JPH11299041A - 透水防止絶縁筒及びこれを用いた金属シース付き電力ケーブル用シースインタラプタ - Google Patents
透水防止絶縁筒及びこれを用いた金属シース付き電力ケーブル用シースインタラプタInfo
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- Processing Of Terminals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部からの透水を防止する。
【解決手段】 剥ぎ取られた金属シース4間に掛け渡さ
れて両金属シース端部に取り付けられた電極5及び露出
したケーブル外部半導電層3を絶縁被覆してケーブル本
体を包囲すべく取り付けられる透水防止絶縁筒9におい
て、電極5及び露出したケーブル外部半導電層3を被覆
して金属シース4間に掛け渡され、FRPあるいはエポ
キシ樹脂、ポリエチレン樹脂等の絶縁材料により成形さ
れた絶縁筒10と、金属シース4にそれぞれ一端部12
aが接続され、他端部12bが絶縁筒10上に絶縁テー
プ層14aを介して互いに絶縁されて重ね合わされると
ともに反対側の金属シース端部に絶縁テープ層14bで
接続され積層された金属ラミネートテープ層12と、こ
れら重ね合わされた金属ラミネートテープ層12間に設
けられた吸水テープ層13と、金属ラミネートテープ層
12上に両金属シース端部より掛け渡されて被覆積層さ
れた外側絶縁テープ層14cとを備えた。
れて両金属シース端部に取り付けられた電極5及び露出
したケーブル外部半導電層3を絶縁被覆してケーブル本
体を包囲すべく取り付けられる透水防止絶縁筒9におい
て、電極5及び露出したケーブル外部半導電層3を被覆
して金属シース4間に掛け渡され、FRPあるいはエポ
キシ樹脂、ポリエチレン樹脂等の絶縁材料により成形さ
れた絶縁筒10と、金属シース4にそれぞれ一端部12
aが接続され、他端部12bが絶縁筒10上に絶縁テー
プ層14aを介して互いに絶縁されて重ね合わされると
ともに反対側の金属シース端部に絶縁テープ層14bで
接続され積層された金属ラミネートテープ層12と、こ
れら重ね合わされた金属ラミネートテープ層12間に設
けられた吸水テープ層13と、金属ラミネートテープ層
12上に両金属シース端部より掛け渡されて被覆積層さ
れた外側絶縁テープ層14cとを備えた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属シースが付設
された金属シース付き電力ケーブル用シースインタラプ
タに使用される透水防止絶縁筒およびこの透水防止絶縁
筒が使用された金属シース付き電力ケーブル用シースイ
ンタラプタに関する。
された金属シース付き電力ケーブル用シースインタラプ
タに使用される透水防止絶縁筒およびこの透水防止絶縁
筒が使用された金属シース付き電力ケーブル用シースイ
ンタラプタに関する。
【0002】
【従来の技術】ところで、金属シース付き電力ケーブル
のケーブル導体に電流を流すと、金属シースに循環電流
が生じ、金属シース内にジュール熱が発生し、シース回
路損失として見かけ上の電力損失となる。
のケーブル導体に電流を流すと、金属シースに循環電流
が生じ、金属シース内にジュール熱が発生し、シース回
路損失として見かけ上の電力損失となる。
【0003】このため、図8および図9に示すように、
通常ケーブル21a,21b,21cを接続する接続部
において、金属シースを長手方向に絶縁するため絶縁接
続部22a,22b,22cを設けるようにしている。
図8に示すものは、金属シースをクロスボンド線23
a,23b,23cにより接続してシース回路損失を減
じるいわゆるクロスボンド接地方式であり、図9に示す
ものは、接地線24を用いて接地を行ういわゆる片端接
地方式である。
通常ケーブル21a,21b,21cを接続する接続部
において、金属シースを長手方向に絶縁するため絶縁接
続部22a,22b,22cを設けるようにしている。
図8に示すものは、金属シースをクロスボンド線23
a,23b,23cにより接続してシース回路損失を減
じるいわゆるクロスボンド接地方式であり、図9に示す
