JPH11299718A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH11299718A
JPH11299718A JP10104648A JP10464898A JPH11299718A JP H11299718 A JPH11299718 A JP H11299718A JP 10104648 A JP10104648 A JP 10104648A JP 10464898 A JP10464898 A JP 10464898A JP H11299718 A JPH11299718 A JP H11299718A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋及びその周辺部分に水がかかっても、蓋開
放時にその水が洗浄槽内の食器類にふりかかるようなこ
とがないようにする。 【解決手段】 蓋17に設けられたパッキン19に切欠
部20、21を形成し、もって、蓋17の閉塞状態で、
洗浄槽9の内外を通水可能としている。切欠部20、2
1下方に水案内部23、24が形成されており、この水
案内部23、24の水流出部23a、24aは洗浄槽9
のコーナー部に存する。洗浄槽9においてこの水流出部
23a、24aの下方には張出部25、26が形成され
ている。また、蒸気抜き通路27の開口部27aの下縁
部には突出部28が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流し台キャビネッ
トに組み込まれる食器洗浄機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】最近、システムキッチ
ンにおいては、図13及び図14に示すように、食器洗
浄機101を流し台キャビネット102にシンク103
と並べて設けることが考えられている。この食器洗浄機
101においては、使用者が立ち姿勢のまま洗浄槽10
4内に食器類を収容できるように上面開放形とされてい
る。この場合、洗浄槽104は、槽本体104aとこれ
の上端部に被着された上部枠104bとから構成されて
いる。この洗浄槽104の上面開口部には、これを開閉
する蓋105が設けられている。この蓋105の裏面に
は、これと洗浄槽104の開口部との間をシールするパ
ッキン106が設けられている。
【0003】ところで、使用者が流し台キャビネット1
02上面を水で清掃する場合に、水をシャワー状にふり
かけながらこれを行なうことがある。あるいは、流し台
キャビネット102において水仕事を行なっている場合
に、比較的多くの水を周囲に飛散させてしまうこともあ
る。このような水取り扱い時においては、その水が食器
洗浄機101の蓋105及びその周辺にも多くふりかか
ってしまい、洗浄槽104の開口部において前記パッキ
ン106より外側の周囲部分Aに、比較的多くの水が停
留もしくは貯留されてしまうことがある。この場合、蓋
105を開けたときに、蓋105上面の水とこの周囲部
分Aの水とが一度に洗浄槽104内に飛散状態に入っ
て、内部の食器類にかかってしまうことがある。これを
防止するに、前記周囲部分Aに対して上部枠104bの
上端面を高くする必要がある(堤形状とする必要があ
る)。しかし、これでは、食器洗浄機101の蓋105
が他の部分(キャビネット102上面)より高くなっ
て、使い勝手が悪くなる。つまり、使用者は食器洗浄機
101の蓋105上面も炊事や水仕事の際に使用するこ
とが多く、この蓋105部分が高くなっていると不便で
ある。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、蓋及びその周辺部分に水がかかって
も、蓋開放時にその水が洗浄槽内の食器類にふりかかる
ようなことがない食器洗浄機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上面
に開口部を有し、その開口部が流し台キャビネットの天
板に接合される洗浄槽と、この洗浄槽の内部で食器類を
洗浄する洗浄機構と、前記洗浄槽の開口部を開閉すべく
設けられた蓋と、前記洗浄槽の開口部と前記蓋との間
に、洗浄槽内外を連通する通水手段とを備えてなるとこ
ろに特徴を有する。
【0006】上記構成においては、洗浄槽の開口部と蓋
との間に、洗浄槽内外を連通する通水手段を設けている
