JPH11302243A - ジエチレントリアミン5酢酸誘導体 - Google Patents

ジエチレントリアミン5酢酸誘導体

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JPH11302243A
JPH11302243A JP10114562A JP11456298A JPH11302243A JP H11302243 A JPH11302243 A JP H11302243A JP 10114562 A JP10114562 A JP 10114562A JP 11456298 A JP11456298 A JP 11456298A JP H11302243 A JPH11302243 A JP H11302243A
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JP
Japan
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compound
nhc
nhr
group
metal ion
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JP10114562A
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English (en)
Inventor
Hisao Takayanagi
久男 高柳
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 臓器、組織選択性を有し、かつ、血液プール
性を有する新規な造影剤として利用可能な化合物を提供
する。 【解決手段】 下記一般式で表わされるジエチレントリ
アミン5酢酸誘導体及びそれの常磁性金属イオン又は放
射性金属イオンのいずれかからなる群より選択される金
属イオンと錯化した誘導体を必須成分とする造影剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4個以上の糖鎖を
糖酸アミドとして含有する新規なジエチレントリアミン
五酢酸(以下、DTPAと略記する。)誘導体および金
属イオンと錯化した該誘導体に関し、さらにはその製造
中間体、前記誘導体を必須成分とする造影剤、並びに体
内診断用医薬組成物に存する。本発明は、特に、X線造
影および磁気共鳴造影(以下、MRIと略記する。)に
おけるコントラスト剤となる金属キレートの用途に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】X
線、核磁気共鳴およびシンチフォトグラフィー診断にお
ける金属のキャリアーとしてキレート剤が用いられてい
る。とりわけ、MRI診断においてDTPAを含むポリ
アミノポリカルボン酸のガドリニウム(Gd)錯体がコ
ントラスト剤としてすでに臨床の現場で利用されてい
る。しかし、これら臨床応用されているGd錯体はその
有用性は広く認められているものの、その細胞外液性、
すなわち静注投与後急速に血管からもれ出し、細胞内に
取り込まれることなく細胞間質に拡散分布するという性
質に由来する限界があった。これを打破し、臓器、組織
特異的にMRIコントラストを増強し、あるいは緩和を
増幅できれば、投与量の削減が可能となるのみならず、
従来の診断法では得難い情報が得られることが期待され
ている。たとえば、造影剤に血液プール性を付与するこ
とで細胞外液性や、造影剤では不可能、あるいは限界の
あったMRアンギオグラフィー、毛細血管透過性の評価
(腫瘍の悪性度等の情報が得られる)、心筋虚血の評価
などが行なえる。また、肝細胞に選択的に取り込まれる
造影剤を例に取れば、肝腫瘤検出、肝癌の分化度の鑑別
などをより容易に行なうことが可能となり、MRIがダ
イナミックCTやCTAPを省略できる検査法となり得
ると期待されている(Innervision,12
62(1997)参照)。
【0003】造影剤に臓器、組織特異性を持たせる試み
は数多く行なわれている。とりわけ、血液プール性、肝
選択性造影剤の研究は活発である。しかし、従来の血液
プール性造影剤の多くは蛋白質、ポリサッカライドなど
の生体分子にキレーター部をカップリングしたものであ
り、製造、取り扱い上の、また単一化合物でない(キレ
ーター部の結合位置が不定な、ある分布を持った分子量
の異った化合物の集合体)ことによる代謝、毒性上の問
題点を有していた。また、臓器選択性に関しては臓器を
ターゲットとしたものが最も良く研究されているが、肝
臓への取り込みの機序として構造式に脂溶性の基を付加
することで脂溶性を高め膜通過性を亢進するようデザイ
ンした常磁性造影剤が多く、一部は臨床治験が実施され
ているものもあるが、肝臓に取り込まれ胆汁排泄される
効率もそれほど高くない。一方、肝細胞への取り込みの
機序として肝細胞に存在するアシアロ糖蛋白レセプター
(以下、GSGP−Rと略記する)を標的とした造影剤
の研究が行なわれている。GSGP−Rの本来のリガン
ドであるアシアロ糖蛋白質(以下、GSGPと略記す
る)に似せ多数の末端ガラクトース残基を結合した酸化
鉄コロイド、Tc−キレートアルブミンが開発されてい
る(たとえば、AJR155,1161(199
0);Radiology,178,769(199
1)参照)。最近、2個のガラクトース末端を持つDT
PA誘導体が報告されたが(ChemicalJour
nal of Chinese Universiti
es,18,1072(1997)参照)、レセプター
による識別、取り込み効率をより高めるためには多くの
末端ガラクトース残基を結合した分子であることが求め
られる。ちなみに、レクチンと高い親和性を有するヒト
血清中の代表的糖タンパク由来のアシアロオロソムコイ
ドには14個の末端ガラクトース残基があることが知ら
れており、上記の2個のガラクトース末端を持つDTP
A誘導体ではレセプターによる識別、取り込み効率が不
十分であることは、このことからも予想できる。従っ
て、レセプターによる識別、取り込み効率が向上した新
たなDTPA誘導体が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の目
的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、分子中に、生体
