JPH11305145A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JPH11305145A
JPH11305145A JP10117475A JP11747598A JPH11305145A JP H11305145 A JPH11305145 A JP H11305145A JP 10117475 A JP10117475 A JP 10117475A JP 11747598 A JP11747598 A JP 11747598A JP H11305145 A JPH11305145 A JP H11305145A
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zoom
endoscope
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内視鏡装置の初期設定を容易にして、簡単に
かつ迅速に内視鏡検査を行うことができる内視鏡装置を
提供する。 【解決手段】 内視鏡2の先端部13の対物レンズ系3
4に設けたズームレンズ38は、アクチュエータ39と
連結され、ズーム制御装置6内の駆動部41から出力さ
れる駆動信号によるアクチュエータ39の移動と共に光
軸方向に移動する。電源スイッチ46をONする操作を
行うと、その操作で移動指示信号が制御回路43を構成
するCPUに入力され、このCPUはアクチュエータ3
9を広角側に移動する信号の波形データを読み出させた
後D/A変換等させて駆動部41からその信号を出力さ
せ、ズームレンズ38は通常の内視鏡検査の初期設定で
必要となる所定位置として最広角端まで自動的に移動さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータに
より挿入部先端部に設けたレンズを移動して変倍する内
視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分
野で広く用いられるようになった。例えば、特開平9−
322566号公報の内視鏡装置では、対物光学系の一
部をズームレンズにて構成し、そのズームレンズを圧電
アクチュエータにより移動される被移動体に連結した構
造にして、ズームレンズを移動させることにより観察画
像の倍率を変化させるものが開示されている。このよう
な構成の内視鏡装置では1本の内視鏡により、変倍する
ことによってルーチン検査と精査観察ができるため、便
利である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した圧電アクチュ
エータを用いて内視鏡のズームレンズを構成する対物光
学系等の被駆動体を駆動するようにした場合、内視鏡観
察の初期設定時、体内へ挿入するときは広角像が見える
ように、少なくとも最拡大の状態よりは広角側の状態に
しておくことが必要である。
【0004】このため、従来は、ズーム制御装置も含め
た拡大内視鏡システムの電源をONにした後、ズームス
イッチにより、ズームレンズを例えば最広角端の所定位
置まで移動させてから挿入しなければならず、初期設定
の作業が煩わしかった。
【0005】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、内視鏡装置の初期設定を容易にし
て、簡単にかつ迅速に内視鏡検査を行うことができる内
視鏡装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】アクチュエータにより駆
動される被写体像を結ぶ対物光学系を有する内視鏡と、
前記内視鏡が着脱自在に接続され、前記アクチュエータ
を駆動制御する制御装置とを備えた内視鏡装置におい
て、前記制御装置に設けられた電源スイッチの操作によ
り発生される移動指示信号により、前記対物光学系を所
定の位置に移動するよう前記アクチュエータを駆動制御
する移動制御手段を設けることにより、電源スイッチを
操作するのみで移動指示信号が発生し、移動制御手段に
より対物光学系を最広角端等の所定位置に設定できるの
で、内視鏡装置の初期設定の作業を削減でき、簡単にか
つ迅速に内視鏡検査を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図7は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の
内視鏡装置の外観を示し、図2は第1の実施の形態の内
視鏡装置の全体構成を示し、図3は内視鏡の外観を示
し、図4は内視鏡の先端部に設けたアクチュエータの構
造を示し、図5は駆動信号の波形を示し、図6ズーム制
御装置の正面図を示し、図7はズーム制御装置内の概略
の構成及び電源スイッチをONにした場合のアクチュエ
ータに出力される出力波形等を示す。
【0008】図1及び図2に示す本発明の第1の実施の
形態の内視鏡装置1はズーム(拡大から広角まで任意の
倍率に調整できる)機能を備えたズーム式電子内視鏡
(以下、単に内視鏡と略記)2と、この内視鏡2のライ
トガイドに照明光を供給する光源装置3と、撮像手段に
対する信号処理を行うカメラコントロールユニッット
(CCUと略記)4と、CCU4から出力される映像信
号を表示するカラーモニタ5と、拡大/広角制御(単に
ズーム制御とも言う)を行うズーム制御装置6と、この
ズーム制御装置6に接続されたフットスイッチ7とを有
する。
【0009】図3に示すように内視鏡2は患者の体内等
に挿入される細長の挿入部8と、この挿入部8の基端に
設けられた操作部9と、この操作部9から一端が延出さ
れたユニバーサルコード11とを有し、このユニバーサ
ルコード11の他端に設けたコネクタ12(図1参照)
は光源装置3に着脱自在で接続される。
【0010】挿入部8は撮像手段が内蔵された硬質の先
端部13と、この先端部13の後端に設けられ湾曲自在
の湾曲部14と、この湾曲部14の後端に設けられた可
撓性を有する可撓管部15とからなり、操作部9に設け
た湾曲操作ノブ16を操作することにより、湾曲部14
を湾曲させることができる。
【0011】図1に示すようにコネクタ12にはビデオ
ケーブル17の一端のコネクタ18が接続され、このビ
デオケーブル17の他端のコネクタ19はCCU4に着
脱自在で接続される。
【0012】このコネクタ12にはズームケーブル20
の一端も接続され、このズームケーブル20の他端のズ
