JPH11297081A - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置Info
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- JPH11297081A JPH11297081A JP9173698A JP9173698A JPH11297081A JP H11297081 A JPH11297081 A JP H11297081A JP 9173698 A JP9173698 A JP 9173698A JP 9173698 A JP9173698 A JP 9173698A JP H11297081 A JPH11297081 A JP H11297081A
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Abstract
ば数バイト単位の微小領域の消去を可能とするフラッシ
ュメモリを提供する。 【解決手段】 ドレインビットラインDBL12に隣接
するメモリセルC11〜Cm1,C12〜Cm2を消去
する場合、まず、ブロックセレクトトランジスタにより
ブロックjを選択する。次に、制御ゲートラインCG1
2に−7V、ドレインビットラインDBL12に6.5
Vを印加する。このとき、他のドレインビットラインD
BL及びソースビットラインSBLはフローティング電
位状態、選択ゲート電極は0Vにする。メモリセルC1
1〜Cm1,C12〜Cm2の浮遊ゲートの電子がドレ
インビットラインDBL12に引き抜かれ、2m個のメ
モリセルCが消去される。
Description
かつ電気的に書込及び消去可能な不揮発性半導体記憶装
置、特にフラッシュメモリに関するものである。このよ
うな装置は、例えば電子手帳、電話機、音声認識・記憶
装置、コンピュータ等、信号処理回路の記憶装置として
用いられる。
トランジスタからなるため、1ビットが2個のトランジ
スタからなるEEPROM(Electrically Erasable and
Programmable Read Only Memory)に比べ、集積度が向
上する。このため、従来EEPROMが用いられていた
製品は、ほとんどがフラッシュメモリに置き換えられる
傾向にある。
のメモリアレイ構成の一ブロックを表す回路図である。
複数の浮遊ゲート2がそれぞれ絶縁されて半導体基板上
にトンネル酸化膜を介してマトリクス状に配置されてい
る。浮遊ゲート2上には絶縁膜を介して制御ゲート4が
形成されており、横方向に並ぶ制御ゲート4は共通の制
御ゲートライン(ワードライン)CG1〜CGm(mは
正の整数)に接続され、さらにデコーダ回路(図示略)
に接続されている。浮遊ゲート2下の半導体基板にはチ
ャネル領域を挟んでソース6とドレイン8が形成されて
いる。ソース6は共通のソースラインSL1〜SLmに
接続され、さらにブロック単位で共通のソースラインS
Ljに接続されている。縦方向に並ぶドレイン8はそれ
ぞれ共通のビットラインBL1〜BLnに接続され、さ
らにブロック選択トランジスタBSjを介して電位供給
ライン(図示略)に接続されている。制御ゲートCGと
ビットラインBLは各ブロックでそれぞれ独立している
が、ソースラインSLはブッロク内で一つにまとめられ
ている。
御ゲート4に正電圧を印加し、ビットラインBLを介し
てドレイン8に正電圧を印加することにより浮遊ゲート
2に電子の注入を行なう。制御ゲートラインCGとビッ
トラインBLによりメモリセルを1ビットだけ選択でき
る。
御ゲート2に負電圧を印加し、ソースラインSLを介し
てソース6に正電圧を印加することにより浮遊ゲート2
から電子の引抜きを行なう。このメモリセルアレイの構
成ではブロック内のすべてのソースラインSLがブッロ
クごとに一つにまとめられているため、ブロック単位の
消去しかできない。
が可能なのに対して、フラッシュメモリは1ビット毎の
書込はできるが、消去は全ビット一括消去又はブロック
単位の消去しかできない。そこで、小容量の書換えが必
要な用途には、一つの半導体装置にフラッシュメモリと
EEPROMの両方を搭載する必要がある。
では製造プロセスが異なるため、一般には両メモリを同
一チップに搭載するには製造工程の増加が必要となる。
この問題を解決するために、フラッシュメモリの製造プ
ロセスを用いてバイト毎消去可能なEEPROMを作成
する方法が提案されている(特開平8−236731号
(従来例1)参照)。
層構造からなるフラッシュ型のメモリセルを半導体基板
上に形成してEEPROMメモリアレイを形成し、さら
にバイトセレクトトランジスタからなる補助バイト選択
構造を備えている。そのバイトセレクトトランジスタの
一方の電極ターミナルにはバイトを構成するマトリクス
の行のセルのソースが共通接続され、他方の電極ターミ
ナルにはソースに電圧を印加するソースバイアスライン
が接続されている。バイトセレクトトランジスタにより
マトリクスの行のセルを選択し、かつワードラインを選
択することにより、バイト毎の消去を実現している。
さくする方法が提案されている(特開平9−36266
号(従来例2)参照)。従来例2では、図1に示した従
来のNOR型フラッシュメモリで、消去時に、選択する
選択ワード線(制御ゲートライン)には比較的大きな絶
対値の負電圧を印加し、選択しない非選択ワード線には
比較的小さな正電圧を印加し、ソース線(ソースライ
ン)SLに中間的な正電圧を印加し、メモリアレイを構
成するデータ線(ビットライン)D0〜Dnのそれぞれ
とソース線SLとの間に設けられ、かつ消去動作時、ソ
ース線SLの電位が接地電位VSSに戻されてから選択
ワード線及び非選択ワード線の電位が通常の非選択レベ
ルつまり接地電位VSSに戻るまでの間、選択的にオン
状態とされる短絡MOSFETつまりデータ線ディスチ
ャージ回路を追加し、浮遊ゲート電極2の電子をソース
線SLに引き抜いてワード線単位の消去を行なう。これ
により、非選択ワード線に接続されたメモリセルの誤書
込みという消去ディスターブの影響なしにワード線単位
の消去を可能としている。
他の方法として、Yueh Y.Ma等により提案されたスプリ
ットゲート型フラッシュメモリにおける消去方法がある
(米国特許第5280446号(従来例3)参照)。図
2に従来例3のメモリアレイ構成図を示す。浮遊ゲート
10、制御ゲート12、及び選択ゲート14を有するス
プリットゲート型のm×n個のメモリセルC11〜Cm
nが、メモリブロック内ではソースビットラインSBL
01〜SBLn(n+1)及びドレインビットラインDB
L12〜DBL(n−1)nによって複数個が並列に接続
され、またそれぞれのソース及びドレインを共有する形
でマトリクス状にメモリアレイを形成している。ビット
