JPH11300977A - 液体吐出ヘッドの製造方法、液体吐出ヘッド、ヘッドカートリッジ及び液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッドの製造方法、液体吐出ヘッド、ヘッドカートリッジ及び液体吐出装置

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JPH11300977A
JPH11300977A JP10106296A JP10629698A JPH11300977A JP H11300977 A JPH11300977 A JP H11300977A JP 10106296 A JP10106296 A JP 10106296A JP 10629698 A JP10629698 A JP 10629698A JP H11300977 A JPH11300977 A JP H11300977A
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JP
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liquid
movable member
substrate
ejection head
liquid ejection
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JP10106296A
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English (en)
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Masahiko Kubota
雅彦 久保田
Teruo Ozaki
照夫 尾崎
Tomoyuki Hiroki
知之 廣木
Takayuki Yagi
隆行 八木
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01—Ink jet
    • B41J2/135—Nozzles
    • B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
    • B41J2/14032—Structure of the pressure chamber
    • B41J2/14048—Movable member in the chamber
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吐出特性が安定した、信頼性の高い液体吐出
ヘッドを提供する。 【解決手段】 屈曲部42を有する凹部40aを形成す
ることで凹型基板40を形成し、凹部40a側の表面に
剥離層41を形成する。この剥離層41の表面に、可動
部材46を形成する。一方、発熱体2を有する素子基板
1の表面に接合層44を形成する。可動部材46と接合
層44を圧着により金属接合させる。可動部材46と接
合層44の接合後、剥離層41と可動部材46との界面
で剥離させることで、可動部材46を素子基板1の接合
層44上に転写し、吐出ヘッド用基体43を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、ワードプロセッサ、ホストコンピュータ等の出力
用端末としてのプリンタ、ビデオプリンタ等に用いられ
る液体噴射記録ヘッドおよび装置に関し、特に配線のた
めのエネルギーとして利用される熱エネルギーを発生す
る電気熱変換素子を形成した基体を有する液体噴射記録
ヘッドおよび装置に関する。即ち、記録用の液体(イン
ク等)を飛翔液滴として吐出口(オリフィス)から吐出
させて、記録媒体媒俸に付着させることによって記録を
行う液体噴射記録装置に用いられる液体噴射記録ヘッド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱等のエネルギをインクに与えること
で、インクに急峻な体積変化(気泡の発生)を伴う状態
変化を生じさせ、この状態変化に基づく作用力によって
吐出口からインクを吐出し、これを被記録媒体上に付着
させて画像形成を行なうインクジェット記録方法、いわ
ゆるバブルジェット記録方法が従来知られている。この
バブルジェット記録方法を用いる記録装置には、米国特
許第4,723,129号明細書等に開示されているよ
うに、インクを吐出するための吐出口と、この吐出口に
連通するインク流路と、インク流路内に配されたインク
を吐出するためのエネルギ発生手段としての電気熱変換
体が一般的に配されている。
【0003】この様な記録方法によれば、品位の高い画
像を高速、低騒音で記録することができると共に、この
記録方法を行うヘッドではインクを吐出するための吐出
口を高密度に配置することができるため、小型の装置で
高解像度の記録画像、さらにカラー画像をも容易に得る
ことができるという多くの優れた点を有している。この
ため、このバブルジェット記録方法は近年、プリンタ、
複写機、ファクシミリ等の多くのオフィス機器に利用さ
れており、さらに、捺染装置等の産業用システムにまで
利用されるようになってきている。