ものは、接地線24を用いて接地を行ういわゆる片端接
地方式である。
【0004】絶縁接続部22a,22b,22cの金属
シース絶縁部分には、ケーブル単長に比例して増加する
電位差が生じることから、この部分の電界集中を避け、
絶縁体の電気的信頼性を確保するため外形が大きくな
る。しかも、組立にも技術を要することから、絶縁接続
部22a,22b,22cを設置する場所には制限があ
り、シース回路損失を減じることができる最良の位置に
絶縁接続部22a,22b,22cを設置することが困
難であった。
シース絶縁部分には、ケーブル単長に比例して増加する
電位差が生じることから、この部分の電界集中を避け、
絶縁体の電気的信頼性を確保するため外形が大きくな
る。しかも、組立にも技術を要することから、絶縁接続
部22a,22b,22cを設置する場所には制限があ
り、シース回路損失を減じることができる最良の位置に
絶縁接続部22a,22b,22cを設置することが困
難であった。
【0005】また、近年のケーブル製造技術の進展によ
りケーブル1条の長尺化が可能になり、長尺敷設も可能
になってきたことから、上記クロスボンド接地方式を採
用するために必要な絶縁接続部22a,22b,22c
をケーブルの長さ方向の任意の部分に設置する必要性が
生じてきた。
りケーブル1条の長尺化が可能になり、長尺敷設も可能
になってきたことから、上記クロスボンド接地方式を採
用するために必要な絶縁接続部22a,22b,22c
をケーブルの長さ方向の任意の部分に設置する必要性が
生じてきた。
【0006】これらの問題点を解消するため、ケーブル
の任意の位置で、ケーブル外形を大幅に増大させること
なく、容易に金属シースを絶縁し、シース回路損失を低
減することを意図して、図7に示すようなシースの絶縁
部を有する電力ケーブルが提案されている。
の任意の位置で、ケーブル外形を大幅に増大させること
なく、容易に金属シースを絶縁し、シース回路損失を低
減することを意図して、図7に示すようなシースの絶縁
部を有する電力ケーブルが提案されている。
【0007】図7において、ケーブル本体には、ケーブ
ル導体1の外周側にケーブル絶縁体2が設けられてお
り、このケーブル絶縁体2の外周側には、これを取り囲
んでケーブル外部半導電層3及び金属シース4が施され
て構成されている。このケーブル本体の適当な位置で、
ケーブル外部半導電層3を残して金属シース4の一部が
切断除去され、除去された部分の金属シース4の端部内
側に電極5が挿入されて固定されている。ここで、金属
シース4とは、押し出しにより設けられた金属シースの
他に、テープ巻きや縦添えなどによって設けられたテー
プ状もしくは綿状の金属体を含むものである。
ル導体1の外周側にケーブル絶縁体2が設けられてお
り、このケーブル絶縁体2の外周側には、これを取り囲
んでケーブル外部半導電層3及び金属シース4が施され
て構成されている。このケーブル本体の適当な位置で、
ケーブル外部半導電層3を残して金属シース4の一部が
切断除去され、除去された部分の金属シース4の端部内
側に電極5が挿入されて固定されている。ここで、金属
シース4とは、押し出しにより設けられた金属シースの
他に、テープ巻きや縦添えなどによって設けられたテー
プ状もしくは綿状の金属体を含むものである。
【0008】そして、金属シース4の外周側には、金属
シース4の除去された部分及びケーブル外部半導電層3
上の電極5を覆うように絶縁筒6がシール部材7により
シールされた状態で取り付けられている。この絶縁筒6
は、シース絶縁部を保護するとともに絶縁する役目を果
たしている。以上の構成により、ケーブル絶縁体2の外
側においてはケーブル外部半導電層3を除き、電気的な
導通は遮断されている。
シース4の除去された部分及びケーブル外部半導電層3
上の電極5を覆うように絶縁筒6がシール部材7により
シールされた状態で取り付けられている。この絶縁筒6
は、シース絶縁部を保護するとともに絶縁する役目を果
たしている。以上の構成により、ケーブル絶縁体2の外
側においてはケーブル外部半導電層3を除き、電気的な
