JPH11299104A - 交流送電システム - Google Patents
交流送電システムInfo
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- JPH11299104A JPH11299104A JP10114388A JP11438898A JPH11299104A JP H11299104 A JPH11299104 A JP H11299104A JP 10114388 A JP10114388 A JP 10114388A JP 11438898 A JP11438898 A JP 11438898A JP H11299104 A JPH11299104 A JP H11299104A
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Abstract
受け、送電可能な有効電力が制限される。 【解決手段】 各変電所SSを結ぶ送電線に直列補償装
置SCGを設置し、送電線の等価的なリアクタンスを調
整して系統全体の送電能力を高める。直列補償装置SC
Gは、送電線に流れている電流に対し、位相が電気角で
ほぼ90°ずれた電圧を発生させるもので、等価的にリ
アクタンスによる電圧降下分を補償する電圧を発生す
る。また、送電線に電気的な振動現象(電力動揺)が発
生した場合には、送電線の電力変動分を検出し、その電
力変動を抑制するように前記直列補償装置SCGの補償
電圧を制御することにより電力動揺をすばやく抑えるこ
とが可能となる。
Description
を利用するもので、送電線のリアクタンスに影響されな
い交流送電システムに関する。
Hzまたは60Hzの交流送電方式であり、一部、系統
間の連携や長距離送電などに、直流送電が使われてい
る。図50は、直流送電と、交流送電の概念を表わすシ
ステム構成図を示す。図中、Gは発電所、SSは変電
所、TR1,TR2はトランス、CNVは交流/直流電
力変換器、INVは直流/交流電力変換器、Ldは直流
リアクトル、Xは交流送電線のリアクタンスをそれぞれ
表わす。
もので、発電所Gで発電された交流電力を交流/直流電
力変換器CNVで、直流に変換する。当該直流電力は、
直流送電線を介して受電側の変電所に送られる。そこ
で、直流/交流電力変換器INVにより、直流電力を再
び交流電力に変換して別の変電所あるいは需要負荷に交
流電力を供給する。
送電するため、送電線のリアクタンスによる電圧降下は
なく、長距離の送電が可能という利点を有する。また、
2つの交流系統が別の周波数であっても連系させること
が可能である。しかし、送電側および受電側にそれぞれ
送電容量を同じ容量の電力変換器が必要になり、また、
新しい直流送電線を建設しなければならず、コストの高
いシステムとなってしまう。
示すもので、変圧器TR1,TR2で自由に電圧を変え
ることができ、交流のまま送電できる利点がある。ま
た、現在の送電線のほとんどが交流送電線であり、それ
らを有効に利用した経済的な電力供給が可能である。し
かし、送電線にリアクタンス分Xがあると、その電圧降
下が問題となり、送電できる有効電力が制限される欠点
がある。
易等価回路を、(b)は位相角θに対する送電電力の関
係を示す。図において、送電端の電圧Vs、受電端の電
圧Vr、その位相差をθ、送電線のリアクタンスをXと
した場合、送電できる有効電力Pは、次式のように表わ
される。
きくなり、送電可能な有効電力が制限されてしまう。
下で運転されているが、系統に電力変動が発生して位相
差θが90°を超えると、いわゆる発電機の脱調現象が
生じ送電できなくなってしまう。更に、送電線のリアク
タンスXが大きい系統では、送電電力の最大値が小さく
少しの電力変動でも位相差θが大きく変動し、系統が不
安定になり易い欠点がある。
よって電圧を自由に変えることができ、既設の送電線を
利用して長距離の交流送電ができれば経済的であり、電
力を供給する側にも、また電力を利用する側にも大きな
メリットがある。しかし、送電線のリアクタンスの影響
を受け、送電可能な有効電力が制限される。
の影響を受けないので、長距離の送電に適していると言
われている。しかしながら、既設の送電線は使用でき
ず、また送電容量分の大容量の電力変換器が必要とな
り、システムコストが非常に高くなる。また、送電の途
中で、負荷に電力を供給しようとする場合、直流を一旦
交流電力に変換する必要があり、そのための電力変換器
が必要になり、これまた不経済なシステムになってしま
う。
効に利用し、リアクタンスによる影響を無くし、送電線
の送電能力を高めて長距離の送電を可能にした交流送電
システムを提供することを目的とする。
め、請求項1に対応する発明は、複数の変電所を介して
送電される電力系統において、当該変電所間の送電線の
等価的なリアクタンスを調整し、電力動揺を抑制するた
めの補償電圧を発生する直列補償装置を前記電力系統に
少なくとも1つ以上具備した交流送電システムである。
交流送電では、既設の送電線を利用し、複数の変電所を
介して長距離送電を行うことが考えられる。各変電所を
結ぶ送電線に複数の直列補償装置を設置し、送電線の等
価的なリアクタンスを調整して系統全体の送電能力を高
める。
に対し、位相が電気角でほぼ90°ずれた電圧を発生さ
せるもので、等価的にリアクタンスによる電圧降下分を
補償する電圧を発生する。直列補償装置から、送電線の
インダクタンス分による電圧降下を完全に打ち消すよう
に補償電圧を発生させれば、送電線の等価リアクタンス
がゼロになる。また、完全にリアクタンスを打ち消さな
くとも、インダクタンス分を低減させることにより、送
電線の送電能力を格段に向上させることができる。
振動現象(電力動揺)が発生した場合でも直列補償装置
から補償電圧を出力することにより、振動現象を抑える
ことができる。すなわち、送電線の電力変動分を検出
し、その電力変動を抑制するように前記直列補償装置の
補償電圧を制御することにより電力動揺をすばやく抑え
ることが可能となる。
距離送電が可能となる。直列補償装置の容量は、送電線
のパーセントリアクタンス%XIで決まり、直流送電シ
ステムの電力変換装置に比較すると、その10〜20%
程度で済み、また、既設の送電線を利用することができ
るので、システムコストが非常に割安となる。
する発明は、請求項1において、前記直列補償装置は、
隣接する送電線のリアクタンスを含めて調整するように
した交流送電システムである。複数の送電線を介して長
距離の交流送電を行う場合、最小の設備で送電能力を上
げる必要がある。1つの直列補償装置で、隣接する送電
線のリアクタンスを補償することにより送電線全体の送
電能力を向上させることができる。これによりシステム
コストの安い交流長距離送電が達成できる。
する発明は、複数の変電所を介して送電される電力系統
において、送電経路の全ての各変電所間を結ぶ送電線の
等価的なリアクタンスがほぼゼロになるように補償電圧
を発生させる直列補償装置を具備した交流送電システム
である。
供給する交流送電システムにおいて、当該送電経路の全
ての等価的なリアクタンスをほぼゼロになるように補償
制御する。これにより、各変電所における電圧の大きさ
と位相が同じになり、発電所から需要家まで、リアクタ
ンスに影響されない交流送電が可能になり、直流送電と
同じ効果が得られる。しかも、既設の交流送電線が利用
でき、かつ、直列補償装置の容量は直流送電の電力変換
器に比較すると、格段に小さくなる。また、送電経路の
各送電線のリアクタンスがほぼゼロにすることにより、
送電可能な電力の最大値が増大し、多少の電力変動に対
しても位相差が動かず安定な電力系統となる。
する発明は、複数の変電所を介して送電される電力系統
において、当該変電所間を結ぶ送電線の中で、送電線の
パーセントリアクタンス%XIが大きいものを選択し、
当該送電線の等価的なリアクタンスを小さくするように
補償電圧を発生させる直列補償装置を具備した交流送電
システムである。
数の変電所を介して長距離送電を行うことが考えられ
る。各変電所を結ぶ送電線の中で送電線のパーセントリ
アクタンス%XIが大きいものを選択して、当該送電線
の等価的なリアクタンスがほぼゼロになるように直列補
償装置により補償電圧を発生させ、系統全体の送電能力
を高める。これにより、複数の変電所を介した効率的な
交流長距離送電が可能となる。
する発明は、複数の変電所を介して送電される電力系統
において、当該変電所間を結ぶ送電線の中で、送電線の
リアクタンスXと当該送電線に流れる電力潮流量Pとの
積が大きいものを選択し、当該送電線の等価的なリアク
タンスを小さくするように補償電圧を発生させる直列補
償装置を具備した交流送電システムである。
数の変電所を介して長距離送電を行うことが考えられ
る。各変電所を結ぶ送電線の中で送電線のリアクタンス
Xと当該送電線に流れる電力潮流量Pとの積が大きいも
のを選択して、当該送電線の等価的なリアクタンスが小
さくなるように直列補償装置により補償電圧を発生さ
せ、系統全体の送電能力を高める。送電線に流れる電力
潮流量Pが大きいものは送電線のリアクタンスXの影響
が大きくなる。故に、PとXの積が大きいものを選択し
て補償するのが効果的である。これにより、複数の変電
所を介した効率的な交流長距離送電が可能となる。
する発明は、請求項1乃至請求項5のいずれかにおい
て、前記直列補償装置は、前記送電線の有効電力と無効
電力の変動分を検知する手段を具備し、当該有効電力変
動分に応じて送電線に流れている電流と直交する成分の
補償電圧を調整し、かつ、前記無効電力変動分に応じて
送電線に流れている電流と同相成分の補償電圧を調整す
ることにより、電力系統の電力動揺を抑えるようにした
交流送電システムである。
れている電流に対しほぼ直交する成分の電圧を発生し、
送電線等価的なリアクタンスを調整する機能があること
は述べた。送電線の地絡事故等がきっかけとなり、系統
に電力動揺が発生する。その場合、送電線の有効電力と
無効電力の変動分を検出し、当該有効電力変動分に応じ
て送電線に流れている電流と直交する成分の補償電圧を
調整し、かつ、前記無効電力変動分に応じて送電線に流
れている電流と同相成分の補償電圧を調整することによ
り、電力系統の電力動揺を抑える。これにより、電力変
動をいち早く抑え、交流長距離送電の安定化を図ること
が可能となる。
する発明は、請求項1乃至請求項6のいずれかにおい
て、前記直列補償装置は、前記送電線の電力潮流量を検
知し、当該電力潮流量に応じて前記送電線の等価的なリ
アクタンスを調整する手段を備えた交流送電システムで
ある。
し、電力潮流量に応じて送電線の等価リアクタンスを調
整し、当該送電線の送電能力を高める。すなわち、電力
潮流量が多いときは送電線の等価リアクタンスを小さく
し、逆に、潮流量が少ないときは等価リアクタンスを大
きくする。この結果、潮流量の大きさに関係なく、送電
側の電圧Vsと受電側の電圧Vrの大きさと、位相差θ
をほぼ一定に保つことができ、安定した系統電圧が得ら
れる。
する発明は、請求項1乃至請求項7のいずれかにおい
て、前記直列補償装置は、前記送電線の地絡事故等によ
り過電流が発生した場合、当該過電流をバイパスさせる
回路を具備した交流送電システムである。
大な電流が送電線に流れる。このとき、直列補償装置に
も過大な電流が流れ、装置を壊してしまう恐れがある。
これを防止するため、直列補償装置に並列にバイパス回
路を設け、設定値以上の電流が流れたことを検知して当
該バイパス回路を介して電流が流れるように制御する。
これにより、事故が発生した場合でも装置を壊すことな
く運転ができる。
する発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかにおい
て、前記直列補償装置は、直列変圧器と、当該変圧器の
2次側に接続された電圧形自励式インバータで構成され
た交流送電システムである。
圧送電となる。直列変圧器の1次巻線は当該送電線に直
列に接続され、2次巻線に電圧形自励式インバータが接
続される。これにより、インバータを高圧送電線から絶
縁することができる。電圧形自励式インバータは、パル
ス幅変調制御(PWM制御)等により、出力電圧の振幅
を調整し、定常的には送電線に流れる電流に対し90°
位相がずれた電圧を発生させる。電力動揺が発生した場
合、インバータの出力電圧の位相と振幅を制御すること
により電力動揺を抑える。
応する発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかにおい
て、前記直列補償装置は、直列コンデンサと、当該直列
コンデンサに直列接続された補償電圧発生装置とからな
る交流送電システムである。直列コンデンサが送電線の
リアクタンスの大部分を打ち消し、補償電圧発生装置の
容量を低減する。補償電圧発生装置は、送電線の等価リ
アクタンスを調整し、送電能力を高め、かつ、系統の電
力動揺を抑制する。
応する発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかにおい
て、前記直列補償装置は、直列コンデンサと、当該直列
コンデンサに並列に接続された補償電流発生装置とから
なる交流送電システムである。
大部分を打ち消し、補償電流発生装置の容量を低減す
る。補償電流発生装置は、直列コンデンサに補償電流を
供給し、当該コンデンサの印加電圧を調整して、送電線
の等価リアクタンスを調整し、送電能力を高め、かつ、
系統の電力動揺を抑制する。この場合、補償電流発生装
置の容量は小さくてすむ。また、送電線に地絡事故等が
発生した場合でも過大な電流のほとんどは、直列コンデ
ンサを介して流れ、補償電流発生装置への影響が小さい
のもこの方式のメリットである。
応する発明は、請求項1乃至請求項8のいずれかにおい
て、前記直列補償装置は、主直列コンデンサと、当該主
直列コンデンサに直列接続された補助直列コンデンサ
と、当該補助直列コンデンサに並列に接続された補償電
流発生装置とからなることを特徴とする交流送電システ
ムである。
の大部分を打ち消し、補償電流発生装置は、補助直列コ
ンデンサに補償電流を供給して当該コンデンサの印加電
圧を調整する。補助直列コンデンサの印加電圧を調整す
ることにより、送電線の等価リアクタンスを調整し、送
電能力を高め、かつ、系統の電力動揺を抑制する。この
場合、補償電流発生装置の容量は極めて小さくて済む。
また、送電線に地絡事故等が発生した場合でも過大な電
流のほとんどは、補助直列コンデンサを介して流れ、補
償電流発生装置への影響が小さいのもこの方式のメリッ
トである。
応する発明は、複数の変電所を介して送電される電力系
統において、各変電所間の送電線のインダクタンス分の
大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に接続された
複数の直列コンデンサと、前記送電線のリアクタンスを
調整し、電力動揺を抑制するため補償電圧を発生する補
償電圧発生装置と、を具備した交流送電システムであ
る。
数の変電所を介して長距離送電を行うことが考えられ
る。各変電所を結ぶ送電線のインダクタンス分の大部分
を複数の直列コンデンサで打ち消し、送電線の等価リア
クタンスを低減させて系統全体の送電能力を高める。ま
た、補償電圧発生装置により送電線のリアクタンスを調
整し、系統の電力動揺を抑える。これにより、複数の変
電所を介した交流長距離送電が可能となる。各送電線の
インダクタンス分を完全に打ち消すように調整すれば、
送電線のリアクタンスに影響されない交流長距離送電が
できる。
応する発明は、複数の変電所を介して送電される電力系
統において、各変電所間の送電線のインダクタンス分の
大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に接続された
複数の直列コンデンサと、当該直列コンデンサのいずれ
かに直列接続され、前記送電線の電力動揺を抑制するた
め補償電圧を発生する補償電圧発生装置と、を具備した
交流送電システムである。
数の変電所を介して長距離送電を行うことが考えられ
る。各変電所を結ぶ送電線のインダクタンス分の大部分
を複数の直列コンデンサで打ち消し、送電線の等価リア
クタンスを低減させて系統全体の送電能力を高める。ま
た、いずれかの直列コンデンサに直列接続された補償電
圧発生装置により送電線のリアクタンスを調整し、系統
の電力動揺を抑える。このとき、当該送電線のリアクタ
ンスは直列コンデンサで補償されるので、補償電圧発生
装置の容量は小さくて済む利点がある。これにより、経
済的で安定した交流長距離送電が可能となる。各送電線
のインダクタンス分を完全に打ち消すように調整すれ
ば、送電線のリアクタンスに影響されない交流長距離送
電ができる。
応する発明は、請求項13および請求項14において、
前記複数の直列コンデンサおよび補償電圧発生装置は、
前記送電線の地絡事故などにより過電流が発生した場
合、当該過電流をバイパスさせる回路を具備した交流送
電システムである。
線のリアクタンスを小さくした分だけ過電流も大きくな
る。そこで、いち早く直列コンデンサを短絡し、送電線
のリアクタンスを大きくする。そのために、過電流を検
知し、あるレベル以上になったらバイパス回路を介して
電流を流す。これにより、過電流の増大を抑え、直列コ
ンデンサや補償電圧発生装置を保護する。過電流が無く
なった時点で、まず、補償電圧発生装置のバイパス回路
を開放して電力動揺を抑える。その後、順次直列コンデ
ンサのバイパス回路を開放し、通常の交流長距離送電に
移行させる。
応する発明は、複数の変電所を介して送電される電力系
統において、各変電所間の送電線のインダクタンス分の
大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に接続された
複数の直列コンデンサと、当該直列コンデンサのいずれ
かに並列接続され、前記送電線の電力動揺を抑制するた
め補償電流を発生する補償電流発生装置と、を具備した
交流送電システムである。
数の変電所を介して長距離送電を行うことが考えられ
る。各変電所を結ぶ送電線のインダクタンス分の大部分
を複数の直列コンデンサで打ち消し、当該直列コンデン
サのいずれかに並列接続された補償電流発生装置により
