JPH11301980A - ワイヤ又はロープ用送り止め装置 - Google Patents
ワイヤ又はロープ用送り止め装置Info
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- JPH11301980A JPH11301980A JP12821598A JP12821598A JPH11301980A JP H11301980 A JPH11301980 A JP H11301980A JP 12821598 A JP12821598 A JP 12821598A JP 12821598 A JP12821598 A JP 12821598A JP H11301980 A JPH11301980 A JP H11301980A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 第1の課題はワイヤ又はロープの耐久性を低
下させず、且つ高い加圧力で効率よくワイヤ又はロープ
の加圧が行え、大荷重の引張力がかかったワイヤ又はロ
ープの送り止めが確実に行え、ワイヤ又はロープの送り
止め及びその解除を容易に迅速且つ確実に行え、作業性
の向上と作業者にかかる負担の軽減が行え、更に径の異
なるワイヤ又はロープに対しても使用出来る汎用性を有
するワイヤ又はロープ用送り止め装置を提供する。第2
の課題は部品点数を少なく出来、製作単価のコストダウ
ンが行えることとする。 【解決手段】 外周面に断面形状が略円弧状の溝5L,
5Rを設けた1対の回転盤4L,4Rを互いの外周面を
近接させた状態で回転可能に設け、回転機構で1対の回
転盤4L,4Rを互いの回転方向が逆になるように連動
し、溝5L,5Rの断面形状の曲率半径を回転盤4L,
4Rの所定位置から外周面の一方向に向けて徐々に小さ
くした。
下させず、且つ高い加圧力で効率よくワイヤ又はロープ
の加圧が行え、大荷重の引張力がかかったワイヤ又はロ
ープの送り止めが確実に行え、ワイヤ又はロープの送り
止め及びその解除を容易に迅速且つ確実に行え、作業性
の向上と作業者にかかる負担の軽減が行え、更に径の異
なるワイヤ又はロープに対しても使用出来る汎用性を有
するワイヤ又はロープ用送り止め装置を提供する。第2
の課題は部品点数を少なく出来、製作単価のコストダウ
ンが行えることとする。 【解決手段】 外周面に断面形状が略円弧状の溝5L,
5Rを設けた1対の回転盤4L,4Rを互いの外周面を
近接させた状態で回転可能に設け、回転機構で1対の回
転盤4L,4Rを互いの回転方向が逆になるように連動
し、溝5L,5Rの断面形状の曲率半径を回転盤4L,
4Rの所定位置から外周面の一方向に向けて徐々に小さ
くした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船・工場・作業現
場等に設置されるウインチ等によって引張されて送られ
るワイヤ・ロープの途中に設けられ、ワイヤ・ロープの
送りの止め・仮止めを行う装置に関する。
場等に設置されるウインチ等によって引張されて送られ
るワイヤ・ロープの途中に設けられ、ワイヤ・ロープの
送りの止め・仮止めを行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ワイヤの巻き取りには、ウインチが
使用されており、その送り止め装置として、ワイヤ巻き
取り用ドラムの同軸延長軸に、ブレーキ用のドラムを設
け、そのドラムの外周に耐摩耗性の高いベルト(金属性
の物有り)をほぼ一周させて、テコの原理を利用したハ
ンドルを設けて、その締結力によって、回転を停止させ
るバンド・ブレーキが主であった。しかし、その保持力
はバンドとドラムの摩擦による保持力であり、天候や水
・油等によって大きく左右される物であり、又使用頻度
・経過年月等によっても大きく減少してしまう。又その
ウインチ全体の機構・構造はその張力を長年に渡って保
持する為のやむを得ぬ理由により、大きな物となってい
る。又ワイヤの長年使用による老化で細くなってしまっ
たり、折れ曲り等が生じると決められた乗数で設計され
たドラムにその乗数通り巻き取る事が出来なくなり、乱
雑に重なり合って巻き取る様になり、縺れ合ってワイヤ
の破損や断絶等が起こり危険であった。船舶の係船用ロ
ープは、作業者の手に余る程の直径があり、非常に取り
扱いが難しい。その為まず、大径のロープの先に小径の
ロープを取り付け、まず先にそのロープを巻き取り用ド
ラムに数回巻き付けて巻き取り、大径のロープの手前で
素早くはずす。その後、大径のロープを人力で引きずり
ながらビット及びボラード等の係船設備に、とっくり結
びや8字状にロープを掛ける事で、保持する事が主であ
った。しかし、その作業は人力に頼るものであり、作業
に従事する者に係る負担が非常に大きく、重労働であ
り、又作業性も悪く、大きな人力を必要とする事から転
倒等の危険を共なう物であった。又、ワイヤ・ロープを
コテ板等の二つの部材で加圧してワイヤ・ロープを止め
る方法もあるが、ワイヤ・ロープを二枚の部材で加圧す
るとワイヤ・ロープの断面が偏平に(楕円状に)なって
ワイヤ・ロープの耐久性を損うものとなっていた。
使用されており、その送り止め装置として、ワイヤ巻き
取り用ドラムの同軸延長軸に、ブレーキ用のドラムを設
け、そのドラムの外周に耐摩耗性の高いベルト(金属性
の物有り)をほぼ一周させて、テコの原理を利用したハ
ンドルを設けて、その締結力によって、回転を停止させ
るバンド・ブレーキが主であった。しかし、その保持力
はバンドとドラムの摩擦による保持力であり、天候や水
・油等によって大きく左右される物であり、又使用頻度
・経過年月等によっても大きく減少してしまう。又その
ウインチ全体の機構・構造はその張力を長年に渡って保
持する為のやむを得ぬ理由により、大きな物となってい
る。又ワイヤの長年使用による老化で細くなってしまっ
たり、折れ曲り等が生じると決められた乗数で設計され
たドラムにその乗数通り巻き取る事が出来なくなり、乱
雑に重なり合って巻き取る様になり、縺れ合ってワイヤ
の破損や断絶等が起こり危険であった。船舶の係船用ロ
ープは、作業者の手に余る程の直径があり、非常に取り
扱いが難しい。その為まず、大径のロープの先に小径の
