JPH1129998A - 断熱材 - Google Patents
断熱材Info
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- JPH1129998A JPH1129998A JP18814597A JP18814597A JPH1129998A JP H1129998 A JPH1129998 A JP H1129998A JP 18814597 A JP18814597 A JP 18814597A JP 18814597 A JP18814597 A JP 18814597A JP H1129998 A JPH1129998 A JP H1129998A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 住宅用断熱材において、寸法精度がさほど高
くなくても、施工部位への嵌込み性を改善するととも
に、幅の異なる複数の嵌込み部位にも施工する。 【解決手段】 住宅用断熱材は、押出発泡法によるポリ
スチレン系発泡樹脂ボードなどの硬質発泡樹脂ボード2
と、この発泡樹脂ボードの一方の側部の表裏面に交互に
形成され、かつ長手方向に延びる複数の溝部3と、この
発泡樹脂ボードの他方の表裏面に形成され、かつ長手方
向に延びる1つ以上の充填部位の仕様に合った切断用の
切込み部4と、前記発泡樹脂ボードの裏面の両側縁の少
なくとも一方の側縁に形成された面取り部5とを備えて
いる。溝部3は発泡樹脂ボードに圧縮性を付与する。前
記切込み部4を利用して発泡樹脂ボードを切断し、幅の
異なる複数の充填部位に施工する。
くなくても、施工部位への嵌込み性を改善するととも
に、幅の異なる複数の嵌込み部位にも施工する。 【解決手段】 住宅用断熱材は、押出発泡法によるポリ
スチレン系発泡樹脂ボードなどの硬質発泡樹脂ボード2
と、この発泡樹脂ボードの一方の側部の表裏面に交互に
形成され、かつ長手方向に延びる複数の溝部3と、この
発泡樹脂ボードの他方の表裏面に形成され、かつ長手方
向に延びる1つ以上の充填部位の仕様に合った切断用の
切込み部4と、前記発泡樹脂ボードの裏面の両側縁の少
なくとも一方の側縁に形成された面取り部5とを備えて
いる。溝部3は発泡樹脂ボードに圧縮性を付与する。前
記切込み部4を利用して発泡樹脂ボードを切断し、幅の
異なる複数の充填部位に施工する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬質発泡樹脂ボー
ドの表裏面に形成された溝部により圧縮性を付与された
構造を有し、住宅などの建築物に好適に利用される断熱
材に関する。
ドの表裏面に形成された溝部により圧縮性を付与された
構造を有し、住宅などの建築物に好適に利用される断熱
材に関する。
【0002】
【従来の技術】住宅などの建築物には、熱損失を少なく
して室内温度を適度に維持するために、通常、壁、床、
天井または屋根などに断熱施工が施されている。この断
熱施工法の一つとして、床の根太間、壁の柱間、天井の
野縁間、屋根の垂木間などの充填部位(嵌込み部位)の
形状に応じて断熱材を加工し、嵌込む充填工法が知られ
ている。前記断熱材として、グラスウール、ロックウー
ル、発泡ウレタンボード、発泡ポリスチレンボードなど
が知られている。これらの断熱材のうち、発泡ポリスチ
レンボードは比較的硬質であり、施工後においても形状
変化がほとんどないため、施工箇所での高い断熱性能を
維持できるという利点がある。
して室内温度を適度に維持するために、通常、壁、床、
天井または屋根などに断熱施工が施されている。この断
熱施工法の一つとして、床の根太間、壁の柱間、天井の
野縁間、屋根の垂木間などの充填部位(嵌込み部位)の
形状に応じて断熱材を加工し、嵌込む充填工法が知られ
ている。前記断熱材として、グラスウール、ロックウー
ル、発泡ウレタンボード、発泡ポリスチレンボードなど
が知られている。これらの断熱材のうち、発泡ポリスチ
レンボードは比較的硬質であり、施工後においても形状
変化がほとんどないため、施工箇所での高い断熱性能を
維持できるという利点がある。
【0003】しかし、根太間や柱間などの充填箇所に断
熱材を嵌込む充填工法では、発泡ポリスチレンが硬質で
あるため、嵌込み性が劣り、施工効率を低下させる。一
方、隙間なく緊密に嵌込むとともに、施工効率を高める
ためには、発泡ポリスチレンボードを充填部位に合わせ
て精度よく切断すればよい。しかし、施工現場におい
て、充填部位の大きさ及び形状に適合させて高い精度で
切断加工することは、切断作業を煩雑化させるだけでな
く、施工効率を大きく低下させる要因となる。そして、
仮に断熱材と充填部位を構成する部材との間に隙間が生
じると、隙間部分が熱的に弱点となるため、冷架橋とな
って損失熱量を増大させるとともに、温度の低下に伴っ
て結露を引き起こす原因となる。
熱材を嵌込む充填工法では、発泡ポリスチレンが硬質で
あるため、嵌込み性が劣り、施工効率を低下させる。一
方、隙間なく緊密に嵌込むとともに、施工効率を高める
ためには、発泡ポリスチレンボードを充填部位に合わせ
て精度よく切断すればよい。しかし、施工現場におい
て、充填部位の大きさ及び形状に適合させて高い精度で
切断加工することは、切断作業を煩雑化させるだけでな
く、施工効率を大きく低下させる要因となる。そして、
仮に断熱材と充填部位を構成する部材との間に隙間が生
じると、隙間部分が熱的に弱点となるため、冷架橋とな
って損失熱量を増大させるとともに、温度の低下に伴っ
て結露を引き起こす原因となる。
【0004】そこで、板状の硬質発泡樹脂を充填箇所に
隙間なく緊密に嵌込むために、実公平2−13617号
公報には、板状の硬質発泡ポリウレタン、発泡ポリスチ
レンなどの断熱材の両側部に、それぞれ板全体の幅の約