ームコネクタ21は接続コネクタ22を介して接続ケー
ブル23の一端と接続され、この接続ケーブル23の他
端のコネクタ24はズーム制御装置6に着脱自在で接続
される。なお、このズームコネクタ21はズームコネク
タ用防水キャップ25を取り付けることにより防水構造
にして洗滌などを行うことが可能である。また、ズーム
ケーブル20は、接続コネクタ22とズームコネクタ2
1とがない、接続ケーブル23を兼ねる一体型としても
良い。このときは、コネクタ24がズームコネクタ21
に置き換えられる。また、このズームケーブル20は、
コネクタ12と着脱自在に接続できるコネクタを有して
いても良い。
【0013】このズーム制御装置6にはリモートスイッ
チとしてのフットスイッチ7に一端が接続された接続コ
ード26の他端に設けたフットスイッチコネクタ27が
着脱自在で接続される。このフットスイッチ7は拡大操
作用フットスイッチ7aと、広角操作用フットスイッチ
7bとが設けてある。図3に示すようにこのフットスイ
ッチ7は足で踏んで操作し易いように斜面部分に拡大操
作用フットスイッチ7aと、広角操作用フットスイッチ
7bを設けている。例えば、フットスイッチ7の底面に
傾斜板をネジ等で取り付けたり、接着剤等で一体的に取
り付けたりしている。
【0014】図2に示すように内視鏡2内にはライトガ
イドファイバ31が挿通され、コネクタ12を光源装置
3に接続することにより、光源装置3内のランプ32か
らの照明光がライトガイドファイバ31の一端の入射端
に入射され、この照明光は伝送されて挿入部8の先端部
13に固定された他端からさらに照明レンズ33を経て
出射され、患部等の被写体を照明する。
【0015】この照明レンズ33が取り付けられた照明
窓に隣接して設けられた観察窓(或いは撮像窓)には対
物レンズ系34が設けられ、撮像素子、より具体的には
固体撮像素子としての例えば電荷結合素子(以下、CC
Dと略記する)35に照明された被写体の光学像を結ぶ
ようにして被写体像を撮像する撮像手段が設けてある。
【0016】このCCD35で撮像された撮像信号はプ
リアンプ36で増幅された後、CCU4内のビデオ信号
処理回路37に入力され、標準的な映像信号が生成さ
れ、この映像信号はモニタケーブルを介してカラーモニ
タ5に入力され、モニタ画面には被写体の画像が表示さ
れる。
【0017】本実施の形態では対物レンズ系34は一部
のレンズが矢印で示すように光軸方向に移動可能に配置
して、移動により変倍するズームレンズ38を設けてい
る。このズームレンズ38は一般のいわゆるズームレン
ズ(変倍してもフォーカス点が変わらない)と異なり、
変倍するとフォーカス点が変化する(変倍レンズであ
る)。また、変倍した場合、広角側では例えば被写界深
度が5〜100mmで、拡大側では被写界深度が2〜5
mmに変化する。
【0018】この先端部13にはズームレンズ38を光
軸方向に移動するアクチュエータ39が設けられてい
る。このアクチュエータ39はズーム制御装置6内に設
けられた駆動部41からの駆動信号により駆動される。
【0019】図4はアクチュエータ39の具体的な構造
を示す。先端部13を構成する先端部本体61の観察窓
62に隣接して設けられたアクチュエータ収納部63に
アクチュエータ39が収納されている。
【0020】このアクチュエータ収納部63に固定され
た円管(シリンダ)64内には、この内周面に嵌合する
外径の円板ないしは円柱形状で、光軸と平行な円管64
の軸方向に移動自在の移動体65が収納され、この移動
体65の前端中央には出力軸39aが取付けられ、この
移動体65の後端面の中央の取付穴には圧電特性を有す
る圧電体67の前端が固定されている。
【0021】この移動体65は円管64の内周面に圧接
するように外向きに弾性的に拡開する複数の脚部65a
が円筒形状を形成するように設けてあり、各脚部65a
の後端の凸部が円管64の内周面に圧接し、両者の間に
摩擦力が働くようにしている。
【0022】従って、この摩擦力より小さな力で移動体
65を移動させようとする力が作用した場合には移動体
65の移動は抑制され、この摩擦力より大きな力で移動
体65を移動させる力が作用した場合には移動体65は
摩擦力に打ち勝って移動する。本実施の形態ではこの摩
擦力より大きい力を発生させるために急峻に変化する波
形を持つ駆動信号をアクチュエータ39に印加するイン
パクト型圧電アクチュエータを採用している。
【0023】前端が移動体65に取り付けられた圧電体
67にはその電極に信号線68が接続され、この信号線
68はズーム制御装置6内の駆動部41と接続され、こ
の駆動部41から出力される駆動信号により駆動され
る。
【0024】また、出力軸39aには連結アーム69の
一端が連結され、この連結アーム69の他端側は移動体
65により駆動(移動)される被駆動体を構成するズー
ムレンズ38が取り付けられた移動可能なレンズ枠70
に固定されている。
【0025】そして、アクチュエータ39を駆動してそ
の出力軸39aと共に、連結アーム69を介してズーム
レンズ38が取り付けられた移動可能なレンズ枠70が
光軸方向に移動し、ズームレンズ38を広角側と拡大側
とに移動設定できるようにしている。
【0026】圧電体67は例えばチタン酸バリウム、チ
タン酸ジルコン酸鉛、磁器等のセラミックスの圧電部材
を積層してそれらに電極を設けて形成されている。駆動
部41は図5に示すような駆動信号を発生し、圧電体6
7は駆動信号の印加により、図4で光軸と平行な方向に
機械的に伸び或いは収縮をする。
【0027】より具体的には、駆動部41は図5(A)
に示すように正弦波を全波整流して反転したような波形
の駆動信号(第1の駆動信号とも言う)と、図5(B)
に示すように、正弦波を全波整流したような波形の駆動
信号(第2の駆動信号とも言う)とを出力する。なお、
図5で横軸は時間、縦軸は駆動信号の電圧を示し、各駆
動信号は例えば90Vの振幅を有する。これら駆動信号
の波形は圧電体67を時間的にゆっくり伸び或いは縮ま
せる波形部分と、急峻に伸び或いは縮ませる波形部分と
がある。
【0028】例えば、第1の駆動信号が圧電体67に印
加された場合には電圧波形がゆっくり上昇するように変
化する部分からその時間微分波形が不連続で反転して急
峻に下降する波形部分(この場合、圧電体67が急に縮
む方向に変化する)部分において、移動体65は図3で
左側に例えば駆動信号1周期あたり数ミクロン程度移動
