JPH11298528A - パケット交換システム及び通信端末 - Google Patents

パケット交換システム及び通信端末

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JPH11298528A
JPH11298528A JP10525098A JP10525098A JPH11298528A JP H11298528 A JPH11298528 A JP H11298528A JP 10525098 A JP10525098 A JP 10525098A JP 10525098 A JP10525098 A JP 10525098A JP H11298528 A JPH11298528 A JP H11298528A
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訓行 福山
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正宏 松田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声パケットの伝送による、非音声パケット
のスループットの低下を抑止する。 【解決手段】 トラフィック量しきい値及び送出しきい
値並びに使用すべきCODECを予め設定しておいて、
音声データが与えられたとき、負荷検出部31a から与え
られたトラフィック量がトラフィック量しきい値を超え
るか否かを判別し、超えるとき、音声データの総量を抑
制すべく、送出しきい値およびCODECの設定を変更
する。その後、送信すべき音声データを所定長取り込
み、取り込んだ音声データのレベルが送出しきい値を超
えるか否かを判別し、超えないとき、音声データを設定
されたCODECへ送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パケット交換によ
るデータ伝送を行うパケット交換システム及び通信端
末、特に音声データを伝送するパケット交換システム及
び通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】パケット交換とは、相手に送り届けたい
データをパケットと呼ばれる所定サイズのデータブロッ
クに分割し、パケット毎に所要のヘッダおよびフッタを
付加して通信回線上へ送出する通信方式である。前記ヘ
ッダには送信先の通信端末のアドレス,送信時刻および
シーケンス番号などの情報が含まれ、またフッタにはデ
ータ属性およびエラーチェックコードなどの情報が含ま
れている。
【0003】パケット交換によりデータ伝送を行うパケ
ット交換システムにおいて、通信回線はパケットを伝送
する通信端末によってその伝送中に領有されるが、伝送
中も他のパケットの伝送のために利用可能である。即
ち、パケット交換は複数の通信端末間で特定の通信回線
を共有する形態において、通信回線の使用効率を向上さ
せる効果がある。またパケット交換は、通信回線のトラ
フィック量が多いときに、通信端末側においてパケット
到着遅延を生じさせる可能性を有している。パケット到
着遅延とは、パケットが発信されてからその送信先アド
レスへ送り届けられるまでの時間が、通常時のそれと比
較して長くなることをいう。
【0004】ところで、ネットワークの拡大に伴い、実
時間(リアルタイム)の経過に応じて継続して生成され
るデータ、例えば電話の音声をデジタル化した音声デー
タをパケット交換によって伝送する技術が注目されてい
る。電話の音声データは、そのデータサイズが非音声デ
ータと比較して一般的に大きく、しかもリアルタイム性
が重視されるために非音声データよりも優先的に伝送す
る必要がある。しかし、通信回線上において大量の音声
データが優先的に伝送されると、それに応じて非音声デ
ータのスループットが低下するという問題が惹起する。
【0005】そこで、通信回線へ送出される音声データ
の総量を、通信回線のトラフィック量に応じて調節する
ことにより、音声データのリアルタイム性を確保しつ
つ、非音声データのスループットの低下を抑止する「複
合データパケット交換方式」が特開昭58−201449号公報
に提案されている。
【0006】図6は、前述の「複合データパケット交換
方式」の実施に係るシステムの構成を示すブロック図で
ある。電話機8はアナログの音声信号をデジタルの音声
データに変換する音声デジタル変換装置7を介して音声
データ回線9の一端と接続している。音声データ回線9
の他端は、与えられた音声データを所定の条件の下でパ
ケット化処理を行う音声データ通信制御装置5を介して
複合データパケット交換機2と接続している。複合デー
