JPH11304493A - 振動型角速度検出装置 - Google Patents

振動型角速度検出装置

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JPH11304493A
JPH11304493A JP10109821A JP10982198A JPH11304493A JP H11304493 A JPH11304493 A JP H11304493A JP 10109821 A JP10109821 A JP 10109821A JP 10982198 A JP10982198 A JP 10982198A JP H11304493 A JPH11304493 A JP H11304493A
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JP
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elastic
angular velocity
velocity
signal
vibrator
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JP10109821A
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Takeya Shima
岳也 島
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転する円筒または円環型弾性振動体に対
し、その物性値には依存することなく高精度な角速度検
出が可能であり、小型かつ低コストに構成可能な振動型
角速度検出装置を得る。 【解決手段】 弾性振動体1の円周上に、弾性振動体1
の円周にわたって特定の振動モードを励起させる励振駆
動部2a,2bを配置すると共に、励起された円周上の
振動モードの円周方向または半径方向の弾性変位及び弾
性速度が観測可能な弾性変位及び弾性速度センサを3
a、3bを配置し、それぞれの信号を弾性変位信号算出
部4、弾性速度信号算出部5を介して角速度算出部6に
与え、角速度算出部6ににより弾性振動体1に作用する
角速度を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、宇宙航行体、自
動車、船舶等に搭載される航法システムに必要な角速度
検出装置に係り、特に、円筒シェルの1次元モデルであ
る円環を弾性振動体とし、その回転によって弾性振動体
に作用するコリオリ力と遠心力の効果を利用した振動型
角速度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】円環を弾性振動体とし、その回転により
円周方向に作用するコリオリ力の効果を利用した振動ジ
ャイロとして、図15に示すごとく、特開平9−178
489号公報に開示された振動ジャイロを挙げることが
できる。図15において、15が殻状振動体、16a、
16bがその殻状振動体15の外周側面に接着された圧
電素子である。
【0003】図15に示す振動ジャイロにおいては、圧
電素子16aの対向する電極間、および圧電素子16b
の対向する電極間に電場を与えることにより殻状振動体
15を駆動し、これにより、振動体上に楕円型の振動モ
ードを励起させる。この時、中心軸まわりに角速度が存
在すると、円周接線方向にコリオリ力が作用し、それに
よって、楕円の長軸及び短軸が、作用する角速度に応じ
て定角度回転した位置に移動するので、圧電素子16
a、16bが形成されている部分の歪み量に差が生じ
る。このときの圧電素子16a、16bのインピーダン
スの差を測定することにより、角速度を検出することが
できる。
【0004】また、円筒を弾性振動体とし、回転により
半径方向に作用する遠心力の効果を利用した円筒振動式
角速度計として、図16に示すごとく、特開昭60−6
1613号公報に開示された円筒振動式角速度計を挙げ
ることができる。図16において、17は円筒部材、1
8a、18bは励振用圧電素子、19a、19bは検出
用圧電素子である。
【0005】図16に示す円筒振動式角速度計において
は、圧電素子18a、18bによって励振された円筒部
材17の振動信号が圧電素子19a、19bによって検
出され、それを用いて、円筒部材17の円周にわたる4
次モードの固有振動数が計算される。
【0006】すなわち、図16に示す円筒振動式角速度
計では、図17に示すように、円筒部材17の円周にわ
たって発生する4次モード20の振動現象を、等価分布
質量M、等価分布バネ定数Kを用いた単純な1自由度バ
ネ質点モデルを用いてモデリングし、回転により半径方
向のバネ定数が増加する現象を利用した角速度検出手法
を提案している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の角速度検出装置では、次のような問題点がある。
前者のコリオリ力の効果を利用した振動ジャイロでは、
図18に示すように、弾性振動体15上には、角速度が
存在しない場合の振動モードの位置から作用する角速度
に応じた角度(0度から±45度以内)だけ回転した位
置に振動モードが形成されているので、角度が0度また
は±45度の近傍では分解能が落ち、角速度測定可能領