4分の1に、切り込み深さが板厚の半分より深く、互い
に平行な溝を設けた断熱材が提案されている。このよう
な断熱材の利用により、住宅の充填部位に断熱材を隙間
なく緊密に嵌込むことができる。
隙間なく緊密に嵌込むために、実公平2−13617号
公報には、板状の硬質発泡ポリウレタン、発泡ポリスチ
レンなどの断熱材の両側部に、それぞれ板全体の幅の約
4分の1に、切り込み深さが板厚の半分より深く、互い
に平行な溝を設けた断熱材が提案されている。このよう
な断熱材の利用により、住宅の充填部位に断熱材を隙間
なく緊密に嵌込むことができる。
【0005】しかし、実際の住宅では根太、柱、垂木な
どの充填部位を構成する部材(構成部材)の寸法や本数
(充填部位の仕様)がさまざまであり、充填部位の仕様
により、断熱材の充填間隔が異なる。そのため、充填部
位の仕様毎に、充填間隔に適合した寸法の数種類の断熱
材を用意する必要があり、品揃えと現場での取り扱いが
煩雑になる。また、最大充填間隔に合わせた断熱材を用
い、充填間隔が小さい充填部位では断熱材の幅寸法を、
現場でカッターナイフなどを用いて切断することにより
調整する場合もある。しかし、この場合には、両側部に
形成された溝部の一部を切断することもあり、断熱材本
来の圧縮性が損なわれ、施工性を低下させる。さらに、
硬質発泡樹脂ボードの厚みが大きくなると、カッターナ
イフでの2度切り、3度切りなどの複数回に亘る切断作
業を要したり、ボードを直線的に切断するには、当て板
などを用いて切断する必要があり、施工性を大きく低下
させる。
どの充填部位を構成する部材(構成部材)の寸法や本数
(充填部位の仕様)がさまざまであり、充填部位の仕様
により、断熱材の充填間隔が異なる。そのため、充填部
位の仕様毎に、充填間隔に適合した寸法の数種類の断熱
材を用意する必要があり、品揃えと現場での取り扱いが
煩雑になる。また、最大充填間隔に合わせた断熱材を用
い、充填間隔が小さい充填部位では断熱材の幅寸法を、
現場でカッターナイフなどを用いて切断することにより
調整する場合もある。しかし、この場合には、両側部に
形成された溝部の一部を切断することもあり、断熱材本
来の圧縮性が損なわれ、施工性を低下させる。さらに、
硬質発泡樹脂ボードの厚みが大きくなると、カッターナ
イフでの2度切り、3度切りなどの複数回に亘る切断作
業を要したり、ボードを直線的に切断するには、当て板
などを用いて切断する必要があり、施工性を大きく低下
させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、硬質発泡樹脂ボードの寸法精度がさほど高くなくて
も、施工部位への嵌込み性を改善できるとともに、断熱
材の幅寸法を容易に調整可能な断熱材を提供することに
ある。本発明の他の目的は、充填仕様に合わせて断熱材
の幅寸法を現場で容易に調整可能な断熱材を提供するこ
とにある。
は、硬質発泡樹脂ボードの寸法精度がさほど高くなくて
も、施工部位への嵌込み性を改善できるとともに、断熱
材の幅寸法を容易に調整可能な断熱材を提供することに
ある。本発明の他の目的は、充填仕様に合わせて断熱材
の幅寸法を現場で容易に調整可能な断熱材を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討の結果、発泡樹脂ボードの一方
の側部の表裏面に圧縮性を付与するための複数の溝部を
形成するとともに、他方の側部に1つ以上の切断用の切
り込み部を充填仕様に合わせて形成することにより、初
期の断熱材本来の圧縮性を損なうことなく、充填間隔に
合わせて容易に切断できることを見いだし、本発明を完
成した。すなわち、本発明の断熱材は、硬質発泡樹脂ボ
ードと、この発泡樹脂ボードの一方の側部の表裏面に、
長手方向に延び、かつ側部端面側から内方向へ順次交互
に形成された複数の溝部と、他方の側部に形成され、か
つ長手方向に延びる少なくとも1つの切込み部と、前記
発泡樹脂ボードの裏面のうち両側縁の少なくとも一方の
側縁に形成された面取り部とを備えている。
を達成するため鋭意検討の結果、発泡樹脂ボードの一方
の側部の表裏面に圧縮性を付与するための複数の溝部を
形成するとともに、他方の側部に1つ以上の切断用の切
り込み部を充填仕様に合わせて形成することにより、初
期の断熱材本来の圧縮性を損なうことなく、充填間隔に
合わせて容易に切断できることを見いだし、本発明を完
成した。すなわち、本発明の断熱材は、硬質発泡樹脂ボ
ードと、この発泡樹脂ボードの一方の側部の表裏面に、
長手方向に延び、かつ側部端面側から内方向へ順次交互
に形成された複数の溝部と、他方の側部に形成され、か
つ長手方向に延びる少なくとも1つの切込み部と、前記
発泡樹脂ボードの裏面のうち両側縁の少なくとも一方の
側縁に形成された面取り部とを備えている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、必要に応じて添付図面を
参照しつつ本発明を説明する。図1は本発明の住宅用断
熱材の一例を示す概略斜視図であり、図2は図1に示す
住宅用断熱材を切込み部で切断して充填部位に嵌込む工
程を示す概略工程図である。
参照しつつ本発明を説明する。図1は本発明の住宅用断
熱材の一例を示す概略斜視図であり、図2は図1に示す
住宅用断熱材を切込み部で切断して充填部位に嵌込む工
程を示す概略工程図である。
【0009】住宅用断熱材1は、幅方向の寸法が充填間
隔よりも若干大きく、独立気泡を有する硬質発泡樹脂ボ
ード2で構成されている。断熱材1の幅は、充填間隔よ
りも1〜15mm(好ましくは3〜10mm)大きい。
断熱材1の幅と充填間隔との寸法差が1mm未満である
と、充填部位を構成する部材の寸法ばらつきや木材のや
せ等による充填間隔の増大に対応できず、断熱材1の幅
