JPH11296675A - 画像判別方法、画像判別装置、及び記憶媒体 - Google Patents

画像判別方法、画像判別装置、及び記憶媒体

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JPH11296675A
JPH11296675A JP10094968A JP9496898A JPH11296675A JP H11296675 A JPH11296675 A JP H11296675A JP 10094968 A JP10094968 A JP 10094968A JP 9496898 A JP9496898 A JP 9496898A JP H11296675 A JPH11296675 A JP H11296675A
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Hiroyuki Arahata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理対象となる画像領域が照射領域を含む領
域であるか否かを正確に判別する画像判別装置を提供す
る。 【解決手段】 座標指示手段201は、対象領域から1
次元画像データを抽出する列を複数指示する。特性値取
得手段202は、座標指示手段201の指示に従った1
次元画像データから特性値を得る。照射端抽出手段20
3は、特性値取得手段202で得られた特性値を用い
て、照射領域の端点の座標を得る。記憶素弾204は、
照射端抽出手段203で得られた座標を順次記憶する。
判定主あん205は、記憶手段204に記憶された各座
標から、対象領域に照射領域が含まれるか否か(照射し
ぼり有りか無しか)を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照射しぼり機能付
きの撮像装置により撮影して得られた放射線画像等にお
いて、対象領域端において照射しぼりが有るか否かを判
別する画像判別方法、画像判別装置、及び上記画像判別
方法を実施するための処理ステップをコンピュータが読
出可能に格納した記憶媒体に関し、特に、被写体が覆い
かぶさった画像端部の領域等に用いて好適な画像判別方
法、画像判別装置、及び上記画像判別方法を実施するた
めの処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した
記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年では、ディジタル技術の進歩によ
り、例えば、放射線画像をディジタル化し、そのディジ
タル画像に所定の画像処理を行って、CRT等に表示す
る、或いは、プリント出力することが行われている。
【0003】ところで、放射線による撮影では、人道上
の理由により、また、撮影領域において、不要領域から
の散乱を防いでコントラストの低下を防止するために必
要領域(関心領域)のみ照射する「照射しぼり」が行わ
れるのが一般的である。また、このようにして撮影して
得られた撮影画像(放射線画像)に所定の画像処理を行
う場合には、照射領域における画像の濃度値の分布から
処理パラメータを決定し、その処理パラメータに基づい
て処理を行うのが一般的である。
【0004】しかしながら、撮影領域において必要領域
が限定されない場合、不要領域をも照射されることがあ
り、関心領域外の言わば不要画像情報を処理パラメータ
の決定に使用することになり、適切な画像処理を行えな
い場合がある。
【0005】そこで、撮影画像から照射領域を抽出し、
その照射領域のうち関心領域分のみを使用して、画像処
理に用いる処理パラメータを決定する必要がある。
【0006】このときの照射領域を抽出する方法として
は、例えば、撮影画像中の処理対象となる領域(対象領
域)の画像濃度値を微分し、その微分値から対象領域に
おける照射領域の端(照射端)を判定することで、撮影
画像から照射領域を抽出する方法がある。或いは、特公
平6−90412号公報等に記載されているような、撮
影画像において、照射領域外のすそ野の領域を想定し、
そのすそ野領域を一次近似式で近似し、その近似値と実
際の濃度値の差から照射端を判定することで、撮影画像
から照射領域を抽出する方法がある。
【0007】これらの方法は、撮影画像中の対象領域に
照射領域(照射がなされた領域)を含むことが前提であ
り、このような方法を実施する前処理として、対象領域
が照射領域を含む領域(以下、「照射しぼりの有る領
域」とも言う)であるか、含まない領域(以下、「照射