域が一般に狭くなるという問題点がある。なお、図18
において、21と22は非回転時の円周方向波数2の振
動モードとその長軸、23と24は回転時の円周方向波
数2の振動モードとその長軸を示している。
【0008】また、後者の遠心力の効果を利用した振動
ジャイロでは、円筒部材17の振動現象の解析モデルが
極めて単純化された1自由度のバネ質点モデルであり、
それに基づき角速度計算式が導出されており、円筒部材
17を現実の連続体として取り扱っていないのが問題で
ある。また、角速度計算手法は、角速度が存在しない場
合の振動体の固有振動数f0、および角速度ωが存在す
る場合の固有振動数fωを用いて ω=A√(fω 2−f0 2) で与えられているが、ゲインAは円筒部材17の形状、
材質によって決定される定数となっており、その同定は
一般に困難な作業を伴うのが問題である。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、回転する円筒または円環型弾性
振動体に対して、その物性値には依存しない角速度計算
手法に基づく小型で、かつ低コストで実現可能な振動型
角速度検出装置を得ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る振動型角
速度検出装置は、円筒または円環型弾性振動体と、上記
弾性振動体の円周上に特定の弾性振動モードを励起させ
る励振駆動部と、上記弾性振動体上の二点における弾性
変位及び弾性速度を検出する弾性変位及び弾性速度検出
用センサと、上記センサの出力に基づいて弾性変位信号
を算出する弾性変位信号算出部と、上記センサの出力に
基づいて弾性速度信号を算出する弾性速度信号算出部
と、上記弾性変位信号及び上記弾性速度信号に基づいて
上記弾性振動体に作用するコリオリ力による振動モード
の移動に基づく角速度を算出する角速度算出部とを備え
たものである。
【0011】また、円筒または円環型弾性振動体と、上
記弾性振動体の円周上に特定の弾性振動モードを励起さ
せる励振駆動部と、上記弾性振動体上の二点における弾
性変位及び弾性速度を検出する弾性変位及び弾性速度検
出用センサと、上記センサの出力に基づいて弾性変位信
号を算出する弾性変位信号算出部と、上記センサの出力
に基づいて弾性速度信号を算出する弾性速度信号算出部
と、速度フィードバック信号に基づいて上記弾性振動体
に作用するコリオリ力の効果を打ち消すモード制御力を
発生する制御力発生部と、上記弾性変位信号及び上記弾
性速度信号に基づいて上記弾性振動体に作用する角速度
に適応的に漸近する速度フィードバックゲインを算出し
て速度フィードバック信号として上記制御力発生部に出
力すると共に上記速度フィードバックゲインを上記弾性
振動体に作用する角速度として検出して出力する速度フ
ィードバック信号算出部とを備えたものである。
【0012】また、円筒または円環型弾性振動体と、上
記弾性振動体の円周上に特定の弾性振動モードを励起さ
せる励振駆動部と、上記弾性振動体上の二点における弾
性変位を検出する弾性変位検出用センサと、上記センサ
の出力に基づいて弾性変位信号を算出する弾性変位信号
算出部と、上記弾性変位信号を用いた周波数処理により
角速度が存在しない場合と存在する場合の弾性振動体の
固有振動数を求める周波数処理部と、上記周波数処理部
からの出力に基づいて回転により弾性振動体に作用する
遠心力による固有振動数の変化に基づく角速度を算出す
る角速度算出部とを備えたものである。
【0013】さらに、円筒または円環型弾性振動体と、
上記弾性振動体の円周上に特定の弾性振動モードを励起
させる励振駆動部と、上記弾性振動体上の二点における
弾性変位及び弾性速度を検出する弾性変位及び弾性速度
検出用センサと、上記センサの出力に基づいて弾性変位
信号を算出する弾性変位信号算出部と、上記センサの出
力に基づいて弾性速度信号を算出する弾性速度信号算出
部と、上記弾性変位信号及び上記弾性速度信号に基づい
て上記弾性振動体に作用するコリオリ力による振動モー
ドの移動に基づく角速度を算出する第1の角速度算出部
と、上記弾性変位信号を用いた周波数処理により角速度
が存在しない場合と存在する場合の弾性振動体の固有振
動数を求める周波数処理部と、上記周波数処理部からの
出力に基づいて回転により弾性振動体に作用する遠心力
による固有振動数の変化に基づく角速度を算出する第2
の角速度算出部と、上記第1と第2の角速度算出部によ
り算出された各角速度を予め設定された基準角速度と比
較して、角速度が基準角速度より小さい領域では上記第
1の角速度算出部により算出された角速度を出力すると
共に角速度が基準角速度より大きい領域では上記第2の
角速度算出部により算出された角速度を出力する比較演
算部とを備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明に係る振動型角速度検出
装置においては、コリオリ力の効果を利用した場合の問
題に対しては、円筒または円環に対して導かれた連続体
モデルに基づき、作用する角速度に応じた回転速度で弾
性振動体上を回転する振動モードに対し、その弾性体上
の二点における弾性変位信号及び弾性速度信号のみを用
いて弾性振動体に作用する角速度を直接導き出す手法を
提案する。
