JPH11301220A - 重荷重用空気入りタイヤ - Google Patents

重荷重用空気入りタイヤ

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JPH11301220A
JPH11301220A JP10114786A JP11478698A JPH11301220A JP H11301220 A JPH11301220 A JP H11301220A JP 10114786 A JP10114786 A JP 10114786A JP 11478698 A JP11478698 A JP 11478698A JP H11301220 A JPH11301220 A JP H11301220A
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JP
Japan
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rubber
tire
modulus
chafer
rim
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JP10114786A
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Hirobumi Inoue
博文 井上
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Bridgestone Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C15/00Tyre beads, e.g. ply turn-up or overlap
    • B60C15/06Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
    • B60C2015/0614Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead characterised by features of the chafer or clinch portion, i.e. the part of the bead contacting the rim

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  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムチェーファーの、無負荷時から200 %荷
重の負荷時に至る間でリムフランジに接触する部分にお
いて、耐リムずれ性及び耐クラック性を大きく向上させ
た重荷重用空気入りタイヤを提供することにある。 【解決手段】 ビード部1の少なくともリム2との接触
部分にゴムチェーファー6を配設し、ゴムチェーファー
6は、その100%伸長時のモジュラスがタイヤの径方向及
び周方向とも1.5〜7.0MPaの範囲内であり、ゴ
ムチェーファー6は、前記モジュラスの値がタイヤ径方
向で小さくかつタイヤ周方向で大きい異方性材料からな
る上側ゴム部7を有し、この上側ゴム部7は、そのタイ
ヤ径方向内端位置11を前記分離開始位置Pと前記分離開
始位置Qとの間に配置し、そのタイヤ径方向外端位置12
を前記分離開始位置Sよりもタイヤ径方向外方に配置す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、産業車両及び建
設車両等に適用される重荷重用空気入りタイヤに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】重荷重用空気入りタイヤは、ホイールの
リムに装着してタイヤ車輪の状態で使用に供されるが、
タイヤのリムとの接触部分であるビード部は、大きな荷
重や横力等が負荷した時に倒れ込み変形をしてリムフラ
ンジの上端部と繰り返し接触する傾向があり、これによ
ってリムずれやリムすべり等が生じやすい。
【0003】このため、タイヤのリムずれやリムすべり
を防止するとともに、エアシール性等の向上を図るた
め、ビード部の、リムフランジ及びリムのビードシート
の接触部分にわたる範囲に、ゴムチェーファーを配設す
るのが一般的であり、従来のゴムチェーファーは、リム
のビードシートに接触するビードベース部と、リムフラ
