JPH11296692A - 画像処理方法および画像処理装置 - Google Patents

画像処理方法および画像処理装置

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JPH11296692A
JPH11296692A JP9425198A JP9425198A JPH11296692A JP H11296692 A JPH11296692 A JP H11296692A JP 9425198 A JP9425198 A JP 9425198A JP 9425198 A JP9425198 A JP 9425198A JP H11296692 A JPH11296692 A JP H11296692A
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JP
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processing step
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JP9425198A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Moritsu
俊之 森津
Masami Yamazaki
▲真▼見 山崎
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の視点から撮影された原画像から他の視点
から見た合成画像を生成する画像処理において詳細かつ
鮮明な画像を生成する。また合成画像を生成するのに必
要な計算量とデータ量を削減する。 【解決手段】複数の原画像1110に写っている各物体
について、一番大きく写っている原画像を判別1900
し、合成画像における各物体の映像を、一番大きく写っ
ている原画像から合成1700する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像に画像変形や
画像混合などの画像処理を施して、新たな画像を生成す
る画像処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ある視点から撮影したあるいは描
写した映像をもとに、他の視点から見た合成映像を生成
する画像処理方法が知られている。この画像処理方法
は、三次元モデルの作成が困難な実写映像や絵画などに
対して視点変更の映像効果を生み出すのに効果的であ
る。
【0003】他視点から見た合成映像を生成する技術の
一つとして、ワーピング技術(「射影変換に基く画像間
の補間」電子情報通信学会、信学技法IE94-14 ( 1994-0
5 )pp.29-36 )が知られている。ワーピング技術は、デ
ジタル画像である原画像を、原画像の各画素ごとあるい
は複数の画素ごとの移動データにより構成される変形デ
ータに基づいて変形し、新たな合成画像を生成する画像
処理である。ある視点からの映像を原画像として、その
原画像を変形データを用いて変形することで、他の視点
から見た近似映像を合成することができる。しかしワー
ピング技術では、合成画像における物体の映像が、原画
像におけるその物体の映像よりも大きくなる場合、原画
像の映像を拡大する必要があり、合成画像の画質の劣化
が大きくなる。
【0004】他視点から見た合成映像を生成する別の技
術としてモーフィング技術( "Feature-Based Image Met
amorphosis," Computer Graphics Proc. Vol.29, pp.35
-42,(1992) )も知られている。モーフィング技術は、複
数の原画像を、複数の原画像間において同一の物体がそ
れぞれの原画像のどの部分に写っているかを示した対応
データを用いて変形し、変形した画像を互いに混合し
て、前記複数の原画像の中間的な特徴を有する合成画像
を生成する技術である。モーフィング技術では、合成画
像における物体の映像を複数の原画像の映像を混合して
生成するので、いずれかの原画像においてその物体の映
像が大きく写っていれば、ワーピングの技術を用いた場
合と比較してして画質の劣化を押さえることができる。
しかしモーフィング技術では、複数の画像を混合する結
果、合成画像が全体的にぼやけた映像になる場合が多
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ワーピング技術のよう
に、1枚の原画像のみから合成画像を生成する方法で
は、ある物体の映像が他の原画像に詳細に写っていたと
してもその映像を効果的に利用できない。
【0006】一方モーフィング技術においては、ある物
体について一番大きくに写っている原画像の映像以外に