【0015】また、遠心力の効果を利用した場合の問題
に対しては、円筒または円環型弾性振動体をシェル理論
に基づき連続体として厳密に取り扱い、それによって得
られたモデルを用いて振動解析を行うとともに、それに
基づく角速度計算手法を提案する。
【0016】実施の形態1.以下、この発明の実施の形
態1を図面を参照して説明する。図1は実施の形態1に
係る振動型角速度検出装置を示す構成図である。図1に
おいて、1は円筒または円環型弾性振動体、2a、2b
は弾性振動体1の円周上に特定の弾性振動モードを励振
させる励振駆動部、3a、3bは弾性振動体1上の二点
における弾性変位及び弾性速度を検出する弾性変位及び
弾性速度検出用センサ、4はセンサ3a、3bの出力に
基づいて弾性変位信号を算出する弾性変位信号算出部、
5はセンサ3a、3bの出力に基づいて弾性速度信号を
算出する弾性速度信号算出部、6は算出された弾性変位
信号及び弾性速度信号を利用した弾性振動体1に作用す
るコリオリ力による振動モードの移動に基づく角速度を
算出する角速度算出部であり、上記弾性変位及び弾性速
度検出用センサ3a、3bの典型的な一例としては、圧
電素子があり、それを振動体側面に接着して用いること
ができる。
【0017】ここで、上記円環型弾性振動体1の部分を
取り出して示したのが図2である。図2において、円環
型弾性振動体1の薄肉円環の中央面(図2の破線)の半
径をR、肉厚をhで記述する。円環の円周方向にθ座
標、半径方向にz座標を定める。ここで、z=0を中央
面に定める。円環断面内の任意点(θ,z)における弾
性変位場は、円周方向θ、半径方向zそれぞれについて
定められる。
【0018】今、中央面上の任意点(θ,0)における
円周方向弾性変位と半径方向弾性変位をそれぞれv、w
で記述すると、シェル理論から円周方向弾性変位vに関
する自由振動方程式(1)が次のように求められる。
【0019】
【数1】
【0020】ここで、ρは円環の体積密度、Eは縦弾性
係数、ωは円環に作用する中心軸まわりの角速度であ
る。一方、半径方向弾性変位wは、円周方向弾性変位v
を用いて次式(2)から求められる。
【0021】
【数2】
【0022】円筒または円環における弾性変位場は円周
方向にわたって周期性を持つので、半径方向弾性変位v
はフーリエ級数を用いて一般に次式(3)のように展開
することができる。
【0023】
【数3】
【0024】ここで、添字nは円周方向波数、vn は円
周方向の第n次振動モード、an ,bn は対応するモー
ド振幅を表している。この時、式(3)を式(2)に代
入すると、半径方向変位wは次式(4)で与えられる。
【0025】
【数4】
【0026】角速度が存在しない場合には、式(3)式
を振動方程式(1)に代入しω=0と置くことによっ
て、円環上には第n次振動モードとして式(5)、
(6)で表される弾性変位が円周方向、半径方向それぞ
れにおいて生じている。
【0027】
【数5】
【0028】典型的な例として、n=2の場合を図3に
示す。図3に示すように、円環型弾性振動体1の中心軸
からそれぞれが円周方向に90度の間隔を隔てた4方向
で半径方向に最大変位が生じており、それと45度の間
隔を隔てた4方向で円周方向に最大変位が生じている。
図3における矢印は、この最大変位方向を示している。
この互いに90度隔てられた2点では位相が反転してい
るため、半径方向に最大変位が生じる4方向の内、対向
する2方向で円環に対して交互に引っ張り、圧縮が繰り
返されるような振動モード7、8が発生している。
【0029】一方、角速度が存在する場合には、式
(3)を振動方程式(1)に代入し、図4に示す直交座
標(an、bn)から極座標(rn、φn)への座標変換を
行うと、位相φn に関する方程式の平衡点では次式が成
立する。
【0030】
【数6】
【0031】この時、動径rn に関して次式(7)が成
立している。
【0032】
【数7】
【0033】従って、極座標(rn、φn)を用いて円環
上の円周方向弾性変位vn 及び半径方向弾性変位wn
それぞれ次のように求められる。
【0034】
【数8】
【0035】すなわち、円環とともに回転する座表系で
観察すると、第n次の振動モードが角速度の回転方向と
反対方向に速度−1/n(dφn/dt)で進んでいく
ように見える。あるいは慣性座標系で観察すると、第n
次の振動モードが角速度ωに対して速度−1/n(dφ
n/dt)で遅れながら進んでいくように見える。すな
わち、振動モードは円環上を作用する角速度に応じた回
転速度で移動する。実際の角速度回転方向の振動モード
の進行速度は次式(8)で与えられる。
【0036】
【数9】
【0037】n=2の場合におけるこの模様を図5に示
す。ここで、ψ1、ψ2は次式で示され、円周方向波数2
の振動モード9は非回転時の形成位置からψ2 だけ回転
した位置に形成される。
【0038】
【数10】
【0039】次式を満足する円周上の任意の2点
θ1 (r),θ2 (r)に励振駆動部2a、2bが配置され、そ
れによって円筒または円環型弾性振動体1が共振状態に
あり、弾性体1上に円周方向波数nの振動モードが励起
されているものとする。
【0040】
【数11】
【0041】励振駆動部2a、2bには電磁石を用い、
上記2点で同位相の電磁力を発生することにより、この
