JPH11296531A - データ照合方法およびその装置 - Google Patents

データ照合方法およびその装置

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JPH11296531A
JPH11296531A JP10096268A JP9626898A JPH11296531A JP H11296531 A JPH11296531 A JP H11296531A JP 10096268 A JP10096268 A JP 10096268A JP 9626898 A JP9626898 A JP 9626898A JP H11296531 A JPH11296531 A JP H11296531A
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耕一 笹川
Masahito Matsushita
雅仁 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照合に要する処理時間を短縮し、付加情報の
分類ミス等による照合誤りがないデータ照合方法および
その装置を得る。 【解決手段】 複数の登録データから2つを選ぶすべて
の組み合わせに対して算出された照合度を記憶しておく
相互相関テーブル記憶部6、登録データと照合データを
比較して両者の照合度を算出する第2照合処理部4b、
当該照合度と相互相関テーブルを用いて、次に読み出す
べき登録データの順序を制御する登録データ読み出し制
御部7、および上記照合度を所定のしきい値と比較して
照合データがどの登録データに相当するかを決定し、そ
れが決定された時点で他の登録データとの照合処理を打
ち切る照合判定部8を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、照合の対象とな
るデータが、登録データ記憶部に既に登録されている複
数の登録データのうちのどれに相当するかを決定するデ
ータ照合方法およびその装置に関するものであり、特に
画像データや画像データから抽出された特徴データの照
合に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のデータ照合装置の構成を示
すブロック図であり、図において、1は複数の登録デー
タを記憶する登録データ記憶部、2は登録データの読み
出しを行う登録データ読み出し部、3は登録データと照
合データの付加情報を比較する付加情報比較部、4は付
加情報が一致したときに登録データと照合データの特徴
データを照合する照合処理部、5は付加情報が一致しな
いときに照合処理を省略する照合処理スキップ部であ
る。
【0003】次に動作について説明する。登録データ記
憶部1は入力される登録データを逐次記憶し、登録デー
タ読み出し部2はデータ照合時にこの登録データ記憶部
1から1つずつ順番に登録データを読み出す。付加情報
比較部3はこの登録データ読み出し部2の読み出した登
録データと、入力された照合データの付加情報を比較す
る。その結果、登録データと照合データの付加情報が一
致していれば、照合処理部4は当該登録データと照合デ
ータの特徴データを比較して照合した後、登録データ読
み出し部2に対して次の登録データの読み出しを指示す
る。また、両データの付加情報が一致しなければ、照合
処理スキップ部5は照合処理を省略して、登録データ読
み出し部2に次の登録データの読み出しを指示する。こ
のようにして、入力された照合データについて、登録デ
ータ記憶部1に記憶されているすべての登録データとの
間で上記処理を行う。
【0004】このように、このデータ照合装置では、照
合データを複数の登録データと総当たりで照合し、最高
の照合度を示す登録データに相当すると判断するという
考え方が基本となっている。しかしながら、総当たりで
照合すると処理時間がかかるので、付加情報が一致しな
い登録データの照合を省略して処理時間の短縮をはかっ
ている。例えば、指紋の照合データおよび登録データは
通常、指紋の特徴点等の特徴データで構成されるが、こ
の特徴データにあらかじめ、指紋の紋様パターン別に分
類した情報を付加情報として追加しておき、照合データ
と登録データとをまずその付加情報で比較し、両者の付
加情報が一致しなければ特徴データの照合処理を省略す
るというものである。
【0005】なお、このような従来のデータ照合装置が
記載された文献としては、例えば特開平7−29003
号公報があり、そこには、照合指紋データと登録指紋デ
ータの各々の特徴データに対応して付加情報を記憶させ
ておき、照合指紋データと付加情報が一致しない登録指
紋データについてはその指紋照合の処理を省略する指紋
