JPH11305760A - 鍵盤楽器の鍵盤装置 - Google Patents
鍵盤楽器の鍵盤装置Info
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- JPH11305760A JPH11305760A JP10131184A JP13118498A JPH11305760A JP H11305760 A JPH11305760 A JP H11305760A JP 10131184 A JP10131184 A JP 10131184A JP 13118498 A JP13118498 A JP 13118498A JP H11305760 A JPH11305760 A JP H11305760A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 比較的単純な構成により、鍵盤の押鍵の強弱
に応じた良好なタッチ感を得ることができる鍵盤楽器の
鍵盤装置を提供する。 【解決手段】 前後方向に延び、支点4に回動自在に支
持された鍵盤2と、この鍵盤2にその押鍵方向と反対方
向の支点4回りの慣性モーメントを付与するとともに、
鍵盤2の押鍵に伴い、慣性モーメントが変化するように
前後方向に移動可能な可動おもり10と、を備えてい
る。
に応じた良好なタッチ感を得ることができる鍵盤楽器の
鍵盤装置を提供する。 【解決手段】 前後方向に延び、支点4に回動自在に支
持された鍵盤2と、この鍵盤2にその押鍵方向と反対方
向の支点4回りの慣性モーメントを付与するとともに、
鍵盤2の押鍵に伴い、慣性モーメントが変化するように
前後方向に移動可能な可動おもり10と、を備えてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアノやオルガン
をはじめとする各種鍵盤楽器の鍵盤装置に関し、特に、
演奏上重要なタッチ感を制御するための機構を備えた鍵
盤楽器の鍵盤装置に関する。
をはじめとする各種鍵盤楽器の鍵盤装置に関し、特に、
演奏上重要なタッチ感を制御するための機構を備えた鍵
盤楽器の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子ピアノなどの鍵盤装置とし
て、アコースティックピアノに近似した鍵盤のタッチ重
さを得るために、鍵盤や、鍵盤がハンマー付きの場合に
はそのハンマーに、おもりを取り付けたものが知られて
いる。このおもりは、所定重さの鉛などで構成されてお
り、このおもりによる慣性モーメントが、鍵盤の押鍵方
向と反対の方向(離鍵方向)に鍵盤に作用するよう、鍵
盤やハンマーの所定位置に固定されている。そして、押
鍵時に、おもりによる慣性モーメントが演奏者の指先に
反力として伝わることによって、所定のタッチ重さが付
与されるようになっている。
て、アコースティックピアノに近似した鍵盤のタッチ重
さを得るために、鍵盤や、鍵盤がハンマー付きの場合に
はそのハンマーに、おもりを取り付けたものが知られて
いる。このおもりは、所定重さの鉛などで構成されてお
り、このおもりによる慣性モーメントが、鍵盤の押鍵方
向と反対の方向(離鍵方向)に鍵盤に作用するよう、鍵
盤やハンマーの所定位置に固定されている。そして、押
鍵時に、おもりによる慣性モーメントが演奏者の指先に
反力として伝わることによって、所定のタッチ重さが付
与されるようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一般に、実際のアコー
スティックピアノでは、鍵盤の押鍵時、これに連結され
たジャックがハンマーを突き上げて回動させるように構
成されているため、鍵盤を強く押鍵したときには、慣性
抵抗が大きくなることで、タッチ重さが重くなり、重厚
なタッチ感が得られるとともに、鍵盤を弱く押鍵したと
きは、慣性抵抗が小さくなることで、軽いタッチ感が得
られ、弱打による微妙な演奏表現を行うことが可能であ
る。これに対して、上記従来の鍵盤装置では、鍵盤やハ
ンマーの所定位置におもりが固定されているため、おも
りによる慣性モーメントがほぼ一定であるとともに、ア
コースティックピアノのようなジャックは一般には存在
しないため、押鍵の強弱による慣性抵抗の変化は非常に
小さい。このため、従来の鍵盤装置では、アコースティ
ックピアノと比較し、鍵盤を強く押鍵したときには、タ
ッチ重さが軽く感じられ、重厚なタッチ感が得られず、
逆に、鍵盤を弱く押鍵したときは、タッチ重さが重く感
じられ、弱打による微妙な演奏表現を行いにくいという
ように、違和感が生じることは避けられない。
スティックピアノでは、鍵盤の押鍵時、これに連結され
たジャックがハンマーを突き上げて回動させるように構
成されているため、鍵盤を強く押鍵したときには、慣性