内在の受容体に認識、結合される、またはされない4個
以上の糖鎖を糖酸アミドとして含有したDTPA誘導体
で上記課題が達成できることを初めて見出し、本発明を
完成するに至った。生体内在のレセプターに識別され得
る糖鎖としては、たとえば前述の肝実質細胞に対するガ
ラクトース残基をはじめ、肝クッパー細胞、線維芽細胞
に対するマンノース残基、ルイス肺癌細胞に対するαー
グルコース残基などを末端に含むものが挙げられ、これ
らを結合した本発明の化合物により対象とする臓器、
(病変)組織を選択的に造影することが可能となり、こ
れにより病変部位の存在診断のみならず悪性度等の鑑別
診断、場合によれば臓器の機能診断も行なえる。一方、
レセプターに取り込まれることのない任意の糖鎖を選
び、血液プール性を示すに充分な高分子量になる数だけ
結合することで血液プール性を付与された造影剤を製造
できる。もちろん、レセプターに識別される糖鎖を血液
プール性が現れるほど結合することも構わないし、むし
ろ対象臓器外への拡散が抑えられ、投与量の低減化等好
ましい効果が得られる場合もある。いずれにしても、本
発明の含糖鎖化合物は、ポリサッカライドを結合した従
来の造影剤と異なり単一化合物であるという大きな特徴
がある。
【0005】即ち本発明の要旨は、下記一般式(1)
【0006】
【化3】
【0007】(式中、Rは一般式−N((CH2 k
HR1 2 (式中、kは2から5の整数を表わし、R1
はベンジルオキシカルボニル基(以下「Z基」と表すこ
ともある)、t−ブチルオキシカルボニル基(以下「B
oc基」と表すこともある)、水素原子、または糖鎖ア
シル残基を表わす)、−NH(CH2 l N((C
2k NHR1 2 (式中、k、R1 は上記と同義を
表わし、lはkと同義を表わすが、kと同一でも異なっ
ていてもよい。)、−NHCHm (CH2 AR2 3- m
(式中、mは0または1を表わし、Aは単結合、−(C
2 2 、−CH2 CO、−O(CH2 3 、−O(C
2 2 CO、または−COを表わし、R2 は−NHR
1 、−NH(CH2 k NHR1 、−N((CH2 k
NHR1 2 、または−NH(CH2 l N((C
2 k NHR1 2 (式中、k、lおよびR1 は前記
と同義を表わす)。ただし、mが1を表わす時、Aは−
COのみを表わす。)を表わす)で表わされるジエチレ
ントリアミン五酢酸誘導体;下記一般式(2)
【0008】
【化4】HR (2)
【0009】(式中、Rは上記と同義を表わす。但し、
R中R1 は水素原子を除いた意味を表わし、またRが−
N((CH2 k NHR1 2 の時、R1 は糖鎖アシル
基を表わさない。R′は水素原子、Z基、Boc基を表
わすが、R中にZ基またはBoc基を有する場合には、
おのおのそれらの意味を表わさない。)で表わされるア
ミノ化合物;金属イオンと錯化した前記DTPA誘導
体;前記DTPA誘導体を必須成分とする造影剤;並び
に、前記DTPA誘導体及び薬学的に許容される担体を
含んでなる体内診断用医薬組成物に存する。
【0010】本発明の好ましい態様として、前記誘導体
と錯化する金属イオンが、常磁性金属イオン及び放射性
金属イオンのいずれかからなる群より選択されること、
が挙げられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明につき詳細に説明す
る。
【0012】上記の定義において、R1 で定義される
「糖鎖アシル残基」としては、単一の糖カルボン酸のア
シル残基であれば特に制限はされないが、入手の容易さ
の点から、たとえば下記一般式(3)
【0013】
【化5】
【0014】(式中、pは0〜10の整数を表わす)で
表わされる単糖オリゴ糖(多糖)が好ましい。また、臓
器、組織選択性を付与したい場合には末端が(単糖の場
合にはそのものが)レセプターに対し親和性を示す糖単
位となった糖が選ばれる。具体例としては、D−グルコ
ン酸、D−ガラクトン酸、D−マンノン酸、D−フコン
酸等の単糖酸のアシル残基、D−マルトビオン酸、D−
ラクトビオン酸、などの二糖酸のアシル残基、(Glc
α1→4)q Glc(Glc:グルコース)で表わされ
るマルトトリオース(q=2)、マルトテトラオース
(q=3)、マルトペンタオース(q=4)、マルトヘ
キサオース(q=5)、マルトヘプタオース(q=
6)、等のオリゴ(多)糖の還元末端がカルボン酸に酸
化された糖酸のアシル残基などが挙げられる。
【0015】以下、上記一般式(1)で表わされる化合
物の具体例を示す。ただし、糖鎖構成単位糖を略記号
(Glc:グルコース、Gal:ガラクトース、Ma
n:マンノース)で表わすが、還元末端糖はCOを付し
アシル残基となっていることを示す。
【0016】(1)R=−N((CH2 k NHR1
2 の場合 R=−N((CH2 2 NHZ)2 、−N((CH2
2 NHBoc)2 、−N((CH2 2 NH2 2 、−
N((CH2 2 NHGlcCO)2 、−N((C
2 2 NHGalCO)2 、−N((CH2 2 NH
(ManCO))2、−N((CH2 2 NH(Gal
α1→4GlcCO))2 、−N((CH22 NH
((Glcα1→4)2 GlcCO)2 、−N((CH
2 2 NH((Glcα1→4)3 GlcCO))2
−N((CH2 2 NH((Glcα1→4)4 Glc
CO))2 、−N((CH2 2 NH((Glcα1→
4)5 GlcCO))2 、−N((CH2 2 NH
((Glcα1→4)6 GlcCO))2 、−N((C
2 3 NHZ)2 、−N((CH2 3 NHBoc)
2 、−N((CH2 3 NH2 2 、−N((CH2
3 NHGalCO)2 、−N((CH2 3 NH(Ma
nCO))2 、−N((CH2 3 NH(Galα1→
4GlcCO))2
【0017】(2)R=−NH(CH2 l N((CH
2 k NHR1 2 の場合 −NH(CH2 2 N((CH2 2 NHZ)2 、−N
H(CH2 2 N((CH2 2 NHBoc)2 、−N
H(CH2 2 N((CH2 2 NH2 2 、−NH
(CH2 2 N((CH2 2 NHGalCO)2 、−
NH(CH2 2N((CH2 2 NHManC
O)2 、−NH(CH2 2 N((CH2 2 NHGl
cCO)2 、−NH(CH2 2 N((CH2 2 NH
