JPH11303618A - 車両用エンジンのシリンダヘッドカバー構造 - Google Patents
車両用エンジンのシリンダヘッドカバー構造Info
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- JPH11303618A JPH11303618A JP10111037A JP11103798A JPH11303618A JP H11303618 A JPH11303618 A JP H11303618A JP 10111037 A JP10111037 A JP 10111037A JP 11103798 A JP11103798 A JP 11103798A JP H11303618 A JPH11303618 A JP H11303618A
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract
悪化やスロットルバルブの動作不良等を防止できる車両
用エンジンのシリンダヘッドカバー構造を提供する。 【解決手段】 バルブ機構14の開閉時期をエンジン1
の回転数に応じて変化させるアクチュエータ27と、エ
ンジン1のブローバイガスを燃焼室9に再度導いて燃焼
させるPCV33とを備えてなる車両用エンジンであっ
て、PCV33をシリンダヘッド3から流出したブロー
バイガスをオイル成分とガス成分とに分離し、ガス成分
を吸気マニホールドに導くPCV室34と、エアクリー
ナから流出した新気をシリンダヘッド3に導くブリーザ
室35とから構成する。そして、シリンダヘッド3を覆
うシリンダヘッドカバー5にPCV室34とブリーザ室
35とをそれぞれ設けるとともに、PCV室34をアク
チュエータ27の上方に位置させる。
Description
ング機構やブローバイガス還元装置を備えた車両用エン
ジンのシリンダヘッドカバー構造に関するものである。
17に示すように、シリンダブロック2、シリンダヘッ
ド3、ガスケット4、及びシリンダヘッドカバー5を積
層構造に備え、潤滑装置、冷却装置、及び吸排気装置等
が取り付けられている。また、高回転、高出力型のエン
ジン1にはDOHC方式のバルブ機構14が採用されて
いるが、これ以外にもさまざまなシステムが開発され、
設置されている。このシステムとして、出力をアップさ
せる可変バルブタイミング機構(以下、VVT機構とい
う)と、大気中へのブローバイガスの放出を防止するブ
ローバイガス還元装置(以下、PCVという)33とがあ
げられる。
開き始めるタイミングを遅角状態から進角状態に連続的
に変化させ、あらゆる回転域で運転状態に応じたバルブ
タイミングとし、運転状態に応じて混合気の充填効率を
高め、出力をアップさせるよう機能する。このVVT機
構は、具体的にはアクチュエータ27からなり、このア
クチュエータ27が吸気バルブ用カム軸16の一端部に
装着されており、このアクチュエータ27が吸気バルブ
用カム軸16と排気バルブ用カム軸17のタイミングス
プロケット22との位相を変化させ、吸気バルブタイミ
ングを連続的に変化させるものである。
吹き抜けたブローバイガスをエンジン1の燃焼室9に再
度導いて燃焼させるよう機能する。このPCVシステム
の概略を図17に基づいて説明すると、先ず、燃焼室9
からシリンダブロック2に抜けたブローバイガス(黒色
の矢印参照)は、シリンダブロック2に飛散するオイル
と共にブローバイガス通路40を上昇し、シリンダヘッ
ド3の内部に到達する。そして、シリンダヘッドカバー
5のPCV室34に流入し、オイル成分とガス成分とに
分離され、ガス成分が吸気マニホールド41にPCVバ
ルブ36を介して流出し、その後、混合気と共に燃焼室
9に流入して再燃焼する。
流出した新気(白色の矢印参照)は、シリンダヘッドカバ
ー5のブリーザ室35を通過してシリンダヘッド3の内
部に流入した後、オイル通路43を通過してシリンダブ
ロック2に到達する。このように、PCV33は、ブロ
ーバイガスを循環させるとともに、新気を導入し、エン