系統の電力動揺を抑え、送電線の等価リアクタンスを低
減させて系統全体の送電能力を高める。これにより、複
数の変電所を介した交流長距離送電が可能となる。各送
電線のインダクタンス分を完全に打ち消すように調整す
れば、送電線のリアクタンスに影響されない交流長距離
送電ができる。
応する発明は、請求項16において、前記複数の直列コ
ンデンサは、前記送電線の地絡事故等により過電流が発
生した場合、当該過電流をバイパスさせる回路を具備し
た交流送電システムである。
線のリアクタンスを小さくした分だけ過電流も大きくな
る。そこで、いち早く直列コンデンサを短絡し、送電線
のリアクタンスを大きくする。そのために、過電流を検
知し、あるレベル以上になったらバイパス回路を介して
電流を流す。これにより、過電流の増大を抑え、直列コ
ンデンサや補償電流発生装置を保護する。過電流が無く
なった時点で、まず、補償電流発生装置に並列接続され
ている直列コンデンサのバイパス回路を開放して電力動
揺を抑える。その後、順次他の直列コンデンサのバイパ
ス回路を開放し、通常の交流長距離送電に移行させる。
応する発明は、複数の変電所を介して送電される電力系
統において、各変電所間の送電線のインダクタンス分の
大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に接続された
複数の主直列コンデンサと、当該主直列コンデンサのい
ずれかに直列に接続された補助直列コンデンサと、当該
補助直列コンデンサに並列に接続された補償電流発生装
置と、を具備した交流送電システムである。
数の変電所を介して長距離送電を行うことが考えられ
る。各変電所を結ぶ送電線のインダクタンス分の大部分
を複数の主直列コンデンサで打ち消し、当該主直列コン
デンサのいずれかに補助直列コンデンサを直列に接続す
る。補償電流発生装置は補助直列コンデンサに補償電流
を供給し、当該補助直列コンデンサの印加電圧を調整す
る。これにより系統の電力動揺を抑え、送電線の等価リ
アクタンスを低減させて系統全体の送電能力を高め、複
数の変電所を介した交流長距離送電が可能となる。この
場合、補償電流発生装置の容量は小さくて済む。各送電
線のインダクタンス分を完全に打ち消すように調整すれ
ば、送電線のリアクタンスに影響されない交流長距離送
電ができる。
応する発明は、請求項18において、前記複数の主直列
コンデンサおよび補助直列コンデンサは、前記送電線の
地絡事故等により過電流が発生した場合、当該過電流を
バイパスさせる回路を具備した交流送電システムであ
る。
線のリアクタンスを小さくした分だけ過電流も大きくな
る。そこで、いち早く直列コンデンサを短絡し、送電線
のリアクタンスを大きくする。そのために、過電流を検
知し、あるレベル以上になったらバイパス回路を介して
電流を流す。これにより、過電流の増大を抑え、直列コ
ンデンサや補償電流発生装置を保護する。過電流が無く
なった時点で、まず、補償電流発生装置に並列接続され
ている補助直列コンデンサのバイパス回路を開放して電
力動揺を抑える。その後、順次他の主直列コンデンサの
バイパス回路を開放し、通常の交流長距離送電に移行さ
せる。
応する発明は、長距離の交流送電線と、当該送電線の等
価的なリアクタンスを調整するため補償電圧を発生する
直列補償装置と、前記送電線に流れる無効電流または高
調波電流を補償する無効電力補償装置と、を具備した交
流送電システムである。
相角でほぼ90°ずれた補償電圧を発生するもので、送
電線の等価的なリアクタンスを調整し、電力動揺を抑制
する。一方、送電線には、電線間あるいは電線と対地間
に浮遊のキャパシタンスがあり、長距離送電では当該浮
遊キャパシタンスを介して大きな無効電流が流れること
になる。この無効電流が大きくなると、送電線の電流容
量に影響を与え、やはり、長距離交流送電ができなくな
る。無効電力補償装置は、この送電線に流れる無効電流
や高調波電流を補償するもので、上記直列補償装置と合
わさって、送電線の送電能力を高め、交流長距離送電を
達成する。
応する発明は、長距離の交流送電線と、当該送電線の等
価的なインダクタンスがほぼゼロになるように補償電圧
を発生する直列補償装置と、前記送電線の浮遊キャパシ
タンスに流れる無効電流または高調波電流を補償する無
効電力補償装置と、を具備した交流送電システムであ
る。
相角でほぼ90°ずれた補償電圧を発生するもので、等
価的なリアクタンスがほぼゼロになるようにする。ま
た、電力動揺が発生した場合それを抑制するように作用
し、系統の安定化を図る。
電流や高調波電流を無効電力補償装置により補償する。
この結果、送電側の電流と受電側の電流がほぼ等しくな
り、直列補償装置から出力する定常的な補償電圧は送電
線に流れる電流と90°位相がずれた成分を発生させれ
ばよくなる。故に、直列補償装置としては、定常的には
無効電力を発生することになり、エネルギー蓄積要素の
容量は小さくて済む。なお、電力動揺を抑制する場合に
は過渡的に補償電圧の位相が変化し、そのときにだけ有
効電力が出入りするが時間的には短い。
補償装置と合わさって、送電線の送電能力を高め、交流
長距離送電を達成する。
応する発明は、請求項20または請求項21において、
前記直列補償装置は、前記送電線の電力変動分を検知
し、当該電力変動を抑制する電力動揺抑制手段を備えた
交流送電システムである。
点を開放した後でも電力動揺が発生し、発電機の脱調現
象などを引き起こす。送電線の電力変動分を検出し、そ
の変動を抑えるように直列補償装置から補償電圧を発生
させる。これにより、交流送電システムの系統の安定化
が図れる。
応する発明は、請求項20乃至請求項22のいずれかに
おいて、前記直列補償装置は、前記送電線の地絡事故等
により過電流が発生した場合、当該過電流をバイパスさ
せる回路を具備した交流送電システムである。
線のリアクタンスを小さくした分だけ過電流も大きくな
る。そこで、いち早く直列補償装置を短絡し、送電線の
リアクタンスを大きくする。そのために、過電流を検知
し、あるレベル以上になったらバイパス回路を介して電
流を流す。これにより、過電流の増大を抑え、直列補償
装置を保護する。過電流が無くなった時点で、直列補償
装置のバイパス回路を開放して電力動揺を抑える。
応する発明は、請求項20乃至請求項23のいずれかに
おいて、前記直列補償装置または前記無効電力補償装置
は、前記送電線に複数個所に分割して配置した交流送電
システムである。
ンスは一個所に集中してあるわけではなく、分布定数と
して存在する。直列補償装置や無効電力補償装置を分割
し、複数個所に分散して配置することにより、よりきめ
細かに補償することができる。また、送電線の電圧分布
も均一になり、送電設備の耐圧を下げることができる。
インダクタンスによる電圧降下により、送電端の電圧位
相に対し、受電端の電圧位相が大きくずれる。特に長距
離送電では、送電線の途中で、位相が90°を超えてし
まうことがある。すると、その点で送電できる最大電力
が決定され、受電端に設置された直列補償装置が機能し
なくなる。それを解決するため、直列補償装置を前記送
電線の複数個所に分割して配置する。それにより、送電
線のすべての個所で、送電端電圧位相に対する位相差が
90°を超えることが無くなり、長距離の交流送電が達
成できる。
応する発明は、長距離の交流送電線と、当該送電線のイ
ンダクタンス分の大部分を打ち消すため当該送電線に直
列に接続された直列コンデンサと、当該直列コンデンサ
に直列に接続された補償電圧発生装置と、前記送電線の
浮遊キャパシタンスに流れる無効電流または高調波電流
を補償する無効電力補償装置と、を具備した交流送電シ
ステムである。
大部分を打ち消すことにより、ほぼリアクタンスゼロの
送電を達成する。補償電圧発生装置は、その出力電圧を
調整することにより、系統の安定化と、送電線のリアク
タンスの調整を行う。
に浮遊のキャパシタンスがあり、長距離送電では当該浮
遊キャパシタンスを介して大きな無効電流が流れること
になる。この無効電流が大きくなると、送電線の電流容
量に影響を与え、やはり、長距離交流送電ができなくな
る。無効電力補償装置は、この送電線の浮遊キャパシタ
ンスに流れる無効電流や高調波電流を補償するもので、
上記直列補償装置と合わさって、交流長距離送電を達成
する。
る無効電流を無効電力補償装置により補償することによ
り、送電側の電流と受電側の電流がほぼ等しくなり、送
電線のインダクタンスの電圧降下と直列コンデンサの電
圧降下が丁度打ち消す位相となる。その分補償電圧発生
装置の容量が低減され、経済的なシステムを提供でき
る。さらに、補償電圧発生装置から出力する定常的な補
償電圧は送電線に流れる電流と90°位相がずれた成分
を発生させればよく、定常的には無効電力を供給するこ
とになり、エネルギー蓄積要素の容量は小さくて済む。
応する発明は、請求項25において、前記直列コンデン
サおよび前記補償電圧発生装置は、前記送電線の地絡事
故等により過電流が発生した場合、当該過電流をバイパ
スさせる回路を具備した交流送電システムである。
線のリアクタンスを小さくした分だけ過電流も大きくな
る。そこで、いち早く直列コンデンサを短絡し、送電線
のリアクタンスを大きくする。そのために、過電流を検
知し、あるレベル以上になったらバイパス回路を介して
電流を流す。これにより、過電流の増大を抑え、直列コ
ンデンサや補償電圧発生装置を保護する。過電流が無く
なった時点で、まず、補償電圧発生装置のバイパス回路
を開放して電力動揺を抑える。その後、順次他の直列コ
ンデンサのバイパス回路を開放し、通常の交流長距離送
電に移行させる。
応する発明は、請求項25または請求項26において、
前記補償電圧発生装置は、前記送電線の電力変動分を検
知し、当該電力変動を抑制する電力動揺抑制手段を備え
た交流送電システムである。
力変動を抑えるように補償電圧発生装置からの出力電圧
を制御する。これにより、発電機を含めた軸ねじれ振動
や、送電線のインダクタンスと直列コンデンサとの間で
発生する共振現象を抑えることが可能となる。
応する発明は、請求項25または請求項26において、
前記直列コンデンサまたは無効電力補償装置は、前記送
電線に複数個所に分割して配置した交流送電システムで
ある。
ンスは一個所に集中してあるわけではなく、分布定数と
して存在する。直列コンデンサや無効電力補償装置を分
割し、複数個所に分散して配置することにより、よりき
め細かに補償することができる。また、送電線の電圧分
布も均一になり、送電設備の耐圧を下げることができ
る。
クタンスによる電圧降下により、送電端の電圧位相に対
し、受電端の電圧位相が大きくずれる。特に長距離送電
では、送電線の途中で、位相が90°を超えてしまうこ
とがある。すると、その点で送電できる最大電力が決定
され、受電端に設置された直列コンデンサが機能しなく
なる。それを解決するため、直列コンデンサを前記送電
線の複数個所に分割して配置する。それにより、送電線
のすべての個所で、送電端電圧位相に対する位相差が9
0°を超えることが無くなり、長距離の交流送電が達成
できる。
応する発明は、長距離の交流送電線と、当該送電線のイ
ンダクタンス分の大部分を打ち消すため、当該送電線に
直列に接続された直列コンデンサと、当該直列コンデン
サに並列に接続された補償電流発生装置と、前記送電線
の浮遊キャパシタンスに流れる無効電流または高調波電
流を補償する無効電力補償装置と、を具備した交流送電
システムである。
ンスの大部分を打ち消す。補償電流発生装置は直列コン
デンサに補償電流を供給し、当該コンデンサの印加電圧
を変えることにより、送電線の等価的なリアクタンスを
調整し、送電線の電力動揺を抑制する。
に浮遊のキャパシタンスがあり、長距離送電では当該浮
遊キャパシタンスを介して大きな無効電流が流れること
になる。この無効電流が大きくなると、送電線の電流容
量に影響を与え、やはり、長距離交流送電ができなくな
る。無効電力補償装置は、この送電線の浮遊キャパシタ
ンスに流れる無効電流を補償するもので、上記直列コン
デンサおよび補償電流発生装置と合わさって、系統の安
定化と、送電能力の向上を図り、長距離の交流送電を達
成する。
る無効電流を無効電力補償装置により補償することによ
り、送電側の電流と受電側の電流がほぼ等しくなり、送
電線のインダクタンスの電圧降下と直列コンデンサの電
圧降下が丁度打ち消す位相となる。その結果、補償電流
発生装置の容量が低減され、経済的なシステムを提供で
きる。
応する発明は、請求項29において、前記直列コンデン
サは、前記送電線の地絡事故等により過電流が発生した
場合、当該過電流をバイパスさせる回路を具備した交流
送電システムである。
線のリアクタンスを小さくした分だけ過電流も大きくな
る。そこで、いち早く直列コンデンサを短絡し、送電線
のリアクタンスを大きくする。そのために、過電流を検
知し、あるレベル以上になったらバイパス回路を介して
電流を流す。これにより、過電流の増大を抑え、直列コ
ンデンサや補償電流発生装置を保護する。過電流が無く
なった時点で、バイパス回路を開放して電力動揺を抑
え、通常の交流長距離送電に移行させる。
応する発明は、長距離の交流送電線と、当該送電線のイ
ンダクタンス分の大部分を打ち消すため、当該送電線に
直列に接続された主直列コンデンサと、当該主直列コン
デンサに直列に接続された補助直列コンデンサと、当該
補助直列コンデンサに並列に接続された補償電流発生装
置と、前記送電線の浮遊キャパシタンスに流れる無効電
流または高調波電流を補償する無効電力補償装置と、を
具備した交流送電システムである。
タンスの大部分を打ち消す。補償電流発生装置は補助直
列コンデンサに補償電流を供給し、当該補助コンデンサ
の印加電圧を変えることにより、送電線の等価的なリア
クタンスを調整する。並列補償装置は送電線に流れる無
効電流や高調波電流を補償するもので、前記主直列コン
デンサや前記補助直列コンデンサおよび前記補償電流発
生装置と合わさって、系統の安定化と、送電能力の向上
を図り、長距離の交流送電を達成する。
応する発明は、請求項31において、前記主直列コンデ
ンサおよび補助直列コンデンサは、前記送電線の地絡事
故等により過電流が発生した場合、当該過電流をバイパ
スさせる回路を具備した交流送電システムである。
線のリアクタンスを小さくした分だけ過電流も大きくな
る。そこで、いち早く主直列コンデンサおよび補助直列
コンデンサを短絡し、送電線のリアクタンスを大きくす
る。そのために、過電流を検知し、あるレベル以上にな
ったらバイパス回路を介して電流を流す。これにより、
過電流の増大を抑え、前記主直列コンデンサまたは補助
直列コンデンサや補償電流発生装置を保護する。過電流
が無くなった時点で、まず、補助直列コンデンサのバイ
パス回路を開放して電力動揺を抑え、その後、主直列コ
ンデンサのバイパス回路を開放して通常の交流長距離送
電に移行させる。
応する発明は、請求項31または請求項32において、
前記主直列コンデンサまたは無効電力補償装置は、前記
送電線に複数個所に分割して配置した交流送電システム
である。
ンスは一個所に集中してあるわけではなく、分布定数と
して存在する。主直列コンデンサまたは並列補償装置を
分割し、複数個所に分散して配置することにより、より
きめ細かに補償することができる。また、送電線の電圧
分布も均一になり、送電設備の耐圧を下げることができ
る。
インダクタンスによる電圧降下により、送電端の電圧位
相に対し、受電端の電圧位相が大きくずれる。特に長距
離送電では、送電線の途中で、位相が90°を超えてし
まうことがある。すると、その点で送電できる最大電力
が決定され、受電端に設置された直列補償装置が機能し
なくなる。それを解決するため、主直列コンデンサを前
記送電線の複数個所に分割して配置する。それにより、
送電線のすべての個所で、送電端電圧位相に対する位相
差が90°を超えることが無くなり、長距離の交流送電
が達成できる。
応する発明は、請求項29乃至請求項33のいずれかに
おいて、前記補償電流発生装置は、前記送電線の電力変
動分を検知し、当該電力変動を抑制する手段を備えた交
流送電システムである。
力変動を抑えるように補償電流発生装置からの出力電流
を調整し、直列コンデンサまたは補助直列コンデンサの
印加電圧を制御する。これにより、発電機を含めた軸ね
じれ振動や、送電線のインダクタンスと直列コンデンサ
との間で発生する共振現象を抑えることが可能となる。
て図面を参照して説明する。図1は、請求項1に関係す
るもので、本発明の交流送電システムの第1の実施の形
態を示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜
SS5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、
SCG1とSCG2は直列補償装置を、X1〜X4は送
電線のリアクタンスをそれぞれ示す。発電所Gで発電さ
れた電力は複数の変電所SS1→SS2→SS4→SS
5を介して、大口消費地である負荷LOAD4まで長距
離送電される。
ンスX2を打ち消すような補償電圧を発生し、等価的な
リアクタンスを小さくすることにより、その区間の送電
能力を向上させる。同様に、直列補償装置SCG2は送
電線のリアクタンスX3を打ち消すような補償電圧を発
生し、等価的なリアクタンスを小さくすることによりそ
の区間の送電能力を向上させる。また、送電線の電力動
揺が発生した場合、それを抑制するように直列補償装置
から電圧を発生し、電力動揺を抑える。
装置の実施の形態を示す構成図である。図中、UVWは
3相交流送電線、Lは送電線のインダクタンス分、Tr
は直列トランス、VSIは電圧形PWM制御インバー
タ、Edは直流電圧源、CTは電流検出器、PTは電圧
検出器、DPDは電力検出器,DPCNTは電力変動抑
制制御回路、AVRは電圧制御回路、PWMCはパルス
幅変調(PWM)制御回路をそれぞれ示す。
線に直列接続され、2次側にパルス幅変調制御(PWM
制御)の電圧形インバータVSIが接続されている。電
圧形インバータVSIは3相ブリッジ結線され、PWM
制御により電圧指令値Vorに比例した交流電圧Voを
発生させる。S1〜S6はGTO等の自己消弧素子で、
