JPH1130441A - 垂直槽分離型風呂システム - Google Patents

垂直槽分離型風呂システム

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JPH1130441A
JPH1130441A JP18628197A JP18628197A JPH1130441A JP H1130441 A JPH1130441 A JP H1130441A JP 18628197 A JP18628197 A JP 18628197A JP 18628197 A JP18628197 A JP 18628197A JP H1130441 A JPH1130441 A JP H1130441A
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JP
Japan
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water
heating
bathtub
bath
inflow pipe
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JP18628197A
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English (en)
Inventor
Masahisa Muroki
政久 室木
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PORITORONIKUSU KK
Polytronics Inc
Original Assignee
PORITORONIKUSU KK
Polytronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風呂の槽構造に関し、安全性が高く且つ省エ
ネルギー省スペース型の垂直槽分離型風呂システムの提
供を目的とする。 【解決手段】 面状加熱源、加温槽、浴槽がこの順序で
垂直方向に積層され、且つ加温槽には少なくとも上下水
道からの給水管、加熱水送出管および低温水流入管が接
続され、且つ前記加熱水送出管は浴槽の下部側面または
底面に、また前記低温水流入管は浴槽の上部側面に接続
されている。面状加熱源上面が遠赤外線変換層で構成さ
れ熱源は電気ヒータである。前記低温水流入管は浴槽近
停に水濾過フィルターを装備しており、また浴室床下を
迂回して後前記加温槽へ接続される。前記加熱水送出管
と低温水流入管間にバイパスを設けることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、省エネルギー効果
が高く、快適性にすぐれた垂直槽分離型の風呂システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】首から下の身体部位を温湯に浸漬するタ
イプの風呂は、端に皮膚表面の汚れを除去するだけでな
く疲労回復や血行促進、リラクゼーションに効果がある
ため、特にわが国では好まれる入浴スタイルである。浴
槽内に充分多量の温湯を貯めるタイプの風呂では、ボイ
ラー付き浴槽とボイラーレス浴槽が実用化されている。
前者は予め浴槽に水を充填後、浴槽に隣接し且つ浴槽と
2本の導管で接続されたボイラー(ガス釜)を加熱して
ボイラー内の水を昇温し、浴槽との間で温水交換を行う
ものであり、いわゆる追い炊きが可能である。一方後者
は、別に設置された湯沸器兼貯湯器から浴槽に給湯する
もので、湯温が下がれば給湯によって補う(追い炊き不
可)。
【0003】水の加熱源は、前者の場合ガスであり、点
火中の消炎事故を防ぐために屋内に設置されるが、排気
筒が必要である。一方後者の場合、加熱源は電気である
ことが多いが、一部灯油も用いられている。そしてこれ
ら加熱源および貯湯器は屋外に設置されることが多い。
【0004】近年、省エネルギーや利便性の観点からボ
イラー付き浴槽を用いた常湯システム(24時間風呂)
や遠赤外線利用システムも一部用いられるようになっ
た。常湯システムは、水の汚れを除去する機能を付加し
て常時湯温を一定に保つことにより、毎日の水交換によ
るエネルギーおよび水のロスを防ぐ意図がある。また遠
赤外線利用システムは、遠赤外線交換器を浴槽の一部に
設置し、近赤外線に比べて高い熱の皮下浸透性を利用し
て湯温を下げることにより省エネルギーをはかる意図が
あるが、遠赤外線効果が温湯の一部にしか及ばず、効果