ライン方向に並ぶメモリセルの制御ゲート12はビット
ライン方向に並ぶ複数のメモリセルで共通の制御ゲート
ラインCG1〜CGnに接続されており、さらにドレイ
ンビットラインDBLを共有するメモリセルに接続され
た2本の制御ゲートラインCGはそれぞれ1本の制御ゲ
ートラインCG12〜CG(n−1)nにまとめられてい
る。ビットラインと垂直方向に並ぶメモリセルCの選択
ゲート14はワードラインとなる選択ゲートラインSG
1〜SGmに接続されている。
ドレインビットラインDBLに正電圧、選択ゲート電圧
に0Vを印加し、ソースビットラインSBLをフローテ
ィング電位として、ドレインビットラインDBLに電子
を引き抜くことにより行なう。この場合の消去されるメ
モリセルは、選択されたドレインビットラインDBLに
隣接する2m個である。
む場合は、選択ゲートラインSG1、制御ゲートライン
CG12にそれぞれ正電圧、ソース/ドレイン間に5V
を印加するためにソースビットラインSBL01=0
V、ドレインビットラインDBL12=5Vをそれぞれ
印加する。メモリセルC12への書込を防止するために
ソースビットラインSBL23=5Vとする。また、他
のビットラインは0V又はフローティング電位とする。
この場合、他のビットラインにおけるメモリセルの制御
ゲートラインCGは書込セルの制御ゲートラインCGと
電気的に接続されていないので、他のビットラインにお
けるメモリセルは誤書込みというゲートディスターブを
受けない。
な用途に用いるためにフラッシュメモリとバイト毎消去
可能なEEPROMの両方を搭載した従来例1は、その
要求を十分に満足する。しかし、従来例1は、図1に示
した従来のフラッシュメモリのソースラインSLをバイ
ト毎に分割し、さらに各ソースライン毎にバイトセレク
トトランジスタを設けた構造と同じであるので、メモリ
セル面積が増大する。また、製品の仕様毎にバイト毎消
去可能なEEPROM領域(EEPROMメモリアレイ
面積)を変更する必要がある。
去時における駆動条件(印加電圧条件)を変更するだけ
で、ワードライン(制御ゲートライン)単位の消去動作
を可能とし、消去単位を小さくしている。しかし、ビッ
トラインは読出速度向上のため選択トランジスタにより
小ビット単位(例えば32ビット)に分割されるのに対
し、ワードラインはメモリセル面積の増大を抑えるため
に少なくともブロック単位の分割(例えば1024ビッ
ト=128バイト)が最小となっている。また、ワード
ライン即ち制御ゲートには、正電圧と負電圧を印加する
必要があるので、ワードラインを選択トランジスタによ
って分割するためには、選択トランジスタ形成領域にメ
モリ領域のウェルと電気的に分離されたウェル(例えば
極性の異なるウェル、又は3層ウェル構造からなるトリ
プルウェル)が必要となり、選択トランジスタを形成す
るための面積が非常に大きくなる。このために、ワード
ラインを小分割することはできず、結果としてバイト単
位又は数バイト単位の消去はできない。
ートラインSGにより構成されているが、制御ゲートラ
インCG単位で消去されるという点において従来例2と
同じである。詳しくは、2本に分かれた制御ゲートライ
ンCGとその間に配置されたドレインビットラインDB
Lにより選ばれた2m個(例えば2048ビット=25
6バイト)が消去される。
ため選択トランジスタにより小ビット単位(例えば32
ビット)に分割されることはあるが、制御ゲートライン
CGは分割するとメモリセル面積増大となるため、分割
されていない。従来例3の消去方法は、制御ゲートライ
ンCGに負電圧を印加し、電子を引き抜くメモリセルの
隣接するビットラインに正電圧を印加する方法であるの
で、最小消去単位は制御ゲートライン単位であり、少な
くとも1024ビット=128バイト程度が最小消去単
位となっている。制御ゲートラインCGへの負電圧の印
加は、書き込まれた非選択メモリセルのしきい値電圧を
低下させるゲートディスターブ現象を発生させる。制御
ゲートラインに正電圧を印加して浮遊ゲートに電子を注
入する書込時におけるゲートディスターブ現象は、ビッ
トラインに正電圧を印加することにより抑制できる。し
かし、ビットラインに負電圧を印加できないため、消去
時のゲートディスターブ現象を抑制できない。したがっ
て従来例3の消去方法は、ブロック単位の一括消去か制
御ゲート単位の消去方法が採用されている。そこで、本
発明は、メモリセル面積を増大させることなく、例えば
数バイト単位の微小領域の消去を可能とするフラッシュ
メモリを提供することを目的とするものである。
モリセルのソースに電圧を供給する不純物拡散層のソー
スビットラインとドレインに電圧を供給する不純物拡散
層のドレインビットラインが並列に交互に配置され、隣
接するソースビットラインとドレインビットライン間の
半導体基板上にトンネル酸化膜を介してメモリセルごと
に分離された浮遊ゲートをもつメモリセルがマトリクス
状に配置されたメモリマトリクスを含む不揮発性半導体
記憶装置である。そして、両ビットラインはビットライ
ン方向のm(正の整数)個のメモリセル毎に分割されて
おり、分割された各ビットラインはブロック選択トラン
ジスタを介してメタルビットラインに接続されて、両ビ
ットラインへの電圧供給がブロック選択トランジスタを
通して行なわれるようになっている。ブロック選択トラ
ンジスタは、m×n(正の偶数)個のメモリセルで1ブ
ロックを構成するようにそのブロック内の全てのビット
ラインを同時に選択するように制御される。メモリセル
の消去は両ビットラインのどちらか一方の不純物拡散層
に浮遊ゲートから電子が引き抜かれることにより行なわ
れるものであり、かつブロック選択トランジスタで選択
されたブロック内で1個のビットラインに隣接するm個
を最小単位とするm×j(正の整数で、j<n)個のメ
モリセル単位で行なわれる。ブロック選択トランジスタ
により分割された消去用ビットラインに隣接するm個の
メモリセルを最小単位として消去できるため、数バイト
単位の消去が可能なフラッシュメモリを提供できる。
イン側で異なる非対称構造で、ビットラインに隣接する
2メモリセルがビットラインに対して対称に配置された
ものとし、消去単位を選択トランジスタで選ばれたブロ
ック内でビットラインに隣接する2m個を最小単位とす
るm×k(正の偶数で、k<n)個のメモリセル単位とす
ることができる。このように構成することにより、消去
時に印加するビットライン電圧によるディスターブ現象
が生じない。また、メモリセル構造をソースとドレイン
で非対称とすることにより、書き込み時に生じるディス
ターブ現象を抑制できる。
を説明する。上記構造の場合、書込み時にもビットライ
ンを挟んだ2個のメモリセルが選択されるため、この内
の非選択セルへの書込みを防止するためソースとドレイ