導通は遮断されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電力
ケーブルでは、図7に示すシースインタラプタの場合に
おいては、上記絶縁筒6は保護管としての役目も果たし
ており、FRPあるいはエポキシ樹脂、ポリエチレン等
の絶縁材料で成形されている。これらの絶縁材料は、長
期的な目で見た場合には、若干ながらも透水性があるこ
とから、シール部材7の境界から水分が浸入しない場合
であっても、外部からの水分が絶縁筒6の外周面を通し
て浸入してしまうおそれがある。
ケーブルでは、図7に示すシースインタラプタの場合に
おいては、上記絶縁筒6は保護管としての役目も果たし
ており、FRPあるいはエポキシ樹脂、ポリエチレン等
の絶縁材料で成形されている。これらの絶縁材料は、長
期的な目で見た場合には、若干ながらも透水性があるこ
とから、シール部材7の境界から水分が浸入しない場合
であっても、外部からの水分が絶縁筒6の外周面を通し
て浸入してしまうおそれがある。
【0010】このように水分が内部に浸入すると、ケー
ブル絶縁性能の低下が懸念されることから、絶縁筒6の
外周面からの水分の浸入を防止する必要がある。ここ
で、透水性のない金属材料により絶縁筒6を製造すれば
透水防止の面からは良好であるが、絶縁筒6はその機能
から絶縁性のある材料で作成する必要があることから、
金属材料で作成することはできない。
ブル絶縁性能の低下が懸念されることから、絶縁筒6の
外周面からの水分の浸入を防止する必要がある。ここ
で、透水性のない金属材料により絶縁筒6を製造すれば
透水防止の面からは良好であるが、絶縁筒6はその機能
から絶縁性のある材料で作成する必要があることから、
金属材料で作成することはできない。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、外周面からの透水のない、金属シース付き電力ケー
ブル用シースインタラプタに使用される透水防止絶縁筒
およびこの透水防止絶縁筒が使用された金属シース付き
電力ケーブル用シースインタラプタを提供することを目
的とする。
で、外周面からの透水のない、金属シース付き電力ケー
ブル用シースインタラプタに使用される透水防止絶縁筒
およびこの透水防止絶縁筒が使用された金属シース付き
電力ケーブル用シースインタラプタを提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の透水防止絶縁筒
は、剥ぎ取られた金属シース間に掛け渡されて両金属シ
ース端部に取り付けられた電極及び露出したケーブル外
部半導電層を絶縁被覆してケーブル本体を包囲すべく取
り付けられる透水防止絶縁筒において、上記電極及び露
出したケーブル外部半導電層を被覆して上記金属シース
間に掛け渡され、FRPあるいはエポキシ樹脂、ポリエ
チレン樹脂等の絶縁材料により成形された絶縁筒と、上
記金属シースにそれぞれ一端部が接続され、他端部が上
記絶縁筒上に絶縁テープ層を介して互いに絶縁されて重
ね合わされるとともに反対側の金属シース端部に絶縁テ
ープ層で接続されて積層された金属ラミネートテープ層
と、これら重ね合わされた金属ラミネートテープ層間に
設けられた吸水テープ層と、上記金属ラミネートテープ
層上に両金属シース端部より掛け渡されて被覆積層され
た外側絶縁テープ層とを備えたことを特徴とする。
は、剥ぎ取られた金属シース間に掛け渡されて両金属シ
ース端部に取り付けられた電極及び露出したケーブル外
部半導電層を絶縁被覆してケーブル本体を包囲すべく取
り付けられる透水防止絶縁筒において、上記電極及び露
出したケーブル外部半導電層を被覆して上記金属シース
間に掛け渡され、FRPあるいはエポキシ樹脂、ポリエ
チレン樹脂等の絶縁材料により成形された絶縁筒と、上
記金属シースにそれぞれ一端部が接続され、他端部が上
記絶縁筒上に絶縁テープ層を介して互いに絶縁されて重
ね合わされるとともに反対側の金属シース端部に絶縁テ
ープ層で接続されて積層された金属ラミネートテープ層
と、これら重ね合わされた金属ラミネートテープ層間に
設けられた吸水テープ層と、上記金属ラミネートテープ
層上に両金属シース端部より掛け渡されて被覆積層され
