的に知られているものに、たとえば、
あるユーザによって有料コンテンツが購入されれば、そ
の有料コンテンツを暗号化してたとえば放送局からその
暗号化コンテンツを放送してもらう。その暗号化コンテ
ンツを購入したユーザに対しては、その暗号化コンテン
ツの放送日時とチャンネルとを事前に通知しておき、ユ
ーザがその暗号化コンテンツの放送を受信して暗号化コ
ンテンツをVTR等に記録する。そして、有料コンテン
ツの提供業者が前記暗号化コンテンツを復号化して再生
するための鍵を当該有料コンテンツを購入した正規のユ
ーザに対し配信する。その正規のユーザは、その配信さ
れてきた鍵を用いてVTR等に記録してある暗号化コン
テンツを復号化して再生して閲覧する。
【0221】このような従来の技術の場合には、暗号化
コンテンツが電波メディア(無線系メディア)により広
域にわたって放送されるために、有料コンテンツに対す
る料金を支払った正規のユーザ以外のその他多数のユー
ザが暗号化された有料コンテンツを受信可能となる。こ
のような正規のユーザ以外のその他多数のユーザが前述
した暗号化された有料コンテンツを受信して記録した場
合には、後はコンテンツ提供業者から配信される暗号化
コンテンツを復号化するための鍵(以下単に復号化鍵と
いう)をなんらかの方法で入手するだけで、暗号化コン
テンツを復号化して再生閲覧することが可能となる。そ
の結果、有料コンテンツに対し料金を支払っていない多
数のユーザが有料コンテンツを再生閲覧可能となってし
まうという不都合が生ずる。
【0222】そこで、前記復号化鍵FKを、料金を支払
った正規のユーザの公開鍵PKUにより暗号化してE
PKU (FK)の形で前記正規のユーザにインターネット
等を経由して配信することが考えられる。そのようにす
れば、他の多数のユーザがこのEPKU (FK)を傍受し
たとしても、料金を支払った正規のユーザの秘密鍵SK
Uをもっていない限り復号化して復号化鍵FKを再生す
ることができず、一応セキュリティは保たれるように思
われる。
【0223】しかし、あるグループの構成員全員が暗号
化コンテンツデータの放送を受信し、その構成員の一人
が代表として料金を支払ってEPKU (FK)を受信し、
その代表者の秘密鍵で復号化してDSKU {EPKU (F
K)}を演算してFKを再生し、そのFKをグループの
他の構成員全員に配信した場合には、一人分の料金しか
払わないにもかかわらず大勢の人間が暗号化コンテンツ
データを閲覧することが可能となる。
【0224】この発明は、かかる実情に鑑み考え出され
たものであり、その目的は、有料コンテンツ等の情報を
利用する権限を有する正規のもの以外のものが不正に情
報利用することを極力防止することである。
【0225】このような目的を達成するべく、この発明
は、次のような手段を採用している。
【0226】情報提供者側が情報要求者側に提供する情
報に対するセキュリティを確保する方法であって、前記
情報提供者側において第1の鍵を用いてあるアルゴリズ
ムに従って前記情報を変換する変換ステップと、該変換
ステップにより変換された変換情報を前記情報要求者側
に提供する変換情報提供ステップと、前記情報提供者側
において、第2の鍵を生成する第2の鍵生成ステップ
と、該第2の鍵生成ステップにより生成された前記第2
の鍵を前記情報要求者側へ提供する第2の鍵提供ステッ
プとを含み、前記第2の鍵生成ステップは、前記変換情
報に対し、前記第2の鍵を用いてのあるアルゴリズムに
従った変換処理と前記情報要求者側の秘密鍵を用いての
あるアルゴリズムに従った変換処理とを施すことを条件
として前記情報を再生できるように定められた前記第2
の鍵を生成することを特徴とする、情報に対するセキュ
リティを確保する方法。
【0227】また、前述した目的を達成する他の手段と
して、本発明は以下の構成を採用してもよい。
【0228】情報提供者側が情報要求者側に提供する情
報に対するセキュリティシステムであって、前記情報提
供者側において第1の鍵を用いてるあるアルゴリズムに
従って前記情報を変換する変換手段と、該変換手段によ
り変換された変換情報を前記情報要求者側に提供する変
換情報提供手段と、前記情報提供者側において、第2の
鍵を生成する第2の鍵生成手段と、該第2の鍵生成手段
により生成された前記第2の鍵を前記情報要求者側へ提
供する第2の鍵提供手段とを含み、前記第2の鍵生成手
段は、前記変換情報に対し、前記第2の鍵を用いてのあ
るアルゴリズムに従った変換処理と前記情報要求者側の
秘密鍵を用いてのあるアルゴリズムに従った変換処理と
を施すことを条件として前記情報を再生できるように定
められた前記第2の鍵を生成することを特徴とする、情
報に対するセキュリティシステム。
【0229】本発明がこのような手段を採用した結果、
暗号化情報を復号化して再生する際に、情報提供者側が
前記情報を提供する相手である正規の情報要求者側の秘
密鍵を用いての変換処理が必須となる。その結果、暗号
化情報を復号化して再生するには、前記正規の情報要求