ロープを取り付け、まず先にそのロープを巻き取り用ド
ラムに数回巻き付けて巻き取り、大径のロープの手前で
素早くはずす。その後、大径のロープを人力で引きずり
ながらビット及びボラード等の係船設備に、とっくり結
びや8字状にロープを掛ける事で、保持する事が主であ
った。しかし、その作業は人力に頼るものであり、作業
に従事する者に係る負担が非常に大きく、重労働であ
り、又作業性も悪く、大きな人力を必要とする事から転
倒等の危険を共なう物であった。又、ワイヤ・ロープを
コテ板等の二つの部材で加圧してワイヤ・ロープを止め
る方法もあるが、ワイヤ・ロープを二枚の部材で加圧す
るとワイヤ・ロープの断面が偏平に(楕円状に)なって
ワイヤ・ロープの耐久性を損うものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する第1の課題は、従来のこれらの問題点を解消し、ワ
イヤ・ロープを外周から均一に加圧して把持できてワイ
ヤ又はロープの耐久性を低下させず、且つ大荷重の引張
力がかかったワイヤ又はロープの止めが確実に行え、ワ
イヤ又はロープの止め及びその解除を容易に迅速且つ確
実に行え、回数の多い止め・仮止め作業が容易で作業性
の向上と作業者にかかる負担の軽減が行え、更に径の異
なるワイヤ又はロープに対しても使用出来る汎用性を有
するワイヤ又はロープ用送り止め装置を提供することに
ある。第2の課題はウインチのワイヤ・ロープに装置す
ることでウインチにブレーキ装置がない場合でも又ウイ
ンチに負荷を与えずにワイヤ・ロープの止めが行えるよ
うにすることにある。
する第1の課題は、従来のこれらの問題点を解消し、ワ
イヤ・ロープを外周から均一に加圧して把持できてワイ
ヤ又はロープの耐久性を低下させず、且つ大荷重の引張
力がかかったワイヤ又はロープの止めが確実に行え、ワ
イヤ又はロープの止め及びその解除を容易に迅速且つ確
実に行え、回数の多い止め・仮止め作業が容易で作業性
の向上と作業者にかかる負担の軽減が行え、更に径の異
なるワイヤ又はロープに対しても使用出来る汎用性を有
するワイヤ又はロープ用送り止め装置を提供することに
ある。第2の課題はウインチのワイヤ・ロープに装置す
ることでウインチにブレーキ装置がない場合でも又ウイ
ンチに負荷を与えずにワイヤ・ロープの止めが行えるよ
うにすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) 外周面に断面形状が略円弧状の溝を設けた1対の
回転盤を互いの外周面を近接させた状態で回転可能に設
け、前記1対の回転盤を互いの回転方向が逆になるよう
に連動して回転させる回転機構を設け、前記1対の回転
盤の対向する外周面の溝の断面形状の曲率半径を同一と
し且つ対向する溝の断面形状の曲率半径中心点を一致さ
せ、しかも前記溝の断面形状の曲率半径を前記回転盤の
所定位置から外周面の一周方向に向けて徐々に小さくし
たことを特徴とするワイヤ又はロープ用送り止め装置 2) 1対の回転盤の溝内にワイヤ又はロープを導入す
る導入空間を回転盤に形成した前記1)記載のワイヤ又
はロープ用送り止め装置 3) 断面形状の曲率半径が最大となる溝の底面位置に
おいて回転盤の半径と直交する方向に各回転盤の一部を
切除し、同切除された空間を導入空間とし、同導入空間
からワイヤ又はロープを導入可能とした前記2)記載の
ワイヤ又はロープ用送り止め装置 4) 1対の回転盤の外径を同一とし、回転機構として
各回転盤の回転軸に同一径の平歯車を軸着し、且つ互い
の平歯車を噛合させて各回転盤の回転を連動させた前記
1)〜3)いずれか記載のワイヤ又はロープ用送り止め
装置 5) 回転盤を回転させる手動レバーを設けた前記1)
〜4)いずれか記載のワイヤ又はロープ用送り止め装置 6) 先端が球状の突出棒を回転盤の上面又は下面に接
触するように付勢し、断面形状が最大曲率半径の溝同士
が対向した位置で前記突出棒の先端が挿脱自在に嵌合す
る略球状の嵌合穴を前記回転盤の上面又は下面に設け、
前記突出棒の先端が前記嵌合穴に挿脱自在に嵌合するこ
とで断面形状の曲率半径が最大となる溝の位置で前記回
転盤を止め易くした前記1)〜5)いずれか記載のワイ
ヤ又はロープ用送り止め装置 7) ワイヤ又はロープの引張方向の衝撃を緩衝する緩
衝装置を設けた前記1)〜6)いずれか記載のワイヤ又
はロープ用送り止め装置 8) 回転盤の略円弧状の溝のない円周部を大きく切除
して外形を扇状にした前記1)〜7)いずれか記載のワ
イヤ又はロープ用送り止め装置にある。
発明の構成は、 1) 外周面に断面形状が略円弧状の溝を設けた1対の
回転盤を互いの外周面を近接させた状態で回転可能に設
け、前記1対の回転盤を互いの回転方向が逆になるよう
に連動して回転させる回転機構を設け、前記1対の回転
盤の対向する外周面の溝の断面形状の曲率半径を同一と
し且つ対向する溝の断面形状の曲率半径中心点を一致さ
せ、しかも前記溝の断面形状の曲率半径を前記回転盤の
所定位置から外周面の一周方向に向けて徐々に小さくし
たことを特徴とするワイヤ又はロープ用送り止め装置 2) 1対の回転盤の溝内にワイヤ又はロープを導入す
る導入空間を回転盤に形成した前記1)記載のワイヤ又
はロープ用送り止め装置 3) 断面形状の曲率半径が最大となる溝の底面位置に
おいて回転盤の半径と直交する方向に各回転盤の一部を
切除し、同切除された空間を導入空間とし、同導入空間
からワイヤ又はロープを導入可能とした前記2)記載の
ワイヤ又はロープ用送り止め装置 4) 1対の回転盤の外径を同一とし、回転機構として
各回転盤の回転軸に同一径の平歯車を軸着し、且つ互い
の平歯車を噛合させて各回転盤の回転を連動させた前記
1)〜3)いずれか記載のワイヤ又はロープ用送り止め
装置 5) 回転盤を回転させる手動レバーを設けた前記1)
〜4)いずれか記載のワイヤ又はロープ用送り止め装置 6) 先端が球状の突出棒を回転盤の上面又は下面に接
触するように付勢し、断面形状が最大曲率半径の溝同士
が対向した位置で前記突出棒の先端が挿脱自在に嵌合す
る略球状の嵌合穴を前記回転盤の上面又は下面に設け、
前記突出棒の先端が前記嵌合穴に挿脱自在に嵌合するこ
とで断面形状の曲率半径が最大となる溝の位置で前記回