も他の原画像の映像を混合してしまうので、合成画像が
全体的にぼやけてしまう。
【0007】本発明の第1の課題は、ある物体が複数の
原画像に写っている場合、各物体ごとにどの原画像に、
一番大きく写っていると判別された原画像のみから合成
画像におけるその物体の映像を生成することである。本
発明の第2の課題は、各物体ごとにそれぞれ異なる原画
像から作成した合成画像において、異なる原画像から生
成された映像間の接続部分において色が不連続に変化す
る場合、色の変化を連続的にすることで、接続部分を目
立たなくすることである。
【0008】本発明の第3の課題は、一番大きく写って
いると判断した原画像から合成画像を生成することで不
必要となった原画像の部分と対応データの部分につい
て、合成画像生成時に画像変形処理および画像混合処理
を行わないようにすることで、合成画像生成の計算量を
削減することである。本発明の第4の課題は、不必要と
なった原画像の部分を原画像データから、また不要とな
った対応データの部分を対応データから削除すること
で、合成画像を生成するために必要なデータ量を削減す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、各原画像における各物体の大きさを対応デー
タを用いて比較して、各物体に対して一番鮮明に写って
いる映像を判別し、判別した映像のみから合成画像を生
成する画像処理方法を提供する。
【0010】ここで、1番鮮明とは、最も大きく写って
いることや物体の形状の特徴を1番表してしることなど
を含む。また、物体とは画像内に映し出されるものを指
す。このため、画像に映像として残れば、人間や動物
上、植物も物体である。また、それらの1部も物体にな
りうる(もちろん、人間など以外の1部も物体となりう
る)。上記第2の課題を解決するために、異なる原画像
から生成される画像の接続部分において、一方の原画像
の色を混合する割合を徐々に減らすのと同時に他方の原
画像の色を混合する割合を徐々に増やす画像処理方法を
提供する。
【0011】上記第3の課題を解決するために、合成画
像生成処理の前処理として、不必要な原画像の部分と不
必要な対応データの部分とを判別する判別データを作成
し、合成画像生成時には判別データを用いて不必要な原
画像の部分と不必要な対応データの部分については画像
変形処理および画像混合処理を飛ばす画像処理方法を提
供する。上記第4の課題を解決するために、合成画像生
成処理の前処理として、不必要な原画像の部分を原画像
から削除する画像処理方法と不必要な対応データの部分
を対応データから削除する画像処理方法とを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
について詳細に述べる。図1は本発明の処理手順とその
入出力データを示す図である。図2は第1の実施形態の
システム構成を示す図である。図3および図4は最大の
画像判別処理1900のフローチャートを示す図であ
る。図5は色の混合割合決定処理1310のフローチャ
ートを示す図である。図6は冗長なデータ判別処理13
60のフローチャートを示す図である。図7は合成画像
生成処理1700のフローチャートを示す図である。図
9は色の混合割合決定処理1310を具体例を用いて説
明した図である。
【0013】第1の実施形態のシステム構成は図2に示
すように、表示装置2100、入力装置2200、外部
記憶装置2300、処理装置2400、記憶装置250
0を、データ転送路であるバス2600に接続して構成
する。表示装置2100は、例えばCRTディスプレ
ィ、液晶表示装置であり、合成画像1800ならびにユ
ーザに対する指示案内を表示する。
【0014】入力装置2200は、例えばキーボード、
マウスであり、ユーザからの指示を入力する。外部記憶
装置2300は、原画像1100、対応データ120
0、原画像’1400、対応データ’1500、合成デ
ータ1600を記憶する。原画像1100、対応データ
1200、原画像’1400、対応データ’1500、
合成データ1600の詳細については後述する。処理装
置2400は、前処理1300ならびに合成画像生成処
理1700を実行する。前処理1300、合成画像生成
処理1700の詳細については後述する。記憶装置25
00は、例えばメモリで、原画像1100、対応データ
1200、原画像’1400、対応データ’1500、
合成データ1600、合成画像画像1800、カウント
データ2700、重みデータ2800を一時的に記憶す
る。合成画像1800、カウントデータ2700、重み
データ2800の詳細については後述する。
【0015】以下、本実施形態の処理手順について図1
を用いて述べる。本発明の入力データは、複数の原画像