者側の秘密鍵を入手しなければならない。しかし、秘密
鍵というものは秘密性を保持しなければならない性質の
ものであり、他人にみだりに貸し与えて使用させること
があまり考えられないものである。ゆえに、前記正規の
情報要求者以外の他の者が正規の情報要求者から秘密鍵
を入手することは一般的にあまり考えられず、正規の情
報要求者以外のものが前記暗号化情報を復号化して再生
することが極力防止できる。
【0230】前記第2の鍵生成ステップ(第2の鍵生成
手段)は、前記変換情報に対し、前記第2の鍵を用いて
のあるアルゴリズムに従った変換処理が実行された後前
記情報要求者側の秘密鍵を用いてのあるアルゴリズムに
従った変換処理を施すことを条件として前記情報を再生
できるように定められた前記第2の鍵を生成するもので
あることが望ましい。
【0231】前記SF22〜SF24により、前記情報
提供者(コンテンツ提供業者7)側において第1の鍵
(乱数RN)を用いてあるアルゴリズム(イクスクルー
シブオア)に従って前記情報を変換する変換ステップ
(変換手段)が構成されている。前記SF25〜SF2
8,放送局2,S7,S23,S8,S24,S2,S
11〜S16により、前記変換ステップ(変換手段)よ
り変換された変換情報(A(+)RN)を前記情報要求
者(ユーザ)側に提供する変換情報提供ステップ(変換
情報提供手段)が構成されている。
【0232】前記SH5により、前記情報提供者側にお
いて、第2の鍵を生成する第2の鍵生成ステップ(第2
の鍵生成手段)が構成されている。SH5,SF23に
より、前記第2の鍵生成ステップ(第2の鍵生成手段)
により生成された前記第2の鍵を前記情報要求者側へ提
供する第2の鍵提供ステップ(第2の鍵提供手段)が構
成されている。
【0233】前記第2の鍵生成ステップ(第2の鍵生成
手段)は、前記変換情報(A(+)RN)に対し、前記
第2の鍵(I1,I2,…In)を用いてのあるアルゴ
リズム(イクスクルーシブオア)に従った変換処理と前
記情報要求者側の秘密鍵(SKU)を用いてのあるアル
ゴリズム(イクスクルーシブオア)に従った変換処理と
を施すことを条件として前記情報(コンテンツA)を再
生できるように定められた前記第2の鍵(I1,I2,
…In)を生成する。
【0234】(4) 前述した本実施の形態では、図2
1に基づいて説明したように、情報の不正コピーを防止
する発明が開示されている。
【0235】この発明は、不正コピーを防止することを
目的とし、その目的達成のために、次のような手段を採
用した。
【0236】暗号化された暗号情報内に、当該暗号情報
を復号化するための鍵情報が埋込まれており、該鍵情報
を読出す鍵読出手段(MPEG2,復号化器82,電子
透かし検出器83)と、該鍵読出手段より読出された鍵
を用いて前記暗号情報を復号化して情報を再生する復号
化手段(ICカード65,TV16,パソコン14)と
を含み、前記復号化手段は、前記再生された情報をユー
ザが認識できるように出力する出力装置(TV16,C
RT52を有するパソコン14)に内蔵されている。
【0237】(5) ICカード65に、エージェント
用知識データばかりでなくユーザエージェント26のプ
ログラム自体も記憶させてもよい。そのように構成した
場合には、エージェント用知識データとユーザエージェ
ントのプログラム自体とがユーザに常に携帯されるIC
カードに記録されることとなるために、エージェント用
知識データが他人に覗き見されるおそれが少なくなると
ともに、ユーザエージェントを他人に使用される不都合
も極力防止することができる。しかも、ユーザが勤務先
のオフィス等に設置されているパソコンを利用して自分
自身のユーザエージェントを活用したい場合には、携帯
しているICカード65をそのパソコンに挿入すること
により可能となり、わざわざ自宅のパソコン14からユ
ーザエージェントのプログラムとエージェント用知識デ
ータとを送信してもらう必要がなくなる。ICカード6
5のEEPROM94により、エージェント用知識デー
タを格納するエージェント用知識データ格納手段が構成
されている。またICカード65のEEPROM94に
より、エージェントプログラムを格納するエージェント
プログラム格納手段が構成されている。このエージェン
トプログラム格納手段に格納されているエージェントプ
ログラムは、前記ICカードの所有者のために働くエー
ジェントである。
【0238】図15に示したSXAL/MBALの代わ
りに、RSA公開鍵暗号方式や楕円曲線暗号方式を用い
てもよい。
【0239】無線装置71,72,アンテナ76,77
により、コンテンツ提供業者と第三者機関との間で情報
の交信を無線系メディアを利用して行なうための無線系
メディア利用型情報交信手段が構成されている。
【0240】前記S22,S22a,S22bにより、
アクセスしてきたものが、当事者の一方または双方が行
なうには不向きな中立性を要する特定の仕事を処理する
ために設立された第三者機関本人であるか否かを認証す
るための第三者機関認証手段が構成されている。前記S