ンジに接触するビード背面部とを異なった二種類のゴム
材料によって分割形成すること、または、ゴムチェーフ
ァーの全体を一種類のゴム材料によって一体形成するこ
とにより構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ゴムチェー
ファーに要求される性能としては、耐リムずれ性、耐リ
ムすべり性、エアシール性、空気バリア性、耐へたり
性、耐クラック性等があり、なかには二律背反の関係に
ある要求性能もあることから、従来は、これらのそれぞ
れの要求性能を、相互の妥協の下でほどほどに発揮し得
る一種もしくは二種類のゴム材料を選択することでゴム
チェーファーを構成しており、それ故に、ゴムチェーフ
ァーの、とくに、使用状態としたタイヤの、無負荷時か
ら最大荷重の200%の荷重(以下「200%荷重」と
いう。)を負荷した時に至るまでの間でリムフランジと
接触する部分に、リムずれ、クラック等が比較的早期に
発生し易く、それらがタイヤの見映えを損ね、また耐久
性の低下をもたらすという問題があった。
【0005】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、それの目的とするところは、ゴムチェー
ファーの、無負荷時から200%荷重の負荷時に至る間
でリムフランジと接触する部分において、耐リムずれ性
や耐クラック性を大きく向上させて、見映えの低下およ
び耐久性の低下を有利に防止した重荷重用空気入りタイ
ヤを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の重荷重用空気
入りタイヤは、ビード部の少なくともリムとの接触部分
にゴムチェーファーを配設した重荷重用空気入りタイヤ
において、ゴムチェーファーは、そのタイヤ径方向端部
を含む上側ゴム部と、ビードベース面を含む下側ゴム部
とで構成され、それらのゴム部の100%伸長時のモジュラ
スがいずれもタイヤの径方向及び周方向とも1.5〜
7.0MPaの範囲内であり、上側ゴム部は、前記モジ
ュラスの値がタイヤ径方向で小さくかつタイヤ周方向で
大きい異方性材料、より好ましくは、タイヤ周方向の前
記モジュラスの値がタイヤ径方向の前記モジュラスの値
の1.1 倍以上である異方性材料からなり、そのタイヤ径
方向内端位置を、タイヤを標準リムに装着し、最高空気
圧を適用した無負荷状態の条件下でのゴムチェーファー
のリムフランジからの分離開始位置と、大気圧を適用し
た無負荷状態の条件下でのゴムチェーファーのリムフラ
ンジからの分離開始位置との間に配置し、そのタイヤ径
方向外端位置を、最高空気圧を適用し最大荷重の200
%の荷重を負荷した条件下でのゴムチェーファーのリム
フランジからの分離開始位置よりもタイヤ径方向外方に
配置する。
【0007】尚、「100%伸長時のモジュラス」の値は、
JIS K 6301に規定する引張試験で行い、室温条件の下で
測定した値を意味する。また、「標準リム」、「最高空
気圧」及び「最大荷重」については、それぞれJATMA YE
AR BOOK (1998)で定義されている「標準リム」、「最大
負荷能力に対応する空気圧」及び「最大負荷能力」を意
味する。
【0008】また、この発明では、ゴムチェーファー
を、実際には上側ゴム部と下側ゴム部で構成するが、下
側ゴム部は、単一のゴム部か又は二つのゴム部で構成す
るのが好ましい。
【0009】下側ゴム部を単一のゴム部で構成する場合
には、上側ゴム部は、100%伸長時のモジュラスがタイヤ
径方向で1.5〜6.0MPaの範囲、タイヤ周方向で
4.0〜7.0MPaの範囲であり、下側ゴム部は、前
記モジュラスがタイヤ径方向及びタイヤ周方向とも3.
0〜7.0MPaの範囲にすることが好ましい。
【0010】また、下側ゴム部を2つのゴム部で構成す
る場合には、下側ゴム部を、前記ビードベース面形成部
分を含む底面ゴム部と、この底面ゴム部と上側ゴム部と
の間に位置する中間ゴム部との2つのゴム部で構成し、
底面ゴム部は、前記モジュラスをタイヤ径方向及びタイ
ヤ周方向とも3.0〜6.0MPaの範囲とし、中間ゴ
ム部は、前記モジュラスをタイヤ径方向及びタイヤ周方
向とも3.5〜7.0MPaの範囲とすることがより好
ましい。
【0011】加えて、耐クラック性をより一層向上させ
る必要がある場合には、最高空気圧を適用し最大荷重の
200%の荷重を負荷した条件下にて、上側ゴム部の、