不十分である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、住宅の高気密化
が促進されると共に、都市部では高層化や一戸建て住宅
の狭隘化が進行している。この結果、風呂加熱源の存在
が住宅設計の自由度を損なうようになってきた。すなわ
ち、ボイラー付き浴槽はガスを発熱源とするため給排気
やボイラー設置場所で制限を受け、またボイラーレス浴
槽の場合も大型の貯湯器設置場所の確保が制限を受ける
ようになってきた。特に設置数が圧倒的に多いボイラー
付き浴槽の場合、排気の逆流による酸欠中毒事故やガス
漏れによる爆発事故などがあり、安全性の点でも問題が
ある。
【0006】さらに、ボイラー付き浴槽では、ボイラー
から浴槽内に放出される温湯が側壁沿いに導管付近を局
部的に上昇するため、浴槽内の水温は高温上層低温下層
と逆転分布を起こし、水面からの放熱で熱効率が悪くな
る。この問題を解決するために、循環ポンプを設置して
浴槽内で強制対流を起こす風呂システムも実用化されて
いるが、装置の大型化複雑化やポンプ駆動エネルギーの
消費でコストアップとなっている。
【0007】本発明の目的は、安全性が高く且つ省エネ
ルギー省スペース型の風呂システムを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、面状発熱
源、加温槽、浴槽がほぼ同じ底面積をもちこの順序で上
下方向(垂直方向)に積層され、加温槽と浴槽間は温湯
の導入管および排出管で連結された風呂、すなわち加温
槽には少なくとも上水道からの給水管、加熱水送出管お
よび低温水流入管が接続され、且つ加熱水送出管は浴槽
の下部側面または底面に、また低温水流入管は浴槽の上
部側面にそれぞれ接続されており、加温槽および浴槽に
充填された水が面状発熱源によってその直上に位置する
加温槽においてのみ加熱されることによって機能を発揮
する垂直(上下方向)槽分離型風呂システムを開示す
る。
【0009】低温水流入管には浴槽近傍に水濾過フィル
ターを装備することが出来る。浴槽上部側面から水濾過
フィルターを経て浴室の洗い場床下を迂回後加温槽に接
続した低温水流入管による風呂水純化循環システムであ
る。また、加温槽で生成した湯が浴槽を経ないで低温水
流入管に直接流入する如く、加熱水送出管と低温水流入
管を直接的に接続するバイパスを設けた垂直槽分離型風
呂システムも開示する。
【0010】また、加温槽で生成した湯が浴槽を経ない
で低温水流入管に直接流入する如く、加熱水送出管と低
温水流入管を直接的に接続するバイパスを設けた垂直槽
分離型風呂システムも開示する。面状発熱源は電気ヒー
タから成り、および/または面状発熱源の上面が波長1
6μmより長波長のスペクトルを有する遠赤外線の輻射
材料から構成されていることが好ましい。温湯の循環を
スムーズに行なわしめるために、加熱水送出管および/
又は低温水流入管の一部水路に加圧ポンプを付加するこ
とも出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の原理系統図であ
る。図において1は浴槽、2は加温槽、3は面状発熱
源、4は加熱水送出管、5は低温水流入管、6は給水
管、7は浴槽水、8は加温槽水、9は逆流防止弁であ
る。面状発熱源とは、単一バーナより成る点熱源に対比
した用語であり、加温槽2の底面全体に対応する面とし
ての発熱源との意である。電気ヒータを面状に配置した
例が代表である平面状に多数のガスや重油等の噴出孔を
設けたバーナを含む。図2は、上下水道から給水管6を
経て加温槽2、加熱水送出管4および低温水流入管5が
満水状態にあり、面状発熱源3によって加温槽2の下面
が均一に加熱されて加温槽水8が加熱され、また送出さ
れて浴槽1に入った温湯が浴槽水7に対流を惹起してい
る状態を示している。
【0012】浴槽1の底面積とほぼ等しい底面積を有す
る加温槽2を、その底面積とほぼ等しい面積を有する面
状発熱体3によって加熱したことにより、きわめて効果
的に加温槽水8を加熱し、均一な温水対流を誘起するこ
とが出来るため加温槽水8の水温は急速上昇する。図2
では説明のために加温槽2の厚みを大きく描いたが、実
際には10〜20cm程度の薄型で充分機能を発揮す
る。
【0013】昇温した加温槽水8は、加温槽2に接続さ
れた加熱水送出管4から浴槽1の下部へ送られる。この
時、逆流防止弁9の作用で温湯が給水管6内を逆流する
のが防止される。浴槽1内に流入した温湯に匹敵する水
