JPH1129785A - フルオロシリコーングリース - Google Patents

フルオロシリコーングリース

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JPH1129785A
JPH1129785A JP18332797A JP18332797A JPH1129785A JP H1129785 A JPH1129785 A JP H1129785A JP 18332797 A JP18332797 A JP 18332797A JP 18332797 A JP18332797 A JP 18332797A JP H1129785 A JPH1129785 A JP H1129785A
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JP
Japan
Prior art keywords
fluorosilicone
grease
fatty acid
oil
rust
Prior art date
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Pending
Application number
JP18332797A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ikezawa
淳 池澤
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Asia Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Asia Ltd filed Critical Dow Corning Asia Ltd
Priority to JP18332797A priority Critical patent/JPH1129785A/ja
Publication of JPH1129785A publication Critical patent/JPH1129785A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基油がフルオロシリコーンオイルよりなるフ
ルオロシリコーングリースであって、しかも優れた防錆
性能を有するものを提供すること。 【解決手段】 このフルオロシリコーングリースは、下
記の(1)〜(3)の成分を含有することを特徴とす
る。 (1)フルオロシリコーンオイルよりなる基油 (2)含フッ素化合物よりなる増稠剤 (3)ソルビタン脂肪酸エステルよりなる防錆剤 防錆剤であるソルビタン脂肪酸エステルは、炭素数が1
2〜18の飽和または不飽和の脂肪酸によるエステルで
あることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑性能に加えて
優れた防錆性能を有するフルオロシリコーングリースに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にグリースは良好な潤滑性能を得る
ために使用されるものであるが、実用上、グリースには
潤滑性能以外に実際の用途に応じた種々の特性を有する
ことが求められており、特に機械関係の用途に供される
グリースでは防錆性能が必要とされることが多く、この
ため、グリース用防錆剤として各種のものが開発され、
使用されてきた。しかしながら、従来、基油がフルオロ
シリコーンオイルよりなるフルオロシリコーングリース
においては、防錆剤が含有されるものであっても優れた
防錆性能を得ることができない、という問題点があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
事情に基づいてなされたものであって、その目的は、基
油がフルオロシリコーンオイルよりなるフルオロシリコ
ーングリースであって、しかも優れた防錆性能を有する
ものを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のフルオロシリコ
ーングリースは、下記の(1)〜(3)の成分を含有す
ることを特徴とする。 (1)フルオロシリコーンオイルよりなる基油 (2)含フッ素化合物よりなる増稠剤 (3)ソルビタン脂肪酸エステルよりなる防錆剤 ここで、防錆剤であるソルビタン脂肪酸エステルは、炭
素数が12〜18の飽和または不飽和の脂肪酸によるエ
ステルであることが好ましい。
【0005】
【作用】本発明のフルオロシリコーングリースは、基油
がフルオロシリコーンオイルよりなるものであるが、防
錆剤としてソルビタン脂肪酸エステルという特定の化合
物が含有されることにより、基油による本来的な潤滑性
能に加えて、当該防錆剤によって優れた防錆性能が発揮
される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明のフルオロシリコーングリースは、基本
的に、フルオロシリコーンオイルよりなる基油と、含フ
ッ素化合物よりなる増稠剤と、ソルビタン脂肪酸エステ