各素子には逆並列にダイオードが接続されている。定常
的には、この補償電圧Voは送電線に流れている電流I
と直交する成分を発生させ、送電線の等価的なリアクタ
ンスを調整する。Vobはその指令値で、この値を調整
することにより送電線のリアクタンスXをほぼゼロにな
るように調整することもできる。
次のように抑制制御される。すなわち、電流検出器CT
と電圧検出器PTで、送電線の3相交流電圧・電流を検
出し、それを用いて有効電力Pと無効電力Qを求める。
電力動揺があると、このPとQが変化するので、その変
動分ΔPとΔQを取り出して次の電力変動抑制制御回路
DPCNTに与える。有効分ΔPに応じて送電線に流れ
ている電流Iと直交する成分の補償電圧Voqを調整
し、また、無効分ΔQに応じて電流Iと同相成分(又は
逆相成分)の補償電圧Vopを調整する。図中、Voa
はその合成補償電圧指令を示す。電力動揺が発生する
と、ΔPとΔQに応じて補償電圧Voaが変化し、電力
動揺を抑える。
いが、ここでは、自前で直流電圧源を作っている。すな
わち、直流電圧源として、直流平滑コンデンサを用意
し、その電圧Edが一定になるように制御している。ま
ず、直流指令値Edrと直流電圧検出値Edを比較し、
その偏差を直流電圧制御回路AVRで増幅する。AVR
の出力信号Vo1は送電線に流れている電流Iに対し同
相成分(または逆相成分)の補償電圧指令を与えること
により、直流電圧Edを制御している。
流ベクトル図を用いて説明する。図3は、図1のシステ
ムの定常動作を説明するための送電線の等価回路と、電
圧電流のベクトル図を示すものである。(a)は直列補
償装置なしの等価回路、(b)は(a)の等価回路の電
圧電流ベクトル図、(c)は直列補償装置を入れた場合
の等価回路、(d)は(c)の等価回路の電圧電流ベク
トル図を示す。
の電圧、Lは送電線のインダクタンス、Iは電流、Vo
は補償電圧、ωは電源角周波数である。なお、送電線の
抵抗分は十分小さいとして無視している。
図で、電流Iが流れることにより、jωL・Iの電圧降
下が生じ、送電電圧VsとVrの位相差θが大きくな
る。電流Iを大きくしていくと、位相差θが大きくな
り、それが90°を超えるとそれ以上有効電力Pを送れ
なくなる。発電機でいうと、同期速度を保てなくなって
脱調を引き起こす。長距離の送電線ではこのインダクタ
ンスLが大きく、すぐにその限界に達してしまう。
償装置を入れた場合のベクトル図を示すもので、流れて
いる電流Iに対し、ほぼ直交する成分の補償電圧Voを
発生させることにより、送電線のインダクタンスLによ
る電圧降下jωL・Iを打ち消し、送電線の等価的なリ
アクタンスを小さくすることができる。この結果、送電
電圧Vsと受電電圧Vrの位相差θが縮まり、送電能力
を向上させることができる。Vo=−jωL・Iとすれ
ば、等価リアクタンスX=0の送電が可能となる。この
場合、VrとVsを一致させることができる。ゼロリア
クタンス送電では、電流Iが増加してもVsとVrの位
相差θは動かず、電力動揺にも強い系統になる。ただ
し、図2の直列補償装置では、送電線の電流Iに比例し
て補償電圧Voを大きくする必要がある。
のシステムの電力動揺抑制動作を説明するための送電線
の等価回路と、電圧電流ベクトル図を示す。図中の記号
は、図3の記号に準ずる。図4(b)は、定常状態の電
圧電流ベクトル図を示すもので、Vo=−jωL・Iの
補償電圧を発生し、等価的なリアクタンスXは、ほぼゼ
ロとなっている。
電圧位相が変化し、電力動揺が発生した場合の動作ベク
トル図を示す。すなわち、送電電圧VsがVs' のよう
に変化した場合、差電圧Vs' −Vrが発生し、電流I
はI' のように増加しようとする。受電側で電力変動分
を検出すると、Vrと同相の電流成分ΔIpが有効電流
成分の増加分で、これを抑えるように電流Iと直交する
補償電圧ΔVoqを元の電圧Voと逆方向に発生させ
る。また、Vrと直交する電流成分ΔIqが無効電流成
分の増加分で、これを抑えるように電流Iと逆相の補償
電圧ΔVopを発生させる。これにより、補償電圧Vo
はVo' のように変化する。結果として、送電線のLに
印加される電圧jωL・Iは、差電圧Vs' −Vr−V
o' となり、前の値と同じになって、電流Iは元の電流
に戻る。すなわち、Vs(あるいはVr)の変化に応じ
て、補償電圧Voが調整され、電力動揺を抑制すること
ができる。
説明するための送電線の等価回路と、電圧電流ベクトル
図を示す。図中の記号は、図3の記号に準ずる。図5
(b)は、ある定常状態の電圧電流ベクトル図を示す。
図2の装置において、直流電圧Edが指令値Edrより
小さくなった場合、偏差εは正の値となり、Vo1rを
増加させる。図5(c)は、そのときのベクトル図を示
すもので、指令値Vo1rによって電流Iと同相成分の
補償電圧Vopを発生させる。この結果、I×Vopに
比例した有効電力が電圧形インバータVSIに供給さ
れ、直流電圧Edを増加させる。逆に、Edr<Edと
なった場合、Vopの向きが反転して有効電力がインバ
ータVSIから送電線に放出され、直流電圧Edが減少
する。このようにして、電圧形インバータの直流電圧源
を自前で確保することができる。もちろん、別電源を持
ってきて電圧形インバータを構成してもよい。
明の交流長距離送電システムの第2の実施の形態を示す
構成図と、電圧電流ベクトル図を示す。図中、LOAD
は負荷、V1〜V4は各変電所における電圧、X1〜X
3は送電線のリアクタンス、Voは直列補償装置の発生
電圧、Iは送電電流を表わす。
償装置はリアクタンスX2の電圧降下jX2・Iを打ち
消すように補償電圧Voを発生している。故に、V2と
V3が等しくなり、電流Iが流れることにより、電圧V
1に対し、V2=V3が少し遅れ、さらにV4が少し遅
れる。
補償装置から、補償電圧Vo=−j(X1+X2)・I
を発生させることにより、V1=V3としている。この
場合X1=X3とすると、V2=V4となり、V1=V
3より少し遅れた電圧ベクトルとなって、4つ変電所の
電圧のバラツキが緩和される。
償電圧をVo=−(X1+X2+X3)・Iとしたもの
で、V1=V4とすることができる。このとき、V3の
ベクトルは少し進み、V2の電圧ベクトルは少し遅れる
ことになる。
タンスを含めて補償することも可能となり、必要最小限
の直列補償装置を設けることにより、送電能力を向上さ
せることができる。
明の交流長距離送電システムの第3の実施の形態を示す
構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜SS5は
変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、SCG1
〜SCG4は直列補償装置を、X1〜X4は送電線のリ
アクタンスをそれぞれ示す。
う場合、その送電経路に当たる送電線全てに直列補償装
置SCG1〜SCG4を設置する。これにより、当該送
電経路の等価的なリアクタンスをほぼゼロにすることが
可能となり、従来問題となっていたリアクタンスの影響
を完全に無くすことができ、直流送電と等価な送電が可
能となる。しかも、設置する直列補償装置の容量は、直
流送電の変換器容量の10%程度で済み、経済的なシス
テムとすることができる。
力を引き出すことは非常に困難であるが、本発明の交流
長距離送電システムでは、途中の変電所から自由に電力
を取り出したり、あるいは、他の発電所から電力を授受
することも可能である。
能力が格段に向上し、電力外乱に対して強い系統とする
ことができ、仮に、外乱が入って、電力動揺が起きても
いち早くその動揺を抑えることができる。
明の交流長距離送電システムの第4の実施の形態を示す
構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜SS5は
変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、SCG1
とSCG2は直列補償装置を、%XI1〜%XI5は送
電線のパーセントリアクタンスをそれぞれ示す。
タンスが、%XI3>%XI1>%XI2>%XI5>
%XI4の関係にあった場合、まず、直列補償装置SC
G1で%XI3を補償するように設置し、次に、直列補
償装置SCG2で%XI1を補償するように設置したも
のである。発電所Gから大口需要地LOAD4まで長距
離送電する場合、送電経路のパーセントリアクタンスの
大きいものをまず補償することにより、全体のリアクタ
ンスによる電圧降下が小さくなり、送電能力が大幅に向
上する。また、必要最小限の補償装置で最大の効果をあ
げることが可能となる。
明の交流長距離送電システムの第5の実施の形態を示す
構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜SS5は
変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、SCG1
とSCG2は直列補償装置を、X1〜X5は各送電線の
リアクタンスを、P1〜P5は各送電線に流れる電力を
それぞれ示す。
距離送電する場合、各送電線のリアクタンスと、そこに
流れる電力の積をとり、その値の大きいものを選択し
て、直列補償装置を設置する。図9において、P3・X
3>P1・X1>P2・X2>P5・X5>P4・X4
であった場合、まず、送電線X3のリアクタンスを小さ
くするように直列補償装置SCG1を設置し、次に、送
電線X1のリアクタンスを小さくするように直列補償装
置SCG2を設置する。これにより、電力潮流量Pが大
きく、送電線リアクタンスXが大きい送電線の送電能力
が向上し、送電経路全体として大幅に送電能力を向上さ
せることができる。また、必要最小限の直列補償装置を
設置すればよく、経済的な交流長距離送電を実現でき
る。
発明の直列補償装置の制御方式の実施の形態を示す構成
図である。図中、UVWは3相交流送電線、Lは送電線
のインダクタンス分、Trは直列トランス、VSIは電
圧形PWM制御インバータ、Edは直流電圧源、CTは
電流検出器、PTは電圧検出器、PDは電力検出器,F
Xは関数発生器、VREFは補償電圧設定器、VCNT
は電圧制御回路をそれぞれ示す。
線に直列接続され、2次側にパルス幅変調制御(PWM
制御)の電圧形インバータVSIが接続されている。
線され、電圧制御回路VCNTにより指令値Vobに比
例した交流電圧Voを発生させる。S1〜S6はGTO
等の自己消弧素子で、各素子には逆並列にダイオードが
接続されている。定常的には、この補償電圧Voは送電
線に流れている電流Iと直交する成分を発生させ、送電
線の等価的なリアクタンスを調整する。
り検出された電圧と電流を用いて有効電力Pを求める。
関数発生器FXは、当該有効電力Pに対する送電線の等
価リアクタンス設定値Xrの関係を与えるもので、例え
ば、図11に示すような特性を持つ。
し、等価リアクタンス指令Xrを実線のように変化させ
る。すなわち、有効電力Pが小さいときは、等価リアク
タンス指令Xrを大きく設定し、有効電力Pが大きくな
るに従って設定値Xrを小さくしていく。
クタンス設定値Xrに応じて、直列補償装置から出力す
る補償電圧Voの指令値Vobを求める。例えば、電流
をI、送電線のリアクタンスをXLとした場合、電圧指
令値Vobは、Vob=(XL−Xr)・Iのように与
えられる。この結果、補償後の送電線の等価リアクタン
スは、
致させることができる。
応じて送電線の等価リアクタンスXrを変えることによ
り、電力潮流量に影響されない送電線を作ることができ
る。この結果、潮流量の大きさに関係なく、送電側の電
圧と受電側の電圧の大きさと、位相差をほぼ一定に保つ
ことができ、安定した系統電圧が得られる。
令値Vobと同じもので、電力動揺抑制信号Voa等と
加算されて実際の補償電圧指令値Vorが与えられる。
図11において、破線は有効電力Pの絶対値に応じて段
階的に等価リアクタンス設定値Xrを変えたもので、X
rの設定数を減らすことができ、簡便な方式でしかも実
線の方式とほぼ同様の効果を得ることができる。
するもので、本発明の直列補償装置の別の実施の形態を
示す構成図である。図中、UVWは3相交流送電線、L
は送電線のインダクタンス分、Trは直列トランス、V
SIは電圧形PWM制御インバータ、Edは直流電圧
源、SWu,SWv,SWwはバイパス回路、OCTは
過電流検出器をそれぞれ示す。
続された2個のサイリスタで構成され、直列トランスT
rの1次側に並列接続されている。V相およびW相のバ
イパス回路も同様に構成されている。
場合、過電流検出器OCTがそれを検知して、まず、電
圧形インバータVSIの出力電圧をゼロになるように制
御する。次に、前記バイパス回路SWu,SWv,SW
wのサイリスタに点弧信号を与え、送電線に流れている
過電流をバイパス回路に流す。このようにして、送電線
の等価リアクタンスを増やして電流の増加を抑え、か
つ、直列補償装置を過電流から保護することができる。
また、過電流が収まった時点で、バイパス回路を開放
し、直列補償装置を動作させていち早く電力動揺を抑え
ることができる。なお、バイパス回路は直列トランスの
2次側に設置しても同様の効果が得られる。
本発明の交流長距離送電システムの第6の実施の形態を
示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜SS
5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C1
とC2は直列コンデンサを、CVG1とCVG2は補償
電圧発生装置を、X1〜X4は送電線のリアクタンスを
それぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
VG1は送電線のリアクタンスX2を打ち消すような補
償電圧を発生し、等価的なリアクタンスを小さくするこ
とによりその区間の送電能力を向上させる。同様に、直
列コンデンサC2と補償電圧発生装置CVG2は送電線
のリアクタンスX3を打ち消すような補償電圧を発生
し、等価的なリアクタンスを小さくすることによりその
区間の送電能力を向上させる。また、送電線の電力動揺
が発生した場合、それを抑制するように補償電圧発生装
置CVG1およびCVG2から補償電圧を発生し、電力
動揺を抑える。すなわち、直列コンデンサC1と補償電
圧発生装置CVG1によって第1の直列補償装置を構成
し、また、直列コンデンサC2と補償電圧発生装置CV
G2によって第2の直列補償装置を構成している。
補償装置の実施の形態を示す構成図である。図中、UV
Wは3相交流送電線、Lは送電線のインダクタンス分、
CAPは直列コンデンサ、Trは直列トランス、VSI
は電圧形PWM制御インバータ、Edは直流電圧源、S
Wu,SWv,SWwはバイパス回路、OCTは過電流
検出器をそれぞれ示す。
クタンス分Lを打ち消すように作用する。また、補償電
圧発生装置は、直列トランスTrと、電圧形自励式イン
バータVSIで構成され、送電線のリアクタンスを調整
し、かつ、送電線の電力動揺を抑制制御する。電圧形イ
ンバータVSIは、図2に示した方式に比較すると、よ
り小さい容量で済む。故に、より経済的な交流長距離送
電を達成できる。
送電線に過電流が流れた場合、導通状態に制御され、当
該過電流を流す。これにより、前記補償電圧発生装置を
過電流から保護する。
するための送電線の等価回路と、電圧電流ベクトル図を
示す。図中、Vsは送電側の電圧、Vrは受電側の電
圧、Lは送電線のインダクタンス、CAPは直列コンデ
ンサ、Iは電流、Voは補償電圧、ωは電源角周波数で
ある。なお、送電線の抵抗分は十分小さいとして無視し
ている。
補償装置なしの送電線の等価回路と、電圧電流ベクトル
図、また、(c)と(d)は、直列補償装置を入れた場
合の送電線の等価回路と、電圧電流ベクトル図を示す。
線に電流Iが流れることにより、jωL・Iの電圧降下
が発生し、送電側電圧Vsと受電側電圧Vrとの間に位
相差θが出る。また、電流Iが電圧Vrより遅れていた
場合、電圧Vrは電圧Vsより小さくなる。
Iが流れることにより、送電線のインダクタンスLには
jωL・Iの電圧降下が発生し、直列コンデンサCAP
にはI/(jωC)の電圧降下が発生する。両者は打ち
消す方向に働き、送電線の等価リアクタンスは減少す
る。さらに、補償電圧発生装置から補償電圧Voを発生
することにより、送電側電圧Vsと受電側電圧Vrの差
は、図示のように小さくなり、その位相差θも小さくな
る。また、電圧Vrと電圧Vsの大きさもほぼ同じにな
る。
圧発生装置から補償電圧を発生し、当該動揺を抑制す
る。このシステムでは、補償電圧発生装置から発生する
電圧は小さくて済み、そこに用いられる電力変換器(電
圧形自励式インバータ等)の容量を小さくできる。
本発明の交流長距離送電システムの第7の実施の形態を
示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜SS
5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C1
とC2は直列コンデンサを、CIG1とCIG2は補償
電流発生装置を、X1〜X4は送電線のリアクタンスを
それぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
IG1は送電線のリアクタンスX2を打ち消すような補
償電圧を発生し、等価的なリアクタンスを小さくするこ
とによりその区間の送電能力を向上させる。同様に、直
列コンデンサC2と補償電流発生装置CIG2は送電線
のリアクタンスX3を打ち消すような補償電圧を発生
し、等価的なリアクタンスを小さくすることによりその
区間の送電能力を向上させる。また、送電線の電力動揺
が発生した場合、それを抑制するように補償電流発生装
置CIG1およびCIG2から補償電流を発生し、電力
動揺を抑える。すなわち、直列コンデンサC1と補償電
流発生装置CIG1によって第1の直列補償装置を構成
し、また、直列コンデンサC2と補償電流発生装置CI
G2によって第2の直列補償装置を構成している。
補償装置の実施の形態を示す構成図である。図中、UV
Wは3相交流送電線、Lは送電線のインダクタンス分、