量が浴槽1上部から低温水流入管5内に流入し5から加
温槽2内に送られる。図2に示すように浴槽1の下部側
面のニ方向から加温槽水8が浴槽1内に注入されると、
図示したような媒質対流が惹起する。この対流効果によ
って浴槽水7は急速に上下方向でほぼ均一の温度に加温
される。
【0014】浴槽1上部側面から低温水流入管5内に流
入した温湯は、管外と熱交換を行うので降温し、送出時
より低温度で加温槽2に戻る。この温湯循環の駆動力
は、温度差による加温水の上昇圧力である。
【0015】低温水流入管5を浴室洗い場床下に迂回さ
せると、洗い場の床暖房となるので入浴前の寒冷ショッ
クを防止することができる。また、入浴中も低温水流入
管5を介した温湯循環は、浴槽水7の湯温を一定に保持
するための追い炊きによって続くので、低温水流入管5
内に浴槽水7の汚れが付着するのを避けるため、浴槽1
近傍の低温水流入管5内に水濾過フィルター(図示せ
ず)を挿入可能にしておくことが好ましい。水濾過フィ
ルターは通常、毛髪や湯垢等を除去する機能をもつが、
より好ましくは、細菌除去作用も付加して配管の汚れ防
止を更に徹底すればよい。低温水流入管5および/又は
加熱水送出管4の一部に加圧ポンプ(図示せず)を挿入
すると、水濾過フィルターの付加によって低下した循環
駆動力を強化することができる。
【0016】一方、加熱水送出管4および低温水流入管
5の一部個所に三方弁を設けて各三方弁間をバイパス
(図示せず)によって連結すると、浴槽1内に水を充填
せずに加温槽2→加熱水送出管4→低温水流入管5→加
温槽2の経路で温湯を循環させることが可能となる。前
記したように低温水流入管5が浴室床下に迂回配置され
ていれば、面状発熱源3を駆動することによって浴室の
温度を上昇させることが出来、排気ファンとの組合せで
浴室を衣類乾燥室として利用することが可能となる。こ
の場合、温湯循環をスムーズに行うために、前記加圧ポ
ンプを付加することが望ましい。
【0017】面状発熱源3を電気ヒータにすると給排気
システムが不要となり、省スペースにつながると共に高
気密住宅や集合住宅における安全対策(排気ガス逆流に
よる中毒やガス爆発事故防止)にすぐれたエネルギー源
となる。ただし、勿論原理的にはガスを用いることも可
能である。面状発熱源3の上面(又は加温槽2の下面)
全体に酸化物セラミクスなどから成る遠赤外線熱変換媒
体を設ければ、金属発熱体から輻射された近赤外の熱を
遠赤外線に効率よく変換して加温槽水8に伝播すること
ができる。遠赤外線のうち特に16μmより長波長側の
成分は、水の構成原子の回転運動に利用され、多種の回
転モードが幅広い吸収帯を形成するので、水の加熱にき
わめて有用である。
【0018】以下本発明を実施の形態に基づいてより詳
しく述べる。 (その1)図1は、実施の形態における風呂システムの
構成を示す概略図である。図において1は浴槽、2は加
温槽、3は面状発熱源、4は加熱水送出管、5は低温水
流入管、6は給水管、7は浴槽水、8は加温槽水、9は
逆流防止弁、10は水濾過フィルター、11はガイド
板、12および14は接続コード、13は水位置および
温度センサー、15はコントローラ、16は商用電源、
17は遠赤外線熱変換層、18は排水孔、19は給水弁
である。
【0019】図1のシステムを用いて風呂を湧かす場
合、まず上下水道に直結した給水管6から水道水を供給
する。同時にコントローラ15のスイッチ(図示せず)
をオンとする。この時排水孔18は閉じてある。水は加
温槽2を満タン後、加熱水送出管4中および低温水流入
管5中の水位を高めながら貯水され、やがて下部側面よ
り浴槽1内へ侵入して水位を上昇させる。浴槽水7の水
面が低温水流入管5の取り付け孔を越えた時温水循環シ
ステムの稼動が可能になる。水位置および温度センサー
13の取り付け位置は、図示したように低温水流入管5
の取り付け孔位置より高い。水位が水位置および温度セ
ンサー13の位置に達した時給水は停止し、同時にその
信号が接続コード14を経てコントローラ15に伝達さ
れ、面状加熱源3へ通電が開始される。
【0020】なお、逆流防止弁9を適切な位置に取り付
けておけば、加温槽水8が給水管6内をその位置以上に
遡上することはない。接続コード12は、商用電源16
の電力をコントローラ15経由で面状発熱源3に送致す
る。コントローラ15は通電量制御機能を併せ持ち、セ
ンサー温度が予め設定した値に到達した時、以降はこの
温度に湯温を保持するよう通電制御する。
【0021】通電中に浴槽水7の水位がセンサー13の