しぼりが無い領域」とも言う)であるかを判別する処理
が行われる。
【0008】照射しぼりの有無を判別する方法として
は、USP5091970号公報等に記載されているよ
うな、画像中心部の濃度の平均値や中間値等と、対象画
像端部の領域の濃度の平均値とを比較し、対象画像端部
の領域の濃度の平均値が所定値以下である場合に、その
対象画像端部の領域は照射しぼり有りの領域である、と
判別する方法がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
USP5091970号公報等に記載されているような
従来の画像判別方法では、例えば、画像端部に被写体が
覆いかぶさった状態の撮影画像の場合、画像端部にかか
った被写体の面積と放射線の透過率により、画像端部の
平均濃度値が変動する。このため、画像端部の領域につ
いては、照射しぼりの有無が誤判別される場合があっ
た。また、照射しぼりの放射線量が少ない場合にも、画
像中心部と対象領域の濃度差がなくなるため、その対象
領域の照射しぼりの有無が誤判別される場合があった。
【0010】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、処理対象となる画像領域が照射
領域を含む領域であるのか否かを正確に判別することが
できる画像判別方法、及び該画像判別方法を実施するた
めの処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した
記憶媒体を提供することを目的とする。また、本発明
は、処理対象となる画像領域が照射領域を含む領域であ
るか否かを正確に判別する画像判別装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、入力画像中の対象領域に照射しぼりが有
るか無いかを判別する画像判別方法であって、上記対象
領域から1次元画像データを抽出する列を複数指示する
座標指示ステップと、上記座標指示ステップの指示に従
った上記対象領域の1次元画像データから特性値を得る
特性値取得ステップと、上記特性値取得ステップで得ら
れた特性値から上記照射領域の端点の座標を抽出する照
射端抽出ステップと、上記照射端抽出ステップで抽出さ
れた座標を順次記憶する記憶ステップと、上記記憶ステ
ップにより記憶された複数の座標に基づいて、上記対象
領域に照射領域が含まれるか否かを判別する判別ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0012】第2の発明は、上記第1の発明において、
上記対象領域のプロジェクションを作成して上記1次元
画像データとする累積画像データ作成ステップをさらに
含み、上記照射端抽出ステップは、上記累積画像データ
作成ステップで得られた1次元画像データに対して処理
を実行するステップを含むことを特徴とする。
【0013】第3の発明は、上記第1の発明において、
上記特性値取得ステップは、2次差分値を上記特性値と
して得るステップを含むことを特徴とする。
【0014】第4の発明は、上記第1の発明において、
上記特性値取得ステップは、1次差分以上の高次差分値
を上記特性値として得るステップを含むことを特徴とす
る。
【0015】第5の発明は、上記第1の発明において、
上記照射端抽出ステップは、上記1次元画像データの1
次差分値の正負の値を基づいて、上記座標の抽出を行う
ステップを含むことを特徴とする。
【0016】第6の発明は、上記第1の発明において、
上記判別ステップは、上記記憶ステップにより記憶され
た座標の分散値を得る分散値取得ステップと、該分散値
取得ステップで得られた分散値と所定値とを比較する比
較ステップと、該比較ステップの比較結果に基づいて上
記対象領域に照射領域が含まれるか否かを判別する判別
ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】第7の発明は、上記第6の発明において、
上記判別ステップは、上記分散値が上記所定値以上であ
る場合、上記対象領域には照射領域が含まれないと判別
し、それ以外の場合、上記対象領域には照射領域が含ま
れると判別するステップを含むことを特徴とする。
【0018】第8の発明は、上記第1の発明において、
上記特性値取得ステップは、平滑化された上記1次元画
像データに対して、上記特性値の取得を行うステップを
含むことを特徴とする。
【0019】第9の発明は、入力画像中の対象領域に照
射領域が含まれるか否かを判別する画像判別装置であっ
