JPH11298372A - スペクトラム拡散信号受信装置 - Google Patents

スペクトラム拡散信号受信装置

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JPH11298372A
JPH11298372A JP9581098A JP9581098A JPH11298372A JP H11298372 A JPH11298372 A JP H11298372A JP 9581098 A JP9581098 A JP 9581098A JP 9581098 A JP9581098 A JP 9581098A JP H11298372 A JPH11298372 A JP H11298372A
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孝一郎 寺西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期検出用のしきい値を、装置本来の性能を
十分に発揮することができるように、設定できるスペク
トラム拡散信号受信装置を提供する。 【解決手段】 符号駆動装置24により、疑似雑音符号
発生器21の出力疑似雑音符号の位相とチップ速度とを
制御して、受信信号中の疑似雑音符号と同期するように
する制御ループ20を備える。相関検出手段105は、
疑似雑音符号発生器21からの出力疑似雑音符号と、ス
ペクトラム拡散信号に含まれる擬似雑音符号との相関の
度合いを示す相関出力信号を得る。同期検出手段112
は、相関検出手段105からの相関出力信号と、設定さ
れたしきい値とを比較して、疑似雑音符号発生器21か
らの出力疑似雑音符号と、スペクトラム拡散信号に含ま
れる擬似雑音符号とが同期しているか否かを判定する。
ノイズを測定し、その測定したノイズに基づいて同期検
出手段112における相関出力信号と比較するしきい値
を設定するしきい値設定手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、スペクトラム拡
散信号受信装置に関し、特に、逆拡散時の同期検出に係
わる部分に関する。
【0002】
【従来の技術】地球を周回する複数個の人口衛星を利用
して移動体の位置を測定するシステムが提案されている
が、この種のシステムにおいては、衛星信号にはスペク
トラム拡散変調が施されている。例えばGPS(Global
Positioning System )と呼ばれる位置測定システムに
おいては、衛星信号は、50bpsの軌道パラメータデ
ータ(衛星の時刻,位置を示す軌道データ等)が、チッ
プ速度1.023MHz、周期1ミリ秒の疑似雑音符号
(例えばGOLD符号)でスペクトラム拡散変調される
共に、1575.42MHzと、1227.6MHzの
2つの搬送波が直交位相変調(2相PSK変調)されて
送信されている。
【0003】GPS受信機は、少なくとも3個の衛星か
らの信号を受信して、それぞれ前記搬送波に対する追従
とスペクトラム逆拡散の処理を行い、各衛星の軌道パラ
メータデータを復調し、各信号の到達時間(この衛星信
号の到達時間から衛星とユーザとの間の距離を得る)と
衛星位置とを得る。ユーザの位置は、測定した各衛星位
置を原点とし、測定した距離を半径として各衛星を中心
とした球を描き、その交点から3次元的に決定すること
ができる。
【0004】ところで、この種のスペクトラム拡散信号
受信装置においては、スペクトラム拡散変調を復調する
ために逆拡散を行う。逆拡散は、基本的には、受信装置
に、疑似雑音符号を発生する符号発生器を設け、この符
号発生器からの疑似雑音符号と、受信したスペクトラム
拡散信号とを乗算することにより行うが、逆拡散のため
には、スペクトラム拡散信号中の疑似雑音符号と、符号
発生器からの疑似雑音符号とが同期している必要があ
る。
【0005】このため、符号発生器からの疑似雑音符号
の発生位相とチップ速度は制御可能とされ、例えばタウ
・ディザ追跡法などを用いた帰還ループが用いられて、
符号発生器からの疑似雑音符号の発生位相が、スペクト
ラム拡散信号中の疑似雑音符号と同期するようにサーチ
制御される。そして、この同期している状態で、受信デ
ータがデコードされるものである。
【0006】ここで、スペクトラム拡散信号中の疑似雑
音符号と、符号発生器からの疑似雑音符号とが同期して
いるか否かは、スペクトラム拡散信号中の疑似雑音符号
と、符号発生器からの疑似雑音符号との相関の度合い
(相関レベル)から検出することができ、相関レベルが
予め定めた所定レベルのしきい値(スレッショールド
値)を超えたか否かにより、従来は検出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のスペクトラム拡散信号受信装置においては、スペクト
ラム拡散信号中の疑似雑音符号と、符号発生器からの疑
似雑音符号とが同期しているか否かを相関レベルを用い
て同期検出する場合に、相関レベルのしきい値は、予め
定められた既定値が用いられていた。
【0008】この既定値は、スペクトラム拡散信号受信
装置の開発設計の段階で、経験的な値として定められた
り、あるいは独自に定められた方法に基づいて設定され
ているが、製品として一度設定されてしまうと、もは
や、その値を変更することはできない。
【0009】ところで、GPS受信機などのスペクトラ
ム拡散信号受信装置は、様々な条件の下で使用され、受
信している場所の周囲の環境により、例えば受信ノイズ
の状況が変わることが多い。一般に、ある一定レベルの
受信ノイズを考えた場合、しきい値としての相関レベル
を小さくすると、ノイズの影響を受けやすくなるため、
同期引き込みは遅くなってしまう。そこで、しきい値
は、ノイズレベルの影響を考慮した適切な値とすべきで
ある。
【0010】すなわち、受信ノイズが少ない環境では、
しきい値としての相関レベルを小さく設定し、一方、受
信ノイズが大きい状況下では、しきい値としての相関レ
ベルを大きくして、それぞれに最適な同期検出ができる
ようにすることが望ましい。
【0011】このように、スペクトラム拡散信号中の疑
似雑音符号と、符号発生器からの疑似雑音符号との同期
検出のためのしきい値は、受信装置の使用環境に応じて
変更できることが好ましい。
【0012】また、受信装置の使用者の要求により、あ
る場合には、同期引き込みを高速にし、また、ある場合
には、同期引き込みは遅くても同期検出を確実に行える
ように指示することができれば、受信装置の使い勝手が
非常に良くなる。
【0013】しかしながら、前述したように、従来のス
ペクトラム拡散信号受信装置においては、同期検出用の
しきい値としての相関レベルは、一定の既定値として定
められているため、使用場所によっては、装置本来の性
能を十分に発揮することができない場合があった。
【0014】この発明は、以上の問題点を解決したスペ
クトラム拡散信号受信装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明によるスペクトラム拡散信号受信装置
は、疑似雑音符号発生器と、この疑似雑音符号発生器の
出力疑似雑音符号の位相とチップ速度とを制御するため