ンを同電位にする必要がある。この場合、非選択セルの
更に隣のビットの非選択セルには選択セルの電圧設定と
逆の電圧がソースとドレインに印加される。メモリセル
のソースとドレイン構造を非対称とすることにより、こ
の隣のビットの非選択セルの書込みを防止することがで
きる消去の一方法として、制御ゲートには電圧を印加せ
ず、浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに正電
圧を印加して行なうことができる。この方法によれば、
消去しない他のメモリセルへの消去ディスターブが発生
しない。
ロックのm×n個のメモリセルを一括消去する一括消去
メモリ領域と、ブロック選択トランジスタで選択される
ブロックでビットライン単位でメモリセルを消去する一
部消去メモリ領域とを同一シリコン基板上に備えること
ができる。その際、一括消去メモリ領域では制御ゲート
に負電圧が印加され、浮遊ゲートから電子を引き抜くビ
ットラインに正電圧が印加されるように消去動作を制御
し、一部消去メモリ領域では制御ゲートには電圧が印加
されず、浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに
正電圧が印加されるように消去動作を制御することがで
きる。
ら電子を引き抜くビットラインに正電圧を印加してメモ
リセルブロックを一括消去するメモリ領域では、書換え
の繰り返し信頼性(エンデュランス特性)が優れている。
そのような一括消去メモリ領域と、数バイト単位の消去
が可能な一部消去メモリ領域を持つことにより、繰り返
し書換えが行われる大量のデータと書換えの少ない少量
のデータを効率よく書き換えできる。具体的には、繰り
返し書換えが行われる大量のデータとは画像や音声等に
関連するデータであり、書換えの少ない少量のデータと
は電話番号や名前等の文字からなるデータを意味する。
ットラインに提供する正電圧は、ブロックを一括消去す
るメモリ領域のビットラインに提供する正電圧より大き
な電圧を要するが、消去単位が小さく電荷供給量が少な
くてよいため、正電圧用の昇圧回路は小さく、面積増大
はあまりない。
として、制御ゲートに負電圧を印加し、浮遊ゲートから
電子を引き抜くビットラインに正電圧を印加するように
することもできる。その場合、制御ゲート電圧は、消去
を行う選択メモリセルの制御ゲートと電気的に接続され
た制御ゲートを有する消去を行わない非選択メモリセル
においてトンネル酸化膜の電界強度が、浮遊ゲートに電
荷が存在しない状態で5MV/cm以下となるように設
定されることが好ましい。
を、制御ゲートに負電圧を印加、浮遊ゲートから電子を
引き抜くビットラインに正電圧を印加する方法で行う
と、エンデュランス特性に優れた数バイト単位で消去で
きる不揮発性半導体メモリが得られる。また、消去を行
わない非選択メモリセルにおけるトンネル酸化膜の電界
強度が、浮遊ゲートに電荷が存在しない状態で5MV/
cm以下となるように制御ゲート電圧を設定することに
より、消去ディスターブを最小限に抑えられる。
るブロックでビットライン単位でメモリセルを消去する
一部消去メモリ領域と、電気的に接続された制御ゲート
を共有する全てのメモリセルを一括消去する一括消去メ
モリ領域とを同一シリコン基板上に備え、両不揮発性半
導体メモリの消去方法を等しくすることができる。その
消去方法として、両メモリ領域で制御ゲートに負電圧を
印加し、浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに
正電圧を印加する。そして、制御ゲート電圧として消去
を行う選択メモリセルの制御ゲートと電気的に接続され
た制御ゲートを有する消去を行わない非選択メモリセル
においてトンネル酸化膜の電界強度が、浮遊ゲートに電
荷が存在しない状態で5MV/cm以下となるように設
定するのが好ましい。一括消去メモリ領域と数バイト単
位の一部消去メモリ領域の消去方法を同じにすることに
より、同じ昇圧回路を使用できる。
れるブロックでビットライン単位でメモリセルを消去す
る一部消去メモリ領域と、電気的に接続された制御ゲー
トを共有する全てのメモリセルを一括消去する一括消去
メモリ領域と、を同一シリコン基板上に備え、消去時に
は、両メモリ領域で制御ゲートに負電圧を印加し、浮遊
ゲートから電子を引き抜くビットラインに正電圧を印加
し、そのときの制御ゲート電圧として、消去を行う選択
メモリセルの制御ゲートと電気的に接続された制御ゲー
トを有する消去を行わない非選択メモリセルにおいてト
ンネル酸化膜の電界強度が、浮遊ゲートに電荷が存在し
ない状態で5MV/cm以下となるように設定し、さら
に、一部消去メモリ領域のビットラインに印加される電
圧の方が、一括消去メモリ領域のビットラインに印加さ
れる電圧よりも大きく設定することもできる。
域の消去時におけるビットライン電圧を高くすることに
より、小単位の書き換え速度を速くできる。さらにま
た、消去時に、制御ゲートに負電圧を印加し、浮遊ゲー
トから電子を引き抜くビットラインに正電圧を印加し、
そのときの制御ゲート電圧として、消去を行う選択メモ
リセルの制御ゲートと電気的に接続された制御ゲートを
有する消去を行わない非選択メモリセルにおいてトンネ
ル酸化膜の電界強度が、浮遊ゲートに電荷が存在しない
状態で5MV/cm以下となるように設定した記憶装置
において、電気的に接続された制御ゲートを共有するメ
モリ領域の消去回数を計数する計数手段をさらに備え、
電気的に接続された制御ゲートを共有する全メモリセル
の中で、書き換えの積算回数が500回以上の一定回数
を越えた場合に、電気的に接続された制御ゲートを共有
する全メモリセルのデータが再書込みされるようにする
こともできる。
全メモリセルの中で、書き換えの積算回数が500回以
上の一定回数を越えた場合に、電気的に接続された制御
ゲートを共有する全メモリセルのデータを再書込みする
ことにより、消去時のゲートディスターブにより変動し
たしきい値をもとに戻すことができる。これにより、数
バイト単位の一部消去メモリ領域の信頼性を一括消去メ
モリ領域と同等にすることができる。そして、電気的に
接続された制御ゲートを共有するメモリ領域の消去回数
を計数する機能をもたせることにより、書込みデータの
内容によらずゲートディスターブによるデータの誤りが
発生する前に、制御ゲートを共有するメモリ領域のデー
タを再書き込みすることができる。
イン間のチャネルをメモリの記憶状態に関わらずオン/
オフできる選択ゲートを有するスプリットゲート構造で
あり、かつ書込み後のしきい値電圧が正で消去後のしき
い値電圧が負となるようにしきい値電圧が設定されてい
る記憶装置に適用することができる。
モリでは、書込み後のしきい値電圧が正で消去後のしき