て、上記対象領域から1次元画像データを抽出する列を
複数指示する座標指示手段と、上記座標指示手段の指示
に従った上記対象領域の1次元画像データから特性値を
得る特性値取得手段と、上記特性値取得手段で得られた
特性値から上記照射領域の端点の座標を抽出する照射端
抽出手段と、上記照射端抽出手段で抽出された座標を順
次記憶する記憶手段と、上記記憶手段により記憶された
複数の座標に基づいて、上記対象領域に照射領域が含ま
れるか否かを判別する判別手段とを含むことを特徴とす
る。
【0020】第10の発明は、上記第9の発明におい
て、上記対象領域のプロジェクションを作成して上記1
次元画像データとする累積画像データ作成手段をさらに
備え、上記照射端抽出手段は、上記累積画像データ作成
手段で得られた1次元画像データに対して処理を実行す
ることを特徴とする。
【0021】第11の発明は、上記第9の発明におい
て、上記特性値取得手段は、2次差分値を上記特性値と
して得ることを特徴とする。
【0022】第12の発明は、上記第9の発明におい
て、上記特性値取得手段は、1次差分以上の高次差分値
を上記特性値として得ることを特徴とする。
【0023】第13の発明は、上記第9の発明におい
て、上記照射端抽出手段は、上記1次元画像データの1
次差分値の正負の値を基づいて、上記座標の抽出を行う
ことを特徴とする。
【0024】第14の発明は、上記第9の発明におい
て、上記判別手段は、上記記憶手段により記憶された座
標の分散値を得る分散値取得手段と、該分散値取得手段
で得られた分散値と所定値とを比較する比較手段と、該
比較手段の比較結果に基づいて上記対象領域に照射領域
が含まれるか否かを判別する判別手段とを含むことを特
徴とする。
【0025】第15の発明は、上記第14の発明におい
て、上記判別手段は、上記分散値が上記所定値以上であ
る場合、上記対象領域端には照射しぼりが無いと判別
し、それ以外の場合、上記対象領域端には照射しぼりが
有ると判別することを特徴とする。
【0026】第16の発明は、上記第9の発明におい
て、上記特性値取得手段は、平滑化された上記1次元画
像データに対して、上記特性値の取得を行うことを特徴
とする。
【0027】第17の発明は、請求項1〜8の何れかに
記載の画像判別方法の処理ステップをコンピュータが読
出可能に格納した記憶媒体であることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0029】(第1の実施の形態)
【0030】本発明は、例えば、図1に示すような画像
判別装置100により実施される。この画像判別装置1
00は、上記図1に示すように、判別部110と、判別
部110の動作制御を行う制御部120と、制御部12
0によりアクセスされるプログラムメモリ130とを備
えている。
【0031】判別部11は、座標指示回路201と、座
標指示回路201により指示された座標に従って入力画
像中の対象領域のデータから特性値を抽出する特性値抽
出回路202と、特性値抽出回路202で抽出された特
性値に基づいて対象領域に含まれる照射領域の端点の座
標を抽出する端点抽出回路203と、端点抽出回路20
3で抽出された端点の座標を記憶する記憶回路204
と、記憶回路204に記憶された端点の座標から対象領
域が照射しぼり有りの領域であるか無しの領域であるか
を判別する判定回路205とを備えている。
【0032】ここで、判別部11には、入力画像とし
て、例えば、図2に示すような画像Gが与えられる。こ
の入力画像Gは、照射しぼり機能付きの撮像装置によ
り、照射しぼりを行って撮影して得られた1次元の放射
線胸部画像である。上記図2において、”Xa ”及び”
b ”は、照射領域端の水平軸Xに対する位置を示
す。”A”〜”D”は、画像部端の領域であり、ここで
は、これらの”A”〜”D”のうち領域A及びBを照射
しぼりの有る領域とし、他の領域C及びDを照射しぼり
の無い領域とする。
【0033】また、プログラムメモリ130には、判別
部110の動作制御のための各種処理プログラムが予め
格納されている。具体的には、例えば、図3に示すよう
なフローチャートに従った処理プログラムが、プログラ
ムメモリ130に予め格納されており、この処理プログ
ラムが制御部120により読み出され実行されること
で、判別部110は次のように動作する。
【0034】先ず、座標指示回路201は、特性値抽出
回路202に対して、上記図2の入力画像Gにおいて、
a 〜Xb 間のX軸場の座標を複数指示する(ステップ
S301)。具体的には、例えば、Xa 〜Xb 間を均等
