JPH11303707A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH11303707A JPH11303707A JP10942798A JP10942798A JPH11303707A JP H11303707 A JPH11303707 A JP H11303707A JP 10942798 A JP10942798 A JP 10942798A JP 10942798 A JP10942798 A JP 10942798A JP H11303707 A JPH11303707 A JP H11303707A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 燃料微粒化および噴霧角度増加を促進し、加
工の容易な燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】 旋回流部材25は当接部20aの燃料上
流側近傍かつ第1摺動部22の燃料下流側近傍において
ニードル弁20に取り付けられている。第1摺動部22
の燃料上流側と燃料緩衝室36とを連通する連通路22
aが第1摺動部22に形成されており、燃料緩衝室36
と旋回流部材25の噴孔側とを連通する3個の旋回流通
路28が旋回流部材25に形成されている。当接部20
aが弁座13aに着座しているときに燃料滞留室37に
滞留する燃料が比較的少量となるので、燃料噴射の初期
段階において、旋回流とならない燃料が噴孔13bから
噴射される量を減少することができる。また、ニードル
弁20に旋回流部材25を取り付ける前の状態で当接部
20aを高精度に加工することができる。
工の容易な燃料噴射弁を提供する。 【解決手段】 旋回流部材25は当接部20aの燃料上
流側近傍かつ第1摺動部22の燃料下流側近傍において
ニードル弁20に取り付けられている。第1摺動部22
の燃料上流側と燃料緩衝室36とを連通する連通路22
aが第1摺動部22に形成されており、燃料緩衝室36
と旋回流部材25の噴孔側とを連通する3個の旋回流通
路28が旋回流部材25に形成されている。当接部20
aが弁座13aに着座しているときに燃料滞留室37に
滞留する燃料が比較的少量となるので、燃料噴射の初期
段階において、旋回流とならない燃料が噴孔13bから
噴射される量を減少することができる。また、ニードル
弁20に旋回流部材25を取り付ける前の状態で当接部
20aを高精度に加工することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、
内燃機関」をエンジンという)に燃料を噴射する燃料噴
射弁に関するものである。
内燃機関」をエンジンという)に燃料を噴射する燃料噴
射弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用の燃料噴射弁として、弁ボディの
噴孔上流側に形成した弁座からニードル弁の当接部が離
座または弁座に当接部が着座することにより噴孔を開閉
するものが知られている。このような燃料噴射弁では、
燃料消費量の低減、排気ガス中の有害物質の低減、エン
ジンの安定した運転性等の観点から、噴孔から噴射する
燃料を微粒化することが重要である。さらに筒内直接噴
射式エンジン用の燃料噴射弁の場合、噴孔から噴射した
燃料を噴孔直下で燃焼室に拡散させる必要があるので、
噴霧角度の増加が重要である。燃料微粒化および噴霧角
度増加のため、燃料噴射弁内で燃料に旋回流を形成し、
旋回流となっている燃料を噴孔から噴射する燃料噴射弁
が知られている。燃料噴射弁内に設ける旋回流機構とし
て、ニードル弁にニードル軸心と交差する方向に溝また
は貫通孔を形成することが知られている。
噴孔上流側に形成した弁座からニードル弁の当接部が離
座または弁座に当接部が着座することにより噴孔を開閉
するものが知られている。このような燃料噴射弁では、
燃料消費量の低減、排気ガス中の有害物質の低減、エン
ジンの安定した運転性等の観点から、噴孔から噴射する
燃料を微粒化することが重要である。さらに筒内直接噴
射式エンジン用の燃料噴射弁の場合、噴孔から噴射した
燃料を噴孔直下で燃焼室に拡散させる必要があるので、
噴霧角度の増加が重要である。燃料微粒化および噴霧角
度増加のため、燃料噴射弁内で燃料に旋回流を形成し、