た外側絶縁テープ層とを備えたことを特徴とする。
【0013】上記吸水テープ層が吸水ポリマーが添加さ
れたテープ材から構成されることが好ましい。
れたテープ材から構成されることが好ましい。
【0014】本発明の金属シース付き電力ケーブル用シ
ースインタラプタには、上記透水防止絶縁筒が使用され
ている。
ースインタラプタには、上記透水防止絶縁筒が使用され
ている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態にか
かる、金属シースが付設された電力ケーブル用シースイ
ンタラプタに使用される透水防止絶縁筒について添付図
面に基づいて説明する。
かる、金属シースが付設された電力ケーブル用シースイ
ンタラプタに使用される透水防止絶縁筒について添付図
面に基づいて説明する。
【0016】本透水防止絶縁筒9は、図1に示すよう
に、剥ぎ取られた金属シース4間に掛け渡され、両金属
シース4の端部に取り付けられた電極5及び露出したケ
ーブル外部半導電層3を絶縁被覆してケーブル本体を包
囲すべく取り付けられるものであり、絶縁筒10の外周
に、金属ラミネートテープ層12及び吸水テープ層1
3、絶縁テープ14a,14b,14cを組み合わせ、
合計5層の透水防止層を設けて構成される。
に、剥ぎ取られた金属シース4間に掛け渡され、両金属
シース4の端部に取り付けられた電極5及び露出したケ
ーブル外部半導電層3を絶縁被覆してケーブル本体を包
囲すべく取り付けられるものであり、絶縁筒10の外周
に、金属ラミネートテープ層12及び吸水テープ層1
3、絶縁テープ14a,14b,14cを組み合わせ、
合計5層の透水防止層を設けて構成される。
【0017】すなわち、透水防止絶縁筒9は、電極5及
び露出したケーブル外部半導電層3を被覆するととも
に、両端部に配置されたシール部材11により両端部が
シールされた状態で金属シース4間に掛け渡される絶縁
筒10と、金属シース4にそれぞれ一端部12aが接続
され、他端部12bが上記絶縁筒10上に絶縁テープ層
14aを介して互いに絶縁されて重ね合わされるととも
に反対側の金属シース端部に絶縁テープ層14bで接続
されて積層された金属ラミネートテープ層12と、これ
ら重ね合わされた金属ラミネートテープ層12間に設け
られた吸水テープ層13と、上記金属ラミネートテープ
層12上に両金属シース4の端部より掛け渡されて被覆
積層された外側絶縁テープ層14cとを備えている。上
記絶縁筒10はFRPあるいはエポキシ樹脂、ポリエチ
レン樹脂等の絶縁材料により成形されており、上記吸水
テープ層13は、例えば吸水ポリマーが層状又は散点上
に分布した状態で添加されているテープ材からなり、水
分を吸収して膨潤し、水分を閉じ込める特性を持つもの
である。
び露出したケーブル外部半導電層3を被覆するととも
に、両端部に配置されたシール部材11により両端部が
シールされた状態で金属シース4間に掛け渡される絶縁
筒10と、金属シース4にそれぞれ一端部12aが接続
され、他端部12bが上記絶縁筒10上に絶縁テープ層
14aを介して互いに絶縁されて重ね合わされるととも
に反対側の金属シース端部に絶縁テープ層14bで接続
されて積層された金属ラミネートテープ層12と、これ
ら重ね合わされた金属ラミネートテープ層12間に設け
られた吸水テープ層13と、上記金属ラミネートテープ
層12上に両金属シース4の端部より掛け渡されて被覆
積層された外側絶縁テープ層14cとを備えている。上
記絶縁筒10はFRPあるいはエポキシ樹脂、ポリエチ
レン樹脂等の絶縁材料により成形されており、上記吸水
テープ層13は、例えば吸水ポリマーが層状又は散点上
に分布した状態で添加されているテープ材からなり、水
分を吸収して膨潤し、水分を閉じ込める特性を持つもの
である。
【0018】図2〜図6は上記各5層の透水防止層を展
開した状態を示すもので、上記絶縁筒10の外周面に位
置する第1層及びこの外側に位置する第4層は、図2及
び図5に示すように、金属ラミネートテープ層12はそ
の一端部に絶縁テープ層14bが予め接続されて連続し
た1枚のシート15として成形されている。このシート
15は、絶縁筒10を挟んで一方の金属シース4から他