転盤を止め易くした前記1)〜5)いずれか記載のワイ
ヤ又はロープ用送り止め装置 7) ワイヤ又はロープの引張方向の衝撃を緩衝する緩
衝装置を設けた前記1)〜6)いずれか記載のワイヤ又
はロープ用送り止め装置 8) 回転盤の略円弧状の溝のない円周部を大きく切除
して外形を扇状にした前記1)〜7)いずれか記載のワ
イヤ又はロープ用送り止め装置にある。
【0005】
【作用】本発明によれば、各回転盤の外周面に設けた溝
同士は、常に同一曲率半径の断面形状の溝が対向し、且
つ各溝の断面形状の曲率半径中心位置が一致している。
従って、一対の回転盤の外周の溝が対向して形成する二
つの溝の外形状は円形となり、この溝中に溝の径と同じ
径又はそれ以下の径のワイヤ・ロープが挿入されれば溝
の内周面はワイヤ・ロープの外周を均一に加圧し、ワイ
ヤ・ロープが偏平に潰れることなく把持され、強い把持
力を得、ワイヤ・ロープを損傷少なく止めることができ
る。一対の回転盤の外周の溝が、その最大径で対向した
位相でワイヤ・ロープを導入すればワイヤ・ロープの径
より溝径が大きいので容易に挿入できる。ワイヤ・ロー
プの導入空間を設けた場合は、ワイヤ・ロープの側面を
この導入空間を介して溝内の空間内に挿入させる。ワイ
ヤ・ロープの導入空間を設けていない場合は、溝径を大
きい状態にしてワイヤ・ロープの先端を溝内の空間内へ
挿入させる。挿入したワイヤ・ロープの送りを止めて固
定したいときは、回転盤を対向する溝の径が小さくなる
方向に回転させる。回転盤の回転で一対の回転盤の対向
する溝内面一とその回転軸心との距離は長くなるととも
に、対向する溝の径が小さくなってワイヤ・ロープの径
と同じになると溝の内周はワイヤ・ロープの外周と接触
し、更に溝径が小さくなると溝内周が締めるようにワイ
ヤ・ロープの外周を均一に加圧し、ワイヤ・ロープを係
止する。外周から均一に加圧するのでワイヤ・ロープは
偏平にならず損傷が少なく把持される。ワイヤ・ロープ
を止めないで送りができるフリ−状態にする場合は、ワ
イヤ・ロープを係止している角度位相から溝径が大きく
なる方向に又はワイヤ・ロープ挿入位置まで回転盤を前
記と逆方向に回動させる。回転盤の逆回転により一対の
回転盤の外周のワイヤ・ロープと接衝する溝の位置の溝
径がワイヤ・ロープの径より大きくなり、ワイヤ・ロー
プはフリ−状態となり、ワイヤ・ロープは自由に送るこ
とができるようになる。
同士は、常に同一曲率半径の断面形状の溝が対向し、且
つ各溝の断面形状の曲率半径中心位置が一致している。
従って、一対の回転盤の外周の溝が対向して形成する二
つの溝の外形状は円形となり、この溝中に溝の径と同じ
径又はそれ以下の径のワイヤ・ロープが挿入されれば溝
の内周面はワイヤ・ロープの外周を均一に加圧し、ワイ
ヤ・ロープが偏平に潰れることなく把持され、強い把持
力を得、ワイヤ・ロープを損傷少なく止めることができ
る。一対の回転盤の外周の溝が、その最大径で対向した
位相でワイヤ・ロープを導入すればワイヤ・ロープの径
より溝径が大きいので容易に挿入できる。ワイヤ・ロー
プの導入空間を設けた場合は、ワイヤ・ロープの側面を
この導入空間を介して溝内の空間内に挿入させる。ワイ
ヤ・ロープの導入空間を設けていない場合は、溝径を大
きい状態にしてワイヤ・ロープの先端を溝内の空間内へ
挿入させる。挿入したワイヤ・ロープの送りを止めて固
定したいときは、回転盤を対向する溝の径が小さくなる
方向に回転させる。回転盤の回転で一対の回転盤の対向
する溝内面一とその回転軸心との距離は長くなるととも
に、対向する溝の径が小さくなってワイヤ・ロープの径
と同じになると溝の内周はワイヤ・ロープの外周と接触
し、更に溝径が小さくなると溝内周が締めるようにワイ
ヤ・ロープの外周を均一に加圧し、ワイヤ・ロープを係
止する。外周から均一に加圧するのでワイヤ・ロープは
偏平にならず損傷が少なく把持される。ワイヤ・ロープ
を止めないで送りができるフリ−状態にする場合は、ワ
イヤ・ロープを係止している角度位相から溝径が大きく
なる方向に又はワイヤ・ロープ挿入位置まで回転盤を前
記と逆方向に回動させる。回転盤の逆回転により一対の
回転盤の外周のワイヤ・ロープと接衝する溝の位置の溝
径がワイヤ・ロープの径より大きくなり、ワイヤ・ロー
プはフリ−状態となり、ワイヤ・ロープは自由に送るこ
とができるようになる。
【0006】送り出したワイヤ・ロープの送り止めを行
う場合、ウインチからの送り出しを止めた後に、溝の断
面形状の曲率半径が小さくなる方向へ各回転盤を連動さ
せて回転させ、回転盤の対向する溝内の間隔を狭くして
いく。回転盤を回転させることで、回転盤の対向する溝
の間隔幅を狭くし、ワイヤ・ロープの側面にワイヤ・ロ
ープの曲率半径よりわずかに小さい曲率半径の断面形状
の溝を接触させると共にワイヤ・ロープの側面を回転盤
が強く加圧し、ワイヤ・ロープの送り止めを行う。送り
止めしたワイヤ・ロープに送り方向へ引張力がかかり、
ワイヤ・ロープが送り方向へ移動すれば、ワイヤ・ロー
プの側面を加圧した回転盤の外周面が、ワイヤ・ロープ
と共に同じ送り方向へ送られ、対向する溝の断面形状の
曲率半径が徐々に小さくなることで対向する溝の間隔幅
がより狭くなり、ワイヤ・ロープの側面を加圧する加圧
力が引張力以上に高くなり、大きな引張力のかかったワ
イヤ・ロープでも送り止めを確実に行うことが出来る。
このように、締まり勝手がよいものになっている。
う場合、ウインチからの送り出しを止めた後に、溝の断
面形状の曲率半径が小さくなる方向へ各回転盤を連動さ
せて回転させ、回転盤の対向する溝内の間隔を狭くして
いく。回転盤を回転させることで、回転盤の対向する溝
の間隔幅を狭くし、ワイヤ・ロープの側面にワイヤ・ロ
ープの曲率半径よりわずかに小さい曲率半径の断面形状
の溝を接触させると共にワイヤ・ロープの側面を回転盤
が強く加圧し、ワイヤ・ロープの送り止めを行う。送り
止めしたワイヤ・ロープに送り方向へ引張力がかかり、
ワイヤ・ロープが送り方向へ移動すれば、ワイヤ・ロー
プの側面を加圧した回転盤の外周面が、ワイヤ・ロープ
と共に同じ送り方向へ送られ、対向する溝の断面形状の
曲率半径が徐々に小さくなることで対向する溝の間隔幅
がより狭くなり、ワイヤ・ロープの側面を加圧する加圧