い値電圧が負の値となるようにしきい値電圧を設定する
ことができる。その場合、消去時にしきい値電圧を正か
ら負に持っていくため、消去時間が長くなり、消去ビッ
トラインに流れる電流も増大する。従って、従来のよう
に数バイトのデータ変更を行う場合でも一括消去する方
法では大電流が流れてしまい、かつ消去時のベリファイ
に時間がかかる問題があったが、本発明では数バイト毎
の消去を行うので、そのような問題は生じない。
半導体記憶装置に適用した場合、消去用ビットラインに
隣接する2m個のメモリセルの制御ゲートが電気的に接
続された制御ゲート対を形成し、かつ複数の制御ゲート
対が電気的に接続されているように構成することができ
る。これにより、制御ゲート数が少なくなり、制御ゲー
トを選択するデコーダー回路の面積を小さくできる。
半導体記憶装置に適用した場合に、消去用のドレインビ
ットライン、制御ゲート及び選択ゲートに正電圧が印加
されて浮遊ゲートに電子が注入されることにより書込み
が行なわれ、書込みが行われるメモリセルの制御ゲート
と電気的に接続された制御ゲートを有するメモリセル
で、書込みが行われるメモリセルのドレインビットライ
ンと電気的に接続されていないドレインビットラインと
ソースビットラインに、書込み時のドレイン電圧よりも
小さな電圧が印加されるようにすることができる。これ
により、書込み時のゲートディスターブを抑制できる。
揮発性半導体記憶装置に適用した場合に、書込みが行わ
れるメモリセルのドレインビットラインと電気的に接続
されていないドレインビットラインとソースラインに印
加する電圧を、不揮発性半導体メモリチップ外から供給
される電源電圧を使用することができる。これにより、
書込み時のゲートディスターブを抑制するための電圧を
電源電圧としているため、昇圧回路が不要となる。
モリセルアレイについて説明する。図8は、本発明を仮
想接地方式のスタックゲート型フラッシュメモリに適用
した一実施例のメモリアレイの一ブロックを表す回路図
である。m×n(m,nは正の整数、例えば32×10
24)個の浮遊ゲート22がそれぞれ絶縁されて半導体
基板上にトンネル酸化膜を介してマトリクス状に配置さ
れ、各浮遊ゲート22上には絶縁膜を介して制御ゲート
24が形成されており、浮遊ゲート22、制御ゲート2
4からなるm×n個の例えばNチャネル型MOSトラン
ジスタからなるメモリセルC12〜Cmnがマトリクス
状に配置されている。横方向に並ぶ制御ゲート24は共
通の制御ゲートライン(ワードライン)CG1〜CGmに
それぞれ接続され、さらにデコーダ回路(図示略)に接続
されている。縦方向に並ぶメモリセルCに共通でブロッ
クごとに分割された帯状の拡散層からなるソースビット
ラインSBL12〜SBL(n−1)n、ドレインビット
ラインDBL01〜DBLn(n+1)が浮遊ゲート22
下の半導体基板のチャネル領域を挾んで交互に形成さ
れ、隣合うメモリセルCで共通となっている。ソースビ
ットラインSBL、ドレインビットラインDBLは例え
ばNチャネル型MOSトランジスタからなるブロック選
択トランジスタを介してメタルビットライン(図示略)に
接続されており、それぞれのメタルビットラインを介し
てデコーダ回路(図示略)により選択されるようになって
いる。BSj1、BSj2はそれぞれビットラインの一
端と他端のブロック選択トランジスタのゲート電極に印
加されるブロック選択信号である。
ッシュメモリに適用した実施例のメモリアレイの2つの
ブロックを表す回路図である。浮遊ゲート32、制御ゲ
ート34、及び選択ゲート37を有するスプリットゲー
ト型のm×n(例えば32×1024)個の例えばNチャ
ネル型MOSトランジスタからなるメモリセルC11〜
Cmnが、メモリブロック内ではソースビットラインS
BL01〜SBLn(n+1)及びドレインビットライン
DBL12〜DBL(n−1)nによって複数個が並列に
接続され、またそれぞれのソース及びドレインを共有す
る形でマトリクス状にメモリアレイを形成している。ソ
ースビットラインSBL及びドレインビットラインDB
Lは、各メモリブロックで独立して形成されている。ソ
ースビットラインSBL及びドレインビットラインDB
Lは、例えばNチャネル型MOSトランジスタからなる
ブロック選択トランジスタを介してメタルビットライン
(図示略)に接続されており、それぞれのメタルビットラ
インを介してデコーダ回路(図示略)により選択されるよ
うになっている。BSj,BSj+1はそれぞれビット
ラインの一端と他端のブロック選択トランジスタのゲー
ト電極に印加されるブロック選択信号である。ビットラ
イン方向に並ぶメモリセルの制御ゲート12はビットラ
イン方向に並ぶ複数のブロックで共通の制御ゲートライ
ンCG1〜CGnにそれぞれ接続されており、さらにド
レインビットラインDBLを共有するメモリセルCに接
続された2本の制御ゲートラインCGは1本の制御ゲー
トラインCG12〜CG(n−1)nにまとめられてい
る。ビットラインと垂直方向に並ぶメモリセルCの選択
ゲート36は、ワードラインとなる、ブロックごとに分
割された共通の選択ゲートラインSG1〜mにそれぞれ
接続され、さらにデコーダ回路(図示略)に接続されてい
る。このような構成では、読出速度向上のために形成さ
れる複数のソースビットラインSBL用の選択トランジ
スタの間の領域にドレインビットラインDBL用の選択
トランジスタを形成するので、メモリセル面積の増大は
ない。
スビットラインSBL及びドレインビットラインDBL
を隣合うメモリセルで共有している方が面積縮小の観点
から好ましいが、各ビットラインを隣合うメモリセルで
共有している必要はなく、ビットラインを独立に所有し
ていてもよい。
ラッシュメモリに適用した他の実施例のメモリアレイの
1つのブロックを表す回路図である。図9と同じ部分に
は同じ符号を付す。制御ゲートラインがブロックごとに
分割して形成されており、各メモリセルCの制御ゲート
34はブロック内で共通の制御ゲートラインCGjに接
続されている。
ラッシュメモリに適用したさらに他の実施例のメモリア
レイの1つのブロックを表す回路図である。図10と同
じ部分には同じ符号を付す。ブロックを選択するブロッ
ク選択トランジスタがビットラインにつき1つずつ形成
されており、ドレインビットラインDBLにはブロック
選択信号BSj1により動作するブロック選択トランジ
スタ、ソースビットラインSBLにはブロック選択信号
BSj2がにより動作するブロック選択トランジスタ接
続されている。また、ブロック内にはk×n個のメモリ
セルC11〜Ckn(k=m/2(正の整数))がマトリク
ス状に配置されている。図10及び図11の実施例でも
図9の実施例と同様にしてビットライン単位の消去を行
なうことができる。