【0004】このようにバブルジェット技術が多方面の
製品に利用されるに従って、次のような様々な要求が近
年さらにたかまっている。
【0005】例えば、エネルギ効率の向上の要求に対す
る検討としては、保護膜の厚さを調整するといった発熱
体の最適化が挙げられている。この手法は、発生した熱
の液体への伝搬効率を向上させる点で効果がある。
【0006】また、高画質な画像を得るために、インク
の吐出スピードが速く、安定した気泡発生に基づく良好
なインク吐出を行える液体吐出方法等を与えるための駆
動条件が提案されたり、また、高速記録の観点から、吐
出された液体の液流路内への充填(リフィル)速度の速
い液体吐出ヘッドを得るために流路形状を改良したもの
も提案されている。
【0007】この流路形状の内、特開昭63−1999
72号公報等に記載されているヘッドは、発熱素子が形
成する気泡の発泡領域よりも離れ、かつ、発熱素子に関
して吐出口とは反対側に位置する弁を有する。この弁
は、板材等を利用する製造方法によって、流路の天井に
貼り付いたように初期位置を持ち、気泡の発生に伴って
流路内へ垂れ下がる。この発明は、上述したバック波の
一部を弁によって制御することでエネルギー損失を抑制
するものとして開示されている。
【0008】しかしながら、この構成において、吐出す
べき液体を保持する流路内部に、気泡が発生した際を検
討するとわかるように、弁によるバック波の一部を抑制
することは、液体吐出にとっては実用的なものでないこ
とがわかる。
【0009】もともとバック波自体は、前述したように
吐出に直接関係しないものである。従って、バック波の
うち、しかもその一部を抑制したからといっても、吐出
に大きな影響を与えないことは明らかである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、基本的に従
来の気泡、特に膜沸騰に伴う気泡を液流路中に形成して
液体を吐出する方式の、根本的な吐出特性を、従来では
予想できない水準に高めることを主たる課題とする。
【0011】発明者たちは、従来では得られなかった気
泡を利用した新規な液滴吐出方法、およびその方法を用
いたヘッドなどを提供すべく鋭意研究を行った。このと
き、液流路中の可動部材の機構の原理を解析するといっ
た液流路中の可動部材の動作を起点とする第1技術解
析、および気泡による液滴吐出原理を起点とする第2技
術解析、さらには、気泡形成用の発熱体の気泡形成領域
を起点とする第3技術解析を行い、これらの解析によっ
て、可動部材の支点と自由端の配置関係を吐出口側つま
り下流側に自由端が位置する関係にすること、また可動
部材を発熱体もしくは、気泡発生領域に面して配するこ
とで積極的に気泡を制御する全く新規な技術を確立する
に至った。
【0012】次に、気泡自体が吐出量に与えるエネルギ
ーを考慮すると、気泡の下流側の成長成分を考慮するこ
とが吐出特性を格段に向上できる要因として最大である
との知見に至った。つまり、気泡の下流側の成長成分を
吐出方向へ効率よく変換させることこそ吐出効率、吐出
速度の向上をもたらすことも判明した。
【0013】さらに、気泡を形成するための発熱領域、
例えば電気熱変換体の液滴の流れ方向の面積中心を通る
中心線から下流側、あるいは、発泡を司る面における面
積中心などの気泡下流側の成長にかかわる可動部材や液
流路などに構造的要素を勘案することも好ましいという
ことがわかった。
【0014】また、一方、可動部材の配置と液供給路の
構造を考慮することで、リフィル速度を大幅に向上でき
ることがわかった。
【0015】本発明の目的は、気泡の発生に基づく圧力
による可動部材の自由端の変位を利用して液体を吐出す
る際に、吐出特性が安定した、信頼性の高い液体吐出ヘ
ッドを提供することにある。また、本発明の目的は、前
記液体吐出ヘッドの可動部材などを高い精度で、且つ、
高密度に形成することができる液体吐出ヘッドの製造方
法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の液体吐出ヘッドの製造方法は、発熱素子が設け
られた第1の基板の表面に、前記発熱素子に面する一端
側が自由端となる可動部材の他端側を接合して液体吐出
ヘッド用基体を形成する工程と、前記液体吐出ヘッド用
基体上に、前記可動部材を含む液流路および該液流路と
連通して液体を吐出する吐出口が設けられた天板を接合
する工程とを有する液体吐出ヘッドの製造方法であっ
て、前記液体吐出ヘッド用基体を形成する工程は、表面
の少なくとも一部が前記可動部材の表面形状と等しい形
状に形成された第2の基板の表面に、前記可動部材が剥
離可能な剥離層を形成する工程と、前記剥離層上に前記
可動部材を形成する工程と、前記第1の基板の、前記液
体の流れ方向について前記発熱素子よりも上流で、か
つ、前記可動部材の他端部が接合される部位に接合層を
形成する工程と、前記第2の基板を、前記可動部材が形
成された面を前記第1の基板に対向させて圧着し、前記
可動部材の他端側と前記接合層とを接合する工程と、前
記第2の基板を前記剥離層との界面で前記可動部材から
剥離させる工程とを有する。
【0017】第2の基板としては単結晶シリコンを用い