方の金属シース4に掛け渡される長さを有するとともに
絶縁筒10の外周側を取り囲んで巻き付けられるに十分
な幅を有する。
開した状態を示すもので、上記絶縁筒10の外周面に位
置する第1層及びこの外側に位置する第4層は、図2及
び図5に示すように、金属ラミネートテープ層12はそ
の一端部に絶縁テープ層14bが予め接続されて連続し
た1枚のシート15として成形されている。このシート
15は、絶縁筒10を挟んで一方の金属シース4から他
方の金属シース4に掛け渡される長さを有するとともに
絶縁筒10の外周側を取り囲んで巻き付けられるに十分
な幅を有する。
【0019】また、吸水テープ層13は絶縁筒10の外
周側上で互いに重なり合う金属ラミネートテープ層12
の端部にそれぞれ挟持されてかつ電気的に絶縁された状
態に位置されるように、図3及び図4に示すように構成
されている。所定の長さを有する吸水テープ層13はそ
の両端部に絶縁テープ層14a,14aを接続させて連
続した吸水テープ16として形成されている。
周側上で互いに重なり合う金属ラミネートテープ層12
の端部にそれぞれ挟持されてかつ電気的に絶縁された状
態に位置されるように、図3及び図4に示すように構成
されている。所定の長さを有する吸水テープ層13はそ
の両端部に絶縁テープ層14a,14aを接続させて連
続した吸水テープ16として形成されている。
【0020】また、図3及び図4に示すように、吸水テ
ープ16の絶縁テープ層14a,14aに挟まれた吸水
テープ層13の位置が異なるのは、吸水テープ層13が
重なり合う金属ラミネートテープ層12の端部に位置さ
れて互いに電気的に絶縁された状態で位置乃至積層され
るように構成するためである。
ープ16の絶縁テープ層14a,14aに挟まれた吸水
テープ層13の位置が異なるのは、吸水テープ層13が
重なり合う金属ラミネートテープ層12の端部に位置さ
れて互いに電気的に絶縁された状態で位置乃至積層され
るように構成するためである。
【0021】図6には最外側に積層乃至取り付けられる
絶縁テープ層14cが示されている。この最外側に取り
付けられる絶縁テープ層14cは図例のようにシート状
に構成されることなく、最外側を単に捲回して全体を被
覆できるものであればリボン状あるいはテープ状のもの
でもよい。
絶縁テープ層14cが示されている。この最外側に取り
付けられる絶縁テープ層14cは図例のようにシート状
に構成されることなく、最外側を単に捲回して全体を被
覆できるものであればリボン状あるいはテープ状のもの
でもよい。
【0022】次に本透水防止絶縁筒の作用について説明
する。
する。
【0023】本透水防止絶縁筒の第1層及び第4層の金
属ラミネートテープ層12は第5層の外側絶縁テープ層
14c側から透水した水分を遮断する。第2層、第3層
の吸水テープ層13は、第1層、第4層の金属ラミネー
トテープ層12の境界から透水してきた水分を吸収し膨
潤し水分を閉じ込めることにより透水を遮断し、水分が
金属ラミネートテープ層12の層間を浸透することを防
止する。
属ラミネートテープ層12は第5層の外側絶縁テープ層
14c側から透水した水分を遮断する。第2層、第3層
の吸水テープ層13は、第1層、第4層の金属ラミネー
トテープ層12の境界から透水してきた水分を吸収し膨
潤し水分を閉じ込めることにより透水を遮断し、水分が
金属ラミネートテープ層12の層間を浸透することを防
止する。
【0024】一方、第2層、第3層の絶縁テープ層14
aは各金属ラミネートテープ層12間の絶縁を行う。し
たがって、第2層、第3層の厚さを変えることにより、
透水防止絶縁筒9の絶縁性能を調整できる。第2層と第
3層の吸水テープ層13は互いに接触しないように配置
されているので、当該吸水テープ13が吸水した場合に
おいても金属ラミネート12間の絶縁性能が確保され
る。
aは各金属ラミネートテープ層12間の絶縁を行う。し
たがって、第2層、第3層の厚さを変えることにより、
透水防止絶縁筒9の絶縁性能を調整できる。第2層と第
3層の吸水テープ層13は互いに接触しないように配置
されているので、当該吸水テープ13が吸水した場合に
おいても金属ラミネート12間の絶縁性能が確保され