の符号駆動装置と、搬送波が疑似雑音符号によってスペ
クトラム拡散変調されたスペクトラム拡散信号と、前記
疑似雑音符号発生器の出力疑似雑音符号との乗算を行っ
て、逆拡散を行う逆拡散手段と、前記逆拡散手段の出力
信号に基づき、前記疑似雑音符号発生器からの出力疑似
雑音符号と、前記スペクトラム拡散信号に含まれる擬似
雑音符号との相関の度合いを示す相関出力信号を得る相
関検出手段と、前記相関検出手段からの相関出力信号
と、しきい値とを比較して、前記疑似雑音符号発生器か
らの出力疑似雑音符号と、前記スペクトラム拡散信号に
含まれる擬似雑音符号とが同期しているか否かを判定す
る同期検出手段と、ノイズを測定し、その測定したノイ
ズに基づいて前記同期検出手段における前記相関出力信
号と比較するしきい値を設定するしきい値設定手段と、
を備えることを特徴とする。
【0016】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
のスペクトラム拡散信号受信装置において、前記しきい
値設定手段は、前記ノイズの測定を一定時間ごとに行う
ことを特徴とする。
【0017】また、請求項3の発明は、請求項1に記載
のスペクトラム拡散信号受信装置において、前記同期検
出手段で前記同期していることを検出したときには、予
め定めた一定時間、同期状態を保持する手段を備えると
ともに、前記しきい値設定手段は、ノイズがないときに
前記同期検出手段での同期検出を行いながら前記疑似雑
音符号発生器からの出力疑似雑音符号を1繰り返し周期
分変化させるときの第1の時間と、ノイズがあるときに
前記同期検出手段での同期検出を行いながら前記疑似雑
音符号発生器からの出力疑似雑音符号の1繰り返し周期
分変化させるときの第2の時間と、前記測定したノイズ
とから前記しきい値を設定することを特徴とする。
【0018】また、請求項4の発明は、請求項3に記載
のスペクトラム拡散信号受信装置において、少なくとも
前記第2の時間は、設定入力が可能とされてなることを
特徴とする。
【0019】また、請求項5の発明は、請求項1に記載
のスペクトラム拡散信号受信装置において、前記相関検
出手段と、前記同期検出手段と、前記しきい値設定手段
とは、ソフトウエアにより実現されてなることを特徴と
する。
【0020】また、請求項6の発明は、請求項1に記載
のスペクトラム拡散信号受信装置において、複数チャン
ネル分のスペクトラム拡散信号を並列に受信できるよう
に、複数チャンネル分の受信部を備え、前記複数チャン
ネル分の受信部のうちの1チャンネルの受信部は、前記
ノイズを測定するために用いることを特徴とする。
【0021】上述の構成の請求項1の発明によれば、同
期検出手段において、同期検出のために相関検出手段か
らの相関出力信号と比較するためのしきい値は、しきい
値設定手段で、測定したノイズに基づいて定められる。
したがって、受信装置の使用環境が変わった場合には、
前記同期検出手段で用いられるしきい値は、その使用環
境において測定されたノイズの状況に応じて変わり、常
に、受信装置の性能を十分に発揮することが可能な状態
にすることができる。
【0022】また、請求項2の発明によれば、ノイズ測
定は、一定時間ごとに行われるので、受信装置の使用環
境が頻繁に変化しても、常に、その使用環境に応じて、
同期検出手段で用いられるしきい値が変わる。
【0023】また、請求項3の発明の受信装置において
は、同期検出手段で一旦同期検出されると、予め定めた
一定時間は同期検出のためのサーチ動作を行わず、デー
タのデコード処理のみを行うようにしている。そして、
非同期の状態が前記一定時間の間、継続すると再びサー
チ動作を行うようになっている。
【0024】この場合に、受信信号中の疑似雑音符号
と、受信装置の疑似雑音符号の周波数は一致していると
した場合において位相同期について考える次のようにな
る。すなわち、非同期状態から、同期検出のためのサー
チを行う場合、受信ノイズが無いと仮定すると、符号発
生器からの疑似雑音符号の繰り返しの1周期が、同期引
き込みの最大時間T1となる。
【0025】しかし、受信ノイズがあると、そのノイズ
のために、一旦同期引き込みがなされたと誤判定して、
前記一定時間はサーチ動作が停止され、前記一定時間
後、再びサーチ動作が行われることになる。そして、ノ
イズ量に応じて前記一定時間のサーチ動作の停止回数が
増減する。このため、受信ノイズがあるときには、安定
な同期引き込みまでの最大時間T2は、ノイズが存在し
ない場合の時間T1に比べて長くなり、しかも、その大
きさは、ノイズの状況に応じたものとなる。
【0026】上記のことは、しきい値が一定に定まって
いる場合であるので、換言すれば、前記時間T1と、前
記時間T2とを定めた場合、ノイズの状況が分かれば、
そのノイズの状況に応じたしきい値が設定されることに
なる。
【0027】請求項3のしきい値設定手段は、前記時間
T1およびT2の情報を予め取得するとともに、ノイズ
を測定して、ノイズの状況を検出し、それらの情報から
しきい値を設定するようにする。したがって、受信装置
の使用環境が変わった場合には、前記同期検出手段で用
いられるしきい値は、その使用環境において測定された
ノイズの状況に応じて変わり、常に、受信装置の性能を
十分に発揮することが可能な状態にすることができる。
【0028】請求項4においては、請求項3において、
少なくとも前記時間T2がユーザにより設定入力が可能
とされている。前記時間T1は、使用する疑似雑音符号
により定まる既定値とすることができる。時間T2が、
変わると、上述のことから分かるように、同じノイズ状
況であってもしきい値を変えることができる。例えば、
ユーザは、同期引き込みを速くしたい場合には、時間T
2を時間T1に近い値にし、また、同期引き込みは遅く
とも、同期引き込みを確実に行いたい場合には、時点T
2を時間T1に比較して大きくする。
【0029】また、請求項5においては、相関検出手段
と、前記同期検出手段と、前記しきい値設定手段とは、
ソフトウエアにより実現するようにするため、受信装置
の構成が簡単になる。
【0030】また、請求項6においては、複数チャンネ
ル分存在する受信部のうちの一つがノイズの測定用に割
り当てられるため、ノイズ測定のタイミングに制約がな
く、適当なタイミングでノイズの測定を行うことができ
るため、常に、受信装置の性能を十分に発揮することが
可能な状態にすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるスペクトラ
ム拡散信号受信装置の実施の形態を、図を参照しながら
説明する。図1は、この発明によるスペクトラム拡散信
号受信装置の一実施形態のブロック図で、この例はGP
Sの受信装置の場合の例である。
【0032】アンテナ11にて受信された衛星信号(ス
ペクトラム拡散信号)は、高周波処理回路12に供給さ
れる。また、18.414MHzの水晶発振器からなる
基準発振器13の出力が局部発振回路14に供給され、
これより基準発振器の出力周波数と周波数比が固定され
た局部発振出力が得られる。
【0033】そして、この局部発振出力が高周波処理回
路12に供給されて、衛星信号が第1中間周波数19.