15により、番組の合間に挿入されて放送されてきたコ
マーシャルメッセージをユーザエージェントが検索した
コマーシャルメッセージに取換えて編集するコマーシャ
ルメッセージ編集手段が構成されている。前記S16に
より、番組の合間に挿入されて放送されてきたコマーシ
ャルメッセージをユーザエージェントが検索したコマー
シャルメッセージに切換えて放映する切換放映手段が構
成されている。
【0241】前記SA10により、ユーザエージェント
の移動先予定を登録しておく移動先予定登録手段が構成
されている。前記SA45により、第三者エージェント
に出向依頼を行なうための処理を行なう出向依頼処理手
段が構成されている。SA49により、ユーザエージェ
ントが前記第三者機関へ移動するための第三者機関移動
手段が構成されている。
【0242】SA68〜SA72により、ユーザエージ
ェントによる購入手続を行なうための購入手続手段が構
成されている。この購入手続手段は、購入手続に対する
ユーザのデジタル署名を行なうためのデジタル署名手段
(SA70,SA71,SA72)を含んでいる。この
デジタル署名手段は、購入対象を特定可能なオーダ情報
と支払方法を特定可能な支払指示との二重署名を行なう
機能を有する。SB20〜SB27,SB4〜SB31
により、前記ユーザのデジタル署名を生成するためのデ
ジタル署名生成手段が構成されている。このデジタル署
名生成手段は、前記二重署名を生成する機能を有する。
【0243】前記SA73,SA74により、ユーザエ
ージェントのクローンが既に在駐しているところを避け
在駐していないところを探し出してユーザエージェント
が移動する移動先選択移動手段が構成されている。SA
81〜SA83,SA88〜SA92により、ユーザエ
ージェントを駐在させて新たなコマーシャルメッセージ
が制作された場合に当該コマーシャルメッセージに対す
る評価を行なうユーザエージェント駐在評価手段が構成
されている。
【0244】ユーザエージェント等が外国のサイト等に
移動する場合には、そのサイトでは、どこの国のエージ
ェントが移動してきたのかをチェックする必要が生ずる
場合がある。人間の場合には外国に行くときにビザ(入
国許可書)が必要になるのと同様に、エージェントの場
合には、ビザ(入国許可書)に相当するものをチェック
して、そのエージェントの侵入を許可するか否かを判断
するのが望ましい。
【0245】そこで、アクセスしてきたエージェントが
どこの国のユーザまたは業者のために働くエージェント
であるかをチェックするための国籍証明データを当該エ
ージェントに持たせておく。この国籍証明データは、前
述した第三者機関等からなる国籍証明書発行機関が外国
に行こうとするエージェントに発行する。国籍証明書発
行機関には、当該エージェントの公開鍵や必要に応じて
秘密鍵が登録されており、国籍証明書発行機関は、これ
ら公開鍵あるいは秘密鍵を利用して当該エージェントの
本人確認を行なった上で、当該エージェントに対し国籍
証明書を発行する。そして、当該エージェントが外国の
サイトにアクセスしてそのサイトに移動しようとした際
に、当該サイト側では、当該エージェントの公開鍵や秘
密鍵を利用して当該エージェントの本人確認を行なった
上で、当該エージェントが保有している国籍証明書を確
認してアクセスを許してよいか否かを判断する。
【0246】一方、国籍証明書の発行の代わりに、当該
エージェントが移動しようとする外国に当該エージェン
トが入国してもよいという入国許可証を当該エージェン
トに発行してもよい。その場合には、前述と同様に、第
三者機関等からなる入国証明書発行機関が、登録されて
いる公開鍵や秘密鍵等を利用して当該エージェントの本
人確認を行なった上で、当該エージェントに対し入国証
明書を発行する。
【0247】前述したように、ユーザエージェント26
等が知識として記憶している公開鍵や秘密鍵を、そのユ
ーザエージェント26のユーザと同じ公開鍵および秘密
鍵にした実施の形態を示したが、その代わりに、ユーザ
の公開鍵や秘密鍵と異なった公開鍵や秘密鍵をユーザエ
ージェント26等に記憶させておいてもよい。そのよう
にすれば、ユーザエージェント26はデジタル署名等を
行なった場合に、後々、ユーザ自身がデジタル署名を行
なったのかまたはユーザエージェントがデジタル署名を
行なったのかを判別することが可能となる。このよう
に、ユーザとそのエージェントとの鍵を異ならせる場合
には、公開鍵あるいは秘密鍵を登録しておく鍵登録機関
に、ユーザの公開鍵あるいは秘密鍵とそのエージェント
の公開鍵あるいは秘密鍵とを対応づけて登録しておくの
が望ましい。
【0248】前述した実施の形態では、第三者エージェ
ントが、依頼された仕事の実行として当事者の一方また
は双方に違法性あるか否かを監視するものを示したが違
法性の有無の関し専門の第三者エージェントがネットワ
ーク上を巡回してパトロールするようにし、その監視用
第三者エージェントが訪れたプレース上において、ユー