取り付け位置より下がった場合には、コントローラ15
は通電を停止すると同時に自動的に給水弁19が開い
て、再び水位をセンサー13の取り付け位置まで高め
る。水位がセンサー13の取り付け位置まで回復する
と、再び面状発熱源3へ通電が開始され、浴槽水7は所
定温度まで加熱される。コントローラ15のスイッチを
オフとするか、或いは排水孔18を開栓した場合には、
水位がセンサー13の位置より下がっても通電されな
い。
【0022】図1では、センサー13は水位置および湯
温の両方を検出するが、これら機能を分離して二つのセ
ンサーを浴槽1内の別々の位置に設置してもよい。ま
た、図1ではセンサー13を低温水流入管6の取り付け
孔位置より高い位置に設置したが、浴槽1の中央部付近
に設置することも出来る。このように比較的低位にセン
サーを取り付けると、加温槽水8および浴槽水7を加熱
しつつ水位をあげていくことが可能となり、より短時間
のうちに入浴可能となる。
【0023】面状発熱源3の上面には、Al23やNi
Oなどの金属酸化物から成るセラミクスで厚さ1mm程
度の遠赤外線熱変換層17が設けられており、通電によ
って発熱する金属ヒータの熱(近赤外線)を効率よく1
6μmより長波長の遠赤外線(長赤外線領域)のスペク
トルを含む熱に変換して加温槽水8に伝播する。長赤外
線領域の熱は、水の原子の回転運動、15μmより短波
長側の熱は水の分子運動に消費される。長赤外線領域で
は、ほぼ全ての波長領域で連続吸収帯が形成されて水加
熱に寄与するのに対して、短波長領域では特性吸収線
(帯)以外の熱は寄与するのに対して、短波長領域では
特性吸収線(帯)以外の熱は吸収されずに逃げるため水
加熱の効率が低下する。また、面状発熱源3の発熱面積
が加温槽2の底面部位を全てカバーするので加温ムラが
なく、効果的に媒質対流が利用できる。加温槽2は、薄
い金属板で形成されており、貯水槽部位の標高は高々2
0cmである。なお、面状発熱源3の電気ヒータは加温
槽水8と遮断されているので、感電等の安全性問題は生
じない。
【0024】ガイド板11は、加熱水送出管4から浴槽
1内に供給される温湯の流入方向を決めるものであり、
浴槽1の側壁に留められた心棒に取り付けられている。
ガイド板11は心棒のまわりに可動であり、入浴前は浴
槽1内の対流を有効に利用するため図示した方向に固定
されている。この場合流入した温湯は、浴槽1の底面に
沿って中央部付近に流れ、反対方向から流入した温湯と
ぶつかり上昇して水面で反転し側壁に沿って降下するこ
とで対流を形成する。一方入浴中は、加熱水送出管4か
ら流入する温湯が直接肌に触れるのを防ぐために、ガイ
ド板11の方向を回転させて流入温湯を側壁に沿って上
昇せしめる。上昇した温湯は水面で反転して中央部付近
から降下する。いずれの場合もガイド板11の方向セッ
トは最初手動で行うが、一旦セット後は開放端から流出
する温湯の圧力によりセットされた方向を保持するので
問題はない。
【0025】図示した位置で水面を保持した浴槽水7の
一部は、取り付け孔から低温水流入管5に流れ、水濾過
フィルター10を経て加温槽2に戻る。水濾過フィルタ
ー10は、たとえばポリマーメッシュとゼオライト層の
二重構造となっており、ポリマーメッシュで毛髪等の比
較的大きなゴミを除き、ゼオライト層で脂垢等を吸着す
る。フィルター10は取り外し可能であり、洗滌や交換
できる。必要があれば、更に銀塩などの抗菌層を付加す
ることが出来る。低温水流入管5は通常金属パイプで構
成され、温湯と熱交換を行う。低温水流入管5を浴室床
下に迂回させることによって、洗い場を床暖房すること
ができる。熱交換によって温度低下した湯は、加温槽2
に戻って再び加温される。加熱水送出管4内と熱交換を
終えた低温水流入管5内との温湯の差3〜7度が温水循
環の間接的な駆動力であり、通常水濾過フィルターをつ
けてもこの循環が阻害されることはない。
【0026】風呂水を入れ替える場合にはコントローラ
15のスイッチを切ることで通電および給水弁19の働
きをとめ、排水孔18を開けばよい。この結果、浴槽
1、加温槽2、加熱水送出管4、低温水流入管5内の水
は全て排出できる。
【0027】本発明の垂直槽分離型(上下方向槽分離
型)風呂システムの経済的優位性を比較するために、図
3のような従来型の水平槽分離(左右方向槽分離)風呂
システムを構築した。図中同一符号は、図1と同一の意
味を表す。また比較のために、図1の場合と同じ容積、
同じ素材、同じ底面積から成る浴槽1および加温槽2を