旋回流となっている燃料を噴孔から噴射する燃料噴射弁
が知られている。燃料噴射弁内に設ける旋回流機構とし
て、ニードル弁にニードル軸心と交差する方向に溝また
は貫通孔を形成することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ニード
ル弁に旋回流機構を設けた燃料噴射弁において、旋回流
機構と旋回流機構の燃料下流側に位置する当接部との間
が離れていると、当接部が弁座に着座している状態で旋
回流機構と当接部との間に形成される燃料滞留室の容積
が大きくなる。燃料滞留室の容積が大きいと、当接部が
弁座から離座する燃料噴射の初期段階において燃料滞留
室に滞留していた燃料が旋回流とならずに噴孔から噴射
されるので、燃料噴射の初期段階において燃料微粒化お
よび噴霧角度増加が妨げられる。
ル弁に旋回流機構を設けた燃料噴射弁において、旋回流
機構と旋回流機構の燃料下流側に位置する当接部との間
が離れていると、当接部が弁座に着座している状態で旋
回流機構と当接部との間に形成される燃料滞留室の容積
が大きくなる。燃料滞留室の容積が大きいと、当接部が
弁座から離座する燃料噴射の初期段階において燃料滞留
室に滞留していた燃料が旋回流とならずに噴孔から噴射
されるので、燃料噴射の初期段階において燃料微粒化お
よび噴霧角度増加が妨げられる。
【0004】旋回流機構と当接部との間を接近させると
燃料滞留室の容積は減少する。しかし、旋回流機構を形
成するニードル弁の部位は当接部よりも径方向外側に張
り出しているので、当接部を加工する際に旋回流機構が
形成されている部位が邪魔になり当接部を高精度に加工
することが困難である。本発明の目的は、燃料微粒化お
よび噴霧角度増加を促進し、加工の容易な燃料噴射弁を
提供することにある。
燃料滞留室の容積は減少する。しかし、旋回流機構を形
成するニードル弁の部位は当接部よりも径方向外側に張
り出しているので、当接部を加工する際に旋回流機構が
形成されている部位が邪魔になり当接部を高精度に加工
することが困難である。本発明の目的は、燃料微粒化お
よび噴霧角度増加を促進し、加工の容易な燃料噴射弁を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
燃料噴射弁によると、弁部材とともに往復移動するよう
に弁部材の当接部の燃料上流側近傍に旋回流を生成する
旋回流部材を取付けている。旋回流部材が当接部と接近
しているので、当接部が弁座に着座した状態で旋回流部
材と旋回流部材の燃料下流側に位置する当接部との間に
形成される空間の容積を減少することができる。燃料噴
射時に旋回流とならない燃料量を減少することができる
ので、燃料微粒化および噴霧角度増加を促進できる。
燃料噴射弁によると、弁部材とともに往復移動するよう
に弁部材の当接部の燃料上流側近傍に旋回流を生成する
旋回流部材を取付けている。旋回流部材が当接部と接近
しているので、当接部が弁座に着座した状態で旋回流部
材と旋回流部材の燃料下流側に位置する当接部との間に
形成される空間の容積を減少することができる。燃料噴
射時に旋回流とならない燃料量を減少することができる
ので、燃料微粒化および噴霧角度増加を促進できる。
【0006】さらに、弁部材に旋回流部材を取り付ける
前の状態において、旋回流部材に邪魔されることなく当
接部を高精度に加工することができる。本発明の請求項
2記載の燃料噴射弁によると、旋回流部材は燃料上流側
に向けて燃料を受ける凹状に形成されており、凹状に形
成されている旋回流部材の底部に旋回流部材を貫通して
旋回流通路が形成されている。燃料上流側から旋回流部
材に向かう燃料は旋回流通路の入口に案内されるので、
旋回流通路を通過せずに燃料が噴孔に向かうことを極力
防止する。したがって、噴孔に流入する燃料をほぼ旋回
流にすることができるので、燃料微流化および噴霧角度
増加を促進できる。
前の状態において、旋回流部材に邪魔されることなく当
接部を高精度に加工することができる。本発明の請求項
2記載の燃料噴射弁によると、旋回流部材は燃料上流側
に向けて燃料を受ける凹状に形成されており、凹状に形
成されている旋回流部材の底部に旋回流部材を貫通して
旋回流通路が形成されている。燃料上流側から旋回流部
材に向かう燃料は旋回流通路の入口に案内されるので、
旋回流通路を通過せずに燃料が噴孔に向かうことを極力