照合装置について開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ照合装置
は以上のように構成されているので、照合データを複数
の登録データと総当たりで照合しているため、照合処理
に時間がかかり、また特徴データに追加された付加情報
に誤りがあると、特徴データが類似していても付加情報
の比較時点でその登録データと照合データの照合が打ち
切られてしまう可能性が生じる。例えば、指紋データの
場合、付加情報として指紋の紋様パターン別に分類した
情報が用いられることが多いが、紋様パターンの分類誤
りは不可避であり、もし紋様パターンの分類に誤りがあ
ると、特徴データが類似していても付加情報の比較時点
で照合が打ち切られてしまうため、本来の登録データが
選択されずに別の登録データと判断され、必要な指紋の
抽出ができない可能性が生じる。このように、従来のデ
ータ照合装置は、照合処理に時間がかかり、また付加情
報による分類誤りが避けられないという課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、照合に要する処理時間を短縮し、
付加情報における分類誤りに関する問題のないデータ照
合方法およびその装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るデータ照
合方法は、複数の登録データ中より読み出された登録デ
ータと照合データを比較して両者の照合度を算出し、当
該照合度と、複数の登録データから2つを選ぶすべての
組み合わせに対する照合度よりあらかじめ作成しておい
た相互相関テーブルを用いて、次に読み出すべき登録デ
ータの順序を制御し、前記照合度を所定のしきい値と比
較して照合データがどの登録データに相当するかを決定
し、照合データがある登録データに相当すると判断され
ると、他の登録データとの照合処理をこの時点で打ち切
るようにしたものである。
【0009】この発明に係るデータ照合方法は、登録デ
ータ記憶部に記憶されている複数の登録データ中の1番
目の登録データを、1回目に読み出す登録データの番号
としたものである。
【0010】この発明に係るデータ照合方法は、相互相
関テーブルの内容に基づいて1回目に読み出す登録デー
タの番号を決定するようにしたものである。
【0011】この発明に係るデータ照合方法は、照合デ
ータに応じて1回目に読み出す登録データの番号を変更
するようにしたものである。
【0012】この発明に係るデータ照合方法は、照合デ
ータと登録データとの照合をカウントして、その照合回
数が所定のしきい値を越えた場合にも、他の登録データ
との照合処理をこの時点で打ち切るようにしたものであ
る。
【0013】この発明に係るデータ照合装置は、複数の
登録データから2つを選ぶすべての組み合わせに対する
照合度を計算してあらかじめ記憶しておく相互相関テー
ブル記憶部、登録データ記憶部から読み出された登録デ
ータと照合データを比較して両者の照合度を算出する第
2照合処理部、第2照合処理部で算出された照合度と相
互相関テーブル記憶部に記憶されている相互相関テーブ
ルを用いて、次に読み出すべき登録データの順序を制御
する登録データ読み出し制御部、および第2照合処理部
で算出された照合度を所定のしきい値と比較して、照合
データがどの登録データに相当するかを決定する照合判
定部を備え、照合判定部にて照合データがある登録デー
タに相当すると判断された場合に、この時点で他の登録
データとの照合処理を打ち切るようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるデ
ータ照合装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、1は照合対象となる照合データが比較される複数の
登録データを記憶している登録データ記憶部である。4
aはこの登録データ記憶部1から2つの登録データを読
み出してその比較を行い、それら両者の一致の度合いと
しての照合度を計算する第1照合処理部であり、4bは
登録データ記憶部1から読み出された登録データと入力
された照合データとの比較を行い、それら両者の一致の
度合いとしての照合度を計算する第2照合処理部であ
る。なお、この第1照合処理部4aおよび第2照合処理
部4bは、2つのデータの照合度を計算する部分であ
り、基本的には同様の動作をするものである。
【0015】また、6は登録データ記憶部1に記憶され
た複数の登録データから2つを選ぶすべての組み合わせ
に対して、あらかじめ第1照合処理部4aで計算された
照合度を、相互相関テーブルとして記憶しておく相互相
関テーブル記憶部である。7は第2照合処理部4bで計
算された照合度と、この相互相関テーブル記憶部6に記