(Galα1→4GlcCO))2 、−NH(CH2
2 N((CH2 2 NH((Glcα1→4)2 Glc
CO))2 、−NH(CH2 2 N((CH2 2 NH
((Glcα1→4)3 GlcCO))2 、−NH(C
2 2 N((CH2 2 N((Glcα1→4)4
lcCO))2 、−NH(CH2 2 N((CH2 2
NH((Glcα1→4)5 GlcCO))2 、−NH
(CH2 2 N((CH2 2 N((Glcα1→4)
6 GlcCO))2 、−NH(CH2 2 N((C
2 3 NHZ)2 、−NH(CH2 2 N((C
2 3 NH2 2 、−NH(CH2 2 N((C
2 3 NHGalCO)2 、−NH(CH2 2
((CH2 3 NHManCO)2 、−NH(CH2
2 N((CH2 3 NH(Galα1→4GlcC
O))2 、−NH(CH2 2 N((CH2 3 NH
((Glcα1→4)2 GlcCO))2 、−NH(C
2 2 N((CH2 3 NH((Glcα1→4)3
GlcCO))2 、−NH(CH2 2 N((CH2
3 NH((Glcα1→4)4 GlcCO))2 、−N
H(CH2 2 N((CH2 3 NH((Glcα1→
4)5 GlcCO))2 、−NH(CH2 2 N((C
2 3 NH((Glcα1→4)6 GlcC
O))2 、−NH(CH23 N((CH2 2 NH
Z)2 、−NH(CH2 3 N((CH2 2 NH2
2 、−NH(CH2 3 N((CH2 2 NHGalC
O)2 、−NH(CH 2 3 N((CH2 2 NHMa
nCO)2
【0018】 (3)R=−NHCHm (CH2 AR2 3-m の場合 1)m=0の時 (a)A=単結合の場合 −NHC(CH2 N((CH2 2 NHZ)2 3 、−
NHC(CH2 N((CH2 2 NH2 2 3 、−N
HC(CH2 N((CH2 2 NHGalC
O)2 3 、−NHC(CH2 N((CH2 2 NHG
lcCO)2 3 、−NHC(CH2 N((CH2 2
NHManCO)2 3 、−NHC(CH2 N((CH
2 2 NHGalα1→4GlcCO)2 3 、−NH
C(CH2 N((CH2 2 NHGlcα1→4Glc
CO)2 3 、−NHC(CH2 N((CH 2 2 NH
(Glcα1→4)2 GlcCO)2 3 、−NHC
(CH2 N((CH2 2 NH(Glcα1→4)3
lcCO)2 3 、−NHC(CH2 N((CH2 2
NH(Glcα1→4)4 GlcCO)2 3 、−NH
C(CH 2 N((CH2 2 NH(Glcα1→4)5
GlcCO)2 3 、−NHC(CH2 N((CH2
3 NHZ)2 3 、−NHC(CH2 N((CH2 3
NH2 2 3 、−NHC(CH2 N((CH2 3
HGalCO)2 3 、NHC(CH2 N((CH2
3 NHGlcCO)2 3 、−NHC(CH2 N((C
2 3 NHManCO)2 3 、−NHC(CH2
((CH2 3 NHGalα1→4GlcC
O)2 3 、−NHC(CH2 N((CH2 3 NHG
lcα1→4GlcCO)2 3 、−NHC(CH2
((CH2 3 NH(Glcα1→4)2 GlcCO)
2 3 、−NHC(CH2 N((CH2 3 NH(Gl
cα1→4)3 GlcCO)2 3 、−NHC(CH2
N((CH2 3NH(Glcα1→4)4 GlcC
O)2 3
【0019】(b)A=−(CH2 2 の場合 −NHC((CH2 3 N((CH2 2 NHZ)2
3 、−NHC((CH 2 3 N((CH2 2 NH2
2 3 、−NHC((CH2 3 N((CH23 NH
Z)2 3 、−NHC((CH2 3 N((CH2 3
NH2 2 3、−NHC((CH2 3 N((C
2 2 NHGlcCO)2 3 、−NHC((C
2 3 N((CH2 2 NHGalCO)2 3 、−
NHC((CH23 N((CH2 2 NHGlcα1
→4GlcCO)2 3 、−NHC((CH2 3
((CH2 2 NH(Glcα1→4)2 GlcCO)
2 3 、−NHC((CH2 3 N((CH2 2 NH
(Glcα1→4)3 GlcCO)23 、−NHC
((CH2 3 N((CH2 2 NH(Glcα1→
4)4 GlcCO)2 3
【0020】(c)A=−CH2 COの場合 −NHC((CH2 2 CONH(CH2 2 NHZ)
3 、−NHC((CH 2 2 CONH(CH2 )N
2 3 、−NHC((CH2 2 CON((CH 2
2 NHZ)2 3 、−NHC((CH2 2 CON
((CH2 2 NH2 2 3 、−NHC((CH2
2 CON((CH2 2 NHGlcCO)2 3、−N
HC((CH2 2 CON((CH2 2 NHGalC
O)2 3 、−NHC((CH2 2 CON((C
2 2 NHManCO)2 3 、−NHC((C
2 2 CON((CH2 2 NHGlcα1→4Gl
cCO)2 3 、−NHC((CH2 2 CON((C
2 2 NHGalα1→4GlcCO)23 、−N
HC((CH2 2 CON((CH2 2 NH(Gal
α1→4)GlcCO)2 3 、−NHC((CH2
2 CON((CH2 2 NH(Glcα1→4)Glc
CO)2 3 、−NHC((CH2 2 CON((CH
2 2NH(Glcα1→4)4 GlcCO)2 3
−NHC((CH2 2 CON((CH2 2 NH(G
lcα1→4)5 GlcCO)2 3 、−NHC((C
2 2 CON((CH2 3 NHZ)2 3 、−NH
C((CH2 2 CON(CH2 3 NH2 2 3
【0021】(d)A=−O(CH2 3 の場合 −NHC(CH2 O(CH2 3 NHZ)3 、−NHC
(CH2 O(CH2 3 NH2 3 、−NHC(CH2
O(CH2 3 NHBoc)3 、−NHC(CH2
(CH2 3 NHGlcCO)3 、−NHC(CH2
(CH2 3 NHGalCO)3 、−NHC(CH2
(CH2 3 NHManCO)3 、−NHC(CH2
(CH2 3 NHGlcα1→4GlcCO)3 、−N
HC(CH 2 O(CH2 3 NHGalα1→4Glc
CO)3 、−NHC(CH2 O(CH2 3 NH(Gl
cα1→4)2 GlcCO)3 、−NHC(CH2