CAPは直列コンデンサ、Trは直列トランス、CSI
は電流形PWM制御インバータ、DCLは直流電流源、
Cfはフィルタコンデンサ、CTは電流検出器、PTは
電圧検出器、DPDは電力検出回路、DPCNTは電力
変動抑制回路、ACRは電流制御回路、PWMCはPM
W制御回路をそれぞれ示す。
クタンス分Lを打ち消すように作用する。また、補償電
流発生装置は、直列トランスTrと、電流形自励式イン
バータCSIで構成され、送電線のリアクタンスを調整
し、かつ、送電線の電力動揺を抑制制御する。
コンデンサCAPに並列接続され、2次側にパルス幅変
調制御(PWM制御)の電流形インバータCSIが接続
されている。
等の自己消弧素子S1〜S6で構成され、3相ブリッジ
結線されている。当該電流形インバータCSIは、PW
M制御により電流指令値Icrに比例した交流電流Ic
を直列コンデンサCAPに供給する。フィルタコンデン
サCfは、PWM制御に伴って発生する高調波電流を吸
収する。直列コンデンサCAPの印加電圧Voは、送電
線に流れる電流Iと上記補償電流Icの和電流によって
決定され、直列補償装置としての補償電圧となる。定常
的には、この補償電圧Voは送電線に流れている電流I
と直交する成分を発生させ、送電線の等価的なリアクタ
ンスを調整する。
電流の指令値で、この値を調整することにより送電線の
リアクタンスXをほぼゼロになるように調整することも
できる。一方、送電線に電力動揺が発生した場合、次の
ように抑制制御される。
Tで、送電線の3相交流電圧・電流を検出し、それを用
いて有効電力Pと無効電力Qを求める。電力動揺がある
と、このPとQが変化するので、その変動分ΔPとΔQ
を取り出して次の電力変動抑制制御回路DPCNTに与
える。有効分ΔPに応じて送電線に流れている電流Iと
同相成分(または逆相成分)の補償電流(無効分)Ic
qを調整し、また、無効分ΔQに応じて電流Iと直交す
る成分の補償電流(有効分)Icpを調整する。図中、
Icaはその合成補償電圧指令を示す。電力動揺が発生
すると、ΔPとΔQに応じて補償電圧Icaが変化し、
電力動揺を抑える。
いが、ここでは、自前で直流電流源を作っている。すな
わち、直流電流源として、直流リアクトルDCLを用意
し、その電流Idが一定になるように制御している。ま
ず、直流指令値Idrと直流電流検出値Idを比較し、
その偏差を直流電流制御回路ACRで増幅する。ACR
の出力信号Ic1rは送電線に流れている電流Iに対し
直交する成分(直列コンデンサCAPに印加される電圧
Voに対しては同相または逆相成分:有効分)の補償電
流指令を与えることにより、直流電流Idを制御してい
る。
するための送電線の等価回路と電圧電流ベクトル図を示
す。図中、Vsは送電側の電圧、Vrは受電側の電圧、
Lは送電線のインダクタンス、CAPは直列コンデン
サ、Iは送電電流、Voは直列コンデンサCAPの印加
電圧(補償電圧)、Icは補償電流、ωは電源角周波数
である。なお、送電線の抵抗分は十分小さいとして無視
している。
Iが流れることにより、送電線のインダクタンスLには
jωL・Iの電圧降下が発生する。また、補償電流発生
装置から送電電流Iと同相成分の補償電流Icを直列コ
ンデンサCAPに供給することにより、当該直列コンデ
ンサCAPには、Vo=(I+Ic)/(jωC)の電
圧が印加される。両者は打ち消す方向に働き、送電線の
等価リアクタンスは減少する。Vo=−jωL・Iとな
るように補償電流Icを調整すれば、送電線の等価リア
クタンスXをほぼゼロにすることができ、図18(b)
のベクトル図のように、送電側電圧Vsと受電側電圧V
rを一致させることができる。
流発生装置から補償電流Icを発生し、当該動揺を抑制
する。このシステムでは、送電電流Iは直列コンデンサ
CAPを通って流れ、当該直列コンデンサCAPによっ
て送電線のインダクタンスLの大部分を打ち消すように
すれば、補償電流発生装置から発生する定常的な電流I
cは小さくて済み、そこに用いられる電力変換器(電流
形自励式インバータ等)の容量を小さくできる。
流れた場合でも、そのほとんどは直列コンデンサを介し
て流れるため、補償電流発生装置への影響は少ない。
図16のシステムの直列補償装置の別の実施の形態を示
す構成図である。図中、UVWは3相交流送電線、Lは
送電線のインダクタンス分、CAPは直列コンデンサ、
Trは直列トランス、LCIは他励式インバータ、DC
Lは直流電流源、CTは電流検出器、PTは電圧検出
器、DPDは電力検出回路、DPCNTは電力変動抑制
回路、Kは比例要素、ACRは電流制御回路、PHCは
位相制御回路をそれぞれ示す。
クタンス分Lを打ち消すように作用する。また、補償電
流発生装置は、直列トランスTrと、他励式インバータ
LCIで構成され、送電線のリアクタンスを調整し、か
つ、送電線の電力動揺を抑制制御する。
コンデンサCAPに並列接続され、2次側に他励式イン
バータLCIが接続されている。
タS1〜S6で構成され、3相ブリッジ結線されてい
る。当該他励式インバータLCIは、直列コンデンサC
APの印加電圧を利用して自然転流するもので、直流電
流Idの大きさを調整することにより必要な補償電流I
cを直列コンデンサCAPに供給する。なお、図19で
は、補償電流Icの向きを逆にしているため、直列コン
デンサCAPの印加電圧Voは、送電線に流れる電流I
と上記補償電流Icの差電流によって決定され、直列補
償装置としての補償電圧となる。定常的には、この補償
電圧Voは送電線に流れている電流Iと直交する成分を
発生させ、送電線の等価的なリアクタンスを調整する。
電流の指令値で、この値を調整することにより送電線の
リアクタンスXをほぼゼロになるように調整することも
できる。
いが、ここでは、自前で直流電流源を作っている。すな
わち、直流電流源として、直流リアクトルDCLを用意
し、その電流Idが一定になるように制御している。ま
ず、直流指令値Idrと直流電圧検出値Idを比較し、
その偏差を直流電流制御回路ACRで増幅する。ACR
の出力信号v*は他励式インバータの位相制御入力信号
となり、サイリスタの点弧制御角αを制御する。位相角
αは、直列コンデンサCAPの印加電圧Voに対する補
償電流Icの遅れ角となる。
Iの直流電圧Vdはゼロとなる。Idr>Idのとき、
v*>0となり、位相角α<90°となって、LCIの
直流電圧Vdは正となり、直流リアクトルDCLに流れ
る電流Idを増加させる。
り、α>90°となって、LCIの直流電圧Vdは負と
なり、直流リアクトルDCLに流れる電流Idを減少さ
せる。このようにして、直流リアクトルDCLに流れる
電流Idを制御することができる。直流電流Idを増加
させれば、それに比例して補償電流Icの大きさを変え
ることができる。
cは直列コンデンサCAPの印加電圧Voに対してほぼ
90°遅れた電流となる。従って、Icは送電電流Iと
逆相となり、直列コンデンサCAPの印加電圧は、Vo
=(I−Ic)/(jωC)で、Icを増やせばVoは
大きくなる。
次のように抑制制御される。すなわち、電流検出器CT
と電圧検出器PTで、送電線の3相交流電圧・電流を検
出し、それを用いて有効電力Pと無効電力Qを求める。
電力動揺があると、このPとQが変化するので、その変
動分ΔPとΔQを取り出して次の電力変動抑制制御回路
DPCNTに与える。有効分ΔPに応じて直流電流指令
Idrを調整し、また、無効分ΔQに応じて位相制御入
力信号v*を調整する。電力動揺が発生すると、ΔPと
ΔQに応じて補償電流Icの大きさと位相角αを変化さ
せ、電力動揺を抑えることができる。なお、図19で
は、有効電力変動分ΔPに応じて直流電流指令Idrだ
けを調整した場合を示している。
説明するための送電線の等価回路と、電圧電流ベクトル
図を示す。
スLによる電圧降下jωL・Iが発生し、かつ、直列コ
ンデンサCAPにも、I/(jωC)の電圧が加わる。
この電圧は上記インダクタンスLの電圧降下分を打ち消
す方向に働き、送電線の等価的なリアクタンスを低減さ
せる。他励式インバータLCIは、直列コンデンサCA
Pの印加電圧Voに対し、常に遅れの電流Icをとり、
定常的にはIcはVoに対し、90°遅れとなってい
る。故に、補償電流Icの向きを図19の方向に定めた
場合、Icと送電電流Iは同相となる。従って、補償電
流Icを流すことにより、直列コンデンサCAPに流れ
る電流I−Icは増加し、その印加電圧(補償電圧)V
oも増加する。
図16のシステムの直列補償装置のさらに別の実施の形
態を示す構成図である。
線のインダクタンス分、CAPは直列コンデンサ、Tr
は直列トランス、Lfはフィルタリアクトル、VSIは
電流制御形インバータ、Edは直流電圧源、CTとCT
cは電流検出器、PTは電圧検出器、DPDは電力検出
器,DPCNTは電力変動抑制制御回路、AVRは電圧
制御回路、ACRは電流制御回路、PWMCはパルス幅
変調(PWM)制御回路をそれぞれ示す。
コンデンサCAPに並列接続され、2次側にフィルタリ
アクトルLfを介して、パルス幅変調制御(PWM制
御)の電流制御形インバータVSIが接続されている。
の自己消弧素子S1〜S6と、各素子に逆並列に接続さ
れたダイオードで構成され、3相ブリッジ結線されてい
る。当該電流制御形インバータVSIは、電流指令値I
crと、フィルタリアクトルLfに流れる電流Icの検
出値を比較し、フィードバック制御する。インバータの
出力電流Icは、直列コンデンサCAPに供給され、当
該直列コンデンサCAPの印加電圧Voを制御する。
送電線に流れる電流Iと上記補償電流Icの和電流によ
って決定され、直列補償装置としての補償電圧となる。
定常的には、この補償電圧Voは送電線に流れている電
流Iと直交する成分を発生させ、送電線の等価的なリア
クタンスを調整する。
電流の指令値で、この値を調整することにより送電線の
リアクタンスXをほぼゼロになるように調整することも
できる。一方、送電線に電力動揺が発生した場合、次の
ように抑制制御される。
Tで、送電線の3相交流電圧・電流を検出し、それを用
いて有効電力Pと無効電力Qを求める。電力動揺がある
と、このPとQが変化するので、その変動分ΔPとΔQ
を取り出して次の電力変動抑制制御回路DPCNTに与
える。有効分ΔPに応じて送電線に流れている電流Iと
同相成分(または逆相成分)の補償電流圧Icqを調整
し、また、無効分ΔQに応じて電流Iと直交する成分の
補償電流Icpを調整する。図中、Icaはその合成補
償電圧指令を示す。電力動揺が発生すると、ΔPとΔQ
に応じて補償電圧Icaが変化し、電力動揺を抑える。
いが、ここでは、自前で直流電圧源を作っている。すな
わち、直流電圧源として、直流平滑コンデンサCdを用
意し、その印加電圧Edが一定になるように制御してい
る。まず、直流電圧指令値Edrと直流電圧検出値Ed
を比較し、その偏差を直流電圧制御回路AVRで増幅す
る。AVRの出力信号Ic1rは送電線に流れている電
流Iに対し直交する成分(直列コンデンサCAPに印加
される電圧Voに対しては同相または逆相成分)の補償
電流指令を与えることにより、直流電圧Edを制御して
いる。
置のさらにまた別の実施の形態を示す構成図である。図
中、UVWは3相交流送電線、Lは送電線のインダクタ
ンス分、Trは直列トランス、CAPは直列コンデン
サ、Lfはフィルタリアクトル、VSIは電流制御形イ
ンバータ、Edは直流電圧源、SWu,SWv,SWw
はサイリスタスイッチで構成されるバイパス回路、OC
Tは過電流検出回路をそれぞれ示す。
線に直列接続され、2次側に直列コンデンサCAPが接
続されている。また、当該直列コンデンサCAPに、フ
ィルタリアクトルLfを介して、パルス幅変調制御(P
WM制御)の電流制御形インバータVSIが接続されて
いる。
の自己消弧素子S1〜S6と、各素子に逆並列に接続さ
れたダイオードで構成され、3相ブリッジ結線されてい
る。当該電流制御形インバータVSIは、フィルタリア
クトルLfに流れる電流Icを検出し、電流指令値Ic
rに一致するようにフィードバック制御する。インバー
タの出力電流Icは、直列コンデンサCAPに供給さ
れ、当該直列コンデンサCAPの印加電圧Voを制御す
る。
送電線に流れる電流Iと上記補償電流Icの和電流によ
って決定され、直列補償装置としての補償電圧となる。
定常的には、この補償電圧Voは送電線に流れている電
流Iと直交する成分を発生させ、送電線の等価的なリア
クタンスを調整する。U相のバイパス回路SWuは、逆
並列に接続された2個のサイリスタで構成され、直列ト
ランスTrの1次側に並列接続されている。V相および
W相のバイパス回路も同様に構成されている。
場合、過電流検出器OCTがそれを検知して、前記バイ
パス回路SWu,SWv,SWwのサイリスタに点弧信
号を与え、送電線に流れている過電流をバイパス回路に
流す。このようにして、送電線の等価リアクタンスを増
やして電流の増加を抑え、かつ、直列補償装置を過電流
から保護することができる。
回路を開放し、直列補償装置を動作させていち早く電力
動揺を抑えることができる。なお、バイパス回路は直列
トランスの2次側に設置しても同様の効果が得られる。
本発明の交流長距離送電システムの第8の実施の形態を
示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜SS
5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C1
とC2は主直列コンデンサを、Ca1とCa2は補助直
列コンデンサを、CIG1とCIG2は補償電流発生装
置を、X1〜X4は送電線のリアクタンスをそれぞれ示
す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
デンサCa1および補償電流発生装置CIG1は送電線
のリアクタンスX2を打ち消すような補償電圧を発生
し、等価的なリアクタンスを小さくすることによりその
区間の送電能力を向上させる。同様に、主直列コンデン
サC2と、補助直列コンデンサCa2および補償電流発
生装置CIG2は送電線のリアクタンスX3を打ち消す
ような補償電圧を発生し、等価的なリアクタンスを小さ
くすることによりその区間の送電能力を向上させる。
それを抑制するように補償電流発生装置CIG1および
CIG2から補償電流を発生し、電力動揺を抑える。す
なわち、主直列コンデンサC1と、補助直列コンデンサ
Ca1および補償電流発生装置CIG1によって第1の
直列補償装置を構成し、また、主直列コンデンサC2と
補助直列コンデンサCa2および補償電流発生装置CI
G2によって第2の直列補償装置を構成している。
置の実施の形態を示す構成図である。図中、UVWは3
相交流送電線、Lは送電線のインダクタンス分、CAP
は主直列コンデンサ、CAPaは補助直列コンデンサ、
Trは直列トランス、Lfはフィルタリアクトル、VS
Iは電流制御形インバータ、Edは直流電圧源、CTは
電流検出器、PTは電圧検出器、DPDは電力検出器,
DPCNTは電力変動抑制制御回路、AVRは電圧制御
回路、ACRは電流制御回路、PWMCはパルス幅変調
(PWM)制御回路をそれぞれ示す。
直列コンデンサCAPaに並列接続され、その2次側に
フィルタリアクトルLfを介して、パルス幅変調制御
(PWM制御)の電流制御形インバータVSIが接続さ
れている。
の自己消弧素子S1〜S6と、各素子に逆並列に接続さ
れたダイオードで構成され、3相ブリッジ結線されてい
る。当該電流制御形インバータVSIは、電流指令値I
crと、フィルタリアクトルLfに流れる電流Icの検
出値を比較し、フィードバック制御する。インバータの
出力電流Icは、補助直列コンデンサCAPaに供給さ
れ、当該補助直列コンデンサCAPaの印加電圧Voを
制御する。
oは、送電線に流れる電流Iと上記補償電流Icの和電
流によって決定され、直列補償装置としての補償電圧と
なる。定常的には、この補償電圧Voは送電線に流れて
いる電流Iと直交する成分を発生させ、送電線の等価的
なリアクタンスを調整する。
電流Iが流れることにより、送電線のインダクタンスL
の電圧降下を打ち消す電圧が発生し、送電線の等価的な
リアクタンスXを減少させる働きをする。
電流の指令値で、この値を調整することにより、主直列
コンデンサCAPと合わせて、送電線の等価的なリアク
タンスXをほぼゼロになるように調整することもでき
る。一方、送電線に電力動揺が発生した場合、次のよう
に抑制制御される。
Tで、送電線の3相交流電圧・電流を検出し、それを用
いて有効電力Pと無効電力Qを求める。電力動揺がある
と、このPとQが変化するので、その変動分ΔPとΔQ
を取り出して次の電力変動抑制制御回路DPCNTに与
える。有効分ΔPに応じて送電線に流れている電流Iと
同相成分(または逆相成分)の補償電流圧Icqを調整
し、また、無効分ΔQに応じて電流Iと直交する成分の
補償電流Icpを調整する。図中、Icaはその合成補
償電圧指令を示す。電力動揺が発生すると、ΔPとΔQ
に応じて補償電圧Icaが変化し、電力動揺を抑える。
いが、ここでは、自前で直流電圧源を作っている。すな
わち、直流電圧源として、直流平滑コンデンサCdを用
意し、その印加電圧Edが一定になるように制御してい
る。まず、直流電圧指令値Edrと直流電圧検出値Ed
を比較し、その偏差を直流電圧制御回路AVRで増幅す
る。AVRの出力信号Ic1rは送電線に流れている電
流Iに対し直交する成分(補助直列コンデンサCAPa
に印加される電圧Voに対しては同相または逆相成分)
の補償電流指令を与えることにより、直流電圧Edを制
御している。
するための送電線の等価回路と、電圧電流ベクトル図を
示す。図中、Vsは送電側の電圧、Vrは受電側の電
圧、Lは送電線のインダクタンス、CAPは主直列コン
デンサ、CAPaは補助直列コンデンサ、Iは送電電
流、Voは補助直列コンデンサCAPaの印加電圧(補
償電圧)、Icは補償電流、ωは電源角周波数である。
なお、送電線の抵抗分は十分小さいとして無視してい
る。
Iが流れることにより、送電線のインダクタンスLには
jωL・Iの電圧降下が発生する。また、主直列コンデ
ンサCAPには、電流Iによって、I/(jωC)の電