に10等分したX軸上の座標i(=1〜10)を順次指
示する。
【0035】次に、特性値抽出回路202は、座標指示
回路201により指示された座標iに従って、
【0036】
【数1】
【0037】なる式(1)により、座標iに対応する1
次元の画像データの特性値、例えば、2次差分値SSi
(y)を算出する(ステップS302)。この式(1)
において、”fi(y)”は、対象領域内を垂直方向に
横切る1次元列の画像データを示し、”y”は、その座
標を示し、”d”は、差分距離を示す定数を示す。
【0038】次に、端点抽出回路203は、特性値抽出
回路202で得られた2次差分値SSi(y)を用い
て、
【0039】
【数2】
【0040】なる式(2)により、対象領域に含まれる
照射領域の端点(照射端点)の座標yiを抽出する(ス
テップS303)。この式(2)において、”Leng
th”は、入力画像Gの横軸(X軸方向)の長さを示
す。
【0041】そして、記憶回路204は、端点抽出回路
203で得られた照射端点の座標yiを記憶する(ステ
ップS304)。
【0042】上述のステップS301〜S304の処理
は、座標指示回路201により指示される座標iが”1
0”となるまで繰り返し行われる。これにより、記憶回
路204には、座標指示回路201により指示される座
標i=1、2、3、・・・、10に対応した照射端点の
座標y1、y2、y3、・・・、y10が記憶されるこ
とになる。
【0043】そこで、座標i=10までのステップS3
01〜S304の処理が終了すると、判定回路205
は、記憶回路204に記憶されている座標y1、y2、
y3、・・・、y10の平均値を算出して(ステップS
305)、照射端点の分散値Bvを算出する(ステップ
S306)。そして、判定回路205は、分散値Bvが
所定の閾値TH以上であるならば、対象領域は照射しぼ
り無しの領域である、と判別し、そうでないならば、対
象領域は照射しぼり有りの領域である、と判別する(ス
テップS307)。尚、閾値THは、実験的に決定され
る定数である。
【0044】上述のように、本実施の形態では、照射し
ぼりの有無を判別する対象領域内の複数列の照射端の抽
出を行い、その照射端の分散値により、対象領域の照射
しぼりの有無を判別する。ここで、対象領域において、
照射領域があれば、複数列の照射端点の座標は略同一横
軸上に並ぶため、分散値は小さくなり、照射領域がなけ
れば、複数列の照射端点の座標はばらけるため、分散値
は大きくなる。したがって、このような分散値を用いる
ように構成したことにより、対象領域の照射しぼりの有
無を精度良く判別することができる。また、照射端を抽
出するために、2次差分値を用いるように構成したこと
により、放射線の透過率が悪い被写体を撮影して得られ
た撮影画像においても、直接照射がなされた領域と、そ
うでない領域との境界点を精度良く抽出することができ
る。このため、その照射領域を含む対象領域の照射しぼ
りの有無を精度良く判別することができる。また、画像
端部に、腹部等の放射線透過率が低い部位が覆いかぶさ
った撮影画像においても、対象領域の照射しぼりの有無
を精度良く判別することができる。
【0045】尚、本実施の形態では、照射しぼりの判別
のために、2次差分値を用いるようにしたが、これに限
らず、例えば、照射端での濃度変化が急峻な場合、1次
差分値或いは高次差分値を用いるようにしてもよい。こ
の場合、対象領域から一次差分値或いは高次差分値等を
得て、所定の閾値以上の値が最初に現れた点を、照射端
の候補とする。
【0046】また、本実施の形態では、照射しぼりの判
別のために、分散値を用いるようにしたが、これに限ら
ず、例えば、標準偏差値のように、その他の度数の離散
度を示す指標を用いるようにしてもよい。
【0047】(第2の実施の形態)
【0048】本実施の形態では、上述した第1の実施の
形態における式(1)に対して、例えば、
【0049】
【数3】
【0050】なる式(3)で示される対象領域での一定
幅のプロジェクションを用いる。この式(3)におい
て、”fi(y)”は、上記式(1)における対象領域
の1次元列の画像データを示し、”Xi”及び”Xi−
1”は、座標指示回路201で指示される座標を示す。
【0051】このように、第1の実施の形態において、
上記式(1)に対して、上記式(3)で示される対象領
域でのプロジェクションを用いるように構成すれば、対
象領域のデータを平均した状態で、上述したステップS
301〜S307を実行した場合と同様の効果を得るこ
とができる。すなわち、散乱線の影響やノイズ等によ