防止する。したがって、噴孔に流入する燃料をほぼ旋回
流にすることができるので、燃料微流化および噴霧角度
増加を促進できる。
【0007】本発明の請求項3記載の燃料噴射弁による
と、弁ボディと摺動するとともに燃料上流側および旋回
流部材の底部に向けて開口する連通路を有する摺動部を
旋回流部材の燃料上流側近傍の弁部材に設けているの
で、燃料上流側から旋回流部材に向かう燃料が確実に旋
回流通路を通過する。さらに、連通路を通過した燃料が
燃料緩衝室に流入すると燃料緩衝室で燃料エネルギーは
ほぼ均一になるので、旋回流通路が複数形成されている
と各旋回流通路から均一なエネルギーを有する旋回流が
流出する。これら均一なエネルギーを有する旋回流が合
流することにより乱れのない旋回流が噴孔に流入する。
したがって、燃料微流化および噴霧角度増加を促進でき
る。
と、弁ボディと摺動するとともに燃料上流側および旋回
流部材の底部に向けて開口する連通路を有する摺動部を
旋回流部材の燃料上流側近傍の弁部材に設けているの
で、燃料上流側から旋回流部材に向かう燃料が確実に旋
回流通路を通過する。さらに、連通路を通過した燃料が
燃料緩衝室に流入すると燃料緩衝室で燃料エネルギーは
ほぼ均一になるので、旋回流通路が複数形成されている
と各旋回流通路から均一なエネルギーを有する旋回流が
流出する。これら均一なエネルギーを有する旋回流が合
流することにより乱れのない旋回流が噴孔に流入する。
したがって、燃料微流化および噴霧角度増加を促進でき
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図に基づ
いて説明する。本発明をガソリンエンジン用燃料供給装
置の燃料噴射弁に適用した一実施例を図1および図2に
示す。図2に示すように、燃料噴射弁10のハウジング
11の一端は強磁性材料からなる固定コア12とコネク
タ41により樹脂モールドされており、他端は弁ボディ
13とレーザ溶接されている。ハウジング11と弁ボデ
ィ13との間にスペーサ14が挟持されている。スペー
サ14の厚みは固定コア12と可動コア30とのエアギ
ャップを所定値にするように調節されている。
いて説明する。本発明をガソリンエンジン用燃料供給装
置の燃料噴射弁に適用した一実施例を図1および図2に
示す。図2に示すように、燃料噴射弁10のハウジング
11の一端は強磁性材料からなる固定コア12とコネク
タ41により樹脂モールドされており、他端は弁ボディ
13とレーザ溶接されている。ハウジング11と弁ボデ
ィ13との間にスペーサ14が挟持されている。スペー
サ14の厚みは固定コア12と可動コア30とのエアギ
ャップを所定値にするように調節されている。
【0009】弁部材としてのニードル弁20は弁ボディ
13に往復移動可能に支持されている。ニードル弁20
の先端に形成した円錐面を有する当接部20aは、弁ボ
ディ13の内周壁13cに形成した弁座13aに着座可
能である。当接部20aが弁座13aに着座することに
より噴孔13bが閉塞される。ニードル弁20の他端に
形成された接合部21は可動コア30とレーザ溶接され
ており、ニードル弁20と可動コア30とが一体に連結
されている。接合部21の外周には可動コア30の内周
壁との間に燃料通路を形成するように二箇所面取りが設
けられている。旋回流を形成する旋回流部材25は当接
部20aの燃料上流側近傍のニードル弁20に取り付け
られている。
13に往復移動可能に支持されている。ニードル弁20
の先端に形成した円錐面を有する当接部20aは、弁ボ
ディ13の内周壁13cに形成した弁座13aに着座可
能である。当接部20aが弁座13aに着座することに
より噴孔13bが閉塞される。ニードル弁20の他端に
形成された接合部21は可動コア30とレーザ溶接され
ており、ニードル弁20と可動コア30とが一体に連結
されている。接合部21の外周には可動コア30の内周
壁との間に燃料通路を形成するように二箇所面取りが設
けられている。旋回流を形成する旋回流部材25は当接
部20aの燃料上流側近傍のニードル弁20に取り付け
られている。
【0010】可動コア30は、固定コア12と軸方向に
対向し、固定コア12の下端面と所定の隙間を形成する
ように配設されている。スプリング31は、ニードル弁
20および可動コア30を図2の下方、つまり当接部2
