JPH112974A - ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents
ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置Info
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- JPH112974A JPH112974A JP10050982A JP5098298A JPH112974A JP H112974 A JPH112974 A JP H112974A JP 10050982 A JP10050982 A JP 10050982A JP 5098298 A JP5098298 A JP 5098298A JP H112974 A JPH112974 A JP H112974A
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Abstract
やクリーナ等、所定の処理を行う一乃至複数の処理手段
が当接した場合であっても、かかる無端状ベルトが搬送
ロールの軸方向に変位することがないベルト装置を提供
し、併せて画情報に忠実で且つ色ずれのない高品位な記
録画像を形成することが可能な画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】複数の搬送ロール2a〜2dに架け回され
て回動する無端状ベルト2に対してその幅方向の一方へ
向かう初期寄り力F0 を付与し、かかる方向へ無端状ベ
ルト2を強制的に移動させると共に、かかる移動を無端
状ベルト2の内周面に形成したリブ20と搬送ローラ2
a〜2dの端面との係合によって係止する一方、二次転
写ロール、クリーナ及び記録シートを該無端状ベルト2
に当接させた際に、これらが無端状ベルト2の幅方向に
沿って及ぼす付加寄り力F1 、F2 、F3 によって上記
初期寄り力F0 が打ち消されることがないよう、上記付
加寄り力F1 、F2 、F3 の方向及び大きさを設定し
た。
Description
に無端状ベルトを架け回して該ベルトを回動させるベル
ト装置及びこれを用いた画像形成装置に係り、詳しく
は、上記無端状ベルトの回動中におけるその幅方向の変
位を防止するための改良に関する。
て、無端状の中間転写ベルトの上で複数色のトナー像の
重ね合わせを行い、かかる後にこれらのトナー像を記録
シートに対して一括転写するように構成したものが知ら
れている。図13はかかる装置を示すものであり、符号
100は画情報に応じた静電潜像が形成される感光体ド
ラム、符号101〜104は上記静電潜像をイエロー
Y、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色トナーで
現像する現像器、符号105は中間転写ベルト、符号1
06は感光体ドラム100上に現像されたトナー像Tを
中間転写ベルト105に転写するための一次転写ロー
ル、符号107は中間転写ベルト105上のトナー像T
を記録シート108に転写するための二次転写ロール、
符号109は中間転写ベルト105の表面を清掃するク
リーナである。
ム100には中間転写ベルト105の一回転毎に所定の
タイミングでイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラ
ックBのトナー像Tが順次形成され、上記一次転写ロー
ル106の働きによって逐次中間転写ベルト105に転
写される。これにより、中間転写ベルト105が4回転
すると、かかるベルト105上の所定の位置には4色の
トナー像が重なり合った合成トナー像が完成する。ま
た、このように中間転写ベルト105がトナー像Tを担
持して回動している間、上記二次転写ロール107及び
クリーナ109は中間転写ベルト105から離間してお
り、中間転写ベルト105上に転写されたトナー像Tへ
の接触が防止されている。
ベルト105に転写されると、上記二次転写ロール10
7及びクリーナ109は中間転写ベルト105に当接
し、かかるベルト105上の合成トナー像は記録シート
08に一括転写される。そして、この記録シート108
を図示外の定着器に挿通させることにより、かかる記録
シート108上にはフルカラーの記録画像が形成され
る。また、合成トナー像を一括転写した後の中間転写ベ
ルト105は上記クリーナ109によってその表面が清
掃される。
いては中間転写ベルト上で複数色のトナー像の重ね合わ
せが行われることから、色ずれの無い高品位なカラー記
録画像を形成するためには、かかる中間転写ベルトがそ
の回動中において幅方向へ変位しないことが重要であ
る。
ルトを駆動ロール及び従動ロールを含む複数の搬送ロー