てもよく、この場合には、単結晶シリコンの表面の、可
動部材の一端側が形成される部位に異方性エッチングに
より凹部を形成することで、第2の基板の表面を可動部
材の表面と等しい形状に形成してもよい。
【0018】また、可動部材および接合層が金属からな
るものであってもよく、この場合には、貴金属または貴
金属合金を用いることが好ましい。さらに、剥離層は二
酸化シリコンからなるものであってもよい。
【0019】本発明の液体吐出ヘッドは、発熱素子が設
けられた第1の基板の表面に、発熱素子に面する一端側
が自由端となり他端側が固定端となる可動部材が接合さ
れた液体吐出ヘッド用基体と、液体吐出ヘッド用基体上
に接合され、可動部材を含む液流路および該液流路と連
通して液体を吐出する吐出口が設けられた天板とを有す
る、上記本発明の液体吐出ヘッドの製造方法のいずれか
によって製造されたものである。
【0020】上記のように本発明では、可動部材は第2
の基板の表面に設けられており、第1の基板には接合層
が設けられているので、第2の基板を第1の基板に圧着
させるだけで第1の基板に容易に接合される。この際、
接合層は可動部材の上記他端部が接合される部位に形成
されているので、可動部材の一端部は第1の基板に接合
されず、自由端となる。また、可動部材は、第2の基板
の表面に剥離層を介して形成されているので、第2の基
板を第1の基板に圧着した後、第2の基板を第1の基板
から取り除くことで、剥離層との界面から可動部材が剥
離し、可動部材のみが第1の基板に残り、これにより液
体吐出ヘッド用基体が形成される。
【0021】特に、可動部材および接合層が金属からな
るものとすることで、可動部材と接合層とは、金属結合
で接合される。
【0022】本発明の液体吐出ヘッドの製造方法に従っ
て製造された液体吐出ヘッドは、液流路に供給された液
体を発熱素子で加熱して発泡させ、このときに生じるエ
ネルギを利用して吐出口から液体を吐出するものであ
る。ここで、液流路内には、発熱素子に面した一端側を
自由端とする可動部材が配されているので、上記液体の
発泡により、可動部材の一端側が変位する。特に、可動
部材の、第1の基板に接合される他端側は、液流路内で
の液体の流れ方向について発熱素子よりも上流側に位置
するので、可動部材の変位は液体の発泡エネルギを、液
体の流れ方向の下流端である吐出口側へ効率的に導く。
【0023】また、本発明のヘッドカートリッジは、本
発明の液体吐出ヘッドと、該液体吐出ヘッドに供給され
る液体を保持する液体容器とを有する。
【0024】さらに、本発明の液体吐出装置は、本発明
の液体吐出ヘッドと、液体吐出ヘッドから液体を吐出さ
せるための駆動信号を供給する駆動信号供給手段とを有
するものである。また、本発明の液体吐出ヘッドと、液
体吐出ヘッドから吐出された液体を受ける被記録媒体を
搬送する被記録搬送手段とを有するものである。
【0025】なお、本発明の説明で用いる「上流」「下
流」とは、液体の供給源から気泡発生領域(又は可動部
材)を経て、吐出口へ向かう液体の流れ方向に関して、
又はこの構成上の方向に関しての表現として表される。
【0026】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0027】図1は、本発明の一実施形態の液体吐出ヘ
ッド70の基本的な構造を説明するための、液流路方向
に沿った断面図である。本実施形態の液体吐出ヘッド7
0は、図1に示すように、液体吐出ヘッド用基体43上
に接合された天板3と、液体吐出ヘッド用基体43及び
天板3の前端面に接合されたオリフィスプレート4とを
有する。液体吐出ヘッド用基体43は、液体に気泡を発
生させるための熱エネルギを与える吐出エネルギ発生素
子としての、複数個(図1では、1つのみ示す)の発熱
体2が並列に設けられた素子基板1と、素子基板1上に
接合層44を介して接合された可動部材6とを有する。
【0028】素子基板1は、シリコンなどの基板上に絶
縁および蓄熱を目的としたシリコン酸化膜または窒化シ
リコン膜を成膜し、その上に、発熱体2を構成する電気
抵抗層および配線をパターニングしたものである。この
配線から電気抵抗層に電圧を印加し、電気抵抗層に電流
を流すことで発熱体2が発熱する。なお、素子基板1の
構成については、後程詳しく説明する。
【0029】天板3は、各発熱体2に対応した複数の液
流路7および各液流路7に液体を供給するための共通液
室8を構成するためのもので、天井部分から各発熱体2
の間に延びる流路側壁9が一体的に設けられている。天
板3はシリコン系の材料で構成され、液流路7および共
通液室8のパターンをエッチングで形成したり、シリコ
ンの基板上にCVDなどの公知の成膜方法により窒化シ
リコン、酸化シリコンなど、流路側壁9となる材料を堆
積した後、液流路7の部分をエッチングして形成するこ
とができる。
【0030】オリフィスプレート4には、各液流路7に
対応し、それぞれの液流路7を介して共通液室8に連通
する複数の吐出口5が形成されている。オリフィスプレ
ート4もシリコン系の材料を選択してもよく、例えば、
吐出口5を形成したシリコンの基板を10〜150μm
程度の厚さに削ることにより形成される。なお、オリフ
ィスプレート4は本発明に必ずしも必要な構成でなく、