437MHzに低域変換され、さらに基準発振器13か
らの発振出力により第2中間周波数1.023MHzの
第2中間周波信号Sifに低域変換される。
【0034】この高周波処理回路12からの第2中間周
波信号Sifは、2値化回路15に供給されて、所定のス
レッショールド値とレベル比較されて2値化される。こ
の2値化回路15の2値化出力Sd は、イクスクルーシ
ブオア回路で構成される信号乗算器16に供給される。
【0035】この信号乗算器16の出力信号は、以下に
説明するような受信復調部に供給される。この受信復調
部は、スペクトラム拡散変調を復調する逆拡散のための
帰還ループと、軌道パラメータデータ・ビットによる2
相変調を復調する帰還ループとで構成される。
【0036】この例の場合に、逆拡散復調の帰還ループ
20では、いわゆるタウ・ディザ追跡法が用いられ、ま
た、データ・ビットを復調するための帰還ループ30
は、コスタス・ループが用いられるが、これらはデジタ
ル化構成とされると共に、それぞれの制御信号はマイク
ロコンピュータ100において、ソフトウエア処理によ
り形成される。
【0037】すなわち、逆拡散復調のための帰還ループ
20において、符号発生器21は受信機側の疑似雑音符
号を発生するもので、これよりは1チップ時間(GPS
の衛星信号は、50bpsの軌道パラメータデータが、
チップ速度1.023MHz、周期1ミリ秒の疑似雑音
符号によりスペクトラム拡散変調されている)の位相差
のある進み(アーリ)符号Meと遅れ(レート)符号M
dを発生する。
【0038】この符号発生器21からのアーリ符号Me
及びレート符号Mdは、進み・遅れ符号選択器22に供
給され、この符号選択器22がアーリ・レート切換器2
3からの切換信号により1ミリ秒毎に切り換えられるこ
とにより、この符号選択器22から合成疑似雑音符号が
得られ、これが乗算器16に供給される。そして、この
合成疑似雑音符号と2値化回路15からの2値化された
中間周波信号Sd が、乗算器16で乗算される。
【0039】この場合、符号発生器21の出力符号の位
相及び周波数(チップ速度)を制御するための駆動クロ
ックを発生するクロック発生器24は、数値制御型可変
周波数発振器(以下NCOという)で構成される。この
クロック発生器24には、基準発振器13からの基準ク
ロックが供給され、クロック発生器24は、この基準ク
ロックから、マイクロコンピュータ100の制御より符
号発生器21の駆動クロックを形成する。
【0040】そして、符号発生器21では、このクロッ
ク発生器24からの位相及び周波数が制御されたクロッ
クにより、アーリ及びレートの疑似雑音符号の位相及び
周波数が制御される。これにより、符号発生器21から
の疑似雑音符号出力が、2値化回路15からの中間周波
信号Sd に含まれる疑似雑音符号の位相及び周波数に一
致するように制御され、これにより逆拡散がなされる。
【0041】データ・ビットを復調するための帰還ルー
プ30のコスタス・ループは、NCOと90°移相器と
からなるキャリア発生器31と、イクスクルーシブオア
ゲートからなる第1及び第2の乗算器32及び33と、
カウンタからなるローパスフィルタ34及び35と、キ
ャリア発生器31への制御信号を形成するマイクロコン
ピュータ100からなる。キャリア発生器31には、基
準発振器13からの基準クロックが供給され、キャリア
発生器31は、この基準クロックから、マイクロコンピ
ュータ100の制御に応じたキャリアを発生する。
【0042】マイクロコンピュータ100は、プログラ
ムソフトウエアによって、図1に機能ブロックとして示
すような各機能を実行する。すなわち、マイクロコンピ
ュータ100の処理機能を図1の機能ブロックについて
説明すると、乗算手段101は、カウンタで構成される
ローパスフィルタ34と35からのカウント値を掛け合
わせ、その乗算出力として、受信信号中の搬送波成分と
キャリア発生器31からのキャリアとの位相差に応じた
出力を得る。ループフィルタ手段102は、この乗算手
段101からの乗算出力からキャリア発生器31を制御
する信号を形成し、キャリア発生器31に供給する。以
上はコスタス・ループ30の一部を構成する。
【0043】次に、絶対値検波手段103及び104
は、ローパスフィルタ34及び35からのカウント値出
力を、それぞれ絶対値検波し、その検波出力を加算手段
105で加算する。この加算手段105からは、符号発
生器21からの疑似雑音符号と受信信号の疑似雑音符号
との相関の度合いに応じた、図2Cに示すような相関レ
ベルを示す信号が得られる。
【0044】ここで、ローパスフィルタ34,35の出
力を従来のアナログ構成の場合のように、自乗検波せず
に、絶対値検波した理由は以下に説明する通りである。
【0045】従来のアナログ構成においては、ローパス
フィルタ34、35の相関出力は、前記相関が取れてい
れば、図2Aで破線(イ),(ロ)で示すように余弦波
及び正弦波の関係になる。したがって、これを自乗検波
して互いに加算すると、一定のレベルの信号が得られる
ことになる。ところが、デジタル構成の場合、ローパス
フィルタ34,35の出力は、2値信号であり、このロ
ーパスフィルタ34,35の相関出力は、前記相関が取
れているときには、図2Aで実線(ハ),(ニ)で示す
ように、三角波状になる。このため、ローパスフィルタ
34,35の出力を従来と同様に自乗検波して加算する
と、その加算出力は、図2Bに示すように、相関が取れ
ているにもかかわらず、出力レベルが一定とならず、相
関が取れているか否かを判別することが困難になる。
【0046】これに対して、ローパスフィルタ34,3
5の出力を絶対値検波した後、加算した出力は、図2C
に示すように一定の出力レベルとなり、相関が取れてい
るか否かを確実に判別することができる。以上の理由か
ら、この実施の形態のデジタル構成の受信装置の場合に
は、ローパスフィルタ34,35の出力は、それぞれ絶
対値検波手段103、104で絶対値検波した後、加算
手段105で加算するものである。
【0047】加算手段105の出力は、アーリ・レート
切換器23からの切換信号により、選択器22の切り換
えに同期して切換手段106において切り換えられて、
アーリデータ保持手段107及びレートデータ保持手段
108に蓄積される。実質的には、切換手段106は不
要で、アーリ・レート切換器23からの切換信号に応じ
て、アーリデータのメモリ領域とレートデータのメモリ
領域を選択し、これらアーリデータ及びレートデータを
各領域に蓄積する。そして、これらアーリデータ保持手
段107の出力とレートデータ保持手段108の出力と
は、減算手段109に供給されて、減算される。そし
て、その減算結果がループフィルタ手段110に供給さ
れて、クロック発生器24の出力である符号発生器21
の駆動クロックの位相制御のための数値制御信号が形成
される。
【0048】また、加算手段105の出力は、サーチ信
号発生手段111に供給されると共に、同期検出手段1
12に供給される。サーチ信号発生手段111は、所定
の相関がとれるまで、符号発生器21の出力符号を1周
期スライドさせるようにしてサーチを行うためのサーチ
信号を発生する。
【0049】同期検出手段112は、加算手段105の
出力である相関レベルを監視し、当該相関レベルが、設
定されたしきい値を超えたか否かにより、サーチを行う
か、ループフィルタ手段110の出力により位相制御を
行うかを決定し、サーチ信号発生手段111の出力とル
ープフィルタ手段110の出力とを切り換える切換手段
113に切換信号を発生する。切換手段113の出力
は、クロック発生器24に供給される。
【0050】次に、マイクロコンピュータ100の実際
の処理の流れを、図1の各機能手段の参照符号を対比し
た図3〜図7のフローチャートを参照しながら説明す