[m]1110(1≦m≦M)からなる原画像1100と
複数の対応データ[m,n]1210( n≠m, 1≦n≦M )
からなる対応データ1200である。明細書中の[ ] 内
の文字は添え字を表すものとする。ここで定数Mは原画
像1100の枚数がM枚であることを表す。以後、原画
像、対応データ、原画像’、対応データ’、合成データ
を添字付きで表現した場合は複数のデータの中の特定の
一つを指し、添字を伴わない場合は複数のデータ全てを
差すものとする。また英大文字で表したパラメータは定
数を表わすものとする。また英小文字で表したパラメー
タは変数を表し、定義域内において適宜変化するものと
する。ただし、明細書中で明示的に変数の値が不変であ
ると宣言した範囲内と明細書中の一文で表現される間
は、その値が変化しないものとする。原画像[m]111
0はデジタル画像である。デジタル画像とは、画像を画
素と呼ばれる小さな離散的な点に分割し、各画素におけ
る濃淡の値も離散的な値で表現したものであり、例えば
ビットマップである。
【0016】デジタル画像の個々の画素は、添字を付け
て画素[s,t]( 1≦s≦S, 1≦t≦T)で表す。ここで定
数Sおよび定数Tは、デジタル画像が横軸S画素、縦軸
T画素の大きさであることを表す。画素[s,t]は、デジ
タル画像の左からs番目、上からt番目の画素を表す。以
下、画素[m][s,t]と表記した場合は、原画像[m]111
0の画素[s,t]を表すものとする。対応データ[m,n]12
10は原画像[m]1100を変形するためのデータであ
り、原画像[m]1110の各画素に対応する原画像[n]1
110の画素を示すデータである。ただし対応する画素
が存在しない場合は、「対応する画素がない」という情
報が登録される。ここである画素[s,t]に対応する画素
[u,v] ( 1≦u≦S, 1≦v≦T )とは、 画素[u,v]を含む
原画像[n]1110が、画素[s,t]を含む原画像[m]11
10と異なり、さらに画素[u,v]が表す物体が、画素[s,
t]が表す物体と同じような画素のことを差す。
【0017】以下、対応データ[m,n][s,t]と表記した場
合は、画素[m][s,t]に対応する原画像[n]1110の画
素を示すデータを表すものとする。前処理1300は、
原画像1100と対応データ1200を入力データとし
て、中間データである原画像’1400、対応データ’
1500、合成データ1600を生成する。前処理13
00は、最大の画像判別処理1900と色の混合割合決
定処理1310と冗長なデータ判別処理1360からな
る。最大画像判別処理1900は、原画像1100に写
る各物体について、どの原画像[m]1110に写る前記
物体の映像が一番大きく写っているかを判別する処理で
ある。最大の画像判別処理1900の詳細については後
術する。色の混合割合決定処理1310は、合成画像1
800において隣接する映像が、異なる原画像[m]11
10、原画像[n]1110から合成される場合に、原画
像[m]1110から合成される映像と原画像[n]1110
から合成される映像の境界線において色が不連続で変化
しないように、前記境界線近傍において原画像[m]11
10から合成される映像の色と原画像[n]1110から
合成される映像の色を混合する処理である。色の混合割
合決定処理1310の詳細については後術する。
【0018】冗長なデータ判別処理1360は、後術す
る合成画像生成処理1700にて不必要となる原画像1
100の部分と対応データ1200の部分を判別し、そ
れらの不必要なデータを削除する処理である。冗長なデ
ータ判別処理1360の詳細については後術する。原画
像’1400は、複数の原画像’[m]1410からな
る。原画像’[m]1410は、原画像[m]1110から、
合成映像生成処理1700で使用しないデータを取り除
いた残りのデータである。
【0019】対応データ’1500は、複数の対応デー
タ’[m,n]1510からなる。対応データ’[m,n]151
0は、対応データ[m,n]1200から、合成映像生成処
理1700で使用しないデータを取り除いた残りのデー
タである。合成データ1600は複数の合成データ[m]
1610からなる。合成データ[m]1610は、合成画
像生成処理1700において、原画像[m]1110およ
び対応データ[m.n]1210のどの部分を使うか(別記
すれば、原画像[m]1110のどの部分が原画像’[m]1
410に残っていて、対応データ[m]1200のどの部
分が対応データ’[m]1500に残っているか)を示す
情報と、原画像’[m]1410の色を原画像’[m]141
0以外の原画像’1400の色とどのぐらいの割合で混
合するかを示す情報を持つデータである。以下、合成デ