オリフィスプレート4を設ける代わりに、天板3に液流
路7を形成する際に天板3の先端面にオリフィスプレー
ト4の厚さ相当の壁を残し、この部分に吐出口5を形成
することで天板3とオリフィスプレート4を一体とする
こともできる。
【0031】可動部材6は、液流路7を吐出口5に連通
した第1の液流路7aと、発熱体2を有する第2の液流
路7bとに分けるように、発熱体2に対面して配置され
た片持梁状のAuあるいはPdを素材とする薄膜状の部
材である。
【0032】この可動部材6は、液体の吐出動作によっ
て共通液室8から可動部材6を経て吐出口5側へ流れる
大きな流れの上流側に可動部となる第1の支点6a及び
第2の支点6bを持ち、これら第1の支点6a及び第2
の支点6bに対して下流側に自由端を持つように、発熱
体2に面した位置に発熱体2を覆うような状態で発熱体
2から所定の距離を隔てて配されている。この発熱体2
と可動部材6との間が気泡発生領域10となる。
【0033】上記構成に基づき、発熱体2を発熱させる
と、可動部材6と発熱体2との間の気泡発生領域10の
液体に熱が作用し、これにより発熱体2上に膜沸騰現象
に基づく気泡が発生して成長する。この気泡の成長に伴
う圧力は可動部材6に優先的に作用し、可動部材6は図
1に破線で示されるように、主に第1の支点6aを中心
に吐出口5側に大きく開くように変位する。そして、可
動部材6の変位もしくは変位した状態によって、気泡の
発生に基づく圧力の伝播や気泡自身の成長が吐出口5側
に導かれ、吐出口5から液体が吐出する。
【0034】つまり、気泡発生領域10上に、液流路7
内の液体の流れの上流側(共通液室8側)に第1の支点
6a及び第2の支点6bを持ち下流側(吐出口5側)に
自由端6cを持つ可動部材6を設けることによって、気
泡の圧力伝播方向が下流側へ導かれ、気泡の圧力が直接
的に効率よく吐出に寄与することになる。そして、気泡
の成長方向自体も圧力伝播方向と同様に下流方向に導か
れ、上流より下流で大きく成長する。このように、気泡
の成長方向自体を可動部材6によって制御し、気泡の圧
力伝播方向を制御することで、吐出効率や吐出力または
吐出速度などの根本的な吐出特性を向上させることがで
きる。
【0035】一方、気泡が消泡工程に入ると、可動部材
6の弾性力との相乗効果で気泡は急速に消泡し、可動部
材6も最終的には図1に実線で示した初期位置に復帰す
る。このとき、気泡発生領域10での気泡の収縮体積を
補うため、また、吐出された液体の体積分を補うため
に、上流側すなわち共通液室8側から液体が流れ込み、
液流路7への液体の充填(リフィル)が行われるが、こ
の液体のリフィルは、可動部材6の復帰作用に伴って効
率よく合理的かつ安定して行われる。
【0036】次に、図1に示した液体吐出ヘッド70の
素子基板1について、図2及び図3を参照してより詳細
に説明する。
【0037】図2は、図1に示した液体吐出ヘッド70
の基体部のインク路に相当する部分の断面図を示すもの
である。
【0038】素子基板1のベースとなるシリコン基板1
01上には、蓄熱層である熱酸化膜102、酸化シリコ
ン(SiO2)または窒化シリコン(Si3N4)からな
り蓄熱層を兼ねる層間膜103が積層されている。層間
膜103の上には、抵抗層104と、AlまたはAl−
Si,Al−Cu等のAl合金からなる配線部105と
がそれぞれパターニングされ、その上に酸化シリコン
(SiO2)または窒化シリコン(Si3N4)からなる
保護膜106と、抵抗層104の発熱に伴う化学的ある
いは物理的衝撃から保護膜106を守るための耐キャビ
テーション膜107が積層されている。なお、抵抗層1
04と配線部105とで発熱体層が構成され、抵抗層1
04上の配線部105が形成されていない領域が、発熱
素子として機能する熱作用部108となっている。この
ように、半導体製造技術によりシリコン基板101上に
形成された抵抗層104や熱作用部108が、発熱体2
を構成している。
【0039】抵抗層104は、発熱体2を配線部105
間に位置せしめ、発熱体2はもちろんのこと、抵抗層1
04全体がTaN0.8を含む構成となっている。このT
aN0 .8を含む発熱体2は、製造上のばらつきが少な
く、同一基板に多数の発熱体2を形成しても、機能効果
が安定する。さらに、通電条件を変化させても抵抗変化
が少なく、多数の発熱体2の機能が安定して同等の作用
を発揮することができる。図3には、この発熱体2を含
む素子基板1を主要要素を縦断するように切断した模式
的断面図が示してある。
【0040】一般的なMos(メタル・オキサイド・シリ
コン)プロセスを用いイオンプラテーション等の不純物
導入および拡散を行なって、p導電体のシリコン基板1
01のn型ウェル領域402上にp−Mos450が、
p型ウェル領域403上にn−Mos451がそれぞれ
構成される。このp−Mos450およびn−Mos4
51は、それぞれ厚さ数百Åのゲート絶縁膜408を介
して4000Å以上5000Å以下の厚さにCVD法で
堆積したポリシリコンからなるゲート配線413、n型
あるいはp型の不純物導入をしたソース領域405、ド
レイン領域406等で構成され、これらのp−Mos4
50とn−Mos451によりC−Mosロジックが構