(CH 2 3 NH(Glcα1→4)3 GlcC
O)3 、−NHC(CH2 O(CH24 NH(Glc
α1→4)4 GlcCO)3
【0022】(e)A=−O(CH2 2 COの場合 −NHC(CH2 O(CH2 2 CON((CH2 2
NHZ)2 3 、−NHC(CH2 O(CH2 2 CO
N((CH2 2 NH2 2 3 、−NHC(CH2
(CH2 2 CON((CH2 2 NHBo
c)2 3 、−NHC(CH2 O(CH2 2 CON
((CH2 2 NHGlcCO)2 3 、−NHC(C
2 O(CH2 2 CON((CH2 2 NHGalC
O)2 3 、−NHC(CH2 O(CH2 2 CON
((CH2 2 NHManCO)2 3 、−NHC(C
2 O(CH2 2 CON((CH2 2 NHGlcα
1→4GlcCO)2 3 、−NHC(CH2 O(CH
2 2 CON((CH2 2 NHGalα1→4Glc
CO)2 3 、−NHC(CH2 O(CH2 2 CON
((CH22 NH(Glcα1→4)2 GlcCO)
2 3 、−NHC(CH2 O(CH 2 2 CON((C
2 2 NH(Glcα1→4)3 GlcC
O)2 3 、−NHC(CH2 O(CH2 2 CON
((CH2 2 NH(Glcα1→4)4GlcCO)
2 3 、−NHC(CH2 O(CH2 2 CON((C
2 3 NHZ)2 3 、−NHC(CH2 O(C
2 2 CON((CH2 3 NH2 2 3 、−NH
C(CH2 O(CH2 2 CON((CH2 3 NHB
oc)23 、−NHC(CH2 O(CH2 2 CON
((CH2 4 NHZ)2 3 、−NHC(CH2
(CH2 2 CON((CH2 4 NH2 2 3
【0023】2)m=1の時 −NHCH(CH2 CON((CH2 2 NHZ)2
2 、−NHCH(CH 2 CON((CH2 2 NH2
2 2 、−NHCH(CH2 CON((CH22 NH
GalCO)2 2 、−NHCH(CH2 CON((C
2 2 NHManCO)2 2 、−NHCH(CH2
CON((CH2 2 NH(Galα1→4GlcC
O)2 2 2 、−NHCH(CH2 CON((C
2 2 NH(Glcα1→4GlcC
O)2 2 2 、−NHCH(CH2 CON(CH2
2 NH(Glcα1→4)2 GlcCO)2 2 、−N
HCH(CH2 CON((CH2 2 N((Glcα1
→4)4 GlcCO)2 2 、−NHCH(CH 2 CO
NH(CH2 2 NHZ)2 、−NHCH(CH2 CO
NH(CH2 2NH2 2 、−NHCH(CH2 CO
NH(CH2 2 NHGalα1→4GlcCO)2
−NHCH(CH2 CONH(CH2 2 NH(Gal
α1→4) 4 GlcCO)2 、−NHCH(CH2 CO
NH(CH2 2 N((CH2 2NHZ)2 2 、−
NHCH(CH2 CONH(CH2 2 N((CH2
2 NH2 2 2 、−NHCH(CH2 CONH(CH
2 2 N((CH2 2 NHGalα1→4GlcC
O)2 2 、−NHCH(CH2 CONH(CH2 2
N((CH2 2 NH(Glcα1→4)4 GlcC
O)2 2
【0024】次に本発明の化合物の製法について説明す
る。一般式(1)で表わされる化合物(以下、化合物
(1)と略記する)は、たとえば一般式(2)で表わさ
れる化合物(以下、化合物(2)と略記する)の内R′
=水素原子である化合物とDTPAジ無水物と水、i−
プロピルアルコール、ジメチルホルムアミド(DM
F)、ジメチルスルホキシド(DMSO)など適当な溶
媒中、−50℃から200℃、好ましくは−30℃から
50℃で、30分から5日間、好ましくは1時間から2
4時間反応させる方法により製造でき、また、R′が
Z、Boc基である化合物(2)を経てR′が水素原子
である化合物(2)が製造できるので、まず、R′が水
素原子である化合物(2)の製法を説明する。なお、一
般式HN((CH 2 k NHR1 で表わされるアミノ化
合物の内、R1 がGlcCO、kが3である化合物など
は文献既知(Analytical Biochemi
stry,130,485(1983)参照)であり、
文献に現れない他の糖鎖化合物も同様の方法にて製造で
きる。
【0025】 (1)R=−N((CH2 k NHR1 2 の場合 たとえば、スキーム1の方法により製造できる。スキー
ム1
【0026】
【化6】
【0027】(式中、R1 はZまたはBocを、XはC
lまたはBrを表わす)すなわち、ジアミンH2 N(C
2 k NH2 から容易に製造できる一般式(A)で表
わされる化合物(以下、化合物(A)と略記)とハロゲ
ン化アルキルアミンのハロゲン化水素酸塩より調製でき
る一般式(B)で表わされる化合物(以下、化合物
(B)と略記)とをトリエチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミン等の有機塩基、炭酸水素ナトリウム等の無
機塩基の存在下、テトラヒドロフラン、エタノール等適
当な溶媒中、反応させることにより化合物(2a)が製
造できる。3級アミンの副生を抑えるためには化合物
(A)を過剰に用いるのが好ましい。この場合、過剰の
化合物(A)が塩基の役割をはたすため、塩基を用いな
くてもよい。 (2)R=−NH(CH2 l N((CH2 k NHR
1 2 の場合 たとえば、スキーム2の経路により製造できる。スキー
ム2
【0028】
【化7】
【0029】(式中、R3 、R4 はZまたはBocを、
XはClまたはBrを表わす) すなわち、化合物(A)あるいは(B)の製造に用いた
のと同様の反応で調製できる、あるいは同一の化合物で
ある一般式(C)、(D)で表わされる化合物(それぞ
れ、化合物(C)、(D)と略記する)を(1)と同様
な反応に付し、一般式(E)で表わされる化合物(以
下、化合物(E)と略記)を製造できる。この際、化合
物(C)および(D)中のR3 とR4 が表わすZ基とB
oc基は互いに異なる組み合わせとなる化合物を用い
る。化合物(E)から、R3 がBoc基である場合は、
Z基存在下Boc基脱保護の行なえる方法(Prote
cctive Groups in Organic
Synthesis,T.W.Greene,P.G.