リムフランジの最もタイヤ径方向外方に位置する部分と
接触する部分のゴム厚みを3mm以上にすることが好ま
しい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明に
従う重荷重用空気入りタイヤをリムに装着したときのそ
のタイヤのビード部1とリムとの配置状態を示したもの
であり、図中の符号1はビード部、2はリム、3はビー
ドコア、4はカーカス、5はビードフィラー、6はゴム
チェーファー、7は上側ゴム部、8は中間ゴム部、9は
底面ゴム部、10は下側ゴム部、11は上側ゴム部7のタイ
ヤ径方向内端位置、12は上側ゴム部7のタイヤ径方向外
端位置である。
【0013】この図に示すビード部1を有するタイヤ
は、ビードコア3の周りに、少なくとも一枚のカーカス
プライからなるカーカス4、たとえばラジアルカーカス
を内側から外側に巻上げて配置し、また、カーカス4の
プライ本体部4aとプライ巻上げ部4bとの間で、ビー
ドコア3の外周側に、半径方向外方に向けて次第に先細
りとなるビードフィラー5を配設し、さらに、ビード部
1の少なくともリム2との接触部分にゴムチェーファー
6を配設したものである。
【0014】ゴムチェーファー6は、そのタイヤ径方向
端部12を含む上側ゴム部7と、ビードベース面13を含む
下側ゴム部10とで構成され、それらのゴム部7,10の10
0%伸長時のモジュラスがいずれもタイヤの径方向及び周
方向とも1.5〜7.0MPaの範囲内である。
【0015】ゴムチェーファー6の100%伸長時のモジュ
ラスをタイヤの径方向及び周方向とも1.5〜7.0M
Paの範囲内にしたのは、この範囲よりも小さいと十分
なエアシール性が得られなくなる他、耐リムずれ性が悪
化するからであり、また、この範囲よりも大きいと破断
伸びが低下して破断するからである。
【0016】ゴムチェーファー6を上側ゴム部7と下側
ゴム部10とで構成するのは、タイヤに大きな荷重や横力
等が作用することによってリム2のフランジ2aと接触す
るビード部1の部分、即ち、ゴムチェーファー6の上側
ゴム部7と、タイヤをリム2に装着するとともに大気圧
(実際には、タイヤに充填されていた空気を抜いた状態
の空気圧)を適用したタイヤの自立姿勢において、リム
2と常時接触するビード部1の部分、即ち、ゴムチェー
ファー6の下側ゴム部10とで、最低限必要とされる要求
性能がそれぞれ異なるという知見に基づき、ビード部1
の上記各部分にそれぞれ対応するゴムチェーファー6の
上側ゴム部7と下側ゴム部10に適正なゴム材料を配設す
れば、上記要求性能の全てを満足させることができるこ
とを見出したからである。
【0017】即ち、ゴムチェーファー6の上側ゴム部7
には、耐リムずれ及び耐クラックに優れたゴム材料を、
また、ゴムチェーファーの下側ゴム部7には、エアシー
ル性、耐へたり性及び耐リムすべり性に優れたゴム材料
を配設すればよい。
【0018】しかし、耐リムずれ性と耐クラック性は、
上側ゴム部7を通常の等方性材料で構成した場合には二
律背反の関係にあるため、両性能を満足させることがで
きなかった。
【0019】このため、発明者が両者の関係をより詳細
に調べたところ、耐リムずれ性はタイヤ径方向のモジュ
ラスに特に大きく依存し、また、耐クラック性はタイヤ
周方向のモジュラスに特に大きく依存することが判明し
た。
【0020】即ち、耐リムずれ性はタイヤ径方向のモジ
ュラスを小さくすると顕著に向上し、一方、耐クラック
性はタイヤ周方向のモジュラスを大きくすると顕著に向
上することが判明し、このことから、発明者は、上側ゴ
ム部7を、100%伸長時のモジュラスが周方向で大きくか
つ径方向で小さくなるような異方性材料で形成すれば、
耐リムずれ性と耐クラック性の双方を満足できることを
見出した。
【0021】従って、この発明では、上側ゴム部7を、
前記モジュラスの値がタイヤ径方向で小さくかつタイヤ
周方向で大きい異方性材料、より好ましくは、タイヤ周
方向の前記モジュラスの値がタイヤ径方向の前記モジュ
ラスの値の1.1 倍以上である異方性材料で構成すること
を必須の発明特定事項とする。
【0022】即ち、上側ゴム部7を、その前記モジュラ
スの値がタイヤ径方向で小さくかつタイヤ周方向で大き
い異方性材料で構成する理由は、上側ゴム部のタイヤ径
方向の前記モジュラスの値を小さくすることによって、
リムフランジと接触した場合にリムフランジの表面に沿
