JPH11302763A - 耐応力腐食割れ性に優れる高強度アルミニウム合金 - Google Patents
耐応力腐食割れ性に優れる高強度アルミニウム合金Info
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- JPH11302763A JPH11302763A JP11348298A JP11348298A JPH11302763A JP H11302763 A JPH11302763 A JP H11302763A JP 11348298 A JP11348298 A JP 11348298A JP 11348298 A JP11348298 A JP 11348298A JP H11302763 A JPH11302763 A JP H11302763A
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Abstract
性に優れたアルミニウム合金及びその製造方法 【構成】 Zn:6.0〜8.5wt%、Mg:0.7〜
1.0wt%、Cu:0.05〜0.20wt%、Mn:
0.30wt%以下,Cr:0.20wt%以下、Zr:
0.20〜0.30wt%、Ti:0.01〜0.05wt
%を有し、残部がAl及び不可避的不純物からなり、不
純物としてFe:0.20wt%以下、Si:0.10w
t%以下のアルミニウム合金を押し出し加工し、その後
80〜160℃にて2段人工時効処理することにより繊
維状組織率が95%以上を有することを特徴とするアル
ミニウム合金。
Description
アルミニウム合金に関するものである。
造用部材には軽量化等の目的で押し出し加工したアルミ
ニウム合金が広く使用されている。例えば、6N01,
7003,7N01合金等が該当する。
動車等の燃費向上を考えた場合、従来の6N01、70
03、7N01合金等では強度が不十分であり大幅な軽
量化が困難であった。又、耐応力腐食割れ性に劣り構造
部材としては信頼性に劣る問題もあった。本発明は、こ
れらの問題点を解決すべく、強度、靱性、耐応力腐食割
れ性に優れたアルミニウム合金を提供せんとするもので
ある。
合金の主成分はZn、Mgであり、Zn、Mgの添加量
を多くすると強度は向上するが、それに反して押し出し
加工性、靱性が悪くなることは広く知られているところ
である。しかし、本発明者らはZn,Mgの成分に加え
てCu、Mn、Cr、Zr、Fe、Si、の成分量を変え
て各種合金を試作評価した結果、一定の組成範囲にては
従来のアルミニウム合金よりも高強度で、かつ、金属組
織が繊維状組織になり、靱性、耐応力腐食割れ性に優れ
たアルミニウム合金が得られることを見いだしたもので
ある。
生成にて強度向上に対する寄与は大きいが、アルミニウ
ムと原子半径が異なるため添加量が多すぎると結晶格子
の歪みが大きくなり、変形抵抗を増大させ押し出し加工
性が悪くなる。Znはアルミニウムと原子半径が近いた
め添加量に対して比較的変形抵抗の増加が少なく押し出
し加工性を低下させることなく強度向上を図ることがで
きるが、Mgに対する添加比率を一定以上高くすると耐
応力腐食割れ性が悪くなる。従って、後述する他の添加
成分も考慮するとZn:6.0〜8.5wt%、Mg:
0.7〜1.0wt%が最適である。Cuは結晶粒界部と
結晶粒内との電位差を緩和し、耐応力腐食割れ性を改善
できるが多すぎると耐食性が悪くなるのでCu:0.0
5〜0.20wt%の範囲がよい。Zrは金属組織を繊
維状組織にする効果があり、材料に引っ張り曲げ応力が
働いた場合その結晶粒界にかかる曲げ方向の分力を分散
させ耐応力腐食割れ性が大幅に向上する。又、押し出し
形材の表面に発生しやすい再結晶の粗大化も防止でき
る。そのときの適正範囲はZr:0.20〜0.30wt
%である。Mn,Crも結晶粒を微細化する効果がある
が添加量が多くなると編析してくるのでMn:0.30
wt%以下、Cr:0.20wt%以下がよい。Fe,
Siはアルミニウムの精錬及び鋳造過程にて不純物とし
ても混入してくるがFe:0.15wt%以下、Si:
0.10wt%以下にしないと靱性が悪くなることも明
らかになった。
よるアルミニウム合金を用いて円柱状のビレットを鋳造
し、その後に440〜480℃にて10〜20時間均質
化処理する。かかるビレットを用いて常法に従い押し出
し加工プレスにて押し出し加工するが、この際のビレッ
ト予備加熱温度は400〜470℃が良い。400℃未
満では変形抵抗が増大し押し出し加工が悪くなり、47
0℃を越えると材料が脆化し、靱性が悪くなるとともに
再結晶粒が粗大化し耐応力腐食割れ性も低下するからで
ある。得られた押し出し形材は80〜160℃にて2段
人工時効処理する。
し出し形材は断面方向にて繊維状組織面積比率が95%
以上あり高強度で靱性、耐応力腐食割れ性及び表面性状
に優れ、押し出し加工性の良い安価な押し出し形材が得
られた。
金と比較しながら以下に説明する。表1において合金
A,Bが本発明による合金例を示しC,D,Eが従来合
金を示し、特にE合金はJIS7003に相当するアル
ミニウム合金である。表2には、図1に示した外形寸法
45mm×45mm、肉厚3mmの矩形パイプを押し出
し加工した形材の評価結果を示す。引っ張り強度、0.