用い、図1の場合と同じ面状発熱源3を用いた。図3の
場合、浴槽1と加温槽2とは従来の風呂釜と浴槽の場合
同様浴槽1の側壁に設けられた二つの孔を通して加熱水
送出管4および低温水流入管5によって連結されてい
る。
【0028】図1の場合と同様浴槽1内に同量の水を充
填して(この時加温槽2は満水状態)、面状発熱源3に
より加温槽水8を加熱した。浴槽水7が40度セッシに
昇温(浴槽水7をときどきにかくはん)する迄の時間を
計測し、前記実施の形態の場合と比較した所、初温16
度セッシの水の昇温時間は、本実施の形態の場合の約
2.2倍であった。すなわち、本実施の形態の垂直槽分
離型構造の採用によって消費電力、昇温時間が半分以下
になるという顕著な効果が得られた。
【0029】また遠赤外線の効果を調べるために、図1
の面状加熱源3から遠赤外線熱変換層17を除去して主
として近赤外の熱(金属ヒータの発熱)による加温を行
った。この場合、図1に示した前記実施の形態から遠赤
外線熱変換層17を除く以外は全く同じ素材、構成、水
量、水温とした。この結果、浴槽水7を40度セッシ迄
加熱する時間が約45%増加した。この傾向は図3に示
した水平槽分離型風呂でも同様に認められた。したがっ
て、遠赤外線、特に16μm以上の長波長領域の成分が
省エネルギーに顕著な効果をあげていることを知ること
ができる。本発明の遠赤外線加熱は従来例と異なり、薄
型大面積の加温槽内の水を底面全面から遠赤外線輻射に
よって行うのできわめて効率的に水全体を遠赤外線加熱
できるという特長がある。加温槽2は、通常薄い金属に
よって形成されるが、遠赤外線に対しては透明になるた
め(ストークスの法則)遠赤外線が金属板を通過する際
再び近赤外線に変換されることはない。 (その2)図4は、本発明の別の実施の形態における風
呂システムの構成概略を示す図である。図中同一符号は
前実施の形態と同一の意味を示す。また、20、21は
三方弁、22はバイパスライン、23は多孔底板、24
は加圧ポンプ、25は接続コードである。
【0030】浴槽1と加温槽2とは加熱水送出管4と低
温水流入管5で接続されているが、4と5との間に三方
弁20、21を介して浴槽1を経由しない水のバイパス
ライン22が設けられているのが特徴である。バイパス
ライン22へ通水する場合は三方弁20、21を操作す
る。勿論浴槽1を満水にして風呂を湧かす場合にはバイ
パスライン22は遮断されている。一方、浴室内を衣類
乾燥室などの目的で加温する場合には、洗い場の床暖房
機能だけを作動させるため三方弁20、21を操作する
ことにより浴槽1への通水を遮断して加温槽2→バイパ
スライン22→低温水流入管5→加温槽2のように循環
通水する。
【0031】バイパスライン22へ温湯を通す場合、加
熱水送出間4内と低温水流入管5内の温湯の温度差が小
さくなり、湯の循環力が低下するのを補うために加熱水
送出管4の一部に加圧ポンプ24が設けられている。加
圧ポンプ24は接続コード25により電源スイッチ(図
示せず)に接続されている。
【0032】加温槽2の形状が図1の場合と異なり、上
部に傾斜が設けられているのは加温槽水8送出の駆動力
を高めるためである。一方、加熱水送出管4は浴槽1の
底面中央部で接続しているため、温湯はこの位置から浴
槽1内に侵入するが、浴槽水7の対流を効果的に惹起す
る目的で多孔底板23が設置されている。多孔底板23
は浴槽1の下部側面に留められた心棒に嵌合されてお
り、着脱自由のため清掃等は容易である。
【0033】図4に示したような垂直槽分離型風呂シス
テムにおいても傾斜型加温槽2の槽高を20cm、面状
発熱源3の厚みを約5cmにとどめることが出来るの
で、浴槽1の底面より下方約30cmの深さにシステム
を全て収納することが出来、実用上大きな障害とはなら
ない。ただし、図4では理解を容易にするため加温槽2
の標高を強調してある。
【0034】以上実施の形態を用いて本発明を説明した
が、本発明はこれにとどまらない。従来風呂で用いられ
ている周知の技術、たとえば発砲装置や浄化技術と組み
合わせて使用しうることはいうまでもない。本発明の風
呂システムにおいては、面状発熱源は電気ヒータパネ
ル、遠赤外線熱変換層は500℃以下の比較的低温領域
で波長16μm以上の長波長成分の輻射率が高い酸化物
セラミクス、加温槽および低温水流入管は熱伝導率の高
い金属素材で構成されることが望ましいが、浴槽構成材
料は市販されている様々な材料、たとえばプラスチッ
ク、大理石、タイル、ステンレス、ホーローなどのいず