が充填間隔よりも大きすぎると、圧縮性を付与するため
の溝部の加工しろが大きくなり経済的でない。
隔よりも若干大きく、独立気泡を有する硬質発泡樹脂ボ
ード2で構成されている。断熱材1の幅は、充填間隔よ
りも1〜15mm(好ましくは3〜10mm)大きい。
断熱材1の幅と充填間隔との寸法差が1mm未満である
と、充填部位を構成する部材の寸法ばらつきや木材のや
せ等による充填間隔の増大に対応できず、断熱材1の幅
が充填間隔よりも大きすぎると、圧縮性を付与するため
の溝部の加工しろが大きくなり経済的でない。
【0010】硬質発泡樹脂ボードとしては、圧縮ひずみ
5%であるとき、圧縮強度1kg/cm3 以上の発泡体
が使用でき、硬質ポリウレタン系発泡樹脂ボードやポリ
スチレン系発泡樹脂ボードなどで形成できる。なお、硬
質ポリウレタン系発泡樹脂ボードはやや脆く、充填施工
や溝加工により溝部や溝の周縁部が欠落しやすく、JI
S A 9511に規定されるビーズ発泡法によるポリ
スチレン系発泡樹脂ボード(A類保温板)では、ビーズ
の融着部分の結合強度が比較的小さいため、充填施工や
溝加工により溝部や溝の周縁部が欠落しやすい。そのた
め、好ましい硬質発泡樹脂ボードには、JIS A 9
511に規定される押出発泡法によるポリスチレン系発
泡樹脂ボードが含まれる。
5%であるとき、圧縮強度1kg/cm3 以上の発泡体
が使用でき、硬質ポリウレタン系発泡樹脂ボードやポリ
スチレン系発泡樹脂ボードなどで形成できる。なお、硬
質ポリウレタン系発泡樹脂ボードはやや脆く、充填施工
や溝加工により溝部や溝の周縁部が欠落しやすく、JI
S A 9511に規定されるビーズ発泡法によるポリ
スチレン系発泡樹脂ボード(A類保温板)では、ビーズ
の融着部分の結合強度が比較的小さいため、充填施工や
溝加工により溝部や溝の周縁部が欠落しやすい。そのた
め、好ましい硬質発泡樹脂ボードには、JIS A 9
511に規定される押出発泡法によるポリスチレン系発
泡樹脂ボードが含まれる。
【0011】ポリスチレン系発泡樹脂ボードのスチレン
系樹脂には、例えば、ポリスチレン、スチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)
などが含まれる。
系樹脂には、例えば、ポリスチレン、スチレン−メタク
リル酸メチル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)
などが含まれる。
【0012】発泡樹脂ボードの厚みは、例えば、要求さ
れる断熱性能に応じて、10〜120mm程度の範囲か
ら選択可能である。また、発泡樹脂ボードの密度は、例
えば、15〜60kg/m3 、好ましくは25〜45k
g/m3 程度である。
れる断熱性能に応じて、10〜120mm程度の範囲か
ら選択可能である。また、発泡樹脂ボードの密度は、例
えば、15〜60kg/m3 、好ましくは25〜45k
g/m3 程度である。
【0013】前記発泡樹脂ボード2の一方の側部の表裏
面には、長手方向に延び、かつ側部端面側から内方向に
向かって、表面側から始まる複数の溝部3が順次交互に
形成され、他方の側部の表裏面には、長手方向に延びる
複数の切断用の切込み部4が交互に形成されている。さ
らに、前記発泡樹脂ボード2の裏面の両側縁には面取り
部5が形成されている。
面には、長手方向に延び、かつ側部端面側から内方向に
向かって、表面側から始まる複数の溝部3が順次交互に
形成され、他方の側部の表裏面には、長手方向に延びる
複数の切断用の切込み部4が交互に形成されている。さ
らに、前記発泡樹脂ボード2の裏面の両側縁には面取り
部5が形成されている。
【0014】前記溝部3は発泡樹脂ボード2に幅方向の
圧縮性を付与するために形成されている。すなわち、圧
縮性を付与する溝部3は、硬質発泡樹脂ボード2の側部
の表裏面において、側部端面側から内方向へ、表面側溝
部3a、裏面側溝部3bの順に交互に形成され、硬質発
泡樹脂ボード2の長手方向にほぼ平行に延びている。こ
のような構成の溝部3a,3bを形成すると、幅方向の
圧縮によっても、充填施工された住宅用断熱材の表面を
比較的平らに維持でき平面性を向上でき、住宅用断熱材
1が湾曲するのを抑制できる。なお、上記とは逆に、溝
部3を硬質発泡樹脂ボード2の側部の表裏面において、
側部端両側から内方向へ、裏面側溝部3b、表面側溝部
3aの順に交互に形成すると、充填施工された住宅用断
熱材の表面が凹状に湾曲しやすくなる。
圧縮性を付与するために形成されている。すなわち、圧
縮性を付与する溝部3は、硬質発泡樹脂ボード2の側部
の表裏面において、側部端面側から内方向へ、表面側溝
部3a、裏面側溝部3bの順に交互に形成され、硬質発
泡樹脂ボード2の長手方向にほぼ平行に延びている。こ
のような構成の溝部3a,3bを形成すると、幅方向の
圧縮によっても、充填施工された住宅用断熱材の表面を
比較的平らに維持でき平面性を向上でき、住宅用断熱材
1が湾曲するのを抑制できる。なお、上記とは逆に、溝
部3を硬質発泡樹脂ボード2の側部の表裏面において、
側部端両側から内方向へ、裏面側溝部3b、表面側溝部
3aの順に交互に形成すると、充填施工された住宅用断
熱材の表面が凹状に湾曲しやすくなる。
【0015】溝部3の深さは、硬質発泡樹脂ボードの厚
みの50〜85%、好ましくは55〜80%程度であ
る。溝部の深さが50%未満では圧縮性が小さく、85
%を越えると取り扱い時にボードが溝部で破損しやすく
なる。圧縮性を付与するための溝部3の溝幅は、0.5
〜5mm、好ましくは1〜2mm程度である。溝幅が
0.5mm未満であると圧縮性を付与する効果が小さ
く、溝幅が5mmを越えると溝部空間の対流による伝熱
効果が大きくなり、断熱性能が低下する。
みの50〜85%、好ましくは55〜80%程度であ