成される。
【0041】また、p型ウェル領域403中には、やは
り不純物導入および拡散等の工程により形成されたドレ
イン領域411、ソース領域412、ゲート配線413
等で構成される素子駆動用n−Mosトランジスタが設
けられている。
【0042】ここで、素子駆動ドライバにn−Mosト
ランジスタを使うと、1つのトランジスタを構成するド
レインゲート間の距離Lは、最小値で約10μmであ
る。10μmの内訳は、ソースとドレインのコンタクト
であるAl電極417が2×2μmであるが、実際には
その半分は隣のトランジスタと兼用であるのでその1/
2であり、Al電極417とゲート配線413間が2×
2μmで4μm、ゲート配線413が4μmであり、合
計で10μmとなる。
【0043】各素子間には、フィールド酸化により50
00Å〜10000Åの厚さの酸化膜分離領域453が
形成されて、各素子がそれぞれ分離されている。このフ
ィールド酸化膜は、熱作用部108下においては一層目
の熱酸化膜102として作用する。
【0044】各素子が形成された後、CVD法により約
7000Åの厚さに形成されたPSG(Phospho-Silica
te Glass)、BPSG(Boron-doped Phospho-Silicate
Glass)膜等からなる層間絶縁膜416が設けられてい
る。さらに、この層間絶縁膜416が熱処理により平坦
化等の処理がなされてから、コンタクトホールを介し、
第1の配線層となるAl電極417による配線が行われ
ている。その後、プラズマCVD法により10000Å
〜15000Åの厚さに形成されたSiO2膜等からな
る層間絶縁膜418が設けられ、さらに、約1000Å
の厚さのTaN 0.8,hex膜からなる抵抗層104がDC
スパッタ法により形成されている。この抵抗層104
は、スルーホールを介して、Al電極417と一部接触
している。その後、図示しないが、各発熱体2ヘの配線
となる第2の配線層となるAlの電極が形成されてい
る。
【0045】次に、プラズマCVD法により約1000
0Åの厚さに形成されたSi3N4膜からなる保護膜10
6が設けられる。保護膜106の上に、Ta等からなる
約2500Åの厚さの耐キャビテーション膜107が堆
積される。
【0046】なお、本実施例では、n−Mosトランジ
スタを使った構成で説明しているが、複数の発熱体2を
個別に駆動できる能力を持ち、かつ、上述したような微
細構造を達成できる機能をもつトランジスタであれば、
これに限らない。
【0047】これらの駆動素子は、半導体技術によりシ
リコン基板101に形成され、熱作用部108が同一基
板に更に形成される。
【0048】次に、図1に示した吐出ヘッド用基体43
の製造工程を図4を用いて説明する。なお、理解を容易
にするために、図4(a)〜(c)は、凹型基板40の
表裏を反転させている。つまり、図示上面が裏面であ
り、下面が表面である。
【0049】図4(a)に示すように、酸化ガスにより
熱酸化して形成した二酸化シリコン膜をパターニングし
たマスク層(不図示)が表面に形成された、結晶方位面
が(100)のシリコンウェハを凹型基板40として用
意し、フォトリソグラフィプロセスにより形成したフォ
トレジスト(不図示)をマスクとして、該マスク層をパ
ターニングにより一部除去し、所望の箇所をHF水溶液
によりエッチングし、凹型基板40の表面の一部を露出
させた。マスク層は、凹型基板40を結晶軸異方性エッ
チングし、可動部材6を形づくるための、傾斜面40b
及び底面40cで構成された凹部40aを形成する時の
マスクであり、結晶軸異方性エッチング液に対して、エ
ッチング耐性を持つ。フォトレジストを剥離した後に、
凹型基板40を濃度27%の水酸化カリウム(KOH)
水溶液にて液温度80℃で結晶軸異方性エッチングし、
(111)結晶面を傾斜部40bとし、深さ5μmの
(100)結晶面を底面40cとした。また、底面40
cと傾斜部40bの間、傾斜部40bと凹型基板40の
表面の間には、それぞれ屈曲部42を形成した。
【0050】次に、図4(b)に示すように、マスク層
をHF水溶液によりエッチング除去した後に、凹型基板
40を酸化ガスを用いて、再度、熱酸化し、凹部40a
を含む凹型基板40の表面全体に剥離層41である二酸
化シリコン層を1000Åの膜厚で形成した。
【0051】さらに、図4(c)に示すように、可動部
材6の材料となるAuあるいはPdを真空蒸着法によ
り、全面に5μmの膜厚で成膜し、フォトリソグラフィ
プロセスとICP(誘導結合プラズマ)エッチング法に
より、可動部材6の形状にパターニングして、可動部材
6を形成した。
【0052】一方、図4(d)に示すように、図2及び
図3で示した素子基板1を形成後、50Åの膜厚のCr
と1000Åの膜厚のAuあるいはPdを真空蒸着法に
より順次連続して薄膜堆積し、該薄膜をフォトリソグラ
フィプロセスとエッチングによりパターニングして、接
合層44を形成した。
【0053】次に、図4(e)で示すように、図4
(c)の凹型基板40上の可動部材6と図4(d)の素
子基板1上の接合層44を位置合わせし、凹型基板40
と素子基板1を圧着した。可動部材6及び接合層44は