憶されている相互相関テーブルを用いて、次に登録デー
タ記憶部1より読み出すべき登録データの順序を制御す
る登録データ読み出し制御部である。8は第2照合処理
部4bで算出された照合度を所定のしきい値と比較し
て、照合データがどの登録データに相当するかを決定す
る照合判定部である。
【0016】次に動作について説明する。照合処理を開
始する前に、あらかじめ以下の手順で、相互相関テーブ
ルを作成してそれを相互相関テーブル記憶部6に格納し
ておく。すなわち、まず登録データ読み出し制御部7の
制御によって登録データ記憶部1より登録データを読み
出し、登録されている複数の登録データから2つを選ぶ
すべての組み合わせに対して、それら両者の照合度を第
1照合処理部4aで算出する。これを相互相関テーブル
記憶部6に相互相関テーブルとして、マトリックス状の
テーブルの形式で記憶しておく。その際、n個の登録デ
ータをE(i)(i=1,…,n)とし、2つの登録デ
ータE(i)とE(j)の間の照合度をM(E(i),
E(j))で表すものとする。なお、照合度は0から1
00までの値をとるものとする。
【0017】いま、照合の対象となる照合データV
(j)が入力されると、以下の手順で照合処理が開始さ
れる。図2はその照合処理の手順を示すフローチャート
である。まず、初期状態として、m=1,r(m)=1
の設定が行われる(ステップST1)。ここにr(m)
はm番目に照合する登録データの番号を表す。次に、登
録データ読み出し制御部7が登録データ記憶部1の読み
出しを制御して、そこに記憶されているr(m)番目の
登録データE(r(m))を読み出し、それを第2照合
処理部4bに送る。第2照合処理部4bでは、このr
(m)番目の登録データE(r(m))と入力された照
合データV(j)の照合度M(E(r(m)),V
(j))を算出する(ステップST2)。
【0018】次に、照合判定部8において、上記第2照
合処理部4bで算出された照合度M(E(r(m)),
V(j))を所定のしきい値T1と比較する。その結
果、当該照合度M(E(r(m)),V(j))がしき
い値T1以上であれば、jがr(m)と等しい、すなわ
ちr(m)が照合データV(j)に対応した登録データ
E(r(m))の番号であると判断して、当該照合処理
を終了する。一方、照合度M(E(r(m)),V
(j))がしきい値T1未満であれば、次のステップS
T4に処理を進める。また、mが登録データの総数nに
等しくなったときには、対応する登録データがなかった
として、当該照合処理を終了する(ステップST3)。
【0019】照合判定部8は次に、登録データ読み出し
制御部7の制御で、第2照合処理部4bで算出された照
合度と、相互相関テーブル記憶部6から読み出したマト
リックス状の相互相関テーブルとを用いて、例えば、次
の式(1)によって部分相関度z(i,m)(i=1,
…,n)を計算する(ステップST4)。
【0020】
【数1】
【0021】なお、上記式(1)におけるSxy,Sx
x,Syyは、次に示す式(2)〜式(4)によって与
えられる。
【0022】
【数2】
【0023】ここにx(i,j),y(i,j)は、照
合度M(E(r(m)),V(j))が0にならないよ
うに、1を加えて次の式(5)および式(6)とした値
であり、これによって部分相関度の分母が0にならない
ようにしている。 x(i,j)=M(E(i),E(j))+1 …(5) y(i,j)=M(E(i),V(j))+1 …(6)
【0024】照合判定部8はさらに、上記ステップST
4で得られた部分相関度z(i,m)(i=1,…,
n)を最大にするi=imaxを求めて、m+1番目に
照合する登録データの番号をr(m+1)=imaxと
する。ただし、このimaxはこれまで照合してきたr
(1)からr(m)のどの番号とも一致しないように選
択する(ステップST5)。次にmをm+1にインクリ
メントして、処理をステップST2に戻し、上記照合処
理を繰り返す(ステップST6)。
【0025】次に、具体的な照合処理の例を説明する。
ここでは、登録データ数が6個の場合を考え、相互相関
テーブル(登録データ−登録データ間の照合度)の内容
が図3に示すようになったものとする。また、照合すべ
きデータとして、6番目の登録データに対応する照合デ
ータV(6)と6個の登録データE(1),…,E
(6)との照合度が図4に示すようになったものとす
る。なお、具体的な処理の過程は図5に示すように進行
する。この図5に示した例では、部分相関度z(i,
m)(i=1,…,n)は上記式(1)に基づいて計算
されている。
【0026】この図5に示すように、照合データV
(6)はまず最初に、1番目の登録データE(1)と照