抵抗が大きくなることで、タッチ重さが重くなり、重厚
なタッチ感が得られるとともに、鍵盤を弱く押鍵したと
きは、慣性抵抗が小さくなることで、軽いタッチ感が得
られ、弱打による微妙な演奏表現を行うことが可能であ
る。これに対して、上記従来の鍵盤装置では、鍵盤やハ
ンマーの所定位置におもりが固定されているため、おも
りによる慣性モーメントがほぼ一定であるとともに、ア
コースティックピアノのようなジャックは一般には存在
しないため、押鍵の強弱による慣性抵抗の変化は非常に
小さい。このため、従来の鍵盤装置では、アコースティ
ックピアノと比較し、鍵盤を強く押鍵したときには、タ
ッチ重さが軽く感じられ、重厚なタッチ感が得られず、
逆に、鍵盤を弱く押鍵したときは、タッチ重さが重く感
じられ、弱打による微妙な演奏表現を行いにくいという
ように、違和感が生じることは避けられない。
【0004】本発明は、このような課題を解決するため
になされたものであり、比較的単純な構成により、鍵盤
の押鍵の強弱に応じた良好なタッチ感を得ることができ
る鍵盤楽器の鍵盤装置を提供することを目的としてい
る。
になされたものであり、比較的単純な構成により、鍵盤
の押鍵の強弱に応じた良好なタッチ感を得ることができ
る鍵盤楽器の鍵盤装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の鍵盤楽器の鍵盤装置は、前後方向に延び、
支点に回動自在に支持された鍵盤と、この鍵盤にその押
鍵方向と反対方向の支点回りの慣性モーメントを付与す
るとともに、鍵盤の押鍵に伴い、慣性モーメントが変化
するように前後方向に移動可能な可動おもりと、を備え
ていることを特徴としている。
め、本発明の鍵盤楽器の鍵盤装置は、前後方向に延び、
支点に回動自在に支持された鍵盤と、この鍵盤にその押
鍵方向と反対方向の支点回りの慣性モーメントを付与す
るとともに、鍵盤の押鍵に伴い、慣性モーメントが変化
するように前後方向に移動可能な可動おもりと、を備え
ていることを特徴としている。
【0006】この鍵盤楽器の鍵盤装置によれば、可動お
もりは、鍵盤の押鍵方向と反対方向の支点回りの慣性モ
ーメントを鍵盤に常時、付与する。また、鍵盤の押鍵に
伴い、可動おもりが前後方向に移動することによって、
慣性モーメントが変化する。そして、このような慣性モ
ーメントの変化に応じて、押鍵時にその反力として演奏
者の指先に伝えられるタッチ重さも変化するので、可動
おもりの移動の仕方を適切に設定することにより、タッ
チ感を適切に制御することができる。
もりは、鍵盤の押鍵方向と反対方向の支点回りの慣性モ
ーメントを鍵盤に常時、付与する。また、鍵盤の押鍵に
伴い、可動おもりが前後方向に移動することによって、
慣性モーメントが変化する。そして、このような慣性モ
ーメントの変化に応じて、押鍵時にその反力として演奏
者の指先に伝えられるタッチ重さも変化するので、可動
おもりの移動の仕方を適切に設定することにより、タッ
チ感を適切に制御することができる。
【0007】この場合、可動おもりは、鍵盤が離鍵位置
にあるときに初期位置に位置するとともに、鍵盤の押鍵
に伴い、初期位置から押鍵速度に応じた移動量で移動す
るように構成されていることが好ましい。
にあるときに初期位置に位置するとともに、鍵盤の押鍵
に伴い、初期位置から押鍵速度に応じた移動量で移動す
るように構成されていることが好ましい。
【0008】この構成によれば、鍵盤の押鍵時、可動お
もりが鍵盤の押鍵速度に応じた所定の位置をとること
で、可動おもりによる慣性モーメント、したがってタッ
チ重さが、鍵盤の押鍵速度に応じて変化するので、押鍵
速度に応じたタッチ感を得ることができる。
もりが鍵盤の押鍵速度に応じた所定の位置をとること
で、可動おもりによる慣性モーメント、したがってタッ
チ重さが、鍵盤の押鍵速度に応じて変化するので、押鍵
速度に応じたタッチ感を得ることができる。
【0009】この場合、可動おもりは、鍵盤の押鍵に伴
い、慣性モーメントが減少する方向に移動するように構
成されているとともに、初期位置からの移動量は、鍵盤
の押鍵速度が小さいほど、大きくなるように設定されて
いることが好ましい。
い、慣性モーメントが減少する方向に移動するように構
成されているとともに、初期位置からの移動量は、鍵盤
の押鍵速度が小さいほど、大きくなるように設定されて
いることが好ましい。
【0010】この構成では、鍵盤の押鍵速度が小さいほ
ど、可動おもりの初期位置からの移動量が大きくなるこ
とで、慣性モーメントが大きく減少する。したがって、
鍵盤を強く押鍵したときには、慣性モーメントが大きい
状態に維持されることで、タッチ重さが重くなり、重厚
なタッチ感が得られるとともに、鍵盤を弱く押鍵したと