り、対象領域の座標が変更されることで、照射しぼりの
有無の誤判別が生じることを防ぐことができる。したが
って、対象領域の照射しぼりの有無を、さらに精度良く
判別することができる。
【0052】(第3の実施の形態)
【0053】本実施の形態では、例えば、上述した第1
の実施の形態と同様に、上記式(1)により2次差分値
SSi(y)を算出し、この2次差分値SSi(y)を
用いて、対象領域の照射端を抽出するが、このとき、
【0054】
【数4】
【0055】なる式(4)で示される一次差分値Si
(y)の符号をも用いる。具体的には、例えば、一次差
分値Si(y)の符号が「負」であり、且つ、上記式
(2)を満たす場合に、その”y”を、照射端とする。
【0056】このようにして得られた照射端を用いて、
上述した第1の実施の形態と同様に、対象領域の照射し
ぼりの有無の判別を行う。
【0057】上述のように、第1の実施の形態におい
て、対象領域での照射端の検出する際に、1次差分値の
符号をも加味するように構成すれば、散乱線による照射
領域外の画像データの傾きも考慮して、対象領域の照射
しぼりの有無を判別することができる。このため、対象
領域内に濃度が急激に変化する箇所等があっても、誤判
別されることなく、より精度良く対象領域の照射しぼり
の有無を判別することができる。
【0058】(第4の実施の形態)
【0059】本実施の形態では、例えば、上述した第1
の実施の形態と同様に、先ず、対象領域のデータから2
次差分値を算出するが、このとき、対象領域のデータを
フィルタリング処理した後の、そのデータから2次差分
値を算出する。具体的には、例えば、対象領域の1次元
列の画像データを”f(x)”とし、それを、
【0060】
【数5】
【0061】なる式(5)及び式(6)により、フィル
タリング処理し、その結果得られる値F2から、2次差
分値を算出する。
【0062】このように、第1の実施の形態において、
対象領域のデータをフィルタリング処理により平滑化し
てから、2次差分値を算出するように構成すれば、ノイ
ズの影響、特に、ライン上のノイズの影響を受けること
なく、より精度良く対象領域の照射しぼりの有無を判別
することができる。
【0063】尚、本発明の目的は、上述した各実施の形
態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは
装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態の機
能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
【0064】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、ROM、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用い
ることができる。
【0065】また、コンピュータが読みだしたプログラ
ムコードを実行することにより、各実施の形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の
処理の一部又は全部を行い、その処理によって各実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。
【0066】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、
その処理によって各実施の形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、放射線
画像等の画像中において、対象領域に照射領域が含まれ
るか否か(照射しぼり有りか無しか)を判別する際、対
象領域の複数列の1次元画像データから得られた各特性
値を用いて、その判別を行う。このように構成したこと
により、複数列の照射領域の端点(照射端点)の特性値
を基準として、対象領域の照射しぼりの有無を精度良く
判別することができる。
【0068】また、対象領域のプロジェクションを作成
するように構成すれば、対象領域の1次元画像データを
平均化して動作する場合と同じ状態となるため、散乱線
の影響やノイズ等により、対象領域の座標が変更される
ことで、照射しぼりの有無の誤判別が生じること等を防
ぐことができる。したがって、対象領域の照射しぼりの
有無を、さらに精度良く判別することができる。
【0069】また、特性値として2次差分値を用いるよ
うに構成すれば、例えば、X線の透過率が低い被写体を