ような振動モードを円周上に励起することができる。一
方、次式を満足する円周上の任意の2点θ1 (s),θ2 (s)
に、その点での円周方向または半径方向の弾性変位及び
弾性速度が測定可能なセンサ3a、3bが配置されてい
るものとする。
【0042】
【数12】
【0043】これには、図1で示したように歪みゲージ
に代表される圧電素子を弾性振動体1の側面に接着して
用いるのが一つの手法である。n=2、n=3の場合の
励振駆動部2a、2b及び弾性変位及び弾性速度検出用
センサ3a、3bの配置位置の一例をそれぞれ図6、図
7に示す。ただし、図6において、下式に示す関係を有
する。
【0044】
【数13】
【0045】また、図7において、下式に示す関係を有
する。
【0046】
【数14】
【0047】このセンサ出力から弾性変位信号算出部4
及び弾性速度信号算出部5において、モーダルフィル
タ、モーダル速度フィルタを構成することによって、式
(3)に示す円周方向変位または式(4)に示す半径方
向変位における展開係数(モード振幅)an、bnとその
微分値(モード振幅速度)dan/dt、dbn/dtが
得られる。あるいは後者の展開係数の微分値dan/d
t、dbn/dtを得るためのモーダル速度フィルタと
しては、モーダルフィルタの出力を数値微分したり、オ
ブザーバを構成することが考えられる。これらの信号値
を用いて円環に作用する角速度ωは、円周方向θの向き
を正にとると、角速度算出部6において次式(9)より
求めることができる。
【0048】
【数15】
【0049】ここで、an(0)、bn(0)、da
n(0)/dt、dbn(0)/dtはある基点となる時
刻(今の場合はt=0)での展開係数及びその速度値で
ある。
【0050】実施の形態1における角速度検出の流れを
図8に示す。すなわち、励振駆動部2a,2bにより、
弾性振動体1の円周上にわたって特定の弾性振動モード
を励起させ、弾性変位及び弾性速度検出用センサ3a,
3bにより弾性振動体1上の二点における弾性変位及び
弾性速度を検出し、それらの検出信号から、弾性変位信
号算出部4及び弾性速度信号算出部5において、式
(3)に示す円周方向変位または式(4)に示す半径方
向変位における展開係数(モード振幅)an、bnとその
微分値(モード振幅速度)dan/dt、dbn/dtを
得、さらに、角速度算出部6において、式(9)よりそ
れらの信号値を用いて円環に作用する角速度ωを求める
ものである。
【0051】したがって、実施の形態1によれば、円筒
または円環型弾性振動体1に対して、その連続体モデル
に基づき角速度検出手法が導出され、その手法は弾性振
動モードが弾性体上を角速度に応じた回転速度で移動す
る現象を利用して導かれているので、高精度な角速度検
出が可能である。また、角速度検出においては弾性振動
体上の2点における弾性変位信号及び弾性速度信号を検
出し、それから弾性体に作用する角速度を直接求めるこ
とが可能であり、特別な信号処理装置を必要とせず、マ
イクロコンピュータ等によって容易に実現可能で、装置
の小型、低コスト化が可能である。また、提案する角速
度検出手法は弾性振動体の形状のみに依存し、物性値等
には依存しないため、高精度な角速度検出が可能とな
る。
【0052】なお、図1では、円周上の2点での振動モ
ードの弾性変位を測定するのに、圧電素子を用い、それ
を側面に接着することによって測定を行ったが、変位セ
ンサとしては圧電素子の代わりにギャップセンサを用い
ることも可能である。ギャップセンサを用いると、非接
触で弾性体上の変位を測定可能なため、圧電素子を用い
た場合のようにセンサを弾性振動体の側面に接着する必
要がなく、振動体の質量分布を変更することなしに、そ
の変位を測定することが可能である。
【0053】円周にわたって励起された振動モードは、
式(8)で与えられる作用する角速度に応じた回転速度
で円環上を移動するため、角速度が大きくなることによ
って感度が低下するようなことは起こらない。また、式
(9)で与えられる角速度計算手法は、円周上の2点の
弾性変位信号と弾性速度信号のみしか必要としない。式
(9)の係数cn は弾性振動体の形状のみに依存するパ
ラメータで、その物性値等には依存しない。また、弾性
体に作用する角速度は式(9)によって解析的に与えら
れているので、角速度の計算に特別な信号処理装置を必
要としない。
【0054】実施の形態2.図9は実施の形態2に係る
振動型角速度検出装置を示す構成図である。図9におい
て、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号を付
してその説明は省略する。新たな符号として、10は弾
性変位信号算出部4及び弾性速度信号算出部5で算出さ
れた弾性変位及び速度信号に基づいて速度フィードバッ
ク信号を算出する速度フィードバック信号算出部、11
a、11bは算出された速度フィードバック信号による
制御力発生部である。
【0055】第n次振動モードのモード振幅an、bn
対する振動方程式は次式(10),(11)で与えられ
る。
【0056】
【数16】
【0057】ここで,ωn (0)は角速度が存在しない場合
の弾性振動体の第n次振動モードの固有振動数、fan
bnはそれぞれモード振幅an、bnに対するモード制御