る。溝部の深さが50%未満では圧縮性が小さく、85
%を越えると取り扱い時にボードが溝部で破損しやすく
なる。圧縮性を付与するための溝部3の溝幅は、0.5
〜5mm、好ましくは1〜2mm程度である。溝幅が
0.5mm未満であると圧縮性を付与する効果が小さ
く、溝幅が5mmを越えると溝部空間の対流による伝熱
効果が大きくなり、断熱性能が低下する。
【0016】切断用の切込み部(切込み溝部)4も発泡
樹脂ボード2の表裏面において、他方の側部端面側から
内方向へ、表面側溝部4a、裏面側溝部4bの順に交互
に形成され、硬質発泡樹脂ボード2の長手方向にほぼ平
行に延びている。切断用の切込み部(切込み溝部)4の
深さは、適当に形成できるが、通常、硬質発泡樹脂ボー
ド2の厚みの50%以下(0.1%〜50%程度)、好
ましくは10〜40%、特に20〜40%程度である。
切断用の溝部4の溝深さが50%を越えると、圧縮性が
付与されて切断時に切断部位付近が柔軟になり、直線的
に切断するのが困難となる。切込み部4の幅は特に制限
されず、前記溝部3と同様であってもよいが、通常、切
込み部4の幅は溝部3の幅よりも小さく形成できる。切
込み部4の幅は、通常、0.1〜3mm、特に0.5〜
2mm程度であってもよい。
樹脂ボード2の表裏面において、他方の側部端面側から
内方向へ、表面側溝部4a、裏面側溝部4bの順に交互
に形成され、硬質発泡樹脂ボード2の長手方向にほぼ平
行に延びている。切断用の切込み部(切込み溝部)4の
深さは、適当に形成できるが、通常、硬質発泡樹脂ボー
ド2の厚みの50%以下(0.1%〜50%程度)、好
ましくは10〜40%、特に20〜40%程度である。
切断用の溝部4の溝深さが50%を越えると、圧縮性が
付与されて切断時に切断部位付近が柔軟になり、直線的
に切断するのが困難となる。切込み部4の幅は特に制限
されず、前記溝部3と同様であってもよいが、通常、切
込み部4の幅は溝部3の幅よりも小さく形成できる。切
込み部4の幅は、通常、0.1〜3mm、特に0.5〜
2mm程度であってもよい。
【0017】切込み部4は、発泡樹脂ボード2の長手方
向に沿って少なくとも1つ形成すればよく、発泡樹脂ボ
ード2の表裏面にそれぞれ形成する必要はなく表面又は
裏面の一方の面に形成してもよい。
向に沿って少なくとも1つ形成すればよく、発泡樹脂ボ
ード2の表裏面にそれぞれ形成する必要はなく表面又は
裏面の一方の面に形成してもよい。
【0018】切断用の切り込み部は、断熱材のうち、幅
の異なる複数の充填部位に適合した位置に形成できる。
切断用の切込み部4の溝位置Aは、充填部位の仕様に応
じて設定でき、3以上の複数の部材で複数の充填部位が
構成され、かつ部材のピッチが等しい場合、[(充填施
工部位を構成する部材幅の和)−(充填部位を構成する
部材幅の和の最小値)]/2で表される。すなわち、切
断することなく充填する充填部位を構成する部材の幅寸
法の和をX、切断して充填する充填部位を構成する部材
の幅寸法の和をYとするとき、発泡樹脂ボードの端面か
らの切込み部の位置は、(Y−X)/2であればよい。
例えば、部材の芯間455mmピッチで軸組みされた軸
部(この例では、通し柱、管柱、間柱)からなる充填部
位(嵌込み部位)において、通し柱、管柱、間柱の幅寸
法がそれぞれa、b、c(a≧b≧c、単位:mm)で
ある場合、一般に充填部位の組み合わせは、通し柱−
間柱、管柱−間柱、間柱−間柱の3種類である。こ
の場合、充填間隔はそれぞれ次の通りである。 455−(a+c)/2(mm) 455−(b+c)/2(mm) 455−(c+c)/2(mm) 幅寸法の最も小さな軸部間(この例では、間柱−間柱
間)が最大充填間隔を構成する。最大充填間隔を構成す
る軸部間である間柱−間柱用の断熱材を、切断により
充填間隔、に充填可能とするためには、切断用の切
込み位置A(切断用の切込み部が形成された側部端面か
ら切込み部までの距離)は、それぞれ、最大充填間隔
と充填間隔又はとの差であり、下記式で表される。 [(a+c)−(c+c)]/2(mm) [(b+c)−(c+c)]/2(mm) すなわち、発泡樹脂ボードの端面からの切込み位置A
は、住宅用断熱材を切断することなく充填する最大充填
部位を構成する軸部材の幅寸法の和(c+c)と、この
断熱材を切断して充填する充填部位を構成する軸部材の
幅寸法の和(a+c)又は(b+c)との差の2分の1
である。
の異なる複数の充填部位に適合した位置に形成できる。
切断用の切込み部4の溝位置Aは、充填部位の仕様に応
じて設定でき、3以上の複数の部材で複数の充填部位が
構成され、かつ部材のピッチが等しい場合、[(充填施
工部位を構成する部材幅の和)−(充填部位を構成する
部材幅の和の最小値)]/2で表される。すなわち、切
断することなく充填する充填部位を構成する部材の幅寸
法の和をX、切断して充填する充填部位を構成する部材
の幅寸法の和をYとするとき、発泡樹脂ボードの端面か
らの切込み部の位置は、(Y−X)/2であればよい。
例えば、部材の芯間455mmピッチで軸組みされた軸
部(この例では、通し柱、管柱、間柱)からなる充填部
位(嵌込み部位)において、通し柱、管柱、間柱の幅寸
法がそれぞれa、b、c(a≧b≧c、単位:mm)で
ある場合、一般に充填部位の組み合わせは、通し柱−
間柱、管柱−間柱、間柱−間柱の3種類である。こ
の場合、充填間隔はそれぞれ次の通りである。 455−(a+c)/2(mm) 455−(b+c)/2(mm) 455−(c+c)/2(mm) 幅寸法の最も小さな軸部間(この例では、間柱−間柱
間)が最大充填間隔を構成する。最大充填間隔を構成す
る軸部間である間柱−間柱用の断熱材を、切断により
充填間隔、に充填可能とするためには、切断用の切
込み位置A(切断用の切込み部が形成された側部端面か