圧が発生する。両者は打ち消す方向に働き、送電線の等
価リアクタンスは減少する。さらに、補償電流発生装置
から送電電流Iと同相成分の補償電流Icを補助直列コ
ンデンサCAPaに供給することにより、当該補助直列
コンデンサCAPaには、Vo=(I+Ic)/(jω
Ca)の電圧が印加される。
Iとなるように前記補償電流Icを調整すれば、送電線
の等価リアクタンスXをほぼゼロにすることができ、図
25(b)のベクトル図のように、送電側電圧Vsと受
電側電圧Vrを一致させることができる。送電線に電力
動揺が発生した場合、補償電流発生装置から補償電流I
cを発生し、当該動揺を抑制する。
ンデンサCAPを通って流れ、当該主直列コンデンサC
APによって送電線のインダクタンスLの大部分を打ち
消すようにすれば、補償電流発生装置から発生する定常
的な電流Icは小さくて済み、そこに用いられる電力変
換器(電流形自励式インバータ等)の容量を小さくでき
る。
流れた場合でも、そのほとんどは補助直列コンデンサC
APaを介して流れるため、補償電流発生装置への影響
は少ない。
置の別の実施の形態を示す構成図である。図中、UVW
は3相交流送電線、Lは送電線のインダクタンス分、C
APは主直列コンデンサ、CAPaは補助直列コンデン
サ、Trは直列トランス、LCIは他励式インバータ、
DCLは直流電流源、CTは電流検出器、PTは電圧検
出器、DPDは電力検出回路、DPCNTは電力変動抑
制回路、Kは比例要素、ACRは電流制御回路、PHC
は位相制御回路をそれぞれ示す。
ンデンサCAPaは、送電線のインダクタンス分Lを打
ち消すように作用する。また、直列トランスTrは、そ
の1次巻線が補助直列コンデンサCAPaに並列接続さ
れ、2次側には他励式インバータが接続されている。補
償電流発生装置は、直列トランスTrと、他励式インバ
ータLCIで構成され、送電線のリアクタンスを調整
し、かつ、送電線の電力動揺を抑制制御する。
タS1〜S6で構成され、3相ブリッジ結線されてい
る。当該他励式インバータLCIは、補助直列コンデン
サCAPaの印加電圧を利用して自然転流するもので、
直流電流Idの大きさを調整することにより必要な補償
電流Icを補助直列コンデンサCAPaに供給する。補
償電流の向きを図26の方向に定めると、補助直列コン
デンサCAPaの印加電圧Voは、送電線に流れる電流
Iと上記補償電流Icの差電流によって決定される。定
常的には、この補償電圧Voは送電線に流れている電流
Iと直交する成分を発生させ、送電線の等価的なリアク
タンスを調整する。
電流の指令値で、この値を調整することにより、主直列
コンデンサCAPと合わせて、送電線のリアクタンスX
をほぼゼロになるように調整することもできる。
いが、ここでは、自前で直流電流源を作っている。すな
わち、直流電流源として、直流リアクトルDCLを用意
し、その電流Idが一定になるように制御している。ま
ず、直流指令値Idrと直流電圧検出値Idを比較し、
その偏差を直流電流制御回路ACRで増幅する。ACR
の出力信号v*は他励式インバータの位相制御入力信号
となり、サイリスタの点弧制御角αを制御する。位相角
αは、補助直列コンデンサCAPaの印加電圧Voに対
する補償電流Icの遅れ角となる。
Iの直流電圧Vdはゼロとなる。Idr>Idのとき、
v*>0となり、位相角α<90°となって、LCIの
直流電圧Vdは正となり、直流リアクトルDCLに流れ
る電流Idを増加させる。
り、α>90°となって、LCIの直流電圧Vdは負と
なり、直流リアクトルDCLに流れる電流Idを減少さ
せる。このようにして、直流リアクトルDCLに流れる
電流Idを制御することができる。直流電流Icを増加
させれば、それに比例して補償電流Icの大きさを変え
ることができる。
cは補助直列コンデンサCAPaの印加電圧Voに対し
てほぼ90°遅れた電流となる。ゆえに、IcはIと逆
相となり、補助直列コンデンサCAPaの印加電圧Vo
は、(I−Ic)に比例し、Icを大きくすれば、Vo
は増加する。一方、送電線に電力動揺が発生した場合、
次のように抑制制御される。
Tで、送電線の3相交流電圧・電流を検出し、それを用
いて有効電力Pと無効電力Qを求める。電力動揺がある
と、このPとQが変化するので、その変動分ΔPとΔQ
を取り出して次の電力変動抑制制御回路DPCNTに与
える。有効分ΔPに応じて直流電流指令Idrを調整
し、また、無効分ΔQに応じて位相制御入力信号v*を
調整する。電力動揺が発生すると、ΔPとΔQに応じて
補償電流Icの大きさと位相角αを変化させ、電力動揺
を抑えることができる。なお、図26では、ΔPに応じ
てIdrを調整する場合を示している。
ンデンサCAPを通って流れ、当該主直列コンデンサC
APによって送電線のインダクタンスLの大部分を打ち
消すようにすれば、補償電流発生装置から発生する定常
的な電流Icは小さくて済み、そこに用いられる電力変
換器の容量を小さくできる。
流れた場合でも、そのほとんどは補助直列コンデンサC
APaを介して流れるため、補償電流発生装置への影響
は少ない。
本発明の交流長距離送電システムの第9の実施の形態を
示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜SS
5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C
1,C3,C4は直列コンデンサ、CVG2は補償電圧
発生装置を、X1〜X4は送電線のリアクタンスをそれ
ぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
S1間の送電線のリアクタンスX1を補償し、直列コン
デンサC3は変電所SS2と変電所SS4間の送電線の
リアクタンスX3を補償し、さらに、直列コンデンサC
4は変電所SS4と変電所SS5間の送電線のリアクタ
ンスを補償するようにその値が選ばれる。また、補償電
圧発生装置CVG2は、変電所SS1とSS2間のリア
クタンスX2を補償する電圧を発生し、かつ、送電経路
全体の電力動揺を抑制制御する。これにより、複数の変
電所を介した長距離の送電経路全体の等価リアクタンス
を低減し、送電能力を向上させ、かつ、電力系統の安定
化を図ることができる。
するための系統の等価回路図と、電圧電流ベクトル図を
示す。図中、Iは送電電流、V1〜V4は各変電所にお
ける電圧、X1〜X3は各送電線のリアクタンス、C1
とC3は直列コンデンサ、Voは補償電圧発生装置の出
力電圧、LOADは負荷、ωは電源の角周波数を表わし
ている。
アクタンスがほぼゼロになるように補償したもので、各
変電所の電圧V1〜V4を一致させることができる。す
なわち、変電所V1とV2の間の送電線では、直列コン
デンサC1によって、送電線のリアクタンスX1を補償
する。すなわち、送電線の電流をIとした場合、
V1とV2を一致させることができる。
は、補償電圧装置の補償電圧Voによって送電線のリア
クタンスX2を補償する。すなわち、送電線の電流をI
とした場合、
3を一致させることができる。
は、直列コンデンサC3によって、送電線のリアクタン
スX3を補償する。すなわち、送電線の電流をIとした
場合、
V3とV4を一致させることができる。
図に示すように各変電所の電圧を、V1=V2=V3=
V4となるようにすることができる。交流長距離送電シ
ステムにおいて、すべての送電線のリアクタンスを直列
コンデンサだけで補償しようとすると、LC共振により
系統が不安定になってしまう。系統の安定化を図るた
め、補償電圧発生装置が機能する。補償電圧発生装置を
必要最小限の数だけ設置することにより、システムコス
トを安くすることができ、より経済的な交流長距離送電
システムを提供することが可能となる。
本発明の交流長距離送電システムの第10の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜S
S5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C
1,C3,C4は直列コンデンサ、CVG2は補償電圧
発生装置を、SW1〜SW4はバイパス回路を、X1〜
X4は送電線のリアクタンスをそれぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
S1間の送電線のリアクタンスX1を補償し、直列コン
デンサC3は変電所SS2と変電所SS4間の送電線の
リアクタンスX3を補償し、さらに、直列コンデンサC
4は変電所SS4と変電所SS5間の送電線のリアクタ
ンスX4を補償するようにその値が選ばれる。また、補
償電圧発生装置CVG2は、変電所SS1とSS2間の
リアクタンスX2を補償する電圧を発生し、かつ、送電
経路全体の電力動揺を抑制制御する。
の送電経路全体の等価リアクタンスを低減し、送電能力
を向上させ、かつ、電力系統の安定化を図ることができ
る。
た場合、直列コンデンサC1,C3,C4のバイパス回
路SW1,SW3,SW4と、補償電圧発生装置CVG
2のバイパス回路SW2を閉じて、過電流がバイパス回
路SW1〜SW4に流れるようにする。これにより、送
電線のリアクタンスは元の値X1〜X4にもどり、過電
流が増大するのを防止できる。また、直列コンデンサ
や、補償電圧発生装置への過電流を防止でき、システム
の信頼性を高めることができる。
本発明の交流長距離送電システムの第11の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜S
S5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C
1,C2,C3,C4は直列コンデンサ、CVG2は補
償電圧発生装置を、X1〜X4は送電線のリアクタンス
をそれぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
S1間の送電線のリアクタンスX1を補償し、直列コン
デンサC3は変電所SS2と変電所SS4間の送電線の
リアクタンスX3を補償し、さらに、直列コンデンサC
4は変電所SS4と変電所SS5間の送電線のリアクタ
ンスX4を補償するようにその値が選ばれる。また、直
列コンデンサC2と補償電圧発生装置CVG2は、変電
所SS1とSS2間のリアクタンスX2を補償する電圧
を発生し、かつ、送電経路全体の電力動揺を抑制制御す
る。
ゼロになるようにした場合、次のように補償する。ま
ず、発電所Gと変電所SS1の間の送電線では、直列コ
ンデンサC1によって、送電線のリアクタンスX1を補
償する。すなわち、送電線の電流をIとした場合、
発電所Gの電圧と変電所SS1の電圧をほぼ一致させる
ことができる。
送電線では、直列コンデンサC2と補償電圧発生装置C
VG2によって、送電線のリアクタンスX2を補償す
る。すなわち、送電線の電流をIとした場合、
める。これで、変電所SS1の電圧と変電所SS2の電
圧をほぼ一致させることができる。
では、直列コンデンサC3によって、送電線のリアクタ
ンスX3を補償する。すなわち、送電線の電流をIとし
た場合、
変電所SS2の電圧と変電所SS4の電圧をほぼ一致さ
せることができる。
では、直列コンデンサC4によって、送電線のリアクタ
ンスX4を補償する。すなわち、送電線の電流をIとし
た場合、
変電所SS4の電圧と変電所SS5の電圧をほぼ一致さ
せることができる。
の送電経路全体の等価リアクタンスを低減し、送電能力
を向上させ、かつ、電力系統の安定化を図ることができ
る。
の送電線のリアクタンスを直列コンデンサだけで補償し
ようとすると、LC共振により系統が不安定になってし
まう。系統の安定化を図るため、補償電圧発生装置が機
能する。補償電圧発生装置を必要最小限の数だけ設置す
ることにより、システムコストを安くすることができ、
より経済的な交流長距離送電システムを提供することが
可能となる。また、補償電圧発生装置の容量は、直列コ
ンデンサC2が送電線のリアクタンスX2の大部分を打
ち消すようにすれば、補償電圧発生装置から発生する定
常的な電流は小さくて済み、小さくすることができる。
コンデンサおよび補償電圧発生装置に、バイパス回路を
設置し、送電線の地絡事故等により過電流が発生した場
合、当該バイパス回路を介して過電流を流す。これによ
り、送電線のリアクタンスは元の値にもどり、過電流が
増大するのを防止できる。また、直列コンデンサや、補
償電圧発生装置への過電流を防止でき、システムの信頼
性を高めることができる。
本発明の交流長距離送電システムの第12の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜S
S5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C
1,C2,C3,C4は直列コンデンサ、CIGは補償
電流発生装置を、X1〜X4は送電線のリアクタンスを
それぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
S1間の送電線のリアクタンスX1を補償し、直列コン
デンサC2は変電所SS1と変電所SS2間の送電線の
リアクタンスX2を補償し、さらに、直列コンデンサC
4は変電所SS4と変電所SS5間の送電線のリアクタ
ンスX4を補償するようにその値が選ばれる。また、直
列コンデンサC3と補償電流発生装置CIVは、変電所
SS2と変電所SS4間のリアクタンスX3を補償する
電圧を発生し、かつ、送電経路全体の電力動揺を抑制制
御する。
ゼロになるようにした場合、次のように補償する。ま
ず、発電所Gと変電所SS1の間の送電線では、直列コ
ンデンサC1によって、送電線のリアクタンスX1を補
償する。すなわち、送電線の電流をIとした場合、
発電所Gの電圧と変電所SS1の電圧をほぼ一致させる
ことができる。
では、直列コンデンサC2によって、送電線のリアクタ
ンスX2を補償する。すなわち、送電線の電流をIとし
た場合、
変電所SS1の電圧と変電所SS2の電圧をほぼ一致さ
せることができる。
送電線では、直列コンデンサC3と補償電流発生装置C
IGによって、送電線のリアクタンスX3を補償する。
すなわち、送電線の電流をI、補償電流発生装置CIG
からの補償電流をIcとした場合、
める。これで、変電所SS2の電圧と変電所SS4の電
圧をほぼ一致させることができる。
では、直列コンデンサC4によって、送電線のリアクタ
ンスX4を補償する。すなわち、送電線の電流をIとし
た場合、
変電所SS4の電圧と変電所SS5の電圧をほぼ一致さ
せることができる。
の送電経路全体の等価リアクタンスを低減し、送電能力
を向上させ、かつ、電力系統の安定化を図ることができ
る。交流長距離送電システムにおいて、すべての送電線
のリアクタンスを直列コンデンサだけで補償しようとす
ると、LC共振により系統が不安定になってしまう。系
統の安定化を図るため、補償電流発生装置が機能する。
補償電流発生装置を必要最小限の数だけ設置することに
より、システムコストを安くすることができ、より経済
的な交流長距離送電システムを提供することが可能とな
る。
本発明の交流長距離送電システムの第13の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜S
S5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C
1,C2,C3,C4は直列コンデンサを、CIGは補
償電流発生装置を、SW1〜SW4はバイパス回路を、
X1〜X4は送電線のリアクタンスをそれぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
S1間の送電線のリアクタンスX1を補償し、直列コン
デンサC2は変電所SS1と変電所SS2間の送電線の
リアクタンスX2を補償し、さらに、直列コンデンサC
4は変電所SS4と変電所SS5間の送電線のリアクタ
ンスX4を補償するようにその値が選ばれる。また、直
列コンデンサC3と補償電流発生装置CIVは、変電所
SS2と変電所SS4間のリアクタンスX3を補償する
電圧を発生し、かつ、送電経路全体の電力動揺を抑制制
御する。
の送電経路全体の等価リアクタンスを低減し、送電能力
を向上させ、かつ、電力系統の安定化を図ることができ
る。
た場合、直列コンデンサC1,C2,C3,C4のバイ
パス回路SW1,SW2,SW3,SW4を閉じて、過
電流がバイパス回路SW1〜SW4に流れるようにす
る。これにより、送電線のリアクタンスは元の値X1〜
X4にもどり、過電流が増大するのを防止できる。ま
た、直列コンデンサや、補償電流発生装置への過電流を
防止でき、システムの信頼性を高めることができる。
本発明の交流長距離送電システムの第14の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜S
S5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C
1,C2,C3,C4は主直列コンデンサ、Ca2は補
助直列コンデンサ、CIGは補償電流発生装置を、X1
〜X4は送電線のリアクタンスをそれぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
SS1間の送電線のリアクタンスX1を補償し、主直列
コンデンサC2と補助直列コンデンサCa2および補償
電流発生装置CIGは変電所SS1と変電所SS2間の
送電線のリアクタンスX2を補償し、主直列コンデンサ
C3は変電所SS2と変電所SS4間のリアクタンスX
3を補償し、さらに、主直列コンデンサC4は変電所S
S4と変電所SS5間の送電線のリアクタンスX4を補
償するようにその値が選ばれる。また、補助直列コンデ
ンサCa2と補償電流発生装置CIVは、送電経路全体
の電力動揺を抑制制御する。
ゼロになるようにした場合、次のように補償する。ま
ず、発電所Gと変電所SS1の間の送電線では、主直列
コンデンサC1によって、送電線のリアクタンスX1を
補償する。すなわち、送電線の電流をIとした場合、
発電所Gの電圧と変電所SS1の電圧をほぼ一致させる
ことができる。
送電線では、主直列コンデンサC2と補助直列コンデン