力が引張力以上に高くなり、大きな引張力のかかったワ
イヤ・ロープでも送り止めを確実に行うことが出来る。
このように、締まり勝手がよいものになっている。
【0007】ワイヤ・ロープの側面を加圧する回転盤の
溝は、略円弧状であり、且つ対向する各回転盤の溝それ
ぞれの断面形状の曲率半径は同じ曲率半径であり、且つ
同じ断面形状の曲率半径の溝の曲率半径中心点は一致さ
せているので、ワイヤ・ロープを円形状のまま加圧出
来、加圧面積が広く、高い加圧力でワイヤ・ロープの側
面を加圧し、送り止めを確実に行える。ワイヤ・ロープ
の側面を円形状で加圧出来るので、ワイヤ・ロープを傷
つけにくく、ワイヤ・ロープの耐久性を高く維持出来
る。本発明によれば、回転盤を回転させるという簡単な
作業でワイヤ・ロープの送り止めが行え、送り止め作業
が迅速に行え、且つ作業者にかかる負担も少ない。更
に、回転盤の回転により、対向する溝の断面形状の曲率
半径が徐々に小さくなるので、径の異なるワイヤ・ロー
プに対しても使用出来、又前記同様な作用・効果が得ら
れ、汎用性のあるものとなった。
溝は、略円弧状であり、且つ対向する各回転盤の溝それ
ぞれの断面形状の曲率半径は同じ曲率半径であり、且つ
同じ断面形状の曲率半径の溝の曲率半径中心点は一致さ
せているので、ワイヤ・ロープを円形状のまま加圧出
来、加圧面積が広く、高い加圧力でワイヤ・ロープの側
面を加圧し、送り止めを確実に行える。ワイヤ・ロープ
の側面を円形状で加圧出来るので、ワイヤ・ロープを傷
つけにくく、ワイヤ・ロープの耐久性を高く維持出来
る。本発明によれば、回転盤を回転させるという簡単な
作業でワイヤ・ロープの送り止めが行え、送り止め作業
が迅速に行え、且つ作業者にかかる負担も少ない。更
に、回転盤の回転により、対向する溝の断面形状の曲率
半径が徐々に小さくなるので、径の異なるワイヤ・ロー
プに対しても使用出来、又前記同様な作用・効果が得ら
れ、汎用性のあるものとなった。
【0008】ワイヤ・ロープの導入空間として、断面形
状が最大曲率半径の溝の底面位置における回転盤の半径
と直交した方向に各回転盤の一部を切除し、この切除部
分を対向させた部分をワイヤ・ロープの導入空間とした
場合では、ワイヤ・ロープの側面を断面形状が最大曲率
半径の溝内に導入出来、作業性が良い。
状が最大曲率半径の溝の底面位置における回転盤の半径
と直交した方向に各回転盤の一部を切除し、この切除部
分を対向させた部分をワイヤ・ロープの導入空間とした
場合では、ワイヤ・ロープの側面を断面形状が最大曲率
半径の溝内に導入出来、作業性が良い。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明での1対の回転盤は同一径
との場合と異なる径の場合とがある。又1対の回転盤の
回転速度は同一の場合と異なる場合とがある。回転盤は
手動レバーで回転させる場合と、電気・油圧・空気圧等
を駆動源とする駆動装置で自動回転させる場合とがあ
る。ワイヤ・ロープの導入空間を設ける場合と設けない
場合とがあるが、導入空間をを設けることが望ましい。
導入空間としては、最大曲率半径の溝の底面位置におけ
る回転盤の半径と直交する方向に沿って各回転盤の一部
を切除し、この切除部分を導入空間とすることが望まし
い。各回転盤の溝内の空間にワイヤ・ロープを介在させ
る場合、導入空間を設けている場合は、その導入空間に
ワイヤ・ロープの途中の側面を挿入して介在させてい
く。導入空間を設けていない場合は、ワイヤ・ロープの
先端を対向する溝の空間内に挿入させて介在させる。回
転盤の外周面に設ける溝は、半円弧状とすることが望ま
しいが、半円弧よりやや短くした溝でもよい。溝は回転
盤の外周面の一部の面に設ける場合と、全面に設ける場
合とがある。回転盤の素材としては、耐摩耗性が高い鋳
鋼が好ましい。溝内面だけセラミックやアルミナ・チタ
ン等の高硬度材のコーティングを施してもよい。又溝内
面に滑りを止めるローレット、凹凸を加工で形成するこ
とが好ましい。更に、一対の回転盤の回転に、ワイヤ・
ロープが締まる方向には回転でき、緩む方向(フリ−に
する方向)へは回転させない解除機能付ラチェット機構
を設けることがより安全に出来るので好ましい。ワイヤ
の引張方向への衝撃を緩衝する緩衝装置を基台に設ける
ことが望ましい。
との場合と異なる径の場合とがある。又1対の回転盤の
回転速度は同一の場合と異なる場合とがある。回転盤は
手動レバーで回転させる場合と、電気・油圧・空気圧等
を駆動源とする駆動装置で自動回転させる場合とがあ
る。ワイヤ・ロープの導入空間を設ける場合と設けない
場合とがあるが、導入空間をを設けることが望ましい。
導入空間としては、最大曲率半径の溝の底面位置におけ
る回転盤の半径と直交する方向に沿って各回転盤の一部
を切除し、この切除部分を導入空間とすることが望まし
い。各回転盤の溝内の空間にワイヤ・ロープを介在させ
る場合、導入空間を設けている場合は、その導入空間に
ワイヤ・ロープの途中の側面を挿入して介在させてい
く。導入空間を設けていない場合は、ワイヤ・ロープの
先端を対向する溝の空間内に挿入させて介在させる。回
転盤の外周面に設ける溝は、半円弧状とすることが望ま
しいが、半円弧よりやや短くした溝でもよい。溝は回転
盤の外周面の一部の面に設ける場合と、全面に設ける場
合とがある。回転盤の素材としては、耐摩耗性が高い鋳
鋼が好ましい。溝内面だけセラミックやアルミナ・チタ
ン等の高硬度材のコーティングを施してもよい。又溝内
面に滑りを止めるローレット、凹凸を加工で形成するこ
とが好ましい。更に、一対の回転盤の回転に、ワイヤ・
ロープが締まる方向には回転でき、緩む方向(フリ−に
する方向)へは回転させない解除機能付ラチェット機構
を設けることがより安全に出来るので好ましい。ワイヤ
の引張方向への衝撃を緩衝する緩衝装置を基台に設ける
ことが望ましい。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1は実施例1の平面図、図2は実施例1の正面
図、図3は図1でのA−A断面図、図4は実施例1での
使用状態を示す説明図、図5は実施例1でワイヤを加圧
せずにフリーな状態として送り出し可能な状態を示す説