ジン1の内部空気を常時清浄化する。
する先行技術文献として実開平5−77522号、アク
チュエータ27に関する先行技術文献として特開平4−
164106号公報等があげられる。
には以上のようにアクチュエータ27が設置されている
ので、以下に述べる問題があった。すなわち、アクチュ
エータ27を備えた車両用エンジンにおいては、吸気バ
ルブ用カム軸16と排気バルブ用カム軸17にオイルを
供給、潤滑するオイルパイプ26の屈曲した上部がシリ
ンダヘッドカバー5の内部に存在するが、このオイルパ
イプ26にPCV室34とブリーザ室35とが干渉され
て容積等の制限を受けることとなる(図12ないし図1
6参照)。
積や高さ(図16の鎖線の通気孔からPCV弁36及び
ブリーザのユニオンまでの高さ)を規制され、十分な容
積を確保できないと、オイルの分離効率を向上させるこ
とができない。したがって、従来の車両用エンジンは、
オイルの分離効率が低く、オイル消費が悪化したり、あ
るいはオイルの付着に伴うスロットルバルブの動作不良
等を招くおそれがあるという問題があった。
で、オイルの分離効率を向上させてオイル消費の悪化や
スロットルバルブの動作不良のおそれ等を有効に防止す
ることのできる車両用エンジンのシリンダヘッドカバー
構造を提供することを目的としている。
いては、上記課題を達成するため、エンジンのバルブ機
構と、このバルブ機構の開閉時期を該エンジンの回転数
に応じて変化させる可変バルブタイミング機構と、該エ
ンジンのブローバイガスを該エンジンの燃焼室に再度導
いて燃焼させるブローバイガス還元装置とを含んでなる
ものであって、上記バルブ機構は、吸気バルブと排気バ
ルブとをそれぞれ個別に開閉させる一対のカム軸と、こ
の一対のカム軸の一端部の間に巻きかけわたされて上記
エンジンのクランク軸の回転を伝達する動力伝達部材と
を含み、上記可変バルブタイミング機構は、一のカム軸
の一端部に取り付けられて該一のカム軸と該動力伝達部
材との間に介在され、該一のカム軸と上記動力伝達部材
との回転位相を変化させるアクチュエータを備え、上記
ブローバイガス還元装置は、上記シリンダのシリンダヘ
ッドから流出したブローバイガスをオイル成分とガス成
分とに分離し、このガス成分を吸気マニホールドに導く
PCV室と、エアクリーナから流出した新気を上記シリ
ンダヘッドに導くブリーザ室とを含み、上記シリンダヘ
ッドを覆うシリンダヘッドカバーにPCV室とブリーザ
室とをそれぞれ設けるとともに、これらPCV室とブリ
ーザ室のいずれか一方を少なくとも上記アクチュエータ
の上方に位置させたことを特徴としている。
用の収容室を形成し、この収容室及び上記アクチュエー
タの上方に上記PCV室と上記ブリーザ室のいずれか一
方を位置させることができる。また、上記PCV室を第
一、第二のPCV室に分割形成してこれら第一、第二の
PCV室を上記ガス成分が流通可能に連ね、上記シリン
ダヘッドの上方に該第一のPCV室を、上記アクチュエ
ータの上方には該第二のPCV室をそれぞれ位置させ、
該第一のPCV室にブローバイガス通気孔を設けるとと
もに、該第二のPCV室と上記吸気マニホールドとをP
CVバルブを介して連結することができる。また、上記
第一のPCV室を低く、上記第二のPCV室を高く設け
ることが好ましい。さらに、上記シリンダヘッドカバー
に潤滑油注入口を設け、この潤滑油注入口を他の一のカ
ム軸の一端部付近の上方に位置させることができる。
の種類や気筒数等は、4気筒や6気筒等、適宜増減変更
することが可能である。また、動力伝達部材には、エン
ドレス部材であるタイミングベルト、タイミングチェー
ン、又はコグトベルトが含まれる。また、可変バルブタ
イミング機構やそのアクチュエータは、一のカム軸と動
力伝達部材との回転位相を変化させ、バルブの開閉時期
をエンジンの回転数に応じて変化させるものであれば、
いかなる構成でも良い。この可変バルブタイミング機構
の作動油は、潤滑装置の潤滑油を利用するものでも良い
し、それ以外でも良い。また、PCV室又はブリーザ室