ザエージェントや業者側エージェント等をその監視用第
三者エージェントが尋問して違法性の有無の監視を行な
うようにしてもよい。
【0249】ユーザエージェント等が過去にどこのサイ
トを訪れてどのような仕事を誰のために実行したか等
の、エージェントの過去の仕事履歴データを当該エージ
ェントに記憶させておいてもよい。そのようにすれば、
いわゆる契約ネット(contracnet )を利用したタスク
の分配に際し、マネージャー側がその仕事履歴データに
基づいてどの規約者(エージェント)がタスクの実行に
適しているか否かを突き止めることができ、その適して
いる規約者(エージェント)に対して指名落札(direct
ed-award)を行なうことが可能となる。なお、契約ネッ
トとは、多数の処理モードの交渉を通じて問題を分割
し、各モードに副問題(これをタスクと呼ぶ)を割当て
るためのモデルのことである。
【0250】
【課題を解決するための手段の具体例】コンテンツ提供
業者7とユーザ、または、CM制作者10とユーザによ
り、当事者が構成されている。前記SA44,SA47
により、当事者の一方または双方が行なうには不向きな
中立性を要する特定の仕事が発生したことを判定する特
定仕事判定手段が構成されている。第三者機関エージェ
ント29,第三者機関常駐エージェント28により、前
記当事者双方に対し中立性を有する第三者エージェント
が構成されている。この第三者エージェントは、第三者
機関8によって運用管理するエージェントに限定される
ものではなく、たとえば前記当事者のエージェントが仕
事をするテレスクリプト・エンジン内のプレースと同じ
プレース上で仕事をしている他のエージェントによりこ
の第三者エージェントを構成してもよい。
【0251】前記SA45,SA64またはSA49〜
SA53またはSA60またはSA69,SA70によ
り、前記特定仕事判定手段の判定結果に従って、前記当
事者双方に対し中立性を有する第三者エージェントに前
記特定の仕事を依頼する仕事依頼手段が構成されてい
る。この仕事依頼手段により依頼された仕事を前記第三
者エージェントが代理して実行する(図7,図8に示し
たフローチャート)。前記第三者機関8により、前記特
定の仕事を処理するために設立された第三者機関が構成
されている。そして前記第三者エージェント(第三者機
関エージェント29,第三者機関常駐エージェント2
8)は、その第三者機関により運用管理され、前記特定
の仕事を行なうために開発されたエージェントである。
【0252】前記ユーザエージェント26と移動先エー
ジェント27とにより、前記当事者のそれぞれの側のた
めに働く当事者エージェントが構成されている。前記特
定仕事判定手段は、前記当事者エージェント同士が協調
して動作しているときに、当該当事者エージェントでは
自己の立場の方に有利となる利己的動作(たとえば有料
コンテンツの不法持ち帰りや有料コンテンツに対する虚
偽の評価)を行なうおそれのある場合に前記特定の仕事
が発生した旨の判定を行なう。
【0253】前記データベース19により、有料コンテ
ンツを格納しているコンテンツ格納手段が構成されてい
る。コンテンツ提供業者7により、前記コンテンツ格納
手段内の格納コンテンツを提供するコンテンツ提供者が
構成されている。ユーザ宅17に居住しているユーザに
より、前記コンテンツ提供者が提供するコンテンツ内に
入手したいコンテンツがあるか否かの検索を希望するユ
ーザが構成されている。そして、前記特定仕事判定手段
は、前記当事者エージェントのうちのユーザ側エージェ
ント(ユーザエージェント26)が前記コンテンツ格納
手段に格納されている前記有料コンテンツの検索を希望
した場合(SA43によるYESの判断がなされた場
合)に前記特定の仕事が生じたことを判定する。
【0254】さらに、前記第三者エージェントは、依頼
された仕事の実行を通して前記当事者の一方または双方
に違法性があるか否かを監視する監視機能(SC6,S
C18)を有する。
【0255】前記SA43,SA44,SA67,SA
58により、当事者の一方または双方が行なうには不向
きな中立性を要する特定の仕事が発生したことを判定す
る特定仕事判定ステップが構成されている。前記SA4
5,SB1,SB5,SB6,SA49,SA50,S
B7〜SB9により、前記当事者の双方に対し中立性を
有する第三者エージェントを調達する第三者エージェン
ト調達ステップが構成されている。前記SA45,SA
46,SA64,SA49〜SA53,SA69,SA
70,SA60により、前記特定仕事判定ステップによ
り前記特定の仕事が生じた旨の判定がなされた場合に、
前記第三者エージェント調達ステップで調達された第三
者エージェントに前記特定の仕事の依頼を行なう仕事依
頼ステップが構成されている。そしてその仕事依頼ステ
ップにより依頼された第三者エージェントが依頼された
前記特定の仕事を実行する(図7,図8に示したフロー
チャート)。
【0256】前記テレスクリプト・エンジン22とデー
タベース23とにより、第三者エージェントを提供する