いずれもAuあるいはPdで構成されているので、凹型
基板40と素子基板1との圧着により、凹型基板40と
接合層44とが金属結合し、互いに接合される。
【0054】この後、図4(f)で示すように、剥離層
41と可動部材6との界面から引き剥がし、屈曲部42
の形状が転写された可動部材6を、接合層44上に転写
することで、液体吐出ヘッド用基体43が完成する。
【0055】このように、凹部40aを含む凹型基板4
0上に剥離層41を形成し、剥離層41上に可動部材6
を形成した後、可動部材6を剥離層41から剥離するた
め、剥離層41の材質としては可動部材6を構成する材
質が剥離しやすい材質のものを選択する必要がある。す
なわち、剥離層41の材料は、可動部材6との反応性及
び密着性が小さいことが必要である。このような材料と
しては、可動部材6との組み合わせにより好適な材料を
選択すればよく、金属、半金属、半導体、絶縁体あるい
は有機物等の様々な材料が選択される。例えば、可動部
材6の材料として、貴金属または貴金属合金を用いる場
合、剥離層41としては反応性及び密着性が小さい酸化
物あるいは窒化物あるいは炭化物が好ましく、BN,B
C4,AlN,Al2O3,SiC,Si3N4,SiO2,
TiC,TiN,TiO2,VO 2,Cr2O3,Zr
O2,Ta2O5,W2O3等が使用できる。剥離層41
は、凹型基板40上の凹部40aに形成する際に、剥離
層41の厚みにより凹部40aの形状が著しく変化しな
いように、薄膜形成方法を用いて形成される。薄膜形成
方法としては、膜質再現性の高い抵抗加熱蒸着法、電子
ビーム蒸着法、CVD法、スパッタリング法等の真空蒸
着法を用いるとよい。
【0056】また、転写工程後の凹型基板40上に、再
度、AuあるいはPdを5μm真空蒸着法により成膜
し、可動部材6を形成して、図4で示した工程により、
同様な液体吐出ヘッド用基体43を作成することが可能
である。これにより、可動部材6の雄型となる凹型基板
40の再利用が可能であることがわかった。
【0057】以上のように、素子基板1上に可動部材6
を形成した後は、吐出ヘッド用基体43上に天板3が接
合され、さらに、図5の液体吐出ヘッドの斜視断面図に
示すインクの吐出のための吐出口5等が形成されて液体
吐出ヘッド70となる。吐出口5は複数個形成されてお
り、各吐出口5に連通する各流路は流路側壁9で隔絶さ
れている。
【0058】以上説明したように、吐出力発生領域に、
気泡の発生に伴う圧力によって変位する可動部材6を設
けることで、発生した圧力を効率的に吐出口5方向に向
かわせることができ、吐出液体のリフィルを向上させつ
つ、高吐出エネルギ効率、高吐出圧で液体を吐出するこ
とができる。
【0059】また、可動部材6は、フォトリソグラフィ
プロセスを利用して形成されるので、吐出口5方向の長
さおよび幅等の寸法を精度よく形成することができ、寸
法のばらつきに由来する機械的特性のばらつきを小さく
することができる。しかも、第1の支点6a及び第2の
支点6bを曲げ形状としたことで可動部への応力集中に
伴う機械的強度の経時変化を抑えることができ、耐久性
が向上する。
【0060】さらに、液体吐出ヘッド用基体43と可動
部材6の接合に際して、加熱する必要がないため、金属
間接合の際に懸念される金属イオンの拡散等の心配がな
くなり、かつ、接着剤を用いない接合であるため、液体
吐出ヘッドを駆動する際に発生する熱による熱膨張の影
響が少なくなる。
【0061】そして、可動部材6を形成する凹部40a
を有する凹型基板40が再利用可能であるため、低コス
トで、かつ、再現性のよい液体吐出ヘッド用基体43を
供給できる。
【0062】次に、上述した液体吐出ヘッド70が搭載
される液体吐出装置について、図6を参照して説明す
る。
【0063】図6は、本発明の液体吐出装置の一例の概
略斜視図である。また、図7は図6に示した液体吐出装
置に用いられる本実施形態の液体吐出ヘッドカートリッ
ジ580の外観斜視図である。図6において、本体フレ
ーム551には、螺旋溝553の刻まれたリードスクリ
ュー552が回転自在に軸支されている。リードスクリ
ュー552は、駆動モータ559の正逆回転に連動し、
駆動力伝達ギア560,561を介して回転駆動され
る。さらに、本体フレーム551には、キャリッジ55
5を摺動自在に案内する案内レール554が固定されて
いる。キャリッジ555には、螺旋溝553に係合する
ピン(不図示)が設けられており、駆動モータ559の
回転によりリードスクリュー552を回転させること
で、キャリッジ555が図示矢印a,b方向に往復移動
できるようになっている。紙押え板572は、キャリッ
ジ555の移動方向にわたって、被記録媒体590をプ
ラテンローラ573に対して押圧する。
【0064】キャリッジ555には、液体吐出ヘッドカ
ートリッジ580が搭載される。液体吐出ヘッドカート
リッジ580は、上述した液体吐出ヘッド70をインク
タンクと一体化したものである。また、この液体吐出ヘ
ッドカートリッジ580は、キャリッジ555に設けら
れている位置決め手段および電気的接点によってキャリ
ッジ555に固定支持されるとともに、キャリッジ55
5に対して着脱可能に設けられている。
【0065】フォトカプラ557,558は、キャリッ