る。
【0025】特に、一方の金属シース4に端部が溶着等
で接合された金属ラミネートテープ層12と他方の金属
シース4に端部が同様に溶着された金属ラミネートテー
プ層12とが互いに絶縁筒10の外周側上で互いに絶縁
テープ層14aを介して電気的に絶縁された状態で重な
り合って絶縁筒10の外周部を被覆することになるの
で、防水性が可及的に高められることになる。
で接合された金属ラミネートテープ層12と他方の金属
シース4に端部が同様に溶着された金属ラミネートテー
プ層12とが互いに絶縁筒10の外周側上で互いに絶縁
テープ層14aを介して電気的に絶縁された状態で重な
り合って絶縁筒10の外周部を被覆することになるの
で、防水性が可及的に高められることになる。
【0026】また、金属ラミネートテープ層12,12
が互いに重なり合う部分において金属ラミネートテープ
層12,12間に電気的に絶縁されて吸水テープ層13
が介在されており、万一これら金属ラミネートテープ層
12,12の間から浸水されるような場合にあっても、
これら吸水テープ層13により防水することができる。
が互いに重なり合う部分において金属ラミネートテープ
層12,12間に電気的に絶縁されて吸水テープ層13
が介在されており、万一これら金属ラミネートテープ層
12,12の間から浸水されるような場合にあっても、
これら吸水テープ層13により防水することができる。
【0027】このように第1層から第5層の協動作用に
より、その両端の電気的な導通を遮断することができる
とともに、外周面からの透水を確実に防止することがで
きる。
より、その両端の電気的な導通を遮断することができる
とともに、外周面からの透水を確実に防止することがで
きる。
【0028】上記透水防止絶縁筒9を用いて金属シース
付き電力ケーブル用シースインタラプタを形成すれば、
透水による水分浸入を防止できる透水防止機能の高いシ
ースインタラプタを得ることができる。
付き電力ケーブル用シースインタラプタを形成すれば、
透水による水分浸入を防止できる透水防止機能の高いシ
ースインタラプタを得ることができる。
【0029】次に本透水防止絶縁筒9の製造方法につい
て説明する。すなわち、シースインラプタを形成しよう
とする現場において、従来と同様に絶縁筒10を取り付
け、この後に図2〜図6に示すような構造を有するテー
プ材を順次巻付・固定して透水防止絶縁筒9を製造す
る。この際、例えば第1層の場合において金属ラミネー
トテープ層12の巻付・固定が完了した後、新たに絶縁
テープ層14bを巻付・固定するといったように、各層
を構成する金属ラミネートテープ層12、吸水テープ層
13、絶縁テープ層14a,14b,14cをそれぞれ
独立して巻付・固定して上記第1層〜第5層の各層を形
成するようにしてもよい。
て説明する。すなわち、シースインラプタを形成しよう
とする現場において、従来と同様に絶縁筒10を取り付
け、この後に図2〜図6に示すような構造を有するテー
プ材を順次巻付・固定して透水防止絶縁筒9を製造す
る。この際、例えば第1層の場合において金属ラミネー
トテープ層12の巻付・固定が完了した後、新たに絶縁
テープ層14bを巻付・固定するといったように、各層
を構成する金属ラミネートテープ層12、吸水テープ層
13、絶縁テープ層14a,14b,14cをそれぞれ
独立して巻付・固定して上記第1層〜第5層の各層を形
成するようにしてもよい。
【0030】なお、絶縁筒10の外周に上記第1層〜第
5層を予め積層して製造した透水防止絶縁筒9をシース
インラプタを形成しようとする場所に搬入し、ケーブル
の金属シース4の剥ぎ取る等の処理を行い各金属シース
4間に本透水防止絶縁筒9を取り付けるようにしてもよ
い。この場合には、金属ラミネートテープ層12を上記
シース4に接続できるように、透水防止絶縁筒9の少な
くとも端部において金属ラミネートテープ層12、絶縁
テープ層14a,14b,14cを未接着状態としてお
き、現場において金属ラミネートテープ層12を金属シ
ース4に接着後に当該未接着部分を接着・固定すること
が好ましい。また、この場合において、絶縁筒10に第