する。
【0029】この移動体65の移動によりアクチュエー
タ39全体が図4で左側に移動し、このアクチュエータ
39の移動と共に、ズームレンズ38も左側に移動し
て、この場合には対物レンズ系34は移動前より広角の
レンズ状態になる。
【0030】一方、第2の駆動信号が圧電体97に印加
された場合にはアクチュエータ39は図4で右側に移動
され、このアクチュエータ39の移動と共に、ズームレ
ンズ38も右側に移動して、この場合には対物レンズ系
34はより拡大のレンズ状態になる。
【0031】本実施の形態では基本的には図5(A)或
いは(B)の駆動信号における1周期分で微小距離を移
動させ、この駆動信号の1周期を単位としてフットスイ
ッチ7等のリモートスイッチが操作された場合に1回押
された際に出力される駆動信号数を制御したり(ステッ
プモード)或いは押された時間中での駆動信号が出力さ
れる時間(スピードモード)を段階的に設定可能にし
て、術者が選択したレベルのものでズームレンズ38の
移動を行うことができるようにしている。
【0032】図3に示すように操作部9には湾曲ノブ1
6の近傍にアクチュエータ操作用のズームスイッチ40
が設けてある。なお、この湾曲ノブ16の近傍には送気
・送水の操作を行う送気・送水ボタン10aと、吸引の
操作を行う吸引ボタン10bも設けてある。図2に示す
ようにリモートスイッチとしての上記ズームスイッチ4
0及びフットスイッチ7の操作によるその出力信号(ス
イッチ信号)はズーム制御装置6内の制御回路43に入
力される。
【0033】上記ズームスイッチ40は、拡大側(TE
LE側以下、T方向)と、広角側(WIDE方向以下、
W方向)用にそれぞれ2つのスイッチを設けた構成にし
ている。
【0034】本実施の形態では、上記ズームスイッチ4
0は、詳しくは、図2或いは図3に示す様に中立点を有
する2段式スイッチになっておりT方向の1段目にT1
スイッチ44a、2段目にT2スイッチ44bが割り振
られている。W方向も同様に1段目にW1スイッチ45
a、2段目にW2スイッチ45bが割り振られている。
【0035】従って、中立点から一方及び他方に傾けた
場合にそれぞれ傾き角に応じて2段階にスイッチがON
/OFFする2段式スイッチであり、この2段式スイッ
チは例えば傾動されるレバーと、このレバーの一方及び
他方への小さい角度の傾動位置にそれぞれ配置された位
置センサとしてのフォトインタラプタと、さらに大きい
角度の傾動位置にそれぞれ配置されたフォトインタラプ
タとにより構成できる。
【0036】各フォトインタラプタはレバーがその発光
素子と受光素子との間に設定された場合に、発光素子の
光が遮られることにより、スイッチONとなり、間に設
定されていない場合にはスイッチOFFとなるようにし
ている。
【0037】なお、1段目のスイッチT1或いはW1は
2段目のスイッチT2或いはW2よりも移動量或いは移
動速度が大きい粗動用スイッチで、2段目のスイッチT
2或いはW2は微動用スイッチである(フットスイッチ
7は例えば粗動用スイッチ、つまりスイッチT1或いは
W1の機能のみである)。
【0038】なお、このように中立点を有する2段式の
スイッチに限定されるものでなく、例えば2つの2段式
スイッチでズームスイッチ40を構成しても良い。他
に、例えば、傾動されるレバーの動きに従って移動する
電気的接点が、これとは別の2段に設けられた電気的接
点とお互いに接触することによりON/OFFされる2
段式スイッチとしても良い。また、上記ズームスイッチ
40は、移動速度の切り換えができる2段式でなく、粗
動用(微動用)のみの1段式としても良い。
【0039】図6に示すようにズーム制御装置6の正面
には電源スイッチ46とコネクタ24が着脱自在で接続
されるコネクタ受け47とが設けられ、これらの上方側
にモードの設定等を行うフロントパネル48が設けてあ
る。
【0040】このフロントパネル48には、リモートス
イッチを1回押した場合にアクチュエータ39(或いは
ズームレンズ38)を所定量づつステップ移動させるス
テップモードで動作させる設定を行うステップモードス
イッチ49と、リモートスイッチを押した場合に押した
時間だけ連続的に移動させるスピードモードスイッチ
(或いは連続移動モードスイッチ)50とが設けてあ
る。
【0041】また、ステップモード及びスピードモード
において、その移動量或いは移動速度を複数段階に設定
するスイッチ49a〜49e、50a〜50eが設けて
ある。これらのスイッチ49a〜49e、50a〜50
eは選択するスイッチ機能の他に選択されたことを示す
インジケータ機能とを備えている。
【0042】例えばスピードモードからステップモード
に切り換えるためにステップモードスイッチ49を押す
と、例えば初期設定状態のままでは(レベルが)3のス
イッチ49cの選択状態のステップモードに設定され、
このスイッチ49c部分が(内部のLED等のインジケ
ータによる)点灯で術者に分かるようにしている。
【0043】ステップモードではリモートスイッチを1
回押した場合にある時間T1内に駆動信号が出力される
信号数をスイッチ49a〜49eで5段階に設定でき
る。
【0044】例えば図6で(レベルが)1のスイッチ4
9aはこの信号数が最も少なく、(レベルが)5のスイ
ッチ49eではこの信号数が最も多くなるように順次段
階的に設定されている。そして、(レベルが)3のスイ
ッチ49cでは中間の信号数であり、通常はこの設定で
十分に移動操作を行うことができる値に設定されてい
る。
【0045】また、長期の使用により、アクチュエータ
39の特性が低下しても、その場合には(レベルが)4
のスイッチ49d或いは(レベルが)5のスイッチ49
eに設定することにより、(特性が低下していない)通
常の使用状態と同等な操作性が得られるようにしてい
る。
【0046】また、スピードモードでも類似の機能を設
けている。このスピードモードではリモートスイッチを
押した場合にある単位の時間T1内に駆動信号が出力さ
れる時間T2をスイッチ50a〜50eで5段階に設定
できる。例えば図6で(レベルが)1のスイッチ50a
は駆動信号が出力される時間T2が最も短く、(レベル
が)5のスイッチ50eではこの時間T2が最も長くな
るように順次段階的に設定されている。
【0047】そして、(レベルが)3のスイッチ50c
では中間の時間T2であり、通常はこの設定で十分に移
動操作を行うことができる値に設定される。例えば、こ