0aが弁座13aに着座する方向に付勢している。アジ
ャスティングパイプ32は固定コア12の内周に圧入さ
れている。組付け時にアジャスティングパイプ32の圧
入位置を調整することによりスプリング31の付勢力を
調整可能である。フィルタ33はアジャスティングパイ
プ32の上流側に配設されており、燃料タンクから燃料
ポンプ等によって圧送され、燃料噴射弁10の内部に流
入する燃料中のゴミ等の異物を除去する。
対向し、固定コア12の下端面と所定の隙間を形成する
ように配設されている。スプリング31は、ニードル弁
20および可動コア30を図2の下方、つまり当接部2
0aが弁座13aに着座する方向に付勢している。アジ
ャスティングパイプ32は固定コア12の内周に圧入さ
れている。組付け時にアジャスティングパイプ32の圧
入位置を調整することによりスプリング31の付勢力を
調整可能である。フィルタ33はアジャスティングパイ
プ32の上流側に配設されており、燃料タンクから燃料
ポンプ等によって圧送され、燃料噴射弁10の内部に流
入する燃料中のゴミ等の異物を除去する。
【0011】電磁コイル40は樹脂製のスプール41の
外周に巻回されており、スプール41は固定コア12の
外周に配設されている。図示しない電子制御装置によっ
てコネクタ42にインサート成形されているターミナル
43から図示しないリード線を介して電磁コイル40に
励磁電流が流れると、ニードル弁20および可動コア3
0がスプリング31の付勢力に抗して固定コア12の方
向へ吸引され、当接部20aが弁座13aから離座す
る。
外周に巻回されており、スプール41は固定コア12の
外周に配設されている。図示しない電子制御装置によっ
てコネクタ42にインサート成形されているターミナル
43から図示しないリード線を介して電磁コイル40に
励磁電流が流れると、ニードル弁20および可動コア3
0がスプリング31の付勢力に抗して固定コア12の方
向へ吸引され、当接部20aが弁座13aから離座す
る。
【0012】次に、ニードル弁20および旋回流部材2
5の構造を詳細に説明する。ニードル弁20は、第1摺
動部22および第2摺動部23において弁ボディ13の
内周壁13cに往復移動可能に支持されている。第1摺
動部22は特許請求の範囲に記載した摺動部を表してい
る。第1摺動部22と第2摺動部23との間に両摺動部
よりも小径の小径部24が形成されており、小径部24
と内周壁13cとの間に燃料が通過する間隙35が形成
されている。第2摺動部23は外周壁に四箇所面取りが
形成されており、この面取りと内周壁13cとの間を燃
料が通過する。
5の構造を詳細に説明する。ニードル弁20は、第1摺
動部22および第2摺動部23において弁ボディ13の
内周壁13cに往復移動可能に支持されている。第1摺
動部22は特許請求の範囲に記載した摺動部を表してい
る。第1摺動部22と第2摺動部23との間に両摺動部
よりも小径の小径部24が形成されており、小径部24
と内周壁13cとの間に燃料が通過する間隙35が形成
されている。第2摺動部23は外周壁に四箇所面取りが
形成されており、この面取りと内周壁13cとの間を燃
料が通過する。
【0013】図1の(A)に示すように、旋回流部材2
5に向かうにしたがい径方向内側に傾斜する連通路22
aが第1摺動部22に4個形成されている。連通路22
aは第1摺動部22の燃料上流側と後述する燃料緩衝室
36とを連通しており、連通路22aの出口は底部26
に向けて開口している。旋回流部材25は当接部20a
の燃料上流側近傍かつ第1摺動部22の燃料下流側近傍
においてニードル弁20に取り付けられている。第1摺
動部22と旋回流部材25との間に燃料緩衝室36が形
成されている。旋回流部材25は円環状の底部26と底
部26の外周から第1摺動部22側に延びた外周部27
とを有し、燃料上流側に向けて凹状に形成されている。
旋回流部材25は内周壁13cと摺動しない範囲内で極
力内周壁13cとの隙間を小さくしている。
5に向かうにしたがい径方向内側に傾斜する連通路22
aが第1摺動部22に4個形成されている。連通路22
aは第1摺動部22の燃料上流側と後述する燃料緩衝室
36とを連通しており、連通路22aの出口は底部26
に向けて開口している。旋回流部材25は当接部20a
の燃料上流側近傍かつ第1摺動部22の燃料下流側近傍