ルに架け回して回動させると、この無端状ベルトには搬
送ロールの軸方向に沿った寄り力が作用し、該無端状ベ
ルトは安定的な回動位置を求めて搬送ロールの軸方向へ
変位してしまう。これは、上記無端状ベルトの成形誤
差、搬送ロールの径の誤差、取付け角度誤差等に起因す
るものである。
路で安定的に回動させるための提案が種々なされてい
る。その一つとして、該無端状ベルトの内周面の両側端
縁に沿ってリブと呼ばれる突起を夫々設けると共に、こ
れら一対のリブが搬送ロールをその軸方向から挟むよう
に該無端状ベルトを搬送ロールに対して架け回し、上記
リブと搬送ロールとの干渉によって無端状ベルトの移動
を規制したベルト装置が知られている(特開平4−25
7888号公報、特開平5−35131号公報等)。こ
のベルト装置では、無端状ベルトを実際に搬送ロールに
架け回して回動させてみるまで、かかるベルトがいずれ
の方向へ変位するかは定かでないが、リブが無端状ベル
トの両側端縁に形成されていることから、無端状ベルト
が変位すると、いずれか一方のリブが必ず搬送ロールと
干渉し、かかるベルトを安定的に回動させることができ
るものである。
端状ベルトに対して常に一定方向の微弱な寄り力が作用
するように搬送ロールの配設角度を微調整すると共に、
搬送ロールの軸方向の一端には該寄り力に抗して無端状
ベルトの側縁部を係止するエッジガイド部材を設け、無
端状ベルトがその側縁部を常にエッジガイドに当接させ
ながら回動するように構成したベルト装置も知られてい
る(特開平5−319611号公報等)。
ー画像形成装置では、回動する中間転写ベルトに対して
二次転写ロール、クリーナあるいは記録シートが当接す
ると、かかる当接に伴って中間転写ベルトには新たな寄
り力が発生するので、譬え中間転写ベルトが搬送ロール
の軸方向へ移動することなく安定して回動していたとし
ても、上記二次転写ロール等の当接の度毎に、かかる中
間転写ベルトは新たな安定状態を求めて搬送ロールの軸
方向へ移動しようとする。
する方向がそれまでと同じ方向、すなわち上記リブやエ
ッジガイドによってそれまで係止されていた方向と同一
の方向であれば、実際には中間転写ベルトの移動を阻止
することができるのだか、新たに発生した寄り力の大き
さ及び方向によっては、中間転写ベルトがそれまでとは
逆方向、すなわち上記リブやエッジガイドによってそれ
まで係止されていた方向と反対の方向へ移動する場合も
あり、かかる場合には中間転写ベルト上に形成した合成
トナー像に色ずれが生じてしまうという問題点があっ
た。
定状態から次の安定状態へ移行する際には、かかるベル
トが搬送ロール上をその軸方向へゆっくりと移動する性
質をもっている。従って、連続して多枚数の記録シート
にカラー画像を形成すると、中間転写ベルトは累積的に
一方の方向へ移動する結果となり、最悪の場合には中間
転写ベルトの側縁部が周辺機器と接触し、かかるベルト
の破断を招くといった問題点もあった。
ものであり、その目的とするところは、回動する無端状
ベルトに対して二次転写ロールやクリーナ等、所定の処
理を行う一乃至複数の処理手段が当接した場合であって
も、かかる無端状ベルトが搬送ロールの軸方向に変位す
ることがないベルト装置を提供することにある。
置を用いることによって、画情報に忠実で且つ色ずれの
ない高品位な記録画像を形成することが可能な画像形成
装置を提供することにある。
に、本発明のベルト装置は、複数の搬送ロールと、これ
ら搬送ロールに架け回されて回動する無端状ベルトと、
回動中の無端状ベルトに対してその幅方向の一方へ向か
う初期寄り力を付与し、かかる方向へ無端状ベルトを強
制的に移動させる強制移動手段と、上記初期寄り力に抗
して無端状ベルトの幅方向への移動を係止するベルト係
止手段と、上記無端状ベルトに適宜当接して該無端状ベ
ルトの周面に対して所定の処理を行うと共に、かかる処
理の際に上記無端状ベルトに対してその幅方向に沿った
付加寄り力を付与する一乃至複数の処理手段とから構成
され、更に、上記無端状ベルトに対して同時に作用する
付加寄り力の総和が上記初期寄り力を打ち消すことがな
いよう、各処理手段の付加寄り力の方向及び大きさを設
定したことを特徴とするものである。
移動手段が回動中の無端状ベルトに対してその幅方向の
一方へ向かう初期寄り力を付与する一方、上記ベルト係
止手段が初期寄り力に抗して無端状ベルトの幅方向の移
動を係止していることから、かかる無端状ベルトの周囲
に設けられた一乃至複数の処理手段が該ベルトに何ら当
接していない場合、この無端状ベルトは上記ベルト係止
手段と当接しながら、幅方向へ変位することなく搬送ロ
ールの周囲を安定的に回動する。
して所定の処理を行う際に、かかる無端状ベルトの幅方
向に沿った付加寄り力を該ベルトに対して及ぼすことか