M.Wuts,John Wiley & Sons,
Inc.1991,参照)、たとえば塩化メチレン等適
当な溶媒中、あるいは無溶媒でトリフルオロ酢酸を作用
させる、酢酸、酢酸エチル等適当な溶媒中、塩化水素あ
るいは臭化水素酸を作用させるなどにより、またR3
Z基である場合には、Pd触媒の存在下、加水素分解を
行なう方法などによりR3 を除去し、R1がZ基または
Boc基である化合物(2b)を製造できる。また、化
合物(E)から、前記の方法を用い、R4 の除去を行な
い一般式(F)で表わされる化合物(以下、化合物
(F)と略記する)を製造できる。化合物(F)から
は、たとえば、下記一般式(4)で表わされる糖ラクト
ン化合物(以下、「化合物(4)」と略記する)、pは
前記と同義を表わす。
【0030】
【化8】
【0031】との縮合反応により一般式(G)で表わさ
れる化合物(以下、化合物(G)と略記)を製造でき
る。
【0032】化合物(4)は市販品を入手できるものも
あるが、対応する市販の糖類から、たとえばアルカリ性
条件下、臭素、ヨウ素などで酸化して得られる糖酸を脱
水する通常の方法で製造できる。この脱水反応はたとえ
ば糖酸にメタノール、エタノールなどのアルコールを加
え減圧蒸留を繰り返しトルエンで共沸脱水するなど簡単
な操作によって行なえる。化合物(4)と化合物(F)
との縮合反応は、たとえば両者をメタノール、エタノー
ル、エチレングリコールなどのアルコール系溶媒、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシドなどの非プロ
トン性極性溶媒など適当な溶媒中、−50℃から200
℃、好ましくは室温から150℃で、場合によってはN
aCNなど適当な触媒の存在下、10分から120時
間、好ましくは1時間から10時間反応させ製造でき
る。また、反応性の低いアミンの場合は、高圧下の反応
(Bull.Soc.Chem.Jpn.,62,31
38(1989)参照)も利用できる。また、化合物
(4)の代りに糖酸のγ−ラクトン、グルクロン酸ラク
トンなどの糖酸ラクトンの使用も可能である。
【0033】化合物(G)から、前述した方法によりZ
基あるいはBoc基を除去しR1 が糖鎖アシル残基であ
る化合物(2b)を製造できる。
【0034】 (3)R=−NHCHm (CH2 AR2 3-m の場合 1)m=0の時 (a)A=単結合の場合 たとえば、スキーム3の経路により製造できる。スキー
ム3
【0035】
【化9】
【0036】(式中、R1 はZ、Bocまたは糖鎖アシ
ル残基を表わす。R3 はZまたはBocを表わすが、R
1 とR3 は互いに異なる意味を表わす。kは前記と同義
を、Msはメタンスルホニル基を表わす) すなわち、市販のトリス(ヒドロキシメチル)アミノメ
タン化合物(H)より容易に調製できる、あるいは文献
既知(Chem.Eur.J.,2,1116(199
6)参照)の一般式(I)で表わされる化合物(以下、
化合物(I)と略記する)にピリジン中あるいは塩化メ
チレン、テトラヒドロフラン等適当な溶媒中、塩化メタ
ンスルホニルを作用し、一般式(J)で表わされる化合
物(以下、化合物(J)と略記する)を製造できる。化
合物(J)に、上記スキーム1で製造した化合物(2
a)を、スキーム2に示した化合物(E)の製造に用い
たのと同様の方法で反応させ一般式(K)で表わされる
化合物(以下、化合物(K)と略記する)を製造でき
る。この際、反応させる化合物(2a)中のR1 は、化
合物(J)中のR3 と異なるものを用いる。化合物
(K)からは、R3 を先と同様な方法で除去し、目的と
するR1 がZまたはBocである化合物(2c)を製造
できる。また、スキーム2の化合物(E)から、化合物
(F)、(G)を経て化合物(2b)を得たのと同様な
経路で、化合物(K)から1)R1 の除去、2)糖酸ラ
クトンの反応、3)R3 の除去によりR1 が糖酸アシル
残基である化合物(2)を製造できる。
【0037】さらに、化合物(J)の代りに文献既知の
トリス(ヒドロキシメチル)ニトロメタンのトリスメタ
ンスルホナート(Synthesis,742(198
7)参照)を用いR1 がBocである化合物(2a)を
作用させ、化合物(K)に相当するニトロ体を製造でき
る。この化合物から、ニトロ基のアミノ基への還元で化
合物(2c)(R1 =Boc基)、またはBocを除去
し、糖酸ラクトンを反応させた後、ニトロ基のアミノ基
への変換で、R1 が糖酸アシル残基である化合物(2
c)を製造できる。
【0038】(b)A=−(CH2 2 の場合 たとえば、前述スキーム3において、化合物(H)の代
りに市販品のビスホモトリスを用いることで製造でき
る。また、トリス(ヒドロキシメチル)ニトロメタンの
代りに市販のニトロメタントリスプロピオン酸よりカル
ボキシル基の還元(たとえば、テトラヒドロフラン中、
メタノール存在下、水素化ホウ素ナトリウムを作用す
る)により得られるトリス(3−ヒドロキシプロピル)
ニトロメタンを用い、同様な反応により化合物(2)を
製造できる。 (c)A=−CH2 COの場合 たとえば、スキーム4の経路により製造できる。
【0039】
【化10】
【0040】(式中、R1 、R3 およびkはスキーム3
でのR1 、R3 、kと同義を表わす。) すなわち、文献既知の化合物(L)(J.Org.Ch