においてニードル弁20に取り付けられている。第1摺
動部22と旋回流部材25との間に燃料緩衝室36が形
成されている。旋回流部材25は円環状の底部26と底
部26の外周から第1摺動部22側に延びた外周部27
とを有し、燃料上流側に向けて凹状に形成されている。
旋回流部材25は内周壁13cと摺動しない範囲内で極
力内周壁13cとの隙間を小さくしている。
【0014】図1の(B)に示す図は噴孔側から旋回流
部材25を見た底面図である。図1の(B)に示すよう
に、底部26を貫通し燃料緩衝室36と旋回流部材25
の噴孔側とを連通する3個の旋回流通路28が旋回流部
材25に形成されている。旋回流通路28はニードル弁
20の軸心と交差するように形成されている。旋回流通
路28の通路入口28aは通路出口28bよりも外周側
に形成されているので、旋回流通路28を通過した燃料
は径方向外側から径方向内側に向かう旋回流となって噴
孔13b側に向けて流れる。
部材25を見た底面図である。図1の(B)に示すよう
に、底部26を貫通し燃料緩衝室36と旋回流部材25
の噴孔側とを連通する3個の旋回流通路28が旋回流部
材25に形成されている。旋回流通路28はニードル弁
20の軸心と交差するように形成されている。旋回流通
路28の通路入口28aは通路出口28bよりも外周側
に形成されているので、旋回流通路28を通過した燃料
は径方向外側から径方向内側に向かう旋回流となって噴
孔13b側に向けて流れる。
【0015】当接部20aが弁座13aに着座した状態
で、燃料滞留室37は旋回流部材25の噴孔側端面と当
接部20aとの間に形成されている。当接部20aが弁
座13aに着座しているとき、燃料噴射弁10に流入し
た燃料は燃料滞留室37まで滞留している。当接部20
aの燃料上流側近傍でニードル弁20に旋回流部材25
を取付けているので、燃料滞留室37の容積を比較的小
さくすることができる。燃料滞留室37の容積を比較的
小さくすることにより、当接部20aが弁座13aに着
座しているときに燃料滞留室37に滞留する燃料が比較
的少量となるので、当接部20aが弁座13aから離座
する燃料噴射の初期段階において、旋回流とならない燃
料が噴孔13bから噴射される量を減少することができ
る。
で、燃料滞留室37は旋回流部材25の噴孔側端面と当
接部20aとの間に形成されている。当接部20aが弁
座13aに着座しているとき、燃料噴射弁10に流入し
た燃料は燃料滞留室37まで滞留している。当接部20
aの燃料上流側近傍でニードル弁20に旋回流部材25
を取付けているので、燃料滞留室37の容積を比較的小
さくすることができる。燃料滞留室37の容積を比較的
小さくすることにより、当接部20aが弁座13aに着
座しているときに燃料滞留室37に滞留する燃料が比較
的少量となるので、当接部20aが弁座13aから離座
する燃料噴射の初期段階において、旋回流とならない燃
料が噴孔13bから噴射される量を減少することができ
る。
【0016】次に、燃料噴射弁10の作動について説明
する。 (1) 電磁コイル40への通電をオフすると、ニードル弁
20および可動コア30はスプリング31の付勢力によ
り図2の下方に付勢され、当接部20aが弁座13aに
着座する。これにより、噴孔13bからの燃料噴射が遮
断され、旋回流通路28を通過した燃料は燃料滞留室3
7に滞留する。
する。 (1) 電磁コイル40への通電をオフすると、ニードル弁
20および可動コア30はスプリング31の付勢力によ
り図2の下方に付勢され、当接部20aが弁座13aに
着座する。これにより、噴孔13bからの燃料噴射が遮
断され、旋回流通路28を通過した燃料は燃料滞留室3
7に滞留する。
【0017】(2) 電磁コイル40への通電をオンする
と、スプリング31の付勢力に抗して可動コア30が固
定コア12に吸引されるので、当接部20aが弁座13
aから離座する。当接部20aが弁座13aから離座す
ると、燃料フィルタ33、アジャスティングパイプ32
の内周、接合部21と可動コア30との隙間、第2摺動
部23と内周壁13cとの隙間、間隙35、連通路22
a、燃料緩衝室36、旋回流通路28、燃料滞留室3
7、当接部20aと弁座13aとの開口部を経て噴孔1
3bから燃料が噴射される。
と、スプリング31の付勢力に抗して可動コア30が固
定コア12に吸引されるので、当接部20aが弁座13