る。この図3〜図7の動作は、疑似雑音符号のチップ速
度である1ミリ秒毎に繰り返されるものである。したが
って、カウンタ構成のローパスフィルタ34,35は、
その1ミリ秒毎にリセットされる。
【0051】先ず、図3について説明するに、カウンタ
構成のローパスフィルタ34からのIデータを取り込み
(ステップ201)、その絶対値を求める(ステップ2
02)。同様に、カウンタ構成のローパスフィルタ35
からのQデータを取り込み(ステップ203)、その絶
対値を求める(ステップ204)。
【0052】次に、ステップ202で求めたIデータの
絶対値とステップ204で求めたQデータの絶対値を加
算し、加算結果Aを得る(ステップ205)。そして、
アーリ・レート切換器23からの切換信号を参照して、
現在のモードが、符号発生器21がアーリ符号Meを出
力しているアーリモードか否か判別する(ステップ20
6)。その判別の結果、アーリモードであれば、加算結
果Aを例えばRAMのアーリデータ記憶領域に書き込む
(ステップ207)。また、レート符号Mdを符号発生
器21から出力しているレートモードであれば、加算結
果Aを例えばRAMのレートデータ記憶領域に書き込む
(ステップ208)。
【0053】次に、図4のフローチャートに移る。この
図4の部分は、図1の同期検出手段112の部分の動作
に対応する。すなわち、先ず、前記ステップ205で求
めた加算結果Aが、所定のしきい値θLを越えているか
否か判別する(ステップ211)。これは、帰還ループ
20に関して、受信した信号の疑似雑音符号と符号発生
器21からの疑似雑音符号との相関が取れているか否か
を判別するものである。しきい値θLは、この実施の形
態では、後述するようにして、受信装置でノイズ測定が
行われ、その測定結果に基づいて設定される。
【0054】その判別の結果、相関が取れていると判別
されると、第1のタイマSを例えば「10」(10ミリ
秒)にセットし(ステップ212)、また、第2のタイ
マPを「30000」(30秒)にセットして(ステッ
プ213)、後述する図6のコスタス・ループ30の制
御信号を形成するフローチャートに移る。
【0055】また、ステップ211での判別の結果、相
関が取れていないと判別されたときは、第1のタイマS
を「1」だけ減じ(ステップ214)、このタイマSの
値が「0」であるか否か判別する(ステップ215)。
その判別の結果、タイマSが「0」でなければ、図6の
フローチャートに移る。
【0056】また、判別の結果、タイマSの値が「0」
でないときは、第1のタイマSの値を「1」に設定し
(ステップ216)、第2のタイマPの値が「0」か否
か判別する(ステップ217)。タイマPの値が「0」
であれば、図5のサーチ信号発生手段111及びサーチ
時のループフィルタ手段102の動作のフローチャート
に移る。また、タイマPの値が「0」でなければ、この
タイマPの値を「1」だけ減じ(ステップ218)、後
述する図7の帰還ループ20のループフィルタ手段11
0の動作を行うフローチャートに移る。
【0057】この場合、第1のタイマSは、帰還ループ
20で一旦相関が取れている(相関ロック)と検出され
たら、図4のフローチャートが10回連続して、すなわ
ち10ミリ秒の間連続して、相関が取れていないとステ
ップ211で判別されたときでないと、非相関と検出し
ないようにするためのものである。
【0058】また、タイマPは、帰還ループ20が一旦
相関ロックと検出されたら、非相関(10ミリ秒の間連
続して相関が取れていないと判別)と検出されたときで
あっても、そのタイマPで設定された時間、例えば30
秒間は、その状態を保持し(帰還ループ30においてル
ープフィルタ102によるキャリア発生器31の出力の
制御及び帰還ループ20におけるループフィルタ110
によるクロック発生器24の出力の位相及び周波数制御
は行なう。)、30秒経過しても未だ相関が取れないと
検出されたとき、図5の相関サーチのフローチャートに
移るようにするためのものである。
【0059】すなわち、帰還ループ20で一旦相関ロッ
クと検出されたら、ステップ211で相関が取れていな
いと判別されても即座には相関非ロックとせず、さらに
相関非ロックと判別されても直ぐには相関サーチに移ら
ない。このため、実際には相関関係が崩れていない状
態、例えば衛星と受信装置との間に飛行機などの障害物
が一時的に入る状態等の、何等かの原因で瞬時の間、相
関非ロックと検出されても、時間が比較的長く掛かる後
述する相関サーチの動作に移らないようにされる。この
ことにより、瞬時的な受信障害があっても、帰還ループ
20はその影響をほとんど受けず、安定な受信を行うこ
とができるようにされている。
【0060】次に、図5のサーチ信号発生手段110及
びサーチ時のループフィルタ手段102に相当する部分
のフローチャートを説明する。
【0061】この例のサーチは、次のようにして行う。
すなわち、受信信号は、その中間周波信号Sifで見たと
きには、1.023MHz±15kHzの範囲内に存在
している。そこで、この範囲内をサーチすれば、相関を
取ることができる。ところが、ループフィルタ手段10
2の帯域幅は、一般にこのサーチ範囲よりも小さい周波
数範囲、この例では±350Hzしかなく、相関のサー
チは、このループフィルタ帯域幅範囲でしかできない。
【0062】このため、この例では、キャリア発生器3
1の出力がある中心周波数fcのところで、符号発生器
21からのアーリ及びレート符号の1周期分のスライド
を行う。その1周期のスライド制御によって相関が取れ
なかったときには、キャリア発生器31の発振中心周波
数fcを700Hzずらし、符号発生器21のスライド
制御を再び行う。これを±15kHzの範囲において逐
次行うものである。なお、700Hzずつ異なる周波数
fcの変更は、プラス方向及びマイナス方向に交互に行
うものである。
【0063】すなわち、図5においては、先ず、帰還ル
ープ20において相関が取れていないことから、相関非
ロック状態の初期化を行う(ステップ221)。次に、
符号発生器21からのアーリ及びレート符号の1周期分
のスライド(位相制御)が完了したか否かを判別する
(ステップ222)。例えば符号発生器21からの疑似
雑音符号の1周期分を全て出力して相関サーチを行うに
は、所定時間、この例では例えば4秒かかるので、1周
期分のスライドが完了したか否かの判断は、この4秒の
タイマを監視することにより行う。
【0064】このステップ222での判別の結果、4秒
経過していれば、符号発生器21の出力が1周期分サー
チされたにもかかわらず、相関が取れなかったことを意
味するので、コスタス・ループのキャリア発生器(NC
O)31の発振中心周波数fcを予め定めたステップ幅
の周波数Δf=700Hzだけ変更する数値制御信号を
形成する(ステップ223)。そして、その数値制御信
号をキャリア発生器31に供給する(ステップ22
4)。その後、符号発生器21の出力を再び、1周期ス
ライドさせる数値制御信号を形成して、その制御信号を
クロック発生器24に供給する(ステップ225)。
【0065】ステップ222での判別の結果、4秒経過
していなかったときには、未だ符号発生器21の出力の
1周期のスライドが終了していないことを意味するの
で、コスタス・ループのキャリア発生器31の発振中心
周波数fcはそのままとして、ステップ225に飛び、
符号発生器21の出力を、1周期スライドさせる数値制
御信号をクロック発生器24に供給し続ける。このステ
ップ225の後は、図3のステップ201に戻る(図7
参照)。
【0066】以上の相関サーチの結果、必ず、どこかで
相関ロックが検出される。
【0067】そして、相関が取れたことが図4のステッ
プ211で検出されると、前述したように、キャリア発