合される。次に3番目の登録データE(3)と照合さ
れ、さらに6番目の登録データE(6)と照合される。
このようにして、3回目に登録データE(6)と照合さ
れたときに、照合データV(6)は当該6番目の登録デ
ータE(6)に相当すると判断される。すなわち、総当
たり照合では6回の照合が必要なところ、この場合には
3回目で対応する登録データに到達できたことになる。
【0027】なお、上記説明では、上記式(1)を用い
て部分相関度z(i,m)の計算を行うこととしたが、
他の相関度を計算できる算出式を用いてもよく、例え
ば、次に示す式(7)あるいは式(8)を用いて計算す
ることもできる。
【0028】
【数3】
【0029】なお、上記式(8)におけるDxyは、次
の式(9)で与えられる。
【0030】
【数4】
【0031】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、登録データ読み出し制御部7において、第2照合処
理部4bで算出された照合度と相互相関テーブル記憶部
6に記憶されている相互相関テーブルを用いて、次に読
み出すべき登録データの順序を制御し、照合判定部8に
おいて、第2照合処理部4bで算出された照合度を所定
のしきい値と比較して、照合データがどの登録データに
相当するかを決定し、当該照合データに相当する登録デ
ータが決定されると、他の登録データとの照合処理をこ
の時点で打ち切るようにしたので、照合に要する処理時
間を短縮することができるという効果が得られ、また付
加情報を用いていないので、付加情報の分類ミスなどに
よる照合の誤りも防止できるという効果も得られる。
【0032】実施の形態2.上記実施の形態1では、1
回目に1番目の登録データE(1)と照合する場合につ
いて説明したが、1回目に照合する登録データは、必ず
しも1番目の登録データE(1)である必要はない。
【0033】そのため、この実施の形態2では、登録デ
ータ読み出し制御部7の制御によって登録データ記憶部
1より1回目に読み出す登録データの番号を、相互相関
テーブル記憶部6に記憶された相互相関テーブルの内容
に基づいて決定するようにしたものである。以下、その
ようなこの発明の実施の形態2について説明する。
【0034】例えば、相互相関テーブル記憶部6に記憶
された相互相関テーブルの内容が図3に示すものであっ
た場合、6×6のマトリックスの中で、対角成分はすべ
て100、それ以外の成分は0または低い値となってい
る。この発明においては、マトリックスの対角成分以外
で0以外の値をもつ成分(以下、ローカルピークとい
う)が重要な役割を果たしている。すなわち、このロー
カルピークを多く含み、しかもそれらの値のばらつきの
大きい行に対応する登録データを1回目に読み出す登録
データとすると、照合データがより速く対応する登録デ
ータに到達する確率が高くなる。
【0035】図3に示す例によれば、登録データE
(1)以外の登録データE(2)〜E(6)のローカル
ピークはそれぞれ1つであるのに対して、登録データE
(1)には、登録データE(2)との照合度が9、E
(4)との照合度が13、E(5)との照合度が3と、
3つのローカルピークがある。したがって、登録データ
読み出し制御部7の制御によって、1回目に登録データ
記憶部1から読み出される登録データの番号は、この相
互相関テーブルの内容に基づいて登録データE(1)の
番号となる。
【0036】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、登録データ読み出し制御部7において1回目に読み
出す登録データの番号を、相互相関テーブルの内容に基
づいて決定するようにしたので、照合データがより速く
対応する登録データに到達する確率が高くなり、処理時
間をさらに短縮できるという効果が得られる。
【0037】実施の形態3.上記実施の形態2では、登
録データ読み出し制御部7の制御によって1回目に読み
出す登録データの番号を、相互相関テーブルの内容に基
づいて決定するように構成したものを示したが、1回目
に読み出す登録データの番号を照合データに応じて変更
するようにしてもよい。以下、そのような、照合データ
に応じて1回目に読み出す登録データの番号を変更す
る、この発明の実施の形態3について説明する。
【0038】登録データ記憶部1より1回目に読み出す
登録データの番号を、照合データに応じて変更する場
合、例えば、登録データと照合データを、あらかじめ同
一の分類基準でいくつかのクラスに分類しておく。照合
処理に際しては、照合データと同じクラスに属する登録
データから、1回目に読み出す登録データの番号を決定
するようにする。これにより、1回目に読み出される登
録データは照合データに類似したものとなるため、照合