ータ[m][s,t]と表記した場合は、原画像’[m]1410
の画素[s,t]の合成データを表すものとする。
【0020】合成画像生成処理1700は、原画像’1
400、対応データ’1500、合成データ1600を
入力データとして合成画像1800を生成する。合成画
像生成処理1700の詳細については後術する。
【0021】以下、最大の画像判別処理1900につい
て図3、図4を用いて詳しく述べる。処理ステップ19
05において、カウントデータ2700の記憶エリアを
記憶装置2500に確保しその値を0にクリアする。カ
ウントデータ2700は、原画像[m]1110ごとに割
り当てあてた複数のカウントデータ[m]により構成し、
さらにカウントデータ[m]は、原画像[m]1110の全て
の画素[s,t]に割り当てたカウントデータ[m][s,t]によ
り構成する。
【0022】カウントデータ[m][s,t]は、画素[m][s,t]
と対応する画素が、原画像[m]1110以外の原画像1
100にいくつあるかを数えるのに使用するデータであ
る。処理ステップ1910において原画像[m]1110
を外部記憶装置2300から記憶装置1800に読み込
む。処理ステップ1945によって成される処理制御の
各ループにおいて、変数mの値は変化しない。処理ステ
ップ1915において原画像[n]1110を外部記憶装
置2300から記憶装置2500に読み込む。処理ステ
ップ1940によって成される各処理制御のループにお
いて変数nの値は変化しない。処理ステップ1920に
おいて対応データ[m,n]1210を外部記憶装置230
0から記憶装置2500に読み込む。処理ステップ19
25において、画素[m][s,t]と対応する画素[n][u,v]が
存在するかを対応データ[m,n][s,t]を用いて調べる。処
理ステップ1935によって成される各処理制御のルー
プにおいて変数s,t,u,vの値は変化しない。
【0023】対応する画素[n][u,v]が存在する場合には
処理ステップ1930に処理制御を移す。対応する画素
[n][u,v]が存在しない場合には、処理ステップ1935
に処理制御を移す。処理ステップ1930において、カ
ウントデータ[n][u,v]の値を1増やす。処理ステップ1
935において、原画像[m]1110の全ての画素[s,t]
に対して処理ステップ1925から処理ステップ193
5までを繰り返す。処理ステップ1940において、原
画像[m]1110以外の全ての原画像[n]1110に対し
て、処理ステップ1915から処理ステップ1940ま
でを繰り返す。処理ステップ1945において全ての原
画像[m]1110に対して、処理ステップ1910から
1945までを繰り返す。処理ステップ1948におい
て合成データ1600の記憶エリアを記憶装置2500
に確保する。合成データは1600は、それぞれの原画
像[m]1110ごとに割り当てた合成データ[m]1610
から構成し、さらに合成データ[m]1610は、全ての
画素[m][s,t]ごとに割り当てられた合成データ[m][s,t]
から構成する。
【0024】合成データ[m][s,t]の値は、Xmin( Xmin=0
)からXmax( Xmax > 0 )までの値をとり、特に合成デー
タ[m][s,t]の値がXminとなった場合は、画素[m][s,t]が
合成画像生成処理1700において不要であることを示
す。処理ステップ1950において、画素[m][s,t]に対
応する画素[n][u,v]が存在するかを対応データ[m,n][s,
t]を用いて調べる。処理ステップ1980によって成さ
れる処理制御の各ループにおいて変数mの値は変化しな
い。処理ステップ1975によって成される処理制御の
各ループにおいて変数s,tの値は変化しない。処理ステ
ップ1960によって成される処理制御の各ループにお
いて変数n,u,vの値は変化しない。処理ステップ195
5においてカウントデータ[m][s,t]の値がカウントデー
タ[n][u,v]の値以下であるを調べ、カウントデータ[n]
[u,v]の値以下の場合は処理制御を1960に移す。そ
うでない場合は処理制御を1970に移す。処理制御1
960において、原画像[m]1110以外の全ての原画
像[n]1110に対して処理ステップ1950から処理
ステップ1960までを繰り返す。処理ステップ196
5において、画素[m][s,t]の合成データの値にXmax( Xm
ax>0 ) をセットする。処理ステップ1970において
画素[m][s,t]の合成データの値にXmin( Xmin=0) をセ
ットする。処理ステップ1975において、原画像[m]
1110の全ての画素[s,t]に対して処理ステップ19
50から処理ステップ1975までを繰り返す。処理ス
