JPH1130198A - フラッシュバルブ付き水中ポンプ装置 - Google Patents

フラッシュバルブ付き水中ポンプ装置

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JPH1130198A
JPH1130198A JP19934697A JP19934697A JPH1130198A JP H1130198 A JPH1130198 A JP H1130198A JP 19934697 A JP19934697 A JP 19934697A JP 19934697 A JP19934697 A JP 19934697A JP H1130198 A JPH1130198 A JP H1130198A
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知之 柴田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュバルブを含むポンプ装置全体の平
面寸法を小さくすることができるとともに、良好な作業
性でフラッシュバルブを取付けることができ、しかもフ
ラッシュバルブの開閉に伴って発生するポンプ振動を小
さく抑えられるようにしたフラッシュバルブ付き水中ポ
ンプ装置を提供する。 【解決手段】 運転開始時に一定時間噴流を吐出して水
槽20内の曝気と撹拌とを行うフラッシュバルブ3を備
え、着脱装置を構成する着脱フランジ部33を介して水
槽内に着脱自在に設置されるフラッシュバルブ付き水中
ポンプ装置において、水中ポンプ1の吐出側に連結され
て着脱装置21を構成する着脱フランジ部33の側面に
フラッシュバルブ3を取付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転開始時に一定
時間噴流を吐出して水槽内の曝気と撹拌とを行うフラッ
シュバルブを備え、例えば下水中継ポンプ槽等の水槽内
に着脱自在に設置されるフラッシュバルブ付き水中ポン
プ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】前記下水中継ポンプ槽等の水槽内に設置
される水中ポンプ装置にあっては、ポンプ槽内における
土砂の沈積や、油脂等の有機質成分の流入によるスカム
形成を防ぐために、フラッシュバルブを装備し、ポンプ
の始動特にフラッシュバルブから一定時間噴流をポンプ
槽内に吐出することにより、この噴流による撹拌と曝気
効果によって、土砂の沈積や、油脂等の有機質成分の流
入によるスカム形成を防ぐことが広く行われている。
【0003】図4は、この種の水中ポンプ装置の従来の
一般的な構成を示すもので、水中ポンプ1のポンプケー
シング2の側面にフラッシュバルブ3が取付けられてお
り、水中ポンプ1の始動時にこの始動に伴って水中ポン
プ1のポンプケーシング2内のボリュート部内を流れる
流体をフラッシュバルブ3から一定時間噴出し、通常運
転時にはこのフラッシュバルブ3を閉じるようにしてい
る。
【0004】図5乃至図7は、前記フラッシュバルブ3
の内部構造を示すもので、フラッシュバルブ3の弁本体
10には、フラッシュバルブ3をポンプケーシング2に
取付けるための取付けフランジ部11が設けられてい
る。
【0005】前記弁本体10の内部には、球状のボール
弁12を収納する収納部13が形成され、この収納部1
3の表面側に内部ダイヤフラム14が周囲を水密的に保
持されて配置され、この内部ダイヤフラム14の上面に
前記ボール弁12が位置するようになっている。一方、
弁本体10の外周部には、調節弁15を介して前記収納
部13と内部ダイヤフラム14との間に連通するオイル
室16が設けられ、このオイル室16の上端開口部は外
部ダイヤフラム17で水密的に覆われている。
【0006】これにより、ポンプ始動前は、図5に示す
ように、ボール弁12が収納部13内に位置してフラッ
シュバルブ3が開の状態にあり、この状態で水中ポンプ
1を始動すると、ポンプケーシング2内を流れる流体が
弁本体10の内部を通過して外部の水槽へ噴出する。そ
して、このように、弁本体10内を流体が流れるとここ
に負圧が発生し、この負圧によって、外部ダイヤフラム
17が収縮・下降し、内部ダイアフラム14が上昇し
て、ボール弁12が持ち上がり始める。
【0007】そして、運転開始から約20〜50秒経過
すると、オイル室16から調整弁15を通ってオイルが
内部ダイアフラム14と収納室13との空間へ移動し、
図6に示すように、内部ダイアフラム14を上方に突出
させてボール弁12を噴流の方へと押し出す。これによ
ってフラッシュバルブ3は閉じるので、水中ポンプ1
は、フラッシュバルブ3からの吐出をやめ、ポンプの吐
出口から揚水するようになる。