1層から第5層までのすべての層を予め積層しておかな
くてもよく、未積層の層は絶縁筒10を取り付けた後に
上記したのと同様に現場で巻付・固定するようにしても
よい。
5層を予め積層して製造した透水防止絶縁筒9をシース
インラプタを形成しようとする場所に搬入し、ケーブル
の金属シース4の剥ぎ取る等の処理を行い各金属シース
4間に本透水防止絶縁筒9を取り付けるようにしてもよ
い。この場合には、金属ラミネートテープ層12を上記
シース4に接続できるように、透水防止絶縁筒9の少な
くとも端部において金属ラミネートテープ層12、絶縁
テープ層14a,14b,14cを未接着状態としてお
き、現場において金属ラミネートテープ層12を金属シ
ース4に接着後に当該未接着部分を接着・固定すること
が好ましい。また、この場合において、絶縁筒10に第
1層から第5層までのすべての層を予め積層しておかな
くてもよく、未積層の層は絶縁筒10を取り付けた後に
上記したのと同様に現場で巻付・固定するようにしても
よい。
【0031】図1に示す本発明の実施の一形態の透水防
止絶縁筒を用いたシースインタラプタを77kV級ケー
ブルに施工し、透水防止絶縁筒の透水性試験を実施し、
水蒸気透過係数を評価した。なお、図7に示すような従
来の絶縁筒を用いたシースインタラプタにも同様な試験
を行った。
止絶縁筒を用いたシースインタラプタを77kV級ケー
ブルに施工し、透水防止絶縁筒の透水性試験を実施し、
水蒸気透過係数を評価した。なお、図7に示すような従
来の絶縁筒を用いたシースインタラプタにも同様な試験
を行った。
【0032】上記透水防止絶縁筒を用いたシースインタ
ラプタの水分浸入量(水中において24時間放置後)を
測定した結果、本発明の実施の一形態の透水防止絶縁筒
を用いたものでは水蒸気透過係数は1.0×10 -13g
/cm・sec・cmHgであり、従来型の絶縁筒を用
いたシースインタラプタでは、水蒸気透過係数2.0×
10 -12g/cm・sec・cmHgであった。
ラプタの水分浸入量(水中において24時間放置後)を
測定した結果、本発明の実施の一形態の透水防止絶縁筒
を用いたものでは水蒸気透過係数は1.0×10 -13g
/cm・sec・cmHgであり、従来型の絶縁筒を用
いたシースインタラプタでは、水蒸気透過係数2.0×
10 -12g/cm・sec・cmHgであった。
【0033】このように、本発明の実施の一形態の透水
防止絶縁筒を用いたシースインタラプタの水蒸気透過係
数は、従来の絶縁筒を用いたものに比べ、非常に小さい
ものとなった。したがって、本発明の透水防止絶縁筒を
用いれば、透水による水分の侵入を最小限に抑えること
ができることがわかる。
防止絶縁筒を用いたシースインタラプタの水蒸気透過係
数は、従来の絶縁筒を用いたものに比べ、非常に小さい
ものとなった。したがって、本発明の透水防止絶縁筒を
用いれば、透水による水分の侵入を最小限に抑えること
ができることがわかる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の透水防止
絶縁筒およびこの透水防止絶縁筒が使用された金属シー
ス付き電力ケーブル用シースインタラプタでは、防水性
を高めることができ、水分による絶縁性能の低下が少な
く、長期的に安定した性能を保有させることができる。
絶縁筒およびこの透水防止絶縁筒が使用された金属シー
ス付き電力ケーブル用シースインタラプタでは、防水性
を高めることができ、水分による絶縁性能の低下が少な
く、長期的に安定した性能を保有させることができる。
【図1】本発明の実施の一形態の透水防止絶縁筒を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に示す透水防止絶縁筒を構成する透水防止
層の第1層を展開した展開図である。
層の第1層を展開した展開図である。
【図3】図1に示す透水防止絶縁筒を構成する透水防止
層の第2層を展開した展開図である。
層の第2層を展開した展開図である。
【図4】図1に示す透水防止絶縁筒を構成する透水防止
層の第3層を展開した展開図である。
層の第3層を展開した展開図である。
【図5】図1に示す透水防止絶縁筒を構成する透水防止