て、ビットライン単位の消去を可能とするため、ビット
ラインにのみ正電圧を印加する方法を採用する。図8の
メモリアレイに適用した場合を説明する。ブロック選択
トランジスタをオンさせ、各ビットラインに電圧を供給
できる状態にする。例えばソースビットラインSBL1
2に隣接するメモリセルのみ消去を行なう場合、デコー
ダ回路によりソースビットラインSBL12にのみ例え
ば11Vの正電圧を印加すると、メモリセルC11〜C
m1とC12〜Cm2までの2m個のメモリセルが消去
される。mは16ビット〜32ビット程度に小分割でき
るため、最小消去単位は4バイト〜8バイト(1バイト
=8ビット)が可能となる。このとき、各メモリセルC
の制御ゲート24には電圧を印加しないので、選択した
ビットラインに接続されていないメモリセルのゲートデ
ィスターブ現象は発生しない。また選択したビットライ
ンに隣接する2m個のメモリセルを全て消去するので、
ビットラインに印加する正電圧によるディスターブ現象
も生じない。
説明する。消去するメモリセルCの隣接するドレインビ
ットラインDBLにのみ正電圧を印加してビットライン
単位の消去を行なう。例えばブロックjのドレインビッ
トラインDBL12に隣接するメモリセルC11〜Cm
1,C12〜Cm2を消去する場合、ブロック選択トラ
ンジスタをオンさせ、各ビットラインに電圧を供給でき
る状態にする。デコーダ回路によりドレインビットライ
ンDBL12を選択して消去可能な例えば11Vの正電
圧を印加すると、ブロックjのメモリセルC11〜Cm
1、C12〜Cm2の2m個のメモリセルが消去され
る。このとき、図8の実施例と同様に各メモリセルの制
御ゲート34には電圧を印加しないので、選択したビッ
トラインに接続されていないメモリセルのゲートディス
ターブ現象は発生しない。また選択したビットラインに
隣接する2m個のメモリセルを全て消去するので、ビッ
トラインに印加する正電圧によるディスターブ現象も生
じない。
のように、浮遊ゲートから電子を引き抜くメモリセルの
隣接する一方のビットラインにのみ正電圧を印加して消
去を行なう方法は従来から知られているが、拡散層から
なるビットラインに高電圧を印加するため、バンド間ト
ンネル電流が大きくて一括消去できる最大メモリ容量が
小さいこと、及びバンド間トンネル電流起因のメモリ特
性劣化が問題となるため、近年のメモリ容量増大と共に
使われなくなってきている。しかし、本発明のように数
バイト単位の消去には有効であり、また、例えば電話番
号や名前等の書換え回数の少ない用途のメモリに使う場
合には千回程度の書換え信頼性があれば十分なため、メ
モリ特性の劣化が問題となることはない。
メモリ領域以外に、ブロック単位で制御ゲートに負電圧
を印加し、電子を引き抜くビットラインに正電圧を印加
する一括消去メモリ領域を設けることによって、画像や
音声等の大容量データにも適した不揮発性半導体記憶装
置を提供できる。両消去領域はメモリアレイ構成が全く
同じであるため、製品の用途によって、容量の分配を用
意に変更できる。
て、制御ゲートに負電圧を印加し、電子を引き抜くビッ
トラインに正電圧を印加してビットライン単位の消去を
行なう方法と採用する。従来より消去方法として、電子
を浮遊ゲートから引き抜くビットラインにのみ正電圧を
印加する方法(方法A)、及び制御ゲートに負電圧を印加
し、電子を引き抜くビットラインに正電圧を印加する方
法(方法B)があった。方法Aは正電圧のみを印加するた
め、正電圧昇圧回路を用いるだけでよいのに対し、方法
Bは正電圧昇圧回路と負電圧昇圧回路を用意する必要が
ある。一方、方法Aは拡散層からなるビットラインに高
電圧を印加するため、バンド間トンネル電流が大きく、
一括消去できる最大メモリ容量が小さいこと、およびバ
ンド間トンネル電流起因のメモリ特性劣化が問題となっ
ていた。従って、これらの問題を解決するため方法Bが
用いられるようになった。尚、方法Bは消去だけでな
く、書き込みにも用いられることがある。
す。メモリ構造は、従来から用いられている構造で、P
型シリコン基板上に形成されたトンネル酸化膜上に浮遊
ゲートを有し、その上に絶縁膜を介して制御ゲートを設
けた構造となっている。消去時に電子を浮遊ゲートから
引き抜く拡散層は、N型となっている。図3で実線より
上が、トンネル酸化膜厚8(nm)の場合の消去可能範囲
である。方法Aでは11(V)程度の正電圧が必要で、方
法Bでは5(V)の正電圧と−10(V)程度の負電圧が好
ましい。方法Bではビットラインに印加する電圧を小さ
くするほどバンド間トンネル電流を抑制できるため、絶
対値の大きな負電圧が用いられていた。
採用する方法は、図3中に記号Cで示されるように、制
御ゲート電圧−8(V)以下の電圧、即ち浮遊ゲートとシ
リコン基板間に位置するトンネル酸化膜の電界強度が、
浮遊ゲートに電荷が存在しない状態で5(MV/cm)以
下となる制御ゲート電圧条件で消去を行うことを特徴と
する。以下、図9および図10のスプリットゲート構造
を例に説明する。
が、米国特許第5280446号で報告されているメモ
リセルアレイ構成にブロック選択用のトランジスタを加
えたものである。制御ゲートは消去用ビットラインDB
Lに隣接する2本の制御ゲートが電気的に接続されてい
る。また図10はブロック内の制御ゲートを電気的に接
続した場合の例である。
ターブを避けるために、電気的に接続された制御ゲート
を有するメモリセルは全て同時に消去されていた。とこ
ろが、制御ゲートに負電圧を印加し、電子を引き抜くビ
ットラインに正電圧を印加する方法においても、ゲート
ディスターブの影響が殆どなく、かつ信頼性の高い消去
条件が存在することがわかった。
子を引き抜くビットラインに正電圧を印加する方法にお
いて、その制御ゲートと共通のワードラインに接続され
る制御ゲートを有し、正電圧が印加されないビットライ
ンに接続された非選択メモリセルのしきい値電圧の変化
(ゲートディスターブ)を制御ゲート電圧をパラメータ
として示したものである。図4に示すように、制御ゲー
ト電圧の絶対値を低下させるとゲートディスターブは大
幅に改善できる。またスプリットゲート構造の場合には
スタックゲート構造と異なり、書込み後のしきい値電圧
が電源電圧以下となっても読出しが可能である。これ
は、スタックゲート構造の場合には書込み/消去のしき
い値電圧設定を電源電圧を境に決めているのに対し、ス
プリットゲート構造の場合には書込み/消去のしきい値
電圧設定を正/負で決めているためである。従って、ス
プリットゲート構造は消去時のゲートディスターブに対
し、影響を受けにくいことがわかる。
結果を基に説明する。メモリ構造およびメモリアレイ構
成は以下の通りである。 メモリ構造:メモリ構造は米国特許第5280446号