は、最低限アクチュエータの上方に位置すれば良く、ア
クチュエータ、収容室、及びその近傍領域の上方に位置
させることもできる。
限定するものではなく、それぞれ単数複数設けることが
できる。また、これらの全部又は一部を肉厚に構成した
り、あるいは二重壁に構成したりすることも可能であ
る。また、第一、第二のPCV室に高低差(段差)を付け
る場合、これらの間に圧力差が生じるものであれば、特
に高さの数値を限定するものではない。また、ブリーザ
室は、数を限定するものではなく、単数複数設けること
ができる。このブリーザ室は、その全部又は一部を肉厚
に構成したり、二重壁に構成することもできる。さら
に、ブローバイガス通気孔は単数複数設けることが可能
である。さらにまた、車両は、高回転、高出力型のエン
ジンを搭載可能なものであれば、いかなるタイプでも良
い。
可変バルブタイミング機構を構成するオイルパイプ等の
スペース占有部材が存在しても、このスペース占有部材
に構造的、位置的な影響を受けないアクチュエータの上
方にブローバイガス還元装置のセパレータ機能を有する
PCV室又はブリーザ室が位置するので、PCV室及び
又はブリーザ室が容積の制限を受けることがない。ま
た、請求項2記載の発明によれば、潤滑装置や可変バル
ブタイミング機構を構成するオイルパイプ等のスペース
占有部材が存在しても、このスペース占有部材に構造
的、位置的な干渉を受けない収容室及びアクチュエータ
の上方にPCV室又はブリーザ室が位置するので、PC
V室及び又はブリーザ室の容積を十分に確保することが
できる。
室からシリンダブロックに抜けたブローバイガスは、ブ
ローバイガス通路を上昇し、シリンダヘッドの内部に到
達する。そして、シリンダヘッドカバーのセパレータ機
能を有する第一のPCV室にブローバイガス通気孔を介
して流入し、オイル成分とガス成分とに分離等され、ガ
ス成分が第一のPCV室から第二のPCV室、PCVバ
ルブ、及び吸気マニホールドに流出し、混合気と共に燃
焼室に流入して再燃焼する。また、上記と同時に新気
は、シリンダヘッドカバーのブリーザ室に流入し、この
ブリーザ室から流出してシリンダヘッドの内部に流入し
た後、オイル通路を通過してシリンダブロックに到達す
る。
一、第二のPCV室の間に高低差が付けられ、第二のP
CV室が高い位置に形成されているので、PCV室の容
積だけではなく、オイル等の分離に必要な高さをも確保
することができる。さらに、高低差に伴い第一、第二の
PCV室の間に圧力差が生じる場合、ブローバイガスの
逆流やそのおそれを防止することができる。さらに、請
求項5記載の発明によれば、潤滑油が潤滑油注入口から
シリンダヘッドカバー、シリンダヘッド、及びシリンダ
ブロックに流れ落ちる。潤滑油注入口がPCV室又はブ
リーザ室から離れて位置しているので、潤滑油の流れが
PCV室又はブリーザ室に影響されることがない。
施形態を説明する。本実施形態における車両用エンジン
のシリンダヘッドカバー構造は、図1ないし図8に示す
ように、四輪自動車に搭載される3気筒のエンジン1を
備え、このエンジン1にはDOHCタイプのバルブ機構
14、潤滑装置24、VVT機構であるアクチュエータ
27、及びPCV33がそれぞれ設置されている。
ダブロック2、シリンダヘッド3、ガスケット4、及び
シリンダヘッドカバー5を複数の締結具を介し積層構造
に備え、これらがシリンダ6を構成している。シリンダ
ブロック2は、加工性や軽量性に優れるアルミ合金等を
用いて構成され、内部の前後端部間にクランク軸7が軸
受を介し回転可能に軸架されるとともに、このクランク
軸7の複数のクランクピンにはコンロッドがそれぞれ嵌
合螺着されており、各コンロッドにはピストンがピンを
介し回転可能に嵌合支持されている。
て構成され、気筒8と燃焼室9とがそれぞれ複数配設さ
れている。このシリンダヘッド3は、その上部の前部
(図2の左方向)が前方と左右横方向(図2の上下方向)に
それぞれ膨出屈曲伸長形成されてシリンダ6のシリンダ