ためのエージェント提供装置が構成されている。前記デ
ータベース23により、複数種類の第三者エージェント
を格納しているエージェント格納手段が構成されてい
る。テレスクリプト・エンジン22により、仕事を当事
者エージェントに代わって第三者エージェントにより代
理実行してもらいたい旨の依頼があった場合に、代理の
対象となる前記当事者エージェントに応じた種類の第三
者エージェントを前記エージェント格納手段が格納して
いる前記第三者エージェントの中から検索して提供する
エージェント検索提供手段が構成されている。
【0257】ユーザエージェント26によりユーザ側の
ために働くエージェントであって、ネットワーク上を移
動して動作するモバイルエージェントで構成されたユー
ザ側エージェントが構成されている。コンテンツ提供業
者7により、前記ユーザの要求に応えるサービス業者が
構成されている。移動先エージェント27により、前記
サービス業者側のために働く業者側エージェントが構成
されている。第三者機関8のプレース25を有するコン
ピュータ22aにより、前記ユーザ側エージェントのワ
ーキングエリアとして機能し、秘密の漏洩が防止できる
秘密保持用ワーキングエリアが構成されている。
【0258】そして、前記ユーザ側エージェントは、秘
密にしたい秘密データ(秘密情報SI)を秘密性が保持
できる態様(暗号化した態様)で前記知識として記憶し
ており、該ユーザ側エージェントが移動して仕事を行な
う際に、前記秘密データを使用する必要が生じた場合に
(SA44によりYESの判断がなされた場合に)、前
記ユーザ側エージェントは、前記秘密保持用ワーキング
エリアに移動し(SA49)、該秘密保持用ワーキング
エリア内で前記秘密データの秘密性を解除(SA50,
SA51)して前記仕事の実行を可能にする。
【0259】前記ユーザ側エージェントは、前記秘密デ
ータを暗号化して保有している(図14参照)。そし
て、ユーザ側エージェントが前記秘密保持用ワーキング
エリアに移動した後前記暗号化された秘密データの復号
化再生を可能にする(SA50,SA51)。
【0260】また、前記ユーザ側エージェントは、前記
秘密データの復号に用いられる復号鍵(SK1)を保有
しておらず、前記秘密保持用ワーキングエリアに移動し
た後、該秘密保持用ワーキングエリア内に取り寄せた前
記復号鍵を用いた前記秘密データの復号を可能にする
(SA50,SA51,SC2,SC11,SC1
2)。
【0261】前記秘密データは、前記ユーザの本人認証
のための秘密鍵(SKU)を含んでいる(図14参
照)。
【0262】前記CD−ROM68bまたはICカード
65により、それぞれに独立の知識を持つエージェント
同士が協調的に動作するマルチエージェントシステムに
使用され、当事者の一方の側のために働くエージェント
プログラムを記録している記録媒体が構成されている。
この記録媒体に記録されているプログラムは、コンピュ
ータに、当事者の他方のエージェントと打合せする第1
の打合せ手段(SA32,SA45,SA55,SA6
0,SA62,SA68,SA72)と、前記当事者の
双方が行なうには不向きな中立性を要する特定の仕事が
生じた場合に、前記当事者双方に対し中立性を有する第
三者エージェント(第三者機関常駐エージェント28,
第三者機関エージェント29)と打合せする第2の打合
せ手段(SA50,SA51,SA64,SA70)
と、前記特定の仕事を前記第三者エージェントに代理実
行してもらうのに必要な情報(ユーザのプロフィール情
報96等)を当該第三者エージェントに通知する必要情
報通知手段(SA64,SA70,SA51)として機
能させるためのものである。
【0263】前述した当事者の一方または双方が行なう
には不向きな中立性を要する特定の仕事の他の例として
は、当事者エージェント同士が対立するというトラブル
が発生した場合の仲裁やどちらのエージェントが正しい
かの判定、当事者エージェントの一方または双方が本当
に正しい当事者のエージェントであるかを立証するため
の第三者による証明等が考えられる。つまり、この特定
の仕事とは、当事者だけでは解決が困難または不可能な
中立性を要する仕事すべてを対象とする。
【0264】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、当事者の一方または双方が行なうには不向
きな中立性を要する特定の仕事を当事者双方に対し中立
性を有する第三者エージェントが代理して実行してくれ
るために、中立性を保ちながら特定の仕事の実行が可能
となる。
【0265】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、前記第三者エージェントが、前記特定の仕
事を処理するために設立された第三者機関により運用管
理され、前記特定の仕事を行なうために開発されたエー
ジェントであるために、当事者にとってより一層中立性
のあるエージェントによりより一層中立性のある代理実
行が期待できる。