のスイッチ50cの状態で、リモートスイッチを押した
場合には最広角端から最拡大端まで、或いは最拡大端か
ら最広角端までの移動を1秒で移動できるようにしてい
る。
【0048】また、長期の使用により、アクチュエータ
39の特性が低下しても、その場合には(レベルが)4
のスイッチ50d或いは(レベルが)5のスイッチ50
eに設定することにより、(特性が低下していない)通
常の使用状態と同等な操作性が得られるようにしてい
る。
【0049】図7(A)はズーム制御装置6の内部の機
能的な構成を示す。フットスイッチ7、ズームスイッチ
40及びフロントパネル48のモードスイッチ49等を
操作した場合には、それぞれの信号はI/Oポート52
を介してCPU53に入力される。
【0050】このCPU53にはモード選択情報等を格
納したり、CPU53がプログラムに従って処理する作
業エリアに使用されるRAM54が接続されている。ま
た、本実施の形態では、電源スイッチ46をONした場
合には、図7(A)に示すような処理系でアクチュエー
タ39を駆動するようにしている。
【0051】つまり、電源スイッチ46がONすると、
そのON操作でズーム制御装置6内の図示しない電源回
路がONすると共に、そのON操作の信号はI/Oポー
ト52を介してCPU53に対しアクチュエータ39を
最広角端に移動させる移動指示信号Sa(例えばOFF
からONとなる2値信号で、その具体例は例えば図11
(A)参照)として入力される。即ち、電源スイッチ4
6をONすると、その操作でアクチュエータ39を最広
角端に移動させる移動指示信号Saを発生する。
【0052】CPU53はこの移動指示信号Saを受け
取ると、その指示内容に従ってフィールド・プログラマ
ブル・ゲートアレイ(FPGAと略記)55に対してR
OM56に予め書き込んである駆動データを読み出す制
御信号を送り、FPGA55はこの制御信号によりRO
M56に対応するアドレス信号を印加して、アクチュエ
ータ39を広角側に移動する第1の駆動信号(図5
(A)参照)のデジタルデータを読み出す。
【0053】この駆動信号データはD/Aコンバータ5
7によりアナログの信号に変換され、駆動部41を構成
する増幅回路58に入力され、この増幅回路58からア
クチュエータ39に対し、図7(B)に示す信号Sbを
例えば時間Taだけ、出力する。
【0054】アクチュエータ39にはこの信号Sbが時
間Taだけ継続して印加されることにより、ズームレン
ズ38をその光軸上で(対物レンズ系34が)最も広角
状態となる最広角端まで移動する。
【0055】この場合、時間Ta内で出力される信号S
bの第1の駆動信号数(パルス数とも略記)は例えば最
も拡大側となる最拡大端の位置から最広角端まで移動す
るのに必要なパルス数よりも大きく設定してある。
【0056】従って、本実施の形態によれば、図1或い
は図2のように接続して、ズーム制御装置6の電源スイ
ッチ46をONした場合には、初期設定動作で図7
(B)に示すようにアクチュエータ駆動用の信号Sbが
アクチュエータ39に印加され、ズームレンズ38はそ
の前の状態でどの位置で有っても最広角端の位置に設定
される。
【0057】従って、体腔内に挿入して内視鏡検査を行
おうとする場合、従来では広角操作用スイッチ7b或い
はズームスイッチ40のW1スイッチ45a、或いはW
2スイッチ45bを操作しなくても、ズーム制御装置6
の電源スイッチ46をONするのみの操作でその操作で
自動的に最広角端に設定できる。
【0058】このため、術者が内視鏡検査を行うのに必
要な操作を削減でき、より簡単な操作でより迅速に内視
鏡検査を行うことが可能となる。なお、上述のように電
源スイッチ46をONした場合にズームレンズ38を最
広角端の位置に移動設定する信号Sbは図7(B)から
分かるように第1の駆動信号が連続して出力されるの
で、第1の駆動信号により最大の速度、つまり最小の時
間で最広角端に設定されることになる。
【0059】なお、本実施の形態では上述のように電源
スイッチ46をONした場合には、図7(B)に示す信
号Sbをアクチュエータ39に印加してズームレンズ3
8をその光軸上で最も広角となる最広角端まで移動する
と説明したが、図7(C)に示すような信号Sb′をア
クチュエータ39に印加しても良い。
【0060】つまり、図7(B)と同様に信号Sbを時
間Taだけ継続して出力することにより、ズームレンズ
38をその光軸上で最も広角となる最広角端まで移動し
た後、第2の駆動信号を時間Tbだけ継続して出力する
ことにより、最広角端から拡大側に所定位置まで移動す
るようにしても良い(この所定位置は最広角端と最拡大
端との中間の適宜の位置である)。
【0061】また、術者が頻繁に使用するレンズ位置が
ある場合には、そのレンズ位置に設定するスイッチ或い
はボタンを押した場合には、図7(C)に示すような信
号Sb′を出力させて常に同じレンズ位置にズームレン
ズ38を設定できるようにしても良い。
【0062】なお、CPU53が暴走した場合には、図
示しないリセットスイッチを押すことにより、CPU5
3はリセットされ、電源スイッチ46がONされた場合
と同様に例えば図7(B)に示す信号Sbをアクチュエ
ータ39に印加してズームレンズ38を最広角端の位置
に設定する。
【0063】なお、CPU53の動作を監視して、CP
U53が暴走したことを検出した場合には、その出力で
図示しないリセットスイッチを押して、上記動作を自動
的に行い、最広角端に自動復帰させるようにしても良
い。
【0064】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図8を参照して説明する。図8(A)は第
2の実施の形態におけるズーム制御装置6の機能的な構
成を示す。本実施の形態では、電源スイッチ46をON
状態からOFF状態にした場合に、ズームレンズ38を
その光軸上で最も広角となる最広角端まで移動するよう
にしたものである。
【0065】このため、図7において、電源スイッチ4
6をONからOFFにした操作信号Sc8図8(B)参
照)はI/Oポート52を介してCPU53に入力され
ると共に、ズーム制御装置6内に設けたタイマ回路71
のトリガ入力端に印加されるようにしている。
【0066】このタイマ回路71はトリガ入力端の信号
レベルがHからLに立ち下がると、起動してその立ち下
がりから所定の時間Tcの後にその出力端のレベルがH