きは、慣性モーメントが小さくなることで、軽いタッチ
感が得られ、弱打による微妙な演奏表現を容易に行える
など、通常のアコースティックピアノに合致した良好な
タッチ感を得ることができる。
ど、可動おもりの初期位置からの移動量が大きくなるこ
とで、慣性モーメントが大きく減少する。したがって、
鍵盤を強く押鍵したときには、慣性モーメントが大きい
状態に維持されることで、タッチ重さが重くなり、重厚
なタッチ感が得られるとともに、鍵盤を弱く押鍵したと
きは、慣性モーメントが小さくなることで、軽いタッチ
感が得られ、弱打による微妙な演奏表現を容易に行える
など、通常のアコースティックピアノに合致した良好な
タッチ感を得ることができる。
【0011】また、この場合、鍵盤は、その中央部が支
点に回動自在に支持されるとともに、鍵盤の支点よりも
後ろ側の部分に、前後方向に延びるガイド材が一体に設
けられており、可動おもりは、ガイド材に沿って前後方
向に転動自在に取り付けられていることが好ましい。
点に回動自在に支持されるとともに、鍵盤の支点よりも
後ろ側の部分に、前後方向に延びるガイド材が一体に設
けられており、可動おもりは、ガイド材に沿って前後方
向に転動自在に取り付けられていることが好ましい。
【0012】この構成によれば、鍵盤を押鍵するのに伴
い、鍵盤の支点よりも後ろ側の部分が持ち上がることに
よって、可動おもりは、この部分に一体に設けたガイド
材に沿って、前方の支点側に向かって転動する。この場
合、鍵盤の押鍵速度が大きいときには、可動おもりに作
用する遠心力が大きく且つ押鍵時間も短いことから、そ
の移動量が小さくなり、大きな慣性モーメント、したが
って大きなタッチ重さが得られる一方、鍵盤の押鍵速度
が小さいときには、可動おもりへの遠心力が小さく且つ
押鍵時間が長いことから、その移動量が大きくなり、タ
ッチ重さは軽くなる。このように、タッチ重さが鍵盤の
強打時には重く弱打時には軽いという良好なタッチ感
を、可動おもりをガイド材で案内するという比較的単純
な構成で、実現することができる。また、ガイド材が鍵
盤に直接、設けられているので、可動おもりの移動の応
答性も良好である。
い、鍵盤の支点よりも後ろ側の部分が持ち上がることに
よって、可動おもりは、この部分に一体に設けたガイド
材に沿って、前方の支点側に向かって転動する。この場
合、鍵盤の押鍵速度が大きいときには、可動おもりに作
用する遠心力が大きく且つ押鍵時間も短いことから、そ
の移動量が小さくなり、大きな慣性モーメント、したが
って大きなタッチ重さが得られる一方、鍵盤の押鍵速度
が小さいときには、可動おもりへの遠心力が小さく且つ
押鍵時間が長いことから、その移動量が大きくなり、タ
ッチ重さは軽くなる。このように、タッチ重さが鍵盤の
強打時には重く弱打時には軽いという良好なタッチ感
を、可動おもりをガイド材で案内するという比較的単純
な構成で、実現することができる。また、ガイド材が鍵
盤に直接、設けられているので、可動おもりの移動の応
答性も良好である。
【0013】この場合、ガイド材は、可動おもりが転動
する転動路を有し、この転動路の可動おもりの初期位置
に相当する位置に、可動おもりが係合する第1凹部が形
成されていることが好ましい。
する転動路を有し、この転動路の可動おもりの初期位置
に相当する位置に、可動おもりが係合する第1凹部が形
成されていることが好ましい。
【0014】この構成では、鍵盤が離鍵位置にあると
き、可動おもりが第1凹部に係合し、落ち込んでいるこ
とにより、これをその初期位置に安定して保持でき、鍵
盤が押鍵されたときに、可動おもりを初期位置から押鍵
速度に応じた位置に適切に移動させることができる。
き、可動おもりが第1凹部に係合し、落ち込んでいるこ
とにより、これをその初期位置に安定して保持でき、鍵
盤が押鍵されたときに、可動おもりを初期位置から押鍵
速度に応じた位置に適切に移動させることができる。
【0015】さらにこの場合、転動路の第1凹部から前
方に所定の距離を隔てた位置に、可動おもりが係合する
第2凹部が形成されていること好ましい。
方に所定の距離を隔てた位置に、可動おもりが係合する
第2凹部が形成されていること好ましい。
【0016】この構成では、鍵盤の押鍵時、可動おもり
は、その初期位置から前方に所定距離、移動したとき
に、第2凹部に係合し、落ち込む。その際、可動おもり
が転動路から一瞬、浮いた状態になり、タッチ重さが軽
く感じられることにより、アコースティックピアノのレ
ットオフ感に近似した感覚を得ることができる。
は、その初期位置から前方に所定距離、移動したとき
に、第2凹部に係合し、落ち込む。その際、可動おもり
が転動路から一瞬、浮いた状態になり、タッチ重さが軽
く感じられることにより、アコースティックピアノのレ
ットオフ感に近似した感覚を得ることができる。