ら、上記処理手段が無端状ベルトに当接すると、かかる
無端状ベルトが上記ベルト係止手段と離間し、無端状ベ
ルトの安定的な回動状態が崩れる恐れがある。
ベルトに対して同時に付与する付加寄り力の総和が強制
移動手段よる初期寄り力を打ち消すことがないよう、各
処理手段が無端状ベルトに対して及ぼす付加寄り力の方
向及び大きさを設定しているので、譬え上記処理手段が
無端状ベルトに対して当接して所定の処理を実施したと
しても、無端状ベルトがベルト係止手段から離間するこ
とはなく、かかる無端状ベルトの安定的な回動状態を維
持することができるものである。
のベルト装置及びこれを利用した画像形成装置を詳細に
説明する。図1は本発明のベルト装置をトナー像の中間
転写体として用いたカラー電子写真複写機の概略構成を
示すものである。符号1は感光体ドラム(潜像担持体)
であり、矢線A方向への回転に伴いその表面には周知の
電子写真プロセス(図示せず)によって画情報に応じた
静電潜像が形成される。すなわち、感光体ドラム1は帯
電器1aによって所定の暗電位まで帯電された後、図示
外のレーザビームスキャナから発せられた光ビームBm
によって画像信号に応じた露光がなされる。また、この
感光体ドラム1の周囲にはイエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)及びブラック(K)の各色に対応
した現像器5〜8が配設されており、感光体ドラム1に
形成された静電潜像をいずれか一の現像器で現像してト
ナー像Tを形成するようになっている。従って、感光体
ドラム1に書き込まれた静電潜像がイエローの画情報に
対応したものであれば、この静電潜像はイエロー(Y)
のトナーを内包する現像器6で現像され、感光体ドラム
1上にはイエローのトナー像が形成される。
接されるように配置された無端状の中間転写ベルトであ
り、駆動ロール及び従動ロールを含む複数の搬送ロール
2a〜2dに張架されて矢線B方向へ回動する。この中
間転写ベルト2としては(ポリエチレンテレフタレート
(PET)、ポリイミド(PI)、ポリカーボネード
(PC)等の誘電体樹脂にカーボン等の導電性物質を分
散し、その抵抗値を10 13〜107 Ωcm程度に調整し
たものが用いられる。また、中間転写ベルト2上には各
色のトナー像が重ねて転写されることから、その周長は
現像器5〜8の切り換え時間、記録シートの搬送時間等
を考慮し、最大画像サイズよりも僅かに長く設定されて
いる。
ナー像Tは、感光体ドラム1と上記中間転写ベルト2と
が接する一次転写位置で感光体ドラム1から中間転写ベ
ルト2の表面に転写される。この一次転写位置におい
て、中間転写ベルト2の裏面側には一次転写ロール9が
配設されており、この一次転写ロール9にトナーの帯電
極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム1
上の未定着トナー像Tは中間転写ベルト2に静電吸引さ
れる。
2に一次転写された未定着トナー像Tを直ちに記録シー
ト3に二次転写するのであるが、複数色のトナー像を重
ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光体ドラ
ム1上でのトナー像の形成並びにこのトナー像の一次転
写の行程が色数分だけ繰り返される。例えば4色のトナ
ー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する場合、感
光体ドラム1上にはその一回転毎にイエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックの未定着トナー像Tが形成さ
れ、これら未定着トナー像Tは順次中間転写ベルト2に
一次転写される。一方、中間転写ベルト2は最初に一次
転写されたイエローの未定着トナー像Tを保持したまま
感光体ドラム1と同一周期で回動し、中間転写ベルト2
上にはその一回転毎にマゼンタ、シアン及びブラックの
未定着トナー像Tがイエローの未定着トナー像Tに重ね
て転写される。
写された未定着トナー像Tは、中間転写ベルト2の回動
に伴って記録シート3の搬送経路に面した二次転写位置
へと搬送される。上記二次転写位置では半導電性の二次
転写ロール10が中間転写ベルト2に接しており、フィ
ードロール11によって所定のタイミングでトレイ12
から搬出された記録シート3はこの二次転写ロール10
と中間転写ベルト2との間に挟み込まれる。また、中間
転写ベルト2を挟んで上記二次転写ロール10と対向す
る搬送ロール2dは該二次転写ロールの対向電極をなし
ており、上記二次転写ロール10にトナーの帯電極性と
逆極性の電圧を印加すると、中間転写ベルト2に担持さ
れた未定着トナー像Tは上記二次転写位置において記録