からLに立ち下がる信号Sd(図8(C)参照)を出力
するタイマである。
【0067】このタイマ回路71の出力信号Sdはこの
ズーム制御装置6内部の図示しない電源トランスと電源
コード72の基端が接続される電源コンセント73との
間に設けたリレースイッチ74のON/OFF制御端に
印加され、信号SdがHの場合にはリレースイッチ74
をONにし、Lの場合にはリレースイッチ74をOFF
にする。電源コード72の他端のプラグ75は図示しな
い商用交流電源に接続される。
【0068】一方、上記CPU53は操作信号Scを検
出すると、図7で説明したのと同様に増幅回路58を経
てアクチュエータ39を駆動する駆動信号Sb(図8
(D)参照)を出力する。
【0069】この駆動信号Sbは図7(B)に示した
(電源スイッチ46がONされた場合に出力される)駆
動信号Sbと同じである。つまり、時間Tcより短い時
間Taだけ第1の駆動信号を出力し、ズームレンズ38
を最広角端に移動設定することになる。その他は図7で
説明したものと同様の構成であり、その説明を省略す
る。
【0070】本実施の形態においても、電源スイッチ4
6をOFFにする操作を行うと、ズームレンズ38は最
広角端に移動設定されるので、次に内視鏡検査を行う場
合にはズームレンズ38を最広角端に移動する操作を行
うことが必要なく、内視鏡検査を迅速に行うことができ
る。
【0071】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態を図9を参照して説明する。図9(A)は第3の
実施の形態におけるズーム制御装置6の機能的な構成を
示す。本実施の形態は図7(A)に示すズーム制御装置
6において、さらに優先して最広角端に復帰させる指示
を行う優先ワイド復帰スイッチ59をフロントパネルに
設けたものである。
【0072】そして、この優先ワイド復帰スイッチ59
を押してこのスイッチ59をONした場合に出力される
優先ワイド復帰の指示信号SeはI/Oポート52を介
してCPU53に入力される。
【0073】CPU53はこの指示信号Seを検出する
と、電源スイッチ46がONされた場合と同様に図9
(B)に示す信号Sbをアクチュエータ39に出力す
る。
【0074】つまり、本実施の形態では図7の第1の実
施の形態と同様に、電源スイッチ46がONされた場合
には図9(B)に示す信号Sbをアクチュエータ39に
出力すると共に、さらに優先ワイド復帰スイッチ59を
押した場合にも図9(B)に示す信号Sbをアクチュエ
ータ39に出力してズームレンズ38を最広角端に設定
する。
【0075】なお、優先ワイド復帰スイッチ59を操作
した際の指示信号SeをCPU53は検出すると、他の
スイッチによる指示よりも優先して、アクチュエータ3
9を最広角端に移動する処理を実行する。
【0076】このように本実施の形態では優先ワイド復
帰スイッチ59を設けているので、例えば内視鏡検査中
にある組織をズームレンズ38を拡大状態にして詳細に
調べてその部分の検査を終了して、他の部位を検査しよ
うとする時にこの優先ワイド復帰スイッチ59を操作す
れば最広角状態に設定でき、周囲の状態を把握できるの
で、内視鏡先端を所望とする方向に移動する操作を迅速
かつ容易に行うことができる。
【0077】また、内視鏡検査により、検査部位に対し
て処置具により、例えば生検を行う必要が発生した場合
にも、この優先ワイド復帰スイッチ59を操作すれば最
広角状態に設定でき、処置具をチャンネル内に挿入した
際にその処置具がチャンネルの先端から突出する状態を
把握することができ、操作性を向上できる。
【0078】通常の拡大観察では、観察画像の微妙なピ
ント合わせが必要なため、ズームスピードは遅くなるよ
う設定されることが多い。しかし、この状態で緊急に広
角像を見たいときには、このままではズームスピードが
遅いため観察画像を最広角端まで移動させるのに時間が
かかる。また、高速で移動させるためには、ズーム制御
装置6でズーム速度を設定し直さなければならず、操作
性が悪い。しかし、本実施の形態では優先ワイド復帰ス
イッチ59を設けているので、この優先ワイド復帰スイ
ッチ59を操作すれば迅速に最広角端の状態に設定でき
る。
【0079】つまり、内視鏡検査中等において、必要に
応じて素早く最広角の状態に設定できるので、操作性を
向上或いは使い勝手を良くすることができる。また、例
えばズームスイッチ40における広角側にズームするW
1スイッチ45a等が壊れてしまい、観察画像を広角側
へ復帰させて広角観察することができないような場合に
も、優先ワイド復帰スイッチ59を操作して図9(B)
に示す信号Sbでズームレンズ38を最広角端の位置に
設定できる。
【0080】このため、拡大側のスイッチ操作が故障し
たような場合にも、この優先ワイド復帰スイッチ59に
よるそれを補完する機能を持たせることができる。その
他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0081】なお、優先ワイド復帰スイッチ59によ
り、最広角端の位置にズームレンズ38を設定するもの
に限らず、広角側の所定の位置に設定するものでも良
い。この場合には、図7(C)或いは図9(C)に示す
ような信号Sb′を出力すれば良い。つまり、まず図7
(B)或いは図9(B)の信号Sb部分で最広角端に移
動し、その後に第2の駆動信号を出力して、最広角端か
ら拡大側に移動して所定の位置に設定するようにすれば
良い。
【0082】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を説明する。本実施の形態は第1の実施の形
態と同様の構成であるが、その制御機能を変更したもの
である(このため、以下の説明では図7(A)のズーム
制御装置6を参照して説明する)。図10は第4の実施
の形態における電源投入の際のフローチャートを示す。
【0083】電源スイッチ46がONされると、まずス
テップS1に示すようにそのON信号、つまり移動指示
信号Sa(図11(A)参照)がI/Oポート52に入
力され、このI/Oポート52を経てステップS2のC
PU53内のカウンタのセットを行う。
【0084】つまり、CPU53はRAM54に格納さ
れている往復回数Nの値を計数値とする設定を行った
後、CPU53はステップS3の信号発生の指令を行
う。この信号発生の指令はFPGA55に送られ、FP