力を表している。式(10),(11)において左辺第
2項の角速度ωに比例した項がコリオリ項で、これによ
って、モード振幅an、bnに対する振動方程式はカップ
リングしている。
【0058】今、式(10),(11)におけるコリオ
リ項をモード制御力fan、fbnによって適応的に消去す
ることを考える。制御力発生部11a、11bにおける
モード制御力fan、fbnを、弾性変位信号算出部4及び
弾性速度信号算出部5より算出されたモード振幅an
n及びモード振幅速度dan/dt、dbn/dtを用
いて次のように構成する。
【0059】
【数17】
【0060】ここで、ω*が制御則の式(12)、(1
3)における速度フィードバックゲインで、弾性振動体
に作用する角速度ωの適応値に相当している。また、式
(14)がその適応則で、速度フィードバック信号算出
部10において実行される。式(14)において、gn
は適応フィードバックゲインである。また、適応則の式
(14)において、モード振幅an(0)、bn(0)及
びモード振幅速度dan(0)/dt、dbn(0)/d
tの値は、角速度ωの適応値ω*を更新する度に、それ
らの値も更新されるものとする。この時、速度フィード
バック制御則の式(12)、(13)を用いると、ω*
の適応則の式(14)は弾性振動体に作用する角速度ω
を用いて次のように表される。
【0061】
【数18】
【0062】従って、適応値ω*は、弾性体に作用する
角速度ωに漸近的に収束する。このω*を振動体に作用
する角速度ωとして検出する。
【0063】第n次振動モードに対する振動方程式にお
けるコリオリ項は、上記適応速度フィードバックによっ
て消去されるため、角速度が存在しても弾性振動体上で
の振動モードの移動は生じない。このため、容易に励振
状態を維持することが可能である。また、式(14)で
与えられる適応則は、円周上の2点の弾性変位信号と弾
性速度信号のみしか必要としない。式(14)の係数c
n は弾性振動体の形状のみに依存するパラメータで、そ
の物性値等には依存しない。また、適応則の式(14)
は弾性変位信号及び弾性速度信号を用いて解析的に与え
られているので、それを実行する上で特別な信号処理装
置を必要としない。
【0064】実施の形態2における角速度検出の流れを
図10に示す。すなわち、速度フィードバック信号算出
部10により、弾性変位信号算出部4及び弾性速度信号
算出部5で算出されたモード振幅an、bn及びモード振
幅速度dan/dt、dbn/dtを用いて式(14)に
おける速度フィードバックゲインω*を求めて制御力発
生部11a,11bに与え、制御力発生部11a、11
bにおいては式(12),(13)に示すモード制御力
an、fbnによって式(10),(11)におけるコリ
オリ項を適応的に消去するようにすることで、速度フィ
ードバック信号算出部10で求められる適応値ω*は、
弾性体に作用する角速度ωに漸近的に収束するようにな
り、このω*を振動体に作用する角速度ωとして検出す
ることができる。
【0065】したがって、実施の形態2によれば、円筒
または円環型弾性振動体に対して、その連続体モデルに
基づき角速度検出手法が導出され、弾性体に作用する角
速度に応じた制御力を発生させることにより、弾性振動
体上に作用するコリオリ力の効果を打ち消しているの
で、振動モードは弾性振動体上で静止しており、容易に
励振状態を維持することが可能である。また、角速度検
出においては弾性振動体上の2点における弾性変位信号
及び弾性速度信号のみを利用しているので、特別な信号
処理装置を必要とせず、マイクロコンピュータ等によっ
て容易に実現可能で、装置の小型、低コスト化が可能で
ある。また、提案する角速度検出手法は弾性振動体の形
状のみに依存し、物性値等には依存しないため、高精度
な角速度検出が可能である。
【0066】実施の形態3.図11は実施の形態3に係
る振動型角速度検出装置を示す構成図である。図11に
おいて、図1に示す実施の形態1と同一部分は同一符号
を付してその説明は省略する。新たな符号として、12
は弾性変位信号算出部4により算出された弾性変位信号
に対する周波数処理部、13は角速度算出部である。
【0067】式(6)より角速度が存在しない場合の第
n次振動モードの固有振動数は次式で与えられる。
【0068】
【数19】
【0069】一方、角速度が存在する場合には、式
(7)より第n次振動モードの固有振動数は次式で与え
られる。
【0070】
【数20】
【0071】すなわち、円環型弾性振動体1に角速度が
作用することによって固有振動数は等価的に増加する。
【0072】角速度が存在しない場合の弾性体の固有振
動数はあらかじめ測定可能である。また、回転時におけ
る式(7)の動径rn の固有振動数は、円周上の2点に
配置された圧電素子3a、3bの信号から弾性変位信号
算出部4においてモーダルフィルタを構成しモード振幅
n、bnを求め、それを用いて動径rn を計算し、周波
数処理部12で処理を行うことにより求めることが可能
である。これらの信号値が得られると、角速度算出部1
3において式(15)を角速度ωについて解くことによ
り円環に作用する角速度ωが次のように求められる。
【0073】
【数21】
【0074】式(16)で与えられる角速度計算手法