aから離座する。当接部20aが弁座13aから離座す
ると、燃料フィルタ33、アジャスティングパイプ32
の内周、接合部21と可動コア30との隙間、第2摺動
部23と内周壁13cとの隙間、間隙35、連通路22
a、燃料緩衝室36、旋回流通路28、燃料滞留室3
7、当接部20aと弁座13aとの開口部を経て噴孔1
3bから燃料が噴射される。
【0018】4個の連通路22aから燃料緩衝室36に
燃料が流入することにより燃料流れのエネルギーが燃料
緩衝室36内で均一化されるので、旋回流通路28に流
入する燃料流れのエネルギーはほぼ等しい。3個の旋回
流通路28から流出する各旋回流のエネルギーがほぼ等
しくなり、これら等しいエネルギーの旋回流が噴孔13
b上で合流することにより乱れのない旋回流を形成す
る。また、3個の旋回流通路28から流出する旋回流は
径方向外側から径方向内側に向かうので、弁座13bの
形成されている内周壁13cの円錐面に沿って旋回流の
エネルギーを損なうことなく噴孔13bに向かう。した
がって、噴孔13bから噴射される燃料は均一に微粒化
されるとともに、大きな噴霧角度で均一に燃焼室に拡散
する。
燃料が流入することにより燃料流れのエネルギーが燃料
緩衝室36内で均一化されるので、旋回流通路28に流
入する燃料流れのエネルギーはほぼ等しい。3個の旋回
流通路28から流出する各旋回流のエネルギーがほぼ等
しくなり、これら等しいエネルギーの旋回流が噴孔13
b上で合流することにより乱れのない旋回流を形成す
る。また、3個の旋回流通路28から流出する旋回流は
径方向外側から径方向内側に向かうので、弁座13bの
形成されている内周壁13cの円錐面に沿って旋回流の
エネルギーを損なうことなく噴孔13bに向かう。した
がって、噴孔13bから噴射される燃料は均一に微粒化
されるとともに、大きな噴霧角度で均一に燃焼室に拡散
する。
【0019】以上説明した上記実施例では、当接部20
aの燃料上流側近傍に旋回流部材25を取付けたので、
当接部20aが弁座13aに着座した状態で旋回流部材
25と当接部20aとの間に形成される滞留室37の容
積を比較的小さくしている。このため、当接部20aが
弁座13aから離座する燃料噴射の初期段階において、
旋回流とならない燃料が噴孔13bから噴射される量を
減少することができる。
aの燃料上流側近傍に旋回流部材25を取付けたので、
当接部20aが弁座13aに着座した状態で旋回流部材
25と当接部20aとの間に形成される滞留室37の容
積を比較的小さくしている。このため、当接部20aが
弁座13aから離座する燃料噴射の初期段階において、
旋回流とならない燃料が噴孔13bから噴射される量を
減少することができる。
【0020】また、旋回流を形成する旋回流部材25を
ニードル弁20と別部材にすることにより、旋回流部材
25を取り付ける前の状態で当接部20aと第1摺動部
22との間を軸方向に離すことができる。これにより、
当接部20aを加工するために用いる治具の使用が容易
になるので、当接部20aを高精度に加工することがで
きる。
ニードル弁20と別部材にすることにより、旋回流部材
25を取り付ける前の状態で当接部20aと第1摺動部
22との間を軸方向に離すことができる。これにより、
当接部20aを加工するために用いる治具の使用が容易
になるので、当接部20aを高精度に加工することがで
きる。
【0021】さらに上記実施例では、連通路22aと旋
回流通路28との間に容積の小さい燃料緩衝室36を形
成する程度に第1摺動部22と旋回流部材25とを接近
させたことにより、第1摺動部22に旋回流部材22を
取付けることができる。したがって、新たに旋回流部材
25の取付け構造を設けることなくニードル弁20に旋
回流部材25を強固に取付けることができる。
回流通路28との間に容積の小さい燃料緩衝室36を形
成する程度に第1摺動部22と旋回流部材25とを接近
させたことにより、第1摺動部22に旋回流部材22を
取付けることができる。したがって、新たに旋回流部材
25の取付け構造を設けることなくニードル弁20に旋
回流部材25を強固に取付けることができる。
【0022】上記実施例では旋回流部材25を燃料上流
側に向けて凹状に形成したが、平板状に形成してもよ
い。また、旋回流部材25の燃料上流側近傍に第1摺動