から、使用者が流し台キャビネットでの水取り扱い時
に、水が蓋及びその周辺にかかっても、蓋開放時に水が
洗浄槽内に飛散状態で入ることはない。つまり、蓋の周
辺にかかった水は、前記通水手段を通って洗浄槽内に順
次進入することが期待でき、そこに停留もしくは貯留さ
れることはない。この場合、順次水が入ってゆくので、
その水は飛散するものではなく、食器類にこの水がかか
ってしまうようなことはない。そして、蓋が開放されて
蓋上面の水が流下しても、蓋周辺部には既に水がないこ
とから、これも飛散することなく洗浄槽内に順次流入す
る。このように水が順次洗浄槽内に流入するから、蓋開
放時に食器に水がふりかかるようなことはない。
【0007】請求項2の発明は、通水手段に対応する部
位に水案内部を設けたところに特徴を有する。通水手段
を通った水は、この通水手段部分から洗浄槽内に流下す
るが、この場合、上記構成においては、通水手段に対応
する部位に水案内部を設けているから、その水がこの水
案内部に受けられて所定方向へ案内されるようになり、
適正箇所へ水を案内できるようになる。
【0008】請求項3の発明は、洗浄槽には、食器類を
収容する食器かごが収納され、水案内部には、水を流出
させるための水流出部が設けられ、この水流出部と前記
食器かごとは、上下方向でラップしない構成となってい
るところに特徴を有する。上記構成においては、水案内
部にて案内された水は、水流出部から流出されるが、こ
の水流出部と前記食器かごとは、上下方向でラップしな
い構成となっているから、上記流出された水が食器かご
内に流下することはなく、食器に水がかかることがな
い。
【0009】請求項4の発明は、洗浄槽が、槽本体と、
これの上部に設けられた上部枠とから構成され、上部枠
から槽本体の内壁面にかけて水を伝わらせる壁面流下ガ
イド部を設けたところに特徴を有する。この構成におい
ては、通水手段を通った水は、上部枠から槽本体へと流
下するが、この場合壁面流下ガイド部が設けられている
から、上部枠下端から槽本体の内壁面を伝うようにな
り、食器類に対して水がかかることを確実に防止できる
ようになる。
【0010】請求項5の発明は、洗浄槽の開口部と蓋と
の間にパッキンが備えられ、このパッキンの一部に切り
欠きが形成され、この切欠部が通水手段を構成するとこ
ろに特徴を有する。この構成においては、流し台キャビ
ネットでの水取り扱い時に蓋の周辺に水がかかっても、
その水が前記切欠部を通って洗浄槽内に順次進入するこ
とが期待できるものであり、この場合、通水手段として
構成がきわめて簡単である。
【0011】請求項6の発明は、蓋がヒンジ部を介して
静止部に開閉可能に設けられ、切欠部がこのヒンジ部に
対応して設けられているところに特徴を有する。蓋閉塞
状態で洗浄運転を行なっている場合、洗浄槽内のスプラ
ッシュがパッキンの切欠部から外側へ漏れる虞がある
が、上記構成においては、この切欠部がヒンジ部に対応
して設けられているから、前記スプラッシュをこのヒン
ジ部で遮蔽することができるようになる。
【0012】請求項7の発明は、洗浄槽が、槽本体と、
これの上部に設けられた上部枠とから構成され、上部枠
には蒸気抜き通路が形成され、この蒸気抜き通路の所定
部に通水孔部が形成され、この通水孔部及び蒸気抜き通
路により通水手段が構成されているところに特徴を有す
る。上記構成においては、蓋の周辺にかかった水は、前
記通水孔部から蒸気抜き通路を通って洗浄槽内に順次進
入するようになることが期待できるものであり、しか
も、通水手段として、蒸気抜き通路を利用できるから構
成がきわめて簡単である。
【0013】この場合、蒸気抜き通路において洗浄槽内
部側に開口する開口部の下方に、水案内部、もしくは上
部枠の内縁部から槽本体の内壁面にかけて水を伝わらせ
る壁面流下ガイド部を設ける構成としても良い(請求項
8の発明)。このようにすれば、蒸気抜き通路において
洗浄槽内部側に開口する開口部から洗浄槽内に進入する
水が、水案内部もしくは壁面流下ガイド部により食器類
にかからないように流下するところとなる。
【0014】請求項9の発明は、槽本体の上端部に上部
枠を装着して全体として上面開口形に形成され、その上
部枠が流し台キャビネットの天板に接合されて該流し台
キャビネットに組み込まれる洗浄槽と、この洗浄槽の内
部で食器類を洗浄する洗浄機構と、前記洗浄槽の開口部