2%耐力、伸びはJIS Z 2241に基づいて測定
した。靱性は図2に示した半円球形状のポンチにて荷重
を負荷し、その際の変位(S)‐荷重(F)曲線をと
り、その積分値を測定しJIS7003合金の値を10
0とした指数で示す。aは靱性が悪い場合で変位の比較
的小さい段階にて材料に割れが発生し、荷重が急激に低
下している。耐応力腐食割れ性はJIS H 8711
に基づきCrO3、K2Cr2O7、NaCl混合水溶
液、液温50℃に浸漬し、割れ発生までの時間を測定し
た。繊維状組織面積比率は形材断面の組織観察にて測定
した。押し出し加工性は外観品質及び形状を維持できる
最大押し出しスピードを合金E100とした指数評価で
表した。
を用いて所定の条件にて押し出し加工した形材は強度、
靱性、対応力腐食割れ性、押し出し加工性が、総合的に
優れている。
し形材の断面形状例を示す。
を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】 Zn:6.0〜8.5wt%、Mg:0.
7〜1.0wt%、Cu:0.05〜0.20wt%、M
n:0.30wt%以下,Cr:0.20wt%以下、Z
r:0.20〜0.30wt%、Ti:0.01〜0.05
wt%を有し、残部がAl及び不可避的不純物からな
り、不純物としてFe:0.20wt%以下、Si:0.
10wt%以下のアルミニウム合金を押し出し加工し、
その後80〜160℃にて2段人工時効処理することに
より繊維状組織率が95%以上を有することを特徴とす
るアルミニウム合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11348298A JPH11302763A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 耐応力腐食割れ性に優れる高強度アルミニウム合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11348298A JPH11302763A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 耐応力腐食割れ性に優れる高強度アルミニウム合金 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11302763A true JPH11302763A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14613415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11348298A Pending JPH11302763A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 耐応力腐食割れ性に優れる高強度アルミニウム合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11302763A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003205746A (ja) * | 2002-01-17 | 2003-07-22 | Aisin Seiki Co Ltd | 自動車用ドアインパクトビーム |
| JP2006505695A (ja) * | 2002-11-06 | 2006-02-16 | ペシネイ レナリュ | Al−Zn−Mg合金製の圧延製品の簡易製造法、およびこの方法によって得られる製品 |
| WO2009031460A1 (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-12 | Aisin Keikinzoku Co., Ltd. | 耐衝撃割れ性に優れたアルミニウム合金押出材及び耐衝撃吸収部材 |
| WO2021070900A1 (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | 株式会社Uacj | 耐応力腐食割れ性に優れた溶接構造部材及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP11348298A patent/JPH11302763A/ja active Pending
Cited By (7)
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| JP2021059773A (ja) * | 2019-10-09 | 2021-04-15 | 株式会社Uacj | 耐応力腐食割れ性に優れた溶接構造部材及びその製造方法 |
| CN114555844A (zh) * | 2019-10-09 | 2022-05-27 | 株式会社Uacj | 耐应力腐蚀裂纹性优异的焊接结构构件及其制造方法 |
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