生器31を精細に制御するための、図6のループフィル
タ手段102のフローチャートに移る。このフローチャ
ートの動作、すなわち、相関ロック状態でのキャリア発
生器31の制御は、次のようにして行う。
【0068】すなわち、先ず、キャリア発生器31を前
記相関の取れた発振中心周波数fcに設定する。そし
て、このキャリア発生器31の制御の基準信号である誤
差信号である乗算手段101の出力を参照し、その乗算
出力が正(発振周波数は高い方にずれていることを示
す)のときには、キャリア発生器31の発振周波数を、
その時の中心周波数fcに対して所定周波数幅例えば3
0Hzだけ低くする。逆に乗算出力が負(発振周波数は
低い方にずれていることを示す)のときには、キャリア
発生器31の発振周波数を、その時の中心周波数fcに
対して所定周波数幅例えば30Hzだけ低くする。
【0069】この周波数ずらしを、このフローチャート
の動作を行う毎に、すなわち1ミリ秒毎に行う。そし
て、この周波数ずらしを、例えば50ミリ秒間行い、そ
の50ミリ秒間の乗算出力の正の回数と、負の回数を計
数し、両回数を比較する。これを1つのカウンタで行う
とすれば、乗算出力が正のときはアップカウント、乗算
出力が負のときにはダウンカウントすればよい。
【0070】もしも、その時のキャリア発生器31の発
振中心周波数fcが、受信信号のキャリアにロックして
いるとすれば、50ミリ秒間の前記計数値は、「0」に
なり、一方、その発振中心周波数fcがロック周波数よ
り高いときには、前記計数値は正になり、また、その発
振中心周波数fcがロック周波数より低いときには、前
記計数値は負になる。したがって、50ミリ秒間の前記
計数値が正のときには、キャリア発生器31の発振中心
周波数fcを所定ステップ幅、例えば1Hzだけ低くず
らして、そのずらした発振中心周波数fcで同じ動作を
行う。そして、50ミリ秒間の前記計数値が負のときに
は、発振中心周波数fcを所定ステップ幅、例えば1H
zだけ高くずらして、そのずらした発振中心周波数fc
で同じ動作を行う。以上の制御動作により、キャリア発
生器31の発振中心周波数fcの受信信号のキャリアに
対する精細な追従制御を行う。
【0071】すなわち、図6においては、ローパスフィ
ルタ34及び35からのカウント値出力を互いに乗算
し、その乗算出力が負の値であるか否か判別する(ステ
ップ231)。その判別の結果、正であると判別された
ときには、コスタス・ループについてのカウント値COSC
NTを「1」だけアップカウントし(ステップ232)、
キャリア発生器31の発振周波数を、その時の中心周波
数fcに対して所定周波数幅例えば30Hzだけ低くす
る数値制御信号を形成し(ステップ233)、これをキ
ャリア発生器31に供給する(ステップ234)。ま
た、ステップ231での判別の結果、負であると判別さ
れたときには、カウント値COSCNTを「1」だけダウンカ
ウントし(ステップ235)、キャリア発生器31の発
振周波数を、その時の中心周波数fcに対して前記所定
周波数幅すなわち30Hzだけ低くする数値制御信号を
形成し(ステップ236)、これをキャリア発生器31
に供給する(ステップ234)。
【0072】次に、第3のタイマC(初期値は50であ
る)の値を「1」減じる(ステップ237)。そして、
そのタイマCの値が「0」であるか否か判別する(ステ
ップ238)。この判別の結果、タイマCの値が「0」
でなければ、すなわち、発振中心周波数fcがセット又
は変更されてから未だ50ミリ秒経過してしなければ、
次の図7のフローチャートに移る。
【0073】また、ステップ238での判別の結果、タ
イマCの値が「0」であると判別されたときには、つま
り発振中心周波数fcがセット又は変更されてから50
ミリ秒経過したときには、カウント値COSCNTが「0」か
否か判別する(ステップ239)。そして、カウント値
COSCNTが「0」であれば、その発振中心周波数fcのま
まとして、ステップ244に飛び、タイマCの値を初期
値=50にセットする。
【0074】一方、カウント値COSCNTが「0」でなけれ
ば、そのカウント値COSCNTが正であるか否か判別する
(ステップ240)。その判別の結果、正であると判別
したときには、キャリア発生器31の発振中心周波数f
cを1Hz下げる制御信号を形成し(ステップ24
1)、これをキャリア発生器31に出力する(ステップ
243)。また、ステップ240での判別の結果、負で
あると判別したときには、キャリア発生器31の発振中
心周波数fcを1Hz上げる制御信号を形成し(ステッ
プ242)、これをキャリア発生器31に出力する(ス
テップ243)。
【0075】その後、ステップ244に進んで、タイマ
Cの初期値セットを行った後、ステップ245に進ん
で、カウント値COSCNTの値を次の50ミリ秒間の計数の
ために「0」にセットする。そして、次の図7のフロー
チャートに移る。
【0076】図7のフローチャートは、減算手段109
及びループフィルタ手段110の部分の動作を示してい
る。この例の場合には、符号発生器21の制御は次のよ
うにして行う。
【0077】すなわち、相関出力である加算手段105
からのアーリデータEAとレートデータLAとの差DI
=EA−LAを求め、その差DIの値が正で、所定値を
越えているときには、すなわち、アーリ符号Meの方が
より相関が強いときには、符号発生器21の出力位相を
より進ませるように制御し、前記差DIの値が負のとき
で、所定値を越えているときには、すなわち、レート符
号Mdの方が相関が強いときには、符号発生器21の出
力を遅らせるように制御する。そして、差DIの値が
「0」を中心に所定範囲内である時は、そのままの状態
を保持するようにする。
【0078】図7の実際的な動作においては、この例の
場合、前記差DIとして、符号発生器21の制御に関す
るカウンタのカウント値PNCNT を考える。そして、前記
所定値をカウント値+PN及び−PNとし、図8に示す
ように、カウント値PNCNT は、カウント値+PNより大
きくなるときは常に+PNとなり、カウント値−PNよ
り小さくなるときは常に−PNとなるように設定してお
く。
【0079】以上の位相制御に加えて、符号発生器21
の出力符号のチップ速度(周波数)のチェックを、コス
タス・ループ30のキャリア発生器31の出力周波数に
基づいて行うようにする。これは、符号発生器21の駆
動回路であるクロック発生器24の出力周波数と、キャ
リア発生器31の周波数とは、所定の関係が成立してい
ることを利用する。すなわち、帰還ループ20がロック
すれば、コスタス・ループ30のキャリア発生器31の
発振すべき周波数を計算で求めることができる。逆に言
えば、コスタス・ループ30がロックしていれば、符号
発生器21の設定周波数をコスタス・ループ30のキャ
リア発生器31の分解能で求めることができる。つま
り、両者の周波数比は1:1500であるので、約15
00倍の精度で帰還ループ50の周波数制御をすること
ができることになる。
【0080】すなわち、図7のフローチャートにおいて
は、先ず、加算手段105の出力であるアーリデータE
AとレートデータLAとの差を求め、その差EA−LA
が負か否かを判別する(ステップ251)。その判別の
結果、前記差が正であれば、アーリ符号Meのときの相
関レベルの方が大きいので、カウント値PNCNT を「1」
だけアップカウントする(ステップ252)。そして、
そのカウント値PNCNTが、前記所定値+PNに等し
いか否か判別する(ステップ253)。そして、その判
別の結果に応じてクロック発生器24への制御出力値を
X,Y,Zの3種、用意しておく。
【0081】そして、ステップ253での判別の結果、
カウント値PNCNT =+PNであるときには、制御