シート3に静電転写される。この二次転写ロール10は
導電性を付与された低硬度ゴムロールであり、30Nの
押圧力で中間転写ベルト2に接触する。
シート3は中間転写ベルト2から剥がされ、定着器(図
示せず)に送り込まれて未定着トナー像の定着処理がな
される。一方、未定着トナー像の二次転写が終了した中
間転写ベルト2はクリーナ15によって残留トナーが除
去される。このクリーナ15は低硬度ウレタンゴムから
なるブレードで中間転写ベルト2に付着した残留トナー
を掻き取るように構成されており、かかるブレードの中
間転写ベルト2に対する押圧力は5Nである。
0及びクリーナ15は中間転写ベルト2と接離自在に配
設されており、カラー画像が形成される場合には最終色
の未定着トナー像が中間転写ベルト2に一次転写される
迄、図2に示すように、これら部材は中間転写ベルト2
から離間している。すなわち、これら二次転写ロール1
0及びクリーナ15が本発明の処理手段に該当する。ま
た、記録シート3も回動する中間転写ベルトに適宜当接
するという点からすれば、本発明の処理手段に該当す
る。
位させることなく、一定の経路で安定的に回動させるた
めの構成について説明する。図3に示すように、中間転
写ベルト2の内周面にはその一側端に沿って凸条のリブ
20が形成されている。かかるリブ20は中間転写ベル
ト2が図3の紙面左方向、すなわちリブ20の形成位置
と反対側に向けて中間転写ベルト2が変位した場合に搬
送ロール2a〜2dの端面に引っ掛かり、これによって
該中間転写ベルト2の幅方向への移動が係止されるよう
になっている。
対してその配設角度θ0 を変化させることが可能なステ
アリングロールであり、上記二次転写ロール10、記録
シート3及びクリーナ15が中間転写ベルト2に当接し
ていない状態において該中間転写ベルト2を回動させる
と、上記配設角度θ0 の設定値に応じ、かかる中間転写
ベルト2に対してその幅方向の一方へ向かう初期寄り力
F0 が作用するようになっている。
ル2cの回転軸の一方の端部はベアリング22を介して
偏心カム23の周面に当接しており、かかる偏心カム2
3を回転させると、その回転角に応じて搬送ロール2c
の配設角度θ0 が変化するようになっている。また、搬
送ロール2cの配設角度θ0 を変化させた際に中間転写
ベルト2の張力が大きく変化すると、配設角度θ0 の変
化に対する中間転写ベルト2の反応が悪化すると共に、
中間転写ベルト2の変形等のトラブルが発生する。この
ため、本実施例では中間転写ベルト2の張力の変化を最
小限に抑えるよう、図2中の矢線Cで示す方向に沿って
搬送ロール2cの配設角度θ0 を変化させている。
ベルト2をリブ20の形成された端部とは反対側の端部
へ向けて移動させる方向、すなわち図3の紙面左方向で
ある。従って、中間転写ベルト2が回動すると、かかる
中間転写ベルト2はこの初期寄り力F0 によってその幅
方向へ強制的に移動することとなるが、上記リブ20が
搬送ロール2a〜2dの端面に当接することによって中
間転写ベルト2の幅方向への移動は係止され、該中間転
写ベルト2はそれ以上移動することなく安定的に回動す
ることとなる。
立て誤差等により、図5に示すように、例えば二次転写
ロール10の回転軸が中間転写体2の回動方向と完全に
直交しておらず、角度θR だけ傾いて配設されている場
合等には、回動する中間転写ベルト2に対して上記二次
転写ロール10を当接させると、中間転写ベルト2の幅
方向の一方へ向かう付加寄り力F1 が該中間転写ベルト
2に作用することとなり、この新たに作用する付加寄り
力F1 によって中間転写ベルト2の安定的な回動状態が
崩れる懸念がある。このことは、クリーナ15に具備さ
れたブラシロールが中間転写体2を摺擦する場合にも同
じであり、例えば回動する中間転写ベルト2に対して上
記クリーナ15を当接させると、中間転写ベルト2の幅
方向の一方へ向かう付加寄り力F2 が該中間転写ベルト
2に作用することとなる。
像を記録シート3に転写させるべく、かかる記録シート
3を二次転写ロール10と中間転写ベルト2の間に挿通
させた際に、図6に示すように、記録シート3の挿通方
向が中間転写ベルト2の回動方向と完全に合致していな
い場合には、かかる記録シート3の挿通によっても中間
転写ベルト2にはその幅方向の一方へ向かう付加寄り力
F3 が作用してしまう。この付加寄り力F3 は記録シー
ト3の坪量が大きいほど顕著なものとなる。
ル10の当接によって中間転写ベルト2に与えられる付
加寄り力F1 、クリーナ15の当接によって中間転写ベ
ルト2に与えられる付加寄り力F2 、記録シート3の当
接によって中間転写ベルト2に与えられる付加寄り力F
3 が夫々初期寄り力F0 の作用方向とは反対方向に作用