れを用いることも自由であり、又形状も自由である。
【0035】また、上記実施の形態では述べなかった
が、面状発熱源の面積を加温槽底面面積より大きくし、
剰余部位に「上り湯」用の加温槽を設置することも可能
である。この場合同一平面上に浴槽の加温槽用と「上り
湯の加温槽」用の面状発熱源を別々に設置することも可
能である(別々に加熱制御を可能とする)。「上り湯」
用加温槽用の面状発熱源を別々に設置することも可能で
ある(別々加熱制御を可能にする)。「上り湯」用加温
槽と浴槽用加温槽間に、図4で用いたような三方弁つき
バイパスを設けておけば、浴室を乾燥室として用いる場
合に両加温槽を利用することが出来て便利である。さら
に、加熱水送出管のバイパスにシャワーを接続しておけ
ば、入浴しない場合でも温湯シャワーだけの利用が可能
である(入浴する場合のシャワーは「上り湯」用加温槽
の温湯を利用する。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、垂直
槽構造による均一な媒質対流効果と遠赤外線、特に16
μmより長波長領域のいわゆる長赤外線による媒質加熱
効果の相乗作用により、顕著な省エネルギーの下に短時
間で風呂を湧かすことが可能になる。また、ガスを加熱
源としない場合は給排気の問題をクリアすることが出
来、安全かつ省スペースの風呂システムが得られる。さ
らに、温湯の浴槽内均一化や温度制御が容易になり、快
適性を高めることができる。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における風呂システムの構成概略を
示す図である。
【図2】本発明の原理系統図である。
【図3】比較例における風呂システムの構成概略を示す
図である。
【図4】別の実施の形態における風呂システムの構成概
略を示す図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 加温槽 3 面状発熱源 4 加熱水送出管 5 低温水流入管 6 給水管 7 浴槽水 8 加温槽水 9 逆流防止弁 10 水濾過フィルター 11 ガイド板 12、14、25 接続コード 13 水位置および温度センサー 15 コントローラ 16 商用電源 17 遠赤外線熱交換層 18 排水孔 19 給水弁 20、21 三方弁 22 バイパスライン 23 多孔底板 24 加圧ポンプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面状発熱源、加温槽、浴槽がこの順序で
    垂直方向に積層され、且つ前記加温槽には少なくとも上
    水道からの給水管、加熱水送出管および低温水流入管が
    接続され、且つ前記加熱水送出管の他端は前記浴槽の下
    部側面または底面に、また前記低温水流入管の他端は前
    記浴槽の上部側面にそれぞれ接続されている垂直槽分離
    型風呂システム。
  2. 【請求項2】 前記低温水流入管の一部に装着した水濾
    過フィルターを備えると共に、この低温水流入管は前記
    浴槽から前記低温水流入管内に流入した風呂水が浴室床
    下を迂回して放熱後、前記加温槽へ流入する如く配管し
    た請求項1記載の垂直槽分離型風呂システム。
  3. 【請求項3】 前記加温槽で、加熱された水が、前記浴
    槽を経ないで直接前記低温水流入管に流入する如く、前
    記加熱水送出管と前記低温水流入管とを直接接続するバ
    イパスを設けた請求項1記載の垂直槽分離型風呂システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記面状発熱源が電気ヒータから成り、
    および/又は前記面状発熱源の上面が波長16μmより
    長波長のスペクトルを有する遠赤外線の輻射材料で構成
    されている請求項1記載の垂直槽分離型風呂システム。
  5. 【請求項5】 前記加熱水送出管および/又は前記低温
    水流入管の一部に加圧ポンプを付加した請求項1記載の
    垂直槽分離型風呂システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105928203A (zh) * 2016-04-27 2016-09-07 广东高而美制冷设备有限公司 一种节能型静态加热式空气能热水器水箱
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