データがより速く対応する登録データに到達する確率が
高くなる。
【0039】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、登録データ読み出し制御部7の制御によって1回目
に読み出す登録データの番号を、照合データに応じて変
更するようにしたので、照合データがより速く対応する
登録データに到達する確率が高くなり、処理時間をさら
に短縮できるという効果が得られる。
【0040】実施の形態4.上記実施の形態1において
は、照合データが登録データ記憶部1に登録されている
登録データのどれかに相当する場合には、通常、登録デ
ータの総数nに対して十分少ない照合回数で相当する登
録データに到達することができる。しかしながら、登録
されている登録データの中に対応するものがない照合デ
ータが入力されると、どの登録データとも一致しないの
で、m=nになるまで照合が繰り返され、結果的にすべ
ての登録データと総当たりの照合処理をすることにな
る。そのため、この実施の形態4では、登録されている
登録データ中に対応するものがない照合データが入力さ
れた場合には、登録データの総数に対して十分少ない照
合回数で照合処理を打ち切るようにしたものである。
【0041】すなわち、照合判定部8において、入力さ
れた照合データに対して照合処理を実施した回数mをカ
ウントし、この照合回数mをあらかじめ設定されている
所定のしきい値T2と比較する。照合回数mがしきい値
T2を越えた場合、この時点で他の登録データとの照合
処理を打ち切る。例えば、T2=n/3と設定しておけ
ば、対応する登録データがある照合データは、ほとんど
このしきい値T2以下の照合回数でその登録データに到
達できるので問題はない。また、対応する登録データが
ない照合データを照合する場合でも、照合回数mがしき
い値T2を超えると、すなわち登録データの総数nの1
/3以上について照合処理を行うと、他の登録データと
の照合処理がその時点で打ち切られるため、処理時間を
約1/3に短縮できる。
【0042】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、照合判定部8において、照合データに対して照合処
理を施した回数をカウントし、この照合回数が所定の値
を越えた場合に、この時点で他の登録データとの照合処
理を打ち切るようにしたので、対応するものがある照合
データは所定の照合回数以内にその登録データに到達で
きるので問題はなく、対応するものがない照合データを
照合する場合でも処理時間を短縮できるという効果が得
られる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
の登録データ中より読み出された登録データと照合デー
タとの照合度と、複数の登録データから2つを選ぶすべ
ての組み合わせに対する照合度より作成しておいた相互
相関テーブルを用いて、次に読み出すべき登録データの
順序を制御し、登録データと照合データとの照合度を所
定のしきい値と比較して照合データがどの登録データに
相当するかを決定し、照合データがある登録データに相
当すると判断された場合に、この時点で他の登録データ
との照合処理を打ち切るように構成したので、照合に要
する処理時間を短縮することが可能となり、付加情報の
分類ミスなどによる照合の誤りも防止できるデータ照合
方法が得られる効果がある。
【0044】この発明によれば、相互相関テーブルの内
容に基づいて、1回目に読み出す登録データの番号を決
定するように構成したので、より速く対応する登録デー
タに到達する確率が高くなり、処理時間をさらに短縮す
ることが可能になる効果がある。
【0045】この発明によれば、照合データに応じて、
1回目に読み出す登録データの番号を変更するように構
成したので、より速く対応する登録データに到達する確
率が高くなり、処理時間をさらに短縮することが可能に
なる効果がある。
【0046】この発明によれば、照合データに対する照
合処理の回数が所定の値を越えた場合に、この時点で他
の登録データとの照合処理を打ち切るように構成したの
で、対応する登録データがある照合データは、所定の照
合回数以内にその登録データに到達できるので問題はな
く、対応する登録データがない場合には、照合データの
照合処理の回数が制限されるため、処理時間が短縮され
るという効果がある。
【0047】この発明によれば、登録データ読み出し制
御部が、第2照合処理部で算出された照合度と相互相関
テーブル記憶部に記憶されている相互相関テーブルを用
いて、次に読み出すべき登録データの順序を制御し、照
合判定部が、第2照合処理部で算出された照合度を所定
のしきい値と比較して、照合データがどの登録データに