【0266】請求項3に関しては、請求項1または請求
項2に関する効果に加えて、当事者エージェントでは自
己の立場の方に有利となる利己的動作を行なうおそれの
ある場合に前記特定の仕事が発生した旨の判定が行なわ
れ、第三者エージェントによる代理実行が行なわれるた
めに、当事者エージェントによる利己的な動作による不
都合を極力防止することができる。
【0267】請求項4に関しては、請求項3に関する効
果に加えて、ユーザ側エージェントがコンテンツ格納手
段に格納されている有料コンテンツの検索を希望した場
合に、特定の仕事が生じたと判定されて第三者エージェ
ントがその特定の仕事を代理実行してくれるために、ユ
ーザ側エージェントが有料コンテンツを検索してその有
料コンテンツに対する料金を支払うことなく有料コンテ
ンツを盗んでしまう不都合が極力防止できる。
【0268】請求項5に関しては、請求項1〜請求項4
のいずれかの効果に加えて、第三者エージェントが、依
頼された仕事の実行を通して前記当事者の一方または双
方に違法性があるか否かを監視する監視機能を有するた
めに、当事者の一方または双方に違法性があった場合に
はそれが監視可能となる。
【0269】請求項6に関しては、仕事を当事者エージ
ェントに代わって第三者エージェントにより代理実行し
てもらいたい旨の依頼があった場合に、代理の対象とな
る前記当事者エージェントに応じた種類の第三者エージ
ェントが検索されて提供されるために、当事者エージェ
ントに代わって仕事を代理実行する第三者エージェント
としてその当事者エージェントに似ている適したエージ
ェントを選任することができる。
【0270】請求項7に関しては、当事者の一方または
双方が行なうには不向きな中立性を要する特定の仕事が
生じた場合に、当事者の双方に対し中立性を有する第三
者エージェントにその特定の仕事を代理実行してもらう
ことのできるプログラムが記録された記録媒体を提供す
ることができる。
【0271】請求項8に関しては、当事者の一方または
双方が行なうには不向きな中立性を要する特定の仕事が
生じた場合に、当事者の双方に対し中立性を有する第三
者エージェントが調達されてその第三者エージェントに
前記特定の仕事を代理実行してもらうことができる。
【0272】請求項9に関しては、モバイルエージェン
トで構成されているユーザ側エージェントがネットワー
ク上を移動して仕事を行なうに際し、ユーザ側エージェ
ントが秘密データを使用する必要が生じた場合には、ユ
ーザ側エージェントが秘密保持用ワーキングエリアに移
動してそこで秘密データの秘密性を解除して前記仕事の
実行が可能となり、秘密データの漏洩を防止できながら
その秘密データを使用しての仕事の実行が可能となる。
【0273】請求項10に関しては、請求項9に関する
効果に加えて、ユーザ側エージェントが前記秘密データ
を暗号化して保有しているために、ユーザ側エージェン
トがネットワーク上を移動して動作したとしてもその秘
密データが他人に漏洩されることを極力防止することが
できる。
【0274】請求項11に関しては、請求項10に関す
る効果に加えて、前記秘密データの復号に用いられる復
号鍵をユーザ側エージェントが保有していないために、
ユーザ側エージェントがネット上を移動して動作した際
に前記暗号化された秘密データが他人に知られたとして
も、それを復号するための復号鍵までは他人に知られる
ことが防止できるために、前記秘密データの漏洩をより
確実に防止することができる。
【0275】請求項12に関しては、請求項9〜請求項
11に関する効果に加えて、ユーザ側エージェントが保
有している秘密データは、前記ユーザの本人認証のため
の秘密鍵を含んでいるために、前記秘密保持用ワーキン
グエリア内に移動することによりその秘密鍵を用いての
ユーザの本人認証を行なうことが可能となり、ユーザ側
エージェントにより一層高度なユーザの代理仕事を行な
わせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】情報の検索および配信を説明するための説明図
である。
【図2】各種エージェントの動作を説明するための説明
図である。
【図3】パソコンの制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】ユーザエージェントの動作を示すフローチャー
トである。
【図5】ユーザエージェントの動作を示すフローチャー
トである。
【図6】ユーザエージェントの動作を示すフローチャー
トである。
【図7】第三者機関常駐エージェントの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図8】第三者機関エージェントの動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】CMの検索を行なうためのエージェントの動作
を説明するための説明図である。
【図10】ユーザエージェントの動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】(a)はCMプレース常駐エージェントの動