GA55はこの指令によりステップS4のROM56の
アドレス指定をする。つまり、ROM56における第2
の駆動波形データが格納されたアドレスと第1の駆動波
形データが格納されたアドレスとにそれぞれ時間Td及
びTeだけアクセスして第2の駆動波形データと第1の
駆動波形データとを時間Td及びTeだけ出力させる。
【0085】第2の駆動波形データと第1の駆動波形デ
ータはD/Aコンバータ57でアナログ信号に変換さ
れ、さらに増幅されて図11(A)に示す信号Sb″が
アクチュエータ39に印加される。この信号Sb″によ
り、ズームレンズ38は最初は拡大側に移動された後、
広角側に移動される。
【0086】FPGA55ではアドレス指定の後、ステ
ップS5の減算処理を行う。つまり、カウンタの計数値
(カウンタ値)Nを1つ減算し、さらに次のステップS
6のカウンタ値Nが0か否かの判断を行い、0以外の場
合にはステップS3に戻り再びステップS4、S5の処
理を繰り返す。
【0087】このようにして、N回、ステップS4、S
5の処理を繰り返すとカウンタ値が0となり、0を検出
した信号をCPU53に送り、CPU53はステップS
7の信号停止指令をFPGA55に出す。すると、FP
GA55はROM56に対し、アドレス指定を停止し、
ROM56からは駆動波形データが出力されなくなり、
ステップS8のアクチュエータ39への駆動信号の通電
が停止することになる。
【0088】この場合にはアクチュエータ39には図1
1(A)に示すように第2の駆動信号が時間Td継続し
たものと第1の駆動信号が時間Te継続したものを単位
として、N回繰り返されることになる。このような往復
移動の動作の後に、図7(B)に示す信号Sbを出力さ
せて、最広角端の位置に設定するようにしても良い。
【0089】本実施の形態ではこのように電源投入の際
に、アクチュエータ39を適宜回数N、往復移動させる
ようにしているので、アクチュエータ39の移動を安定
化することができる。
【0090】しばらくズーム制御装置6でアクチュエー
タ39を使用していないと、電源投入直後、ズーム速度
が遅くなる現象があり、所望の速度となるまでアクチュ
エータ39を数回往復動作させてから検査を開始する必
要があり、操作が煩雑であったが、本実施の形態ではこ
の操作を不要とすることができる。
【0091】つまり、電源投入された状態でアクチュエ
ータ39が殆ど移動していない状態では例えば図4の円
管64とこれに摺接する移動体65の複数の脚部65a
との摺接状態が不安定になることが起こっても、上述の
ように往復移動により摺動動作が繰り返すことにより平
均化されて安定した摺接状態に設定できる。なお、図1
1(B)に示すように例えば広角側に移動する信号S
b″′のみを例えば時間Tdを単位として2N回繰り返
すようにしても良い。
【0092】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態を説明する。本実施の形態におけるズーム制
御装置の機能的な構成を図12(A)に示す。電源投入
されると、CPU53等の有する機能による信号発生指
令手段82から信号発生指令をFPGA83に出力し、
このFPGA83はROM84から波形データを読み出
す。
【0093】この波形データは図示しないD/Aコンバ
ータでアナログ信号に変換された後、増幅回路85で増
幅されてアクチュエータ39に駆動信号として印加され
る。アクチュエータ39に流れる駆動信号の電流値は電
流検出回路86で検出され、さらにA/Dコンバータ8
7でデジタル信号に変換された後、FPGA83に入力
され、積分が行われる。この積分された電流面積はCP
U53等による判別回路88でしきい値設定回路89の
しきい値と比較される。
【0094】そしてしきい値以下の場合には、信号発生
指令回路82の動作を継続させ、しきい値以上の場合に
は停止させる。なお、この場合におけるアクチュエータ
39に流れる電流波形を図12(B)に示し、電流検出
回路86は一方の極性の面積を算出する。
【0095】本実施の形態では、アクチュエータ39が
安定した通常の動作状態になると、安定化しない初期状
態の場合よりも、アクチュエータ39に流れる駆動電流
の値が大きくなることを利用したものである。この場合
のフローによる説明図を図13に示す。
【0096】図13に示すように電源が投入されると、
その操作信号がステップS11のI/Oポートに入力さ
れ、さらにこのI/Oポートを経てCPU53により検
出され、CPUはステップS12に示すように信号発生
指令の処理を行う。
【0097】つまり、この信号発生指令をFPGA83
に送る。このFPGA83はステップS13のROM8
4へアドレス指定の処理を行う。そして、このROM8
4から読み出された波形データを図示しないA/Dコン
バータを経てさらに増幅回路85で増幅されてアクチュ
エータ39に出力される。つまり、ステップS14の駆
動パルス通電の処理が開始する。
【0098】ステップS15に示すように、アクチュエ
ータ39に流れる駆動信号に対し、電流検出・積分計算
が行われて面積が算出され、次のステップS16で算出
された面積がしきい値より大きいか否かの判断が行われ
る。
【0099】そして、算出された面積がしきい値以下の
場合にはステップS12に戻り、同様の動作を繰り返
し、算出された面積がしきい値より大きいと判断した場
合には、ステップS17に示すように信号停止指令をF
PGA83に出力する。そして、FPGA83はROM
84から波形データの読み出しを行うのを停止し、ステ
ップS18に示すようにアクチュエータ39への通電が
停止することになる。なお、この後に図7(B)に示す
信号Sbをアクチュエータ39に印加してズームレンズ
38を最広角端に設定しても良い。
【0100】本実施の形態では、アクチュエータ39に
駆動信号を連続的に印加し、その際に流れる電流値を検
出して安定した使用状態に設定するものであり、その具
体例として面積を算出してその値が(安定した動作状態
に対応する場合の)しきい値より大きくなった場合に通
電を停止する。
【0101】このため、本実施の形態によれば、ズーム
制御装置の電源を投入する操作を行うと、図13の処理
によりアクチュエータ39を安定した動作状態に設定で
きるので、その後に術者がリモートスイッチを操作した
場合には初期操作或いは初期操作に近い状態で、ズーム
レンズ38を安定して移動させることができる。