サCa2と補償電流発生装置CIGによって、送電線の
リアクタンスX2を補償する。すなわち、送電線の電流
をI、補償電流発生装置CIGからの補償電流をIcと
した場合、
a2)=−jX2・I となるように主直列コンデンサC2の容量と補助直列コ
ンデンサCa2の容量および補償電流Icを決める。こ
れで、変電所SS1の電圧と変電所SS2の電圧をほぼ
一致させることができる。
では、主直列コンデンサC3によって、送電線のリアク
タンスX3を補償する。すなわち、送電線の電流をIと
した場合、
れで、変電所SS2の電圧と変電所SS4の電圧をほぼ
一致させることができる。
では、主直列コンデンサC4によって、送電線のリアク
タンスX4を補償する。すなわち、送電線の電流をIと
した場合、
れで、変電所SS4の電圧と変電所SS5の電圧をほぼ
一致させることができる。これにより、複数の変電所を
介した長距離の送電経路全体の等価リアクタンスを低減
し、送電能力を向上させ、かつ、電力系統の安定化を図
ることができる。
の送電線のリアクタンスを主直列コンデンサだけで補償
しようとすると、LC共振により系統が不安定になって
しまう。系統の安定化を図るため、補助直列コンデンサ
と、補償電流発生装置が機能する。補助直列コンデンサ
と補償電流発生装置を必要最小限の数だけ設置すること
により、システムコストを安くすることができ、より経
済的な交流長距離送電システムを提供することが可能と
なる。また、補償電流発生装置の容量は、主直列コンデ
ンサC2が送電線のリアクタンスX2の大部分を打ち消
すようにすれば、補償電流発生装置から発生する定常的
な電流は小さくて済み、小さくすることができる。
本発明の交流長距離送電システムの第15の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所を、SS1〜S
S5は変電所を、LOAD1〜LOAD4は負荷を、C
1,C2,C3,C4は主直列コンデンサを、Ca2は
補助直列コンデンサを、CIGは補償電流発生装置を、
SW1〜SW4およびSWa2はバイパス回路を、X1
〜X4は送電線のリアクタンスをそれぞれ示す。
SS1→SS2→SS4→SS5を介して、大口消費地
である負荷LOAD4まで長距離送電される。
SS1間の送電線のリアクタンスX1を補償し、主直列
コンデンサC2と補助直列コンデンサCa2および補償
電流発生装置CIGは変電所SS1と変電所SS2間の
送電線のリアクタンスX2を補償し、主直列コンデンサ
C3は変電所SS2と変電所SS4間のリアクタンスX
3を補償し、さらに、主直列コンデンサC4は変電所S
S4と変電所SS5間の送電線のリアクタンスX4を補
償するようにその値が選ばれる。また、補助直列コンデ
ンサCa2と補償電流発生装置CIVは、送電経路全体
の電力動揺を抑制制御する。
の送電経路全体の等価リアクタンスを低減し、送電能力
を向上させ、かつ、電力系統の安定化を図ることができ
る。
た場合、主直列コンデンサC1,C2,C3,C4のバ
イパス回路SW1 ,SW2,SW3,SW4と補助直列コ
ンデンサCa2のバイパス回路SWa2を閉じて、過電
流がバイパス回路SW1〜SW4およびSWa2に流れ
るようにする。これにより、送電線のリアクタンスは元
の値X1〜X4にもどり、過電流が増大するのを防止で
きる。また、主直列コンデンサや、補助直列コンデンサ
および補償電流発生装置への過電流を防止でき、システ
ムの信頼性を高めることができる。
するもので、本発明の交流長距離送電システムの第16
の実施の形態を示す構成図である。図中、Gは発電所、
SSは変電所、L1,L2は送電線のインダクタンス、
Cq1,Cq2は送電線の浮遊キャパシタンス、SVG
は無効電力補償装置、SCGは直列補償装置、SWはバ
イパス回路、CSIは電流形インバータ、VSIは電圧
形インバータ、PDは電力検出器、CONT1はVSI
の制御回路、CONT2はCSIの制御回路をそれぞれ
示す。
遊キャパシタンスがあり、送電距離が長くなると、それ
が無視できなくなる。浮遊キャパシタンスは分布定数で
あるが、ここでは、Cq1とCq2の集中定数として表
わしている。また、送電線のインダクタンスもL1とL
2の2つに分けて示している。浮遊キャパシタンスCq
1,Cq2には進み電流Iqが流れ、その進み電流を補
償するために無効電力補償装置SVGを設置する。ま
た、送電線のインダクタンス分L1+L2を補償するた
めに直列補償装置SCGを設置している。
タンスL1+L2による電圧降下を補償するように、次
の補償電圧Voを出力する。ただし、Iは送電線に流れ
ている電流である。
Cq1とCq2に流れる進み電流Iqに対し、それを打
ち消す補償電流Ioを流す。
スを調整することができ、長距離送電線の送電能力を大
幅に向上させることが可能となる。送電線の地絡事故等
により過電流が発生した場合、直列補償装置SCGに並
列接続されたバイパス回路SWを閉じて、過電流がバイパ
ス回路SWに流れるようにする。これにより、送電線の
リアクタンスX=ω(L1+L2)は元の値にもどり、
過電流が増大するのを防止できる。また、直列補償装置
への過電流を防止でき、システムの信頼性を高めること
ができる。
償装置の実施の形態を示す構成図である。図中、UVW
は3相交流送電線、Lはそのインダクタンス、Cqは浮
遊キャパシタンス、Trは並列トランス、CSIは電流
形自励式インバータ、DCLは直流リアクトル、Cfは
フィルタコンデンサ、ACRは直流電流制御回路、PW
MCはパルス幅変調(PWM)制御回路、をそれぞれ示
す。
と、フィルタコンデンサCfと、電流形インバータCS
Iで構成され、送電線に任意の大きさと位相の補償電流
Ioを送電線に供給する。
弧素子(GTO等)で構成され、PWM制御により、電
流指令値Iorに比例した補償電流Io出力する。イン
バータの出力電流にはスイッチングに伴う高調波電流が
発生するので、それを吸収するためフィルタコンデンサ
Cfが設けられている。
て、直流リアクトルDCLが接続され、当該直流リアク
トルDCLに流れる電流Idを指令値Idrに一致させ
るようにフィードバック制御を行う。すなわち、指令値
Idrに対し、実電流Idが小さくなった場合、その偏
差は正の値となり、電流制御回路ACRを介して増幅さ
れる。ACRの出力Iopは有効電流指令値で、Idr
>Idの場合、偏差εは正で、Iop>0となって、有
効電流を系統からとることにより、直流電流Idを増加
させる。逆に、Idr<Idとなった場合、偏差εは負
の値となり、有効電流指令値Iopは負の値となる。故
に、有効電流を系統に放出し、直流電流Idは減少す
る。このようにして、電流形インバータの直流電流Id
をほぼ一定に制御することができる。
で、この値を調整することにより、送電線の浮遊キャパ
シタンスに流れる進み電流Iqを打ち消すことができ
る。
図35のシステムの動作を説明するための電圧電流ベク
トル図を示す。図37(a)と(b)は、無効電力補償
装置無しの送電線等価回路と電圧電流ベクトル図を示
す。また、(c)と(d)は、無効電力補償装置を入れ
た場合の送電線の等価回路と電圧電流ベクトル図を示
す。
の電圧、Lは送電線のインダクタンス、Iは送電側の電
流、Irは受電側の電流、Voは補償電圧発生装置の出
力電圧、Iqは送電線の浮遊キャパシタンスに流れる進
み電流、Ioは無効電力補償装置から発生する補償電
流、ωは電源角周波数をそれぞれ示す。
線の浮遊キャパシタンスCqに進み電流Iqが流れるこ
とにより、受電側の電流Irと送電側の電流Iが異なっ
てくる。図37(a)のような等価回路を想定すると、
送電線のインダクタンスLによる電圧降下jωL・I
は、電流Iにほぼ直交することになる。一方、送電電圧
Vsと受電電圧Vrをほぼ一致させるために、送電線の
インダクタンスLによる電圧降下分を直列補償装置SC
Gで打ち消すように補償する。そのためには、直列補償
装置から補償電圧Voとして、Vo=−jωL・Iを出
力する必要がある。当該補償電圧Voのベクトルは、受
電側の電流Irに対して位相が90°よりずれてしまう
ため、定常的に有効電力を直列補償装置から供給(ある
いは回生)しなければならない。従って、直列補償装置
にエネルギー供給源(あるいはエネルギー回生源)が必
要になり、装置が大型化し、高価になる。
キャパシタンスに流れる進み電流Iqを打ち消すように
無効電力補償装置SVGから補償電流Ioを供給する。
その結果、送電側の電流Iと受電側の電流Irが等しく
なり、送電線のインダクタンスLによる電圧降下jωL
・Iを打ち消すための直列補償装置SCGからの補償電
圧ベクトルVoは、I=Irベクトルに直交するように
なる。従って、直列補償装置SCGからやりとりする有
効電力は定常的にはゼロとなり、エネルギー供給源(あ
るいはエネルギー回生源)を持たなくても済むことにな
る。
に流れる高調波電流を補償し、3相不平衡電流を平衡化
するための補償電流を供給することもできる。これによ
り、送電線の送電能力を向上させ、かつ、直列補償装置
SCGの負担を軽減して、より経済的な交流長距離送電
システムを提供できる。
図35のシステムの電力動揺抑制動作を説明するための
電圧電流ベクトル図である。図38において、(a)は
送電線の等価回路、(b)は定常状態の電圧電流ベクト
ル図、(c)は送電線の電力が変動した場合の電圧電流
ベクトル図を示す。
の電圧、Lは送電線のインダクタンス、Iは送電側の電
流、Irは受電側の電流、Voは補償電圧発生装置の出
力電圧、Iqは送電線の浮遊キャパシタンスに流れる進
み電流、Ioは無効電力補償装置から発生する補償電
流、ωは電源角周波数をそれぞれ示す。
償装置SVGにより、浮遊キャパシタンスに流れる進み
電流Iqを打ち消すように補償電流Ioを供給する。ま
た、直列補償装置SCGから送電線のインダクタンスL
による電圧降下jωL・Iを補償する電圧Voを出力し
ている。この結果、送電側電圧Vsと受電側電圧Vrの
大きさと位相が一致し、送電線のインダクタンスに影響
されない長距離送電が達成されている。
り、送電線の電力が変動した場合のベクトル図を示すも
ので、例えば、送電側の電圧位相がVs' のようにずれ
たときの動作を説明する。送電電圧がVs' のように位
相がずれると、差電圧Vs' −Vrが発生し、今まで、
I=Irであった送電電流はI' のように増加しようと
する。そのため、送電線の有効電力Pと無効電力Qも変
化し、その変動分ΔP,ΔQを検出して、直列補償装置
SCGの補償電圧Voを制御する。具体的には、有効電
力変動分ΔPに応じて送電線の電流Irに直交する成分
の補償電圧Voqを制御し、また、無効電力変動分ΔQ
に応じて送電線の電流Irと同相(又は逆相)成分の補
償電圧Vopを制御することにより、いち早く電力動揺
を抑えることができる。
圧Vs' の変化に応じて、補償電圧Voは、Vo' のよ
うに瞬時に変化し、結果として、送電線のインダクタン
スに印加される電圧は元のjωL・Iのまま維持され
て、電流もI=Irとなって、電力動揺を抑制すること
ができる。この場合でも、無効電力補償装置SVGが浮
遊キャパシタンスに流れる進み電流Iqを打ち消すよう
にして、上記直列補償装置SCGの動作を助けている。
償装置の別の実施の形態を示す構成図である。図中、U
VWは3相交流送電線、Lはそのインダクタンス、Cq
は浮遊キャパシタンス、Trは並列トランス,VSIは
電流制御形自励式インバータ、Edは直流電圧源,Lf
はフィルタリアクトル、AVRは直流電圧制御回路、P
WMCはパルス幅変調制御(PWM制御)回路、をそれ
ぞれ示す。
と、フィルタリアクトルLfと、電流制御形インバータ
VSIで構成され、送電線に任意の大きさと位相の補償
電流Ioを送電線に供給する。
己消弧素子(GTO等)と当該素子に逆並列接続された
6個のダイオードで構成されている。インバータVSI
の出力電流Ioは、電流検出器CToにより検出され、
指令値Iorと比較して、その偏差εを電流制御回路で
増幅する。その出力がPWM制御回路PWMCに入力さ
れる電圧指令値v*となる。インバータはPWM制御に
より、電圧指令値v*に比例した電圧Viを出力する。
フィルタリアクトルLfは各相毎に設置され、インバー
タ出力電流Ioの脈動を抑える役目をする。
は、補償電流指令値Iorに一致するように出力電流I
oを制御し、必要な補償電流Ioを送電線に供給する。
Edとして、別電源を用意してもよいが、ここでは、直
流平滑コンデンサCdを用いてその電圧がほぼ一定にな
るように制御している。すなわち、当該直流平滑コンデ
ンサCdの印加電圧Edを検出し、指令値Edrと比較
して、両者が一致させるようにフィードバック制御す
る。指令値Edrに対し、実電圧Edが小さくなった場
合、その偏差は正の値となり、電圧制御回路AVRを介
して増幅される。AVRの出力Iopは有効電流指令値
で、Edr>Edの場合、偏差εvは正で、Iop>0
となり、有効電流を系統からとって、直流電圧Edを増
加させる。逆に、Edr<Edとなった場合、偏差εv
は負の値となり、有効電流指令値Iopは負の値とな
る。故に、有効電流を系統に放出し、直流電流Edは減
少する。このようにして、電流制御形インバータの直流
電圧Edをほぼ一定に制御することができる。
で、この値を調整することにより、送電線の浮遊キャパ
シタンスに流れる進み電流Iqを打ち消すことができ
る。
償装置のさらに別の実施の形態を示す構成図である。図
中、UVWは3相交流送電線、Lはそのインダクタン
ス、Cqは浮遊キャパシタンス、Trは並列トランス、
LCIは他励式インバータ、DCLは直流リアクトル、
Kは比例要素、ACRは直流電流制御回路、PHCは位
相制御回路、をそれぞれ示す。
と、他励式インバータLCIで構成され、補償電流Io
を送電線に供給する。
サイリスタS1〜S6で構成され、位相制御により、C
SIの直流側電圧Vdを制御する。補償電流Ioの大き
さは直流電流Idに比例し、系統の電圧に対する補償電
流の位相角αは、LCIの点弧制御角に一致する。
利用してサイリスタS1〜S6を自然転流させるため、
上記位相角αは0°〜180°の範囲で制御され、常に
遅れの電流Ioをとることになる。
て、直流リアクトルDCLが接続され、当該直流リアク
トルDCLに流れる電流Idを指令値Idrに一致させ
るようにフィードバック制御を行う。すなわち、補償電
流指令値Ioqに比例した直流電流指令値Idrを与
え、直流電流検出値Idと比較して、その偏差εを電流
制御回路ACRを介して増幅する。ACRの出力信号v
d*は位相制御回路PHCに与えられ、位相制御によっ
て、当該信号vd*に比例した直流電圧Vdを発生させ
る。Idr>Idの場合、偏差εは正で、vd*>0と
なって、直流電流Idを増加させる。逆に、Idr<I
dとなった場合、偏差εは負の値となり、vd*<0と
なって、直流電流Idは減少する。このようにして、他
励式インバータLCIの直流電流Idを指令値Idrに
一致するように制御することができる。定常的には、ほ
ぼvd*=0となり、補償電流Ioの位相角は、ほぼα
=90°となって、遅れの補償電流となる。
で、この値を調整することにより、送電線の浮遊キャパ
シタンスに流れる進み電流Iqを打ち消すことができ
る。
本発明の交流長距離送電システムの第17の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所、SSは変電
所、L1,L2,L3は送電線のインダクタンス、Cq
1,Cq2は送電線の浮遊キャパシタンス、SVG1,
SVG2は無効電力補償装置、SCGは直列補償装置、
SWはバイパス回路、をそれぞれ示す。
遊キャパシタンスがあり、送電距離が長くなると、それ
が無視できなくなる。浮遊キャパシタンスは分布定数で
あるが、ここでは、Cq1とCq2の集中定数として表
わしている。また、送電線のインダクタンスもL1とL
2およびL3の3つに分けて示している。浮遊キャパシ
タンスCq1,Cq2には進み電流Iq1,Iq2が流
れ、その進み電流を補償するために無効電力補償装置S
VG1、SVG2を設置する。また、送電線のインダク
タンス分L1+L2+L3を補償するために直列補償装
置SCGを設置している。
タンスL1+L2+L3による電圧降下を補償するよう
に、次の補償電圧Voを出力する。
じ電流Iが流れている場合に上記直列補償が有効に働
く。
ャパシタンスは分布定数となっており、当該浮遊キャパ
シタンスに流れる進み電流により、上記送電線のインダ
クタンスL1,L2,L3に流れる電流は同じにはなら
ない。
1,SVG2を用い、それを分割して配置する。故に、
無効電力補償装置SVG1は送電線の浮遊キャパシタン
スCq1に流れる進み電流Iq1を補償し、また、無効
電力補償装置SVG2は送電線の浮遊キャパシタンスC
q2に流れる進み電流Iq2を補償する。これにより、
送電線に流れる電流Iを均一化でき、上記直列補償装置
SCGによる送電線のインダクタンス分の補償が有効に
作用するようになる。無効電力補償装置の分割数を増や
せばさらに送電電流Iの均一化が図れる。これにより、
送電線の等価的なリアクタンスを調整することができ、
長距離送電線の送電能力を大幅に向上させることが可能
となる。
た場合、直列補償装置SCGに並列接続されたバイパス
回路SWを閉じて、過電流がバイパス回路SWに流れるよ
うにする。これにより、送電線のリアクタンスX=ω
(L1+L2+L3)は元の値にもどり、過電流が増大
するのを防止できる。また、直列補償装置への過電流を
防止でき、システムの信頼性を高めることができる。
するもので、本発明の交流長距離送電システムの第18
の実施の形態を示す構成図である。図中、Gは発電所、
SSは変電所、L1,L2は送電線のインダクタンス、
Cq1,Cq2は送電線の浮遊キャパシタンス、SVG
は無効電力補償装置、CAPは直列コンデンサ、CVG
は補償電圧発生装置、SW1,SW2はバイパス回路、
CSIは電流形インバータ、PDは電力検出器、CON
T1はCVGの制御回路、CONT2はCSIの制御回
路をそれぞれ示す。
遊キャパシタンスがあり、送電距離が長くなると、それ
が無視できなくなる。浮遊キャパシタンスは分布定数で