ら切込み部までの距離)は、それぞれ、最大充填間隔
と充填間隔又はとの差であり、下記式で表される。 [(a+c)−(c+c)]/2(mm) [(b+c)−(c+c)]/2(mm) すなわち、発泡樹脂ボードの端面からの切込み位置A
は、住宅用断熱材を切断することなく充填する最大充填
部位を構成する軸部材の幅寸法の和(c+c)と、この
断熱材を切断して充填する充填部位を構成する軸部材の
幅寸法の和(a+c)又は(b+c)との差の2分の1
である。
【0019】また、通し柱−通し柱間や、管柱−管
柱間に充填施工する場合、切断用の切込み位置Aは、次
の通りである。 [(a+a)−(c+c)]/2(mm) [(b+b)−(c+c)]/2(mm) このように、断熱材に充填部位の仕様に合った切断用の
切込み溝部を形成することにより、圧縮性を損なうこと
なく断熱材を複数の充填部位に利用でき、一種類の断熱
材により複数の充填部位に充填して施工できる。また、
現場での切断作業において切断用の切込みに切断刃を沿
わせて直線的な切断加工が容易であり、加えて厚みの大
きな断熱材の切断加工においても、切込み部に合わせて
切断することにより切断しろを削減でき、カッターナイ
フなどによる切断作業性を向上できる。
柱間に充填施工する場合、切断用の切込み位置Aは、次
の通りである。 [(a+a)−(c+c)]/2(mm) [(b+b)−(c+c)]/2(mm) このように、断熱材に充填部位の仕様に合った切断用の
切込み溝部を形成することにより、圧縮性を損なうこと
なく断熱材を複数の充填部位に利用でき、一種類の断熱
材により複数の充填部位に充填して施工できる。また、
現場での切断作業において切断用の切込みに切断刃を沿
わせて直線的な切断加工が容易であり、加えて厚みの大
きな断熱材の切断加工においても、切込み部に合わせて
切断することにより切断しろを削減でき、カッターナイ
フなどによる切断作業性を向上できる。
【0020】前記発泡樹脂ボード2の裏面のうち少なく
とも溝部3が形成された側の側縁部には面取り加工によ
る面取り部5が形成されている。そのため、充填間隔よ
りも若干大きく作製された住宅用断熱材1を、充填部位
を構成する部材6間に充填施工する場合、図2に示すよ
うに、切断用の切込み部4で断熱材を切断し、切断した
断熱材のうち切込み部が形成された側部側(切断により
面取り部が除かれた側部)を先に充填部位に挿入し、続
いて溝部3が形成された側部側を挿入することにより、
硬質発泡樹脂ボード2の裏面側の側縁部が充填部位を構
成する部材6に引っ掛かることなく充填施工することが
でき、施工性を向上させることができる。
とも溝部3が形成された側の側縁部には面取り加工によ
る面取り部5が形成されている。そのため、充填間隔よ
りも若干大きく作製された住宅用断熱材1を、充填部位
を構成する部材6間に充填施工する場合、図2に示すよ
うに、切断用の切込み部4で断熱材を切断し、切断した
断熱材のうち切込み部が形成された側部側(切断により
面取り部が除かれた側部)を先に充填部位に挿入し、続
いて溝部3が形成された側部側を挿入することにより、
硬質発泡樹脂ボード2の裏面側の側縁部が充填部位を構
成する部材6に引っ掛かることなく充填施工することが
でき、施工性を向上させることができる。
【0021】なお、硬質発泡樹脂ボードに圧縮性を付与
するための溝部は、同一または異なる幅で形成できる
が、通常、ほぼ同じ幅に形成される。また、表面側の溝
部の全幅寸法は、裏面側の溝部の全幅寸法と異なってい
てもよく、充填施工により断熱材が過剰に湾曲するのを
防止するためには、通常、同程度であるのが有利であ
る。なお、発泡樹脂ボードの幅寸法は、通常、前記圧縮
性を付与する溝部による圧縮度に応じた寸法を考慮し
て、充填部位の充填間隔よりも大きい。
するための溝部は、同一または異なる幅で形成できる
が、通常、ほぼ同じ幅に形成される。また、表面側の溝
部の全幅寸法は、裏面側の溝部の全幅寸法と異なってい
てもよく、充填施工により断熱材が過剰に湾曲するのを
防止するためには、通常、同程度であるのが有利であ
る。なお、発泡樹脂ボードの幅寸法は、通常、前記圧縮
性を付与する溝部による圧縮度に応じた寸法を考慮し
て、充填部位の充填間隔よりも大きい。
【0022】前記面取り部5は、前記発泡樹脂ボードの
裏面側の両側縁に限らず、少なくとも一方の側縁(特に
少なくとも溝部が形成される側の側縁)に形成すればよ
い。好ましい態様では、切込み部で切断しても面取り部
による施工性を確保するため、面取り部は、発泡樹脂ボ
ードの裏面側のうち少なくとも溝部が形成された側部の
側縁部に形成されている。なお、必要であれば、発泡樹
脂ボードの裏面において全周縁部に面取り部を形成して
もよい。前記面取り部の形状は、施工性を損なわない限
り特に限定されず、曲面であってもよいが、通常、傾斜
面である。
裏面側の両側縁に限らず、少なくとも一方の側縁(特に
少なくとも溝部が形成される側の側縁)に形成すればよ
い。好ましい態様では、切込み部で切断しても面取り部
による施工性を確保するため、面取り部は、発泡樹脂ボ
ードの裏面側のうち少なくとも溝部が形成された側部の
側縁部に形成されている。なお、必要であれば、発泡樹
脂ボードの裏面において全周縁部に面取り部を形成して
もよい。前記面取り部の形状は、施工性を損なわない限
り特に限定されず、曲面であってもよいが、通常、傾斜
面である。
【0023】また、発泡樹脂ボードの長手方向の端面同
士を突き合わせて施工する場合は、発泡樹脂ボード同士
の継合部に隙間が生じるのを防止するために、発泡樹脂
ボードの長手方向の両側部端面のうち少なくとも一方の
端面に種々の結合部位(継合構造)、例えば、切欠階段
状の合決り(合欠)継ぎ手部位(構造)、ほぞ継ぎ手部
位(構造)、凹部と凸部とで構成された実継ぎ手部位