層の第4層を展開した展開図である。
層の第4層を展開した展開図である。
【図6】図1に示す透水防止絶縁筒を構成する透水防止
層の第5層を展開した展開図である。
層の第5層を展開した展開図である。
【図7】従来の電力ケーブルのシース絶縁部の中心線よ
りも上部を示す断面図である。
りも上部を示す断面図である。
【図8】従来の電力ケーブルのシース回路損失減少方法
の一例であるクロスボンド方式を示す図である。
の一例であるクロスボンド方式を示す図である。
【図9】従来の電力ケーブルのシース回路損失減少方法
の他の例である片端接地方式を示す図である。
の他の例である片端接地方式を示す図である。
1 ケーブル導体 2 ケーブル絶縁体 3 ケーブル外部半導電層 4 金属シース 5 電極 10 絶縁筒 11 シール部材 12 金属ラミネートテープ層 13 吸水テープ層 14a,14b 絶縁テープ層 14c 外側絶縁テープ層
Claims (3)
- 【請求項1】 剥ぎ取られた金属シース間に掛け渡され
て両金属シース端部に取り付けられた電極及び露出した
ケーブル外部半導電層を絶縁被覆してケーブル本体を包
囲すべく取り付けられる透水防止絶縁筒において、上記
電極及び露出したケーブル外部半導電層を被覆して上記
金属シース間に掛け渡され、FRPあるいはエポキシ樹
脂、ポリエチレン樹脂等の絶縁材料により成形された絶
縁筒と、上記金属シースにそれぞれ一端部が接続され、
他端部が上記絶縁筒上に絶縁テープ層を介して互いに絶
縁されて重ね合わされるとともに反対側の金属シース端
部に絶縁テープ層で接続されて積層された金属ラミネー
トテープ層と、これら重ね合わされた金属ラミネートテ
ープ層間に設けられた吸水テープ層と、上記金属ラミネ
ートテープ層上に両金属シース端部より掛け渡されて被
覆積層された外側絶縁テープ層とを備えたことを特徴と
する透水防止絶縁筒。 - 【請求項2】 上記吸水テープ層が吸水ポリマーが添加
されたテープ材から構成された請求項1記載の透水防止
絶縁筒。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載された透水防止絶
縁筒を使用した金属シース付き電力ケーブル用シースイ
ンタラプタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10099518A JPH11299041A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 透水防止絶縁筒及びこれを用いた金属シース付き電力ケーブル用シースインタラプタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10099518A JPH11299041A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 透水防止絶縁筒及びこれを用いた金属シース付き電力ケーブル用シースインタラプタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11299041A true JPH11299041A (ja) | 1999-10-29 |
Family
ID=14249479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10099518A Pending JPH11299041A (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 透水防止絶縁筒及びこれを用いた金属シース付き電力ケーブル用シースインタラプタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11299041A (ja) |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP10099518A patent/JPH11299041A/ja active Pending
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