しており、しかもこれら付加寄り力F1 、F2 及びF3
の総和の絶対値が初期寄り力F0 を上回る場合、初期寄
り力F0 と全ての付加寄り力F1 、F2 及びF 3 を加算
した総寄り力Fは負(F<0)となり、回動する中間転
写ベルト2はこの総寄り力Fによって紙面右方向へ移動
することとなる。尚、ここで各寄り力は紙面左方向へ向
かうものを正とした。
複写機でフルカラー画像を形成する場合、図8に示すよ
うに、イエロー、マゼンタ、シアンのトナー像の一次転
写が終了した後、最終色のブラックのトナー像の一次転
写の最中に、記録シート3への二次転写に備えて上記二
次転写ロール10やクリーナ15等を回動する中間転写
ベルト2に対して当接させると、これら二次転写ロール
10等が個々に中間転写ベルト2に与える付加寄り力F
1 、F2 、F3 の方向及び大きさによっては中間転写ベ
ルト2の安定的な回動状態が崩れ、中間転写ベルト2は
そのリブ20が搬送ロール2a〜2dと離間する方向へ
移動してしまう。その結果、ブラックのトナー像は他の
トナー像と色ずれを生じてしまうのである。
録画像を形成した後、これに引き続いてカラーモードで
フルカラー画像を形成する場合、白黒モードの最中は二
次転写ロール10やクリーナ15が常に中間転写ベルト
2に当接していることから、付加寄り力F1 、F2 、F
3 を与えられた中間転写ベルト2は徐々に軸方向へと移
動を生じ、フルカラー画像の形成のために二次転写ロー
ル10及びクリーナ15が中間転写ベルト2から離間す
ると、かかる中間転写ベルト2はそのリブ20が搬送ロ
ール2a〜2dと当接する方向へ徐々に戻ってくること
になる。このため、カラーモードでイエロー、マゼン
タ、シアンのトナー像を一次転写する際にも、上記中間
転写ベルト2は搬送ロール2a〜2dの軸方向へ移動し
ていることとなり、これらイエロー、マゼンタ、シアン
のトナー像の重ね合わせにも色ずれが発生してしまう。
二次転写ロール10、クリーナ15及び記録シート3が
中間転写ベルト2と当接する際に該ベルト2に及ぼす付
加寄り力F1 、F2 、F3 の総和が初期寄り力F0 を打
ち消すことがないよう、これら付加寄り力の大きさ及び
方向を設定してある。
写ロール10の付加寄り力F1 、クリーナ15の付加寄
り力F2 、記録シート3の付加寄り力F3 を初期寄り力
F0と反対向きに設定すると共に、これら付加寄り力F
1 、F2 、F3 の総和の絶対値が初期寄り力F0 を上回
ることがないよう、各付加寄り力の大きさを調整した。
各付加寄り力F1 、F2 、F3 の方向及び大きさの調整
は、図5及び図6に示したように、二次転写ロール10
の配設角度を中間転写ベルト2の回動方向と直交する方
向に対して任意の角度θR だけ傾けたり、記録シート3
の搬送方向を中間転写ベルト2の回動方向に対して任意
の角度θP だけ傾けることにより行うことができる。
加寄り力F1 、F2 、F3 の総和Fは図10の紙面左向
き、すなわち中間転写ベルト2のリブ20を搬送ロール
2a〜2dの端面に当接させる方向に正となり、二次転
写ロール10、クリーナ15及び記録シート3を回動中
の中間転写ベルト2に当接させても、かかる中間転写ベ
ルト2はリブ20を搬送ロールに当接させた安定状態の
まま回動を続けることとなり、中間転写ベルト2の幅方
向への移動を防止することができる。勿論、二次転写ロ
ール10及クリーナ15のみが中間転写ベルト2に当接
され、記録シート3が未だ二次転写ロール10と中間転
写ベルト2の間に挿通されてない状態においても、上記
初期寄り力F0 及び各付加寄り力F1 、F2 、F3 の総
和Fは図7の紙面左向きに正となることから、かかる中
間転写ベルト2はリブ20を搬送ロール2a〜2dに当
接させた安定状態のまま回動を続けることとなる。
が中間転写ベルト2に対して及ぼす付加寄り力F1 、F
2 、F3 の大きさ及び方向を設定すれば、感光体ドラム
1から中間転写ベルト2に対するトナー像の転写位置ず
れを完全に防止して、常に高品位の記録画像を記録シー
ト3上に形成することができるものである。
り力F1 、F2 、F3 の方向及び大きさの設定では、各
付加寄り力の中間転写ベルト2に対する作用方向を初期
寄り力F0 の作用方向と反対方向に設定していることか
ら、総寄り力Fによってリブ20を搬送ロール2a〜2
dに当接させるためには、かかる初期寄り力F0 を比較
的大きく設定しなくてはならない。このため、二次転写
ロール10及びクリーナ15を中間転写ベルト2から離
間させている時間が長い場合、すなわちフルカラー画像
を頻繁に形成する場合、中間転写ベルト2は大きな初期
寄り力F0 を負荷した状態で繰り返し回動する結果とな
り、かかる中間転写ベルト2が早期に疲労、劣化してし
まう懸念がある。