を開閉すべく二つのヒンジ部を介して設けられた蓋と、
前記洗浄槽の開口部と蓋との間に設けられたパッキン
と、前記上部枠に前記二つのヒンジ部間に位置して形成
された蒸気抜き通路部と、この蒸気抜き通路部における
洗浄槽側開口部の下縁部に形成された突出部と、前記パ
ッキンに前記二つのヒンジ部に対応してそれぞれ形成さ
れた切欠部からなる二つの通水手段と、この二つの通水
手段の下方に設けられ水流出部が洗浄槽のコーナー部に
設けられた水案内部と、前記突出部及び前記水流出部の
下方に設けられ、前記上部枠から槽本体の内壁面にかけ
て水を伝わらせる壁面流下ガイド部とを備えてなるとこ
ろに特徴を有する。
【0015】この構成においては、洗浄槽の開口部と蓋
との間に設けられたパッキンに、切欠部からなる通水手
段を設けているから、使用者が流し台キャビネットでの
水取り扱い時に、水が蓋及びその周辺にかかっても、そ
の水が前記切欠部を通って洗浄槽内に順次進入すること
が期待でき、蓋開放時に水が洗浄槽内に飛散状態で入る
ことがない。
【0016】通水手段を通った水は、この通水手段部分
から洗浄槽内に流下するが、この場合、上記構成におい
ては、通水手段の下方に水案内部を設けているから、そ
の水がこの水案内部に受けられて水流出部へ案内される
ようになり、この水流出部からへ洗浄槽のコーナー部に
水を流下する。このコーナー部は、食器類が存在しない
デッドスペースであることから、水が食器類にふりかか
ることがない。しかも、この場合、水流出部下方には壁
面流下ガイド部が設けられているから、水は必ず槽本体
の内壁面を伝って流下するようになり、食器類に対して
水がかかることを一層確実に防止できるようになる。
【0017】また、蓋閉塞状態で洗浄運転を行なってい
る場合、洗浄槽内のスプラッシュが前記パッキンの切欠
部から外側へ漏れる虞があるが、上記構成においては、
この切欠部がヒンジ部に対応して設けられているから、
前記スプラッシュをこのヒンジ部で遮蔽することができ
るようになる。
【0018】そして、蒸気抜き通路部における洗浄槽側
開口部の下縁部に突出部を形成しているから、蓋開放時
に水が、蒸気抜き通路部における洗浄槽側開口部を伝っ
て洗浄槽内に流下する場合でも、この突出部で水が受け
られ、且つ、この突出部下方に壁面流下ガイド部が設け
られているから、この突出部から流下する水は必ず槽本
体の内壁面を伝って流下するようになり、食器類に対し
て水がかかることを確実に防止できるようになる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例につ
き図1ないし図8を参照しながら説明する。まず図2及
び図3において、流し台キャビネット1は、本体2と、
ワークトップ3と例えばステンレス製の天板4とを備え
て構成されている。ワークトップ3と天板4とは、天板
4がワークトップ3の下面に当接する形態で、シール剤
を兼用する接着剤5により接合されている。上記天板4
にはシンク6が形成されている。そして、ワークトップ
3には、水道の蛇口7が設けられている。
【0020】上記キャビネット1においてシンク6の横
側には、食器洗浄機8が組み込まれている。以下、この
食器洗浄機8について述べる。洗浄槽9は、例えばステ
ンレス製の上面開口形の矩形容器状の槽本体10と、こ
れの上端に接合された例えばプラスチック製の上部枠1
1とから構成されている。なお、その接合構成について
述べると、図3及び図5に示すように、上部枠11の下
面には、第1の垂下壁部12と、ねじ座兼用の第2の垂
下壁部13とが若干離間して形成されており、その両者
間に下方に開放する凹部14が形成されている。この凹
部14の上部にパッキン15が配設されている。槽本体
10の上端外側には、取付板10aが溶着されており、
これら槽本体10上端と取付板10aとが前記パッキン
15に下方から押しつけられた形態で、取付板10aが
上部枠11の第2の垂下壁部13に下方からねじ止めさ
れ、もって、槽本体10と上部枠11とが接合されて洗
浄槽9が構成されている。
【0021】上部枠11は槽本体10から外側へ張り出
すように構成されていて、その張り出し部11aには下
方へ突出するねじ座16が形成されている。また、この
張り出し部11aの上面には天板4の板厚分の段差が付
けられた取付部11bが形成されている。しかして、こ