【0017】これらの場合、鍵盤を離鍵位置に復帰させ
るための復帰手段をさらに備えていることが好ましい。
るための復帰手段をさらに備えていることが好ましい。
【0018】この構成では、可動おもりとは別個に復帰
手段が設けられているので、押鍵時における可動おもり
の位置にかかわらず、押鍵後、鍵盤を離鍵位置に確実に
復帰させることができる。
手段が設けられているので、押鍵時における可動おもり
の位置にかかわらず、押鍵後、鍵盤を離鍵位置に確実に
復帰させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照しながら説明する。図1〜図3は、本発
明の第1実施形態による電子ピアノの鍵盤装置を示して
いる。なお、鍵盤装置の全体構成を示した図1および図
2では、説明の便宜上、本発明に関わる部分を重点的に
示し、それ以外の細部の構成については省略されてい
る。両図に示すように、この鍵盤装置1は、複数の鍵盤
2(1個の白鍵のみ図示)と、鍵盤2のタッチ重さを制
御するためのタッチ重さ制御機構3を備えている。
を、図面を参照しながら説明する。図1〜図3は、本発
明の第1実施形態による電子ピアノの鍵盤装置を示して
いる。なお、鍵盤装置の全体構成を示した図1および図
2では、説明の便宜上、本発明に関わる部分を重点的に
示し、それ以外の細部の構成については省略されてい
る。両図に示すように、この鍵盤装置1は、複数の鍵盤
2(1個の白鍵のみ図示)と、鍵盤2のタッチ重さを制
御するためのタッチ重さ制御機構3を備えている。
【0020】鍵盤2は、アクリルなどの樹脂で作られ、
その中央部がバランスピン4(支点)に回動自在に支持
されている。バランスピン4は、鍵盤シャーシ5に固定
した筬中6に立設されている。鍵盤2の後部の所定位置
には、鉛などから成る所定重さの固定おもり7(復帰手
段)が埋め込まれていて、その重さにより、鍵盤2に両
図の時計方向のモーメントを常時、付与している。ま
た、鍵盤シャーシ5には、鍵盤2の下面後端部に対向す
る位置に、鍵盤枕8が設けられている。この構成によ
り、鍵盤2は、図2に示す離鍵位置では、固定おもり7
により後部側が下方に回動し、鍵盤枕8に当接すること
によって、後部が前部よりも若干下がった斜めに傾いた
状態で静止している。なお、鍵盤2を離鍵位置に復帰さ
せる復帰手段として、上記固定おもり7に代えて、ばね
などを用いてもよい。
その中央部がバランスピン4(支点)に回動自在に支持
されている。バランスピン4は、鍵盤シャーシ5に固定
した筬中6に立設されている。鍵盤2の後部の所定位置
には、鉛などから成る所定重さの固定おもり7(復帰手
段)が埋め込まれていて、その重さにより、鍵盤2に両
図の時計方向のモーメントを常時、付与している。ま
た、鍵盤シャーシ5には、鍵盤2の下面後端部に対向す
る位置に、鍵盤枕8が設けられている。この構成によ
り、鍵盤2は、図2に示す離鍵位置では、固定おもり7
により後部側が下方に回動し、鍵盤枕8に当接すること
によって、後部が前部よりも若干下がった斜めに傾いた
状態で静止している。なお、鍵盤2を離鍵位置に復帰さ
せる復帰手段として、上記固定おもり7に代えて、ばね
などを用いてもよい。
【0021】タッチ重さ制御機構3は、鍵盤2の後部に
設けられたガイドケース9(ガイド材)と、ガイドケー
ス9内に収容された可動おもり10を備えている。ガイ
ドケース9は、鍵盤2の上面後端部に、取付板9aを介
して一体に取り付けられ、バランスピン4の付近から後
方に鍵盤2と平行に延びており、後端部は鍵盤2から後
方に突出している。また、ガイドケース9は、樹脂など
で構成され、図3に示すように、正方形の一様な断面を
有する中空状に形成されている。
設けられたガイドケース9(ガイド材)と、ガイドケー
ス9内に収容された可動おもり10を備えている。ガイ
ドケース9は、鍵盤2の上面後端部に、取付板9aを介
して一体に取り付けられ、バランスピン4の付近から後
方に鍵盤2と平行に延びており、後端部は鍵盤2から後
方に突出している。また、ガイドケース9は、樹脂など
で構成され、図3に示すように、正方形の一様な断面を
有する中空状に形成されている。
【0022】可動おもり10は、鋼球などから成る球状
のものであり、ガイドケース9内にほぼぴったりと嵌ま
る径を有し、前後方向以外にはほとんど遊びのない状態
で、ガイドケース9内を前後方向に滑らかに転動するよ
うになっている。
のものであり、ガイドケース9内にほぼぴったりと嵌ま
る径を有し、前後方向以外にはほとんど遊びのない状態
で、ガイドケース9内を前後方向に滑らかに転動するよ
うになっている。
【0023】次に、上記構成の鍵盤装置1の動作を説明
する。まず、鍵盤2が図2に示す離鍵位置にある状態で