ブロック2の上方領域から偏位(図1及び図4参照)し、
この前部がアクチュエータ27を収容し、かつチェーン
収容室10を区画形成している。また、気筒8は、前後
方向に並べて穿設され、耐摩耗性に優れるライナが嵌着
されており、各ライナにはピストンが上下に往復動可能
に嵌入されている。
ルが穿設され、このプラグホールに点火プラグ11が挿
着されている。この燃焼室9の天井面の吸気側には吸気
ポートが穿設され、天井面の排気側には排気ポートが穿
設されている。また、シリンダヘッドカバー5は、軽量
性や放熱効果に優れるマグネシウム合金等を用いてシリ
ンダヘッド3の上部に対応した箱形に構成されている。
このシリンダヘッドカバー5の前部の一側部(図2の左
下方向)には潤滑油注入口12が突設され、この潤滑油
注入口12にはキャップ13が着脱自在に螺嵌されてい
る。
ように、中心部軸方向にオイル流通路15を備えた吸気
バルブ用カム軸16と排気バルブ用カム軸17とを並べ
備え、これら吸気バルブ用カム軸16と排気バルブ用カ
ム軸17とのジャーナル18がシリンダヘッド3の内部
の前後端部間に軸受を介し回転可能に軸架されている。
このジャーナル18は、図1に示すように、吸気バルブ
用カム軸16と排気バルブ用カム軸17との前後端部だ
けではなく、中間の各気筒8間にも設けられている。吸
気バルブ用カム軸16は、燃焼室9の吸気側の上部近
傍、換言すれば、シリンダブロック2の他側部側に位置
し、複数対の吸気バルブ19が間隔をおいて嵌着されて
おり、一対の吸気バルブ19が各吸気ポートを開閉する
よう機能する。この吸気バルブ用カム軸16の前端部に
はアクチュエータ27が装着されている。
うに、燃焼室9の排気側の上部近傍、換言すれば、シリ
ンダブロック2の一側部側に位置し、複数対の排気バル
ブ21が間隔をおいて嵌着されており、一対の排気バル
ブ21が各排気ポートを開閉する。この排気バルブ用カ
ム軸17の前端部にはタイミングスプロケット22が嵌
着されている。このタイミングスプロケット22及びア
クチュエータ27の外周面のギヤとクランク軸7の前端
部のタイミングスプロケット28との間にはエンドレス
のタイミングチェーン23が巻架され、このタイミング
チェーン23がクランク軸7から吸気バルブ用カム軸1
6と排気バルブ用カム軸17とに動力をそれぞれ伝達す
るよう機能する。なお、タイミングチェーン23は、図
6に示すように、テンショナーで適度なテンションが加
えられ、チェーンガイドに案内されつつ循環する。
するオイルポンプ25を備え、このオイルポンプ25か
らオイルがオイルフィルタ、及び複数のオイルパイプ2
6等を順次通過して吸気バルブ用カム軸16、排気バル
ブ用カム軸17、及びエンジン1の各可動部に供給され
る。オイルポンプ25は、シリンダブロック2の下部の
取り付けスペースに設置されている。また、オイルパイ
プ26は、上部が屈曲形成され、シリンダヘッド3の内
部前方寄りに縦に配備されるとともに、平面視で斜めに
配備(図2参照)されており、吸気バルブ用カム軸16の
オイル流通路15にオイルを供給する。こうして供給さ
れたオイルは、オイル流通路15からジャーナル18等
に供給される。
を備え、エンジン1の吸気バルブが開き始めるタイミン
グを遅角状態から進角状態に連続的に変化させ、あらゆ
る回転域で運転状態に応じたバルブタイミングとし、運
転状態に応じて混合気の充填効率を高め、出力をアップ
させるよう機能する。作動部とオイルポンプ25との間
にはオイルを導く流通路29が形成され、この流通路2
9は、制御バルブ30付きのオイルパイプ31、シリン
ダヘッド3の流路32、及び吸気バルブ用カム軸16の
ジャーナル18の流路32Aから構成されている。
シリンダ6のシリンダヘッド3から流出したブローバイ
ガスをオイル成分とガス成分とに分離し、このガス成分
を吸気マニホールドに導くPCV室34と、エアクリー
ナ(図示しないが、従来例と同様である)から流出した新
気をシリンダヘッド3に導くブリーザ室35とを備えて