テップ1980において全ての原画像[m]1110に対
して処理ステップ1950から処理ステップ1980ま
でを繰り返す。
【0025】以下、色の混合割合決定処理1310の処
理手順について図5を用いて詳しく述べる。処理ステッ
プ1315において、合成データ[O]( O=M+1 )を記憶す
る記憶エリアを記憶装置2500に確保する。合成デー
タ[O]は、合成データ[m]1610を一時的に保持するデ
ータである。処理ステップ1317において、合成デー
タ[m][s,t]近傍において平滑化処理(コンピュータ画像
処理入門、田村秀行監修、日本工業技術センター編)を
行い、その結果を合成データ[O][s,t]に書き込む。平滑
化処理とは、例えば合成データ[m][s,t]の値と合成デー
タ[m][s,t]に隣接する合成データ( 合成データ[m][s-1,
t-1]...合成データ[m][s+1,t+1] )の平均を求める処理
である。処理ステップ1327によって成される処理制
御の各ループにおいて変数mの値は変化しない。
【0026】処理ステップ1320によって成される処
理制御の各ループにおいて変数s,tの値は変化しな
い。処理ステップ1320において原画像[m]111
0の全ての画素[s,t]に対して処理ステップ1317か
ら処理ステップ1320までを繰り返す。処理ステップ
1323において合成データ[O]の全ての値を、合成デ
ータ[m]にコピーする。処理ステップ1325におい
て、処理ステップ1317から処理ステップ1325ま
でをI回繰り返す。定数Iは任意の定数であり、定数Iの
値を大きくすると、合成画像1800の異なる原画像1
100から生成される映像の接続部分において色を混合
する範囲が広くなる。
【0027】処理ステップ1327において全ての原画
像[m]1110に対して処理ステップ1317から処理
ステップ1327までを繰り返す。以上の処理ステップ
により生成した合成データ1600で、合成画像180
0の異なる原画像1100から合成された映像間の接続
部分において色の混合割合が連続的に変化する原理につ
いて図9を用いて述べる。
【0028】以下、本具体例を単純化するため、原画像
の枚数は2枚(M=2)で、原画像の大きさは6×1(S
=6、T=1)で、それぞれの原画像において、同じ位
置の画素どうしが対応するものとし、最大の画素判別処
理1900のより、左半分の3つの画素については原画
像[0]1110の映像の方が大きいく、右半分の3つの
画素については原画像[1]1110の映像の方が大きい
と判別したとする。またXmaxの値は9とする。色の混合
割合決定処理1310を行う前における合成データ[0]
1610の値は値9210であり、合成データ[1]16
10の値は値9710である。ここで画素[0][s,t]の色
の混合割合(割合[0][s,t]とする)を下記の式により求め
るとし、割合[0][s,t] = 合成データ[0][s,t]÷(合成デ
ータ[0][s,t]+合成データ[n][s,t])画素[1][s,t]の色
の混合割合(割合[1][s,t]とする) を下記の式により求
めるとすると、割合[1][s,t] = 合成データ[1][s,t]÷
(合成データ[0][s,t]+合成データ[n][s,t])色の混合割
合決定処理1310前における原画像[0]1110の各
画素の色を混合する割合は割合9100で、原画像[1]
1110の各画素の色を混合する割合は割合9600と
なり、画素[0][3,1]と画素[1][4,1]の色が違う場合に
は、接続部分において色が不連続に変化する。ここで図
中の割合の表示はパーセント表示である。
【0029】次に色の混合割合決定処理1310におい
て、合成データ[0]1610、合成データ[1]1610の全
ての値に対して処理ステップ1317の平滑処理を2回
繰り返した場合(I=2の場合)について述べる。まず
合成データ[0]1610の全ての値に対して平滑処理を
1回適用した結果、合成データ[0]1610の値は値9
220になる(各合成データ[0][s,t]の新しい値は、そ
の合成データの値と左右の合成データの値の平均であ
る)。合成データ[1]1610の値も同様にして値97
20になる。さらに平滑処理を再度繰り返して合成デー
タ[0]の値は値9230となり、合成データ[1]の値は値
9730となる。結果として色の混合割合決定処理13
10後における原画像[0]1110の各画素の色を混合
する割合は9300で、原画像[1]1110の各画素の
色を混合する割合は9800となる。接続部分におい
て、色を混合する割合が原画像[0]1110から原画像
[1]1110へ徐々に変化しており、繋ぎめの不連続性
が削減できることがわかる。
【0030】以下、冗長なデータ判別処理1360の処