で報告されているメモリ構造と同じで、P型基板上に3
層ポリシリコンからなるスプリットゲート構造となって
いる。8(nm)のトンネル酸化膜上に浮遊ゲート電極が形
成され、その上に13(nm)のポリシリコン間ONO膜、
その上に制御ゲート電極が形成されている。ドレイン拡
散層は浮遊ゲート電極に対し自己整合的に、かつ浮遊ゲ
ート電極と重なり領域を有して形成されている。これに
対しソース拡散層は、浮遊ゲート電極に対し、一定間隔
の離れた位置に形成されている。浮遊ゲート電極および
制御ゲート電極の側壁にサイドウォール絶縁膜を介し、
浮遊ゲート電極とソース拡散層の間のシリコン基板上に
ゲート酸化膜を介し、制御ゲート電極上に絶縁膜を介し
て選択ゲート電極が形成されている。
図9および図10に示した通りで、1ブロックはm×n
個のメモリ、例えば32×1024個からなる。ドレイ
ンビットラインDBLとソースビットラインは並列にか
つ交互に配置され、各ビットラインへの電圧供給はブロ
ックセレクトトランジスタBSをオンすることにより行
われる。ブロックセレクトトランジスタはメモリと同じ
くNMOSにより形成されている。選択ゲート電極SG
はビットラインに対して垂直に配置され、ビットライン
と選択ゲート電極によりメモリセルが選択されるように
なっている。
BLに隣接する2本の制御ゲートが電気的に接続されて
おり、図10はブロック内の制御ゲートを電気的に接続
した場合の例である。また、図11はブロックセレクト
トランジスタを1ビット置きに配置した場合で、k=m
/2(正の整数)である。従って、2m個のセルを消去す
る場合は、2組の制御ゲートを選択する必要がある。
方法:消去は、選択されたドレインビットラインに正電
圧、制御ゲート電極に負電圧を印加することにより浮遊
ゲート電極から電子を引き抜くことにより行う。消去後
のしきい値電圧は、読出し電流を大きくする(約100μ
A)ため−4(V)程度にすることが好ましい。先ずブロ
ックセレクトトランジスタのBSj1およびBSj2に9
(V)の電圧を印加した後、消去を行うドレインビットラ
イン(例えばDBL12)に6.5(V)を印加する。このと
き他のドレインビットライン及びソースビットラインS
BLはフローティング状態、また選択ゲート電極は0
(V)とする。これにより、C11〜Cm1とC12〜Cm2の計
2m個のメモリセル(64ビット=8バイト)が消去でき
る。
った場合の消去特性の制御ゲート電圧Vcg依存である。
従来の一括消去のように制御ゲート電圧の絶対値が大き
な例としてVcg=−10(V)、本発明における制御ゲー
ト電圧例としてVcg=−7(V)を比較する。消去後のし
きい値電圧をVth=−4(V)にするための消去時間は、
Vcg=−10(V)では0.7(ms),Vcg=−7(V)で
は100(ms)となっている。ここで消去ばらつきによ
るしきい値電圧のベリファイが必要となるため、実際の
消去時間は約10倍のVcg=−10(V)では7(ms),
Vcg=−7(V)では1(s)となる。
から判断する。書込みビットが他ビットの読出し時に影
響を与えない最小しきい値電圧を2(V)とし、電荷保持
特性の劣化およびプロセスばらつきによる余裕を1(V)
考慮すると、消去時のゲートディスターブによるしきい
値低下は3(V)まで許容される。この場合の許容ストレ
ス時間は、Vcg=−10(V)では0.4(s),Vcg=−
7(V)では10000(s)となる。従って消去時間から
得られるブロック内の消去可能回数は、Vcg=−10
(V)では57回,Vcg=−7(V)では10000回とな
る。従来は一括消去であったため、この消去可能回数は
問題とならなかった。
合には、1回の最小消去単位は2m個(64ビット)であ
るから、ブロック内の消去を全て最小消去単位で行う
と、1024/2=512回の消去が行われることにな
る。即ち、ブロック内のメモリセルを最小消去単位で書
換えを行うには、最低512回の消去ストレスに耐えら
れる電圧でなければならない。従って、512回程度の
ゲートディスターブ耐性があれば、その後ブロック内の
データ全てを書き換えることにより、ディスターブのな
い初期状態に戻すことができるため、比較的書き換えの
少ないデータ(例えば、名前や電話番号)に関しては十分
な実用条件といえる。
程度に設定されるため、少なくとも許容ストレス時間は
数百(s)以上が好ましい。図6は制御ゲート電圧を一定
にし、書込み後のしきい値電圧をパラメータとしてゲー
トディスターブを示したものである。図6に示すように
許容ストレス時間は、書込み後のしきい値電圧には左右
されず、制御ゲート電圧により決まる。従ってビットラ
イン単位の消去が可能となる電圧は、図4から|Vcg|
<8(V)となり、これを浮遊ゲートとシリコン基板間に
位置するトンネル酸化膜の電界強度に換算すると、浮遊
ゲートに電荷が存在しない状態で5(MV/cm)以下と
なる。
うに求めたものである。ドレイン電圧Vd=0(V)
で、かつ浮遊ゲートに電荷が存在しない場合、トンネル
酸化膜の電解強度EOXは次式で表わされる。 EOX={CONO/(CONO+COX)}×(Vcg/tOX) (1) ここで、本実施例における式(1)の各値は、以下の通
りであった。 制御ゲート/浮遊ゲート間容量:CONO=7.31×10-16(F) トンネル酸化膜容量 :COX =6.65×10-16(F) トンネル酸化膜厚 :tOX =8.1×10-16(cm) 本実施例において、消去ディスターブを制御できる制御
ゲート電圧はVcg<8(V)であるから、式(1)よ
り、EOX<5.1(MV/cm)が得られる。
=−6(V)まで絶対値を低下させると、100万回以上
の書換えが可能となるため、消去時のゲートディスター
ブがないのと同じになる。ここで、制御ゲート電圧の絶
対値低下による消去時間の増大は、図3に示したように
ドレイン電圧の増大で対応することができる。ビットラ
イン単位の消去を行うブロックのドレイン電圧とブロッ
ク一括消去を行う場合のドレイン電圧を同じ設定にする
ことにより、同じ昇圧回路を使用できる。
ックのドレイン電圧をブロック一括消去を行う場合のド
レイン電圧より大きくすることにより、ビットライン単
位の書換えを高速に行うことが可能となる。ここで、ビ
ットライン単位の消去を行うブロックにドレイン電圧を
供給する昇圧回路は高電圧が必要であるが、消去するメ
モリ数が少ないため、昇圧回路の面積増大は少ない。以
上の方法により、信頼性の高いビットライン単位の消去
が可能な不揮発性半導体メモリを提供することができ
る。
抑制方法:書込みは、選択ゲートとドレインビットライ
ンにより選ばれたメモリセルにホットエレクトロン注入
することにより行われる。メモリ単体に印加される電圧
設定は基本的に米国特許第5280446号のものと同