em.,56,7162(1991)参照)から、t−
ブチルエステルを加水分解する方法、たとえばトリフル
オロ酢酸を室温で作用させる、あるいは酢酸中、p−ト
ルエンスルホン酸を加え加熱する、などの方法により化
合物(M)を製造できる。化合物(M)から、アミノ酸
のアミノ基のZ化、Boc化に用いられる方法により、
一般式(N)で表わされる化合物(以下、化合物(N)
と略記する)を製造でき、これにアミン、化合物(2
a)をカルボニルジイミダゾール、ジシクロヘキシルカ
ルボニルジイミド等の縮合剤を用いる方法、あるいは化
合物(N)を対応する酸塩化物、i−ブチル炭酸無水
物、メタンスルホニル無水物等に活性化後作用させるな
ど通常のアミド結合形成反応により、一般式(O)で表
わされる化合物(以下、化合物(O)と略記する)を製
造できる。この際、アミン反応剤としてHN((C
2 k NHR1 2 の代りに、H2 N(CH2 k
HR1 、H2 N(CH 2 l N(CH2 k NHR1
2 (いずれも前述)を使用すれば化合物(O)に相当す
る対応するアミド化合物が製造できる。これら化合物
(O)および対応する化合物からR1 あるいはR3 の除
去を経て、目的とする化合物(2)を製造できる。 (d)A=−O(CH2 3 の場合 たとえば、スキーム5の経路により製造できる。スキー
ム5
【0041】
【化11】
【0042】(式中、R1 はZ基または糖鎖アシル残基
を表わす) すなわち、既知の化合物(P)をBoc化し化合物
(Q)とした後、アンモニア存在下のラネーニッケル触
媒による接触水素添加反応などの還元反応により化合物
(R)を製造できる。化合物(R)からは、前述の方法
によりR1 がZあるいは糖鎖アシル残基である化合物
(2)が製造できる。
【0043】(e)A=−O(CH2 2 COの場合 たとえば、前述のスキーム4における化合物(L)の代
りに既知のアミン、H 2 NC(CH2 O(CH2 2
2 Et)3 を用い、同様の反応を繰り返すことにより
製造できる。
【0044】本発明の化合物(2)はアミノ基を有する
単一の糖誘導体、あるいはこれを製造するために有用な
化合物であり、これらを含有する、あるいは利用するこ
とにより得られる化合物に付与されるターゲッティン
グ、血液プール性の機能は、キレート化剤のみならず他
の診断薬あるいは治療薬に適応しても発揮可能である。
たとえば、X線診断に用いられる5−アミノ−2,4,
6−トリヨードイソフタル酸誘導体に本発明の化合物
(2)を含有させれば臓器選択性あるいは血液プール性
を持った新しいX線診断用の造影剤となる。
【0045】本発明においては、上記のようにして得ら
れた一般式(1)で表わされる化合物に、金属イオンを
錯化させた化合物も、その要旨として含まれる。ここで
金属イオンとは、常磁性金属イオン、放射性金属イオン
のいずれかであれば、いずれも使用可能である。特に、
Pr、Nd、Sm、Eu、Tb、Dy、Ho、Er、T
m、Yb等のランタノイド陽イオンは、可視〜近赤外領
域、長い寿命、狭い波長幅等の特徴を持つ蛍光を発する
点で好適であり、MRI造影剤等陽イオンの常磁性を利
用する場合においてはPr、Nd、Eu、Gd、Tb、
Dy、Ho、Er、Tm、Yb等のランタノイド陽イオ
ンが好適である。その他、Mg、Ca、Sc、Ti、
V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、G
a、Sr、Zr、Tc、Ru、In、Hf、W、Re、
Os、Pd、La、及びBi等のイオンも好ましい例と
して挙げることができる。
【0046】上記のようにして得られた一般式(1)で
表わされる化合物を金属イオンと錯化した化合物は、造
影剤として使用可能である。また、薬学的に許容される
担体を含んでなる体内診断用医薬組成物としても利用可
能である。
【0047】本発明の化合物をMRI造影剤として用い
る場合、通常静脈内投与などの非経口投与の方法が用い
られるが、経口投与することもできる。非経口剤投与の
製剤、即ち注射剤等の製造に用いられる溶剤、または懸
濁化剤としては、たとえば水、プロピレングリコール、
ポリエチレングリコール、ベンジルアルコール、オレイ
ン酸エチル、レシチン等が挙げられる。製剤の調製は常
法によればよい。また経口投与する場合、単独または薬
学的に許容される担体と複合して、例えば顆粒剤、細粒
剤、散剤、錠剤、硬シロップ剤、軟カプセル剤、シロッ
プ剤、乳剤、懸濁剤、リポソーム、液剤等の剤形にして
経口投与する。固体製剤を製造する際に用いられる賦形
剤としては、例えば乳糖、ショ糖、デンプン、タルク、
セルロース、デキストリン、カオリン、炭酸カルシウム
等が挙げられる。経口投与のための液体製剤、即ち乳
剤、シロップ剤、懸濁剤、液剤等は、一般的に用いられ
る不活性な希釈剤、例えば植物油等を含む。この製剤は
不活性な希釈剤以外に補助剤、例えば湿潤剤、懸濁補助
剤、甘味剤、芳香剤、着色剤または保存剤等を含むこと
もできる。液体製剤にして、ゼラチンのような吸収され
うる物質のカプセル中に含ませてもよい。
【0048】本発明によるMRI造影剤は、一般に所望
の造影効果が副作用を伴うことなく得られる投与量で投
与される。その具体的な値は、医師の判断で決定される
べきであるが、一般に一回の診断につき成分当たり0.