ーナ15を中間転写ベルト2に対して当接させている時
間が長い場合、すなわち中間転写ベルト2の一回転毎に
トナー像を記録シート3に転写するような場合には、上
記総寄り力Fは初期寄り力F 0 よりも格段に小さくなる
ので、中間転写ベルト2の疲労を軽減してその延命化を
図ることができる。従って、図10に示す各付加寄り力
F1 、F2 、F3 の方向及び大きさの設定は、フルカラ
ーモードによる複写よりも、白黒コピー等のような単色
モードによる複写が多い場合に最適である。
負荷寄り力F1 、F2 、F3 の設定の他の例を示すもの
である。この例では、二次転写ロール10の付加寄り力
F1、クリーナ15の付加寄り力F2 、記録シート3の
付加寄り力F3 を初期寄り力F0 と同じ向きに設定し、
初期寄り力F0 及び各付加寄り力F1 、F2 、F3 の総
寄り力Fが図11の紙面左向きに生じるようにした。各
付加寄り力の方向及び大きさの調整は、やはり二次転写
ロール10の配設角度やクリーナ15による中間転写ベ
ルト2の摺擦方向、記録シート3の搬送方向を調整する
ことにより行った。
力F0 及び各付加寄り力F1 、F2、F3 の総和Fは中
間転写ベルト2のリブ20を搬送ロール2a〜2dの端
面に当接させる方向に正となり、二次転写ロール10、
クリーナ15及び記録シート3を回動中の中間転写ベル
ト2に当接させても、かかる中間転写ベルト2はリブ2
0を搬送ロールに当接させた安定状態のまま回動を続け
ることとなり、中間転写ベルト2の幅方向への移動を防
止することができる。
を形成する際の中間転写ベルト2の軸方向の移動量を示
すタイミングチャートである。このチャートから明らか
なように、各付加寄り力の大きさ及び方向を図11に示
すように設定した場合には、二次転写ロール10やクリ
ーナ15を中間転写ベルトに当接させると、かかる中間
転写ベルト2はそのリブ20を搬送ロール2a〜2dに
当接させる方向へ移動しようとするので、中間転写ベル
ト2はリブ20の変形に伴う僅かな量しか軸方向へ移動
せず、これによってブラックのトナー像の他のトナー像
に対する色ずれが防止される。
ラーモードでフルカラー画像を形成する際の中間転写ベ
ルト2の軸方向の移動量を示すタイミングチャートであ
る。やはり各付加寄り力の大きさ及び方向を図11に示
すように設定した場合、中間転写ベルト2はリブ20の
変形に伴う僅かな量しか軸方向へ移動しないことから、
複写モードの変更に伴って二次転写ロール10及びクリ
ーナ15が中間転写ベルト2から離間しても、これによ
って中間転写ベルト2が搬送ロール2a〜2dの軸方向
へ移動することはなく、カラーモードの開始後直ちに形
成されるイエロー、マゼンタ、シアンのトナー像は色ズ
レを生じることなく中間転写ベルト2上に多重転写され
る。
F2 、F3 の方向の設定によっても、感光体ドラム1か
ら中間転写ベルト2に対するトナー像の転写位置ずれを
完全に防止して、常に高品位の記録画像を記録シート3
上に形成することができるものである。
F1 、F2 、F3 の中間転写ベルト2に対する作用方向
を初期寄り力F0 と同一方向に設定すると、これら初期
寄り力F0 及び付加寄り力F1 、F2 、F3 の総和Fは
著しく大きくなることから、二次転写ロール10及びク
リーナ15を中間転写ベルト2に対して当接させている
時間が長い場合、すなわち中間転写ベルト2の一回転毎
にトナー像を記録シート3に転写するような場合には、
中間転写ベルト2は大きな初期寄り力F0 を負荷した状
態で繰り返し回動する結果となり、かかる中間転写ベル
ト2が早期に疲労、劣化してしまう懸念がある。
と初期寄り力F0 の総和Fは必ず中間転写ベルト2のリ
ブ20を搬送ロール2a〜2dの端面に対して当接させ
る方向に生じ、二次転写ロール10等の当接によって中
間転写ベルト2がその幅方向に変位する懸念はないこと
から、中間転写ベルト2に対して当初より与えられる初
期寄り力F0 は図10に示した設定例と比較して著しく
小さいものとすることができる。
ナ15を当接させなら中間転写ベルト2を回動させてい
るときよりも、これらを離間させながら中間転写ベルト
2を回動させているときの方が、かかる中間転写ベルト
2の幅方向に作用する力を小さく抑えることができ、該
中間転写ベルト2の疲労を軽減してその延命化を図るこ
とができる。従って、図11に示す各付加寄り力F1 、
F2 、F3 の方向の設定は、単色モードによる複写より
も、フルカラーモードによる複写が多い場合に最適であ
る。
0 に抗して中間転写ベルト2の幅方向への移動を係止す
るベルト係止手段として、中間転写ベルト2の内周面の
一側端にリブ20を設けたが、図12に示すように、搬
送ローラ2cの回転軸と同軸上に円板上のエッジガイド