【0008】このようにしてフラッシュバルブ3が閉じ
ると、このバルブ3内の負圧は直ちに正圧に変化し、図
7に示すように、この閉じた状態を保持したまま、内部
ダイアフラム14、外部ダイヤフラム17及びオイルは
ポンプ始動前の状態に戻る。
【0009】以上のバルブ動作によって、水中ポンプ1
の始動時の一定時間だけフラッシュバルブ3を通じて水
槽内に噴流を吐き出すのであり、これにより、水槽内を
効果的に撹拌させて水槽の底へのスラッジ及び土砂の堆
積を防ぎ、スカム形成を防止することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、水中ポンプのポンプケーシングの側面に
フラッシュバルブを取付けると、比較的大きい形状のポ
ンプケーシングにこの側面からの加工を施す必要があっ
て、この加工がかなり困難であるばかりでなく、フラッ
シュバルブを含めたポンプ装置全体の平面寸法が大きく
なってしまう。そして、下水中継ポンプ装置は、一般に
マンホール内に設置されるため、このように平面寸法が
大きくなると、保守点検時にマンホ一ル蓋を通じてポン
プ装置を引き上げる際にこの作業が困難となってしま
う。
【0011】しかも、ポンプ始動時にポンブケーシング
側面から直接噴流が吐出されるので、フラッシュバルブ
が開放状態から閉状態に移行する時にポンプケーシング
内の圧力分布が大きく変動し、水中ポンプがその圧力分
布の変動に応じて振動してしまうといった問題があっ
た。
【0012】本発明は上記事情に鑑みて為されたもの
で、フラッシュバルブを含むポンプ装置全体の平面寸法
を小さくすることができるとともに、良好な作業性でフ
ラッシュバルブを取付けることができ、しかもフラッシ
ュバルブの開閉に伴って発生するポンプ振動を小さく抑
えることができるようにしたフラッシュバルブ付き水中
ポンプ装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のフラッシュバル
ブ付き水中ポンプ装置は、運転開始時に一定時間噴流を
吐出して水槽内の曝気と撹拌を行うフラッシュバルブを
備え、着脱装置を構成する着脱フランジ部を介して水槽
内に着脱自在に設置されるフラッシュバルブ付き水中ポ
ンプ装置において、該水中ポンプの吐出側に連結されて
前記着脱装置を構成する着脱フランジ部の側面に前記フ
ラッシュバルブを取付けたことを特徴とする。
【0014】これにより、ポンプケーシングに比べて形
状が小さくハンドリングが容易な着脱フランジにフラッ
シュバルブを取付けて、フラッシュバルブを含めたポン
プ装置全体の平面寸法を大幅に小さくまとめるととも
に、フラッシュバルブ取付け加工を簡単かつ良好な作業
性で行うことができる。しかも、ポンプのボリュー卜部
を通過した後の位置にフラッシュバルブ用の開口を位置
させることにより、噴流の吐出しに伴ってポンプのボリ
ュート部の圧力分布が部分的に影響されるのを防止し
て、運転中のポンプに発生する振動を減少させることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図3を参照して説明する。図1に示すように、この
実施の形態にあっては、マンホール等の下水中継ポンプ
槽(水槽)20内に着脱装置21を介して水中ポンプ1
が着脱自在に設置され、水中ポンプ1が設置された時
に、エルボ管22を介して水中ポンプ1と揚水管23と
が互いに連通するようになっている。ここに、前記下水
中継ポンプ槽20には、流入管24が接続されていると
ともに、この内部には、水位センサ25及びフロートス
イッチ26が配置され、外部には、制御盤27が備えら
れている。
【0016】前記着脱装置21は、図2に示すようにベ
ースプレート30の上面に固定された着脱装置本体31
と、この本体31の上面から鉛直方向に延びるガイドレ
ール32と、前記水中ポンプ1の吐出側に接続された着
脱フランジ33とから主に構成され、この着脱フランジ
33には下方へ開口した係止部を有するフック34が、
前記着脱装置本体31にはこのフック34と係合する係
止棒35がそれぞれ固着されている。
【0017】そして、水中ポンプ1には、このモータ部
36の上部に設けた吊り具40を介してチェーン41が
取付けられており、ガイドレール32を案内として水中
ポンプ1をチェーン41で吊下げながら下降させること
によって、着脱装置21の係止棒35にフック34を係
合させて水中ポンプ1を所定の位置に設置し、チェーン
41を引き上げることによって、着脱フランジ33を着
脱装置本体31から分離しつつ、ガイドレール32に沿
って水中ポンプ1を引き上げることができるようになっ
ている。なお、付号42は、下水中継ポンプ槽20の上
端開口部を閉塞する蓋体である。
【0018】前記着脱フランジ33の側面には、前記図