は、前述したように、鍵盤2は固定おもり7の作用によ
り、鍵盤枕8に当接し、斜め後ろ下がりに若干傾いてい
る。また、鍵盤2と平行なガイドケース9も同様に傾斜
しており、その結果、可動おもり10はガイドケース9
の後壁に当接していて、最後位置である初期位置A0 に
位置している。
する。まず、鍵盤2が図2に示す離鍵位置にある状態で
は、前述したように、鍵盤2は固定おもり7の作用によ
り、鍵盤枕8に当接し、斜め後ろ下がりに若干傾いてい
る。また、鍵盤2と平行なガイドケース9も同様に傾斜
しており、その結果、可動おもり10はガイドケース9
の後壁に当接していて、最後位置である初期位置A0 に
位置している。
【0024】この離鍵位置から、鍵盤2の前部を押鍵す
ると(図2の矢印C)、図1に示すように、その後部お
よびガイドケース9が上方に回動することにより、可動
おもり10は、その初期位置A0 から、押鍵速度に応じ
た移動量で前方に移動する。より具体的には、鍵盤2の
押鍵速度が大きい場合、すなわち鍵盤2を強打した場合
には、可動おもり10に作用する遠心力が大きく且つ押
鍵時間も短いことから、可動おもり10はほとんど移動
せず、初期位置A0 に留まる。このとき、バランスピン
4と可動おもり10の間の距離Lが最大距離LMAX にな
り、バランスピン4回りの慣性モーメント、したがって
タッチ重さが最大になるので、重厚なタッチ感を得るこ
とができる。
ると(図2の矢印C)、図1に示すように、その後部お
よびガイドケース9が上方に回動することにより、可動
おもり10は、その初期位置A0 から、押鍵速度に応じ
た移動量で前方に移動する。より具体的には、鍵盤2の
押鍵速度が大きい場合、すなわち鍵盤2を強打した場合
には、可動おもり10に作用する遠心力が大きく且つ押
鍵時間も短いことから、可動おもり10はほとんど移動
せず、初期位置A0 に留まる。このとき、バランスピン
4と可動おもり10の間の距離Lが最大距離LMAX にな
り、バランスピン4回りの慣性モーメント、したがって
タッチ重さが最大になるので、重厚なタッチ感を得るこ
とができる。
【0025】一方、鍵盤の押鍵速度が小さい場合、すな
わち鍵盤2を弱打した場合には、可動おもり10に作用
する遠心力が小さく且つ押鍵時間が長いことから、可動
おもり10はガイドケース9に沿って前方に大きく移動
し、ガイドケース9の最前位置である位置A1 に達す
る。したがって、バランスピン4と可動おもり10の間
の距離Lは最小距離LMIN になり、バランスピン4回り
の慣性モーメントが最小になることによって、非常に軽
いタッチ感が得られ、弱打による微妙な演奏表現を容易
に行うことができる。また、鍵盤2の押鍵速度が中程度
の場合には、可動おもり10が、押鍵速度に応じた、上
記位置A0 とA1 の中間の位置A2 に移動して、上記距
離Lが中間距離LMED になることで、中間のタッチ重さ
が得られる。
わち鍵盤2を弱打した場合には、可動おもり10に作用
する遠心力が小さく且つ押鍵時間が長いことから、可動
おもり10はガイドケース9に沿って前方に大きく移動
し、ガイドケース9の最前位置である位置A1 に達す
る。したがって、バランスピン4と可動おもり10の間
の距離Lは最小距離LMIN になり、バランスピン4回り
の慣性モーメントが最小になることによって、非常に軽
いタッチ感が得られ、弱打による微妙な演奏表現を容易
に行うことができる。また、鍵盤2の押鍵速度が中程度
の場合には、可動おもり10が、押鍵速度に応じた、上
記位置A0 とA1 の中間の位置A2 に移動して、上記距
離Lが中間距離LMED になることで、中間のタッチ重さ
が得られる。
【0026】以上のように、本実施形態の鍵盤装置1に
よれば、鍵盤2の押鍵時、可動おもり10が鍵盤2の押
鍵速度に応じた移動量で移動することによって、タッチ
重さが鍵盤2の強打時には重く弱打時には軽いという、
通常のアコースティックピアノに合致した良好なタッチ
感を得ることができる。また、このような良好なタッチ
感を、可動おもり10をガイドケース9で案内するとい
う比較的単純な構成で、実現することができる。また、
ガイドケース9が鍵盤2に直接、設けられているので、
可動おもり10の移動の応答性も良好である。
よれば、鍵盤2の押鍵時、可動おもり10が鍵盤2の押
鍵速度に応じた移動量で移動することによって、タッチ
重さが鍵盤2の強打時には重く弱打時には軽いという、
通常のアコースティックピアノに合致した良好なタッチ
感を得ることができる。また、このような良好なタッチ
感を、可動おもり10をガイドケース9で案内するとい
う比較的単純な構成で、実現することができる。また、
ガイドケース9が鍵盤2に直接、設けられているので、
可動おもり10の移動の応答性も良好である。