の取付け部11bを天板4の開口部に裏面側から当接さ
せて天板4にねじ止めし、もって、洗浄槽9を天板4に
取付けている。この場合、天板4の上面と上部枠11の
上面とが面一となり、しかもこれらの上面はワークトッ
プ3上面よりは低い。
【0022】上記洗浄槽9の上部枠11(静止部)に
は、該洗浄槽9の開口部(上部枠11がこの開口部を構
成している)を開閉するための矩形状の蓋17がヒンジ
部18、18を介して回動可能に取付けられている。こ
の場合ヒンジ部18、18は流し台キャビネット1の後
部側に左右に離れて位置しており、従って、蓋17は手
前から向こう側へ開放されるようになっている。このヒ
ンジ部18、18は、図5に示すように、上部枠11に
設けた枢支部18aと、蓋17に後方へ突出ように設け
られた若干幅広な被枢支部18bと、これらを回動可能
に連結するヒンジピン18cとから構成されている。
【0023】前記蓋17の裏面には、全体として矩形枠
状のパッキン19が取着されており、ただし、このパッ
キン19には、図1に示すように前記ヒンジ部18、1
8に対応する部位を切り欠いており、この切欠部20、
21は通水手段たるものである。なお、このパッキン1
9は例えばシリコンゴム等の比較的柔軟で非透水性材料
から構成されている。しかして、蓋17が閉塞された状
態では、パッキン19が上部枠11上面のうち開口部縁
に接触してその部分をシールするものであり、この時、
蓋17上面と前記ワークトップ3上面とがほぼ面一とな
る構成である。そして、蓋17とワークトップ3と間に
は化粧カバー22が配設されており、この化粧カバー2
2の上面もこれら蓋17及びワークトップ3の上面とほ
ぼ面一となっている。
【0024】また、上部枠11において前記切欠部2
0、21に対応する部分には、水案内部23、24が形
成されている。この水案内部23、24は図1、図4及
び図5に示すように、第1の垂下壁部12に断面ほぼU
状に形成されている。この水案内部23、24のうち左
側の水案内部23は、右端部が閉鎖され、左端部が槽本
体10の左コーナー部部分において水流出部23aとし
て開放している。また、右側の水案内部24は、左端部
が閉鎖され、右端部が槽本体10の右コーナー部部分に
おいて水流出部24aとして開放している。
【0025】前記槽本体10において、前記水案内部2
3の水流出部23a及び水案内部24の水流出部24a
の下方(左右のコーナー部)には、壁面流下ガイド部で
ある張出部25及び26(図1及び図5参照)がそれぞ
れ内側へ膨出形成されている。この張り出し部25及び
26は、それぞれ水流出部23a及び24aよりも槽中
央側へ突出する構成となっている。
【0026】また、上部枠11において前記ヒンジ部1
8、18間に位置して蒸気抜き通路部27が形成されて
いる。これは図6に示すように、一端が上部枠11の内
面で洗浄槽9内と連通するように開口(この開口部は符
号27aを付している)すると共に他端が上部枠11の
上面にて洗浄槽9外と連通するように開口(この開口部
は符号27bを付している)している。なお、開口部2
7bには化粧カバー22に形成した通気部22aが接続
されている。
【0027】上記蒸気抜き通路部27の洗浄槽9側の開
口部27aの下縁部には突出部28が形成されており、
槽本体10においてこの突出部28の下方部には、壁面
流下ガイド部である張出部29が内側へ膨出形成されて
いる。この張り出し部29は、突出部28の真下よりも
槽中央側へ突出する構成となっている。
【0028】一方、洗浄槽9には、図3に示すように、
洗浄機構30が設けられており、この洗浄機構30は、
洗浄ポンプ及び排水ポンプを兼用するポンプ装置31、
噴射アーム31a、ヒータ32、給水弁33及び図示し
ない送風機等を備えて構成されている。また、洗浄槽9
の外側下方部には、この洗浄槽9下部及びポンプ装置3
1を囲繞するように下ケース34が設けられている。
【0029】上記洗浄機構30において、その給水弁3
3が開放されると水道水が洗浄槽9内に所定水位となる
まで供給されるようになっている。そして、その水は前
記ヒータ32によって所定温度例えば60℃まで加熱さ
れるようになっている。さらに、ポンプ装置31は図示
しないポンプモータの正回転により洗浄ポンプとして機
能し、逆回転により排水ポンプとして機能するもので、