タパケット交換機2は、通信回線のトラフィック量を監
視するトラヒック監視モジュール3を備える。また、複
合データパケット交換機2は、非音声データのパケット
化処理を行う非音声データ通信制御装置4を介して非音
声データ回線1と接続している。
【0007】音声データ通信制御装置5は、パケット化
処理を行うか否かの条件を判定するパケット化条件判定
モジュール6を内蔵しており、その条件判定に使用され
るパケット化条件判定値VE は、トラヒック監視モジュ
ール3から適宜与えられる。トラヒック監視モジュール
3は、通信回線のトラフィック量の増大に応じて前記パ
ケット化条件判定値VE の値を増加させてパケット化条
件判定モジュール6へ与える。
【0008】パケット化条件判定モジュール6は、音声
デジタル変換装置7から与えられた音声データの振幅情
報値Vと前記パケット化条件判定値VE とを比較し、V
>V E のときは与えられた音声データのパケット化処理
を行うことを決定する。また、V<VE のときは与えら
れた音声データのパケット化処理を行わない、すなわち
前記音声データを廃棄することを決定する。音声データ
通信制御装置5は、前述の決定に従って音声データをパ
ケット化したとき、それを複合データパケット交換機2
へ伝送する。
【0009】以上の構成により、前述のシステムは複合
データパケット交換機2において計測した通信回線のト
ラフィック量が増大したときは、パケット化条件判定値
Eを大きく設定して音声パケットの発生確率を減少さ
せるため、非音声データのスループットの低下を抑止す
ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】電話のように双方向で
リアルタイムな送受信を実現するためには、送信元およ
び送信先の両通信端末間の通信回線のトラフィック量に
基づき適応制御すべきである。しかし前述のシステムに
おいては、特定のパケット交換機において計測したトラ
フィック量を以て便宜的に両通信端末間の通信回線のト
ラフィック量としているため、例えばパケットが複数の
パケット交換機を仲介して伝送される状況の下では、十
分な効果が得られない虞れがある。
【0011】また、音声データの総量規制に係るパケッ
ト化条件判定値の上昇に伴って音声データの廃棄量が多
くなると、その内容の理解に支障を来すため、前記パケ
ット化条件判定値は内容の理解に支障がない程度に上限
を設定する必要がある。つまり、設定されたパケット化
条件判定値の上限において、その効果も限界に達する。
【0012】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであって、パケットが複数のパケット交換機を仲介し
て伝送される状況においても十分な効果を期待できるパ
ケット交換システム及び通信端末の提供を目的とする。
また、音声データの総量規制によって、その内容の理解
に支障を来すことのないパケット交換システム及び通信
端末の提供を他の目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るパケット
交換システムは、圧縮効率が異なる複数のデータ圧縮手
段を有し、いずれかのデータ圧縮手段を用いて送信すべ
きデータを圧縮し、圧縮したデータのパケットを生成す
る複数の通信端末及びパケット交換機を接続してなり、
いずれかの通信端末が生成したパケットを前記パケット
のヘッダ部に指定された他の通信端末へ伝送すべくなし
たパケット交換システムにおいて、パケットの送信元の
通信端末から送信先の通信端末までの通信回線のトラフ
ィック量を検出する検出手段と、該検出手段により検出
されたトラフィック量の増加があったとき、より圧縮効
率の高いデータ圧縮手段を選択する選択手段と、該選択
手段により選択されたデータ圧縮手段を用いるべく設定
する送信元の通信端末とを備えることを特徴とする。
【0014】第2発明に係るパケット交換システムは、
パケットの発生確率を規定する複数のパケット生成条件
のいずれかを設定することが可能であって、送信すべき
データが所定のパケット生成条件を満たすときにパケッ
トを生成する複数の通信端末及びパケット交換機を接続
してなり、いずれかの通信端末が生成したパケットを前
記パケットのヘッダ部に指定された他の通信端末へ伝送
すべくなしたパケット交換システムにおいて、パケット
の送信元の通信端末から送信先の通信端末までの通信回
線のトラフィック量を検出する検出手段と、該検出手段
により検出されたトラフィック量の増加があったとき、
パケットの発生確率を下げるべくパケット生成条件を選
択する条件選択手段と、該条件選択手段により選択され
たパケット生成条件を設定する送信元の通信端末とを備