1mg〜10g、好ましくは1mg〜5gである。本発
明の化合物は有効成分として一回の診断につき、成人当
たり1mg〜5g、更に好ましくは3mg〜3g含有さ
れ投与されても良い。
【0049】
【実施例】以下、実施例によって本発明を具体的に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り以下に限定さ
れるものではない。 実施例1
【0050】
【化12】
【0051】アミン2.25g、ブロム体1.0g、テ
トラヒドロフラン8mlの混合物を2昼夜かきまぜなが
ら加熱還流した。反応混合物は一旦溶液となり、次いで
結晶が析出してくる。室温にまで冷却後、結晶を濾別、
洗浄(冷テトラヒドロフラン)し、濾液を濃縮して得た
残渣をSiO2 カラムクロマトグラフィー(展開液CH
Cl3 :MeOH 20:1→5:2)に付し、目的と
する2級アミノ化合物1.26g(87%、ブロム体を
基にして)を得た。
【0052】1H−NMR(300MHz,CDC
3 )δ 1.32(bs,1H),2.69(bt,
J=5.3Hz,4H),3.24(bm,4H),
5.07(s,4H),5.32(bt,J=5.5H
z,2H),7.30(m,10H). 実施例2
【0053】
【化13】
【0054】アミン体1.24gのDMF4ml溶液に
かきまぜながらDTPAジ無水物を加えた。約30℃に
まで昇温し、1時間程で均一溶液となった。一晩室温に
放置後、真空ポンプを用い溶媒を留去した。残渣に水、
CH2 Cl2 を加え、CH2Cl2 層を分液、水洗、濃
縮し目的とするジアシド体1.75g(95%)を得
た。
【0055】1H−NMR(300MHz,DMSO−
6 )δ 2.88(bm,4H),2.94(bm,
4H),3.15(bm,8H),3.29(bm,8
H),3.42(bs,4H),3.46(bs,2
H),3.60(bs,4H),5.01 and
5.02(おのおのs,各2H),7.33(m,2
H),7.50(bt,J=5.6Hz,2H). 実施例3
【0056】
【化14】
【0057】ジエチレントリアミン260mgのDMS
O4ml溶液にラクトビオン酸ラクトン1.72gを加
え室温でかきまぜた。ラクトンが溶解後、50℃油浴上
さらに3時間かきまぜを続けた。極一部を取り分析を行
うと、ほぼ純粋な糖酸アミド体であった。
【0058】13C−NMR(125MHz,DMSO−
6 )δ 38.3,48.1,60.7,62.4,
68.3,70.5,71.1,71.4,72.1,
73.2,75.7,82.9,104.6,172.
【0059】反応混合物にDMF12mlを加え、DT
PAジ無水物450mgのDMSO10ml溶液を氷水
浴上かきまぜながら滴下した。浴を取り去り室温で一昼
夜かきまぜた。溶媒を減圧留去(70℃)し得た残渣
を、少量の水に溶解、イオン交換樹脂(ダイアイオンW
K−40)にて精製し、目的とするラクトビオン酸基を
4つ持つDTPA誘導体1.55g(65%)を得た。
【0060】13C−NMR(125MHz,DMSO−
6 )δ 36.6,37.0,45.1,46.5,
50.2,51.4,54.9,56.1,60.7,
62.4,68.3,70.6,71.2,71.4,
73.3,75.7,83.0,104.5,169.
5,170.2,172.7,172.8,173.0
【0061】上記で得たDTPA誘導体1.4gを水5
mlに溶解し、酸化ガドリニウム132mgを加えた
後、100℃の油浴上6時間かきまぜた。反応混合物を
濃縮しほぼ純粋な目的とするGd媒体を得た。
【0062】分析条件:L−column(ODS)、
溶離液20mMリン酸バッファー(pH7.0)−1%
MeOH、215nm検出、Rt=4.5min 実施例4
【0063】
【化15】
【0064】ブロム体9.66g、アミン3.00g、
ジi−プロピルエチルアミン6.5ml、テトラヒドロ
フラン25mlの混合物をかきまぜながら2昼夜加熱還
流した。氷水浴で冷却後、析出結晶を濾別、冷テトラヒ
ドロフランにて洗浄した。濾液を濃縮して得た残渣をS
iO2 カラムクロマト(展開液n−ヘキサン:酢酸エチ
ル2:1→3:2→4:3)に付し、目的とする3級ア
ミン体3.93g(40%)を得た。
【0065】1H−NMR(300MHz,CDC
3 )δ 1.37(s,9H),2.52(m,6
H),3.12(bm,2H),3.20(bm,4
H),5.06(bs,5H),5.51(bs,2
H),7.28(m,10H) 実施例5
【0066】
【化16】
【0067】Boc体1.75gに氷水浴上かきまぜな
がらトリフルオロ酢酸6mlを滴下した。浴を取り去
り、室温で一晩かきまぜた後、エバポレーターにて濃縮
し、残渣に1N水酸化ナトリウム水溶液を加えた。塩化
メチレン抽出し、有機層を水洗、濃縮すると目的とする
一級アミン1.32g(93%)が得られた。
【0068】13C−NMR(75MHz,CDCl3
δ 39.1,39.6,53.9,56.6,66.
4,127.85,127.89,128.31,13
6.7,156.7 実施例6
【0069】
【化17】
【0070】ジZ体920mgをメタノール10ml溶
液中、Pd/C(10%)80mgにて室温で一昼夜反
応させ加水素分解した。触媒の濾去、洗浄後、濾液を濃
縮して目的とするフリーアミン体446mg(定量的)
を得た。
【0071】1H−NMR(300MHz,DMSO−
6 )δ 1.35(s,9H),2.40(t,J=
6.0Hz,6H),2.60(bm,4H),2.9
4(bm,2H),3.63(bm,4H),6.80
(bs,1H).
【0072】上記で得た粗フリーアミン体206mgを
DMSO10mlに溶解し、これにD−グルコノラクト
ン300mgを加え室温で一昼夜かきまぜた。濃縮後、
残渣をイオン交換樹脂(ダイアイオンWK−40)に保
存、水洗後、0.5Nアンモニア水で展開し、目的物の
フラクションより目的とする糖酸アミド247mg(4
9%)を得た。
【0073】13C−NMR(125MHz,DMSO−
6 )δ 28.3,36.6,38.3,53.1,
53.4,63.4,70.1,71.5,72.4,
73.7,77.6,155.7,172.5 実施例7
【0074】
【化18】BocHNC(CH2 O(CH2 2 CN)
3→ BocHNC(CH2 O(CH2 3 NHZ)3
【0075】トリスニトリル体8.15g、ラネーNi
(50%水スラリー、アルドリッチ社製)12mlを
水、メタノールで洗浄、デカントしたもの、7Nアンモ
ニア/メタノール150mlをオートクレーブ中、水素
雰囲気下(7atm)ではげしくかきまぜた。反応終了
後、触媒を濾過、洗浄し、濾液を濃縮して得た残渣を水
20mlに溶解した。氷水浴上、はげしくかきまぜなが
ら、ZCl 10.1mlと1N NaOH70mlを
交互に加えた。氷水浴でさらに5時間かきまぜた後、塩
化メチレン層を加え、セライト濾過した。濾液から塩化
メチレン層を分液し、乾燥(MgSO4 )、濃縮により
得た残渣をSiO2 カラムクロマト精製(n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=5:1→1:1)に付し、目的とする
トリスZ体9.1g(53%)を得た。
【0076】1H−NMR(300MHz,CDC
3 )δ 1.40(s,9H),1.68(bm,6
H),3.23(bm,6H),3.42(bs,6
H),3.59(s,6H),4.90(s,1H),
5.07(s,6H),5.25(bs,3H),7.