って変形しやすくなり、このため、リム擦れが生じにく
くなるからであり、また、上側ゴム部のタイヤ周方向の
前記モジュラスの値を大きくすることによって、フラン
ジ接触端から発生するクラック(亀裂)を抑制できるか
らである。
【0023】尚、上側ゴム部7を構成する異方性材料
は、例えば短い有機繊維を含侵させたゴムを口金より押
し出し、コンタを形成するときに短い有機繊維をある一
定方向を向いて押し出し、ゴムの前記モジュラスの値が
押し出した方向とその直角方向で異ならせることによっ
て作製することが好ましいが、ゴムの引張り速度を大き
くして長手方向へゴムを配向させることによって作製し
てもよく、特にこれらの作製方法だけには限定されず、
種々の方法で作製することができる。
【0024】そして、このようにして作製した異方性材
料を、上側ゴム部7として、上記有機繊維や上記ゴムの
配向方向をタイヤ周方向と一致させ、かつその配向方向
に対して直角な方向をタイヤ径方向と一致させるように
配設すればよい。
【0025】また、この上側ゴム部7は、リムずれが生
じる可能性がある範囲にわたって配設することが必要で
ある。
【0026】具体的には、上側ゴム部7の、タイヤ径方
向内端位置11を、タイヤを標準リム2に装着し、最高空
気圧を適用した無負荷状態の条件下でのゴムチェーファ
ー6のリムフランジ2aからの分離開始位置Pと、大気圧
を適用した無負荷状態の条件下でのゴムチェーファー6
のリムフランジ2aからの分離開始位置Qとの間に配置す
るとともに、タイヤ径方向外端位置12を、最高空気圧を
適用した200%荷重を負荷した条件下でのゴムチェー
ファー6のリムフランジ2aからの分離開始位置Sよりも
タイヤ径方向外方、好ましくは、前記分離開始位置Sよ
りもタイヤ径方向外方に10mm以上離れた位置に配置す
ることを必須の発明特定事項とする。
【0027】即ち、上側ゴム部7のタイヤ径方向内端位
置11を上記範囲に限定したのは、前記内端位置11が前記
分離開始位置Pよりもタイヤ径方向外方にある場合に
は、前記分離開始位置Pのゴムチェーファー部分は上側
ゴム部7でなく、下側ゴム部10で形成することになるた
め、リムずれを十分に防止できなくなるからであり、ま
た、ゴムチェーファー6のタイヤ径方向内端位置11が前
記分離開始位置Qよりもタイヤ径方向内方にある場合に
は、エアシール性や耐リムすべり性が十分に得られなく
なるからである。
【0028】さらに、上側ゴム部7のタイヤ径方向外端
位置12を前記分離開始位置Sよりもタイヤ径方向外方に
限定したのは、前記外端位置12が前記分離開始位置S又
はそれよりもタイヤ径方向内方だと、上側ゴム部7が、
タイヤに大きな荷重や横力がが作用したときにリムフラ
ンジと接触する可能性のあるビード部の部分全体を形成
することはできないため、十分にリムずれ等を防止でき
ないからである。
【0029】従って、この発明は、上記の構成を採用す
ることによって、初めて耐リムずれ及び耐クラックの両
性能を満足させることが可能になる。加えて、最高空気
圧を適用し200%荷重を負荷した条件下にて、リムフ
ランジ2bの最もタイヤ径方向外方16に位置する部分と
接触する上側ゴム部7の部分Sは、リムからの反力が最
も大きいためクラックが発生しやすいが、この部分のゴ
ム厚みtを3mm以上にすれば、耐クラック性をより一層
向上させることができる。
【0030】尚、この発明では、特に耐リムずれ及び耐
クラックの両性能を満足させることを主目的とするた
め、ゴムチェーファー6の上側ゴム部7の適正化を図れ
ばよく、ゴムチェーファー6の下側ゴム部10については
従来のゴム材料で構成してもよいが、エアシール性、耐
へたり性及び耐リムすべり性等の性能をより一層安定し
て発揮させるには、ゴムチェーファー6の下側ゴム部10
についても適正化を図る必要がある。
【0031】具体的には、下側ゴム部10は、単一のゴム
部で構成するか又は二つのゴム部で構成するのが好まし
い。
【0032】下側ゴム部10を単一のゴム部で構成する場
合には、下側ゴム部10を、上側ゴム部7のタイヤ径方向
内端位置11からビードベース面13を形成する部分又はビ
ードコア3の内側に幾分巻き込まれた部分14にわたって
延び、かつ前記モジュラスの値がタイヤの径方向及び周
方向とも同じである等方性材料で構成し、下側ゴム部10
の前記モジュラスをタイヤ径方向及びタイヤ周方向とも
3.0〜7.0MPaの範囲とすることが好ましく、こ