ジ555のレバー556のこの域での存在を確認して駆
動モータ559の回転方向の逆転等を行うためのホーム
ポジション検知手段を構成する。液体吐出ヘッド70の
前面(吐出口5が開口した面)をキャップするキャップ
部材567は、支持部材562によって支持され、さら
に吸引手段566を備え、キャップ内開口568を介し
て液体吐出ヘッド70の吸引回復を行う。本体支持板5
64には支持板565が取り付けられており、この支持
板565に摺動自在に支持されたクリーニングブレード
563は、図示しない駆動手段によって前後方向に移動
される。クリーニングブレード563の形態は図示する
ものに限られず、公知のものが適用できることはいうま
でもない。レバー570は、液体吐出ヘッド70の吸引
回復動作を開始するためのもので、キャリッジ555と
当接するカム571の移動に伴って移動し、駆動モータ
559から駆動力がギアやラッチ切換え等の公知の伝達
手段によって移動制御される。
【0066】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復の各処理は、キャリッジ555がホームポジショ
ン側領域に移動したときにリードスクリュー552の作
用によって、それぞれの対応位置で行われるようになっ
ている。周知のタイミングで所望の動作を行うようにす
れば、本例にはいずれも適用できる。
【0067】以上説明した液体吐出装置においては、搭
載した液体吐出ヘッド70の電気熱変換体を駆動するた
めの記録信号を液体吐出ヘッド70に与える記録信号供
給手段を有し、液体吐出装置の動作を司る制御部を備え
ている。
【0068】本実施形態の液体吐出装置は、上述した液
体吐出ヘッド70を搭載しているのでインクの吐出が安
定し、その結果、画像品位の劣化が少ない記録装置を達
成することができる。なお、本実施形態ではキャリッジ
555に液体吐出ヘッドカートリッジ580が着脱可能
に搭載される例を示したが、これに限らず、液体吐出ヘ
ッド70をキャリッジ555に一体化し、インクタンク
のみを着脱可能に搭載する構成としてもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動部材は第2の基板の表面に設けられており、第1の基
板には接合層が設けられているので、第2の基板を第1
の基板に圧着させ、その後第2の基板を取り除くだけ
で、第1の基板に容易に接合することができる。また、
加熱あるいは接着剤によらず、可動部材と接合層は圧着
により接合されるため、加熱による金属間接合時の金属
イオンの拡散、あるいは接着剤による接合の場合の接着
剤の熱による熱膨張の影響がない。これにより、吐出特
性が安定した、信頼性の高い液体吐出ヘッドが得られ
る。また、第2の基板を単結晶シリコンで構成し、この
表面の可動部材の一端側が形成される部位に異方性エッ
チングにより、凹部を形成することで得られた可動部材
は、可動部の応力が分散され、疲労破壊を起こしにくく
なり、耐久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の液体吐出ヘッドの液流路
方向に沿った断面図である。
【図2】図1に示した液体吐出ヘッドの基体部のインク
路に相当する部分の断面図を示すものである。
【図3】発熱体を含む素子基板の主要要素を縦断するよ
うに切断した模式的断面図である。
【図4】図1に示した吐出ヘッド用基体の製造工程を説
明する図である。
【図5】図1に示した液体吐出ヘッドの斜視断面図であ
る。
【図6】本発明の液体吐出装置の一例の概略斜視図であ
る。
【図7】本発明の液体吐出ヘッドカートリッジの一実施
形態の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 素子基板 2 発熱体 3 天板 4 オリフィスプレート 5 吐出口 6 可動部材 6a 第1の支点 6b 第2の支点 6c 自由端 7 液流路 7a 第1の液流路 7b 第2の液流路 8 共通液室 9 流路側壁 10 気泡発生領域 40 凹型基板 40a 凹部 40b 傾斜面 40c 底面 41 剥離層 43 液体吐出用基体 44 接合層 70 液体吐出ヘッド 101 シリコン基板 102 熱酸化膜 103 層間膜 104 抵抗層 105 配線部 106 保護膜 107 耐キャビテーション膜 108 熱作用部 402 n型ウェル領域 403 p型ウェル領域 405、412 ソース領域 406、411 ドレイン領域 408 ゲート絶縁膜 413 ゲート配線 416、418 層間絶縁膜 417 Al電極 450 p−Mos 451 n−Mos 453 酸化膜分離領域 551 本体フレーム 552 リードスクリュー 553 螺旋溝 554 案内レール 555 キャリッジ 556、570 レバー 557、558 フォトカプラ 559 駆動モータ 560、561 駆動力伝達ギア 562 支持部材 563 クリーニングブレード 564 本体支持板 565 支持板 566 吸引手段 567 キャップ部材 568 キャップ内開口 571 カム 572 紙押え板 573 プラテンローラ 580 液体吐出ヘッドカートリッジ 590 被記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱素子が設けられた第1の基板の表面