は、円周上の2点の弾性変位信号のみしか必要としな
い。また、式(16)の係数cn は弾性振動体の形状の
みに依存するパラメータで、その物性値等には依存しな
い。
【0075】実施の形態3における角速度検出の流れを
図12に示す。すなわち、周波数処理部12において、
弾性変位信号算出部4により算出されたモード振幅を用
いて動径rn を計算し処理を行うことにより角速度が存
在する場合と存在しない場合の弾性体の固有振動数を求
め、さらに、角速度算出部13において式(15)を角
速度ωについて解くことにより、式(16)に示す円環
に作用する角速度ωが求められる。
【0076】したがって、実施の形態3によれば、円筒
または円環型弾性振動体に対して、その連続体モデルに
基づき角速度検出手法が導出され、弾性振動体の固有振
動数が作用する角速度に応じて連続的に変化する現象を
利用して導かれているので、高精度な角速度検出が可能
である。また、角速度検出においては弾性振動体上の2
点における弾性変位信号を検出し、それを周波数処理す
ることにより直接求めることが可能であり、マイクロコ
ンピュータ等によって容易に実現可能で、装置の小型、
低コスト化が可能である。また提案する角速度検出手法
は弾性振動体の形状のみに依存し、物性値等には依存し
ないため、高精度な角速度検出が可能である。
【0077】実施の形態4.図13は実施の形態4に係
る振動型角速度検出装置を示す構成図である。図13に
おいて、図1に示す実施の形態1及び図11に示す実施
の形態3と同一部分は同一符号を付してその説明は省略
する。新たな符号として、14は第1及び第2の角速度
算出部6及び13においてそれぞれ算出された角速度と
あらかじめ与えられた基準角速度との比較演算を行うこ
とにより角速度を検出して出力する比較演算部である
【0078】一般に、コリオリ力は作用する角速度に比
例した力であるのに対し、遠心力は角速度の2乗に比例
した力である。従って、角速度が比較的大きい領域で
は、実施の形態1によるコリオリ力に基づく角速度よ
り、実施の形態3による遠心力に基づく角速度の方が検
出感度が優れているものと考えられる。そこで、それぞ
れの手法により検出された角速度とあらかじめ与えられ
た基準角速度とを比較演算部14で比較し、角速度が基
準角速度より小さい領域では実施の形態1による検出角
速度を主に用い、角速度が基準角速度より大きい領域で
は実施の形態3による検出角速度を主に用いるといっ
た、実施の形態1と実施の形態3を組み合わせた角速度
検出手法が考えられる。
【0079】このように、実施の形態1と実施の形態3
を組み合わせて、それらの検出値と基準角速度とを比較
演算することにより、円環型弾性振動体1に作用する角
速度の検出感度を上げることができる。
【0080】この場合の角速度検出の流れを図14に示
す。すなわち、第1の角速度算出部6により、式(1
6)にしたがって角速度を算出すると共に、第2の角速
度算出部13により、式(9)にしたがって角速度を算
出し、比較演算部14においては、各角速度とあらかじ
め与えられた基準角速度とを比較し、角速度が基準角速
度より小さい領域では実施の形態1による検出角速度を
出力し、角速度が基準角速度より大きい領域では実施の
形態3による検出角速度を出力する。
【0081】したがって、実施の形態4によれば、円筒
または円環型弾性振動体に対して、その連続体モデルに
基づき角速度検出手法が導出され、それは弾性振動モー
ドが弾性体上を角速度に応じた回転速度で移動する現象
またはそれに応じて固有振動数が連続的に変化する現象
を利用して導かれているので、高精度な角速度検出が可
能である。特に、角速度が比較的小さな領域では前者に
基づく手法を主に用い、大きな領域では後者に基づく手
法を主に用いることにより、角速度の検出感度を向上さ
せることが可能である。また、角速度検出においては弾
性振動体上の2点における弾性変位信号及び弾性速度信
号を検出し、それから弾性体に作用する角速度を直接求
めることが可能であり、マイクロコンピュータ等によっ
て容易に実現可能で、装置の小型、低コスト化が可能で
ある。また、提案する角速度検出手法は弾性振動体の形
状のみに依存し、物性値等には依存しないため、高精度
な角速度検出が可能である。
【0082】上述した各実施の形態においては、振動解
析を厳密な連続体モデルを用いて行い、それに基づいて
角速度計算手法を導いているので、バネ質点モデルと比
較して高精度な角速度計を構成することができる。ま
た、検出信号として円周上の二点における弾性変位信号
およびそれから求められる弾性速度信号のみを用いてい
るので、装置の小型化が可能となり、さらに円筒または
円環に作用する角速度はこれらの信号値を用いて解析的
に導出されているので、マイクロコンピュータ等を用い
て容易に実現可能であり、低コスト化が可能となる。さ
らに、導出される角速度計算手法におけるゲインは、弾
性振動体の形状のみに依存し、物性値等には依存しない
ため、その同定も容易になる。
【0083】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、円筒
または円環型弾性振動体に対して、その連続体モデルに
基づき角速度検出手法が導出され、その手法は弾性振動
モードが弾性体上を角速度に応じた回転速度で移動する