撮影して得られた画像のように、画像端部の濃度変化が
なだらかな画像であっても、また、画像端部に腹部等の
X線の透過率が低い部位が覆いかぶさった画像であって
も、対象領域の照射しぼりの有無を精度良く判別するこ
とができる。
【0070】また、特性値として1次差分以上の高次差
分値を用いるように構成すれば、処理時間を短縮して、
該特性値を得ることができる。
【0071】また、照射端点を抽出する際に、1次差分
値の正負を参照するように構成すれば、散乱線による照
射領域外の画像データの傾きも考慮して、対象領域の照
射しぼりの有無を判別することができる。このため、対
象領域内に濃度が急激に変化する箇所等があっても、誤
判別されることなく、より精度良く対象領域の照射しぼ
りの有無を判別することができる。
【0072】また、照射端点の座標の分散値を照射しぼ
りの判別に用いるように構成すれば、照射領域があれ
ば、複数列の照射端点の座標は略同一横軸上に並ぶた
め、分散値は小さくなり、照射領域がなければ、複数列
の照射端点の座標はばらけるため、分散値は大きくな
る、ということに基づいて、対象領域の照射しぼりの有
無を判別することができる。したがって、計算量が少な
く、短時間で、且つ精度の良いばらけ具合を示す指標と
しての分散値を得ることができるため、効率良く、且つ
より精度良く対象領域の照射しぼりの有無を判別するこ
とができる。
【0073】また、フィルタリング処理等により平滑化
された1次元画像データから2次差分値を得るように構
成すれば、ノイズの影響、特に、ライン上のノイズの影
響を受けることなく、より精度良く対象領域の照射しぼ
りの有無を判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
画像判別装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記画像判別装置に入力される画像データの一
例を説明するための図である。
【図3】上記画像判別装置で実行される処理プログラム
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
100 画像判別装置 110 判別部 120 制御部 130 プログラムメモリ 201 座標指示回路 202 特性値抽出回路 203 端点抽出回路 204 記憶回路 205 判定回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像中の対象領域に照射しぼりが有
    るか無いかを判別する画像判別方法であって、 上記対象領域から1次元画像データを抽出する列を複数
    指示する座標指示ステップと、 上記座標指示ステップの指示に従った上記対象領域の1
    次元画像データから特性値を得る特性値取得ステップ
    と、 上記特性値取得ステップで得られた特性値から上記照射
    領域の端点の座標を抽出する照射端抽出ステップと、 上記照射端抽出ステップで抽出された座標を順次記憶す
    る記憶ステップと、 上記記憶ステップにより記憶された複数の座標に基づい
    て、上記対象領域に照射領域が含まれるか否かを判別す
    る判別ステップとを含むことを特徴とする画像判別方
    法。
  2. 【請求項2】 上記対象領域のプロジェクションを作成
    して上記1次元画像データとする累積画像データ作成ス
    テップをさらに含み、 上記照射端抽出ステップは、上記累積画像データ作成ス
    テップで得られた1次元画像データに対して処理を実行
    するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の画
    像判別方法。
  3. 【請求項3】 上記特性値取得ステップは、2次差分値
    を上記特性値として得るステップを含むことを特徴とす
    る請求項1記載の画像判別方法。
  4. 【請求項4】 上記特性値取得ステップは、1次差分以
    上の高次差分値を上記特性値として得るステップを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の画像判別方法。
  5. 【請求項5】 上記照射端抽出ステップは、上記1次元
    画像データの1次差分値の正負の値を基づいて、上記座
    標の抽出を行うステップを含むことを特徴とする請求項
    1記載の画像判別方法。
  6. 【請求項6】 上記判別ステップは、上記記憶ステップ
    により記憶された座標の分散値を得る分散値取得ステッ