明図、図6は図5に示す状態を正面から見た説明図、図
7は実施例1でワイヤを加圧して送り止めした状態を示
す説明図、図8は図7に示す状態を正面から見た説明
図、図9は実施例1での一方の回転盤を示す平面図、図
10は図9に示す回転盤の外周面の展開図、図11は図
9でのB−B断面図、図12は図9でのC−C断面図、
図13は図9でのD−D断面図、図14は図9でのE−
E断面図、図15は本発明の回転盤の他の形状例を示す
平面図である。
る。図1は実施例1の平面図、図2は実施例1の正面
図、図3は図1でのA−A断面図、図4は実施例1での
使用状態を示す説明図、図5は実施例1でワイヤを加圧
せずにフリーな状態として送り出し可能な状態を示す説
明図、図6は図5に示す状態を正面から見た説明図、図
7は実施例1でワイヤを加圧して送り止めした状態を示
す説明図、図8は図7に示す状態を正面から見た説明
図、図9は実施例1での一方の回転盤を示す平面図、図
10は図9に示す回転盤の外周面の展開図、図11は図
9でのB−B断面図、図12は図9でのC−C断面図、
図13は図9でのD−D断面図、図14は図9でのE−
E断面図、図15は本発明の回転盤の他の形状例を示す
平面図である。
【0011】;実施例1(図1〜14参照) 図中1は送り止め装置、2は基台、3Lは同基台2の左
右位置にそれぞれ回転可能に立設した1対の回転軸のう
ちの左側の回転軸、3Rは右側の回転軸、4Lは互いの
外周縁を近接した1対の回転盤のうちの左側の回転軸3
Lに固着した回転盤、4Rは右側の回転軸3Rに固着し
た回転盤、5は円弧状の断面形状の曲率半径が同一曲率
半径で更に同一曲率半径の溝の断面の曲率半径の中心点
が一致するように設けた溝のうち左側の回転盤4Lの外
周面に設けた溝、5Rは右側の回転盤4Rの外周面に設
けた溝、6は溝5の断面形状の最大曲率半径部、7は溝
5の断面形状の最小曲率半径部、8は溝5の断面形状の
最大曲率半径部の底面位置における回転盤4L,4Rの
半径と直交する各回転盤4L,4Rの一部を切除して形
成したワイヤの導入空間、8Lは導入空間8の形成のた
めに回転盤4Lの一部を切欠いた切欠部、8Rは導入空
間8の形成のために回転盤4Rの一部を切欠いた切欠
部、9Lは1対の回転盤4L,4Rを同期して逆方向へ
回転させるために各回転軸3L,3Rに軸着し且つ互い
を噛合させた1対の平歯車のうち左側の平歯車、9Rは
右側の平歯車、10は回転軸3Rの上端部に設けた水平
状態の手動レバー、11は同手動レバー10の先端部に
回転自在に設けたノブ、12は基台2を前後へ移動可能
に取付けるベース、12aは基台2を前後方向へ案内す
るガイド、13は基台2にかかるワイヤ20の送り方向
への衝撃を内蔵した複数の弾力性のある球体15で緩衝
する緩衝装置、14は同緩衝装置13の伸縮体、15は
同伸縮体4中に収容した弾力性のある球体、16は手動
レバー10を設けていない側の回転盤4L,4Rの上面
に接触するようにバネ16で付勢した突出棒、17はバ
ネ、18は突出棒16及びバネ17をガイド12aに取
付ける取付具、19は回転盤4L,4Rの上面に設けた
突出棒16の下端が嵌合する嵌合穴、20はワイヤ、2
1は船首、22は船に設置した係船ウインチ、23は溝
5の曲率半径の中心点、R0は回転盤4L,4Rの半
径、r0はワイヤ20の半径、r1〜r4は溝5の曲率半
径である。
右位置にそれぞれ回転可能に立設した1対の回転軸のう
ちの左側の回転軸、3Rは右側の回転軸、4Lは互いの
外周縁を近接した1対の回転盤のうちの左側の回転軸3
Lに固着した回転盤、4Rは右側の回転軸3Rに固着し
た回転盤、5は円弧状の断面形状の曲率半径が同一曲率
半径で更に同一曲率半径の溝の断面の曲率半径の中心点
が一致するように設けた溝のうち左側の回転盤4Lの外
周面に設けた溝、5Rは右側の回転盤4Rの外周面に設
けた溝、6は溝5の断面形状の最大曲率半径部、7は溝
5の断面形状の最小曲率半径部、8は溝5の断面形状の
最大曲率半径部の底面位置における回転盤4L,4Rの
半径と直交する各回転盤4L,4Rの一部を切除して形
成したワイヤの導入空間、8Lは導入空間8の形成のた
めに回転盤4Lの一部を切欠いた切欠部、8Rは導入空
間8の形成のために回転盤4Rの一部を切欠いた切欠
部、9Lは1対の回転盤4L,4Rを同期して逆方向へ
回転させるために各回転軸3L,3Rに軸着し且つ互い
を噛合させた1対の平歯車のうち左側の平歯車、9Rは
右側の平歯車、10は回転軸3Rの上端部に設けた水平
状態の手動レバー、11は同手動レバー10の先端部に
回転自在に設けたノブ、12は基台2を前後へ移動可能
に取付けるベース、12aは基台2を前後方向へ案内す
るガイド、13は基台2にかかるワイヤ20の送り方向
への衝撃を内蔵した複数の弾力性のある球体15で緩衝
する緩衝装置、14は同緩衝装置13の伸縮体、15は
同伸縮体4中に収容した弾力性のある球体、16は手動
レバー10を設けていない側の回転盤4L,4Rの上面
に接触するようにバネ16で付勢した突出棒、17はバ
ネ、18は突出棒16及びバネ17をガイド12aに取
付ける取付具、19は回転盤4L,4Rの上面に設けた
突出棒16の下端が嵌合する嵌合穴、20はワイヤ、2
1は船首、22は船に設置した係船ウインチ、23は溝
5の曲率半径の中心点、R0は回転盤4L,4Rの半
径、r0はワイヤ20の半径、r1〜r4は溝5の曲率半
径である。
【0012】図1〜14に示す実施例1の送り止め装置
1は、船に設置される係船ウインチ22の前方に設置す
る。以下、船首21に設置された係船ウインチ22用の
送り止め装置1について説明する。送り止め装置1は、
基台2の後辺側を係船ウインチ22に向け、基台2を船
首21の甲板にベース12を介して固定する。1対の回
転盤4L,4Rの切除部分を対向させた状態で保持し、
回転盤4L,4Rの切除部分間にワイヤ20の導入空間
8を形成し、係船ウインチ22から延びるワイヤ20の
側面を導入空間8を介して回転盤4L,4Rの溝5間に
緩やかに介在させる。回転盤4L,4Rの切除部分同士
を対向させてワイヤ20の導入空間8を形成した状態で
は、バネ17で付勢された突出棒16の下端位置に嵌合
穴19が位置し、下端が球状の突出棒16の下端は嵌合