いる。PCV室34は、シリンダヘッドカバー5の前部
側に内蔵して膨出区画形成され、チェーン収容室10、
アクチュエータ27、及びこれらの近傍領域の上方に位
置している。このPCV室34は、吸気マニホールドに
一種の一方弁であるPCVバルブ36を介して接続さ
れ、底面には矩形のブローバイガス通気孔37が穿設さ
れている。
バー5の前部側のみに膨出区画形成することもできる
し、シリンダヘッドカバー5の前部と残部とにそれぞれ
膨出区画形成することもできる。また、PCVバルブ3
6は、PCV室34の上部や側部等に適宜選択して挿着
することができる(図1及び図6参照)。
うに、シリンダヘッドカバー5の前部以外の残部に内蔵
して区画形成され、シリンダブロック2(シリンダ6)の
上方に位置している。このブリーザ室35は、エアクリ
ーナのホースにバルブを介して接続され、底面には矩形
の通気孔38が穿設されている。このブリーザ室35
は、シリンダヘッドカバー5の残部にPCV室34と共
に長く、及び又は広く一室区画形成することもできる
し、シリンダヘッドカバー5の残部に複数室連通構造に
並べて区画形成することもできる(図1及び図7等参
照)。
6の回転駆動時にオイルがオイルポンプ25からオイル
フィルタや流通路29を順次通過してアクチュエータ2
7の作動部に供給され、アクチュエータ27に対して吸
気バルブ用カム軸16にねじりが加えられ、吸気バルブ
用カム軸16と排気バルブ用カム軸17のタイミングス
プロケット22との回転方向における相対位置(回転位
相)が変化し、吸気バルブ19と排気バルブ21との作
動タイミングが変化する。
抜けたブローバイガスは、シリンダブロック2に飛散す
るオイルと共にブローバイガス通路(図示しないが、従
来例と同様である)を上昇し、シリンダヘッド3の内部
に到達する。そして、シリンダヘッドカバー3のPCV
室34にブローバイガス通気孔37を介して流入し、オ
イル成分とガス成分とに分離され、ガス成分が吸気マニ
ホールドにPCVバルブ36を介して流出し、その後、
混合気と共に燃焼室9に流入して再燃焼する。また、上
記と同時にエアクリーナから流出した新気は、ホースか
らバルブを通過してシリンダヘッドカバー3のブリーザ
室35に流入し、このブリーザ室35の通気孔38から
下方に流出してシリンダヘッド3の内部に流入した後、
オイル通路を通過してシリンダブロック2に到達する。
3の内部にオイルパイプ26の屈曲した上部が存在して
も、この上部の影響を受けないシリンダヘッドカバー5
の前部にPCV室34が内蔵されているので、PCV室
34やブリーザ室35がスペースや容積の制限を受ける
ことが全くない。したがって、PCV室34やブリーザ
室35の容積を十分に確保することができ、オイルの分
離効率を向上させ、オイルの消費量を減少させることが
できる。
ルの流出量が減少するので、オイルの付着に伴うスロッ
トルバルブの動作不良のおそれをきわめて有効に排除
し、スロットルバルブの安定した動作を確保することが
可能になる。さらに、シリンダヘッドカバー3を有効に
構成、利用することができるので、エンジン1のコンパ
クト化が期待できる。
実施形態を示すもので、この場合にはPCV室34を第
一、第二のPCV室34A、34Bに分割形成してこれ
ら第一、第二のPCV室34A、34Bをブリーザ室3
5と共にシリンダヘッドカバー5に内蔵して区画形成し
ている。
に区画壁を介し並べて形成され、底面に矩形のブローバ
イガス通気孔37が複数穿設されており、シリンダ6の
シリンダブロック2やシリンダヘッド3の上方に位置し
ている。また、第二のPCV室34Bは、チェーン収容
室10及びアクチュエータ27の上方に高く形成され、
吸気マニホールドにPCVバルブ36を介して接続され
ている。そして、これら第一、第二のPCV室34A、
34Bは傾斜した流通パイプ39により貫通して連通さ
れている。その他の部分については、上記実施形態と同
様であるので説明を省略する。
様の作用効果が期待でき、しかも、シリンダヘッドカバ