作を示すフローチャートであり、(b)はCM制作者の
情報処理コンピュータの制御動作を示すフローチャート
である。
【図12】ユーザのパソコンのCRTにより表示された
コマーシャルメッセージの表示画面図である。
【図13】コンテンツ提供業者の通信装置とユーザのパ
ソコンとの制御回路を示すブロック図である。
【図14】ユーザのICカードの制御回路および記録情
報を示すブロック図である。
【図15】暗号方式SXAL/MBALの概要説明図で
ある。
【図16】コンテンツ提供業者の通信装置の制御動作を
示すフローチャートである。
【図17】ユーザのパソコンの制御動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】ユーザ認証処理の制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図19】コンテンツの不正コピーを防止するための制
御回路を示すブロック図である。
【図20】情報の検索および配信の他の例を示す説明図
である。
【図21】コンテンツの不正コピーを防止するための他
の例を示すブロック図である。
【図22】通信装置の制御動作の他の例を示すフローチ
ャートである。
【図23】ユーザ認証処理の他の例を示すフローチャー
トである。
【図24】ユーザのパソコンの制御動作の他の例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1は衛星 2は放送局 10はCM制作者 11は番組関連データ制作者 7はコンテンツ提供業者 8は第三者機関 14はパソコン 16はTV 15はVTR 13はインターネット 26はユーザエージェント 27は移動先エージェント 28は第三者機関常駐エージェント 29は第三者機関エージェント 19,23,56,70はデータベース 52はCRT 50はICカード挿入口 18,22,57はテレスクリプト・エンジン 24,25,58はプレース 3は通信装置 59は常駐エージェント 69は管理サーバー 68bはCD−ROM 65はICカード 96はプロフィール情報 82はMPEG2復号化器 83は電子透かし検出器 86はAPS
フロントページの続き (72)発明者 藤井 幹雄 神奈川県横浜市青葉区美しが丘5丁目35番 地の2 株式会社ローレルインテリジェン トシステムズ内 (72)発明者 塚本 豊 神奈川県横浜市青葉区美しが丘5丁目35番 地の2 株式会社ローレルインテリジェン トシステムズ内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞに独立の知識を持つエージェント
    同士が協調して動作するマルチエージェントシステムで
    あって、 当事者の一方または双方が行なうには不向きな中立性を
    要する特定の仕事が発生したことを判定する特定仕事判
    定手段を含み、 該特定仕事判定手段が前記特定の仕事が発生した旨の判
    定を行なった場合に、前記当事者双方に対し中立性を有
    する第三者エージェントが前記特定の仕事を代理して実
    行することを特徴とする、マルチエージェントシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記第三者エージェントは、前記特定の
    仕事を処理するために設立された第三者機関により運用
    管理され、前記特定の仕事を行なうために開発されたエ
    ージェントであることを特徴とする、請求項1に記載の
    マルチエージェントシステム。
  3. 【請求項3】 前記特定仕事判定手段は、前記当事者の
    それぞれの側のために働く当事者エージェント同士が協
    調して動作しているときに、該当事者エージェントでは
    自己の立場の方に有利となる利己的動作を行なうおそれ
    のある場合に前記特定の仕事が発生した旨の判定を行な
    うことを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の
    マルチエージェントシステム。
  4. 【請求項4】 有料コンテンツを格納しているコンテン
    ツ格納手段をさらに含み、 前記当事者の一方は、前記コンテンツ格納手段内の格納
    コンテンツを提供するコンテンツ提供者であり、 前記当事者の他方は、前記コンテンツ提供者が提供する
    コンテンツ内に入手したいコンテンツがあるか否かの検
    索を希望するユーザであり、 前記特定仕事判定手段は、前記当事者エージェントのう
    ちのユーザ側エージェントが前記コンテンツ格納手段に
    格納されている前記有料コンテンツの検索を希望した場
    合に前記特定の仕事が発生したことを判定することを特
    徴とする、請求項3に記載のマルチエージェントシステ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記第三者エージェントは、依頼された