れによって、エアシール性、耐へたり性及び耐リムすべ
り性等の性能をより一層安定して発揮させることが可能
になる。
【0033】また、下側ゴム部10を前記ビードベース面
形成部分を含む底面ゴム部9と、この底面ゴム部9と上
側ゴム部7との間に位置する中間ゴム部8との2つのゴ
ム部で構成する場合には、底面ゴム部9の前記モジュラ
スをタイヤ径方向及びタイヤ周方向とも3.0〜6.0
MPaの範囲とし、中間ゴム部8の前記モジュラスをタ
イヤ径方向及びタイヤ周方向とも3.5〜7.0MPa
の範囲とすることが好ましく、これによって、中間ゴム
部8が優れたエアシール性と耐へたり性を安定して発揮
することができるとともに、底面ゴム9が優れたエアシ
ール性と耐リムすべり性とを等の性能を安定して発揮す
ることが可能になる。
【0034】尚、図中の符号15は、ビード部1で、カー
カス本体部4aの内表面に沿って、そこからカーカス4
のプライ本体部4aとプライ巻上げ部4bとの遷移域ま
で延びるナイロンチェーファーを示し、このナイロンチ
ェーファー15はビード部1の倒れ込み変形を抑制すべく
機能するため、必要に応じて適宜配設することができ
る。
【0035】上述したところは、この発明の実施形態の
一例を示したにすぎず、請求の範囲において種々の変更
を加えることができる。
【0036】
【実施例】次に、この発明に従う重荷重用空気入りタイ
ヤを試作し、性能を評価したので以下で説明する。 ・実施例1 実施例1(発明タイヤ1)は、図1に示すビード部構造
を有し、タイヤサイズが445/95R25である建設
車両用タイヤであり、ゴムチェーファー6は、上側ゴム
部7と、中間ゴム部8及び底面ゴム部9からなる下側ゴ
ム部10とで形成し、上側ゴム部7の100%伸長時のモジュ
ラスがタイヤ径方向で3MPa、タイヤ周方向で7MP
a、中間ゴム部8の前記モジュラスがタイヤ径方向及び
タイヤ周方向とも4MPa、及び底面ゴム部9の前記モ
ジュラスがタイヤ径方向及びタイヤ周方向とも3MPa
とした。上側ゴム部7には短い有機繊維を含侵させたゴ
ムからなる異方性材料を用い、最高空気圧を適用した2
00%の荷重を負荷した条件下にて、上側ゴム部7の、
リムフランジ2aの最もタイヤ径方向外方に位置する部
分16と接触する部分のゴム厚みtは4mmとした。尚、こ
の発明はビード部に特徴があり、その他のタイヤ構造に
ついては従来の建設車両用タイヤとほぼ同様な構造とし
た。
【0037】・実施例2 実施例2(発明タイヤ2)は、ゴムチェーファー6の下
側ゴム部10を単一の等方性材料で形成し、その前記モジ
ュラスをタイヤ径方向及びタイヤ周方向とも4MPaと
することを除いては実施例1とほぼ同様である。。
【0038】・従来例1 ゴムチェーファー6を単一の等方性材料で形成し、その
前記モジュラスがタイヤ径方向及びタイヤ周方向とも5
MPaであることを除いては実施例1とほぼ同様なタイ
ヤ構造を有する。
【0039】・従来例2 ゴムチェーファー6を上側ゴム部7と下側ゴム部10との
2つのゴム部で構成し、上側ゴム部7に、その前記モジ
ュラスがタイヤ径方向及びタイヤ周方向とも5MPaで
ある等方性材料を用いたことを除いては実施例2とほぼ
同様なタイヤ構造を有する。
【0040】(試験方法)上記供試タイヤをリムに装着
してタイヤ車輪とし、タイヤ内圧9.0kgf/cm2、タイヤ荷
重10トンの条件下のタイヤ車輪を回転ドラム上で時速41
km/hの速度で1万km走行させ、その後、ビード部の周上
における3箇所の位置でクラック長さを測定し、これら
の値の平均値から耐クラック性を評価した。その結果を
表1に示す。尚、表1中の数値は従来例1を50とした
指数比で示してあり、数値は大きいほど優れている。
【0041】
【表1】
【0042】表1の結果から、実施例1及び2はいずれ
も従来例1及び2よりも耐クラック性が優れていた。ま
た、耐リムずれ性、耐候性、エアシール性、耐へたり性
及び耐リムすべり性についても同様に調べたが、これら
の性能については、実施例1は従来例2よりも優れてお
り、実施例2は従来例2とほぼ同等レベルであった。
【0043】
【発明の効果】この発明によれば、とくには大きな荷重
や横力が作用した時にリムフランジと接触することにな
るゴムチェーファー部分の、耐リムずれ性及び耐クラッ
ク性を十分に高めて、タイヤの見映えおよび耐久性を有