穴19に嵌合した状態となっている。又この状態ではワ
イヤ20は回転盤4L,4Rから圧迫されることがな
く、スムーズに送り出されていく。ワイヤ20の先端を
岸壁に係止した後は、係船ウインチ22を作業させ、余
分に送り出したワイヤ20を巻取り、船を正しい姿勢で
係留する。
1は、船に設置される係船ウインチ22の前方に設置す
る。以下、船首21に設置された係船ウインチ22用の
送り止め装置1について説明する。送り止め装置1は、
基台2の後辺側を係船ウインチ22に向け、基台2を船
首21の甲板にベース12を介して固定する。1対の回
転盤4L,4Rの切除部分を対向させた状態で保持し、
回転盤4L,4Rの切除部分間にワイヤ20の導入空間
8を形成し、係船ウインチ22から延びるワイヤ20の
側面を導入空間8を介して回転盤4L,4Rの溝5間に
緩やかに介在させる。回転盤4L,4Rの切除部分同士
を対向させてワイヤ20の導入空間8を形成した状態で
は、バネ17で付勢された突出棒16の下端位置に嵌合
穴19が位置し、下端が球状の突出棒16の下端は嵌合
穴19に嵌合した状態となっている。又この状態ではワ
イヤ20は回転盤4L,4Rから圧迫されることがな
く、スムーズに送り出されていく。ワイヤ20の先端を
岸壁に係止した後は、係船ウインチ22を作業させ、余
分に送り出したワイヤ20を巻取り、船を正しい姿勢で
係留する。
【0013】船を係留し、係船ウインチ22の作動を停
止した後は、作業者が手動レバー10を操作して送り止
め装置1を作動させてワイヤ20の送りを止める。送り
止め装置1を作動させるには、作業者がノブ11を握っ
て手動レバー10を回し、ワイヤ20の送り方向へ回転
盤4L,4Rを同期させて回転させ、1対の回転盤4
L,4Rの外周面に設けた溝5間の幅を狭くする。回転
盤4L,4Rは噛合させた1対の平歯車9L,9Rによ
り、対向面が同一方向へ同期して回転する。又、突出棒
16の下端は丸く形成しており、回転盤4L,4Rをや
や強く回転させることで突出棒16は嵌合穴19から抜
け出し、回転盤4L,4Rは回転する。回転盤4L,4
Rの外周面の溝5はワイヤ20の送り方向と逆方向とな
る外周面にかけて徐々に曲率半径を小さくしており、又
この溝5は、一方の回転盤4L,4Rの溝5と他方の回
転盤4L,4Rの溝5とが同一曲率半径で対向するよう
に設けられ、且つ互いの溝5の曲率半径中心点の位置は
一致させている。このため、作業者が回転させた回転盤
4L,4Rは、ワイヤ20の側面にワイヤ20の曲率半
径よりわずかに小さい曲率半径の溝5が接触するまで回
転し、ワイヤ20の曲率半径よりわずかに小さい曲率半
径の溝5がワイヤ20の側面を円形状に加圧し、ワイヤ
20の側面を広い面積で加圧し、ワイヤ20を送り止め
装置1の基台2に固定する。
止した後は、作業者が手動レバー10を操作して送り止
め装置1を作動させてワイヤ20の送りを止める。送り
止め装置1を作動させるには、作業者がノブ11を握っ
て手動レバー10を回し、ワイヤ20の送り方向へ回転
盤4L,4Rを同期させて回転させ、1対の回転盤4
L,4Rの外周面に設けた溝5間の幅を狭くする。回転
盤4L,4Rは噛合させた1対の平歯車9L,9Rによ
り、対向面が同一方向へ同期して回転する。又、突出棒
16の下端は丸く形成しており、回転盤4L,4Rをや
や強く回転させることで突出棒16は嵌合穴19から抜
け出し、回転盤4L,4Rは回転する。回転盤4L,4
Rの外周面の溝5はワイヤ20の送り方向と逆方向とな
る外周面にかけて徐々に曲率半径を小さくしており、又
この溝5は、一方の回転盤4L,4Rの溝5と他方の回
転盤4L,4Rの溝5とが同一曲率半径で対向するよう
に設けられ、且つ互いの溝5の曲率半径中心点の位置は
一致させている。このため、作業者が回転させた回転盤
4L,4Rは、ワイヤ20の側面にワイヤ20の曲率半
径よりわずかに小さい曲率半径の溝5が接触するまで回
転し、ワイヤ20の曲率半径よりわずかに小さい曲率半
径の溝5がワイヤ20の側面を円形状に加圧し、ワイヤ
20の側面を広い面積で加圧し、ワイヤ20を送り止め
装置1の基台2に固定する。
【0014】ワイヤ20を円形状に加圧出来るので、ワ
イヤ20を傷つけにくく且つワイヤ20の耐久性を高く
維持出来る。又、1対の回転盤4L,4Rを手動レバー
10で回転させるという大変簡単な作業でワイヤ20の
送り止めが行えるので、作業者にかかる負担が大幅に軽
減され、且つ作業時間が短縮される。
イヤ20を傷つけにくく且つワイヤ20の耐久性を高く
維持出来る。又、1対の回転盤4L,4Rを手動レバー
10で回転させるという大変簡単な作業でワイヤ20の
送り止めが行えるので、作業者にかかる負担が大幅に軽
減され、且つ作業時間が短縮される。
【0015】波・風により船が揺れることでワイヤ20
には引張力がかかり易く、ワイヤ20が引張力で送り方
向へ移動すると、ワイヤ20の側面を加圧した回転盤4
L,4Rがワイヤ20の送り方向への移動に伴い自動的
に回転し、ワイヤ20の側面をより小さい曲率半径の溝
5でより強力に加圧するので、引張力より大きな加圧力
で常にワイヤ20を加圧出来、ワイヤ20の送り止めを
確実に行える。ワイヤ20に引張力がかかり、ワイヤ2
0が送り方向へ引っ張られると、ワイヤ20を固定した
基台2がワイヤ20の送り方向へガイド12aに沿って
ベース12の上面を瞬時に移動するが、この衝撃は、球
体15を内蔵した弾力性のある4つの緩衝装置13で緩
衝される。このように送り装置1に瞬時にかかるワイヤ
20の引張力は、基台2を瞬時に移動させ且つ基台2の
移動を緩衝装置13で緩衝して止めることで、引張力の
影響を小さくし、回転盤4L,4Rの破損を防いでい
る。回転盤4L,4Rの溝5は、回転盤4L,4Rの回
転で対向する溝5の曲率半径が徐々に小さくなるように
設けているので、異なったワイヤ20を使用しても、前
記同様な円形状の加圧が行え、汎用性のあるものとな
る。図1〜14に示す実施例において、一部切欠の回転
盤4L,4Rに代え、溝のない部分及び溝の終端部分の
円周部を切除した図15に示す回転盤4L,4Rを用い
ることもできる。図15に示すように溝のない部分を大
きく切除した回転盤のものも本発明に含まれるものであ