理手順について図6を用いて詳しく述べる。処理ステッ
プ1635において合成データ[m][s,t]の値がXminであ
るか調べる。Xminの場合は、処理制御を処理ステップ1
367に移す。Xminでない場合は、処理制御を処理ステ
ップ1373に移す。処理ステップ1375によって成
される各ループにおいて変数mの値は変化しない。処理
ステップ1373によって成される各ループにおいて変
数s,tの値は変化しない。処理ステップ1367におい
て画素[m][s,t]を削除する。
【0031】処理ステップ1370において対応データ
[m,n][s,t]を削除する。処理ステップ1371におい
て、原画像[m]1110以外の全ての原画像[n]1110
に対して処理ステップ1370から処理ステップ137
1までを繰り返す。処理ステップ1373において原画
像[m]の全ての画素[s,t]に対して、処理ステップ136
5から処理ステップ1373までを繰り返す。処理ステ
ップ1375において全ての原画像[m]1110に対し
て処理ステップ1365から処理ステップ1375まで
を繰り返す。処理ステップ1377において、原画像1
100を原画像’1400として外部記憶装置2300
に書き出す。処理ステップ1380において、対応デー
タ1200を変形データ’1500として外部記憶装置
2300に書き出す。処理ステップ1383において、
合成データ1600を外部記憶装置2300に書き出
す。
【0032】以下、合成画像生成処理手順について図7
を用いて詳しく述べる。処理ステップ1705において
外部から合成画像1800を生成する視点位置を示す視
点位置パラメータの入力を受ける。処理ステップ171
0において、重みデータの記憶エリアを記憶装置250
0に確保し初期化する。重みデータは合成画像1800
の画素[w,x]( 1≦w≦S, 1≦x≦T )ごとに割り当てられ
た重みデータ[w,x]から構成する。重みデータ[w,x]は、
既に合成画像の画素[w,x]に混合された原画像1100
の画素の重みの合計を保持するデータである。重みデー
タ[w,x]の値は初期値として全て0をセットする。処理ス
テップ1713において、原画像’[m]1410を外部
記憶装置2300から記憶装置2500に読み込む。
【0033】処理ステップ1770によって成される各
ループにおいて変数mの値は変化しない。処理ステップ
1715において、合成データ[m]1610を外部記憶
装置2300から記憶装置2500に読み込む。処理ス
テップ1718において、対応データ’[m,n]1510
を外部記憶装置2300から記憶装置2500に読み込
む。処理ステップ1719において、原画像’[m]14
10以外のすべての原画像’[n]1410に対して、処
理ステップ1718から処理ステップ1719までを繰
り返す。
【0034】処理ステップ1720において、合成デー
タ[m][s,t]の値がXminよりも大きいか調べる。Xminより
も大きい場合には、処理ステップ1730に処理制御を
移す。Xminの場合は処理ステップ1760に処理制御を
移す。
【0035】処理ステップ1760によって成される各
ループにおいて変数s,tの値は変化しない。処理ステッ
プ1730において、原画像’[m]1410の画素[s,t]
の合成画像1800における画素[w,x]の位置を求め
る。画素[w,x]の位置の求め方は、通常のモーフィング
技術による場合と同じであり、視点位置パラメータと対
応データ’1500により決定する。処理ステップ17
30から処理ステップ1750に至るまで変数w,xの値
は変化しない。
【0036】処理ステップ1740において、合成画像
1800の画素[w,x]の色と原画像’[m]1410の画素
[s,t]の色を混合して、新たな合成画像1800の画素
[w,x]の色を計算する。合成画像1800の画素[w,x]の
色をC1、原画像’[m]1410の画素[s,t]の色をC2、重
みデータ[w,x]の値をW1合成データ[m][s,t]の値をW2と
すると、新たな合成画像1800の画素[w,x]の色C3
は、C3 = (C1×W1+C2×W2)÷(W1+W2) で求める。処理
ステップ1750において、重みデータ[w,x]の値を、
重みデータ[w,x]の値と合成データ[m][s,t]の値を加え
た値に更新する。
【0037】処理ステップ1760において原画像[m]
1110の全ての画素[s,t]に対して、処理ステップ1
720から処理ステップ1760までを繰り返す。処理
ステップ1770において、全ての原画像[m]1110
に対して処理ステップ1120から処理ステップ177
0までを繰り返す。
【0038】以下、第1の実施形態についてまとめる。
第1の実施形態では、合成画像生成処理1700の前処