部材21を設け、上記初期寄り力F0 によって移動する
中間転写ベルト2の端部をこのエッジガイド部材21に
突き当てるように構成しても良い。
対して初期寄り力を与える手段、すなわち本発明の強制
移動手段として、一つの搬送ロールの配設角度を他の搬
送ロールのそれに対してθ0 だけ異ならせるようにした
が、これ以外にも上記搬送ロールの軸方向の両端におけ
る直径に差を設けたり、該中間転写ベルトの幅方向の両
端における周長に差を設ける等して、中間転写ベルトの
張力がその幅方向の両端で不均一となるように設定する
ことにより、かかる中間転写ベルトに対して初期寄り力
を与えることができる。
無端状ベルトをトナー像の中間転写体として用いる画像
形成装置に限られることなく、かかる無端状ベルトを感
光体ベルトとして用いる画像形成装置や、記録シートの
搬送ベルトとして用いる画像形成装置にも適用すること
が可能である。
ト装置によれば、回動する無端状ベルトに対してその幅
方向の一方へ作用する初期寄り力を付与すると共に、か
かる無端状ベルトの幅方向への移動をベルト係止手段で
係止することで、該無端状ベルトの安定的な回動状態を
形成する一方、一乃至複数の処理手段が無端状ベルトに
当接した際に、これら処理手段が無端状ベルトに対して
付与する付加寄り力の総和が上記初期寄り力を打ち消す
ことがないよう、各処理手段の付加寄り力の方向及び大
きさを設定しているので、無端状ベルトは常にベルト係
止手段によってその幅方向の移動を係止される結果とな
り、上記処理手段の無端状ベルトに対する接離にかかわ
らず、該無端状ベルトの安定的な回動状態を維持するこ
とが可能となる。
ルトに適用したカラー画像形成装置を示す概略図であ
る。
次転写ロール及びクリーナが中間転写ベルトから離間し
た状態を示す概略図である。
F0 を示す説明図である。
示す概略図である。
該中間転写ベルトに付与する付加寄り力F1 を示す説明
図である。
間転写ベルトに付与する付加寄り力F2 を示す説明図で
ある。
中間転写体に付与する付加寄り力F1 、F2 、F3 によ
って、該中間転写ベルトの安定的な回動状態か崩れる場
合を示す図である。
ードのプロセスの進行と中間転写ベルトの軸方向位置の
関係を示すタイミングチャートである。
ドからカラーモードへのプロセスの進行と中間転写ベル
トの軸方向位置の関係を示すタイミングチャートであ
る。
寄り力F1 、F2 、F3 の大きさ及び方向の設定の一例
を示す図である。
寄り力F1 、F2 、F3 の大きさ及び方向の設定の他の
例を示す図である。
ーモードのプロセスの進行と中間転写ベルトの軸方向位
置の関係を示すタイミングチャートである。
モードからカラーモードへのプロセスの進行と中間転写
ベルトの軸方向位置の関係を示すタイミングチャートで
ある。
て、搬送ロールと同軸上にエッジガイドを設けた例を示
す図である。
カラー画像形成装置を示す概略図である。
搬送ロール、3…記録シート、5〜8…現像器、9…一
次転写ロール、10…二次転写ロール、15…クリーナ
Claims (7)
- 【請求項1】 複数の搬送ロールと、これら搬送ロール
に架け回されて回動する無端状ベルトと、回動中の無端
状ベルトに対してその幅方向の一方へ向かう初期寄り力
を付与し、かかる方向へ無端状ベルトを強制的に移動さ
せる強制移動手段と、上記初期寄り力に抗して無端状ベ
ルトの幅方向への移動を係止するベルト係止手段と、上
記無端状ベルトに適宜当接して該無端状ベルトの周面に
対して所定の処理を行うと共に、かかる処理の際に上記
無端状ベルトに対してその幅方向に沿った付加寄り力を
付与する一乃至複数の処理手段とから構成され、更に、 上記無端状ベルトに対して同時に作用する付加寄り力の
総和が上記初期寄り力を打ち消すことがないよう、各処
理手段の付加寄り力の方向及び大きさを設定したことを
特徴とするベルト装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のベルト装置において、上
記無端状ベルトに対して同時に作用する付加寄り力の総
和が上記初期寄り力と反対向きであり、且つ、上記初期
寄り力よりも小さいことを特徴とするベルト装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のベルト装置において、上
記無端状ベルトに対して同時に作用する付加寄り力の総
和が上記初期寄り力と同一向きであることを特徴とする
ベルト装置。 - 【請求項4】 請求項2又は3記載のベルト装置におい
て、上記ベルト係止手段は、上記無端状ベルトの内周面
に沿って且つ上記初期寄り力の作用方向と反対側の端部
に形成された1条のリブと、上記搬送ロールの端部に設
けられると共に上記リブの移動を係止する規制部材とか