相当するかを決定し、それが決定された時点で、他の登
録データとの照合処理を打ち切るように構成したので、
照合に要する処理時間を短縮することができるデータ照
合装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1によるデータ照合装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における照合処理の
手順を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1における相互相関テ
ーブルの内容の一例を示す説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1における照合データ
と登録データの照合度の一例を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における具体的な照
合処理の過程の一例を示す説明図である。
【図6】 従来のデータ照合装置の構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1 登録データ記憶部、4a 第1照合処理部、4b
第2照合処理部、6相互相関テーブル記憶部、7 登録
データ読み出し制御部、8 照合判定部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照合の対象となる照合データが、既に登
    録データ記憶部に登録されている複数の登録データのう
    ちのどれに相当するかを決定するデータ照合方法におい
    て、 前記登録データ記憶部に登録されている複数の登録デー
    タから2つを選ぶすべての組み合わせに対して計算し
    た、両者の一致の度合いである照合度による相互相関テ
    ーブルをあらかじめ作成しておき、 前記登録データ記憶部より読み出された登録データと前
    記照合データを比較して、両者の一致度合いである照合
    度を算出し、 当該照合度と前記相互相関テーブルを用いて次に読み出
    すべき登録データの順序を制御し、 前記照合度を所定のしきい値と比較して、前記照合デー
    タがどの登録データに相当するかを決定し、それが決定
    された時点で、他の登録データとの照合処理を打ち切る
    ことを特徴とするデータ照合方法。
  2. 【請求項2】 1回目に読み出す登録データの番号を、
    登録データ記憶部に登録されている複数の登録データ中
    の1番目の登録データの番号としたことを特徴とする請
    求項1記載のデータ照合方法。
  3. 【請求項3】 1回目に読み出す登録データの番号を、
    相互相関テーブルの内容に基づいて決定することを特徴
    とする請求項1記載のデータ照合方法。
  4. 【請求項4】 1回目に読み出す登録データの番号を、
    照合データに応じて変更することを特徴とする請求項1
    記載のデータ照合方法。
  5. 【請求項5】 照合データと比較される登録データの個
    数をカウントし、その計数値である照合回数が所定のし
    きい値を越えた場合にも、この時点で他の登録データと
    の照合処理を打ち切ることを特徴とする請求項1記載の
    データ照合方法。
  6. 【請求項6】 照合の対象となる照合データと比較され
    る複数の登録データが登録されている登録データ記憶部
    と、 前記登録データ記憶部から2つの登録データを読み出し
    てその比較を行い、両者の一致度合いである照合度を算
    出する第1照合処理部と、 前記登録データ記憶部に登録されている複数の登録デー
    タから2つを選ぶすべての組み合わせに対して、前記第
    1照合処理部で算出された照合度を相互相関テーブルと
    してあらかじめ記憶しておく相互相関テーブル記憶部
    と、 前記登録データ記憶部から読み出された登録データと前
    記照合データを比較して、両者の一致度合いである照合
    度を算出する第2照合処理部と、 前記第2照合処理部で算出された照合度と前記相互相関
    テーブル記憶部に記憶されている相互相関テーブルを用
    いて、次に読み出すべき登録データの順序を制御する登
    録データ読み出し制御部と、 前記第2照合処理部で算出された照合度を所定のしきい
    値と比較して、照合データがどの登録データに相当する
    かを決定し、当該照合データに相当する登録データが決
    定された時点で、他の登録データとの照合処理を打ち切
    る照合判定部とを備えたデータ照合装置。
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