【0027】図4は、本発明の第2実施形態による鍵盤
装置を示している。この鍵盤装置1は、上述した第1実
施形態と比較し、タッチ重さ制御機構3の可動おもり1
0およびこれを案内するガイド材の構成のみが異なるも
のである。具体的には、ガイド材は、前後方向に延びる
ガイド溝11をそれぞれ形成した左右一対のガイドレー
ル12、12で構成されている。また、可動おもり10
は、円板状の本体部10aと、その両面から突出するピ
ン10b(一方のみ図示)で構成されており、このピン
10bがガイドレール12のガイド溝11に沿って転動
することにより、可動おもり10が前後方向に移動する
ようになっている。したがって、この実施形態において
も、鍵盤2の押鍵時、可動おもり10が押鍵速度に応じ
た移動量で移動するので、前述した第1実施形態とまっ
たく同様の効果を得ることができる。
装置を示している。この鍵盤装置1は、上述した第1実
施形態と比較し、タッチ重さ制御機構3の可動おもり1
0およびこれを案内するガイド材の構成のみが異なるも
のである。具体的には、ガイド材は、前後方向に延びる
ガイド溝11をそれぞれ形成した左右一対のガイドレー
ル12、12で構成されている。また、可動おもり10
は、円板状の本体部10aと、その両面から突出するピ
ン10b(一方のみ図示)で構成されており、このピン
10bがガイドレール12のガイド溝11に沿って転動
することにより、可動おもり10が前後方向に移動する
ようになっている。したがって、この実施形態において
も、鍵盤2の押鍵時、可動おもり10が押鍵速度に応じ
た移動量で移動するので、前述した第1実施形態とまっ
たく同様の効果を得ることができる。
【0028】図5は、第1実施形態の変形例を示してい
る。この変形例は、第1実施形態に対し、可動おもり1
0の転動路であるガイドケース9の下面の、可動おもり
10の初期位置に相当する位置、およびそこから前方に
所定の距離を隔てた位置に、可動おもり10が落ち込む
ように係合する第1および第2の凹部13、14をそれ
ぞれ形成したものである。
る。この変形例は、第1実施形態に対し、可動おもり1
0の転動路であるガイドケース9の下面の、可動おもり
10の初期位置に相当する位置、およびそこから前方に
所定の距離を隔てた位置に、可動おもり10が落ち込む
ように係合する第1および第2の凹部13、14をそれ
ぞれ形成したものである。
【0029】この変形例によれば、鍵盤2が離鍵位置に
あるとき、可動おもり10が第1凹部13に落ち込んで
いることにより、これをその初期位置に安定して保持で
き、鍵盤2が押鍵されたときに、可動おもり10を初期
位置から押鍵速度に応じた位置に適切に移動させること
ができる。また、鍵盤2の押鍵時、可動おもり10は、
その初期位置から前方に所定距離、移動したときに、第
2凹部14に落ち込む。その際、可動おもり10がガイ
ドケース9の下面から一瞬、浮いた状態になり、タッチ
重さが軽く感じられることにより、アコースティックピ
アノのレットオフ感に近似した感覚を得ることができ
る。
あるとき、可動おもり10が第1凹部13に落ち込んで
いることにより、これをその初期位置に安定して保持で
き、鍵盤2が押鍵されたときに、可動おもり10を初期
位置から押鍵速度に応じた位置に適切に移動させること
ができる。また、鍵盤2の押鍵時、可動おもり10は、
その初期位置から前方に所定距離、移動したときに、第
2凹部14に落ち込む。その際、可動おもり10がガイ
ドケース9の下面から一瞬、浮いた状態になり、タッチ
重さが軽く感じられることにより、アコースティックピ
アノのレットオフ感に近似した感覚を得ることができ
る。
【0030】図6は、第2実施形態の変形例を示してい
る。この変形例は、上述した図5の変形例と同様の目的
で、第2実施形態に対し、可動おもり10の転動路であ
るガイドレール12のガイド溝11の下縁に、可動おも
り10のピン10bが落ち込むように係合する第1およ
び第2の凹部15、16を同様の位置にそれぞれ形成し
たものである。したがって、この変形例においても、図
5の変形例とまったく同様の効果を得ることができる。
る。この変形例は、上述した図5の変形例と同様の目的
で、第2実施形態に対し、可動おもり10の転動路であ
るガイドレール12のガイド溝11の下縁に、可動おも
り10のピン10bが落ち込むように係合する第1およ
び第2の凹部15、16を同様の位置にそれぞれ形成し
たものである。したがって、この変形例においても、図
5の変形例とまったく同様の効果を得ることができる。
【0031】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、タッチ重さ制御機構3の構成、すなわち可動お