理1300として、最大の画像判別処理1900と色の
混合割合決定処理1310と冗長なデータ判別処理13
60からなる合成データ生成処理1300を行う。最大
の画像判別処理1900を行うことで、原画像1100
に写る各物体についてどの原画像1100の映像にその
物体が一番大きく写っているか判別する。色の混合割合
決定処理1310を行うことで、合成画像1800にお
いて異なる原画像1100から合成された映像間の不連
続な色の変化を軽減し、繋ぎめを目立たなくする。冗長
なデータ判別処理1360を行うことで、合成画像18
00を合成するのに不必要な、原画像1100の部分と
初期変形データ1200の部分を削除する。合成画像生
成処理1700では、前処理1300の出力結果である
原画像’1400、対応データ’1500、合成データ
1600を用いて合成画像1600を生成する。
【0039】以下、本発明の第2の実施形態について詳
細に説明する。第2の実施形態のシステム構成は図7に
示すように、サーバ8100とクライアント8200
を、広域データ転送路であるネットワーク8300を用
いて接続する。サーバ8100は、ネットワーク830
0を介してクライアント8200と通信を行う通信装置
8110と、前処理1300(a)を実行する処理装置
8120と、原画像1100と、対応データ1200
と、合成データ1600と、カウントデータ2700と
を一時的に保持する記憶装置8130と、外部記憶装置
2300を、データ転送路であるバス8140を用い接
続する。クライアント8200は、ネットワーク830
0を用いてサーバ8100と通信を行う通信装置821
0と、表示装置2100と、合成画像生成処理1700
(a)を実行する処理装置8220と、入力装置220
0と、記憶装置2500を、データ転送路であるバス8
220を用い接続する。
【0040】サーバ8100において、合成データ生成
処理1300(a)を実行する。合成データ生成処理1
300(a)は、合成データ生成処理1300に変更を
加えたもので、その相違点は合成データ生成処理130
0では記憶装置が記憶装置1800であったのに対し、
合成データ生成処理1300(a)では記憶装置812
0である点である。合成画像生成処理1700(a)
は、合成画像生成処理1700を変更したもので、その
相違点は合成画像生成処理1700において記憶装置2
500と外部記憶装置2300の間のデータ通信はバス
2600を介して行っていたのに対し、加工画像生成処
理1700(a)ではバス8140、通信装置811
0、ネットワーク8300、通信装置8210、バス8
220を介してデータ通信を行う点である。
【0041】以下、第2の実施形態についてまとめる。
第2の実施形態では、原画像’1400と、対応デー
タ’1500と、合成データ1600をサーバ8100
で作成し、保持する。クライアント8200において、
合成画像1800の作成要求があると、サーバ8100
で作成した、原画像’1400と、対応データ’150
0と、合成データ1600を、サーバ8100の外部記
憶装置2300から、クライアント8200の記憶装置
2800に転送し、クライアント8200の処理装置8
220で合成画像生成処理1700(a)実行して、合
成画像1800を生成する。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ある
複数の視点から撮影あるいは描かれた原画像をもとに他
視点から見た合成画像を生成する画像処理において、各
物体について一番大きく写っている原画像を判別し、各
物体について一番大きく写っている原画像のみから、合
成画像におけるその物体の映像を生成するようにしたの
で、従来のワーピング技術やモーフィング技術により合
成画像を生成する画像処理方法と比較して、詳細かつ鮮
明な合成画像が生成可能な画像処理方法が提供できる。
【0043】さらに、合成画像において、異なる原画像
から生成された映像間の接続部分において、一方の原画
像の色から他方の原画像の色へ色を混合する割合を連続
的に変化するようにしたので、接続部分を目立たなくす
る画像処理方法が提供できる。さらに、合成画像を合成
するのに不必要となる原画像の部分と、対応データの部
分とを示すデータを用意したので、合成画像を生成する
処理において不必要な原画像に対して変形処理および混
合処理を行う必要がなくなり、その結果合成画像を生成
する処理の計算量が削減できる。
【0044】さらに、それぞれの物体について、一番大
きく写っている画像とその画像を変形するための対応デ
ータ以外は削除するようにしたので、合成画像を生成す
るのに必要なデータ量が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の処理手順とその入出力デー