る。
には引張力がかかり易く、ワイヤ20が引張力で送り方
向へ移動すると、ワイヤ20の側面を加圧した回転盤4
L,4Rがワイヤ20の送り方向への移動に伴い自動的
に回転し、ワイヤ20の側面をより小さい曲率半径の溝
5でより強力に加圧するので、引張力より大きな加圧力
で常にワイヤ20を加圧出来、ワイヤ20の送り止めを
確実に行える。ワイヤ20に引張力がかかり、ワイヤ2
0が送り方向へ引っ張られると、ワイヤ20を固定した
基台2がワイヤ20の送り方向へガイド12aに沿って
ベース12の上面を瞬時に移動するが、この衝撃は、球
体15を内蔵した弾力性のある4つの緩衝装置13で緩
衝される。このように送り装置1に瞬時にかかるワイヤ
20の引張力は、基台2を瞬時に移動させ且つ基台2の
移動を緩衝装置13で緩衝して止めることで、引張力の
影響を小さくし、回転盤4L,4Rの破損を防いでい
る。回転盤4L,4Rの溝5は、回転盤4L,4Rの回
転で対向する溝5の曲率半径が徐々に小さくなるように
設けているので、異なったワイヤ20を使用しても、前
記同様な円形状の加圧が行え、汎用性のあるものとな
る。図1〜14に示す実施例において、一部切欠の回転
盤4L,4Rに代え、溝のない部分及び溝の終端部分の
円周部を切除した図15に示す回転盤4L,4Rを用い
ることもできる。図15に示すように溝のない部分を大
きく切除した回転盤のものも本発明に含まれるものであ
る。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、回転盤を回転させると
いう大変簡単な操作でありながら、ワイヤ又はロープの
送り止めを容易に迅速且つ確実に行うことが出来、且つ
回転盤を逆回転させることで、ワイヤ又はロープの送り
止めの解除を容易に迅速且つ確実に行うことが出来、作
業性に大変優れ、又作業者にかかる負担を大幅に軽減出
来るものとなった。又、回転盤の加圧で送り止め状態の
ワイヤ又はロープに引張力が働き、ワイヤ又はロープが
送り出し側へ移動しても、回転盤が回転してより高い加
圧をワイヤ又はロープにかけることが出来、大荷重がか
かった場合でもワイヤ又はロープを確実に送り止めする
ことが出来る。回転盤は、ワイヤ又はロープを円形状の
まま加圧して送り止めを行うので、ワイヤ又はロープの
加圧面積が広く、ワイヤ又はロープにかける加圧力の向
上が図れる。又、ワイヤ又はロープを円形状のまま加圧
出来るので、ワイヤ又はロープを傷つけにくく、ワイヤ
又はロープの耐久性を高く維持出来るものとなった。更
に、径の異なるワイヤ又はロープも前記同様に円形状で
容易に迅速且つ確実に送り止めすることが出来るので、
汎用性に大変優れたものとなった。
いう大変簡単な操作でありながら、ワイヤ又はロープの
送り止めを容易に迅速且つ確実に行うことが出来、且つ
回転盤を逆回転させることで、ワイヤ又はロープの送り
止めの解除を容易に迅速且つ確実に行うことが出来、作
業性に大変優れ、又作業者にかかる負担を大幅に軽減出
来るものとなった。又、回転盤の加圧で送り止め状態の
ワイヤ又はロープに引張力が働き、ワイヤ又はロープが
送り出し側へ移動しても、回転盤が回転してより高い加
圧をワイヤ又はロープにかけることが出来、大荷重がか
かった場合でもワイヤ又はロープを確実に送り止めする
ことが出来る。回転盤は、ワイヤ又はロープを円形状の
まま加圧して送り止めを行うので、ワイヤ又はロープの
加圧面積が広く、ワイヤ又はロープにかける加圧力の向
上が図れる。又、ワイヤ又はロープを円形状のまま加圧
出来るので、ワイヤ又はロープを傷つけにくく、ワイヤ
又はロープの耐久性を高く維持出来るものとなった。更
に、径の異なるワイヤ又はロープも前記同様に円形状で
容易に迅速且つ確実に送り止めすることが出来るので、
汎用性に大変優れたものとなった。
【図1】実施例1の平面図である。
【図2】実施例1の正面図である。
【図3】図1でのA−A断面図である。
【図4】実施例1での使用状態を示す説明図である。
【図5】実施例1でワイヤを加圧せずにフリーな状態と
して送り出し可能な状態を示す説明図である。
して送り出し可能な状態を示す説明図である。
【図6】図5に示す状態を正面から見た説明図である。
【図7】実施例1でワイヤを加圧して送り止めした状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図8】図7に示す状態を正面から見た説明図である。
【図9】実施例1での一方の回転盤を示す平面図であ
る。
る。
【図10】図9に示す回転盤の外周面の展開図である。
【図11】図9でのB−B断面図である。
【図12】図9でのC−C断面図である。
【図13】図9でのD−D断面図である。
【図14】図9でのE−E断面図である。
【図15】本発明の回転盤の他の形状例を示す平面図で
ある。
ある。
1 送り止め装置 2 基台 3L 回転軸 3R 回転軸 4L 回転盤 4R 回転盤 5L 溝 5R 溝 6 最大曲率半径部 7 最小曲率半径部 8 導入空間 8L 切除部 8R 切除部 9L 平歯車 9R 平歯車 10 手動レバー 11 ノブ 12 ベース 12a ガイド 13 緩衝装置 14 伸縮体 15 球体 16 突出棒 17 バネ 18 取付具 19 嵌合穴 20 ワイヤ 21 船首 22 係船ウインチ 23 中心点 R0 半径 r0 半径 r1〜r4 曲率半径
Claims (8)
- 【請求項1】 外周面に断面形状が略円弧状の溝を設け
た1対の回転盤を互いの外周面を近接させた状態で回転
可能に設け、前記1対の回転盤を互いの回転方向が逆に
なるように連動して回転させる回転機構を設け、前記1
対の回転盤の対向する外周面の溝の断面形状の曲率半径
を同一とし且つ対向する溝の断面形状の曲率半径中心点
を一致させ、しかも前記溝の断面形状の曲率半径を前記
回転盤の所定位置から外周面の一周方向に向けて徐々に
小さくしたことを特徴とするワイヤ又はロープ用送り止
め装置。 - 【請求項2】 1対の回転盤の溝内にワイヤ又はロープ
を導入する導入空間を回転盤に形成した請求項1記載の
ワイヤ又はロープ用送り止め装置。 - 【請求項3】 断面形状の曲率半径が最大となる溝の底
面位置において回転盤の半径と直交する方向に各回転盤