えることを特徴とする。
【0015】第3発明に係るパケット交換システムは、
前記検出手段は、送信元の通信端末から送信されたパケ
ットの数と送信先の通信端末に受信されたパケットの数
とに基づき、廃棄されたパケットの数を求めて、これに
基づいてトラフィック量を検出すべくなしたことを特徴
とする。
【0016】第4発明に係るパケット交換システムは、
前記検出手段は、送信元の通信端末から送信されたパケ
ットの送信時刻と該パケットが送信先の通信端末に受信
された受信時刻とに基づき、パケットの伝送に要した時
間を求めて、これに基づいてトラフィック量を検出すべ
くなしたことを特徴とする。
【0017】第5発明に係るパケット交換システムは、
前記検出手段は、送信元の通信端末から送信されたパケ
ットの送信時刻と該パケットが送信先の通信端末に受信
された受信時刻とに基づき、パケットの伝送に要した時
間を第1伝送時間として求め、また前記パケットの受信
後に前記通信端末に受信されたパケットの伝送に要した
時間を第2伝送時間として求め、第2伝送時間から第1
伝送時間を減算して遅延時間を求めて、これに基づいて
トラフィック量を検出すべくなしたことを特徴とする。
【0018】第6発明に係る通信端末は、圧縮効率が異
なる複数のデータ圧縮手段を有し、いずれかのデータ圧
縮手段を用いて送信すべきデータを圧縮し、圧縮したデ
ータのパケットを生成し、所定の通信端末へ送信すべく
なした通信端末において、パケットの送信先の通信端末
までの通信回線のトラフィック量を検出する検出手段
と、該検出手段により検出されたトラフィック量の増加
があったとき、より圧縮効率の高いデータ圧縮手段を用
いるべく設定する手段とを備えることを特徴とする。
【0019】第7発明に係る通信端末は、パケットの発
生確率を規定する複数のパケット生成条件のいずれかを
設定することが可能であって、送信すべきデータが所定
のパケット生成条件を満たすときにパケットを生成し、
所定の通信端末へ送信すべくなした通信端末において、
パケットの送信先の通信端末までの通信回線のトラフィ
ック量を検出する検出手段と、該検出手段により検出さ
れたトラフィック量の増加があったとき、パケットの発
生確率を下げるべくパケット生成条件を選択し設定する
手段とを備えることを特徴とする。
【0020】第8発明に係る通信端末は、送信先の通信
端末から通知される受信パケットの数を受信する手段を
備え、前記検出手段は、送信したパケットの数と通知さ
れた受信パケットの数とに基づき、廃棄されたパケット
の数を求めて、これに基づいてトラフィック量を検出す
べくなしたことを特徴とする。
【0021】第9発明に係る通信端末は、送信先の通信
端末から通知されるパケットの受信時刻を受信する手段
を備え、前記検出手段は、送信したパケットの送信時刻
と該パケットが送信先の通信端末に受信された受信時刻
とに基づき、パケットの伝送に要した時間を求めて、こ
れに基づいてトラフィック量を検出すべくなしたことを
特徴とする。
【0022】第10発明に係る通信端末は、送信先の通
信端末から通知されるパケットの受信時刻を受信する手
段を備え、前記検出手段は、送信したパケットの送信時
刻と該パケットが送信先の通信端末に受信された受信時
刻とに基づき、パケットの伝送に要した時間を第1伝送
時間として求め、また前記パケットの受信後に前記通信
端末に受信されたパケットの伝送に要した時間を第2伝
送時間として求め、第2伝送時間から第1伝送時間を減
算して遅延時間を求めて、これに基づいてトラフィック
量を検出すべくなしたことを特徴とする。
【0023】本発明のパケット交換システム及び通信端
末は、RTP/RTCP (Real Time Protocol/Real T
ime Control Protocol) によるパケット交換を行うこと
を前提としている。RTP/RTCPによるパケット交
換においては、送信側の通信端末から受信側の通信端末
へ、送信したパケットの数の情報をRTCPにより通知
すべく規定されている。従って、パケットを受信する側
の通信端末において、受信したパケットの数を送信され
たパケットの数から減算することによって、廃棄された
パケットの数を関知することができる。
【0024】図4は、伝送時間および遅延時間を説明す
るタイムチャートである。図において、t1は通信端末A
から通信端末Bへ第1パケットを送信した時刻を、また
t2は通信端末Bが第1パケットを受信した時刻をそれぞ
れ表す。時刻t1から時刻t2までの時間が第1伝送時間で
ある。t3は通信端末Aから通信端末Bへ第2パケットを
送信した時刻を、またt4は通信端末Bが第2パケットを