ー5の前部とこの前部以外の残部とに第一、第二のPC
V室34A、34Bが形成されているので、PCV室3
4A、34Bやブリーザ室35の容積を十分に確保する
ことができる。したがって、オイルの分離効率を著しく
向上させ、オイルの消費量を大幅に減少させることがで
きる。また、第一、第二のPCV室34A、34Bの間
に高低差が付けられ、第二のPCV室34Bが高い位置
に形成されているので、PCV室34A、34Bの高さ
をも確保することができる。さらに、高低差に伴い第
一、第二のPCV室34A、34Bの間に圧力差が生じ
るので、ブローバイガスの逆流のおそれをきわめて有効
に防止することが可能になる。
を潤滑装置24の一部としたが、なんらこれに限定され
るものではなく、オイルパイプ26をアクチュエータ2
7の一部とし、オイルの逃げ用とした場合でも同様の作
用効果が期待できる。
明によれば、オイルの分離効率を向上させてオイル消費
の悪化やスロットルバルブの動作不良のおそれ等を有効
に防止することができるという効果がある。さらに、請
求項4記載の発明によれば、PCV室の容積だけではな
く、高さをも十分に確保でき、オイルの分離効率をさら
に向上させてオイル消費の悪化やスロットルバルブの動
作不良のおそれ等を有効に防止することが可能になる。
カバー構造の実施形態を示す断面側面図である。
カバー構造の実施形態を示す断面平面説明図である。
カバー構造の実施形態を示す縦断面側面図である。
カバー構造の実施形態を示す断面平面説明図である。
カバー構造の実施形態を示す縦断面説明図である。
カバー構造の実施形態を示す部分断面側面図である。
カバー構造の実施形態を示す平面図である。
カバー構造の第2の実施形態を示す裏面図である。
ドカバー構造の第2の実施形態を示す説明図である。
ー構造を示す縦断面側面図である。
ー構造を示す断面平面図である。
ー構造を示す部分縦断面側面図である。
ー構造を示す説明図である。
ー構造を示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジンのバルブ機構と、このバルブ機
構の開閉時期を該エンジンの回転数に応じて変化させる
可変バルブタイミング機構と、該エンジンのブローバイ
ガスを該エンジンの燃焼室に再度導いて燃焼させるブロ
ーバイガス還元装置とを含んでなる車両用エンジンであ
って、 上記バルブ機構は、吸気バルブと排気バルブとをそれぞ
れ個別に開閉させる一対のカム軸と、この一対のカム軸
の一端部の間に巻きかけわたされて上記エンジンのクラ
ンク軸の回転を伝達する動力伝達部材とを含み、 上記可変バルブタイミング機構は、一のカム軸の一端部
に取り付けられて該一のカム軸と該動力伝達部材との間
に介在され、該一のカム軸と上記動力伝達部材との回転
位相を変化させるアクチュエータを備え、 上記ブローバイガス還元装置は、上記シリンダのシリン
ダヘッドから流出したブローバイガスをオイル成分とガ
ス成分とに分離し、このガス成分を吸気マニホールドに
導くPCV室と、エアクリーナから流出した新気を上記
シリンダヘッドに導くブリーザ室とを含み、上記シリン
ダヘッドを覆うシリンダヘッドカバーにPCV室とブリ
ーザ室とをそれぞれ設けるとともに、これらPCV室と
ブリーザ室のいずれか一方を少なくとも上記アクチュエ
ータの上方に位置させたことを特徴とする車両用エンジ
ンのシリンダヘッドカバー構造。 - 【請求項2】 上記シリンダヘッドに動力伝達部材用の
収容室を形成し、この収容室及び上記アクチュエータの
上方に上記PCV室と上記ブリーザ室のいずれか一方を
位置させるとともに、他方を上記シリンダのシリンダブ
ロックの上方に位置させた請求項1記載の車両用エンジ
ンのシリンダヘッドカバー構造。 - 【請求項3】 上記PCV室を第一、第二のPCV室に
分割形成してこれら第一、第二のPCV室を上記ガス成
分が流通可能に連ね、上記シリンダヘッドの上方に該第
一のPCV室を、上記アクチュエータの上方には該第二
のPCV室をそれぞれ位置させ、該第一のPCV室にブ