現象を利用して導かれているので、高精度な角速度検出
が可能である。また、角速度検出においては弾性振動体
上の2点における弾性変位信号及び弾性速度信号を検出
し、それから弾性体に作用する角速度を直接求めること
が可能であり、特別な信号処理装置を必要とせず、マイ
クロコンピュータ等によって容易に実現可能で、装置の
小型、低コスト化が可能である。また、提案する角速度
検出手法は弾性振動体の形状のみに依存し、物性値等に
は依存しないため、高精度な角速度検出が可能となる。
【0084】また、円筒または円環型弾性振動体に対し
て、その連続体モデルに基づき角速度検出手法が導出さ
れ、弾性体に作用する角速度に応じた制御力を発生させ
ることにより、弾性振動体上に作用するコリオリ力の効
果を打ち消しているので、振動モードは弾性振動体上で
静止しており、容易に励振状態を維持することが可能で
ある。また、角速度検出においては弾性振動体上の2点
における弾性変位信号及び弾性速度信号のみを利用して
いるので、特別な信号処理装置を必要とせず、マイクロ
コンピュータ等によって容易に実現可能で、装置の小
型、低コスト化が可能である。また、提案する角速度検
出手法は弾性振動体の形状のみに依存し、物性値等には
依存しないため、高精度な角速度検出が可能となる。
【0085】また、円筒または円環型弾性振動体に対し
て、その連続体モデルに基づき角速度検出手法が導出さ
れ、弾性振動体の固有振動数が作用する角速度に応じて
連続的に変化する現象を利用して導かれているので、高
精度な角速度検出が可能である。また、角速度検出にお
いては弾性振動体上の2点における弾性変位信号を検出
し、それを周波数処理することにより直接求めることが
可能であり、マイクロコンピュータ等によって容易に実
現可能で、装置の小型、低コスト化が可能である。また
提案する角速度検出手法は弾性振動体の形状のみに依存
し、物性値等には依存しないため、高精度な角速度検出
が可能となる。
【0086】さらに、円筒または円環型弾性振動体に対
して、その連続体モデルに基づき角速度検出手法が導出
され、それは弾性振動モードが弾性体上を角速度に応じ
た回転速度で移動する現象またはそれに応じて固有振動
数が連続的に変化する現象を利用して導かれているの
で、高精度な角速度検出が可能である。特に、角速度が
比較的小さな領域では前者に基づく手法を主に用い、大
きな領域では後者に基づく手法を主に用いることによ
り、角速度の検出感度を向上させることが可能である。
また、角速度検出においては弾性振動体上の2点におけ
る弾性変位信号及び弾性速度信号を検出し、それから弾
性体に作用する角速度を直接求めることが可能であり、
マイクロコンピュータ等によって容易に実現可能で、装
置の小型、低コスト化が可能である。また、提案する角
速度検出手法は弾性振動体の形状のみに依存し、物性値
等には依存しないため、高精度な角速度検出が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における振動型角速
度検出装置の構成を示す図である。
【図2】 この発明の角速度検出装置における円筒また
は円環型弾性振動体の部分説明図である。
【図3】 この発明の角速度検出装置における非回転時
の円周方向波数2の振動モードの説明図である。
【図4】 座標(an、bn)から(rn、φn)への極座
標変換を表す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態1における角速度検出
に係る円周方向波数2の場合におけるコリオリ力による
弾性振動モードの移動を表す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態1における角速度検出
に係る円周方向波数2の場合における励振駆動部と弾性
変位及び弾性速度検出用センサの配置図である。
【図7】 この発明の実施の形態1における角速度検出
に係る円周方向波数3の場合における励振駆動部と弾性
変位及び弾性速度検出用センサの配置図である。
【図8】 この発明の実施の形態1における角速度検出
の流れを示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態2における振動型角速
度検出装置の構成を示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における角速度検
出の流れを示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態3における振動型角
速度検出装置の構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態3における角速度検
出の流れを示す説明図である。
【図13】 この発明の実施の形態4における振動型角
速度検出装置の構成を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態4における角速度検
出の流れを示す説明図である。
【図15】 従来の振動ジャイロを示す斜視図である。
【図16】 従来の円筒振動式角速度計を示す斜視図で
ある。
【図17】 図16に示した従来の円筒振動式角速度計
における振動モードと等価バネ質点モデルの説明図であ