    プと、該分散値取得ステップで得られた分散値と所定値
    とを比較する比較ステップと、該比較ステップの比較結
    果に基づいて上記対象領域に照射領域が含まれるか否か
    を判別する判別ステップとを含むことを特徴とする請求
    項1記載の画像判別方法。
  7. 【請求項7】 上記判別ステップは、上記分散値が上記
    所定値以上である場合、上記対象領域には照射領域が含
    まれないと判別し、それ以外の場合、上記対象領域には
    照射領域が含まれると判別するステップを含むことを特
    徴とする請求項6記載の画像判別方法。
  8. 【請求項8】 上記特性値取得ステップは、平滑化され
    た上記1次元画像データに対して、上記特性値の取得を
    行うステップを含むことを特徴とする請求項1記載の画
    像判別方法。
  9. 【請求項9】 入力画像中の対象領域に照射領域が含ま
    れるか否かを判別する画像判別装置であって、 上記対象領域から1次元画像データを抽出する列を複数
    指示する座標指示手段と、 上記座標指示手段の指示に従った上記対象領域の1次元
    画像データから特性値を得る特性値取得手段と、 上記特性値取得手段で得られた特性値から上記照射領域
    の端点の座標を抽出する照射端抽出手段と、 上記照射端抽出手段で抽出された座標を順次記憶する記
    憶手段と、 上記記憶手段により記憶された複数の座標に基づいて、
    上記対象領域に照射領域が含まれるか否かを判別する判
    別手段とを含むことを特徴とする画像判別装置。
  10. 【請求項10】 上記対象領域のプロジェクションを作
    成して上記1次元画像データとする累積画像データ作成
    手段をさらに備え、 上記照射端抽出手段は、上記累積画像データ作成手段で
    得られた1次元画像データに対して処理を実行すること
    を特徴とする請求項9記載の画像判別装置。
  11. 【請求項11】 上記特性値取得手段は、2次差分値を
    上記特性値として得ることを特徴とする請求項9記載の
    画像判別装置。
  12. 【請求項12】 上記特性値取得手段は、1次差分以上
    の高次差分値を上記特性値として得ることを特徴とする
    請求項9記載の画像判別装置。
  13. 【請求項13】 上記照射端抽出手段は、上記1次元画
    像データの1次差分値の正負の値を基づいて、上記座標
    の抽出を行うことを特徴とする請求項9記載の画像判別
    装置。
  14. 【請求項14】 上記判別手段は、上記記憶手段により
    記憶された座標の分散値を得る分散値取得手段と、該分
    散値取得手段で得られた分散値と所定値とを比較する比
    較手段と、該比較手段の比較結果に基づいて上記対象領
    域に照射領域が含まれるか否かを判別する判別手段とを
    含むことを特徴とする請求項9記載の画像判別装置。
  15. 【請求項15】 上記判別手段は、上記分散値が上記所
    定値以上である場合、上記対象領域端には照射しぼりが
    無いと判別し、それ以外の場合、上記対象領域端には照
    射しぼりが有ると判別することを特徴とする請求項14
    記載の画像判別装置。
  16. 【請求項16】 上記特性値取得手段は、平滑化された
    上記1次元画像データに対して、上記特性値の取得を行
    うことを特徴とする請求項9記載の画像判別装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜8の何れかに記載の画像判
    別方法の処理ステップをコンピュータが読出可能に格納
    したことを特徴とする記憶媒体。
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EP99106776A EP0964362A1 (en) 1998-04-07 1999-04-06 Image processing method, apparatus, and storage medium for recognition of irradiation area
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002263087A (ja) * 2001-03-09 2002-09-17 Canon Inc 画像処理装置及び方法及びプログラム

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