ローバイガス通気孔を設けるとともに、該第二のPCV
室と上記吸気マニホールドとをPCVバルブを介して連
結した請求項1記載の車両用エンジンのシリンダヘッド
カバー構造。 - 【請求項4】 上記第一のPCV室を低く、上記第二の
PCV室を高く設けた請求項3記載の車両用エンジンの
シリンダヘッドカバー構造。 - 【請求項5】 上記シリンダヘッドカバーに潤滑油注入
口を設け、この潤滑油注入口を他の一のカム軸の一端部
付近の上方に位置させた請求項1ないし4記載の車両用
エンジンのシリンダヘッドカバー構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103798A JP3899664B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 車両用エンジンのシリンダヘッドカバー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11103798A JP3899664B2 (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | 車両用エンジンのシリンダヘッドカバー構造 |
Publications (2)
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| JPH11303618A true JPH11303618A (ja) | 1999-11-02 |
| JP3899664B2 JP3899664B2 (ja) | 2007-03-28 |
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| JP (1) | JP3899664B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6684836B2 (en) | 2002-02-05 | 2004-02-03 | Nissan Motor Co., Ltd. | Internal combustion engine |
| JP2012117372A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Suzuki Motor Corp | 潤滑油の注油口構造 |
| JP2012219665A (ja) * | 2011-04-06 | 2012-11-12 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関の気液分離室構造 |
| CN117145647A (zh) * | 2021-03-01 | 2023-12-01 | 比亚迪股份有限公司 | 气缸盖罩以及发动机 |
| US20240309799A1 (en) * | 2023-03-14 | 2024-09-19 | Kawasaki Motors, Ltd. | Engine |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP11103798A patent/JP3899664B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6684836B2 (en) | 2002-02-05 | 2004-02-03 | Nissan Motor Co., Ltd. | Internal combustion engine |
| JP2012117372A (ja) * | 2010-11-29 | 2012-06-21 | Suzuki Motor Corp | 潤滑油の注油口構造 |
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| JP3899664B2 (ja) | 2007-03-28 |
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