出力値Xは、符号発生器21の出力位相をそのままの状
態とする制御値Nowfとし、制御出力値Y,Zは、符
号発生器21の出力位相を進ませるようにするクロック
発生器54の制御値Fastとする(ステップ25
4)。
【0082】また、ステップ253での判別の結果、カ
ウント値PNCNT ≠PNであるときには、−PN<PNCNT
<+PNであるので、制御出力値Xは、符号発生器21
の出力位相を遅らせるようにするクロック発生器24の
制御値Slowとし、制御出力値Yは、そのままの状態
とする制御値Nowfとし,制御出力値Zは符号発生器
21の出力位相を進ませるようにするクロック発生器2
4の制御値Fastとする(ステップ255)。
【0083】また、ステップ251での判別の結果、差
DIが負であると判別されたときは、レート符号Mdの
ときの相関レベルの方が大きいので、カウント値PNCNT
を「1」だけダウンカウントする(ステップ256)。
そして、そのカウント値PNCNT が、前記所定値−PNに
等しいか否か判別する(ステップ257)。そして、ス
テップ257での判別の結果、カウント値PNCNT =−P
Nであるときには、制御出力値X,Yは、符号発生器2
1の出力位相を遅らせるようにするクロック発生器24
の制御値Slowとし、制御出力値Zは、符号発生器2
1の出力位相をそのままの状態とする制御値Nowfと
する(ステップ258)。また、ステップ257での判
別の結果、カウント値PNCNT ≠−PNであるときには、
−PN<PNCNT <+PNであるので、ステップ255に
進む。
【0084】次に、コスタス・ループ30のキャリア発
生器31の出力周波数を用いてループ20の符号発生器
21の出力周波数の計算をし、その出力周波数値に対す
るクロック発生器24の制御値を設定しておく(ステッ
プ258)。そして、その制御値と、現在の符号発生器
21に対するクロック発生器24の制御値とを比較し、
その差が所定範囲内にあるか否か判別する(ステップ2
60)。その判別の結果、前記差が所定範囲内であれ
ば、クロック発生器24に対しての制御値を前記制御値
Yとする(ステップ261)。つまり、−PN<PNCNT
<+PNであるときは、そのままの状態を保持し、PNCN
T =+PNであるときには、符号発生器21の出力位相
を進ませるようにする制御値Fastとし、カウント値
PNCNT =−PNであるときには、符号発生器21の出力
位相を遅らせるようにする制御値Slowとする。
【0085】また、ステップ260での判別の結果、前
記差が範囲外であれば、前記差が正であるか負であるか
により周波数が高いほうにずれているか否か判別する
(ステップ262)。その判別の結果、高いほうにずれ
ていれば、クロック発生器24に対しての制御値を前記
制御値Xとする(ステップ263)。つまり、−PN<
PNCNT <+PNであるとき、また、PNCNT =−PNであ
るときには、符号発生器21の出力位相を遅らせるよう
にする制御値Slowとする。また、PNCNT =+PNで
あるときには、符号発生器21の出力位相をそのままの
状態とする。
【0086】また、ステップ262での判別の結果、周
波数が低いほうにずれていると判別されたときには、ク
ロック発生器24に対しての制御値を前記制御値Zとす
る(ステップ264)。つまり、−PN<PNCNT <+P
Nであるときと、PNCNT =+PNであるときには、符号
発生器21の出力位相を進ませるようにする制御値Fa
stとする。また、PNCNT =−PNであるときには、符
号発生器21の出力位相をそのままの状態とする。
【0087】以上の図3〜図7のフローチャートが1m
秒ごとに繰り返されるものである。
【0088】ところで、上述したように、同期検出手段
112では、絶対値検波手段103,104の加算結果
が、所定のしきい値θLを超えているか否かを判別する
が、この判別は、帰還ループ20に関して、受信した信
号の疑似雑音符号と、符号発生器21からの疑似雑音符
号との相関がとれているか否かの判別である。
【0089】換言すれば、衛星からの電波に同期したか
どうかの判定は、この加算結果が所定のしきい値θLを
超えているかどうかで判断し、超えていれば同期してい
る、超えていなければ同期していないというように判定
する。
【0090】冒頭の従来の技術の欄でも説明したよう
に、従来は、このしきい値は、予め決められた既定値が
用いられていたが、この実施の形態では、マイクロコン
ピュータ100におけるソフトウエアの一連の処理にお
いて、受信装置内で決定するようにする。以下に、前記
しきい値の決定方法について説明する。
【0091】スペクトラム拡散信号受信装置での相関出
力において、信号成分と、ノイズと、しきい値との関係
を図9に示す。
【0092】衛星からの信号成分は、前述のように、受
信信号の疑似雑音符号と、符号発生器21の出力疑似雑
音符号とが同期することにより得られ、各受信レベルに
対して、図9において、実線41で示すような頻度分布
となる。また、受信装置のノイズも、それぞれ疑似雑音
符号が同期していない場合の出力として、図9におい
て、点線42で示すような頻度分布となると考えられ
る。なお、この図9の頻度分布は、信号成分およびノイ
ズともに、その絶対値をとった場合を示している。
【0093】ここで、図9において、あるしきい値TH
を考えると、そのしきい値THより小さい受信装置内の
ノイズに関しては、相関ロックしたと判断せず、それ以
上のノイズに関しては、ロックしたと判断する。また、
そのしきい値THのレベルよりも大きい信号成分に関し
ては、相関ロックしたと判断し、それ以下のノイズに関
しては、ロックしたと判断しない。
【0094】すなわち、図9中で、実線41と、しきい
値THとで囲まれる領域43の信号成分の部分は、ノイ
ズとして捨て、逆に、点線42と、しきい値THとで囲
まれる領域44の受信装置ノイズの部分は、信号成分と
みなすような判断をすることになる。
【0095】したがって、領域43と、領域44の部分
が、それぞれ小さくなるようにしきい値THを決定すれ
ば、しきい値は最良となるが、領域43と領域44との
両方の部分を小さくすることは相反することであるの
で、両領域にとって、許容される値で、しきい値は設定
されるようにする。
【0096】この場合に、そのしきい値θLの設定方法
としては、この実施の形態では、以下に説明するような
考えを元にして、マイクロコンピュータ100のソフト
ウエア処理による方法を用いる。
【0097】前述したように、同期検出手段112で
は、相関が取れていると判別されると、第1のタイマを
10(10ミリ秒)にセットし、10ミリ秒の間、連続
して相関非ロックとして検出されない限り、相関ロック
の状態とする。すなわち、この例の場合には、帰還ルー
プ20で一旦相関ロックと検出されると、次の1ミリ秒
で相関が取れていないと判断されても即座には、相関非
ロックとせず、必ず10ミリ秒以上の間、相関ロックの
状態になる。
【0098】受信装置ノイズがない状態においては、一
旦相関がとれていると判断されたときには、もはや安定
な相関ロック状態であると判断される。したがって、同
期検出手段112によりサーチ状態とされたときに、符
号発生器21からの疑似雑音符号の繰り返しの1周期の
間で、ノイズが存在せず誤判定がないとすれば、サーチ
時間の最大値は、符号発生器21からの疑似雑音符号の
繰り返しの1周期になる。
【0099】しかし、実際には、ノイズが存在し、図9
の領域44で示すようなノイズの部分により相関ロック
として誤判定が生じる。しかし、その状態は、安定な相
関ロック状態ではないので、10ミリ秒のタイマ時間の
経過後、相関非ロックの状態になってしまい、サーチが
継続することになる。つまり、誤判定により10ミリ秒
の間サーチが中断されることになる。この中断回数は、