32(m,15H). 実施例8
【0077】
【化19】BocHNC(CH2 O(CH2 3 NH
Z)3→ BocHNC(CH2 O(CH2 3
2 3
【0078】Z体1.94g(2.44mmol)のメ
タノール(15ml)溶液に10%Pd/C180mg
を加え、水素雰囲気下24時間、室温にてはげしくかき
まぜた。触媒を濾過、メタノールにて洗浄し、濾液を濃
縮した。目的とするトリアミン体1.0g(定量的)を
得た。
【0079】1H−NMR(500MHz,DMSO−
6 ,70℃)δ 1.37(s,9H),1.58
(m,6H),2.68(bs,6H),2.94(b
m,6H),3.42(t,J=6.0Hz,6H),
3.50(s,6H),6.01(bs,1H). 実施例9
【0080】
【化20】
【0081】トリアミン体420mg、D−グルコノラ
クトン572mgをジメチルスルホキシド8mlに溶解
し、室温にて一昼夜かきまぜた。濃縮で得た残渣を、イ
オン交換樹脂(ダイアイオンWK−40)に保持し、水
洗後、0.5Nアンモニア水で展開し、目的物のフラク
ションを集め濃縮した。収量446mg(45%)。
【0082】13C−NMR(125MHz,DMSO−
6 )δ 28.2,29.2,35.8,58.5,
63.3,68.5,68.8,70.0,71.5,
72.4,73.6,154.3,172.3 実施例10
【0083】
【化21】BocHNC(CH2 O(CH2 3 NH
Z)3→ H2 NC(CH2 O(CH2 3 NHZ)3
【0084】Boc体570mgの塩化メチレン0.7
ml溶液に、氷冷下、かきまぜながらトリフルオロ酢酸
0.6mlを滴下した。浴をはずし、一晩かきまぜた
後、エバポレーターにて濃縮、残渣に1N水酸化ナトリ
ウム水溶液を加え塩化メチレン抽出した。塩化メチレン
層を水洗、乾燥、濃縮し、目的とするアミン体480m
g(定量的)を得た。次工程には、精製せず用いた。
【0085】1H−NMR(300MHz,CDC
3 )δ 1.69(bt,J=5.2Hz,6H),
3.25(t,J=6.3Hz,6H),3.27
(s,6H),3.41(bm,6H),5.06
(s,6H),5.36(bs,3H),7.31
(m,15H) 実施例11
【0086】
【化22】
【0087】実施例10で合成したアミン体438mg
のジメチルホルムアミド(DMF)1.5ml溶液に氷
冷下、かきまぜながらDTPAジ無水物113mgを少
量ずつ加えた。2時間後、浴を取り去り、さらに一晩か
きまぜを続けた。DMFを留去しほぼ純粋な目的物55
6mg(定量的)を得た。
【0088】13C−NMR(125MHz,DMSO−
6 )δ 29.1,37.5,52.1,52.2,
54.8,55.2,58.4,59.0,64.7,
68.3,68.9,126.78,126.84,1
27.5,136.8,155.4,169.4,17
1.1,171.3
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、臓器、組織選択性を有
し、かつ、血液プール性を有する新規な造影剤として利
用可能な化合物が得られる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1) 【化1】 (式中、Rは−N((CH2 k NHR1 2 (式中、
    kは2から5の整数を表わし、R1 はベンジルオキシカ
    ルボニル基、t−ブチルオキシカルボニル基、水素原
    子、または糖鎖アシル残基を表わす);−NH(C
    2 l N((CH2 k NHR1 2 (式中、k、R
    1 は上記と同義を表わし、lはkと同義を表わすが、k
    と同一でも異なっていてもよい。);−NHCHm (C
    2 AR2 3-m(式中、mは0または1を表わし、A
    は単結合、−(CH2 2 、−CH2 CO、−O(CH
    2 3 、−O(CH2 2 CO、または−COを表わ
    し、R2 は−NHR1 、−NH(CH2 k NHR1
    −N((CH2 k NHR1 2 、または−NH(CH
    2 l N((CH2 k NHR1 2 (式中、k、lお
    よびR 1 は前記と同義を表わす)。ただし、mが1を表
    わす時、Aは−COのみを表わす。)を表わす)で表わ
    されるジエチレントリアミン5酢酸誘導体。
  2. 【請求項2】 下記一般式(2) 【化2】R′−R (2) (式中、Rは請求項1と同義を表わす。ただし、R中R
    1 は水素原子を除いた意味を表わし、またRが−N
    ((CH2 k NHR1 2 の時、R1 は糖鎖アシル基
    を表わさない。R′は水素原子、ベンジルオキシカルボ
    ニル基、t−ブチルオキシカルボニル基を表わすが、R
    中にベンジルオキシカルボニル基またはt−ブチルオキ
    シカルボニル基を有する場合には、おのおのそれらの意
    味を表わさない。)で表わされるアミノ化合物。
  3. 【請求項3】 金属イオンと錯化した請求項1記載の誘
    導体。
  4. 【請求項4】 金属イオンが常磁性金属イオンおよび放
    射性金属イオンのいずれかからなる群より選択される請
    求項3記載の誘導体。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の誘導体を必須成分とする
    造影剤。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の誘導体及び薬学的に許容
    される担体を含んでなる体内診断用医薬組成物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028982A1 (fr) * 1999-10-22 2001-04-26 Mitsubishi Pharma Corporation Derives d'acide diethylenetriaminepenta acetique
JP2007516189A (ja) * 2003-07-08 2007-06-21 ジェンフィ 1,3−ジフェニルプロパ−2−エン−1−オン誘導体の製造
EP2423201A1 (en) 2006-08-15 2012-02-29 The Regents of The University of California Luminescent macrocyclic lanthanide complexes

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