(構造)などを形成してもよい。本発明の断熱材は、根
太間、柱間、垂木間などの充填部位に施工される住宅用
断熱材として有用である。
士を突き合わせて施工する場合は、発泡樹脂ボード同士
の継合部に隙間が生じるのを防止するために、発泡樹脂
ボードの長手方向の両側部端面のうち少なくとも一方の
端面に種々の結合部位(継合構造)、例えば、切欠階段
状の合決り(合欠)継ぎ手部位(構造)、ほぞ継ぎ手部
位(構造)、凹部と凸部とで構成された実継ぎ手部位
(構造)などを形成してもよい。本発明の断熱材は、根
太間、柱間、垂木間などの充填部位に施工される住宅用
断熱材として有用である。
【0024】
【発明の効果】本発明の断熱材は、硬質発泡樹脂ボード
の一方の側部に形成された複数の溝部と、他方の側部に
形成された切込み部とを備えているので、硬質発泡樹脂
ボードの寸法精度がさほど高くなくても、溝部により付
与された圧縮性を利用して充填部位への嵌込み性、施工
性を高め、充填部位に緊密に装着できる。また、面取り
部が形成されているので、充填施工において、充填部位
を構成する部材に引っ掛かる軽減して施工性を改善でき
る。さらに、前記切込み部を利用して、充填部位の仕様
に合わせて、直線的に容易に切断加工でき、厚みの大き
な断熱材であっても、切断しろを削減できる。そのた
め、切断作業性を向上できるとともに、多品種の断熱材
を用いることなく、1つの断熱材で複数の充填部位に施
工できる。しかも、断熱材の圧縮性を損なうことなく充
填部位に施工できる。
の一方の側部に形成された複数の溝部と、他方の側部に
形成された切込み部とを備えているので、硬質発泡樹脂
ボードの寸法精度がさほど高くなくても、溝部により付
与された圧縮性を利用して充填部位への嵌込み性、施工
性を高め、充填部位に緊密に装着できる。また、面取り
部が形成されているので、充填施工において、充填部位
を構成する部材に引っ掛かる軽減して施工性を改善でき
る。さらに、前記切込み部を利用して、充填部位の仕様
に合わせて、直線的に容易に切断加工でき、厚みの大き
な断熱材であっても、切断しろを削減できる。そのた
め、切断作業性を向上できるとともに、多品種の断熱材
を用いることなく、1つの断熱材で複数の充填部位に施
工できる。しかも、断熱材の圧縮性を損なうことなく充
填部位に施工できる。
【0025】
【実施例】以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。 実施例1 壁部が軸芯間隔455mmで通し柱(120×120m
m)、管柱(105×105mm)、間柱(30×10
5mm)で構成される木造軸組工法による住宅の壁部分
に充填施工する住宅用断熱材として、図3に示す住宅用
断熱材1aを作製した。この住宅用断熱材1aは、押出
発泡法によるポリスチレン発泡樹脂ボード(密度32k
g/m3 、厚み50mm)の一方の側部の表裏面に、交
互に長手方向に延びる12本の圧縮性を付与する溝部
(溝幅1.5mm、溝深さ30mm、溝間隔8mm)を
形成し、発泡樹脂ボードの他方の側部の表裏面に、交互
に長手方向に延びる2本の切断用の切込み溝部(溝幅1
mm、溝深さ20mm)を形成し、発泡樹脂ボードの裏
面の両側縁部に、傾斜した面取り部(4×9mm)を形
成することにより作製した。
に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定され
るものではない。 実施例1 壁部が軸芯間隔455mmで通し柱(120×120m
m)、管柱(105×105mm)、間柱(30×10
5mm)で構成される木造軸組工法による住宅の壁部分
に充填施工する住宅用断熱材として、図3に示す住宅用
断熱材1aを作製した。この住宅用断熱材1aは、押出
発泡法によるポリスチレン発泡樹脂ボード(密度32k
g/m3 、厚み50mm)の一方の側部の表裏面に、交
互に長手方向に延びる12本の圧縮性を付与する溝部
(溝幅1.5mm、溝深さ30mm、溝間隔8mm)を
形成し、発泡樹脂ボードの他方の側部の表裏面に、交互
に長手方向に延びる2本の切断用の切込み溝部(溝幅1
mm、溝深さ20mm)を形成し、発泡樹脂ボードの裏
面の両側縁部に、傾斜した面取り部(4×9mm)を形
成することにより作製した。
【0026】住宅用断熱材1aの幅は、最大充填間隔
(間柱−間柱間)425mmより5mm大きい430m
mであり、切断用の切込み溝部はそれぞれ切込み部が形
成されている側部端面から内方に37.5(=(105
−30)÷2)mm、45(=(120−30)÷2)
mmの位置に形成されている。
(間柱−間柱間)425mmより5mm大きい430m
mであり、切断用の切込み溝部はそれぞれ切込み部が形
成されている側部端面から内方に37.5(=(105
−30)÷2)mm、45(=(120−30)÷2)
mmの位置に形成されている。
【0027】このような住宅用断熱材1aを壁部の充填
部位である通し柱−間柱間(充填間隔410mm)、管
柱−間柱間(充填間隔387.5mm)、間柱−間柱間
(充填間隔425mm)に充填施工したところ、住宅用
断熱材1aは充填部位に円滑にかつ緊密に装着できた。
通し柱−間柱間、管柱−間柱間への充填施工において
は、それぞれ側部端面から内方に37.5mm、45m
mの位置に形成されている切断用の切れ込み溝部に沿っ
てカッターナイフによる切断を行い、充填部位に装着し
た。
部位である通し柱−間柱間(充填間隔410mm)、管
柱−間柱間(充填間隔387.5mm)、間柱−間柱間
(充填間隔425mm)に充填施工したところ、住宅用
断熱材1aは充填部位に円滑にかつ緊密に装着できた。
通し柱−間柱間、管柱−間柱間への充填施工において
は、それぞれ側部端面から内方に37.5mm、45m