部22を設けたが、旋回流部材から離して第1摺動部を
設けてもよい。また第1摺動部の外周壁に溝を形成して
連通路を形成してもよい。上記実施例では、旋回流部材
25に3個の旋回流通路28を形成したが、本発明で
は、旋回流部材に形成する旋回流通路は1個または3個
を含む複数でもよい。
側に向けて凹状に形成したが、平板状に形成してもよ
い。また、旋回流部材25の燃料上流側近傍に第1摺動
部22を設けたが、旋回流部材から離して第1摺動部を
設けてもよい。また第1摺動部の外周壁に溝を形成して
連通路を形成してもよい。上記実施例では、旋回流部材
25に3個の旋回流通路28を形成したが、本発明で
は、旋回流部材に形成する旋回流通路は1個または3個
を含む複数でもよい。
【図1】(A)は本発明の一実施例による燃料噴射弁の
噴孔周辺を示す断面図であり、(B)は噴孔側から見た
旋回流部材を示す底面図である。
噴孔周辺を示す断面図であり、(B)は噴孔側から見た
旋回流部材を示す底面図である。
【図2】本実施例による燃料噴射弁を示す縦断面図であ
る。
る。
10 燃料噴射弁 13 弁ボディ 13a 弁座 13b 噴孔 20 ニードル弁(弁部材) 20a 当接部 22 第1摺動部 22a 連通路 23 第2摺動部 25 旋回流部材 26 底部 28 旋回流通路 36 燃料緩衝室 37 燃料滞留室
Claims (3)
- 【請求項1】 噴孔の燃料上流側に弁座を設けた弁ボデ
ィと、 前記弁ボディに往復移動可能に支持され、前記弁座に着
座可能な当接部を有し、前記当接部が前記弁座から離座
ならびに前記弁座に着座することにより前記噴孔を開閉
する弁部材と、 前記弁部材とともに往復移動するように前記当接部の燃
料上流側近傍で前記弁部材に取付けられ、燃料下流側に
向けて旋回流を生成する旋回流通路を有する旋回流部材
と、 を備えることを特徴とする燃料噴射弁。 - 【請求項2】 前記旋回流部材は、燃料上流側に向けて
凹状に形成されており、凹状に形成されている前記旋回
流部材の底部に前記旋回流部材を貫通する旋回流通路が
形成されていることを特徴とする請求項1記載の燃料噴
射弁。 - 【請求項3】 前記弁部材は前記旋回流部材の燃料上流
側近傍に前記弁ボディと摺動する摺動部を設け、前記摺
動部は前記摺動部の燃料上流側および前記底部に向けて
開口する連通路を有し、前記摺動部と前記旋回流部材と
の間に燃料緩衝室が形成されていることを特徴とする請
求項2記載の燃料噴射弁。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10942798A JPH11303707A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 燃料噴射弁 |
| DE1999111931 DE19911931A1 (de) | 1998-03-19 | 1999-03-17 | Brennstoffeinspritzventil |
| SE9901000A SE521762C2 (sv) | 1998-03-19 | 1999-03-19 | Bränsleinsprutningsventil |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10942798A JPH11303707A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11303707A true JPH11303707A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14509980
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10942798A Pending JPH11303707A (ja) | 1998-03-19 | 1998-04-20 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11303707A (ja) |
-
1998
- 1998-04-20 JP JP10942798A patent/JPH11303707A/ja active Pending
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