あるが、ここでは、Cq1とCq2の集中定数として表
わしている。また、送電線のインダクタンスもL1とL
2の2つに分けて示している。浮遊キャパシタンスCq
1,Cq2には進み電流Iqが流れ、その進み電流を補
償するために無効電力補償装置SVGを設置する。ま
た、送電線のインダクタンス分L1+L2を補償するた
めに直列コンデンサCAPと、補償電圧発生装置CVG
を設置している。
クタンスL1+L2の大部分を打ち消すようにその容量
が決められる。また、補償電圧発生装置CVGは送電線
の等価リアクタンスを調整し、電力動揺を抑制するよう
に補償電圧Voを発生させる。送電線の等価リアクタン
スがゼロになるように補償した場合、定常状態での補償
電圧Voは次式のように表わされる。ただし、Cは直列
コンデンサCAPの容量、Iは送電線に流れている電流
とする。
Cq1とCq2に流れる進み電流Iqに対し、それを打
ち消す補償電流Ioを流す。これにより、送電側の電流
と受電側の電流がほぼ等しくなり、上記直列コンデンサ
CAPおよび補償電圧発生装置CVGが有効に働くよう
になる。
スを調整することができ、長距離送電線の送電能力を大
幅に向上させることが可能となる。
た場合、直列コンデンサCAPのバイパス回路SW1
と、補償電圧発生装置SCGに並列接続されたバイパス
回路SW2を閉じて、過電流がバイパス回路SW1とS
W2に流れるようにする。これにより、送電線のリアク
タンスX=ω(L1+L2)は元の値にもどり、過電流
が増大するのを防止できる。また、直列コンデンサCA
P及び補償電圧発生装置CVGへの過電流を防止でき、
システムの信頼性を高めることができる。
変動した場合、電力検出器PDで、送電線の有効電力P
と無効電力Qの変動分ΔP,ΔQを検出して、補償電圧
発生装置CVGの出力電圧Voを制御する。具体的に
は、有効電力変動分ΔPに応じて送電線の電流Irに直
交する成分の補償電圧Voqを制御し、また、無効電力
変動分ΔQに応じて送電線の電流Irと同相(又は逆
相)成分の補償電圧Vopを制御することにより、いち
早く電力動揺を抑えることができる。この場合でも、無
効電力補償装置SVGが浮遊キャパシタンスに流れる進
み電流Iqを打ち消すようにして、上記補償電圧発生装
置CVGの動作を助けている。
するための電圧電流ベクトル図を示す。図43において
(a)と(b)は、無効電力補償装置無しの送電線等価
回路と、電圧電流ベクトル図を示す。また、(c)と
(d)は、無効電力補償装置を入れた場合の送電線の等
価回路と、電圧電流ベクトル図を示す。
の電圧、Lは送電線のインダクタンス、Cは直列コンデ
ンサ、Iは送電側の電流、Irは受電側の電流、Voは
補償電圧発生装置の出力電圧、Iqは送電線の浮遊キャ
パシタンスに流れる進み電流、Ioは無効電力補償装置
から発生する補償電流、ωは電源角周波数をそれぞれ示
す。
線の浮遊キャパシタンスCqに進み電流Iqが流れるこ
とにより、受電側の電流Irと送電側の電流Iが異なっ
てくる。図43(a)のような等価回路を想定すると、
送電線のインダクタンスLによる電圧降下jωL・I
は、電流Iにほぼ直交することになる。
一致させるために、送電線のインダクタンスLによる電
圧降下分を直列コンデンサCと補償電圧発生装置CVG
で打ち消すように補償する。そのためには、補償電圧発
生装置から補償電圧Voとして、
流れる電流は受電側の電流Irであるため、送電線のイ
ンダクタンス分Lを有効に打ち消すことができなくな
る。
oは、受電側の電流Irに対して位相が90°よりずれ
てしまうため、定常的に有効電力を補償電圧装置から供
給(あるいは回生)しなければならない。従って、補償
電圧発生装置にエネルギー供給源(あるいはエネルギー
回生源)が必要になり、装置が大型化し、高価になる。
キャパシタンスに流れる進み電流Iqを打ち消すように
無効電力補償装置SVGから補償電流Ioを供給する。
その結果、送電側の電流Iと受電側の電流Irが等しく
なり、送電線のインダクタンス分Lを直列コンデンサC
で有効に打ち消すことができる。この結果、補償電圧発
生装置CVGから出力する補償電圧Voは小さくなり、
かつ、当該電圧ベクトルVoは、I=Irベクトルに直
交するようになる。従って、補償電圧装置CVGの容量
は小さくて済み、かつ、CVGがやりとりする有効電力
は定常的にはゼロとなり、エネルギー供給源(あるいは
エネルギー回生源)を持たなくても済むことになる。
せ、かつ、補償電圧発生装置CVGの負担を軽減して、
より経済的な交流長距離送電システムを提供できる。
本発明の交流長距離送電システムの第19の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所、SSは変電
所、L1,L2は送電線のインダクタンス、Cq1,C
q2は送電線の浮遊キャパシタンス、SVG1,SVG
2は無効電力補償装置、CAP1,CAP2は直列コン
デンサ、CVGは補償電圧発生装置、をそれぞれ示す。
遊キャパシタンスがあり、送電距離が長くなると、それ
が無視できなくなる。浮遊キャパシタンスは分布定数で
あるが、ここでは、Cq1とCq2の集中定数として表
わしている。また、送電線のインダクタンスもL1とL
2の2つに分けて示している。浮遊キャパシタンスCq
1,Cq2には進み電流Iq1,Iq2が流れ、その進
み電流を補償するために無効電力補償装置SVG1、S
VG2を設置する。また、送電線のインダクタンス分L
1とL2を補償するためにそれぞれ直列コンデンサCA
P1とCAP2を分割して設置している。さらに、送電
線全体の等価リアクタンスを調整し、かつ、電力動揺を
抑えるため補償電圧発生装置CVGを設置している。
SVG1,SVG2を用い、それを分割して配置する。
故に、無効電力補償装置SVG1は送電線の浮遊キャパ
シタンスCq1に流れる進み電流Iq1を補償し、ま
た、無効電力補償装置SVG2は送電線の浮遊キャパシ
タンスCq2に流れる進み電流Iq2を補償する。
を、それぞれ前記無効電力補償装置SVG1とSVG2
の直後に分割して設置する。この結果、送電線のインダ
クタンスL1に流れる電流と、直列コンデンサCAP1
に流れる電流がほぼ一致し、また、送電線のインダクタ
ンスL2に流れる電流と、直列コンデンサCAP2に流
れる電流がほぼ一致するようになる。故に、直列コンデ
ンサCAP1とCAP2は送電線のインダクタンスL
1,L2を有効に補償することができ、補償電圧発生装
置CVGの容量を大幅に低減できる。
分割数を増やせばさらに送電電流Iの均一化が図れ、送
電線全体の等価リアクタンスを有効に調整することがで
き、長距離送電線の送電能力を大幅に向上させることが
可能となる。
関係するもので、本発明の交流長距離送電システムの第
20の実施の形態を示す構成図である。図中、Gは発電
所、SSは変電所、L1,L2は送電線のインダクタン
ス、Cq1,Cq2は送電線の浮遊キャパシタンス、S
VGは無効電力補償装置、CAPは直列コンデンサ、C
IGは補償電流発生装置、SWはバイパス回路、CSI
は電流形インバータ、PDは電力検出器、CONT1は
CIGの制御回路、CONT2はCSIの制御回路をそ
れぞれ示す。
遊キャパシタンスがあり、送電距離が長くなると、それ
が無視できなくなる。浮遊キャパシタンスは分布定数で
あるが、ここでは、Cq1とCq2の集中定数として表
わしている。また、送電線のインダクタンスもL1とL
2の2つに分けて示している。浮遊キャパシタンスCq
1,Cq2には進み電流Iqが流れ、その進み電流を補
償するために無効電力補償装置SVGを設置する。ま
た、送電線のインダクタンス分L1+L2を補償するた
めに直列コンデンサCAPと、補償電流発生装置CIG
を設置している。
クタンスL1+L2の大部分を打ち消すようにその容量
が決められる。また、補償電流発生装置CIGは、直列
コンデンサCAPに並列接続され、当該コンデンサCA
Pに補償電流Icを供給する。直列コンデンサCAPの
印加電圧Voは、送電線に流れる電流Iと上記補償電流
Icの和によって決定される。
を調整することにより、送電線の等価リアクタンスを調
整し、電力動揺を抑制する。送電線の等価リアクタンス
がゼロになるように補償した場合、定常状態での直列コ
ンデンサCAPの印加電圧Voは次式のように表わされ
る。ただし、Cは直列コンデンサCAPの容量、Iは送
電線に流れている電流とする。
c)/(jωC) また、無効電力補償装置SVGは、浮遊キャパシタンス
Cq1とCq2に流れる進み電流Iqに対し、それを打
ち消す補償電流Ioを流す。これにより、送電側の電流
と受電側の電流がほぼ等しくなり、上記送電線に流れる
電流Iと直列コンデンサCAPに流れる電流がほぼ一致
するようになり、補償電流発生装置CIGの容量が低減
できる。
スを調整することができ、長距離送電線の送電能力を大
幅に向上させることが可能となる。
た場合、直列コンデンサCAPに並列接続されたバイパ
ス回路SWを閉じて、過電流がバイパス回路SWに流れ
るようにする。これにより、送電線のリアクタンスX=
ω(L1+L2)は元の値にもどり、過電流が増大する
のを防止できる。また、直列コンデンサCAP及び補償
電流発生装置CIGへの過電流を防止でき、システムの
信頼性を高めることができる。
電力が変動した場合、電力検出器PDで、送電線の有効
電力Pと無効電力Qの変動分ΔP,ΔQを検出して、補
償電流発生装置CIGの出力電流Icを制御する。具体
的には、有効電力変動分ΔPに応じて送電線の電流Ir
と同相成分(または逆相成分)の補償電流Ioqを制御
し、また、無効電力変動分ΔQに応じて送電線の電流I
rに直交する成分の補償電流Iopを制御することによ
り、いち早く電力動揺を抑えることができる。この場合
でも、無効電力補償装置SVGが浮遊キャパシタンスに
流れる進み電流Iqを打ち消すようにして、上記補償電
流発生装置CIGの動作を助けている。
するための電圧電流ベクトル図を示す。図46におい
て、(a)と(b)は、無効電力補償装置無しの送電線
等価回路と、電圧電流ベクトル図を示す。また、(c)
と(d)は、無効電力補償装置を入れた場合の送電線の
等価回路と、電圧電流ベクトル図を示す。
の電圧、Lは送電線のインダクタンス、Cは直列コンデ
ンサ、Iは送電側の電流、Irは受電側の電流、Icは
補償電流発生装置の出力電流、Iqは送電線の浮遊キャ
パシタンスに流れる進み電流、Ioは無効電力補償装置
から発生する補償電流、ωは電源角周波数をそれぞれ示
す。
線の浮遊キャパシタンスCqに進み電流Iqが流れるこ
とにより、受電側の電流Irと送電側の電流Iが異なっ
てくる。図46(a)のような等価回路を想定すると、
送電線のインダクタンスLによる電圧降下jωL・I
は、電流Iにほぼ直交することになる。
一致させるために、送電線のインダクタンスLによる電
圧降下分を直列コンデンサCと補償電流発生装置CIG
で打ち消すように補償する。そのためには、直列コンデ
ンサの印加電圧Voとして、
流れる電流Irは受電側の電流であるため、送電線のイ
ンダクタンス分Lを有効に打ち消すことができなくな
る。
cは、
Ic=I−Irとなる。この電流は送電線の浮遊キャパ
シタンスCqに流れる進み電流Iqと一致し、定常的に
補償電流発生装置CIGからこの電流を供給する必要が
ある。また、この補償電流Icは、直列コンデンサCA
Pの印加電圧に対して、同相(または逆相)に近くな
り、定常的に有効電力を補償電流装置から供給(あるい
は回生)しなければならない。従って、補償電流発生装
置にエネルギー供給源(あるいはエネルギー回生源)が
必要になり、装置が大型化し、高価になる。
は、浮遊キャパシタンスに流れる進み電流Iqを打ち消
すように無効電力補償装置SVGから補償電流Ioを供
給する。その結果、送電側の電流Iと受電側の電流Ir
が等しくなり、送電線のインダクタンス分Lを直列コン
デンサCで有効に打ち消すことができるようになる。こ
の結果、補償電流発生装置CIGから出力する補償電流
Icは小さくなり、かつ、当該電流ベクトルIcは、I
=Irベクトルに同相(または逆相)になり、直列コン
デンサCAPの印加電圧Voに対して直交した成分とな
る。従って、補償電流装置CIGの容量は小さくて済
み、かつ、CIGがやりとりする有効電力は定常的には
ゼロとなり、エネルギー供給源(あるいはエネルギー回
生源)を持たなくても済むことになる。
せ、かつ、補償電流発生装置CIGの負担を軽減して、
より経済的な交流長距離送電システムを提供できる。
請求項34に関係するもので、本発明の交流長距離送電
システムの第21の実施の形態を示す構成図である。図
中、Gは発電所、SSは変電所、L1,L2は送電線の
インダクタンス、Cq1,Cq2は送電線の浮遊キャパ
シタンス、SVGは無効電力補償装置、CAPは主直列
コンデンサ、CAPaは補助直列コンデンサ、CIGは
補償電流発生装置、SW,SWaはバイパス回路、CS
Iは電流形インバータ、PDは電力検出器、CONT1
はCIGの制御回路、CONT2はCSIの制御回路を
それぞれ示す。
遊キャパシタンスがあり、送電距離が長くなると、それ
が無視できなくなる。浮遊キャパシタンスは分布定数で
あるが、ここでは、Cq1とCq2の集中定数として表
わしている。また、送電線のインダクタンスもL1とL
2の2つに分けて示している。浮遊キャパシタンスCq
1,Cq2には進み電流Iqが流れ、その進み電流を補
償するために無効電力補償装置SVGを設置する。ま
た、送電線のインダクタンス分L1+L2を補償するた
めに主直列コンデンサCAPと、補助直列コンデンサC
APaおよび補償電流発生装置CIGを設置している。
ダクタンスL1+L2の大部分を打ち消すようにその容
量が決められる。また、補償電流発生装置CIGは、補
助直列コンデンサCAPaに並列接続され、当該コンデ
ンサCAPaに補償電流Icを供給する。補助直列コン
デンサCAPaの印加電圧Voは、送電線に流れる電流
Iと上記補償電流Icの和によって決定される。
圧Voを調整することにより、送電線の等価リアクタン
スを調整し、電力動揺を抑制する。送電線の等価リアク
タンスがゼロになるように補償した場合、定常状態での
補助直列コンデンサCAPaの印加電圧Voは次式のよ
うに表わされる。ただし、Cは主直列コンデンサCAP
の容量、Caは補助直列コンデンサCAPaの容量、I
は送電線に流れている電流とする。
ャパシタンスCq1とCq2に流れる進み電流Iqに対
し、それを打ち消す補償電流Ioを流す。これにより、
送電側の電流と受電側の電流がほぼ等しくなり、上記送
電線に流れる電流Iと、主直列コンデンサCAPおよび
補助直列コンデンサCAPaに流れる電流がほぼ一致す
るようになり、補償電流発生装置CIGの容量が低減で
きる。
スを調整することができ、長距離送電線の送電能力を大
幅に向上させることが可能となる。送電線の地絡事故等
により過電流が発生した場合、主直列コンデンサCAP
に並列接続されたバイパス回路SWと、補助直列コンデ
ンサに並列接続されたバイパス回路SWaを閉じて、過
電流が当該バイパス回路SW,SWaに流れるようにす
る。これにより、送電線のリアクタンスX=ω(L1+
L2)は元の値にもどり、過電流が増大するのを防止で
きる。また、主直列コンデンサCAPと、補助直列コン
デンサCAPa及び補償電流発生装置CIGへの過電流
を防止でき、システムの信頼性を高めることができる。
変動した場合、電力検出器PDで、送電線の有効電力P
と無効電力Qの変動分ΔP,ΔQを検出して、補償電流
発生装置CIGの出力電流Icを制御する。具体的に
は、有効電力変動分ΔPに応じて送電線の電流Irと同
相成分(または逆相成分)の補償電流Ioqを制御し、
また、無効電力変動分ΔQに応じて送電線の電流Irに
直交する成分の補償電流Iopを制御することにより、
いち早く電力動揺を抑えることができる。この場合で
も、無効電力補償装置SVGが浮遊キャパシタンスに流
れる進み電流Iqを打ち消すようにして、上記補償電流
発生装置CIGの動作を助けている。
するための電圧電流ベクトル図を示す。図中、Vsは送
電側の電圧、Vrは受電側の電圧、Lは送電線のインダ
クタンス、Cは主直列コンデンサ、Caは補助直列コン
デンサ、Iは送電側の電流、Irは受電側の電流、Ic
は補償電流発生装置の出力電流、Iqは送電線の浮遊キ
ャパシタンスに流れる進み電流、Ioは無効電力補償装
置から発生する補償電流、ωは電源角周波数をそれぞれ
示す。
キャパシタンスに流れる進み電流Iqを打ち消すように
無効電力補償装置SVGから補償電流Ioを供給する。
その結果、送電側の電流Iと受電側の電流Irが等しく
なり、送電線のインダクタンス分Lを主直列コンデンサ
Cおよび補助直列コンデンサCaで有効に打ち消すこと
ができるようになる。この結果、補償電流発生装置CI
Gから出力する補償電流Icは小さくなり、かつ、当該
電流ベクトルIcは、I=Irベクトルに同相(または
逆相)になり、補助直列コンデンサCaの印加電圧Vo
に対して直交した成分となる。従って、補償電流装置C
IGの容量は小さくて済み、かつ、CIGがやりとりす
る有効電力は定常的にはゼロとなり、エネルギー供給源
(あるいはエネルギー回生源)を持たなくても済むこと
になる。
せ、かつ、補償電流発生装置CIGの負担を軽減して、
より経済的な交流長距離送電システムを提供できる。
本発明の交流長距離送電システムの第22の実施の形態
を示す構成図である。図中、Gは発電所、SSは変電
所、L1,L2は送電線のインダクタンス、Cq1,C
q2は送電線の浮遊キャパシタンス、SVG1,SVG
2は無効電力補償装置、CAP1,CAP2は主直列コ
ンデンサ、CAPaは補助直列コンデンサ、CIGは補
償電流発生装置、をそれぞれ示す。
遊キャパシタンスがあり、送電距離が長くなると、それ
が無視できなくなる。送電線の浮遊キャパシタンスは分
布定数であるが、ここでは、Cq1とCq2の集中定数
として表わしている。また、送電線のインダクタンスも
L1とL2の2つに分けて示している。浮遊キャパシタ
ンスCq1,Cq2には進み電流Iq1,Iq2が流
れ、その進み電流を補償するために無効電力補償装置S
VG1、SVG2を設置する。また、送電線のインダク
タンス分L1とL2を補償するためにそれぞれ主直列コ