ルよりなる防錆剤とが配合されて組成される。このフル
オロシリコーングリースには、必要に応じて種々の添加
剤を加えることができる。この添加剤の具体例として
は、例えば界面活性剤、染料、顔料、分散剤、酸化防止
剤、その他を挙げることができる。
【0007】本発明のフルオロシリコーングリースを製
造するためには、適度の粘性を有するフルオロシリコー
ンオイルを基油として用い、この基油と、含フッ素化合
物よりなる増稠剤とにより所要の稠度を有するグリース
ベースを組成させ、このグリースベースに防錆剤を添加
配合する手段、並びに基油、増稠剤および防錆剤を同時
に配合することにより所要の稠度を有する組成物を得る
手段、のいずれを利用してもよい。なお、実際のグリー
スの製造に際しては、所望により加熱処理を行うことも
可能であるが、この場合の加熱温度は、用いる特定化合
物の分解温度以下とすることが必要である。
【0008】本発明において、基油としてはフルオロシ
リコーンオイルが用いられる。ここに「フルオロシリコ
ーンオイル」とは、フッ素原子を含む置換基を有するフ
ルオロシリコーンオイルであって、グリースの基油とし
て使用可能な範囲の粘度を有するものであれば、特に限
定されるものではない。このフルオロシリコーンオイル
としては、特に温度25℃での粘度が100〜1000
00cSt、好ましくは100〜20000cStであ
るものが好適に使用される。
【0009】本発明において好適に使用されるフルオロ
シリコーンオイルの具体例として、下記式(1)で示す
ものを挙げることができるが、これに限定されるもので
はない。更にこのようなフルオロシリコーンオイルに、
本発明の初期の目的を妨げない限り、他の公知のグリー
ス基油、例えばパーフルオロポリエーテル、フルオロシ
リコーン、メチルフェニルシリコーン、ジメチルシリコ
ーンなどのシリコーン、エステル、ポリエーテル、合成
炭化水素油、鉱物油、植物油などを添加、混合してもよ
い。
【0010】
【化1】 1 :炭素数が1〜3の炭化水素基 R2 :メチル基、エチル基、ビニル基、フェニル基また
は−CH2 CH2 R基(R:炭素数が1〜10のパーフ
ルオロアルキル基であって、R2 のうちの少なくとも5
0%は−CH2 CH2 R基である。また、nは前記の粘
度範囲を与える範囲の数である。) 上記式(1)で示されるフルオロシリコーン化合物のう
ち、特に以下のものが好ましい。
【0011】下記式(2)で示されるトリフルオロプロ
ピルメチルポリシロキサン
【化2】 (m:粘度が100〜100000cStとなる範囲の
数である。)
【0012】下記式(3)で示されるパーフルオロアル
キルメチルポリシロキサン
【化3】 (aおよびb:粘度が100〜100000cStとな
る範囲で互いに任意に選択される数である。)
【0013】
【化4】 (n:粘度が100〜100000cStとなる範囲の
数である。)
【0014】
【化5】 (mおよびn:粘度が100〜100000cStとな
る範囲で互いに任意に選択される数である。)
【0015】
【化6】 (mおよびn:粘度が100〜100000cStとな
る範囲で互いに任意に選択される数である。)
【0016】
【化7】 (n:粘度が100〜100000cStとなる範囲の
数である。)
【0017】
【化8】 (n:粘度が100〜100000cStとなる範囲の
数である。)
【0018】
【化9】 (mおよびn:粘度が100〜100000cStとな
る範囲で互いに任意に選択される数である。)
【0019】本発明において用いられる増稠剤はフッ素
原子を含有する化合物であって、基油に対して増稠作用
を発揮するものであれば特に限定されるものではない。
この増稠剤の具体例としては、例えばポリテトラフルオ
ロエチレン、テトラフルオロエチレンとパーフルオロア
ルキルビニルエーテル(アルキルの炭素数が1〜3のも
の)のコポリマー、ヘキサフルオロイソブチレンとフッ
化ビニリデンのコポリマー、テトラフルオロエチレンと
ヘキサフルオロプロペンのコポリマー、三フッ化エチレ
ン樹脂、その他を好ましいものとして挙げることができ
る。
【0020】本発明においては、本発明の目的を妨げな
い限り、含フッ素化合物よりなる増稠剤と共に、含フッ
素化合物以外の増稠剤を併用することも可能である。こ
のような増稠剤の例としては、リチウムセッケン、カル
シウムセッケン、アルミニウムセッケン、それらのコン
プレックスセッケン、ウレア、ベントン、シリカなどを
挙げることができる。
【0021】本発明において用いられる防錆剤は、ソル
ビタン脂肪酸エステルよりなる。このソルビタン脂肪酸
エステルの脂肪酸部分は、飽和脂肪酸および不飽和脂肪
酸のいずれであってもよいが、特に炭素数が12〜18
の脂肪酸によるエステルが好ましい。本発明において好
ましく用いられるソルビタン脂肪酸エステルの具体例と
しては、例えば、ソルビタンモノドデカエート(C18
346 )、ソルビタンモノオクタデカノエート(C24
466 )、ソルビタンモノ−9−オクタデセノエート
(C24446 )、ソルビタンモノヘキサデカノエート