もり10およびこれを案内するガイド材は、実施形態で
例示した以外の任意の構成とすることができる。また、
実施形態ではタッチ重さ制御機構3を鍵盤2に設けてい
るが、鍵盤装置がハンマー付きのタイプの場合、これを
ハンマーに設けてもよい。
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、タッチ重さ制御機構3の構成、すなわち可動お
もり10およびこれを案内するガイド材は、実施形態で
例示した以外の任意の構成とすることができる。また、
実施形態ではタッチ重さ制御機構3を鍵盤2に設けてい
るが、鍵盤装置がハンマー付きのタイプの場合、これを
ハンマーに設けてもよい。
【0032】さらに、実施形態は、本発明を電子ピアノ
に適用し、アコースティックピアノに近似したタッチ感
を得るようにした例であるが、本発明は、他のタイプの
電子鍵盤楽器、さらには電子鍵盤楽器以外の鍵盤楽器、
例えばオルガンなどに適用することはもとより、アコー
スティックピアノの複雑なアクションに代わる簡易なア
クションとして、適用することも可能である。その他、
本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更する
ことができる。
に適用し、アコースティックピアノに近似したタッチ感
を得るようにした例であるが、本発明は、他のタイプの
電子鍵盤楽器、さらには電子鍵盤楽器以外の鍵盤楽器、
例えばオルガンなどに適用することはもとより、アコー
スティックピアノの複雑なアクションに代わる簡易なア
クションとして、適用することも可能である。その他、
本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更する
ことができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の鍵盤楽器
の鍵盤装置は、比較的単純な構成により、鍵盤の押鍵の
強弱に応じた良好なタッチ感を得ることができるなどの
効果を有している。
の鍵盤装置は、比較的単純な構成により、鍵盤の押鍵の
強弱に応じた良好なタッチ感を得ることができるなどの
効果を有している。
【図1】本発明の第1実施形態による電子ピアノの鍵盤
装置の押鍵状態における側面図である。
装置の押鍵状態における側面図である。
【図2】図1の鍵盤装置の離鍵状態における側面図であ
る。
る。
【図3】図1の鍵盤装置のタッチ重さ制御機構を示す部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態による鍵盤装置のタッチ
重さ制御機構を示す部分斜視図である。
重さ制御機構を示す部分斜視図である。
【図5】図3のタッチ重さ制御機構の変形例を示す部分
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図4のタッチ重さ制御機構の変形例を示す部分
斜視図である。
斜視図である。
1 鍵盤装置 2 鍵盤 3 タッチ重さ制御機構 4 バランスピン 7 固定おもり 9 ガイドケース 10 可動おもり 11 ガイド溝 12 ガイドレール 13 第1凹部 14 第2凹部 15 第1凹部 16 第2凹部
Claims (7)
- 【請求項1】 前後方向に延び、支点に回動自在に支持
された鍵盤と、 この鍵盤にその押鍵方向と反対方向の前記支点回りの慣
性モーメントを付与するとともに、前記鍵盤の押鍵に伴
い、前記慣性モーメントが変化するように前後方向に移
動可能な可動おもりと、 を備えていることを特徴とする鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項2】 前記可動おもりは、前記鍵盤が離鍵位置
にあるときに初期位置に位置するとともに、前記鍵盤の
押鍵に伴い、前記初期位置から押鍵速度に応じた移動量
で移動するように構成されていることを特徴とする、請
求項1に記載の鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項3】 前記可動おもりは、前記鍵盤の押鍵に伴
い、前記慣性モーメントが減少する方向に移動するよう
に構成されているとともに、前記初期位置からの前記移
動量は、前記鍵盤の押鍵速度が小さいほど、大きくなる
ように設定されていることを特徴とする、請求項2に記
載の鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項4】 前記鍵盤は、その中央部が前記支点に回
動自在に支持されるとともに、前記鍵盤の前記支点より
も後ろ側の部分に、前後方向に延びるガイド材が一体に
設けられており、前記可動おもりは、前記ガイド材に沿
って前後方向に転動自在に取り付けられていることを特