このポンプ装置31が洗浄ポンプとして機能すると、洗
浄槽9内の洗浄水を、噴射アーム31aに圧送して食器
類を洗浄するようになっている。またポンプ装置31が
排水ポンプとして機能すると、洗浄槽9内の洗浄水を排
出するようになっている。また、図示しない送風機は乾
燥行程時に洗浄槽9内に外気を送り込むもので、その送
り込まれた空気は前記ヒータ32により加熱されて熱風
化され、この熱風により洗浄後の食器を乾燥させるよう
になっている。
【0030】一方、洗浄槽9の内部には食器かご35が
取り出し可能に配置されるようになっており、この食器
かご35は、その配置の際に位置決めされるようになっ
ている。食器かご35の位置決め構成について、図4、
図7及び図8を参照しながら説明する。槽本体10のの
左右の壁部の下部には、それぞれ二つの位置決め部及び
載置部を兼用する突起部36を内方へ膨出形成してい
る。食器かご35は金属製の線材37を適宜溶着して構
成されており、その底部において矩形枠を構成する主要
な4つの線材37A、37B、37C及び37Dにおい
て、線材37Aの両端部37AL及び37AR、線材3
7Bの両端部37BL及び37BRは上方へ傾斜するよ
うに折曲されており、それらの端部37AL及び37A
R、37BL及び37BRは、それぞれ突起部36上面
に当接して係止されるものである。また、線材37C及
び37Dにおいて、各突起部36、36の側部36a、
36aの近傍となる部位には、位置決め部材38、38
がそれぞれ溶着されている。従って、上記位置決め部材
38、38を、突起部36、36の側部36a、36a
間に位置させるように洗浄槽9に配置すると、食器かご
35が所定位置に位置決めされる。この場合、食器かご
35は、水案内部23、24の水流出部23a、24a
と上下方向でラップしない関係となる。つまり、水案内
部23、24の水流出部23a、24aは平面的に見て
食器かご35の外側の位置となる。
【0031】上述のように構成した本実施例によれば、
次の効果を得ることができる。洗浄槽9の開口部である
上部枠11と蓋17との間に、洗浄槽9内外を連通する
通水手段たる切欠部20、21を設けているから、使用
者が流し台キャビネット1での水取り扱い時に、水が蓋
17及びその周辺にかかっても、蓋17開放時に水が洗
浄槽9内に飛散状態で入ることはない。つまり、蓋17
の周辺にかかった水は、図5に矢印で示すように、前記
切欠部20、21を通って洗浄槽9内に順次進入するこ
とが期待でき、そこに停留もしくは貯留されることはな
い。この場合、順次水が入ってゆくので、その水は飛散
するものではなく、食器類にこの水がかかってしまうよ
うなことはない。そして、蓋17が開放されて蓋17上
面の水が流下しても、蓋17周辺部には既に水がないこ
とから、これも飛散することなく洗浄槽9内に順次流入
する。
【0032】そして、このように蓋17周辺部の水を順
次洗浄槽9内に進入させることができるから、水を洗浄
槽9内に入れないようにするための堤形状に形成する必
要がなく、つまり、上部枠11上面を天板4に対して高
くする必要はなく、この結果、蓋17をワークトップ3
とほぼ同じ高さとなるように構成でき、炊事や水仕事の
際に蓋17を使用する場合に便利となる。
【0033】ここで、切欠部20、21を通った水は、
この切欠部20、21部分から洗浄槽9内に流下する
が、この場合、本実施例においては、切欠部20、21
に対応する部位に水案内部23、24を設けているか
ら、その水がこの水案内部23、24に受けられて水流
出部23a、24aへ案内され、そしてそこから適正箇
所へ水が流出されるようになる。
【0034】特にこの場合、水流出部23a、24a
が、食器類が存在しないデッドスペースとなる洗浄槽9
のコーナー部に設けられているから、水が食器類にふり
かかることがない。しかも、この場合、水流出部23
a、24a下方には壁面流下ガイド部である張出部2
5、26が設けられているから、水は必ず槽本体10の
内壁面を伝って流下するようになり、食器類に対する水
の接触防止を一層確実化できるようになる。
【0035】さらにまた、本実施例では、水流出部23
a,24aと食器かご35とは、上下方向でラップしな
い構成となっているから、上記水流出部23a,24a
から流出された水は、張出部25、26が無くても食器