ノイズの発生状況に応じた複数回発生する。したがっ
て、相関サーチのための、符号発生器21からの疑似雑
音符号の繰り返しの1周期の間では、誤判定の回数分×
10ミリ秒だけ、サーチ時間として、ノイズの存在しな
い状態よりも長い時間が必要になる。
【0100】この実施の形態では、ノイズが存在すると
きに、符号発生器21からの疑似雑音符号の繰り返しの
1周期分をサーチするときの時間を定めることにより、
同期検出手段112で用いるしきい値θLの値を決定す
るようにする。これは、相関ロックの引き込み速度を定
めておくことを意味する。受信装置では、その受信環境
におけるノイズの状態で、当該引き込み速度を満足する
ようなしきい値θLを求めることになる。
【0101】今、しきい値θLの決定に必要な相関出力
信号のデータの総数をNとし、前記時間T1の値をX
(ミリ秒)、前記時間T2の値をY(ミリ秒)とする
と、相関検出の1回の処理が1ミリ秒ごとに行われるの
で、疑似雑音符号の繰り返しの1周期をサーチするとき
に、ノイズが全くない状態の場合には、 N×1=X …(1) が成り立つ。
【0102】次に、ノイズのために、M回サーチが中断
されるとすると、1回の中断で10ミリ秒、サーチが中
断されるので、 (N−M)×1+M×10=Y …(2) となる。
【0103】データの総数であるN回の中で、αの確率
で中断が発生して、その中断回数がMであるとすると、 M=α×N …(3) で表される。
【0104】上記式(1)、(2)、(3)から、 α=((Y/X)−1)/9 …(4) が導かれる。
【0105】したがって、時間T1=Xおよび時間T2
=Yを設定すると、確率αが求まり、この確率αを満足
するように、しきい値を定めれば良い。すなわち、図9
において、領域44の部分の面積が、点線42で囲まれ
るノイズ分布を示す面積全体のαになるように、しきい
値を求めればよい。
【0106】そのため、この実施の形態では、予め定め
た一定時間のノイズを測定して、その結果としてノイズ
群のデータを取得する。そして、これら取得したノイズ
群のデータと、前記時間XおよびYとから求まる確率α
とを用いて、しきい値を決定するようにする。
【0107】例えば、上述の例では、ノイズが全くない
状態での疑似雑音符号の繰り返しの1周期のサーチ時間
T1=Xは4秒である。そして、ノイズがある場合の前
記1周期のサーチ時間T2=Yを6秒とすると、 α=1/18 となる。そこで、前記1周期のサーチを行う間で信号成
分が全くない場合に、すなわち、受信装置のノイズだけ
の場合に、そのノイズ全体の分布について、受信レベル
の高いほうから1/18の面積となるレベル位置のノイ
ズに対して同期したと判断して、10ミリ秒のサーチを
停止するようにしきい値を決めるようにする。すなわ
ち、図9において、領域44の部分の面積が、点線42
で囲まれるノイズ分布を示す面積全体の1/18になる
ように、しきい値θLを求める。
【0108】なお、時間Xの値は、受信装置の構成によ
って定め、時間Yの値は、経験的に決定することもでき
るが、それらをユーザが入力設定するようにしても良
い。以上のように、しきい値θLを決定するに当たって
は、受信装置の内部構成やソフトウエアでの処理の能力
などと、経験的に持っている値を使用して決定すること
ができる。
【0109】そして、上述の例の場合に、時間Xと時間
Yとの関係は、Y=1.5×Xとなるが、この関係は、
受信装置の性能や同期検出の性向などを考慮した経験的
なものとすることもできる。例えば、XとYの比の値を
前述の1.5を基準として、それよりも大きな値とすれ
ば、疑似雑音符号の1周期のサーチ時間は長くなるが、
微弱な信号を同期がとれたとして処理できる。逆に、小
さな値にすれば、1周期のサーチ時間は短くなるが、そ
の分、微弱な信号を同期が取れたとして検出することが
できないことになる。
【0110】以上のようにして、しきい値は、ノイズが
無い状態での1周期のサーチ時間Xと、実際のノイズが
ある状態での1周期のサーチ時間Yとを設定して確率α
を決定しておき、ある一定時間のノイズの測定を行っ
て、そのノイズ群のデータと、確率αとを用いることに
より設定することができる。
【0111】GPSの受信装置においては、図1の構成
の受信部を1チャンネルとして、並列に複数チャンネル
分の受信部を備えている。そこで、この実施の形態で
は、その複数チャンネルのうちの1チャンネルをノイズ
測定用として専用に割り当てるようにする。このため、
このノイズ測定用のチャンネルの符号発生器からは、現
在の衛星で使用されていない疑似雑音符号を発生させ、
かつ、このチャンネルだけ、同期検出用のしきい値を、
有り得ない値まで高く設定しておく。
【0112】この実施の形態では、次の図10のフロー
チャートに示すようにして、しきい値を受信装置のマイ
クロコンピュータ100のソフトウエア処理により逐次
求め、受信装置が使用される環境において、常に最適な
しきい値を設定することができるようにしている。な
お、以下の例では、時間Xおよび時間Yは、前述のよう
にして受信装置の構成や性能や経験的に定められたデフ
ォルト値が用いられる他に、使用者が適宜設定入力する
ことができるようにして、使用者の使用性向に合わせた
しきい値も設定することができるようにしている。
【0113】図10のフローチャートについて説明す
る。まず、時間Xまたは時間Yについての使用者の設定
入力があったか否か判別する(ステップ301)。設定
入力があれば、ステップ302でその時間Xまたは時間
Yについての設定入力を受け付ける。設定入力が無けれ
ば、ステップ303で時間Xまたは時間Yについてはデ
フォルト値を用いることに決定する。
【0114】ステップ302あるいはステップ303の
後は、ステップ304に進み、前述したように、ノイズ
測定専用のチャンネルでノイズを測定し、次のステップ
305で、測定したノイズレベルを、バッファ内に格納
してゆく。そして、次のステップ306では、ノイズの
測定に十分な予め定められた一定時間、例えば10分が
経過したかどうか判別して、前記一定時間が経過してい
ないと判別されたときには、ステップ304に戻り、ノ
イズ測定およびノイズレベルの格納のステップ305を
繰り返す。
【0115】このノイズ測定の処理ループの処理時間
は、疑似雑音符号の符号周期(チップ周期)である1ミ
リ秒でもよいし、また、より間隔を開けて、10ミリ秒
に1回であっても良い。
【0116】以上のようにして、一定時間のノイズの測
定が終了すると、ステップ306からステップ307に
進み、バッファ内に格納されたノイズ群の情報と、設定
入力された、あるいはデフォルトの時間Xおよび時間Y
との値から、前述したようにして、しきい値θLを決定
する。すなわち、ステップ302またはステップ303
で設定された時間Xおよび時間Yの値を用いて確率αが
求められ、このαの値と、ステップ305で蓄えられた
ノイズデータを用いて、しきい値θLを決定する。
【0117】そして、次のステップ308に進み、時間
Xまたは時間Yの値がユーザにより設定変更されたか否
か判別され、設定変更されなければ、ステップ304に
戻り、ノイズ測定以降の処理を繰り返し、受信装置の受
信状況に応じたしきい値の設定を行う。
【0118】また、時間Xまたは時間Yの値がユーザに
より変更されたと判別されたときには、ステップ302
に戻り、その設定入力された時間X、時間Yを用いたし
きい値の設定を実行するようにする。
【0119】以上のようにして、受信装置の動作中で
も、逐次、しきい値を決定することができるので、受信
装置が使用される環境が変わっても、常に最適なしきい
値を用いることができ、受信性能を最大限に引き出すこ
とができる。
【0120】また、時間Xや時間Yを変更することによ