受信した時刻をそれぞれ表す。時刻t3から時刻t4までの
時間が第2伝送時間である。更にまた、第2伝送時間か
ら第1伝送時間相当分(時刻t3から時刻a まで)を減算
して求めた差が遅延時間(時刻a から時刻t3まで)であ
る。
【0025】図5は、遅延時間の算出に係る通信手順を
示す説明図である。図において、左側から右側へ向かっ
て時間の経過を表す。通信端末Aから通信端末BへRT
Pによって第1および第2パケットが送信される(R1,
R2)。第1および第2パケットを受信した通信端末Bに
おいて、遅延時間を算出する(R3) 。通信端末Bは、算
出した遅延時間をRTCPによって通信端末Aへ通知す
る(R4) 。通信端末Aは、遅延時間の通知を受けて、デ
ータの総量規制を行う(R5) 。
【0026】第1乃至第5発明のパケット交換システム
及び第6乃至第10発明の通信端末は、送信元の通信端
末から送信先の通信端末までのトラフィック量に基づき
音声データの総量規制を行うことにより、パケットが複
数のパケット交換機を仲介して伝送される状況において
も非音声データのスループットの低下を抑止するもので
ある。
【0027】また、第1発明のパケット交換システム及
び第6発明の通信端末は、トラフィック量の増加を検出
したとき、圧縮効率の高いデータ圧縮手段を選択使用し
て音声データの総量を抑制することにより、音声データ
の廃棄量を低減するものである。また、第3乃至第5発
明のパケット交換システム及び第8乃至第10発明の通
信端末は、廃棄されたパケットの数または伝送時間もし
くは遅延時間を監視して、その増加を検出したとき、音
声データの総量を削減すべく制御することによって、非
音声データのスループットの低下を抑止するものであ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るパケット交
換システムの構成を示すブロック図である。図におい
て、11は音声パケットを送受信する通信端末であって、
生成した音声パケットを公衆回線網12を介してゲートウ
ェイ13へ与える。ゲートウェイ13は音声パケットを送受
信する通信端末14,15並びにパケット交換に係る通信制
御を行うルータ16と接続しており、この接続関係によっ
てLAN(Local Area Network)17を形成する。ルータ
16はワイドエリアネットワーク18を介して他のルータ19
へパケットを送信し、またルータ19からパケットを受信
する。ルータ19は音声パケットを送受信する通信端末20
と接続しており、この接続関係によってLAN21を形成
する。
【0029】図2は、本発明に係る通信端末14,15また
は20の構成を示すブロック図である。以下の説明におい
て、音声パケットはデータ圧縮された音声データをパケ
ット化したものであることを前提とする。図において、
LANと接続する31は、パケット交換に係るプロトコル
制御を行うプロトコル制御部であって、廃棄されたパケ
ット数,伝送時間または遅延時間に基づきLANのトラ
フィック量を検出する負荷検出部31a を備える。プロト
コル制御部31は受信したパケットを、セッションの開始
/終了の制御並びにパケットの選別を行う通信制御部32
へ与える。通信制御部32は、セッションの開始に当た
り、2つの通信端末間で共通使用するデータ圧縮伸長手
段、具体的にはCODECの設定等を行う。また、セッ
ションを開始すると、与えられたパケットが音声パケッ
トであるか否かを判別して、音声パケットであるとき、
該パケットを音声入出力制御部33へ与える。
【0030】音声入出力制御部33は、与えられた音声パ
ケットから音声データを取り出して、前記音声パケット
内において指定されるCODEC34,35または36のいず
れかに与えて、その伸長を指令する。CODEC34,35
および36は、その圧縮率が互いに異なる。また音声入出
力制御部33は、負荷検出部31a により検出されたLAN
のトラフィック量に応じて、音声データの圧縮に使用す
るCODECを選択するCODEC選択部33a を備え
る。CODEC選択部33a は、LANのトラフィック量
が所定値を超えるとき、その時点で設定されているCO
DECより圧縮率の高いCODECを選択すべくなして
ある。CODEC34,35および36は、伸長した音声デー
タをD/A 変換部37へ与える。D/A 変換部37は、与えられ
た音声データを電気信号に変換して、スピーカ38へ出力
する。
【0031】一方、マイク39からA/D 変換部40へ与えら
れた電気信号は、音声データに変換されて音声入出力制
御部33へ与えられる。音声入出力制御部33は、CODE
C選択部33a により選択されたCODECへ音声データ
を与えて、その圧縮を指令する。CODEC34,35およ