    に、前記発熱素子に面する一端側が自由端となる可動部
    材の他端側を接合して液体吐出ヘッド用基体を形成する
    工程と、前記液体吐出ヘッド用基体上に、前記可動部材
    を含む液流路および該液流路と連通して液体を吐出する
    吐出口が設けられた天板を接合する工程とを有する液体
    吐出ヘッドの製造方法であって、 前記液体吐出ヘッド用基体を形成する工程は、 表面の少なくとも一部が前記可動部材の表面形状と等し
    い形状に形成された第2の基板の表面に、前記可動部材
    が剥離可能な剥離層を形成する工程と、 前記剥離層上に前記可動部材を形成する工程と、 前記第1の基板の、前記液体の流れ方向について前記発
    熱素子よりも上流で、かつ、前記可動部材の他端部が接
    合される部位に接合層を形成する工程と、 前記第2の基板を、前記可動部材が形成された面を前記
    第1の基板に対向させて圧着し、前記可動部材の他端側
    と前記接合層とを接合する工程と、 前記第2の基板を前記剥離層との界面で前記可動部材か
    ら剥離させる工程とを有する液体吐出ヘッドの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第2の基板は単結晶シリコンからな
    り、該単結晶シリコンの表面の、前記可動部材の一端側
    が形成される部位に異方性エッチングにより凹部を形成
    することで、前記第2の基板の表面を前記可動部材の表
    面形状と等しい形状に形成する請求項1に記載の液体吐
    出ヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記可動部材および前記接合層は金属か
    らなる請求項1または2に記載の液体吐出ヘッドの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記金属は、貴金属または貴金属合金で
    ある請求項3に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記剥離層は二酸化シリコンからなる請
    求項1ないし4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 発熱素子が設けられた第1の基板の表面
    に、前記発熱素子に面する一端側が自由端となり他端側
    が固定端となる可動部材が接合された液体吐出ヘッド用
    基体と、前記液体吐出ヘッド用基体上に接合され、前記
    可動部材を含む液流路および該液流路と連通して液体を
    吐出する吐出口が設けられた天板とを有する液体吐出ヘ
    ッドであって、 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の製造方法によ
    って製造された液体吐出ヘッド。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の液体吐出ヘッドと、該
    液体吐出ヘッドに供給される液体を保持する液体容器と
    を有するヘッドカートリッジ。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の液体吐出ヘッドと、前
    記液体吐出ヘッドから液体を吐出させるための駆動信号
    を供給する駆動信号供給手段とを有する液体吐出装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載の液体吐出ヘッドと、前
    記液体吐出ヘッドから吐出された液体を受ける被記録媒
    体を搬送する被記録搬送手段とを有する液体吐出装置。
  10. 【請求項10】 前記液体吐出ヘッドからインクを吐出
    し、被記録媒体にインクを付着させることで記録を行う
    請求項8または9に記載の液体吐出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134724A (ja) * 2001-07-27 2011-07-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置
US8390019B2 (en) 2001-07-27 2013-03-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light emitting device, semiconductor device, and method of fabricating the devices

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134724A (ja) * 2001-07-27 2011-07-07 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 発光装置
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