(C22426 )、ソルビタントリ−9−オクタデセノ
エート(C60108 6 )、その他を挙げることができ
る。
【0022】本発明のフルオロシリコーングリースを得
るための各成分の配合比は、最終的に得られるグリース
が適度な稠度を有するものであれば、特に限定されるも
のではない。なお、グリースとして好ましい稠度の範囲
は、通常220〜340である。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、ソルビタン脂肪酸エス
テルという特定の化合物よりなる防錆剤が含有されるこ
とにより、基油がフルオロシリコーンオイルよりなるも
のであっても、きわめて優れた防錆性能が十分に発揮さ
れるグリースを提供することができる。
【0024】
【実施例】
実施例1 温度25℃での粘度が300cStである両末端がトリ
メチルシリル基で封鎖されたトリフルオロプロピルメチ
ルポリシロキサンよりなる基油60重量%と、ポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)「フルオンL171
J」(旭硝子社製)よりなる増稠剤39重量%と、脂肪
酸部分の炭素数が18のソルビタン脂肪酸エステルであ
るソルビタンモノ−9−オクタデセノエートよりなる防
錆剤1重量%とを混合することにより、フルオロシリコ
ーングリースを調製した。これ試料1とする。
【0025】実施例2〜4および比較例1〜3 実施例1と同様のフルオロシリコーンオイルよりなる基
油および増稠剤と、各種の防錆剤とを下記の表1に示す
処方で混合することにより、フルオロシリコーングリー
スを調製した。これらを試料2〜4および比較試料1〜
3とする。なお脂肪族アミンよりなる防錆剤としては
「キレストライトT」(キレスト社製)を用いた。
【0026】実験例 JIS K 2246 5.3.1に規定される縦60
mm、横80mm、厚さ1.5mmのステンレス鋼板よ
りなる試験片材料を得、これに対してJISK 224
6 5.3.2に規定される手順に従って予備洗浄、表
面研磨および仕上げ洗浄を行って試験片を調製した。図
1に示すように、試験片10の外周に沿った幅10mm
の外周領域(斜線を付して示す。)に、厚さ50μmの
粘着テープ12を貼り付けて中央領域14にはステンレ
ス鋼の表面を露出させ、この中央領域14に試料1〜4
および比較試料1〜3に係るフルオロシリコーングリー
スの各々を塗布し、余分のグリースをスクレーパーで掻
き取ることにより、粘着テープ12の厚さと同一の50
μmの厚みを有する均一なグリース塗布膜を形成した。
【0027】このようにして得られた試験片を、JIS
K 2246 5.34による湿潤試験方法に従っ
て、温度49℃、相対湿度95%以上の湿潤環境条件と
された湿潤装置内に吊り下げて保持し、1時間が経過す
る旅毎に各試験片を観察して、中央領域14に錆が発生
するまでの経過時間を測定した。なお、中央領域14に
1カ所でも錆の存在が認められたときを「錆の発生」と
した。結果は表1に示すとおりである。なお、表1にお
いて、経過時間の数値に下線が施されているものは、当
該時間が経過してもなお錆の発生が認められなかったこ
とを表す。
【0028】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】グリース試料の防錆性能試験に用いた試験片の
説明図である。
【符号の説明】
10 試験片 12 粘着テープ 14 中央領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10N 30:12 50:10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(1)〜(3)の成分を含有する
    ことを特徴とするフルオロシリコーングリース。 (1)フルオロシリコーンオイルよりなる基油 (2)含フッ素化合物よりなる増稠剤 (3)ソルビタン脂肪酸エステルよりなる防錆剤
  2. 【請求項2】 防錆剤であるソルビタン脂肪酸エステル
    は、炭素数が12〜18の飽和または不飽和の脂肪酸に
    よるエステルである請求項1に記載のフルオロシリコー
    ングリース。
JP18332797A 1997-07-09 1997-07-09 フルオロシリコーングリース Pending JPH1129785A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019117719A1 (en) 2017-12-12 2019-06-20 Helios Nova B.V. Generator

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WO2019117719A1 (en) 2017-12-12 2019-06-20 Helios Nova B.V. Generator

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