徴とする、請求項3に記載の鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項5】 前記ガイド材は、前記可動おもりが転動
する転動路を有し、この転動路の前記可動おもりの初期
位置に相当する位置に、前記可動おもりが係合する第1
凹部が形成されていることを特徴とする、請求項4に記
載の鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項6】 前記転動路の前記第1凹部から前方に所
定の距離を隔てた位置に、前記可動おもりが係合する第
2凹部が形成されていることを特徴とする、請求項5に
記載の鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項7】 前記鍵盤を離鍵位置に復帰させるための
復帰手段をさらに備えていることを特徴とする、請求項
2ないし6のいずれかに記載の鍵盤楽器の鍵盤装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131184A JPH11305760A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 鍵盤楽器の鍵盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10131184A JPH11305760A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 鍵盤楽器の鍵盤装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11305760A true JPH11305760A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=15051990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10131184A Pending JPH11305760A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 鍵盤楽器の鍵盤装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11305760A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008014683A1 (fr) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Shenyang Boyun Electronic Technology Limited Company | Composant de touche destiné à simuler un contact de main classique et instrument de clavier électrique comportant ce composant |
| CN104835484A (zh) * | 2014-02-06 | 2015-08-12 | 雅马哈株式会社 | 反作用力产生器 |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP10131184A patent/JPH11305760A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008014683A1 (fr) * | 2006-07-24 | 2008-02-07 | Shenyang Boyun Electronic Technology Limited Company | Composant de touche destiné à simuler un contact de main classique et instrument de clavier électrique comportant ce composant |
| CN104835484A (zh) * | 2014-02-06 | 2015-08-12 | 雅马哈株式会社 | 反作用力产生器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040419 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060421 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060502 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060905 |