る。
【図18】 図15に示した従来の振動ジャイロにおけ
るコリオリ力による振動モードの移動を表す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 円筒または円環型弾性振動体、2a、2b 励振駆
動部、3a、3b 弾性変位及び弾性速度検出用セン
サ、4 弾性変位信号算出部、5 弾性速度信号算出
部、6 角速度算出部、10 速度フィードバック信号
算出部、11a、 11b 制御力発生部、12 周波
数処理部、13 角速度算出部、14 比較演算部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒または円環型弾性振動体と、 上記弾性振動体の円周上に特定の弾性振動モードを励起
    させる励振駆動部と、 上記弾性振動体上の二点における弾性変位及び弾性速度
    を検出する弾性変位及び弾性速度検出用センサと、 上記センサの出力に基づいて弾性変位信号を算出する弾
    性変位信号算出部と、 上記センサの出力に基づいて弾性速度信号を算出する弾
    性速度信号算出部と、 上記弾性変位信号及び上記弾性速度信号に基づいて上記
    弾性振動体に作用するコリオリ力による振動モードの移
    動に基づく角速度を算出する角速度算出部とを備えた振
    動型角速度検出装置。
  2. 【請求項2】 円筒または円環型弾性振動体と、 上記弾性振動体の円周上に特定の弾性振動モードを励起
    させる励振駆動部と、 上記弾性振動体上の二点における弾性変位及び弾性速度
    を検出する弾性変位及び弾性速度検出用センサと、 上記センサの出力に基づいて弾性変位信号を算出する弾
    性変位信号算出部と、 上記センサの出力に基づいて弾性速度信号を算出する弾
    性速度信号算出部と、 速度フィードバック信号に基づいて上記弾性振動体に作
    用するコリオリ力の効果を打ち消すモード制御力を発生
    する制御力発生部と、 上記弾性変位信号及び上記弾性速度信号に基づいて上記
    弾性振動体に作用する角速度に適応的に漸近する速度フ
    ィードバックゲインを算出して速度フィードバック信号
    として上記制御力発生部に出力すると共に上記速度フィ
    ードバックゲインを上記弾性振動体に作用する角速度と
    して検出して出力する速度フィードバック信号算出部と
    を備えた振動型角速度検出装置。
  3. 【請求項3】 円筒または円環型弾性振動体と、 上記弾性振動体の円周上に特定の弾性振動モードを励起
    させる励振駆動部と、 上記弾性振動体上の二点における弾性変位を検出する弾
    性変位検出用センサと、 上記センサの出力に基づいて弾性変位信号を算出する弾
    性変位信号算出部と、 上記弾性変位信号を用いた周波数処理により角速度が存
    在しない場合と存在する場合の弾性振動体の固有振動数
    を求める周波数処理部と、 上記周波数処理部からの出力に基づいて回転により弾性
    振動体に作用する遠心力による固有振動数の変化に基づ
    く角速度を算出する角速度算出部とを備えた振動型角速
    度検出装置。
  4. 【請求項4】 円筒または円環型弾性振動体と、 上記弾性振動体の円周上に特定の弾性振動モードを励起
    させる励振駆動部と、 上記弾性振動体上の二点における弾性変位及び弾性速度
    を検出する弾性変位及び弾性速度検出用センサと、 上記センサの出力に基づいて弾性変位信号を算出する弾
    性変位信号算出部と、 上記センサの出力に基づいて弾性速度信号を算出する弾
    性速度信号算出部と、 上記弾性変位信号及び上記弾性速度信号に基づいて上記
    弾性振動体に作用するコリオリ力による振動モードの移
    動に基づく角速度を算出する第1の角速度算出部と、 上記弾性変位信号を用いた周波数処理により角速度が存
    在しない場合と存在する場合の弾性振動体の固有振動数
    を求める周波数処理部と、 上記周波数処理部からの出力に基づいて回転により弾性
    振動体に作用する遠心力による固有振動数の変化に基づ
    く角速度を算出する第2の角速度算出部と、 上記第1と第2の角速度算出部により算出された各角速
    度を予め設定された基準角速度と比較して、角速度が基
    準角速度より小さい領域では上記第1の角速度算出部に
    より算出された角速度を出力すると共に角速度が基準角
    速度より大きい領域では上記第2の角速度算出部により
    算出された角速度を出力する比較演算部とを備えた振動
    型角速度検出装置。
JP10109821A 1998-04-20 1998-04-20 振動型角速度検出装置 Pending JPH11304493A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012070533A1 (ja) * 2010-11-24 2012-05-31 シャープ株式会社 太陽電池モジュールおよび太陽光発電装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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