【0102】なお、上述の説明では被駆動体としてのズ
ームレンズ38をその移動範囲における最広角端となる
一方の位置或いは中間位置に移動する手段を備えたもの
を説明したが、他方の最拡大端に移動設定する手段を設
けるようにしても良い。
【0103】なお、対物レンズ系34に設けたズームレ
ンズ38としては、移動してフォーカス状態(合焦状
態)に設定するフォーカス光学系でも良く、この場合に
はズームレンズ(正確には変倍レンズ)38の代わりに
フォーカスレンズを用いれば良い。
【0104】また、対物レンズ系34は、変倍した場合
にも、フォーカス距離が変動しないズーム光学系でも良
く、この場合にはズームレンズ(正確には変倍レンズ)
38の代わりにズームレンズを用いれば良い。
【0105】また、対物レンズ系34に回動自在のミラ
ーを設け、このミラーの回動角度をアクチュエータ39
で駆動することにより、観察視野の方向を変更(変換)
するようにしても良い。
【0106】また、アクチュエータ39により駆動され
る被駆動体として、対物レンズ系34の代わりに鉗子起
上台とし、この鉗子起上台を駆動して、鉗子起上台の起
上角度を可変できるようにしても良い。なお、上述した
各実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実
施の形態等も本発明に属する。
【0107】[付記] 1.アクチュエータにより駆動される被駆動体を有する
内視鏡と、着脱自在に前記内視鏡に接続され前記アクチ
ュエータを駆動制御する制御装置とを備えた内視鏡装置
において、前記制御装置に設けられた前記アクチュエー
タの移動信号発生指示手段の出力に応じて、前記被駆動
体を所定の位置に移動するよう前記アクチュエータを駆
動制御する移動制御手段を前記制御装置内を有すること
を特徴とする内視鏡装置。
【0108】1−1.上記移動信号発生指示手段は、前
記制御装置のメイン電源スイッチであることを特徴とす
る付記1に記載の内視鏡装置。 1−1−1.上記移動信号発生指示手段が移動信号を発
生すると、制御手段は、他の制御に優先して前記被駆動
体を所定の位置に移動するよう制御することを特徴とす
る付記1−1に記載の内視鏡装置。
【0109】1−1−2.上記メイン電源スイッチは、
電源ONの操作を行うと移動信号発生手段は移動信号を
発生することを特徴とする付記1−1に記載の内視鏡装
置。 1−1−3.上記メイン電源スイッチの操作は、電源O
FFの操作を行うと、移動信号発生指示手段は移動信号
を発生することを特徴とする付記1−1に記載の内視鏡
装置。
【0110】1−2.上記移動信号発生手段は、前記制
御装置のパネル上に設けられたスイッチであることを特
徴とする付記1に記載の内視鏡装置。 1−2−1.上記移動信号発生手段が移動信号を発生す
ると、制御手段は、他の制御に優先して前記被駆動体を
所定の位置に移動するよう制御することを特徴とする付
記1−2.に記載の内視鏡装置。
【0111】1−3.上記被駆動体はズームレンズであ
ることを特徴とする付記1に記載の内視鏡装置。 1−4.上記被駆動体はフォーカスレンズであることを
特徴とする付記1に記載の内視鏡装置。
【0112】1−5.上記被駆動体は変倍レンズである
ことを特徴とする付記1に記載の内視鏡装置。 1−6.上記被駆動体は処置具起上台であることを特徴
とする付記1に記載の内視鏡装置。
【0113】1−7.上記被駆動体は観察視野方向変換
手段であることを特徴とする付記1に記載の内視鏡装
置。 1−8.上記所定の位置は前記アクチュエータの移動範
囲の一端であることを特徴とする付記1に記載の内視鏡
装置。
【0114】1−8−1.上記一端は広角端であること
を特徴とする付記1−8に記載の内視鏡装置。 1−9.上記所定の位置は前記アクチュエータの移動範
囲の中間位置であることを特徴とする付記1に記載の内
視鏡装置。
【0115】1−10.上記移動制御手段は、上記移動
信号発生指示手段の移動信号を判別する判別手段と、上
記アクチュエータの駆動波形を記憶する波形記憶手段
と、該判別手段の結果によって上記波形記憶手段に該駆
動波形の出力を指示する通電指示手段と、上記波形記憶
手段で記憶された駆動波形を増幅し、その出力が上記ア
クチュエータに接続される増幅回路とからなることを特
徴とする付記1に記載の内視鏡装置。
【0116】1−10−1.上記通電指示手段は、上記
駆動波形を一定時間発生させるよう指示することを特徴
とする付記1−10に記載の内視鏡装置。 1−10−1−1.上記一定時間は、被駆動体の可動範
囲の一端から他端への移動に要する時間より若干大きめ
に設定されることを特徴とする付記1−10−1に記載
の内視鏡装置。
【0117】1−10−1−2.上記一定時間に発生さ
せる駆動波形は、被駆動体を少なくとも1方向に移動さ
せる波形であることを特徴とする付記1−10−1に記
載の内視鏡装置。 1−10−1−3.上記一定時間に発生させる駆動波形
は、被駆動体を2方向に、1往復以上移動させる波形で
あることを特徴とする付記1−10−1に記載の内視鏡
装置。
【0118】1−10−1−3−1.上記往復回数は、
あらかじめ上記移動制御手段に設定された値であること
を特徴とする付記1−10−1−3に記載の内視鏡装
置。 1−10−1−3−2.上記往復回数は、上記アクチュ
エータに流れる電流量の大きさにより決められることを
特徴とする付記1−10−1−3に記載の内視鏡装置。
【0119】1−10−2.上記通電指示手段は、上記
駆動波形を一定パルス数発生させるよう指示することを
特徴とする付記1−10に記載の内視鏡装置。 1−10−2−1.上記一定パルス数は、被駆動体の可
動範囲一端から他端への移動に要するパルス数以上に設
定されることを特徴とする付記1−10−2に記載の内
視鏡装置。
【0120】1−10−2−2.上記駆動波形は、被駆
動体を少なくとも1方向に移動させる波形であることを
特徴とする付記1−10−2に記載の内視鏡装置。 1−10−2−3.上記駆動波形は、被駆動体を2方向
に、1往復以上移動させる波形であることを特徴とする
付記1−10−1に記載の内視鏡装置。
【0121】1−11上記移動制御手段は、上記メイン
電源スイッチのOFFを判別する電源遮断判別手段と、
これとは別に設けられた電源遮断手段と、該電源遮断手
段の遮断を制御する遮断制御手段と、上記アクチュエー
タの駆動波形を記憶する波形記憶手段と、電源遮断判別