び36は、圧縮した音声データを音声パケット処理部41へ
与える。音声パケット処理部41は、与えられた音声デー
タにヘッダを付加してパケットを生成し、プロトコル制
御部31へ与える。
【0032】図3は、CODEC選択部33a における処
理手順を示すフローチャートである。音声データの総量
規制の基準とするトラフィック量しきい値及び音声デー
タの取捨選択の基準とする送出しきい値並びにデータの
圧縮に使用すべきCODECを予め設定しておく。音声
データが与えられたとき、負荷検出部31a から与えられ
たトラフィック量がトラフィック量しきい値を超えるか
否かを判別する(S1)。超えるとき、音声データの総量を
抑制すべく、送出しきい値およびCODECの設定を変
更する(S2)。
【0033】S1において、トラフィック量しきい値を
超えないと判別したとき又はS2の処理の後、送信すべ
き音声データを所定長取り込み(S3)、取り込んだ音声デ
ータのレベルが送出しきい値を超えるか否かを判別する
(S4)。超えないとき、音声データを設定されたCODE
Cへ送出する(S5)。S4において、送出しきい値を超え
ると判別したとき又はS5の処理の後、未処理の音声デ
ータがあるか否かを判別して(S6)、未処理の音声データ
があるとき、S3へ処理を戻し、以降の手順を繰り返
す。S6において、音声データがないと判別したとき、
処理を終了する。
【0034】以下に、S2における送出しきい値および
CODECの設定変更に係る関数の具体例を示す。式1
は、廃棄されたパケット数に基づきトラフィック量を検
出する場合の送出しきい値の設定変更に係る関数であ
る。 LvTH:=LvTH+K1 ( lp−lpTH ) ………〔式1〕 式1において、LvTHは送出しきい値を、lpTHは廃棄
パケットしきい値を表す。また、K1 は係数を、lpは
廃棄されたパケットの数の実測値を表す。すなわち、送
出しきい値LvTHに、所定の廃棄パケットしきい値lp
THを超えて廃棄されたパケットの数に係数K1 を乗算し
た値を加えて、新たな送出しきい値を設定するものであ
る。
【0035】式2は、廃棄されたパケット数に基づきト
ラフィック量を検出する場合のCODECの設定変更に
係る関数である。 Co:=Co+K2 ( lp−lpTH ) ………〔式2〕 式2において、CoはCODECの圧縮効率を、lpTH
は廃棄パケットしきい値を表す。また、K2 は係数を、
lpは廃棄されたパケットの数の実測値を表す。すなわ
ち、圧縮効率Coに、所定の廃棄パケットしきい値lp
THを超えて廃棄されたパケットの数に係数K2 を乗算し
た値を加えて、新たな圧縮効率を設定するものである。
【0036】式3は、伝送時間に基づきトラフィック量
を検出する場合の送出しきい値の設定変更に係る関数で
ある。 LvTH:=LvTH+K3 ( dt−dtTH ) ………〔式3〕 式3において、LvTHは送出しきい値を、dtTHは伝送
時間しきい値を表す。また、K3 は係数を、dtは伝送
時間の実測値を表す。すなわち、送出しきい値Lv
THに、所定の伝送時間しきい値lpTHを超えて経過した
伝送時間に係数K3 を乗算した値を加えて、新たな送出
しきい値を設定するものである。
【0037】式4は、伝送時間に基づきトラフィック量
を検出する場合のCODECの設定変更に係る関数であ
る。 Co:=Co+K4 ( dt−dtTH ) ………〔式4〕 式4において、CoはCODECの圧縮効率を、dtTH
は伝送時間しきい値を表す。また、K4 は係数を、dt
は伝送時間の実測値を表す。すなわち、圧縮効率Co
に、所定の伝送時間しきい値dtTHを超えて経過した伝
送時間に係数K4 を乗算した値を加えて、新たな圧縮効
率を設定するものである。
【0038】式5は、遅延時間に基づきトラフィック量
を検出する場合の送出しきい値の設定変更に係る関数で
ある。 LvTH:=LvTH+K5 ( jt−jtTH ) ………〔式5〕 式5において、LvTHは送出しきい値を、jtTHは遅延
時間しきい値を表す。また、K5 は係数を、jtは遅延
時間の実測値を表す。すなわち、送出しきい値Lv
THに、所定の遅延時間しきい値lpTHを超えて経過した
遅延時間に係数K5 を乗算した値を加えて、新たな送出
しきい値を設定するものである。
【0039】式6は、遅延時間に基づきトラフィック量
を検出する場合のCODECの設定変更に係る関数であ
る。 Co:=Co+K6 ( jt−jtTH ) ………〔式6〕 式6において、CoはCODECの圧縮効率を、jtTH
は遅延時間しきい値を表す。また、K6 は係数を、jt
は遅延時間の実測値を表す。すなわち、圧縮効率Co