    仕事の実行を通して前記当事者の一方または双方に違法
    性があるか否かを監視する監視機能を有することを特徴
    とする、請求項1〜請求項4のいずれかに記載のマルチ
    エージェントシステム。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載したマルチエージェント
    システムに用いられる第三者エージェントを提供するた
    めのエージェント提供装置であって、 複数種類の第三者エージェントを格納しているエージェ
    ント格納手段と、 仕事を当事者エージェントに代わって第三者エージェン
    トにより代理実行してもらいたい旨の依頼があった場合
    に、代理の対象となる前記当事者エージェントに応じた
    種類の第三者エージェントを前記エージェント格納手段
    が格納している前記第三者エージェントの中から検索し
    て提供するエージェント検索提供手段とを含むことを特
    徴とする、エージェント提供装置。
  7. 【請求項7】 それぞれに独立の知識を持つエージェン
    ト同士が協調して動作するマルチエージェントシステム
    に使用され、当事者の一方の側のために働くエージェン
    トのプログラムを記録している記録媒体であって、 コンピュータに、 当事者の他方のエージェントと打合せを行なう第1の打
    合せ手段と、 当事者の一方または双方が行なうには不向きな中立性を
    要する特定の仕事が発生した場合に、前記当事者双方に
    対し中立性を有する第三者エージェントと打合せを行な
    う第2の打合せ手段と、 前記特定の仕事を前記第三者エージェントに代理実行し
    てもらうのに必要な情報を当該第三者エージェントに通
    知する必要情報通知手段と、して機能させるためのプロ
    グラムが記録された、コンピュータ読取可能な記録媒
    体。
  8. 【請求項8】 それぞれに独立の知識を持つエージェン
    ト同士を協調的に動作させるマルチエージェント運用方
    法であって、 当事者の一方または双方が行なうには不向きな中立性を
    要する特定の仕事が発生したことを判定する特定仕事判
    定ステップと、 前記当事者双方に対し中立性を有する第三者エージェン
    トを調達する第三者エージェント調達ステップと、 前記特定仕事判定ステップにより前記特定の仕事が発生
    した旨の判定がなされた場合に、前記第三者エージェン
    ト調達ステップで調達された前記第三者エージェントが
    前記特定の仕事を実行する実行ステップとを含むことを
    特徴とする、マルチエージェント運用方法。
  9. 【請求項9】 エージェントがネットワーク上を移動し
    て動作するモバイルエージェントシステムであって、 ユーザと該ユーザの要求に応えるサービス業者とからな
    る当事者における前記ユーザ側のために働くユーザ側エ
    ージェントが、ネットワーク上を移動して動作するとき
    のワーキングエリアとして機能し、秘密の漏洩が防止で
    きる秘密保持用ワーキングエリアを含み、 前記ユーザ側エージェントは、秘密にしたい秘密データ
    を秘密性が保持できる態様で前記知識として保有してお
    り、該ユーザ側エージェントが移動して仕事を行なう際
    に、前記秘密データを使用する必要が生じた場合に、前
    記ユーザ側エージェントは、前記秘密保持用ワーキクン
    グエリアに移動し、該秘密保持用ワーキングエリア内で
    前記秘密データの秘密性を解除して前記仕事の実行を可
    能にすることを特徴とする、モバイルエージェントシス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記ユーザ側エージェントは、前記秘
    密データを暗号化して保有しており、前記秘密保持用ワ
    ーキングエリアに移動した後前記暗号化された秘密デー
    タの復号化再生を可能にすることを特徴とする、請求項
    9に記載のモバイルエージェントシステム。
  11. 【請求項11】 前記ユーザ側エージェントは、前記秘
    密データの復号に用いられる復号鍵を保有しておらず、
    前記秘密保持用ワーキングエリアに移動した後前記秘密
    保持用ワーキングエリア内に取り寄せた前記復号鍵を用
    いた前記秘密データの復号を可能にすることを特徴とす
    る、請求項10に記載のモバイルエージェントシステ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記秘密データは、前記ユーザの本人
    認証のための秘密鍵を含んでいることを特徴とする、請
    求項9〜請求項11のいずれかに記載のモバイルエージ
    ェントシステム。
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