かご35内に流下することはなく、食器類に水が接触す
ることがない。
【0036】さらに本実施例によれば、パッキン19の
一部に切り欠きが形成され、この切欠部20、21を通
水手段として構成しているから、通水手段としての構成
がきわめて簡単である。
【0037】また、蓋17閉塞状態で洗浄運転を行なっ
ている場合、洗浄槽9内のスプラッシュがパッキン19
の切欠部20、21から外側へ漏れることが懸念される
が、本実施例によれば、切欠部20、21がヒンジ部1
8、18に対応して設けられているから、前記スプラッ
シュをこのヒンジ部18、18で遮蔽することができ、
スプラッシュ漏出を防止できる。
【0038】さらに本実施例によれば、蒸気抜き通路部
27における洗浄槽9側の開口部27aの下縁部に突出
部28を形成しているから、蓋17開放時に水が、蒸気
抜き通路部27の上記開口部27aを伝って洗浄槽9内
に流下する場合でも、この突出部28で水を受けること
ができ、且つ、この突出部28下方に張出部29が設け
られているから、この突出部28から流下する水は必ず
槽本体10の内壁面を伝って流下するようになり、食器
類に対する水の接触防止を一層確実化できるようにな
る。
【0039】図9は本発明の第2の実施例を示してい
る。すなわち、第1の実施例では、壁面流下ガイド部と
して張出部25、26及び29を示したが、本発明の第
2の実施例では、壁面流下ガイド部としての接触凸部4
1を示している。この接触凸部41は、槽本体10に、
上部枠11の第1の垂下壁部12の内面下端に接触して
これから下方へ延長するように凸状に膨出形成されてい
る。このように構成した場合、上部枠11の第1の垂下
壁部12を流下する水は、第1の垂下壁部12の下端か
ら接触凸部41に連続的に伝うようになり、食器類に水
が接触することを確実に防止できるものである。
【0040】図10は本発明の第3の実施例を示してお
り、この実施例においては、水案内部42を、上部枠1
1において切欠部20、21に対応する辺部のほぼ幅一
杯に形成している。この場合水流下部42aは洗浄槽9
の右コーナー部に位置している。このようにしても初期
の目的を達成できる。この場合、水案内部42に代え
て、張出部や接触凸部といった壁面流下ガイド部を設け
ても良い。
【0041】図11及び図12は本発明の第4の実施例
を示しており、この実施例においては、通水手段の構成
が第1の実施例と異なる。すなわち、パッキン19に切
欠部20、21は形成されておらず(パッキン19は矩
形の無端環状である)、蒸気抜き通路27において、パ
ッキン19より外側となる部分に複数の通水孔部44が
形成され、この通水孔部44及び蒸気抜き通路27によ
り通水手段たる通水路43が構成されている。また、こ
の蒸気抜き通路27の開口部72aの下方には、壁面流
下ガイド部例えば張出部45を設けている。
【0042】この実施例によれば、蓋17の周辺にかか
った水は、矢印で示すように、通水孔部44から蒸気抜
き通路27を通って洗浄槽9内に順次進入するようにな
ることが期待できるものであり、この場合、通水路43
として、蒸気抜き通路27を利用できるから構成がきわ
めて簡単となる。特にこの場合、蒸気抜き通路27の開
口部27aの下方に、張出部45を設けているから、開
口部27aから洗浄槽9に流下する水を有効に槽本体1
0内面に伝わらせることができ、その水が、食器類に触
れることを有効に防止できる。この場合、張出部45に
代えて第2の実施例で示した接触凸部でも良く、あるい
は水案内部でも良い。さらに、通水手段としては、上記
各実施例に限定されず、例えば図11に示したパッキン
19に代えて、スポンジ等の透水性材料から構成された
無端環状の枠部材を設けても良い。この場合、蓋閉塞時
には枠部材により洗浄槽内外間の空気の流通をほぼ遮断
できると共に、蓋及びその周辺部にに水がふりかかった
時にこの枠部材を水が浸透して洗浄槽内部に良好に徐々
に入るようになり、初期の目的を達成できるものとな
る。なお、この場合、図11に示した通水孔部44はな
くても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、洗浄槽の開口部と蓋との間に、洗浄槽内外を連通
する通水手段を設けているから、使用者が流し台キャビ
ネットでの水取り扱い時に、水が蓋及びその周辺にかか