に、所定の遅延時間しきい値jtTHを超えて経過した遅
延時間に係数K6 を乗算した値を加えて、新たな圧縮効
率を設定するものである。
【0040】以上の如き構成を有する、本発明に係る通
信端末及びそれを使用するパケット交換システムは、L
ANのトラフィック量が高いとき、音声データの圧縮効
率を高く設定することによって音声データの総量を抑制
する。なお、本発明の実施の形態として、音声データを
伝送するパケット交換システムについて説明してきた
が、前記音声データと同様にリアルタイム性が重視され
る画像データ、例えばスポーツの実況中継の画像データ
などを伝送するパケット交換システムに実施した場合に
おいても同様の効果が得られることはいうまでもない。
【0041】
【発明の効果】以上の如き本発明のパケット交換システ
ムおよび通信端末によっては、送信元の通信端末から送
信先の通信端末までの通信回線のトラフィック量に基づ
いて音声データの総量を規制するため、パケットが複数
のパケット交換機を仲介して伝送される状況においても
十分な効果を期待できる。
【0042】また、第1発明のパケット交換システム及
び第6発明の通信端末によっては、通信回線のトラフィ
ック量に基づいて音声データの圧縮効率を設定すること
によって音声データの総量を規制するため、音声品質の
低下を抑止できる。従って、音声データの内容の理解に
支障を来すことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパケット交換システムの構成を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る通信端末の構成を示すブロック図
である。
【図3】CODEC選択部における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図4】伝送時間および遅延時間を説明するためのタイ
ムチャートである。
【図5】遅延時間の算出に係る通信手順を示す説明図で
ある。
【図6】従来のシステムの構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
31 プロトコル制御部 31a 負荷検出部 33 音声入出力制御部 33a CODEC選択部 34,35,36 CODEC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 11/04 H04Q 11/04 R (72)発明者 松田 正宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 大津 和之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮効率が異なる複数のデータ圧縮手段
    を有し、いずれかのデータ圧縮手段を用いて送信すべき
    データを圧縮し、圧縮したデータのパケットを生成する
    複数の通信端末及びパケット交換機を接続してなり、い
    ずれかの通信端末が生成したパケットを前記パケットの
    ヘッダ部に指定された他の通信端末へ伝送すべくなした
    パケット交換システムにおいて、 パケットの送信元の通信端末から送信先の通信端末まで
    の通信回線のトラフィック量を検出する検出手段と、 該検出手段により検出されたトラフィック量の増加があ
    ったとき、より圧縮効率の高いデータ圧縮手段を選択す
    る選択手段と、 該選択手段により選択されたデータ圧縮手段を用いるべ
    く設定する送信元の通信端末とを備えることを特徴とす
    るパケット交換システム。
  2. 【請求項2】 パケットの発生確率を規定する複数のパ
    ケット生成条件のいずれかを設定することが可能であっ
    て、送信すべきデータが所定のパケット生成条件を満た
    すときにパケットを生成する複数の通信端末及びパケッ
    ト交換機を接続してなり、いずれかの通信端末が生成し
    たパケットを前記パケットのヘッダ部に指定された他の
    通信端末へ伝送すべくなしたパケット交換システムにお
    いて、 パケットの送信元の通信端末から送信先の通信端末まで
    の通信回線のトラフィック量を検出する検出手段と、 該検出手段により検出されたトラフィック量の増加があ
    ったとき、パケットの発生確率を下げるべくパケット生
    成条件を選択する条件選択手段と、 該条件選択手段により選択されたパケット生成条件を設
    定する送信元の通信端末とを備えることを特徴とするパ
    ケット交換システム。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、送信元の通信端末から