mの位置に形成されている切断用の切れ込み溝部に沿っ
てカッターナイフによる切断を行い、充填部位に装着し
た。
【0028】実施例2 床部が軸芯間隔455mmで寸法型式206(38×1
40mm)の木材を1本組み(38mm)、2本組み
(76mm)、3本組み(114mm)で使用して根太
組みされるツーバイフォー工法の住宅の床部に充填施工
される住宅用断熱材として、図4の住宅用断熱材1bを
作製した。この住宅用断熱材1bは、押出法によるポリ
スチレン発泡樹脂ボード(密度32kg/m3 、厚み5
0mm)からなり、発泡樹脂ボードの一方の側部の表裏
面には交互に長手方向に延びる12本の圧縮性を付与す
る溝部(溝幅1.5mm、溝深さ30mm、溝間隔8m
m)が形成され、発泡樹脂ボードの他方の側部の表面に
は長手方向に延びる4本の切断用の切込み溝部(溝幅1
mm、溝深さ20mm)が形成され、発泡樹脂ボードの
裏面の両側縁部には、面取り(4×9mm)が形成され
ている。
40mm)の木材を1本組み(38mm)、2本組み
(76mm)、3本組み(114mm)で使用して根太
組みされるツーバイフォー工法の住宅の床部に充填施工
される住宅用断熱材として、図4の住宅用断熱材1bを
作製した。この住宅用断熱材1bは、押出法によるポリ
スチレン発泡樹脂ボード(密度32kg/m3 、厚み5
0mm)からなり、発泡樹脂ボードの一方の側部の表裏
面には交互に長手方向に延びる12本の圧縮性を付与す
る溝部(溝幅1.5mm、溝深さ30mm、溝間隔8m
m)が形成され、発泡樹脂ボードの他方の側部の表面に
は長手方向に延びる4本の切断用の切込み溝部(溝幅1
mm、溝深さ20mm)が形成され、発泡樹脂ボードの
裏面の両側縁部には、面取り(4×9mm)が形成され
ている。
【0029】住宅用断熱材1bの幅は、最大充填間隔
(1本組み−1本組み間)417mmより5mm大きい
422mmであり、切断用の切込み溝部はそれぞれ側部
端面から内方に19(=((76+38)−(38+3
8))÷2)mm、38(=((76+76)−(38
+38))÷2)mm、57(=((76+114)−
(38+38))÷2)mm、76(=((114+1
14)−(38+38))÷2)mmの位置に形成され
ている。
(1本組み−1本組み間)417mmより5mm大きい
422mmであり、切断用の切込み溝部はそれぞれ側部
端面から内方に19(=((76+38)−(38+3
8))÷2)mm、38(=((76+76)−(38
+38))÷2)mm、57(=((76+114)−
(38+38))÷2)mm、76(=((114+1
14)−(38+38))÷2)mmの位置に形成され
ている。
【0030】このような住宅用断熱材1bを床部の充填
部位である1本組み−1本組み間(充填間隔417m
m)、2本組み−1本組み間(充填間隔398mm)、
2本組み−2本組み間(充填間隔379mm)、2本組
み−3本組み間(充填間隔360mm)、3本組み−3
本組み間(充填間隔341mm)に充填施工したとこ
ろ、住宅用断熱材1bは充填部位に円滑にかつ緊密に装
着できた。2本組み−1本組み間、2本組み−2本組み
間、2本組み−3本組み間、3本組み−3本組み間への
充填施工においては、それぞれ側部端面から内方に19
mm、38mm、57mm、76mmの位置に形成され
ている切断用の切込み溝部でカッターナイフによる切断
を行い、充填部位へ装着した。
部位である1本組み−1本組み間(充填間隔417m
m)、2本組み−1本組み間(充填間隔398mm)、
2本組み−2本組み間(充填間隔379mm)、2本組
み−3本組み間(充填間隔360mm)、3本組み−3
本組み間(充填間隔341mm)に充填施工したとこ
ろ、住宅用断熱材1bは充填部位に円滑にかつ緊密に装
着できた。2本組み−1本組み間、2本組み−2本組み
間、2本組み−3本組み間、3本組み−3本組み間への
充填施工においては、それぞれ側部端面から内方に19
mm、38mm、57mm、76mmの位置に形成され
ている切断用の切込み溝部でカッターナイフによる切断
を行い、充填部位へ装着した。
【0031】比較例 壁部が軸芯間隔455mmで通し柱(120×120m
m)、管柱(105×105mm)、間柱(30×10
5mm)で構成される木造軸組工法による住宅の壁部分
に充填施工する住宅用断熱材として、図5の住宅用断熱
材1cを作製した。この住宅用断熱材1cは、押出法に
よるポリスチレン発泡樹脂ボード(密度32kg/
m3、厚み50mm)からなり、発泡樹脂ボードの両側
部の表裏面には交互に長手方向に延びる12本の圧縮性
を付与する溝部(溝幅1.5mm、溝深さ30mm、溝
間隔8mm)が形成され、発泡樹脂ボードの裏面の両側
縁部には、面取り(4×9mm)が形成されている。住
宅用断熱材1aの幅は、最大充填間隔(間柱−間柱間)
425mmより5mm大きい430mmである。
m)、管柱(105×105mm)、間柱(30×10
5mm)で構成される木造軸組工法による住宅の壁部分
に充填施工する住宅用断熱材として、図5の住宅用断熱
材1cを作製した。この住宅用断熱材1cは、押出法に
よるポリスチレン発泡樹脂ボード(密度32kg/
m3、厚み50mm)からなり、発泡樹脂ボードの両側
部の表裏面には交互に長手方向に延びる12本の圧縮性
を付与する溝部(溝幅1.5mm、溝深さ30mm、溝
間隔8mm)が形成され、発泡樹脂ボードの裏面の両側
縁部には、面取り(4×9mm)が形成されている。住
宅用断熱材1aの幅は、最大充填間隔(間柱−間柱間)
425mmより5mm大きい430mmである。
【0032】このような住宅用断熱材1cを壁部の充填
部位である通し柱−間柱間(充填間隔410mm)、管
柱−間柱間(充填間隔387.5mm)、間柱−間柱間