り、サーチ速度の速い受信装置や、サーチ速度は遅くて
も、相関同期のとりこぼしが少ない受信装置などという
ように、ユーザの好みに応じた性能の受信装置とするよ
うに、しきい値θLを設定するようにすることができ
る。
【0121】なお、以上の例では、ノイズ測定用とし
て、複数チャンネルの受信部のうちの一つを専用に割り
当てるようにしたが、複数チャンネルの受信部のうち、
空いているチャンネルを用いてノイズの測定を行うよう
にしても良い。
【0122】また、一定時間ごとに自動的にノイズの測
定を行い、しきい値を設定し直すようにしたが、ユーザ
が指示したときにのみ、ノイズ測定を行って、しきい値
を設定し直すようにしても、勿論よい。
【0123】また、この発明は、GPS等の位置測定シ
ステムのみならず、スペクトラム拡散信号の受信装置の
全てに適用できる。
【0124】また、搬送波の変調方式は、前述の例のよ
うな直交位相変調に限られるものではなく、種々の変調
方式を使用できることはもちろんである。さらに、搬送
波には、この例の軌道パラメータデータのようなデータ
を重畳させる必要はなく、搬送波のみを伝送するもので
あってもよい。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、受信信号の疑似雑音符号と受信装置の疑似雑音符号
との同期検出のための相関サーチの際のしきい値は、既
定値ではなく、受信装置において、ノイズ測定を行って
決定するようにするので、受信装置が使用される環境が
変わっても、常に最適なしきい値を用いることができ、
受信性能を最大限に引き出すことができる。
【0126】また、使用者が相関サーチの速度や、同期
の安定性の観点などから、必要な値を設定することによ
り、その使用者の設定に応じて、相関の同期検出のため
のしきい値を、受信装置において決定させるようにする
ことができるので、ユーザの好みに応じた性能の受信装
置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるスペクトラム拡散信号受信装置
の一実施の形態のブロック図である。
【図2】受信信号中の疑似雑音符号と、受信装置側の疑
似雑音符号との相関に応じたレベル出力を説明するため
の図である。
【図3】図1の実施の形態のマイクロコンピュータ10
0の一部の動作のフローチャートである。
【図4】図1の実施の形態のマイクロコンピュータ10
0の一部の動作のフローチャートである。
【図5】図1の実施の形態のマイクロコンピュータ10
0の一部の動作のフローチャートである。
【図6】図1の実施の形態のマイクロコンピュータ10
0の一部の動作のフローチャートである。
【図7】図1の実施の形態のマイクロコンピュータ10
0の一部の動作のフローチャートである。
【図8】図7のフローチャートの動作原理を説明するた
めの図である。
【図9】この発明の実施の形態のスペクトラム拡散信号
受信装置における、しきい値の決定方法の説明のための
図である。
【図10】この発明の実施の形態のスペクトラム拡散信
号受信装置における、しきい値の決定方法の処理手順を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
12…RF処理回路、13…基準発振器、15…2値化
回路、16…信号乗算回路、20…逆拡散のための帰還
ループ、21…受信装置側の疑似雑音符号を発生する符
号発生器、24…符号発生器21を駆動するためのクロ
ック発生器(NCO)、30…コスタス・ループ、31
…キャリア発生器(NCO)、32,33…信号乗算回
路、34…第1のローパスフィルタ、35…第2のロー
パスフィルタ、100…マイクロコンピュータ、103
…第1の絶対値検波手段、104…第2の絶対値検波手
段、105…加算手段、112…同期検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】疑似雑音符号発生器と、 この疑似雑音符号発生器の出力疑似雑音符号の位相とチ
    ップ速度とを制御するための符号駆動装置と、 搬送波が疑似雑音符号によってスペクトラム拡散変調さ
    れたスペクトラム拡散信号と、前記疑似雑音符号発生器
    の出力疑似雑音符号との乗算を行って、逆拡散を行う逆
    拡散手段と、 前記逆拡散手段の出力信号に基づき、前記疑似雑音符号
    発生器からの出力疑似雑音符号と、前記スペクトラム拡
    散信号に含まれる擬似雑音符号との相関の度合いを示す
    相関出力信号を得る相関検出手段と、 前記相関検出手段からの相関出力信号と、設定されたし
    きい値とを比較して、前記疑似雑音符号発生器からの出
    力疑似雑音符号と、前記スペクトラム拡散信号に含まれ
    る擬似雑音符号とが同期しているか否かを判定する同期
    検出手段と、 ノイズを測定し、その測定したノイズに基づいて前記同
    期検出手段における前記相関出力信号と比較する前記し
    きい値を設定するしきい値設定手段と、 を備えるスペクトラム拡散信号受信装置。
  2. 【請求項2】前記しきい値設定手段は、前記ノイズの測
    定を一定時間ごとに行うことを特徴とする請求項1に記
    載のスペクトラム拡散信号受信装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のスペクトラム拡散信号受
    信装置において、 前記同期検出手段で前記同期していることを検出したと
    きには、予め定めた一定時間、同期状態を保持する手段
    を備えるとともに、 前記しきい値設定手段は、ノイズがないときに前記同期
    検出手段での同期検出を行いながら前記疑似雑音符号発
    生器からの出力疑似雑音符号を1繰り返し周期分変化さ
    せるときの第1の時間と、ノイズがあるときに前記同期
    検出手段での同期検出を行いながら前記疑似雑音符号発
    生器からの出力疑似雑音符号の1繰り返し周期分変化さ
    せるときの第2の時間と、前記測定したノイズとから前
    記しきい値を設定することを特徴とするスペクトラム拡
    散信号受信装置。
  4. 【請求項4】少なくとも前記第2の時間は、ユーザによ
    り設定入力が可能とされてなる請求項3に記載のスペク
    トラム拡散信号受信装置。
  5. 【請求項5】前記相関検出手段と、前記同期検出手段
    と、前記しきい値設定手段とは、ソフトウエアにより実
    現されてなる請求項1に記載のスペクトラム拡散信号受
    信装置。
  6. 【請求項6】複数チャンネル分のスペクトラム拡散信号
    を並列に受信できるように、複数チャンネル分の受信部
    を備え、 前記複数チャンネル分の受信部のうちの1チャンネルの
    受信部は、前記ノイズを測定するために用いることを特
    徴とする請求項1に記載のスペクトラム拡散信号受信装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001094972A1 (en) * 2000-06-06 2001-12-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Gps receiver and gps reception
JP2002152087A (ja) * 2000-11-14 2002-05-24 Hitachi Kokusai Electric Inc パス検出装置
JP2012147466A (ja) * 2008-03-18 2012-08-02 On-Ramp Wireless Inc ランダム位相多重アクセス通信インターフェイスシステム及び方法

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