じである。各電極の電圧設定は、選択ゲート電圧Vsg=
1(V)、制御ゲート電圧Vcg=10(V)、ドレイン電圧V
d=5(V)、ソース電圧Vs=0(V)とする。ここで、ド
レインビットラインは2列のメモリセルに共通となって
いるため、選択ゲートとドレインビットラインにより選
ばれるメモリセルは2個となる。従って、非選択セルの
ソースビットラインにはドレイン電圧以上の電圧を印加
する必要がある。
ーブ抑制方法を示す。従来の書込み方法は、図2に示す
セルアレイ構成においてC11を書き込む場合は、表1に
示すようにソース/ドレイン間に5(V)を印加するため
にSBL01=0(V),DBL12=5(V)とし、C12の書
き込みを防止するためにSBL23=5(V)としていた。
また、他のビットラインにおけるメモリセルの制御ゲー
ト電極は書込みセルの制御ゲート電極と電気的に接続さ
れていないため、他のビットラインにおけるメモリセル
は書込み時のゲートディスターブの影響を受けなかっ
た。従って、他のビットラインは0(V)またはフローテ
ィングとなっていた。
図11のような場合、ブロック内の複数の制御ゲートを
電気的に接続しているため、他のビットライン上のメモ
リセルも書込み時にゲートディスターブの影響をうけ
る。しかしこの現象は、書込みを行わない他のビットラ
インにトンネル酸化膜の電界を緩和させるための電圧を
印加させることにより解決できる。図7にトンネル酸化
膜の電界緩和用電圧を印加した場合のゲートディスター
ブ特性を示す。書込み時間10(μs)、ベリファイ動作
10回、書込みビット数32(キロビット)とすると、最
悪3.2秒のゲートディスターブを受ける。しかし、ビ
ットラインに電源電圧3.3(V)を印加することにより
ゲートディスターブを抑制できることがわかった。尚、
トンネル酸化膜の電界緩和はドレインビットラインのみ
の電圧印加でよいが、不要な電流を抑制するためソース
ビットラインも同電位とすることが望ましい。以上の方
法により、ビットライン単位の消去が可能なメモリアレ
イ構成においても、書込み時のゲートディスターブを抑
制できる不揮発性半導体メモリを提供できる。
択トランジスタによりビットライン方向の適当な数のメ
モリセル毎に分割し、メモリセルの消去は浮遊ゲートか
らビットラインに電子が引き抜くことにより行なうよう
にし、かつブロック選択トランジスタで選択されたブロ
ック内で1個のビットラインに隣接するメモリセルを最
小単位として消去するようにしたので、数バイト単位の
消去が可能なフラッシュメモリを提供できる。従来フラ
ッシュメモリの消去単位は、小さい場合でブロック単位
の消去、そして現在提案されている最も小さい消去単位
でもワードライン単位(例えば1024ビット=128
バイト)となっている。これはフラッシュメモリが従来
のEEPROMよりもセル面積を縮小するために一括消
去方法を採用しているためである。従って、更に小さい
消去単位を必要とする場合にはフラッシュメモリとEE
PROMの両不揮発性半導体メモリを搭載する必要があ
った。一般にワードラインの小分割化は、読出し速度へ
の影響が小さく面積増大となるので行われないが、拡散
層で形成されるビットラインの小分割化は、拡散容量低
減による読み出し速度向上が著しいため行われる。従っ
て、ワードライン単位の消去よりもビットライン単位の
消去の方が、より小単位で消去が可能となる。最小の消
去単位としては、バイト(8ビット)単位が好ましく、小
分割されたビットライン単位の消去の場合、数バイト単
位の消去が可能となる。
レイ構成の1ブロックを示す回路図である。
のメモリアレイ構成の1ブロックを示す回路図である。
御ゲート電圧を示す図である。
メモリセルのしきい値電圧の変化(ゲートディスター
ブ)を制御ゲート電圧をパラメータとして示す図であ
る。
の消去特性の制御ゲート電圧Vcg依存性を示す図であ
る。
い値電圧をパラメータとしてゲートディスターブを示す
図である。
場合のゲートディスターブ特性を示す図である。
ラッシュメモリに適用した一実施例のメモリアレイの一
ブロックを示す回路図である。
リに適用した一実施例のメモリアレイの2つのブロック
を示す回路図である。
モリに適用した他の実施例のメモリアレイの1つのブロ
ックを示す回路図である。
モリに適用したさらに他の実施例のメモリアレイの1つ
のブロックを示す回路図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 半導体基板にメモリセルのソースに電圧
を供給する不純物拡散層のソースビットラインとドレイ
ンに電圧を供給する不純物拡散層のドレインビットライ
ンが並列に交互に配置され、隣接するソースビットライ
ンとドレインビットライン間の半導体基板上にトンネル
酸化膜を介してメモリセルごとに分離された浮遊ゲート
をもつメモリセルがマトリクス状に配置されたメモリマ
トリクスを含む不揮発性半導体記憶装置において、 両ビットラインはビットライン方向のm(正の整数)個
のメモリセル毎に分割されており、分割された各ビット
ラインはブロック選択トランジスタを介してメタルビッ
トラインに接続されて、両ビットラインへの電圧供給が
ブロック選択トランジスタを通して行なわれるようにな
っており、 前記ブロック選択トランジスタは、m×n(正の偶数)
個のメモリセルで1ブロックを構成するようにそのブロ
ック内の全てのビットラインを同時に選択するように制
御され、 メモリセルの消去は両ビットラインのどちらか一方の不
純物拡散層に浮遊ゲートから電子が引き抜かれることに
より行なわれるものであり、かつ前記ブロック選択トラ
ンジスタで選択されたブロック内で1個のビットライン
に隣接するm個を最小単位とするm×j(正の整数で、
j<n)個のメモリセル単位で行なわれることを特徴と
する不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項2】 メモリセル構造がソース側とドレイン側
で異なる非対称構造で、ビットラインに隣接する2メモ
リセルがビットラインに対して対称に配置されており、
かつ、消去単位は選択トランジスタで選ばれたブロック
内でビットラインに隣接する2m個を最小単位とするm
×k(正の偶数で、k<n)個のメモリセル単位で行なわ
れる請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項3】 消去は、制御ゲートには電圧が印加され
ず、浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに正電
圧が印加されて行なわれる請求項1又は2に記載の不揮
発性半導体記憶装置。 - 【請求項4】 前記ブロック選択トランジスタで選択さ
れるブロックのm×n個のメモリセルを一括消去する一