ら構成されることを特徴とするベルト装置。 - 【請求項5】 請求項2又は3記載のベルト装置におい
て、上記ベルト係止手段は、上記搬送ロールの端部に設
けられると共に上記初期寄り力によって移動するベルト
の端部が突き当たる案内部材であることを特徴とするベ
ルト装置。 - 【請求項6】 請求項2又は3記載のベルト装置におい
て、上記強制移動手段は、上記無端状ベルトの幅方向の
両端部における搬送ロールの直径の差、該無端状ベルト
の周長の差、あるいは複数の搬送ロールの間における配
設角度の差のいずれかであることを特徴とするベルト装
置。 - 【請求項7】 請求項2又は3記載のベルト装置を用い
た画像形成装置であって、画情報に基づいたトナー像が
形成される像担持体と、この像担持体から上記無端状ベ
ルトの周面に対してトナー像を転写する一次転写部材
と、かかるトナー像を無端状ベルトから記録シートへ転
写する二次転写部材と、上記無端状ベルトの周面を清掃
するクリーニング部材とを備え、これら二次転写部材、
クリーニング部材及び記録シートが上記処理手段に相当
することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10050982A JPH112974A (ja) | 1997-04-17 | 1998-03-03 | ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10018297 | 1997-04-17 | ||
| JP9-100182 | 1997-04-17 | ||
| JP10050982A JPH112974A (ja) | 1997-04-17 | 1998-03-03 | ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH112974A true JPH112974A (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=26391482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10050982A Pending JPH112974A (ja) | 1997-04-17 | 1998-03-03 | ベルト装置及びこれを用いた画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH112974A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6505026B2 (en) * | 2000-08-11 | 2003-01-07 | Ricoh Company, Ltd. | Belt driving device and image forming apparatus using the same |
| JP2008039894A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 無端状ベルト規制装置及びこれを用いた画像形成装置 |
| JP2016102931A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 中間転写装置、画像形成装置、中間転写ベルト |
-
1998
- 1998-03-03 JP JP10050982A patent/JPH112974A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6505026B2 (en) * | 2000-08-11 | 2003-01-07 | Ricoh Company, Ltd. | Belt driving device and image forming apparatus using the same |
| JP2008039894A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 無端状ベルト規制装置及びこれを用いた画像形成装置 |
| JP2016102931A (ja) * | 2014-11-28 | 2016-06-02 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 中間転写装置、画像形成装置、中間転写ベルト |
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| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050510 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050531 |