5乃至図7に示すフラッシュバルブ3が取付けられてお
り、ポンプ始動時の一定時間、この着脱フランジ33に
取付けたフラッシュバルブ3より下水中継ポンプ槽20
内に噴流を吐出するように構成されている。
【0019】即ち、水中ポンプ1の始動時には、フラッ
シュバルブ3が開いており(図5参照)、この水中ポン
プ1の始動に伴って該水中ポンプ1から着脱フランジ3
3内を流れる流体が該バルブ3の内部を流れて下水中継
ポンプ槽20内へ噴出する。そして、運転開始から約2
0〜50秒経過すると、このバルブ3が徐々に閉じこの
閉じた状態を保持して(図6及び図7参照)、水中ポン
プ1は、フラッシュバルブ3からの吐出をやめて、この
吐出口から揚水管23を経て揚水するようになる。
【0020】以上のバルブ動作によって、ポンプ始動時
の一定時間だけフラッシュバルブ3を通じて下水中継ポ
ンプ槽20内に噴流を吐き出すのであり、これにより、
下水中継ポンプ槽20内を効果的に撹拌させてこの底へ
のスラッジ及び土砂の堆積を防ぎ、スカム形成を防止す
ることができる。
【0021】このように、外形寸法が大きいポンプケー
シング2に何ら加工を施すことなく、これに比べて形状
が小さくハンドリングが容易な着脱フランジ31にフラ
ッシュバルブ3を取付けることにより、フラッシュバル
ブ3を含めたポンプ装置全体の平面寸法を大幅に小さく
まとめるとともに、フラッシュバルブ3を取付けるため
の加工を簡単かつ良好な作業性で行うことができる。し
かも、水中ポンプ1のボリュー卜部を通過した位置にフ
ラッシュバルブ3の開口が位置し、これにより、噴流の
吐出に伴ってポンプのボリュート部の圧力分布が部分的
に影響されるのを防止して、運転中の水中ポンプ1に発
生する振動を減少させることができる。
【0022】また、着脱装置21から取外して水中ポン
プ1を引き上げる際に、フラッシュバルブ3も同時に引
き上げることができ、これによって、フラッシュバルブ
3自体の点検も容易に行なうことができる。
【0023】なお、この実施の形態にあっては、下水中
継ポンプ槽内に1台の水中ポンプを備えた例を示してい
るが、複数の水中ポンプを備えるようにしても良く、ま
た、2台の水中ポンプを備えた場合には、1台の水中ポ
ンプのみにフラッシュバルブを設置しても、2台の水中
ポンプの双方にフラッシュバルブを設置しても良い。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、フラッシュバルブを含めたポンプ装置全体の平面形
状を小さくまとめることができ、これによって、マンホ
ール蓋用開口等を容易に通過させてこの設置の便を図る
ことができる。また、着脱フランジは比較的小型で、ハ
ンドリングも良いため、フラッシュバルブを取り付ける
ための加工を簡単且つ良好な作業性で行うことができ
る。
【0025】更に、ポンプのボリュー卜部を通過した後
の位置にフラッシュバルブ用の開口を位置させることに
より、噴流の吐出しに伴ってポンプのボリュート部の圧
力分布が部分的に影響されるのを防止して、フラッシュ
バルブの開閉に伴って発生するポンプ振動を小さく抑え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体概要図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】水中ポンプの平面図である。
【図4】従来の水中ポンプの平面図である。
【図5】フラッシュバルブのポンプ運転を開始した直後
の状態を示す断面図である。
【図6】同じく、運転開始からボール弁が移動する状態
を示す断面図である。
【図7】同じく、フラッシュバルブが閉じた後のダイア
フラムが運転開始前の状態に戻った状態を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 水中ポンプ 3 フラッシュバルブ 20 下水中継ポンプ槽(水槽) 21 着脱装置 31 着脱装置本体 32 ガイドレール 33 着脱フランジ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転開始時に一定時間噴流を吐出して水
    槽内の曝気と撹拌とを行うフラッシュバルブを備え、着
    脱装置を構成する着脱フランジ部を介して水槽内に着脱
    自在に設置されるフラッシュバルブ付き水中ポンプ装置
    において、 該水中ポンプの吐出側に連結されて前記着脱装置を構成
    する着脱フランジ部の側面に前記フラッシュバルブを取
    付けたことを特徴とするフラッシュバルブ付き水中ポン
    プ装置。
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