括消去メモリ領域と、前記ブロック選択トランジスタで
選択されるブロックでビットライン単位でメモリセルを
消去する一部消去メモリ領域とを同一シリコン基板上に
備え、 前記一括消去メモリ領域では制御ゲートに負電圧が印加
され、浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに正
電圧が印加されるように消去動作が制御され、前記一部
消去メモリ領域では制御ゲートには電圧が印加されず、
浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに正電圧が
印加されるように消去動作が制御される請求項1又は2
に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項5】 消去時には、制御ゲートに負電圧が印加
され、浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに正
電圧が印加され、そのときの制御ゲート電圧は、消去を
行う選択メモリセルの制御ゲートと電気的に接続された
制御ゲートを有する消去を行わない非選択メモリセルに
おいてトンネル酸化膜の電界強度が、浮遊ゲートに電荷
が存在しない状態で5MV/cm以下となるように設定
される請求項1又は2に記載の不揮発性半導体記憶装
置。 - 【請求項6】 前記ブロック選択トランジスタで選択さ
れるブロックでビットライン単位でメモリセルを消去す
る一部消去メモリ領域と、電気的に接続された制御ゲー
トを共有する全てのメモリセルを一括消去する一括消去
メモリ領域と、を同一シリコン基板上に備え、 消去時には、両メモリ領域で制御ゲートに負電圧が印加
され、浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに正
電圧が印加され、そのときの制御ゲート電圧は、消去を
行う選択メモリセルの制御ゲートと電気的に接続された
制御ゲートを有する消去を行わない非選択メモリセルに
おいてトンネル酸化膜の電界強度が、浮遊ゲートに電荷
が存在しない状態で5MV/cm以下となるように設定
され、 かつ、一部消去メモリ領域のビットラインに印加される
電圧の方が、一括消去メモリ領域のビットラインに印加
される電圧よりも大きく設定される請求項1又は2に記
載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項7】 消去時には、制御ゲートに負電圧が印加
され、浮遊ゲートから電子を引き抜くビットラインに正
電圧が印加され、そのときの制御ゲート電圧は、消去を
行う選択メモリセルの制御ゲートと電気的に接続された
制御ゲートを有する消去を行わない非選択メモリセルに
おいてトンネル酸化膜の電界強度が、浮遊ゲートに電荷
が存在しない状態で5MV/cm以下となるように設定
され、 電気的に接続された制御ゲートを共有するメモリ領域の
消去回数を計数する計数手段を備え、 電気的に接続された制御ゲートを共有する全メモリセル
の中で、書き換えの積算回数が500回以上の一定回数
を越えた場合に、電気的に接続された制御ゲートを共有
する全メモリセルのデータが再書込みされる請求項1又
は2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項8】 メモリセル構造がソース/ドレイン間の
チャネルをメモリの記憶状態に関わらずオン/オフでき
る選択ゲートを有するスプリットゲート構造であり、か
つ書込み後のしきい値電圧が正で消去後のしきい値電圧
が負となるようにしきい値電圧が設定されている請求項
2に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項9】 消去用ビットラインに隣接する2m個の
メモリセルの制御ゲートが電気的に接続された制御ゲー
ト対を形成し、かつ複数の制御ゲート対が電気的に接続
されている請求項8に記載の不揮発性半導体記憶装置。 - 【請求項10】 書込みは、消去用のドレインビットラ
イン、制御ゲート及び選択ゲートに正電圧が印加されて
浮遊ゲートに電子が注入されることにより行なわれ、書
込みが行われるメモリセルの制御ゲートと電気的に接続
された制御ゲートを有するメモリセルで、書込みが行わ
れるメモリセルのドレインビットラインと電気的に接続
されていないドレインビットラインとソースビットライ
ンに、書込み時のドレイン電圧よりも小さな電圧が印加
される請求項9に記載の不揮発性半導体記憶装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09173698A JP3850136B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11297081A true JPH11297081A (ja) | 1999-10-29 |
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ID=14034816
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| JP09173698A Expired - Fee Related JP3850136B2 (ja) | 1998-04-03 | 1998-04-03 | 不揮発性半導体記憶装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3850136B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7099200B2 (en) | 2003-04-22 | 2006-08-29 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory |
| KR100632330B1 (ko) | 2003-10-10 | 2006-10-11 | 가부시끼가이샤 도시바 | 불휘발성 반도체 기억 장치 |
| KR100655434B1 (ko) | 2005-07-13 | 2006-12-08 | 삼성전자주식회사 | 메모리 장치 및 그 형성 방법 |
| CN100390960C (zh) * | 2001-12-31 | 2008-05-28 | 台湾茂矽电子股份有限公司 | 抹除快闪存储阵列存储单元的方法 |
-
1998
- 1998-04-03 JP JP09173698A patent/JP3850136B2/ja not_active Expired - Fee Related
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