っても、蓋開放時に水が洗浄槽内に飛散状態で入ること
がなく、食器類に水がかかってしまうようなことがな
い。
【0044】請求項2の発明によれば、通水手段に対応
する部位に水案内部を設けたから、通水手段を通った水
が該通水手段部分から洗浄槽内に流下するが、その水を
水案内部にて受けて適正箇所へ案内でき、食器類に対し
て水がかかることをより有効に防止できる。請求項3の
発明によれば、水案内部の水流出部と、食器かごとが、
上下方向でラップしない構成となっているから、水流出
部から流出された水が食器かご内に流下することはな
く、食器に対して水がかかることをより有効に防止でき
る。
【0045】請求項4の発明は、上部枠から槽本体の内
壁面にかけて水を伝わらせる壁面流下ガイド部を設けた
から、通水手段を通った水が、上部枠から槽本体へと流
下するときに、この壁面流下ガイド部により、上部枠下
端から槽本体の内壁面を良好に伝わらせることができ、
食器類にたいして水がかかることをより有効に防止でき
る。
【0046】請求項5の発明によれば、洗浄槽の開口部
と蓋との間にパッキンが備えられ、このパッキンの一部
に切り欠きが形成され、この切欠部が通水手段を構成す
るようにしたから、通水手段として構成がきわめて簡単
である。請求項6の発明によれば、蓋がヒンジ部を介し
て静止部に開閉可能に設けられ、切欠部がこのヒンジ部
に対応して設けられているから、蓋閉塞状態で洗浄運転
を行なった場合、洗浄槽内のスプラッシュがパッキンの
切欠部から外側へ漏れることを防止できる。
【0047】請求項7の発明によれば、蒸気抜き通路の
所定部に通水孔部を形成し、この通水孔部及び蒸気抜き
通路により通水手段を構成したから、通水手段として、
蒸気抜き通路を利用でき、構成がきわめて簡単である。
【0048】請求項8によれば、上記蒸気抜き通路にお
いて洗浄槽内部側に開口する開口部の下方に、水案内
部、もしくは壁面流下ガイド部を設ける構成としたか
ら、蒸気抜き通路において洗浄槽内部側の開口部から洗
浄槽内に進入する水を、水案内部もしくは壁面流下ガイ
ド部により食器類にかからないように流下させることが
できる。
【0049】請求項9の発明によれば、洗浄槽の開口部
と蓋との間に設けられたパッキンに、切欠部からなる通
水手段を設けているから、使用者が流し台キャビネット
での水取り扱い時に、水が蓋及びその周辺にかかって
も、その水が前記切欠部を通って洗浄槽内に順次進入す
ることが期待でき、蓋開放時に水が洗浄槽内に飛散状態
で入ることがなく、通水手段を通った水が食器類にふり
かかることを確実に防止できる。しかも蓋閉塞状態で洗
浄運転時に洗浄槽内のスプラッシュがパッキンの切欠部
から外側へ漏れることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関し、蓋開放状態での
洗浄槽上部部分の斜視図
【図2】流し台キャビネットに組み込んだ状態の食器洗
浄機の斜視図
【図3】同縦断側面図
【図4】蓋を開放し且つ洗浄機構を省略した状態で食器
洗浄機を上方から遠近法を用いて示す平面図
【図5】食器洗浄機上部をパッキンの切欠部部分で縦断
面して示す縦断側面図
【図6】食器洗浄機上部を蒸気抜き通路部部分で縦断面
して示す縦断側面図
【図7】食器かごの位置決め構成を示す洗浄槽内部の斜
視図
【図8】同縦断側面図
【図9】本発明の第2の実施例を示す図5相当図
【図10】本発明の第3の実施例を示す図1相当図
【図11】本発明の第4の実施例を示す図1相当図
【図12】食器洗浄機上部を蒸気抜き通路部部分で縦断
面して示す縦断側面図
【図13】従来例を示す図2相当図
【図14】食器洗浄機上部の縦断正面図
【符号の説明】
1は流し台用キャビネット、3はワークトップ、4は天
板、6はシンク、8は食器洗浄機、9は洗浄槽、10は
槽本体、11は上部枠、12は第1の垂下壁部、13は
第2の垂下壁部、17は蓋、18はヒンジ部、19はパ
ッキン、20、21は切欠部(通水手段)、22は化粧
カバー、23、24は水案内部、23a、24aは水流
出部、25、26は張出部(壁面流下ガイド部)、27
は蒸気抜き通路部、28は突出部、29は張出部(壁面
流下ガイド部)、30は洗浄機構、35は食器かご、3
6は突起部、38は位置決め部材、41は接触凸部(壁
面流下ガイド部)、42は水案内部、42aは水流出
部、43は通水路(通水手段)、44は通水孔部、45