利に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従う重荷重用空気入りタイヤのビー
ド部のタイヤ幅方向断面図であり、このビード部1をリ
ムに装着した状態を示してある。
【符号の説明】
1 ビード部 2 リム 2a リム2のフランジ 2b リム2のビードシート 3 ビードコア 4 カーカス 4a プライ本体部 4b プライ巻上げ部 5 ビードフィラー 6 ゴムチェーファー 7 ゴムチェーファー6の上側ゴム部 8 ゴムチェーファー6の中間ゴム部 9 ゴムチェーファー6の底面ゴム部 10 ゴムチェーファー6の下側ゴム部 11 上側ゴム部7のタイヤ径方向内端位置 12 上側ゴム部7のタイヤ径方向外端位置 13 ビードベース面 14 下側ゴム部10のビードコア3の内側に巻き込ま
れた部分 15 ナイロンチェーファー 16 リムフランジ2aの最もタイヤ径方向外方位置 t ゴム厚み

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビード部の少なくともリムとの接触部分
    にゴムチェーファーを配設した重荷重用空気入りタイヤ
    において、 ゴムチェーファーは、そのタイヤ径方向端部を含む上側
    ゴム部と、ビードベース面を含む下側ゴム部とで構成さ
    れ、それらのゴム部の100%伸長時のモジュラスがいずれ
    もタイヤの径方向及び周方向とも1.5〜7.0MPa
    の範囲内であり、 上側ゴム部は、前記モジュラスの値がタイヤ径方向で小
    さくかつタイヤ周方向で大きい異方性材料からなり、そ
    のタイヤ径方向内端位置を、タイヤを標準リムに装着
    し、最高空気圧を適用した無負荷状態の条件下でのゴム
    チェーファーのリムフランジからの分離開始位置(P)
    と、大気圧を適用した無負荷状態の条件下でのゴムチェ
    ーファーのリムフランジからの分離開始位置(Q)との
    間に配置し、そのタイヤ径方向外端位置を、最高空気圧
    を適用し最大荷重の200%の荷重を負荷した条件下で
    のゴムチェーファーのリムフランジからの分離開始位置
    (S)よりもタイヤ径方向外方に配置することを特徴と
    する重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 ゴムチェーファーの、上側ゴム部は、10
    0%伸長時のモジュラスがタイヤ径方向で1.5〜6.0
    MPaの範囲、タイヤ周方向で4.0〜7.0MPaの
    範囲であり、下側ゴム部は、前記モジュラスがタイヤ径
    方向及びタイヤ周方向とも3.0〜7.0MPaの範囲
    である請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 【請求項3】 下側ゴム部は、前記ビードベース面形成
    部分を含む底面ゴム部と、この底面ゴム部と上側ゴム部
    との間に位置する中間ゴム部との2つのゴム部で構成さ
    れ、 底面ゴム部は、前記モジュラスがタイヤ径方向及びタイ
    ヤ周方向とも3.0〜6.0MPaの範囲であり、中間
    ゴム部は、前記モジュラスがタイヤ径方向及びタイヤ周
    方向とも3.5〜7.0MPaの範囲である請求項1に
    記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  4. 【請求項4】 最高空気圧を適用し最大荷重の200%
    の荷重を負荷した条件下にて、上側ゴム部の、リムフラ
    ンジの最もタイヤ径方向外方に位置する部分と接触する
    部分のゴム厚みが3mm以上である請求項1、2又は3
    に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  5. 【請求項5】 上側ゴム部は、タイヤ周方向の前記モジ
    ュラスの値が、タイヤ径方向の前記モジュラスの値の1.
    1 倍以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の重
    荷重用空気入りタイヤ。
JP10114786A 1998-04-24 1998-04-24 重荷重用空気入りタイヤ Withdrawn JPH11301220A (ja)

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