ンデンサをCAP1とCAP2に分割して設置してい
る。さらに、送電線全体の等価リアクタンスを調整し、
かつ、電力動揺を抑えるため補助直列コンデンサCa
と、補償電流発生装置CIGを設置している。
SVG1,SVG2を用い、それを分割して配置する。
故に、無効電力補償装置SVG1は送電線の浮遊キャパ
シタンスCq1に流れる進み電流Iq1を補償し、ま
た、無効電力補償装置SVG2は送電線の浮遊キャパシ
タンスCq2に流れる進み電流Iq2を補償する。
2を、それぞれ前記無効電力補償装置SVG1とSVG
2の直後に分割して設置する。この結果、送電線のイン
ダクタンスL1に流れる電流と、主直列コンデンサCA
P1に流れる電流がほぼ一致し、また、送電線のインダ
クタンスL2に流れる電流と、主直列コンデンサCAP
2に流れる電流がほぼ一致するようになる。故に、主直
列コンデンサCAP1とCAP2は送電線のインダクタ
ンスL1,L2を有効に補償することができ、補助直列
コンデンサCAPaおよび補償電流発生装置CIGの容
量を大幅に低減できる。
分割数を増やせばさらに送電電流Iの均一化が図れ、送
電線全体の等価リアクタンスを有効に調整することがで
き、長距離送電線の送電能力を大幅に向上させることが
可能となる。
システムでは、複数の変電所を介した長距離送電が可能
になり、当該各変電所から負荷をとることもでき、直流
送電では困難であった複数系統との連系ができる。ま
た、既設の送電線を活用でき、各送電線の送電能力を格
段に向上させることが可能となる。さらに、電力動揺に
対してもそれを速やかに抑制することができるようにな
り、経済的で、かつ、信頼性の高い交流送電システムを
提供することができる。
の形態を示す構成図。
形態を示す構成図。
流のベクトル図。
ための電圧電流ベクトル図。
の電圧電流ベクトル図。
の形態を示す構成図。
の形態を示す構成図。
の形態を示す構成図。
の形態を示す構成図。
態を示す構成図。
性図。
す構成図。
施の形態を示す構成図。
態を示す構成図。
圧電流ベクトル図。
施の形態を示す構成図。
態を示す構成図。
圧電流ベクトル図。
の形態を示す構成図。
流ベクトル図。
の実施の形態を示す構成図。
た別の実施の形態を示す構成図。
施の形態を示す構成図。
態を示す構成図。
圧電流ベクトル図。
の形態を示す構成図。
施の形態を示す構成図。
圧電流ベクトル図。
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
の形態を示す構成図。
圧電流ベクトル図。
するための電圧電流ベクトル図。
実施の形態を示す構成図。
に別の実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
圧電流ベクトル図。
実施の形態を示す構成図。
実施の形態を示す構成図。
圧電流ベクトル図。
実施の形態を示す構成図。
圧電流ベクトル図。
実施の形態を示す構成図。
を示す構成図。
Claims (34)
- 【請求項1】 複数の変電所を介して送電される交流電
力系統において、当該変電所間の送電線の等価的なリア
クタンスを調整し、電力動揺を抑制するための補償電圧
を発生する直列補償装置を前記電力系統に少なくとも1
つ以上具備したことを特徴とする交流送電システム。 - 【請求項2】 前記直列補償装置は、隣接する送電線の
リアクタンスを含めて調整するようにしたことを特徴と
する請求項1記載の交流送電システム。 - 【請求項3】 複数の変電所を介して送電される電力系
統において、送電経路の全ての各変電所間を結ぶ送電線
の等価的なリアクタンスがほぼゼロになるように補償電
圧を発生させる直列補償装置を具備したことを特徴とす
る交流送電システム。 - 【請求項4】 複数の変電所を介して送電される電力系
統において、当該変電所間を結ぶ送電線の中で、送電線
のパーセントリアクタンス%XIが大きいものを選択
し、当該送電線の等価的なリアクタンスを小さくするよ
うに補償電圧を発生させる直列補償装置を具備したこと
を特徴とする交流送電システム。 - 【請求項5】 複数の変電所を介して送電される電力系
統において、当該変電所間を結ぶ送電線の中で、送電線
のリアクタンスXと当該送電線に流れる電力潮流量Pと
の積が大きいものを選択し、当該送電線の等価的なリア
クタンスを小さくするように補償電圧を発生させる直列
補償装置を具備したことを特徴とする交流送電システ
ム。 - 【請求項6】 前記直列補償装置は、前記送電線の有効
電力と無効電力変動分を検知する手段を具備し、当該有
効電力変動分に応じて送電線に流れている電流と直交す
る成分の補償電圧を調整し、かつ、前記無効電力変動分
に応じて送電線に流れている電流と同相成分の補償電圧
を調整することにより、電力系統の電力動揺を抑えるよ
うにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいず
れかに記載の交流送電システム。 - 【請求項7】 前記直列補償装置は、前記送電線の電力
潮流量を検知し、当該電力潮流量に応じて前記送電線の
等価的なリアクタンスを調整する手段を備えたことを特
徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の交流
送電システム。 - 【請求項8】 前記直列補償装置は、前記送電線の地絡
事故等により過電流が発生した場合、当該過電流をバイ
パスさせる回路を具備したことを特徴とする請求項1乃
至請求項7のいずれかに記載の交流送電システム。 - 【請求項9】 前記直列補償装置は、直列変圧器と、当
該変圧器の2次側に接続された電圧形自励式インバータ
で構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項8の
いずれかに記載の交流送電システム。 - 【請求項10】 前記直列補償装置は、直列コンデンサ
と、当該直列コンデンサに直列接続された補償電圧発生
装置とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項8
のいずれかに記載の交流送電システム。 - 【請求項11】 前記直列補償装置は、直列コンデンサ
と、当該直列コンデンサに並列に接続された補償電流発
生装置とからなることを特徴とする請求項1乃至請求項
8のいずれかに記載の交流送電システム。 - 【請求項12】 前記直列補償装置は、主直列コンデン
サと、当該主直列コンデンサに直列接続された補助直列
コンデンサと、当該補助直列コンデンサに並列に接続さ
れた補償電流発生装置とからなることを特徴とする請求
項1乃至請求項8のいずれかに記載の交流送電システ
ム。 - 【請求項13】 複数の変電所を介して送電される電力
系統において、各変電所間の送電線のインダクタンス分
の大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に接続され
た複数の直列コンデンサと、前記送電線のリアクタンス
を調整し、電力動揺を抑制するため補償電圧を発生する
補償電圧発生装置と、を具備したことを特徴とする交流
送電システム。 - 【請求項14】 複数の変電所を介して送電される電力
系統において、各変電所間の送電線のインダクタンス分
の大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に接続され
た複数の直列コンデンサと、当該直列コンデンサのいず
れかに直列接続され、前記送電線の電力動揺を抑制する
ため補償電圧を発生する補償電圧発生装置と、を具備し
たことを特徴とする交流送電システム。 - 【請求項15】 前記複数の直列コンデンサおよび補償
電圧発生装置は、前記電送電線の地絡事故等により過電
流が発生した場合、当該過電流をバイパスさせる回路を
具備したことを特徴とする請求項13および請求項14
に記載の交流送電システム。 - 【請求項16】 複数の変電所を介して送電される電力
系統において、各変電所間の送電線のインダクタンス分
の大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に接続され
た複数の直列コンデンサと、当該直列コンデンサのいず
れかに並列接続され、前記送電線の電力動揺を抑制する
ため補償電流を発生する補償電流発生装置と、を具備し
たことを特徴とする交流送電システム。 - 【請求項17】 前記複数の直列コンデンサは、前記送
電線の地絡事故等により過電流が発生した場合、当該過
電流をバイパスさせる回路を具備したことを特徴とする
請求項16に記載の交流送電システム。 - 【請求項18】 複数の変電所を介して送電される電力
系統において、各変電所間の送電線のインダクタンス分
の大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に接続され
た複数の主直列コンデンサと、当該主直列コンデンサの
いずれかに直列に接続された補助直列コンデンサと、当
該補助直列コンデンサに並列に接続された補償電流発生
装置と、を具備したことを特徴とする交流送電システ
ム。 - 【請求項19】 前記複数の主直列コンデンサおよび補
助直列コンデンサは、前記送電線の地絡事故等により過
電流が発生した場合、当該過電流をバイパスさせる回路
を具備したことを特徴とする請求項18に記載の交流送
電システム。 - 【請求項20】 交流送電線と、当該送電線の等価的な
リアクタンスを調整するため補償電圧を発生する直列補
償装置と、前記送電線の浮遊キャパシタンスに流れる無
効電流または高調波電流を補償する無効電力補償装置
と、を具備したことを特徴とする交流送電システム。 - 【請求項21】 交流送電線と、当該送電線の等価的な
インダクタンスがほぼゼロになるように補償電圧を発生
する直列補償装置と、前記送電線の浮遊キャパシタンス
に流れる無効電流または高調波電流を補償する無効電力
補償装置と、を具備したことを特徴とする交流送電シス
テム。 - 【請求項22】 前記直列補償装置は、前記送電線の電
力変動分を検知し、当該電力変動を抑制する電力動揺抑
制手段を備えたことを特徴とする請求項20または請求
項21に記載の交流送電システム。 - 【請求項23】 前記直列補償装置は、前記送電線の地
絡事故等により過電流が発生した場合、当該過電流をバ
イパスさせる回路を具備したことを特徴とする請求項2
0乃至請求項22のいずれかに記載の交流送電システ
ム。 - 【請求項24】 前記直列補償装置または前記無効電力
補償装置は、前記送電線に複数個所に分割して配置した
ことを特徴とする請求項20乃至請求項23のいずれか
に記載の交流送電システム。 - 【請求項25】 交流送電線と、当該送電線のインダク
タンス分の大部分を打ち消すため当該送電線に直列に接
続された直列コンデンサと、当該直列コンデンサに直列
に接続された補償電圧発生装置と、前記送電線の浮遊イ
ンダクタンスに流れる無効電流または高調波電流を補償
する無効電力補償装置と、を具備したことを特徴とする
交流送電システム。 - 【請求項26】 前記直列コンデンサおよび前記補償電
圧発生装置は、前記送電線の地絡事故等により過電流が
発生した場合、当該過電流をバイパスさせる回路を具備
したことを特徴とする請求項25に記載の交流送電シス
テム。 - 【請求項27】 前記補償電圧発生装置は、前記送電線
の電力変動分を検知し、当該電力変動を抑制する電力動
揺抑制手段を備えたことを特徴とする請求項25または
請求項26に記載の交流送電システム。 - 【請求項28】 前記直列コンデンサまたは無効電力補
償装置は、前記送電線に複数個所に分割して配置したこ
とを特徴とする請求項25または請求項26に記載の交
流送電システム。 - 【請求項29】 交流送電線と、当該送電線のインダク
タンス分の大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に
接続された直列コンデンサと、当該直列コンデンサに並
列に接続された補償電流発生装置と、前記送電線の浮遊
インダクタンスに流れる無効電流または高調波電流を補
償する無効電力補償装置と、を具備したことを特徴とす
る交流送電システム。 - 【請求項30】 前記直列コンデンサは、前記送電線の
地絡事故等により過電流が発生した場合、当該過電流を
バイパスさせる回路を具備したことを特徴とする請求項
29に記載の交流送電システム。 - 【請求項31】 交流送電線と、当該送電線のインダク
タンス分の大部分を打ち消すため、当該送電線に直列に
接続された主直列コンデンサと、当該主直列コンデンサ
に直列に接続された補助直列コンデンサと、当該補助直
列コンデンサに並列に接続された補償電流発生装置と、
前記送電線の浮遊インダクタンスに流れる無効電流また
は高調波電流を補償する無効電力補償装置と、を具備し
たことを特徴とする交流送電システム。 - 【請求項32】 前記主直列コンデンサおよび補助直列
コンデンサは、前記送電線の地絡事故等により過電流が
発生した場合、当該過電流をバイパスさせる回路を具備
したことを特徴とする請求項31に記載の交流送電シス
テム。 - 【請求項33】 前記主直列コンデンサまたは無効電力
補償装置は、前記送電線に複数個所に分割して配置した
ことを特徴とする請求項31または請求項32に記載の
交流送電システム。 - 【請求項34】 前記補償電流発生装置は、前記送電線
の電力変動分を検知し、当該電力変動を抑制する手段を
備えたことを特徴とする請求項29乃至請求項33のい
ずれかに記載の交流送電システム。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11438898A JP3907825B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 交流送電システム |
| US09/288,920 US6172488B1 (en) | 1998-04-10 | 1999-04-09 | AC transmission system with reactance compensation |
| CA002268566A CA2268566C (en) | 1998-04-10 | 1999-04-09 | Ac transmission system with reactance compensation |
| EP99106191A EP0954082A3 (en) | 1998-04-10 | 1999-04-09 | AC transmission system |
| AU23682/99A AU2368299A (en) | 1998-04-10 | 1999-04-09 | AC transmission system |
| CNB99104889XA CN1178360C (zh) | 1998-04-10 | 1999-04-12 | 交流输电系统 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11438898A JP3907825B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 交流送電システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11299104A true JPH11299104A (ja) | 1999-10-29 |
| JP3907825B2 JP3907825B2 (ja) | 2007-04-18 |
Family
ID=14636436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11438898A Expired - Fee Related JP3907825B2 (ja) | 1998-04-10 | 1998-04-10 | 交流送電システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3907825B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013005616A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Meidensha Corp | 交流電源の瞬低補償装置 |
| KR101271310B1 (ko) * | 2012-07-11 | 2013-06-04 | 구본훈 | 직류 전기에너지 전송 효율 증가 장치 |
| CN115833153A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-03-21 | 许继集团有限公司 | 一种新能源发电经二极管送出控制方法及控制系统 |
-
1998
- 1998-04-10 JP JP11438898A patent/JP3907825B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR101271310B1 (ko) * | 2012-07-11 | 2013-06-04 | 구본훈 | 직류 전기에너지 전송 효율 증가 장치 |
| WO2014010835A1 (ko) * | 2012-07-11 | 2014-01-16 | Ku Bon Hun | 직류 전기에너지 전송 효율 증가 장치 |
| US9641091B2 (en) | 2012-07-11 | 2017-05-02 | Bon Hun Ku | Apparatus for increasing transmission efficiency for direct current electric energy |
| CN115833153A (zh) * | 2022-11-18 | 2023-03-21 | 许继集团有限公司 | 一种新能源发电经二极管送出控制方法及控制系统 |
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| JP3907825B2 (ja) | 2007-04-18 |
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