    送信されたパケットの数と送信先の通信端末に受信され
    たパケットの数とに基づき、廃棄されたパケットの数を
    求めて、これに基づいてトラフィック量を検出すべくな
    したことを特徴とする請求項1または2に記載のパケッ
    ト交換システム。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、送信元の通信端末から
    送信されたパケットの送信時刻と該パケットが送信先の
    通信端末に受信された受信時刻とに基づき、パケットの
    伝送に要した時間を求めて、これに基づいてトラフィッ
    ク量を検出すべくなしたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載のパケット交換システム。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は、送信元の通信端末から
    送信されたパケットの送信時刻と該パケットが送信先の
    通信端末に受信された受信時刻とに基づき、パケットの
    伝送に要した時間を第1伝送時間として求め、また前記
    パケットの受信後に前記通信端末に受信されたパケット
    の伝送に要した時間を第2伝送時間として求め、第2伝
    送時間から第1伝送時間を減算して遅延時間を求めて、
    これに基づいてトラフィック量を検出すべくなしたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のパケット交換シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 圧縮効率が異なる複数のデータ圧縮手段
    を有し、いずれかのデータ圧縮手段を用いて送信すべき
    データを圧縮し、圧縮したデータのパケットを生成し、
    所定の通信端末へ送信すべくなした通信端末において、 パケットの送信先の通信端末までの通信回線のトラフィ
    ック量を検出する検出手段と、 該検出手段により検出されたトラフィック量の増加があ
    ったとき、より圧縮効率の高いデータ圧縮手段を用いる
    べく設定する手段とを備えることを特徴とする通信端
    末。
  7. 【請求項7】 パケットの発生確率を規定する複数のパ
    ケット生成条件のいずれかを設定することが可能であっ
    て、送信すべきデータが所定のパケット生成条件を満た
    すときにパケットを生成し、所定の通信端末へ送信すべ
    くなした通信端末において、 パケットの送信先の通信端末までの通信回線のトラフィ
    ック量を検出する検出手段と、 該検出手段により検出されたトラフィック量の増加があ
    ったとき、パケットの発生確率を下げるべくパケット生
    成条件を選択し設定する手段とを備えることを特徴とす
    る通信端末。
  8. 【請求項8】 送信先の通信端末から通知される受信パ
    ケットの数を受信する手段を備え、前記検出手段は、送
    信したパケットの数と通知された受信パケットの数とに
    基づき、廃棄されたパケットの数を求めて、これに基づ
    いてトラフィック量を検出すべくなしたことを特徴とす
    る請求項6または7に記載の通信端末。
  9. 【請求項9】 送信先の通信端末から通知されるパケッ
    トの受信時刻を受信する手段を備え、前記検出手段は、
    送信したパケットの送信時刻と該パケットが送信先の通
    信端末に受信された受信時刻とに基づき、パケットの伝
    送に要した時間を求めて、これに基づいてトラフィック
    量を検出すべくなしたことを特徴とする請求項6または
    7に記載の通信端末。
  10. 【請求項10】 送信先の通信端末から通知されるパケ
    ットの受信時刻を受信する手段を備え、前記検出手段
    は、送信したパケットの送信時刻と該パケットが送信先
    の通信端末に受信された受信時刻とに基づき、パケット
    の伝送に要した時間を第1伝送時間として求め、また前
    記パケットの受信後に前記通信端末に受信されたパケッ
    トの伝送に要した時間を第2伝送時間として求め、第2
    伝送時間から第1伝送時間を減算して遅延時間を求め
    て、これに基づいてトラフィック量を検出すべくなした
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の通信端末。
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