は張出部(壁面流下ガイド部)を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に開口部を有し、その開口部が流し
    台キャビネットの天板に接合される洗浄槽と、 この洗浄槽の内部で食器類を洗浄する洗浄機構と、 前記洗浄槽の開口部を開閉すべく設けられた蓋と、 前記洗浄槽の開口部と前記蓋との間に、洗浄槽内外を連
    通する通水手段とを備えてなることを特徴とする食器洗
    浄機。
  2. 【請求項2】 通水手段に対応する部位に水案内部を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 【請求項3】 洗浄槽には、食器類を収容する食器かご
    が収納され、 水案内部には、水を流出させるための水流出部が設けら
    れ、 この水流出部と前記食器かごとは、上下方向でラップし
    ない構成となっていることを特徴とする請求項2記載の
    食器洗浄機。
  4. 【請求項4】 洗浄槽は、槽本体と、これの上部に設け
    られた上部枠とから構成され、 上部枠から槽本体の内壁面にかけて水を伝わらせる壁面
    流下ガイド部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    食器洗浄機。
  5. 【請求項5】 洗浄槽の開口部と蓋との間にパッキンが
    備えられ、このパッキンの一部に切り欠きが形成され、
    この切欠部が通水手段を構成することを特徴とする請求
    項1記載の食器洗浄機。
  6. 【請求項6】 蓋はヒンジ部を介して静止部に開閉可能
    に設けられ、切欠部はこのヒンジ部に対応して設けられ
    ていることを特徴とする請求項5記載の食器洗浄機。
  7. 【請求項7】 洗浄槽は、槽本体と、これの上部に設け
    られた上部枠とから構成され、 上部枠には蒸気抜き通路が形成され、この蒸気抜き通路
    の所定部に通水孔部が形成され、この通水孔部及び蒸気
    抜き通路により通水手段が構成されていることを特徴と
    する請求項1記載の食器洗浄機。
  8. 【請求項8】 蒸気抜き通路において洗浄槽内部側に開
    口する開口部の下方に、水案内部、もしくは上部枠の内
    縁部から槽本体の内壁面にかけて水を伝わらせる壁面流
    下ガイド部を設けたことを特徴とする請求項7記載の食
    器洗浄機。
  9. 【請求項9】 槽本体の上端部に上部枠を装着して全体
    として上面開口形に形成され、その上部枠が流し台キャ
    ビネットの天板に接合されて該流し台キャビネットに組
    み込まれる洗浄槽と、 この洗浄槽の内部で食器類を洗浄する洗浄機構と、 前記洗浄槽の開口部を開閉すべく二つのヒンジ部を介し
    て設けられた蓋と、 前記洗浄槽の開口部と蓋との間に設けられたパッキン
    と、 前記上部枠に前記二つのヒンジ部間に位置して形成され
    た蒸気抜き通路部と、 この蒸気抜き通路部における洗浄槽側開口部の下縁部に
    形成された突出部と、 前記パッキンに前記二つのヒンジ部に対応してそれぞれ
    形成された切欠部からなる二つの通水手段と、 この二つの通水手段の下方に設けられ水流出部が洗浄槽
    のコーナー部に設けられた水案内部と、 前記突出部及び前記水流出部の下方に設けられ、前記上
    部枠から槽本体の内壁面にかけて水を伝わらせる壁面流
    下ガイド部とを備えてなることを特徴とする食器洗浄
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008507309A (ja) * 2004-07-23 2008-03-13 ベーエスハー ボッシュ ウント ジーメンス ハウスゲレーテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング モジュール状の構造を有する食器洗浄機
JP2017501828A (ja) * 2013-12-31 2017-01-19 寧波方太厨具有限公司Ningbo Fotile Kitchen Ware Co., Ltd シンク式洗浄機

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