手段がメイン電源のOFFを検出すると上記波形記憶手
段に該駆動波形の出力を指示する通電指示手段と、上記
波形記憶手段で記憶された駆動波形を増幅し、その出力
が上記アクチュエータに接続される増幅回路とからな
り、上記電源スイッチがOFFされた後も、所定の時間
だけ、上記遮断制御手段により上記電源遮断手段を遮断
しないよう制御されることを特徴とする付記1に記載の
内視鏡装置。
【0122】1−11−1.上記通電指示手段は、上記
駆動波形を一定時間発生させるよう指示することを特徴
とする付記1−11に記載の内視鏡装置。 1−11−1−1.上記一定時間は、被駆動体の可動範
囲の一端から他端への移動に要する時間より若干大きめ
に設定されることを特徴とする付記1−11−1に記載
の内視鏡装置。
【0123】1−11−1−2.上記一定時間に発生さ
せる駆動波形は、被駆動体を少なくとも1方向に移動さ
せる波形であることを特徴とする付記1−11−1に記
載の内視鏡装置。 1−11−2.上記通電指示手段は、上記駆動波形を一
定パルス数発生させるよう指示することを特徴とする付
記1−11に記載の内視鏡装置。
【0124】1−11−2−1.上記パルス数は、被駆
動体の可動範囲一端から他端への移動に要するパルス数
より若干大きめに設定されることを特徴とする付記1−
11−2に記載の内視鏡装置。 1−11−2−2.上記駆動波形は、被駆動体を少なく
とも1方向に移動させる波形であることを特徴とする付
記1−11−2に記載の内視鏡装置。
【0125】1−12.上記移動制御手段は、上記アク
チュエータを最大スピードで移動させるよう制御するこ
とを特徴とする付記1に記載の内視鏡装置。 1−13.上記アクチュエータは、インパクト型アクチ
ュエータであることを特徴とする付記1に記載の内視鏡
装置。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
クチュエータにより駆動される被写体像を結ぶ対物光学
系を有する内視鏡と、前記内視鏡が着脱自在に接続さ
れ、前記アクチュエータを駆動制御する制御装置とを備
えた内視鏡装置において、前記制御装置に設けられた電
源スイッチの操作により発生される移動指示信号によ
り、前記対物光学系を所定の位置に移動するよう前記ア
クチュエータを駆動制御する移動制御手段を設けている
ので、電源スイッチを操作するのみで移動指示信号が発
生し、移動制御手段により対物光学系を最広角端等の所
定位置に設定でき、内視鏡装置の初期設定の作業を削減
でき、簡単にかつ迅速に内視鏡検査を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の外観
を示す斜視図。
【図2】内視鏡装置の全体構成を示すブロック図。
【図3】内視鏡の外観を示す斜視図。
【図4】内視鏡の先端部に設けたアクチュエータの構造
を示す断面図。
【図5】駆動信号の波形を示す図。
【図6】ズーム制御装置の正面図。
【図7】ズーム制御装置内の概略の構成及び電源スイッ
チをONにした場合のアクチュエータに出力される出力
波形等を示す図。
【図8】本発明の第2の実施の形態におけるズーム制御
装置内の概略の構成及び電源スイッチをOFFにした場
合のアクチュエータに出力される出力波形等を示す図。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるズーム制御
装置内の概略の構成及び優先ワイド復帰スイッチを操作
した場合のアクチュエータに出力される出力波形を示す
図。
【図10】本発明の第4の実施の形態におけるズーム制
御装置の動作内容を示すフローチャート図。
【図11】アクチュエータに印加される信号波形等を示
す図。
【図12】本発明の第5の実施の形態におけるズーム制
御装置の機能的な構成及びアクチュエータに流れる電流
波形例を示す図。
【図13】第5の実施の形態における動作内容を示すフ
ローチャート図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…光源装置 4…ビデイオプロセッサ 5…カラーモニタ 6…ズーム制御装置 7…フットスイッチ 8…挿入部 9…操作部 13…先端部 34…対物レンズ系 35…CCD 38…ズームレンズ 39…アクチュエータ 40…ズームスイッチ 41…駆動部 43…制御回路 44a…T1スイッチ 44b…T2スイッチ 45a…W1スイッチ 45b…W2スイッチ 46…電源スイッチ 49…ステップモードスイッチ 50…スピードモードスイッチ(連続移動モードスイッ
チ) 52…I/O 53…CPU 54…RAM 55…FPGA 56…ROM 57…D/Aコンバータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】従って、体腔内に挿入して内視鏡検査を行
おうとする場合、従来のように広角操作用スイッチ7b
或いはズームスイッチ40のW1スイッチ45a、或い
はW2スイッチ45bを操作しなくても、ズーム制御装
置6の電源スイッチ46をONするのみの操作でその操
作で自動的に最広角端に設定できる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】このため、図7において、電源スイッチ4
6をONからOFFにした操作信号Sc図8(B)参
照)はI/Oポート52を介してCPU53に入力され
ると共に、ズーム制御装置6内に設けたタイマ回路71
のトリガ入力端に印加されるようにしている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1.アクチュエータにより駆動される被写
    体像を結ぶ対物光学系を有する内視鏡と、前記内視鏡が
    着脱自在に接続され、前記アクチュエータを駆動制御す
    る制御装置とを備えた内視鏡装置において、 前記制御装置に設けられた電源スイッチの操作により発
    生される移動指示信号により、前記対物光学系を所定の
    位置に移動するよう前記アクチュエータを駆動制御する
    移動制御手段を有することを特徴とする内視鏡装置。
JP11747598A 1998-04-27 1998-04-27 内視鏡装置 Expired - Fee Related JP3811289B2 (ja)

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