の一部を切除し、同切除された空間を導入空間とし、同
導入空間からワイヤ又はロープを導入可能とした請求項
2記載のワイヤ又はロープ用送り止め装置。 - 【請求項4】 1対の回転盤の外径を同一とし、回転機
構として各回転盤の回転軸に同一径の平歯車を軸着し、
且つ互いの平歯車を噛合させて各回転盤の回転を連動さ
せた請求項1〜3いずれか記載のワイヤ又はロープ用送
り止め装置。 - 【請求項5】 回転盤を回転させる手動レバーを設けた
請求項1〜4いずれか記載のワイヤ又はロープ用送り止
め装置。 - 【請求項6】 先端が球状の突出棒を回転盤の上面又は
下面に接触するように付勢し、断面形状が最大曲率半径
の溝同士が対向した位置で前記突出棒の先端が挿脱自在
に嵌合する略球状の嵌合穴を前記回転盤の上面又は下面
に設け、前記突出棒の先端が前記嵌合穴に挿脱自在に嵌
合することで断面形状の曲率半径が最大となる溝の位置
で前記回転盤を止め易くした請求項1〜5いずれか記載
のワイヤ又はロープ用送り止め装置。 - 【請求項7】 ワイヤ又はロープの引張方向の衝撃を緩
衝する緩衝装置を設けた請求項1〜6いずれか記載のワ
イヤ又はロープ用送り止め装置。 - 【請求項8】 回転盤の略円弧状の溝のない円周部を大
きく切除して外形を扇状にした請求項1〜7いずれか記
載のワイヤ又はロープ用送り止め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12821598A JPH11301980A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | ワイヤ又はロープ用送り止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12821598A JPH11301980A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | ワイヤ又はロープ用送り止め装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11301980A true JPH11301980A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14979350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12821598A Pending JPH11301980A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | ワイヤ又はロープ用送り止め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11301980A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008280836A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-11-20 | Yosho Kensetsu:Kk | 傾斜面作業車及び傾斜面作業設備 |
| JP2009084898A (ja) * | 2007-09-30 | 2009-04-23 | Hokuto Kenki Service Kk | 急傾斜地用作業車 |
| CN102966687A (zh) * | 2011-09-01 | 2013-03-13 | 中冶宝钢技术服务有限公司 | 钢丝绳刹车控制装置 |
| JP2018150167A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ウインチ装置 |
| JP2021116189A (ja) * | 2020-01-21 | 2021-08-10 | 有限会社ウエスト興業八頭 | 集材作業に用いるクランプ装置 |
| CN117819398A (zh) * | 2024-03-05 | 2024-04-05 | 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 | 一种具有运行预警的工业生产用吊装设备 |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP12821598A patent/JPH11301980A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008280836A (ja) * | 2007-04-10 | 2008-11-20 | Yosho Kensetsu:Kk | 傾斜面作業車及び傾斜面作業設備 |
| JP2009084898A (ja) * | 2007-09-30 | 2009-04-23 | Hokuto Kenki Service Kk | 急傾斜地用作業車 |
| CN102966687A (zh) * | 2011-09-01 | 2013-03-13 | 中冶宝钢技术服务有限公司 | 钢丝绳刹车控制装置 |
| JP2018150167A (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-27 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ウインチ装置 |
| JP2021116189A (ja) * | 2020-01-21 | 2021-08-10 | 有限会社ウエスト興業八頭 | 集材作業に用いるクランプ装置 |
| CN117819398A (zh) * | 2024-03-05 | 2024-04-05 | 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 | 一种具有运行预警的工业生产用吊装设备 |
| CN117819398B (zh) * | 2024-03-05 | 2024-05-28 | 中国电建集团山东电力建设第一工程有限公司 | 一种具有运行预警的工业生产用吊装设备 |
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