タを示す図である。
【図2】第1の実施形態のシステムの構成図である。
【図3】第1の実施形態の最大の画像判別処理の処理手
順(前半)を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施形態の最大の画像判別処理の処理手
順(後半)を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態の色の混合割合決定処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態の冗長なデータ判別処理の処理
手順を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施形態の合成画像生成処理の処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態のシステム構成図である。
【図9】色の権号割合決定処理の効果を具体例を用いて
示した図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の視点から撮影あるいは描写した複数
    の原画像と、前記複数の原画像間において同一の物体が
    それぞれの前記原画像のどの部分に写っているかあるい
    は書かれているかを示す対応データから、他の視点から
    見た合成画像を生成する画像処理方法において、 前記各物体ごとに一番鮮明に写っているあるいは書かれ
    ている前記原画像を特定する処理ステップと、 前記特定した原画像から前記合成画像における前記各物
    体の映像を合成する処理ステップを有することを特徴と
    する画像処理方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記各物体ごとに一番鮮明に写っている前記原画像を特
    定ために、 前記対応データを用いて、前記各物体ごとに一番大きく
    写っている前記原画像を特定する処理ステップを有する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記合成画像の映像で異なる原画像から合成した映像の
    接続部分の色が不連続に変化することを軽減するため
    に、 前記接続部分を判別する処理ステップと、判別した接続
    部分では接続する原画像の色を混合する処理ステップを
    有することを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記合成画像を生成する処理の前にあらかじめ前記合成
    画像を生成するのに不必要な前記原画像の部分と前記対
    応データの部分を判別することで、前記合成画像を生成
    する処理の計算量を削減するために、 不必要になる前記原画像の部分と不必要になる前記変形
    データを判別する処理ステップと、判別した前記不必要
    になる原画像の部分と前記不必要になる対応データを少
    ない計算量で検索可能にする合成データを生成する処理
    ステップとを前記合成画像を生成する処理の前処理とし
    て有し、 前記合成データを参照して合成画像を生成する処理ステ
    ップとを有することを特徴とする画像処理方法。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記合成画像を合成するのに不必要な前記原画像の部分
    と前記対応データの部分を削除することで前記合成画像
    を合成する際に必要なデータ量を削減するために、 不必要になる前記原画像の部分と不必要になる前記変形
    データを判別する処理ステップと、 不必要になる前記原画像の部分と不必要になる前記変形
    データを削除する処理ステップとを前記画像を生成する
    処理の前処理として有することを特徴とする画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】前記複数の原画像と、前記対応データとを
    記憶する手段と、 前記各物体ごとに一番鮮明に写っている前記原画像を特
    定する処理ステップと前記特定した原画像から前記合成
    画像を生成する手段と、 生成した前記合成画像を表示する手段とを有することを
    特徴とする画像処理装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019023993A1 (zh) * 2017-08-02 2019-02-07 深圳传音通讯有限公司 一种智能终端的照片处理方法及处理装置

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