(充填間隔425mm)に充填施工したところ、住宅用
断熱材1cは間柱−間柱間には円滑にかつ緊密に装着で
きたが、通し柱−間柱間、管柱−間柱間への充填施工に
おいては、それぞれ側部端面から内方に37.5mm、
45mmの位置で、圧縮性を付与する溝部を含めてカッ
ターナイフによる切断を行い、充填部位に装着したとこ
ろ、初期よりも圧縮性が低下しておりやや固く、円滑な
充填施工ができなかった。また、カッターナイフによる
切断加工において、直線的に切断するために定規を要
し、さらに、2度切り作業のため実施例1の住宅用断熱
材1aに比べて作業性が低下した。
部位である通し柱−間柱間(充填間隔410mm)、管
柱−間柱間(充填間隔387.5mm)、間柱−間柱間
(充填間隔425mm)に充填施工したところ、住宅用
断熱材1cは間柱−間柱間には円滑にかつ緊密に装着で
きたが、通し柱−間柱間、管柱−間柱間への充填施工に
おいては、それぞれ側部端面から内方に37.5mm、
45mmの位置で、圧縮性を付与する溝部を含めてカッ
ターナイフによる切断を行い、充填部位に装着したとこ
ろ、初期よりも圧縮性が低下しておりやや固く、円滑な
充填施工ができなかった。また、カッターナイフによる
切断加工において、直線的に切断するために定規を要
し、さらに、2度切り作業のため実施例1の住宅用断熱
材1aに比べて作業性が低下した。
【図1】図1は本発明の住宅用断熱材の一例を示す概略
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図2は図1に示す住宅用断熱材を切断用の切込
み部で幅寸法を切断した状態で充填部位に嵌込む工程を
示す概略工程図である。
み部で幅寸法を切断した状態で充填部位に嵌込む工程を
示す概略工程図である。
【図3】図3は実施例1の住宅用断熱材を示す概略断面
図である。
図である。
【図4】図4は実施例2の住宅用断熱材を示す概略断面
図である。
図である。
【図5】図5は比較例の住宅用断熱材を示す概略断面図
である。
である。
1,1a,1b…住宅用断熱材 2…発泡樹脂ボード 3…溝部 4…切込み部 5…面取り部 6…充填部位を構成する部材
Claims (6)
- 【請求項1】 硬質発泡樹脂ボードと、この発泡樹脂ボ
ードの一方の側部の表裏面に、長手方向に延び、かつ側
部端面側から内方向へ順次交互に形成された複数の溝部
と、他方の側部に形成され、かつ長手方向に延びる少な
くとも1つの切込み部と、前記発泡樹脂ボードの裏面の
うち両側縁の少なくとも一方の側縁に形成された面取り
部とを備えている断熱材。 - 【請求項2】 溝部が切込み部よりも大きな幅で形成さ
れている請求項1記載の断熱材。 - 【請求項3】 溝部の深さが、発泡樹脂ボードの厚みの
50〜85%である請求項1又は2記載の断熱材。 - 【請求項4】 切込み部の深さが、発泡樹脂ボードの厚
みの0.1%〜50%である請求項1〜3のいずれかの
項に記載の断熱材。 - 【請求項5】 硬質発泡樹脂ボードが、独立気泡を有す
るスチレン系発泡樹脂で構成されている請求項1〜4の
いずれかの項に記載の断熱材。 - 【請求項6】 切断することなく充填する充填部位を構
成する部材の幅寸法の和をX、切断して充填する充填部
位を構成する部材の幅寸法の和をYとするとき、発泡樹
脂ボードの端面からの切込み部の位置が、(Y−X)/
2である請求項1〜5のいずれかの項に記載の断熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18814597A JPH1129998A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 断熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18814597A JPH1129998A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 断熱材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1129998A true JPH1129998A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16218543
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18814597A Pending JPH1129998A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 断熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1129998A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013076226A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Sekisui Plastics Co Ltd | 木造枠組構造用の断熱材およびそれを用いた断熱構造 |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP18814597A patent/JPH1129998A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013076226A (ja) * | 2011-09-29 | 2013-04-25 | Sekisui Plastics Co Ltd | 木造枠組構造用の断熱材およびそれを用いた断熱構造 |
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